JP4623176B2 - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には情報記録媒体に記録されたコンテンツの検証を行う情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
コンテンツの記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray Disc(登録商標)などのディスクが利用されている。例えば映画コンテンツなどがディスクに記録されてユーザに提供されるが、これらのディスク記録コンテンツは、多くの場合、その作成者あるいは販売者に著作権、頒布権等が保有されたコンテンツである。従って、コンテンツについての不正利用を防止するための様々な手法が適用されている。
コンテンツの不正利用を排除する1つの手法として、コンテンツ再生を実行する情報処理装置(再生装置)において、ディスク記録コンテンツの改ざんの有無を検証する手法がある。ディスクに記録されたコンテンツの改ざんの有無を検証し、改ざんがないことが確認された場合にのみコンテンツ再生を許容し、改ざんがあることが判明した場合には、コンテンツの再生を実行させない制御構成である。
例えば、特許文献1(特開2007−79989号公報)には、再生予定のコンテンツファイルからハッシュ値を計算し、予めディスクに記録された照合用ハッシュ値、すなわち正当なコンテンツデータに基づいて予め計算済みの照合用ハッシュ値との比較を実行する構成について記載している。
ディスクに記録されたコンテンツの構成データに基づいて新たに算出したハッシュ値が照合用ハッシュ値と一致した場合には、コンテンツの改ざんは無いと判定して、コンテンツの再生処理を許容するコンテンツ利用制御構成である。
コンテンツの著作権管理システムとして知られるAACS(Advanced Access Content System)ではハッシュ値を利用してディスク記録コンテンツの検証を行う場合の処理シーケンスについて規定している。
AACS規定に従ったディスク記録コンテンツには、コンテンツ構成データからなるハッシュユニット(HU)が多数設定される。例えば、1コンテンツあたり数100〜数1000のハッシュユニットが設定される。ディスクにはこれらのハッシュユニットに対応する検証値、すなわち、正当なコンテンツに対応して算出済みのハッシュ値が照合用ハッシュ値として併せて格納される。
コンテンツ検証を行う情報処理装置は、多数設定されているハッシュユニットから、数個のハッシュユニットをランダムに選択して、選択したハッシュユニットに対応するコンテンツ構成データ(ハッシュユニット)を読み出して、読み出したハッシュユニットについてのハッシュ値を算出して、ディスク記録されている検証値と照合する。
選択されたハッシュユニットのすべてが検証値と一致すればディスク記録コンテンツは改ざんのない正当なコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理に移行する。選択ハッシュユニットの一部でも検証値と一致しない場合は、ディスク記録コンテンツは改ざんされた可能性があるコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理を許容しない。
このように、AACS規定に従ったコンテンツ検証処理では、1コンテンツあたり数100〜数1000のハッシュユニットのすべてに対して検証を行うのは時間がかかるため、数個(例えば7個)のハッシュユニットをランダムに選択して検証処理を行う設定としている。
しかし、選択された数個(例えば7個)のハッシュユニットの検証を行う場合でも、ハッシュユニットがランダムに選択されるため、選択されたハッシュユニットがディスク上の様々な位置にばらついて存在することになる。従って、ハッシュユニットのデータ読み取りに時間がかかり、コンテンツ再生までの待機時間が長くなるという問題がある。
例えばランダムに選択するハッシュユニットの数を7個とし、選択順にハッシュユニット対応のデータの読み取りを行う構成とする。この場合、選択されたハッシュユニットの順番に従って記録領域に対するヘッド移動、いわゆるシークを実行してデータ読み取りを行うことになる。従って、ランダムに選択されたハッシュユニットのデータ記録位置によっては、ヘッドのシーク動作がディスクの内周→外周→内周→外周といったような処理になる場合がある。このような場合、ヘッド移動量が多くなりデータ読み取り処理に多くの時間が必要となる。
さらに、ディスクが2層ディスクなどの多層型構成である場合は、さらにデータ読み取り処理に多くの時間が必要となる。例えば図1(a)に示すように2層型のディスクに格納されたコンテンツの検証を行う場合を想定する。映画などの1コンテンツが2つの層(上レイヤ(レイヤ0)と下レイヤ(レイヤ1))に記録されている。
このような2層ディスクに記録されたコンテンツの検証を行う場合も、検証対象とするハッシュユニットはランダムに選択される。例えば7つのハッシュユニットを選択して検証対象とする設定であるとする。ランダムなハッシュユニット選択処理によって、図1(b)に示すように7つのハッシュユニット(HU1)〜(HU7)が上レイヤ(レイヤ0)と下レイヤ(レイヤ1)から選択されたとする。
選択された7つのハッシュユニット(HU1)〜(HU7)が、図1(b)に示すように、
上レイヤ(レイヤ0)にハッシュユニット(HU1),(HU3),(HU5),(HU7)
下レイヤ(レイヤ1)にハッシュユニット(HU2),(HU4),(HU6)
このような記録位置に設定されているとする。
ランダムに選択されたハッシュユニット(HU1)〜(HU7)の順番に従ってデータ読み取りを行う。まず上レイヤから(HU1)を読み取り、次に下レイヤから(HU2)を読み取り、次に上レイヤから(HU3)を読み取り、次に下レイヤから(HU4)を読み取り、・・・このように上レイヤと下レイヤの記録データを交互に読み取ることになる。このような処理を行うと、ヘッドのシーク動作ばかりでなく層切り替えに伴うフォーカス切り替え制御も必要となる。この例の場合は、シークおよびフォーカス制御を複数回、繰り返して行うことが必要となり、コンテンツ検証処理時間が長くなってしまう。
図1に示す例は2層ディスクの処理例であるが、1つのレイヤからなる単層ディスクであっても、ハッシュユニットの選択結果によっては、ディスクの外側と内側を何度も往復するようなハッシュユニット読み取りが必要となり、コンテンツ検証時間が長くなってしまう。検証時間の長期化によって、コンテンツの再生開始が遅延することになりユーザを長時間、待機させてしまうという問題が発生する。
特開2007−79989号公報
本発明は、例えば上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ディスク記録コンテンツの構成データに対応するハッシュユニットをランダムに選択してコンテンツ検証を行う構成において、選択されたハッシュユニットの読み取りを効率的に実行してコンテンツ検証処理時間の短縮を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
ディスクに記録されたコンテンツの検証処理を実行し、検証成立を条件としてディスク記録コンテンツの再生を行うデータ処理部を有し、
前記データ処理部は、
コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択し、選択した選択ハッシュユニットを順次ディスクから読み出してハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う構成であり、
前記選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従って並べる読み取りシーケンス設定処理を実行し、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行う構成であり、
前記データ処理部は、
前記読み取りシーケンス設定処理において、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行い、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行う情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、ディスクにおけるデータ記録位置(アドレス)を算出するための情報を記録したファイルシステム管理情報から取得した情報に従って、前記選択ハッシュユニットに対応するディスクの記録位置情報を求め、前記選択ハッシュユニットの識別データを、ディスクの記録位置に従って並べ替えるソート処理を実行して、(a)レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンス、または、(b)ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンス、上記(a)または(b)いずれかの読み取りシーケンスを設定する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ディスクに記録されたコンテンツハッシュテーブルから、前記選択ハッシュユニットの記録されたクリップのクリップ識別情報を取得して、取得したクリップ識別情報を利用して前記ファイルシステム管理情報から選択ハッシュユニットに対応するディスク記録位置を取得する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記データ処理部は、前記ファイルシステム管理情報から選択ハッシュユニットに対応する論理セクタナンバー(LSN)を取得し、論理セクタナンバー(LSN)のソート処理によって読み取りシーケンスを設定する。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置においてディスク記録コンテンツの検証を行う情報処理方法であり、
データ処理部が、ディスク記録コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択するハッシュユニット選択ステップと、
前記データ処理部が、前記ハッシュユニット選択ステップにおいて選択した選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従った順番に並べ、該順番をハッシュユニット読み取りシーケンスとして設定する読み取りシーケンス設定ステップと、
前記データ処理部が、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行うハッシュユニット読み取りステップと、
前記データ処理部が、読み取った選択ハッシュユニットのハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う照合ステップとを有し、
前記読み取りシーケンス設定ステップは、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行い、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行うステップである情報処理方法にある。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置においてディスク記録コンテンツの検証を行わせるプログラムであり、
データ処理部に、ディスク記録コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択させるハッシュユニット選択ステップと、
前記データ処理部に、前記ハッシュユニット選択ステップにおいて選択した選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従った順番に並べ、該順番をハッシュユニット読み取りシーケンスとして設定させる読み取りシーケンス設定ステップと、
前記データ処理部に、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行わせるハッシュユニット読み取りステップと、
前記データ処理部に、読み取った選択ハッシュユニットのハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行わせる照合ステップを有し、
前記読み取りシーケンス設定ステップは、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行わせ、
前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行わせるステップであるプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例によれば、ディスクに記録されたコンテンツの検証処理を実行し、検証成立を条件としてディスク記録コンテンツの再生を行う構成において、コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択し、選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従って並べる読み取りシーケンス設定処理を実行する構成とした。その後、設定した読み取りシーケンスに従って選択ハッシュユニットを順次ディスクから読み出してハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う。本構成により、選択ハッシュユニットの読み取り処理におけるヘッドのシーク距離が短縮され、さらにレイヤ切り替え処理も最小回数に設定することができる。結果として、コンテンツ検証の所要時間の短縮が実現され、コンテンツ再生開始時間を早めることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は、以下の項目に従って順次行う。
1.ディスク格納データについて
2.コンテンツの記録構成
3.ハッシュユニットおよびコンテンツハッシュテーブル(CHT)について
4.ソート処理によるハッシュユニット並べ替えを伴うコンテンツ検証処理
5.情報処理装置の構成例
[1.ディスク格納データについて]
まず、ディスクの格納データ構成について説明する。図2にコンテンツの格納されたディスク体の一例を示す。ここでは、コンテンツ格納済みディスクとしてのROMディスクの情報格納例を示す。
図2に示すディスク100は、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray Disc(登録商標)などのディスクである。ディスク100は正当なコンテンツ著作権、あるいは頒布権を持ついわゆるコンテンツ権利者の許可の下にディスク製造工場において製造された正当なコンテンツを格納したディスクである。なお、ディスク100は、先に図1を参照して説明したような2層型のディスク、あるいは単層型のディスクいずれのタイプであってもよい。
図2には、ディスク100に記録されているデータ例を示している。ディスク100には、図2に示すように、
コンテンツ管理情報111、
暗号化コンテンツ112、
暗号鍵データ113、
利用制御情報114、
コンテンツハッシュテーブル(CHT)115、
コンテンツ証明書(CC)116、
これらのデータが記録されている。以下、これらのデータについて、順次、説明する。
コンテンツ管理情報111
コンテンツ管理情報111は、ディスク100に記録されたコンテンツなど様々なファイルの管理情報である。コンテンツ管理情報111は、例えばファイルシステム管理情報を含む。ファイルシステム管理情報は、コンテンツとしてのAVストリームデータを構成する複数のファイル各々のファイル名、ファイルサイズ等のファイル情報を格納している。コンテンツ再生処理に際してコンテンツ読み出しを行う場合のデータ記録位置(アドレス)を算出するための情報が含まれる。
なお、ファイルシステムは、例えば、UDF(Universal Disc Format)、あるいはBlu−ray Disc(登録商標)のファイルフォーマットとして適用されるBDFS(Blu-ray Disc File System)などが利用される。
暗号化コンテンツ112
暗号化コンテンツ112は、例えば高精細動画像データであるHD(High Definition)ムービーコンテンツなどの動画コンテンツのAV(Audio Visual)ストリームや特定の規格で規定された形式のゲームプログラム、画像ファイル、音声データ、テキストデータなどからなるコンテンツである。これらのコンテンツは、例えばユニット(CPSユニット)単位で暗号化がなされたコンテンツである。暗号化コンテンツ112は、特定のAVフォーマット規格データであり、特定のAVデータフォーマットに従って格納される。具体的には、例えばBlu−ray Disc(登録商標)ROM規格フォーマットに従って格納される。
暗号鍵データ113
暗号鍵データ113は、暗号化コンテンツ112の復号処理に適用する鍵、あるいはその鍵を算出するために必要となるデータである。前述のように、コンテンツはユニットに区分され、個別の暗号鍵(ユニット鍵)を適用した暗号化がなされてディスク100に格納される。すなわち、コンテンツを構成するAV(Audio Visual)ストリーム、音楽データ、動画、静止画等の画像データ、ゲームプログラム、WEBコンテンツなどは、コンテンツ利用の管理単位としてのユニットに区分されている。情報処理装置において再生処理を行う場合は、区分ユニット毎に異なる鍵を利用して復号処理を行う。
利用制御情報(CCI)114
利用制御情報(CCI)114は、ディスク100に格納された暗号化コンテンツ112に対応する利用制御のためのコピー制限情報や、再生制限情報である。この利用制御情報(CCI)114は、CPSユニット個別の情報として設定される場合や、複数のCPSユニットに対応して設定される場合など、様々な設定が可能である。
コンテンツハッシュテーブル(CHT)115
コンテンツハッシュテーブル(CHT)115は、ディスク100に格納されたコンテンツの構成データに基づくハッシュ値であり、コンテンツの改ざん検証に適用される。
コンテンツを構成する例えばAVストリーム実データとしてのクリップファイルをさらに細分化したデータ単位(例えば192KB)のハッシュユニット(HU)が設定され、各ハッシュユニット単位で算出されたハッシュ値が、コンテンツハッシュテーブル(CHT)に記録される。
例えば、1つのコンテンツに対して数100〜数1000のハッシュユニットが設定され、コンテンツハッシュテーブル(CHT)115には、これらのハッシュユニットに対応するハッシュ値(正当なコンテンツに対応して算出されたハッシュ値)が照合用ハッシュ値(検証値)として記録される。
コンテンツ再生を行う情報処理装置は、多数設定されているハッシュユニットから、数個のハッシュユニットをランダムに選択して、選択したハッシュユニットに対応するコンテンツ位置のデータ(ハッシュユニット)を読み出して、読み出したハッシュユニットについてのハッシュ値を算出して、コンテンツハッシュテーブル(CHT)115に記録されている照合用ハッシュ値(検証値)と照合する。
選択されたハッシュユニットのすべてが検証値と一致すればディスク記録コンテンツは改ざんのない正当なコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理に移行する。選択ハッシュユニットの一部でも検証値と一致しない場合は、ディスク記録コンテンツは改ざんされた可能性があるコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理は許容されない。これらの処理の詳細については後述する。
コンテンツ証明書(CC)116
コンテンツ証明書(CC)116は、情報記録媒体に格納されたコンテンツの正当性を示すための証明書であり、上述したコンテンツハッシュテーブル(CHT)に格納された複数の照合用ハッシュ値(検証値)のさらにハッシュ値が、コンテンツハッシュダイジェストとして格納される。さらにこれらの格納データに対して電子署名が付加される。例えばコンテンツ証明書の発行主体(例えばコンテンツ管理センタ)などの電子署名が付加され、改ざんの防止されたデータとされる。
図3を参照して、ディスクに記録される暗号化コンテンツに設定されるハッシュユニットと、コンテンツハッシュテーブルと、コンテンツ証明書の記録データの対応について説明する。図3には、
(a)暗号化コンテンツ
(b)コンテンツハッシュテーブル(CHT)
(c)コンテンツ証明書(CC)
これらのデータを示している。
(a)暗号化コンテンツには、先に説明したように所定データ単位(例えば192KB)のハッシュユニットが複数設定される。これらのハッシュユニット単位で算出されたハッシュ値が照合用ハッシュ値として(b)コンテンツハッシュテーブル(CHT)に記録される。さらに、(b)コンテンツハッシュテーブル(CHT)の記録データのハッシュ値が(c)コンテンツ証明書(CC)に記録される。
なお、(b)コンテンツハッシュテーブル(CHT)は、ディスクに1つのテーブル、またはコンテンツ単位で1つのテーブル、あるいは例えばレイヤ単位で1つのテーブルなどの設定がある。従って、複数のコンテンツハッシュテーブル(CHT)がディスクに記録される場合がある。(c)コンテンツ証明書には、ディスクに記録されているこれらのコンテンツハッシュテーブルのダイジェストが記録される。さらに、コンテンツ証明書には、コンテンツ証明書の発行主体(例えばコンテンツ管理センタ)などの電子署名が設定される。
図3(b)に示すコンテンツハッシュテーブルは、例えばコンテンツ再生を実行する前に実行するコンテンツの改ざん検証処理に適用される。例えば、再生対象コンテンツに設定されたハッシュユニットを選択して、予め定められたハッシュ値算出アルゴリズムに従ってハッシュ値を算出し、この算出ハッシュ値が、コンテンツハッシュテーブルに登録された照合用ハッシュ値(検証値)と一致するか否かによって、コンテンツが改ざんされているか否かを判定する処理を行なう。この処理シーケンスについては後段で説明する。
[2.コンテンツの記録構成]
次に、図4以下を参照して、ディスクに格納されるコンテンツの記録構成について例について説明する。図4には、Blu−ray Disc(登録商標)のコンテンツ記録構成を示している。図4に示すように、コンテンツは、(A)タイトル210、(B)ムービーオブジェクト220、(C)プレイリスト230、(D)クリップ240の階層構成を有し、再生アプリケーションによってアクセスされるインデックスファイルとしてのタイトルが指定されると、タイトルに関連付けられた再生プログラムが指定され、指定された再生プログラムのプログラム情報に従ってコンテンツの再生順等を規定したプレイリストが選択され、プレイリストに規定されたクリップ情報によって、コンテンツ実データとしてのAVストリームあるいはコマンドが読み出されて、AVストリームの再生、コマンドの実行処理が行われる。
前述したように、ディスクに格納されるコンテンツは、区分コンテンツ毎の異なる利用制御を実現するため、区分コンテンツ毎に異なる鍵(ユニット鍵)が割り当てられ暗号化されて格納される。1つのユニット鍵を割り当てる単位をコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)と呼ぶ。
図4には、2つのCPSユニットを示している。これらは、情報記録媒体に格納されたコンテンツの一部を構成している。CPSユニット1,301、CPSユニット2,302の各々は、アプリケーションインデックスとしてのタイトルと、再生プログラムファイルとしてのムービーオブジェクトと、プレイリストと、コンテンツ実データとしてのAVストリームファイルを含むクリップを含むユニットとして設定されたCPSユニットである。
コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,301には、タイトル1,211とタイトル2,212、再生プログラム221,222、プレイリスト231,232、クリップ241、クリップ242が含まれ、これらの2つのクリップ241,242に含まれるコンテンツの実データであるAVストリームデータファイル261,262がコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,301に対応付けて設定される暗号鍵であるユニット鍵:Ku1を適用して暗号化される。
コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,302には、タイトル3,213、再生プログラム224、プレイリスト233、クリップ243が含まれ、クリップ243に含まれるコンテンツの実データであるAVストリームデータファイル263がコンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,302に対応付けて設定される暗号鍵であるユニット鍵:Ku2を適用して暗号化される。
例えば、ユーザがコンテンツ管理ユニット1,301に対応するアプリケーションファイルまたはコンテンツ再生処理を実行するためには、コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)1,301に対応付けて設定された暗号鍵としてのユニット鍵:Ku1を取得して復号処理を実行することが必要であり、復号処理を実行後、アプリケーションプログラムを実行してコンテンツ再生を行なうことができる。コンテンツ管理ユニット2,302に対応するアプリケーションファイルまたはコンテンツ再生処理を実行するためには、コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)2,302に対応付けて設定された暗号鍵としてのユニット鍵:Ku1を取得して復号処理を実行することが必要となる。
図5に、情報記録媒体に記録されるコンテンツおよび鍵情報などの管理情報を格納するディレクトリ構成例を示す。図5に示すディレクトリ構成は、Blu−ray Disc ROMフォーマットに従ったBDMVディレクトリである。BDMVディレクトリは、コンテンツ管理データ部401と、コンテンツデータ部402に区分される。コンテンツデータ部402は、先に図2を参照して説明したように、タイトル、オブジェクト、プレイリスト、クリップ情報、AVストリーム等の階層構成を持ち、これらを構成するデータファイルがBDMVディレクトリに設定される。
コンテンツ管理データ部401には、コンテンツに対応する管理ファイルが格納される。例えば、前述したコンテンツハッシュテーブルなどが記録される。さらに、図5には示していないが、図2を参照して説明したシステムファイル管理情報を含むコンテンツ管理情報、暗号鍵データ、利用制御情報、コンテンツ証明書などもコンテンツ管理データ部401に格納される。
[3.ハッシュユニットおよびコンテンツハッシュテーブル(CHT)について]
次に、図6以下を参照してハッシュユニットおよびコンテンツハッシュテーブル(CHT)について説明する。コンテンツハッシュテーブル(CHT)は、前述したようにディスクに記録された正当なコンテンツに対応して算出されたハッシュ値を格納したテーブルである。CPSユニットを構成するAVストリーム実データとしてのクリップファイルを細分化し、所定データ単位(例えば192KB)のハッシュユニットに基づいて算出されるハッシュ値を、各ハッシュユニット単位の照合用ハッシュ値として格納したテーブルである。
例えば、1つのコンテンツに対して数100〜数1000のハッシュユニットが設定され、コンテンツハッシュテーブル(CHT)115には、これらのハッシュユニットに対応する照合用ハッシュ値(検証値)が記録される。すなわち、正当なコンテンツに対応して算出済みのハッシュ値が記録される。コンテンツ再生を行う情報処理装置は、多数設定されているハッシュユニットから、数個のハッシュユニットをランダムに選択して、選択したハッシュユニットに対応するコンテンツ位置のデータ(ハッシュユニット)を読み出して、読み出したハッシュユニットについてのハッシュ値を算出して、コンテンツハッシュテーブル(CHT)115に記録されている検証値と照合する。
選択されたハッシュユニットのすべてが検証値と一致すればディスク記録コンテンツは改ざんのない正当なコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理に移行する。選択ハッシュユニットの一部でも検証値と一致しない場合は、ディスク記録コンテンツは改ざんされた可能性があるコンテンツであると判断してコンテンツ再生処理は許容されない。
コンテンツハッシュテーブル(CHT)の具体的構成について、図6、図7を参照して説明する。図6は、2層型のディスクに記録されたクリップとハッシュユニットと、ハッシュユニットテーブル(CHT)の登録情報との関係を説明する図である。
図6は、中央ライン451の上側が上層(レイヤ0)、下側が下層(レイヤ1)の2層タイプのディスクにおける(A)記録データと、(B)コンテンツハッシュテーブル(CHT)の構成を示している。以下、説明する例は、コンテンツハッシュテーブル(CHT)は各レイヤ単位で設定されている。すなわち、上層(レイヤ0)対応の第1のコンテンツハッシュテーブルと、下層(レイヤ1)対応の第2のコンテンツハッシュテーブルが記録されている。
なお、コンテンツハッシュテーブル(CHT)は、ヘッダ情報とボディ情報(照合用ハッシュ値)によって構成される。コンテンツハッシュテーブル(CHT)のデータ構成(シンタクス)は図7を用いて後段で説明する。
図6(B)には、中央ライン451の上側に上層(レイヤ0)のコンテンツハッシュテーブル(CHT)、中央ライン451の下側に下層(レイヤ1)のコンテンツハッシュテーブル(CHT)のデータ例を示している。
すなわち、図6(B)には以下のデータを示している。
(B1)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B2)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのボディ情報(照合用ハッシュ値)
(B3)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B4)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのボディ情報(照合用ハッシュ値)
これらのデータを示している。
図6(A)は2つの記録レイヤ(Layer0,1)を持つディスクのデータ記録構成を示し、図6(B)は、この記録データに対応するコンテンツハッシュテーブルの格納データ構成を示している。
図6(A)に示す例は、2つの記録レイヤ(Layer0,1)を持つディスクに、コンテンツ構成データとして4つのクリップ(Clip0〜3)が記録された例を示している。各クリップにハッシュユニットが設定されている。図6(A)に示す[12],[4][8]等は、各クリップに含まれるハッシュユニットの数である。ディスクに含まれるハッシュユニットは、上層(レイヤ0)に32個、下層(レイヤ1)に32個、総数(NH)は64個である。
クリップ0は16個のハッシュユニットを有し、これらの全てがレイヤ0に記録されている。図6(A)のクリップ0の系列に示す[12],[4]がハッシュユニットの数を示している。クリップは、物理的な位置として離間して記録される場合もある。図6(A)に示す例において、クリップ0は、12個のハッシュユニットの位置と、4個のハッシュユニットの位置は離れた位置にある。
クリップ1は、4+4=8個のハッシュユニットがレイヤ0に記録され、レイヤ1に4+8=12個のハッシュユニットが記録されている。
クリップ2は、8個のハッシュユニットがレイヤ0に記録され、レイヤ1に4個のハッシュユニットが記録されている。
クリップ3は、16個のハッシュユニットがレイヤ1に記録されたクリップである。
レイヤ0のハッシュユニット総数(L0_NH)=32、
レイヤ1のハッシュユニット総数(L1_NH)=32、
である。
この構成において、コンテンツハッシュテーブル(CHT)はレイヤ単位で設定され、2つのコンテンツハッシュテーブルが記録される。図6(B)の上半分には、
上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルの構成データとして、
(B1)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B2)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)
これらのデータを示している。
また、図6(B)の下半分には、
下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルの構成データとして、
(B3)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B4)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)
これらのデータを示している。
まず、上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルの構成データについて説明する。
(B1)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)には、上層(レイヤ0)に記録データを有する各クリップ0,1,2について、以下のデータを記録している。
[Start]:クリップ(i)の先頭のハッシュユニット番号、
[Clip#]:クリップ(i)のファイル名対応のクリップ番号、
[Offset]:クリップ(i)のオフセット値
の各値を格納している。
これらの各データについて説明する。
[Start](クリップ(i)の先頭のハッシュユニット番号)は、各クリップ(Clip0,1,2)各々の、上層(レイヤ0)に記録された最初のハッシュユニット番号である。
クリップ0は、上層(レイヤ0)に記録された最初のハッシュユニット番号=0、
クリップ1は、上層(レイヤ0)に記録された最初のハッシュユニット番号=16、
クリップ2は、上層(レイヤ0)に記録された最初のハッシュユニット番号=24、
これらのデータが[Srart]として記録されている。
[Clip#](クリップ(i)のファイル名対応のクリップ番号)は、クリップ番号がそのまま記録される。なお、このクリップ番号は、クリップファイルのファイル名に相当し、ファイルシステム管理情報において管理されるファイル名と対応している。
[Offset](クリップ(i)のオフセット値)は、そのレイヤの先頭のハッシュユニットが、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットから何番目にあるかを示している。そのレイヤの先頭のハッシュユニットが、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットに一致している場合は[0]が設定される。そのレイヤの先頭のハッシュユニットが、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットからn個ずれている場合は[n]が設定される。上層(レイヤ0)では、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットと、そのレイヤの先頭のハッシュユニットとは一致するので、すべて[0]に設定される。
(B2)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)には、上層(レイヤ0)に記録されたハッシュユニットの照合用ハッシュ値(検証値)が記録されている。
ハッシュユニットNo.=0〜31に対応するハッシュ値(Hash Value)が記録される。
図6(B)には、
(B1)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B2)上層(レイヤ0)に対応する第1のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)
これらのデータを分けて示しているが、これらは、説明のために分離して示している。実際は、これらのデータは1つのファイルのデータとして記録されている。後段で、図7を参照してコンテンツハッシュテーブルの実際の記録データ構成(シンタクス)について説明する。
図6(B)の下段には、
(B3)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B4)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)
これらのデータを示している。
この、下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルの構成データについて説明する。
(B3)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)には、下層(レイヤ1)に記録データを有する各クリップ1,2,3について、以下のデータを記録している。
[Start]:クリップ(i)の先頭のハッシュユニット番号、
[Clip#]:クリップ(i)のファイル名対応のクリップ番号、
[Offset]:クリップ(i)のオフセット値
の各値を格納している。
[Start](クリップ(i)の先頭のハッシュユニット番号)は、各クリップ(Clip1,2,3)各々の、下層(レイヤ1)に記録された最初のハッシュユニット番号である。
クリップ1は、下層(レイヤ1)に記録された最初のハッシュユニット番号=32、
クリップ2は、下層(レイヤ1)に記録された最初のハッシュユニット番号=44、
クリップ3は、下層(レイヤ1)に記録された最初のハッシュユニット番号=48、
これらのデータが[Srart]として記録されている。
[Clip#](クリップ(i)のファイル名対応のクリップ番号)は、クリップ番号がそのまま記録される。なお、このクリップ番号は、クリップファイルのファイル名に相当し、ファイルシステム管理情報において管理されるファイル名と対応している。
[Offset](クリップ(i)のオフセット値)は、そのレイヤの先頭のハッシュユニットが、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットから何番目にあるかを示している。そのレイヤの先頭のハッシュユニットが、同一クリップ内の先頭のハッシュユニットに一致している場合は[0]が設定される。n個、ずれている場合は[n]が設定される。
クリップ1は、先頭のハッシュユニットと、そのレイヤの先頭のハッシュユニットとは8個ずれているので、オフセット=8、
クリップ2は、先頭のハッシュユニットと、そのレイヤの先頭のハッシュユニットとは8個ずれているので、オフセット=8、
クリップ3は、先頭のハッシュユニットと、そのレイヤの先頭のハッシュユニットとは0個ずれているので、オフセット=0、
これらのデータが[Offset]として記録される。
図6(B)には、
(B3)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのヘッダ(ヘッダ情報)
(B4)下層(レイヤ1)に対応する第2のコンテンツハッシュテーブルのボディ(照合用ハッシュ値)
これらのデータを分けて示しているが、これらは、説明のために分離して示している。実際は、これらのデータは1つのファイルのデータとして記録されている。
図7を参照してコンテンツハッシュテーブルの実際の記録データ構成(シンタクス)について説明する。図7に示すように、コンテンツハッシュテーブル(CHT)には、各クリップ対応のハッシュユニットの設定情報が記録される。図7に示すように、コンテンツハッシュテーブル(CHT)はヘッダ情報(header)とボディ情報(body)によって構成される。
ヘッダには、図6を参照して説明したように、
[Start]:クリップ(i)の先頭のハッシュユニット番号、
[Clip#]:クリップ(i)のファイル名対応のクリップ番号、
[Offset]:クリップ(i)のオフセット値
これらの各データが4バイトデータとして記録される。
またボディには、
各ハッシュユニットの照合用のハッシュ値(Hash Value)が記録される。
ボディに記録される照合用ハッシュ値としての[Hash Value]は、正当なコンテンツの記録処理を実行する例えばディスク工場によって記録される。
先に説明したように、情報処理装置(再生装置)において、ハッシュ値算出、照合処理によるコンテンツ検証を実行する場合、ランダムにハッシュユニット番号を選択する。全ハッシュユニットから検証対象とする数個(例えば7個)のハッシュユニットを選択して、検証を行う。この選択処理によって短時間での検証処理が可能となる。本発明では、さらに、選択されたハッシュユニットをディスクの物理的な記録位置に対応する順番に並べ替えるソート処理を実行する。このソート処理の後、ハッシュユニットのデータをディスクから読み取る。このソート処理によって、ディスクからのデータ読み取り処理を効率化してコンテンツ検証処理時間を短縮する構成としている。この処理について、次の項目で説明する。
[4.ソート処理によるハッシュユニット並べ替えを伴うコンテンツ検証処理]
次に、ソート処理によるハッシュユニット並べ替えを伴うコンテンツ検証処理について説明する。先に説明したように、本発明の構成ではディスクからのコンテンツ再生を実行する情報処理装置(再生装置)は、全ハッシュユニットから検証対象とする数個(例えば7個)のハッシュユニットをランダムに選択して、さらに、選択されたハッシュユニットをディスクの物理的な記録位置に対応する順番に並べ替えるソート処理を実行する。
このソート処理の後、ハッシュユニットのデータをディスクから読み取って、ハッシュ値の計算、コンテンツハッシュテーブルに記録された照合用ハッシュ値(Hash Value)との照合処理を行って、コンテンツ検証を行う。このように本発明の情報処理装置は、ソート処理によってディスクからのデータ読み取り処理を効率化してコンテンツ検証処理時間を短縮する構成としている。
図8に、本発明の情報処理装置において実行するコンテンツ検証処理のシーケンスを説明するフローチャートを示す。図8に示すフローはディスクを装着し、ディスクに記録されたコンテンツを再生する情報処理装置のデータ処理部において実行される。
図8に示すフローチャートの各処理ステップについて説明する。
まず、ステップS101において、検証対象とするハッシュユニット(HU)をn個(例えば7個)をランダムに選択する。具体的には、ハッシュユニット番号(HUNo.)をn個選択する。この選択処理は、例えば、ハッシュユニット番号の最小値〜最大値の範囲で、n個の乱数を生成して、生成したn個の乱数に対応する選択ハッシュユニット番号とする処理などによって実行される。
次に、ステップS102において、コンテンツハッシュテーブル(CHT)から、選択したハッシュユニット(HU)の情報(クリツプNo.,オフセット情報)を取得する。図6、図7を参照して説明したコンテンツハッシュテーブル(CHT)のヘッダ情報に記録された、選択ハッシュユニット(HU)に対応するクリップ番号、オフセット情報を取得する。
次に、ステップS103において、選択ハッシュユニット(HU)の情報(クリップ番号、オフセット情報を利用して、ファイルシステム管理情報から、選択ハッシュユニット(HU)のディスク記録位置情報を取得する。
次に、ステップS104において、選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従って、データ読み取り時間を最短にする読み取りシーケンスを設定する。
最後に、ステップS105において、設定した読み取りシーケンスに従って、ハッシュユニットを読み取り、検証処理を順次実行する。
このように、本発明の情報処理装置は、まず、全ハッシュユニットから検証対象とする数個(例えば7個)のハッシュユニットをランダムに選択して、さらに、選択されたハッシュユニットをディスクの物理的な記録位置に対応する順番に並べ替えるソート処理を実行する。このソート処理の後、ハッシュユニットのデータをディスクから読み取って、ハッシュ値の計算、コンテンツハッシュテーブルに記録された照合用ハッシュ値(Hash Value)との照合処理を行って、コンテンツ検証を行う。この処理によって、ディスクからのデータ読み取り処理を効率化してコンテンツ検証処理時間を短縮することを可能としている。
ステップS103においては、選択ハッシュユニット(HU)の情報(クリップ番号、オフセット情報を利用して、ファイルシステム管理情報から、選択ハッシュユニット(HU)のディスク記録位置情報を取得する処理を行っている。この処理について詳しく説明する。
ファイルシステム管理情報は、先に図2を参照して説明したように、ディスク100に記録されたコンテンツ管理情報111に含まれる。ファイルシステム管理情報には、コンテンツとしてのAVストリームデータを構成する複数のファイル各々のファイル名、ファイルサイズ等のファイル情報が格納されている。例えば、コンテンツ再生処理に際してコンテンツ読み出しを行う場合、データの記録位置を算出するための情報が含まれる。
情報処理装置は、まず、選択ハッシュユニット(HU)の情報をコンテンツハッシュテーブルから取得する。すなわち、選択ハッシュユニット(HU)に関するクリップ番号、オフセット情報をコンテンツハッシュテーブルから取得する。これらの情報を利用してファイルシステム管理情報から、選択ハッシュユニット(HU)のディスク記録位置情報を取得する。このプロセスは、利用しているファイルシステムによって異なることになる。
ファィルシステムとしてUDF(Universal Disc Format)を利用している場合の処理例について説明する。UDFファイルシステムでは、ディスクに対する各ファイル(クリップファイル等)の記録位置情報として、
パーティション・ディスクリプタ(Partition Descriptor)
アロケーション・ディスクリプタ(Allocation Descriptor)
これらの情報が用いられている。
コンテンツハッシュテーブル(CHT)から取得した選択ハッシュユニットのクリップ番号、オフセット情報から、各ハッシュユニット、例えば、7個のハッシュユニット各々に対応するパーティション・ディスクリプタ(Partition Descriptor)と、アロケーション・ディスクリプタ(Allocation Descriptor)を求める。
これらのディスクリプタ情報は、基本的に論理セクタナンバー(LSN)に対応しており、ディスクリプタ情報の大小関係に従ってソートすることにより、ランダムに選択されたハッシュユニットを論理セクタナンバー(LSN)順に並べることが可能となる。
なお、ハッシュユニットの記録されたクリップファイルの物理的な位置を調べるにあたっては、以下の2つの情報が必要となる。
(1)パーティションの先頭アドレス(ディスク上のパーティションの先頭アドレス)
(2)ファィルの所属パーティションの先頭からの相対的な位置
これらの情報である。
上記情報中、(1)の情報は、UDFの管理情報(ファィルシステム管理情報)を用いて、以下のシーケンスに従って求めることができる。
論理ボリューム・ディスクリプタ(Logical Volume Descriptor)→パーティション・マップ(Pattion Map)→パーティション・ディスクリプタ(Partition Descriptor)→パーティション開始位置(Partition Starting Location)
また、上記情報(2)は、同じくUDFの管理情報(ファィルシステム管理情報)を用いて、以下のシーケンスに従って求めることができる。
論理ボリューム・ディスクリプタ(Logical Volume Descriptor)→ファィルセット・ディスクリプタ(File Set Descriptor)→ICB(ROOT)→ファイル識別子ディスクリプタ(File Identifier Descriptor)→ファイルエントリ(File Entry)→アロケーション・ディスクリプタ(Allocation Descriptor)
パーティション(Partition)の先頭アドレス(LSN)+ファイル(File)の所属パーティション(Partition)の先頭からの相対的なアドレス=ディスク上のファイルの論理セクタナンバー(LSN)となる。
例えば、UDFファイルシステムを利用している場合においては、上記プロセスに従って、コンテンツハッシュテーブルの記録情報と、ファイルシステム管理情報の記録情報から、各ハッシュユニットのディスクの記録位置に対応する論理セクタナンバー(LSN)を得ることができる。
ステップS104では、このようにして得られた数個(例えば7個)の選択ハッシュユニットの論理セクタナンバー(LSN)を昇順、あるいは降順に並べるソート処理を行う。この結果をハッシュユニットの読み取りシーケンスとして設定する。
なお、本例ではコンテンツが予め記録されたROMディスクを利用しており、論理セクタナンバー(LSN)順は、物理的なディスク記録位置に従った順番となる。従って論理セクタナンバー(LSN)の大小関係を利用したソート処理によって、ディスクの物理的な記録位置に沿ってデータ(コンテンツハッシュユニット)を並べ替えることができる。
ステップS104では、ステップS103で得られた選択ハッシュユニットの論理セクタナンバー(LSN)を昇順、あるいは降順に並べるソート処理によって読み取りシーケンスを設定する。すなわち、選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従って、データ読み取り時間を最短にする読み取りシーケンスを設定する処理を行う。この具体例について、図9〜図11を参照して説明する。
図9は、ディスクが単層ディスク、すなわち1つのレイヤのみのディスクである場合、図10は、ディスクが複層ディスク、すなわち2つのレイヤのディスクである場合のハッシュユニットの読み取りシーケンスの設定例について説明する図である。
まず、図9を参照して、ディスクが単層ディスク、すなわち1つのレイヤのみのディスクである場合について説明する。図9にはスピンドル605に装着されたディスク600を示している。
ランダム選択処理によって選択されたハッシュユニットのディスクの記録位置が図9に示す(1)〜(5)の位置であったとする。従来のシーケンスでは、ハッシュユニットの読み取りは、ランダムに選択された順番に行われる。従って、データの読み取り順番は、(1)→(2)→(3)→(4)→(5)の順番に行われることになる。
このような順番でデータ読み取りを行うと、読み取りヘッドの移動量が多くなり、移動方向の変更処理も繰り返し実行することが必要となる。結果としてデータ読み取り時間が長くなる。
これに対して、本発明では図8に示すステップS103において取得した各選択ハッシュユニットの記録位置情報従って、ステップS104において、データ読み取り時間を最短にする読み取りシーケンスを設定する。具体的には、例えば、図9(a1)に示すシーケンス、あるいは(a2)に示すシーケンスをデータ読み取りシーケンスとして設定する。
図9(a1)に示すハッシュユニット読み取りシーケンスは、
(5)→(1)→(3)→(2)→(4)
このようにディスクの内側から順次外側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取るシーケンスである。図に示す[S]は、スタート位置、[E]は終了位置を示している。
また、図9(a2)に示すハッシュユニット読み取りシーケンスは、
(4)→(2)→(3)→(1)→(5)
このようにディスクの外側から順次内側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取るシーケンスである。
このようなシーケンスの設定により、データ読み取りに際して読み取りヘッドの移動量が小さくなり、選択ハッシュユニット全てのトータル・データ読み取り時間を減少させることができる。結果としてコンテンツ検証に必要な時間の短縮が実現され、コンテンツ再生開始を早めることが可能となる。
次に、図10を参照して、ディスクが複層ディスク、すなわち2つのレイヤを持つディスクである場合のハッシュユニット読み取りシーケンスの設定例について説明する。図10にはスピンドル605に装着されたディスク620を示している。ディスクは上層(レイヤ0)621と、下層(レイヤ1)622を有する2層型のディスクである。
ランダム選択処理によって選択されたハッシュユニットのディスクの記録位置が図9に示す(1)〜(8)の位置であったとする。従来のシーケンスでは、ハッシュユニットの読み取りは、ランダムに選択された順番に行われる。従って、データの読み取り順番は、(1)→(2)→(3)→(4)→(5)→(6)→(7)→(8)の順番に行われることになる。
このような順番でデータ読み取りを行うと、読み取りヘッドの移動量が増大するのみならず、上層(レイヤ0)621と、下層(レイヤ1)622のデータ読み取りを交互に実行するといった処理が必要となり、何度も各レイヤに対するフォーカス設定を行わなければならなくなる。結果として、データ読み取り時間が長くなる。
本発明の装置では、図8に示すステップS103において取得した各選択ハッシュユニットの記録位置情報従って、ステップS104において、データ読み取り時間を最短にする読み取りシーケンスを設定する処理を行なっている。具体的には、例えば、図10(b1)あるいは(b2),(b3)に示すシーケンスをデータ読み取りシーケンスとして設定する。
図10(b1)に示すハッシュユニット読み取りシーケンスは、
(6)→(1)→(3)→(8)→(5)→(2)→(7)→(4)
このように、まずディス620クの上層(レイヤ0)621の内側から順次外側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取り、その後、下層(レイヤ1)622の外側から順次内側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取るシーケンスである。
図10(b2)に示すハッシュユニット読み取りシーケンスは、
(5)→(8)→(3)→(1)→(6)→(4)→(7)→(2)
このように、まずディスク620の上層(レイヤ0)621の外側から順次内側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取り、その後、下層(レイヤ1)622の内側から順次外側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取るシーケンスである。
図10(b3)に示すハッシュユニット読み取りシーケンスは、
(6)→(1)→(3)→(8)→(5)→(4)→(7)→(2)
このように、まずディスク620の上層(レイヤ0)621の内側から順次外側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取り、その後、下層(レイヤ1)622の内側から順次外側に向かって順番に選択ハッシュユニットを読み取るシーケンスである。
このようなシーケンスの設定により、データ読み取りに際して読み取りヘッドの移動量が小さくなる。さらに、上層(レイヤ0)621と下層(レイヤ1)622の切り替えが1回のみとなり、レイヤ切り替えに伴うフォーカス設定は1回のみとなる。結果として、データ読み取り時間を減少させることが可能となる。すなわちコンテンツ検証に要する時間を減少させることが可能となり、コンテンツ再生開始を早めることができる。
図10(b1)に示すハッシュユニットの読み取りシーケンスの設定処理例に対応する情報処理装置の実行するハッシュユニットのソート処理例について図11を参照して説明する。
図11(A)は、情報処理装置がランダムに選択した7つのハッシュユニットのハッシュユニット番号と、これらの選択ハッシュユニットに対応するディスクの記録位置に対応する論理セクタナンバーを示している。情報処理装置は、ランダムに選択した7つのハッシュユニットに対応する情報をコンテンツハッシュテーブルから取得し、取得情報を適用してファイルシステム情報から各ハッシュユニットの論理セクタナンバーを求める。
図11(A)に示す(1)〜(7)のハッシュユニットのディスクの記録位置は、ばらばらであり、これらを論理セクタナンバーの値に応じてソートする。ソート結果が、図11(B)に示すデータである。このソート処理によって、例えば上から、レイヤ0の内側から外側、次にレイヤ1の外側から内側といったように読み取りシーケンスが設定される。なお、論理セクタナンバー(LSN)の設定態様に応じて、例えば図10(b)の(b1),(b2),(b3)のいずれかの読み取りシーケンスが設定されることになる。
このように、図11(B)に示すソート結果を上から順に読み取りシーケンスとして設定することで、ハッシュユニットの読み取りにおけるヘッドシーク距離が減少し、さらにレイヤ切り替えに伴うフォーカス制御も1回で済み、データ読み取り時間を減少させることが可能となる。すなわちコンテンツ検証に要する時間を減少させることが可能となり、コンテンツ再生開始を早めることができる。
次に、図8のフローにおけるステップS105のコンテンツ検証処理の詳細シーケンスの一例について図12に示すフローチャートを参照して説明する。図12に示すフローはディスクを装着し、ディスクに記録されたコンテンツを再生する情報処理装置のデータ処理部において実行される。なお、図12に示すフローは、装着ディスクが2層ディスクである場合の処理例を示している。
まず、ディスクの記録コンテンツの再生を行なおうとする情報処理装置は、ステップS201において、ディスクに記録されたコンテンツハッシュテーブル(CHT)とコンテンツ証明書(CC)とを取得し、これらのデータの検証を実行する。すなわち、コンテンツ証明書(CC)に設定された署名の検証と、コンテンツハッシュテーブルのダイドェスト(ハッシュ)値を算出して、コンテンツ証明書(CC)に記録されたダイジェトストとの照合を行う。なお、コンテンツ証明書(CC)の署名検証には、たとえば装置のメモリに格納された署名検証用公開鍵証明書から取得する公開鍵が利用される。
ステップS202では、コンテンツハッシュテーブル(CHT)とコンテンツ証明書(CC)の検証結果を判定する。コンテンツハッシュテーブル(CHT)とコンテンツ証明書(CC)の正当性が確認されなかった場合は、ステップS220に進み、ディスクからのコンテンツ再生を禁止して処理を終了する。
コンテンツハッシュテーブル(CHT)とコンテンツ証明書(CC)が改ざんのない正当なデータであることが確認された場合は、ステップS203に進む。ステップS203では、先に説明した図8に示すフローチャートのステップS104において設定した選択ハッシュユニットの読み取りシーケンスに従ってハッシュユニットの読み取りを実行する。
なお、ハッシュユニットの読み取りシーケンスは、図8〜図11を参照して説明したように照合処理対象としてランダムに選択されたハッシュユニットをディスクの物理的記録位置に従って順番に並べたシーケンスである。具体的には、例えばランダムに選択されたハッシュユニットに対応する論理セクタナンバー(LSN)を昇順または降順にソートして並べたシーケンスである。
2層ディスクの場合は、このソート結果が例えば図10、図11を参照して説明したように、ディスクのレイヤ0とレイヤ1との切り替えが1回となるように設定される。この設定に従ってレイヤ0→レイヤ1の読み取り順に選択ハッシュユニットの読み取りを開始する。
ステップS204において、まずレイヤ0の選択ハッシュユニットをシーケンスに従って1つ読み取る。次にステップS205では、読み取ったハッシュユニットからハッシュ値を算出しコンテンツハッシュテーブル(CHT)に登録された照合用ハッシュ値(検証値)と比較する。ステップS206において一致が確認された場合は、ステップS207に進む。ステップS206において一致が確認されなかった場合は、ステップS220に進み、ディスクからのコンテンツ再生を禁止して処理を終了する。
ステップS207では、レイヤ0に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了したか否かを確認する。レイヤ0に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了していない場合は、ステップS204に戻り読み取りシーケンスに従って、レイヤ0に記録された次のハッシュユニットの読み取りを行い、ステップS205以下を繰り返す。
ステップS207において、レイヤ0に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了したと判定した場合はステップS208に進む。
ステップS208では、レイヤ1の選択ハッシュユニットをシーケンスに従って1つ読み取る。次にステップS209において、読み取ったハッシュユニットからハッシュ値を算出しコンテンツハッシュテーブル(CHT)に登録された照合用ハッシュ値(検証値)と比較する。ステップS210において一致が確認された場合は、ステップS211に進む。ステップS210において一致が確認されなかった場合は、ステップS220に進み、ディスクからのコンテンツ再生を禁止して処理を終了する。
ステップS211では、レイヤ1に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了したか否かを確認する。レイヤ1に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了していない場合は、ステップS208に戻り読み取りシーケンスに従って、レイヤ1に記録された次のハッシュユニットの読み取りを行い、ステップS209以下を繰り返す。
ステップS211において、レイヤ1に記録された選択ハッシュユニットの照合処理が全て完了したと判定した場合はステップS212に進む。ステップS212では、コンテンツの再生処理に移行する。
上述したように、本処理例においては、照合対象としてランダムに選択したハッシュユニットのディスクにおける記録位置を調べて、記録位置に従った順に並べた後、読み取りを実行して照合処理を行う。このような処理により、ヘッドのシーク距離が短縮され、さらにレイヤ切り替え処理も最小回数に設定される。結果として、コンテンツ検証の所要時間の短縮が実現され、コンテンツ再生開始時間を早めることができる。
[5.情報処理装置の構成例]
次に、図13を参照して、ディスク記録コンテンツの再生処理を行う情報処理装置の構成例について説明する。情報処理装置800は、ディスク(情報記録媒体)891の駆動を行ない、データ記録再生信号の入手力を行なうドライブ890、各種プログラムに従ったデータ処理を実行するデータ処理部としてのCPU870、プログラム、パラメータ等の記憶領域としてのROM860、メモリ880、デジタル信号を入出力する入出力I/F810、アナログ信号を入出力し、A/D,D/Aコンバータ841を持つ入出力I/F840、例えばMPEGデータのエンコード、デコード処理を実行するコーデック830、各種の暗号処理を実行する暗号処理手段850を有し、バス801に各ブロックが接続されている。
情報処理装置800における暗号化処理、復号処理、ハッシュ値算出、署名検証処理は、暗号処理手段850あるいはCPU870において、例えば、AESアルゴリズム、その他の演算処理を適用して実行される。なお、コンテンツ再生あるいは記録処理を実行するプログラムは例えばROM860内に保管されており、プログラムの実行処理中は必要に応じて、パラメータ、データの保管、ワーク領域としてメモリ880を使用する。
ROM860またはメモリ880には、例えば、コンテンツ復号に適用する鍵情報、情報処理装置対応の秘密鍵、公開鍵証明書なども格納される。
コンテンツ再生または外部出力に際しては、コンテンツハッシュテーブルの登録ハッシュ値に基づくコンテンツ改ざん検証処理が実行され、さらに、暗号化コンテンツの復号処理など、先に説明した処理例の各処理シーケンスに従った処理を実行する。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例によれば、ディスクに記録されたコンテンツの検証処理を実行し、検証成立を条件としてディスク記録コンテンツの再生を行う構成において、コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択し、選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従って並べる読み取りシーケンス設定処理を実行する構成とした。その後、設定した読み取りシーケンスに従って選択ハッシュユニットを順次ディスクから読み出してハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う。本構成により、選択ハッシュユニットの読み取り処理におけるヘッドのシーク距離が短縮され、さらにレイヤ切り替え処理も最小回数に設定することができる。結果として、コンテンツ検証の所要時間の短縮が実現され、コンテンツ再生開始時間を早めることができる。
ディスクに記録されるコンテンツ中のハッシュユニットの設定例について説明する図である。 ディスク(情報記録媒体)の格納データの例について説明する図である。 ディスクに格納されるコンテンツハッシュユニット、コンテンツハッシュテーブル、コンテンツ証明書の対応関係について説明する図である。 ディスクに格納されるコンテンツの記録構成について例について説明する図である。 ディスクに記録されるコンテンツおよび鍵情報などの管理情報を格納するディレクトリ構成例を示す図である。 ハッシュユニットおよびコンテンツハッシュテーブル(CHT)について説明する図である。 コンテンツハッシュテーブルの実際の記録データ構成(シンタクス)について説明する図である。 情報処理装置において実行するコンテンツ検証処理のシーケンスを説明するフローチャートを示す図である。 選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従って設定するデータ読み取りシーケンスの例について説明する図である。 選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従って設定するデータ読み取りシーケンスの例について説明する図である。 選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従ってデータ読み取りシーケンスを設定するソート処理例について説明する図である。 選択ハッシュユニット(HU)のディスク上における記録位置に従ってデータ読み取り、照合処理を行う手順について説明するフローチャートを示す図である。 ディスクを装着してコンテンツ再生を実行する情報処理装置の構成例について説明する図である。
符号の説明
100 情報記録媒体
111 コンテンツ管理情報
112 暗号化コンテンツ
113 暗号鍵データ
114 利用制御情報
115 コンテンツハッシュテーブル
116 コンテンツ証明書
210 タイトル
220 ムービーオブジェクト
230 プレイリスト
240 クリップ
261,262,263 AVストリーム
301,302 コンテンツ管理ユニット(CPSユニット)
401 コンテンツ管理データ部
402 コンテンツデータ部
600 ディスク
605 スピンドル
620 ディスク
621 レイヤ0
622 レイヤ1
801 バス
810 入出力I/F
830 コーデック
840 入出力I/F
841 A/D,D/Aコンバータ
850 暗号処理手段
860 ROM
870 CPU
880 メモリ
890 ドライブ
891 ディスク(情報記録媒体)

Claims (6)

  1. ディスクに記録されたコンテンツの検証処理を実行し、検証成立を条件としてディスク記録コンテンツの再生を行うデータ処理部を有し、
    前記データ処理部は、
    コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択し、選択した選択ハッシュユニットを順次ディスクから読み出してハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う構成であり、
    前記選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従って並べる読み取りシーケンス設定処理を実行し、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行う構成であり、
    前記データ処理部は、
    前記読み取りシーケンス設定処理において、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行い、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行う情報処理装置。
  2. 前記データ処理部は、
    ディスクにおけるデータ記録位置(アドレス)を算出するための情報を記録したファイルシステム管理情報から取得した情報に従って、前記選択ハッシュユニットに対応するディスクの記録位置情報を求め、
    前記選択ハッシュユニットの識別データを、ディスクの記録位置に従って並べ替えるソート処理を実行して、
    (a)レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンス、または、
    (b)ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンス、
    上記(a)または(b)いずれかの読み取りシーケンスを設定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記データ処理部は、
    記ディスクに記録されたコンテンツハッシュテーブルから、前記選択ハッシュユニットの記録されたクリップのクリップ識別情報を取得して、取得したクリップ識別情報を利用して前記ファイルシステム管理情報から選択ハッシュユニットに対応するディスク記録位置を取得する請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記データ処理部は、
    前記ファイルシステム管理情報から選択ハッシュユニットに対応する論理セクタナンバー(LSN)を取得し、論理セクタナンバー(LSN)のソート処理によって読み取りシーケンスを設定する請求項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置においてディスク記録コンテンツの検証を行う情報処理方法であり、
    データ処理部が、ディスク記録コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択するハッシュユニット選択ステップと、
    前記データ処理部が、前記ハッシュユニット選択ステップにおいて選択した選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従った順番に並べ、該順番をハッシュユニット読み取りシーケンスとして設定する読み取りシーケンス設定ステップと、
    前記データ処理部が、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行うハッシュユニット読み取りステップと、
    前記データ処理部が、読み取った選択ハッシュユニットのハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行う照合ステップとを有し、
    前記読み取りシーケンス設定ステップは、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行い、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行うステップである情報処理方法。
  6. 情報処理装置においてディスク記録コンテンツの検証を行わせるプログラムであり、
    データ処理部に、ディスク記録コンテンツの構成データによって設定される複数のハッシュユニットから照合対象とするハッシュユニットをランダムに選択させるハッシュユニット選択ステップと、
    前記データ処理部に、前記ハッシュユニット選択ステップにおいて選択した選択ハッシュユニットをディスクの記録位置に従った順番に並べ、該順番をハッシュユニット読み取りシーケンスとして設定させる読み取りシーケンス設定ステップと、
    前記データ処理部に、設定した読み取りシーケンスに従って前記選択ハッシュユニットの読み取りを行わせるハッシュユニット読み取りステップと、
    前記データ処理部に、読み取った選択ハッシュユニットのハッシュ値を算出し、算出ハッシュ値と照合用ハッシュ値との照合処理を行わせる照合ステップを有し、
    前記読み取りシーケンス設定ステップは、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの複数レイヤに分散して配置されている場合、レイヤ間移動回数を最小回数とする読み取りシーケンスの設定を行わせ、
    前記選択ハッシュユニットが、前記ディスクの1つのレイヤに分散して配置されている場合、ディスクの内周から外周、または外周から内周のいずれか一方向の移動で前記選択ハッシュユニットを読み取り可能とした読み取りシーケンスの設定を行わせるステップであるプログラム。
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