JP4601600B2 - Vehicle comprising a clip for holding a linear body - Google Patents
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Description
本発明は、車体に装備される外装部品の背後に配置されるワイヤハーネスなどの線状体を保持するクリップを備える車両に関し、該外装部品は、例えばバンパである。 The present invention relates to a vehicle including a clip that holds a linear body such as a wire harness disposed behind an exterior part mounted on a vehicle body, and the exterior part is, for example, a bumper.
車体に装備される細長い外装部品(例えばバンパ)に、外装部品の外側から見えないように外装部品の背後に配置される線状体(例えばワイヤハーネス)と、外装部品の背面に設けられた支持部に取り付けられて線状体を保持するクリップとを備える車両は知られている。(例えば、特許文献1参照)
また、車体の前部に配置されるエンジンまたはラジエータを冷却するなどの目的で走行風を車体内に取り入れるために、外装部品(例えばバンパ)に前後方向に開放する開口が設けられることがある。そして、外装部品に開口が設けられる場合に、外装部品が、該開口を車幅方向に横切って延びている細長い長尺部を有するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
In addition, an opening that opens in the front-rear direction may be provided in an exterior part (for example, a bumper) in order to take traveling wind into the vehicle body for the purpose of cooling an engine or a radiator disposed at the front of the vehicle body. And when an opening is provided in an exterior component, what has the elongate elongate part which an exterior component extends across this opening in the vehicle width direction is also known (for example, refer patent document 2).
とろこで、細長い外装部品(例えばバンパ)を、外面から見たとき、該外装部品の長手方向に直交する方向(例えば上下方向)での外装部品の幅が小さくされる場合がある。
また、開口を横切る長尺部を有する外装部品(例えばバンパ)において、線状体(例えばワイヤハーネス)の短縮化により該線状体の軽量化や組付性の向上を図るために、線状体が長尺部を迂回して配置されることなく、長尺部の背後に線状体が長尺部の長手方向に沿って配置される場合がある。
前述のいずれの場合にも、例えば前面から見たとき、外装部品または長尺部は、その長手方向に直交する方向である上下方向での幅が小さいので、線状体が外装部品または長尺部から食み出さないようにするために、外装部品または長尺部の背面に設けられてクリップの取付部が取り付けられる支持部は、外装部品または長尺部において、上下方向での端部である下端部または上端部の近傍に設けられることが普通である。
このような場合、線状体は外装部品または長尺部から食み出さないものの、特に、取付部が支持部に上下方向から取り付けられるクリップでは、クリップの取付部が外装部品または長尺部の下端部または上端部から食み出すことがある。そして、このような外装部品を前面から見ると、外装部品または長尺部から食み出したクリップの取付部が見えるために、外装部品の外観性、ひいては車両の外観性が低下する。
また、長手方向に延びる線状体は、車体から伝達される振動により、長手方向でのクリップの両側において上下方向に振れることがある。ところが、長手方向に沿って平板状に延びている支持部においては、上下方向への曲げ変形に対する剛性が小さいため、線状体のこの上下方向での振れにより、支持部に曲げ変形が発生しやすく、さらには支持部付近で、外装部品または長尺部にも曲げ変形が発生しやすい。
When the elongated exterior component (for example, a bumper) is viewed from the outer surface, the width of the exterior component in a direction (for example, the vertical direction) perpendicular to the longitudinal direction of the exterior component may be reduced.
Further, in an exterior part (eg, a bumper) having a long portion that crosses the opening, in order to reduce the weight of the linear body (for example, a wire harness) and to improve the assembling property, There is a case where the linear body is arranged along the longitudinal direction of the long part behind the long part without the body being arranged around the long part.
In any of the above cases, for example, when viewed from the front, the exterior part or the long part has a small width in the vertical direction, which is a direction orthogonal to the longitudinal direction thereof, so that the linear body is the exterior part or the long part. In order not to protrude from the part, the support part provided on the back surface of the exterior part or the long part and to which the attachment part of the clip is attached is the end part in the vertical direction in the exterior part or the long part. Usually, it is provided in the vicinity of a certain lower end or upper end.
In such a case, although the linear body does not protrude from the exterior part or the long part, in particular, in the clip in which the attachment part is attached to the support part from the vertical direction, the attachment part of the clip is the exterior part or the long part. It may protrude from the lower end or the upper end. When such an exterior part is viewed from the front, since the attachment part of the clip protruding from the exterior part or the long part can be seen, the exterior appearance of the exterior part, and thus the exterior appearance of the vehicle is deteriorated.
Further, the linear body extending in the longitudinal direction may swing up and down on both sides of the clip in the longitudinal direction due to vibration transmitted from the vehicle body. However, since the support portion extending in a flat plate shape along the longitudinal direction has low rigidity against bending deformation in the vertical direction, bending deformation occurs in the support portion due to the deflection of the linear body in the vertical direction. In addition, bending deformation is likely to occur in the exterior part or the long part in the vicinity of the support part.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜4記載の発明は、長細い外装部品の背後または外装部品の細長い長尺部の背後に配置される線状体を保持するクリップが取り付けられる支持部を外装部品または長尺部の補強用のリブにより構成することで、外装部品の剛性または長尺部の剛性を高める前記リブを利用しながらクリップが外装部品または長尺部から食み出すことを防止して外装部品の外観性を向上させると共に、長手方向に直交する方向での線状体の振動に起因する荷重が作用する支持部の剛性を高めることを目的とする。そして、請求項3,4記載の発明は、さらに、直交方向での幅が小さい外装部品の外観性または長尺部を有する外装部品の外観性を一層向上させることを目的とする。
The present invention has been made in view of such circumstances, and the invention according to
請求項1記載の発明は、車体に装備される外装部品(1)と、前記外装部品(1)の背後に配置される線状体(C)と、前記外装部品(1)の背面に設けられた支持部(11)に固定されると共に前記線状体(C)を保持するクリップ(20)とを備える車両であって、前記クリップ(20)は、前記クリップ(20)を前記支持部(11)に取り付けるための取付部(21)と、前記取付部(21)に一体に結合されて前記線状体(C)を保持する保持部(26)とを有する車両において、前記外装部品(1)は、前記外装部品(1)を外側から見るときに前記線状体(C)が前記外装部品(1)に隠れて見えない方向から見ることを外面視としたとき、前記外面視で前記外装部品(1)の長手方向に直交する方向に沿って延びる補強用のリブ(11)を前記背面に有し、前記支持部(11)は前記リブ(11)により構成され、前記取付部(21)は、前記リブ(11)を前記長手方向で挟持する1対の挟持体(22)を有する挟持部(21)であり、前記保持部(26)は、前記外面視で、前記挟持部(21)の背後に位置し、前記1対の挟持部(22)を覆う1対の外枠部(23)と、前記1対の外枠部(23)の基部(22b)同士を連結する連結部(25)と、前記保持部(26)とが合成樹脂により一体成形されたことを特徴とする車両である。
請求項2記載の発明は、前記外装部品(1)は、前記外装部品(1)に設けられた開口(3)を横切る長細い長尺部(10)を有し、前記外装部品(1)を外側から見るときに前記長尺部(10)の背後に配置される線状体(C)が前記長尺部(10)に隠れて見えない方向から見ることを外面視としたとき、前記長尺部(10)は、前記外面視で前記長尺部(10)の長手方向に直交する方向に沿って延びると共に該直交方向での両端部を連結する補強用のリブ(11)を背面に有し、前記支持部(11)は前記リブ(11)により構成され、前記長尺部(10)における前記直交方向での幅(Wb)は、前記リブ(11)に取り付けられた前記取付部(21)における前記直交方向での最大幅(Wa)と前記保持部(26)での前記線状体における前記直交方向での最大幅(We)との和である所定幅以下であり、前記クリップ(20)は、前記外面視で前記長尺部(10)から食み出していなく、前記線状体(C)は、前記保持部(26)においてその過半が前記直交方向で前記取付部(21)と重なる位置で保持されることを特徴とする請求項1記載の車両である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の車両において、前記取付部(21)は前記リブ(11)を前記長手方向で挟持する挟持部(22)であり、前記長尺部(10)は背後に向かって開放する凹部を形成し、前記リブ(11)および前記挟持部(22)は前記凹部内に配置されるものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の車両において、前記1対の外枠部(23)の両先端部における相対する面の間隔が前記外枠部(23)の先端から前記連結部(25)に接近するに対応して狭く形成されて、前記1対の挟持部(21)を案内するガイド部が構成されたことを特徴とするものである。
The invention according to
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle according to the second aspect, the attachment portion (21) is a clamping portion (22) that clamps the rib (11) in the longitudinal direction, and the long portion (10) Forms a recess opening toward the back, and the rib (11) and the clamping part (22) are arranged in the recess.
According to a fourth aspect of the present invention, in the vehicle according to any one of the first to third aspects, an interval between opposing surfaces at both ends of the pair of outer frame portions (23) is the outer frame portion (23 ), The guide portion is formed so as to be narrow so as to approach the connecting portion (25), and guides the pair of sandwiching portions (21) .
請求項1記載の発明によれば、外装部品は、その長手方向に対する直交方向に沿って延びる補強用のリブにより剛性が高められる。そして、クリップにおいては、挟持部の1対の挟持体が直交方向に沿って延びる該リブを長手方向で挟むことによりリブに固定されるので、外面視で、クリップの取付部である挟持部が外装部品から食み出すことが防止され、しかも保持体が挟持部の背後に結合されていることにより、線状体が挟持部の背後に配置されるので、外面視で線状体が外装部品から食み出すことが防止される。このように、外装部品の剛性を高めるリブを利用しながらクリップが外装部品から食み出すことが防止されて外装部品の外観性が向上し、ひいては車両の外観性が向上する。さらに、長手方向に延びる線状体が車体から伝達される振動により直交方向に振動し、該振動に起因する荷重がリブに作用する場合にも、リブが直交方向に沿って延びていることから、クリップが取り付けられる支持部の剛性が高いので、該荷重による支持部および該支持部付近の外装部品の曲げ変形が少なくなって、支持部および外装部品の耐久性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、長尺部は、その長手方向に対する直交方向に沿って延びると共に直交方向での両端部を連結する補強用のリブにより剛性が高められる。そして、直交方向での幅が所定幅以下である長細い長尺部の背後に配置される線状体を保持するクリップが取り付けられる支持部が該リブにより構成されることで、長尺部の背後に配置されるクリップおよび線状体が、外面視で、長尺部から食み出すことがないので、長尺部の剛性を高めるリブを利用しながらクリップが長尺部から食み出すことが防止されて外装部品の外観性が向上し、ひいては車両の外観性が向上する。さらに、長手方向に延びる線状体が車体から伝達される振動により直交方向に振動し、該振動に起因する荷重がリブに作用する場合にも、リブが直交方向に沿って延びていることから、クリップが取り付けられる支持部の剛性が高いので、該荷重による支持部および該支持部付近の長尺部の曲げ変形が少なくなって、支持部および長尺部の耐久性が向上する。
請求項3記載の事項によれば、クリップの挟持部が長尺部の凹部内に配置されるので、挟持部が凹部内に位置する分、挟持部に一体に結合される保持部が、凹部に近づくかまたは凹部内に一層入り込むので、線状体およびクリップが、一層広い範囲での外面視で、長尺部から食み出すことがなく、直交方向での幅が小さい長尺部を有する外装部品の外観性が一層向上する。
請求項4記載の事項によれば、クリップにおいて線状体および取付部が直交方向でコンパクトに配置されるので、線状体およびクリップが、一層広い範囲での外面視で、外装部品または長尺部から食み出すことがなく、直交方向での幅が小さい外装部品または長尺部を有する外装部品の外観性が一層向上する。
According to the first aspect of the present invention, the rigidity of the exterior part is enhanced by the reinforcing ribs extending along the direction orthogonal to the longitudinal direction. And in a clip, since a pair of clamping body of a clamping part is fixed to a rib by pinching | intersecting this rib extended along an orthogonal direction in a longitudinal direction, the clamping part which is an attachment part of a clip is an external view. Since it is prevented from protruding from the exterior part and the holding body is coupled to the back of the clamping part, the linear body is arranged behind the clamping part. It is prevented from sticking out. In this way, the clip is prevented from protruding from the exterior part while using the ribs that increase the rigidity of the exterior part, so that the appearance of the exterior part is improved, and the appearance of the vehicle is improved. Furthermore, even when the linear body extending in the longitudinal direction vibrates in the orthogonal direction due to the vibration transmitted from the vehicle body, and the load caused by the vibration acts on the rib, the rib extends in the orthogonal direction. Since the support part to which the clip is attached has high rigidity, bending deformation of the support part and the exterior part near the support part due to the load is reduced, and the durability of the support part and the exterior part is improved.
According to the invention described in
According to the third aspect of the present invention, since the holding portion of the clip is disposed in the recessed portion of the long portion, the holding portion that is integrally coupled to the holding portion corresponds to the recessed portion because the holding portion is located in the recessed portion. Or the linear body and the clip have a long portion with a small width in the orthogonal direction without protruding from the long portion when viewed from the outside in a wider range. The appearance of the exterior parts is further improved.
According to the fourth aspect of the present invention, since the linear body and the mounting portion are compactly arranged in the orthogonal direction in the clip, the linear body and the clip can be external parts or long parts in a wider view. The appearance of the exterior part having a small width in the orthogonal direction or the long part is further improved without protruding from the part.
以下、本発明の実施形態を図1〜図7を参照して説明する。
図1〜図3を参照すると、本発明が適用された車両は、外装部品としてのフロント側バンパ1が装備された車体と、該バンパ1に取り付けられる電装部品としてのランプに接続されるワイヤハーネスCと、バンパ1の後述するバンパフェース2の背面に着脱可能に固定されるクリップ20とを備える。クリップ20は、バンパ1を外側から見たときバンパフェース2の背後に配置される線状体としてのワイヤハーネスCを保持する。
車体の一部分としての前部(以下、「車体前部」という。)は、該車体前部に配置されたエンジンが収容されるエンジンルームを形成する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS.
Referring to FIGS. 1 to 3, a vehicle to which the present invention is applied includes a vehicle body equipped with a
A front portion as a part of the vehicle body (hereinafter referred to as “vehicle body front portion”) forms an engine room in which an engine disposed in the vehicle body front portion is accommodated.
車幅方向に長細いバンパ1は、車体前部において車体フレームに支持されるバンパビーム(図示されず)と、バンパビームに取り付けられるバンパフェース2とから構成される。車幅方向に長細いバンパフェース2は、前記エンジンルームに走行風を冷却用の空気として取り入れるための前後方向に開放する開口3が設けられた本体2aと、車幅方向に長細い開口3を車幅方向に横切って延びている長細い長尺部としての横バー10と、バンパフェース2の前面視で(すなわち、バンパ1またはバンパフェース2を前方から見たときに)横バー10の長手方向A0に直交する方向である第1の直交方向A1に沿って延びていて横バー10と本体2aとを連結する連結部としての縦バー2bとを有し、これら本体2a、横バー10および縦バー2bが一体成形された合成樹脂製の部材である。
本体2aを前後方向に貫通して設けられた孔から構成される開口3は、横バー10により上下方向に複数の開口3a,3bに分けられる。
この実施形態では、横バー10の長手方向A0は車幅方向であり、直交方向A1は上下方向である。
The
The
In this embodiment, the longitudinal direction A0 of the
クリップ20に保持されたワイヤハーネスCは、バンパフェース2の前面視で、横バー10の背後に、横バー10から食み出さないように、長手方向A0に沿って配置される。それゆえ、前面視は、バンパ1またはバンパフェース2を外側から見るときに横バー10の背後に配置されるワイヤハーネスCが横バー10に隠れて見えない方向から見ることを意味する外面視に含まれる。そして、前面視で、横バー10が配置されている範囲内では、ワイヤハーネスCの全体が、該横バー10により目隠しをされる。
The wire harness C held by the
図4を併せて参照すると、横バー10は、その背面10iに、横バー10の剛性を高めるために上下方向に沿って延びている複数の補強用のリブ11,12を有する。具体的には、横バー10は、長手方向A0に直交する平面Hでの断面が、前端部13が閉じていて閉塞端を構成し、後端部14が後方(または背後)に向かって開放する開放端を構成する凹形状を有する形材により構成される。それゆえ、横バー10は後方(または背後)に向かって開放する凹部17を形成する。また、横バー10の下端部16は、長手方向A0でのリブ11の位置に対応して、各リブ11付近で局部的に後方に突出する突出部16aを有する。
Referring also to FIG. 4, the
長手方向A0に間隔をおいて横バー10に一体成形されて設けられる複数のリブ11,12のうちの一部の複数のリブ11は、それぞれ、横バー10の上端部15および下端部16を連結すると共に横バー10の背面10iに沿って連続的に延びており、かつ長手方向A0に直交する平面Hに沿う平板状の部材である。各リブ11は、前面視で、上下方向に延びているといい得る範囲で、上下方向に対して平行またはやや傾斜していてもよい。換言すれば、各リブ11は、前面視で上下方向にほぼ平行であり、また平面Hにほぼ平行である。
A plurality of
ここで、部材における上下方向での上部(または上端部)および下部(または下端部)の一方を上下方向での一方部分(または一端部)とするとき、上部(または上端部)および下部(または下端部)の他方は上下方向での他方部分(または他端部)である。また、前後方向は、長手方向A0から見て上下方向(すなわち、前述のように第1の直交方向A1である。)に直交する第2の直交方向A2であり、部材における前後方向での前部(または前端部)および後部(または後端部)の一方を前後方向での一方部分(または一端部)とするとき、前部(または前端部)および後部(または後端部)の他方は、前後方向での他方部分(または他端部)である。 Here, when one of the upper part (or upper end part) and the lower part (or lower end part) in the vertical direction of the member is one part (or one end part) in the vertical direction, the upper part (or upper end part) and the lower part (or The other of the lower end portions is the other portion (or the other end portion) in the vertical direction. The front-rear direction is the second orthogonal direction A2 orthogonal to the up-down direction (that is, the first orthogonal direction A1 as described above) when viewed from the longitudinal direction A0, and the front of the member in the front-rear direction When one of the front part (or front end part) and rear part (or rear end part) is one part (or one end part) in the front-rear direction, the other of the front part (or front end part) and rear part (or rear end part) is The other part (or the other end part) in the front-rear direction.
図1〜図4,図6を参照すると、クリップ20は、該クリップ20を支持する横バー10の一部分である支持部(以下、「支持部」という。)を構成するリブ11に対してクリップ20を取り付けるための取付部としての挟持部21と、挟持部21に一体に結合されてワイヤハーネスCを保持する保持部26とを有する。
1 to 4 and 6, the
図4〜図7を参照すると、挟持部21は、長手方向A0でリブ11を挟持する1対の板状の挟持体22と、各挟持体22の基部22b同士を連結する連結部25とから構成される。そして、1対の挟持体22は、1対の外枠部23と、1対の外枠部23の一方の外枠部23の先端部23aから連結部25を経て他方の外枠部23の先端部23aまで挟持部21の内側に沿って配置される弾発部材としての板バネ24とを有する。1対の外枠部23、連結部25および保持部26は、一体成形された合成樹脂製の部材である。ここで、前面視で、基部22bは各挟持体22の背後部であり、連結部25は挟持部21の背後部である。
4 to 7, the sandwiching
そして、両外枠部23にインサートされて固着された板バネ24の両端部24aが板バネ24の弾発力によりリブ11を長手方向A0で挟圧することにより、1対の挟持体22がリブ11を挟持してクリップ20がリブ11に固定される。また、両先端部23aは、リブ11へのクリップ20の差込時に、長手方向A0でのリブ11の両側面に沿って1対の挟持部21を案内するガイド部を構成する。この1対の先端部23aにより、リブ11へのクリップ20の取付けが容易になる。
Then, both ends 24a of the
保持部26は、リブ11に対して抜き差しされるクリップ20の着脱方向(この実施形態では前後方向でもある。)において挟持部21の基部25に隣接して並んで設けられる。この保持部26は、ワイヤハーネスCをその周囲または外側から締め付ける締付部としてのバンド27と、ワイヤハーネスCを締め付けた状態でバンド27を係止する係止部28とから構成される。バンド27はワイヤハーネスCの周囲に巻回されて、係止部28の挿入空間29に挿入された状態で、係止部28の鋸歯状の歯から構成される緩止め部28aによりバンド27が緩むことが防止される。そして、挿入空間29を貫通したバンド27は、挿入空間29から適当な長さだけ突出した位置で切断される(図2,図5参照)。
The holding
図4,図5を参照すると、クリップ20がリブ11に取り付けられた状態で、横バー10において、局部的な凹凸などを除いた主要部分における上下方向での幅Wb(この実施形態では、横バー10における上下方向での最小幅でもある。)(図1も参照)は、挟持部21における上下方向での最大幅Waおよび保持部26でのワイヤハーネスCの上下方向での最大幅Wcの和である所定幅以下であり、この実施形態では、最大幅Wbは前記所定幅よりも小さい。また、最大幅Wbは、クリップ20における上下方向での最大幅Weと最大幅Wcとの和よりも小さい。
さらに、クリップ20がリブ11に取り付けられた状態で、ワイヤハーネスCは、保持部26においてその過半、この実施形態では、その全体が、上下方向で挟持部21と重なる位置で保持される。
この結果、上下方向で、挟持部21、連結部25および保持部26の全体が、上下方向で横バー10と重なる位置にある。それゆえ、リブ11を挟持した1対の挟持体22の全体は、上下方向で、横バー10の範囲内に位置する。
4 and 5, in the state where the
Furthermore, with the
As a result, in the up-down direction, the sandwiching
また、挟持部21は、前後方向で、挟持部21の過半および連結部25の過半、この実施形態では挟持部21の全体および連結部25の全体が、さらに保持部26の一部が、下端部16の突出部16aおよび上端部15と重なる位置にある。したがって、挟持部21はその全体が、上方から上端部15により覆われ、下方から突出部16aにより覆われており、挟持部21の全体、したがって1対の挟持体22の全体は、リブ11と共に凹部17内に配置される。このため、保持部26は、リブ11および挟持部21の背後に位置して、リブ11の後端部11bの近傍に位置する。より具体的には、保持部26は、挟持部21の最大幅Weの半分の距離よりも後端部11bに近接して位置する。そして、保持部26の全体は、前後方向で、リブ11の後端部11bから、幅Wbに等しい距離だけ離れた位置よりも、横バー10の前端部13寄り、リブ11寄りまたは挟持部21寄りに位置する。
Further, the sandwiching
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
車両のバンパ1のバンパフェース2は開口3を横切る長細い横バー10を有し、バンパフェース2を外側から見るときに横バー10の背後に配置されるワイヤハーネスCが横バー10に隠れて見えない方向から見ることを外面視としたとき、横バー10は、外面視としての前面視で横バー10の長手方向A0に直交する方向A1である上下方向に沿って延びると共に上下方向での両端部である上端部15および下端部16を連結するリブ11を背面10iに有し、バンパフェース2の背後に配置されるワイヤハーネスCを保持するクリップ20が取り付けられる支持部はリブ11により構成され、横バー10における上下方向での幅は、リブ11に取り付けられた挟持部21の最大幅WaとワイヤハーネスCの最大幅Wcとの和である前記所定幅以下であり、バンパフェース2の背後に配置されるワイヤハーネスCを保持するクリップ20およびワイヤハーネスCは、前面視で横バー10から食み出していない。
これにより、横バー10は、上下方向に沿って延びると共に上端部15および下端部16を連結するリブ11により剛性が高められる。また、クリップ20においては、挟持部21の、連結部25で連結された1対の挟持体22が、上下方向に沿って延びる該リブ11を長手方向A0で挟むことによりリブ11に固定されるので、前面視で、クリップ20の取付部である挟持部21が横バー10から、したがってバンパフェース2から食み出すことが防止され、しかも保持部26が挟持部21の連結部25の背後に結合されていることにより、ワイヤハーネスCが挟持部21の連結部25の背後でリブ11の後端部11bの近傍に配置されるので、前面視で、ワイヤハーネスCが横バー10から、したがってバンパフェース2から食み出すことが防止される。そして、上下方向での幅Wbが前記所定幅以下である長細い横バー10の背後に配置されるワイヤハーネスCを保持するクリップ20が取り付けられる支持部がリブ11により構成されることで、横バー10の背後に配置されるクリップ20およびワイヤハーネスCが、前面視で、横バー10から食み出すことがないので、横バー10の剛性を高めるリブ11を利用しながらクリップ20が横バー10から食み出すことが防止されてバンパフェース2の外観性が向上し、ひいては車両の外観性が向上する。さらに、長手方向A0に延びるワイヤハーネスCが、長手方向A0でのクリップ20間または各クリップ20の両側で車体から伝達される振動により上下方向に振動し、該振動に起因する荷重がリブ11に作用する場合にも、リブ11が上下方向に沿って延びていることから、クリップ20が取り付けられる支持部の剛性が高いので、該荷重による支持部および該支持部付近である横バー10の突出部16aの曲げ変形が少なくなって、支持部および横バー10の耐久性が向上する。
Next, operations and effects of the embodiment configured as described above will be described.
The
Accordingly, the rigidity of the
クリップ20の前記取付部はリブ11を長手方向A0で挟持する挟持部21であり、横バー10は背後に向かって開放する凹部17を形成し、リブ11および挟持部21は凹部17内に配置されることにより、クリップ20の挟持部21が横バー10の凹部17内に配置されるので、挟持部21が凹部17内に位置する分、挟持部21に一体に結合される保持部26が、凹部17に近づくかまたは凹部17内に一層入り込んで、前端部13に一層近づくように配置され、そして保持部26はリブ11の後端部11bの近傍に位置するので、ワイヤハーネスCおよびクリップ20が、一層広い範囲(または広い角度)での前面視で、横バー10から食み出すことがなく、上下方向での幅が小さい横バー10を有するバンパフェース2の外観性が一層向上する。そして、挟持部21の全体が凹部17内に位置することで、この効果が一層高められる。
The mounting portion of the
ワイヤハーネスCは、クリップ20の保持部26においてその過半、ここではその全体が上下方向で挟持部21と重なる位置で保持されることにより、クリップ20においてワイヤハーネスCおよび挟持部21が上下方向でコンパクトに配置されるので、ワイヤハーネスCおよびクリップ20が、一層広い範囲(または広い角度)での前面視で、横バー10から食み出すことがなく、上下方向での幅Wbが小さい横バー10を有するバンパフェース2の外観性が一層向上する。
The wire harness C is held in the holding
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
前述した実施形態では、バンパに取り付けられたランプにワイヤハーネスCが接続されるものであったが、これには限定されず、外装部品またはその周辺に配置される他の電装部品(例えば外気温センサなどの各種センサ類)にワイヤハーネスCが接続されるものであってもよい。
線状体は、ワイヤハーネス以外の電線、または空気や水などの流体が流通する導管であってもよく、さらに線状の部材であればどのような部品であってもよい。
車体に装備される長細い外装部品は、横バーを有しないフロント側のバンパであってもよく、また車体の一部分としての後部に装備されるリア側のバンパであってもよく、さらにバンパ以外の部品または部品であってもよい。また、外装部品は、上下方向に細長い部材であってもよい。
クリップは、挟持部21またはバンド27を有していないものであってもよく、例えばクリップの取付部は、前記支持部に設けられた孔に挿入される軸状の挿入部により構成されてもよい。
外装部品がフロント側のバンパである場合、エンジンが車体後部に配置され、エンジン部品としてのラジエータが車体前部に配置された車両であってもよい。
開口3は、本体2aに設けられた切欠きにより構成されてもよい。
バンパフェースは複数の横バーを有していて、それぞれの横バーの背後に線状体が配置されてもよい。
図4に二点鎖線で示されるように、前後方向で、保持部26の過半が、横バー10の上端部151および下端部161の少なくとも一方と重なるように構成されて、保持部26の過半が、上端部151により上方から、または下端部161により下方から覆われてもよい。これにより、クリップ20の大部分が横バー10により覆われて、バンパフェース2の外観性が向上する。
外面視には、車体における外装部品の位置に応じて、前述の前面視のほかに、外装部品を、それぞれ、後方から見たときの後面視、車幅方向から見たときの側面視、上方から見たときの平面視が含まれる。
リブは、直交平面にほぼ平行でなく、上下方向にほぼ平行であってもよい。
Hereinafter, an embodiment in which a part of the configuration of the above-described embodiment is changed will be described with respect to the changed configuration.
In the above-described embodiment, the wire harness C is connected to the lamp attached to the bumper. However, the present invention is not limited to this, and the external component or other electrical component (for example, outside air temperature) disposed around the exterior component is not limited thereto. The wire harness C may be connected to various sensors such as sensors.
The linear body may be an electric wire other than the wire harness, or a conduit through which a fluid such as air or water flows, and may be any component as long as it is a linear member.
The long and thin exterior part mounted on the vehicle body may be a front-side bumper without a horizontal bar, or may be a rear-side bumper mounted as a part of the vehicle body, and other than the bumper. Or a part. The exterior component may be a member that is elongated in the vertical direction.
The clip may not have the clamping
When the exterior part is a front bumper, the engine may be arranged at the rear part of the vehicle body, and the radiator as the engine part may be arranged at the front part of the vehicle body.
The
The bumper face may have a plurality of horizontal bars, and a linear body may be disposed behind each horizontal bar.
Figure 4 as indicated by the two-dot chain line, in the longitudinal direction, the majority of the holding
In the external view, depending on the position of the exterior part on the vehicle body, in addition to the above-mentioned front view, the exterior part is viewed from the rear when viewed from the rear, the side when viewed from the vehicle width direction, and above. The plan view when viewed from the above is included.
The ribs may be substantially parallel to the vertical direction instead of being substantially parallel to the orthogonal plane.
2…バンパフェース、10…横バー、11…リブ、20…クリップ、21…挟持部、26…保持部、
C…ワイヤハーネス、A0…長手方向、A1,A2…直交方向、Wa,Wb,Wc,We…幅。
2 ... bumper face, 10 ... horizontal bar, 11 ... rib, 20 ... clip, 21 ... clamping part, 26 ... holding part,
C ... wire harness, A0 ... longitudinal direction, A1, A2 ... orthogonal direction, Wa, Wb, Wc, We ... width.
Claims (4)
前記外装部品(1)は、前記外装部品(1)を外側から見るときに前記線状体(C)が前記外装部品(1)に隠れて見えない方向から見ることを外面視としたとき、前記外面視で前記外装部品(1)の長手方向に直交する方向に沿って延びる補強用のリブ(11)を前記背面に有し、前記支持部(11)は前記リブ(11)により構成され、前記取付部(21)は、前記リブ(11)を前記長手方向で挟持する1対の挟持体(22)を有する挟持部(21)であり、前記保持部(26)は、前記外面視で、前記挟持部(21)の背後に位置し、
前記1対の挟持部(22)を覆う1対の外枠部(23)と、前記1対の外枠部(23)の基部(22b)同士を連結する連結部(25)と、前記保持部(26)とが合成樹脂により一体成形されたことを特徴とする車両。 An exterior component (1) mounted on the vehicle body, a linear body (C) disposed behind the exterior component (1), and a support portion (11) provided on the back of the exterior component (1) A vehicle including a clip (20) that is fixed and holds the linear body (C), wherein the clip (20) is an attachment for attaching the clip (20) to the support portion (11). A vehicle having a portion (21) and a holding portion (26) integrally coupled to the attachment portion (21) and holding the linear body (C);
When the exterior part (1) is viewed from the outside when the exterior part (1) is viewed from the outside and the linear body (C) is viewed from a direction hidden behind the exterior part (1), A reinforcing rib (11) extending along a direction orthogonal to the longitudinal direction of the exterior component (1) in the external view is provided on the back surface, and the support portion (11) is configured by the rib (11). The attachment portion (21) is a holding portion (21) having a pair of holding bodies (22) for holding the rib (11) in the longitudinal direction, and the holding portion (26) And located behind the clamping part (21) ,
A pair of outer frame portions (23) covering the pair of sandwiching portions (22), a connecting portion (25) connecting the base portions (22b) of the pair of outer frame portions (23), and the holding A vehicle characterized in that the portion (26) and the synthetic resin are integrally formed .
前記線状体(C)は、前記保持部(26)においてその過半が前記直交方向で前記取付部(21)と重なる位置で保持されることを特徴とする請求項1記載の車両。 The exterior part (1) has a long and thin long part (10) that crosses the opening (3) provided in the exterior part (1), and the long part when the exterior part (1) is viewed from the outside. When the linear body (C) disposed behind the scale part (10) is viewed from the direction hidden behind the long part (10) and is not visible, the long part (10) is: Reinforcing ribs (11) that extend along a direction orthogonal to the longitudinal direction of the long portion (10) in the external view and connect both end portions in the orthogonal direction on the back surface, 11) is constituted by the rib (11), and the width (Wb) in the orthogonal direction of the elongated portion (10) is the orthogonal direction of the attachment portion (21) attached to the rib (11). And the maximum width (We) in the orthogonal direction of the linear body in the holding portion (26). And the width or less, the clip (20) is rather not protrude from the elongated portion in the outer surface view (10),
The vehicle according to claim 1, wherein the linear body (C) is held at a position where a majority of the linear body (C) overlaps the attachment portion (21) in the orthogonal direction .
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