JP4620830B2 - 広告配信決定方法および配信最適化システム - Google Patents
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Description
【産業上の技術分野】
本発明は、インターネット上のサイトに配信すべき広告を最適化する手法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により、種々のサイトが誕生し、ユーザは自己の嗜好にしたがって、所望のサイトを閲覧できるようになっている。これらサイトにおいては、スポンサーによる広告バナーのアンカーが設けられている。ユーザは、自己が知りたい情報や購入したい商品の広告バナーをクリックすることにより、リンクされたサイトにアクセスでき、これにより、所望の情報等を入手することが可能となっている。
ところで、ユーザにおいては、その属性(たとえば、所属する年齢層、性別、居住地域など)や嗜好によって、興味を持つ情報や商品に大きな隔たりがあるため、サイトによって、ヒット率の高い広告バナーは大きく異なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の広告配信においては、何れのサイトに、どのような広告バナーを配信すべきであるかの手法が確立されていなかった。すなわち、広告代理店等が、いままでの経験にしたがって、特定のサイトに特定の広告を配信することを決定していた。したがって、適切な広告配信を実現することができず、高いヒット率を得ることが困難であった。
【0004】
本発明は、広告の配信先を最適化するための広告配信先の決定方法、および、配信を最適化するシステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ターゲットユーザを含む出稿計画に基づき、広告バナーを配信すべきサイトを決定する広告配信決定方法であって、広告代理店および/またはレップを介して作成された原稿であって、期間、予算およびターゲットユーザを示す情報を含む原稿を受理するステップと、サンプル世帯におけるサンプルユーザの属性と、当該ユーザのインターネットのアクセスログを含むデータを取得するステップと、前記サンプルユーザのうち、ターゲットユーザの条件に合致するユーザのアクセスログに基づき、広告効果があると推定される所定数の有望サイトを選択するステップと、前記有望サイトに関して、効果管理指標を算出して、前記有望サイトの組み合わせを見出すステップと、前記有望サイトの組み合わせの各々に、広告期間および予算を割り当てた出稿プランを生成するステップとを備え、前記出稿プランを伝達することを特徴とする広告配信決定方法により達成される。
【0006】
本発明によれば、サイトの閲覧者の層が客観的に把握できない現状において、視聴行動調査機関の視聴行動データベースなどに記憶したサンプルユーザのアクセスログを取得して、広告バナーのターゲットとなるユーザが多数視聴しているサイトを有望サイトとして特定することができる。また、当該有望サイトの組み合わせを決定する際に、効果管理指標を利用して、最適な組み合わせを得ることが可能となっている。
【0007】
本発明の好ましい実施態様においては、前記サンプル世帯における属性と、関連するアクセスログを、視聴行動を調査する機関の所有する視聴行動データベースから取得する。
【0008】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、サンプルユーザから、ターゲットユーザの条件に合致するものを選択して、当該選択されたユーザのアクセスログに基づき、有望サイトが選択される。或いは、上記視聴行動を調査する機関から、予め、ターゲットユーザの条件に合致するユーザの情報が取得されても良い。
また、本発明の好ましい実施態様においては、有望サイトを選択するステップが、選択されたユーザによる各サイトの平均接触率を算出するステップと、各サイトの広告掲載費用と、平均接触率との比に基づくコストパフォーマンスを算出するステップと、コストパフォーマンスの上位の所定数のサイトを有望サイトとするステップとを有する。
この実施態様によれば、ターゲットによるサイトへの平均接触率だけでなく、広告掲載費用をも考慮することにより、広告効果および費用を考慮した有望サイトの選択が可能となる。
【0009】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、効果管理指標として、インプレッション、有効リーチおよびクリックスルー率の何れか、または、これらの任意の組み合わせが利用される。
上記場合には、インプレッション、有効リーチおよびクリックスルー率のうち、何れか一つが選択されても良い。或いは、インプレッション、有効リーチおよびクリックスルー率の何れか複数の重みがそれぞれ決定され、当該重みを考慮して、効果管理指標が算出されても良い。
【0010】
また、本発明の好ましい実施態様においては、出稿プランを生成するステップが、各サイトに広告バナーを配信する期間、および/または、当該期間だけ配信するために必要な費用を示す情報を生成するステップを含む。
これにより、レップ等において、当該出稿プランに基づく広告バナー配信を適せつに指示することが可能となる。
【0011】
また、本発明の目的は、ターゲットユーザを含む出稿計画に基づいて、広告代理店および/またはレップを介して作成された原稿であって、期間、予算およびターゲットユーザを示す情報を含む原稿に基づき、広告バナーを配信すべき最適なサイトを決定する配信最適化システムであって、サンプル世帯におけるサンプルユーザの属性と、当該ユーザのインターネットのアクセスログを含むデータを取得して、サンプルユーザのうち、ターゲットユーザの条件に合致するユーザのアクセスログに基づき、広告効果があると推定される所定数の有望サイトを選択する有望サイト選択手段と、有望サイトに関して、効果管理指標を算出して、前記有望サイトの組み合わせを見出す効果管理指標算出手段と、前記有望サイトの組み合わせの各々に、広告期間および予算を割り当てた出稿プランを生成する出稿プラン生成手段とを備え、配信先が最適化された出稿プランを、前記レップおよび/または広告代理店に伝達することを特徴とする配信最適化システムによっても達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の実施の形態にかかる広告配信システムの概略構成を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すように、この広告配信システム10においては、自己の商品の広告を希望している企業12と、広告代理店14と、上記広告代理店からある商品の宣伝広告のための原稿を受理して、インターネット配信可能なデータを作成するインターネット広告代理店サーバ16と、広告の配信先(ターゲット)となるサイトを特定する出稿プラン作成サーバ18と、インターネットの視聴行動を調査する視聴行動調査サーバ20とを有している。インターネット広告代理店は、一般に、レップと称されている。以下、本明細書において、インターネット広告代理店に設けられたサーバをレップサーバ16と称する。
【0013】
企業12と広告代理店14との間では、サーバによりWANやインターネットを介してオンラインに接続されていても良いし、オフラインであっても良い。また、広告代理店14とレップ(レップサーバ16)との間も、オンラインであっても良いし、オフラインであっても良い。レップサーバ16と出稿プラン作成サーバ18との間、および、出稿プラン作成サーバ18と視聴行動調査サーバ20との間は、それぞれ、WANやインターネットを介して接続されている。また、レップサーバ16は、インターネットを介して、各種サイト22−1、22−2、・・・、22−nと接続される。また、視聴行動調査サーバ20は、サンプルとなる世帯(サンプル世帯24−1、24−2・・・24−m)のパーソナルコンピュータ(図示せず)とインターネットを介して接続されている。なお、本明細書において、サイトとは、独立のドメインを持って運用されているコンピュータ上のコンテンツを含む。
【0014】
図2は、製品の広告の骨子の作成から、サイトへの配信までのおおまかな流れを示すフローチャートである。図2に示すように、まず、企業12から、広告代理店14に対して、たとえば、自己の製品のキャンペーン計画が伝達される(ステップ201)。このキャンペーン計画には、たとえば、期間、予算、ターゲットとなるユーザ層(購買層)の提示が含まれる。広告代理店14においては、伝達されたキャンペーン計画にしたがって、原稿が作成され、これがレップに伝達される(ステップ202)。この原稿にも、期間、予算、ターゲットとなるユーザ層が表示されている。
【0015】
出稿プラン作成サーバ18は、後述する手法により、広告代理店にて作成された原稿に基づき、何れのサイトに広告を配信すべきであるか、配信期間、および、その効果予測を示す最適出稿プランを生成して(ステップ203)、これをレップサーバ16に返信する(ステップ204)。レップサーバ16は、出稿プラン作成サーバ18から与えられたデータに基づき、所定の期間だけ、所定のサイトに、作成された原稿にしたがった広告バナーの配信を、各サイト22に指示する(ステップ205)。これにより、所定のサイト22において、所定の期間だけ広告バナーが表示される(ステップ206)。
【0016】
インターネット上のサイト22−1、22−2、・・・、22−nには、ユーザに配信するコンテンツなどに応じて、ユーザ層がある程度分類される。この分類には、たとえば、「OL向けサイト」、「20代男性向けサイト」、「若い主婦向けサイト」、「女子高生サイト」、「ビジネスサイト」などが含まれる。ただし、この分類は、明確ないし定義付けられたものではなく、サイトがユーザ層によりある程度性格付けられているのにすぎない。本実施の形態においては、上記サイトの性格付けを考慮して、出稿プラン作成サーバ18が、配信計画データを生成している。
【0017】
配信計画データを生成するために、出稿プラン生成サーバ18は、視聴行動調査サーバ20から必要なデータを取得している。視聴行動調査サーバ20は、サンプル世帯におけるサンプルユーザごとのアクセスログを保持し、これを、自己の有するデータベース30に保持している。したがって、出稿プラン生成サーバ18は、視聴行動調査サーバ20から、データベース30中のアクセスログの集合体であるデータを取得する。図3は、視聴行動調査サーバから出稿プラン生成サーバに与えられるデータの一例を示す図である。図3に示すように、このデータ中には、たとえば、ユーザID、ユーザの性別、生年月日、居住区域および職業と、当該ユーザのアクセスログが含まれる。また、出稿プラン作成サーバ18は、原稿に基づいてターゲットユーザとなるユーザの属性(たとえば、性別、年齢、嗜好等)を特定し、ターゲットユーザに含まれるサンプルユーザのデータを取得する。
【0018】
以下、出稿プラン生成サーバ18の構成および当該サーバ18中で実行される処理につき説明を加える。出稿プラン生成サーバ18は、上記アクセスログの集合体であるデータに基づき、広告バナーの広告効果を管理する指標である効果管理指標を求めている。
【0019】
本実施の形態においては、効果管理指標として、「インプレッション」、「有効リーチ」および「クリックスルー率」を用いている。インプレッション(PV)は、サイトごとの接触数を加算するものである。インプレッションが大きいことは、多くの回数視聴されていることを意味している。つまり、この値を最大化することより、露出回数を最大にすることができる。有効リーチは、視聴者の何人が有効回数または有効回数以上見ていたかを示すものであり、有効リーチを最大化することにより、到達人数を最大化することができる。クリックスルー率は、サイトに出ているバナーのうち、あるバナーがクリックされた比率をいう。
【0020】
図4および図5は、出稿プラン生成サーバにて実行される処理を示すフローチャートである。これら図に示すように、出稿プラン生成サーバ18においては、有望サイトの抽出処理(ステップ400)および効率計算処理(ステップ500)が実行される。
有望サイトの抽出処理においては、まず、各サイトに関して、ターゲットユーザの平均接触率が算出される(ステップ401〜403)。あるユーザの接触率は、以下の式にしたがって算出される。
(ユーザがそのサイトに滞在した時間)/(総時間)
ここで総時間とは、所定の時間帯の総時間をいう。総時間は、たとえば、午後6時〜午後7時までの1時間などに設定することができる。したがって、平均接触率は、ターゲットユーザの接触率の総和を、ターゲットユーザの数で割ったものとなる。
【0021】
全てのサイトに関して、平均接触率が算出されると、これらサイトのコストパフォーマンス(CP)が、それぞれ算出される(ステップ404)。あるサイトのコストパフォーマンスCPは、以下の式にしたがって算出される。
(あるサイトのターゲットユーザの平均接触率)
/(当該サイトの広告掲載費用)
出稿プラン生成サーバ18は、当該CPを比較して、CPの値が大きいほうから所定の数のサイトを、有望サイトとして選択する(ステップ405)。これにより、たとえば、上位100個のサイトが、有望サイトとして選択される。
【0022】
次いで、出稿プラン生成サーバ18は、最適な出稿プランを得られるようなサイトの組み合わせを見出す。たとえば、ステップ404にて選択された有望サイトが100個あり、これらから10個のサイトからなる組み合わせを考える場合にも、当該組み合わせは無数にある。したがって、本実施の形態においては、以下の手順にしたがって、サイトの組み合わせを決定している。
まず、1つの有望サイトが選択される。たとえば、最もCPの高いものを選択すればよい。次いで、当該有望サイトと、他の一つの有望サイトとを組み合わせて、効果管理指標値が算出される。より詳細には、サイトの組み合わせにより、インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を計算し、これらの最も高いものを、有効な組み合わせとする(ステップ503参照)。
【0023】
なお、インプレッション、有効リーチ、クリックスルー率は、それぞれ、別途の視点から算出されているものであるため、これら全ての値が最も高いサイトが見出される場合は少ない。そこで、本実施の形態においては、重要視する指標が選択されるように構成されている。すなわち、キャンペーンにかかる商品の特性に依拠して所望の指標が選択できる。たとえば、新規商品の場合には、リーチにこだわらず、当該新規商品の広告をたくさん見てもらいたいであろうし、その一方、成熟商品であれば、あまり見ていない人に当該商品の広告を見てもらいたいため、「有効リーチ1回以上」を高くすることが望まれるであろう。
【0024】
或いは、単一の指標のみではなく、ウェイト付きの複合指標を利用しても良い。たとえば、最も重要な指標として「有効リーチ1回以上」を、次に重要な指標として「インプレッション」を選択し、それぞれの重み(ウェイト)を設定できるようにしても良い。
【0025】
二つの有望サイトの組み合わせが決定されると、これに、さらに一つのサイトが加えられ(ステップ506)、同様の処理が繰り返される。このようにして、徐々に有望サイトの数を増やしていくことで、所定数のサイトからなる有望サイトの組み合わせが得られる。なお、本実施の形態においては、上記サイトの追加および付加すべき有望サイトの決定という処理を、ある時点で停止し、他の組み合わせの効果管理指標値をも算出している。これにより、上記ロジックでは、除外されたものであっても、偶発的に、効果管理指標値の高い組み合わせを見出すことが可能となる。
【0026】
上述したように、所定数のサイトからなる有望サイトの組み合わせが決定されると、出稿プラン作成サーバ18は、この組み合わせにしたがって、出稿プランを作成する(ステップ507)。この出稿プランには、どのサイトに、どの期間広告を出すか、および、当該期間だけ広告を出すことにより、予め定められた予算のうちどの程度の費用が必要かを示す情報、および、効果予測が含まれる。上記費用や期間は、各サイトに広告を出稿する場合の定価が定められているため、効果管理値および上記定価を考慮して決定される。また、上記出稿計画に基づく、サイトの組み合わせにおけるリーチ、インプレッションおよびクリックスルーも、効果予測の一部をなす。
【0027】
さらに、本実施の形態においては、「ユニークオーディエンス」の数および「コスト−インプレッション」も、効果予測の一部をなす。ユニークオーディエンスとは、重複を排除した視聴者を意味している。したがって、ユニークオーディエンスの数を算出するのに際しては、同一の人があるサイトを何度もみたとしても、1カウントしかされないことになる。また、コスト−インプレッションは、CPI(Cost Per Impression)とも称され、単一インプレッションあたりの出稿金額を意味している。これは、
(出稿金額)/(総インプレッション数)
によって得ることができる。
【0028】
図6は、キャンペーン計画と、これに基づき算出された最適出稿プランの一例を示す図である。たとえば、図6(a)に示すように、キャンペーン計画には、タイトル、キャンペーン期間、予算、ターゲットおよび効果管理指標が含まれている。出稿プラン作成サーバ18においては、上記図4、図5に示す処理が実行され、これにより、図6(b)に示すような、効果予測等を含む出稿プランが作成される。したがって、レップサーバ16は、出稿プラン作成サーバ18から与えられた出稿プランに基づき、所定のサイト22に、広告バナーを配信することを指示すればよい。
【0029】
上記出稿プランによれば、図7に示すように、上記口紅のキャンペーンにおいては、OL向けサイト(符号701参照)、若い主婦向けサイト(符号703)や女子高生向けサイト(符号704参照)に、広告バナーを配信できる一方、20代の男性向けサイト(符号702参照)やビジネスサイト(ビジネスマン向けサイト:符号705参照)には、広告配信バナーの配信を防止することができる。サイトの対象がどういった層であるかは、そのコンテンツによりある程度把握することはできるが、これを適切に数値化することはできていない。そこで、本発明では、視聴行動データベースに蓄積されたサンプルユーザのアクセスログに基づき、サイトを閲覧するユーザ層を客観的に把握し、これにより、ターゲットユーザのより多いサイトを有望サイトとして特定することが可能となっている。つまり、本実施の形態によれば、ある広告バナーを配信すべき配信先等を決定する際に、サンプル世帯からのアクセスログを蓄積したインターネット視聴行動調査機関のサーバから、上記アクセスログ等を含むデータを取得して、これに基づき、広告配信のターゲットとなるユーザによる、各サイトの接触率を算出し、これに基づき、有望サイトを抽出している。
【0030】
さらに、効果管理指標値を算出しつつ、有望サイトの組み合わせのうち、広告配信に適したものを見出す。したがって、広告バナーを適切なサイトに配信することが可能となり、広告効果を著しく高めることが可能となる。
【0031】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、前記実施の形態においては、特定の商品(たとえば、口紅)の広告バナーを配信する場合につき説明したが、商品に限定されるものではなく、サイト自体の広告バナー、サービスを示す広告バナーなど、任意の広告バナーの配信先を最適化するために利用することができる。
【0032】
また、有望サイトの抽出や、有望サイトの組み合わせの最適化は、上記アルゴリズムに限定されず、他の手法を利用しても良い。
なお、本明細書において、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、広告の配信先を最適化するための広告配信先の決定方法、および、配信を最適化するシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかる広告配信システムの概略構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態において、広告原稿の作成から、サイトへの配信までのおおまかな流れを示すフローチャートである。
【図3】 図3は、本実施の形態において、視聴行動調査サーバから出稿プラン生成サーバに与えられるデータの一例を示す図である。
【図4】 図4は、本実施の形態において、出稿プラン生成サーバにて実行される処理を示すフローチャートである。
【図5】 図5は、出稿プラン生成サーバにて実行される処理であって、図4に引き続き実行される処理を示すフローチャートである。
【図6】 図6は、本実施の形態において、キャンペーン計画と、これに基づき算出された最適出稿プランの一例を示す図である。
【図7】 図7は、本実施の形態におけるサイトへの広告バナー配信の一例を示す図である。
【符号の説明】
16 レップサーバ
18 出稿プラン作成サーバ
20 視聴行動調査サーバ
22 サイト
24 サンプル世帯
Claims (5)
- ターゲットユーザを含む出稿計画に基づき、広告バナーを配信すべきサイトを決定する広告配信決定方法であって、出稿プラン作成サーバが、
広告代理店および/またはレップを介して作成された原稿のデータであって、期間、予算およびターゲットユーザを示す情報を含む原稿のデータを、オンラインにて受理するステップと、
サンプル世帯におけるサンプルユーザの属性と、当該ユーザのインターネットのアクセスログを含むデータを、オンラインにて取得してデータベースに保持するステップと、
前記データベースを参照して、前記サンプルユーザのうち、ターゲットユーザの条件に合致するユーザのアクセスログに基づき、広告効果があると推定される所定数の有望サイトを選択するステップであって、前記サンプルユーザから、前記ターゲットユーザを示す情報を参照して、当該ターゲットユーザの条件に合致するサンプルユーザを選択して、当該選択されたサンプルユーザのアクセスログを参照して、
前記選択されたサンプルユーザによる各サイトの平均接触率を算出し、
各サイトの広告掲載費用と、平均接触率との比に基づくコストパフォーマンスを算出し、かつ、
前記コストパフォーマンスが上位の所定数のサイトを有望サイトとして選択するステップと、
前記有望サイトに関して、インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を含む効果管理指標値を算出して、前記有望サイトの組み合わせを見出すステップであって、
前記コストパフォーマンスの高い順に有望サイトを選択して、当該選択された有望サイトと、他の有望サイトのうちの1つとを組み合わせて、前記組み合わせについて、インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を算出し、これらの値が最も高くなる有望サイトと他の有望サイトとの組み合わせを有効な組み合わせと決定し、
前記組み合わせに、さらに、他の有望サイトのうちの1つとを組み合わせて、当該新たな組み合わせについて、前記インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を算出し、これらの値が最も高くなる、前記有望サイトの組み合わせと他の有望サイトとの新たな組み合わせを、有効な新たな組み合わせと決定し、組み合わせにおける有望サイトの数を増やして行くことで、前記有望サイトの最終的な組み合わせを見出すステップと、を実行し、
前記有望サイトの最終的な組み合わせに含まれるサイトのそれぞれを、広告バナーを配信すべきサイトと決定することを特徴とする広告配信決定方法。 - 前記サンプル世帯におけるサンプルユーザの属性と、当該サンプルユーザのアクセスログを、インターネット視聴行動を調査する機関の所有する視聴行動データベースから、オンラインにて取得することを特徴とする請求項1に記載の広告配信決定方法。
- 前記インプレッション、有効リーチおよびクリックスルー率の重みがそれぞれ決定され、当該重みを考慮して、前記効果管理指標値が算出されることを特徴とする請求項1に記載の広告配信決定方法。
- ターゲットユーザを含む出稿計画に基づいて、広告代理店および/またはレップを介して作成された原稿のデータであって、期間、予算およびターゲットユーザを示す情報を含み、オンラインにて受理した原稿のデータに基づき、広告バナーを配信すべき最適なサイトを決定する配信最適化システムであって、出稿プラン作成サーバは、
サンプル世帯におけるサンプルユーザの属性と、当該ユーザのインターネットのアクセスログを含むデータを、オンラインにて取得してデータベースに保持し、前記データベースを参照して、サンプルユーザのうち、ターゲットユーザの条件に合致するユーザのアクセスログに基づき、広告効果があると推定される所定数の有望サイトを選択する有望サイト選択手段であって、
前記サンプルユーザから、前記ターゲットユーザを示す情報を参照して、当該ターゲットユーザの条件に合致するサンプルユーザを選択して、当該選択されたサンプルユーザのアクセスログを参照して、
前記選択されたサンプルユーザによる各サイトの平均接触率を算出し、
各サイトの広告掲載費用と、平均接触率との比に基づくコストパフォーマンスを算出し、かつ、
前記コストパフォーマンスが上位の所定数のサイトを有望サイトとして選択する有望サイト選択手段と、
前記有望サイトに関して、インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を含む効果管理指標値を算出して、前記有望サイトの組み合わせを見出す効果管理指標算出手段であって、
前記コストパフォーマンスの高い順に有望サイトを選択して、当該選択された有望サイトと、他の有望サイトのうちの1つとを組み合わせて、前記組み合わせについて、インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を算出し、これらの値が最も高くなる有望サイトと他の有望サイトとの組み合わせを有効な組み合わせと決定し、
前記組み合わせに、さらに、他の有望サイトのうちの1つとを組み合わせて、当該新たな組み合わせについて、前記インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率を算出し、これらの値が最も高くなる、前記有望サイトの組み合わせと他の有望サイトとの新たな組み合わせを、有効な新たな組み合わせと決定し、組み合わせにおける有望サイトの数を増やして行くことで、前記有望サイトの最終的な組み合わせを見出す効果管理指標算出手段と、を備え、
前記有望サイトの最終的な組み合わせに含まれるサイトのそれぞれを、広告バナーを配信すべき最適なサイトと決定することを特徴とする配信最適化システム。 - 前記効果管理指標算出手段が、
インプレッション、有効リーチ、および、クリックスルー率それぞれの重みを考慮して、前記効果管理指標値を算出することを特徴とする請求項4に記載の配信最適化システム。
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