JP4635613B2 - 無線システム、無線基地局、パケット制御装置、ノード装置および課金サーバ - Google Patents
無線システム、無線基地局、パケット制御装置、ノード装置および課金サーバ Download PDFInfo
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Description
通信品質に応じた課金を行う技術として特開2002−158656号公報(特許文献1)が挙げられる。本例はアクセスルータが、端末の要求する通信品質を確保している時間に応じた課金情報を課金サーバに報告する。課金サーバが報告された通信品質と通信時間の情報に基づいて端末のユーザに対して課金を行う。引例では端末が要求する通信品質を受け付けた後、伝搬路状況の変化等による提供品質の劣化へどう対応するかについては開示されていない。また引例ではRSVP、MPLS等の3層プロトコルでのQoS(IP QoS)制御のみ考えており、実施例でも無線リンクレイヤのQoSは考慮していない。
3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)において、MS(Mobile station)とCN (Correspondent Node)間のエンドポイント間でQoS(Quality of Service)制御を行うことが議論されている(3GPP2、 S.R0079-0 Version 1.0、 (2004年5月)、4ページ(非特許文献1))。典型的なシステム構成を図1に示す。1はIPネットワーク、2はPDSN(Packet Data Service Node)、3はPCF(Packet Control Function)、4はBS(Base Station)、5は認証や課金を行うサーバである。本サーバはAuthentication、Authorization、Accountingを行うのでAAAと呼ばれる。6はRAN(Radio Access Network)、7、8がMS(Mobile station)である。またCNはMS7、8の通信相手となるノードである。
3GPP2、 X.P0011-004-D、 v. 0.4、(2004年7月)、4ページ(非特許文献2)には、PDSNからMSまでの情報の流れが記載されている。図2に情報の流れの1例を示す。n個のフロー250が、1つのPDSNとMS間のPPP(Point to Point Protocol)のセッション251、255上で送信される。ここでフローとは例えばあるアプリケーションの送受信するIP(Internet Protocol)パケットの列である。RANとPDSN間の情報はR-P(RAN-PDSN)セッション上252で送受信される。BSとMS間は1つまたは複数のサービスインスタンス(SI:Service Instance)254という論理的な実体を通じて通信する。各SIには一意の識別子としてSR_ID(Service Reference Identifier)が付与される。各SIとPDSN間はR-Pコネクション253で接続される。同一MSのR-Pコネクション253は1つのR-Pセッション252上で送受信される。またX.P0011-004-D、 v. 0.4、(2004年7月)、45ページには、あるQoSのフローを設定するMS、BS/PCF、PDSN、AAA間のコールフロー例が示されている。
3GPP2、 X.P0011-005-D、v.0.4、(2004年7月)(非特許文献3)、3ページ、3.1節で、PDSNがUDR(Usage Data Record)を作成しサーバに送って行う課金方法が開示されている。RAN6が無線リンクレイヤに関係したパラメータを含むAirlink Records9を作成し、PDSN2に送る。PDSN2がIP層に関係したパラメータとAirlink Recordsを合わせてUDR10を作成し、サーバ5に送る。
さらにまた、本発明の無線基地局(BS)とパケット制御装置(PCF)とノード装置(PDSN)の少なくとも何れかは保証した通信品質と提供可能な通信品質と課金情報とを記憶する記憶部と、通信品質を実測し、適用中の課金が実測された通信品質の課金と異なる場合にメッセージを送信する制御部とを備える。課金サーバ(AAA)は該メッセージを用いて課金を変更する制御部を備える。
さらにまた本発明の課金サーバ(AAA)は、通信品質の実測情報の時間平均を含むメッセージを受信する手段と該実測情報の時間平均を用いて課金する制御部とを備える。
本発明のBS、PCF、PDSNは保証した通信品質と提供可能な通信品質と課金情報とを記憶する記憶部を備え、通信品質を実測して適用中の課金が実測された通信品質の課金と異なる場合に該実測情報を含むメッセージを送信する。BS、PCF、PDSNは実測情報をリアルタイムに常時送信する必要は無い。リアルタイムに実測情報を送信する場合に比較して、BS、PCF、PDSNが送信する情報量が抑制出来る。
図9に本発明の課金処理を示す。QoSフロー設定51でMS7とBS4とPCF3とPDSN2とAAA5との間で、MS7の要求するQoSパラメータのフローの設定が行われる。QoSフロー設定51は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。QoSフロー設定51の信号の交換後、MS7、BS4、PCF3、PDSN2は各フローに対してMS7が要求したQoSパラメータと保証したQoSパラメータのテーブルを保持する。ここで、MS7がQoSレベルL1のフローを要求し、要求が通ってQoSレベル1のフローが設定されたとする。信号52でPDSN2がAAA5に課金開始要求のメッセージを送信する。AAA5は52に含まれるQoSパラメータを参照し、課金を開始する。
図24にBS情報伝送(A9-Update-A8)信号70のメッセージフォーマットの1例を示す。171にメッセージの種類を表すコードが格納される。172に呼接続の識別子が格納される。173にMS7の識別子が格納される。174に保証したQoSパラメータが格納され、175に測定された実際に提供しているQoSパラメータが格納される。176に課金情報の変更を表すコードが格納される。178にSIの識別子(SR_ID)が格納される。171、172、173、176、178の詳細については例えば3GPP2、 A.S0016-B、Version 1、(2004年4月)に記載されている。
BS4、PCF3が管理するRAN QoSのテーブルの1例を図30に示す。223はフローの識別子である。224はSIの識別子である。221は提供された(されている)RAN QoSパラメータである。225は226に格納されるQoSパラメータの情報長である。226は223のフローの識別子に対応したRAN QoSパラメータである。226には、例えば200に示す複数のQoSパラメータが格納される。222は保証されたRAN QoSパラメータである。227は228に格納されるQoSパラメータの情報長である。228は223のフローの識別子に対応したRAN QoSパラメータである。229は223のフローの識別子に対応して保証したQoSレベルである。230は223のフローの識別子に対応した課金レベルである。
BS4で提供した通信品質を計測および保証した通信品質と比較し、提供した通信品質が下回っていたら課金変更を行う例を説明する。
ネットワークオペレータは図8に示す情報を予め、BS4の記憶部34、PCF3の記憶部27、PDSN2の記憶部12、AAA5の記憶部42に設定するものとする。或いはMS7がBS4、PCF3、PDSN2に図8のテーブル情報を含む信号を送信してサービスを要求し、BS4、PCF3、PDSN2が夫々の記憶部に図8のテーブル情報を登録しても良い。MS7がBS4、PCF3、PDSN2に希望するQoSパラメータを送ってサービスを要求する例は、非特許文献2に開示されている。
BS4でデータロスレートを計測する例を説明する。A8パケットでPCF3とBS4間のユーザ情報の伝送が行われる。BS4の制御部36は受信したA8パケットの制御情報を参照し、該受信パケットがFlow ID2の情報であることを検知するとする。制御部36はFlow ID2の受信パケットを一旦記憶部35に蓄積し、無線伝送単位を組み立てる。BS4は無線送信単位を無線伝送路に送信する。記憶部35の領域に空きが無くなると、制御部36は記憶部35に蓄積されたFlow ID2の受信パケットを廃棄する。制御部36はFlow ID2の受信パケットのユーザ情報であって、廃棄された情報のバイト数および記憶部35に蓄積された情報のバイト数をカウントする。制御部36は廃棄された情報バイト数のカウントを蓄積された情報バイトのカウントで割ってデータロスレートRAN_Loss_Rate_BSを算出する。
BS4の制御部はMS3に送信したスロット数とMS3から受信したACK数とをカウントする。BS4の制御部はMS3に送信したスロット数からMS3から受信したACK数を減じた数値をMS3に送信したスロット数で割って、この値をデータロスレートRAN_Loss_Rate_BSとする。
BS4で遅延時間としてユーザ情報の滞留時間を計測する例を説明する。A8パケットでPCF3とBS4間のユーザ情報の伝送が行われる。BS4の制御部36は受信したA8パケットの制御情報を参照し、該受信パケットがFlow ID2の情報であることを検知するとする。制御部36はFlow ID2の受信パケットを一旦記憶部35に蓄積し、無線伝送単位を組み立てる。BS4は無線送信単位を無線伝送路に送信する。記憶部35は、Flow ID2の受信パケットを記憶部35に蓄積したタイマー37の時刻T1と、該受信パケットのユーザ情報から組み立てた無線伝送単位をBB31に入力した時刻T2を計測する。制御部36はT2からT1を引いてBS4内での遅延時間RAN_Latency_BSを算出する。
BS4からMS3にパケットデータを送る時間の見積もりをAとする。また1回再送する度に、MS3からBS4にACKを送る時間とBS4からMS3にパケットデータを送る時間が加算されるため、遅延時間が増大する。今一回再送するたびに加算される値をBとする。
また例えば、BS4の制御部36が制御情報を用いて再送回数の分散を算出して遅延揺らぎに対応付け、これを課金に反映させても良い。
制御部36は実際に提供したQoSパラメータを図30に示すテーブルのRAN QoS parameters 2として記録する。RAN QoS parameters 2はRAN QoS parameters 2’と同様のパラメータの構造体200とする。制御部36はRAN QoS parameters 2のRAN_Peak_Rateとして、RAN_Peak_Rate_BSを記録する。制御部36はRAN QoS parameters 2のRAN_Ave_Rateとして、RAN_Ave_Rate_BSを記録する。制御部36はRAN QoS parameters 2のRAN_Latencyとして、RAN_Latency_BSを記録する。制御部36はRAN QoS parameters 2のRAN_Loss_rateとして、RAN_Loss_rate_BSを記録する。制御部36はRAN QoS parameters 2のRAN_Priorityとして、保証したQoSパラメータであるRAN QoS parameters 2’のRAN_Priorityに保持された値RAN_Priority_L1を記録する。
本例の前提条件と異なるがStep6でRAN_Ave_Rate_BS<RAN_Ave_Rate_L1、 RAN_Latency_BS>RAN_Latency_L1、RAN_Loss_rate_BS>RAN_Loss_rate_L1の何かを満たす場合は、制御部36はQoSレベルを1つ下げて再度比較し、実際に提供したQoSレベルを調べる。このとき、制御部36は図30に示すテーブルのRAN QoS parameters 2と図8に示すRAN QoS parameter251のL0の行のパラメータとを比較する。例えばRAN_Ave_Rate_BS<RAN_Ave_Rate_L0、RAN_Latency_BS<RAN_Latency_L0、RAN_Loss_rate_BS>RAN_Loss_rate_L0の何れかを満たさなかったとする。制御部36は実際に提供したQoSレベルがL0と判断する。制御部36はQoSレベルL0の課金グレード253を参照し、課金グレード230と比較する。
制御部36は、Step2で平均データレートRAN_Ave_Rate_BS、ピークレートRAN_Peak_Rate_BS、データロスレートRAN_Loss_Rate_BS、遅延時間RAN_Latency_BSを計測する。
制御部36は提供した品質の課金グレード253の値がGrade1、現状の課金グレード230の値がGrade0と値が異なるので、Step5で課金変更処理58を開始する。このとき制御部36はFlow ID2で指定されるフローの課金グレード230にGrade1を記録し、BS管理テーブルの現状の課金グレードを更新する。
AAA5が各MSのサービスインスタンス(SI)毎に課金する例を説明する。図34にAAA5の記憶部42の管理テーブルの1例を示す。図13に示すメッセージがAAA5のNW IF41に入力される。AAA5の制御部43は図13に示すメッセージに含まれる情報を解析し、図34のテーブルを作成する。MS ID255はMSの識別子である。ここで、課金対象となるMS7の識別子がMS_ID1とする。SR ID256はSIの識別子である。課金対象であるSIの識別子がSR_ID2とする。BS ID257はMS7が接続するBS3の識別子である。ここで、BS3の識別子がBS_ID1とする。Active Time258は有効な接続時間である。ここで、MS7が図9に示す通信を行ったとする。Active Time258には、期間62の有効接続時間Tac1、期間63の有効接続時間Tac2、および期間64の有効接続時間Tac3が記録される。Accounting Grade259は課金のグレードである。制御部43はメッセージに含まれる通信品質の実測値126と記憶部42に記録された通信品質251とを比較し、課金のグレードを算出する。制御部43は、期間62の課金グレードとしてGrade1、期間63の課金グレードとしてGrade 0、および期間64の課金グレードとしてGrade1を259に記録する。
本例はAAA5がメッセージに含まれる通信品質の実測情報から課金グレードを算出する例である。BS4、PCF3、PDSN2は、通信品質そのものではなく、実測した通信品質から算出した課金グレードをメッセージに載せてAAA5に送信しても良い。さらにAAA5はメッセージに含まれる課金グレードを用いて課金を行っても良い。
PCF3で提供した通信品質を計測し、適用中の課金が提供した通信品質に見合っていなかったら課金変更を行う例を説明する。
ネットワークオペレータは図8に示す情報を予め、BS4の記憶部34、PCF3の記憶部27、PDSN2の記憶部12、AAA5の記憶部42に設定するものとする。或いはMS7がBS4、PCF3、PDSN2に図8のテーブル情報を含む信号を送信してサービスを要求し、BS4、PCF3、PDSN2が夫々の記憶部に図8のテーブル情報を登録しても良い。MS7がBS4、PCF3、PDSN2に希望するQoSパラメータを送ってサービスを要求する例は、非特許文献2に開示されている。
CPU28は実際に提供したQoSパラメータを図30に示すテーブルのRAN QoS parameters 2として記録する。RAN QoS parameters 2はRAN QoS parameters 2’と同様のパラメータの構造体200とする。CPU28はRAN QoS parameters 2のRAN_Peak_Rateとして、RAN_Peak_Rate_PCFを記録する。CPU28はRAN QoS parameters 2のRAN_Ave_Rateとして、RAN_Ave_Rate_PCFを記録する。CPU28はRAN QoS parameters 2のRAN_Latencyとして、RAN_Latency_PCFを記録する。CPU28はRAN QoS parameters 2のRAN_Loss_rateとして、RAN_Loss_rate_PCFを記録する。CPU28はRAN QoS parameters 2のRAN_Priorityとして、保証したQoSパラメータであるRAN QoS parameters 2’のRAN_Priorityに保持された値RAN_Priority_L1を記録する。
CPU28は提供した品質の課金グレード253の値がGrade1、現状の課金グレード230の値がGrade0と値が異なるので、課金変更処理58を開始する。CPU28はFlow ID2で指定されるフローの課金グレード230にGrade1を記録する。
CPU28は提供した品質の課金グレード253の値がGrade0、現状の課金グレード230の値がGrade0と値が同一なので、現状の課金が提供品質の課金に見合っていると判断する。この場合、CPU28は課金変更処理58を行わない。
PDSN2で提供した通信品質を計測し、適用中の課金が提供した通信品質に見合っていなかったら課金変更を行う例を説明する。
ネットワークオペレータは図8に示す情報を予め、BS4の記憶部34、PCF3の記憶部27、PDSN2の記憶部12、AAA5の記憶部42に設定するものとする。或いはMS7がBS4、PCF3、PDSN2に図8のテーブル情報を含む信号を送信してサービスを要求し、BS4、PCF3、PDSN2が夫々の記憶部に図8のテーブル情報を登録しても良い。MS7がBS4、PCF3、PDSN2に希望するQoSパラメータを送ってサービスを要求する例は、非特許文献2に開示されている。
制御部13は実際に提供したQoSパラメータを図31に示すテーブルのRAN QoS parameters 2として記録する。RAN QoS parameters 2はRAN QoS parameters 2’と同様のパラメータの構造体200とする。制御部13はRAN QoS parameters 2のRAN_Peak_Rateとして、RAN_Peak_Rate_PDSNを記録する。制御部13はRAN QoS parameters 2のRAN_Ave_Rateとして、RAN_Ave_Rate_PDSNを記録する。制御部13はRAN QoS parameters 2のRAN_Latencyとして、RAN_Latency_PDSNを記録する。制御部13はRAN QoS parameters 2のRAN_Loss_rateとして、RAN_Loss_rate_PDSNを記録する。制御部13はRAN QoS parameters 2のRAN_Priorityとして、保証したQoSパラメータであるRAN QoS parameters 2’のRAN_Priorityに保持された値RAN_Priority_L1を記録する。
制御部13は提供した品質の課金グレード253の値がGrade1、現状の課金グレード240の値がGrade0と値が異なるので、課金変更処理58を開始する。制御部13はFlow ID2で指定されるフローの課金グレード240にGrade1を記録する。
BS4で通信品質の平均値を監視し、通信品質の平均値が要求される通信品質を満たせない場合に課金変更を行う例を図35に示す。
信号51でMS7の要求するQoSパラメータのフローの設定が行われる。信号51は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。信号51の交換後、MS7、BS4、PCF3、PDSN2は各フローに対してMS7が要求したQoSパラメータと保証したQoSパラメータのテーブルを保持する。ここで、MS7がQoSレベルL1のフローを要求し、要求が通ってFlow ID2の識別子を持つQoSレベル1のフローが設定されたとする。信号52でPDSN2がAAA5に課金開始要求のメッセージを送信する。AAA5は52に含まれるQoSパラメータを参照し、課金を開始する。
信号61でFlow ID2で指定されるフローの解除が行われる。信号61は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。
また例えば、データレートやデータロスレートに余裕を持たせて比較しても良い。例えば、データレートについてRAN_Ave_Rateに10%の余裕を持たせる。このとき制御部36は、(RAN_Ave_Rate + RAN_Ave_Rate x 0.1)< RAN_Ave_Rate_L1を満たした場合に実通信品質が劣化していると判断する。例えば、データロスレートについてRAN_Loss_rateに10%の余裕を持たせる。このとき制御部36は、(RAN_Loss_rate - RAN_Loss_rate x 0.1)< RAN_Loss_rate_L1を満たした場合に実通信品質が劣化していると判断する。
PCF3で通信品質の平均値を監視し、通信品質の平均値が要求される通信品質を満たせない場合に課金変更を行う例を図37に示す。
信号51でMS7の要求するQoSパラメータのフローの設定が行われる。信号51は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。信号51の交換後、MS7、BS4、PCF3、PDSN2は各フローに対してMS7が要求したQoSパラメータと保証したQoSパラメータのテーブルを保持する。ここで、MS7がQoSレベルL1のフローを要求し、要求が通ってFlow ID2の識別子を持つQoSレベル1のフローが設定されたとする。信号52でPDSN2がAAA5に課金開始要求のメッセージを送信する。AAA5は52に含まれるQoSパラメータを参照し、課金を開始する。
信号61でFlow ID2で指定されるフローの解除が行われる。信号61は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。
PDSN2で通信品質の平均値を監視し、通信品質の平均値が要求される通信品質を満たせない場合に課金変更を行う例を図38に示す。
信号51でMS7の要求するQoSパラメータのフローの設定が行われる。信号51は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。信号51の交換後、MS7、BS4、PCF3、PDSN2は各フローに対してMS7が要求したQoSパラメータと保証したQoSパラメータのテーブルを保持する。ここで、MS7がQoSレベルL1のフローを要求し、要求が通ってFlow ID2の識別子を持つQoSレベル1のフローが設定されたとする。信号52でPDSN2がAAA5に課金開始要求のメッセージを送信する。AAA5は52に含まれるQoSパラメータを参照し、課金を開始する。
信号61でFlow ID2で指定されるフローの解除が行われる。信号61は複数の信号からなり、交換手順は例えばX.P0011-004-D v0.4のAnnex Fのコールフローに従う。
250:フロー、251、255:PPPセッション、252:R-Pセッション、253:R-Pコネクション、254:サービスインスタンス、
11、16:ネットワークインタフェース、12:記憶部、13、14:ユーザーインタフェース、15:タイマー、
21、26:ネットワークインタフェース、22、25:スイッチ、23:制御部、24:トラヒック制御部、27:記憶部27、28:CPU、29:タイマー、
30:ネットワークインタフェース、31:BB、32:IF、33: RF、38:アンテナ、36:制御部、35:記憶部、37:タイマー、
14:ネットワークインタフェース、42:記憶部、43:制御部、44:ユーザーインタフェース、55:タイマー、
250:QoSレベル、251:RAN QoSパラメータ、252:IP QoSパラメータ、253:課金のグレード。51、52、53、59、60、61:信号、55、56、57、58:ステップ。70、71、72、73、74、75、76、77、78、79:信号、
101:コード、202:ID、103:情報長、104、106:認証情報、105、111:アトリビュート、110:Acct-Status-Type、107:情報の種類を表す符号、108:情報長、109:サービスの開始か終了かを表す符号、
120:MSの識別子、121:BSの識別子、122:SIの識別子、123:有効な接続時間、125:保証したRAN QoSパラメータ、126:提供したRAN QoSパラメータ、124:制御情報。112、115:情報の種類を表す符号、113、116:情報長、114:ベンダの識別子、117:アトリビュート、
151、171:メッセージの種類を表す符号、152、159:制御情報、153: CVSEの種類を表す符号、154:情報長、155:ベンダの識別子、157:アプリケーションデータ、158:信号72、74を受け付けたことを表す符合、
161:情報の種類を表す符合、162、178:サービスインスタンスの識別子、163:シーケンス番号、164:接続時間、165:BSの識別子、166:ユーザ毎の通信サービスの優先度、167:保証したRAN QoSパラメータ、168:提供したRAN QoSパラメータ、
172:呼接続の識別子、173:MSの識別子、174:保証したQoSパラメータ、175:提供したQoSパラメータ、176:課金情報の変更を表す符号、201、205、211、215:フローの識別子、202、206、212、216:情報長、203、213:RAN QoSパラメータ、207、217:IP QoSパラメータ、223、233、243、251:フローの識別子、224、234、244、252:サービスインスタンスの識別子、221、231:提供したRAN QoSパラメータ、225、227、235、245、247:情報長、226、228、236:RAN QoSパラメータ、232:保証したRAN QoSパラメータ、237:情報長、238:RAN QoSパラメータ、222、229、239、249:QoSレベル、230、240、250:課金レベル、253:BSの識別子、254:MSの識別子。255:MSの識別子、256:サービスインスタンスの識別子。257:BSの識別子:258:有効な接続時間、62、63、64、261、262、263:期間、259:課金のグレード。
Claims (10)
- 無線移動局と通信を行う無線基地局と、該無線基地局とRANプロトコルにより通信を行うパケット制御装置と、該パケット制御装置とRANプロトコルにより通信を行うノード装置と、該ノード装置にネットワークを介して接続される該課金サーバとを備え、
該無線移動局に対して課金を行う無線通信システムであって、
前記RANプロトコルにより通信を行う前記無線基地局とパケット制御装置とノード装置の少なくとも何れかは、
無線移動局と、前記無線移動局に対応づけられた課金グレードに対応する通信条件に基づく通信を行うための接続を行い、
前記RANプロトコルに基づいて無線移動局に供給される通信品質を測定し、
前記測定された通信品質と、該測定された通信品質がその時点における課金グレードに対応付けられた前記通信条件とを比較し、
前記比較結果、前記通信品質が前記通信条件を満たしていない場合は、前記課金サーバに前記測定された通信品質を通知し、
課金サーバは、前記通知された通信品質を用いて、前記課金グレードを変更し、前記変更された課金グレードに基づいて課金処理を行うことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1記載の無線通信システムであって、
前記RANプロトコルにより通信を行う無線基地局とパケット制御装置とノード装置の少なくとも何れかは前記測定された通信品質の時間平均を算出し、該平均通信品質を前記測定された通信品質とみなすことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1記載の無線通信システムであって、
前記無線基地局とパケット制御装置とノード装置の少なくとも何れかは、記憶部を有し、前記接続の際に保証された通信条件を記憶部に記憶し、前記比較は、前記記憶部に記憶されている通信条件を参照して行うことを、特徴とする無線通信システム。 - 請求項3記載の無線通信システムであって、
前記RANプロトコルにより通信を行う無線基地局とパケット制御装置とノード装置の少なくとも何れかは、
前記通信中に、前記通信品質が前記通信条件を満たさなくなった後に、
前記通信品質をさらに計測し、前記通信条件を満たす通信品質を計測した場合は、
前記課金サーバに前記通信条件を満たす通信品質を通知し、
前記課金サーバは、前記通信条件を満たす通信品質を用いて、前記通信条件に対応する課金グレードに変更する、ことを特徴とする無線通信システム。 - 請求項1記載の無線通信システムであって、前記通信品質が少なくとも伝送レート、データロスレート、伝送遅延のいずれかを含むことを特徴とする無線通信システム。
- 無線移動局と通信を行う無線基地局と、該無線基地局とRANプロトコルにより通信を行うパケット制御装置と、該パケット制御装置とRANプロトコルにより通信を行うノード装置と、該ノード装置にネットワークを介して接続される該課金サーバとを備え、前記無線移動局に関する通信に対する課金を行う無線通信システムにおける課金管理方法であって、
前記RANプロトコルにより通信を行う前記無線基地局とパケット制御装置とノード装置の少なくとも何れかにおいて、
無線移動局と、前記無線移動局に対応づけられた課金グレードに対応する通信条件に基づく通信を行うための接続を設定するステップと、
前記RANプロトコルに基づいて無線移動局に供給される通信品質を測定するステップと、
前記測定された通信品質と、該測定された通信品質がその時点における課金グレードに対応付けられた前記通信条件とを比較し、前記測定された無線通信品質が前記通信条件を満たすか否かを判断するステップと、
前記判断結果、前記通信品質が前記通信条件を満たしていない場合は、前記課金サーバに前記測定された通信品質を通知するステップと、
課金サーバにおいて、
前記課金グレードを変更し、前記変更された課金グレードに基づいて課金処理を行うステップと、を有することを特徴とする課金管理方法。 - 無線移動局の通信品質を保証した接続を設定し、該接続時に保証された通信品質および通信中に測定される通信品質に基づいて課金を行う無線通信システムにおいて、該無線移動局と無線通信を行う無線基地局であって、
前記RANプロトコルに基づいて無線移動局に供給される通信品質を測定する制御部と、
該測定された通信品質がその時点における課金グレードに対応する通信条件を満たさない場合、及び前記通信条件を満たさなかった通信品質を計測後、さらに計測した結果、計測された通信品質が通信条件を満たした場合、前記課金を管理する課金サーバに前記測定された通信品質を通知する通信部とを有することを特徴とする無線基地局。 - 請求項7記載の無線基地局であって、
前記制御部は、前記測定された通信品質の時間平均を算出し、該平均通信品質を前記測定された通信品質とみなすことを特徴とする無線基地局。 - 請求項7記載の無線基地局であって、
前記制御部は、前記接続の際に保証された通信品質を記憶部に格納し、前記測定された通信品質が前記記憶部に格納される保証された通信品質と異なる場合にメッセージを送信することを決定することを特徴とする無線基地局。 - 請求項7記載の無線基地局であって、前記制御部は、前記通信品質として少なくとも伝送レート、データロスレート、伝送遅延のいずれかを測定することを特徴とする無線基地局。
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