JP4612058B2 - 位相チップ周波数ビン光符号分割多元接続 - Google Patents

位相チップ周波数ビン光符号分割多元接続 Download PDF

Info

Publication number
JP4612058B2
JP4612058B2 JP2007556364A JP2007556364A JP4612058B2 JP 4612058 B2 JP4612058 B2 JP 4612058B2 JP 2007556364 A JP2007556364 A JP 2007556364A JP 2007556364 A JP2007556364 A JP 2007556364A JP 4612058 B2 JP4612058 B2 JP 4612058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
signal
optical
spectral
encoded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007556364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008530962A (ja
Inventor
エテマド シャハブ
トリバー ポール
レアー ジャッケル ジャネット
チャールズ メネンデス ロナルド
ガルリ ステファノ
クライド バンウェル トーマス
デルファイエット ピーター
Original Assignee
テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド
ユニバーシティ オブ セントラル フロリダ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド, ユニバーシティ オブ セントラル フロリダ filed Critical テルコーディア テクノロジーズ インコーポレイテッド
Publication of JP2008530962A publication Critical patent/JP2008530962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4612058B2 publication Critical patent/JP4612058B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/005Optical Code Multiplex
    • H04J14/007Orthogonal Optical Code Multiplex
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/505Laser transmitters using external modulation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本願は、その開示が参照によって本明細書に組み込まれている、本願の譲受人に譲渡された2005年1月31日出願の米国特許出願第_______号明細書(Telcordia出願番号第1548/TELCOR 1.0−003号)、名称「Multi−Wavelength Optical CDMA With Differential Encoding And Bipolar Differential Detection」に関連する。
連邦政府による資金提供を受けた研究開発の記載
研究開発に関する資金提供が、部分的に、連邦契約第MDA972−03−C−0078号の下で米国国防総省高等研究事業局によって行われた。連邦政府は、本発明における一部の権利を有する。
本発明は、光通信に関し、より具体的には、光符号分割多元接続(OCDMA:Optical Code Division Multiple Access)通信ネットワークに関する。
さまざまな通信方式が、データスループットを高め、データエラーレートを下げると同時に、通信チャネルの性能を全般的に改善するのに使用されてきた。例として、周波数分割多元接続(「FDMA」:Frequency Division Multiple Access)は、伝送帯域内の異なる周波数に配置された特定のチャネルに割り当てられる複数のデータストリームを使用する。また、時分割多元接続(「TDMA」:Time Division Multiple Access)は、伝送帯域の単一の周波数の異なるタイムスロットに割り当てられる複数のデータストリームを使用する。しかし、FDMAおよびTDMAは、所与の伝送帯域についてサポートできるユーザの数および/またはデータレートにおいて非常に制限されている。
多くの通信アーキテクチャでは、符号分割多元接続(CDMA)が、FDMAおよびTDMAに取って代わってきた。CDMAは、複数のデータストリームまたはチャネルが同時に単一の伝送帯域を共有することを可能にするスペクトラム拡散通信方式である。CDMAフォーマットは、人の複数のペアが同一室内で同時にお互いと会話しているカクテルパーティーに似ている。通常、多数の会話が同時に発生する場合に、会話の一方の当事者が他方の当事者の言うことを聞くのは非常に難しい。たとえば、話者の1ペアが過度に大声である場合に、彼らの会話は、他の会話をかき消す。さらに、人の異なるペアが同一の言語で話している時に、一方の会話からの対話が、同一言語の他方の会話に流れ出て、伝達不良を引き起こす場合がある。一般に、他のすべての会話からの累積的な背景雑音は、ある当事者が他方の当事者の言っていることを聞くのをより難しくする。したがって、誰もが同時にコミュニケートし、その結果、各ペアの間の会話すなわち彼らの「信号」が明瞭であると同時に他のペアの間の会話からの「雑音」が最小化されるようになる形を見つけることが、望ましい。
CDMA多重化手法は、周知であり、たとえば、Andrew Viterbi著, "CDMA: Principles of Spread Spectrum Communication", Addison-Wesley出版, 1995に説明されている。基本的に、CDMAでは、伝送されるデータ(ユーザデータ)の帯域幅は、伝送帯域の帯域幅よりはるかに少ない。一意の「擬似雑音」キー(pseudonoise key)が、CDMA伝送帯域の各チャネルに割り当てられる。擬似雑音キーは、ガウス雑音(たとえば、「白色雑音」)を模倣するように選択され、他のユーザ/チャネルからの干渉を減らすために最大長シーケンスになるようにも選択される。1つの擬似雑音キーが、所与のチャネルのユーザデータを変調するのに使用される。この変調は、パーティーで話者の各ペアに異なる言語を割り当てることと同等である。
変調中に、ユーザデータは、CDMA帯域の帯域幅にまたがって「拡散」される。すなわち、すべてのチャネルが、同時に同一周波数帯で送信される。これは、パーティー参加者のペアのすべてが同時に話すことと同等である。送信中の他のユーザからの雑音および干渉(集合的に「雑音」と称する)の導入は、不可避である。擬似雑音キーの性質に起因して、雑音は、ユーザの信号に対して、復調中に大幅に減らされる。というのは、受信器が選択されたチャネルを復調する時に、そのチャネルのデータは「逆拡散」されるが、雑音は「逆拡散」されないからである。したがって、データは、おおむねその最初の帯域幅のサイズに戻されるが、雑音は、はるかに大きい伝送帯域にまたがって拡散されたままになる。各ユーザの電力制御も、他のユーザからの雑音を減らすのを助けることができる。電力制御は、パーティー参加者の大声のペアの音量を下げることと同等である。
CDMAは、無線電話機(「セルラ」)および他の通信システムで商業的に使用されてきた。そのようなセルラシステムは、通常、800MHzから2GHzの間で動作するが、個々の周波数帯は、2〜3MHz幅に過ぎない場合がある。セルラCDMAの魅力的な特徴は、FDMAおよびTDMAと異なって、所与の帯域幅内のユーザ数に対するハード限界が全くないことである。伝送帯域内のユーザ数の増加は、克服すべき雑音を増やすだけである。しかし、実用的な問題として、「信号対雑音」比が容認できないものになる、ある閾値が存在する。この信号対雑音閾値は、商業システムにおいて、サポートできる有利顧客数および/またはデータレートに実際の制約を課す。
最近、CDMAは、光通信ネットワークで使用されてきた。そのような光CDMA(OCDMA)ネットワークは、一般に、セルラCDMAと同一の一般原理を使用する。しかし、セルラCDMAとは異なって、光CDMA信号は、光ネットワークを介して配送される。例として、複数の加入者設備を、中央ハブによって相互接続することができ、各加入者設備は、めいめいの双方向光ファイバリンクによってハブに接続される。各加入者設備は、光信号を送信できる送信器を有し、各局は、このネットワーク内のさまざまな送信器のすべてからの送信された信号を受信できる受信器をも有する。光ハブは、送信器のそれぞれから光ファイバリンクを介して光信号を受信し、光ファイバリンクを介して受信器のすべてに光信号を送信する。光パルスは、選択された受信局によって検出可能であるが他の受信局によって検出可能ではない形でパルスを符号化することによって、複数の潜在的な受信局のうちの選択された1つに送信される。そのような符号化は、各パルスを「チップ」として知られる複数の間隔に分割することによって達成することができる。各チップは、相対的に大きい放射強度(radiation intensity)によって示される論理値「1」を有する場合と、比較的小さい放射強度によって示される論理値「0」を有する場合がある。各パルスを含むチップは、送信を検出することを意図された1つまたは複数の受信局に特有の論理「1」および論理「0」の特定のパターンを用いて符号化される。各受信局は、当該受信局に固有のシーケンスに従って符号化されたチップのパターンを受信した時に光パルスを再生成できるが、パルスが異なるシーケンスまたはコードを用いて符号化されている場合にはパルスを再生成できない光受信機器を設けられる。
あるいは、光ネットワークは、超短光パルスの光周波数領域符号化および光周波数領域デコードに基づくCDMAを利用する。送信器のそれぞれは、超短光パルスを生成する光源を含む。これらのパルスは、その位相が互いにコヒーレントに関連するフーリエ成分を含む。「シグネチャ」が、特定のコードに従って、所与のパルスを構成する個々のフーリエ成分を個別に位相シフトすることによって光パルスに印加され、これによって、パルスを構成するフーリエ成分が、それぞれ、その特定のコードに従って異なる量だけ位相シフトされる。次に、エンコードされたパルスは、ネットワーク内の受信システムのすべてまたは複数の受信システムにブロードキャストされる。各受信システムは、一意のシグネチャテンプレートによって識別され、特定の受信システムのテンプレートと一致するシグネチャを与えられたパルスだけを検出する。
OCDMAシステムの性能の改善は、それでも有益である。たとえば、波長分割多重(WDM)システムまたは高密度WDM(DWDM)システムと互換であり、よりスペクトル効率がよく、よりコストの低いOCDMAシステムが、必要である。
本発明の一態様は、装置である。この装置は、好ましくは、エンコードされた光信号をデコードしてデコードされた信号を作るスペクトル位相デコーダと、デコードされた信号からユーザ信号を時間的に抽出する時間ゲートとを含む。この装置は、さらに、望ましくは、ユーザ信号からユーザデータを抽出するように動作可能な復調器を含むことができる。
本発明のこの態様によれば、スペクトル位相デコーダは、エンコードされた光信号をエンコードするのに使用される位相フィルタの位相を共役させる(conjugate)ように動作可能である位相フィルタを含む。
さらに、エンコードされた光信号は、2進直交コードの組の中から選択されるコードを使用してエンコードされる信号を含む。最も好ましくは、2進直交コードの組は、アダマールコードの組を含む。
さらに、本発明のこの態様によれば、スペクトル位相デコーダは、好ましくは、リング共振器を含む。最も好ましくは、リング共振器は、2つのポートと、第1の偏光状態で2つのポートのうちの1つに入る光信号が第2の偏光状態で他方のポートから出るように配置された偏光ビームスプリッタおよび偏光回転子とを含む。
さらに、本発明のこの態様によれば、デコーダは、複数のリング共振器および位相フィルタから構成された平面光回路を含むことができる。
さらに、スペクトル位相デコーダは、望ましくは、透明板、フーリエレンズ、および位相マスクミラーを含むことができ、これらは、透明板が、エンコードされた光信号をスペクトル的に拡散して、フーリエレンズにマルチパス光信号を供給し、フーリエレンズが、マルチパス光信号を当該フーリエレンズの焦点面に置かれ位相マスクミラーに投影するように配置される。最も好ましくは、透明板は、内表面および外表面を有する第1のミラーと内表面および外表面を有する第2のミラーとを含み、第1および第2のミラーは、その内表面が互いに面するように空隙を挟んで配置され、第1のミラーの内表面は、反射型であり、第2のミラーの内表面は、部分的に反射型である。
さらに、本発明のこの態様によれば、光時間ゲートは、望ましくは、ユーザ信号が置かれる時間間隔の外に含まれるマルチユーザ干渉エネルギをフィルタリングするように動作可能である。最も好ましくは、光時間ゲートは、非線形光ループミラー(Nonlinear Loop Mirror)、テラヘルツ光非対称時間ゲート(terahertz optical asymmetric time gate)、および四波混合時間ゲートからなる群から選択される。
さらに、本発明のこの態様によれば、復調器は、オン/オフキード復調器(ON/OFF keyed demodulator)を含む。
別の態様で、本発明は、データをトランスポートする光システムである。このシステムは、好ましくは、各光パルスが均一な周波数間隔の複数のスペクトル線を含む光パルス列を生成する源と、加入者に関連し、加入者データを使用してパルスのシーケンスを変調して変調されたデータ信号を作るように動作可能なデータ変調器と、データ変調器に関連し、変調されたデータをスペクトル的にエンコードしてエンコードされたデータ信号を作るように動作可能な直交エンコーダとを含む。
本発明のこの態様によれば、このシステムは、さらに、望ましくは、エンコードされたデータ信号をスペクトル的にデコードしてデコードされたデータ信号を作るためにするマッチング直交デコーダを含む。
本発明のこの態様によれば、源は、好ましくはモードロックレーザを含み、複数のスペクトル線のそれぞれは、振幅においてほぼ等しく、位相ロックされる。最も好ましくは、エンコーダは、複数のスペクトル線のそれぞれに固有のスペクトル位相成分を適用するアダマールエンコーダを含む。
さらに、本発明のこの態様によれば、このシステムは、それぞれが追加の加入者に関連する複数の追加変調器であって、複数の追加変調器のそれぞれが複数の追加の加入者に関連するデータを使用してパルスの列を変調して複数の追加の変調されたデータ信号を作るように動作可能な複数の追加変調器をさらに含む。さらに、このシステムは、望ましくは、それぞれが追加変調器の1つに関連する複数の追加のアダマールエンコーダであって、複数の追加のアダマールエンコーダのそれぞれが複数の追加の変調されたデータ信号の1つをスペクトル的にエンコードして複数の追加のエンコードされたデータ信号を作るように動作可能な複数の追加のアダマールエンコーダをさらに含むことができる。最も好ましくは、追加のアダマールエンコーダのそれぞれは、固有のスペクトル位相コードを追加の加入者のそれぞれに関連付ける。
さらに、本発明のこの態様によれば、このシステムは、望ましくは直交デコーダに結合された時間ゲートであって、デコードされた信号から加入者データ信号を時間的に抽出するように動作可能な時間ゲートをさらに含む。
本発明の別の態様は、各光パルスが複数のスペクトル線を含む光パルス列を生成することと、加入者データを使用して光パルス列を変調して変調されたデータ信号を作ることと、直交コードの組を使用して変調されたデータ信号をスペクトル的に位相エンコードしてエンコードされたデータ信号を作ることとを含む方法である。
さらに、この方法によれば、変調することは、好ましくは、変調されたデータ信号を、複数のスペクトル線のうちで直交コードの組の1つに関連するスペクトル線の1つに関連する帯域幅に閉じこめることを含む。最も好ましくは、変調することは、含む。
別の態様で、この方法は、さらに、望ましくは、エンコードされたデータ信号をスペクトル的に位相デコードすることと、光時間ゲートを使用して、デコードされた信号から加入者データ信号を時間的に抽出することとを含むことができる。
この詳細な説明には、参照によって、本願と同一の譲受人に譲渡された2005年1月31日出願の米国特許出願第_______号明細書(Telcordia出願番号第1548/TELCOR 1.0−003号)、名称「Multi−Wavelength Optical CDMA With Differential Encoding And Bipolar Differential Detection」が組み込まれている。
図1に、本発明の態様によるシステム100を例示的に示す。このシステムは、データ変調器120に供給される光パルス列115を生成するレーザ源110を含む。データ変調器122は、光パルス列115を変調するのに使用されるデータストリーム122をも受け取る。変調データは、好ましくは、加入者設備またはユーザ局124によって生成されたディジタルデータストリームを含む。好ましい実施形態では、データ変調器122は、オン/オフキードデータ変調器を含み、ここで、ディジタルデータストリーム内の「1」のシンボルまたはビットは、光パルスの存在に対応し、「0」のシンボルまたはビットは、光パルスの不在に対応する。この形で、各パルスは、1ビットの情報を表す。たとえば、変調されたストリーム125が示されており、ここで、このディジタルデータストリームは、「1010」データ列を含む。図からわかるように、ビット「1」を有する各タイムスロットは、光パルスの存在をもたらし(1251および1253)、「0」ビットを有する各タイムスロットは、光パルスの不在を示し(1252および1254)、後者は、その不在を示すために破線として示されている。
変調されたデータストリーム125は、次に、スペクトル位相エンコーダ132に供給される。下でさらに詳細に説明するように、スペクトル位相エンコーダ132は、位相マスクを使用して、ユーザに関連する位相コードをデータストリーム内の各光パルスに適用して、エンコードされたデータストリーム135を作る。位相コードは、「ロック」をもたらすように動作し、その結果、適当な「キー」すなわちスペクトル位相エンコーダの位相コードの位相共役を有する対応する位相デコーダだけが、エンコードされたデータストリームをアンロックできるようになる。通常、スペクトル位相エンコーダは、特定のユーザに関連し、したがって、適当なキーを有する別のユーザだけが、その特定のユーザからの情報をデコードしまたは受信することを可能にする。情報は、適当なキーを有しないユーザには雑音に見える。
エンコードされたデータストリーム135を、次に、たとえば波長分割多重(WDM)ネットワークなどのネットワーク140を介してスペクトル位相デコーダ144にトランスポートすることができ、このスペクトル位相デコーダ144は、好ましくは、上で述べたようにスペクトル位相エンコーダ132の位相コードの位相共役を適用する位相マスクを含む。スペクトル位相デコーダ144は、デコードされたデータストリーム149を光時間ゲート150に供給する。下で詳細に述べるように、光時間ゲート154は、デコードされたストリームの中から所望のユーザチャネルだけを時間的に抽出することによって、多元接続干渉を減らすように動作する。光時間ゲート154は、ユーザデータストリーム159を作り、このユーザデータストリーム159が、データ復調器164に供給される。オン/オフキーイングが送信端で使用される場合に、データ復調器164は、ディジタルデータストリーム124を再生する振幅検出器を含む。
本発明の態様によれば、レーザ源110、データ変調器122、およびスペクトル位相エンコーダ132は、ユーザに関連する送信局170を構成することができる。スペクトル位相デコーダ144、光時間ゲート154、および復調器164は、好ましくは、ユーザに関連する受信局180を構成することができる。
図2Aに、本発明の態様による、パルスストリーム115を生成するのに使用できるレーザ源200を例示的に示す。レーザ源200は、好ましくは、狭い間隔の位相ロックされた周波数の安定した櫛を含むスペクトル内容を有するモードロックレーザ(MLL)を含む。周波数間隔または櫛間隔は、MLLのパルス繰返し率によって決定される。図2Aに示されているように、源200は、半導体光増幅器(SOA)またはエルビウムドープファイバ増幅器(EDFA)を使用して形成できるリングレーザを含むことができる。図2に示されたリングレーザは、レーザ共振器(laser cavity)210、変調器216、波長分割多重器(WDM)222、および出力信号を供給するタップポイント226を含み、この出力信号は、光パルス115を含む。
図2Bに、本発明の態様によるMLLの出力の周波数プロット250を例示的に示す。縦のモードまたはラインの間隔は、5GHzのパルス繰返し率と等しい。やはり図2Bに示されているように、この源の総スペクトル幅は、たとえばレーザー共振器内に光帯域フィルタを配置することによって80GHzに制限することができる。図2Bの上部252は、この源の可変性(tunability)を例示的に示す複数のウィンドウを示す。レーザの各ラインまたはモード256は、1つの周波数チップまたは周波数ビンを含む。図2Bは、本発明の態様による16個の周波数ビンまたは周波数チップを例示する。
一般に、MLLの電界m(t)出力は、N個の等振幅位相ロックレーザのラインの組である。
Figure 0004612058
ここで、fi=〜193THz+(i−1)Δfは、等間隔の周波数である。信号m(t)は、1/Δf秒だけ離隔されたパルスのつながりを含む周期信号であり、各パルスは、1/(NΔf)秒と等しい幅を有する。式(1)を、
Figure 0004612058
と表すこともでき、ここで、p(t)は、持続時間T=1/Δfのパルスを表し、そのエネルギは、ほとんどが幅1/(NΔf)のメインローブ内に閉じこめられている。図2Aに関して、N=16であり、Δfは5GHzと等しい。
ここで図3に移ると、本発明の態様によるスペクトル位相エンコーダ300が示されている。エンコーダ300は、透明板310、フーリエレンズ314、および位相マスクミラー318を含む。板310は、内表面322および外表面326を含む第1の要素320を含む。第1の要素320は、同様に内表面332および外表面336を有する第2の要素330から間隔をおかれる。第1の要素の内表面322は、実質的に100%反射型のコーティングを設けられている。第2の要素の内表面332は、部分的に反射型のコーティングを設けられている。第1の要素320および第2の要素330を、図示のようにガラス基板340によって、または空隙によって分離することができる。透明板およびフーリエレンズの配置は、光分離器(optical demultiplexer)を構成し、参照によって本明細書に組み込まれている米国特許第6608721号明細書に記載の構造または構成要素を構成ことができる。
図からわかるように、第1の要素320およびガラス基板340は、開口342が板310の一端に設けられるように配置される。開口342は、光のビームが空洞(cavity)に入る入口点をもたらし、その結果、この光ビームの一部は、表面332によって表面322に部分的に反射されるようになり、これによって、入力光ビームが、それぞれがフーリエレンズ314に投影される複数のビームに分割される空洞が確立される。次に、フーリエレンズ314は、各ビームの各モードまたは各ラインを、各モードの波長または周波数に基づいて空間内の特定の位置に投影する。具体的に言うと、位相マスクミラー318は、フーリエレンズ314の焦点面に位置決めされ、各モードまたは各ラインが、位相マスクミラー上の特定の位置に投影されて、所定の位相シフトを引き起こすようになっている。この形で、レーザ源の各ラインまたは各モード(各そのようなラインまたはモードは、1つの周波数ビンまたは周波数チップを含む)は、位相マスクミラーによって所定の量だけ調整される。次に、位相マスクミラー318は、位相調整された信号をフーリエレンズ314を介して板310に戻って反射し、この板310で、位相調整された信号が、光位相調整されたコリメートビームとして開口342を通って出る。
図3からわかるように、位相マスク318の各セクションは、フーリエレンズ314の焦点面に関して0またはλ/4で凹所を設けられ、これによって、それぞれ0またはπの位相シフトを表す。図3の位相マスクは、「10110」位相マスクを構成する5つのセクションを含み、ここで、「1」は、πの位相シフトを表し、「0」は、0の位相シフトを表す。下でさらに詳細に述べるように、各ユーザは、システムの周波数ビンまたは周波数チップごとに1つのセクションを含む一意の位相マスクを割り当てられる。この一意の位相マスクは、特定のユーザに関連する一意のコードまたはロックに対応し、受信ユニットが、その特定のユーザからのメッセージを解読するのに適当なコードまたはキーを必要とするようになっている。さらに、エンコーダ300を、受信端でデコーダとして使用することもできる。
図3のエンコーダ/デコーダは、通常は、バルク光学部品を使用するので大きい。そのようなエンコーダ/デコーダのサイズは、通常、そのようなエンコーダ/デコーダを熱によって誘導されるドリフトを受けやすいものにする。さらに、大きいサイズおよび複雑な配置要件は、図3のコーダ/デコーダが経済的に現実味のあるものになる可能性を低くする場合がある。上で述べたように、スペクトル位相エンコードは、信号のさまざまなスペクトル成分を分離すること(demultiplexing)と、コードに基づいてスペクトルの一部の位相をシフトすることと、符号化された信号を作るためにシフトされた成分を再結合すること(recombining)からなる。再結合された信号は、もはや、短い光パルスを含むのではなく、パルスのエネルギが、コードによって決定されるパターンでビット期間にまたがって拡散される。本発明の態様によれば、本発明人は、波長選択サブコンポーネントとしてリング共振器を使用する集積フォトニック回路の形のコーダ/エンコーダを使用する。図4Aに、そのようなコーダ360の機能図を例示的に示す。
図4Aに示されているように、光は、左から入力ガイド362に入る。第1のリング共振器構造365では、サブ波長λ1が、ガイド362から外れて接続ガイド(垂直線367)に結合される。垂直線367の最下部で、λ1は、別の波長選択リング共振器と共に出力ガイド368に結合される。周波数成分のそれぞれは、同一の形で適当な点で結合される。すべての接続ガイドが同一の光路長を有し、入力ガイドおよび出力ガイドが同一の伝搬定数を有する場合に、すべての周波数成分は、出力ガイドの端に達する時に、同一の光学距離を見る。この場合に、すべてが、入力時に有したものと同一の位相で再結合される(すなわち、これは、すべて0またはすべて1を有するコードと同等である)。コードを定義する位相シフトを作成するために、本発明人は、この図ではブロック372として示されている、接続導波路上のヒーターを使用する。ヒーターへの電気接続は、図を不必要に複雑にするのを避けるために図示していない。接続導波路が、十分に離れている場合に、接続導波路は、位相シフトを独立に適用できるのに十分に熱的に分離される。熱監視およびフィードバックを用いて、独立位相シフトを、ガイドが互いへの多少の影響を有する時であっても各周波数に適用することができる。
デコーダは、通常、低偏光感度である必要がある場合があることを除いて、エンコーダと同一の構造を有する。というのは、信号が、ファイバを通る伝送でその偏光を変更される場合があるからである。コーダは、初期モードロックレーザパルスが偏光されるので、偏光依存性を有することができる。偏光独立コーダの例を、図4Bに示す。
各周波数が、熱的に印加される位相シフトを除いて、同一の個数の要素(その周波数の2つのリング共振器と、捨てられ/追加されずに通過するN−1個のリング共振器)および同一の光学距離を通過することに留意されたい。したがって、各周波数は、同一の損失を経験しなければならない。その結果、振幅のスキューはなく、デコードされたパルスの形状は、コーダへの入力と同一になる。さらに、基本経路長が同一(製造誤差について調整するための多少のトリミングを除いて)なので、正しい位相関係の作成は、通常は単純である。
低偏光感度について、本発明人は、コアと同一の構造を使用するが、別々の入力偏光を使用し、これらの偏光に、図4Bに示されたコーダ/デコーダ380を通過させる。
図4Bに示されているように、光は、光サーキュレータ383に入り、これを通過する。光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)385を使用して2つの偏光に分割され、一方の偏光は上側経路387をたどり、直交偏光は下側経路389をたどる。下側経路では、偏光回転子391が、偏光を1つのモードからもう1つの直交モードに、たとえばP1をP2に(またはその逆に)変換する。上側経路の光は、前に入力362と呼ばれた点で偏光モード1でコーダ構造393に入り、下側経路の光は、やはり偏光モード1であるが、前に出力368と呼ばれた点で、反対の方向に移動しながらコーダに入る。上側経路からの光は、コーダから出力され、偏光回転子を通過し、偏光モード2に変換され、この光は、PBS 385を通過し、光サーキュレータ383に送り返され、光サーキュレータ383から垂直線395によって示される経路に沿って出る。下側経路からの光は、現在は偏光モード1であり、反対方向でコーダを通るが、上側経路からの光と正確に同一の位相シフトおよび光学距離を経験する。下側経路からの光は、コーダから出力され、PBS 385内で再結合され、他方の経路からの光と同一の形でサーキュレータ383から出力される。したがって、これは、偏光独立構成要素を構成する。ブロック385に示された構造は、ファイバ内で実現するか、あるいは光導波路に組み込むかのいずれかとすることができる。この偏光独立構成がなければ、デコーダの前に偏光センサおよび動的偏光回転子を有することが必要になるはずである。この設計では、両方の偏光について、経路長が同一であり、経路が同一であることに留意されたい。相違は、2つの偏光が、反対方向で経路を移動することである。
図1を参照すると、エンコードされた信号135は、その後、ネットワーク140を介してデコーダ144に送信される。好ましい実施形態では、ネットワーク140は、WDMネットワークを含む。そのような実施形態では、OCDMAネットワークは、下でさらに詳細に述べるように、既存WDMネットワーク技術と互換のオーバーレイアーキテクチャを含む。
上で述べたように、エンコードされた信号135は、スペクトル位相デコーダ144によってデコードされる。スペクトル位相デコーダ144は、通常、一般に、このデコーダがエンコーダによって適用された位相マスクの位相共役を適用することを除いて、図3および4に示された配置を含む。しかし、下で詳細に述べるように、位相マスクが2進符号化方式を使用する場合に、デコーダでのコードが、それ自体の補数であり、その結果、コーダおよびデコーダが同一になることに留意されたい。
ここで図5Aに移ると、本発明の態様による光時間ゲート400が示されている。デコードされた信号149は、ビット期間内の最初の位置および形状に復元された光パルス列またはトレーンを有する。しかし、所望のユーザ信号は、デコードされた信号149に含まれる他のユーザ信号から分離されまたは抽出されることを必要とする。本発明の態様によれば、光時間ゲート400などの光時間ゲートを使用して、多元接続干渉(MAI)を減らすことができる。光時間ゲート400は、デコードされた信号149を構成するすべての他の信号の中から所望のユーザ信号またはチャネルだけを時間的に抽出することによって、MAIをフィルタアウトする。図5Aに示されているように、光時間ゲート400は、入力ポート406と、制御信号410によって制御されるスイッチ408とを含む。制御信号410は、電気信号または光信号とすることができる。
デコードされたOCDMA信号を抽出するための光時間ゲーティングの適用の背後にある概念を、図5Bに示す。同期コヒーレントOCDMAシステムのための適当なコードセットの正しい選択を介して、マルチユーザ干渉エネルギが、正しくデコードされた信号パルスがある時間間隔の外部に含まれるようになるシステムを設計することができる。したがって、所望のタイムウィンドウ内で低い損失をもたらすと同時にそのウィンドウの外での高い消光を実現するためにコンポジット信号を光学的にゲーティングすることによって、正しくデコードされた信号ビットストリームだけを抽出することができる。
コヒーレント光CDMAシステムへの適用において、光ゲーティング技術のより重要な性能メトリックの一部に、次が含まれる。
−ゲート幅(通常は10ps程度以下)
−ゲート繰返し速度(データレートに匹敵し、通常は1GHz以上)
−ゲート消光率(ユーザ数に依存するが、通常は10〜20dB)
−データパルスエネルギのレベルおよびダイナミックレンジ
−ゲーティング制御/クロックパルスエネルギのレベルおよびダイナミックレンジ
これらの性能要件の結果として、通常は、全光多重分離に使用される技法など、比較的高速の光処理技法が使用されなければならない。さまざまなオプションがあるが、特にコヒーレントOCDMAシステムについて実証済みの技術のいくつかに、次のものが含まれる。
−非線形干渉計
−四波混合(FWM)技法
これらの技法に対する光ファイバベース手法と半導体光増幅器(SOA:semiconductor optical amplifier)ベース手法との両方が、可能である。
光時間ゲーティング用のファイバベースの非線形干渉計
干渉計の1つのアームを介して有効位相シフトを変更するために光クロックパルスを使用することによって、全光ゲートを構成することができる。変更される位相は、ある長さの光ファイバを非線形伝搬するなど、分散媒質(distributed medium)を介して達成することができ、あるいは、半導体光増幅器(SOA)を用いて達成できるものなどの集中非線形性(concentrated nonlinearity)とすることができる。干渉計は、一般に、正しい動作のために安定化を必要とするので、一般に長いファイバ長を必要とし、したがって経路長が環境条件に伴ってドリフトする可能性があるファイバベース非線形干渉計の一般的な手法は、非線形光ループミラー(NOLM:nonlinear optical loop mirror)である。図5Cを参照すると、NOLMは、サニャック干渉計構成で作られ、サニャック干渉計構成は、その構成によって自己安定式である。
NOLMの動作は、説明を単純にするために入力信号が単一の光パルスであると仮定して、次のように説明することができる。ポートAで入力される着信信号は、50:50ファイバカプラで、2つの反対に伝搬するパルス複製に分割される。ポートCで注入できるクロックパルスが存在しない時には、小振幅データパルスが、ループを回って単純に反対に伝搬し、カプラで再結合する。干渉条件は、信号が出力ポートBで弱め合って干渉するが、最初の入力ポートAでは強め合って干渉し、これによってデータパルスを反射するというものである。その一方で、データパルス波長に対して近いが区別可能な波長の大振幅クロック信号を注入することによって、時計回りに伝搬するデータパルスにクロックパルスをオーバーラップさせ、πの非線形位相シフトを導入することが可能である。この場合に、干渉条件は、今や、データパルスがポートBで出るように変更される。ポートBの光帯域フィルタは、残りのクロック信号を抑制し、所望のゲーティングされたデータパルスだけを残す。NOLMの時間ゲーティングウィンドウの幅は、クロックパルスと、同一方向に伝搬するデータパルスとの間のオーバーラップによって定義される。構築された最初のNOLMは、必要な非線形位相シフトを得るために非常に長い分散シフトファイバ(>1km)を必要としたが、非常に非線形のファイバにおける最近の開発は、約100m以下へのファイバ長さの短縮を可能にした。光スレッシュホールディング(optical thresholding)とあいまって、NOLM光時間ゲートは、位相符号化式OCDMAシステムの実施態様に成功して適用されてきた。
光時間ゲーティング用のSOAベースの非線形干渉計
NOLMで要求される非線形位相変化は、デバイスの一体化を可能にする半導体光増幅器(SOA)の使用など、他の手段によって達成することができる。図5Dに示されているように、NOLMに似た干渉計アーキテクチャを使用することができる。SOAがループの中央からΔxだけオフセットされている時に、このデバイスを、テラヘルツ光非対称分離器またはTOAD(terahertz optical asymmetric demultiplexer)と称する。
NOLMに似て、クロックパルスが存在しない時には、着信データパルスは、TOADから反射される。通常は振幅においてデータパルス強度より10dB程度大きくなるように選択されるクロックパルスを注入することによって、ゲーティングを行うことができる。クロックパルスは、SOAを飽和させ、これによって、その有効インデックスを変更する。クロックパルスがSOAインデックスを飽和させる前に、時計回りのデータパルスにSOAを介して伝搬する機会を与えるために、時計回りの方向だけに移動するクロックパルスが、時計回りに伝搬するデータパルスに続いて注入される。SOAは、数百ピコ秒の時間スケールでゆっくりと回復するので、クロックパルスイベントが発生した直後に到着する、反対に伝搬するデータパルスは、SOAがほぼ同一の相対的な状態にあると見なし、差分位相シフトを経験しない。ゲーティングウィンドウの時間的持続時間は、ループの中央からのSOAのオフセットΔxによってセットされる。オフセットが減らされるときに、ゲーティングウィンドウ幅は、SOAの実際の長さを考慮に入れる必要が生じるまで減る。通常のゲート幅は、
Δtgate=2Δx/cfiber
によってオフセットに関係付けられ、ここで、cfiberは、ファイバ内の光速である。1.6ピコ秒もの短いゲーティングウィンドウが、TOADを使用して実験的に実証済みである。TOAD光時間ゲートは、SPC−OCDMAの実施態様に、成功して適用されてきた。
四波混合(FWM)光時間ゲーティング
光時間ゲーティングに対するもう1つの手法は、四波混合(FWM:four wave mixing)の使用を介するものであり、たとえば図5Eを参照されたい。FWMは、電気領域での相互変調歪み(intermodulation distortion)に似た、3次非線形性である。FWMでは、データ信号と、異なる波長の制御信号との間の非線形うなり(nonlinear beating)が、側波帯として新しい光のトーン(optical tone)を生成する。FWMベースのゲーティングは、光ファイバ内または半導体光増幅器(SOA)などの導波路デバイス内で達成することができる。
SOAでは、FWMは、キャリヤ密度変調(carrier density modulation)を介して発生する。2つの同相の光信号(co-polarized optical signal)が、SOAに結合される。一方は、周波数fcの制御信号であり、通常は、波長変換される周波数fdの他方の入力信号(データ)よりはるかに高い強度を有する。2つの同一方向に伝搬する信号は、混合し、キャリヤ密度変調を介して、インデックスグレーティング(index grating)を形成し、このインデックスグレーティングから信号を散乱することができる。このグレーティングからの制御信号の散乱は、2つの波を生成し、一方の波は、データ周波数であり、他方の波は、新しい周波数すなわち、fconverted=2fc−fdである。これは、有用な波長変換された信号である。さらに、データ信号散乱は、2つのはるかに弱い波をも生成し、この波の一方は、制御周波数であり、他方は、新しい周波数fsatellite=2fc−fdである。これは、サテライトウェーブ(satellite wave)と呼ばれ、一般に使用されない。
図5Eに示されているように、入来するOCDMA信号と一緒に短光制御パルスをSOAに注入することで、結果として波長変換された信号をフィルタアウトすることによる光時間ゲートを作成することが可能である。クロックパルスは、所望のOCDMAパルスに対して相対的に正しい位置に時間的に整列され、光帯域フィルタが、FWM信号だけを抽出するためにSOAの出力に置かれる。このFWM光時間ゲートは、TPC−OCDMAの実施態様に、成功して適用されてきた。
図1に戻ると、光時間ゲート400などの光時間ゲートからの信号159は、次に、データ検出器および復調器ブロック164に供給される。データ変調がオン/オフキーイングを使用して行われた場合には、データおよび復調器ブロックは、加入者データを再生する振幅復調器を含むことができる。これに関して、任意の既知の振幅復調器を使用して、このタスクを実行することができる。
ここで図6に移ると、本発明の態様によるマルチユーザOCDMAシステム500の例が示されている。全体的なシステムアーキテクチャ510を示すことに加えて、図5には、このシステムを通って流れる信号を時間領域および周波数領域で示すダイアグラム516も含まれる。具体的に言うと、光源520のスペクトルおよび時間的強度は、矢印5161によって識別され、オン/オフデータ変調の後には矢印5162によって、位相エンコードの後には矢印5163によって、全ユーザの混合の後には矢印5164によって、第1ユーザのデコーダの後には矢印5165によって、時間ゲーティングおよび光電(O/E)変換の後には矢印5166によって識別される。
光源520は、図2Bに示された出力スペクトルを有する位相ロック多波長レーザを含む。本発明のこの態様によれば、16個の周波数ビンまたは周波数チップを含む出力スペクトルの16ライン(図2Bのライン2561から25616を参照されたい)が、システム500にまたがってユーザデータを通信するのに使用される。図5で矢印5161を介して示されているように、パルスのトレーンまたは列522が、源520によって生成される。各パルスのスペクトル内容は、周波数プロット524に示されている。源の出力の電界m(t)は、上で式(1)および(2)で示されたように表すことができる。したがって、図6の特定のネットワークによれば、変数NおよびΔfが式(1)および(2)で使用される時に、N=16およびΔf=16GHzである。実用的な意味では、源の出力の総スペクトル幅は、80GHzの総スペクトル幅に制限され、これは、各パルスが約12.5ピコ秒(ps)の幅を有することをもたらす。
出力信号522は、データ変調器5301から530Nのそれぞれに供給される。現在の例との調和を保つと、N=16である。したがって、このシステムは、好ましくは16人のユーザまたは加入者を含み、このユーザまたは加入者のそれぞれは、パルストレーンまたは出力信号522をそれぞれ変調するのに使用されるデータ5321から532Nを供給する。図6のシステムでは、データ変調器530は、時間領域信号534をもたらすオン/オフキーイングを実現するように動作する。時間領域信号534では、前に述べたように、実線の輪郭を有するパルスが、「1」のシンボルまたはビットを表し、破線の輪郭を有するパルスが、「0」のシンボルまたはビットを表す。そのような信号のスペクトル内容を、周波数プロット536に示す。
変調された光パルス信号のそれぞれは、図示のように、めいめいのスペクトル位相エンコーダ5401から540Nに供給される。エンコードは、これらの周波数ビン(2561、2562など)のそれぞれを分離することと、コードの選択によって規定される通りに、この場合には0またはπによって、その位相をシフトすることと、周波数ビンを再結合して符号化された信号を作ることからなる。周波数の相対位相がシフトされる場合に、周波数の組は、変更されないが、その再結合結果は、異なる時間パターンをもたらし、たとえば、ビット期間の異なる部分にシフトされたパルス、ビット期間内の複数のパルス、または光出力の雑音様分布をもたらす。各OCDMAコードは、望ましくは、位相シフトの一意の選択によって定義される。好ましくは、ウィンドウ内のスペクトルを効率的に利用し、最大個数のコードがウィンドウを占める時であっても許容できるエラーレートで互いに分離されることも可能である、コードの組が選択される。
システム500について、本発明人は、アダマールコードの組を選択し、アダマールコードは、直交であり、2進である。この選択は、最小のマルチユーザ干渉(MUI:multi-user interference)で比較的高いスペクトル効率を達成できるという点で望ましい。本発明の態様によれば、この符号化方式は、デコードされる信号が最大である時にMUIが0であるという意味で直交に現れる。直交コードの個数は、周波数ビンの個数と等しく、したがって、比較的高いスペクトル効率が可能である。2進アダマールコードは、0の位相シフトを+1に、πの位相シフトを−1に割り当てることによって位相コードに変換される。MLLによって作られる周波数の初期櫛だけを含む変調されていないパルスストリームではなく周波数の広がりを含むデータをエンコードするために、中心周波数の周囲で周波数ビンを定義することが好ましい。その場合に、データのエンコードは、周波数に関連する位相シフトをビン全体に適用することからなる。その場合に、位相エンコーダの出力は、変調された信号の位相シフトされた周波数成分を合計することによって、またはこれと同等に、位相コードの逆フーリエ変換を用いて位相エンコーダの入力の変調された光信号を畳み込むことによって、得られる。
これらの直交コード(すべての位相を変更されないままにするコード1の場合を除く)のいずれかの適用は、最初のパルスがその最大出力を有する瞬間に0光出力を有する時間パターンをもたらす。直交コードのこの選択は、脱同期化(desynchronization)が望ましくない光出力を所望の信号のタイムスロットに移動するので、システム要件としての同時発生を暗示するが、注意深いコード選択によって、この要件の多少の緩和が可能になる。たとえば、シミュレーションは、2.5Gb/sで送信し、長さ16の16個のアダマールコードのセットの中からの4つのコードの適切に選択された組を使用する4人の同時ユーザについて、15psまでの相対遅延を、10-9のBERで1dB以内の出力ペナルティで許容することができる。非同時性(asynchronism)に対するより良い弾力性を、マルチフェーズコードを使用することによって達成することができる。
個々のスペクトル成分の位相符号化は、十分な分解能および経路長安定性(path-length stability)を有するデマルチプレクサと、周波数ごとに独立に位相をシフトする手段とを必要とする。本発明の態様によれば、図3のコーダ/デコーダは、アダマールコードの組を使用して信号をエンコードするのに使用された。前に述べたように、図3のコーダ/デコーダは、変更された反射型ジオメトリ光デマルチプレクサに基づき、文献に記載されている(たとえば、米国特許第6608721号明細書参照)。図6は、ブロードバンドソースを使用して測定された、アダマール−16コードセットからのコード9、12、14、および15に関するコーダのスペクトル応答を示し、位相シフトは、スペクトルの下に示されている。使用されたエンコーダは、100GHzのフリースペクトルレンジと〜1GHzの分解能とを有する。図3に示されているように、すべてのMLLラインは、マルチパスガラス基板によってスペクトル的に拡散され、焦点面に結像され、この焦点面から、出力ファイバに戻って反射される。焦点面の位相マスクは、各ラインを、特定のOCDMAコードによって決定される量だけシフトする。位相マスクは、16個の周波数ビンを表す16個のセクションを含み、各セクションは、焦点面に関して0またはλ/4で凹所を有し、それぞれ0またはπの位相シフトを表す。焦点面での像の有限のスポットサイズのゆえに、周波数ビンの有効帯域幅は、ビン間隔より小さい。
その理想化された形で、ユーザiのエンコーダは、周波数応答E(i)(f)すなわち、
Figure 0004612058
を有する位相マスクフィルタとして働く。ここで、
Figure 0004612058
は、第iコードc(i) (1≦i≦M)の第j(1≦j≦N)要素を示す複素記号であり、関数RectW(f)は、
Figure 0004612058
と定義される、単位振幅および幅Wの矩形関数を表す。原理的に、コードの要素c(i)は、任意の複素値をとることができるが、現在使用されている位相マスクは、単位振幅および2進位相値だけを許容する。
Figure 0004612058
理想的には、エンコードされていない信号のすべてのスペクトル成分は、振幅を変更されずにエンコーダから発するが、いくつかの場合に、位相において反転されてエンコーダから発する。結像光学系の有限の回折制限されたスポットサイズに起因して、位相遷移境界(またはビンエッジ)に置かれたスペクトル成分は、
Figure 0004612058
のオーバーラップする2つの値を有し、効果的に打ち消される。
ビンエッジは、図7で鋭い境界として示されている。図7の鋭い一時的減少は、異なる位相シフトを有する2つのビンの間の境界に対応し、この境界では、弱め合う干渉が、光スポットの2つの反対の位相の半分の間で発生する。OSAの分解能(0.01nm、約1.245GHz)は、これらの一時的減少の見掛けの深さを減らす。隣接するビンが同一位相を有する場合には、スペクトルの一時的減少はない。このコーダは、安定した位相シフトを実現し、熱による寸法変化が光経路をシフトすることはできるが、隣接周波数の相対経路長は、変更されない。
この受動的構造は、固有の出力損失を強要せず、本実施形態は5dBの損失を有するが、これは、減らすことができる。ビンの個数が増える時に、損失の固有の増加はなく、したがって、符号化に対するこの手法は、高速周波数ホッピングなどの時間領域手法よりよいスケーラビリティを有する。フィルタ帯域幅の狭まりは、変調されていないパルスストリームではなく、データを処理するコーダの能力に影響する。符号化された信号が、データを搬送する場合に、所与のMLLラインの変調された信号の帯域幅全体が、位相エンコーダの焦点面の幾何形状によって物理的に定義される周波数ビンの中におさまらなければならない。ビン間隔(5GHz)と等しいレートでの単純なオン−オフキーイングは、周波数をビンの間の使用できない領域に拡散させ、したがって、本発明人は、正しい伝送を確実にするために、適当な帯域幅圧縮を有する変調方式を必要とする。これは、2進コードが、[0,π]境界で弱め合う干渉を引き起こすからである。5GHzのパルス繰返し率で動作するMLLからの1ビットあたり2パルスを使用する2.5Gb/sでのオン−オフキー変調は、この物理的制約を満足する。帯域幅圧縮のためにデュオバイナリ変調または単一側波帯変調を使用する代替手法も、データ変調された信号のスペクトル構成要素が、5Gb/sのデータレートであってもそのめいめいの周波数ビン内に留まることを確実にする。さらに、マルチパルスオン/オフキード変調(たとえば、1データヒットあたり複数の光パルス)および複数位相/複数振幅変調(たとえば、DPSK、QPSK、QAM、およびより高次の振幅/位相変調)などの他の変調フォーマットを使用することができる。0−π位相遷移を示さない複数位相コードが使用される場合には、ビンエッジでの振幅の一時的減少が減る。
位相マスクでのビンエッジ効果に起因して、OOK(オン/オフキーイング)変調レートは、好ましくは、N個のスペクトル線のそれぞれのスペクトルの拡大がΔf/2Hzまでに閉じこめられるように選択される。単一ビットを表すのにMLLからの複数のパルスを使用する、Rb=Δf/2ビット/秒のレートでのOOK変調は、この物理的制約を満足する。代替案として、デュオバイナリエンコードを使用し、その後、フルレートRb=Δfビット/秒で変調することによって、データ変調された信号のスペクトル構成要素が、そのめいめいのΔf幅周波数ビン内に留まることが確実にされる。原理的に、振幅ビン−エッジ効果が存在しない場合には、フルレート変調が、ライン符号化なしであっても可能である。したがって、変調の後に、第iユーザに関する信号の時間的表現を、次のように記述することができる。
Figure 0004612058
ここで、
Figure 0004612058
は、ユーザiの情報ビットのシーケンスである。位相エンコードの後に、
Figure 0004612058
が得られる。ここで、e(i)(t)=FT-1{E(i)(f)}は、上で定義されたスペクトル位相エンコーダE(i)(f)のインパルス応答であり、FT-1は、逆フーリエ変換(IFT)演算子であり、q(i)(t)=p(t)*e(i)(t)は、エンコードの後のユーザiのパルス形状を表す。MLLによって出力されるパルスの影響を無視すると、パルスの形状は、位相マスクによって支配される。
図6に示されているように、位相エンコードの効果は、プロット545によって示されるように、時間において、パルス間隔全体にまたがって幅1/(NΔf)秒のMLLの狭いパルスを拡散することである。したがって、提案される位相エンコードされたOCDMAは、周波数拡散に基づく従来の直接シーケンスCDMA(DS−CDMA)のデュアル版と考えることができる。
エンコードされたN個のユーザ信号は、ファイバリンクおよびネットワーク556を介する伝送の前に組み合わされる550である。ネットワーク556は、好ましくは、システム500の信号を、波長分割多重(WDM)ネットワークによって通常搬送される他の信号に対して透過的にトランスポートすることを可能にする、WDMネットワークを含む。これに関して、システム500は、比較的小さな可変ウィンドウを有利に使用し、このウィンドウは、現在使用されているWDMシステムと互換である。図8に、本発明のさまざまな態様によるOCDMAシステムを、そのようなネットワークにどのようにオーバーレイできるかを示す。しかし、同調可能な源が使用される場合に、任意の他の光ネットワークを、本発明のこの態様に従って使用できることに留意されたい。図8に示されているように、OCDMA信号を、WDMチャネルに多重化することができる。
図6に戻って、エンコードされた信号は、ネットワーク556をトラバースした後に、分割され570、複数の一致するデコーダ570に供給される。具体的に言うと、デコードは、一致する相補的なコードを使用することによって達成され、本明細書で使用される2進コードの場合に、コードは、それ自体の補数であり、その結果、コーダおよびデコーダは、同一である。デコードされた信号は、パルスをビット期間内の元の位置に復元し、元のパルス形状を復元する。不正なデコーダを使用するデコードは、やはりビット期間の中央で0の光出力を有する時間パターンをもたらし、そのパルスのエネルギの大多数は、所望のパルスがある時間間隔の外部に押しやられる。
理想的なファイバ伝搬を仮定すると、第iユーザの区別は、エンコーダフィルタだけに一致する受信器側のデコードフィルタd(i)(t)を使用することによって実行される(単一ユーザマッチドフィルタリング)。一般に、これは、送信器側で使用された位相マスクの共役と等しいデコーダを受信器側で使用することによって達成することができる。
(i)(t)=x(t)*d(i)(t) (9)
ここで、d(i)(t)は、一致するフィルタのインパルス応答である。
(i)(t)=e*(i)(−t)⇔D(i)(f)=E*(i)(f) (10)
所望のユーザiと一致するフィルタの出力は、次のように表すことができる(τ(i)=0と仮定する)。
Figure 0004612058
ここで、本発明人は、それぞれACi(t)=e(i)(t)*e*(i)(−t)およびCCji(t)=e(j)(t)*e*(i)(−t)として、位相マスクのインパルス応答の自己相関(AC)および相互相関(CC)を定義した。ACおよびCCは、位相マスクとして使用されるシーケンスのIFTの関数である。DS拡散に基づく従来のCDMAの場合と異なって、相関は、コード自体の間ではなく、コードのIFTの間の相関である。一致する位相デコーダの効果は、最初に位相デコーダによって時間において拡散された幅1/(N□f)秒の最初の狭いパルスを復元することである(プロット576を参照されたい)。一致しない位相デコーダの効果は、干渉する信号を雑音様信号にすることである。従来のOCDMAではなく、直交コードが使用される場合に、真の直交性が、ここで達成され、多元接続干渉(MAI:Multiple Access Interference)は、理想的なサンプリング時刻に存在しない。
上で述べたように、位相デコーダ570からの信号は、さらに、光時間ゲート580および復調器590によって処理されて、ユーザデータ信号または加入者データ信号が再生される。やはり図6に示されているように、同期化ブロック494が、光時間ゲート580のそれぞれに結合される。同期化ブロック594は、図5に関して上で述べたように、正しい時間間隔に時間ゲートを閉じる制御信号またはクロック信号を供給する。
本発明を、本明細書で特定の実施形態に関して説明したが、これらの実施形態が、本発明の原理および応用例の単なる例示であることを理解されたい。したがって、多数の変更を、この例示的実施形態に対して行うことができることと、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱せずに、他の配置を考案できることを理解されたい。
本発明の態様によるシステムを例示的に示す図である。 本発明の態様による源を例示的に示す図である。 本発明の態様によるレーザ源のモードまたはラインを示すスペクトルプロットである。 本発明の態様によるエンコーダデコーダを例示的に示す図である。 本発明の態様によるエンコーダ/デコーダを例示的に示す図である。 本発明の態様によるエンコーダ/デコーダを例示的に示す図である。 本発明の態様による光時間ゲートを例示的に示す図である。 本発明の態様によるマルチユーザ混信阻止用の光時間ゲーティングを例示的に示す図である。 本発明の態様による非線形光ループミラー時間ゲートを例示的に示す図である。 本発明の態様によるテラヘルツ光非対称時間ゲートを例示的に示す図である。 本発明の態様による四波混合を使用する光時間ゲートを例示的に示す図である。 本発明の態様によるシステムを例示的に示す図である。 本発明の態様による4つのアダマールエンコードされた信号の伝達関数を例示的に示す図である。 本発明の態様によるWDMシステムへのOCDMAシステムのオーバーレイを例示的に示す図である。

Claims (6)

  1. 同一の波長チャネルおよび同一のビット期間を占有する、個別かつ直交にエンコードされ同期した同相の複数の光信号が他に存在するなかで、略等しい間隔を有しコヒーレントに位相ロックされた複数のスペクトル線を有する所望のエンコードされた光信号を受信する装置であって、
    2よりも多い互いに直交するコードのセットのうちの1つである予め定められたコードに従って前記略等しい間隔を有しコヒーレントに位相ロックされた複数のスペクトル線の各々を個別に、他の複数のスペクトル線に関して、位相シフトする手段を備えた、前記エンコードされた光信号をデコードしてデコードされた信号を作るスペクトル位相デコーダであって、当該デコードされた信号において前記所望のエンコードされた光信号が再生され前記ビット期間の小さな部分を占有し、当該ビット期間の小さな部分において他の個別にエンコードされた複数の信号は最小の光パワーを有する、スペクトル位相デコーダと、
    前記所望のエンコードされた光信号が存在する前記ビット期間の部分だけを同期的に選択することにより、前記デコードされたコンポジット信号から前記所望のエンコードされた信号を時間的に抽出する同期光時間ゲートと、
    前記所望のエンコードされた信号からユーザデータを抽出するように動作可能な復調器と
    を含み、
    前記スペクトル位相デコーダは、各々が前記光信号のスペクトル要素のうちの1つを選択するリング共振器を複数備え、前記複数のリング共振器は、前記スペクトル要素の各々を入力ガイドから出力ガイド及び各々が前記スペクトル要素のうちの1つの位相を他のスペクトル要素に対してシフトする光位相シフタの組みへ結合する、ことを特徴とする装置。
  2. 前記スペクトル位相デコーダは、前記エンコードされた光信号をエンコードするのに使用される位相を共役させるように動作可能な位相フィルタを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記エンコードされた光信号は、2進直交コードの組の中から選択されるコードを使用してエンコードされる信号を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 2進直交コードの前記組は、アダマールコードの組を含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記リング共振器は、第1のポートおよび第2のポートを有するリング共振器と、第1の偏光状態で前記第1のポートに入る光が第2の偏光状態で前記第2のポートから出るように配置された偏光ビームスプリッタおよび偏光回転子とを含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
  6. 前記光時間ゲートは、前記ユーザ信号が置かれる時間間隔の外に含まれるマルチユーザ干渉エネルギをフィルタリングするように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
JP2007556364A 2005-02-18 2006-02-17 位相チップ周波数ビン光符号分割多元接続 Expired - Fee Related JP4612058B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/062,090 US7729616B2 (en) 2005-02-18 2005-02-18 Phase chip frequency-bins optical code division multiple access
PCT/US2006/005834 WO2007053172A2 (en) 2005-02-18 2006-02-17 Phase chip frequency-bins optical code division multiple access

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008530962A JP2008530962A (ja) 2008-08-07
JP4612058B2 true JP4612058B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=37742652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007556364A Expired - Fee Related JP4612058B2 (ja) 2005-02-18 2006-02-17 位相チップ周波数ビン光符号分割多元接続

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7729616B2 (ja)
EP (1) EP1854229B1 (ja)
JP (1) JP4612058B2 (ja)
CA (1) CA2597031C (ja)
WO (1) WO2007053172A2 (ja)

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7330304B2 (en) * 2003-11-03 2008-02-12 Hrl Laboratories, Llc Method and apparatus for PPM demodulation using a semiconductor optical amplifier
EP1710769B1 (en) * 2005-04-06 2016-03-16 Saab Ab A simulating device
US7773882B2 (en) * 2005-05-26 2010-08-10 Telcordia Technologies, Inc. Optical code-routed networks
KR100723860B1 (ko) * 2005-10-27 2007-05-31 한국전자통신연구원 광 코드 분할 다중화 수신기의 잡음 저감 장치와 방법 및이를 이용한 수신장치와 방법
WO2007055399A1 (en) * 2005-11-10 2007-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for power line communication
US7903973B1 (en) 2005-12-23 2011-03-08 Lockheed Martin Corporation Dynamic temporal duration optical transmission privacy
US7792427B1 (en) * 2006-01-30 2010-09-07 Lockheed Martin Corporation Optical code division multiple access data storage and retrieval
US7991288B1 (en) 2006-02-07 2011-08-02 Lockheed Martin Corporation Optical code division multiple access data storage encryption and retrieval
US7756420B2 (en) * 2006-03-24 2010-07-13 Lightkey Optical Components, Llc System and method for shaping a waveform
US7809267B2 (en) * 2006-06-01 2010-10-05 Telcordia Technologies, Inc. Coherent gated receiver
US20090136238A1 (en) * 2007-09-26 2009-05-28 Gill Douglas M Security over an optical fiber link
US20100074444A1 (en) * 2008-06-26 2010-03-25 Telcordia Technologies, Inc. Method and System for OCDM-Based Photonic Layer Security Robustness to Spoof Data Integrity
US20100074630A1 (en) * 2008-09-25 2010-03-25 Tim Olson System and method for shaping a waveform
US8244137B1 (en) * 2009-06-30 2012-08-14 Verizon Patent And Licensing Inc. Multichannel on a single wave laser over wave division multiplexing in free space optics using phase masks
US8417069B2 (en) * 2009-06-30 2013-04-09 Verizon Patent And Licensing Inc. Multi dimension high security communication over multi mode fiber waveguide
US8218669B2 (en) * 2009-09-16 2012-07-10 Intel Corporation Spectrally flat delay diversity transmission
US8453929B2 (en) 2009-12-19 2013-06-04 Trutag Technologies, Inc. Producing a microtag identifier
US8737618B2 (en) * 2010-02-17 2014-05-27 Telcordia Technologies, Inc. Secure key distribution for optical code division multiplexed based optical encryption
US8406423B2 (en) * 2010-03-16 2013-03-26 Telcordia Technologies, Inc. Multi-bit cryptographically secure encryptor for M-ary spectral phase encoder optical code division multiple access
US20110228939A1 (en) * 2010-03-16 2011-09-22 Telcordia Technologies, Inc. System and methods for ocdm-based optical encryption using subsets of phase-locked frequency lines
JP5642405B2 (ja) * 2010-03-24 2014-12-17 オリンパス株式会社 テラヘルツ波発生装置
US9054827B2 (en) 2012-01-27 2015-06-09 Futurewei Technologies, Inc. Optical switching device using spectral trigger
US9658510B2 (en) * 2012-12-19 2017-05-23 Georgia Tech Research Corporation Devices, systems and methods for ultrafast optical applications
WO2014100702A2 (en) * 2012-12-19 2014-06-26 Georgia Tech Research Corporation Devices, systems and methods for ultrafast optical applications
EP3101828B1 (en) * 2014-01-31 2019-05-08 Mitsubishi Electric Corporation Optical transmission apparatus and optical transmission method
CN104113307B (zh) * 2014-07-07 2016-10-26 北京交通大学 一种全光时钟倍频装置及基于此装置的倍频方法
WO2016191679A1 (en) 2015-05-28 2016-12-01 Massachusetts Institute Of Technology Apparatus and methods for quantum key distribution
US10805074B2 (en) 2015-06-11 2020-10-13 Nokia Technologies Oy Fibre-optic communication based on encoded frequency-shifted light
US20170255080A1 (en) * 2016-03-01 2017-09-07 Irfan Muhammad Fazal Multi-Bit Digital-Electrical to Analog-Optical Conversion Based on Non-Linear Optical Element
WO2017205652A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 Schafer Aerospace, Inc. System and method for high speed satellite-based free-space laser communications using automatic gain control
CN109150522B (zh) * 2018-10-29 2024-03-26 中国电子科技集团公司电子科学研究院 量子密钥分发时间比特-相位解码方法和装置及相应系统
TWI694685B (zh) * 2018-11-27 2020-05-21 國立虎尾科技大學 無線光通訊之雙極性分碼多工系統
JP7003336B1 (ja) * 2021-02-03 2022-02-10 三菱電機株式会社 周波数分離器、光量子化回路、光ad変換システム、及び光信号処理システム
CN113411136B (zh) * 2021-06-16 2022-11-08 广东工业大学 一种正交调制保密光通信装置和方法
WO2024176481A1 (ja) * 2023-02-24 2024-08-29 国立大学法人東北大学 真空スクイーズド光発生装置および真空スクイーズド光発生方法

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4779266A (en) * 1986-03-10 1988-10-18 Bell Communications Research, Inc. Encoding and decoding for code division multiple access communication systems
US4866699A (en) * 1987-06-22 1989-09-12 Bell Communications Research, Inc. Optical telecommunications system using code division multiple access
US5410147A (en) * 1992-08-20 1995-04-25 General Electric Company Optical communication system using coplanar light modulators
US5760941A (en) * 1996-02-29 1998-06-02 Rice University System and method for performing optical code division multiple access communication using bipolar codes
JP3471202B2 (ja) * 1997-10-03 2003-12-02 日本電信電話株式会社 光cdma用回路
US6381053B1 (en) * 1998-10-08 2002-04-30 Universite Laval Fast frequency hopping spread spectrum for code division multiple access communication networks (FFH-CDMA)
US6865344B1 (en) * 1999-11-12 2005-03-08 Intel Corporation Code-switched optical networks
DE60039082D1 (de) * 2000-01-06 2008-07-10 Nippon Telegraph & Telephone CDMA Kodierer-Dekodierer, CDMA Nachrichtenübertragungssystem und WDM-CDMA Nachrichtenübertragungssystem
US20010033603A1 (en) * 2000-01-21 2001-10-25 Microgistics, Inc. Spread spectrum burst signal receiver and related methods
GB0005615D0 (en) * 2000-03-09 2000-05-03 Univ Southampton An optical processing device based on fiber grating
US6608721B1 (en) * 2000-06-02 2003-08-19 Essex Corporation Optical tapped delay line
US6801721B1 (en) * 2000-06-13 2004-10-05 Lucent Technologies Inc. Polarization mode dispersion compensator for optical fiber communication systems
US7076169B2 (en) * 2000-09-26 2006-07-11 Celight, Inc. System and method for orthogonal frequency division multiplexed optical communication
US20040047543A1 (en) * 2001-01-13 2004-03-11 Olli-Pekka Hiironen Ocdma network architectures, optical coders and methods for optical coding
WO2002056520A1 (en) * 2001-01-13 2002-07-18 Nokia Corporation Method and optical coder for coding a signal in an optical fibre network
AU2002249965A1 (en) * 2001-01-22 2002-07-30 Essex Corporation Optical cdma communications system using otdl device
US20040170439A1 (en) * 2001-06-29 2004-09-02 Olli-Pekka Hiironen Method and apparatus for an optical cdma system
WO2003043178A2 (en) * 2001-11-15 2003-05-22 Hrl Laboratories, Llc Frequency agile spread waveform generator and method and pre-processor apparatus and method
US7085499B2 (en) * 2001-11-15 2006-08-01 Hrl Laboratories, Llc Agile RF-lightwave waveform synthesis and an optical multi-tone amplitude modulator
JP3991197B2 (ja) * 2002-02-15 2007-10-17 沖電気工業株式会社 光符号化方式及び光符号器
US7068881B2 (en) * 2002-08-26 2006-06-27 The Regents Of The University Of California Optical code division multiple access network utilizing reconfigurable spectral phase coding
KR100488415B1 (ko) * 2002-10-29 2005-05-11 한국전자통신연구원 양극성 데이터를 송신하는 파장영역 광 코드분할다중접속 송신장치 및 그 방법
US7260330B2 (en) * 2002-11-04 2007-08-21 The Boeing Company Optical communication system using correlation receiver
US7720226B2 (en) * 2002-11-19 2010-05-18 Essex Corporation Private and secure optical communication system using an optical tapped delay line
EP1618690A4 (en) * 2003-04-15 2007-07-11 Yeda Res & Dev METHOD AND SYSTEM USEFUL FOR OPTICAL DISTRIBUTION CODE MULTIPLE ACCESS
JP3712401B2 (ja) * 2003-06-16 2005-11-02 沖電気工業株式会社 光受信装置
JP2005020459A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Oki Electric Ind Co Ltd 光符号分割多重伝送方法及び光符号分割多重伝送装置
KR100628295B1 (ko) * 2003-11-11 2006-09-27 한국전자통신연구원 균형-변형 유사잡음 행렬코드가 적용된 2차원 파장/시간영역 광 시디엠에이 시스템
US20050226615A1 (en) * 2004-04-05 2005-10-13 The Boeing Company Phase-encoded optical code division multiple access
JP4525314B2 (ja) * 2004-11-26 2010-08-18 沖電気工業株式会社 光符号分割多重送受信方法及び光符号分割多重送受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2597031C (en) 2012-10-23
EP1854229B1 (en) 2014-07-23
EP1854229A4 (en) 2011-04-20
WO2007053172A2 (en) 2007-05-10
US7729616B2 (en) 2010-06-01
WO2007053172A3 (en) 2007-12-13
US20100221009A1 (en) 2010-09-02
US20070036553A1 (en) 2007-02-15
JP2008530962A (ja) 2008-08-07
EP1854229A2 (en) 2007-11-14
CA2597031A1 (en) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4612058B2 (ja) 位相チップ周波数ビン光符号分割多元接続
US7574144B2 (en) Spectrally phase encoded optical code division multiple access system
Etemad et al. Spectrally efficient optical CDMA using coherent phase-frequency coding
Heritage et al. Advances in spectral optical code-division multiple-access communications
US7620328B2 (en) Multi-wavelength optical CDMA with differential encoding and bipolar differential detection
US20080107430A1 (en) Mixed phase and wavelength coded optical code division multiple access system
US8699883B2 (en) Variable spectral phase encoder/decoder based on decomposition of hadamard codes
JP3038378B1 (ja) 光符号分割多重通信方式
Bres et al. All-optical OCDMA code-drop unit for transparent ring networks
Glesk et al. Incoherent ultrafast OCDMA receiver design with 2 ps all-optical time gate to suppress multiple-access interference
EP1889381B1 (en) Optical code-routed networks
Lam Multiwavelength optical code-division-multiple-access communication systems
Kravtsov et al. Self-clocked all-optical add/drop multiplexer for asynchronous CDMA ring networks
Delfyett et al. Phase Chip Frequency-Bins Optical Code Division Multiple Access
Idris et al. Towards self-clocked gated OCDMA receiver
Teh Applications of superstructure fibre Bragg gratings for optical code division multiple access and packet switched networks
Toliver et al. Coherent Optical CDMA Systems
Gao Advanced optical modulation and fast reconfigurable en/decoding techniques for OCDMA application
Huang et al. Signal Processing Techniques for Data Confidentiality in OCDMA Access Networks
Yoshino et al. Simultaneous OCDM signal transmission over multiple WDM channels using Mach-Zehnder interferometric selector
Du High performance optical-CDMA networks with non-linear all-optical thresholders
Menif et al. New directional assembly for optical code division multiple access systems including a single reflective element
Idris The impact of WH/TS codes in implementing incoherent OCDMA system
Khattak Power Control In Optical CDMA
Toliver et al. Optical code division multiplexing for confidentiality at the photonic layer in metro networks and beyond

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090604

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100720

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20100721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100721

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4612058

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees