JP4628156B2 - 無線通信端末、無線基地局及び通信装置 - Google Patents

無線通信端末、無線基地局及び通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、当該ユーザデータの再生に必要な制御データとの所定の無線通信方式を用いて送受信する送受信部を備える無線通信端末、無線基地局及び通信装置に関する。
従来、W−CDMAなどの所定の無線通信方式を用いた移動通信システムでは、携帯電話機などの無線通信端末と無線基地局との間において、無線フレームが送受信される。
無線フレームには、同期検波でのチャネル推定に用いられるパイロットビットや、無線フレーム中の有効データ長を示すTFCI(transport format combination indicator)などの制御データの送受信に用いられる制御チャネル(DPCCH)と、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータの送受信に用いられるユーザチャネル(DPDCH)とが多重される。
このような移動通信システムでは、無線フレームに多重されるユーザチャネルの内容の秘匿性を確保するため、一般的に、ユーザチャネルを用いて送受信されるユーザデータが暗号化される(例えば、特許文献1)。
特表2002−539490号公報(第19−25頁、第3,6図)
しかしながら、上述した従来の方法には、次のような問題があった。すなわち、ユーザチャネルを用いて送受信されるユーザデータの暗号処理の負荷が高く、特に、容量の限られたバッテリを搭載する携帯型の無線通信端末では、消費電力が増大するといった問題があった。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザデータの秘匿性を確保しつつ、消費電力を抑制することができる無線通信端末、無線基地局及び通信装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、前記ユーザデータの再生に必要な制御データとを、無線基地局(無線基地局200)との間において所定の無線通信方式(例えば、W−CDMA移動通信方式)を用いて送受信する送受信部(拡散処理部107)を備える無線通信端末(無線通信端末100)であって、前記制御データを暗号化する暗号処理部(暗号・復号処理部105)を備え、前記送受信部は、前記暗号化処理部によって暗号化された暗号化制御データ及び前記ユーザデータを前記無線基地局に送信することを要旨とする。
このような特徴によれば、ユーザデータよりも情報量が少ない制御データのみが暗号処理の対象となる。このため、ユーザデータを暗号処理する場合と比較して、暗号処理の負荷を低減することができる。
すなわち、このような特徴によれば、暗号処理に伴う消費電力を抑制することができるため、特に、容量の限られたバッテリを搭載する携帯型の無線通信端末の通信可能時間を延長することができる。
また、ユーザデータの再生に必要な制御データ(パイロットビットやTFCI)が暗号処理されるため、ユーザデータが暗号処理されていなくてもユーザデータの一定の秘匿性を確保することができる。
つまり、変調されたユーザデータが傍受された場合でも、制御データを取得することができないため、ユーザデータを正常に再生することができないのである。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記制御データには、前記ユーザデータの特定位置の判定に用いられるユーザデータ同期信号(パイロットビット)が含まれることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴に係り、前記暗号処理部は、共通鍵暗号方式を用いて前記制御データを暗号化することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴に係り、前記ユーザデータ及び前記暗号化制御データは、所定の周期を有する無線フレームに多重されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1乃至第4の特徴に係り、前記所定の無線通信方式を介して前記無線基地局から受信した暗号化制御データを復号する復号処理部(暗号・復号処理部105)をさらに備えることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1乃至第5の特徴に係り、前記制御データの暗号処理に対応していることを示す制御データ暗号化対応通知を前記無線基地局に送信する対応可否通知送信部をさらに備えることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、前記ユーザデータの再生に必要な制御データとを、無線通信端末(無線通信端末100)との間において所定の無線通信方式(例えば、W−CDMA移動通信方式)を用いて送受信する送受信部(拡散処理部207)を備える無線基地局(無線基地局200)であって、前記制御データを暗号化する暗号処理部(暗号・復号処理部205)を備え、前記送受信部は、前記暗号化処理部によって暗号化された暗号化制御データ及び前記ユーザデータを前記無線通信端末に送信することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、前記制御データには、前記ユーザデータの特定位置の判定に用いられるユーザデータ同期信号(パイロットビット)が含まれることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第7または第8の特徴に係り、前記暗号処理部は、共通鍵暗号方式を用いて前記制御データを暗号化することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、本発明の第7乃至第9の特徴に係り、前記ユーザデータ及び前記暗号化制御データは、所定の周期を有する無線フレームに多重されることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第7乃至第10の特徴に係り、前記所定の無線通信方式を介して前記無線通信端末から受信した暗号化制御データを復号する復号処理部(暗号・復号処理部205)をさらに備えることを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、本発明の第7乃至第11の特徴に係り、前記無線通信端末が前記制御データの暗号処理に対応していることを示す前記制御データ暗号化対応通知を前記無線通信端末から受信する制御データ暗号化対応通知受信部(対応通知受信部209)と、前記対応可否通知受信部が受信した前記制御データ暗号化対応通知に基づいて、前記制御データを暗号処理するか否かを判定する暗号処理判定部(暗号・復号処理部205)とをさらに備えることを要旨とする。
本発明の第13の特徴は、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、前記ユーザデータの再生に必要な制御データとの所定の無線通信方式を用いて送受信する送受信部を備える通信装置(例えば、無線通信端末100に実装される特定用途IC)であって、前記制御データを暗号化する暗号処理部を備え、前記送受信部は、前記暗号化処理部によって暗号化された暗号化制御データ及び前記ユーザデータを送信することを要旨とする。
本発明の第14の特徴は、本発明の第13の特徴に係り、前記制御データには、前記ユーザデータの特定位置の判定に用いられるユーザデータ同期信号が含まれることを要旨とする。
本発明の第15の特徴は、本発明の第13または第14の特徴に係り、前記暗号処理部は、共通鍵暗号方式を用いて前記制御データを暗号化することを要旨とする。
本発明の第16の特徴は、本発明の第13乃至第15の特徴に係り、前記ユーザデータ及び前記暗号化制御データは、所定の周期を有する無線フレームに多重されることを要旨とする。
本発明の第17の特徴は、本発明の第13乃至第16の特徴に係り、前記所定の無線通信方式を介して他の通信装置から受信した暗号化制御データを復号する復号処理部をさらに備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、ユーザデータの秘匿性を確保しつつ、消費電力を抑制することができる無線通信端末、無線基地局及び通信装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(移動通信システムの全体概略構成)
図1は、本実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成を示している。図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、W−CDMA移動通信方式を用いた移動通信システムであり、無線通信端末100と、無線基地局200とによって構成されている。
なお、図1では、1台の無線通信端末100、及び1局の無線基地局200のみが示されているが、移動通信システムは、複数の無線通信端末100や無線基地局200によって構成されてもよいことは勿論である。
また、本実施形態では、図1に示すように、無線通信端末100は携帯電話機であるが、無線通信端末100としては、W−CDMA移動通信方式を用いた通信カードを搭載した携帯情報端末や、パーソナル・コンピュータなどであってもよい。
(移動通信システムの論理ブロック構成)
次に、本実施形態に係る移動通信システムの論理ブロック構成について説明する。図2は、無線通信端末100の論理ブロック構成図である。また、図3は、無線基地局200の論理ブロック構成図である。
なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、図2に示す無線通信端末100及び図3に示す無線基地局200は、当該装置の機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
(1)無線通信端末
図2に示すように、無線通信端末100は、Iチャネル変調処理部101、Qチャネル変調処理部103、暗号・復号処理部105、拡散処理部107及び対応通知送信部109を備えている。
Iチャネル変調処理部101は、上位レイヤ(例えば、アプリケーション層)において生成されたユーザデータ(図4参照)の変調処理を実行する。
具体的には、Iチャネル変調処理部101は、ユーザデータの送受信に用いられるユーザチャネル(DPDCH)、及びユーザデータの再生に必要な制御データ、具体的には、パイロットビットやTFCI(transport format combination indicator)などの送受信に用いられる制御チャネル(DPCCH)が多重される無線フレームのうち、ユーザデータをQPSKなどによって位相変調(データ変調マッピング)する。
Qチャネル変調処理部103は、ユーザチャネル(DPDCH)及び制御チャネル(DPCCH)が多重される無線フレームのうち、制御データをQPSKなどによって位相変調(データ変調マッピング)する。
暗号・復号処理部105は、Qチャネル変調処理部103によって変調された制御データを暗号化する。また、暗号・復号処理部105は、拡散処理部107から出力された暗号化制御データ、つまり、無線基地局200によって暗号化された制御データを受信し、受信した暗号化制御データを復号する。
本実施形態において、暗号・復号処理部105は、制御データのみを暗号化する暗号処理部を構成する。また、暗号・復号処理部105は、無線基地局から受信した暗号化制御データを復号する復号処理部を構成する。
具体的には、暗号・復号処理部105は、DESなどの共通鍵暗号方式を用いて、Qチャネル変調処理部103によって変調された制御データを暗号化したり、拡散処理部107によって出力された暗号化制御データを復号したりする。
拡散処理部107は、Iチャネル変調処理部101によってデータ変調マッピングされたユーザデータ、及びQチャネル変調処理部103によってデータ変調マッピングされ、暗号・復号処理部105によって暗号化された制御データ(暗号化制御データ)の拡散処理を実行する。
具体的には、拡散処理部107は、所定の拡散符号を用いて、データ変調マッピングされたユーザデータ及び暗号化制御データの拡散処理を実行する。
また、拡散処理部107は、無線基地局200によって拡散処理が実行された無線信号を受信し、受信した無線信号の拡散符号と、拡散処理部107が有する拡散符号のレプリカとを同期させ、逆拡散処理を実行する。
さらに、拡散処理部107は、逆拡散処理を実行することによって、データ変調マッピングされたユーザデータをIチャネル変調処理部101に、データ変調マッピングされた暗号化制御データを暗号・復号処理部105にそれぞれ出力する。なお、拡散処理部107は、複数のマルチパス成分を分離し、フェージング変動に起因する位相変動を補正して合成(RAKE合成)することができる。
本実施形態において、拡散処理部107は、無線基地局200との間においてW−CDMA移動通信方式(所定の無線通信方式)を用いて、ユーザデータと制御データとを送受信する送受信部を構成する。
対応通知送信部109は、無線通信端末100が制御データの暗号処理に対応しているか否かを示す制御データ暗号化対応通知を無線基地局200に送信する。
具体的には、対応通知送信部109は、無線通信端末100が無線基地局200との通信路を確立する際に、制御データ暗号化対応通知を送信する。
(2)無線基地局
図3に示すように、無線基地局200は、Iチャネル変調処理部201、Qチャネル変調処理部203、暗号・復号処理部205、拡散処理部207及び対応通知受信部209を備えている。
図2及び図3に示すように、無線基地局200は、ユーザデータ及び制御データの送受信に関して、概ね無線通信端末100と同様の論理ブロック構成を有している。そこで、以下、上述した無線通信端末100と同様の機能を提供する論理ブロックの説明は省略し、無線通信端末100と異なる機能を提供する論理ブロックについて説明する。
暗号・復号処理部205は、上述した無線通信端末100の暗号・復号処理部105が提供する機能に加え、以下の機能を有している。
すなわち、暗号・復号処理部205は、対応通知受信部209が無線通信端末100から受信した制御データ暗号化対応通知に基づいて、無線通信端末100に送信する制御データを暗号処理するか否かを判定する。本実施形態において、暗号・復号処理部205は、暗号処理判定部を構成する。
対応通知受信部209は、無線通信端末(例えば、無線通信端末100)が制御データの暗号処理に対応しているか否かを示す制御データ暗号化対応通知を当該無線通信端末から受信する。
具体的には、対応通知受信部209は、無線基地局200が無線通信端末100との通信路を確立する際に、制御データ暗号化対応通知を無線通信端末(例えば、無線通信端末100)から受信し、受信した制御データ暗号化対応通知を暗号・復号処理部205に出力する。
(無線フレームの構成)
次に、図4(a)〜(c)を参照して、上述した無線通信端末100と無線基地局200との間において送受信される無線フレームの構成について説明する。
図4(a)〜(c)は、無線通信端末100が無線基地局200に向けて送信する“上り方向”の無線フレームの構成を示している。なお、無線基地局200が無線通信端末100に向けて送信する“下り方向”の無線フレームは、図4(a)〜(c)に示す“上り方向”の無線フレームと比較すると、ユーザチャネル及び制御チャネルの多重方法や、制御データの内容が一部異なっている。
図4(a)に示すように、無線フレームは、10msの周期を有しており、ユーザチャネルまたは制御チャネルが多重された複数の無線フレームが順次送受信される。無線フレームは、暗号処理及び復号処理の最小単位である。
また、図4(b)に示すように、ユーザチャネル(DPDCH)では、無線フレーム当たりの転送ビットレート(Ndata/frame)は可変である。例えば、高速なデータ伝送が必要な場合、数百kbps〜数Mbpsの転送ビットレートを実現することができる。
一方、図4(c)に示すように、制御チャネル(DPCCH)では、無線フレーム当たりの転送ビットレートは、150ビット/frame(15kbps)に固定されている。つまり、制御チャネルにおいて送受信される制御データの転送ビットレートは、ユーザチャネルと比較してかなり低速である。
また、制御チャネルにおいて送受信される制御データには、パイロットビット(ユーザデータ同期信号)や、TFCIなどがある。パイロットビットやTFCI以外には、送信電力制御(TPC)コマンド及びフィードバック情報(FBI)がある。
パイロットビットは、上述したように、同期検波でのチャネル推定に用いられる。すなわち、パイロットビットによって、受信した無線信号の位相及び振幅の変動が推定される。受信した無線信号の位相及び振幅の変動が推定されると、ユーザデータの特定位置を判定することができ、ユーザデータの同期を確立することができる。
TFCIは、無線フレーム中の有効データ長を示すものである。また、TFCIは、無線フレームに多重されているユーザチャネルの数や各ユーザチャネルにおいて使用されている送信フォーマット(transport format)の種別を示すものである。
(移動通信システムの動作)
次に、図5を参照して、上述した移動通信システムの動作について説明する。図5は、無線通信端末100及び無線基地局200が通信路を確立する場合における状態遷移を示している。
無線通信端末100と無線基地局200とが通信路を確立する場合、無線通信端末100と無線基地局200との間において接続処理が実行される。当該接続処理が開始されると、アイドル状態S1からセットアップ状態S2に移行する。
セットアップ状態S2では、無線通信端末100から“制御データ暗号化対応通知”が無線基地局200に送信されるか否かに基づいて、鍵交換状態S3に移行するか、通常モード状態S4に移行するかが判定される。
なお、通常モード状態S4とは、ユーザデータ及び制御データを暗号処理せず、平文として送受信するモードである。なお、通常モード状態S4では、制御データではなく、ユーザデータのみを暗号処理してもよい。
鍵交換状態S3では、制御データを暗号処理するために用いられる暗号鍵(共通鍵)が、無線通信端末100と無線基地局200との間において交換される。
無線通信端末100と無線基地局200との間において、暗号鍵(共通鍵)の交換が完了すると、当該暗号鍵によって制御データを暗号処理する暗号通信モード状態S5に移行する。
暗号通信モード状態S5に移行後、無線通信端末100と無線基地局200との間では、ユーザデータは暗号処理せずに送受信され、制御データのみが当該暗号鍵によって暗号処理される。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係る移動通信システムによれば、ユーザデータよりも情報量が少ない制御データのみが暗号処理の対象となる。このため、ユーザデータを暗号処理する場合と比較して、暗号処理の負荷を低減することができる。
すなわち、本実施形態に係る移動通信システムによれば、暗号処理に伴う消費電力を抑制することができるため、特に、容量の限られたバッテリを搭載する無線通信端末100の通信可能時間を延長することができる。
また、ユーザデータの再生に必要な制御データ(パイロットビットやTFCI)が暗号処理されるため、ユーザデータが暗号処理されていなくてもユーザデータの一定の秘匿性を確保することができる。
つまり、変調されたユーザデータが傍受された場合でも、制御データを取得することができないため、ユーザデータを正常に再生することができないのである。
さらに、本実施形態に係る移動通信システムによれば、共通鍵暗号方式を用いて制御データが暗号処理されるため、RSAなどの公開鍵暗号方式を用いる場合と比較して、制御データの暗号処理の負荷をさらに低減することができる。
また、本実施形態に係る移動通信システムによれば、制御データの暗号処理に対応していることを示す制御データ暗号化対応通知が、無線通信端末100から無線基地局200に送信される。
このため、移動通信システム内に、制御データの暗号処理に対応している無線通信端末と、制御データの暗号処理に対応していない無線通信端末とが混在している場合でも、制御データの暗号処理に対応している無線通信端末と無線基地局200との間でのみ、制御データの暗号処理を実行することができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態では、W−CDMA移動通信方式を用いた移動通信システムを例と説明したが、本発明の適用範囲は、W−CDMA移動通信方式を用いた移動通信システムに限定されるものではない。
本発明は、W−CDMA移動通信方式を用いた移動通信システムだけでなく、上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、当該ユーザデータの再生に必要な制御データとを、無線基地局との間において無線通信方式を用いて送受信するシステムに適用することができる。
また、上述した本発明の実施形態では、制御データの暗号処理に共通鍵暗号方式を用いる形態としたが、制御データの暗号処理には、必ずしも共通鍵暗号方式を用いなくても構わない。
さらに、上述した本発明の実施形態では、無線通信端末100が制御データの暗号処理に対応していることを示す制御データ暗号化対応通知を無線基地局200に送信する形態としたが、制御データ暗号化対応通知を送信しない形態としても構わない。
また、上述した本発明の実施形態では、無線通信端末100及び無線基地局200を例として説明したが、本発明は、無線通信端末、無線基地局、または携帯情報端末やパーソナル・コンピュータに装着される通信カードに実装される特定用途ICなどの通信装置として提供することもできる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の論理ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の論理ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムにおいて送受信される無線フレームの構成図である。 本発明の実施形態に係る移動通信システムの状態遷移図である。
符号の説明
100…無線通信端末、101…Iチャネル変調処理部、103…Qチャネル変調処理部、105…暗号・復号処理部、107…拡散処理部、109…対応通知送信部、200…無線基地局、201…Iチャネル変調処理部、203…Qチャネル変調処理部、205…暗号・復号処理部、207…拡散処理部、209…対応通知受信部

Claims (4)

  1. 上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、前記ユーザデータの再生に必要な少なくともパイロットビットを含む制御データとが多重されたフレームを、無線基地局との間において所定の無線通信方式を用いて送受信する送受信部を備える無線通信端末であって、
    前記制御データのみを暗号化する暗号処理部を備え、
    前記送受信部は、前記暗号化処理部によって暗号化された暗号化制御データ、及び前記ユーザデータを前記無線基地局に送信する無線通信端末。
  2. 前記制御データには、前記ユーザデータの特定位置の判定に用いられるユーザデータ同期信号が含まれる請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 上位レイヤにおいて生成されたユーザデータと、前記ユーザデータの再生に必要な少なくともパイロットビットを含む制御データとが多重されたフレームを、無線通信端末との間において所定の無線通信方式を用いて送受信する送受信部を備える無線基地局であって、
    前記制御データのみを暗号化する暗号処理部を備え、
    前記送受信部は、前記暗号化処理部によって暗号化された暗号化制御データ、及び前記ユーザデータを前記無線通信端末に送信する無線基地局。
  4. 前記制御データには、前記ユーザデータの特定位置の判定に用いられるユーザデータ同期信号が含まれる請求項に記載の無線基地局。
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