JP4774438B2 - 確認および迅速なQoS確立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークにおけるリソース管理に係わり、特に、モバイル環境におけるサービスの質(quality of service)リソースの確認および確立に関わる。
モバイル・ワイヤレス通信の益々の普及と共に多数の通信技術が開発されている。各技術は、異なる環境、異なる条件下、または、異なる期間中のユーザのニーズに取り組んでいる。その結果、ユーザのニーズ全体が異なる技術の組み合わせによって取り組まれている。従って、ユーザは、それぞれのニーズを満たすために異種の通信ネットワークを利用する。
多数の技術の中には、IEEE802.11ワイヤレス・ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)が含まれる。この通信技術は、通信活動が高いまたはホット・スポットの局部的なエリアで使用される。住居、オフィス、または、店のような場所で一般的に利用可能である。IEEE802.11WLANは、11Mbpsまたは54Mbpsといった全利用可能データ速度によって特徴付けられる。これは、物理層において利用可能なデータ速度である。IP層で計算されるように典型的に持続されるスループットは、ヘッダ、シグナリングおよびタイミング・オーバーヘッドによりそれぞれ約4Mbps乃至5Mbps、および、10Mbps乃至20Mbpsである。そのコンテンション・ベースのCSMA/CA無線アクセス技法により、IEEE802.11WLANは、高いパケット損失率および長い無線アクセス遅延によっても特徴付けられる。IEEE802.11WLANの性能は、それぞれの場所によっても影響を及ぼされる。例えば、オフィス環境におけるIEEE802.11WLANは、住居環境におけるよりもより多くのユーザによって利用される。そのため、負荷レベル、従って、遅延は、オフィス用IEEE802.11WLANに対する方が高い。
ユーザのニーズに取り組む別の技術は、セルラーGPRSネットワークである。この通信技術は、数平方キロにわたる広い領域を網羅するために使用される。セルラーGPRSネットワークは、171Kbpsといった全利用可能データ速度によって特徴付けられる。コンテンション・フリーTDMA無線割り付け技術により、セルラーGPRSネットワークは、IEEE802.11WLANと比較して、より低いパケット損失率およびより短い無線アクセス遅延によって特徴付けられる。
現在、益々用いられている別の通信技術は、セルラー三世代(3G)ネットワークである。同技術は、セルラーGPRSネットワークと同様に広い領域を網羅するために使用される。セルラー3Gネットワークは、384Kbpsといった全利用可能データ速度によって特徴付けられ、より多くのデータ速度を伝える開発が更になされている。無線アクセスのために固有のコードが使用されるその無線割り付け技術により、コンテンションが回避される。これにより、IEEE802.11WLANと比較してより低いパケット損失率が得られる。初期状態を考えると、セルラー3Gネットワークは、セルラーGPRSネットワーク程広く利用可能でない。
一般的に、通信ネットワーク技術は、実現可能なデータ速度またはスループット、パケット損失率、再送信遅延、再送信の試み、無線アクセス遅延、および、ネットワーク負荷条件における差によって特徴付けられる。結果として生ずる異種性は、効果的な動作のために革新的な方法を必要とする。
モバイル・ワイヤレス・ユーザは、それぞれのニーズを満たすために異なる通信技術の組み合わせを典型的には使用する。例えば、モバイル・ワイヤレス・ユーザは、家にいるときはマルチモード端末装置を使用してIEEE802.11WLANにアクセスし、家から都市に運転するときはセルラーGPRSネットワークに切り替え、都市の中心街領域の受信可能範囲に入るときはセルラー3Gネットワークに切り替え、最終的に、オフィスに到着するとIEEE802.11WLANに再び切り替える。
[問題1:突然の切り替えは性能を妨害する]
モバイル・ワイヤレス・ユーザが異なる通信ネットワークの技術間で切り替えるとき、その様々な特徴および条件がユーザおよびそのアプリケーションに対するサービスの質(QoS)の性能を変える。例えば、オフィス用IEEE802.11WLANからセルラー3Gネットワークに切り替えるとき、ユーザは、低スループット、同時に、減少したパケット損失率、および、より短い無線アクセス遅延に直面する。従って、ユーザがストリーミング・ビデオ・アプリケーションを使用している場合、ネットワーク切り替えの後にビデオの質の突然の乱れまたは劣化が起こる。アプリケーション・性能は、あるタイプのネットワーク技術から別のものに切り替えるときシームレスであることが好ましい。あるいは、アプリケーション・性能は、主なネットワーク条件および特徴に少しずつ適合されなくてはならない。
ある通信ネットワークから別のものへの移行期間は、通信の重要な部分である。この期間中にモバイル・ワイヤレス・ユーザおよびそのアプリケーションが妨害に対して最も弱くなる。これは、従来の異種でない通信ネットワークにおいて、サービス提供者が新しく発生したセッションよりも移行セッションを優先的に扱うことから分かる。
[問題2:QOSマッピングがオーバーヘッドおよび時間を追加する]
更に、通信ネットワーク間の切り替えによって生ずるリンク特性の変化により、モバイル端末装置は、既存のQoS要件を新しいリンク特性および条件にマッピングしなくてはならない。これは、限定された電源を有するモバイル端末装置にとっては集中的で時間のかかるタスクである。ユーザが頻繁に切り替えると、QoS要件のマッピングがQoS性能に悪影響を及ぼす処理オーバーヘッドとなる。追加的には、新しい通信ネットワークにおいてQoSリソースをネゴシエートするために必要なシグナリングも、モバイル端末装置には知られていない適当なQoS要件を承認し確立するためにより大きい交換が必要となるため、時間がかかる。
[問題3:非効率的なリソース利用]
異なる通信ネットワークの技術間での切り替えから生ずる別の問題は、移動度条件における差によりQoSリソースが効率的に割り付けられない点である。例えば、一人目のユーザがセルラー3Gネットワークから、二人目のユーザが別のIEEE802.11WLANからと、二人のユーザがIEE802.11WLANに切り替えるとき、二人共新しいIEEE802.11WLANに対して同一のQoSリソース・リクエストを行う。しかしながら、セルラー3Gネットワークからの一人目のユーザは、ユーザのより低いスループットのセルラー3Gネットワークでの過去の履歴により、実質的により低い実際のスループット要件を有する。従って、両方のリクエストに対して同一のQoSリソースを割り付けることは、セルラー3Gからの一人目のユーザが完全に利用しないため、非効率的である。この問題は、異なるタイプの前の通信ネットワークからIEEE802.11WLANに移動するユーザが多いときに悪化する。
[問題4:未認証QoSリクエスト]
非効率的なリソース割り付けの問題に関連して、不正確なQoSリソース・リクエストの問題が存在する。現存の技術および従来技術に基づいて、通信ネットワークがユーザのQoSリソース・リクエストの正確な性質を確認することが可能でない。その結果、通信ネットワークは、ユーザが前の通信ネットワークにおいて実質的により低いリソースを利用していた場合でもリクエストしたQoSリソース全体を割り付けなくてはならない。例えば、ユーザが第1から第2の通信ネットワークに切り替えるとき、ユーザがどのタイプのネットワークから切り替えたか、第1のネットワークにおけるリソース利用のレベル、および、第1のネットワークで費やした時間分を確認することが可能でない。その結果、第2の通信ネットワークは、最適レベルのQoSリソースを割り付けることができない。従って、合法的または非合法的であっても不正確なリソース・リクエストは既存の通信ネットワークの技術によって確認されない。
突然の性能変化、切り替えオーバーヘッド、非効率的なQoSリソース割り付け、および、未認証のQoSリクエストのこのような問題は、モバイル・ワイヤレス・ユーザからシームレスな通信を奪うことになる。結果として、モバイル・ワイヤレス・ユーザは、乏しいQoS性能を受けることになる。
特許文献1は、モバイル・ワイヤレス・ユーザがある通信ネットワークから別のネットワークに切り替えるときにQoS性能を調節する方法を開示する。同方法は、第2の通信ネットワークに送出される、第1の通信ネットワークのQoS特性を示す活性パケットに依存する。同方法は、その理論的な基づきにも関わらず、二つの異なるネットワークが互いと通信していることを必要とするため、制限された実用的なアピールがある。実際には、異なる技術の通信ネットワークは、通信可能に接続されていない。これは、セキュリティ上の懸念、競争の利点、および、非互換性による。従って、提案された方法は、モバイル・ワイヤレス・ユーザのニーズを解決することに効果的ではない。
特許文献2は、ICMPタイム・スタンプ・メッセージを用いて第2の通信ネットワークにおいてQoS条件を決定する第1の通信ネットワークのための方法である。同方法は、有効的になるために二つのネットワークが通信可能に接続されることを必要とする点で特許文献1と同様に不都合である。従って、同方法は、実際には、異なる通信ネットワーク間で切り替えるモバイル・ワイヤレス・ユーザが直面する問題に取り組む実現可能な解決策ではない。
特許文献3は、通信ネットワーク間で切り替えるモバイル・ワイヤレス・ユーザのニーズに取り組む別の方法を例示する。同方法は、各通信ネットワークにおいて外部エージェントを利用し、ハンドオーバで一貫したQoSを提供するよう協力することを要求する。これは、連携のための媒体を提供しない別個の通信ネットワーク間でモバイル・ワイヤレス・ユーザが切り替える実際の場合に実現可能でない。同方法の外部エージェントは、先に強調した問題に取り組むことに関して有効的でない。
これまで説明した従来技術は、別個の通信ネットワーク間で切り替えるモバイル・ワイヤレス・ユーザのニーズに取り組むことに関して既存の機構が不足していることを示している。特に、これらのユーザは、突然の性能変化、切り替えオーバーヘッド、非効率的なQoSリソース割り付け、および、未認証のQoSリクエストの問題に直面し、結果として、シームレスな通信が奪われる。
US6,693,912B1“Network Interconnectivity Apparatus and Active Quality of Service Mapping Method”2004年2月従来特許出願 US2004/000 1511A1“Catprobe”2002年6月 US2004/009 5912A1“Handover Resource Optimization”2002年11月
前述の問題を鑑みて、本発明は、異質の通信ネットワーク上でQoSリソースを迅速に確立するシステムおよび方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、モバイル・ワイヤレス・ユーザのQoS利用履歴をモニタリングし更新する方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、異質の通信ネットワーク上で切り替えるモバイル・ワイヤレス・ユーザからQoSリクエストを確認する方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、モバイル・ワイヤレス・ユーザの実際のニーズに基づいてQoSリソースを割り付ける方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、モバイル・ワイヤレス・ユーザが通信サービスを受ける決められた期間後にQoSリソースの初期の割り付けを段々に調節する方法を提供することを目的とする。
本発明は、通信ネットワーク上のQoSおよびネットワーク・リソース割り付けに関わる問題に取り組む。特に、本発明は、モバイル・ワイヤレス・ユーザが通信ネットワーク上を移動する際のネットワーク条件および特徴における突然の変化の問題に取り組む。本発明は、更に、モバイル・ワイヤレス・ユーザに対するシグナリングおよび処理オーバーヘッド並びに非効率的なリソース割り付けの問題に取り組む。本発明が取り組む別の問題は、モバイル・ワイヤレス・ユーザによるリソース・リクエストの確認である。
広い面では、本発明は、通信ネットワークのリソース利用更新を生成するシステムを提供し、同システムは、リソース利用を測定する手段と、リソース利用測定に確認を割り当てる手段とを備え、上記リソース利用更新が通信ネットワークのモバイル・ワイヤレス・ユーザが受ける通信ネットワーク・サービスを要約する。
別の面では、本発明は、リソース利用更新を確認するシステムを提供し、単一のまたは複数の外部エンティティとのモバイル・ワイヤレス・ユーザのセキュリティ関連付けに基づいてリソース利用更新に確認を割り当てる手段を有する。
リソース利用更新を確認する本発明の好ましい形態では、外部エンティティは認証、認定、および、認証(AAA)エンティティである。
本発明の別の面は、モバイル・ワイヤレス・ユーザがネットワーク通信を迅速に確立するシステムを提供し、第1の通信ネットワークからリソース利用更新を受信する手段と、第1の通信ネットワークから第2の通信ネットワークに上記リソース利用更新を供給する手段と、を有し、第2の通信ネットワークにおいてリソースをネゴシエートするシグナリングは、上記リソース利用更新を用いて部分的にまたは完全に置換される。
ネットワーク通信を迅速に確立するシステムに対する本発明の好ましい形態では、第1のおよび第2の通信ネットワークは区別可能であり、この区別は技術、特徴、および、条件を含む。
ネットワーク通信を迅速に確立するシステムに対する本発明の好ましい形態では、リソース利用更新は、第1の通信ネットワークから第2の通信ネットワークに移動するモバイル・ワイヤレス・ユーザによって供給される。
本発明の更なる別の面では、ネットワーク・リソースを効率的に割り付けるシステムが提供され、モバイル・ワイヤレス・ユーザのリソース利用更新を確認する手段と、第1の通信ネットワークにおけるモバイル・ワイヤレス・ユーザの実際のリソース利用と一貫したネットワーク・リソースを割り付ける手段と、を有し、実際のリソース利用はモバイル・ワイヤレス・ユーザのリソース利用更新から決定される。
本発明の別の面によると、通信ネットワークにおいてネットワーク・リソースを効率的に割り付けるシステムが提供され、通信ネットワークによってモバイル・ワイヤレス・ユーザに通信サービスを提供する決定された期間後にモバイル・ワイヤレス・ユーザに対する最初のリソース割り付けを調節する手段を有する。
ネットワーク・リソースの効率的な割り付けに対する本発明の好ましい形態では、調節は通信ネットワークの主な条件および特徴にモバイル・ワイヤレス・ユーザの通信アプリケーションを徐々に適合するよう漸進的に行われる。
以下の説明では、説明目的のため、特定の番号、時間、構造、および、他のパラメータは、本発明の完全な理解を提供するために示されている。しかしながら、当業者には、本発明がこれらの特定の詳細を有することなく実施されてもよいことは理解されるであろう。
(実施例1−確認されたQoS履歴の分配)
図1を参照するに、通信ネットワーク(CN)(100)は、単一のまたは複数の移動端末(MT)、例えば、MT(106)にサービスを提供する。CN(100)は、ネットワーク・コントローラ(NC)(102)と、単一のまたは複数のネットワーク・アタッチメント・ポイント(NAP)、例えば、(NAP)(104)を有する。CN(100)は、単一のまたは複数の他の通信ネットワーク、例えば、インターネットにインタフェースされてもよい。
NC(102)は、ネットワーク・リソースを調整し、NAP(104)のようなNAPを用意し、MT(106)のようなMTを制御することができるコントローラ・エンティティを表す。NAP(106)は、MT(106)のようなMTと無線インタフェースを確立して維持し、無線活動をモニタリングし、MTとCNとの間の通信トラフィックを遅延することができるコンタクト・エンティティを表す。NC(102)およびNAP(104)は、ワイヤー・ライン、または、ワイヤレス・リンクを用いて通信可能に接続されている。
NC(102)およびNAP(104)は、異なる通信ネットワークに対して異なる役割を担う。IEEE802.11WLANに関して、NC(102)は、WLANコントローラまたはWLANスイッチを表し、NAP(104)はワイヤレス・アクセス・ポイント(WAP)を表す。このような場合、NC(102)およびNAP(104)は、IETF、CAPWAPプロトコルを用いて通信されてもよい。セルラーGPRSおよびセルラー3G通信ネットワークに関して、NC(102)はモバイル交換局(MSC)または基地局コントローラ(BSC)を表し、NAP(104)は基地トランシーバ局(BTSを表す。
CN(100)は、認証、認定、会計(AAA)サーバ(140)に対するアクセスを有する。CN(100)は、AAA(140)との通信にRADIUSのようなプロトコルを使用する。
本発明によると、NAP(104)は、MT(106)のようにコンタクトしている単一のまたは複数のMTそれぞれに対する無線リンク・性能・メトリックを定期的にモニタリングする。無線リンク・性能・メトリックは、実現されるスループット、パケットまたはビット損失速度、無線伝搬遅延、および、遅延ジッタを有する。これらメトリックは、NC(102)に定期的に送られる。
NC(102)は、CN(100)の単一のまたは複数のMTそれぞれに対する通信性能・メトリックを定期的にモニタリングする。通信性能・メトリックは、再送信の試み、通信セッション確立時間、メモリ利用、スケジューリング優先度、ボリューム対トラフィック送信、送信持続時間、および、ネットワーク負荷レベルを有する。別の通信性能・メトリックは、ユーザ満足度指数であり、CN(100)がユーザのニーズを満たす程度を決定する。ユーザ満足度指数は、ユーザからのフィードバックに基づく。
NC(102)は、無線リンク・性能・メトリックを通信性能・メトリックと組み合わせて、QoS履歴情報ユニットを導出する。QoS履歴情報ユニットは、CN(100)におけるMT(106)の通信経験を要約する。QoS履歴情報ユニットには、AAA(140)とのMT(106)のセキュリティ関連付けから得られる確認コードが割り当てられる。確認コードは、QoS履歴情報ユニットの信憑性を認証するよう機能し、MT(106)または全ての他のエンティティによる後続する変化を防止する。QoS履歴情報ユニットは、その時間関連性を特定するためにタイム・スタンプが割り当てられる。
確認コードは、QoS履歴情報ユニット全体にわたって可逆的で矛盾のないハッシュ関数を実施することによって導出される。これにより、入力情報ユニットの全ての所与の長さに対して固定長の確認コードが生ずる。一実施例では、ハッシュ関数は、足し算、減算、排他的論理和、および、ビット・シフトのシーケンスを用いる混合関数である。AAA(140)とのMT(106)のセキュリティ関連付けにおいて使用される認証シークレットは、ハッシュ関数の排他的論理和またはビット・シフト演算のいずれかに対して使用される。ハッシュ関数は、QoS履歴情報ユニット派生物のタイム・スタンプに基づいて足し算、減算、排他的論理和、または、ビット・シフト演算を更に備えてもよい。その結果、確認コードは、QoS履歴情報ユニットがMT(106)に対して導出される各瞬間に対して固有である。
一実施例では、タイム・スタンプは、NC(102)のような全てのネットワーク・コントローラ間の同期タイマと、AAA(140)におけるような共通のタイマとに基づく。異質の通信ネットワーク上のこのような同期は、同じ時間を維持することを各ネットワーク・コントローラに可能にさせる。別の実施例では、タイム・スタンプは、確認コードの一部としてAAA(140)によって割り当てられる。
QoS履歴情報ユニットは、CN(100)からMT(106)によって受信した通信サービスのスナップショットを表す。この情報は、シグナリングおよび処理オーバーヘッドが減少されシームレスな通信サービスが提供されるよう、MT(106)が移動する後続の通信ネットワークに直ぐに利用可能となる。
確認コードおよびタイム・スタンプによって認証されたQoS履歴情報ユニットの結果として、リソースを効率的に割り付けシームレスな通信サービスを伝えるよう、第2の通信ネットワークが第1の通信ネットワークから移動するMTの実際のQoSリソース・ニーズを確認し、それに応じてリソースを用意する。
(実施例2−シーケンスQoS履歴情報ユニット)
NC(102)、NAP(14)、AAA(140)、および、MT(106)間の一連の動作は、図2を補助として以下に説明する。追加的には、図14は、本発明において交換されるメッセージの構造(1400)を例示するために使用される。各メッセージは、値がメッセージの性質に対応する1ビットのタイプ・フィールド(1405)から始められる。メッセージの後続する説明はそれぞれのタイプ(1405)値を含む。Cフィールド(1410)は、メッセージがネットワーク・コントローラに向けられているかネットワーク・コントローラから発せられている場合に示される。「0」値は、NCからのメッセージを示し、「1」値は、NCへのメッセージを示す。後続する長さフィールド(1415)は、メッセージの全長を示す。後続するメッセージ・エレメント・フィールド(1420)は、メッセージ・タイプに対する様々なパラメータおよび設定を有する。
動作シーケンス(200)では、NAP(104)およびNC(102)はモニタリング・ステップ(205)において無線リンク・性能・メトリックおよび通信性能・メトリックそれぞれを定期的にモニタリングする。モニタリング・ステップ(205)は、相互に協働して定期的に実施されてもよく、他のイベントによってトリがされてもよい。このステップは、NAP(104)およびNC(102)が通信ネットワークCN(100)の状態、および、モバイル端末MT(106)の状態に関する情報を集めることを可能にする。
無線リンク・性能・マトリックスに関する十分な情報が集まると、NAP(104)は、ステップ(210)においてNC(102)に無線ステータス更新メッセージを送る。同メッセージは、「1」のタイプ・フィールド(1405)値を有する。無線ステータス更新メッセージは、無線リンク・性能・マトリックスの測定されたまたは計算された値を有する。メトリックは、無線ステータス更新メッセージ内の所定のフォーマットに従って情報メッセージ・エレメント(1420)として整理される。無線ステータス更新メッセージのメッセージ・エレメントは、平均損失速度、平均送信速度、平均遅延等を有する。
ステップ(215)において、NC(102)は、AAAサーバのAAA(140)に確認コード・リクエスト・メッセージを送る。同メッセージは、「2」のタイプ・フィールド(1405)を有する。確認コード・リクエストは、NC(102)によって維持されるセキュリティ状態から導出される情報を含む。同セキュリティ情報は、メッセージ・エレメント・フィールド(1420)に含まれる。AAA(140)は、ステップ(220)において「3」のタイプ・フィールド(1405)値を有する確認コード応答メッセージで確認コードをNC(102)に供給する。確認コードは、AAA(140)およびNC(102)によって維持されるMT(106)に対応するセキュリティ状態から導出される。追加的には、AAA(140)は、確認コード応答メッセージ(220)においてタイム・スタンプを含む。あるいは、確認コードは、NC(102)単独によって導出されてもよく、同コードは、AAA(140)とのセキュリティ関連付けにまだ基づく。確認コード応答メッセージのメッセージ・エレメント(1420)は、確認コードおよびタイム・スタンプを有する。
ステップ(225)において、NC(102)はMT(102)に対するQoS履歴情報ユニットを準備する。同ステップでは、NC(102)は、ステップ(210)の無線ステータス更新メッセージからの情報と独自の通信性能・メトリックとを組合す。組み合わせは、測定されたまたは計算されたメトリックの値に対応する情報エレメントのリストを含む。QoS履歴情報ユニットは、中に含まれる情報の時間関連を特定するためにタイム・スタンプを更に有する。タイム・スタンプはAAA(140)と同期されるタイマを用いてNC(102)によって割り当てられる、または、タイム・スタンプは確認コードの導出中にAAA(140)によって割り当てられてもよい。QoS履歴情報ユニットは、確認コードを用いて、NC(102)から認証される。これにより、QoS情報ユニットがCN(100)においてMT(106)のステータスおよびリソース利用履歴を正確に説明する旨を後続する通信ネットワークに通知する。
QoS履歴情報ユニットを準備した後、NC(102)は、ステップ(230)においてQoS履歴更新メッセージをMT(106)に送る。QoS履歴更新メッセージは、「4」のタイプ・フィールド(1405)値を有し、タイム・スタンプされ確認されたQoS履歴情報ユニットをそのメッセージ・エレメント(1420)として備える。QoS履歴更新メッセージを受信すると、MT(106)は全ての前に記憶されたQoS履歴情報ユニットを除去し、新しい情報ユニットを記憶する。
(実施例3−迅速な再確立)
一実施例では、QoS履歴情報ユニットは、異質な通信ネットワーク間での移行中にシグナリングおよび処理動作を減少させ、シームレスな通信を向上させるために使用される。上述したとおり、通信ネットワーク間の移行期間は重要であり、モバイル・ワイヤレス・ユーザが可能な限りシームレスな通信サービスを受けることを確実にしなくてはならない。このため、本実施例では、モバイル端末と新しいネットワークとの間で要求される最初のシグナリングが、QoS履歴情報ユニットを送ることでバイパスされる。新しい通信ネットワークは、時間のかかるシグナリング動作を必要とすることなく情報ユニットを確認し、必要なリソースおよび状態情報を確立する。
図3は、本実施例の動作を例示するために使用される。ここでは、MT(106)はCN(100)と最初に関連付けられ、CN(100)から対応する通信リソースおよびQoSサービスを受信する。MT(106)は、CN(100)のNC(102)からQoS履歴情報ユニットを定期的に受信する。
本発明の現在の実施例では、MT(106)は、第1の通信技術タイプの第1の通信ネットワークであるCN(100)から第2の通信技術タイプの第2の通信ネットワークであるCN(300)に移動する。一般的に、モバイル端末が第1から第2の通信ネットワークに移動するとき、二段階処理においてネットワーク接続を確立する。モバイル端末は、最初に無線パラメータの選択、認証、および、新しい通信ネットワークとの自身の関連付けのようなリンク・トランスポートを確立する。次に、モバイル端末は、QoSリソースのネゴシエート、ネットワーク設定等のようなQoSサービスを確立する。例えば、IEEE802.11WLANにおいて、リンク・トランスポートの確立がIEEE802.11関連付けおよび認証を有する一方で、QoSサービスの確立は、IEEE802.11e交換を有する。
図3において、CN(100)はセルラー3G通信ネットワークと仮定され、CN(300)はIEEE802.11WLANと仮定される。
MT(106)がセルラー3GネットワークであるCN(100)からIEEE802.11WLANであるCN(300)に移動するとき、IEEE802.11規格仕様に従ってCN(300)とリンク・トランスポートを最初に確立する。これは、IEE802.11ビーコン・メッセージまたはIEEE802.11プローブ応答メッセージで提供される情報から無線チャネルを選択する、IEEE802.11関連付けリクエストおよびIEEE802.11関連付け応答メッセージを用いてCN(300)と関連付ける、および、IEEE802.11認証メッセージを用いてCN(300)と認証することを必然的に伴う。本発明によると、MT(106)は、リンク・トランスポートの確立中にそのQoS履歴情報ユニットをCN(300)に送る。同情報ユニットは、MT(106)とCN(300)との間のIEEE802.11認証の交換中に送られてもよい。
IEEE802.11規格仕様は、認証交換中にIEEE802.11データ・パケットで拡張認証プロトコル(EAP)パケットが転送されることを可能にする。本発明では、MT(106)からのQoS履歴情報ユニットは、認証交換中にIEEE802.11データ・パケットを用いてCN(300)のNC(302)に送られる。
MT(106)からQoS情報ユニットを受信すると、NC(302)は、AAA(140)と通信し、タイム・スタンプを分析することで情報ユニットの信憑性を最初に確認する。QoS履歴情報ユニットの確認コードおよびタイム・スタンプがNC(302)の予想と一致している場合、情報ユニットは更なる処理のために考慮される。
図9は、確認処理の制御フロー・チャート(900)を例示する。ステップ(905)では、CN(100)のような第1の通信ネットワークからのMT(106)のようなモバイル端末のQoS履歴情報は、CN(300)のNC(302)のような第2の通信ネットワークのネットワーク・コントローラによって受信される。次に、ステップ(910)では、NC(302)は、確認コードおよびタイム・スタンプを有効にすることでQoS履歴情報ユニットの信憑性を確認する。ステップ(910)は、AAA(140)のようなAAAエンティティとの通信を更に含んでもよい。
QoS履歴情報ユニットを確認した後、NC(302)は、MT(106)のQoSリソース利用、トラフィック・パターン、および、通信性能履歴を決定する。これは、図9のステップ(915)に対応する。同ステップでは、NC(302)は、QoS履歴情報ユニットからの情報を第2の通信ネットワークであるCN(300)における対応するネットワーク・コンフィギュレーション・パラメータにマッピングする。同ステップは、前のCN(100)で受信したものと一貫している通信サービスをCN(300)において提供するためである。ステップ(915)では、MT(106)は新しい通信ネットワークにおいて迅速且つ正確にQoSリソースを確立することが可能となる。
NC(302)は、QoS履歴情報ユニットを用いて、IEEE802.11eQoS交換をQoSサービスの確立の一部として必要とすることなくMT(106)に適当なレベルのQoSリソースを割り付ける。これは、図9のステップ(920)において実施される。QoSリソースは、ステップ(915)において決定されたコンフィギュレーション・パラメータに基づいて割り付けられる。NC(302)は、例えば、QoS履歴情報ユニットを用いて、CN(300)で利用可能よりも正味の利用可能スループットが少ないセルラー3G通信ネットワークによってMT(106)が前にサービスされていたことを判断する。NC(302)は、更に、CN(100)がMT(106)に対してより低いパケット損失率およびより短い無線アクセス遅延を伴ったことを決定する。従って、好ましい形態の実施例では、IEEE802.11WLANのNC(302)は、MT(106)に対してシームレスな通信経験を可能にするようMT(106)に対してより高い無線アクセス優先度を割り当てる。例として、より高い優先度は短いAIFSN持続時間を用いて割り当てられる。より高い優先度は、セルラー3G通信ネットワークであるCN(100)と比較してIEEE802.11WLANにおいてより長い無線アクセス遅延を補償する。最初のより高い優先度は、所与の持続時間後に変更されてもよい。所与の持続時間は、所定でもよく、または、CN(300)あるいはMT(106)によって瞬間的に決定されてもよい。
本実施例は、QoSサービスの確立フェーズがバイパスされることでMT(106)がどのようにして新しい通信ネットワークであるCN(300)で通信サービスをより早く受けるかを例示する。本発明は、QoS履歴情報ユニットがQoSシグナリングを必要とすることなくMT(106)に対して必要な適当なレベルのQoSリソースを決定することについてCN(300)を補助する。
CN(300)は、CN(300)における通信特性をCN(100)におけるそれと可能な限り一致させる目的で適当なQoSレベルを決定する。本処理では、CN(300)は、コンフィギュレーション・パラメータを導出し、MT(106)に提供される通信サービスが前のCN(300)でMT(106)によって受けられたサービスと同様になるようネットワーク・リソースを割り当てるためにQoS履歴情報ユニットを用いる。本発明によると、リソースは、第2の通信ネットワークであるCN(300)で実現可能なスループットが第1の通信ネットワークであるCN(100)で実現されたスループットと同等または比例的に同等となるよう割り付けられる。同様にして、他のリソースは、MT(106)によるQoS履歴情報ユニットで提供されるように他の通信メトリックを正規化または比例的に正規化するよう第2の通信ネットワークで割り付けられる。
リソース割り付けの例が提供され、MT(106)が第1のセルラー3G通信ネットワークのCN(100)から第2のIEEE802.11WLANのCN(300)に移動するとき、そのQoS履歴情報ユニットは、CN(100)における通信性能および特性に関する情報を含む。例では、QoS履歴情報ユニットは、CN(100)における再送信および20msの平均送信遅延を有することなくMT(106)の50Kbpsの平均スループット、80%の平均送信成功率を有する。CN(300)は、QoS履歴情報ユニットをMT(106)から受信し、情報を検討すると、例証では、MT(106)が50Kbpsのスループットを実現することが可能となるようスケジューリング・リソースを割り付ける。CN(300)は、CN(300)における平均送信成功率および平均送信遅延がCN(100)におけるそれぞれ対応する80%および20msに一致または略対応するよう高いIEEE802.11e優先度を割り当てる。
更に、MT(106)に対するQoSサービスは、QoS履歴情報ユニットを用いてより早く確立される。本発明が無い場合、MT(106)は、最初に、新しい通信ネットワークに対応するネットワーク・レベル要件にアプリケーション・レベル・ニーズをマッピングしなくてはならない。同処理は、モバイル端末の制限された処理電力、および、MT(106)が新しい通信ネットワークの正確な認識を欠いていることで複雑にされる。本発明は、これらの問題を克服し、MT(106)とCN(300)に対する通信性能を向上させる。
(実施例4−CAPWAP)
IETF CAPWAPアーキテクチャに関連する実施例では、CN(300)はIETF CAPWAP有効通信ネットワークを表す。尚、NAP(304)およびNC(302)は、それぞれCAPWAP有効ワイヤレス・ターミナル・ポイント(WTP)およびWLANコントローラを表す。図10は、本発明によるメッセージ・シーケンス(1000)を例示する。メッセージ・シーケンス(1000)は、ローカルMAC WTPとスプリットMAC WTPとに対して分けられる。
MT(106)が前のCN(100)から新しいCN(300)に移動すると、最初にIEEE802.11仕様に従ってリンク・トランスポートを確立する。次に、MT(106)は、認証交換の一部としてQoS履歴情報ユニットをIEEE802.11データ・パケット(1005)内に含み、IEEE802.1X未制御ポートを介して送る。
NAP(304)がローカルMAC WTPである場合、MT(106)のQoS履歴情報ユニットを含むIEEE802.11データ・パケットを受信すると、WTPはステップ(1010)において情報ユニットを抽出し、ステップ(1015)においてCAPWAP QoSターミナル・コンフィギュレーション・メッセージに組み込ませる。CAPWAPターミナル・コンフィギュレーション・メッセージ(1020)は、WLANコントローラであるNC(302)に送られる。NAP(304)がスプリットMAC WTPである場合、QoS履歴情報を含むIEEE802.11データ・パケットはステップ(1015)においてCAPWAPコンフィギュレーション・メッセージに含まれ、(1022)においてWLANコントローラであるNC(302)に送出される。
(1020)または(1022)のいずれかにおいてQoS履歴情報ユニットを受信すると、WLANコントローラであるNC(302)はステップ(1025)において情報ユニットを認証する。同ステップは、確認コードおよびタイム・スタンプの信憑性を確立することを含む。確認ステップ(1025)は、AAA(140)との通信を伴ってもよい。これは、RADIUSのような既存のAAAアクセス方法を用いて達成される。次に、NC(302)は、ステップ(1030)においてMT(106)に対して適当なレベルのQoSリソースを決定し割り付ける。ステップ(1030)は、WTP、NAP(304)に対してリソース割り付け情報を決定することも伴う。NAP(304)がローカルMAC WTPである場合、決定された情報はCAPWAPターミナル・コンフィギュレーション応答メッセージで送られ、NAP(304)がスプリットMAC WTPである場合、決定された情報はCAPWAPコンフィギュレーション応答メッセージで送られる。QoSリソース割り付け情報を受信した後、NAP(304)はステップ(1040)において適当なQoS設定を確立する。NAP(304)は、IEEE802.11データ・メッセージまたはIEEE802.11プローブ応答メッセージ(1045)のようなIEEE802.11規格仕様に従って含まれるQoS承認メッセージにおいてMT(106)とQoS設定を通信する。
本実施例は、IETF CAPWAPコンテキストにおいて本発明がどのようにして動作するかを例示する。CAPWAPプロトコルがMT(106)とCN(300)とに対する通信性能を向上させるためにQoS履歴情報ユニットを用いてもよいことを示す。
図11および図12は、QoS確認および迅速な確立に対する本発明の実施例であるネットワーク・コントローラ(1100)の装置およびネットワーク・アタッチメント・ポイント(1200)をそれぞれ示す。これらは、後続する実施例の動作を示すために使用される。
ネットワーク・コントローラ(1100)は、NAP、AAA、および、他のネットワークのような他のネットワーク・エンティティからデータ、一般的制御、および、QoS制御通信フレームを送受信するネットワーク・システム・ブロック(NET)(1125)のような幾つかのシステム・ブロックを有する。通信フレームは、フレームのタイプに応じたパスにおいてシステム・ブロック間で交換される。その結果、データ、一般的制御、および、QoS制御通信フレームそれぞれの交換を示すために「D」「C」および「Q」で印が付けられる三つのタイプのパスがある。NET(1125)は、IEEE802.11、イーサネット(登録商標)、および、IEEE082.16のような全ての通信規格に基づいて動作されてもよい。データ、一般的制御、および、QoS制御フレームを有するNET(1125)によって受信される全ての通信フレームは、制御ユニット(CU)(1105)、QoS評価部(QEV)(1115)、または、スケジューラ(SCH)(1110)のような他のシステム・ブロックにデータ、一般的制御、または、QoS制御パスを介して適当に送られる。
CU(1105)は、主な管理システム・ブロックである。通信ネットワークの全体的な制御に必要な計算および処理が行なわれる。タイマ・モジュールを更に有する。CU(1105)は、NC(1100)内のシステム・ブロック、および、NAPのような通信ネットワーク内の他のネットワーク・エレメントの動作を調整し管理する。一般的制御信号が「C」パスを用いて調整される一方で、QoS制御信号は「Q」パスを用いて調整される。CU(1105)は、「D」および「C」パス上でSCH(1110)とインタフェースし、データおよび制御通信フレームを送受信する。SCH(1110)は、単一のまたは複数のキューを管理し、その中で優先度をつける。スケジューラSCH(1110)は、「C」および「D」パス上でNET(1125)と、且つ、「C」パス上でCU(1105)と密接に相互作用する。
記憶ユニットSTU(1122)は、データおよび制御情報を記憶するためにバッファまたはメモリ・モジュールを備える。STU(1122)とCU(1105)は、「D」および「C」パスによってインタフェースされる。
本発明によると、QoS評価部QEV(1115)およびQoSプロセッサQP(1120)は、主なシステム・ブロックである。「Q」パス上のCU(1105)と協働して「Q」パス上でNET(1125)から受信するQoS履歴情報ユニットの信憑性を確認することがQEV(1115)の責任である。QEV(1115)は、「C」パス上でAAAサーバから受信した入力と確認コードを処理する。同システム・ブロックは、QoS履歴情報ユニットの信憑性を決定するために類似関数を計算することを含む。QEV(1115)は、更に、QoS履歴情報ユニットが前の通信ネットワークにおけるワイヤレス・モバイル・ユーザの通信性能の最近且つ正確な表示であることを確実にするためにQoS履歴情報ユニットのタイム・スタンプを確認する。これは、「Q」パス上でCU(1105)のタイマ・モジュールと協働で行われる。QEV(1115)の評価の結果は、それぞれ「Q」パス上でCU(1105)およびQoSプロセッサQP(1120)に送られる。
QP(1120)は、新しい通信ネットワークにおける通信性能が前の通信ネットワークにおけるものと一致するよう新しいMTに対して適当なQoSリソースを迅速に割り付ける責任を担う。QP(1120)は、適当な量のバッファ使用、優先度レベル、スケジューリング属性、帯域幅予約、および、他のパラメータを決定する。次に、対応するQoSリソースを特定のMTに対して割り付けるために「C」パス上で制御ユニット、スケジューラ、および、記憶ユニットのような他のシステム・ブロックと対応付けされる。
図12のネットワーク・アタッチメント・ポイント(1200)は、QEV(1115)以外ではNC(1100)と同様のシステム・ブロックを有する。QEV(1115)は、QoS履歴情報ユニットを処理する唯一のシステム・ブロックとしてだけNC(1100)に存在する。NAP(1200)のシステム・ブロックは、同様の機能性を有するが、NC(1100)のものと比べて制限された範囲である。これは、NAP(1200)のシステム・ブロックがNAP(1200)の動作だけを考慮するからである。一方で、NC(1100)のシステム・ブロックは、多数のNAPを含む通信システムの動作全体を考慮するため、より大きい範囲および能力を有する。NAP(1200)は、追加的には、モバイル端末と通信するために無線ネットワーク(RNET)(1230)を有する。RNET(1230)は、IEEE802.11、IEEE802.16、GPRSおよびWCDMAのような単一のまたは複数の通信プロトコルを用いてMTと通信されてもよい。
従って、CAPWAPに関連する実施例によると、NAP(1200)のNET(1225)は、最初に未制御のポートを通じてIEEE802.11データ・フレーム内でQoS履歴情報ユニットを受信する。次に、IEEE802.11データ・フレームは、制御ユニットCU(1205)に送られる。NAP(1200)がローカルMAC WTPである場合、CU(1205)は、IEEE802.11データ・フレームからQoS履歴情報ユニットを抽出し、抽出ステップ(1010)を実施し、後続してステップ(1015)においてCAPWAPターミナル・コンフィギュレーション・メッセージに含まれる。NAP(1200)がスプリット−MAC WTPである場合、CU(1205)はステップ(1040)においてIEEE802.11データ・フレーム全体をCAPWAPコンフィギュレーション・メッセージに含ませる。
含まれたCAPWAPメッセージは、送信スケジューリングのためにスケジューラ(1210)に送られる。SCH(1210)は、ローカル−MAC WTPまたはスプリット−MAC WTPのいずれかといったWTPのタイプに依存してそれぞれ(1020)または(1022)においてネットワーク・コントローラへの送信のためにNET(1225)にメッセージを送る。
NC(1100)は、CU(1105)に送られる前にNET(1125)を通じてCAPWAPメッセージを受信する。制御ユニットは、QoS履歴情報ユニットを抽出し、確認のためにQoS評価部QEV(1115)に送る。確認後、QP(1120)は、適当なQoSリソース・レベルを決定し対応する割り付けを行う。
(実施例5−再確立シーケンス)
QoS実施例の迅速な確立に対する動作のシーケンスは、図4を補助として以下に説明される。動作は、モバイル端末MT(106)が第1の通信ネットワークCN(100)から第2の通信ネットワークCN(300)にステップ(405)において移動するときに開始される。移動は、通信ネットワーク間のソフト・ハンドオーバでもよく、あるいは、CN(100)との明確な切断の後にCN(300)と接続されてもよい。本発明は、モバイル端末がある通信ネットワークから別のものに移動する全ての場合に適用される。
新しい通信ネットワークCN(300)に移動すると、MT(102)はリンク・トランスポートを最初に確立する。従って、ステップ(410)では、MT(102)は、リンク・トランスポート確立メッセージを送る。ステップ(410)を備える動作は、CN(300)の技術に特定的である。従って、IEEE802.11WLANの場合、ステップ(410)は、IEE802.11プローブ、関連付け、および、認証メッセージの交換を有する。セルラー3G通信ネットワークの場合、ステップ(410)は、専用の制御チャネル(DCCH)、専用のトラフィック・チャネル(DPDCH)、および、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)における交換を有する。全ての場合において、ステップ(410)は、MT(106)が技術特定トランスポートに含まれるQoS履歴メッセージにおいてQoS履歴情報ユニットを送ることを含む。QoS履歴メッセージは、「5」のタイプ・フィールド(1405)値を有する。このメッセージは、情報ユニットを含むQoS履歴情報メッセージ・エレメント(1420)を有する。ステップ(410)は、MT(106)とNAP(304)の無線ネットワーク・システム・ブロックRNET(1230)との間で実施される。
ステップ(415)において、NAP(304)は、「7」のタイプ・フィールド(1405)値および情報ユニットを有するメッセージ・エレメント(1420)を有するQoS通知メッセージでQoS履歴情報ユニットをNC(302)に送る。QoS通知メッセージは、IETF CAPWAPプロトコル、GPRS Gsインタフェース、GPRS Gbインタフェース、または、NAP(304)とNC(302)との間で使用される他のトランスポート・プロトコルを用いてNAP(304)とNC(302)からトランスポートされてもよい。同ステップは、NAP(304)のNET(1225)とNC(302)のNET(1125)との間で実施される。
MT(106)のQoS履歴情報ユニットを受信すると、NC(302)は、その信憑性を確認しなくてはならない。従って、ステップ(420)において、NC(302)は、QoS履歴情報ユニットに基づくクエリーを有するセキュリティ関連付けリクエスト・メッセージをAAA(140)に送る。AAA(140)は、ステップ(425)においてセキュリティ関連付け応答メッセージでクエリーに対する応答を送る。ステップ(420)および(425)は、NC(302)とAAA(140)との間のRADIUS交換の一部でもよい。
図13は、セキュリティ関連付け交換(420)および(425)のクエリーおよび応答の構造(1300)を示す。メッセージ構造は、RADIUSパケットと類似し、現在のRADIUSの定義を拡張させる。RADIUSがメッセージ交換(420)および(425)に使用されない場合、メッセージ構造(1300)はNC(302)とAAA(140)との間でUDPまたはTCP上でトランスポートされる。
1バイトのコード・フィールド(1305)は、RADIUSメッセージのタイプを示し、インターネット数字割り当て機関(IANA)によって現在割り当てられていない値が割り当てられる。値は、セキュリティ関連付けリクエスト・メッセージ(420)を表すよう「254」でもよく、セキュリティ関連付け応答メッセージ(425)を表すよう「255」でもよい。
次の1バイトのフィールド識別子(1310)は、対応するセキュリティ関連付けリクエスト(420)およびセキュリティ関連付け応答(425)メッセージを適合させるために使用される。2バイトの長さフィールド(1315)は、セキュリティ関連付けパケットの全長を示す。次に、4バイトの認証フィールド(1320)は、NC(302)およびAAA(140)の間の共有されるシークレットを含み、セキュリティ関連付けリクエスト(420)およびセキュリティ関連付け応答(425)メッセージそれぞれを認証するために使用される。
認証フィールド(1315)に続いて、属性がメッセージの正確な性質を識別するために使用される。各属性は、IANAによって現在割り当てられていない値で属性タイプ・コードが割り当てられる。第1の属性は、対応するセキュリティ関連付けメッセージ構造(1300)が使用されるMT(106)を識別するよう機能するタイプ・コード「244」を有するMT識別子(1325)である。値は、媒体アクセス制御(MAC)アドレスのそれに対応してもよい。タイプ・コード「245」の確認コード(1330)属性は、NC(302)によって受信される確認コードを含む。このような属性を受信すると、AAA(140)は確認のために独自の記録とMT識別子(1325)および確認コード(1330)値を比較する。この比較の応答は、正または負のいずれかであり、タイプ・コード「247」を有する承認応答(1340)属性を用いて送られる。
別の実施例では、NC(302)はMT(106)から受信したQoS履歴情報ユニットを含むタイプ・コード「1335」を有するQoS履歴(1335)属性を送る。この属性でのセキュリティ関連付けリクエスト(420)を受信すると、AAA(140)は、情報ユニット全体にわたって対応するハッシュ関数を用いて確認コードを導出する。結果として生ずる固定長確認コードは承認応答(1340)属性を含むセキュリティ関連付け応答(425)でNC(302)に送られる。
承認応答(1340)属性を含むAAA(140)からのセキュリティ関連付け応答メッセージを用いて、NC(302)はステップ(430)においてQoS履歴情報ユニットの信憑性を確認する。QoS確認ステップ(430)は、NC(302)のQoS評価部システム・ブロックQEV(1115)によって実施される。同確認ステップは、タイム・スタンプおよび確認コードを考慮する。NC(302)は、ネットワーク識別、MACアドレス、および、QoS履歴情報ユニットを確認する他の識別を用いてもよい。
確認ステップの後、NC(302)はステップ(435)においてリソース割り付けを実施する。同ステップは、正の確認が生ずると適当なQoSリソースが用意され、負の確認が生ずる最小限のQoSリソースが用意される点で(430)の確認ステップに依存する。ステップ(435)は、適当な優先度レベルを計算し、送信機会の持続時間を決定し、そのQoS履歴情報ユニットと一致するようMT(106)に対してネットワーク・リソースを割り当てることを含む。リソース割り付けステップ(435)は、QoSプロセッサ・システム・ブロックQP(1120)によって実施される。
NC(302)は、ステップ(440)においてNAP(304)にQoS通知応答メッセージを送る。QoS通知応答メッセージは、「8」のタイプ・フィールド(1405)値を有する。同メッセージは、確認ステップ(430)およびリソース割り付けステップ(435)の結果についてNAP(304)に通知する。QoS通知応答メッセージは、NAP(304)およびMT(106)に対するメッセージ・エレメント(1420)内でQoSパラメータおよび命令を有する。QoSパラメータは、メッセージ・エレメント(1420)に含まれ、送信優先度、バッファ空間割り付け、送信速度割り当て、送信持続時間割り当て等を有する。QoS通知応答メッセージ(440)のメッセージ・エレメント(1420)に含まれるQoS命令は、NAP(304)がどのように相対的な優先度を割り当て、既存のMTに対してリソースを割り付け、エラーを取り扱う等といったことに関する命令を有する。
(440)の交換は、NC(302)のNET(1125)とNAP(304)のNET(1225)との間で実施される。
QoS通知応答メッセージを受信した後、NAP(304)は、QoSプロセッサQP(1220)によって実施される独自のリソース割り付けステップ(435)を実施する。QoS履歴情報ユニットの正の確認であると、ステップ(435)はMT(106)に対して一貫した通信性能を提供するよう機能する。
次に、NAP(304)は、ステップ(445)においてMT(106)にQoS承認メッセージを送る。ステップ(445)は、NAP(304)のSCH(1210)によってスケジューリングされ、NAP(304)のRNET(1230)とMT(106)の対応するシステム・ブロックとの間で実施される。ステップ(410)と同様に、ステップ(445)を有する動作は、CN(300)の通信技術に依存する。ステップ(445)の完了後、MT(106)は、前の通信ネットワークで受信していた方法と一貫した方法でCN(300)から通信サービスを受け始める。
(実施例6−効率的なQoS割り付け)
効率的なQoSリソース利用に関わる本発明の別の実施例では、QoS履歴情報は、モバイル端末に一貫したまたはシームレスな通信性能を伝えるために適当なレベルのQoSおよびネットワーク・リソースを割り付けるために使用される。
図3に続いて、現在の実施例によると、第2の通信ネットワークCN(300)は、第1の通信ネットワークCN(100)から移動するモバイル端末MT(106)に一貫した通信性能を伝えるようそのネットワーク・パラメータおよび設定を調節することを試みる。第2の通信ネットワークは、MT(106)から利用可能なQoS履歴情報(1120)に基づいて調節を行う。これらのステップは、第2の通信ネットワークCN(300)のNC(302)のQoSプロセッサQP(1120)によって実施される。
本発明によると、MT(106)が同様の通信性能を伝える通信ネットワーク間で移動するとき、第2のCN(300)はMT(106)が第1のCN(100)で実現していたものと同等の通信性能を実現するよう、ネットワーク・パラメータおよび設定を調節する。例えば、第1のCN(100)で実現したスループットは第2のCN(300)で実現可能であり、CN(300)が上記スループットを伝える。遅延、損失率、および他の性能メトリックに関して同様である。
MT(106)が、より高いスループット、より低い遅延、より低い損失率等といった第2のCN(300)と比べて高位の通信性能を伝える第1のCN(100)から移動する場合、CN(300)は、MT(106)が第1のCN(100)で実現していたものと可能な限り同様の通信性能を実現するよう追加的なリソースを割り付けるためにネットワーク・パラメータおよび設定を最初に調節する。例えば、第1のCN(100)で実現したスループットがCN(300)で実現できるものよりも大きい場合、CN(300)はMT(106)に追加的なリソースを割り付ける。第1のCN(100)で直面した遅延または損失率がCN(300)で直面し得る遅延よりも低い場合、CN(300)は補償のためにMT(106)に対してそれぞれより高い優先度またはより長い送信期間を割り当てる。
MT(106)が、より低いスループット、より高い遅延、より高い損失率等といった第2のCN(300)と比べて下位の通信性能を伝える第1のCN(100)から移動する場合、CN(300)は、初期の持続時間に対してCN(100)と同様の通信性能をMT(106)が受け続けるようネットワーク・パラメータおよび設定を最初に調節し、その後より高い通信性能・レベルに再調節される。例えば、第1のCN(100)で実現したスループットが第2のCN(300)で実現できるものよりも低い場合、CN(300)は、CN(100)におけるスループット・レベルと適合するに十分なリソースだけを割り付ける。これは、それぞれの前の通信ネットワークにおける様々なレベルの通信性能で到着する全てのNTの中で効率的な割り付けを確実にするためである。
以下では、本発明による効率的なQoSリソース利用の特定の場合が説明される。
MT(106)がセルラー3GのCN(100)からIEEE802.11のCN(300)に移動する場合、CN(300)はCN(300)でのより大きいチャネル損失、より多い再送信、および、より長い遅延を補償するためにより高いEDCA優先度およびより長い送信機会(TXOP)を用意する。
MT(106)が、制限されたコンテンションおよび負荷により実現可能なスループットが高い住居用IEEE802.11のCN(100)から、より大きいコンテンションおよび負荷により実現可能なスループットが低いオフィス用IEEE802.11のCN(300)に移動する場合、CN(300)は、実現可能なより低いスループットを補償するためにより高いEDCA優先度およびより長いTXOPを用意する。
MT(106)がIEEE802.11のCN(100)からセルラーGPRS CN(300)のCN(300)に移動する場合、CN(300)はCN(300)で利用可能なより低いスループットを補償するためにMT(106)にCS−4または代替のチャネル・コーディング・スキームおよび多数のパケット・データ・トラフィック・チャネルを割り当てる。
調節されたネットワーク・パラメータは、固定の持続時間にわたって第2の通信ネットワークCN(300)で維持される。固定の持続時間は、MT(106)をCN(300)と関連付ける際に予め定められてもよく、または、外部的トリガの際に瞬間的に決定されてもよく、さもなければ、ネットワーク・ポリシーに基づいて決定されてもよい。NC(302)のQoSプロセッサQP(1120)は、第2の通信ネットワークCN(300)において調節されたネットワーク・パラメータを維持する責任を担う。
本発明は、第1の通信ネットワークCN(100)から第2の通信ネットワークCN(300)にMT(106)が移動する間およびその直後の重要な期間にMT(106)が一貫した通信サービスを受けることを確実にする。更に、本発明は、ネットワーク条件における突然の変化による悪影響を防止する。従って、MT(106)には、そのアプリケーションが新しい通信ネットワークCN(300)の実際の条件に適合するバッファ期間が設けられる。
図5は、本発明に対応するネットワーク調節、特に、QoSおよびネットワーク・リソース割り付けにおける変化を例示する。グラフ(500)は、ネットワーク調節が時間と共にどのようにして変化するかの例を示す。ここでは、x軸(505)はMT(106)が最初にCN(300)と関連付けられる時間分を表し、y軸(510)はCN(300)によるMT(106)へのQoSおよびネットワーク・リソース割り付けのレベルを表す。
最初に、期間(515)中、MT(106)はCN(100)からCN(300)に到着し、通信サービスを受信し始める。期間(515)中のリソース・レベル(520)は、前の通信ネットワークCN(100)でMT(106)が受けたリソース・レベルと一致している。リソース・レベル(520)は、MT(106)のQoS履歴情報ユニット、CN(300)の固有のネットワーク特徴、および、CN(300)における主なネットワーク条件を含む決定である。期間(515)は、MT(106)にそのアプリケーションおよびユーザの予想をCN(300)の実際の特徴および条件に調節する機会を提供する。MT(106)のCN(300)との通信の移行期間を表す。
次に、期間(525)において、CN(300)におけるMT(106)に対するQoSリソースは、リソース・レベル(520)からリソース・レベル(530)に調節される。図5におけるリソース・レベル(520)および(530)の相対的な位置は、本発明に順守しながら変更されてもよい。QoSおよびネットワーク・リソースは、期間(525)中に漸進的に調節される。この漸進的な調節は、図5に示すものとは異なる道を辿ってもよい。
期間(535)において、MT(106)に対するQoSリソースは、CN(300)の実際の主な条件に従って調節される。対応するリソース・レベル(530)は、CN(300)の安定した状態条件を表す。
同実施例は、本発明がどのようにしてモバイル・ワイヤレス・ユーザが直面するネットワーク条件における突然の変化の問題を克服するかを示す。リソース・レベルは、モバイル端末に一貫した通信性能を伝えるように徐々に調節される。
(実施例7−NSIS)
IETF NSISフレームワークに対応する本発明の別の実施例において、QoS履歴情報の使用は、移動するMTに対するサービス確立を向上させ、初期のシグナリング・オーバーヘッドを減少させる。実施例は、図6におけるCN(600)、図15のメッセージ・シーケンス(1500)を参照して以下に説明される。尚、MT(608)は、NSIS有効NAP(604)を通じてCN(600)に最初に取り付けられるNSIS有効モバイル端末である。MT(608)は、その目的DST(610)で確立されるNSISパスを有する。DST(610)は、CN(600)内または外である。
MT(608)は、最初の・アタッチメント・ポイントNAP(604)から別のNSIS有効・アタッチメント・ポイントNAP(606)に移動する。最初に、MT(608)は、MT(608)とNAP(606)との間で使用される通信プロトコルに従って図15における(410)のリンク・トランスポート確立ステップを実施する。この移動により、MT(608)とその目的DST(610)との間のパスの特徴が変更される。クロスオーバ・ノードCRN(607)は、明確なネットワーク場所を表わし、そこからMT(608)の移動によりNSISパスが変化する。
IETF NSIS仕様によると、MT(608)がNAP(604)からNAP(606)に移動すると、その目的DST(610)への新しいネットワークパスの特徴が最初に決定されなくてはならない。従って、NSIS仕様により、MT(608)はパスの特徴を決定するためにQSPECを有するパス・クエリー・メッセージを作成する。これらは、アプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を介してNSIS GIMPトランスポート機構に渡される。パス・クエリー・メッセージは、ステップ(1505)において新しいNAP(606)に送られる。NAP(606)は、クエリー・メッセージを処理し、ステップ(1510)においてCRN(607)に送出する。CNR(607)は、クエリー・メッセージを検討し、ネットワーク状態、有する帯域幅利用性、優先度マッピング、パスの損失、および、遅延特徴等に関する情報をステップ(1515)における応答メッセージで供給する。応答は、NAP(606)によって検討され、全ての追加情報がステップ(1520)においてMT(608)に応答を送出する前に含まれる。NSIS パス・クエリーおよび応答メッセージの交換後、適当なQoSおよびネットワーク・リソースがNAP(606)およびNC(602)によって用意される。リソース用意の前のNSIS パス・クエリー・メッセージの交換によりNAP(606)におけるサービス確立時間が長くなる。
本発明によると、MT(608)は最初にそのQoS履歴情報ユニットをNAP(606)に送り、図15のリンク・トランスポート確立ステップ(410)に伴われる、NAP(606)のRNET(1230)によって受信される。情報ユニットは、MT(608)に対する一貫した通信性能に必要なQoSリソースを決定するために十分な情報を供給する。NSIS パス・クエリーおよび応答交換をバイパスすることで、NAP(606)はQoS履歴情報ユニットをNC(602)のNET(1125)に送る。これは、QoS通知メッセージ(415)において送られる。情報ユニットを受信すると、NC(602)のQEV(115)はMT(608)に対して一貫した通信性能を伝えるために適当なQoSおよびネットワーク・リソースを決定するよう、信憑性を評価し、QP(1120)に送る。これらの動作はメッセージ・シーケンス(1500)のステップ(1525)を有する。決定されたリソース・パラメータは、NAP(606)に送られ、NC(602)のNET(1125)とNAP(606)のNET(1225)との間で交換される。リソース・パラメータは、QoS通知応答メッセージ(440)において送られる。
NAP(606)のQP(1220)は、MT(608)に対して一貫した通信性能を伝えるためにステップ(435)において適当なQoSおよびネットワーク・リソースを用意するようQoSおよびネットワーク・リソース・パラメータを用いる。本発明の結果として、MT(608)とNAP(606)との間のパス・クエリー・メッセージの交換が回避される。これにより、より早いサービス確立時間および結果として一貫した通信性能が得られる。後の瞬間では、NAP(606)は、実際のネットワーク条件を反映するためにQoSおよびネットワーク・リソースを調節してもよい。このとき、MT(608)はそのアプリケーションのニーズおよび相応じてユーザ予測を適合することができる。
本実施例は、本発明がどのようにしてシグナリング・オーバーヘッド、特に、パス・クエリーおよび応答交換をNSISフレームワークにおいてバイパスし、NSIS有効モバイル端末に対するサービス確立時間を早めるかを示す。
(実施例8−スケーラブルAV)
スケーラブル・オーディオ・ビデオ(AV)に対応する本発明の一実施例では、QoS履歴情報ユニットは、ストリーミング・オーディオまたはストリーミング・ビデオのようなストリーミング・アプリケーションの性能を向上させるために使用される。本実施例は、図3および図16のメッセージ・シーケンス(1600)に関連して説明される。ここでは、CN(100)は、高いスループットを伝えることができるIEEE802.11 WLANと考えられ、CN(300)は比較的低いスループットを伝えることができるセルラー3G通信ネットワークと考えられる。MT(106)は、ストリーミング・アプリケーションを用いると考えられる。
従来技術によると、MT(106)がCN(100)のNAP(104)からCN(300)のNAP(304)に移動すると、図16のステップ(1605)においてストリーミング・アプリケーションQoS要件を新しいセルラー3Gリンク特徴に最初にマッピングしなくてはならない。同ステップは、CN(300)におけるアプリケーション・スループット、遅延、利用可能なビット・レートでのジッタおよび損失速度要件、優先度レベル、SDUサイズ等のマッピングを含む。MT(106)は、無線アクセス・ベアラ・パラメータ、PDP・コンテキスト・リクエスト、および、PDP・コンテキスト変更のような対応するセルラー3GQoSパラメータをCN(300)のNAP(304)およびNC(302)とネゴシエートしなくてはならない。メッセージ・シーケンス(1600)は、ネゴシエーション・リクエスト(1610)および(1615)とネゴシエーション応答(1620)および(1625)の交換として例示される。CN(300)におけるサービス確立に必要な延長された持続時間は、ストリーミング・アプリケーション・性能に悪影響を及ぼす。
本発明によると、MT(106)がNAP(304)に移動すると、NAP(104)のRNET(1230)によってCN(100)で受信した、リンク・トランスポート確立ステップ(410)に伴ってQoS履歴情報ユニットを送る。QoS履歴情報ユニットは、セルラー3GのCN(300)のNC(302)のQoSプロセッサQP(1120)に対してMT(106)のサービス履歴を示す。特に、情報ユニットは、CN(100)でMT(106)が比較的高いスループットを受信し、高いパケット損失率および高い再送信回数に直面した旨を示す。
情報ユニットは、QoS通知メッセージ(415)においてNAP(304)に送られ、ステップ(430)および(435)それぞれにおいて、NC(302)によって確認され、QoSリソースを割り付けるために相応じて使用される。その後、QoS通知応答メッセージ(440)は、独自のリソース割り付けステップ(435)を実施するようNAP(304)に送られる。従って、QoS履歴情報ユニットを用いる際、セルラー3GのCM(300)のNAP(304)およびNC(302)は、MT(106)とのシグナリングおよびネゴシエーションを必要とすることなくQoSおよびネットワーク・リソースを調節する。特に、NC(302)は、MT(106)に対する無線アクセス・ベアラ・パラメータをCN(100)におけるものと比例的に対応させるよう調節する。対応するPDPコンテキスト応答は生成され、MT(106)に送られる。結果として、ネゴシエーション・リクエスト(1610)および(1615)と、ネゴシエーション応答(1620)および(1625)は、バイパスされる。
本実施例は、本発明がどのようにしてサービス確立を改善し、その結果、異なる通信ネットワーク上の移動の場合にストリーミング・アプリケーション・性能を改善するかを示す。
(実施例9−三つのネットワーク)
図7を参照して以下に説明する実施例は、複数の移動するモバイル端末間の効率的なリソース割り付けを強調する。三つの異質の通信ネットワークが存在する。本実施例では、CN(100)はセルラー3G通信ネットワークと考えられ、CN(300)およびCN(700)はIEEE802.11WLANとして考えられる。図17のメッセージ・シーケンス(1700)は、本発明の動作が異質の通信ネットワークから複数のMTのためにどのようにして簡単に拡張されるかを示す。
MT(106)およびMT(306)は、それぞれの通信ネットワークであるセルラー3GのCN(100)およびIEEE802.11のCN(300)からIEEE802.11のCN(700)に対応するステップ(405)および(1705)において移動する。NAP(704)およびNC(702)は、二つの新しいモバイル端末に対して最も効率的なQoSリソース割り付けを決定しなくてはならない。
従来技術によると、MT(106)およびMT(306)の両方は、それぞれのリクエストが新しいネットワークの特徴、即ち、IEEE802.11のCN(700)に対応する高いスループットおよび高いパケット損失率だけに基づくため、同様のQoSリソース・リクエストを送る。しかしながら、実際には、MT(106)およびMT(306)は、それぞれの別個のセルラー3GのCN(100)およびIEEE802.11のCN(300)における直接的なサービス履歴により別個の実要件を有する。特に、MT(106)は、セルラー3GのCN(100)に対応する比較的低いスループット、比較的低いパケット損失率、および、再送信回数の実要件を有する。MT(306)は、IEEE802.11のCN(300)に対応する比較的高いスループット、比較的高いパケット損失率、および、再送信回数の実要件を有する。
本発明によると、MT(106)およびMT(306)は、ステップ(410)および(1710)それぞれにおいて、CN(700)とのリンク・トランスポート確立中にNC(702)にそれぞれのQoS履歴情報ユニットを送る。尚、メッセージ・シーケンス(1700)はMT(106)のステップがMT(306)のそれよりも前に起こるよう示すが、本発明は、本発明が各ワイヤレス・モバイル端末からのQoS履歴情報ユニットとは無関係に動作するために、ステップの別のシーケンスにおいて同様に適用可能である。QoS履歴情報は、前の通信ネットワークにおける実際のリソース利用の有効な表示であるため、効率的なリソース割り付け判断を行うために十分な情報をNC(702)に提供する。
QoS通知ステップ(415)および(1715)それぞれにおいてNAP(304)を通じてMT(106)およびMT(306)からそれぞれのQoS履歴情報ユニットを受信すると、NC(702)は、AAA(140)とのAAAセキュリティ関連付けおよびタイム・スタンプを用いて信憑性を確認する。これは、(420)および(425)のそれぞれの交換および(1720)および(1725)の交換を通じて実現される。MT(106)およびMT(306)それぞれからのQoS履歴情報ユニットに対する(430)および(1730)のQoS確認ステップによって後続される。次に、NC(702)は、MT(106)が比較的低いスループット要件、比較的低いパケット損失率、および、比較的少ない再送信回数を前のセルラー3GのCN(100)において有していたと判断する。NC(702)は、更に、MT(306)が比較的高いスループット要件、比較的高いパケット損失率、および、比較的高い再送信回数を前のIEEE802.11のCN(300)において有していたと判断する。NC(702)は、CN(700)がそれぞれの実際のリソース要件を満たすためにMT(106)およびMT(306)に対して同一のリソース割り付けを最初に提供しなくてもよいことを決定する。
モバイル端末のそれぞれのQoS履歴に決定に基づいて、NC(702)はステップ(435)および(1735)それぞれにおいてMT(106)およびMT(306)に対して異なるレベルのQoSおよびネットワーク・リソースを割り付ける。リソース・レベルは、前の通信ネットワークおよびCN(700)における最も主なネットワーク条件におけるQoS履歴に基づいて割り付けられる。具体的には、NC(702)は、MT(306)に割り付けられるリソースと比べて比較的低いスループット・リソースをMT(106)に最初に割り付ける。NC(702)は、更に、MT(306)に対して割り付けられるリソースと比べて比較的高いインテグリティ・リソースをMT(106)に割り付ける。これは、CN(100)と比べてCN(700)におけるより高いパケット損失率を補償するためである。NC(702)は、MT(106)およびMT(306)の両方がそれぞれ前の通信ネットワークで受信していたものと一貫した通信サービスを最初に受信するようリソース割り付けを行う。このような配置により、CN(700)がモバイル端末に対する実際の要件を満たすようQoSおよびネットワーク・リソースを効率的に割り付けることが可能となる。その結果、本発明によるCN(700)は、従来技術よりもより多くのモバイル端末を最初に受け入れることができる。後には、CN(700)は、CN(700)において最も主なネットワーク条件に基づいてMT(106)およびMT(306)に対するQoSおよびネットワーク・リソースを調節する。その後、NAP(704)には、QoS通知応答メッセージ(440)および(1740)それぞれを通じてMT(106)およびMT(306)に対するリソース割り付けパラメータおよび命令が供給される。対応するQoSリソースを割り付けると、NAP(704)は、ステップ(445)および(1745)それぞれにおいて割り付けられたQoSリソースを各MT(106)およびMT(306)と承認する。
本実施例は、異質の通信ネットワークからモバイル端末に対する効率的なQoSおよびネットワーク・リソース割り付けを本発明がどのようにして実現するかを示す。これは、複数の異質の通信ネットワークから通信サービスを受ける通信ユーザの実際のニーズを仮定して本発明を非常に実用的にする。本実施例は、更に、より多くのモバイル端末を受け入れるよう通信ネットワークの瞬間的な容量を増加するために本発明がどのようにして適用されるかを強調する。
(実施例10−フローチャート)
図8は、モバイル端末のQoS履歴に基づいてQoSおよびネットワーク・リソースを割り当てる際にネットワーク・コントローラ(NC)によって実施されるステップのフローチャート(800)を示す。最初に、ステップ(805)において、現在の通信ネットワーク(CN)のNCが前のCNから現在のCNに入るモバイル端末(MT)から受信したQoS履歴情報ユニットを確認する。ステップ(805)は、AAAサーバとの情報ユニットの確認コードの確認、および、情報ユニットのタイム・スタンプの確認を含む。一実施例では、確認ステップ(805)は、MTから受信した確認コートとAAAサーバで維持されるものとの比較を含む。別の実施例では、確認ステップ(805)は、MTから受信したQoS履歴情報に対してハッシュ関数を実施すること、および、結果として生ずる固定長のハッシュをMTから受信した確認コードと比較することを含む。
次に、ステップ(810)において、現在のCNのNCは、前のCNから参加するMTに対する適当なQoSおよびネットワーク・リソース割り付けを決定する。決定ステップ(810)は、参加するMTのQoS履歴、現在の特徴および主な条件に基づく。決定ステップ(810)は、主要なネットワーク特徴それぞれに対して更なるステップを有する。フローチャート(800)は、三つの主要なネットワーク特徴、即ち、ネットワーク・スループット(820)、パケット損失率(830)、および、ネットワーク遅延(840)を例示する。追加的なネットワーク特徴は、本発明の範囲内で決定され得る。
[TPUT]
ネットワーク・スループット(820)に関して、NCは、ステップ(821)において、参加するMTが前のCTで実現するスループットが現在のCNにおいて実現可能なスループットと同等か否かを確認する。通信ネットワーク間で実現可能なネットワーク・スループットにおける差は、IEEE802.11およびGPRSのような技術における差、および、MTからCNへの距離における差を含む。比較ステップ(821)が正である場合、NCは、ステップ(822)において、現在のCNにおいて実現可能なスループットと前のCNにおいて参加するMTによって実現されたスループットとの間で一貫性を維持するよう最初のリソース・レベルを決定する。
比較ステップ(821)が負である場合、NCは、ステップ(823)において、参加するMTによって実現されるスループットが現在のCNにおいて実現可能なスループットよりも低いか否かを承認する。比較ステップ(823)が正である場合、NCは、ステップ(824)において、現在のCNにおいて実現可能なスループットと前のCNにおいて参加するMTによって実現されたスループットとの間で一貫性を維持するよう最初のリソース・レベルを決定する。
比較ステップ(823)が負の場合、NCは、ステップ(825)において、参加するMTによって実現されたスループットが現在のCNにおいて実現可能なスループットよりも大きいか否かを承認する。比較ステップ(825)が正である場合、NCは、ステップ(826)において、現在のCNが伝えることができる程に高いスループットを参加するMTが実現することができるよう最初のリソース・レベルを決定する。決定ステップ(826)は、IEEE802.11WLANにおいてより長い持続時間の送信機会を割り当てる、または、セルラーGPRS通信ネットワークにおいてより多くのパケット・データ・トラフィック・チャネルを割り当てることを含む。
[パケット損失]
パケット損失率(830)に関して、NCは、ステップ(831)において、参加するMTが前のCNで直面したパケット損失率が現在のCNにおいて直面し得るパケット損失率と同等か否かを確認する。通信ネットワーク内で直面するパケット損失率における差は、IEEE802.11およびGPRSのような技術における差、混信のような無線チャネル条件における差を含む。比較ステップ(831)が正である場合、NCは、ステップ(832)において、前のCNにおいて参加するMTが直面したパケット損失率と現在のCNにおいて直面し得るパケット損失率との間で一貫性を維持するよう最初のリソース・レベルを決定する。
比較ステップ(831)が負である場合、NCは、ステップ(833)において、参加するMTが直面したパケット損失率が現在のCNにおいて直面し得るパケット損失率よりも低いか否かを承認する。比較ステップ(833)が正である場合、NCは、ステップ(834)において、現在のCNが伝えることができる程低いパケット損失率を参加するMTが直面することができるよう最初のリソース・レベルを決定する。決定ステップ(834)は、送信に対してより高い優先度を割り当てること、または、送信に対してより大きいエラー制御情報を割り当てることを含む。
比較ステップ(833)が負である場合、NCは、ステップ(835)において、参加するMTが直面したパケット損失率が現在のCNにおいて直面し得るパケット損失率よりも大きいか否かを承認する。比較ステップ(835)が正である場合、NCは、ステップ(836)において、前のCNにおいて参加するMTが直面したパケット損失率と現在のCNにおいて直面し得るパケット損失率との間で一貫性が維持されるよう最初のリソース・レベルを決定する。
[ネットワーク遅延]
ネットワーク遅延(840)について、NCは、ステップ(841)において、参加するMTが前のCNで直面したネットワーク遅延が現在のCNで直面し得るネットワーク遅延と同等か否かを確認する。通信ネットワーク内で直面するネットワーク遅延における差は、住居用およびオフィス用IEEE802.11WLANのような負荷レベルにおける差、および、混信のような無線チャネル条件における差を含む。比較ステップ(841)が正の場合、NCは、ステップ(842)において、前のCNで参加するMTが直面したネットワーク遅延と現在のCNで直面し得るネットワーク遅延との間で一貫性を維持するよう最初のリソース・レベルを決定する。
比較ステップ(841)が負である場合、NCは、ステップ(843)において、参加するMTが直面したネットワーク遅延が現在のCNにおいて直面し得るネットワーク遅延よりも低いか否かを確認する。比較ステップ(843)が正の場合、NCは、ステップ(844)において、現在のCNが伝えることができる程低いネットワーク遅延を参加するMTが直面することができるよう最初のリソース・レベルを決定する。比較ステップ(844)は、送信に対してより高い優先度を割り当てる、または、送信に対してより長い送信機会を割り当てることを含む。
比較ステップ(843)が負である場合、NCは、ステップ(845)において、参加するMTが直面したネットワーク遅延が現在のCNで直面し得るネットワーク遅延よりも大きいか否かを確認する。比較ステップ(845)が正である場合、CNは、ステップ(846)において、前のCNにおいて参加するMTが直面したネットワーク遅延と現在のCNで直面し得るネットワーク遅延との間で一貫性が維持されるよう最初のリソース・レベルを決定する。
リソース・レベル決定ステップ(822)、(824)、(826)、(832)、(834)、(836)、(842)、(844)、および、(846)は、リソース割り付けステップ(850)によって後続される。このステップでは、現在のCNのNCは、前のステップで決定された最初のQoSおよびネットワーク・リソースを割り付ける。後のステップ(855)では、現在のCNの主なネットワーク条件を反映するようリソース割り付けが調節される。
本実施例は、シグナリング・オーバーヘッドをバイパスし、効率的なリソース割り付けを可能にすることを補助する一連のリソース決定動作を強調する。
本発明の前述の実施例は、QoSおよびネットワーク・リソースの確認および迅速な再確立に関する本発明の適用を例示する。同実施例は、リソース・リクエストを確認し、シグナリング・オーバーヘッドをバイパスし、ネットワーク条件における突然の変化による悪影響を克服し、リソース割り付けの効率性を改善することを本発明がどのようにして補助するかを示す。
通信ネットワークおよび本発明が動作するモバイル・ワイヤレス・ユーザを示す図 本発明によるQoS履歴の定期的な更新を提供する一連の動作を示す図 本発明が動作する異質の通信ネットワークおよびモバイル・ワイヤレス端末を示す図 異質の通信ネットワーク内で動作する本発明の一連の動作を示す図 本発明によるリソース割り付け調節を示すグラフ 本発明が動作する通信ネットワークおよびモバイル・ワイヤレス・ターミナルを示す図 本発明が動作する異質の通信ネットワークおよびモバイル・ワイヤレス・ターミナルを示す図 本発明によるリソース割り付けに対する一連の動作のフローチャートを示す図 本発明に開示する動作ステップのフローチャートを示す図 CAPWAPフレームワークにおいて動作する本発明の一連の動作を示す図 本発明によるネットワーク・コントローラ(NC)の装置を示す図 本発明によるネットワーク・アタッチメント・ポイント(NAP)の装置を示す図 本発明によるセキュリティ関連付けメッセージ構造を示す図 ネットワーク・アタッチメント・ポイントとネットワーク・コントローラとの間のメッセージ交換に対する本発明によるメッセージ構造を示す図 NSISフレームワークにおいて動作する本発明の一連の動作を示す図 スケーラブル・オーディオ−ビジュアル・ネットワーク・フレームワークにおいて動作する本発明の一連の動作を示す図 複数の通信ネットワークからのモバイル端末を有するフレームワークにおいて動作する本発明の一連の動作を示す図

Claims (4)

  1. 互いに異なる第1の通信ネットワーク及び第2の通信ネットワークと、これらのネットワークと通信を行うモバイル・ワイヤレス・ユーザ端末と、を具備する無線通信システムであって、
    前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末が利用するネットワーク・リソースを測定し、測定結果を示すQoS履歴情報ユニットを生成し、前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末に送信する前記第1の通信ネットワークと、
    前記第1の通信ネットワークから前記第2の通信ネットワークに通信相手を切り替える場合、前記第2の通信ネットワークにリソース確立を要求し、前記QoS履歴情報ユニットを送信する前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末と、
    前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末からリソース確立の要求を受けた場合、前記QoS履歴情報ユニットに基づいて前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末に対してネットワーク・リソースを割り付ける前記第2の通信ネットワークと、
    前記第1の通信ネットワークで生成された前記QoS履歴情報ユニットに対して認証を行う外部エンティティと、
    を具備し、
    前記第1のネットワークは、前記QoS履歴情報ユニットに、前記外部エンティティと前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末とのセキュリティ関連付けから得られる確認コードを割り当て、前記第2のネットワークは、前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末からリソース確立の要求を受けた場合、前記確認コードにより前記外部エンティティに前記QoS履歴情報ユニットの信憑性を確認する無線通信システム。
  2. 前記確認コードは、前記QoS履歴情報ユニット全体にわたってハッシュ関数を実施することによって導出される請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記ハッシュ関数は、前記QoS履歴情報ユニットに割り当てられたタイム・スタンプに基づいた演算を備える請求項2記載の無線通信システム。
  4. モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末が第1の通信ネットワークから第2の通信ネットワークに通信相手を切り替える場合のリソース確立方法であって、
    前記第1の通信ネットワークが、前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末のリソース利用を測定するステップと、
    前記第1の通信ネットワークが、測定結果を示すQoS履歴情報ユニットを生成し、前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末に送信するステップと、
    前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末が、前記第2の通信ネットワークにリソース確立を要求し、前記QoS履歴情報ユニットを送信するステップと、
    前記第2の通信ネットワークが、前記QoS履歴情報ユニットに基づいて前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末に対してネットワーク・リソースを割り付けるステップと、
    外部エンティティが、前記第1の通信ネットワークで生成された前記QoS履歴情報ユニットに対して認証を行うステップと、
    前記第1のネットワークが、前記QoS履歴情報ユニットに、前記外部エンティティと前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末とのセキュリティ関連付けから得られる確認コードを割り当てるステップと、
    前記第2のネットワークが、前記モバイル・ワイヤレス・ユーザ端末からリソース確立の要求を受けた場合、前記確認コードにより前記外部エンティティに前記QoS履歴情報ユニットの信憑性を確認するステップと、
    からなるリソース確立方法。
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