JP4623634B2 - 超音波濃度演算方法及び装置 - Google Patents
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Description
上記液体クロマトグラフィーは複雑な装置と操作を必要とし、各溶質の濃度を得るまでに多大な労力と時間を必要とする。また、液体クロマトグラフィーはサンプリング測定法であるため、例えば薬液製造ライン等における薬液濃度をオンラインにて自動測定する等はできない。
なお、特開昭58-77656号公報(特許文献1)には、超音波を用いた濃度測定装置が提案されているが、この濃度測定装置は溶媒に単一の溶質を溶解してなる溶液の濃度測定においてのみ有用である。
また、特開昭63-311166号公報(特許文献2)には、超音波を用い溶媒に複数(n)の溶質を溶解してなる多成分溶液において複数(n)の溶質の各濃度(D1…Dn)を測定する濃度測定装置が提案されているが、この濃度測定装置での演算方法は仮の濃度(D1…Dn)・実測温度(T)を関数D1=F1(V,T, α1…αn-1)…Dn=Fn(V,T, α1…αn-1)に代入し、その時の濃度(D1…Dn)・温度(T)以外の値(超音波伝播速度(V), 特定物性量(α1…αn-1))が実際の測定値に限りなく近づくよう仮の濃度(D1…Dn)を繰り返し代入演算することによって濃度(D1…Dn)を算出し、誤差の少ない高精度な計測を可能としていた。
溶媒に溶解された複数(n)の溶質の各濃度(D1…Dn)を測定する超音波濃度測定方法であって、
被測定溶液に超音波を送波し、被測定液中を伝播した超音波を受波し、
超音波の伝播時間と伝播距離とから超音波の伝播速度(V)をCPUによって演算し、
演算された伝播速度(V)をRAMに格納し、
温度検出器で検出した被測定溶液の温度(T)をRAMに格納するとともに、
特定物性量検出器で検出した(n−1)種類の特定物性量(α1…αn−1)をRAMに格納し、
前記RAMに格納した伝播速度(V)と、温度(T)と、(n−1)種類の特定物性量(α1…αn−1)と、から、
V=F11(T,D1,α1…αn−1),・・・,V=F1n(T,Dn,α1…αn−1)、
α1=F21(T,D1,V,α2…αn−1),・・・,α1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)、
α2=F31(T,D1,V,α1,α3…αn−1),・・・,α2=F3n(T,Dn,V,α1,α3…αn−1)、
・
・
・
αn−1=Fn1(T,D1,V,α1…αn−2),・・・,αn−1=Fnn(T,Dn,V,α1…αn−2)、なる関数群を作成し、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD1を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F11(T,D1,α1…αn−1)の式から二つのD1の解(D11、D12)を求め、α1=F21(T,D1,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D11又はD12を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD11又はD12をD1aと決定し、
同様にα1=F21(T,D1,V,α2…αn−1)からD1bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD1a、D1b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD1a、D1b…D1nの変化量が最も小さいものをD1とし、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD2を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F12(T,D2,α1…αn−1)の式から二つのD2の解(D21、D22)を求め、α1=F22(T,D2,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D21又はD22を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD21又はD22をD2aと決定し、
同様にα1=F22(T,D2,V,α2…αn−1)からD2bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD2a、D2b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD2a、D2b…D1nの変化量が最も小さいものをD2とし、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD3を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F13(T,D3,α1…αn−1)の式から二つのD3の解(D31、D32)を求め、α1=F23(T,D3,V,α2…αn−1)の左右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D31又はD32を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD31又はD32をD3aと決定し、
同様にα1=F23(T,D3,V,α2…αn−1)からD3bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD3a、D3b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD3a、D3b…の変化量が最も小さいものをD3とし、
・
・
・
複数の濃度(D1…Dn)のうちのDnの解を演算するに際し、
前記関数群中の、
V=F1n(T,Dn,α1…αn−1)の式から二つのDnの解(Dn1、Dn2)を求め、α1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記Dn1又はDn2を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのDn1又はDn2をDnaと決定し、
同様にα1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)からDnbを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をDna、Dnb…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのDna、Dnb…の変化量が最も小さいものをDnとし、
というようにして、順次濃度D1〜Dnを決定することを特徴とする。
なお、本発明の実施に用いられる特定物性量としては、導電率、密度に限らず、PH、光の屈折率、放射線の減衰率、超音波の使用周波数、被測定溶液に対する第3の溶質添加量等を広く採用できる。例えば溶媒にn=3種類の溶質が溶解してなる多成分溶液にあっては、n−1=2種類の特定物性量を用いることになるから、例えば特定物性量として導電率(σ)と密度(ρ)を選定すれば、各溶質の濃度D1、D2、D3は下記の関数にて演算されることとなる。
超音波濃度測定装置10は、溶媒に複数(n)の溶質を溶解してなる多成分溶液における各溶質の濃度を測定するものであり演算装置11(図1参照)と、センサ12(図2参照)とを有してなり、演算装置11には表示器13を付帯的に備えている。
また、センサ12は、サーミスタからなる温度検出器16を備え、被測定溶液1の温度(T)を検出する。
さらに、センサ12は、被測定溶液1に溶解されている各溶質の濃度及び被測定溶液の温度(T)により上記伝播速度(V)とはそれぞれ独立に影響を受ける(n−1)種類の特定物性量(α1…αn-1)であり、且つ各溶質の濃度及び被測定溶液の温度により互いに独立に影響を受ける(n−1)種類の特定物性量(α1…αn-1)を検出する特定物性量検出器を備える。被測定溶液1が例えば2つの溶質を溶解してなるもの(例えばNaOHとNaClの水溶液)であれば、センサ12は、1種類の特定物性量例えば導電率σを検出する導電率検出器17を備える。
超音波送受波器14の検出量は、シングアラウンド部18、入出力部21を経てCPU22に転送され、速度演算部としてのCPU22にて超音波の伝播速度(V)が演算され、演算された速度データ(V)はRAM24に格納される。シングアラウンド方式は、超音波バーストを送信し反射波を受信してからτ0秒後に再度送信し、その反射波を受信してからτ0秒後に送信を行う、という繰り返しを行って、超音波の伝播速度(V)を測定する方式である。図3のAは、送信波、Bは受信波である。任意の送信時点から(k+1)回の送信が行われるまでの時間をt(図3のC参照)とし、演算によって得られたP=t/kをデータPとすれば、伝播速度(V)は次式で与えられる。
V=2L0/(P−τ0)
ここで、L0は超音波送受波器14と反射板15との距離である。τ0、L0はτ0設定部25、L0設定部26にて初期設定される。
演算装置11のROM23は、本発明の記憶部を構成し、被測定溶液1の温度(T)、前述の特定物性量(α1…αn-1)と超音波の伝播速度(V)と各溶質の濃度(D1…Dn)との関係を示す関数(1)式を記憶している。
被測定溶液1が、例えば前述の如く2つの溶質NaOH,NaClを溶解してなるものであり、特定物性量として導電率σを選定する場合には、NaOHの濃度D1とNaClの濃度D2は以下の如くなる。
V=F11(T,D1,σ)・・・(2)
V=F12(T,D2,σ)・・・(3)
σ=F21(T,D1,V)・・・(4)
σ=F22(T,D2,V)・・・(5)
上記関数は多次多項式にて表すことができ、多次多項式を何次の項まで利用するかは濃度測定の要求精度にて定められる。
前記(3),(4),(5)式においても、同様にそれぞれD1,D2が求められ、(4)式から求められたD1をD1B、(3)式から求められたD2をD2A、(5)式から求められたD2をD2Bとする。
厳密には(2)式と(4)式、(3)式と(5)式は、全く同じ曲線を描くはずだが、計測誤差等から変化が生じ、結果として求まる濃度D1にも変化を生じる為、高い精度での濃度測定をするには、以下の方法によってD1,D2の値をそれぞれひとつに選択する必要がある。これには音速と導電率の最大値、最小値で規格化したグラフにおいて、それぞれの式で得られた計算濃度における接線の傾きを利用する。
音速値と導電率値は単位や数値が異なるため、0-1や0-100などと規格化しておく。
例えば、濃度D1の場合(2)式を以下のように変形する。
V=F11(T,D1,σ)=(f1(T,σ))D1 2+(f2(T,σ))D1+(f3(T,σ))・・・(6)
簡略の為、x1A=f1(T,σ) y1A=f2(T,σ) z1A=f3(T,σ)とおくと、
V=x1AD1 2+y1AD1+z1A ・・・(7)
となり、この一回微分は、
V’=2x1AD1+y1A ・・・(8)
で表され、ここで(8)式にD1Aを代入すると、縦軸を音速(V)、横軸を濃度(D1)とすると、接線の傾きJ1Aが得られ、(4)式も同様に変形し、
σ=F21(T,D1,V)=(f1(T,V))D1 2+(f2(T,V))D1+(f3(T,V))・・・(9)
簡略の為、x1B=f1(T,V) y1B=f2(T,V) z1B=f3(T,V)とおくと、
σ=x1BD1 2+y1BD1+z1B ・・・(10)
となり、この一回微分は、
σ’=2x1BD1+y1B ・・・(11)
で表され、ここで(11)式にD1Bを代入すると、縦軸を導電率(σ)、横軸を濃度(D1)とすると、接線の傾きJ1Bが得られる。
図6(A)は、図5(A)における音速(V)が、一定量変化したときの濃度(D1)の変化量、図6(B)は、図5(B)における導電率(σ)が一定量変化したときの濃度(D1)の変化量を示す。
ここで、接線の傾きによる濃度(D1)の変化量を比較すると、音速(V) が一定量変化したときの濃度(D1)の変化量の方が小さいことがわかる。
(7)式より、
D1=(−y1A±(y1A 2−4x1A(z1A−V))1/2)/2x1A
=(−f2(T,σ)±(f2(T,σ)2−4f1(T,σ)(f3(T,σ)−V))1/2)/2f1(T,σ) ・・・(12)
(10)式より、
D1=(−y1B±(y1B 2−4x1B(z1B−σ))1/2)/2x1B
=(−f2(T,V)±(f2(T,V)2−4f1(T,V)(f3(T,V)−σ))1/2)/2f1(T,V) ・・・(13)
となり、(12)式より、(7)式すなわち(2)式は、導電率(σ)が濃度(D1)に与える影響が大きく、(13)式より、(10)式すなわち(4)式は、音速(V)が濃度(D1)に与える影響が大きくなるため、前述の接線の傾きによる濃度(D1)の変化量の比較より、音速(V)が濃度(D1)に与える影響が大きい方、つまりは(4)式から得られたD1Bを濃度(D1)とする。また濃度(D2)においても同様に検出できる。
上記温度(T)、速度(V)、導電率(σ)の測定は、後述するように、本発明の測定装置10を用いて行うことができる。表1に示したD1,D2,T,V,σの組み合わせを少なくとも27組用意し、各組のデータを前記(2),(3),(4),(5)式に代入して、定数を未知数とする連立方程式を解くことにより、表2に示すように各定数を決定することができる。
しかして、本発明の濃度演算部としてのCPU22は、複数(n)の溶質(例えばNaOH,NaCl)が溶解されてなる溶液の濃度を、以下の如くして演算する。すなわちCPU22は、超音波送受波器14の検出量に基づいて演算された超音波の伝播速度(V)、温度検出器16が検出した温度(T)、特定物性量検出器の検出したデータ、例えば導電率(σ)のそれぞれを、前述の(2),(3),(4),(5)式に代入することにより、各溶質の濃度(D1…Dn)例えばNaOHの濃度D1とNaClの濃度D2を演算する。
演算装置11はファンクション設定部29を備えている。ファンクション設定部29は演算装置11の動作を設定するものであり、
(a)超音波の伝播速度(V)のみを測定表示するモード、
(b)温度(T)のみを測定表示するモード、
(c)特定物性量(α1…αn-1)例えば導電率(σ)のみを測定表示するモード、
(d)濃度(D1,D2)を演算表示するモードを設定する。
演算装置11のτ0設定部25、L0設定部26にて前述のτ0, L0を設定するとともに、ファンクション設定部29をいずれかの測定/演算モードに設定する。
(イ)音速演算モードにては、音速処理サブルーチンが作動し、被測定溶液1における超音波の伝播速度(V)が前述の如くして演算され出力される。
(ロ)温度測定モードにては、温度処理サブルーチンが作動し、被測定溶液1の温度(T)が前述の如くして演算され出力される。
(ハ)導電率測定モードにては、導電率処理サブルーチンが作動し、被測定溶液1の導電率(σ)が前述の如くして測定され出力される。
(ニ)濃度演算モードにては、上記(イ)〜(ハ)の各サブルーチンにて得られたデータが利用され、前述の如くROM23に記憶されている関数からNaOHの濃度D1とNaClの濃度D2が演算され出力される。
(表3における演算値とする。)
前述のNaOHとNaClの2成分を溶質とする水溶液について既に知られている数種類の濃度D1,D2の溶液について(表3における分析値とする。)、種々の濃度につき、上記濃度測定装置10にて測定したD1,D2を超音波の伝播速度(V)と導電率(σ)とともに表3に示した。表3によれば、本発明は分析値と演算値が極めて近似した測定ができることが認められる。
なお、本発明の実施に用いられる特定物性量としては、導電率と吸光度に限らず、密度、PH、光の屈折率、放射線の減衰率、超音波の使用周波数、被測定溶液に対する第3の溶質添加量等を広く採用できる。例えば、溶媒にn=3種類の溶質が溶解してなる多成分溶液にあっては、伝播速度(V)とはそれぞれ独立に影響を受けるn−1=2種類の特定物性量を用いることになるから、例えば特定物性量として導電率(σ)と密度(ρ)を選定すれば、各溶質の濃度D1,D2,D3は下記の関数にて演算されることになる。
V=F11(T,D1,σ,ρ)・・・(14)
V=F12(T,D2,σ,ρ)・・・(15)
V=F13(T,D3,σ,ρ)・・・(16)
σ=F21(T,D1,V,ρ)・・・(17)
σ=F22(T,D2,V,ρ)・・・(18)
σ=F23(T,D3,V,ρ)・・・(19)
ρ=F31(T,D1,V,σ)・・・(20)
ρ=F32(T,D2,V,σ)・・・(21)
ρ=F33(T,D3,V,σ)・・・(22)
すなわち、本発明によれば、被測定溶液の濃度をリアルタイムで出力でき、且つ高い精度が得られるので、各種の多成分溶液の濃度測定に有用であり、薬液、食品等の工業的プロセスに広く適用できる。
・CMPスラリー+添加剤+H2O におけるCMPスラリーと添加剤濃度の同時計測
・SC-1(アンモニア+H2O2+H2O) におけるアンモニアとH2O2濃度の同時計測
・SC-2(HCl+H2O2+H2O) におけるHClとH2O2濃度の同時計測
・TMAH+レジスト+H2O におけるTMAHとレジスト濃度の同時計測
・HF+H2SiF6+H2O におけるHFとH2SiF6濃度の同時計測
・TMAH+レジスト+炭酸塩+H2O におけるTMAHとレジストと炭酸塩濃度の同時計測
・FPM(HF+H2O2+H2O) におけるHFとH2O2濃度の同時計測
・H2SO4+Cu+H2O におけるH2SO4とCu濃度の同時計測
・HF+HNO3+H2O におけるHFとHNO3濃度の同時計測
・H2SO4+H2O2+H2O におけるH2SO4とH2O2濃度の同時計測
・BHF(NH4F+HF+H2O) におけるNH4FとHF濃度の同時計測
・H3PO4+HNO3+H2O におけるH3PO4とHNO3濃度の同時計測
・KOH+H2O2+H2O におけるKOHとH2O2濃度の同時計測
・HCl+FeCl3+H2O におけるHClとFeCl3濃度の同時計測
・HF+HCl+H2O におけるHFとHCl濃度の同時計測
・剥離液+レジスト+純水 における剥離液とレジスト濃度の同時計測
・NaOH+NaClO+H2O におけるNaOHとNaClO濃度の同時計測
・NaCl+NaClO+H2O におけるNaClとNaClO濃度の同時計測
・H3PO4+HNO3+CH3COOH4+H2O におけるH3PO4とHNO3とCH3COOH4濃度の同時計測
・HF+HNO3+H2SiF6+H2O におけるHFとHNO3とH2SiF6濃度の同時計測
・メッキ液各種
11…演算装置
12…センサ
13…表示器
14…超音波送受波器
15…反射板
16…温度検出器
17…導電率検出器
18…シングアラウンド部
19…温度計測部
20…導電率計測部
21…入出力部
22…CPU(速度演算部、濃度演算部)
23…ROM(記憶部)
24…RAM
25…τ0設定部
26…L0設定部
27…A/D変換部
28…A/D変換部
29…Sw
30…出力部
Claims (1)
- 溶媒に溶解された複数(n)の溶質の各濃度(D1…Dn)を測定する超音波濃度測定方法であって、
被測定溶液に超音波を送波し、被測定液中を伝播した超音波を受波し、
超音波の伝播時間と伝播距離とから超音波の伝播速度(V)をCPUによって演算し、
演算された伝播速度(V)をRAMに格納し、
温度検出器で検出した被測定溶液の温度(T)をRAMに格納するとともに、
特定物性量検出器で検出した(n−1)種類の特定物性量(α1…αn−1)をRAMに格納し、
前記RAMに格納した伝播速度(V)と、温度(T)と、(n−1)種類の特定物性量(α1…αn−1)と、から、
V=F11(T,D1,α1…αn−1),・・・,V=F1n(T,Dn,α1…αn−1)、
α1=F21(T,D1,V,α2…αn−1),・・・,α1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)、
α2=F31(T,D1,V,α1,α3…αn−1),・・・,α2=F3n(T,Dn,V,α1,α3…αn−1)、
・
・
・
αn−1=Fn1(T,D1,V,α1…αn−2),・・・,αn−1=Fnn(T,Dn,V,α1…αn−2)、なる関数群を作成し、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD1を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F11(T,D1,α1…αn−1)の式から二つのD1の解(D11、D12)を求め、α1=F21(T,D1,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D11又はD12を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD11又はD12をD1aと決定し、
同様にα1=F21(T,D1,V,α2…αn−1)からD1bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD1a、D1b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD1a、D1b…D1nの変化量が最も小さいものをD1とし、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD2を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F12(T,D2,α1…αn−1)の式から二つのD2の解(D21、D22)を求め、α1=F22(T,D2,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D21又はD22を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD21又はD22をD2aと決定し、
同様にα1=F22(T,D2,V,α2…αn−1)からD2bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD2a、D2b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD2a、D2b…D1nの変化量が最も小さいものをD2とし、
複数の濃度(D1…Dn)のうちのD3を決定するに際し、
前記関数群中の、
V=F13(T,D3,α1…αn−1)の式から二つのD3の解(D31、D32)を求め、α1=F23(T,D3,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記D31又はD32を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのD31又はD32をD3aと決定し、
同様にα1=F23(T,D3,V,α2…αn−1)からD3bを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をD3a、D3b…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのD3a、D3b…の変化量が最も小さいものをD3とし、
・
・
・
複数の濃度(D1…Dn)のうちのDnの解を演算するに際し、
前記関数群中の、
V=F1n(T,Dn,α1…αn−1)の式から二つのDnの解(Dn1、Dn2)を求め、α1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)の右辺に特定物性量検出器で検出したα2〜αn−1と前記Dn1又はDn2を代入し、
計算された二つの特定物性量と特定物性量検出器で検出したα1との差とを比較し、その差が小さいほうのDn1又はDn2をDnaと決定し、
同様にα1=F2n(T,Dn,V,α2…αn−1)からDnbを決定していき、
縦軸を特定物性量検出器で検出したα1とし、
横軸をDna、Dnb…D1nとして、
縦軸の特定物性量を一定量変化させたときのDna、Dnb…の変化量が最も小さいものをDnとし、
というようにして、順次濃度D1〜Dnを決定することを特徴とする超音波濃度測定方法。
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