JP3644025B2

JP3644025B2 - Cover faucet

Info

Publication number: JP3644025B2
Application number: JP33204098A
Authority: JP
Inventors: 直樹堤
Original assignee: 株式会社ケーブイケー
Priority date: 1998-11-07
Filing date: 1998-11-07
Publication date: 2005-04-27
Anticipated expiration: 2018-11-07
Also published as: JP2000144833A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体をカバーで被覆したカバー水栓に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、吐水口をカバー外に露呈させたカバー水栓が用いられている。例えば、図４（ａ）に示すように、カバー２０に設けられた挿通部２４より吐水口Ｔを露呈させたカバー水栓（以下、「従来例１」という。）が用いられている。このカバー水栓では、カバー２０内に配置されるフランジ部（本例では、吐水口Ｔ中間部のフランジ部を例示）Ｆと、カバー２０外に配置される外部部材（本例では、吐水口キャップを例示）Ｃとでカバー２０を挟持することが行われている。これにより、吐水口Ｔの「ガタツキ」が防止されると共に、挿通部２４と吐水口Ｔとの間の隙間を通じて、カバー２０内にゴミ等の異物が侵入することを防止できる。
【０００３】
また、吐水口の突出方向とカバーの着脱方向とが一致しないカバー水栓等においては、カバーの着脱の容易化を図るために、カバーを挿通部の周囲で分割することがある（以下、「従来例２」という。）。例えば、図４（ｃ）に示す具体例では、カバー２０を挿通部２４の前後で、主要部をなす主カバー２Ａとこれを補完する副カバー２Ｂとに分割する。そして、主カバー２Ａに形成される挿通部２４後方に「逃がし２７」を設けて、主カバー２Ａの前後方向への着脱を可能とすると共に、上下方向に着脱される副カバー２Ｂによって「逃がし２７」を封鎖することが行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来例１及び従来例２に示すカバー水栓には以下のような問題点がある。
即ち、従来例１においては、外部部材Ｃを螺合固定する構造とされるのが一般的であるが、その締め込み量を常に適量とすることは困難である。このため、締め込み量が過量となり、カバー２０に不要な応力を生じ、カバー２０の外観の低下や破損等を生じさせたり、締め込み量が不足して吐水口Ｔに「ガタツキ」を生ずることがある。特に、外部部材Ｃ、フランジ部Ｆ、カバー２０等に寸法上の誤差や位置ずれを生じた場合には、図４（ｂ）に示すように、カバー２０に不要な「たわみ」等を生じ、カバー２０の外観が低下する等の不具合を生ずることになる。
【０００５】
また、従来例２では、吐水口Ｔをカバー２０に固定する構造でないため、吐水口Ｔに「ガタツキ」を生ずる可能性がある。更に、主カバー２Ａ及び副カバー２Ｂが正確に接合するように、両者を精度良く作製することが必要なため、カバー水栓の製造コストが高くなる。
また、従来例２のカバー水栓が、図４（ｃ）に図示する具体例のように、挿通部２４と吐水口Ｔとの間の隙間を許容するタイプである場合には、この隙間を通じてカバー２０内に異物が侵入するおそれがある。更に、この隙間を許容しないタイプであっても、主カバー２Ａ若しくは副カバー２Ｂの寸法上の誤差のために、予定外の隙間を生ずる可能性がある。一方、この不具合を防止するために、従来例１のように、カバー２０内にフランジ部Ｆを設け、このフランジ部Ｆと外部部材Ｃとでカバー２０を挟持することも考えられるが、この場合にも、外部部材Ｃの締め込み量を常に適量とすることが困難である。
【０００６】
尚、特開平１０−１９８７号公報に例示されたカバー水栓のように、本体を固定するためのステー（ブラケット）に吐水口を固定すれば、カバーに不要な応力を生ずることを回避できる。しかし、この態様においても、従来例１及び従来例２と同様に、カバーの挿通部と吐水口等との間の隙間を隠蔽しなければ、カバー内に異物が侵入することになる。
【０００７】
本各発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、先ず、請求項１の発明については、カバーの挿通部を隠蔽できると共に、カバー外方への吐水流路を形成する口金をカバーにしっかりと組み付けることができ、しかも、カバーに不要な応力を生じさせないカバー水栓を提供することである。
次に、請求項２の発明については、請求項１の発明のカバー水栓において、カバーに不要な応力を生ずることをより確実に防止することである。
【０００８】
また、請求項３の発明については、請求項１又は請求項２の発明において、本体、カバー等の寸法精度や、これらの位置関係のバラツキを確実に吸収して、請求項１又は請求項２の発明の目的をより一層、確実に達成することである。
更に、請求項１の発明については、カバー水栓の構成部品の共通化やカバーの着脱作業の容易化を図ることである。
最後に、請求項４の発明については、請求項１乃至請求項３の何れかの発明において、カバー水栓の構成部品の数を少なくすることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本各発明が採った手段は、先ず、請求項１の発明については、
「本体をカバーで被覆したカバー水栓であって、カバー外方への吐水流路を形成する口金を、カバーに設けられた挿通部を通じてカバー外より前記本体に接続し、該口金のカバー外方への露呈部分によってカバーを押圧したカバー水栓であり、
前記本体を弁装置を内蔵する本体部と、該本体部に固着され、前記口金の接続部位を形成する接続部と、を有するものとしたカバー水栓であり、
前記本体は、壁面に取着され、
前記カバーは、過膨出部を備えた略容器形状のものであり、該過膨出部の底面に前記挿通部が穿設され、
前記カバーは、背面側の両端と過膨出部の底面とを支持されて固定されること」
をその要旨とする。
【００１０】
請求項１の発明によると、露呈部分をカバーに押圧させることで、挿通部を隠蔽しながら、口金をカバーにしっかりと組み付けることができる。即ち、単に、カバーの一面側（表面側）が押圧されるだけであるため、カバーに不要な応力を生じ難い。
また、本発明では、本体にカバーを被着した後に、「吐水流路を形成する部材」としての「口金」を本体に接続するため、「口金」の露呈方向とカバーの着脱方向とが一致しない場合においても、従来例２に示すように、カバーを分割タイプとしたり、特開平１０−１９８７号公報に示すように、「吐水流路を形成する部材（特開平１０−１９８７号公報では、吐水口）」を回転可能とする必要はない。但し、本発明は、分割タイプのカバーを備えるカバー水栓に対しても好適に適用できる。この態様では、挿通部を口金の露呈部分で隠蔽できるため、分割カバー（主カバー、副カバー等）の接合部分の寸法精度をラフにできるという効果が得られる。
【００１１】
次に、請求項２の発明については、
「請求項１のカバー水栓において、前記口金を手締めによって前記本体に接続したこと」
をその要旨とする。
請求項２の発明では、口金を工具によらず、手締めによって本体に接続するため、カバーに不要な応力を生ずることをより確実に防止できる。
【００１２】
また、請求項３の発明については、
「請求項１又は請求項２のカバー水栓において、前記本体と、口金との間に接続調節用のクリアランスを設けたこと」
をその要旨とする。
請求項３の発明によると、口金、本体、カバー等の構成部品に寸法精度や位置関係のバラツキがあっても、これらを「クリアランス」によって確実に吸収できるため、カバーに不要な応力を生ずることをより一層、確実に防止できる。
【００１３】
更に、請求項１の発明については、
「前記本体を弁装置を内蔵する本体部と、該本体部に固着され、前記口金の接続部位を形成する接続部と、を有するものとしたこと」
をその要旨とする。
請求項１の発明では、本体をその主要部をなす本体部と、口金との接続に関与する接続部とに分けて構成する。従って、接続部の装着箇所や、装着される接続部のサイズ等を適宜、選択することによって、同一の本体部を種々の態様のカバー水栓（例えば、底面側より吐水口が突出するカバー水栓や上面側より吐水口が突出するカバー水栓等）の共通部品として汎用的に用いることができる。
【００１４】
また、本発明によると、接続部を本体部に十分な水密性を確保した状態で取着した後に、本体をカバーで被覆し、接続部に口金を接続できる。
【００１５】
最後に、請求項４の発明については、
「請求項１乃至請求項３の何れかに記載のカバー水栓において、前記口金は吐水口を形成すること」
をその要旨とする。
請求項４の発明は、「口金」の一具体例を示すものであり、この発明によると、口金に別途「吐水口」を接続する必要がないため、カバー水栓の構成部品の数が少なくなる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に、本各発明に関わるカバー水栓の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
このカバー水栓は、図１及び図２に示すように、本体１０と、カバー２０と、口金３０とを備えている。
このうち、本体１０は、請求項１の発明の一具体例を示すものであり、屈曲板状のステー５０を用いて浴室等の壁面Ｙに取着されている。また、この本体１０は、請求項１の発明の「弁装置」の各具体例を示す温調弁Ａ及び切換弁Ｂを内蔵した本体部１１と、後述する口金３０の接続部位を形成する接続部１２と、を有している。
【００１７】
温調弁Ａは、給湯管Ｈからの湯と給水管Ｃからの水を所定の混合比率で混合して所望温度の混合湯水とするものである。尚、本例では、この温調弁Ａとして、「ワックスエレメントや形状記憶合金エレメント等の温度変化に対応して変形する感温素子を用いて構成され、湯及び水の混合度合いを自動的に調節するサーモスタットカートリッジ」を用いている。但し、この温調弁Ａとして、摺動ディスク方式、２ハンドル方式等の他の方式のものを用いてもよい。
【００１８】
この温調弁Ａより流出する混合湯水は、本体部１１内に設けられた供給路Ｋを介して切換弁Ｂへと流入する。
この切換弁Ｂは、供給路Ｋから供給された混合湯水を「本体部１１下面のカラン側接続口１ａの側」若しくは「本体部１１側面のシャワー側接続口１ｂの側」へと択一的に流出させたり、流出量の調節や同時止水を行う。尚、切換弁Ｂの方式も種々選択でき、例えば、「互いに平面摺動して流路の開閉を行う固定ディスクと可動ディスクとを用いて構成される摺動ディスク方式」、「対向する一対の弁口に対して弁体を進退させて流路の切換及び流量の調節を行うリフト方式」、「各々円筒状に形成されると共に互いに挿嵌された可動弁体及び固定弁体を有し、互いに周面摺動して流路の開閉を行うロータリー方式」等を例示できる。
【００１９】
また、本例では、カバー水栓に設けられる吐水流路が、「カラン側の吐水流路」と「シャワー側の吐水流路」との２つであるため、切換弁Ｂとして三方弁を用いるが、吐水流路が３つ以上である場合には、四方以上の多方弁を用いることができる。更に、切換弁Ｂが同時止水を行わないものであってもよい。
接続部１２は、請求項１の発明の「接続部」の一具体例を示すものであり、図３に示すように、袋ナット部１ｃと、この袋ナット部１ｃより一体的に延設された筒状部１ｄとを備えている。そして、筒状部１ｄの中間側周面には雄ネジ部１ｅが設けられ、先端側周面の周回溝にはパッキングＰが装着されている。
【００２０】
この接続部１２は、図３に示すように、カラン側接続口１ａ周面の雄ネジ部１ｆに袋ナット部１ｃを螺合して本体部１１に取着される。この取着の際には、パッキング１ｈが介在されると共に袋ナット部１ｃが工具（スパナ等）を用いて、しっかりと締め付けられるため、接続部１２及びカラン側接続口１ａ間の水密性は確実に確保される。しかも、袋ナット部１ｃの締め付け作業は、カバー２０を被覆する前の本体部１１に対して施せばよいため、容易に行うことができる。
【００２１】
尚、本例と異なり、接続部１２より袋ナット部１ｃを除外し、別体の締結部材（袋ナット等）を用いて本体部１１に取着することもできる。また、本例の本体部１１は、図３に示すように、カラン側接続口１ａの他に、不使用状態の接続口１ｋを備え、この接続口１ｋにはキャップ１ｍが水密状に被着されている。即ち、本例は、カバー２０の底面側よりカラン吐水を行うカバー水栓であるため、底面側の接続口（カラン側接続口１ａ）を利用するが、例えば、このカバー水栓をカバー２０の上面側よりカラン吐水を行うものに改変する場合には、上面側の接続口１ｋを利用すればよい。また、左右勝手違いとする場合に、接続口１ｋを下側としてこれをカラン側接続口とすることもできる。このように、請求項４の発明に従って、本体部１１と接続部１２とを別体とすれば、同一の本体部１１を複数タイプのカバー水栓の共通部品とできる。
【００２２】
また、請求項１の発明では、本体部１１と接続部１２との取着方法は特に限定されず、例えば、本例に示すカラン側接続口１ａと接続部１２の各ネジ部の雌雄を逆にしたり、一方に設けられたソケットと他方に設けられたプラグとを水密状に嵌合するもの等であってもよい。
更に、本例では、図１に示すように、シャワー側接続口１ｂに「シャワー側の吐水流路」の上流側を構成するシャワー管Ｑの一端が接続され、その他端にはジョイントＪが接続されている。
【００２３】
カバー２０は、図１及び図２に示すように、前面上半側に過膨出部２１を備えた略容器形状のものである。そして、過膨出部２１には、前面左右に通過孔２ａ、２ｂが穿設され、底面に本各発明の「挿通部」の一具体例を示す挿通部（挿通孔）２４が穿設されている。また、背面側左端は屈曲弾発状の板バネ部２ｃとされ、背面側右端には通過孔２６が設けられている。
本カバー２０は、温調弁ＡのスピンドルＤと左方の通過孔２ａとを位置合わせすると共に、切換弁Ｂのスピンドルｄと右方の挿通孔２ｂとを位置合わせした状態で斜め下方へと移動すると、本体１０に被着される。その際、後述する口金３０を接続部１２に接続する前の状態であるため、本体１０側にはカバー２０の斜め下方への移動の邪魔になる突出部分は存在しない。
【００２４】
また、このカバー２０の被着の際に、図１に示すように、板バネ部２ｃをステー５０の左端の屈曲部５１に係止すると共に、ジョイントＪをステー５０の右端の屈曲部５２の挿通孔５３及びカバー２０の背面側右端の通過孔２６に挿通する。そして、ジョイントＪにシャワーエルボーＥの基端を接続しながら、ジョイントＪ及びシャワーエルボーＥでカバー２０の背面側右端及び屈曲部５２を挟持する。このように、シャワー側の吐水流路に対して本各発明を適用しないのは、シャワーは、その使用に際して振り回されるものであるため、シャワーエルボーＥに捻りや引っ張り等の応力が加わる。よって、これらの応力に十分に耐え得るよう、シャワーエルボーＥを堅固に固定するためである。但し、シャワーエルボーＥに大きな力が加わらない場合には、シャワー側の吐水流路に対しても、後述する「カラン側の吐水流路」と同様に本各発明を適用してもよい。シャワー側の吐水流路がカバー２０の前面側で露呈する場合には特に有効である。
【００２５】
口金３０は、請求項１〜請求項４の発明の「口金」の一具体例を示すものであり、図３に示すように、挿通部２４に遊挿可能な外径とされた略筒状の非露呈部分３１と、「挿通部２４より大径のフランジ部３Ａ」及び小径部３Ｂからなる露呈部分３２と、を備えている。また、非露呈部分３１の根本側内壁面には雌ネジ部３ａが設けられ、小径部３Ｂの先端側外壁面には雄ネジ部３ｂが設けられている。更に、フランジ部３Ａの周面にはローレットＲ等の滑り止めが設けられている。
【００２６】
この口金３０は、図３に示すように、カバー２０外より挿通部２４を通じて、接続部１２に接続される。この作業は、請求項２の発明に従って、作業者の手で口金３０を締め込むことによって行われ、これにより、図２に示すように、非露呈部分３１の雌ネジ部３ａが接続部１２の雄ネジ部１ｅに螺合され、フランジ部３Ａがカバー２０の挿通部２４周囲の表面に当接する。その際、フランジ部３Ａを手でつまみ、口金３０を手締めすることになるため、作業者は手感触で口金３０の締め付け量、フランジ部３Ａのカバー２０への当接の有無、当接の程度等を的確に認識できる。尚、口金３０側を雄側とし、接続部１２側を雌側として互いに螺合してもよい。
【００２７】
また、この締め込み作業は、工具を用いて一気に行うのではなく、手作業によって序々に行われるため、フランジ部３Ａからカバー２０に加わる押圧力を適度なものにコントロールし易い。例えば、作業者が口金３０を序々に締め込み、フランジ部３Ａがカバー２０に当接したことを手感触で認識したところで、この作業を完了することとすれば、フランジ部３Ａからカバー２０へと無用な外力が殆ど加わらない。但し、請求項１の発明、及び請求項３〜請求項４の発明においては、口金３０を工具を用いて締め込んでもよい。この場合においても、フランジ部３Ａがあくまでも、カバー２０の挿通部２４周囲の表面に当接するのみであるため、挿通部２４周囲を挟持する従来品のように、カバー２０に過大な応力を生ずることはない。
【００２８】
この口金３０の接続によって、カバー２０は、背面側の両端と過膨出部２１の底面との３点を支持されて固定されると共に、口金３０もカバー２０にしっかりと固定される。
また、本例では、この口金３０を接続したときに、図２に示すように、非露呈部分３１の奥端部３ｐと接続部１２の先端面１ｐとの間に隙間Ｗが設けられる。これは、請求項３の発明の一具体例を示すものであり、互いに螺合状に挿嵌される口金３０（非露呈部分３１）及び接続部１２（筒状部１ｄ）の雌側部材の寸法を、やや「短か目」に設定する等、当接させないようにすることで、両者間に「接続調節用のクリアランス（即ち、隙間Ｗ）」を形成している。
【００２９】
更に、本例では、接続部１２をやや「短か目」に設定するため、カバー２０の着脱時に、カバー２０が上下に若干ぶれても、カバー２０と接続部１２とが接触し難く、カバー２０の着脱を気軽に行うことができる。
また、本例では、口金３０を接続すると、図２に示すように、筒状部１ｄに予め取着されたパッキングＰによって、口金３０及び筒状部１ｄ間の水密性が確保される。即ち、カバー２０外からのシール作業を一切行わないため、口金３０の接続作業がより一層、容易となっている。
【００３０】
尚、本例では、図２に示すように、カバー２０の平坦な面部分（過膨出部２１の底面）に露呈部分３２を当接させる態様を例示するが、請求項１乃至請求項４の発明は、カバー２０の湾曲状の面部分（例えば、図１の符号Ｇで示す面部分）に対しても好適に適用できる。即ち、前述の従来例１に従って、フランジ部Ｆと外部部材Ｃとで湾曲状の面部分を挟持することは実質的に困難であるが、請求項１乃至請求項４に従って、露呈部分３２を当接させ、口金３０をカバー２０に組み付けることは容易であるからである。従って、請求項１乃至請求項４によれば、「カバー２０の湾曲状の面部分」から口金３０（吐水管、シャワーエルボー等）を露呈させることも可能なため、カバー水栓のデザイン、機能等の選択の自由度が大きくなる。
【００３１】
本体１０に接続された口金３０の雄ネジ部３ｂには、図２に示すように、パッキング６５と整流網６６を介在させた状態で、吐水口キャップ６０が取着されている。このように、本例では、「カバー２０外方への吐水流路を形成する口金３０」自体が請求項４の発明に従って、吐水口を形成している。但し、請求項１〜請求項３の発明においては、口金３０の露呈部分３２側の端部に、別体の「吐水口を構成する部品（吐水管等）」を接続したり、「吐水口を構成する部品（シャワーヘッド等）との間に介在される部品（シャワーエルボー等）」を接続してもよい。
【００３２】
【発明の効果】
以上のように、請求項１の発明のカバー水栓では、挿通部を隠蔽できると共に口金の「ガタツキ」を防止でき、しかも、カバーに不要な応力を生じさせない。また、請求項２の発明のカバー水栓では、カバーに不要な応力を生ずることをより確実に防止できる。更に、請求項３の発明のカバー水栓では、本体、カバー等の寸法精度や位置関係のバラツキを確実に吸収することができる。更に、請求項１の発明では、カバー水栓の構成部品の共通化やカバーの着脱作業の容易化を図ることができる。また、請求項４の発明のカバー水栓では、構成部品の数を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】発明の実施の形態のカバー水栓の横断面図である。
【図２】図１のカバー水栓の１−１縦断面図である。
【図３】図１のカバー水栓の組み付け方法等を示す縦断面図である。
【図４】（ａ）は従来例１のカバー水栓の概略的な一部縦断面図、（ｂ）は図４（ａ）に示すカバー水栓に生ずる不具合の一例を示す概略的な一部縦断面図、（ｃ）は従来例２のカバー水栓の概略的な一部縦断面図である。
【符号の説明】
１０；本体、１１；本体部、Ａ；温調弁、Ｂ；切換弁、Ｄ、ｄ；スピンドル、１ａ；カラン側接続口、１ｆ；雄ネジ部、１ｂ；シャワー側接続口、１ｈ；パッキング、１ｋ；接続口、１ｍ；キャップ、Ｑ；シャワー管、Ｊ；ジョイント、Ｈ；給湯管、Ｃ；給水管、Ｋ；供給路、１２；接続部、１ｃ；袋ナット部、１ｄ；筒状部、１ｅ；雄ネジ部、Ｐ；パッキング、１ｐ；先端面、Ｙ；壁面、Ｔ；吐水口、Ｆ；フランジ部、Ｃ；外部部材、
２０；カバー、２１；過膨出部、２ａ、２ｂ、２６；通過孔、２４；挿通部、２ｃ；板バネ部、２Ａ；主カバー、２Ｂ；副カバー、２７；逃がし、
３０；口金、３１；非露呈部分、３２；露呈部分、３Ａ；フランジ部、３Ｂ；小径部、３ａ；雌ネジ部、３ｂ；雄ネジ部、Ｒ；ローレット、Ｗ；隙間（接続調節用のクリアランス）、３ｐ；奥端部、
５０；ステー、５１、５２；屈曲部、５３；挿通孔、
６０；吐水口キャップ、６５；パッキング、６６；整流網、Ｅ；シャワーエルボー。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cover faucet whose main body is covered with a cover.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a cover faucet having a water outlet exposed outside the cover has been used. For example, as shown in FIG. 4A, a cover faucet (hereinafter referred to as “conventional example 1”) in which the water discharge port T is exposed from the insertion portion 24 provided in the cover 20 is used. In this cover faucet, a flange portion (in this example, the flange portion at the middle portion of the water discharge port T is illustrated) F and an external member (in this example, the water discharge port) disposed outside the cover 20 are disposed in the cover 20. The cover 20 is clamped with C). Thereby, “backlash” of the water discharge port T is prevented, and foreign matter such as dust can be prevented from entering the cover 20 through the gap between the insertion portion 24 and the water discharge port T.
[0003]
Further, in the case of a cover faucet or the like in which the protruding direction of the water discharge port does not coincide with the attaching / detaching direction of the cover, the cover may be divided around the insertion portion in order to facilitate attachment / detachment of the cover (hereinafter, “ Conventional example 2 ”). For example, in the specific example shown in FIG. 4C, the cover 20 is divided into a main cover 2 </ b> A that forms a main part and a sub-cover 2 </ b> B that complements the cover 20 before and after the insertion part 24. Then, a “relief 27” is provided behind the insertion portion 24 formed in the main cover 2A, so that the main cover 2A can be attached and removed in the front-rear direction, and the “relief 27” is attached by the sub-cover 2B attached and removed in the vertical direction. Is being blocked.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the cover faucets shown in Conventional Example 1 and Conventional Example 2 have the following problems.
That is, in the conventional example 1, the external member C is generally structured to be screwed and fixed, but it is difficult to always set the tightening amount to an appropriate amount. For this reason, the tightening amount becomes excessive, and unnecessary stress is generated on the cover 20, causing the appearance of the cover 20 to be deteriorated or damaged, or the tightening amount is insufficient to cause “backlash” at the spout T. There is. In particular, when a dimensional error or misalignment occurs in the external member C, the flange portion F, the cover 20 or the like, unnecessary “deflection” or the like occurs in the cover 20 as shown in FIG. Inconveniences such as deterioration of the appearance of the cover 20 occur.
[0005]
Moreover, in the prior art 2, since it is not the structure which fixes the spout T to the cover 20, there exists a possibility that "backlash" may arise in the spout T. Furthermore, since it is necessary to produce both with sufficient accuracy so that the main cover 2A and the sub cover 2B are accurately joined, the manufacturing cost of the cover faucet increases.
Further, when the cover faucet of the conventional example 2 is of a type that allows a gap between the insertion portion 24 and the water outlet T as in the specific example illustrated in FIG. There is a risk that foreign matter may enter the cover 20. Further, even in a type that does not allow this gap, an unplanned gap may occur due to an error in the dimensions of the main cover 2A or the sub cover 2B. On the other hand, in order to prevent this problem, it is conceivable that a flange portion F is provided in the cover 20 as in Conventional Example 1, and the cover 20 is sandwiched between the flange portion F and the external member C. In addition, it is difficult to always make the amount of tightening of the external member C an appropriate amount.
[0006]
If the water outlet is fixed to a stay (bracket) for fixing the main body as in the cover faucet exemplified in JP-A-10-1987, it is possible to avoid generating unnecessary stress on the cover. However, in this aspect as well, similarly to Conventional Example 1 and Conventional Example 2, if the gap between the cover insertion portion and the water outlet is not concealed, foreign matter will enter the cover.
[0007]
Each of the present inventions has been made in view of such a situation, and the object of the present invention is to first cover the insertion portion of the cover and to discharge water to the outside of the cover. It is an object of the present invention to provide a cover faucet capable of firmly assembling a base forming a path to a cover and not causing unnecessary stress on the cover.
Next, the invention of claim 2 is to more reliably prevent unnecessary stress from being generated in the cover in the cover faucet of the invention of claim 1.
[0008]
As for the invention of claim 3, in the invention of claim 1 or claim 2, the dimensional accuracy of the main body, the cover, etc. and the variation in the positional relationship thereof are surely absorbed, and the invention of claim 1 or 2 The object of the present invention is to be achieved more reliably.
Further, the invention of claim 1 is to be standardized and facilitation of the cover of the attachment and detachment of the components of the cover faucet.
Finally, the invention of claim 4 is to reduce the number of components of the cover faucet in the invention of any one of claims 1 to 3 .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the measures taken by the inventions are as follows.
“A cover faucet whose body is covered with a cover, and a base that forms a water discharge channel to the outside of the cover is connected to the main body from outside the cover through an insertion portion provided in the cover, It is a cover faucet that presses the cover with the exposed part to the direction,
A cover faucet having a main body portion in which the main body incorporates a valve device, and a connection portion fixed to the main body portion and forming a connection portion of the base ,
The body is attached to a wall;
The cover has a substantially container shape with an over-bulged portion, and the insertion portion is drilled in the bottom surface of the over-bulged portion,
The cover should be supported and fixed at both ends on the back side and the bottom surface of the over-bulged portion.
Is the gist.
[0010]
According to the first aspect of the present invention, the base can be firmly assembled to the cover while concealing the insertion portion by pressing the exposed portion against the cover. That is, since only one surface side (surface side) of the cover is pressed, unnecessary stress is hardly generated on the cover.
Further, in the present invention, after attaching the cover to the main body, the “base” as the “member for forming the water discharge flow path” is connected to the main body, so that the exposure direction of the “base” and the attaching / detaching direction of the cover coincide with each other. Even if not, as shown in the conventional example 2, the cover can be divided, or as shown in Japanese Patent Laid-Open No. 10-1987, “a member that forms a water discharge channel (Japanese Patent Laid-Open No. 10-1987, It is not necessary to make the water outlet) rotatable. However, the present invention can also be suitably applied to a cover faucet provided with a split type cover. In this aspect, since the insertion portion can be concealed by the exposed portion of the base, an effect is obtained that the dimensional accuracy of the joint portion of the divided cover (main cover, sub cover, etc.) can be roughened.
[0011]
Next, regarding the invention of claim 2,
"In the cover faucet of claim 1, the base is connected to the main body by hand tightening"
Is the gist.
In the invention of claim 2, since the base is connected to the main body by hand tightening without using a tool, it is possible to more reliably prevent unnecessary stress from being generated in the cover.
[0012]
Further, regarding the invention of claim 3,
“Cover faucet according to claim 1 or claim 2, wherein a clearance for connection adjustment is provided between the main body and the base”
Is the gist.
According to the invention of claim 3, even if there are variations in dimensional accuracy and positional relationship among the components such as the base, the main body, and the cover, these can be reliably absorbed by the “clearance”, so that unnecessary stress is generated in the cover. Can be prevented more reliably.
[0013]
Furthermore, regarding the invention of claim 1 ,
"Before Symbol body portion incorporating a valve device body is secured to the body portion, it has to have a connection portion forming a connecting portion of the ferrule"
Is the gist.
In the invention of claim 1 , the main body is divided into a main body portion that constitutes a main portion thereof and a connection portion that is involved in connection with the base. Accordingly, by appropriately selecting the attachment location of the connection portion, the size of the connection portion to be attached, and the like, the same main body portion can be covered with various types of cover faucets (for example, cover water with a spout protruding from the bottom side). It can be used universally as a common part of a stopper or a cover faucet having a water discharge port protruding from the upper surface side.
[0014]
Moreover, according to this invention, after attaching a connection part in the state which ensured sufficient water-tightness to the main-body part, a main body is coat | covered with a cover and a nozzle | cap | die can be connected to a connection part .
[0015]
Finally, regarding the invention of claim 4 ,
"The cover faucet according to any one of claims 1 to 3 , wherein the base forms a spout."
Is the gist.
The invention of claim 4 shows a specific example of the “cap”, and according to the present invention, since there is no need to separately connect the “spout” to the cap, the number of components of the cover faucet is small. Become.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the cover faucet according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, the cover faucet includes a main body 10, a cover 20, and a base 30.
Among these, the main body 10 shows a specific example of the invention of claim 1 , and is attached to a wall surface Y of a bathroom or the like using a bent plate-like stay 50. Further, the main body 10 is a connection that forms a connection portion between a main body portion 11 having a built-in temperature control valve A and a switching valve B, each showing a specific example of the “valve device” of the first aspect of the invention, and a base 30 described later. Part 12.
[0017]
The temperature control valve A mixes hot water from the hot water supply pipe H and water from the water supply pipe C at a predetermined mixing ratio to obtain mixed hot water having a desired temperature. In this example, as the temperature control valve A, “a temperature sensing element that deforms in response to a temperature change such as a wax element or a shape memory alloy element is used, and the mixing degree of hot water and water is automatically set. "Adjusting thermostat cartridge" is used. However, as the temperature control valve A, other systems such as a sliding disk system and a two-handle system may be used.
[0018]
The mixed hot water flowing out from the temperature control valve A flows into the switching valve B through the supply path K provided in the main body 11.
This switching valve B selectively switches the mixed hot water supplied from the supply channel K to “the side of the curran side connection port 1a on the lower surface of the main body 11” or “the side of the shower side connection port 1b on the side of the main body 11”. Spill out, adjust the spillage and stop water at the same time. In addition, the method of the switching valve B can also be selected in various ways, for example, “sliding disk method configured by using a fixed disk and a movable disk that slide on each other to open and close the flow path”, “a pair of opposed disks `` Lift system for switching the flow path and adjusting the flow rate by advancing and retracting the valve body with respect to the valve port '', `` having a movable valve body and a fixed valve body that are each formed in a cylindrical shape and inserted into each other, For example, a “rotary system in which the flow paths are opened and closed by sliding relative to each other” can be exemplified.
[0019]
Further, in this example, since there are two water discharge passages provided in the cover faucet, “a water discharge passage on the curran side” and “a water discharge passage on the shower side”, a three-way valve is used as the switching valve B. However, when there are three or more water discharge channels, a four-way or more multi-way valve can be used. Furthermore, the switching valve B may not perform simultaneous water stop.
Connecting portion 12, which shows a specific example of the "connecting portion" of the invention of claim 1, as shown in FIG. 3, a cap nut portion 1c, integrally extending from the cap nut portion 1c And a cylindrical portion 1d. And the external thread part 1e is provided in the intermediate | middle side peripheral surface of the cylindrical part 1d, and the packing P is mounted | worn with the surrounding groove of the front end side peripheral surface.
[0020]
As shown in FIG. 3, the connection portion 12 is attached to the main body portion 11 by screwing a cap nut portion 1 c with a male screw portion 1 f on the peripheral surface of the currant side connection port 1 a. At the time of this attachment, since the packing 1h is interposed and the cap nut 1c is firmly tightened using a tool (such as a spanner), the watertightness between the connecting portion 12 and the curran side connecting port 1a is sure. Secured. In addition, the tightening operation of the cap nut portion 1c can be easily performed because it may be performed on the main body portion 11 before the cover 20 is covered.
[0021]
Unlike this example, the cap nut portion 1c can be excluded from the connection portion 12 and can be attached to the main body portion 11 using a separate fastening member (cap nut or the like). Further, as shown in FIG. 3, the main body 11 of the present example includes a connection port 1k in an unused state in addition to the currant connection port 1a, and a cap 1m is attached to the connection port 1k in a watertight manner. Has been. That is, since this example is a cover faucet that discharges water from the bottom side of the cover 20, a connection port on the bottom side (curan side connection port 1 a) is used. In the case where the upper surface is changed to one that performs water discharge, the upper surface side connection port 1k may be used. Moreover, when making it right-and-left wrong, the connection port 1k can be made into the lower side and this can also be made into a currant side connection port. Thus, according to the invention of claim 4, if the main body part 11 and the connection part 12 are separated, the same main body part 11 can be used as a common part for a plurality of types of cover faucets.
[0022]
Moreover, in the invention of claim 1 , the attachment method of the main body part 11 and the connection part 12 is not particularly limited. For example, the male and female of each screw part of the currant side connection port 1a and the connection part 12 shown in this example are reversed. Or a socket fitted on one side and a plug provided on the other side in a watertight manner.
Furthermore, in this example, as shown in FIG. 1, one end of a shower pipe Q constituting the upstream side of the “shower-side water discharge passage” is connected to the shower-side connection port 1b, and a joint J is connected to the other end. Has been.
[0023]
As shown in FIGS. 1 and 2, the cover 20 has a substantially container shape having an over-bulged portion 21 on the upper half of the front surface. The over-bulged portion 21 has through holes 2a and 2b on the left and right sides of the front surface, and an insertion portion (insertion hole) 24 showing a specific example of the “insertion portion” of the present invention on the bottom surface. ing. Further, the left end on the back side is a bent and elastic leaf spring portion 2c, and a passage hole 26 is provided on the right end on the back side.
The cover 20 aligns the spindle D of the temperature control valve A and the left passage hole 2a, and tilts downward with the spindle d of the switching valve B and the right insertion hole 2b aligned. As it moves, it is attached to the body 10. In that case, since it is in the state before connecting the nozzle | cap | die 30 mentioned later to the connection part 12, the protrusion part which becomes the hindrance to the downward movement of the cover 20 does not exist in the main body 10 side.
[0024]
When the cover 20 is attached, as shown in FIG. 1, the leaf spring portion 2 c is locked to the bent portion 51 at the left end of the stay 50, and the joint J is fixed to the bent portion 52 at the right end of the stay 50. The insertion hole 53 is inserted into the passage hole 26 at the right end of the back side of the cover 20. And while connecting the base end of the shower elbow E to the joint J, the right end of the back side of the cover 20 and the bent part 52 are clamped by the joint J and the shower elbow E. As described above, the reason why the present invention is not applied to the shower-side water discharge flow path is that the shower is swung in use, and thus stress such as twisting and pulling is applied to the shower elbow E. Therefore, the shower elbow E is firmly fixed so that it can sufficiently withstand these stresses. However, when a large force is not applied to the shower elbow E, the present invention may be applied to the shower-side water discharge channel as well as the “calant-side water discharge channel” described later. This is particularly effective when the shower-side water discharge channel is exposed on the front side of the cover 20.
[0025]
The base 30 is a specific example of the “base” of the invention of claims 1 to 4 , and has a substantially cylindrical shape with an outer diameter that can be loosely inserted into the insertion portion 24 as shown in FIG. 3. The non-exposed portion 31 and the exposed portion 32 composed of the “flange portion 3A having a larger diameter than the insertion portion 24” and the small-diameter portion 3B are provided. Moreover, the internal thread part 3a is provided in the root side inner wall face of the non-exposed part 31, and the external thread part 3b is provided in the front end side outer wall face of the small diameter part 3B. Further, a slip stopper such as a knurl R is provided on the peripheral surface of the flange portion 3A.
[0026]
As shown in FIG. 3, the base 30 is connected to the connection portion 12 through the insertion portion 24 from the outside of the cover 20. According to the invention of claim 2, this operation is performed by tightening the cap 30 by the operator's hand, whereby the female screw portion 3a of the non-exposed portion 31 is connected to the connection portion 12 as shown in FIG. The flange portion 3A comes into contact with the surface around the insertion portion 24 of the cover 20 by being screwed into the male screw portion 1e. At that time, since the flange portion 3A is pinched by hand and the base 30 is manually tightened, the operator can tighten the base 30 by hand, whether or not the flange portion 3A is in contact with the cover 20, The degree etc. can be recognized accurately. Note that the base 30 side may be a male side and the connecting portion 12 side may be a female side, and may be screwed together.
[0027]
Further, this tightening operation is not performed at once using a tool but is gradually performed manually, so that it is easy to control the pressing force applied to the cover 20 from the flange portion 3A. For example, when the operator gradually tightens the base 30 and recognizes by hand that the flange portion 3A is in contact with the cover 20, if this operation is completed, the flange portion 3A is moved to the cover 20. Almost no unnecessary external force is applied. However, in the invention of claim 1 and the inventions of claims 3 to 4 , the base 30 may be tightened with a tool. Even in this case, since the flange portion 3A is only in contact with the surface around the insertion portion 24 of the cover 20, an excessive stress is generated in the cover 20 as in the conventional product that sandwiches the periphery of the insertion portion 24. There is no.
[0028]
By the connection of the base 30, the cover 20 is supported and fixed at the three points of both ends on the back side and the bottom surface of the over-bulged portion 21, and the base 30 is also firmly fixed to the cover 20.
Moreover, in this example, when this nozzle | cap | die 30 is connected, as shown in FIG. 2, the clearance gap W is provided between the back end part 3p of the non-exposure part 31, and the front end surface 1p of the connection part 12. As shown in FIG. This shows a specific example of the invention of claim 3, and the female side member of the base 30 (non-exposed portion 31) and the connecting portion 12 (tubular portion 1d) which are screwed into each other is shown. By preventing the contact, for example, by setting the dimension to be slightly “short”, a “connection adjusting clearance (ie, gap W)” is formed between the two.
[0029]
Furthermore, in this example, since the connecting portion 12 is set to be “shorter”, even when the cover 20 is slightly moved up and down when the cover 20 is attached and detached, the cover 20 and the connecting portion 12 are difficult to contact. 20 can be easily attached and detached.
In this example, when the base 30 is connected, as shown in FIG. 2, the watertightness between the base 30 and the cylindrical portion 1d is secured by the packing P attached in advance to the cylindrical portion 1d. That is, since the sealing work from the outside of the cover 20 is not performed at all, the connection work of the base 30 is further facilitated.
[0030]
In addition, in this example, as shown in FIG. 2, although the mode which makes the exposed part 32 contact | abut on the flat surface part (bottom surface of the over-bulged part 21) of the cover 20 is illustrated, Claim 1 thru | or 4 is demonstrated. The invention can be suitably applied to a curved surface portion of the cover 20 (for example, a surface portion indicated by a symbol G in FIG. 1). That is, it is substantially difficult to sandwich the curved surface portion between the flange portion F and the external member C according to the conventional example 1, but the exposed portion 32 is applied according to the first to fourth aspects. This is because it is easy to make contact and attach the base 30 to the cover 20. Therefore, according to the first to fourth aspects, since the base 30 (water discharge pipe, shower elbow, etc.) can be exposed from the “curved surface portion of the cover 20”, the design and function of the cover faucet The degree of freedom of selection becomes larger.
[0031]
As shown in FIG. 2, a spout cap 60 is attached to the male screw portion 3 b of the base 30 connected to the main body 10 with a packing 65 and a rectifying net 66 interposed therebetween. Thus, in the present example, “the base 30 that forms the water discharge channel to the outside of the cover 20” itself forms the water discharge port according to the invention of claim 4 . However, in the inventions of claims 1 to 3 , a separate “parts constituting a water discharge port (water discharge pipe, etc.)” or a “water discharge port” is connected to the end of the base 30 on the exposed portion 32 side. A component (shower elbow, etc.) interposed between the components (shower head, etc.) constituting the
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the cover faucet according to the first aspect of the invention can conceal the insertion portion, prevent the backlash of the base, and does not cause unnecessary stress on the cover. In the cover faucet according to the second aspect of the present invention, it is possible to more reliably prevent unnecessary stress from being generated in the cover. Furthermore, in the cover faucet of the invention of claim 3, it is possible to reliably absorb variations in dimensional accuracy and positional relationship between the main body and the cover. Furthermore, according to the first aspect of the present invention, it is possible to make the component parts of the cover faucet common and facilitate the attaching / detaching operation of the cover. In the cover faucet of the invention of claim 4 , the number of components can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a cover faucet according to an embodiment of the invention.
FIG. 2 is a 1-1 longitudinal sectional view of the cover faucet of FIG.
3 is a longitudinal sectional view showing a method of assembling the cover faucet of FIG.
4 (a) is a schematic partial longitudinal sectional view of a cover faucet of Conventional Example 1, and FIG. 4 (b) is a schematic diagram showing an example of a problem occurring in the cover faucet shown in FIG. 4 (a). (C) is a schematic partial longitudinal cross-sectional view of the cover faucet of Conventional Example 2.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10; Main body, 11; Main body part, A: Temperature control valve, B: Switching valve, D, d: Spindle, 1a: Curran side connection port, 1f: Male screw part, 1b: Shower side connection port, 1h: Packing, 1k: Connection port, 1m: Cap, Q: Shower pipe, J: Joint, H: Hot water supply pipe, C: Water supply pipe, K: Supply path, 12: Connection part, 1c: Cap nut part, 1d: Cylindrical part, 1e; male screw part, P; packing, 1p; tip surface, Y: wall surface, T; spout, F; flange part, C;
20; cover, 21; overbulged portion, 2a, 2b, 26; passage hole, 24; insertion portion, 2c; leaf spring portion, 2A; main cover, 2B; sub cover, 27;
30; base, 31; non-exposed part, 32; exposed part, 3A; flange part, 3B; small diameter part, 3a; female screw part, 3b; male screw part, R; knurl, W; 3p; back end,
50; stay, 51, 52; bent portion, 53; insertion hole,
60; Faucet cap, 65; Packing, 66; Rectifier, E; Shower elbow.

Claims

A cover faucet having a main body covered with a cover, wherein a base forming a water discharge channel to the outside of the cover is connected to the main body from the outside of the cover through an insertion portion provided on the cover, A cover faucet that presses the cover with the exposed part of
A cover faucet having a main body portion in which the main body incorporates a valve device, and a connection portion fixed to the main body portion to form a connection portion of the base ,
The body is attached to a wall;
The cover has a substantially container shape with an over-bulged portion, and the insertion portion is drilled in a bottom surface of the over-bulged portion,
The cover faucet according to claim 1, wherein both ends of the back side and the bottom surface of the over-bulged portion are supported and fixed to the cover.

2. The cover faucet according to claim 1, wherein the base is connected to the main body by hand tightening.

The cover faucet according to claim 1 or 2, wherein a clearance for connection adjustment is provided between the main body and the base.

The cover tap according to any one of claims 1 to 3, wherein the base forms a water discharge port.