JP4625509B2 - 音声認識方法、そのシステム、そのプログラム、その記録媒体 - Google Patents
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金内典充、今安正和著、「UNIX(登録商標) ネットワークプログラミング」、オーム社、p.78−97
また、保守を行う際に、音声認識対象の音声ファイルAnの増減によって、音声認識装置の追加または削除を行うことや、異常のある音声認識装置を入れ替えるなど、音声認識装置を追加したり停止したりする必要となる。このように、音声認識装置を停止させると、効率的な処理が行えなくなったり、作業工数が増えるために保守のための作業時間が増えたりミスが増えたりするという問題がある。
格納装置に選択中ロックファイルが格納されていなければ、自己の固有の装置情報を含めた選択中ロックファイルを生成し、格納装置に送信し、格納させる、および、格納装置に格納されている選択中ロックファイルを削除する。検証部は、格納装置に選択中ロックファイルを要求し、受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれているか否かを検証する。選択部は、受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれていれば、音声ファイルを選択する。処理部は、選択した音声ファイルを受信し、当該音声ファイルについて音声認識を行い、音声認識結果情報を格納装置に送信し、格納させる。
そして、検証部306が、選択中ロックファイルDを要求する。具体的には、検証部306が選択中ロックファイルDを要求するための選択中ロックファイル要求信号を生成し、送受信部303を経由して選択中ロックファイル要求信号を格納装置400に送信する。検証部306が選択中ロックファイルDを受信すると(ステップS204)、受信した選択中ロックファイルDに自己の装置情報が含まれているか否かを検証する(ステップS206)。もし、選択中ロックファイルDに自己の装置情報が含まれていない場合、他の音声認識装置の装置情報が含まれているということであり、つまり当該他の音声認識装置が音声ファイルAnを選択をしているので、音声認識装置300は音声ファイルAnを選択できず、ステップS200の処理まで戻る。
選択部308が送受信部303を経由して、格納装置400からのファイルリストEを受信し(ステップS207)、ファイルリストEを参照して、音声ファイルAnを選択する(ステップS208)。図5にファイルリストEの一例を示す。図5に示すように、ファイルリストEには、全ての音声ファイルAn(n=1,...,N)について、処理中ロックファイルBn、音声認識結果情報Cnが対応付けられているか否かが記されている。図5の例、図3中の格納装置400の例では、音声ファイルAn−1には、処理中ロックファイルBn-1が対応付けられており、音声ファイルAn+1には、音声認識結果情報Cn+1が対応付けられていることを示す。また、空欄は、何も対応付けられていないことを示す。また、図3では対応関係は一点鎖線で示す。
処理部310が、送受信部303を経由して選択した音声ファイルAnを受信し、当該音声ファイルAnについて音声認識を行う。そして、音声認識結果情報Cnを格納装置400に送信し、音声ファイルAnに対応付けて格納させる(ステップS214)。音声認識の手法は例えば、[政瀧浩和、他著、「顧客との自然な会話を聞き取る自由発話音声認識技術「VoiceRex」」、NTT技術ジャーナル、2006 vol.18、No.11、p15−18]などに記載されている。
本実施例で説明した音声認識装置300−pは、CPU(Central Processing Unit)、入力部、出力部、補助記憶装置、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)及びバスを有している。
CPUは、読み込まれた各種プログラムに従って様々な演算処理を実行する。補助記憶装置は、例えば、ハードディスク、MO(Magneto-Optical disc)、半導体メモリ等であり、RAMは、SRAM (Static Random Access Memory)、DRAM (Dynamic Random Access Memory)等である。また、バスは、CPU、入力部、出力部、補助記憶装置、RAM及びROMを通信可能に接続している。
本実施例の音声認識装置300−pは、上述のようなハードウェアに所定のプログラムが読み込まれ、CPUがそれを実行することによって構築される。以下、このように構築される各装置の機能構成を説明する。
音声認識装置300−p中の送受信部303は、所定のプログラムが読み込まれたCPUの制御のもと駆動するLANカード、モデム等の通信装置である。確認部302、選択中ロックファイル生成削除部304、検証部306、選択部308、処理部310、処理中ロックファイル生成削除部312は、所定のプログラムがCPUに読み込まれ、実行されることによって構築される演算部である。格納装置400は、上述のように格納装置400の格納領域は、ファイル共有サーバ等で管理される。
Claims (10)
- 複数の音声認識装置が、格納装置に格納されている複数の音声ファイルについて、音声ファイルごとに音声認識を行う音声認識方法であって、
前記格納装置に選択中ロックファイルが格納されているか否かを確認する選択中ロックファイル確認過程と、
前記格納装置に選択中ロックファイルが格納されていなければ、自己の固有の装置情報を含めた選択中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる選択中ロックファイル送信過程と、
前記格納装置に選択中ロックファイルを要求し、受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれているか否かを検証する装置情報検証過程と、
受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれていれば、音声ファイルを選択する選択過程と、
前記格納装置中の選択中ロックファイルを削除する選択中ロックファイル削除過程と、
選択した音声ファイルを受信し、当該音声ファイルについて音声認識を行い、音声認識結果情報を前記格納装置に送信し、格納させる音声認識過程と、を有する音声認識方法。 - 請求項1記載の音声認識方法であって、
前記選択過程で選択された音声ファイルに対応し、自己の固有の装置情報を含めた処理中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる処理中ロックファイル送信過程と、を有し、
前記選択過程では、前記格納装置に格納されている処理中ロックファイルに対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択することを特徴とする音声認識方法。 - 請求項1または2記載の音声認識方法であって、
前記音声認識過程では、音声ファイルと当該音声ファイルについての音声認識結果情報とを対応付けて前記格納装置に格納され、
前記選択過程では、前記格納装置に格納されている音声認識結果情報に対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択することを特徴とする音声認識方法。 - 音声認識の対象である複数の音声ファイルが格納されている格納装置と、
前記格納装置に選択中ロックファイルが格納されているか否かを確認する確認部と、
前記格納装置に選択中ロックファイルが格納されていなければ、自己の固有の装置情報を含めた選択中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる、または、前記格納装置に格納されている選択中ロックファイルを削除する選択中ロックファイル生成削除部と、
前記格納装置に選択中ロックファイルを要求し、受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれているか否かを検証する検証部と、
受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれていれば、音声ファイルを選択する選択部と、
選択した音声ファイルを受信し、当該音声ファイルについて音声認識を行い、音声認識結果情報を前記格納装置に送信し、格納させる処理部と、を有する複数の音声認識装置と、を備えることを特徴とする音声認識システム。 - 請求項4記載の音声認識システムであって、
前記音声認識装置は、
前記選択部により選択された音声ファイルに対応し、自己の固有の装置情報を含めた処理中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる処理中ロックファイル生成削除部を有し、
前記選択部は、前記格納装置に格納されている処理中ロックファイルに対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択するものであることを特徴とする音声認識システム。 - 請求項4または5記載の音声認識システムであって、
前記音声認識部は、音声ファイルと当該音声ファイルについての音声認識結果情報とを対応付けて前記格納装置に格納させ、
前記選択部は、前記格納装置に格納されている音声認識結果情報に対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択することを特徴とする音声認識システム。 - 複数の音声が格納されている格納装置に選択中ロックファイルが格納されているか否かを確認する確認部と、
前記格納装置に選択中ロックファイルが格納されていなければ、自己の固有の装置情報を含めた選択中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる、および、前記格納装置に格納されている選択中ロックファイルを削除する選択中ロックファイル生成削除部と、
前記格納装置に選択中ロックファイルを要求し、受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれているか否かを検証する検証部と、
受信した選択中ロックファイルに自己の装置情報が含まれていれば、音声ファイルを選択する選択部と、
選択した音声ファイルを受信し、当該音声ファイルについて音声認識を行い、音声認識結果情報を前記格納装置に送信し、格納させる処理部として、コンピュータを機能させるための音声認識プログラム。 - 請求項7記載の音声認識プログラムであって、
更に、前記選択部により選択された音声ファイルに対応し、自己の固有の装置情報を含めた処理中ロックファイルを生成し、前記格納装置に送信し、格納させる処理中ロックファイル生成削除部として、コンピュータを機能させ、
前記選択部は、前記格納装置に格納されている処理中ロックファイルに対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択することを特徴とする音声認識プログラム。 - 請求項7または8記載の音声認識プログラムであって、
前記音声認識部は、音声ファイルと当該音声ファイルについての音声認識結果情報とを対応付けて前記格納装置に格納させ、
前記選択部は、前記格納装置に格納されている音声認識結果情報に対応する音声ファイル以外の音声ファイルを選択することを特徴とする音声認識プログラム。 - 請求項7から9何れかに記載の音声認識プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2008037256A JP4625509B2 (ja) | 2008-02-19 | 2008-02-19 | 音声認識方法、そのシステム、そのプログラム、その記録媒体 |
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