JP4637977B2 - リモコン受信制御装置 - Google Patents

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    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems
    • G08C19/16Electric signal transmission systems in which transmission is by pulses
    • G08C19/28Electric signal transmission systems in which transmission is by pulses using pulse code
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C25/00Arrangements for preventing or correcting errors; Monitoring arrangements

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リモコン受信制御装置に関し、特に、リモコン送信装置から送信された信号を受信して、受信した信号中の各種データを主制御装置に通知するリモコン受信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、リモコンでコントロールできる様々な製品が家電メーカ各社により生産、出荷されている。
以下、リモコン信号について説明する。
図1は、リモコン信号のフォーマットを示す図である。
【0003】
ここで、リモコン信号とは、リモコン送信装置から送信される信号をいう。
リモコン信号は、リーダー部101、データ部102、トレーラー部103の3部から構成される。
データ部102は、メーカコード104、パリティ105、機器コード106、データコード107から構成され、0又は1という値を示すビットデータの集合で種々の意味を示す。以下、データ部102が示すデータの実体、即ちビットデータの集合を、制御データという。
【0004】
このフォーマットは、家電製品協会推奨フォーマットに従ったものである。なお、各社により独自のフォーマット又はこの家電製品協会推奨フォーマットを採用している。
以下、上記フォーマットのリモコン信号を受信する従来のリモコン受信制御装置について図12、図13を用いて説明する。
【0005】
図12は、従来のリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置2500及びCPU2517から構成される。
リモコン受信制御装置2500は、入力信号がLowレベルからHighレベルに変化することを検出するエッジ検出部2501と、エッジ検出部2501にて検出されるエッジ間の時間を測定するエッジ間隔測定カウンタ2502と、エッジ検出部2501でのエッジ検出ごとにエッジ間隔測定カウンタ2502の値に応じてリモコン信号のフォーマットの先頭を示すリーダー、リモコン信号のフォーマットの終了を示すトレーラー、及びデータ部のビットデータの0,1を識別するリモコン信号識別部2503と、リモコン信号識別部2503で0,1に識別されたビットデータを逐次シフトさせながら格納する受信データシフトレジスタ2507と、受信データシフトレジスタ2507に格納されるビットデータ数をカウントするデータ受信カウンタ2508と、受信データシフトレジスタ2507から転送されるデータを格納しておきCPUからのアクセスに応じて出力する受信データ格納部2515と、CPUへの割込み信号を発生する割込み制御部2516とを備える。
【0006】
リモコン信号識別部2503は、リーダーを検出するリーダー検出部2504と、0又は1の値を判定するデータ判定部2505とトレーラーを検出するトレーラー検出部2506を有する。
また、CPU2517は、リモコン受信制御装置2500から受信データを取得して、リモコン受信システムが接続されている各種機器及び機器の各部を制御する。
【0007】
図13は、従来のリモコン受信制御装置における受信したリモコンコードの処理手順を示すフローチャートである。
ここで、リモコンコードとは、リモコン信号のうちリーダー部からトレーラー部までをいう。
データ受信カウンタ2508とエッジ間隔測定カウンタ2502とを0に初期化し(ステップS2601)、リモコン送信装置からの信号が入力されるのを待つ(ステップS2602)。
【0008】
エッジ検出部2501によって入力信号のエッジが検出されない間、エッジ間隔測定カウンタ2502はインクリメントを続ける(ステップS2603)。
エッジ検出部2501でエッジが検出されると、エッジ間隔測定カウンタ2502は、カウンタ値をリモコン信号識別部2503へ出力(ステップS2604)した後、カウンタ値を0に初期化する(ステップS2605)。
【0009】
リモコン信号識別部2503は入力するカウンタ値に応じてその後の処理を選択する(ステップS2606)。
カウンタ値がリーダー検出を示す時、リモコン信号識別部2503は、その内容を割込み制御部2516に通知し、割込み制御部2516は、CPU2517に対し、リーダー検出の割込みを通知し(ステップS2606)、次のエッジ入力を待つ(ステップS2602)。
【0010】
カウンタ値が0,1のデータを示す場合(ステップS2606)、リモコン信号識別部2503はデータ判定部2505において0又は1を判定して受信したビットデータを受信データシフトレジスタ2507に転送し(ステップS2607)、データ受信カウンタ2508の値をインクリメントする(ステップS2608)。
インクリメントされたデータ受信カウンタ2508の値が受信データシフトレジスタ2507の容量nに到達した時(ステップS2609)、データ受信カウンタ2508は受信データシフトレジスタ2507から格納値が受信データ格納部2515へ転送するように制御し(ステップS2610)、データ受信カウンタ2508を0に初期化する(ステップS2612)とともに、nビット受信した旨を割込み制御部2516に通知し、割込制御部2516はCPU2517に対しnビット受信の割込みを通知し(ステップS2613)、次のエッジ入力を待つ(ステップS2602)。
【0011】
インクリメントされたデータ受信カウンタ2508の値がnに到達しない(ステップS2609)場合には、ステップS2611〜ステップS2613の処理は行なわずに、次のエッジ入力を待つ(ステップS2602)ことになる。リモコン信号識別部2503に入力したエッジ間隔測定カウンタ2502のカウンタ値がトレーラーを示す時(ステップS2606)、リモコン信号識別部2503は、その内容を割込制御部2516に通知し、割込制御部2516はCPU2517に対しトレーラー検出の割込みを通知する(ステップS2614)。
【0012】
なお、CPU2517はnビット受信の割込みを受け付けると、受信データ格納部2515からnビットの受信データをCPU2517に接続されている記憶装置等に取り込む。
従ってCPU2517は、リーダー検出の割込から始まって、トレーラー検出の割込を受け付けるまでを、1つのリモコンデータとして扱うことができ、リーダー検出の割込み以後、トレーラー検出の割込みを受け付けるまでに、記憶装置等に取り込んだ受信データの全てである制御データの値に応じて、リモコン受信システムに接続されている各種機器や機器の各部を制御する。
【0013】
なお、リーダー検出の割込み、トレーラー検出の割込み、nビット受信の割込みは、CPUにおいては、制御データを得るために必要とするものである。
上述のように、従来のリモコン受信制御装置は、受信したビットデータを欠落することなくCPUへ伝達する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般にリモコン送信装置はユーザ操作によるリモコンキー押下に対して同一のリモコンコードを複数繰り返して送信するのであるが、従来のリモコン受信制御装置では、重複する同一のリモコンコードを受信した場合でもCPUへ割込みをかけCPUに対し受信データの読み出しを要求する。
【0015】
従って、従来のリモコン受信制御装置は、ユーザ操作によるリモコンキー押下に対応する最低限必要な処理の複数倍の割込み確認処理や受信データ読出し処理を必要とするため、無駄なCPU負荷を発生するという問題点がある。
前記CPUはリモコン受信制御装置が接続された各種機器、機器の各部分を制御しているものであるため、無駄なCPU負荷により当該機器の動作が遅延する等といった問題を生ずる。
【0016】
特に、デジタル放送受信装置等のようなデジタル機器においては、機器内の各部の制御をCPUが行っているため、無駄なCPU負荷は、機器のもつ種々の性能を低下させる。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされてものであり、CPUにかける負荷を削減するリモコン受信制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るリモコン受信制御装置は、リモコンによる操作に対応して送られてくる制御データを逐次受信して主制御装置に当該制御データに関する情報を通知するリモコン受信制御装置であって、一の制御データとその前に受信した制御データとが連続しているか否かを判断する連続性判断手段と、前記主制御装置に対して制御データに関する情報を通知する通知手段と、前記連続性判断手段が一の制御データと前の制御データとが連続していると判断した場合には当該一の制御データの前記通知手段による通知を抑止し、他の場合には前記通知手段に通知をさせる通知制御手段を備えることを特徴とする。
【0018】
即ち、本発明に係るリモコン受信制御装置は、利用者の操作によって押下されたリモコンキーに対応するリモコン信号がリモコン送信装置によって繰り返し送られてきた場合に、これを受信して1回だけ主制御装置であるCPUに通知する。
これによって、CPUの負荷を軽減するリモコン受信制御装置が実現される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1では、本発明に係るリモコン受信制御装置について、従来技術での説明に用いたのと同一のフォーマットのリモコン信号(図1)を受信した場合を例にとって説明する。
【0020】
なお、ここでデータコード107(図1参照)のサイズは2バイトとであるとし、従って制御データは6バイトであるとする。
図2は、実施の形態1におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置3000とCPU3170とから構成される。本リモコン受信システムは、デジタル放送受信装置の一部を構成するものであり、CPU3170は、デジタル放送の受信に関わる多様な制御を行っている。
【0021】
なお、リモコン信号は、デジタル放送を視聴する利用者によって、見たい番組にチャネルを替える等のためにリモコンが操作されたときに送られてくる。
リモコン受信制御装置3000は、エッジ検出部3010と、エッジ間隔測定カウンタ3020と、リモコン信号識別部3030と、受信データシフトレジスタ3070と、データ受信カウンタ3080と、連続性判断部3100と、受信データ記憶部3150と、比較部3152と、CPU3170に渡すデータを記憶する出力データ格納部3400と、CPU3170にデータ読出し要求の割込をかけるための割込制御部3160と、出力転送部3310と、出力制御部3300と、通知制御部3200とを備える。
【0022】
エッジ検出部3010は、入力信号がLowレベルからHighレベルに変化することを検出し、エッジ間隔測定カウンタ3020は、エッジ検出部3010により検出されるエッジ間の時間を測定する。リモコン信号識別部3030は、エッジ検出部3010のエッジ検出ごとにエッジ間隔測定カウンタ3020の値に応じてリモコン信号のフォーマットの先頭を示すリーダー、リモコン信号のフォーマットの終了を示すトレーラー、及びデータ部のビットデータの0,1を識別する。
【0023】
また、リモコン信号識別部3030は、リーダーを検出するリーダー検出部3040と、受信した信号を0又は1と判定してビットデータとして受信データシフトレジスタ3070にデータを送出し、データ受信カウンタ3080のカウントを進めるデータ判定部3050と、トレーラーを検出して連続性判断部3100及び通知制御部3200に通知するトレーラー検出部3060とを有する。
【0024】
受信データシフトレジスタ3070は、リモコン信号識別部3030で0,1に識別されたビットデータを逐次シフトさせながら格納し、データ受信カウンタ3080は、受信データシフトレジスタ3070に格納されるビットデータ数をカウントする。
また、連続性判断部3100は、リモコン信号識別部3030のトレーラー検出に基づき受信した制御データとそれ以前に受信した制御データとの時間間隔が所定間隔以下か否かを判断するものであり、経過時間の値を記憶する経過時間記憶部3110と、経過時間記憶部に記憶している値を時間の経過とともに増加する経過時間測定部3120と、リモコン信号識別部3030からトレーラー検出の通知を受けた時に経過時間記憶部3110に格納している経過時間の値と所定間隔の値とを比較する比較判断部3130とを有する。ここで、所定間隔の値とは、200ミリ秒を示す値をいう。
【0025】
受信データ記憶部3150は、受信データシフトレジスタ3070からのデータを蓄積して保持し、前受信データ記憶部3151は、受信データ記憶部から転送されたデータを保持する。データ比較部3152は、受信データ記憶部3150と前受信データ記憶部3151との内容を比較する。
出力転送部3310は、受信データ記憶部3150の内容を出力データ格納部に転送するためのものであり、出力制御部3300は、出力転送部3310に転送指示を与え割込制御部3160に割込をかけさせるためのものであり、通知制御部3200は、リモコン信号識別部3030からトレーラー検出の通知を受けて連続性判断部3100を参照し出力制御部3300に出力指示を行う。
【0026】
即ち、通知制御部3200はリモコン信号識別3030からトレーラー検出の通知を受けると連続性判断部3100を参照して、経過時間が所定間隔以下、即ち200ミリ秒以下の場合は出力制御部3300の出力を抑止し、他の場合には出力制御部3300に出力させる。ただし、データ比較部3152が受信データ記憶部3150の格納されている制御データと前受信データ記憶部3151に格納されている制御データとが異なっている旨の結果を示している場合は、前記の抑止は行わず出力制御部3300に出力させる。
【0027】
なお、受信データ記憶部3150及び前受信データ記憶部3151のサイズはいずれも制御データのサイズと同じ6バイトである。
また、出力データ格納部は、FIFOアクセスされるメモリで60バイトである。
従って、受信データ記憶部3150には受信データシフトレジスタ3070から送られたビットデータが蓄積され制御データが格納されることになる。
【0028】
次に、以上のように構成された実施の形態1におけるリモコン受信制御装置の動作を図3を用いて説明する。
図3は、実施の形態1におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
まず、データ受信カウンタ3080とエッジ間隔測定カウンタ3020とを0に初期化し(ステップS4010)、リモコン送信装置からの信号が入力されるのを待つ(ステップS4020)。
【0029】
エッジ検出部3010によって入力信号のエッジが検出されない間、エッジ間隔測定カウンタ3020はインクリメントを続ける(ステップS4030)。
エッジ検出部3010でエッジが検出されると、エッジ間隔測定カウンタ3020は、カウンタ値をリモコン信号識別部3030へ出力(ステップS4040)した後、カウンタ値を0に初期化する(ステップS4050)。
【0030】
リモコン信号識別部3030は入力するエッジ間隔測定カウンタのカウンタ値に応じてその後の処理を選択する(ステップS4060)。
リモコン信号はリーダー、データ、トレーラーの繰り返しであるため、その内容に応じて以後の処理はそれぞれステップS4070、ステップS4080、ステップS4130に分かれる。
【0031】
カウンタ値がリーダー検出を示す時、リーダー検出部3040は、データ受信カウンタ3080の値を0に初期化して(ステップS4070)、次なるエッジ検出に戻る(ステップS4020)。
カウンタ値が0又は1のデータを示す場合(ステップS4060)は、データ判定部3050は、0又は1を判定して受信したビットデータを受信データシフトレジスタ3070に転送し(ステップS4080)、データ受信カウンタ3080の値をインクリメントする(ステップS4090)。
【0032】
インクリメントされたデータ受信カウンタ3080の値が受信データシフトレジスタ3070の容量nに到達した時(ステップS4100)、データ受信カウンタ3080は受信データシフトレジスタ3070から格納値が受信データ記憶部3150へ転送するように制御し(ステップS4110)、データ受信カウンタ3080を0に初期化する(ステップS4120)。
【0033】
インクリメントされたデータ受信カウンタ3080の値がnに到達しない(ステップS4100)場合には、ステップS4110、ステップS4120の処理は行なわずに、次のエッジ入力を待つステップS4020に戻る。
このように、制御データはリモコン信号識別部3030により0又は1のデータとして検出され受信データシフトレジスタ3070を介されて受信データ記憶部3150に蓄積されることになる。
【0034】
また、リモコン信号識別部3030に入力したエッジ間隔測定カウンタ3020のカウンタ値がトレーラーを示す場合は(ステップS4060)、トレーラー検出部3060は、その旨を連続性判断部3100及び通知制御部3200に通知して、次のステップS4130での判断が始まる。
通知制御部3200は、データ比較部3152による受信データ記憶部3150の内容と前受信データ記憶部の内容とを比較結果を判断して出力制御部を制御する(ステップS4130)。データ比較部3152による比較結果が相違の旨を示す場合には、ステップS4160に進み、比較結果が同一の旨を示す場合には、ステップS4140に進む。
【0035】
ここで、受信データ記憶部3150には、今受信したばかりの制御データが格納されており、前受信データ記憶部3151には、その前に受信した制御データが格納されている。ただし、リモコン受信制御装置起動した時点では、前受信データ記憶部3151の内容は0である。
なお、受信した制御データとその前に受信した制御データが異なれば、新しく受信した制御データについてCPUに通知する必要があるため、この比較は行われる。
【0036】
データ比較部3152は、データを比較した後に受信データ記憶部3150から前受信データ記憶部3151に制御データを転送する(ステップS4140及びS4160)。
上記の比較結果が同一の場合は、通知制御部3200は連続性判断部3100によって今受信した制御データは連続してきたものかを判断する(ステップS4150)。
【0037】
ここで通知制御部3200は、トレーラー検出部3060からの通知を利用して、前回のトレーラーの受信から200ミリ秒以内にトレーラーを受信したか否かを基準として、制御データが連続してきたものか、断続的に送られてきたものかを判断する。
なお、制御データが連続的に送られてきた場合は、最初の1つをCPUに通知すれば十分であるが、断続的に送られてきた場合には、利用者の複数回断続押下といったリモコンキー操作によって発生した制御データである可能性があるためCPUに通知する必要がある。
【0038】
制御データが連続して送られてきていないと判断した場合(ステップS4150)、通知制御部3200は、出力制御部3300を制御し、出力転送部3310を介して受信データ記憶部3150から制御データを出力データ格納部3400に転送させ(ステップS4170)、CPU3170に割込制御部3160を介して割込みをかけさせ(ステップS4180)、これによりリーダーからトレーラーまでの信号の処理を終了する。
【0039】
また、制御データが連続して送られてきたと判断した場合(ステップS4150)は、リーダーからトレーラーまでの信号の処理を終了する。
但し、リモコン信号はリーダーからトレーラーまでが繰り返し送られてくるので、図3に示すフロー全体は繰り返し実行されるものである。
このようにして、本発明に係るリモコン受信制御装置は、受信した制御データのうち重複して送られたものを除いてCPUへ伝達する。
【0040】
(実施の形態2)
実施の形態2では、本発明に係るリモコン受信制御装置について、従来技術での説明と同一のフォーマットのリモコン信号(図1)を受信した場合を例にとって説明する。
図4は、実施の形態2におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【0041】
ここで、実施の形態1と同様であるものには同一の符号を付している。
ここでは、実施の形態1と同様のものについては説明を簡略にする。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置3500とCPU3170とから構成される。本リモコン受信システムは、デジタル放送受信装置の一部を構成するものであり、CPU3170は、デジタル放送の受信に関わる多様な制御を行っている。
【0042】
リモコン受信制御装置3500は、エッジ検出部3010と、エッジ間隔測定カウンタ3020と、リモコン信号識別部3030と、受信データシフトレジスタ3070と、データ受信カウンタ3080と、連続性判断部3100と、受信データ記憶部3150と、前受信データ記憶部3151と、データ比較部3152と、出力データ格納部3400と、割込制御部3160と、制御データとコマンドを対応付けた情報を記憶するコマンド情報記憶部3530と、受信データ記憶部3150に格納されている制御データを参照してコマンド情報記憶部3530の中から当該制御データに対応するコマンドを出力データ格納部に転送するための出力転送部3540と、CPUに連続して通知する必要がある制御データの情報を記憶している連続通知要否情報記憶部3511と、連続通知要否情報記憶部3511を参照して受信データ記憶部3150に格納されて制御データがCPUに連続して通知する必要があるものであるか判断する連続通知要否判断部3510と、出力転送部3540に転送指示を与え割込制御部3160に割込をかけさせるための出力制御部3300と、リモコン信号識別部3030からトレーラー検出の通知を受けて連続性判断部3100とデータ比較部3152と連続通知要否判断部3510とを参照し出力制御部3300に出力指示を行う通知制御部3550とを備える。
【0043】
実施の形態2のリモコン受信制御装置3500が実施の形態1のリモコン受信制御装置3000と異なる点は、連続通知要否判断部3510と連続通知要否情報記憶部3511とコマンド情報記憶部3530と出力転送部3540と通知制御部3550とである。
連続通知要否情報記憶部3511は、CPUに連続して通知すべき全ての制御データを記憶する。例えば、デジタル放送の利用者が放送番組の音量を上げるためにリモコンキーを押下しつづけた場合には、音量は次第に増加しなければならないため、リモコンから送出されたリモコン信号中の制御データをCPUに削減せずにそのまま伝える必要がある。
【0044】
従って、音量増加を意味する制御データと同一のデータが連続通知要否情報記憶部3511に記憶されており、当該制御データを受信した場合は、連続通知要否判断部3510は、連続通知が必要の旨を通知制御部3550に通知することになる。
通知制御部3550では、連続通知が必要である制御データの受信については、抑止をすることはなく、そのまま出力するように出力制御部3300に指示する。しかし、その他のデータの受信については、通知制御部3550は抑止するか否かの判断は実施の形態1の通知制御部3200と同様となる。
【0045】
また、コマンド情報記憶部3530は、制御データとコマンドとの対応表を記憶しているのであるが、ここでコマンドとは、CPUがその内部で処理を行うために用いる所定サイズであり所定データ形式であるデータである。
例えば、制御データが6バイトのデータ「101033015020h」であったときにコマンドは2バイトのデータ「1020h」である。この対応するコマンドの値は予め決めてあり、コマンド情報記憶部3530に格納されている。
【0046】
以下に、リモコン信号識別部3030からトレーラー検出の通知を受けたときに通知制御部3550が出力制御部3300を制御してCPUに通知をする処理の流れを図5を用いて説明する。
図5は、実施の形態2におけるリモコン受信制御装置のトレーラー検出後の動作を示すフローチャートである。
【0047】
このフローチャートは、実施の形態1の動作を示すフローチャートである図3のステップS4130、S4150、S4160、S4170、S4180に対応する部分のみを示したものである。
通知制御部3550はリモコン信号識別部3030からトレーラー検出の旨の通知を受けると制御データは連続通知必要なものかを判断する(ステップS4510)。ここで通知制御部3550の判断は、受信データ記憶部3150の内容である制御データが連続通知要否情報記憶部3511に入っているか否かを調べる連続通知要否判断部3510を参照して行われる。
【0048】
連続通知必要なものであった場合は受信データ記憶部3150から前受信データ記憶部3151に制御データを転送する(ステップS4550)。
連続通知が必要でないものであった場合は(ステップS4510)、通知制御部3550は、データ比較部3152により受信データ記憶部3150に記憶している制御データと前受信データ記憶部3151に記憶している制御データとを比較した結果を判断して出力制御部を制御する(ステップS4520)。即ち、データ比較部3152による比較結果が相違の旨を示す場合には、ステップS4550に進み、比較結果が同一の旨を示す場合には、ステップS4530に進む。なお、このステップS4520の動作は実施の形態1のステップS4130と同様である。
【0049】
ステップS4530及びステップS4550は実施の形態1におけるステップS4140及びステップS4160と同様であり、受信データ記憶部3150に記憶している制御データを前受信データ記憶部3151に転送する。
ステップS4540の後、通知制御部3550は制御データは連続して送られたものか否かという連続性判断部3100の判断結果に基づき出力制御部を制御する(ステップS4540)。制御データが連続して送られたものである場合には何もせず、1つのトレーラー信号を受けた場合の動作は完了する。
【0050】
制御データが連続して送られたものでない場合(ステップS4540)、及びステップS4550の処理を終えた場合に、通知制御部3550は出力制御部3300を介して出力転送部3540を制御して受信データ記憶部3150に記憶している制御データに対応するコマンドをコマンド情報記憶部3530から取得して出力データ格納部3400に格納させ(ステップS4560)、その後CPUに割込をかける(ステップS4570)。
【0051】
これにより1つのトレーラー信号を受けた場合の動作は完了する。
このようにして、本発明に係るリモコン受信制御装置は、受信した制御データをCPUで扱いやすいコマンド形式に変換してCPUに通知し、また、受信した制御データのうち連続してCPUに通知する必要がある制御データは抑止することなく全てCPUに通知する。
【0052】
(実施の形態3)
実施の形態3では、リモコンの操作者がリモコンキーを2回押下した場合に対応する本発明に係るリモコン受信制御装置について、詳細に説明する。
図6は、実施の形態3におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
ここで、実施の形態2と同様であるものには同一の符号を付している。
【0053】
ここでは、実施の形態2と同様のものについては説明を簡略にする。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置3700とCPU3170とから構成される。本リモコン受信システムは、デジタル放送受信装置の一部を構成するものであり、CPU3170は、デジタル放送の受信に関わる多様な制御を行っている。
【0054】
リモコン受信制御装置3700は、エッジ検出部3010と、エッジ間隔測定カウンタ3020と、リモコン信号識別部3030と、受信データシフトレジスタ3070と、データ受信カウンタ3080と、連続性判断部3100と、受信データ記憶部3150と、前受信データ記憶部3151と、データ比較部3152と、出力データ格納部3400と、割込制御部3160と、コマンド情報記憶部3530と、出力転送部3540と、連続通知要否情報記憶部3511と、連続通知要否判断部3510と、受信データ記憶部3150に記憶している制御データを転送して格納するための合成用データ記憶部3750と、合成して1つにまとめることができる複数の制御データの組についての情報を予め記憶している合成可否情報記憶部3761と、合成可否情報記憶部3761を参照して受信データ記憶部3150に記憶している制御データと合成用データ記憶部に記憶している制御データとが合成可能か否かを判断する合成可否判断部3760と、複数の制御データを合成して1つにまとめたものとしてのコマンドを予め記憶しておく合成コマンド情報記憶部3730と、合成用データ記憶部3750と受信データ記憶部3150の内容の制御データを合成して合成コマンド情報記憶部3730を参照してコマンドを取得して出力データ格納部3400に格納する合成出力転送部3741と、コマンド情報記憶部3530を参照して合成用データ記憶部3750に記憶している制御データを出力データ格納部3400に格納する非合成出力転送部3740と、合成可否判断部3760の判断結果を参照して非合成出力転送部3740又は合成出力転送部3741にコマンドを出力データ格納部に転送するよう指示し割込制御部3160に指示する出力制御部3710と、合成用データ記憶部3750に制御データが格納された後に所定時間を経過したならば当該制御データに対応するコマンドをCPUに通知するために出力制御部3710に用いられるものであり時間経過をカウントする時間経過カウント部3770と、出力制御部3710に出力すべき指示をする通知制御部3550とを備える。
【0055】
ここで、所定時間とは、2秒である。これは、利用者が2回のリモコンキー断続押下によって、2回をもって1つの意味を表すための期限を所定時間したものであって、例えば、「1」のリモコンキーを2回断続押下した場合、それが「11」を意味するとして扱うのは2秒より短い間に2回断続押下した場合に限り、2秒以上かかれば「1」と「1」の意味として扱うことを意味する。また、「1」と「2」のリモコンキーを2秒より短い間に続けて押下すれば「12」の意味として扱うが、「1」を押下した後に2秒以上の間をあけて「2」を押下すれば「1」と「2」として扱うことになる。
【0056】
また、合成可否情報記憶部3761は、合成可能な制御データの組を予め記憶している。概念的には制御データを「1」、「2」、「3」、「4」とすれば「1」と「1」、「1」と「2」、「1」と「3」、「1」と「4」等のように記憶していることになる。これに対応して合成コマンド情報記憶部は「1」と「1」は「11」というコマンド、「1」と「2」は「12」というコマンド、「1」と「3」は「13」というコマンドというように予めコマンドを記憶している。
【0057】
また合成出力転送部3741はコマンドを出力データ格納部3400に格納した後に受信データ記憶部3150と合成用データ記憶部3750とを0で埋める。非合成出力転送部3740も同様にコマンドを出力データ格納部3400に格納した後に合成用データ記憶部3750とを0で埋める。
ここで、実施の形態3におけるリモコン受信制御装置の動作を図7及び図8を用いて説明する。
【0058】
図7は、実施の形態3におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
但し、通知制御部3550が出力制御部3710に通知すべき旨の指示を与えた後についてのフローのみを示している。即ち、実施の形態2におけるフローを示した図5におけるステップS4560及びステップS4570に替えるフローである。なお、他の動作については実施の形態2と同様である。
【0059】
出力制御部3710は通知制御部から出力指示を受けると、まず時間経過カウント部3770のカウントを停止させる(ステップS4710)。
次に、出力制御部3710は、受信データ記憶部3150に記憶している制御データと合成用データ記憶部3750に記憶している制御データとが合成可能か否かを合成可否情報記憶部3761を参照して判断する合成可否判断部3760の判断結果を得て処理を振り分ける(ステップS4720)。
【0060】
2つの制御データが合成できる場合は、出力制御部3710は2つの制御データに対応する1つのコマンドを合成コマンド情報記憶部3730から得て出力データ格納部3400に格納するよう合成出力転送部3741を制御し(ステップS4730)、CPU3170に割込をかけるよう割込制御部3160を制御する(ステップS4740)。
【0061】
2つの制御データが合成できない場合は(ステップS4720)、出力制御部3710は合成用データ記憶部3750に記憶している制御データに対応するコマンドをコマンド情報記憶部3530から得て出力データ格納部3400に格納するよう非合成出力転送部3740を制御し(ステップS4750)、CPU3170に割込をかけるよう割込制御部3160を制御し(ステップS4760)、受信データ記憶部3150から合成用データ記憶部3750に制御データを転送し(ステップS4770)、時間経過カウント部3770のカウントを開始させる(ステップS4780)。
【0062】
これによって、合成可能な2つの制御データは1つのコマンドとしてCPU3170に通知されることになる。
ここで、時間経過カウント部3770のカウントを開始することは、まずカウント値を0にして以後は時間とともに増加するカウント値を増加させることをいう。カウント値が2秒に対応する値となったときに時間経過カウント部3770は、出力制御部3710にその旨を通知する。
【0063】
図8は、2秒経過の通知をうけた場合の出力制御部3710の動作を示すフローチャートである。
これは時間経過カウント部3770が出力制御部3710に2秒の経過を通知した場合における処理フローを示すものである。
出力制御部3710は時間経過カウント部3770のカウントを停止させ(ステップS4790)、合成用データ記憶部3750に記憶している制御データに対応するコマンドをコマンド情報記憶部3530を参照して得て出力データ格納部3400に格納するよう非合成出力転送部3740を制御し(ステップS4791)、CPU3170に割込をかけるよう割込制御部3160を制御する(ステップS4792)。
【0064】
これにより、利用者が1つのリモコンキー押下をした場合に、その後2秒以上次のリモコンキー押下がなければ、そのような操作によってリモコン送信装置から送られてくるリモコン信号を本発明に係るリモコン受信制御装置3700が受信した場合には、1つのリモコンキーに対応するコマンドをCPU3170に通知することになり、1つのリモコンキーを1つのリモコンキーとして扱うことになる。
【0065】
(実施の形態4)
実施の形態4では、連続して受信した制御データを間引いてCPUに伝える本発明に係るリモコン受信制御装置について、詳細に説明する。
図9は、実施の形態4におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
ここで、実施の形態1と同様であるものには同一の符号を付している。
【0066】
ここでは、実施の形態1と同様のものについては説明を簡略にする。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置3900とCPU3170から構成される。本リモコン受信システムは、デジタル放送受信装置の一部を構成するものであり、CPU3170は、デジタル放送の受信に関わる多様な制御を行っている。
【0067】
リモコン受信制御装置3900は、エッジ検出部3010と、エッジ間隔測定カウンタ3020と、リモコン信号識別部3030と、受信データシフトレジスタ3070と、データ受信カウンタ3080と、連続性判断部3100と、受信データ記憶部3150と、前受信データ記憶部3151と、データ比較部3152と、出力データ格納部3400と、割込制御部3160と、出力転送部3310と、出力制御部3300、制御データの連続している回数を記憶するための連続回数記憶部3910と、データ比較部3152が前受信データ記憶部3151と受信データ記憶部3150との内容が同一である旨の比較結果を示す場合に連続回数記憶部3910の値を1増加させる連続回数増加部3911と、連続回数記憶部3910に記憶している連続回数が所定回数であるかを比較する連続回数比較部3912と、連続性判断部3100とデータ比較部3152と連続回数比較部3912とを用いて出力する必要があるかないかを判断し出力制御部3300に出力指示を出す通知制御部3920とを備える。
【0068】
ここで連続回数比較部3912の比較基準である所定回数とは3回である。
通知制御部3920は、連続回数比較部3912によって同じ制御データが連続して3回受信されたことを知ると出力制御部3300に出力指示を与える。また、通知制御部3920は、出力制御部3300に出力指示を与えた後には連続回数記憶部3910に記憶している連続回数を0にする。
【0069】
従って、通知制御部の処理により同じデータが連続して受信された場合には3回毎に出力されることになる。つまりある制御データを受信しつづけた場合には、1回目、4回目、7回目、10回目、13回目というように間引いて出力することになる。
なお、通知制御部3920は、他の点では実施の形態1における通知制御部3200と同様である。即ち、受信した制御データがそれより前に受信した制御データから200ミリを越えた間隔を開けて受信した場合と、受信した制御データがそれより前に受信した制御データと異なる場合と、受信した制御データがそれより前に受信した制御データと同じであることが連続して3の倍数回になったときに、通知制御部3920は出力制御部3300に出力するよう指示を与える。
【0070】
ここで、実施の形態4におけるリモコン受信制御装置の動作を図10を用いて説明する。
図10は、実施の形態4におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
このフローチャートは、実施の形態1の処理を示すフローチャートである図3のステップS4130、S4150、S4160、S4170、S4180に対応する部分のみを示したものである。即ち、通知制御部3920がリモコン信号識別部3030からトレーラー検出の通知を受けた後のフローである。なお、他の処理については実施の形態1と同様である。
【0071】
トレーラー検出の通知を受けた後に通知制御部3920は、データ比較部3152により受信データ記憶部3150に記憶している制御データと前受信データ記憶部3151に記憶している制御データとを比較した結果を判断する(ステップS4910)。即ち、データ比較部3152による比較結果が相違の旨を示す場合には、ステップS4960に進み、比較結果が同一の旨を示す場合には、ステップS4920に進む。なお、このステップS4910の動作は実施の形態1のステップS4130と同様である。
【0072】
ステップS4920及びステップS4960は実施の形態1におけるステップS4140及びステップS4160と同様であり、受信データ記憶部3150に記憶している制御データを前受信データ記憶部3151に転送する。
ステップS4920の後、通知制御部3920は制御データは連続して送られたものか否かという連続性判断部3100の判断結果に基づき出力制御部を制御する(ステップS4930)。
【0073】
制御データが連続して送られたものである場合には通知制御部3920は連続回数記憶部3910に記憶している連続回数を連続回数増加部3911により1増加させ(ステップS4940)、連続回数は3回になったか否かを連続回数比較部3912を用いて判断する(ステップS4950)。
連続回数が3回になっていない場合には、何も出力はせずに1つのトレーラー信号を受けた場合の処理は完了する。
【0074】
制御データが連続して送られたものでない場合(ステップS4930)、連続回数が3回になった場合(ステップS4950、及びステップS4960の処理を終えた場合に、通知制御部3920は連続回数記憶部3910に記憶している連続回数を0にし(ステップS4970)、出力制御部3300を介して出力転送部3310を制御して受信データ記憶部3150から出力データ格納部3400に制御データを転送させ(ステップS4980)、割込制御部3160にCPU3170に対して割込をかけさせる(ステップS4990)。
【0075】
これにより1つのトレーラー信号を受けた場合の処理は完了する。
このようにして、本発明に係るリモコン受信制御装置は、CPUに対する無駄な負荷を軽減しつつ、例えば利用者が音量増加のリモコンキーを押し続けた場合にも音量増加の旨の制御データを間引いてはいるがCPUに複数回通知することができる。
【0076】
(実施の形態5)
実施の形態5では、各種機器をCPUを介さずに直接制御する本発明に係るリモコン受信制御装置について、詳細に説明する。
図11は、実施の形態5におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【0077】
ここで、実施の形態1と同様であるものには同一の符号を付している。
ここでは、実施の形態1と同様のものについては説明を簡略にする。
リモコン受信システムは、リモコン受信制御装置3900と周辺機器A7501と周辺機器B7502周辺機器C7503とから構成される。
リモコン受信制御装置7000は、エッジ検出部3010と、エッジ間隔測定カウンタ3020と、リモコン信号識別部3030と、受信データシフトレジスタ3070と、データ受信カウンタ3080と、連続性判断部3100と、受信データ記憶部3150と、前受信データ記憶部3151と、データ比較部3152と、出力データ格納部3400と、出力転送部3310と、通知制御部3200と、出力データ格納部3400の内容を周辺機器をアクセスするためのアドレス及びデータに変換する周辺機器アクセス情報変換部7200と、周辺機器アクセス情報変換部7200によって変換されたアドレス及びデータを用いて周辺機器A7501と周辺機器B7502と周辺機器C7503とにアクセスする周辺機器制御部7300と、通知制御部3200から出力指示を受けて出力転送部3310に制御データを転送するよう指示して周辺機器制御部7300に周辺機器にアクセスするよう指示する出力制御部7100とを備える。
【0078】
ここで、周辺機器アクセス情報変換部7200は制御データと周辺機器をアクセスするためのアドレス及びデータとが対応づけられて予め固定値として記憶されている。
ここで、実施の形態5におけるリモコン受信制御装置7000の処理を説明する。
【0079】
リモコン信号を受信してから通知制御部3200が出力制御部7100に出力の指示をするところまでは、実施の形態1と同様であり、図3のフローチャートにおけるステップS4180に対応する処理が異なるのみである。この処理は、通知制御部3200から出力の指示を受けた出力制御部7100は周辺機器制御部7300に周辺機器にアクセスすべき指示を与え、この指示を受けた周辺機器制御部7300は、周辺機器アクセス情報変換部7200を用いて出力データ格納部3400に格納されている制御データを周辺機器をアクセスするためのアドレス及びデータに変換して周辺機器A7501、周辺機器B7502、周辺機器C7503のうちいずれかにアクセスする。
【0080】
これによって、本発明に係るリモコン受信制御装置7000は、CPUを介さずに周辺機器を制御できる。
以上、本発明に係るリモコン受信制御装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)実施の形態1〜5では、連続性判断部3100内の比較判断部3130は、経過時間が200ミリ秒以下か否かを判断しているが、連続して制御データが送られてきたか否かの判断のための値であれば、判断基準は200ミリ秒には限定されず、300ミリ秒でも400ミリ秒でもよい。
(2)実施の形態1〜5では、連続性判断部3100は制御データが連続してきたか否かを判断するのに、トレーラー検出の時間間隔を用いているが、この手段に限定されることはなく、リーダー検出の時間間隔を用いる、制御データ受信の時間間隔を用いる、又はその他の方法であっても制御データが連続していることを判断する手段であれば何を用いてもよい。
(3)実施の形態1〜5では、制御データサイズを6バイト、受信データ記憶部3150及び前受信データ記憶部3151のサイズを6バイトとしているが、この数値に限定されることはなく、何バイトであってもよい。
(4)実施の形態1〜5では、出力データ格納部は60バイトとしているが、この数値に限定されることはなく、何バイトであってもよい。
(5)実施の形態1〜5では、出力データ格納部はFIFOアクセスされるメモリとしているが、このアクセス方式に限定されることはなく、CPUからランダムアクセス可能であってもよい。
(6)実施の形態1〜5では、メーカコード、パリティ、機器コード及びデータコードからなるビットデータを制御データとして受信データ記憶部3150に格納した後には制御データを転送、比較の対象として各処理を行っているが、制御データからメーカコードとパリティと機器コードとを除いたもの、即ち、データコードを転送、比較の対象として処理してもよい。なぜなら、リモコン受信制御装置には通常はメーカコード、パリティ、機器コードは同じ制御データが送られてくるものであり、もし異なれば、CPUに通知する必要がないリモコン信号であるからである。従って、リモコン信号識別部3030においてトレーラーを検出した場合に受信データ記憶部3150に格納されている制御データのメーカコード、パリティ、機器コードをチェックして予め記憶している正常な値と異なれば、通知制御部にトレーラー検出を通知しないようにしてもよい。
(7)実施の形態2及び3では、コマンド情報記憶部3530は、制御データとコマンドとの対応表を記憶しているが、予め全ての制御データとそれに対応する全てのコマンドを記憶していなくても、所定の関数により制御データに対するコマンドが取得できるものであってもよい。また合成コマンド情報記憶部3730、合成可否情報記憶部3761、連続通知要否情報記憶部3511についても同様に関数的動作をする構成であってもよい。この場合、合成コマンド情報記憶部3730においては制御データの組を入力として合成したコマンドを出力とし、合成可否情報記憶部3761においては制御データの組を入力として合成可能か否かの2値情報を出力とし、連続通知要否情報記憶部3511においては制御データを入力として連続通知が必要か否かの2値情報を出力とする関数的動作をすることになる。
(8)実施の形態1〜4では、割込制御部3160はCPUに割込をかけているが、この割込の種別を、制御データが前と同じである場合、異なる場合、圧縮できた場合、圧縮できなかった場合等に応じて別種別にしてもよい。即ちCPUが別の意味であることが認識できるようにしてもよい。
(9)実施の形態1及び4では、制御データを最終的には出力データ格納部3400に格納しているが、出力データ格納部をA領域,B領域,C領域等の複数の領域に分割して、制御データの内容に応じてそれぞれ別の領域に格納するようにしてもよい。このために、出力転送部3310は制御データをどの領域に格納すればよいかの判断をするための対応表あるいは関数を有し、転送すべき制御データの内容に応じて転送先を替える必要がある。
(10)実施の形態4では、制御データを3回毎に出力するようにしているが、この数値に限定されることはなく、2回でも4回でもよい。また、この数値は制御データ毎にことなるものにしてもよい。このためには、連続回数比較部3912は制御データと基準回数との対応表を備えて受信データ記憶部3150の内容を参照して基準回数を切り分けることになる。
(11)実施の形態5では、時間経過カウント部3770が出力制御部3710に2秒の経過を通知するが、本発明はこの2秒という数値に限定されることはなく、1秒でも3秒でも何秒でもよい。この数値によって合成可能な2つのリモコン信号の受信間隔、換言すれば利用者が何秒以内にリモコンキーを2度押下すれば1つの意味として扱われるかが定まる。
(12)実施の形態5では、2つの制御データを合成して1つの意味のコマンドにしているが、2つに限定されることはなく、3つでも4つでもよい。この場合、合成可否情報記憶部3761は、合成可能な3つや4つの制御データの組を予め記憶しておき、合成用データ記憶部は3つや4つ制御データを記憶可能なものとする。
(13)実施の形態5では、受信した制御データを周辺機器の制御のために用いるような構成としているが、制御データの内容によってはCPUへ通知してもよい。このためには、CPUに割込を通知する割込制御部と、CPUへ通知すべき制御データについての情報を予め記憶しているCPU通知記憶部とを設けて、出力制御部7100がCPU通知記憶部と出力データ格納部3400とを参照して割込制御部を制御することが必要となる。
【0081】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るリモコン受信制御装置は、リモコンによる操作に対応して送られてくる制御データを逐次受信して主制御装置に当該制御データに関する情報を通知するリモコン受信制御装置であって、一の制御データとその前に受信した制御データとが連続しているか否かを判断する連続性判断手段と、前記主制御装置に対して制御データに関する情報を通知する通知手段と、前記連続性判断手段が一の制御データと前の制御データとが連続していると判断した場合には当該一の制御データの前記通知手段による通知を抑止し、他の場合には前記通知手段に通知をさせる通知制御手段を備えることを特徴とする。
【0082】
即ち、本発明に係るリモコン受信制御装置は、利用者の操作によって押下されたリモコンキーに対応するリモコン信号がリモコン送信装置によって繰り返し送られてきた場合に、これを受信して1回だけ主制御装置であるCPUに通知する。
従って、CPUに対する通知回数を必要最低限に押さえるのでCPUは通知に対応する処理を無駄にする必要がなくなり、CPUの負荷を軽減するという効果がある。
【0083】
また、本発明に係るリモコン受信制御装置はさらに、一の制御データとその前に受信した制御データとが同一か否かを判断する同一性判断手段を備え、前記通知制御手段は、前記同一性判断手段が同一でないと判断した場合には抑止を解除し前記通知手段に通知をさせる抑止解除部を有することを特徴とする。
また、前記リモコン受信制御装置はさらに、制御データを記憶するための受信データ記憶手段と、受信した前記リモコン信号から制御データを抽出して前記受信データ記憶手段に格納し、制御データを抽出した旨を前記連続性判断手段に通知するデータ抽出通知手段と、制御データを記憶するための前受信データ記憶手段と、前記受信データ記憶手段から前記前受信データ記憶手段に制御データを転送するための前受信データ転送手段とを備え、前記同一性判断手段は、前記受信データ記憶手段に記憶された一の制御データと前記前受信データ記憶手段に記憶された他の制御データとを比較して同一か否かを判断した後に前記前受信データ転送手段に転送すべき旨の指示を与え、前記連続性判断手段は、経過時間の値を記憶するための経過時間記憶部と、前記経過時間記憶部に記憶している値を時間の経過とともに増加させる経過時間測定部と、前記データ抽出通知手段から通知を受けた場合に前記経過時間記憶部に記憶している値と所定の間隔値とを比較して連続性を判断した後に前記経過時間記憶部に0を格納する比較判断部とを有し、前記連続性判断手段は、前記経過時間記憶部に記憶している値が所定の間隔値以下であれば前記一の制御データと他の制御データが連続していると判断し、前記通知手段は、前記主制御装置によって読み出される制御データを予め格納しておくための出力データ格納部と、前記主制御装置に対して読出し要求の割込をかけるための割込制御部と、前記受信データ記憶手段に記憶している制御データを前記出力データ格納部に転送するための出力転送部と、前記通知制御手段から通知すべき旨の指示を受けると前記出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与える出力制御部とを有することを特徴とする。
【0084】
これらにより、利用者の操作によって異なるリモコンキーが短時間に続けて押下された場合にリモコン送信装置がリモコン信号を連続して送っても、本発明に係るリモコン受信制御装置は異なったリモコン信号を受信した毎に1回ずつCPUに通知するので、CPUは利用者の操作に対応して機器を制御することができる。
【0085】
また、本発明に係るリモコン受信制御装置はさらに、同一の制御データを連続して受信した回数が所定回数であるか否かを判断する連続回数判断手段を備え、前記通知制御手段はさらに、前記連続回数判断手段が所定回数であると判断した場合には抑止を解除し前記通知手段に通知をさせる第2抑止解除部を有することを特徴とする。
【0086】
これにより、例えば利用者がTVの音量増加の如き指示を与えるリモコンキーを長い間押下した場合にも、本発明に係るリモコン受信制御装置はCPUに当該リモコンキーに対応する通知を所定間隔毎にすることができるために、CPUはTVの音量を次第に増加することができる。
また、本発明に係るリモコン受信制御装置はさらに、制御データの内容毎に連続通知を要するものであるか否かを示す情報を予め記憶している連続通知要否情報記憶手段と、前記連続通知要否情報記憶手段を検索して前記受信データ記憶手段に記憶している制御データが連続通知を要するものであるか否かの判断をする連続通知要否判断手段とを備え、前記通知制御手段はさらに、前記連続通知要否判断手段が連続通知を要するものであると判断した場合に抑止を解除し前記通知手段に通知をさせる第3抑止解除部を有することを特徴とする。
【0087】
これにより、例えば利用者がTVの音量増加の如き指示を与えるリモコンキーを長い間押下した場合にも、本発明に係るリモコン受信制御装置はCPUに当該リモコンキーに対応する通知を繰り返して行うことができるために、CPUはTVの音量を次第に増加することができる。
また、本発明に係るリモコン受信制御装置における前記主制御装置は所定のコマンドを受けることにより各種機器又は機器の各部を制御するものであって、前記通知手段はさらに、制御データとコマンドを対応付けた情報を予め記憶しているコマンド情報記憶部とを有し、前記出力転送部は、前記受信データ記憶手段に記憶している制御データを前記出力データ格納部に転送することに代えて、前記コマンド情報記憶部を検索して前記受信データ記憶手段に記憶している制御データに対応するコマンドを前記出力データ格納部に転送することを特徴とする。
【0088】
これにより、CPUはリモコン信号に包含された制御データそのままの形式ではなく、内部処理に適した形式のコマンドを受けることになるため、CPU内部でデータ形式を変換する必要がなく処理負担が軽減される。
また、本発明に係るリモコン受信制御装置における前記通知手段は、主制御装置に通知すべき一の制御データとその前に主制御装置に通知すべきとなった他の制御データであって未だ通知していないものとを合成して1つの情報として主制御装置に通知することを特徴とする。
【0089】
即ち、本発明に係るリモコン受信制御装置における前記通知手段はさらに、制御データを記憶するための合成用データ記憶部と、前記受信データ記憶手段から前記合成用データ記憶部に制御データを転送するための合成用データ転送部と、1つに合成できる2つの制御データについての情報を予め記憶している合成可否情報記憶部と、前記合成可否情報記憶部を参照して前記合成用データ記憶部に記憶している制御データと前記受信データ記憶手段に記憶している制御データとが合成可能か否かを判断する合成可否判断部と、合成可能な2つの制御データと1つのコマンドを対応づけた情報を予め記憶している合成コマンド情報記憶部と、前記合成コマンド情報記憶部を検索して前記合成用データ記憶部に記憶している制御データと前記受信データ記憶手段に記憶している制御データとに対応する1つのコマンドを前記出力データ格納部に転送するための合成出力転送部とを有し、前記出力転送部は、前記コマンド情報記憶部を検索して前記受信データ記憶手段に記憶している制御データに対応するコマンドを前記出力データ格納部に転送することに代えて、前記コマンド情報記憶部を検索して前記合成用データ記憶部に記憶している制御データに対応するコマンドを前記出力データ格納部に転送し、前記出力制御部は、前記通知制御手段から通知すべき旨の指示を受けると前記出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与えることに代えて、前記通知制御手段から通知すべき旨の指示を受けた場合に前記合成可否判断部が合成可能と判断した場合には前記合成出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与え、前記合成可否判断部が合成不可能と判断した場合には前記出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与えて合成用データ転送部に転送の指示を与えることを特徴とする。
【0090】
これにより、利用者の操作によって短い時間に2回リモコンキーが押された場合に、1つの意味の機器の制御を行うCPUの負荷が軽減される。例えば、利用者によって「1」と「2」のリモコンキーが押下された場合に「12」の意味の機器の制御をCPUは容易に行うことができる。
また、本発明におけるリモコン受信制御装置における前記通知手段はさらに、主制御装置に通知すべき制御データを前記通知制御手段から通知指示を受けた時から所定時間以内に主制御装置に通知することを特徴とする。
【0091】
即ち、前記リモコン受信制御装置における前記出力制御部はさらに、前記合成用データ転送部に転送の指示を与えた時からの経過時間が所定時間となった場合に前記出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与えることを特徴とする。
これにより、例えば、利用者によって「1」と「2」のリモコンキーがある程度の時間間隔をおいて押下された場合には、CPUは「1」の意味及び「2」の意味としてそれぞれ別々に扱うことができる。
【0092】
また、本発明に係るリモコン受信制御装置における前記通知手段は、前記割込制御部に代えて、前記出力データ格納部に格納された制御データをリモコン受信制御装置の外部に接続された周辺機器に対応するアドレスと前記周辺機器への入力データとに変換する周辺機器アクセス情報変換部と、前記周辺機器アクセス情報変換部を用いてアドレスと入力データとを得ることにより前記周辺機器を制御するための周辺機器制御部とを有し、前記出力制御部は、前記通知制御手段から出力すべき旨の指示を受けた場合に前記周辺機器制御部に周辺機器を制御させることを特徴とする。
【0093】
これにより、本発明に係るリモコン受信制御装置が直接周辺機器を制御するため、CPUに負荷をかけずに周辺機器の制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リモコン信号のフォーマットを示す図である。
【図2】実施の形態1におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図3】実施の形態1におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】実施の形態2におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図5】実施の形態2におけるリモコン受信制御装置のトレーラー検出後の動作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態3におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図7】実施の形態3におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】2秒経過の通知をうけた場合の出力制御部3710の動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態4におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図10】実施の形態4におけるリモコン受信制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態5におけるリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図12】従来のリモコン受信制御装置の構成を示す図である。
【図13】従来のリモコン受信制御装置における受信したリモコンコードの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3000 リモコン受信制御装置
3010 エッジ検出部
3020 エッジ間隔測定カウンタ
3030 リモコン信号識別部
3040 リーダー検出部
3050 データ判定部
3060 トレーラー検出部
3070 受信データシフトレジスタ
3080 データ受信カウンタ
3100 連続性判断部
3110 経過時間記憶部
3120 経過時間測定部
3130 比較判断部
3150 受信データ記憶部
3151 前受信データ記憶部
3152 データ比較部
3160 割込制御部
3170 CPU
3200 通知制御部
3300 出力制御部
3310 出力転送部
3400 出力データ格納部

Claims (5)

  1. リモコンによる操作に対応して送られてくる制御データを逐次受信して主制御装置に当該制御データに関する情報を通知するリモコン受信制御装置であって、
    受信した一の制御データとその1つ前に受信した制御データとの各受信の時間間隔が、連続して制御データが送られてきたか否かの判断基準としての所定間隔以下か否かに基づいて、当該時間間隔が所定間隔以下の場合には当該一の制御データと当該1つ前の制御データとが連続しているというように、一の制御データと当該1つ前の制御データとが連続しているか否かを判断する連続性判断手段と、
    前記主制御装置に対して制御データに関する情報を通知する通知手段と、
    前記連続性判断手段が、受信した一の制御データとその1つに受信した制御データとが連続していると判断した場合には当該一の制御データの前記通知手段による通知を抑止し、他の場合には前記通知手段に通知をさせる通知制御手段を備える
    ことを特徴とするリモコン受信制御装置。
  2. 前記リモコン受信制御装置はさらに、
    一の制御データとその前に受信した制御データとが同一か否かを判断する同一性判断手段を備え、
    前記通知制御手段は、
    前記同一性判断手段が同一でないと判断した場合には抑止を解除し前記通知手段に通知をさせる抑止解除部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のリモコン受信制御装置。
  3. 前記リモコン受信制御装置はさらに、
    同一の制御データを連続して受信した回数が所定回数であるか否かを判断する連続回数判断手段を備え、
    前記通知制御手段はさらに、前記連続回数判断手段が所定回数であると判断する度に抑止を解除し前記通知手段に1回分の制御データ通知をさせるとともに、前記連続回数判断手段の回数カウント値をリセットする第2抑止解除部を有する
    ことを特徴とする請求項2記載のリモコン受信制御装置。
  4. 前記リモコン受信制御装置はさらに、
    制御データを記憶するための受信データ記憶手段と、
    受信した前記リモコン信号から制御データを抽出して前記受信データ記憶手段
    に格納し、制御データを抽出した旨を前記連続性判断手段に通知するデータ抽出通知手段と、
    制御データを記憶するための前受信データ記憶手段と、
    前記受信データ記憶手段から前記前受信データ記憶手段に制御データを転送するための前受信データ転送手段とを備え、
    前記同一性判断手段は、前記受信データ記憶手段に記憶された一の制御データと前記前受信データ記憶手段に記憶された他の制御データとを比較して同一か否かを判断した後に前記前受信データ転送手段に転送すべき旨の指示を与え、
    前記連続性判断手段は、
    経過時間の値を記憶するための経過時間記憶部と、
    前記経過時間記憶部に記憶している値を時間の経過とともに増加させる経過時間測定部と、
    前記データ抽出通知手段から通知を受けた場合に前記経過時間記憶部に記憶している値と所定の間隔値とを比較して連続性を判断した後に前記経過時間記憶部に0を格納する比較判断部とを有し、
    前記連続性判断手段は、前記経過時間記憶部に記憶している値が所定の間隔値以下であれば前記一の制御データと他の制御データが連続していると判断し、
    前記通知手段は、
    前記主制御装置によって読み出される制御データを予め格納しておくための出力データ格納部と、
    前記主制御装置に対して読出し要求の割込をかけるための割込制御部と、
    前記受信データ記憶手段に記憶している制御データを前記出力データ格納部に転送するための出力転送部と、
    前記通知制御手段から通知すべき旨の指示を受けると前記出力転送部に転送の指示を与えて前記割込制御部に割込をかけるよう指示を与える出力制御部とを有する
    ことを特徴とする請求項2記載のリモコン受信制御装置。
  5. 前記リモコン受信制御装置はさらに、
    制御データの内容毎に連続通知を要するものであるか否かを示す情報を予め記憶している連続通知要否情報記憶手段と、
    前記連続通知要否情報記憶手段を検索して前記受信データ記憶手段に記憶している制御データが連続通知を要するものであるか否かの判断をする連続通知要否判断手段とを備え、
    前記通知制御手段はさらに、前記連続通知要否判断手段が連続通知を要するものであると判断した場合に抑止を解除し前記通知手段に通知をさせる第3抑止解除部を有する
    ことを特徴とする請求項4記載のリモコン受信制御装置。
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