JP4622183B2 - 充填装置 - Google Patents
充填装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4622183B2 JP4622183B2 JP2001231341A JP2001231341A JP4622183B2 JP 4622183 B2 JP4622183 B2 JP 4622183B2 JP 2001231341 A JP2001231341 A JP 2001231341A JP 2001231341 A JP2001231341 A JP 2001231341A JP 4622183 B2 JP4622183 B2 JP 4622183B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- filling
- hole
- suction
- suction means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容物を充填する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8〜図12に示し説明する。搬送路101の上面には、容器102が載置されており、その底部103には充填用の貫通孔104が形成されている。また、その容器102の上方には、エアシリンダ105によって上下動する押さえ部材106が位置している。
一方、前記搬送路101の下方には、容器102内の空気を吸引する吸引孔107と、容器102内に気体や液体などの収容物を充填する充填孔108が形成されたブロック部材109が配置されている(図9参照)。また、ブロック部材109の前端面には、ゴム状弾性体からなる密閉部材110が配置されており、前記容器102の底部103に密着し得るようになっている。
前記ブロック部材109の側方には、前記容器102の貫通孔103を塞ぐためのゴム状弾性体からなる栓体111がフィーダー112に重合配置されている。そのフィーダー112の下方には、重合配置されている栓体111を1個ごと分離し、所定の位置に搬送する回転搬送体113が配置されている。そして、その栓体111の搬送先は、前記ブロック部材109の貫通孔114の直下となっており、該部分は、栓体111を貫通孔103に押し込むための押し棒115が上下動自在に配置されている。
【0003】
次に動作について説明する。図8に示す状態から、栓体111を押し棒115によってブロック部材109の中間部まで搬送・押し上げる(図10参照)。次いで、ブロック部材109を上昇させ、前記密閉部材110を容器102の底部103に当接・密着させる。ここで、前記吸入孔107から吸引を開始し、容器102内を真空な状態にする。勿論、充填孔108は封鎖している。次いで、吸引孔107を封鎖すると共に、充填孔108から収容物を容器102内に充填する(図11参照)。充填完了後、充填孔108も封鎖すると共に、前記押し棒115を更に上昇せしめ、栓体111を容器102の貫通孔103に押し込み封鎖する(図12参照)。これで充填動作が完了するが、最後に、前記ブロック部材109を下降させ、初期状態に戻す(図8参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術にあっては、容器102に収容物を充填した後に、ブロック部材109を下降させると、前記吸引孔107に回り込んだ収容物や充填孔108内に在する収容物を大気に解放してしまうことになり、無駄が発生してしまっていた。また、引火性の高い収容物である場合には、前記のように収容物が大気解放するため危険であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、容器内に収容物を充填する装置であって、前記容器内の空気を吸引する吸引手段を設け、その吸引手段の内部に収容物を充填する充填手段を配置させると共に、前記容器を密閉する蓋体を、前記充填手段の充填通路内を介して前記容器に供給したことと、前記蓋体は前記充填手段が充填用の貫通孔に密着した状態で搬送され、その貫通孔を密閉することを要旨としている。
【0006】
【作用】
充填通路内に在する収容物が完全に容器内に充填されると共に、吸引通路には収容物が回り込まない。
【0007】
【実施例】
1例を図1〜図7に示し説明する。搬送路1の上面には、容器2が載置されており、その底部3には充填用の貫通孔4が形成されている。この容器は、具体的には、スプレーなどの缶である。また、その容器1の上方には、エアシリンダ5によって上下動する押さえ部材6が位置している。
一方、前記搬送路1の下方には、容器2内の空気を吸引する吸引手段7と、容器2内に気体や液体などの収容物を充填する充填手段8が配置されている。以下具体的に説明する。前記吸引手段7には、貫通孔9が形成されており、その貫通孔9には、吸引装置から連結されるパイプ10が接続されている。また、吸引手段7の前端面には、ゴム状弾性体からなるOリング11が配置されており、前記容器2の底部3に密着し得るようになっている。
前記充填手段8は、前方に細径部12を有しており、その細径部12が前記吸引手段7の貫通孔9に前後動可能に位置している。尚、細径部12の外面と貫通孔9の内面との間には、Oリング13が介在しており、液密状態で前後動可能となっている。また、細径部12の先端にもOリング14が配置されており、前記容器2の底部3に密着し得るようになっている。
さらに、充填手段8の内方には、収容物が通過し、また、後述する栓体が通過する貫通孔15が形成されている。充填手段8の下方には、鍔部16が形成されており、その鍔部16と前記吸引手段7との間には、コイルスプリングなどからなる弾撥部材17が張設されている。即ち、常時は、この弾撥部材17の付勢力によって吸引手段7と充填手段は離隔しているのである。
【0008】
前記鍔部16の下方には、ブロック部材18が固定されており、そのブロック部材18の内側には、貫通孔19が形成されており、その貫通孔19にはピストン部材20が上下動可能に配置されている。このピストン部材20の前端部にもOリング21が配置されており、前記鍔部16の内壁面と当接し得るようになっている。尚、このピストン部材20の内側にも貫通孔22が形成されており、前記細径部12に形成されている貫通孔15と連通し得るようになっている。また、ピストン部材20の中間部には、鍔部23が形成されており、この鍔部23を境に両側に配置されたバルブ24、25によって、ピストン部材20が上下動し得るようになっている。符号18aは、ブロック部材18の貫通孔19に連通した収容物を充填するための連結孔である。
前記吸引手段7と充填手段8の側方には、前記容器2の貫通孔4を塞ぐためのゴム状弾性体からなる栓体26がフィーダー27に重合配置されている。そのフィーダー27の下方には、重合配置されている栓体26を1個ごと分離し、所定の位置に搬送する回転搬送体28が配置されている。そして、その栓体26の搬送先は、前記ピストン部材20の貫通孔22の直下となっており、該部分は、栓体26を貫通孔4に押し込むための押し棒29が上下動自在に配置されている。
【0009】
次に、動作について説明する。図1(図2)の状態は、初期状態であり、この状態から、回転搬送体28を回転させ、栓体26を貫通孔22の直下に位置させると共に、押し棒29で貫通孔22の沿って押し上げ、ピストン部材20の上端近傍に位置させる(図3参照)。次いで、図示せずのエアシリンダによって吸引手段7と充填手段8を押し上げ、吸引手段7の前端に配置されているOリング11を容器2の底部3に強く押し付ける。この状態で、前記パイプ10からの吸引を開始し、容器内の空気を取り除き真空状態にする。この時、容器2内の空気は、貫通孔9を通ってパイプ10から吸引される(図4参照)。次いで、前記吸引手段7と充填手段8を更に上昇させるが、吸引手段7は弾撥部材17を圧縮し、実質的には上昇せず、充填手段8のみが上昇する。この動作で、充填手段8の細径部12のOリング14が容器2の底部3に密着する。ここで、前記バルブ24に空気を送り込むと共に、バルブ25を解放する。つまり、ピストン部材20を下降させるのである。この動作によって、ピストン部材20の前端に配置されているOリング21の鍔部16内面に対する密着が解除され、充填用の連結孔18aと細径部12の貫通孔15が連通する。この状態で、収容物を連結孔18aから送り込むと、その収容物は、貫通孔15を介して真空状態の容器2内へと充填される(図5参照)。
次いで、バルブ25から空気を送り込むと共に、バルブ24を解放する。つまり、再びピストン部材20のOリング21を鍔部16の内壁面に当接・密着させるのである(図6参照)。ここで、再び、押し棒29を上昇させ、栓体26を容器2の貫通孔4に押し込み、封鎖する(図7参照)。これで、1サイクルが完了する。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、容器内に収容物を充填する装置であって、前記容器内の空気を吸引する吸引手段を設け、その吸引手段の内部に収容物を充填する充填手段を配置させると共に、前記容器を密閉する蓋体を、前記充填手段の充填通路内を介して前記容器に供給したことと、前記蓋体は前記充填手段が充填用の貫通孔に密着した状態で搬送され、その貫通孔を密閉するので、収容物を大気に解放させること無く、順次収容物を容器内に充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例を示す側面図(一部断面図)。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 動作を示す図。
【図4】 動作を示す図。
【図5】 動作を示す図。
【図6】 動作を示す図。
【図7】 動作を示す図。
【図8】 従来技術を示す側面図(一部断面図)。
【図9】 ブロック部材を示す拡大断面図。
【図10】 従来の動作を示す図。
【図11】 従来の動作を示す図。
【図12】 従来の動作を示す図。
【符号の説明】
1 搬送路
2 容器
3 底部
4 貫通孔
5 エアシリンダ
6 押さえ部材
7 吸引手段
8 充填手段
9 貫通孔
10 パイプ
11 Oリング
12 細径部
13 Oリング
14 Oリング
15 貫通孔
16 鍔部
17 弾撥部材
18 ブロック部材
19 貫通孔
20 ピストン部材
21 Oリング
22 貫通孔
23 鍔部
24 バルブ
25 バルブ
26 栓体
27 フィーダー
28 回転搬送体
29 押し棒
Claims (1)
- 容器内に収容物を充填する装置であって、前記容器内の空気を吸引する吸引手段を設け、その吸引手段の内部に収容物を充填する充填手段を配置させると共に、前記容器を密閉する蓋体を、前記充填手段の充填通路内を介して前記容器に供給したことと、前記蓋体は前記充填手段が充填用の貫通孔に密着した状態で搬送され、その貫通孔を密閉することを特徴とする充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231341A JP4622183B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231341A JP4622183B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 充填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003040397A JP2003040397A (ja) | 2003-02-13 |
JP4622183B2 true JP4622183B2 (ja) | 2011-02-02 |
Family
ID=19063412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001231341A Expired - Lifetime JP4622183B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4622183B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0398894A (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-24 | Alfill Getraenketechnik Gmbh | 容器を充填するための方法および装置 |
JPH06329194A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-29 | Pola Chem Ind Inc | 液体の充填方法及び装置 |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001231341A patent/JP4622183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0398894A (ja) * | 1989-08-21 | 1991-04-24 | Alfill Getraenketechnik Gmbh | 容器を充填するための方法および装置 |
JPH06329194A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-29 | Pola Chem Ind Inc | 液体の充填方法及び装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003040397A (ja) | 2003-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0761544A1 (en) | Device and method for creating a vacuum in bags | |
RU2006113735A (ru) | Способ наполнения жидкостью пакетов из фольги, снабженных штуцером, и устройство для его осуществления | |
WO2006076393A3 (en) | Method and apparatus for evacuating and sealing containers | |
BR102013022497A2 (pt) | Frasco para a dispensação de um produto | |
JP2008509849A5 (ja) | ||
KR20060035592A (ko) | 진공포장장치용 착탈식 드립트레이 및 백크램프 | |
JP4622183B2 (ja) | 充填装置 | |
US20060000733A1 (en) | Rigid container with vacuum channel walls | |
JPH09207909A (ja) | 急速減圧装置 | |
US9889955B2 (en) | Apparatus and method for packaging flat products | |
US6732874B2 (en) | Self-vacuuming storage container | |
JP6152959B1 (ja) | 傾き移送式真空包装装置 | |
US2531743A (en) | Method of filling flexible containers with finely divided materials and machine therefor | |
JP2017536302A (ja) | 喫煙品用パックの製造のための装置および方法 | |
KR20130038888A (ko) | 노즐이 구비된 식품용기 진공포장장치 | |
JPS63232122A (ja) | 真空シール装置 | |
JPS58220017A (ja) | 物品受け渡し装置 | |
JP3655368B2 (ja) | 大型袋への充填装置 | |
JPH072228A (ja) | 自動包装装置の給袋装置 | |
KR200187729Y1 (ko) | 음식물용기의 진공덮개 | |
CN209567323U (zh) | 一种真空保鲜机的自动抽真空装置 | |
KR100584856B1 (ko) | 진공포장지 삽입통로가 구비된 진공챔버장치 | |
JP2002002617A (ja) | 自動包装装置 | |
JP3068446U (ja) | 真空ガス置換包装装置 | |
JPH0680610U (ja) | 包装体移送用の吸着パット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070626 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100316 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4622183 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112 Year of fee payment: 3 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |