JP4604830B2 - 情報処理装置、プログラム、情報処理システム、および孤立状態回避方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、情報処理システム、および孤立状態回避方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークを介した通信技術に関する。
ネットワーク管理を集中的に行うサーバークライアントモデル型のネットワーク構成に代わるものとして、ネットワーク参加者であるピア同士が相互に対等な立場でネットワークに接続するピア・ツー・ピア型(以下「P2P」と略称)の大規模ネットワークが注目を集めるようになってきている。
ここで、このP2Pのネットワーク(P2Pネットワーク)について、例えば、図18に示すように、3つのサイトA,B,CにおいてそれぞれP2Pネットワークが構築されており、各サイト間の通信を各サイトにおける代表の端末すなわちノード(Node-1、Node-A、Node-X)同士の間で行う場合を想定する。この場合に、例えば、サイトAのNode-1及びNode-2が、電源オフ状態となったり、自発的にネットワークから離脱することで、通信可能に接続ができない障害が生じると、Node-3が起動する際に、以前に通信可能に接続していたノード(Node-1、Node-2)に対して通信可能に接続できず、Node-3がネットワークを構成することができない、孤立状態となる。
このような事態に対して、従来、所謂ピュア型のP2Pネットワークでは、Node-3が所謂ブロードキャストを行って、Node-3と通信可能に接続することができるノードを探すか、又は、同じサイト内のNode-1,2に係る障害が解消されるまで待機する必要性があった。しかし、ブロードキャストを行う手法では、ネットワークにおけるトラフィックが大きくなり過ぎて、本当に送受信したいデータの電送を阻害してしまう。一方、障害が解消されるまで待機する手法では、Node-3の孤立状態を全く回避できないか、又は素早く回避することができない。
また、所謂ハイブリッド型のP2Pネットワークでは、ノードが孤立状態となる度に、社外等に設置される認証サーバに問い合わせて、通信可能に接続することができるノードを教えてもらう動作が行われる。但し、認証サーバに対するアクセスには比較的長時間を要してしまい、効率的に孤立状態を回避することができない。
また、ブロードキャストを行う手法や、認証サーバに問い合わせる手法では、Node-3の識別情報(例えば、IPアドレスやID)等を盗んで、Node-3になりすまして、ネットワークに対して参加することを許してしまい、情報のセキュリティーが問題となる。
そこで、ネットワークにおいて孤立状態等といった不具合が発生しないように、P2Pネットワークを構成する1つのピアが、電源オフ状態となったり、自発的にネットワークから離脱することにより障害が生じると、待機している別のピアが交代する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、P2Pネットワークにおいて、ピアグループメンバの全ピアにわたっての一貫性を保ちつつ、ピアグループ属性の更新も考慮して、ピアグループ属性の管理を行う技術が提供されている(例えば、特許文献2)。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開2004−72603号公報 特開2004−260279号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている技術では、別のピアを待機させておく必要性があるため、余分なリソースが必要となってしまい、システムの大型化、ひいては追加投資等のコストの増大を招いてしまう。
また、特許文献2で提案されている技術では、ピアグループのメンバである全てのピアグループの属性情報を各ピア内部に保持するために、各ピア間において頻繁に情報の交換が必要となり、ネットワークでのトラフィックの増大、および管理に要するデータ量の増大などといった管理に要するデータ処理量の増大を招いてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、データ処理量やコストの増大を招くことなく、情報のセキュリティーを確保しつつ、P2Pネットワークにおけるノードの孤立状態を迅速に回避することができる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、P2Pネットワークにより外部装置との間でデータ通信を行う情報処理装置であって、通常接続ノード群とデータ通信を行う通信手段と、前記通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、前記通信手段によって前記通常接続ノード群とデータ通信ができない障害の発生を検出する障害発生検出手段と、前記障害発生検出手段による前記障害の発生の検出に応答して、前記接続情報を参照することで、前記通信手段によって前記緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、当該1以上の緊急接続ノードに対して前記障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信する申請送信手段と、前記障害の状況に応じて前記1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報を受信する受信手段と、前記受信手段による前記接続許可情報の受信に応答して、前記1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立する接続手段と、前記外部装置から前記情報処理装置内の所定の記憶部に格納されるデータ群に対するアクセス権限を示す権限情報を記憶する権限情報記憶手段と、前記障害発生検出手段による前記障害の発生の検出に応答して、前記外部装置から前記データ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、前記権限情報の変更を行う権限情報変更手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載の情報処理装置であって、前記接続許可情報が、前記1以上の緊急接続ノードにより前記権限情報の変更の検出に応答して発信されることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項または請求項に記載の情報処理装置であって、前記権限情報変更手段が、前記接続手段によって前記緊急接続状態が確立される際に、前記1以上の緊急接続ノードから前記データ群に対するデータ内容の追加を許可するように、前記権限情報の変更を行うことを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項1から請求項のいずれかに記載の情報処理装置であって、所定の上位サーバから前記接続情報を取得する情報取得手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項から請求項のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記障害の解除を検出する障害解除検出手段を更に備え、前記接続手段が、前記障害解除検出手段による前記障害の解除の検出に応答して、前記緊急接続状態を解消するとともに、前記通常接続ノード群との間でデータ通信可能に接続した通常接続状態を確立することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載の情報処理装置であって、前記障害解除検出手段が、前記緊急接続状態において、所定期間毎に、前記通常接続ノード群との間におけるデータ通信を試行することで、前記障害の解除を検出することを特徴とする。
また、請求項の発明は、請求項に記載の情報処理装置であって、前記障害解除検出手段が、前記緊急接続状態において、前記通常接続ノード群のうちの少なくとも1以上の通常接続ノードから信号を受け取ったことに応答して、前記障害の解除を検出することを特徴とする。
また、請求項の発明は、情報処理装置に含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記情報処理装置を、請求項1から請求項のいずれかに記載の情報処理装置として機能させるプログラムである。
また、請求項の発明は、P2Pネットワークにより複数の情報処理装置の間でデータ通信を行う情報処理システムであって、請求項1から請求項のいずれかに記載の情報処理装置と、前記通常接続ノード群と、前記緊急接続ノード群とを備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載の情報処理システムであって、前記1以上の緊急接続ノードが、前記障害の発生を検知した後に、前記接続許可情報を発信することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載の情報処理装置であって、前記1以上の緊急接続ノードが、前記通常接続ノード群に対して所定の信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10に記載の情報処理装置であって、前記1以上の緊急接続ノードが、所定の上位サーバに対して、前記障害の発生の確認を依頼する依頼信号を送信し、前記所定の上位サーバが、前記通常接続ノード群に対して所定の信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、前記障害の発生が正しいことを示す発生確認情報を、前記1以上の緊急接続ノードに対して発信し、前記1以上の緊急接続ノードが、前記発生確認情報を受信したことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項10に記載の情報処理装置であって、前記1以上の緊急接続ノードが、所定の上位サーバに対して、前記障害の発生の確認を依頼する依頼信号を送信し、前記所定の上位サーバが、当該所定の上位サーバで管理している所定のデータを参照することで、前記障害の発生が正しいことを確認すると、前記障害の発生が正しいことを示す発生確認情報を、前記1以上の緊急接続ノードに対して発信し、前記1以上の緊急接続ノードが、前記発生確認情報を受信したことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする。
また、請求項14の発明は、P2Pネットワークにより通常接続ノード群とデータ通信を行う情報処理装置において、前記通常接続ノード群とデータ通信ができない障害による孤立状態を回避する孤立状態回避方法であって、(a)前記通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を記憶するステップと、(b)外部装置から前記情報処理装置内の所定の記憶部に格納されるデータ群に対するアクセス権限を示す権限情報を記憶するステップと、(c)前記障害の発生の検出に応答して、前記外部装置から前記データ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、前記権限情報の変更を行うステップと、(d)前記障害の発生の検出に応答して、前記接続情報を参照することで、前記緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、当該1以上の緊急接続ノードに対して前記障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信するステップと、(e)前記障害の状況に応じて前記1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報を受信するステップと、(f)前記(e)ステップにおける前記接続許可情報の受信に応答して、前記1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立するステップとを備えることを特徴とする。
請求項1から請求項のいずれに記載の発明によっても、通常接続ノード群とデータ通信ができない障害の発生の検出に応答して、通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を参照することで、緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信し、障害の状況に応じて1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報の受信に応答して、1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立するような構成とすることで、接続情報において絞られた緊急接続ノード群に対して障害の状況も併せた形で接続許可申請を行うため、データ処理量やコストの増大を招くことなく、情報のセキュリティーを確保しつつ、P2Pネットワークにおけるノードの孤立状態を迅速に回避することができる。
また、請求項1から請求項7のいずれに記載の発明によっても、障害の発生の検出に応答して、外部装置から所定の記憶部に格納されるデータ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、権限情報の変更を行うような構成とすることで、緊急接続するノードを検索する際に、通常は接続しない信頼度の低いノードからのデータの改変を防止することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、接続許可情報が、権限情報の変更の検出に応答して発信されるため、仮に、孤立していたノードになりすまして緊急接続を試行してきた悪意のあるノードに、ウイルスやその他のトラブルを引き起こすデータが格納されていた場合には、当該データを緊急接続先のノードが取得してしまい不具合を生じるといった事態を防止することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、緊急接続状態が確立される際に、緊急接続ノードから所定の記憶部に格納されたデータ群に対するデータ内容の追加を許可するように、権限情報の変更を行うような構成とすることで、通常は接続しないノードに対しては、データの追記を許可しても、ベースとなるデータ内容を勝手に改変されないようにすることができるため、情報のセキュリティーを十分確保することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、緊急接続ノードが、障害の発生を検知した後に、接続許可情報を発信することで、障害の発生を十分確認した後に緊急接続を確立させることができるため、孤立していたノードになりすました悪意のあるノードによって緊急接続が確立されないようにすることができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、緊急接続ノードが、通常接続ノード群に対して所定の信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、障害の発生を検知するため、障害が発生している状況を確実に把握することができる。すなわち、情報のセキュリティーを確保することができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、緊急接続ノードからの依頼に応答して、所定の上位サーバが、通常接続ノード群に対して所定の信号を発し、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、障害の発生が正しいことを確認し、緊急接続ノードに知らせるため、障害が発生している状況を確実に把握することができる。すなわち、情報のセキュリティーを確保することができる。
また、請求項13に記載の発明によれば、緊急接続ノードからの依頼に応答して、所定の上位サーバが自身の管理する所定のデータを参照することで、障害の発生が正しいことを確認し、緊急接続ノードに知らせるため、例えば、ネットワークからのノードの脱退の情報等といった上位サーバが管理している情報に基づいて、障害の発生を確実に検知することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、所定の上位サーバから接続情報を取得するため、例えば、上位サーバで管理している安心かつ最新の情報を利用したり、アクセスが容易な地域順に緊急接続を試行することができる情報を利用したりして、緊急接続を確立させることができるため、迅速かつ確実に孤立状態を解消することができる。
また、請求項から請求項のいずれに記載の発明によっても、障害の解除の検出に応答して、緊急接続状態を解消するとともに、通常接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した通常接続状態を確立するような構成とすることで、例えば、通常は直接接続しない緊急接続先とのデータ通信を行うといった不安全な状態を出来るだけ避けることで、情報のセキュリティーを更に確保することができる。
また、請求項に記載の発明によれば、請求項1から請求項に記載の発明と同様な効果を得ることができる。
また、請求項および請求項14のいずれに記載の発明によっても、請求項1に記載の発明と同様な効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<ネットワークの概要>
図1は、本発明の第1実施形態に係るピア・ツー・ピア型(以下「P2P」と略称)のネットワークによって複数のノード(情報処理装置)の間で相互にデータ通信を行う情報処理システム1の概要を例示する図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、3つのサイト(Site-A〜C)SA〜SCと上位サーバUSとを備えて構成される。そして、3つのサイトSA〜SCは、各々3つのノード(ピア)を備えて構成されている。具体的には、サイトSAがノード(Node-1〜3)ND1〜ND3を備え、サイトSBがノード(Node-A〜C)NDA〜NDCを備え、サイトSCがノード(Node-X〜Z)NDX〜NDZを備えている。また、各サイト内の3つのノードはP2Pネットワークによって相互にデータ通信可能に接続されており、各サイト間のデータ通信を各サイトの代表ノードND1,NDA,NDX間で行う。
なお、以下では、データ通信可能に接続することを、単に「接続」とも称する。
図2は、情報処理システム1を構成する1つのネットワークセグメントSGの構成を例示する図である。ここでは、情報処理システム1に含まれる各ノードがパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称する)によって構成されているものとする。そして、1つのノードにあたるパソコンP1がそれぞれイーサーネットケーブルECを通じてハブHBとデータ通信可能に接続されている。同様にして、複数台のパソコンP2〜PnがハブHBとデータ通信可能に接続されており、各パソコンP1〜Pn間において相互にデータ通信が可能となっている。また、ハブHBからはルータRTを通じて図示を省略する別のセグメントとデータ通信可能に接続されている。なお、パソコンP1〜Pnには、モニターM1〜Mnがそれぞれ付されており、各種画像データを可視的に出力することができる。
このように、図2に示すような複数のネットワークセグメントが相互にデータ通信可能に接続されることで、情報処理システム1が構成される。
<情報処理装置の構成>
ここで、1つのノード(情報処理装置)を構成するパソコンについて説明する。
図3は1つのノードであるパソコンPCの外観を例示する図であり、図4はパソコンPCの機能構成を示すブロック図である。パソコンPCは、上述したように、P2Pネットワークによって他のノード(すなわち外部装置)との間でデータ通信を行うことが可能であり、各種の情報を処理する情報処理装置として構成されている。
図3に示すように、パソコンPCは、箱状の形状を有する処理部11と、操作部12と、表示部(モニタ)13とを有している。
処理部11の前面には、光ディスク91を挿入するドライブ101と、メモリカード92を挿入するドライブ102とが設けられている。
また、操作部12は、マウス121とキーボード122とを有しており、ユーザーから処理部11に対する入力操作を受付ける。
表示部13は、例えばCRTで構成され、表示手段として機能する。
また、図4に示すように、パソコンPCの処理部11は、上記の操作部12および表示部13に接続する入出力I/F14と、入出力I/F14に電気的に接続する制御部15とを備えている。また、処理部11は、制御部15に電気的に接続する記憶部16と、入出力I/F17とを備えている。
入出力I/F14は、操作部12および表示部13と制御部15との間でデータの送受信をコントロールするためのインターフェースである。
記憶部16は、例えばハードディスク等を備えて構成されており、パソコンの基本動作を規定するオペレーティングシステム(以下では、「OS」とも称する)161がインストールされる。また、記憶部16には、OS161の管理下で実行されるデータ通信等を含む各種動作を実現するためのプログラム162もインストールされる。パソコンPCでは、制御部15がデータ管理用のプログラム162を読み込んで実行することにより、図5に示す機能ブロックの機能が実現される。
また、記憶部16は、P2Pネットワークにおいて、通常、データ通信可能に接続するノード群(「通常接続ノード群」とも称する)とデータ通信ができない障害が発生した場合、通常接続ノード群とは異なる他のノード群(「緊急接続ノード群」とも称する)に対して緊急にデータ通信可能に接続するための情報(以下「緊急接続情報」とも称する)163が記憶されている。
この緊急接続情報163には、緊急接続ノード群に対してアクセスするために、例えば、緊急接続ノード群に含まれる各ノードに対応するIPアドレスやネットワーク認証に用いる鍵情報等が記述されたテーブル(「障害時接続テーブル」とも称する)が含まれる。なお、上述の「通常接続ノード群」及び「緊急接続ノード群」は、複数のノードの集合および単数のノードを包含する意味でそれぞれ使用している。そして、以下では、通常接続ノード群に含まれる各ノードを「通常接続ノード」、緊急接続ノード群に含まれる各ノードを「緊急接続ノード」と適宜称する。
入出力I/F17は、ドライブ101、102を介して、記録メディアである光ディスク91、メモリカード92に対するデータの入出力を行うためのインターフェースである。
制御部15は、CPU15aおよびメモリ15bを有しており、パソコンPC、すなわち情報処理装置の動作を統括制御し、ユーザーの操作やプログラム162などに基づいてパソコンPCにおける各種情報処理を制御する部位である。ここでは、ユーザーによる操作部12の種々の操作に基づき、制御部15が、記憶部16に格納されているプログラム162を読み込んで実行することにより、各種情報処理が実現される。なお、制御部15は、光ディスク91やメモリカード92に記録されている各種データやプログラムを入出力I/F17を介して読み込んで、各種制御を実行することもできる。
なお、上位サーバUSの機能は、パソコンの制御部に含まれるCPUやメモリ等に各種プログラムやデータ等が読み込まれることで実現される。また、上位サーバUSは、内蔵する所定の記憶部において、P2Pネットワークに対する各ノードの参加及び脱退等の情報(参加脱退情報)を管理している。
図5は、情報処理システム1に含まれる各ノードの具体的な機能構成を示すブロック図である。なお、各ノードの機能構成は同様であるため、ここでは、1つのノードであるパソコンPCを例示して説明する。
図5に示す機能構成は、制御部15におけるプログラムの実行、メモリ15aに一時記憶されるデータ、記憶部16に記憶される各種データによって実現される。
パソコンPCは、ネットワーク201上を流れるパケットのうち、自身に必要なパケットをデータ受信部202によって受信する。データ受信部202によって受信されたパケットの中からデータ解析部203によって必要なデータを抽出し、例えば、データの宛先等に基づいて、パソコンPCに必要な情報であるか否かがフィルタリングされる。ここで、もしもパソコンPCにとって必要な情報であり、当該情報がパソコンPCに関する処理命令であれば、データ操作機能204、認証機能205、及びネットワーク申請機能206のうちの何れか1つの機能にて処理される。
また、パソコンPCは、Node情報保持部209を有している。Node情報保持部209には、パソコンPCが通常、データ通信可能に接続するノードにあたる通常接続ノード群を記述したテーブル(接続テーブル)を記憶する接続テーブル保持部CTが備わっている。当該接続テーブルは、接続テーブル管理機能208によって更新等される。また、Node情報保持部209には、緊急接続ノード群を記述したテーブル(障害時接続テーブル)を記憶する障害時接続テーブル保持部ICTが備わっている。ここでは、障害時接続テーブルには、緊急接続ノード群として、ノードNDA,ノードNDXが順にリストアップされているものとする。そして、ここで言う障害時接続テーブルは、上記緊急接続情報163に相当する。なお、接続テーブル及び障害時接続テーブルは、制御部15の機能により上位サーバUSから取得される。
データ送信部211は、Node情報保持部209が保持している接続テーブルに従って情報を送信する。例えば、他のノードに対して情報を送る必要が生じた場合、Node情報保持部209に保持される接続テーブル及び障害時接続テーブルのうちの何れか一方に記載されている、他のノードの情報(例えば、IPアドレス等といったノードを特定できるユニークな宛先情報)を参照して、送り先を決定し、情報を送信する。なお、このとき、送信する情報は、データ作成部210によってネットワークパケットの形に整形され、データ送信部211によって送り先に向けて発信される。
このようにして、データ受信部202及びデータ送信部211により、通常接続ノード群や緊急接続ノード群とデータ通信を行うことができる。
また、データ保持部207は、各種データによって構成されるデータ群を記憶するものであり、主に記憶部16によって実現される。Node情報保持部209には、各通常接続ノード群や各緊急接続ノード群からデータ保持部207に格納されるデータ群に対するアクセス権限を示す情報(「アクセス権限情報」とも称する)が記憶されている。
ここで、認証機能205、及びネットワーク申請機能206について更に説明する。
認証機能205は、他のノードとの間でデータ通信可能に接続するためにネットワーク認証を行うためのものであり、個別のノードとの間の接続を許可又は拒否する。
ネットワーク認証は、ネットワークなどでセキュリティ機能を実現するため、アクセスを行なっているユーザーにアクセスの権利があるかどうかを検査する作業であり、コンピュータシステムにおける認証の方法としては、ユーザー名とパスワードを入力させるのが一般的である。具体的には、各ユーザーごとに名前(ユーザー名)を割り当て、そのユーザーしか知り得ない文字列(パスワード)をユーザー名とともに記憶しておき、認証時にこれらの組み合わせをユーザーに入力させる。
認証機能205によって接続が許可されると、当該接続が許可された情報が、接続テーブルに保持される。
また、接続テーブルには、通常接続ノード群に含まれる各ノードに対応するIPアドレスと公開鍵情報とが記憶されており、認証機能205においては、公開鍵を用いたネットワーク認証が行われる。なお、接続テーブルには、接続を拒否する対象となるノードが列挙されたブラックリストが含まれても良い。更に、ネットワーク認証に共通鍵情報を用いるようにするのであれば、共通鍵情報をデータ保持部207に記憶するようにしても良い。そして、障害時接続テーブルには、緊急接続ノード群に含まれる各ノードに対応するIPアドレスと共通鍵情報とが記憶されている。
ネットワーク申請機能206は、パソコンPCが自発的に参加するP2Pネットワークのグループを選択して、P2Pネットワークに参加するか否かを申請するものである。例えば、パソコンPCの電源を投入後、どのP2Pネットワークに参加するのか、自発的に申請したり、現在参加しているP2Pネットワークから脱退するとか、新しい、P2Pネットワークに参加するといった申請を行う。
以上のようなパソコンPCの機能により、パソコンPCの電源がONされると、接続テーブルから今まで接続していたノード(通常接続ノード群)がわかり、当該通常接続ノード群に含まれる各ノードに対して順次接続していく。
なお、情報処理システム1におけるP2Pネットワークは、上位サーバUSが備わっている所謂ハイブリッド(hybrid)型のP2Pネットワークである。このため、ネットワーク申請機能206によって、あるP2Pネットワークに対して新たに参加を申請すると、上位サーバUSから通常接続ノード群に関する情報が入力され、接続テーブルが更新される。なお、ネットワークが、上位サーバを有さないピュア(pure)型の場合には、あるP2Pネットワークに参加している全ノードに対して接続先を特定するために所謂ブロードキャストを行って、接続先である事を示す返事があったノードだけを接続テーブルにまとめるようにすれば良い。
但し、ブロードキャストを行う場合には、IPアドレスやID等を盗用した所謂なりすましが比較的容易となるため、ハイブリッド型のP2Pネットワークの方が、情報のセキュリティー上より好ましい。
以上のような構成により、情報処理システム1を実現することができるが、このような情報処理システム1におけるデータのやりとりとしては、一般的なファイル交換やファイル共有等といったものが挙げられる。
<P2Pネットワークの障害>
図6は、P2Pネットワークにおける障害の発生について説明する図である。図6に示すように、情報処理システム1において、例えば、サイトSAのノードND1,ND2が、電源オフ状態となったり、自発的にネットワークから離脱することで、P2Pネットワークに参加しておらず、通信可能に接続ができない障害が生じた場合を想定する。この場合、ノードND3の起動時に、通常接続ノード群ND1,ND2に対してデータ通信可能に接続できない障害の発生により、ノードND3がP2Pネットワークによって通常接続ノード群とデータ通信ができない状態(以下「孤立状態」とも称する)となる。
以下、ノードND3が孤立状態となった場合を例にとって、情報のセキュリティーを確保しつつ、孤立状態を迅速に回避する動作について説明する。
<孤立状態の回避動作>
図7は、ノードND3が孤立状態となった場合における孤立状態の回避動作のシーケンスを示す図である。なお、孤立状態の回避動作は、ノードND3および他のノードの各制御部15の機能、および上位サーバUSの制御部の機能によって実現される。
以下、図7を参照しつつ、孤立状態の回避動作について説明する。
ノードND3は、電源がONされて、起動する際に、前回電源がOFFされるまで接続を確立していた通常接続ノード群であるノードND1,ND2に対して接続依頼を発することで、接続を試行する。しかしながら、ここでは、ノードND1,ND2がP2Pネットワークに参加していない為、ノードND1,ND2からは接続依頼に対する応答がなく、ノードND3は、ノードND1,ND2とはデータ通信ができない状態(孤立状態)であることを認識する。例えば、データ送信部211から通常接続ノード群に対して接続依頼を発し、所定期間内にデータ受信部202により通常接続ノードからの応答を受信しなければ、制御部15が、通常接続ノード群とデータ通信ができない障害が発生したことを検出する。
制御部15は、障害の発生の検出に応答して、外部装置である他のノードからデータ保持部207に記憶されるデータ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、アクセス権限情報を変更する。なお、ここでは、データ保持部207に記憶されるデータ群に対するデータ内容の変更及び追加を禁止するのは勿論のこと、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信のみが可能となるようにアクセス権限情報が変更される。
そして、ノードND3では、孤立状態を回避するために、制御部15において、障害時接続テーブル保持部ICTに記憶されている障害時接続テーブルを参照して、障害時接続テーブルに列挙される緊急接続時ノード群を対象として、接続可能であるノードを検索する。具体的には、緊急接続の許可を求める申請(緊急接続許可申請)を示すメッセージ(緊急接続メッセージ)を緊急接続ノード群に含まれるノードに対して順に送信して、緊急接続を許可するメッセージ(緊急接続許可メッセージ)が返ってくれば、接続可能であるノードを検出することができる。
この接続可能であるノードを検索する動作(検索動作)について更に説明する。
まず、制御部15の制御下で、障害の発生の検出に応答して、上記の如くアクセス権限情報を更新し、障害時接続テーブルを参照して、障害時接続テーブルにリストアップされた緊急接続ノード群に対して順に緊急接続メッセージを送信する。
例えば、障害時接続テーブルにリストアップされた緊急接続ノード群の最初にノードNDAが挙げられている場合には、まず、ノードNDAに対してアクセスを行い、緊急接続メッセージが送信される。緊急接続メッセージには、障害の状況(ここでは、ノードND1,ND2とのデータ通信ができない障害が発生した状況)を示す情報と、ノードNDAに対してデータ通信可能に接続するためのネットワーク認証用の鍵情報とを含む。
以下では、障害時接続テーブルにリストアップされた緊急接続ノード群の最初にノードNDAが挙げられ、次にノードNDXが挙げられているものと仮定して説明を続ける。
緊急接続メッセージを受け取ったノードNDAは、緊急接続メッセージに含まれる鍵情報を用いた認証機能によるネットワーク認証によって、緊急接続メッセージを発したノードND3がP2Pネットワークに属するノードか否か確認する。ここで、ノードND3がP2Pネットワークに属するものと確認されると、緊急接続メッセージに含まれる障害の状況を示す情報に基づいて、障害の状況を確認する。
ここでは、ノードNDAは、P2Pネットワークの上位サーバに問い合わせることで、障害の状況を確認する。具体的には、ノードNDAが、障害の発生状況の確認を依頼するための信号(確認依頼信号)にあたるメッセージ(障害状況確認メッセージ)を、上位サーバUSに対して送信する。なお、障害状況確認メッセージには、緊急接続メッセージに含まれていた障害の状況を示す情報を添付する。
上位サーバUSは、障害状況確認メッセージの受信に応答して、障害状況を確認するために、所定の確認信号をノードND1,ND2に対して送信する。当該所定の確認信号に応答する信号が、所定時間返ってこなければ、障害の発生状況が正しいことを示す情報(発生確認情報)を含む障害状況を報告するメッセージ(障害状況報告メッセージ)をノードNDAに対して送信する。このようにして、障害が発生している状況を確実に把握することができる。すなわち、情報のセキュリティーを確保することができる。
なお、ここでは、障害の発生状況を確認するために、上位サーバUSが、ノードND1,ND2に対して直接問い合わせたが、これに限られず、以下のような動作によっても障害の発生状況を確認することができる。上位サーバUSが、障害状況確認メッセージの受信に応答して、上位サーバUS内で管理している参加脱退情報を参照し、ノードND1,ND2がP2Pネットワークから脱退していることが確認されれば、発生確認情報を含む障害状況報告メッセージをノードNDAに対して送信する。
そして、ノードNDAは、障害状況報告メッセージに含まれる発生確認情報の受信に応答して、障害の発生を検知する。そして、ノードNDAは、障害の発生の検知に応答して、ノードND3からノードNDAに対する緊急接続を許可する情報(接続許可情報)を示すメッセージ(緊急接続許可メッセージ)をノードND3に対して送信する。
その後、ノードND3では、データ受信部202により緊急接続許可メッセージを受信すると、制御部15の制御下で、緊急接続ノードからデータ保持部207に格納されるファイルの読み込みが可能となるように、アクセス権限情報が変更される。そして、ノードND3からノードNDAに対して接続を確立するためのメッセージ(接続メッセージ)が送信されることで、ノードND3とノードNDAとがデータ通信可能に接続された状態(緊急接続状態)が確立される。このようにして、例えば、P2Pネットワークからのノードの脱退の情報等といった上位サーバUSが管理している情報に基づいて、障害の発生を確実に検知することができる。
また、ここで、ノードNDAがP2Pネットワークに参加していなかった場合には、障害時接続テーブルに列挙される次のノードNDXに対して接続を試みる。
なお、障害時接続テーブルに列挙されている全ノードがP2Pネットワークに参加していない場合には、ノードND3が、上位サーバUSから別の障害時接続テーブルを取得するようにすれば良い。
例えば、上位サーバUSでは、P2Pネットワークに対するノードの参加及び脱退についての確実かつ最新の情報が管理されている。このため、上位サーバSBで管理している安心かつ最新の情報を利用することで、緊急接続を確立することで、迅速かつ確実に孤立状態を解消することができる。
また、例えば、ノードND3が日本に設置されたものであれば、初めはアクセスが比較的短時間で可能となる日本の緊急接続ノード群が列挙された障害時接続テーブルを使用する。そして、当該テーブルを用いた緊急接続が確立できない場合には、アクセスに比較的長時間を要する外国(例えば、アメリカ)の緊急接続ノード群が列挙された障害時接続テーブルに更新するようにしても良い。つまり、アクセスが容易な地域順に緊急接続を試行することができる情報を利用したりして、緊急接続を確立させることで、迅速かつ確実に孤立状態を解消することができるようにしても良い。
ここで、あるノード(例えば、ノードND3)が緊急接続ノードに対して接続することで孤立状態を回避する際の動作フローについて説明する。以下では、孤立状態を回避する対象となるノードを「孤立回避対象ノード」と称する。
図8は、ノードの孤立状態を回避する際の孤立回避対象ノードにおける動作フローを示すフローチャートである。図9は、ノードの孤立状態を回避する際の緊急接続ノードにおける動作フローを示すフローチャートである。図10は、ノードの孤立状態を回避する際の上位サーバUSにおける動作フローを示すフローチャートである。
図8に示す動作フローは孤立回避対象ノード内の制御部による制御下で実行され、図9に示す動作フローは緊急接続ノード内の制御部による制御下で実行され、図10に示す動作フローは上位サーバUS内の制御部による制御下で実行される。そして、図8に示す孤立回避対象ノードの動作フローと、図9に示す緊急接続ノードの動作フローと、図10に示す上位サーバUSの動作フローとが並行して行われることで、ノードの孤立状態を回避する動作が実現される。
孤立回避対象ノード、緊急接続ノード、及び上位サーバUSにおける動作フローは、並行して行われるが、説明が複雑になるのを防ぐため、孤立回避対象ノード側と緊急接続ノード側と上位サーバUS側との動作フローを分けて説明する。
まず、図8のフローチャートを参照しつつ、孤立回避対象ノード側の動作フローについて説明する。ここでは、ノードの電源が投入されることで、図8の動作フローが開始される。
ステップS1では、通常接続するノード(通常接続ノード群)に対して接続依頼を発して、ステップS2に進む。
ステップS2では、ステップS1において発せられた接続依頼に対して、通常接続ノード群からの応答がないか否かを判定する。ここで、応答があれば、通常接続ノード群との接続が可能であるため、孤立状態にはないと判定できるため、孤立状態を回避するための本動作フローを終了する。一方、通常接続ノード群からの応答がなければ、通常接続ノード群とデータ通信ができない障害が発生したことを検出することができ、孤立状態にあるものと判定することができるため、ステップS3に進む。
ステップS3では、外部装置である他のノードからノード内のデータ保持部207に記憶されるデータ群に対するデータ内容の変更及び追加を禁止するように、アクセス権限情報を変更し、ステップS4に進む。例えば、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信のみが可能となるようにアクセス権限情報が変更される。
ステップS4では、障害時接続テーブルを参照し、障害時接続テーブルの最初にリストアップされている緊急接続ノードを指定し、ステップS5に進む。
ステップS5では、緊急接続許可申請を示す緊急接続メッセージを緊急接続ノードに対して送信し、ステップS6に進む。このステップが1回目の場合には、ステップS4で指定された緊急接続ノードが送信先であり、このステップが2回目以降の場合には、ステップS8で指定された緊急接続ノードが送信先となる。
ステップS6では、緊急接続メッセージの送信先である緊急接続ノードからの緊急接続許可メッセージを受信したか否かを判定する。ここで、緊急接続許可メッセージを受信しなければステップS7に進み、受信すればステップS9に進む。
ステップS7では、障害時接続テーブルにおいてリストアップされた全ての緊急接続ノードに対して、緊急接続メッセージを送信したか否かを判定する。ここでは、全緊急接続ノードに対して緊急接続メッセージを送信していない場合にはステップS8に進む。一方、全緊急接続ノードに対して緊急接続メッセージを送信した場合には、本動作フローを終了する。なお、全緊急接続ノードに対して緊急接続メッセージを送信した場合に、本動作フローを終了させるのではなく、上位サーバUSから別の障害時接続テーブルを取得するようにしても良い。
ステップS8では、障害時接続テーブルにリストアップされている緊急接続ノード群のうち、直前に緊急接続メッセージを送信した緊急接続ノードの次にリストアップされている緊急接続ノードを指定し、ステップS5に進む。
ステップS9では、緊急接続ノードからデータ保持部207に格納されるファイルの読み込みが可能となるように、アクセス権限情報を変更し、ステップS10に進む。
ステップS10では、緊急接続許可メッセージを送信してきた緊急接続ノードに対して接続メッセージを送信して、緊急接続状態を確立し、本動作フローを終了する。
次に、図9のフローチャートを参照しつつ、緊急接続ノード側の動作フローについて説明する。P2Pネットワークを構成する各ノードは、常に緊急接続ノードになる可能性がある。つまり、緊急接続ノードは特に決められたものではなく、P2Pネットワークを構成する各ノードが、適宜緊急接続ノードとしての動作を行う。そして、各ノードは、電源が投入されると、図9に示す緊急接続ノードとしての動作フローを開始する。
ステップS11では、緊急接続メッセージを受信したか否かを判定する。ここでは、緊急接続メッセージを受信するまで、ステップS11の判定を繰り返し、緊急接続メッセージを受信すれば、ステップS12に進む。
ステップS12では、障害状況確認メッセージを上位サーバUSに対して送信し、ステップS13に進む。
ステップS13では、障害状況報告メッセージを上位サーバUSから受信し、ステップS14に進む。
ステップS14では、ステップS13で受信した障害状況報告メッセージを参照することで、受信した緊急接続メッセージに含まれていた障害の状況を示す情報が正しいか否か判定する。ここでは、障害の状況を示す情報が正しい場合には、ステップS15に進み、障害の状況を示す情報が正しくない場合には、なりすましによる緊急接続を許さないように、緊急接続を確立することなく、本動作フローを終了する。
ステップS15では、緊急接続メッセージを送信してきた孤立状態にあるノードに対して緊急接続許可メッセージを送信し、ステップS16に進む。
ステップS16では、緊急接続メッセージを送信してきた孤立状態にあるノードから接続メッセージを受信して、緊急接続状態を確立し、本動作フローを終了する。
次に、図10のフローチャートを参照しつつ、上位サーバUS側の動作フローについて説明する。ノードが孤立状態となることは、どのタイミングで生じるか分からない。よって、上位サーバUSでは、電源が投入されると、図10に示す動作フローを開始する。
まず、ステップS21では、緊急接続ノードから障害状況確認メッセージを受信したか否かを判定する。ここでは、障害状況確認メッセージを受信するまで、ステップS21の判定を繰り返し、障害状況確認メッセージを受信すると、ステップS22に進む。
ステップS22では、障害の状況が正しいか否かを確認し、ステップS23に進む。具体的には、障害状況確認メッセージに添付された障害の状況を示す情報に基づいて、障害の発生原因であるノード(例えば、ノードND1,ND2)に対して、所定の確認信号を送信する。そして、当該所定の確認信号に応答する信号が、所定時間内に返ってこなければ、障害の発生状況が正しいことを確認することができる。逆に、所定の確認信号に応答する信号が、所定時間内に返ってくれば、障害の発生状況が正しくないことを確認することができる。
ステップS23では、ステップS22で確認した障害の発生状況の正否について報告する障害状況報告メッセージを、障害状況確認メッセージを送信してきたノードに対して送信し、本動作フローを終了する。
以上のように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1では、1つのノードにおいて、通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を記憶しておく。そして、当該1つのノードが、通常接続ノード群とデータ通信ができない障害の発生を検出すると、接続情報を参照することで、緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信する。その後、障害の状況に応じて1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報の受信に応答して、1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立する。
このような構成により、接続情報において絞られた緊急接続ノード群に対して障害の状況も併せた形で接続許可申請を行うため、単純ななりすましでは認識することができない周囲のノードの状況を基準に緊急接続の可否を決定することができる。そして、上記特許文献1のように、余分なリソースを追加しなくても良いため、追加投資が不要であり、システムの大型化やコストの増大等を招くことも抑制することができる。また、障害時接続テーブルの情報量は少なくても良いため、上記特許文献2のように、管理に要するデータ量の増大やネットワークでのトラフィックの増大等を招くこともない。
したがって、本発明の実施形態に係る情報処理システム1では、データ処理量やコストの増大を招くことなく、情報のセキュリティーを確保しつつ、P2Pネットワークにおけるノードの孤立状態を迅速に回避することができる。
また、接続許可申請に、データ通信可能に接続するための鍵情報を含ませることで、情報のセキュリティーを適正に保つことができる。
また、障害の発生の検出に応答して、孤立状態にあるノードが、他のノードから記憶部16に格納されるデータ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、アクセス権限情報を変更する。このような構成により、緊急接続するノードを検索する際に、通常は接続しない信頼度の低いノードからのデータの改変を防止することができる。
また、緊急接続状態が確立される際に、緊急接続ノードから所定の記憶部16に格納されたデータ群に対するデータ内容の追加を許可するように、アクセス権限情報を変更するため、通常は接続しないノードに対しては、データの追記を許可しても、ベースとなるデータ内容を勝手に改変されないようにすることができる。そのため、情報のセキュリティーを十分確保することができる。
また、緊急接続ノードが、障害の発生を検知した後に、緊急接続許可メッセージを発信するため、障害の発生を十分確認した後に緊急接続を確立させることができる。このため、孤立していたノードになりすました悪意のあるノードによって緊急接続が確立されないようにすることができる。
<緊急接続状態の解除>
上記の如く、孤立状態にあるノードは、緊急接続ノードと緊急接続状態を確立することで、孤立状態を迅速に解消することができる。但し、緊急接続状態は、通常接続しないノードと直接接続を行った状態であり、情報のセキュリティー上、必ずしも好ましい状態とは言えない。そこで、情報処理システム1では、緊急接続状態にあるとき、通常接続ノード群との接続が可能となると、緊急接続状態を解除して、通常接続ノード群との接続を確立するようにしている。
以下、緊急接続状態を解除する動作について説明する。
図11は、ノードND3がノードNDAとの間で緊急接続状態にある場合における、緊急接続状態の解消動作のシーケンスを示す図である。なお、緊急接続状態の解消動作は、ノードND3および他のノードの各制御部15の機能によって実現される。
以下、図11を参照しつつ、緊急接続状態の解消動作について説明する。
ここでは、ノードND1,ND2の電源がOFFであった為に、ノードND3が孤立状態となり、ノードND3がノードNDAに対して緊急接続メッセージを送信することで、ノードNDAがノードND3に対して緊急接続許可メッセージを送信し、ノードND3とノードNDAとの間で緊急接続状態が確立している場合について説明する。
緊急接続状態が確立されると、ノードND3は、周期的に周囲のノードすなわち通常接続ノードが接続可能な状況となったか否かを探索する処理(周囲探索スケジュール)を実行する。そして、通常接続ノード群のうち、P2Pネットワークに参加していて、データ通信可能に接続することができる通常接続ノードであり、かつ、当該通常接続ノードを介して所望のノードへ辿り着くことができるノードを探索する。
具体的には、緊急接続状態が確立されてから所定の周期で、通常接続ノード群に対して接続依頼を発する。そして、通常接続ノード群のうち、電源がONされている通常接続ノード(ここでは、ノードND1)が存在する場合には、当該通常接続ノードから、接続依頼に対する接続許可がノードND3に対して送信される。このとき、例えば、緊急接続を一時的に切断して、4階層分くらいの間接的に接続しているノードのIPアドレスを取得し、その中に、緊急接続先であるノード(例えば、ノードNDA)のIPアドレスが入っていれば、所望のノードへ辿り着くことができるものと判定することができる。
このようにして、ノードND3は、緊急接続状態において、所定の期間毎に、通常接続ノード群との間におけるデータ通信を試行することで、障害の解除を検出する。
ノードND3は、障害の解除を検出すると、緊急接続の切断を通知するメッセージ(緊急接続切断メッセージ)を、緊急接続先であるノードNDAに対して送信する。ノードNDAは、緊急接続切断メッセージを受信すると、緊急接続の切断を許可するメッセージ(緊急接続切断許可メッセージ)をノードND3に対して送信する。この緊急接続切断許可メッセージをノードND3が受信すると、ノードNDAとの緊急接続を切断する。
そして、ノードND3は、制御部15の制御下で、接続するノード(ここでは、ノードND1)からデータ保持部207に格納されるデータ群に対するファイルの変更、削除、追加等を許可するように、アクセス権限情報を元の状態に復帰するように変更する。このアクセス権限情報が復帰すると、ノードND3と通常接続ノードであるノードND1との接続(セッション)が樹立された状態(通常接続状態)が確立される。
ここで、緊急接続状態を解消する際の動作フローについて説明する。
図12は、緊急接続状態を解消する際のノード(孤立回避対象ノード)における動作フローを示すフローチャートであり、図13は、緊急接続状態を解消する際の緊急接続先のノードにおける動作フローを示すフローチャートである。
図12に示す動作フローは孤立回避対象ノード内の制御部による制御下で実行され、図13に示す動作フローは緊急接続先のノード内の制御部による制御下で実行される。そして、図12に示す孤立回避対象ノードの動作フローと、図13に示す緊急接続先のノードの動作フローとが並行して行われることで、緊急接続状態を解消する動作が実現される。
孤立回避対象ノード、及び緊急接続先のノードにおける動作フローは、並行して行われるが、説明が複雑になるのを防ぐため、孤立回避対象ノード側と緊急接続先のノード側との動作フローを分けて説明する。
まず、図12のフローチャートを参照しつつ、孤立回避対象ノード側の動作フローについて説明する。ここでは、緊急接続状態となると、図12の動作フローが開始される。
ステップS31では、周囲探索を行うタイミングを計るカウントが開始され、ステップS32に進む。
ステップS32では、ステップS31で開始されたカウントが所定値に達したことにより、所定時間が経過したか否かを判定する。ここでは、所定時間が経過するまでステップS32の判定を繰り返し、所定時間が経過すると、ステップS33に進む。
ステップS33では、通常接続ノード群に属する各ノードに対して、接続依頼を発信し、ステップS34に進む。
ステップS34では、通常接続ノード群からステップS33において発信した接続依頼に対する接続許可を受信したか否かを判定する。ここでは、ステップS33における接続依頼の発信から所定期間内に接続許可を受信しなければ、ステップS31に戻り、接続許可を受信すれば、ステップS35に進む。
ステップS35では、緊急接続の切断通知(緊急接続切断メッセージ)を緊急接続先に送信し、ステップS36に進む。
ステップS36では、緊急接続切断許可メッセージを緊急接続先から受信し、ステップS37に進む。
ステップS37では、緊急接続を切断し、ステップS38に進む。
ステップS38では、アクセス権限情報を変更し、ステップS39に進む。ここでは、通常接続ノードからデータ保持部207に格納されるデータ群に対するファイルの変更、削除、追加等を許可するように、アクセス権限情報が元の状態に復帰するように変更される。
ステップS39では、接続許可の発信元である通常接続ノードとの接続を確立し、本動作フローを終了する。
次に、図13のフローチャートを参照しつつ、緊急接続先のノードにおける動作フローについて説明する。緊急接続先のノードは、緊急接続状態となると、図13に示す動作フローを開始する。
まず、ステップS41では、緊急接続の切断通知(緊急接続切断メッセージ)を受信したか否かを判定する。ここでは、緊急接続切断メッセージを受信するまで、ステップS41の判定を繰り返し、緊急接続切断メッセージを受信すれば、ステップS42に進む。
ステップS42では、緊急接続切断許可メッセージを、孤立回避対象ノードに対して送信し、本動作フローを終了する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理システム1では、孤立回避対象ノードが、例えば、緊急接続状態となってから、所定の周期で通常接続ノード群に対して接続依頼を行い、この接続依頼に対して通常接続ノードから接続許可を示す信号を受信することで、障害の解除の検出を行う。そして、この障害の解除の検出に応答して、緊急接続状態を解消するとともに、通常接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した通常接続状態を確立する。このような構成とすることで、例えば、通常は直接接続しない緊急接続先とのデータ通信といった不安全な状態を出来るだけ避けることで、情報のセキュリティーを更に確保することができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上述した実施形態では、緊急接続状態において、緊急接続によって孤立状態を回避したノードND3が、所定の期間毎に、通常接続ノード群との間におけるデータ通信を試行することで、障害の解除を検出したが、これに限られず、例えば、通常接続ノード群に含まれる各ノードが、電源ONによって障害が解消されると、接続依頼をノードND3に対して送信することで、ノードND3が障害の解除を検出するようにしても良い。このような構成となっても、上述した実施形態と同様な効果を得ることができる。
以下、当該構成について、図14を参照しつつ具体的に説明する。
図14は、ノードND3がノードNDAとの間で緊急接続状態にある場合における、緊急接続状態の解消動作のシーケンスを示す図である。なお、緊急接続状態の解消動作は、ノードND3,ND1,NDAの各制御部15の機能によって実現される。
ここでは、ノードND1,ND2の電源がOFFであった為に、ノードND3が孤立状態となり、ノードND3がノードNDAに対して緊急接続メッセージを送信することで、ノードNDAがノードND3に対して緊急接続許可メッセージを送信し、ノードND3とノードNDAとの間で緊急接続状態(セッション)が確立している場合について説明する。
緊急接続状態において、例えば、通常接続ノード群に含まれるノードND1の電源がONになると、ノードND1は、通常接続するノードND2,ND3に対して接続依頼を発する。このとき、上位サーバUSに対しても障害が回避されたことを示すメッセージ(障害回避メッセージ)を送信する。
ノードND3は、通常接続ノード群に含まれるノードND1からの接続依頼を受信すると、接続許可をノードND1に対して発する。なお、このとき、ノードND3は、Node情報保持部209に格納される接続テーブルを参照することで、接続依頼を発してきたノードが通常接続ノード群に属するノードか否かを判定する。更に、このとき、接続依頼を発してきた通常接続ノードを介して所望のノードへ辿り着くことができるか否かも判定する。例えば、緊急接続を一時的に切断して、4階層分くらいの間接的に接続しているノードのIPアドレスを取得し、その中に、緊急接続先であるノード(例えば、ノードNDA)のIPアドレスが入っていれば、所望のノードへ辿り着くことができるものと判定することができる。
ノードND1に対して接続許可を発したノードND3は、緊急接続の切断を通知するメッセージ(緊急接続切断メッセージ)を、緊急接続先であるノードNDAに対して送信する。ノードNDAは、緊急接続切断メッセージを受信すると、緊急接続の切断を許可するメッセージ(緊急接続切断許可メッセージ)をノードND3に対して送信する。この緊急接続切断許可メッセージをノードND3が受信すると、ノードNDAとの緊急接続を切断する。
そして、ノードND3は、制御部15の制御下で、接続するノード(ここでは、ノードND1)からデータ保持部207に格納されるデータ群に対するファイルの変更、削除、追加等を許可するように、アクセス権限情報を元の状態に復帰するように変更する。このアクセス権限情報を復帰すると、ノードND3と通常接続ノードであるノードND1との接続(セッション)が樹立された状態(通常接続状態)が確立される。
上記緊急接続状態を解消する際の動作フローについて説明する。
図15は、緊急接続状態を解消する際のノード(孤立回避対象ノード)における動作フローを示すフローチャートであり、図16は、緊急接続状態を解消する際の通常接続ノードにおける動作フローを示すフローチャートである。なお、緊急接続状態を解消する際の緊急接続先のノードにおける動作フローを示すフローチャートは、図13と同様になる。
図15に示す動作フローは孤立回避対象ノード内の制御部による制御下で実行され、図16に示す動作フローは通常接続ノード内の制御部による制御下で実行される。そして、図15に示す孤立回避対象ノードの動作フローと、図16に示す通常接続ノードの動作フローと、図13に示す緊急接続先のノードの動作フローと、が並行して行われることで、緊急接続状態を解消する動作が実現される。
孤立回避対象ノード、通常接続ノード、及び緊急接続先のノードにおける動作フローは、並行して行われるが、説明が複雑になるのを防ぐため、孤立回避対象ノード側と通常接続ノード側との動作フローを分けて説明する。なお、緊急接続先のノード側の動作フローについては既に上述したため、ここでは説明を省略する。
まず、図15のフローチャートを参照しつつ、孤立回避対象ノード側の動作フローについて説明する。ここでは、緊急接続状態となると、図15の動作フローが開始される。
ステップS51では、通常接続ノードから接続依頼を受信したか否かを判定する。ここで、接続依頼を受信するまでステップS51の判定を繰り返し、接続依頼を受信するとステップS52に進む。なお、このとき、接続依頼を発してきたノードが通常接続ノード群に属するノードか否か、接続依頼を発してきた通常接続ノードを介して所望のノードへ辿り着くことができるか否かも含めて判定する。
ステップS52では、接続を許可する通知(接続許可メッセージ)を、接続依頼を発してきた通常接続ノードに対して発信し、ステップS53に進む。
ステップS53〜S57では、図12のステップS35〜S39と同様な処理を行う。
次に、図16のフローチャートを参照しつつ、通常接続ノードにおける動作フローについて説明する。通常接続ノードは、電源がONされると、図16に示す動作フローを開始する。
まず、ステップS61では、通常接続するノードに対して接続依頼を発信し、ステップS62に進む。例えば、通常接続ノードND1から孤立回避対象ノードND3に対して接続依頼が発信される。
ステップS62では、障害が回避されたことを示すメッセージ(障害回避メッセージ)を発信し、ステップS63に進む。
ステップS63では、接続許可メッセージ(接続許可通知)を受信し、ステップS64に進む。
ステップS64では、接続許可を発信したノードとの接続を確立し、本動作フローを終了する。このステップS64では、例えば、ノードND1が、接続許可を発信したノードND3との接続を確立する。
◎また、上述した実施形態では、ノードND3において、障害の発生の検出に応答して、障害時接続テーブルを参照することで、緊急接続ノード群に含まれるノードNDAに対してアクセスを行い、障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信することで、ノードND3とノードNDAとの間における緊急接続状態を確立したが、これに限られず、障害の発生の検出に応答して、障害時接続テーブルを参照することで、緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信することで、ノードND3と当該1以上の緊急接続ノードとの間における緊急接続状態を確立するようにしても良い。このような構成としても、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
なお、このとき、緊急接続メッセージに含まれる鍵情報は、少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してデータ通信可能に接続するための鍵情報であれば良い。
◎また、上述した実施形態では、ノードが孤立状態になると、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信のみが可能となるようにアクセス権限情報が変更され、緊急接続状態では、緊急接続ノードからデータ保持部207に格納されるファイルの読み込みが可能となるように、アクセス権限情報が変更された。しかしながら、アクセス権限情報の変更内容は、上記のものに限られない。
図17は、アクセス権限の変更のバリエーションを示す図である。図17には、2つのケース(ケース1,ケース2)を例示している。
ケース1は、上記実施形態の内容に対応するものであり、ノードが孤立状態になった場合には、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信のみが可能となるようにアクセス権限情報が変更される。そして、緊急接続状態では、孤立回避対象ノードと緊急接続先のノードとの間で双方向のファイルの読み出しのみが許可されるようにアクセス権限情報が変更される。このアクセス権限情報の変更は、情報のセキュリティーを高レベルに確保する意味で好ましいと言える。例えば、孤立状態のノードになりすましたノードにウイルスを含むデータが格納されている場合でも、孤立状態においては、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信のみが可能となるようにアクセス権限情報が変更されているため、他のノードが不用意にウイルスを含むデータを読み込まないようにすることができる。
また、ケース2は、ケース1よりも利便性を重要視して、情報のセキュリティー若干緩和したものである。具体的には、ノードが孤立状態になった場合には、接続可能であるノードを検索するためのデータの通信に加えて、他のノードや上位サーバから孤立回避対象ノードに対するファイルの読み出しを許可するようにアクセス権限情報が変更される。そして、緊急接続状態では、孤立回避対象ノードと緊急接続先のノードとの間で、双方向のファイルの読み出しに加えて、ファイルの追加が許可されるようにアクセス権限情報が変更される。
ケース2のように、ノードが孤立状態になった場合に、他のノードや上位サーバから孤立回避対象ノードに対するファイルの読み出しを許可するようにすることで、以下のような構成を実現することができる。
例えば、上位サーバや緊急接続ノードから障害の発生状況の情報が正しいか否かを確認する際に、孤立回避対象ノードのアクセス権限情報を参照し、孤立回避対象ノードのアクセス権限情報が所定の内容に変更されていることを検出することで、緊急接続を要求してきたノードが孤立状態にあることを確認することができる。
つまり、上述の実施形態では、緊急接続ノードが、孤立状態にあるノードから送信されてきた障害の状況の情報が正しければ、緊急接続許可メッセージを送信した。しかしながら、これに限られず、更に、緊急接続ノードが、直接的に又は上位サーバUSを介して間接的に、孤立状態にあるノードにおけるアクセス権限情報の変更を検出したことに応答して、緊急接続許可メッセージを送信するようにしても良い。
このような構成とすることで、仮に、孤立していたノードになりすまして緊急接続を試行してきた悪意のあるノードに、ウイルスやその他のトラブルを引き起こすデータが格納されていた場合には、当該データを緊急接続先のノードが取得してしまい不具合を生じるといった事態を防止することができる。
◎また、上述の実施形態では、緊急接続ノードが、障害の状況の確認を上位サーバUSに問い合わせたが、これに限られず、例えば、緊急接続ノードが、直接障害の状況を確認するようにしても良い。具体的には、緊急接続ノードが、通常接続ノード群に対して所定の確認信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の確認信号に応答する信号を、所定の確認信号を発してから所定期間内に受信しないことに応答して、障害の発生を検知するようにしても良い。このような構成により、障害が発生している状況を確実に把握することができる。すなわち、情報のセキュリティーを確保することができる。
本発明の第1実施形態に係るP2Pネットワークの概要を示す図である。 ネットワークのセグメントの構成を例示する図である。 ノードであるパソコンの外観を例示する図である。 パソコンの機能構成を示すブロック図である。 各ノードの具体的な機能構成を示すブロック図である。 障害の発生を示す図である。 孤立状態の回避動作のシーケンスを示す図である。 孤立状態の回避動作フローを示すフローチャートである。 孤立状態の回避動作フローを示すフローチャートである。 孤立状態の回避動作フローを示すフローチャートである。 緊急接続状態の解消動作のシーケンスを示す図である。 緊急接続状態の解消動作フローを示すフローチャートである。 緊急接続状態の解消動作フローを示すフローチャートである。 変形例に係る緊急接続状態の解消動作のシーケンスを示す図である。 変形例に係る緊急接続状態の解消動作フローを示すフローチャートである。 変形例に係る緊急接続状態の解消動作フローを示すフローチャートである。 アクセス権限の変更のバリエーションを示す図である。 P2Pネットワークの概要を示す図である。
符号の説明
1 情報処理システム
11 制御部
12 操作部
15 制御部
15a CPU
15b メモリ
16 記憶部
162 プログラム
163 緊急接続情報
207 データ保持部
208 接続テーブル管理部
209 Node情報保持部
ND1,ND2,ND3,NDA,NDB,NDC,NDX,NDY,NDZ ノード
SA,SB,SC サイト
US 上位サーバ

Claims (14)

  1. P2Pネットワークにより外部装置との間でデータ通信を行う情報処理装置であって、
    通常接続ノード群とデータ通信を行う通信手段と、
    前記通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
    前記通信手段によって前記通常接続ノード群とデータ通信ができない障害の発生を検出する障害発生検出手段と、
    前記障害発生検出手段による前記障害の発生の検出に応答して、前記接続情報を参照することで、前記通信手段によって前記緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、当該1以上の緊急接続ノードに対して前記障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信する申請送信手段と、
    前記障害の状況に応じて前記1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段による前記接続許可情報の受信に応答して、前記1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立する接続手段と、
    前記外部装置から前記情報処理装置内の所定の記憶部に格納されるデータ群に対するアクセス権限を示す権限情報を記憶する権限情報記憶手段と、
    前記障害発生検出手段による前記障害の発生の検出に応答して、前記外部装置から前記データ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、前記権限情報の変更を行う権限情報変更手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記接続許可情報が、
    前記1以上の緊急接続ノードにより前記権限情報の変更の検出に応答して発信されることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記権限情報変更手段が、
    前記接続手段によって前記緊急接続状態が確立される際に、前記1以上の緊急接続ノードから前記データ群に対するデータ内容の追加を許可するように、前記権限情報の変更を行うことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    所定の上位サーバから前記接続情報を取得する情報取得手段、
    を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記障害の解除を検出する障害解除検出手段、
    を更に備え、
    前記接続手段が、
    前記障害解除検出手段による前記障害の解除の検出に応答して、前記緊急接続状態を解消するとともに、前記通常接続ノード群との間でデータ通信可能に接続した通常接続状態を確立することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記障害解除検出手段が、
    前記緊急接続状態において、所定期間毎に、前記通常接続ノード群との間におけるデータ通信を試行することで、前記障害の解除を検出することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記障害解除検出手段が、
    前記緊急接続状態において、前記通常接続ノード群のうちの少なくとも1以上の通常接続ノードから信号を受け取ったことに応答して、前記障害の解除を検出することを特徴とする情報処理装置。
  8. 情報処理装置に含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記情報処理装置を、請求項1から請求項7のいずれかに記載の情報処理装置として機能させるプログラム。
  9. P2Pネットワークにより複数の情報処理装置の間でデータ通信を行う情報処理システムであって、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の情報処理装置と、
    前記通常接続ノード群と、
    前記緊急接続ノード群と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    前記障害の発生を検知した後に、前記接続許可情報を発信することを特徴とする情報処理システム
  11. 請求項10に記載の情報処理システムであって、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    前記通常接続ノード群に対して所定の信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする情報処理システム
  12. 請求項10に記載の情報処理システムであって、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    所定の上位サーバに対して、前記障害の発生の確認を依頼する依頼信号を送信し、
    前記所定の上位サーバが、
    前記通常接続ノード群に対して所定の信号を発して、当該通常接続ノード群からの所定の信号に応答する信号を受信しないことに応答して、前記障害の発生が正しいことを示す発生確認情報を、前記1以上の緊急接続ノードに対して発信し、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    前記発生確認情報を受信したことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする情報処理システム
  13. 請求項10に記載の情報処理システムであって、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    所定の上位サーバに対して、前記障害の発生の確認を依頼する依頼信号を送信し、
    前記所定の上位サーバが、
    当該所定の上位サーバで管理している所定のデータを参照することで、前記障害の発生が正しいことを確認すると、前記障害の発生が正しいことを示す発生確認情報を、前記1以上の緊急接続ノードに対して発信し、
    前記1以上の緊急接続ノードが、
    前記発生確認情報を受信したことに応答して、前記障害の発生を検知することを特徴とする情報処理システム
  14. P2Pネットワークにより通常接続ノード群とデータ通信を行う情報処理装置において、前記通常接続ノード群とデータ通信ができない障害による孤立状態を回避する孤立状態回避方法であって、
    (a)前記通常接続ノード群とは異なる緊急接続ノード群に対してデータ通信可能に接続するための接続情報を記憶するステップと、
    (b)外部装置から前記情報処理装置内の所定の記憶部に格納されるデータ群に対するアクセス権限を示す権限情報を記憶するステップと、
    (c)前記障害の発生の検出に応答して、前記外部装置から前記データ群に対するデータ内容の変更および追加を禁止するように、前記権限情報の変更を行うステップと、
    (d)前記障害の発生の検出に応答して、前記接続情報を参照することで、前記緊急接続ノード群に含まれる少なくとも1以上の緊急接続ノードに対してアクセスを行い、当該1以上の緊急接続ノードに対して前記障害の状況を示す情報を含む接続許可申請を送信するステップと、
    (e)前記障害の状況に応じて前記1以上の緊急接続ノードから送信されてくる接続許可情報を受信するステップと、
    (f)前記(e)ステップにおける前記接続許可情報の受信に応答して、前記1以上の緊急接続ノードとの間でデータ通信可能に接続した緊急接続状態を確立するステップと、
    を備えることを特徴とする孤立状態回避方法。
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