JP4616288B2 - ウィンチ - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には、ウィンチに関し、より特定的には、回転駆動するドラムの周面にロープが巻き付けられ、そのロープの端がドラムに固定されないエンドレス型のウィンチに関する。
従来のウィンチに関して、たとえば、特開平9−52694号公報には、ロープが案内プーリを押圧する力を高い効率でローラチェーンの引っ張り力に変換し、容易に製造することが可能であり、作動の信頼性が高いウィンチが開示されている(特許文献1)。
特許文献1に開示されたウィンチは、ロープが巻き付けられ、回転駆動される巻きドラムと、巻きドラムの外周に沿って円弧状の延びるように配設されたローラチェーンと、案内プーリとを備える。ローラチェーンには、ロープを巻きドラムの外周溝内に押圧する複数のローラが取り付けられている。案内プーリは、ロープを巻きドラムに向かって延びるように案内する。
また、実開平1−45692号公報には、ローラチェーンの巻きドラムに対する押し付け力を、牽引する荷重に応じて増減させるウィンチが開示されている(特許文献2)。また、実開昭62−133594号公報には、正逆両方向に牽引することが可能であり、手動操作を必要としないウィンチが開示されている(特許文献3)。また、実開昭55−63386号公報には、滑車に対する牽引ロープの圧接力を強力にし、滑りのない確実な使用を可能にするとともに、安全性を高め、かつ牽引ロープの取り付けを簡単になし得るロープ牽引機構が開示されている(特許文献4)。
特開平9−52694号公報 実開平1−45692号公報 実開昭62−133594号公報 実開昭55−63386号公報
上述の特許文献1では、ロープと巻きドラムとの間の摩擦力を増大させるための複数のローラと、ロープを巻きドラムに案内するための案内プーリとが別々に設けられている。しかしながら、このような構成では、部品点数が増え、コストが増大したり、装置が大型化するおそれがある。また、複数のローラおよび案内プーリが設けられた各位置においてロープに繰り返し曲げ応力が作用するため、ロープの寿命が短くなるという懸念もある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、ドラムに対するロープの保持力を十分に確保しつつ、小型化やコストの削減が図られるウィンチを提供することである。
この発明に従ったウィンチは、回転駆動されるドラムと、ドラムの周面に巻き付けられるロープと、回転自在に軸支され、ドラムの外周上に配置されるガイドシーブとを備える。ロープは、ガイドシーブの周面に沿って曲りながら延びる。ガイドシーブは、ロープをドラムに対して押圧する。ロープは、ドラムから延出する第1延出部分および第2延出部分を含む。第1延出部分および第2延出部分が、牽引側および弛緩側のいずれにもなる場合に、ガイドシーブは、第1延出部分に接触して設けられる第1ガイドシーブと、第2延出部分に接触して設けられる第2ガイドシーブとを含む。ウィンチは、第1ガイドシーブおよび第2ガイドシーブを連結し、ロープから、牽引側となる第1延出部分および第2延出部分のいずれか一方に負荷する荷重により作動する可動アームをさらに備える。第1延出部分および第2延出部分がそれぞれ牽引側および弛緩側である場合、可動アームの作動に伴って、第1ガイドシーブがドラムから離間する方向に移動するとともに第2ガイドシーブがドラムに近接する方向に移動する。第1延出部分および第2延出部分がそれぞれ弛緩側および牽引側である場合、可動アームの作動に伴って、第2ガイドシーブがドラムから離間する方向に移動するとともに第1ガイドシーブがドラムに近接する方向に移動する。ウィンチは、第1延出部分および第2延出部分をそれぞれガイドする第1ロープガイドおよび第2ロープガイドをさらに備える。第1ガイドシーブと第1ロープガイドとの間および第2ガイドシーブと第2ロープガイドとの間で、第1延出部分および第2延出部分は平行に延びる。
このように構成されたウィンチによれば、ガイドシーブによって曲げられたロープが直
線状に戻ろうとする力(以下、ロープの反撥力とも呼ぶ)と、ガイドシーブがロープをドラムに対して押圧する力(以下、ガイドシーブによる押圧力とも呼ぶ)とによって、ドラムとロープとの間に発生する摩擦力を増大させる。これにより、ドラムに対するロープの保持力を十分に確保することができる。また、ガイドシーブは、ドラムおよびロープ間の摩擦力を増大させる機能と、ロープを案内する機能との両方を発揮するように設けられる。このため、各機能を発揮する部材を別々に設ける場合と比較して、ウィンチの小型化やコストの削減を図ることができる。
また、第1延出部分が牽引側となり、第2延出部分が弛緩側となる場合には、第2ガイドシーブをドラムおよびロープ間の摩擦力の増大に寄与させ、第1延出部分が弛緩側となり、第2延出部分が牽引側となる場合には、第1ガイドシーブをドラムおよびロープ間の摩擦力の増大に寄与させる。結果、第1延出部分および第2延出部分が牽引側および弛緩側のいずれにもなるウィンチにおいても、ドラムに対するロープの保持力を十分に確保することができる。
また、可動アームの作動によって、弛緩側となる第1延出部分または第2延出部分を選択的にドラムに対して押圧させるように、第1ガイドシーブおよび第2ガイドシーブを連動させることができる。
また好ましくは、ウィンチは、ドラムの外周上に配置され、ロープをドラムの周面に押え付ける押えローラをさらに備える。このように構成されたウィンチによれば、ガイドシーブとは別に押えローラを設ける場合であっても、押えローラによる押え力の低減や数量の削減が可能となる。このため、ウィンチの小型化やコストの削減を図ることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、ドラムに対するロープの保持力を十分に確保しつつ、小型化やコストの削減が図られるウィンチを提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1におけるウィンチの内部構造を示す正面図である。図2は、図1中のウィンチの側面を示す断面図である。図中に示すウィンチは、たとえばロープを引っ張ることによって荷物を牽引または引き上げるために、あるいは高層ビルの外装を清掃する場合等に用いられるゴンドラに固定され、そのゴンドラを昇降させるために利用される。
図1および図2を参照して、ウィンチ10は、巻きドラム12と、ワイヤロープ21と、ガイドシーブ51mおよび51n(以下、両者を区別しない場合にはガイドシーブ51と呼ぶ)とを含む。巻きドラム12およびガイドシーブ51は、ケース31に収容されている。ウィンチ10は、ワイヤロープ21の端を巻きドラム12に固定しないエンドレス型のウィンチである。
巻きドラム12には、溝14が形成されている。溝14は、巻きドラム12の外周面に形成されている。溝14は、V字状の断面形状を有し、環状に延びる。溝14の断面形状は、V字状に限られず、適宜好ましい形態が採られる。ワイヤロープ21は、巻きドラム12の周面としての溝14の壁面に巻き付けられている。本実施の形態では、ワイヤロープ21が、360°よりも小さい角度の範囲で巻きドラム12に巻き付けられている。
ワイヤロープ21は、たとえば鋼からなる素線を撚り合わせて形成されている。ワイヤロープ21は、加えられた外力が除去された時に元の形状に戻ろうとする弾性を有する。ワイヤロープ21は、第1延出部分21pおよび第2延出部分21qを含む。第1延出部分21pは、巻きドラム12から延出するワイヤロープ21の一方端側であり、第2延出部分21qは、巻きドラム12から延出するワイヤロープ21の他方端側である。言い換えれば、第1延出部分21pと第2延出部分21qとの間で、ワイヤロープ21が巻きドラム12に巻き付けられている。
なお、図1中では、第1延出部分21pと第2延出部分21qとがウィンチ10から同一方向に引き出される場合が示されているが、これに限らず、たとえば両者が引き出される方向が反対方向であってもよい。
ウィンチ10は、モータ38および減速機部36を含む。巻きドラム12は、モータ38に連結されている。モータ38で発生する回転運動が、減速機部36で減速され、巻きドラム12に伝達される。巻きドラム12は、回転駆動可能に設けられている。巻きドラム12は、正逆両方向に回転駆動する。巻きドラム12の回転に伴って、ワイヤロープ21が第1延出部分21p側から第2延出部分21q側へ、あるいは第2延出部分21q側から第1延出部分21p側へと送り出される。ウィンチ10は、電磁ブレーキ部37を含む。電磁ブレーキ部37は、モータ38の停止時、ワイヤロープ21を介して荷重が負荷する巻きドラム12を保持する。
ガイドシーブ51は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に向けて案内する機能と、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する機能とを併せ持つ。ガイドシーブ51は、巻きドラム12の外周上に配置されている。ガイドシーブ51は、巻きドラム12よりも小さい直径を有する。ガイドシーブ51は、ガイドシーブ用シャフト53を中心に回転自在に設けられている。ガイドシーブ51と巻きドラム12との間を通るように、ワイヤロープ21が配索されている。
ガイドシーブ51mとガイドシーブ51nとは、互いに間隔を設けて配置されている。ガイドシーブ51mおよびガイドシーブ51nは、巻きドラム12を中心に対称となる位置に配置されている。ガイドシーブ51mとガイドシーブ51nとは、同一形状を有する。なお、ガイドシーブ51mおよび51nは、非対称となる位置に配置されてもよいし、互いに異なる形状を有してもよい。
ガイドシーブ51には、溝52が形成されている。溝52は、ガイドシーブ51の外周面に形成されている。溝52は、環状に延びる。ガイドシーブ51には、ワイヤロープ21が巻き付けられている。ワイヤロープ21は、ガイドシーブ51の周面としての溝52の壁面に沿って曲りながら延びる。ワイヤロープ21は、ガイドシーブ用シャフト53を中心に湾曲しながら延びる。ワイヤロープ21は、0°よりも大きい角度の範囲でガイドシーブ51に巻き付けられている。本実施の形態では、ワイヤロープ21が、0°よりも大きく90°よりも小さい角度の範囲でガイドシーブ51に巻き付けられている。
なお、ガイドシーブ51に溝52が必ずしも形成される必要はない。すなわち、ガイドシーブ51の周面は、平面が環状に延在する形状であってもよい。
ガイドシーブ51mおよびガイドシーブ51nは、それぞれ、第1延出部分21pおよび第2延出部分21qと接触して設けられている。第1延出部分21pおよび第2延出部分21qは、ガイドシーブ51mとガイドシーブ51nとの間を通る。ガイドシーブ51mは、第1延出部分21pをロープガイド61mに向けて案内する。ガイドシーブ51nは、第2延出部分21qをロープガイド61nに向けて案内する。ガイドシーブ51とロープガイド61mおよび61nとの間で、第1延出部分21pおよび第2延出部分21qは平行に延びる。ガイドシーブ51とロープガイド61mおよび61nとの間で、第1延出部分21pおよび第2延出部分21qが延びる方向は、平行でなくてもよい。第1延出部分21pおよび第2延出部分21qは、ガイドシーブ51に案内されて、巻きドラム12から離間する方向に延びる。
ウィンチ10は、可動アームとしてのガイドシーブ用アーム58を含む。ガイドシーブ用アーム58は、ガイドシーブ用アームシャフト57を中心に回転自在に設けられている。ガイドシーブ51mおよび51nは、ガイドシーブ用アーム58に対して回転可能に設けられている。ガイドシーブ51mとガイドシーブ51nとが、ガイドシーブ用アーム58によって連結されている。ガイドシーブ用アームシャフト57は、ガイドシーブ51mおよびガイドシーブ51n間の中心に配置されている。ガイドシーブ用アームシャフト57は、ガイドシーブ51mおよびガイドシーブ51n間の中心からずれた位置に配置されてもよい。
ガイドシーブ51は、巻きドラム12とガイドシーブ51との間の距離が増減するように移動可能に設けられている。ガイドシーブ51は、牽引側となる第1延出部分21pまたは第2延出部分21qから外力を受けることによって移動する。ガイドシーブ用アーム58の回転運動に伴って、巻きドラム12とガイドシーブ51との間の距離が増減する。ガイドシーブ51は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。ガイドシーブ用アーム58の回転運動に伴ってガイドシーブ51が巻きドラム12に近接する方向に移動した際、ガイドシーブ51がワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。
図3は、図1中のウィンチを使用する形態の一例を示す図である。図中には、ウィンチ10を用いて荷物を引き上げる場合が示されている。図3を参照して、牽引側となる第1延出部分21pおよび第2延出部分21qのいずれか一方に、相対的に大きい引っ張り荷重が負荷し、弛緩側となる第1延出部分21pおよび第2延出部分21qにいずれか他方に、相対的に小さい引っ張り荷重が負荷する。
すなわち、第2延出部分21qの延長上に荷物を吊り下げた場合、第1延出部分21pが弛緩側となり、第2延出部分21qが牽引側となる。また、第1延出部分21pの延長上に荷物を吊り下げた場合、第1延出部分21pが牽引側となり、第2延出部分21qが弛緩側となる。このほか、異なる重量の荷物をそれぞれ第1延出部分21pおよび第2延長部分21qの延長上に吊り下げた場合を想定すると、重い重量の荷物を吊り下げた側の延出部分が牽引側となり、軽い荷物を吊り下げた側の延出部分が弛緩側となる。
図4は、ロープの第1延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。図5は、図4中のV−V線上に沿ったウィンチの断面図である。図1中には、ワイヤロープ21に荷物を吊り下げない場合や、第1延出部分21pに作用する負荷と第2延出部分21qに作用する負荷とが釣り合う場合のウィンチの状態が示されている。
図4および図5を参照して、第1延出部分21pが牽引側となる時、第1延出部分21pに作用する負荷により、ワイヤロープ21がガイドシーブ51mを付勢する力F(負荷によって生じるワイヤロープ21のガイドシーブ51mへの反力)が発生する。この力Fに起因して、ガイドシーブ用アーム58が図1中に示す中立位置から時計周り方向に回転する。ガイドシーブ用アーム58の回転運動に伴って、ガイドシーブ51mが巻きドラム12から離間する方向に移動し、ガイドシーブ51nが巻きドラム12に近接する方向に移動する。
このとき、ガイドシーブ51nが、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。言い換えれば、ワイヤロープ21が、ガイドシーブ51nと巻きドラム12との間に挟持される。巻きドラム12とガイドシーブ51nとが、ワイヤロープ21を介在させて対向する。巻きドラム12の回転中心とガイドシーブ51の回転中心とを結ぶ直線上において、溝14の壁面とワイヤロープ21とが圧接し、ワイヤロープ21と溝52の壁面とが圧接する。ワイヤロープ21を挟んだ両側で、ワイヤロープ21と巻きドラム12およびガイドシーブ51とが圧接する。
また、ワイヤロープ21がガイドシーブ51nによって曲げられることにより、ワイヤロープ21が元の直線状に戻ろうとする力(ワイヤロープ21の反撥力)が発生する。ワイヤロープ21の反撥力は、ロープの種類や直径等に関係なく、加えられた外力が除去された時に元の形状に戻ろうとする弾性を有するロープであれば得られる。ワイヤロープ21の反撥力と、ガイドシーブ51nがワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する力(ガイドシーブ51nによる押圧力)とが加わって、ワイヤロープ21が巻きドラム12を押圧する力Nが弛緩側で発生する。この結果、ワイヤロープ21と巻きドラム12との間に生じる摩擦力が増大する。
図6は、ロープの第2延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。図6を参照して、第2延出部分21qが牽引側となる時、第2延出部分21qに作用する負荷により、ワイヤロープ21がガイドシーブ51nを付勢する力Fが発生する。この力Fに起因して、ガイドシーブ用アーム58が図1中に示す中立位置から反時計周り方向に回転する。ガイドシーブ用アーム58の回転運動に伴って、ガイドシーブ51nが巻きドラム12から離間する方向に移動し、ガイドシーブ51mが巻きドラム12に近接する方向に移動する。
このとき、ガイドシーブ51mがワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する力と、ワイヤロープ21の反撥力とが加わって、ワイヤロープ21が巻きドラム12を押圧する力Nが弛緩側で発生する。この結果、ワイヤロープ21と巻きドラム12との間に生じる摩擦力が増大する。
図4および図6中に示すウィンチ構造において、ワイヤロープ21に作用する負荷が増大すると、ワイヤロープ21がガイドシーブ51を付勢する力Fが増大する。これに伴って、ガイドシーブ51による押圧力、つまりはワイヤロープ21が巻きドラム12を押圧する力Nが増大する。したがって、本実施の形態におけるウィンチ10によれば、ワイヤロープ21に作用する負荷に応じて、ワイヤロープ21と巻きドラム12との間に生じる摩擦力を増大させることができる。
なお、ガイドシーブ51mおよび51nをそれぞれ巻きドラム12に向けて付勢する弾性体を設け、ガイドシーブ51mおよび51nの移動に伴って、弾性体による付勢力が弛緩側となるガイドシーブ51で増大する構成としてもよい。
続いて、弛緩側で発生させた上記の力Nによって、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の保持力が増大することを確認した検証例について説明を行なう。
図7は、検証例に用いたウィンチの構造を示す図である。図7を参照して、本検証例では、牽引側となるワイヤロープ21の第1延出部分21pに張力計66を接続した。弛緩側となる第2延出部分21qに、図1中のガイドシーブ51nの替わりにバー67を回転自在に支持して設けた。ワイヤロープ21として、鋼心入りワイヤ(IWRC,6×WS(26),φ8mm)を用いた。巻きドラム12として、溝14のなすV字状の角度が30°のものと、20°のものとを用いた。
このような構成を備えるウィンチにおいて、バネばかりを用いてバー67の一端を引っ張ることによって、バー67の他端でワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧した。この際、バネばかりによる引っ張り力Pを変化させ、各引っ張り力Pに対応する押圧力Nでワイヤロープ21を押圧した。押圧力Nでワイヤロープ21を押圧した状態で、巻きドラム12を回転駆動させ、巻きドラム12に対してワイヤロープ21が滑り始める時の荷重Qを測定した。測定された荷重Qを、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の保持力としての評価した。
また別に、図7中のウィンチにおいて、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の保持力Tを次式を用いて算出した。μは、巻きドラム12とワイヤロープ21との間の実行摩擦係数である。溝14のなすV字状の角度が30°である場合、μ=0.43とし、20°である場合、μ=0.54とした。Nは、ワイヤロープ21に対する押圧力である。Qは、N=0kg時の張力計66の読みである。溝14のなすV字状の角度が30°である場合、Q=11kgとし、20°である場合、Q=22kgとした。θは、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の巻き付け角度であり、4.655radとした。
T=μ・N・eμθ+μ・(μ・N・eμθ)・eμθ/2+Q
図8は、検証例において張力計で測定された荷重Qを示す表である。図9は、検証例において算出されたワイヤロープの保持力Tを示す表である。図8および図9を参照して、本検証例により、押圧力Nを増大させることによって、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の保持力が増大することを確認できた。
この発明の実施の形態1におけるウィンチ10は、回転駆動されるドラムとしての巻きドラム12と、巻きドラム12の周面としての溝14の壁面に巻き付けられるロープとしてのワイヤロープ21と、回転自在に軸支され、巻きドラム12の外周上に配置されるガイドシーブ51とを備える。ワイヤロープ21は、ガイドシーブ51の周面としての溝52の壁面に沿って曲りながら延びる。ガイドシーブ51は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。
特に本実施の形態では、ワイヤロープ21が、ガイドシーブ51のみによって巻きドラム12に対して押圧されている。
このように構成された、この発明の実施の形態1におけるウィンチ10によれば、ワイヤロープ21の反撥力およびガイドシーブ51による押圧力を利用することにより、巻きドラム12に対するワイヤロープ21の保持力を十分に得ることができる。また、ガイドシーブ51は、ワイヤロープ21を案内する機能と、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する機能と、ワイヤロープ21の反撥力を発生させる機能とを発揮するように設けられている。このため、ウィンチ10の小型化や軽量化、コストの削減を図ることができる。また、ガイドシーブ51とは別にワイヤロープ21を押し付ける押えローラを設ける場合と比較して、ワイヤロープ21に繰り返し曲げ応力が作用する位置が減少する。このため、素線の摩耗や断線を抑制し、ワイヤロープ21の寿命を延ばすことができる。
図10は、図1中のウィンチを使用する形態の別の例を示す図である。図11は、図1中のウィンチを使用する形態のさらに別の例を示す図である。図10および図11を参照して、図中に示す例では、牽引車70の移動にウィンチ10が利用されている。図10中では、ウィンチ10が牽引車70に搭載されており、図11中では、ウィンチ10が牽引車70の移動端に設置されている。ガイドシーブ51mおよび51nが設けられたウィンチ10を用いることにより、牽引車70を往復運動させることが可能となる。
(実施の形態2)
図12は、この発明の実施の形態2におけるウィンチを示す正面図であり、ロープの第1延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す図である。図13は、図12中のウィンチにおいて、ロープの第2延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。本実施の形態におけるウィンチは、実施の形態1におけるウィンチと比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図12を参照して、本実施の形態では、図1中のガイドシーブ用アーム58に替えてガイドシーブ用アーム81が設けられている。ガイドシーブ用アーム81には、長孔81hが形成されている。長孔81hに嵌合されたピン82によって、ガイドシーブ用アーム81はスライド移動自在に設けられている。ガイドシーブ用アーム81は、ガイドシーブ51mとガイドシーブ51nとが並ぶ方向にスライド移動する。
第1延出部分21pが牽引側となる時、ワイヤロープ21がガイドシーブ51mを付勢する力Fに起因して、ガイドシーブ用アーム81が図12中の右方向にスライド移動する。ガイドシーブ用アーム81のスライド移動に伴って、ガイドシーブ51mが巻きドラム12から離間する方向に移動し、ガイドシーブ51nが巻きドラム12に近接する方向に移動する。このとき、ガイドシーブ51nがワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。
図13を参照して、第2延出部分21qが牽引側となる時、ワイヤロープ21がガイドシーブ51nを付勢する力Fに起因して、ガイドシーブ用アーム81が図13中の左方向にスライド移動する。ガイドシーブ用アーム81のスライド移動に伴って、ガイドシーブ51nが巻きドラム12から離間する方向に移動し、ガイドシーブ51mが巻きドラム12に近接する方向に移動する。このとき、ガイドシーブ51mがワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。
このように構成された、この発明の実施の形態2におけるウィンチによれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
図14は、この発明の実施の形態3におけるウィンチを示す正面図である。本実施の形態におけるウィンチは、実施の形態1におけるウィンチ10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り替えさない。
図14を参照して、本実施の形態におけるウィンチは、複数の押えローラ86を含む。複数の押えローラ86は、巻きドラム12の外周上に配置されている。複数の押えローラ86は、ワイヤロープ21と接触して設けられている。複数の押えローラ86は、巻きドラム12の周方向に間隔を隔てて並ぶ。互いに隣り合う押えローラ86間は、バー87によって連結されている。複数の押えローラ86のうち両端に配置された押えローラ86mおよび86nが、バー87に一定の張力が働くように固定されている。このような構成により、各押えローラ86は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧するように設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態3におけるウィンチによれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。また、ガイドシーブ51とは別に押えローラ86を設ける場合であっても、ガイドシーブ51によってワイヤロープ21の保持力が補われるため、押えローラ86による押え力を低減することが可能である。このため、ウィンチの小型化や軽量化、コストの削減を同様に図ることができる。
(実施の形態4)
図15は、この発明の実施の形態4におけるウィンチを示す正面図である。本実施の形態におけるウィンチは、実施の形態1におけるウィンチ10と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り替えさない。
図15を参照して、本実施の形態におけるウィンチは、一方向にのみ牽引し得るウィンチである。第1延出部分21pが牽引側となり、第2延出部分21qが弛緩側となる。
本実施の形態では、図1中のガイドシーブ51に替えて、ガイドシーブ91および96が設けられている。ガイドシーブ91およびガイドシーブ96は、それぞれ第2延出部分21qおよび第1延出部分21pに接触する。ガイドシーブ91は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に向けて案内する機能と、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する機能と、ワイヤロープ21の反撥力を発生させる機能とを併せ持つ。ガイドシーブ96は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に向けて案内する機能を有する。
ガイドシーブ91は、弾性体としてのコイルばね93の弾性力によって、巻きドラム12に向けて付勢されている。ガイドシーブ91は、ワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する。ガイドシーブ91がワイヤロープ21を巻きドラム12に対して押圧する力と、ワイヤロープ21の反撥力とが加わって、ワイヤロープ21が巻きドラム12を押圧する力Nが弛緩側で発生する。
このように構成された、この発明の実施の形態4におけるウィンチによれば、実施の形態1に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態では、ガイドシーブ91を付勢するための手段としてコイルばね93を用いたが、これに限られず、たとえば油圧ピストンを設ける等してもよい。また、以上に説明した実施の形態1〜4に記載のウィンチの構造を適宜組み合わせて、新たなウィンチを構成してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1におけるウィンチの内部構造を示す正面図である。 図1中のウィンチの側面を示す断面図である。 図1中のウィンチを使用する形態の一例を示す図である。 ロープの第1延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。 図4中のV−V線上に沿ったウィンチの断面図である。 ロープの第2延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。 検証例に用いたウィンチの構造を示す図である。 検証例において張力計で測定された荷重Qを示す表である。 検証例において算出されたワイヤロープの保持力Tを示す表である。 図1中のウィンチを使用する形態の別の例を示す図である。 図1中のウィンチを使用する形態のさらに別の例を示す図である。 この発明の実施の形態2におけるウィンチを示す正面図であり、ロープの第1延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す図である。 図12中のウィンチにおいて、ロープの第2延長部分に荷物を吊り下げた場合のウィンチの状態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3におけるウィンチを示す正面図である。 この発明の実施の形態4におけるウィンチを示す正面図である。
符号の説明
10 ウィンチ、12 巻きドラム、14,52 溝、21 ワイヤロープ、21p 第1延出部分、21q 第2延出部分、51,51m,51n ガイドシーブ、58,81 ガイドシーブ用アーム、86 押えローラ。

Claims (2)

  1. 回転駆動されるドラムと、
    前記ドラムの周面に巻き付けられるロープと、
    回転自在に軸支され、前記ドラムの外周上に配置されるガイドシーブとを備え、
    前記ロープは、前記ガイドシーブの周面に沿って曲りながら延び、
    前記ガイドシーブは、前記ロープを前記ドラムに対して押圧し、
    前記ロープは、前記ドラムから延出する第1延出部分および第2延出部分を含み、
    前記第1延出部分および前記第2延出部分が、牽引側および弛緩側のいずれにもなる場合に、前記ガイドシーブは、前記第1延出部分に接触して設けられる第1ガイドシーブと、前記第2延出部分に接触して設けられる第2ガイドシーブとを含み、
    前記第1ガイドシーブおよび前記第2ガイドシーブを連結し、前記ロープから、牽引側となる前記第1延出部分および前記第2延出部分のいずれか一方に負荷する荷重により作動する可動アームをさらに備え、
    前記第1延出部分および前記第2延出部分がそれぞれ牽引側および弛緩側である場合、前記可動アームの作動に伴って、前記第1ガイドシーブが前記ドラムから離間する方向に移動するとともに前記第2ガイドシーブが前記ドラムに近接する方向に移動し、
    前記第1延出部分および前記第2延出部分がそれぞれ弛緩側および牽引側である場合、前記可動アームの作動に伴って、前記第2ガイドシーブが前記ドラムから離間する方向に移動するとともに前記第1ガイドシーブが前記ドラムに近接する方向に移動し、
    前記第1延出部分および前記第2延出部分をそれぞれガイドする第1ロープガイドおよび第2ロープガイドをさらに備え、
    前記第1ガイドシーブと前記第1ロープガイドとの間および前記第2ガイドシーブと前記第2ロープガイドとの間で、前記第1延出部分および前記第2延出部分は平行に延びる、ウィンチ。
  2. 前記ドラムの外周上に配置され、前記ロープを前記ドラムの周面に押え付ける押えローラをさらに備える、請求項1に記載のウィンチ。
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