JP4623802B2

JP4623802B2 - Smoke heater

Info

Publication number: JP4623802B2
Application number: JP2000220070A
Authority: JP
Inventors: 義昭佐々木; 恵里子小笠原; 智紀高見澤; 牧子佐藤; 英雄石川
Original assignee: Lion Corp; Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Current assignee: Lion Corp; Nichiyu Giken Kogyo Co Ltd
Priority date: 2000-07-21
Filing date: 2000-07-21
Publication date: 2011-02-02
Anticipated expiration: 2020-07-21
Also published as: JP2002029878A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燻煙剤を加熱して、それに含まれる病害虫の殺虫成分を気化し霧散させる際に用いられる加熱具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
家屋や農業ハウスの病害虫を駆除するために燻煙剤が用いられる。燻煙剤は発煙成分と病害虫の殺虫成分とを含有している。駆除の際に燻煙剤を加熱すると、発煙成分が分解して煙を発生し、同時に殺虫成分が気化する。気化した殺虫成分が煙と共に霧散することによって病害虫と接触しその結果、病害虫が駆除される。
【０００３】
燻煙剤の加熱方法として、特公昭５９−４９２０１号公報、特公昭６０−５５４８１号公報には酸化カルシウムに水を加えた時の水和反応熱を利用する方法が開示され、特公平６−７８２０７号公報には化学薬品の混触発火による方法が開示され、特開平９−１７５９７０号公報、特開平１０−２２６６０１号公報には不燃性容器内に収納された加熱剤を燃焼させる加熱具を用いる方法が開示されている。
【０００４】
このうち、酸化カルシウムを用いる方法は広く普及しているが、着火の必要がない反面、酸化カルシウムの水和反応熱量が低いことから燻煙剤を確実かつ十分に加熱して燻煙させるために多量の酸化カルシウムを用いなければならない。この方法のために使用される製品を製造する際、酸化カルシウムの活性を維持するのに防湿管理をしなければならず、さらに水分を透過しない特殊な包装を施さなければならない。そのため製造が煩雑となるうえ製造コストが高い。またこの製品の酸化カルシウムに加える水を正確に計量しないと十分な発熱は得られないので燻煙の効果が十分に発揮されず、また、水を加えてから燻煙剤の燻煙を開始させるための十分な温度に達するまでに長時間を要するなど、燻煙を実施する者の使い勝手からみても問題が多い。
【０００５】
それに対し、不燃性容器に収納された加熱剤を燃焼させる加熱具を用いる方法は、簡便な操作により燻煙を開始させることができる。この加熱具は特殊な包装を必要としないので、酸化カルシウムを用いたものに比べて製造コストが安い。そのためこのような加熱具を用いる方法は従来の技術の中では最も優れている。
【０００６】
しかし、加熱具には加熱剤を確実かつ安全に燃焼させつつ、経時安定性に優れ、安価に製造できるという経済性も満足するという観点から、さらなる改良が望まれていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記課題を解決するためなされたもので、点火によって確実に穏やかな燃焼が開始して燻煙剤を十分かつ安全に加熱でき、さらに経時安定性の優れた燻煙剤加熱具を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本発明の燻煙剤加熱具は、実施例に対応する図面により説明すると以下のとおりである。
【０００９】
燻煙剤加熱具１は、図１に示すとおり、燻煙剤２１と接する不燃性容器１７に、燃焼性の加熱剤１６が充填され、一部が外部に露出した点火剤１１が、加熱剤１６と接触した着火剤１３に接している燻煙剤加熱具であって、着火剤１３が酸化鉄および／または酸化亜鉛と、珪素および／または珪素鉄と、三硫化アンチモンと、過塩素酸塩とを含有していることによってその発火点を３００〜５５０℃とし、加熱剤１６が酸化鉄と、酸化銅と、珪素および／または珪素鉄とを含有していることによってその燃焼熱を２００〜６００ｃａｌ／ｇとすることを特徴としている。
【００１０】
この着火剤１３は、点火剤１１への点火により燃焼を開始し、加熱剤１６の燃焼を誘起して燻煙剤２１の加熱を開始させるものである。
【００１１】
着火剤１３は、その発火点が３００℃より低いと製造過程や輸送過程で不慮の発火事故発生の危険性が増大し、それを防止するための安全対策を施す必要があるうえ、活性化エネルギーが低いので経時劣化してしまう。一方５５０℃より高いと、点火剤１１に点火したときの熱量では着火剤１３の燃焼を開始させることができない。発火点は３５０〜５００℃であると一層好ましい。加熱剤１６は、その燃焼熱が２００ｃａｌ／ｇより低いと、その燃焼が中断してしまう結果、十分に燻煙剤を加熱できない。一方６００ｃａｌ／ｇより高いと、急激な発熱により加熱具の破損や燻煙剤の引火を招いてしまう。燃焼熱は３５０〜４５０ｃａｌ／ｇであると一層好ましい。
【００１２】
着火剤１３が、酸化鉄および／または酸化亜鉛の２０〜７０重量部と、珪素および／または珪素鉄の２０〜５５重量部と、三硫化アンチモンの３０〜６０重量部と、過塩素酸塩の５〜２０重量部とを含有していることが好ましい。
【００１３】
着火剤１３に含有される酸化鉄としてはＦｅ_２Ｏ_３、Ｆｅ_３Ｏ_４が例示され、これらを併用してもよい。
【００１４】
過塩素酸塩としては、過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸バリウム、過塩素酸マグネシウム等が例示され、これらを併用してもよい。中でも過塩素酸カリウムが好ましい。
【００１５】
着火剤１３は、前記化合物の混合物の粉末を圧搾成形したものであってもよく、混合物を造粒した後に圧搾成形したものであってよい。
【００１６】
着火剤１３には、さらにホウ素、二酸化珪素、アルミナ、ベントナイト、およびケイ酸ナトリウム等が例示される無機化合物である燃焼調整剤が含有されていてもよい。これらを併用してもよい。燃焼調整剤は発熱量を調整する目的で加えられるものであるがさらに圧搾成形等の加工し易くさせるというものである。
【００１７】
着火剤１３は、酸化鉄および／または酸化亜鉛２０〜７０重量部と、珪素および／または珪素鉄２０〜５５重量部と、三硫化アンチモン３０〜６０重量部と、過塩素酸塩５〜２０重量部と、燃焼調整剤２〜２７重量部とを含む組成とすることで好適に実施することができる。燃焼調整剤としてホウ素２〜７重量部、二酸化珪素、アルミナ、ベントナイト、およびケイ酸ナトリウム等が例示される無機物質０〜２０重量部を含む組成とすることで一層好適に実施することができる。着火剤１３はこの範囲内の適切な組成とすることにより、その発火点を３００〜５５０℃にすることができる。
【００１８】
加熱剤１６は自らの燃焼での発熱により、不燃性容器１７を加熱しこれを介して燻煙剤２１を加熱するためのものである。
【００１９】
加熱剤１６は、酸化鉄の４０〜８０重量部と、酸化銅の１０〜４０重量部と、珪素および／または珪素鉄の２０〜５０重量部とを含有していることが好ましい。
【００２０】
加熱剤１６に含有される酸化鉄としてはＦｅ_２Ｏ_３、Ｆｅ_３Ｏ_４が例示される。酸化銅としてはＣｕＯが例示される。これらの金属酸化物を併用してもよい。
加熱剤１６は、さらに三硫化アンチモンを含んでいてもよい。
【００２１】
加熱剤１６は、着火剤１３と同様、粉末のまま或いは造粒した後、圧搾成形したものであることが好ましく、燃焼調整剤を含んでいてもよい。
【００２２】
加熱剤１６は、酸化鉄４０〜８０重量部と、酸化銅１０〜４０重量部と、珪素および／または珪素鉄２０〜５０重量部と、燃焼調整剤６〜３５重量部とを含む組成とすることで好適に実施することができる。燃焼調整剤としてホウ素１〜５重量部、二酸化珪素、アルミナ、ベントナイト、およびケイ酸ナトリウム等が例示される無機物質５〜３０重量部を含む組成とすることで一層好適に実施することができる。加熱剤１６はこの範囲内の適切な組成とすることにより、その燃焼熱を２００〜６００ｃａｌ／ｇにすることができる。
【００２３】
点火剤１１は、摩擦熱や火花によって簡便に点火できるマッチ薬が好ましい。
【００２４】
不燃性容器１７は、アルミニウム製または鉄製等の金属プレス成型品であってもよく、アルミナ、シャモット、またはコージライト等からなるセラミック容器であってもよい。安価であって、十分な強度を有し、比熱が大きく適切な温度に制御の有利なセラミック容器であると一層好ましい。
【００２５】
この加熱具１を用いると、長期間保存した後であっても、点火剤１１への点火により着火剤１３は確実に燃焼を開始し、途中で燃焼が停止することなく穏やかに燃焼が完結する。これにより加熱剤１６の燃焼を確実に誘起することができる。加熱剤１６は穏やかに暫時燃焼が持続して進行し、途中で燃焼が停止することなく完結する。これにより不燃性容器１７を介して熱が伝播されて、燻煙剤２１を十分に加熱することができる。すると燻煙剤２１に含まれている発煙成分が分解して煙を発生させ、同時に殺虫成分が気化し煙と共に霧散する。
加熱具１は経時安定性が優れている。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、本発明は以下の記述に限定されるものではない。図１は、本発明を適用する燻煙剤の加熱具１の実施例を示す正面断面図である。
【００２７】
図１に示すとおり、燻煙剤加熱具１は、容器内で点火剤であるマッチ薬１１と着火剤１３とが互いに接し、着火剤１３と加熱剤１６とが互いに接触する構造を有している。燻煙剤加熱具１の容器構造は、先端に点火剤であるマッチ薬１１を付した金具１９と石膏製の底蓋１８とにより両端が閉塞された円筒状の不燃性容器１７に樹脂製の上蓋１４が被されており、上蓋１４の中央部に開いた露出口１２からマッチ薬１１が外部に露出しているものである。
【００２８】
着火剤１３は、酸化鉄および／または酸化亜鉛、珪素および／または珪素鉄、三硫化アンチモン、過塩素酸塩、ホウ素、アルミナを含み、これらの化合物を攪拌混合した粉末状の組成物が用いられている。加熱剤１６は、酸化鉄、酸化銅、珪素および／または珪素鉄、ホウ素、アルミナを含み、着火剤と同様に混合した粉末状の組成物が用いられている。
【００２９】
着火剤１３と加熱剤１６とはいずれも、粉末状の組成物を圧搾成形したものである。
【００３０】
燻煙剤加熱具１は、図２に示すように燻煙装置２に組み込まれて使用される。燻煙装置２は、鉄製またはアルミニウム製の金属缶２２に充填されている殺虫成分等を含んだ燻煙剤２１の一部が燻煙剤加熱具１の不燃性容器１７に接し、加熱具１の貫通した加熱具固定板２３により金属缶２２が略封鎖されたものである。
【００３１】
燻煙剤２１は、有機リン剤、有機塩素剤、カーバメイト剤、ピレスロイド剤が例示される殺虫成分、殺菌成分、または防黴成分を、ニトロセルロースやアゾジカルボンアミドが例示される発煙成分と、香料や無機化合物や有機高分子が例示される添加剤とからなる燻煙基剤に混合し、顆粒状に成型したものである。
【００３２】
固定板２３は、気化した殺虫成分の放出できる多孔２４があき、加熱具１を支持する爪２５がつき、プラスチックフィルムで被われた金属板からなっている。固定板２３と加熱具１の上蓋１４とを覆って、金属製カバー２６が金属缶２２に被されている。カバー２６はその上面の縁近傍に殺虫成分を気化霧散させる複数の噴煙孔２７を有し、上面の真中の窪み中央にあいた露出口２８から加熱具１のマッチ薬１１を露出させている。
【００３３】
病害虫等を駆除する際には、以下のように、燻煙剤加熱具１を動作させて燻煙装置２を使用する。
【００３４】
マッチ薬１１を擦り板で擦って点火する。マッチ薬１１の燃焼熱により、着火剤１３が燃焼を開始する。着火剤１３の燃焼は、マッチ薬１１と接触していた部位から順次広がりながら進行する。着火剤１３が加熱剤１６との境界近傍まで燃焼するに至ると、着火剤１３の燃焼熱により加熱剤１６の燃焼が誘起され加熱剤１６の上端から下端へ向けて燃焼が進行する。加熱剤１６の燃焼熱が不燃性容器１７を加熱する。すると不燃性容器１７の温度が上昇する。
【００３５】
この容器１７を介して燻煙剤２１へ熱が伝播する。その結果、加熱された燻煙剤２１に含まれている発煙成分がこの熱により分解を開始し、煙を発生させる。同時に燻煙剤２１に含まれている殺虫成分が気化する。気化した殺虫成分は煙と共に固定板２３の多孔２４から吹出し、さらにカバー２６の噴煙孔２７から噴出して霧散する。
【００３６】
以下に、本発明を適用する燻煙剤加熱具１を試作した例を実施例１〜５に示す。さらに本発明を適用外の燻煙剤加熱具を試作した例を比較例１〜５に示す。
【００３７】
着火剤または加熱剤として用いられる薬剤は、表１に示す比率で化合物を配合し攪拌混合したものが用いられる。なお、この薬剤の発火点および燃焼熱の特性値も表1に示す。なお発火点は薬剤を加熱したとき４秒以内で火炎を生じる最低温度を発火点とするクルップ式発火点法により測定し、燃焼熱はボンブ式熱量計にて測定したものである。
【００３８】
【表１】

【００３９】
（実施例１）
内径７ｍｍ、高さ３０ｍｍ、厚さ１ｍｍの円筒状のセラミック製不燃性容器１７の上端に、円錐の広径部がこの容器１７とほぼ同径で円錐の狭径部の先端にマッチ薬１１の付いた円錐漏斗状の金具１９を載せる。中央に開いた露出口１２からマッチ薬１１の一部が突き出る樹脂製の上蓋１４で容器１７を覆い、一体とする。この一体の上下を引繰返し、先ず表１で薬剤No.1として記載された着火剤１３を容器１７に充填後、圧搾成形する。次いで、同表に薬剤No.5として記載された加熱剤１６を容器１７に充填後、圧搾成形する。さらに石膏を充填して圧搾成形し水で濡らした後、乾燥させると石膏製底蓋１８が容器１７に固設される。再び一体の容器の上下を引繰返して燻煙剤加熱具１を得る。
【００４０】
（実施例２〜５および比較例１〜５）
表１に記載のとおりに配合した薬剤である着火剤および加熱剤を、表２に記載のとおりに用いたことと、不燃性容器は表２に記載のとおり厚さだけが相違するセラミック製のものあるいは外径９ｍｍ、高さ３０ｍｍ、厚さ０．２ｍｍの円筒状のアルミニウム製のものを用いたこと以外は、実施例１と同様にして燻煙剤加熱具を得た。
【００４１】
実施例１〜５および比較例１〜５で得られた１０種類の加熱具の点火剤へ各々点火し、加熱具の動作状況を目視により確認した。その結果を表２に示す。マッチ薬への点火により着火剤の燃焼が開始し、それによって誘起された加熱剤の燃焼が穏やかかつ途中で中断することなく完了したものを良好と示し、それ以外の場合には観察結果を示している。
【００４２】
【表２】

【００４３】
表２から明らかなように、実施例１〜５および比較例１の加熱具は、いずれも確実に動作し、点火によって加熱剤の確実に燃焼が開始して、穏やかかつ十分に燃焼が進行した。比較例２〜５の加熱具は、着火剤や加熱剤の燃焼が中断してしまったり燃焼が激しすぎて噴出してしまい、燻煙剤を加熱するには不適当であった。
【００４４】
実施例１〜５および比較例１の加熱具を、各々気温６０℃、相対湿度７５％ＲＨの恒温恒湿槽内で１箇月間保存することにより、常温常湿でおよそ３年間保存したことに相当する保存安定性の加速試験を行った後、同様に加熱具の動作を確認した。その結果を表２に示す。表２から明らかなように、実施例１〜５の加熱具は良好に動作したが、比較例１の加熱具は着火剤の燃焼が途中で中断してしまった。
【００４５】
次に、実施例１〜５および比較例１、２、４、５で得られた９種類の加熱具を用いて燻煙装置を試作した。なお、比較例３の加熱具は動作不良のため燻煙装置の試作に供しなかった。フェノトリンおよびメトキサジアゾンの殺虫成分を、ニトロセルロース、アゾジカルボンアミド、クレー、デンプンを添加して混合し、顆粒状に成形して燻煙剤とし、この燻煙剤の約２５ｇを鉄製の缶２２に詰めた。９種類の加熱具を別々に缶の燻煙剤に挿し、燻煙剤を覆って加熱具を固定する固定板を取り付ける。金属カバー２６を金属缶２２に被せると、９種類の燻煙装置が得られる。
【００４６】
これらの燻煙装置の点火剤へ各々点火し、燻煙装置の動作状況を目視により確認した。その結果を、表２に示す。マッチ薬への点火後３０秒以内に燻煙剤からの発煙が開始され、燻煙の立ち消えや燻煙剤の発火を生じることなく、燻煙が完了したものを良好とし、それ以外の場合は観察結果を示した。
【００４７】
表２から明らかなように、実施例１〜５および比較例１の加熱具を用いた燻煙装置は、いずれも確実に動作し、穏やかかつ十分に燻煙が進行した。比較例２、４、５の加熱具を用いた燻煙装置は、燻煙が開始しなかったり立消えてしまったり、または燻煙剤に引火して発火してしまい、燻煙装置としては不適当であった。
【００４８】
次に、実施例１〜５および比較例１の加熱具を用いた燻煙装置を、気温６０℃相対湿度７５％ＲＨで１箇月間保存した後、同様に燻煙装置の動作を確認した。その結果を表２に示す。表２から明らかなように、実施例１〜５の加熱具を用いた燻煙装置は、いずれも確実に動作し、穏やかかつ十分に燻煙が進行し、長期保存しても品質の劣化は認められなかったが、比較例１の加熱具を用いた燻煙装置は燻煙が開始しなかった。
【００４９】
このように実施例１〜５の燻煙剤加熱具は長期保存後にも安定であって燻煙装置用として適当である。
【００５０】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明の燻煙剤加熱具を用いると、点火剤への点火により着火剤の燃焼が確実に開始され、これにより誘起された加熱剤の穏やかな燃焼が持続し、燻煙剤を十分に加熱することができる。この加熱具は簡便に使用できるうえ、安全性が高く、経時安定性にも優れている。さらに安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用する燻煙剤加熱具の実施例を示す正面断面図である。
【図２】本発明を適用する燻煙剤加熱具を組み込んだ、燻煙装置の正面断面図である。
【符号の説明】
１は燻煙剤加熱具、２は燻煙装置、１１はマッチ薬、１２は露出口、１３は着火剤、１４は上蓋、１６は加熱剤、１７は不燃性容器、１８は底蓋、１９は金具、２１は燻煙剤、２２は金属缶、２３は固定板、２４は多孔、２５は支持爪、２６はカバー、２７は噴煙孔、２８は露出口である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heating tool used when a smoke agent is heated to vaporize and disperse a pesticide contained in a pest contained therein.
[0002]
[Prior art]
Smoke agents are used to control pests in houses and agricultural houses. The smoke agent contains a smoke component and a pesticide component. When the smoke agent is heated during the extermination, the smoke component is decomposed to generate smoke, and at the same time, the insecticide component is vaporized. The vaporized insecticidal component comes into contact with the pest by being sprayed with smoke, and as a result, the pest is exterminated.
[0003]
As a method for heating a smoke agent, Japanese Patent Publication No. 59-49201 and Japanese Patent Publication No. 60-55481 disclose a method utilizing the heat of hydration reaction when water is added to calcium oxide. No. 78207 discloses a method by chemical contact fire, and JP-A-9-175970 and JP-A-10-226601 use a heater that burns a heating agent stored in a nonflammable container. A method is disclosed.
[0004]
Among them, the method using calcium oxide is widely used, but it is not necessary to ignite, but because the calorific value of calcium oxide is low, the soot agent is surely and sufficiently heated to smoke. Large amounts of calcium oxide must be used. When manufacturing the products used for this method, moisture management must be maintained to maintain the activity of calcium oxide, and special packaging that does not allow moisture to pass through must be applied. Therefore, the production becomes complicated and the production cost is high. In addition, if the water added to the calcium oxide of this product is not accurately measured, sufficient heat generation cannot be obtained, so the effect of soot will not be fully exerted, and smoke will be started after adding water. For example, it takes a long time to reach a sufficient temperature, so there are many problems from the viewpoint of the convenience of smokers.
[0005]
On the other hand, the method using the heating tool for burning the heating agent stored in the incombustible container can start soot by a simple operation. Since this heating tool does not require special packaging, the manufacturing cost is lower than that using calcium oxide. Therefore, the method using such a heating tool is the best among the conventional techniques.
[0006]
However, further improvements have been desired from the viewpoint of satisfying economical efficiency that the heating tool can be reliably and safely burned, and is excellent in stability over time and can be manufactured at low cost.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and provides a smoke agent heater capable of heating a smoke agent sufficiently and safely with the start of gentle combustion reliably by ignition and having excellent temporal stability. It is intended to provide.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The smoke heater of the present invention made to achieve the above object will be described below with reference to the drawings corresponding to the embodiments.
[0009]
As shown in FIG. 1, the smoke agent heating tool 1 includes a nonflammable container 17 in contact with the smoke agent 21 filled with a combustible heating agent 16, and an igniter 11 partially exposed to the outside. 16 is a smoke agent heater in contact with the igniting agent 13 in contact with the igniting agent 13, wherein the igniting agent 13 includes iron oxide and / or zinc oxide, silicon and / or silicon iron, antimony trisulfide, and perchlorate. and 300 to 550 ° C. the ignition point of that by containing the door, and a heating agent 16 is iron oxide, and copper oxide, the its combustion heat by containing the silicon and / or ferrosilicon It is characterized by being 200-600 cal / g.
[0010]
The igniting agent 13 starts combustion upon ignition of the igniting agent 11, induces combustion of the heating agent 16, and starts heating the smoke agent 21.
[0011]
When the ignition point of the igniting agent 13 is lower than 300 ° C., there is an increased risk of accidental ignition in the manufacturing process or transportation process, and it is necessary to take safety measures to prevent it, and the activation energy Is low, it deteriorates with time. On the other hand, when the temperature is higher than 550 ° C., combustion of the ignition agent 13 cannot be started with the amount of heat when the ignition agent 11 is ignited. The ignition point is more preferably 350 to 500 ° C. If the heat of combustion of the heating agent 16 is lower than 200 cal / g, the combustion is interrupted, so that the smoke agent cannot be heated sufficiently. On the other hand, when it is higher than 600 cal / g, the heating tool is damaged or the smoke agent is ignited due to sudden heat generation. The combustion heat is more preferably 350 to 450 cal / g.
[0012]
The igniting agent 13 includes 20 to 70 parts by weight of iron oxide and / or zinc oxide , 20 to 55 parts by weight of silicon and / or silicon iron , 30 to 60 parts by weight of antimony trisulfide, and perchlorate . It is preferable to contain 5-20 weight part .
[0013]
Examples of iron oxide contained in the igniting agent 13 include Fe ₂ O ₃ and Fe ₃ O ₄ , and these may be used in combination.
[0014]
Examples of perchlorates include potassium perchlorate, sodium perchlorate, barium perchlorate, and magnesium perchlorate, and these may be used in combination. Of these, potassium perchlorate is preferred.
[0015]
The igniting agent 13 may be one obtained by compression molding a powder of a mixture of the above-mentioned compounds, or may be one obtained by compression molding after granulating the mixture.
[0016]
The ignition agent 13 may further contain a combustion modifier that is an inorganic compound exemplified by boron, silicon dioxide, alumina, bentonite, sodium silicate, and the like. These may be used in combination. The combustion modifier is added for the purpose of adjusting the calorific value, but further facilitates processing such as compression molding.
[0017]
The igniting agent 13 includes iron oxide and / or zinc oxide 20 to 70 parts by weight, silicon and / or silicon iron 20 to 55 parts by weight, antimony trisulfide 30 to 60 parts by weight, and perchlorate 5 to 20 parts by weight. It can implement suitably by setting it as the composition containing a part and 2 to 27 weight part of combustion regulators. It can be implemented more suitably by setting it as a composition containing 0 to 20 parts by weight of an inorganic substance exemplified by 2 to 7 parts by weight of boron, silicon dioxide, alumina, bentonite, sodium silicate and the like as a combustion modifier. By setting the ignition agent 13 to an appropriate composition within this range, the ignition point can be set to 300 to 550 ° C.
[0018]
The heating agent 16 is for heating the non-combustible container 17 by the heat generated by its own combustion and heating the smoke agent 21 through this.
[0019]
The heating agent 16 preferably contains 40 to 80 parts by weight of iron oxide , 10 to 40 parts by weight of copper oxide, and 20 to 50 parts by weight of silicon and / or silicon iron.
[0020]
Examples of the iron oxide contained in the heating agent 16 include Fe ₂ O ₃ and Fe ₃ O ₄ . An example of copper oxide is CuO. These metal oxides may be used in combination.
The heating agent 16 may further contain antimony trisulfide.
[0021]
As with the igniting agent 13, the heating agent 16 is preferably powdered or granulated and then compression-molded, and may contain a combustion adjusting agent.
[0022]
The heating agent 16 has a composition containing 40 to 80 parts by weight of iron oxide, 10 to 40 parts by weight of copper oxide, 20 to 50 parts by weight of silicon and / or silicon iron, and 6 to 35 parts by weight of a combustion regulator. It can implement suitably. It can be implemented more suitably by setting it as a composition containing 5 to 30 parts by weight of an inorganic substance exemplified by boron as 1 to 5 parts by weight, silicon dioxide, alumina, bentonite, sodium silicate, and the like. By setting the heating agent 16 to an appropriate composition within this range, the heat of combustion can be made 200 to 600 cal / g.
[0023]
The igniter 11 is preferably a match medicine that can be easily ignited by frictional heat or sparks.
[0024]
The incombustible container 17 may be a metal press-molded product such as aluminum or iron, or may be a ceramic container made of alumina, chamotte, cordierite or the like. It is more preferable that the ceramic container is inexpensive, has sufficient strength, has a large specific heat, and is advantageously controlled to an appropriate temperature.
[0025]
When the heating tool 1 is used, the ignition agent 13 starts to burn reliably by ignition of the ignition agent 11 even after being stored for a long time, and the combustion is completed gently without stopping the combustion on the way. . Thereby, combustion of the heating agent 16 can be reliably induced. The heating agent 16 continues to burn for a while, and completes without stopping the combustion on the way. Thereby, heat is propagated through the incombustible container 17 and the smoke agent 21 can be sufficiently heated. Then, the smoke generating component contained in the smoke agent 21 is decomposed to generate smoke, and at the same time, the insecticidal component is vaporized and sprayed together with the smoke.
The heating tool 1 is excellent in stability over time.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Examples of the present invention will be described in detail below, but the present invention is not limited to the following description. FIG. 1 is a front sectional view showing an embodiment of a heating tool 1 for a smoke agent to which the present invention is applied.
[0027]
As shown in FIG. 1, the smoke agent heating tool 1 has a structure in which a match medicine 11 that is an igniting agent and an ignition agent 13 are in contact with each other, and the ignition agent 13 and the heating agent 16 are in contact with each other. Yes. The container structure of the smoke agent heater 1 is made of a resin in a cylindrical non-combustible container 17 whose both ends are closed by a metal fitting 19 attached with a match medicine 11 as an ignition agent and a gypsum bottom lid 18. The upper lid 14 is covered, and the match medicine 11 is exposed to the outside through the exposure port 12 opened at the center of the upper lid 14.
[0028]
The igniting agent 13 includes iron oxide and / or zinc oxide, silicon and / or silicon iron, antimony trisulfide, perchlorate, boron, and alumina, and a powdered composition obtained by stirring and mixing these compounds is used. ing. The heating agent 16 includes iron oxide, copper oxide, silicon and / or silicon iron, boron, alumina, and a powdered composition mixed in the same manner as the ignition agent.
[0029]
Each of the igniting agent 13 and the heating agent 16 is obtained by compression-molding a powdered composition.
[0030]
The smoke agent heater 1 is used by being incorporated in a smoke device 2 as shown in FIG. In the smoke device 2, a part of the smoke agent 21 containing an insecticidal component filled in a metal can 22 made of iron or aluminum comes into contact with the non-combustible container 17 of the smoke agent heating tool 1, and the heating tool 1 The metal can 22 is substantially sealed off by the heating tool fixing plate 23 that has penetrated through.
[0031]
The smoke agent 21 includes an insecticidal component, a bactericidal component, or an antifungal component exemplified by an organic phosphorus agent, an organic chlorine agent, a carbamate agent, a pyrethroid agent, a fuming component exemplified by nitrocellulose and azodicarbonamide, and a fragrance In addition, it is mixed with a soot base composed of additives exemplified by inorganic compounds and organic polymers, and molded into granules.
[0032]
The fixing plate 23 is made of a metal plate having a perforation 24 through which vaporized insecticidal components can be released, a claw 25 for supporting the heating tool 1 and covered with a plastic film. A metal cover 26 is covered with a metal can 22 so as to cover the fixing plate 23 and the upper lid 14 of the heating tool 1. The cover 26 has a plurality of injection holes 27 for vaporizing and spraying insecticidal components near the edge of the upper surface, and the match medicine 11 of the heating tool 1 is exposed from the exposure port 28 in the center of the recess in the middle of the upper surface.
[0033]
When exterminating pests and the like, the smoke generator 2 is used by operating the smoke heater 1 as follows.
[0034]
The match medicine 11 is ignited by rubbing with a scraping plate. The ignition agent 13 starts to burn due to the combustion heat of the match medicine 11. Combustion of the igniting agent 13 proceeds while spreading sequentially from the portion that has been in contact with the match medicine 11. When the igniting agent 13 burns to the vicinity of the boundary with the heating agent 16, combustion of the heating agent 16 is induced by the combustion heat of the igniting agent 13, and combustion proceeds from the upper end to the lower end of the heating agent 16. The combustion heat of the heating agent 16 heats the incombustible container 17. Then, the temperature of the nonflammable container 17 rises.
[0035]
Heat is transmitted to the smoke agent 21 through the container 17. As a result, the smoke component contained in the heated smoke agent 21 starts to decompose by this heat and generates smoke. At the same time, the insecticidal component contained in the smoke agent 21 is vaporized. The vaporized insecticidal component is blown out from the perforations 24 of the fixing plate 23 together with the smoke, and is further blown out from the smoke hole 27 of the cover 26 to be sprayed.
[0036]
Examples 1 to 5 of the present invention are shown below as examples of the smoke heater 1 to which the present invention is applied. Further, Comparative Examples 1 to 5 show examples in which a smoke heater that is not applicable to the present invention is prototyped.
[0037]
As the chemical used as the ignition agent or the heating agent, a compound obtained by blending the compounds in the ratio shown in Table 1 and stirring and mixing is used. Table 1 also shows the characteristic values of the ignition point and heat of combustion of this chemical. The ignition point was measured by the Krupp ignition point method with the lowest temperature at which a flame was generated within 4 seconds when the chemical was heated, and the combustion heat was measured by a bomb calorimeter.
[0038]
[Table 1]

[0039]
Example 1
At the upper end of a cylindrical ceramic incombustible container 17 having an inner diameter of 7 mm, a height of 30 mm, and a thickness of 1 mm, the wide diameter portion of the cone is almost the same diameter as the container 17 and the match medicine 11 is placed at the tip of the narrow diameter portion of the cone. The attached conical funnel-shaped metal fitting 19 is placed. The container 17 is covered with an upper lid 14 made of resin from which a part of the match medicine 11 protrudes from the exposure opening 12 opened in the center, and is integrated. This integral up and down is repeated, and after first filling the container 17 with the igniting agent 13 described as the chemical No. 1 in Table 1, it is compression molded. Subsequently, after filling the container 17 with the heating agent 16 described as chemical | medical agent No. 5 in the same table | surface, it squeezes and molds. Further, the gypsum bottom lid 18 is fixed to the container 17 when filled with gypsum, squeezed and wetted with water, and then dried. The smoke container heater 1 is obtained by repeating the upper and lower sides of the integrated container again.
[0040]
(Examples 2-5 and Comparative Examples 1-5)
The igniting agent and the heating agent, which are the chemicals blended as shown in Table 1, were used as shown in Table 2, and the non-combustible container was made of a ceramic that differs only in thickness as shown in Table 2. A smoke heater was obtained in the same manner as in Example 1 except that a cylindrical aluminum member having an outer diameter of 9 mm, a height of 30 mm, and a thickness of 0.2 mm was used.
[0041]
The igniters of the 10 types of heating tools obtained in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 5 were each ignited, and the operating conditions of the heating tools were confirmed visually. The results are shown in Table 2. The ignition of the match agent initiates combustion of the igniter, indicating that the combustion of the heating agent induced by it is gentle and complete without interruption, indicating good, otherwise the observation results ing.
[0042]
[Table 2]

[0043]
As is apparent from Table 2, the heating tools of Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 all worked reliably, and the ignition of the heating agent was reliably started by ignition, and the combustion proceeded gently and sufficiently. . The heating tools of Comparative Examples 2 to 5 were unsuitable for heating the soot agent because the combustion of the igniting agent or the heating agent was interrupted or the combustion was too intense.
[0044]
The heating tools of Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 were stored for 1 month at room temperature and humidity by storing them for 1 month in a constant temperature and humidity chamber with an air temperature of 60 ° C. and a relative humidity of 75% RH. After performing the corresponding storage stability acceleration test, the operation of the heating tool was similarly confirmed. The results are shown in Table 2. As is clear from Table 2, the heating tools of Examples 1 to 5 operated well, but the heating tool of Comparative Example 1 was interrupted in the middle of combustion of the ignition agent.
[0045]
Next, a smoke device was manufactured using the nine types of heating tools obtained in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1, 2, 4, and 5. In addition, the heating tool of Comparative Example 3 was not used for the trial production of the smoke device because of malfunction. Add nitrocellulose, azodicarbonamide, clay and starch to the insecticidal components of phenothrin and methoxadiazone, mix them into granules and form smoke smoke. About 25 g of this smoke smoke is packed in an iron can 22 It was. Nine kinds of heating tools are separately inserted into the smoke agent of the can, and a fixing plate for covering the smoke agent and fixing the heater is attached. When the metal cover 26 is put on the metal can 22, nine types of smoke devices are obtained.
[0046]
The igniters of these smoke devices were each ignited, and the operation status of the smoke devices was visually confirmed. The results are shown in Table 2. Smoke from smoke is started within 30 seconds after the match drug is ignited, and smoke is completed without causing smoke to disappear or smoke to ignite. Otherwise, The observation results are shown.
[0047]
As is apparent from Table 2, the smoke devices using the heating tools of Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 all worked reliably, and the smoke progressed gently and sufficiently. The smoke device using the heating tools of Comparative Examples 2, 4, and 5 does not start or disappears, or ignites the smoke agent and ignites, which is inappropriate as a smoke device. Met.
[0048]
Next, after storing the smoke device using the heating tools of Examples 1 to 5 and Comparative Example 1 at a temperature of 60 ° C. and a relative humidity of 75% RH for one month, the operation of the smoke device was similarly confirmed. The results are shown in Table 2. As is apparent from Table 2, all the smoke devices using the heating tools of Examples 1 to 5 operate reliably, the smoke progresses gently and sufficiently, and quality deterioration does not occur even after long-term storage. Although it was not recognized, the smoke device using the heating tool of Comparative Example 1 did not start smoke.
[0049]
Thus, the smoke agent heaters of Examples 1 to 5 are stable even after long-term storage and are suitable for use in smoke devices.
[0050]
【The invention's effect】
As described above in detail, when the smoke agent heater of the present invention is used, combustion of the ignition agent is surely started by ignition of the ignition agent, and the gentle combustion of the heating agent induced thereby is sustained. Smoke agent can be heated sufficiently. This heating tool can be used easily, has high safety, and is excellent in stability over time. Furthermore, it can be manufactured at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view showing an embodiment of a smoke agent heating tool to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a front sectional view of a smoke device incorporating a smoke agent heating tool to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
1 is a smoke heater, 2 is a smoke device, 11 is a match agent, 12 is an exposure port, 13 is an ignition agent, 14 is a top lid, 16 is a heating agent, 17 is a non-combustible container, 18 is a bottom lid, 19 Is a metal fitting, 21 is a smoke agent, 22 is a metal can, 23 is a fixing plate, 24 is porous, 25 is a support claw, 26 is a cover, 27 is a smoke hole, and 28 is an exposure port.

Claims

A non-combustible container that is in contact with the smoke agent is filled with a combustible heating agent, and the ignition agent partially exposed to the outside is a smoke agent heating tool in contact with the ignition agent in contact with the heating agent. , and a該着fire agent iron oxide and / or zinc oxide, and silicon and / or ferrosilicon, three and antimony sulfide, and 300 to 550 ° C. the ignition point of that by containing the perchlorate, and the heating agent is iron oxide, and copper oxide, a smoking agent heating device, characterized in that the 200～600Cal / g the combustion heat of that by containing the silicon and / or ferrosilicon.

該着fire agent, said 20 to 70 parts by weight of iron oxide and / or zinc oxide, and 20 to 55 parts by weight of the silicon and / or ferrosilicon, and 30-60 parts by weight of the antimony trisulfide, the excessive It contains 5 to 20 parts by weight of chlorate.

The heating agent, the characteristics and 40 to 80 parts by weight of the iron oxide, 10 to 40 parts by weight of the copper oxide, that contains a 20 to 50 parts by weight of the silicon and / or ferrosilicon The smoke smoke heater according to claim 1 .