JP4636676B2

JP4636676B2 - Bracket for faucet parts

Info

Publication number: JP4636676B2
Application number: JP2000376531A
Authority: JP
Inventors: 充夫坪田; 敬通田中
Original assignee: 株式会社ケーブイケー
Priority date: 2000-12-11
Filing date: 2000-12-11
Publication date: 2011-02-23
Anticipated expiration: 2020-12-11
Also published as: JP2002180509A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本各発明は、取付部を有し、該取付部に水栓部品の挿通部を挿通した状態で、水栓部品に設けられた当接部と前記挿通部に装着された固定部材とで挟持される水栓部品用ブラケットに関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、水栓をカウンター等の設置部に設置する場合には、水栓本体や配管等の水栓部品を設置部に支持するため、各種の水栓部品の位置決めを行うため、或いは、設置部の補強を行うため等を目的に、水栓部品用ブラケットを用いることがある。例えば、図６に、所望の設置部に水栓部品８０を支持する水栓部品用ブラケット５０を示す。この水栓部品用ブラケット５０では、その取付部６０に水栓部品８０の挿通部４６が裏面から挿通され、取付部６０よりも大径とされた鍔状の当接部４７と、挿通部４６の先端側より螺着された固定ナット７とで挟持されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この水栓部品用ブラケット５０では、水栓部品８０が裏面側から着脱されるため、水栓部品用ブラケット５０の裏面側における他の水栓部品の配置状態や、壁面等の設置部の状態によっては、水栓部品８０を着脱することができない場合がある。例えば、図示二点鎖線に示すように、取付部６０の裏側に配管等の他の水栓部品８１が設置されている場合には、この他の水栓部品８１が干渉物となり、水栓部品用ブラケット５０に水栓部品８０を着脱することができない。また、水栓部品用ブラケット５０と、この水栓部品用ブラケット５０が取り付けられた壁面等との間に、水栓部品８０の着脱のための十分な空間が確保できない場合も同様である。
【０００４】
本各発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、裏面側の他の水栓部品等の配置状態に拘わらず、水栓部品を着脱可能な水栓部品用ブラケットを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
先ず、請求項１の発明は、「取付部を有し、該取付部に水栓部品の挿通部を挿通した状態で、水栓部品に設けられた当接部と前記挿通部に装着された固定部材とで挟持される水栓部品用ブラケットであって、
前記取付部に連設され、前記挿通部を挿通した状態で該挿通部の移動を許容する移動許容部を備えるとともに、
前記移動許容部は、端面で開放されていることを特徴とする水栓部品用ブラケット」である。
本明細書において参考的に開示する第１の参考発明（以下、参考発明１という。）は、「取付部を有し、該取付部に水栓部品の挿通部を挿通した状態で、水栓部品に設けられた当接部と前記挿通部に装着された固定部材とで挟持される水栓部品用ブラケットであって、前記取付部に連設され、前記挿通部を挿通した状態で該挿通部の移動を許容する移動許容部を備えたことを特徴とする水栓部品用ブラケット」である。
【０００６】
請求項１の発明及び参考発明１では、取付部に連設された移動許容部を備えるため、水栓部品の着脱に際しての経路を、干渉物との干渉を回避した経路とすることができ、干渉物の配置状態に拘わらず、水栓部品を着脱することができる。例えば、取付部の裏面側に干渉物が存在し、取付部に対して裏面から水栓部品を挿入することができない場合には、干渉物が障害とならない位置において移動許容部に水栓部品を挿通し、この挿通状態のまま水栓部品を取付部まで移動させればよい。
【０００７】
ここで、請求項１の発明及び参考発明１において「水栓部品」としては、例えば、「弁装置を内蔵する水栓本体」、「吐水管」、「吐水ヘッド等の吐水具」、「水栓本体と吐水口との間等の配置される接続具（中継ぎ部材等）」、「各種配管」、「水栓本体と水道配管の端末部との間に介在されて水栓本体を支持する接続具（ソケット等）」、「止水栓、ストレーナ等のメンテナンス用の機器」等を例示できる。
【０００８】
次に、本明細書において参考的に開示する第２の参考発明（以下、参考発明２という。）は、「前記移動許容部は、端面で開放されていることを特徴とする参考発明１に係る水栓部品用ブラケット」である。
【０００９】
請求項１の発明及び参考発明２では、移動許容部を端面にて開放することにより、水栓部品用ブラケットの端面側から水栓部品を着脱することができ、水栓部品の着脱作業を効率的に行うことができる。
【００１０】
次に、請求項２の発明は、「前記移動許容部は、前記水栓部品を挿通可能な形状に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の水栓部品用ブラケット」である。
本明細書において参考的に開示する第３の参考発明（以下、参考発明３という。）は、「前記移動許容部は、前記水栓部品を挿通可能な形状に形成されていることを特徴とする参考発明１及び参考発明２のうちの何れかの発明に係る水栓部品用ブラケット」である。
【００１１】
請求項２の発明及び参考発明３では、移動許容部を、水栓部品を挿通可能な形状に形成することにより、水栓部品用ブラケットの表裏の何れの側からも水栓部品を着脱することができ、水栓部品の着脱作業を効率的に行うことができる。尚、請求項１の発明に従って、「移動許容部」を水栓部品用ブラケットの端面で開放される状態に設ければ、水栓部品の挿入をより多様な方向から行うことができる。
【００１２】
最後に、請求項３の発明は、「前記水栓部品は、他の水栓部品の接続部と接続される接続部を備えるものであり、前記移動許容部は、前記接続部の接続方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項１又は請求項２の何れかに記載の水栓部品用ブラケット」である。
本明細書において参考的に開示する第４の参考発明（以下、参考発明４という。）は、「前記水栓部品は、他の水栓部品の接続部と接続される接続部を備えるものであり、前記移動許容部は、前記接続部の接続方向に沿って設けられていることを特徴とする参考発明１から参考発明３の何れかの発明に係る水栓部品用ブラケット」である。
【００１３】
水栓部品用ブラケットに水栓部品を装着する際に、当該水栓部品を他の水栓部品に接続することが必要な場合がある。この際、水栓部品用ブラケットに対する挿入方向と、他の水栓部品に対する接続方向とが一致しない場合には、当該水栓部品と他の水栓部品とを直に接続することができず、別途の配管を用いなければならない。一方、請求項３の発明及び参考発明４では、このような場合でも、水栓部品が、水栓部品用ブラケットに挿通された後に、移動許容部によって他の水栓部品との接続方向に沿って移動されるため、この移動に伴って他の水栓部品との接続を行うことができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
図１に、水栓部品用ブラケット５０の第１例を示す。この水栓部品用ブラケット５０は、参考発明１、参考発明３及び参考発明４の各発明の一具体例を示すものであり、例えば、浴室の洗い場のカウンター１等に埋設される埋込水栓１０に対して良好に適用される。
【００１５】
先ず、埋込水栓１０の概要を説明する。この埋込水栓１０は、混合弁装置（図示省略）を内蔵する温調本体部２０と、切換弁装置（図示省略）を内蔵する切換本体部３０と、温度調節用のハンドル１１と、流路切換用のハンドル１２と、吐水管１３と、シャワーヘッド（図示省略）と、を備えている。
【００１６】
温調本体部２０は、周面に雄ネジが刻設された固定部２１を備え、この固定部２１の基端側には、鍔状の当接部２２が突出されている。また、温調本体部２０は、給水接続部２３と、給湯接続部２４と、排出接続部２５とを備えている。そして、給水接続部２３には給水管２６が、給湯接続部２４には給湯管２７が、排出接続部２５には連絡配管２８が、夫々、接続されている。この温調本体部２０では、給水接続部２３を通じて導入される水と、給湯接続部２４を通じて導入される湯と、を混合弁装置によって所望の温度の湯水に混合し、この湯水を排出接続部２５を通じて連絡配管２８に排出する。
【００１７】
切換本体部３０は、周面に雄ネジが刻設された固定部３１を備え、この固定部３１の基端側には、段差面状の当接部３２が設けられている。また、切換本体部３０は、吐水管接続部３３と、シャワー接続部３４と、導入接続部３５とを備えている。そして、吐水管接続部３３には、突端に鍔部３８を有する雌型の接続部３７が螺着されている。この接続部３７は、埋込水栓１０の中央方向を指向しており、本各発明でいう「水栓部品」の一具体例を示す中継ぎ部材４０を介して、吐水管１３に接続されている。尚、この中継ぎ部材４０の詳細については後述する。
【００１８】
また、シャワー接続部３４は、シャワー配管３６を介してシャワーヘッドに連絡され、導入接続部３５には、温調本体部２０からの連絡配管２８が接続されている。そして、この切換本体部３０では、切換弁装置によって、導入接続部２５を通じて流入した湯水の吐水方向を、吐水管１３側又はシャワーヘッド側の何れかに切り換えたり、吐水量の調節及び吐止水の制御が行われる。
【００１９】
次に、図１〜３を用いて、中継ぎ部材４０及び水栓部品用ブラケット５０の詳細と、埋込水栓１０の設置方法等について説明する。
【００２０】
中継ぎ部材４０は、第１の管４１と、第２の管４３とを屈曲状に連結して構成されている。そして、第１の管４１の端部には、鍔部４４を備えた雄型の接続部４５が設けられている。また、第２の管４３の端部には、水栓部品用ブラケット５０の取付部６０に挿通される挿通部４６が設けられている。この挿通部４６の周面には、雄ネジ部４９が刻設されており、挿通部４６の基端側の周面からは、当接部４７が突出されており、さらに、挿通部４６の上下面には、平行な２面部４８が設けられている。尚、第１例では、「当接部４７」として鍔状のものを例示するが、この当接部４７の態様はこれに限定されない。例えば、前述の切換本体部３０の当接部３２のような段差面状の当接部４７とすることもできる。
【００２１】
水栓部品用ブラケット５０は、図１及び２に示すように、平板状に構成されたブラケット本体５１と、ブラケット本体５１の両側端より後方に突出する取付脚５２、５２とを備えている。この取付脚５２、５２には、突端に取付代５９、５９が屈曲状に設けられており、また、配管の引き回し処理等を行うための切り欠き６２が設けられている。この水栓部品用ブラケット５０は、図１に示すように、カウンター１の前面パネル２の背後に位置する奧壁面３に固定されるものである。そして、この固定は、例えば、両取付脚５２、５２の取付代５９、５９を、奧壁面３にビス止め等することによって行われる。
【００２２】
ブラケット本体５１は、温調本体部２０が取り付けられる貫通孔５３と、切換本体部３０が取り付けられる貫通孔５４とを備えている。そして、図１に示すように、温調本体部２０は、その固定部２１が貫通孔５３に挿通されて、スペーサ等を介してブラケット本体５１裏面に当接された当接部２２と、固定部２１の先端側より螺着された固定ナット４とでブラケット本体５１を挟持することによって、水栓部品用ブラケット５０に固定されている。また、切換本体部３０も同様に、その固定部３１が貫通孔５４に挿通されており、スペーサ等を介してブラケット本体５１裏面に当接された当接部３２と、固定部３１の先端側より螺着された固定ナット４とでブラケット本体５１を挟持することによって、水栓部品用ブラケット５０に固定されている。
【００２３】
ところで、ブラケット本体５１には、上記両貫通孔５３，５４の間に、だるま孔状の貫通孔が設けられている。この貫通孔は、中継ぎ部材４０を通過可能なサイズの円形孔部５５と、挿通部４６を挿通可能で、中継ぎ部材４０全体を通過不能なサイズの長円形孔部５６と、を連続状に組み合わせて構成されている。そして、長円形孔部５６の奧端側の部分によって、中継ぎ部材４０が取り付けられる取付部６０が構成されている。また、長円形孔部５６の入口側の部分５８と円形孔部５５とによって、移動許容部６１が構成されている。ここで、本例では、取付部６０の形状として、裏面側からは中継ぎ部材４０の挿通部４６を挿入させることはできないが、挿通部４６に設けられた２面部４８によって、円形孔部５５からは挿入可能な形状を採用している。尚、取付部６０の形状は、これに限らず、裏面側からも中継ぎ部材４０の挿通部４６を挿通可能な形状としてもよく、取付部６０に水栓部品である中継ぎ部材４０を取り付けた状態で、取付部６０に挿通部４６が挿通された状態となる形状であればよい。
【００２４】
第１例では、温調本体部２０及び切換本体部３０を水栓部品用ブラケット５０に固定した後に、中継ぎ部材４０が水栓部品用ブラケット５０に固定される。次に、中継ぎ部材４０の水栓部品用ブラケット５０への取り付けを説明する。
【００２５】
まず、中継ぎ部材４０を図２の矢印Ａの方向に回転させ、第１の管４１を、移動許容部６１の円形孔部５５を用いて、ブラケット本体５１の背後に到達させる。次いで、図２の矢印Ｂの方向に反転させながら、当接部４７を、円形孔部５５を用いてブラケット本体５１の背後に到達させる。次いで、中継ぎ部材４０を、第２の管４３の軸心回りに適宜、回動させると共に取付部６０方向に移動すると、図３に示すように、挿通部４６の２面部４８が長円形孔部５６の上縁６５及び下縁６６にスライド可能に嵌合し、中継ぎ部材４０の姿勢が修正される。即ち、中継ぎ部材４０の接続部４５が、切換本体部３０の接続部３７に同軸上で対向するように修正される。そして、中継ぎ部材４０を、さらに取付部６０方向に移動すると、挿通部４６が取付部６０に挿通された状態となる。この状態から、図１に示すように、挿通部４６の先端側より、固定部材の一例を示す固定ナット５を螺着する。これにより、固定ナット５と当接部４７とでブラケット本体５１が挟持され、中継ぎ部材４０の取り付けが完了される。
【００２６】
また、図３に示すように、上記の取付部６０への中継ぎ部材４０の移動に伴って、中継ぎ部材４０の接続部４５が切換本体部３０の接続部３７に挿嵌されて、各接続部４５，３７の各鍔部４４，３８が互いに当接する。そして、両鍔部４４，３８間に抜け止め用のクリップ６３等が外嵌されて、両接続部４５，３７の接続が完了される。尚、上記クリップ６３としては、例えば、板バネを曲げ形成したものを例示できる。また、本各発明においては、第１例と異なり、両接続部４５，３７の雌雄を逆転してもよいし、両接続部４５、３７の接続を他の接続手段によって行ってもよい。例えば、接続部４５若しくは接続部３７の一方に回動可能に装着された袋ナットを他方に螺合することによって、この接続を行ってもよい。但し、第１例の如く、袋ナット等の螺着部材を不要とし、両接続部４５、３７の一方を他方に対して挿嵌して接続を行う「ワンタッチ方式」の接続手段を採用すれば、水栓部品の取り付けや取り外しを効率的に行うことができる。
【００２７】
第１例では、図１に示すように、中継ぎ部材４０の裏面側に連絡配管２８等が引き回されており、しかも、切換本体部３０の接続部３７が中継ぎ部材４０方向を指向している。従って、水栓部品用ブラケット５０に対してその裏面側より中継ぎ部材４０を装着することは困難である。しかしながら、上記のように移動許容部６１を介することで、中継ぎ部材４０を取付部６０に容易に取り付けることができる。
【００２８】
ところで、第１例では、中継ぎ部材４０の取り付けの後、水栓部品用ブラケット５０の前方に前面パネル２が配置される。この際、温調本体部２０の固定部２１と、切換本体部３０の固定部３１と、中継ぎ部材４０の挿通部４６とは、各々、前面パネル２の通過孔９ａ，９ｂ，９ｃに挿通される。そして、温調本体部２０の固定部２１と、切換本体部３０の固定部３１と、中継ぎ部材４０の挿通部４６とには、その先端側より固定ナット６（固定部２１への固定ナット及び固定部３１への固定ナットは各々図示省略）が螺着されて、前面パネル２の取り付けが完了される。さらに、中継ぎ部材４０の挿通部４６の先端部には、前述の吐水管１３が接続され、この吐水管１３は吐水管カバー８で被覆される。また、温調本体部２０の固定部２１から突出する「混合弁装置のスピンドル」には、温度調節用のハンドル１１が装着され、切換本体部３０の固定部３１から突出する「切換弁装置のスピンドル」には、流路切換用のハンドル１２が装着される。
【００２９】
次に、水栓部品用ブラケット５０の第２例について、図４及び５を用いて説明する。この水栓部品用ブラケット５０は、請求項１及び３の各発明の一具体例を示すものである。尚、この第２例の水栓部品用ブラケット５０は、各種の水栓部品の位置決めを行うと共に水栓部品が設置される設置部の補強を行うためのものであり、前述の第１例と同様な構成については、第１例と同一の符号を付して説明する。
【００３０】
この水栓部品用ブラケット５０は、図４及び５に示すように、平板状のブラケット本体５１と、ブラケット本体５１の両側端より後方に突出する突出部７１、７２とを備えており、図５（ｂ）に示すように、前面パネル２の背面にパッキン７７等を介して衝合され、前面パネル２の前方より装着される固定ナット６等と、当接部４７等との挟持によって固定されるものである。但し、この水栓部品用ブラケット５０においても、第１例と同様な取付脚５２、５２を設け、奧壁面３に固定することとしてもよい。
【００３１】
ブラケット本体５１には、第１例と同様な貫通孔５３，５４が設けられており、突出部７１、７２には、配管の引き回し処理等を行うための切り欠き７８が設けられている。また、ブラケット本体５１には、上記両貫通孔５３，５４間に、屈曲状の経路を描くように形成されると共に、ブラケット本体５１の上端面で開放された切り欠き部７３が設けられている。この切り欠き部７３は、中継ぎ部材４０の挿通部４６を挿通可能ではあるが、中継ぎ部材４０全体を通過不能なサイズとされている。そして、この切り欠き部７３の奧端側の部分によって取付部６０が構成され、その他の部分によって、移動許容部６１が構成されている。
【００３２】
尚、この水栓部品用ブラケット５０は、設置部の補強を兼ねるものであるため、ブラケット本体５１には、補強用のリブ７５が設けられている。また、請求項１の発明において、移動許容部６１の開放位置は、第２例に示す、ブラケット本体５１の上端面に限定されない。例えば、ブラケット本体５１の下端面、右端面、若しくは、左端面等であってもよい。また、移動許容部６１の形状は第２例に限らず、例えば、ブラケット本体５１の何れかの端面から、直線状、傾斜状或いは円弧状の経路を描いた後に取付部に到達する形状等であってもよい。
【００３３】
次に、この水栓部品用ブラケット５０に対する中継ぎ部材４０の取付方法の１例を、図５を用いて説明する。先ず、移動許容部６１の開放部７６の上方に中継ぎ部材４０を配置する。このとき、当接部４７がブラケット本体５１の背後に位置するようにする。そして、図５（ａ）に示すように、中継ぎ部材４０を、上方から下方へと移動許容部６１に沿って移動させ、次いで、横方向へと移動させて取付部６０に到達させる。この横方向への移動により、中継ぎ部材４０の接続部４５と、切換本体部３０の接続部３７との接続が行われる。そして、図５（ｂ）に示すように、水栓部品用ブラケット５０の前面にパッキン７７等を介在させた状態で、前面パネル２を配置し、前面パネル２の前方から挿通部４６に固定ナット６を螺着する。これにより、固定ナット６と当接部４７とによってブラケット本体５１及び前面パネル２が挟持されて、中継ぎ部材４０の取り付けが完了する。尚、この第２例において、移動許容部６１や取付部６０を、裏面側から中継ぎ部材４０の挿通部４６を挿入可能な形状としてもよい。このようにすると、中継ぎ部材４０を、端面からばかりでなく、裏面側からも着脱することができ、中継ぎ部材４０を多様な手法で着脱することができる。
【００３４】
以上の第１例及び第２例では、１つの取付部６０に対して１つの移動許容部６１を連設した態様を例示したが、本各発明においては、１つの取付部６０に対して複数の移動許容部６１を連設してもよい。この態様では、設置部の状況に応じて、最も好適な移動許容部６１を選択可能なため、水栓部品の着脱を多様な手法にて行うことができる。また、本各発明では、水栓部品用ブラケットに設けられる取付部の数を複数としてもよい。さらに、本各発明が適用される水栓部品としては、前述の中継ぎ部材４０に限定されない。例えば、第１例等に示す温調本体部２０や切換本体部３０を本各発明における「水栓部品」としてもよい。この場合には、温調本体部２０や切換本体部３０の固定部２１，３１を本各発明における「挿通部」とし、当接部２２，３２を本各発明における「当接部」とすればよい。
【００３５】
【発明の効果】
以上のように、本各発明によると、裏面側の他の水栓部品等の配置状態に拘わらず、水栓部品を着脱可能な水栓部品用ブラケットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】水栓部品用ブラケットの第１例を示す平面断面図である。
【図２】図１の水栓部品用ブラケットの斜視図である。
【図３】水栓部品と、他の水栓部品との接続方法を示す正面図である。
【図４】水栓部品用ブラケットの第２例を示す正面図である。
【図５】（ａ）は図４の１−１縦断面図であり、（ｂ）は図４の２−２縦断面図である。
【図６】従来例を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
１；カウンター、２；前面パネル、３；奧壁面、４〜７；固定ナット、８；吐水管カバー、９ａ、９ｂ、９ｃ；通過孔、１０；埋込水栓、１１、１２；ハンドル、１３；吐水管、２０；温調本体部、２１；固定部、２２；当接部、２３；給水接続部、２４；給湯接続部、２５；排出接続部、２６；給水管、２７；給湯管、２８；連絡配管、３０；切換本体部、３１；固定部、３２；当接部、３３；吐水管接続部、３４；シャワー接続部、３５；導入接続部、３６；シャワー配管、３７；接続部、３８；鍔部、４０；中継ぎ部材、４１；第１の管、４３；第２の管、４４；鍔部、４５；接続部、４６；挿通部、４７；当接部、４８；２面部、４９；雄ネジ部、５０；水栓部品用ブラケット、５１；ブラケット本体、５２；取付脚、５３、５４；貫通孔、５５；円形孔部、５６；長円形孔部、５８；入口側の部分、５９；取付代、６１；移動許容部、６２；切り欠き、６３；クリップ、６５；上縁、６６；下縁、７１、７２；突出部、７３；切り欠き部、７５；リブ、７６；開放部、７７；パッキン、７８；切り欠き、８０；水栓部品、８１；他の水栓部品。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Each of the present invention has an attachment portion, and is sandwiched between a contact portion provided in the faucet component and a fixing member attached to the insertion portion in a state where the insertion portion of the faucet component is inserted through the attachment portion. The present invention relates to a faucet bracket.
[0002]
[Prior art]
For example, when installing a faucet in an installation part such as a counter, in order to support the faucet parts such as the faucet body and piping to the installation part, to position various faucet parts, or A faucet part bracket may be used for the purpose of reinforcing the above. For example, FIG. 6 shows a faucet component bracket 50 that supports the faucet component 80 at a desired installation portion. In this faucet component bracket 50, the insertion portion 46 of the faucet component 80 is inserted into the attachment portion 60 from the back surface, and a hook-shaped contact portion 47 having a larger diameter than the attachment portion 60, and the insertion portion 46. It is clamped by a fixing nut 7 screwed from the front end side.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this faucet component bracket 50, the faucet component 80 is attached and detached from the back side, so that the arrangement state of other faucet components on the back side of the faucet component bracket 50 and the installation part such as the wall surface Depending on the state, the faucet part 80 may not be attached or detached. For example, as shown by the two-dot chain line in the figure, when another faucet part 81 such as a pipe is installed on the back side of the mounting portion 60, the other faucet part 81 becomes an interference and the faucet part The faucet part 80 cannot be attached to or detached from the bracket 50 for use. The same applies to a case where a sufficient space for attaching / detaching the faucet component 80 cannot be secured between the faucet component bracket 50 and a wall surface or the like to which the faucet component bracket 50 is attached.
[0004]
Each of the present inventions has been made in view of such a situation, and the object of the invention is a faucet component that can be attached to and detached from the faucet component regardless of the arrangement state of other faucet components on the back side. Is to provide brackets.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
First, the invention of claim 1 is “attached to the abutting portion provided in the faucet component and the insertion portion in a state in which the mounting portion has the insertion portion and the insertion portion of the faucet component is inserted into the attachment portion. A faucet component bracket that is sandwiched between fixing members,
The formed continuously to the mounting portion, provided with a movement permitting portion for allowing the movement of the insertion passage part while inserting the insertion portion Rutotomoni,
The movement allowing portion is a faucet component bracket that is open at an end face .
The first reference invention disclosed in the present specification for reference (hereinafter referred to as Reference Invention 1) is as follows. “In the state of having a mounting portion and inserting the insertion portion of the faucet component into the mounting portion, A bracket for a faucet part sandwiched between a contact part provided in a part and a fixing member attached to the insertion part, the bracket being connected to the attachment part and inserted through the insertion part. A faucet component bracket "provided with a movement allowing portion that allows movement of the portion.
[0006]
In the invention of claim 1 and the reference invention 1 , since it includes the movement allowing portion connected to the mounting portion, the route when attaching and detaching the faucet part can be a route that avoids interference with the interference object, The faucet part can be attached and detached regardless of the arrangement state of the interference. For example, if there is an interfering object on the back side of the mounting part and the faucet part cannot be inserted into the mounting part from the back side, put the faucet part on the movement-permitting part at a position where the interfering object does not become an obstacle. The faucet component may be moved to the attachment portion while being inserted.
[0007]
Here, in the invention of claim 1 and the reference invention 1 , examples of the “water faucet part” include “a faucet body incorporating a valve device”, “a water discharge pipe”, “a water discharge device such as a water discharge head”, “water Supports the faucet body by being interposed between the faucet body and the terminal part of the water supply pipe, etc. Examples include “connectors (sockets and the like)”, “maintenance equipment such as stopcocks and strainers”, and the like.
[0008]
Next, a second reference invention (hereinafter referred to as reference invention 2) disclosed by reference in the present specification is as follows: “In the reference invention 1 characterized in that the movement allowing portion is open at the end face” . a faucet parts bracket "according.
[0009]
In the invention of claim 1 and the reference invention 2 , it is possible to attach and detach the faucet part from the end face side of the faucet part bracket by opening the movement allowance portion at the end face, and to efficiently attach and detach the faucet part. Can be done automatically.
[0010]
Next, the invention of claim 2 is “the faucet component bracket according to claim 1, wherein the movement allowing portion is formed in a shape through which the faucet component can be inserted”. .
According to a third reference invention disclosed in the present specification for reference (hereinafter referred to as reference invention 3), “the movement allowing portion is formed in a shape that allows the faucet component to be inserted therein. It is a bracket for faucet parts according to any one of the reference invention 1 and the reference invention 2 ”.
[0011]
In the invention of claim 2 and the reference invention 3 , the movement permitting part is formed in a shape that allows the faucet part to be inserted, so that the faucet part can be attached and detached from either side of the faucet part bracket. The faucet parts can be attached and detached efficiently. Incidentally, according to the invention of claim 1, the "movement permitting part" if Kere set the condition to be opened at the end face of the faucet part bracket, it can be inserted in faucet parts from more various directions.
[0012]
Finally, the invention of claim 3 is as follows: “The faucet part includes a connection part connected to a connection part of another faucet part, and the movement allowing part is connected in a connection direction of the connection part. The faucet component bracket according to claim 1 or 2 , wherein the bracket is provided along the faucet part.
The fourth reference invention disclosed in the present specification for reference (hereinafter referred to as reference invention 4) is as follows: "The faucet part includes a connection part connected to a connection part of another faucet part. The movement-permitting portion is a water faucet component bracket according to any one of the reference inventions 1 to 3, wherein the movement allowing portion is provided along a connection direction of the connection portion.
[0013]
When mounting the faucet part to the faucet part bracket, it may be necessary to connect the faucet part to another faucet part. At this time, if the insertion direction with respect to the faucet part bracket and the connection direction with respect to the other faucet parts do not match, the faucet part and the other faucet part cannot be directly connected, Separate piping must be used. On the other hand, in the invention of claim 3 and the reference invention 4 , even in such a case, after the faucet component is inserted into the faucet component bracket, the movement permitting portion moves along the connecting direction with other faucet components. Therefore, connection with other faucet parts can be performed with this movement.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a first example of a faucet component bracket 50. This bracket 50 for faucet parts shows one specific example of each invention of the reference invention 1, the reference invention 3, and the reference invention 4, for example, the embedded faucet embedded in the counter 1 etc. of the washroom of a bathroom 10 applies well.
[0015]
First, an outline of the embedded water tap 10 will be described. The embedded faucet 10 includes a temperature control main body 20 containing a mixing valve device (not shown), a switching main body 30 containing a switching valve device (not shown), a temperature adjusting handle 11, A path switching handle 12, a water discharge pipe 13, and a shower head (not shown) are provided.
[0016]
The temperature control main body 20 includes a fixing portion 21 having a male screw engraved on its peripheral surface, and a hook-shaped contact portion 22 projects from the proximal end side of the fixing portion 21. Further, the temperature control main body 20 includes a water supply connection portion 23, a hot water supply connection portion 24, and a discharge connection portion 25. A water supply pipe 26 is connected to the water supply connection section 23, a hot water supply pipe 27 is connected to the hot water supply connection section 24, and a communication pipe 28 is connected to the discharge connection section 25. In the temperature control main body 20, water introduced through the water supply connection portion 23 and hot water introduced through the hot water supply connection portion 24 are mixed with hot water having a desired temperature by the mixing valve device, and the hot water is discharged and connected. 25 to the connecting pipe 28.
[0017]
The switching main body 30 includes a fixing portion 31 with a male screw engraved on the peripheral surface, and a stepped surface contact portion 32 is provided on the base end side of the fixing portion 31. Further, the switching main body 30 includes a water discharge pipe connection part 33, a shower connection part 34, and an introduction connection part 35. A female connection portion 37 having a flange 38 at the protruding end is screwed to the water discharge pipe connection portion 33. The connecting portion 37 is oriented in the central direction of the embedded faucet 10 and is connected to the water discharge pipe 13 via a splicing member 40 showing a specific example of “a faucet part” in the present invention. Yes. The details of the intermediate member 40 will be described later.
[0018]
Moreover, the shower connection part 34 is connected to the shower head via the shower pipe 36, and the connection pipe 28 from the temperature control main body part 20 is connected to the introduction connection part 35. And in this switching main-body part 30, the switching valve apparatus switches the water discharge direction of the hot water which flowed in through the introductory connection part 25 to either the water discharge pipe 13 side or the shower head side, adjustment of water discharge amount, and water discharge Is controlled.
[0019]
Next, the details of the intermediate member 40 and the faucet component bracket 50, the installation method of the embedded faucet 10, and the like will be described with reference to FIGS.
[0020]
The intermediate member 40 is configured by connecting a first tube 41 and a second tube 43 in a bent shape. A male connection portion 45 having a flange 44 is provided at the end of the first tube 41. Further, an insertion portion 46 that is inserted into the attachment portion 60 of the faucet component bracket 50 is provided at the end of the second pipe 43. A male screw portion 49 is engraved on the peripheral surface of the insertion portion 46, and a contact portion 47 protrudes from the peripheral surface on the proximal end side of the insertion portion 46. Two parallel surface portions 48 are provided on the upper and lower surfaces. In the first example, a bowl-shaped member is illustrated as the “contact portion 47”, but the form of the contact portion 47 is not limited to this. For example, the contact portion 47 may be a stepped surface like the contact portion 32 of the switching main body 30 described above.
[0021]
As shown in FIGS. 1 and 2, the faucet component bracket 50 includes a bracket main body 51 configured in a flat plate shape, and mounting legs 52 and 52 that protrude rearward from both side ends of the bracket main body 51. The mounting legs 52 and 52 are provided with mounting allowances 59 and 59 in a bent shape at the projecting ends, and are provided with notches 62 for performing piping routing processing and the like. As shown in FIG. 1, the faucet component bracket 50 is fixed to the wall surface 3 located behind the front panel 2 of the counter 1. This fixing is performed, for example, by screwing the mounting margins 59, 59 of the both mounting legs 52, 52 to the flange wall surface 3.
[0022]
The bracket main body 51 includes a through hole 53 to which the temperature control main body 20 is attached and a through hole 54 to which the switching main body 30 is attached. As shown in FIG. 1, the temperature adjusting main body 20 is fixed to the abutting portion 22 in which the fixing portion 21 is inserted into the through hole 53 and abutted against the back surface of the bracket main body 51 via a spacer or the like. The bracket main body 51 is clamped by a fixing nut 4 screwed from the tip end side of the portion 21, thereby being fixed to the faucet component bracket 50. Similarly, the switching main body 30 has its fixing portion 31 inserted through the through hole 54, the abutting portion 32 that is in contact with the back surface of the bracket main body 51 via a spacer or the like, and the distal end side of the fixing portion 31. The bracket main body 51 is sandwiched between the fixing nut 4 screwed more and is fixed to the faucet component bracket 50.
[0023]
Meanwhile, the bracket body 51 is provided with a harpoon-shaped through hole between the two through holes 53 and 54. This through hole is a continuous combination of a circular hole 55 sized to pass through the intermediate member 40 and an oval hole 56 sized to pass through the insertion portion 46 but not through the entire intermediate member 40. Configured. An attachment portion 60 to which the intermediate member 40 is attached is constituted by a portion on the heel end side of the oval hole portion 56. Further, the movement-allowing portion 61 is configured by the inlet-side portion 58 of the oval hole portion 56 and the circular hole portion 55. Here, in this example, as the shape of the attachment portion 60, the insertion portion 46 of the relay member 40 cannot be inserted from the back side, but the two surface portions 48 provided in the insertion portion 46 allow the circular hole portion 55 to be inserted. Adopts an insertable shape. In addition, the shape of the attachment portion 60 is not limited to this, and may be a shape that allows the insertion portion 46 of the intermediate member 40 to be inserted from the back side, and the intermediate member 40 that is a faucet component is attached to the attachment portion 60. Thus, any shape may be used as long as the insertion portion 46 is inserted into the attachment portion 60.
[0024]
In the first example, after the temperature control main body 20 and the switching main body 30 are fixed to the faucet component bracket 50, the intermediate member 40 is fixed to the faucet component bracket 50. Next, attachment of the intermediate member 40 to the faucet component bracket 50 will be described.
[0025]
First, the connecting member 40 is rotated in the direction of arrow A in FIG. 2, and the first tube 41 is made to reach the back of the bracket body 51 using the circular hole portion 55 of the movement allowing portion 61. Next, the contact portion 47 is made to reach the back of the bracket body 51 using the circular hole portion 55 while being reversed in the direction of the arrow B in FIG. Next, when the intermediate member 40 is appropriately rotated around the axis of the second tube 43 and moved in the direction of the attachment portion 60, the two surface portions 48 of the insertion portion 46 become oval holes as shown in FIG. The upper edge 65 and the lower edge 66 of 56 are slidably fitted, and the posture of the intermediate member 40 is corrected. That is, the connecting portion 45 of the intermediate member 40 is corrected so as to face the connecting portion 37 of the switching main body portion 30 on the same axis. When the intermediate member 40 is further moved in the direction of the attachment portion 60, the insertion portion 46 is inserted into the attachment portion 60. From this state, as shown in FIG. 1, a fixing nut 5, which is an example of a fixing member, is screwed from the distal end side of the insertion portion 46. Thereby, the bracket main body 51 is clamped by the fixing nut 5 and the contact portion 47, and the attachment of the intermediate member 40 is completed.
[0026]
Further, as shown in FIG. 3, with the movement of the intermediate member 40 to the attachment portion 60, the connection portion 45 of the intermediate member 40 is inserted into the connection portion 37 of the switching main body portion 30, and each connection portion The flange portions 44 and 38 of 45 and 37 abut against each other. Then, a retaining clip 63 or the like is externally fitted between the both flange portions 44 and 38, and the connection of both the connection portions 45 and 37 is completed. As the clip 63, for example, a bent leaf spring can be exemplified. Further, in each of the present inventions, unlike the first example, the male and female of both connection portions 45 and 37 may be reversed, or the connection of both connection portions 45 and 37 may be performed by other connection means. For example, this connection may be made by screwing a cap nut rotatably attached to one of the connection part 45 or the connection part 37 to the other. However, as in the first example, if a screw member such as a cap nut is not required and one of the connecting portions 45 and 37 is inserted into the other and connected, a “one-touch type” connecting means is employed. The faucet parts can be attached and removed efficiently.
[0027]
In the first example, as shown in FIG. 1, the connecting pipe 28 and the like are routed around the back surface side of the relay member 40, and the connection portion 37 of the switching main body 30 is directed toward the relay member 40. . Accordingly, it is difficult to attach the intermediate member 40 to the faucet component bracket 50 from the back side. However, the intermediate member 40 can be easily attached to the attachment portion 60 through the movement allowing portion 61 as described above.
[0028]
By the way, in the first example, the front panel 2 is disposed in front of the faucet component bracket 50 after the attachment of the intermediate member 40. At this time, the fixing portion 21 of the temperature control main body portion 20, the fixing portion 31 of the switching main body portion 30, and the insertion portion 46 of the intermediate member 40 are respectively inserted into the passage holes 9a, 9b, 9c of the front panel 2. The Then, the fixing nut 21 (the fixing nut 21 to the fixing portion 21 and the fixing nut 21 to the fixing portion 21 and the fixing portion 31 of the switching main body portion 30, and the insertion portion 46 of the relay member 40 are connected to the fixing portion 21 of the temperature control main body portion 20, The fixing nuts 31 to the fixing part 31 are not shown), and the attachment of the front panel 2 is completed. Further, the water discharge pipe 13 is connected to the distal end portion of the insertion portion 46 of the intermediate member 40, and the water discharge pipe 13 is covered with the water discharge pipe cover 8. Further, the temperature control handle 11 is attached to the “spindle of the mixing valve device” that protrudes from the fixing portion 21 of the temperature control main body portion 20, and the “switch valve device of the switching valve device protrudes from the fixing portion 31 of the switching main body portion 30. A handle 12 for switching the flow path is attached to the “spindle”.
[0029]
Next, a second example of the faucet component bracket 50 will be described with reference to FIGS. This faucet component bracket 50 shows a specific example of each of the first and third aspects of the invention. The faucet component bracket 50 according to the second example is for positioning various faucet components and reinforcing the installation part where the faucet components are installed. A similar configuration will be described with the same reference numerals as in the first example.
[0030]
As shown in FIGS. 4 and 5, the faucet component bracket 50 includes a flat bracket body 51 and projecting portions 71 and 72 projecting rearward from both side ends of the bracket body 51. As shown in (b), the rear face of the front panel 2 is abutted through a packing 77 or the like, and is fixed by clamping a fixing nut 6 or the like attached from the front of the front panel 2 and the contact portion 47 or the like. Is. However, the faucet component bracket 50 may be provided with mounting legs 52 and 52 similar to those of the first example and fixed to the wall surface 3.
[0031]
The bracket main body 51 is provided with through holes 53 and 54 similar to those in the first example, and the protrusions 71 and 72 are provided with notches 78 for performing piping routing processing and the like. The bracket body 51 is provided with a notch 73 formed between the through holes 53 and 54 so as to draw a bent path and opened at the upper end surface of the bracket body 51. . The notch 73 is sized such that it can be inserted through the insertion portion 46 of the intermediate member 40 but cannot pass through the entire intermediate member 40. And the attachment part 60 is comprised by the part by the side of the heel end of this notch part 73, and the movement permissible part 61 is comprised by the other part.
[0032]
The faucet component bracket 50 also serves to reinforce the installation portion. Therefore, the bracket main body 51 is provided with reinforcing ribs 75. In the first aspect of the invention, the opening position of the movement allowing portion 61 is not limited to the upper end surface of the bracket body 51 shown in the second example. For example, the lower end surface, the right end surface, or the left end surface of the bracket body 51 may be used. The shape of the movement allowing portion 61 is not limited to the second example. For example, the shape of the movement allowing portion 61 reaches a mounting portion after drawing a straight, inclined, or arcuate path from any end surface of the bracket body 51. There may be.
[0033]
Next, an example of a method for attaching the intermediate member 40 to the faucet component bracket 50 will be described with reference to FIG. First, the intermediate member 40 is disposed above the opening 76 of the movement allowing portion 61. At this time, the contact portion 47 is positioned behind the bracket body 51. Then, as shown in FIG. 5A, the intermediate member 40 is moved along the movement allowing portion 61 from the upper side to the lower side, and then moved in the lateral direction to reach the attachment portion 60. By the movement in the lateral direction, the connection portion 45 of the intermediate member 40 and the connection portion 37 of the switching main body portion 30 are connected. Then, as shown in FIG. 5B, the front panel 2 is disposed in a state where the packing 77 or the like is interposed on the front surface of the faucet component bracket 50, and a fixing nut is inserted into the insertion portion 46 from the front of the front panel 2. 6 is screwed. Thereby, the bracket main body 51 and the front panel 2 are clamped by the fixing nut 6 and the contact portion 47, and the attachment of the intermediate member 40 is completed. In addition, in this 2nd example, it is good also as a shape which can insert the insertion part 46 of the joining member 40 from the back surface side in the movement permission part 61 and the attaching part 60. FIG. In this way, the intermediate member 40 can be attached / detached not only from the end surface but also from the back surface side, and the intermediate member 40 can be attached / detached by various methods.
[0034]
In the first example and the second example described above, the mode in which one movement allowance part 61 is continuously provided for one attachment part 60 is illustrated. However, in each of the present inventions, a plurality of attachment parts 60 are provided. The movement allowance part 61 may be provided continuously. In this aspect, since the most suitable movement allowance part 61 can be selected according to the situation of an installation part, attachment / detachment of faucet parts can be performed by various methods. In each of the present inventions, the number of attachment portions provided on the faucet component bracket may be plural. Furthermore, the faucet component to which the present invention is applied is not limited to the above-described intermediate member 40. For example, the temperature control main body 20 and the switching main body 30 shown in the first example or the like may be used as the “water faucet component” in the present invention. In this case, the fixing portions 21 and 31 of the temperature control main body 20 and the switching main body 30 are referred to as “insertion portions” in the present invention, and the contact portions 22 and 32 are referred to as “contact portions” in the present invention. That's fine.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to each of the present inventions, a faucet component bracket capable of attaching and detaching the faucet component is obtained regardless of the arrangement state of other faucet components and the like on the back surface side.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan sectional view showing a first example of a faucet component bracket.
FIG. 2 is a perspective view of the faucet component bracket of FIG.
FIG. 3 is a front view showing a connection method between a faucet part and another faucet part.
FIG. 4 is a front view showing a second example of a faucet component bracket.
5A is a vertical cross-sectional view taken along line 1-1 in FIG. 4, and FIG. 5B is a vertical cross-sectional view taken along line 2-2 in FIG.
FIG. 6 is a perspective view for explaining a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1; Counter, 2; Front panel, 3; Wall surface, 4-7; Fixing nut, 8; Water discharge pipe cover, 9a, 9b, 9c; Pass-through hole, 10: Embedded water tap, 11, 12; Water discharge pipe, 20; temperature control main body part, 21; fixing part, 22; contact part, 23; water supply connection part, 24; hot water connection part, 25; discharge connection part, 26; water supply pipe, 27; 28; communication pipe, 30; switching main body part, 31; fixing part, 32; contact part, 33; water discharge pipe connection part, 34; shower connection part, 35; introduction connection part, 36; shower pipe, 37; , 38; collar portion, 40; intermediate member, 41; first tube, 43; second tube, 44; collar portion, 45; connection portion, 46; insertion portion, 47; , 49; male thread part, 50; bracket for faucet part, 51; bracket body, 52; mounting leg, 53, 54; Through hole, 55; circular hole, 56; oval hole, 58; inlet side portion, 59; mounting allowance, 61; movement allowance, 62; notch, 63; clip, 65; upper edge, 66; Lower edge, 71, 72; Projection, 73; Notch, 75; Rib, 76; Open part, 77; Packing, 78; Notch, 80: Faucet part, 81;

Claims

A faucet part that has an attachment part and is sandwiched between a contact part provided in the faucet part and a fixing member attached to the insertion part in a state where the insertion part of the faucet part is inserted through the attachment part Brackets for
The formed continuously to the mounting portion, provided with a movement permitting portion for allowing the movement of the insertion passage part while inserting the insertion portion Rutotomoni,
The faucet bracket according to claim 1, wherein the movement allowing portion is open at an end face .

The bracket for a faucet part according to claim 1, wherein the movement allowing portion is formed in a shape that allows the faucet part to be inserted .

The faucet part includes a connection part connected to a connection part of another faucet part, and the movement allowing part is provided along a connection direction of the connection part. The bracket for faucet parts in any one of Claim 1 or Claim 2.