JP4615446B2 - 無線通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナを介してアクセスポイントと通信する無線通信端末に関する。
近年、無線LANは、端末を自由に移動させることができる利便性から、企業だけでなく、一般家庭にまで急速に普及している。無線LANの通信規格としては、IEEE802.11b(以下、11bという。)、IEEE802.11a(以下、11aという。)、IEEE802.11g(以下、11gという。)等が既に規定されている。
11bでは、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)方式が規定され、11aでは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が規定されており、11gでは、これらのDSSS方式とOFDM方式の両方式に対応するものが規定されている。現在では、通信速度の速い11aや11g規格に準拠した製品が注目されており、11a/11b/11gを組み合わせた製品が広まりつつある。
また、上述した規格に準拠した無線LANにパソコン等の端末を接続するためには、一般に、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)等の規格に準拠したPCカード等を用いるが、現在、市販されているPCカードを含む無線LAN製品の多くは、2つ以上のアンテナを内蔵し、信号強度が高いアンテナにスイッチで切り替えて通信を行う、いわゆる選択ダイバーシティ方式を採用している。この選択ダイバーシティ方式は、無線LANに限らず、携帯電話機器といった移動無線通信の分野で広く使われている。
従来の移動無線通信分野での選択ダイバーシティ方式は、複数設けた各アンテナのうち、最も強い受信パワーを受けたアンテナを選択して受信し、アンテナが受けた受信パワーが一定の閾値以下になった時、閾値以上の受信パワーのアンテナと切り替えて受信するという方法である。
しかし、この方法では、特定の受信パワーでしか切り替えが発生しなかったり、両方のアンテナの受信パワーが閾値以下になったとき、アンテナが連続して著しく切り替わり受信が不可能になるという問題があった。
特許文献1に開示されている技術では、上記の問題を解決するため、受信パワーの推移に応じて閾値を変更したり、閾値を固定値と比較し、閾値が固定値を下回ったときにはアンテナの切り替え動作を停止したりしている。
しかし、上記のような閾値を用いてアンテナ切り替えを行う方式の場合には、選択されているアンテナは受信中に切り替わらないので、選択されているアンテナ以外のアンテナは受信状態が観測できないために、必ずしも切り替わった後のアンテナが、切り替わる前のアンテナよりも受信状態が良好であるとは言えない。そのため、十分なダイバーシティ効果が得られないという問題がある。
さらに、アンテナの受信パワーが強くてもマルチパスフェージングの影響や隣接チャネルの干渉波の影響を受けてしまう。即ち、受信パワーが強くても、伝送特性を変化させる主な要因の一つであるマルチパスフェージングによって帯域内の周波数特性が一様でなくなり、ビット誤りが発生して受信エラーの要因となる。また、隣接チャネルの送信局が近くに設置してある場合、この送信局の漏洩電力により帯域内の信号強度が増大する。
従って、受信パワーが強い場合でも必ずしも良い受信状態であるとは限らず、受信状態をより正確に把握するためには、受信パワーのみでは不十分であることが解る。
受信信号強度によらずマルチパス信号歪によるビット誤りが発生してしまう問題を解決するため、特許文献2に開示されている技術では、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号あるいはパリティ符号といったようなビット誤り検出器を用い、ビット誤りを含むかどうかの情報でアンテナを切り替えている。
また、無線LANに使用されている周波数帯である2.4GHz帯は、ISMバンドと呼ばれ、無線通信機器以外に電子レンジ、医療機器にも使用されているため、他の機器からの電波干渉によりスループットが低下するという問題に加え、近年の無線LANの普及に伴って、同じチャネルを利用している隣接したグループ間との電波干渉が問題となっている。さらに、2.4GHz帯では、5MHz間隔でチャネルが配置されており、隣接チャネルとのスペクトルが重なるため、隣接チャネルに配置されている無線LAN機器との電波干渉も問題となる。
また、無線LANにおいては、端末が自由に移動することにより、アンテナの指向性を特定することが困難であるため、無線LANでは、無指向性アンテナが多く使われている。
仮に、無線LANにおいて指向性アンテナを用いると、送信時には、不要な方向への電波の放射が低減されるため、他の端末との電波干渉を緩和させることができる。さらに、送信する端末の方向へ電波エネルギーを集中して放射できるので、無指向性アンテナに比べて送信電力効率を向上させることができる。逆に、受信時には、受信感度が向上し、他の端末との電波干渉が緩和される。つまり、指向性アンテナを使用すれば、従来から問題となっている他の機器または端末との電波干渉を緩和することができる。
ところで、近年、エスパアンテナをはじめとする、電子的に指向性を変化させることができる可変指向性アンテナが開発されている。この可変指向性アンテナは、従来のフェーズドアレイ方式のアンテナに比べ、小型化、低消費電力化、低コスト化が図れ、しかも指向性の制御が容易にできるという点から注目されている。しかし、指向性制御方法については、いまだ検討段階であり、実際に可変指向性アンテナが無線LANに使われている例は少ない。
特許文献3では、可変指向性アンテナの指向性制御方法として、パケットの送受信を行っていない期間に、受信時に可変指向性アンテナがとり得る指向性のうち一方向に指向性をもつ指向性パターンを選択し、この指向性パターンを順次、制御回路に指示して指向性スキャンを行い、各指向性パターンでの受信信号の品質を送受信回路で測定して指向性パターンを決定するという方法を行っている。
また、特許文献4では、オムニパターンを用いてビーコン信号を送信し、回転セクターパターンを用いてビーコン信号を受信し、ビーコン信号の方位角と受信パワーと無線局IDを検出することにより、パケット信号を送信する時の指向性パターンを決定するという方法をとっている。さらに、受信フローにおいては、可変ビームアンテナを回転走査して所定の閾値以上の受信パワーの受信信号を受信したときに、受信信号が検出されるとしている。
特開平8−84104号公報 特開平6−303218号公報 特開2002−353867号公報 特開2003−332971号公報
以上、従来の技術について説明したが、特許文献2に開示されている技術では、受信中にアンテナは切り替わらないので、選択されているアンテナ以外のアンテナでは受信状態が観測できないため、十分なダイバーシティ効果が得られないという問題がある。
従来、無線LAN装置では、パケット受信中にアンテナ選択動作を行うのではなく、パケットのプリアンブル信号を用いて2本のアンテナの受信パワーを1パケット毎に判定してアンテナ選択動作を行うが、11a/11gで使用されるOFDM方式におけるショートプリアンブル信号の受信期間は、8μsecと短く、この期間内にAGC処理、相関検出処理、および同期処理、さらに周波数オフセットの粗調整を行わなくてはならない。そのため従来のように1パケット毎にアンテナの選択動作を行うと、さらに、これらの処理を短期間で行わなくてはならなくなり、これらの処理の精度を悪化させ、ひいてはパケット検出ミスを引き起こしスループットを低下させる原因になるという問題があった。このように2本のアンテナでも短時間に切り替え処理を行わなければならないため、2本以上アンテナの本数が増えた場合には対応が困難である。
ところで、無線LANのインフラストラクチャ・モードでは、基本となる1つのアクセスポイントと複数の端末によりネットワークが構成される。各端末は、接続中の自局のアクセスポイントとのみ通信するため、本来ならば端末は、接続中の自局のアクセスポイントからの送信パケットに対してのみ、アンテナの選択動作を行えば良い。また、各端末は、アクセスポイントからの信号であっても他局の信号を受信した場合、他局の信号を処理することは必ずしも必要ではない。
また、特許文献3に開示されている技術では、他の端末からデータがいつ送信されるかは通常、予測不可能であるため、指向性スキャン動作を行うことがスループットの低下につながるという問題が生じる。さらに、指向性スキャンを行う際に指向性データを転送するという通信に直接関係のないパケットの送受信を行うことが消費電力の増大を招くという問題があった。
また、特許文献4に開示されている技術では、11aや11gで使用されるOFDM方式におけるショートプリアンブル信号は、8μsecと短く、この期間内に自動ゲイン制御、相関検出、同期処理、および周波数オフセットの粗調整を行わなくてはならない。さらに、受信信号検出待ちに回転走査を行っていると、受信信号の検出までに時間がかかってしまうが、これらの処理を短期間で行う必要があるため、これらの処理の精度を悪化させ、ひいてはパケットの検出ミスを引き起こしスループットを低下させる原因になるという問題があった。
従って、可変指向性アンテナの効果を十分発揮させるためには、スループットが低下することなく、パケットを検出するための処理を確保した状態で、すべての指向性パターンに切り替えて判定し、受信状態が最も良好なアンテナ指向性に切り替わることが望ましい。
本発明はこのような問題点に鑑み、インフラストラクチャ・モードにおいて、パケット受信中でも受信特性が良いアンテナまたは指向性パターンを精度よく選択し、選択したアンテナまたは指向性パターンに切り替えて受信できる無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明の無線通信端末は、複数のアンテナを選択して切り替えながらアクセスポイントと通信する無線通信端末であって、前記アンテナが受信した信号から復調されるパケットの受信中に前記パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを解析する解析部と、前記解析部が、前記送信元アドレスが接続中の前記アクセスポイントのアドレスであり、かつ、前記宛先アドレスが自局でないと判定した場合、前記アンテナの受信状態を測定した結果に基づいて前記パケットの受信中に前記アンテナの選択を行う受信状態測定部とを備えた構成を有している。
この構成により、送信元アドレスが接続中のアクセスポイントのアドレスであり、かつ、宛先アドレスが自局でないと判定した場合、アンテナの受信状態を測定した結果に基づいてパケットの受信中にアンテナの選択を行うため、不要なアンテナの切り替えを防止でき、パケット受信中でも受信特性が良いアンテナを精度よく選択し、選択したアンテナに切り替えて受信できる。
また、本発明の無線通信端末は、1つの前記パケットの受信時間を算出する受信時間算出部を備え、前記受信状態測定部は、前記受信時間が所定の閾値以上の場合、前記アンテナの選択を行う構成を有している。
この構成により、閾値を大きく設定すれば、受信状態の測定に時間をかけることができるため、受信特性が良いアンテナをより精度よく選択できる。
また、本発明の無線通信端末の前記受信状態測定部は、前記受信時間のうち受信終了間際のタイミングで前記アンテナの選択を行う構成を有している。
この構成により、アンテナ選択動作のタイミングを遅らせ、出来る限り次の自局のパケットを受信する直前の各アンテナの受信状態を測定することで、受信特性が良いアンテナをより精度よく選択できる。
また、本発明の無線通信端末の前記受信状態測定部は、前記アンテナの選択を行う際に、前記アンテナ毎に対応した周波数平坦特性を算出し、算出したそれぞれの周波数平坦特性の離散度のうち、最も離散度が小さい周波数平坦特性のアンテナを選択する構成を有している。
この構成により、各周波数平坦特性の離散度を測定し、マルチパスフェージングの影響や隣接チャネルの干渉波の影響の少ない、受信特性が良いアンテナを選択して切り替えることができる。
また、本発明の無線通信端末の前記受信状態測定部は、前記アンテナの選択を行う際に、前記アンテナ毎に対応した周波数平坦特性を算出し、算出したそれぞれの周波数平坦特性の離散度が全て所定の閾値以下の場合、受信パワーの最も大きいアンテナを選択する構成を有している。
この構成により、周波数平坦特性が全て所定の閾値以下の場合、受信パワーの最も大きい方のアンテナを選択することにより、どのアンテナも周波数平坦特性の離散度が小さい場合には、マルチパスフェージングの影響や隣接チャネルの干渉波の影響が少ないとみられるため、受信特性が良いアンテナを精度よく選択をすることができる。
本発明の無線通信端末は、可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えながらアクセスポイントと通信する無線通信端末であって、前記可変指向性アンテナが受信した信号から復調されるパケットの受信中に前記パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを解析する解析部と、前記解析部が、前記送信元アドレスが接続中の前記アクセスポイントのアドレスであり、かつ、前記宛先アドレスが自局でないと判定した場合、前記可変指向性アンテナの受信状態を測定した結果に基づいて前記パケットの受信中に前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行う受信状態測定部とを備えた構成を有している。
この構成により、インフラストラクチャ・モードにおいて、パケット受信中でも受信特性が良い指向性パターンを精度よく選択し、選択した指向性パターンに切り替えて受信できる。
また、本発明の無線通信端末は、1つの前記パケットの受信時間を算出する受信時間算出部を備え、前記受信状態測定部は、前記受信時間が所定の閾値以上の場合、前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行う構成を有している。
この構成により、閾値を大きく設定すれば、受信状態の測定に時間をかけることができるため、受信特性が良いアンテナをより精度よく選択できる。
また、本発明の無線通信端末の受信状態測定部は、前記受信時間のうち受信終了間際のタイミングで前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行う構成を有している。
この構成により、出来る限り次の自局のパケットを受信する直前の各指向性パターンの受信状態を測定することで、受信特性が良い指向性パターンをより精度よく選択できる。
また、本発明の無線通信端末は、前記可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えた後、パケットを送信しても送信したパケットに対する応答パケットが返送されない場合、再送するためのパケットを所定回数送信したとき前記可変指向性アンテナの指向性を無指向性に切り替える構成を有している。
この構成により、例えば、無線通信端末の場所が急に移動されたりして、電波が受信できなくなった時に、アンテナの指向性を無指向性に切り替えて、全方向からのパケットを受信できるようにすることで、再度アンテナの指向性選択動作をやり直すことができる。
また、本発明の無線通信端末は、前記可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えた後、許容されるビーコンパケットの受信間隔を決めた許容時間にビーコンパケットを受信しなかった場合、前記可変指向性アンテナの指向性を無指向性に切り替える構成を有している。
この構成により、例えば、無線通信端末の場所が急に移動されたりして、電波が受信できなくなった時に、アンテナの指向性を無指向性に切り替えて、全方向からのパケットを受信できるようにすることで、再度アンテナの指向性選択動作をやり直すことができる。
以上のように本発明は、パケット受信中でも受信特性が良いアンテナまたは指向性パターンを精度よく選択し、選択したアンテナまたは指向性パターンに切り替えて受信できる無線通信端末を提供するものである。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1および図3は本発明の無線通信端末の実施の形態に係る無線LAN装置の構成例を示す図である。なお、アンテナ切り替えに関する機能部のみを示しており、受信や送信に関する機能部については省略してある。本発明の無線通信端末の実施の形態に係る無線LAN装置は、無線LANのインフラストラクチャ・モードで、基本となる1つのアクセスポイントと通信するようになっている。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例1について説明する。
図1に示した無線LAN装置10は、複数のアンテナ11、アンテナ11を切り替えるアンテナ切り替え部12、アンテナ11からRF信号を受信するRF部13、RF信号を復調する復調部14、RF信号を復調して得られたパケットに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析するMACヘッダ解析部15、およびアンテナ11の受信状態を測定する受信状態測定部16によって構成される。
なお、無線LAN装置10のアンテナ11は2本あるが、3本以上有していても良い。また、受信状態測定部16は、復調部14の中に備えていても良い。また、RF信号を復調して得られたパケットは、例えばIEEE802.11に準拠したものである。
ここで、IEEE802.11におけるMACフレームの基本フォーマットを図2に示す。アクセスポイントから送信されるデータフレームのMACヘッダについては、通常、Address1が宛先MACアドレス、Address2がBSSID、Address3が送信元MACアドレス、すなわちアクセスポイントのMACアドレスになる。
以下、無線LAN装置10の動作について図1および図2を参照して説明をする。
まず、MACヘッダ解析部15は、RF信号を復調して得られるパケットの受信中にMACヘッダを解析する。
ここで、MACヘッダ解析部15は、宛先MACアドレスが自局でない他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるか否かを判定する。
なお、無線LAN装置10は、宛先MACアドレスが自局すなわち無線LAN装置10のMACアドレスである場合、受信したパケットのうちMACヘッダ以外のボディ部の情報を処理するため、アンテナ選択動作を行わず、また、送信元MACアドレスが他局のアクセスポイントである場合、他局のアクセスポイントと通信することは本発明の実施の形態では必要でないため、アンテナ選択動作を行わない。
次に、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるとMACヘッダ解析部15が判定した場合、受信状態測定部16は、アンテナ選択動作を行い、アンテナ11の受信状態を測定して受信状態が最良なアンテナを判定し、アンテナ切り替え部12は、受信状態測定部16が判定したときの最良なアンテナに切り替える。
なお、無線LAN装置10は、パケット受信中にアンテナ選択動作を行うため、受信パワーで最良なアンテナを判定すると、判定されるシンボルにより多少のバラツキがおこることが考えられるため、図1における受信状態測定部16は、各アンテナにおける受信信号の受信パワーを平均することによりアンテナ11の受信状態を測定しても良いし、周波数平坦特性を算出することによりアンテナ11の受信状態を測定しても良い。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例2について説明する。
図3に示した無線LAN装置20は、複数のアンテナ11、アンテナ11を切り替えるアンテナ切り替え部12、アンテナ11からRF信号を受信するRF部13、RF信号を復調する復調部14、RF信号を復調して得られたパケットに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析するMACヘッダ解析部15、アンテナ11の受信状態を測定する受信状態測定部26、および1つのパケットの受信時間を算出する受信時間算出部27によって構成される。
なお、無線LAN装置20を構成する構成要素のうち、実施例1で説明した無線LAN装置10を構成する構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。
以下、無線LAN装置20の動作について図面を参照して説明をする。
まず、MACヘッダ解析部15は、RF信号を復調して得られるパケットの受信中にMACヘッダを解析する。
ここで、MACヘッダ解析部15は、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるか否かを判定する。
次に、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるとMACヘッダ解析部15が判定した場合、受信時間算出部27は、受信したパケットのデータサイズ情報と伝送速度とにより1パケット当たりの受信時間を算出する。受信状態測定部26は、受信時間算出部27が算出した受信時間が所定の閾値以上の場合にアンテナ選択動作を行う。
ここで、受信したパケットの受信時間について説明するための図を図4に示す。図4には、無線LANのインフラストラクチャ・モードで11aに準拠して通信するアクセスポイントであるAP、無線LAN装置20、および無線端末であるSTAを図示している。
まず、APは、STA宛に28μsec分のパケットを送信し、その後STAは、AP宛に28μsec分のパケットを送信し、その後APは、STA宛に248μsec分のパケットを送信し、その後STAは、AP宛に28μsec分のパケットを送信し、その後APは、無線LAN装置20宛に100μsec分のパケットを送信している。
ところで、アンテナ選択動作を行うか否かを判定するための動作には、プリアンブル処理時間とシグナルフィールド処理時間とMACヘッダ解析時間とアンテナ選択動作の判定時間とを加えた時間がかかる。仮に、アンテナ選択動作にアンテナ1つあたり2シンボルを使用するとし、アンテナ選択動作を行うか否かを判定するための閾値を40μsecと無線LAN装置20に設定する。
つまり、無線LAN装置20の受信状態測定部26は、パケットの受信時間が40μsec以上ならばアンテナ選択動作を行い、40μsec未満ならばアンテナ選択動作を行わない。閾値を40μsecと設定したが、勿論、閾値は任意な時間に設定可能である。
パケットの受信時間は、パケットの全受信時間でも良いし、MACヘッダ解析後の残り時間でも良い。閾値を40μsecと無線LAN装置20に設定した場合、無線LAN装置20が図4に示したパケットのうちアンテナ選択動作を行うパケットは、斜線で塗りつぶされた248μsec分のパケットを受信する時になる。
図5は、無線LAN装置20におけるパケットの受信時間によるアンテナ選択動作の一例を示す図である。
図5(A)は、無線LAN装置20がアンテナ選択動作を行うときの受信パケットを処理時刻順に示したものである。図5(B)では、無線LAN装置20がアンテナ選択動作を行う対象のパケットであると判定した直後にアンテナ選択動作を行っている。一方、図5(C)では、無線LAN装置20がアンテナ選択動作を行う対象のパケットであると判定し、受信中パケットの受信終了間近にアンテナ選択動作を行っている。
なお、無線LAN装置20を通信しながら自由に移動させることができるため、受信特性の良いアンテナも刻刻と変化している。そこで、図5(C)のように、アンテナ選択動作のタイミングを遅らせ、出来る限り受信状態測定部26が次の自局のパケットを受信する直前の各アンテナの受信状態を測定することで、無線LAN装置20は、受信特性が良いアンテナをより精度よく選択して切り替えて受信できる。
また、無線LAN装置20は、プリアンブルではなくパケット受信中にアンテナ選択動作を行うことにより、受信パワーを判定するときのシンボル毎に多少のバラツキが生じるため、アンテナの選択判定には、受信パワーの各シンボルを平均して使用することが望ましい。そこで、パケットの受信時間に応じて、アンテナ選択動作の判定時間が十分取れる場合には、閾値を大きくしてアンテナ選択動作にかかる時間を延ばしたり、アンテナ選択動作の判定時間が十分に取れない場合には、閾値を小さくしてアンテナ選択動作をしないようにすることができる。
また、マルチパスフェージング影響下では、受信帯域内の周波数特性が一様でなくなるため、例えば、OFDMのようなマルチキャリア変調方式の場合、各サブキャリアによって受信強度が一定しない。
そこで、受信状態測定部26は、アンテナ選択動作を行うとき、周波数平坦特性を算出する。図6は、無線LAN装置20におけるアンテナ選択動作の判定時に周波数平坦特性を用いた場合、各アンテナで64ポイントのFFT(Fast Fourier Transform)のシンボルで表した周波数平坦特性の算出結果の一例を示す図である。
この結果において、アンテナAよりもアンテナBの方がサブキャリアごとのスペクトルパワーの離散度(バラツキ)が小さく、マルチパスフェージングの影響が少ないことがわかる。よって、受信状態測定部26は、離散度が小さいアンテナBを選択する。
ここで、スペクトルパワーのバラツキの算出方法については、図6に示しているようにサブキャリアの最大パワーと最小パワーの差を離散度としても良いし、全サブキャリアの平均パワーと各サブキャリアの受信パワーとの差を求め、求めたそれぞれの差を加算した値を離散度としても良い。
従って、無線LAN装置20では、周波数平坦特性を使用することで、各サブキャリアごとの受信強度の離散度を測定し、マルチパスフェージングの影響や隣接チャネルの干渉波の影響の少ない、受信特性が良いアンテナを選択して切り替えることができる。
また、各アンテナにおいて、サブキャリア毎のスペクトルパワーの離散度が所定の閾値以下の場合には、受信パワーの大きいアンテナに切り替える。
従って、無線LAN装置20は、周波数平坦特性が所定の閾値以下の場合、受信パワーの大きい方のアンテナを選択するため、どのアンテナも周波数平坦特性の離散度が小さい場合には、マルチパスフェージングの影響や隣接チャネルの干渉波の影響が少ないとみられるため、受信パワーでアンテナの選択を判定することも有用である。また、本発明は、周波数平坦特性と受信パワーを併用することで、さらに精度よく受信特性が良いアンテナを選択し、切り替えて受信できる。
以下、図7および図8は本発明の無線通信端末の実施の形態に係る無線LAN装置の構成例を示す図である。なお、アンテナの指向性切り替えに関する機能部のみを示しており、受信や送信に関する機能部については省略してある。本発明の無線通信端末の実施の形態に係る無線LAN装置は、無線LANのインフラストラクチャ・モードで、基本となる1つのアクセスポイントと通信するようになっている。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例3について説明する。
図7に示した無線LAN装置30は、可変指向性アンテナ31、可変指向性アンテナ31の指向性を制御するアンテナ指向性制御部32、可変指向性アンテナ31からRF信号を受信するRF部33、RF信号を復調する復調部34、RF信号を復調して得られたパケットに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析するMACヘッダ解析部35、および可変指向性アンテナ31の受信状態を測定する受信状態測定部36によって構成される。
可変指向性アンテナ31は、1本図示しているが、複数本保有し、アンテナダイバーシティ方式を採用しても良い。また、受信状態測定部36は、復調部34の中に備えていても良い。また、RF信号を復調して得られたパケットは、例えばIEEE802.11に準拠したものである。
以下、無線LAN装置30の動作について図7および図2を参照して説明をする。
まず、MACヘッダ解析部35は、RF信号を復調して得られるパケットの受信中にMACヘッダを解析する。
ここで、MACヘッダ解析部35は、宛先MACアドレスが自局でない他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるか否かを判定する。
なお、無線LAN装置30は、宛先MACアドレスが自局すなわち無線LAN装置30のMACアドレスである場合、受信したパケットのうちMACヘッダ以外のボディ部の情報を処理するため、アンテナ選択動作を行わず、また、送信元MACアドレスが他局のアクセスポイントである場合、他局のアクセスポイントと通信することは本発明の実施の形態では必要でないため、アンテナ選択動作を行わない。
次に、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるとMACヘッダ解析部35が判定した場合、受信状態測定部36は、アンテナの指向性選択動作を行い、可変指向性アンテナ31の受信状態を測定し、アンテナ指向性制御部32は、受信状態測定部36によって測定された結果に基づいて、指向性パターンを切り替え、受信状態が最良な指向性に切り替える。
なお、受信状態測定部36は、一般的には各指向性における受信信号のパワーを平均するが、他にも周波数平坦特性といったような物理層パラメータを算出しても良い。勿論、データフレームにこだわらず、ビーコンパケットのような必ずしも毎回上位レイヤに出力する必要のないブロードキャストフレームを使用して、上位レイヤに出力する必要のないフレームであると判定した場合にアンテナの指向性選択動作を実行しても良い。
また、端末の電源投入時やアクセスポイントからの電波を見失った時には、フレーム判定動作にかかわらずアンテナの指向性選択動作を実行するかもしくはアンテナの指向性を無指向性にする必要がある。
以下、本発明の実施の形態に係る実施例4について説明する。
図8に示した無線LAN装置40は、可変指向性アンテナ31、可変指向性アンテナ31の指向性を制御するアンテナ指向性制御部32、可変指向性アンテナ31からRF信号を受信するRF部33、RF信号を復調する復調部34、RF信号を復調して得られたパケットに含まれるMAC(Media Access Control)ヘッダを解析するMACヘッダ解析部35、可変指向性アンテナ31の受信状態を測定する受信状態測定部46、および1つのパケットの受信時間を算出する受信時間算出部47によって構成される。
なお、無線LAN装置40を構成する構成要素のうち、実施例3で説明した無線LAN装置30を構成する構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、それぞれの説明を省略する。
以下、無線LAN装置40の動作について図面を参照して説明をする。
まず、MACヘッダ解析部15は、RF信号を復調して得られるパケットの受信中にMACヘッダを解析する。
ここで、MACヘッダ解析部15は、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるか否かを判定する。
次に、宛先MACアドレスが他の端末宛であって、かつ、送信元MACアドレスが接続中のアクセスポイントのMACアドレスであるとMACヘッダ解析部15が判定した場合、受信時間算出部47は、受信したパケットのデータサイズ情報と伝送速度とにより1パケット当たりの受信時間を算出する。
受信状態測定部46は、受信時間算出部47が算出した受信時間が所定の閾値以上の場合にアンテナ選択動作を行い、受信状態を測定し、アンテナ指向性制御部32は、受信状態測定部46によって測定された結果に基づいて、指向性パターンを切り替え、受信状態が最良な指向性に切り替える。なお、受信状態測定部46は、一般的には各指向性における受信信号のパワーを平均するが、他にも周波数平坦特性といったような物理層パラメータを算出しても良い。
ここで、実施例4におけるIEEE802.11aでのパケットの受信時間によるアンテナの指向性選択動作の有無について説明するため、受信したパケットの受信時間について説明するための図を図4に示す。図4には、無線LANのインフラストラクチャ・モードで11aに準拠して通信するアクセスポイントであるAP、無線LAN装置20、および無線端末であるSTAを図示している。
なお、可変指向性アンテナ31は、一例として、4通りの指向性を有し、受信時間が短い場合にはアンテナの指向性選択動作を行わないとする。
まず、APは、STA宛に28μsec分のパケットを送信し、その後STAは、AP宛に28μsec分のパケットを送信し、その後APは、STA宛に248μsec分のパケットを送信し、その後STAは、AP宛に28μsec分のパケットを送信し、その後APは、無線LAN装置40宛に100μsec分のパケットを送信している。
ところで、アンテナの指向性選択動作を行うか否かを判定するための動作には、プリアンブル処理時間とシグナルフィールド処理時間とMACヘッダ解析時間とアンテナの指向性の判定時間とを加えた時間が必要となる。仮に、アンテナの指向性選択動作にアンテナ1つあたり2シンボル使用するとし、アンテナの指向性選択動作を行うか否かを判定するための閾値を56μsecと無線LAN装置40宛に設定する。
つまり、無線LAN装置40の受信状態測定部46は、パケットの受信時間が56μsec以上ならばアンテナの指向性選択動作を行い、56μsec未満ならばアンテナの指向性選択動作を行わない。閾値を56μsecと設定したが、勿論、閾値は任意な時間に設定可能である。
パケットの受信時間は、パケットの全受信時間でも良いし、MACヘッダ解析後の残り時間でも良い。閾値を56μsecと無線LAN装置40宛に設定した場合、無線LAN装置40が図4に示したパケットのうち、アンテナの指向性選択動作を行うパケットは、図4に示された、斜線で塗りつぶされたパケットになる。
図9は、無線LAN装置40におけるパケットの受信時間によるアンテナ選択動作の一例を示す図であり、可変指向性アンテナ31が4通りの指向性を有する場合の一例を示す図である。
図9(A)に示したパケットは、アンテナの指向性選択動作を行う対象となる受信パケットである。図9(B)では、無線LAN装置40がMACヘッダによりアンテナの指向性選択動作を行う対象パケットであると判定した直後にアンテナの指向性選択動作を行っている。一方、図9(C)では、無線LAN装置40が受信中パケットの受信終了間近にアンテナの指向性選択動作を行っている。
なお、無線LAN装置40を通信しながら自由に移動させることができるため、受信特性の良いアンテナも刻刻と変化している。そこで、図9(C)のように、アンテナの指向性選択動作のタイミングを遅らせ、出来る限り受信状態測定部46が次の自局のパケットを受信する直前の各指向性パターンの状態を測定することで、無線LAN装置40は、受信特性が良い指向性パターンをより精度よく選択して切り替えて受信できる。
また、無線LAN装置40は、プリアンブルではなくパケット受信中にアンテナの指向性選択動作を行うことにより、受信パワーを判定するときのシンボル毎に多少のバラツキが生じるため、アンテナの指向性選択動作には、受信パワーの各シンボルを平均して使用することが望ましい。そこで、パケットの受信時間に応じて、アンテナの指向性選択動作の判定時間が十分取れる場合には、閾値を大きくしてアンテナの指向性選択動作にかかる時間を延ばしたり、アンテナの指向性選択動作の判定時間が十分に取れない場合には、閾値を小さくしてアンテナ選択動作をしないようにすることができる。
パケットの受信時間が短く全指向性の判定動作が十分に行えない場合には、無線LAN装置40は、アンテナの指向性選択動作を行うことをやめたり、時間を縮めたり、もしくは2パケット以上に渡って各指向性の判定動作を行うようにしてもよい。
なお、アンテナの指向性選択動作を行って指向性を確定させた後、無線LAN装置40は、パケットを送信しても送信先からの応答パケットが返送されない場合、送信パケットの再送を繰り返し行う。仮に、再送回数の閾値を3回と無線LAN装置40に設定した場合、無線LAN装置40は、再送を3回行ったときにアンテナの指向性を無指向性に切り替える。例えば、無線LAN装置40の場所が急に移動されたりして、電波が受信できなくなった時に、アンテナの指向性を無指向性に切り替えて、全方向からのパケットを受信できるようにすることで、再度アンテナの指向性選択動作をやり直すことができる。
また、アクセスポイントからビーコンパケットが100msec間隔で送信されている場合、無線LAN装置40は、アンテナの指向性選択動作を行って指向性を確定させたとする。許容されるビーコンパケットの受信間隔を決めた許容時間を150msecとして無線LAN装置40に設定した場合、無線LAN装置40は、通常、およそ100msec間隔で受信するビーコンパケットを150msec以上経過しても受信しない場合に、アンテナの指向性を無指向性に切り替える。例えば、無線LAN装置40の場所が急に移動されたりして、電波が受信できなくなった時に、アンテナの指向性を無指向性に切り替えて、全方向からのパケットを受信できるようにすることで、再度アンテナの指向性選択動作をやり直すことができる。
以上のように、本発明は、パケット受信中でも受信特性が良いアンテナまたは指向性パターンを精度よく選択し、選択したアンテナまたは指向性パターンに切り替えて受信できるという効果を有し、ダイバーシティアンテナや可変指向性アンテナをもつ無線通信端末等として有用である。
実施例1における無線LAN装置の構成例を示す図 IEEE802.11におけるMACフレームの基本フォーマットを示す図 実施例2における無線LAN装置の構成例を示す図 受信したパケットの受信時間について説明するための図 パケットの受信時間によるアンテナ選択動作の一例を示す図 各アンテナでの周波数平坦特性の算出結果の一例を示す図 実施例3における無線LAN装置の構成例を示す図 実施例4における無線LAN装置の構成例を示す図 無線LAN装置におけるパケットの受信時間によるアンテナ選択動作の一例を示す図
符号の説明
10、20、30、40 無線LAN装置
11 アンテナ
12 アンテナ切り替え部
13、33 RF部
14、34 復調部
15、35 MACヘッダ解析部
16、26、36、46 受信状態測定部
27、47 受信時間算出部
31 可変指向性アンテナ
32 アンテナ指向性制御部

Claims (8)

  1. 複数のアンテナを選択して切り替えながらアクセスポイントと通信する無線通信端末であって、
    前記アンテナが受信した信号から復調されるパケットの受信中に前記パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを解析する解析部と、
    前記解析部が、前記送信元アドレスが接続中の前記アクセスポイントのアドレスであり、かつ、前記宛先アドレスが自局でないと判定した場合、前記アンテナの受信状態を測定した結果に基づいて前記パケットの受信中に前記アンテナの選択を行う受信状態測定部とを備え
    前記受信状態測定部は、前記アンテナの選択を行う際に、前記アンテナ毎に対応した周波数平坦特性を算出し、算出したそれぞれの周波数平坦特性の離散度が全て所定の閾値以下の場合、受信パワーの最も大きいアンテナを選択する無線通信端末。
  2. 1つの前記パケットの受信時間を算出する受信時間算出部を備え、
    前記受信状態測定部は、前記受信時間が所定の閾値以上の場合、前記アンテナの選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記受信状態測定部は、前記受信時間のうち受信終了間際のタイミングで前記アンテナの選択を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末。
  4. 前記受信状態測定部は、前記アンテナの選択を行う際に、前記アンテナ毎に対応した周波数平坦特性を算出し、算出したそれぞれの周波数平坦特性の離散度のうち、最も離散度が小さい周波数平坦特性のアンテナを選択することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の無線通信端末。
  5. 可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えながらアクセスポイントと通信する無線通信端末であって、
    前記可変指向性アンテナが受信した信号から復調されるパケットの受信中に前記パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを解析する解析部と、
    前記解析部が、前記送信元アドレスが接続中の前記アクセスポイントのアドレスであり、かつ、前記宛先アドレスが自局でないと判定した場合、前記可変指向性アンテナの受信状態を測定した結果に基づいて前記パケットの受信中に前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行う受信状態測定部とを備え
    前記可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えた後、パケットを送信しても送信したパケットに対する応答パケットが返送されない場合、再送するためのパケットを所定回数送信したとき前記可変指向性アンテナの指向性を無指向性に切り替える無線通信端末。
  6. 可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えながらアクセスポイントと通信する無線通信端末であって、
    前記可変指向性アンテナが受信した信号から復調されるパケットの受信中に前記パケットの送信元アドレスおよび宛先アドレスを解析する解析部と、
    前記解析部が、前記送信元アドレスが接続中の前記アクセスポイントのアドレスであり、かつ、前記宛先アドレスが自局でないと判定した場合、前記可変指向性アンテナの受信状態を測定した結果に基づいて前記パケットの受信中に前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行う受信状態測定部とを備え
    前記可変指向性アンテナの指向性を選択して切り替えた後、許容されるビーコンパケットの受信間隔を決めた許容時間にビーコンパケットを受信しなかった場合、前記可変指向性アンテナの指向性を無指向性に切り替える無線通信端末。
  7. 1つの前記パケットの受信時間を算出する受信時間算出部を備え、
    前記受信状態測定部は、前記受信時間が所定の閾値以上の場合、前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行うことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線通信端末。
  8. 前記受信状態測定部は、前記受信時間のうち受信終了間際のタイミングで前記可変指向性アンテナの指向性の選択を行うことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線通信端末。
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