JP4634130B2 - スラリーポンプの軸封装置 - Google Patents

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本発明は、羽根車とポンプケーシングとからなり、前記羽根車が取り付けられている回転軸を回転駆動すると、吸込口から吸引されるスラリーが吐出口から圧送されるようになっているスラリーポンプの、前記回転軸が前記ポンプケーシングを貫通している部分の軸封装置に関するもので、限定するものではないが、特に泥水シールド工法に使用されるスラリーポンプの軸封装置に適用して好適な軸封装置に関するものである。
渦巻きポンプあるいはスラリーポンプは、文献名を挙げるまでもなく従来周知で、ポンプケーシング、このポンプケーシング内で回転駆動される羽根車、この羽根車が取り付けられている回転軸、この回転軸を回転自在に軸受けしている軸受、前記回転軸がポンプケーシングを貫通する部分に設けられているパッキン箱すなわちスタフィンボックス等から構成されている。したがって、電動機により回転軸を回転駆動すると、羽根車の回転によりスラリーはポンプケーシングの側部から吸引され、その遠心力により速度エネルギが与えられ、そしてポンプケーシングの吐出口に至るまでに圧力エネルギあるいは圧力水頭に変換される。次いでポンプケーシングの半径外方に設けられている吐出口から吐出される。
このように、スラリーを圧送するときは、ポンプケーシング内の圧力は高まるので、回転軸がポンプケーシングを貫通する部分には、スラリーが大気中へ漏洩するのを防止するために軸封装置が設けられている。軸封装置としては、メカニカルシールも知られているが、特許文献1には、グランドパッキンが示されている。すなわち、ポンプケーシングを貫通する回転軸の軸封装置をグランドパッキンから構成し、このグランドパッキンから漏洩する液体すなわち海水があたりに飛散するのを防止すると共に、軸封部の過熱および異常摩耗を防止するようにした軸封装置が示されている。また、特許文献2には、スタフィンボックス内にオイルシールすなわちリップシールが詰められているスラリー輸送用ポンプの軸封装置が示されている。
特開平8−200285号公報 特開2004−108228
本発明の先行技術として図3に示されているような軸封装置が知られている。図3は、スラリーポンプの軸封装置の要部のみを模式的に示す断面図であるが、同図において符号40は回転軸を示し、この回転軸40の先端部に羽根車がネジ込まれるようになっている。回転軸40の外周にはシャフトスリーブ41が装着され、このシャフトスリーブ41の外周部とパッキン箱42との間に、図3に示されている例では4個のリップシール43、43e、…が設けられている。また、パッキン押え45側には2個のグランドパッキン46a、46bが設けられている。そして、最左端のリップシール43eと右端のグランドパッキン46bとの間に軸封水リング47が設けられている。リップシール43、43e、…は、シャフトスリーブ41に動的に摩擦接触する第1のリップ部50と、パッキン箱42の内周面に固定的に接触する第2のリップ部51とから、断面形状が側面的に見て略V字形を呈するように構成されている。また、軸封水リング47には、ポンプケーシング内のスラリーの圧力よりも高い軸封水が管路48から供給されるようになっている。
図3に示されている軸封装置によると、リップシール43は、断面形状がV字形を呈し、内周側の第1のリップ部50はシャフトスリーブ41に動的に接触して逆止弁の作用を奏するので、スラリーの漏洩はある程度防止される。また、軸封水リング47から軸封水が供給されるので、リップシール43の特に第1のリップ部50は冷却され、また固形物は洗い流される。このように、従来の軸封装置も数々の利点を有するが、改良すべき点も認められる。例えば、リップシール43、43、…は合成樹脂から形成され剛性が小さいので、ポンプケーシングの方から高い圧力が作用すると、第1のリップ部50は、半径内方へ変形しシャフトスリーブ41への接触面積が広くなる。面積が広くなると、摩擦熱は高くなり耐久性を損なうことになる。もっとも、軸封水リング47から軸封水が供給されるので、摩擦熱もある程度抑えられるが、軸封水リング47がポンプケーシングから遠い箇所に1個だけ設けられているので、広がる恐れのあるポンプケーシング寄りのリップシールには届かない恐れもある。このような理由により、高揚程の小型のスラリーポンプの軸封装置に要求される条件は必ずしを満たすことはできない。さらに具体的には、トンネル掘削における泥水シールド工法には送・排泥スラリーポンプが使用されているが、このようなスラリーポンプはトンネル内という限られたスペースに設置されるので、小型ポンプが望まれている。また、トンネルの深度および長距離掘削が大きくなり高揚程のスラリーポンプが使用され、高圧運転および高速運転が行われるようになっている。ところで、揚程が高くなると、軸封装置への作用圧は高くなり、固形物の侵入量および残量量も多くなる。このような状態で高速回転されると、シールリップの滑り接触速度も大きくなり発熱量も大きくなる。これにより、シールリップの耐久性を損なうことになる。
本発明は、上記したような従来の問題点を解決した、スラリーポンプの軸封装置を提供することを目的とし、具体的には軸封効果は高く、しかも耐久時間の長いスラリーポンプの軸封装置を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、複数個のリップシールが適用される。これのリップシールは、ポンプの回転軸の外周面に装着されるシャフトスリーブとスタフィンボックスとの間に設けられる。リップシールは、シャフトスリーブに動的に摩擦接触する第1のリップ部と、スタフィンボックスの内周面に静的に接する第2のリップ部とから、側面的に見て断面形状が略V字形を呈するように一体的に形成されている。そして、第1のリップ部の外周面は、ポンプケーシングから遠ざかるにしたがい径が大きくなるように、あるいはシャフトスリーブから離間するようなテーパ部を有するように形成されている。このように構成されているリップシールは、例えばニトリルブチルラバーから形成されている。また、本発明は複数個のリップシール間に複数個の軸封水リングすなわちランタンリングも適用される。ランタンリングは、リップシール間に設けられ、そしてリップシールのテーパ部を支えるテーパ状のバックアップ部を有するように、例えば不錆鋼から形成されている。このように構成されているランタンリングには、ポンプケーシング内の圧力よりも高い軸封水が供給される。
かくして、請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、羽根車とポンプケーシングとからなり、前記羽根車が取り付けられている回転軸を回転駆動すると、吸込口から吸引されるスラリーが吐出口から圧送されるようになっているスラリーポンプの、前記回転軸が前記ポンプケーシングを貫通している部分の軸封装置であって、前記軸封装置は、前記回転軸に装着されているシャフトスリーブの外周面とスタフィンボックスの内周面との間に設けられている複数個のリップシールと複数個のランタンリングとからなり、前記リップシールは、その先端部の内周面が前記シャフトスリーブの外周面に動的に接触する第1のリップ部と、その外周面が前記スタフィンボックスの内周面に静的に接触する第2のリップ部とから、前記第1、2のリップ部には前記ポンプケーシング側に略V字形に開いた受圧部が形成されるように、また前記第1のリップ部には前記動的に接触する部分から後方に向かって拡径するテーパ部を有するように、一体的に形成され、そして、これらのリップシールは、前記受圧部が前記ポンプケーシング側を向くように順次装着され、これらのリップシールの後方に前記ランタンリングが配置され、前記ポンプケーシングから一番遠い位置に配置され、そしてシール手段を備えたシール押えで押さえられているランタンリングにはグリースあるいは潤滑油が供給され、他のランタンリングには前記ポンプケーシング内の圧力よりも高い軸封水が供給されるようになっている。請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸封装置において、ランタンリングの前方には、リップシールの第1のリップ部のテーパ部に対応した形状のバックアップ部が形成されている。
以上のように、本発明によると、スラリーポンプにおいて、回転軸に装着されているシャフトスリーブの外周面とスタフィンボックスの内周面との間に設けられている複数個のリップシールと複数個のランタンリングとからなり、前記リップシールは、その先端部の内周面が前記シャフトスリーブの外周面に動的に接触する第1のリップ部と、その外周面が前記スタフィンボックスの内周面に静的に接触する第2のリップ部とから、前記第1、2のリップ部には前記ポンプケーシング側に略V字形に開いた受圧部が形成されるように、また前記第1のリップ部には前記動的に接触する部分から後方に向かって拡径するテーパ部を有するように、一体的に形成され、そして、これらのリップシールは、前記受圧部が前記ポンプケーシング側を向くように順次装着され、これらのリップシールの後方に前記ランタンリングが配置され、前記ポンプケーシングから一番遠い位置に配置され、そしてシール手段を備えたシール押えで押さえられているランタンリングにはグリースあるいは潤滑油が供給され、他のランタンリングには前記ポンプケーシング内の圧力よりも高い軸封水が供給されるようになっているので、軸封水はリップシールの第1のリップ部を押し開いて、ポンプケーシングの方へ流れようとする。これにより、スラリーの漏れが効果的に防止される。それと共に、固形物の侵入が阻止され、また侵入した固形物は洗い流され、さらには、リップシールの第1のリップ部も冷却されるという、本発明に特有の効果が得られる。また、ポンプケーシングから一番遠い位置に配置され、そしてシール押えで押さえられているランタンリングにはグリースあるいは潤滑油が別途供給されるが、このときシール押えはシール手段を備えているので、供給されるグリースあるいは潤滑油が大気側へ逃げることが防止される。これにより、リップシールの摩耗が防止される。すなわち、発熱による摩耗が防止され、軸封装置全体の寿命が延びるという効果が得られる。請求項2に記載の発明は、ランタンリングの前方には、リップシールの第1のリップ部のテーパ部に対応した形状のバックアップ部が形成されているので、上記のような効果に加えて、スラリーの圧力によりリップシールが広がることが防止される効果がさらに得られる。
以下、図1、2により本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態に係わるスラリーポンプ1は、軸封部以外は従来周知のように構成されているので、詳しい説明は省略するが、羽根車2を備えている。この羽根車2は、ポンプケーシング3を横切るように貫通している回転軸4の先端部にネジ込むことにより取り付けられている。このポンプケーシング3と対向して、吸込カバー6が取り付けられている。回転軸4の後端部は軸受8により回転自在に軸受けされ、電動モータで回転駆動されるようになっている。したがって、回転軸4を回転駆動すると、羽根車2がポンプケーシング3内で回転駆動され、スラリーは吸込カバー6の吸込口7から吸引され、羽根車2の遠心力により運動エネルギが与えられ、そしてポンプケーシング3の吐出口9から吐出あるいは圧送される。
このように、回転する回転軸4は、固定的なポンプケーシング3を貫通しているので両者の間には隙間があり、ポンプケーシング3内で昇圧されたスラリーは、低圧側の大気側へ漏れる。そこで、貫通部には軸封装置10が設けられている。軸封装置10は、図1に示されている実施の形態によると、4個のリップシール11、11、…と、これらのリップシール11、11、…の間に介在されている4個のランタンリング20、20e、…と、軸封水供給ユニット30とから構成されている。さらに詳しく説明すると、回転軸4の外周部には、ポンプケーシング3の後端部と軸受6との間において、シャフトスリーブ5が挿通されている。そして、このシャフトスリーブ5とスタフィンボックス28との間に、同じ構造の4個のリップシール11、11、…が装着されている。図2の(イ)は、軸封装置10の一部を拡大して示す断面図で、同図において右側がポンプケーシング側であるが、リップシール11は、同図に示されているように、その断面形状は側面的に見ると略V字形を呈している。すなわち、リップシール11は、その外周面の先端部13がシャフトスリーブ5に動的に摩擦接触している第1のリップ部12と、スタフィンボックス28の内周面に静的に接している第2のリップ部15とから、一体的に形成されている。第1のリップ部12の内周面の先端部13は、シャフトスリーブ5に接しているが、ポンプケーシング3から遠ざかるにしたがい、内径が大きくなり離間するテーパ部14となっている。また、第1、2のリップ部12、15は、ポンプケーシング3から遠ざかるにしたがい肉厚になっている。これにより、ポンプケーシング3側に開いたV字形の受圧部16が形成されている。なお、リップシールの後端面17は回転軸4に対して垂直になっている。
リップシール11、11、…の間に介在されるランタンリング20は、図2の(イ)、(ロ)に拡大して示されているように、全体としてリング状を呈しているが、その外周部には、リング状の凹溝21が形成されている。そして、この凹溝21から複数個の透孔22(22)が所定の間隔をおいて中心部に向かって開けられている。したがって、凹溝21に軸封水を供給すると、軸封水は複数個の透孔22(22)を通ってシャフトスリーブ5の外表面に均一に供給されることになる。このように構成されているランタンリング20の中心部よりの、ポンプケーシング3側には、第1のリップ部12のテーパ部14に対応した形状のバックアップ部23が形成されている。バックアップ部23の傾斜角θは、第1のリップ部12のテーパ部14の角度にもよるが、例えば約25度、先端部のRは約0.4になっている。
上記のように構成されているリップシール11、11、…とランタンリング20、20、…は、図1に示されているように、リップシール受24とシール押え25との間に交互に装着される。そして、ランタンリング20、20、…のそれぞれの凹溝21には、軸封水供給管A、B,Cが接続される。軸封水供給管A、B,Cは、軸封水供給ユニット30のそれぞれの供給管に接続されている。軸封水供給ユニット30は、軸封水タンク31、このタンク中の軸封水をポンプケーシング3の内圧以上に昇圧するポンプ32、圧力計33、それぞれの流量を調整する流量調整弁34、34、…、フローメータ35、35…、逆止弁36、36、…等からなっている。
また、本実施の形態によると、シール押え25とシャフトスリーブ5との間にはシール手段例えば0リング25eが設けられている。そして、シール押さ25に隣接したランタンリング20eには、管路29により別途グリースあるいは潤滑油が供給されるようになっている。
次に、上記実施の形態の作用について説明する。軸封水供給ユニット30のポンプ32を起動して、ポンプケーシング3内の圧力よりも高い軸封水を流量調整弁34、34、…を介して所定量宛ランタンリング20、20、…供給する。回転軸4を例えば電動モータにより回転駆動する。そうすると、従来周知のように、スラリーは、吸込口7から吸い込まれ、そして吐出口9から所定箇所へ圧送される。このように圧送するとき、ポンプケーシング3内の固形物を含んだスラリーは、昇圧されて軸封装置10から外部へ漏れようとするが、漏れようとする圧力はリップシール11の受圧部16に作用し、第1のリップ部12の先端部13は、シャフトスリーブと共働して逆止弁の作用を奏する。これにより、漏れが防止される。リップシール11、11、…は、複数個設けられているので、確実に防止される。このとき、ランタンリング20、20、…には、ポンプケーシング3内の圧力よりも高い圧力の軸封水が供給されるので、軸封水はランタンリング20の内周面とシャフトスリーブ5の外周面との隙間を通ってリップシール11の、特にテーパ部14の方へ流れる。この軸封水は、リップシール11の第1のリップ部12を押し開いて、ポンプケーシング3の方へ流れようとする。これにより、スラリーの漏れが防止されると共に、固形物の侵入が阻止され、また侵入した固形物は洗い流される。さらには、リップシール11の第1のリップ部12も冷却される。また、シール押え25側のランタンリング20eには、グリースあるいは潤滑油が供給され、シール押え25の内側にはシール手段としての0リング25eが設けられているので、供給されるグリースあるいは潤滑油が外部へ漏れてシール効果が損なわれるようなことはない。
また、リップシール20に作用するスラリーの圧力により、第1のリップ部12が広がろうとするが、あるいは変形しようとするが、ランタンリング20、20、…には、第1のリップ部12のテーパ部14に対応した形状のバックアップ部23が形成されているので、このような変形が防止される。
本発明は、上記実施の形態に限定されないことは明らかである。例えば、リップシールおよびランタンリングの数が上記実施の形態に限定されることなく、増減できることは明らかである。また、複数個のランタンリングに供給する軸封水の圧力を、個々に変化させることもできる。さらには、ポンプケーシング内の圧力と軸封水の圧力とを常時比較して、軸封水の圧力が常に大きくなるように実施することもできる。
実施例:大平洋機工株式会社製のスラリーポンプを使用して、泥水シールド工法によるトンネル掘削において、図3に示されている従来型の軸封装置と、図1、2に示されている本発明型の軸封装置の、耐用時間の比較テストをした。その結果を表1に示す。
なお、耐用時間は、種々の条件で掌握し難いので、表1において「耐用時間」は「掘削距離」で評価した。
表1
Figure 0004634130
表1より、耐用時間すなわち掘削距離は、8倍以上に伸びていることが理解できる。
本発明の実施の形態に係わるスラリーポンプの一部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係わる要部の拡大図で、その(イ)は1個のリップシールとランタンリングの拡大断面図、その(ロ)はランタンリングの部分拡大断面図である。 従来のスラリーポンプの軸封装置を示す断面図である。
符号の説明
1 スラリーポンプ 2 羽根車
3 ポンプケーシング 4 回転軸
5 シャフトスリーブ 10 軸封装置
11 リップシール 12 第1のリップ部
13 第1のリップ部の先端部 14 テーパ部
16 受圧部 20 ランタンリング
23 バックアップ部 28 スタフィンボックス
30 軸封水供給ユニット

Claims (2)

  1. 羽根車とポンプケーシングとからなり、前記羽根車が取り付けられている回転軸を回転駆動すると、吸込口から吸引されるスラリーが吐出口から圧送されるようになっているスラリーポンプの、前記回転軸が前記ポンプケーシングを貫通している部分の軸封装置であって、
    前記軸封装置は、前記回転軸に装着されているシャフトスリーブの外周面とスタフィンボックスの内周面との間に設けられている複数個のリップシールと複数個のランタンリングとからなり、
    前記リップシールは、その先端部の内周面が前記シャフトスリーブの外周面に動的に接触する第1のリップ部と、その外周面が前記スタフィンボックスの内周面に静的に接触する第2のリップ部とから、前記第1、2のリップ部には前記ポンプケーシング側に略V字形に開いた受圧部が形成されるように、また前記第1のリップ部には前記動的に接触する部分から後方に向かって拡径するテーパ部を有するように、一体的に形成され、
    そして、これらのリップシールは、前記受圧部が前記ポンプケーシング側を向くように順次装着され、これらのリップシールの後方に前記ランタンリングが配置され、
    前記ポンプケーシングから一番遠い位置に配置され、そしてシール手段を備えたシール押えで押さえられているランタンリングにはグリースあるいは潤滑油が供給され、他のランタンリングには前記ポンプケーシング内の圧力よりも高い軸封水が供給されるようになっていることを特徴とする、スラリーポンプの軸封装置。
  2. 請求項1に記載の軸封装置において、ランタンリングの前方には、リップシールの第1のリップ部のテーパ部に対応した形状のバックアップ部が形成されている、スラリーポンプの軸封装置。
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