JP4621526B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラム - Google Patents

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本発明は、債権などの信用リスクを管理する情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムに関するものである。
従来、銀行等では、融資業務を行うにあたり、融資等による債権の信用リスクを評価しておく必要がある。上記の信用リスクの評価は、融資前に行うケースと、融資後に必要に応じて再評価するケースとがある。そして、その信用リスクを数値化して、銀行自体の経営の健全性を示す為の指標を求める際に、利用されている。
例えば、銀行自体の経営の健全性を示す為の指標として、BIS規制が国際基準として定められている。このBIS規制は、銀行の自己資本に対するリスクを一定条件の下で算出する。2004年6月に公表された新BIS規制案によれば、リスク情報として従来の「市場リスク」と「信用リスク」に加え、銀行事務事故などから発生する「オペレーショナルリスク」についても考慮して、銀行をとりまく総合的なリスク状況に対する銀行の経営健全性を示す指標値を算出する。
ところで、上記のBIS規制においては、ある程度の計算規則やデータは用意されているが、指標計算の当事者である銀行自身は、自己資本比率を算出する上で、算出手法を選択して一定基準の下で信用リスクを削減するよう計算することができる。
例えば、銀行が貸出(融資)に対して担保している金融資産担保や不動産担保等を、信用リスクに対して充当し、全体からみて信用リスクを削減する手法(Credit Risk Mitigation:CRM)についてBIS規制では自由度を持たせている。
銀行ではBIS規制に応じた自己資本比率を算出する際に、少しでも有利な値を算出して、自身の財務体質の健全性を示したいという要望がある。具体的には、リスクアセット(「信用リスク」勘案後の融資残高)を求めて、新BIS規制における自己資本比率の計算に利用する。そして、上述した金融資産担保や不動産担保等を信用リスクに対して充当し、全体からみて信用リスクを削減する手法を積極的に利用したいという要望がある。
バーゼル(日本銀行仮訳)、"自己資本に関する新しいバーゼル合意"、p.109−112、[online]、2001年1月、[平成16年10月5日検索]、インターネット<URL:http://www.boj.or.jp/intl/01/data/bis0101d2.pdf>
しかしながら、銀行は、通常、何千件、何万件という債権(融資)件数を有し、各債権に1つ又は複数の担保(金融資産担保や不動産担保等)が設定されており、更に、複数の債権に共通の担保が設定されている場合もある。また、BIS規制で規定されている担保、保証、クレジットデリバティブ、オンバランスシートネッティング等(以下、単に“担保等”とも記す。)に応じた信用リスクの削減の計算も複雑である。以上の事情より、コンピュータ等により、所定の規定に応じた信用リスクを求める計算において、債権に対して最適な担保等の充当を行うことで、信用リスク削減を実現する技術が望まれている。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、コンピュータ等により、信用リスクを求める計算において、債権に対して最適な担保等の充当を行うことで、信用リスク削減を実現することができる情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、メモリを有する情報処理装置であって、前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当手段と、前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当手段で割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で前記第1の担保割当手段で割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索手段と、前記検索手段で検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当手段と、を有する。
なお、担保情報とは、例えば、後述する金融資産担保や不動産資産担保、保証、オンバランスシートネッティング等の情報である。
これにより、情報処理装置により例えばBIS規制に準じた信用リスクを求める計算において、債権に対して最適な担保等の充当を行うことで、信用リスク削減を実現することができる。
また、本発明は、メモリを有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当ステップと、前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当ステップで割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記第1の担保割当ステップで割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当ステップと、を含む。
また、本発明は、メモリを有するコンピュータに、前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当ステップと、前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当ステップで割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで前記第1の担保割当ステップで割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索ステップと、前記検索ステップで検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当ステップと、を実行させるプログラムである。
本発明による情報処理装置、情報処理方法及びそのプログラムによれば、コンピュータ等により、信用リスクを求める計算において、債権に対して最適な担保等の充当を行うことで、信用リスク削減を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明の一実施形態における情報処理装置(信用リスク最適化装置)として、債権に関する情報を基に、融資した債権に対して担保等を適切に充当することで、新BIS規制における「信用リスク」の削減を実現する情報処理装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態における情報処理装置の機能構成例を示す図である。尚、以下の説明において、本実施形態の情報処理装置を信用リスク最適化装置と称する。また、本実施形態の債権は、一例として、銀行が事業法人に対して融資した債権を例に説明する。また、複数の債権其々に対して金融資産担保や不動産担保など種々の担保等が設定されている。
図1において、1は、本実施形態における信用リスク最適化装置であり、例えば、ネットワークに接続していないコンピュータ端末である。すなわち、信用リスク最適化装置1のハードウェア構成としては、通常のコンピュータ端末と同様であり、例えば、CPU(中央演算装置)とメモリ(ROM、RAM、及びハードディスク)を備える本体と、マウス、キーボード等の入力装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置とから構成されている。また、図1に示す各機能は、CPUがプログラムを実行することにより実現される。
尚、新BIS規制では、自己資本比率=自己資本/(信用リスク+市場リスク+オペレーショナルリスク)と定義されている。具体的には、信用リスク最適化装置1は、銀行が事業法人に対して融資した債権の「信用リスク」を求めるため、債権の「デフォルト率」や「デフォルト時損失率」を計算する。ここでデフォルト率(PD:Probability of Default)とは、債権が債務不履行となる確率である。また、デフォルト時損失率(LGD:Loss Given Default)とは、債務不履行となった債権の内、回収できない確率である。
次に、信用リスク最適化装置1は、債権の「デフォルト率」や「デフォルト時損失率」を計算し、債権の金額(融資残金額)と共に、リスクウェイト関数に代入することで、リスクアセット(「信用リスク」勘案後の融資残高)を求めて、新BIS規制における自己資本比率の計算に利用する。この債権の「デフォルト率」や「デフォルト時損失率」を推定する計算には、複数の債権に設定された複数の担保等を、特定の債権に割り当てる(充当する)処理が必要である。
この債権に担保を充当する処理とは、例えば、債権A、Bに共通の担保Cがある場合に、債権A、Bのどちらに担保Cを割り当てるか(又は担保Cをどのような比率で分割して割り当てるか)を決める処理である。そして、この処理結果によって、債権に担保等が割当てられた場合は、信用リスク量がルールに従って削減されるので、ひいては「信用リスク」及びリスクアセットの値も変わる。そこで、より「信用リスク」の値を削減できるように、債権に対して最適に担保を充当する必要がある。本実施形態の信用リスク最適化装置1は、信用リスクを求める計算において、債権に対して最適な担保の充当を行うことで、信用リスクを削減できる点に特徴がある。なお、BIS規制では、CRMの基礎的手法の対象として、(1)担保(金融資産担保、売掛債権、商業用不動産、居住用不動産、その他物的担保)、(2)保証、クレジットデリバティブ、(3)オンバランスシートネッティングを用いることができる。以下の説明では、その中の幾つかを用いて説明するが、これに限定されるものではない。
11は、制御部であり、信用リスク最適化装置1内のデータの流れや、各部の制御を行う。12は、データベースであり、債権情報データベース12a、規制情報データベース12b、及びリスクアセットデータベース12cから構成されている。債権情報データベース12aは、特定の事業法人に対する債権に関する情報と、当該債権に設定されている担保等に関する情報を格納する。
図4は、債権情報データベース12aに格納する債権情報及び担保情報の関係例を示す図である。図4に示すように、ある事業法人に対する債権(エクスポージャ)の集合40と、担保の集合41がある。そして、債権の集合40には、債権E1、E2、…、En(nは任意の自然数)が含まれる。また、担保等の集合41には、C1、C2、C3、C4、C5、…が含まれる。ここで、債権に関する情報としては、与信先に関する情報、優先債であるか劣後債であるかを示す情報、与信額(債権額)、実行満期、債権に適用されるアカット、残算満期、…などが含まれる。ここで、与信先に関する情報とは、与信先の企業名、当該企業の格付に関する情報、売上高に関する情報などが含まれる。
また、図4に示すように担保には複数種類ある。C1は、金融資産担保であり、例えば事業法人が保有する有価証券などの担保である。C2は、不動産担保であり、例えば事業法人が保有する不動産の担保である。C3は、保証(弁済)であり、保証人による担保である。C4は、オンバランスシートネッティングである。C5は、売掛債権の担保である。また、債権の集合40と担保の集合41の間の線に示すように、C1及びC4は、債権E1、E2、Enに設定されている。また、C2は、債権E1、E2に設定されている。また、C3は、債権E2にのみ設定されている。
また、C1は、金融資産担保に関する情報として、担保金額、当該担保に適用されるヘアカット、通貨ミスマッチに適用されるヘアカット、当初満期、及び残存満期に関する情報を含む。C2は、不動産担保(物的担保も含む)に関する情報として、担保金額(不動産の価値)及び残存満期に関する情報を含む。C3は、保証に関する情報として、保証金額、保証人、売上高(保証人が法人である場合)、PD(デフォルト率)などに関する情報を含む。
以上の図4に示したように、債権情報データベース12aに格納されている債権情報と担保情報は、複雑に関係している。
ここで、図1の説明に戻る。規制情報データベース12bは、信用リスクの算出手法を定める規定(BIS規定)に関する情報であり、後述する担保充当処理部13における充当処理において制約条件に反映していないBIS規制に関する情報である。具体的には、基礎的内部格付手法においては、金融資産担保(例えばC1)であれば債権の下限のLGDは0%であり、不動産担保(例えばC2)及び売掛債権(例えばC5)であれば下限のLGDは35%であり、その他物的担保であれば下限のLGDは40%であるなどの情報や、不動産担保や物的担保に求められる最低カバー率(担保効果が認められる債権に対する担保の最小割合)の情報などが格納されている。
リスクアセットデータベース12cは、各債権に対して求めたリスクアセットに関する情報を格納する。具体的には、リスクアセットの値、当該リスクアセットのPDやLGDに関する情報、債権に対する担保等の充当額に関する情報などである。
13は、担保充当処理部であり、債権情報データベース12aから債権情報及び担保情報を読み出して、線形計画法を用いてLGD、債権に対する担保等の最適な充当処理を行う(第1の充当処理)。図4を例とすると、C1の各債権(E1、E2、…En)に対する充当額を変数x1、x2、…xnとして、C2の各債権(E1、E2、…En)に対する充当額を変数y1、y2、…ynとして、変数の合計は担保金額を超えないという制約条件の式や、BIS規制に応じた制約条件の式と、全ての変数の一次結合式による信用リスク削減量を求める目的関数を用いる。そして、担保充当処理部13は、その目的関数が最大値となる変数の値を求めることで、各債権に対する担保等の最適な充当額を求めることができる。
但し、担保充当処理部13は、線形計画法を利用するため、一次不等式とはならないようなBIS規制については制約条件に反映していない。具体的には、不動産担保や物的担保に求められる最低カバー率や、金融資産担保のヘアカットなどのBIS規制が反映されていない。尚、金融資産担保のヘアカットとは、時価の変動量に応じて金融資産担保(以下、第1の担保とする)の担保価値を変更するための数値である。
14は、有効判断部であり、担保充当処理部13が各債権に充当した担保等の内、不動産担保及び物的担保(以下、第2の担保とする)について、有効であるか否か(担保効果が認められるか否か)を判断する。すなわち、有効判断部14は、担保充当処理部13における充当処理において制約条件に反映していないBIS規制の1つである、第2の担保に求められる最低カバー率(担保効果が認められる債権に対する担保の最低比率)を満たしているか否かを判断している。尚、有効判断部14は、BIS規制に関する情報を規制情報データベース12bから参照する。
また、有効判断部14は、第1の担保がヘアカットによりマイナス値となるか否かにより第1の担保が有効であるか否かを判断する機能も有する。ここでは、有効判断部14は、担保充当処理部13が制約条件に反映していないBIS規制の1つである、第1の担保(金融資産担保)のヘアカットを考慮した判断を行っている。
15は、リスクアセット算出部であり、担保充当処理部13が各債権に適用すべきPD、LGD、マチュリティ等をリスクウェイト関数に代入することで、債権のリスクアセットを求める。このリスクアセットに関する情報は、リスクアセットデータベース12cに格納される。また、リスクアセット算出部15は、当該債権にヘアカット(Eヘアカットとする)がある場合には、同一の債権に対して一度だけリスクアセットからEヘアカットを減算する。このEヘアカットの減算を行った場合には、再度、担保充当処理部13による線形計画法を用いた担保等の充当処理を行う。
また、補足担保検索処理部17は、有効判断部14が無効と判断した第2の担保(不動産担保及び物的担保)を補足するための担保等(以下、補足担保とする)を、他の債権に充当されている第1の担保や保証やオンバランスシートネッティングから検索する。ここで、補足担保検索処理部17が補足担保を検索できた場合には、担保充当処理部13が、検索された補足担保を当該債権に充当する(第2の充当処理)。これにより、第2の担保に求められる最低カバー率(担保効果が認められる債権に対する担保の最低比率)をクリアできる。なお、ここでは補足担保検索処理部17は有効判断部14が無効と判断した第2の担保等を補足するための補足担保を、他の債権に充当されている第1の担保や保証やオンバランスシートネッティングから検索する例を示したが、それに限らず、他の第2の担保から検索して充当しても良い。
紐付け解除処理部16は、有効判断部14が無効と判断した第1の担保の債権に対する充当額を0にすることで、債権と担保等の紐付けを解除する。また、紐付け解除処理部16は、有効判断部14が無効と判断した第2の担保であって、かつ、補足担保検索処理部17が補足担保を検索できなかった第2の担保の債権に対する充当額を0にすることで、債権と担保等の紐付けを解除する。
尚、担保充当処理部13は、第2の充当処理の後に、再度、線形計画法を用いた担保等の充当処理(第1の充当処理)を行うが、この際には、第2の充当処理で充当した担保等を他の債権に充当するよう変更する処理を制限し、かつ、紐付け解除処理部16が解除した債権と担保等が再び紐付けられるような充当処理も制限する。すなわち、第2の充当処理で充当した担保等の変数を固定し、紐付け解除処理部16が解除した債権に対する担保等の変数も0で固定する。
以上に示した、構成により、本実施形態における信用リスク最適化装置1は、まず、線形計画法による最適な担保等の第1の充当処理を行い、次に、第1の充当処理による充当結果にBIS規制に準じていない部分があればこれを修正する第2の充当処理を行うことができる。以上のように処理することで、大量の債権情報及び担保情報を、効率良く処理して、かつ、信用リスクを削減するよう最適な担保等の充当処理を実現できる。
次に、図1に示した信用リスク最適化装置1の処理動作について図5に示す債権情報及び担保情報の具体例を用いて説明する。図5は、図4に示した債権情報及び担保情報の具体例を示す図である。図5には、○×株式会社への債権E1〜E3に対するC1〜C4の設定関係と、債権情報及び担保情報の具体的な数値例が示されている。また、図2及び図3は、図1に示した信用リスク最適化装置1の処理動作を示すフロー図である。
図2に示すように、ステップS1において、担保充当処理部13は、線形計画法を用いた担保等の充当処理(第1の充当処理)を行う。これにより、図5に示す各債権E1〜E2に対してC1〜C4が充当される。次に、ステップS2において、有効判断部14は、無効な金融資産担保(第1の担保)があるか否かを判断する。ここで、無効な第1の担保があると判断した場合には、ステップS3において、紐付け解除処理部16は、債権にたいする第1の担保の充当を0にして、ステップS1に戻る。
また、無効な第1の担保がないと判断した場合には、ステップS4において、リスクアセット算出部15は、担保充当処理部13が各債権に充当した担保等に応じて、リスクアセット削減額を求める。また、各債権に充当した第1の担保(金融資産担保)の充当額を保存する。また、最初に求めたリスクアセットに対して以下の式により1度だけEヘアカット額の修正を行う。
リスクアセット=リスクアセット−第1の担保の充当額+Eヘアカット
尚、「金融資産担保額=金融資産担保額−保存済みの金融資産担保の充当額」の計算により金融資産担保額の修正を行う。また、債権額(与信額)に対しても、「債権額=債権額−保存済みの金融資産担保の充当額×満期調整率」の計算により修正を行う。
次に、ステップS5において、リスクアセット算出部15は、リスクアセットに対してEヘアカット額の修正を行ったか否かを判断する。ここで、リスクアセットに対してEヘアカット額の修正を行ったと判断した場合には、ステップS1に戻る。また、リスクアセットに対してEヘアカット額の修正を行っていないと判断した場合には、ステップS6において、有効判断部14は、担保充当処理部13が各債権に充当した担保等の内、不動産担保及び物的担保(第2の担保)について、有効であるか否かを判断する。
ここで、無効な第2の担保があると判断した場合には、図3のステップS8へ進み、補足担保検索処理部17は、有効判断部14が無効とする第2の担保を有効にするために債権へ充当可能な補足担保を、他の債権に充当されている第1の担保や保証やオンバランスシートネッティングから検索する。ここで、補足担保が検索できた場合には、ステップS9に進み、担保充当処理部13が、検索された補足担保を当該債権に充当して(第2の充当処理)、図2のステップS1に戻る。この第2の充当処理の際に、第2の充当処理により充当された充当額を保存する。また、「補足担保額=補足担保額−保存済みの補足担保の充当額」の計算により補足担保額の修正を行う。また、補足担保で充当された債権の債権額に対しても、「債権額=債権額−保存済みの補足担保の充当額」の計算により修正を行う。また、リスクアセットについても、「リスクアセット=リスクアセット−補足担保の充当額×効果係数」の計算により修正を行う。
また、補足担保が検索できなかった場合には、ステップS10において、紐付け解除処理部16は、当該第2の担保の債権に対する充当額を0にして、ステップS1に戻る。
また、ステップS6において、無効な第2の担保がないと判断した場合には、ステップS7に進み、リスクアセット算出部15は、保存した担保等の充当額を加算して最終結果として出力する。図6は、図5の債権及び担保等に対する最終的な充当結果例とリスクアセットの値例を示す図である。図6に示すように担保等の割当てによりリスクアセットが「14,006」だけ削減できている。すなわち、信用リスク最適化装置1は、この削減値がより大きくなるよう担保等の最適な充当処理を行うことができる。
以上に示した処理により、本実施形態における信用リスク最適化装置1は、まず、線形計画法による最適な担保等の第1の充当処理を行い、次に、第1の充当処理による充当結果にBIS規制に準じていない部分があればこれを修正する第2の充当処理を行うことができる。以上のように処理することで、大量の債権情報及び担保情報を、効率良く処理して、かつ、信用リスクを削減するよう最適な担保等の充当処理を実現できる。
尚、本実施形態では、信用リスク最適化装置1を単独のコンピュータ端末で構成したが、図1に示す機能をネットワークを介したシステムで実現してもよい。例えば、入力データをネットワークを介して受信したり、データベース12を管理するデータベースサーバが独立に設けられて、このデータベースサーバにはネットワークを介してアクセスしたりする構成などが考えられる。
また、図1の信用リスク最適化装置1の各処理部は、CPUがプログラムを実行することによって実現する場合を説明したが、それら各処理部の一部又は全部を専用のハードウェアにより構成してもよい。
また、図1に示した信用リスク最適化装置1の各処理部の機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。具体的には、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含む。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。上記のプログラム、記録媒体、伝送媒体及びプログラムプロダクトは、本発明の範疇に含まれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の一実施形態における情報処理装置の機能構成例を示す図である。 図1に示した信用リスク最適化装置1の処理動作を示すフロー図である。 図1に示した信用リスク最適化装置1の処理動作を示すフロー図である。 債権情報データベース12aに格納する債権情報及び担保情報の関係例を示す図である。 図4に示した債権情報及び担保情報の具体例を示す図である。 図5の債権及び担保等に対する最終的な充当結果例とリスクアセットの値例を示す図である。
符号の説明
1 信用リスク最適化装置(情報処理装置)
11 制御部
12 データベース
12a 債権情報データベース
12b 規制情報データベース
12c リスクアセットデータベース
13 担保充当処理部
14 有効判断部
15 リスクアセット算出部
16 紐付け解除処理部
17 補足担保検索処理部

Claims (4)

  1. メモリを有する情報処理装置であって、
    前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当手段と、
    前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当手段で割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段で前記第1の担保割当手段で割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段で検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第1の担保割当手段は、前記第2の担保割当手段で割り当てられた担保の割当額の変数を固定し、再度、前記各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める請求項1記載の情報処理装置。
  3. メモリを有する情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当ステップと、
    前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当ステップで割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記第1の担保割当ステップで割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップで検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当ステップと、
    を含む情報処理方法。
  4. メモリを有するコンピュータに、
    前記メモリに記憶されている債権に関する債権情報及び前記債権に設定されている担保情報を読み出し、各債権に対して割り当てた担保の割当額を変数とし、前記変数の一次結合式による信用リスク削減量を評価関数とすると共に、前記メモリに記憶されている信用リスクにかかる所定の規則の規則情報を読み出し、前記規則情報のうち、一次不等式となる規則情報を制約条件として、線形計画法を用いて最適な担保の割当額を求める第1の担保割当ステップと、
    前記規則情報のうち、一次不等式とならない規則情報に基づいて、前記第1の担保割当ステップで割り当てられた担保の割当額のなかで、前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たしていない担保の割当額が存在するか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで前記第1の担保割当ステップで割り当てられた割当額のうち、前記規則情報のなかで一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が存在すると判断された場合、前記メモリより前記担保の割当額が前記一次不等式とならない規則情報の規則を満たす担保情報を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップで検索された担保情報を前記メモリより読み出し、前記一次不等式とならない規則情報の制約条件を満たしていない担保の割当額が割り当てられた債権に、前記担保情報の担保を割り当てる第2の担保割当ステップと、
    を実行させるプログラム。
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