JP4601091B2 - Cyclic oligosaccharide - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カルシウム吸収亢進組成物に関するものであり、更に詳細には、ジフルクトース ジアンヒドリドIVを有効成分として含有するカルシウム吸収亢進組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食生活が改善されたとはいえ、特に、日本人のカルシウム摂取量は栄養必要量を下回っており、その点の改良が求められている。しかしながら、日本人の平均的な食生活習慣では、充分なカルシウム量を摂取するのは相当困難であるのが現状である。
【0003】
一方、最近になって、難消化性の二糖類であるジフルクトース ジアンヒドリドIV(以下、DFAIVということもある)の工業的製法が開発され、安定供給が可能となり、これまで知られていなかったDFAIVの生理的機能のうち、カルシウム吸収亢進作用が本報により初めて明らかになったものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような技術の現状に鑑み、カルシウムの必要量を通常の日本人の食事から摂取するのは相当困難であり、特に幼児、老齢者、病気中又は予後の患者のように充分な食事量が摂れない人にとっては非常に困難である点に改めて着目し、食事中のカルシウムを増量するのではなく、食事中のカルシウム含有量は従来どおりとしておき、ただし、食事中のカルシウムの体内での吸収を亢進せしめるシステム、換言すれば摂取したカルシウムを体内で有効利用するシステムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、本発明者らは、各方面から鋭意研究の結果、経口摂取したDFAIVが体内でのカルシウムの吸収を亢進する作用を有することを見出し、そして更に研究の結果、オリゴ糖との併用も可能であることも発見し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、DFAIVを有効成分とし、更に必要に応じてオリゴ糖を有効成分として含有するカルシウム吸収亢進組成物に関するものであり、本組成物は、医薬品としてもあるいは飲食品としても利用することができる。
以下、本発明について更に詳述する。
【0007】
本発明に係る組成物の有効成分として使用するDFAIV(difructose anhydride IV )は、フルクトース2分子が2,6′及び6,2′で結合している2糖類(di-D-fructofuranose-2, 6′:6, 2′dianhydride )であって、水への溶解性は高いが、甘味は蔗糖の約1/2を有する難消化性二糖類である。
【0008】
DFAIVは、従来、効率的な工業的製法がなかったのであるが、最近になって、レバンにレバンフルクトトランスフェラーゼ(還元末端から二糖単位で切断する酵素、特にアースロバクター・ニコチノボランス(Arthrobacter nicotinovorans)(FERM P-15285 )等アースロバクター属菌から高活性の酵素が得られる(特開平9−154594))を作用させることにより、高純度のDFAIVを工業的に製造することが可能となり、このようにして製造されたDFAIVを本発明の有効成分として使用することができる。また、市販されている製品も使用可能である。
【0009】
本発明に係る組成物は、DFAIVを有効成分として含有するものであって、医薬品及び/又は飲食品(動物用飼餌料を含む)として利用することができ、例えば、ヒト又は動物用の医薬品、飲食品、調製粉乳、経腸栄養剤、健康飲食品、飼餌料添加物等として実用に供することができる。
【0010】
本発明の組成物は、それ自体カルシウムを含有していてもよく、又は、それ自体はカルシウムを含有せず、カルシウム含有食品やカルシウム含有医薬との併用により、カルシウム含有食品やカルシウム含有医薬中のカルシウムの吸収を亢進するものであってもよい。本発明の組成物自体がカルシウムを含有する場合は、特に限定されないが、組成物中のカルシウムに対して重量比で1〜3倍以上、好ましくは5倍以上とするのがよい。しかしながら、長期間に亘って保健上ないし健康維持の目的で摂取する場合には、上記範囲よりも少量であってもよいし、また本有効成分は、安全性について問題がないので、上記範囲よりも多量に使用しても一向にさしつかえない。現にマウスを用いた10日間の急性毒性試験の結果、1000mg/kgの経口投与でも死亡例は認められなかった。
【0011】
また、本組成物においては、DFAIVのほかに、オリゴ糖を更に併用してもよい。オリゴ糖としては、フラクトオリゴ糖、ラフィノースのほか、マルトトリオース、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルトヘキサオース等マルトオリゴ糖;イソマルトオリゴ糖;大豆オリゴ糖;フラクトオリゴ糖;ガラクトオリゴ糖;ペクチンオリゴ糖;マルチュロース;イソラフィノース;パラチノース;ラクチュロース;トレハロース;キシロオリゴ糖、その他が例示されるが、特にカルシウム吸収促進作用を有するオリゴ糖を使用すると好適であり、その使用量も従来どおりであって格別の限定はなく、この点も本発明の特徴のひとつである。
【0012】
飲食品タイプの組成物として使用する場合には、本有効成分(その処理物)をそのまま、使用したり、他の食品ないし食品成分と併用したりして適宜常法にしたがって使用できる。本有効成分を用いる本発明に係る組成物は、固体状(粉末、顆粒状その他)、ペースト状、液状ないし懸濁状のいずれでもよいが、甘味料、酸味料、ビタミン剤その他ドリンク剤製造に常用される各種成分を用いて、健康ドリンクに製剤化することも可能である。
【0013】
医薬品タイプの組成物として使用する場合、本有効成分は、種々の形態で投与される。その投与形態としては錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤等による経口投与をあげることができる。これらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤などの医薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することができる。
【0014】
その使用量は症状、年令、体重、投与方法および剤形によって異なるが、通常は、成人に対して、1日当たり、静脈投与の場合は、体重1kg当たり、0.01mg〜1000mgを投与することができ、筋肉投与の場合は同じく0.01mg〜1000mgを投与することができ、また、経口投与の場合には同じく0.5〜2000mg、好ましくは1〜1000mgの範囲で投与するのがよい。
【0015】
本発明に係る組成物は、下記する実施例からも明らかなように、すぐれたカルシウム吸収亢進効果を示し、体内におけるカルシウムの吸収を大幅に高めることができる。
以下、本発明の実施例について述べる。
【0016】
実施例1.
(1)SD系の雄ラット(5週令、当初体重100g)を、次の組成からなる蔗糖ベースの基礎飼料で、1週間予備飼育した。
(基礎飼料)
カゼイン 250g/kg
コーン油 50g/kg
ミネラルミックス 29g/kg
ビタミンミックス 15g/kg
カルシウム 0.45%Ca
蔗糖で全量を1kgにする。
【0017】
基礎飼料において、ミネラルミックスとしては、MM3の組成(J.Nutr., 119, 1018 (1989))を用い、ビタミンミックスとしてはAIN−76の組成(J.Nutr., 107, 1340 (1977))を用い、カルシウム源としては炭酸カルシウムを用いた。
【0018】
(2)予備飼育後、体重に応じて1群7匹ずつのラットに分け、各群のラットについて2週間の試験飼育を行った。
試験飼育中、各群のラットには、DFAIV(アースロバクター・ニコチノボランス(Arthrobacter nicotinovorans) の酵素より調製)、あるいは他のオリゴサッカライドとして、ラフィノース(固形分純度97%、日本甜菜製糖(株)製)を、それぞれ30g/kg飼料含み、カルシウム3g/kg飼料を含む蔗糖ベースの基礎飼料(試験飼料)を、それぞれ与えた。なお、コントロール群(対照群)には基礎飼料のみを与えた。
【0019】
また、上記各飼料には、消化管各部位でのカルシウム吸収への寄与を検討するために、非吸収マーカーとして酸化クロムCr2 O3 を0.5g/kg飼料添加し、更に粉末セルロースとしてアビセル(Avicel、旭化成工業(株)製)を50g/kg飼料添加した。
【0020】
(3)試験飼育最終3日間に出納試験を行い、見かけのカルシウム吸収率を算出した。なお、ラットの糞食によるカルシウム吸収率の上昇を防ぐために、試験飼育の最後の1週間は、糞食防止キャップをラットの肛門に装着した。また、消化管各部位におけるカルシウム吸収率も算出した。
【0021】
(見かけのカルシウム吸収率の測定)
1.糞便の検査
バランス期間を3日間設け(11〜14日目)、3日間の糞を採取し、試験飼料及び糞中のCaとマーカーとしてのCrを原子吸光法で測定し、Ca/Crの比を算出し、ラットが吸収したCaの割合を算出した。
【0022】
すなわち、採取した糞全量を凍結乾燥した後、粉砕し、そのうち100mgを、5mlの混酸(濃硝酸(14N):濃過塩素酸(60%)=3:1の溶液)で、試験管を用いて湿式灰化した。0.1Nの塩酸を適宜希釈した後、原子吸光分光分析(島津原子吸光分光光度計AA・6400F:島津製作所製)により、CaとCr濃度をそれぞれ測定し、見かけのカルシウム吸収率を次式から算出した。
見かけのCa吸収率(%)=100×{1−(糞中Ca:Cr)/(食餌中のCa:Cr)}
【0023】
2.消化管各部位の検査
試験飼料を14日間に与えた後、小腸(回腸)、大腸(盲腸、結腸)の各腸の内容物を採取し、試験飼料及び糞中のCaとマーカーとしてのCrを原子吸光法で測定し、Ca/Crの比を算出し、各腸におけるCa吸収の割合を算出した。
【0024】
すなわち、ラット屠殺時に(14日目)、消化管内容物(結腸、盲腸、回腸下部(回盲部から10cm))を採取し、各々10,25又は100mlにメスアップし(その際、内容物が均一になるよう、ポッターホモジナイザー(MINI D.C. STIRRER: EYELA)で充分攪拌した)、そのうち1mlを5mlの混酸で試験管を使って湿式灰化した。0.1Nの塩酸で、適宜希釈した後、原子吸光分光分析により、CaとCr濃度を測定し、各消化管部位での見かけのカルシウム吸収率を次式から算出した。
【0025】
各消化管部位での見かけのCa吸収率(%)=100×{1−(消化管内容物中Ca:Cr)/(食餌中Ca:Cr)}
得られた結果を図1に示す(図中、縦軸はCrによって測定した見かけのCa吸収率(%)を示す。)その結果から明らかなように、見かけのCaの吸収率は、オリゴサッカライドを含む飼料を与えた群で、対照群に比して有意に高値を示し、その内DFAIV群が最も高値を示した。この吸収亢進は、回腸、盲腸及び結腸ともに寄与していた。
【0026】
(消化管壁の重量測定及び消化管内容物の有機酸、pHの測定)
消化管壁の湿重量を測定し、これら消化管の内容物の有機酸をキャピラリ イオンアナライザーで測定した(Takuya Suzuki, Hiroshi Hara, Takanori Kasai, and Fusao Tomita, Biosci. Biotechnol. Biochem., 62(5), 837-841, 1998)。
併わせて消化管の内容物のpHを測定した。
【0027】
(消化管内容物のカルシウム可溶化率の測定)
上記のように採取、そしてメスアップした回腸、盲腸及び結腸の内容物のそれぞれ一部を超遠心分離機により10,000rpm 、20分間遠心処理し、液相と固相に分離した。液相の一部をとり、除蛋白した後、適宜希釈し、次いで原子吸光分光分析によりカルシウム濃度を測定し、可溶化しているカルシウムとして評価した。
【0028】
計算方法は以下のとおりである。
消化管内容物中カルシウム可溶化率(%)=100×(液相中のCa量)/(内容物中の全Ca量)
消化管壁の重量測定及び消化管内容物の有機酸、pH及びカルシウム可溶化率の測定により得られた結果を図2に示す。その結果から明らかなように、DFAIVを与えることにより、盲腸及び結腸の消化管内容物の有機酸は増加し、pHは低下する一方、これら消化管の湿重量が増加した。さらに、Ca可溶化率は、結腸においてDFAIVを含む飼料を与えた群で高値を示した。
【0029】
実施例2.
結晶グルコース400重量部、DFAIV 10重量部、クエン酸7重量部、Na−Caseinate 7重量部、アスコルビン酸5重量部、硬化油3重量部を用い、常法にしたがってCa吸収亢進錠菓を製造した。
【0030】
実施例3.
DFAIV 50重量部、精製炭酸カルシウム20重量部、ラクトース178重量部、ステアリン酸マグネシウム2重量部を用い、これらの混合物を250mgずつ1号カプセルに充填し、1カプセル内に50mgのDFAIVを含有するCa吸収亢進カプセル剤を製造した。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、DFAIVに用いることにより、すぐれたCa吸収亢進効果が奏され、安全にCaの体内への吸収を大幅に促進することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種オリゴ糖による見かけのカルシウム吸収率の増加を示すグラフである。
【図2】各種オリゴ糖を与えた場合の回腸、盲腸及び結腸の湿重量及び各消化管におけるカルシウム可溶化率の増加を示すグラフである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a calcium absorption enhancing composition, and more particularly to a calcium absorption enhancing composition containing difructose dianhydride IV as an active ingredient.
[0002]
[Prior art]
Although dietary habits have improved, the Japanese calcium intake is lower than the nutritional requirement, and there is a need for improvement. However, in the current Japanese dietary habits, it is difficult to obtain a sufficient amount of calcium.
[0003]
On the other hand, recently, an industrial production method of difructose dianhydride IV (hereinafter sometimes referred to as DFAIV), which is an indigestible disaccharide, has been developed, which enables stable supply and has not been known so far. Of the physiological functions of DFAIV, this report reveals the calcium absorption enhancing action for the first time.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the current state of the art, the present invention is quite difficult to obtain the necessary amount of calcium from a normal Japanese diet, and is particularly sufficient for infants, elderly people, sick or prognostic patients. Refocusing on the point that it is very difficult for people who do not have enough meals, the calcium content in the meal is not increased, but the calcium content in the meal is kept as before. It aims to provide a system that enhances absorption in the body, in other words, a system that effectively uses ingested calcium in the body.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and as a result of intensive studies from various directions, the present inventors have found that orally ingested DFAIV has an action of enhancing the absorption of calcium in the body. As a result of further research, it was discovered that it can be used in combination with oligosaccharides, and the present invention was completed.
[0006]
That is, the present invention relates to a calcium absorption enhancing composition containing DFAIV as an active ingredient and, if necessary, an oligosaccharide as an active ingredient, and the composition can be used as a medicine or a food or drink. Can do.
The present invention will be described in detail below.
[0007]
DFA IV (difructose anhydride IV) used as an active ingredient of the composition according to the present invention is a disaccharide (di-D-fructofuranose-2, 6) in which two molecules of fructose are linked at 2, 6 'and 6, 2'. ': 6,2'dianhydride), which is highly insoluble in water, but has a sweetness of about 1/2 that of sucrose, and is an indigestible disaccharide.
[0008]
DFAIV has not previously had an efficient industrial process, but recently Levanfructotransferase (an enzyme that cleaves disaccharide units from the reducing end, particularly Arthrobacter nicotinovorans ( Artificial nicotinovorans (FERM P-15285) and other highly active enzymes can be obtained from Arthrobacter spp. (Japanese Patent Laid-Open No. 9-154594), allowing high-purity DFAIV to be produced industrially Thus, DFAIV produced in this way can be used as the active ingredient of the present invention. Commercially available products can also be used.
[0009]
The composition according to the present invention contains DFAIV as an active ingredient, and can be used as a medicine and / or food and drink (including animal feed). For example, a human or animal medicine, It can be put to practical use as food and drink, prepared milk powder, enteral nutrient, health food and drink, food additive, and the like.
[0010]
The composition of the present invention may contain calcium per se, or may not contain calcium per se, and in combination with calcium-containing foods or calcium-containing medicines, It may enhance the absorption of calcium. When the composition of the present invention itself contains calcium, it is not particularly limited. However, the weight ratio of the composition to calcium in the composition is 1 to 3 times, preferably 5 times or more. However, when ingested for the purpose of health or health maintenance over a long period of time, the amount may be smaller than the above range, and since this active ingredient has no safety problem, Even if it is used in large quantities, there is no problem. As a result of a 10-day acute toxicity test using mice, no death was observed even at an oral dose of 1000 mg / kg.
[0011]
Moreover, in this composition, you may use together oligosaccharide other than DFAIV. Examples of oligosaccharides include fructooligosaccharides, raffinose, maltooligosaccharides such as maltotriose, maltotetraose, maltopentaose, maltohexaose; isomaltoligosaccharides; soybean oligosaccharides; fructooligosaccharides; galactooligosaccharides; pectin oligosaccharides; Isolaffinose; palatinose; lactulose; trehalose; xylooligosaccharides, etc. are exemplified, but it is particularly preferable to use an oligosaccharide having a calcium absorption promoting action, and the amount used is the same as before and there is no particular limitation. This point is also one of the features of the present invention.
[0012]
When used as a food-and-drink type composition, the active ingredient (its treated product) can be used as it is, or used in combination with other foods or food ingredients as appropriate. The composition according to the present invention using the active ingredient may be solid (powder, granule, etc.), paste, liquid or suspension, but can be used for the production of sweeteners, acidulants, vitamins and other drinks. It is also possible to formulate a health drink using various commonly used ingredients.
[0013]
When used as a pharmaceutical type composition, the active ingredient is administered in various forms. Examples of the dosage form include oral administration using tablets, capsules, granules, powders, syrups and the like. These various preparations are usually used in the pharmaceutical preparation technical field such as excipients, binders, disintegrants, lubricants, flavoring agents, solubilizers, suspension agents, coating agents, etc. Can be formulated using known adjuvants.
[0014]
The amount used varies depending on symptoms, age, body weight, administration method and dosage form, but is usually 0.01 mg to 1000 mg per day for adults and 1 kg per body weight for intravenous administration. In the case of intramuscular administration, 0.01 mg to 1000 mg can also be administered. In the case of oral administration, it can be administered in the range of 0.5 to 2000 mg, preferably 1 to 1000 mg.
[0015]
As is clear from the following examples, the composition according to the present invention exhibits an excellent calcium absorption enhancing effect, and can greatly increase the absorption of calcium in the body.
Examples of the present invention will be described below.
[0016]
Example 1.
(1) SD male rats (5 weeks old, initial body weight 100 g) were preliminarily raised for 1 week with a sucrose-based basic diet having the following composition.
(Basic feed)
Casein 250g / kg
Corn oil 50g / kg
Mineral mix 29g / kg
Vitamin mix 15g / kg
Calcium 0.45% Ca
Bring the total amount to 1kg with sucrose.
[0017]
In the basic feed, the composition of MM3 (J. Nutr., 119, 1018 (1989)) is used as the mineral mix, and the composition of AIN-76 (J. Nutr., 107, 1340 (1977)) as the vitamin mix. And calcium carbonate was used as the calcium source.
[0018]
(2) After preliminary breeding, each group was divided into 7 rats according to body weight, and each group of rats was subjected to test breeding for 2 weeks.
During the test breeding, each group of rats was treated with DFAIV (prepared from the enzyme of Arthrobacter nicotinovorans) or other oligosaccharides, raffinose (solid content 97%, Japanese sugar beet sugar )), Each containing a 30 g / kg feed and a sucrose-based basic feed (test feed) containing 3 g / kg calcium. In addition, only the basic feed was given to the control group (control group).
[0019]
In addition, in order to investigate the contribution to calcium absorption at each part of the digestive tract, the above feed is supplemented with 0.5 g / kg of chromium oxide Cr 2 O 3 as a non-absorption marker, and further, Avicel as powdered cellulose. (Avicel, manufactured by Asahi Kasei Kogyo Co., Ltd.) was added at 50 g / kg feed.
[0020]
(3) A balance test was conducted for the last 3 days of the test breeding, and the apparent calcium absorption rate was calculated. In order to prevent an increase in the calcium absorption rate due to the rat's droppings, a dropping prevention cap was attached to the rat's anus during the last week of the test breeding. Moreover, the calcium absorption rate in each part of the digestive tract was also calculated.
[0021]
(Measurement of apparent calcium absorption rate)
1. Fecal examination balance period is set for 3 days (11th to 14th days), 3 days of feces are collected, Ca in the test feed and feces and Cr as marker are measured by atomic absorption method, and the ratio of Ca / Cr And the proportion of Ca absorbed by the rat was calculated.
[0022]
That is, the whole amount of collected feces was freeze-dried and then pulverized, 100 mg of which was mixed with 5 ml of mixed acid (concentrated nitric acid (14N): concentrated perchloric acid (60%) = 3: 1 solution) using a test tube. And wet ashed. After appropriately diluting 0.1N hydrochloric acid, the Ca and Cr concentrations were measured by atomic absorption spectrometry (Shimadzu atomic absorption spectrophotometer AA / 6400F: manufactured by Shimadzu Corporation), respectively, and the apparent calcium absorption rate was calculated from the following equation. Calculated.
Apparent Ca absorption rate (%) = 100 × {1− (Ca: Cr in feces) / (Ca: Cr in diet)}
[0023]
2. After feeding the test diet for each part of the digestive tract for 14 days, the contents of each intestine of the small intestine (ileum) and large intestine (cecum, colon) are collected, and Ca as a marker and Cr as a marker are collected. Measured by atomic absorption method, the ratio of Ca / Cr was calculated, and the ratio of Ca absorption in each intestine was calculated.
[0024]
That is, at the time of rat sacrifice (day 14), the contents of the digestive tract (colon, cecum, lower ileum (10 cm from the ileocecum)) were collected and made up to 10, 25 or 100 ml respectively (the contents were Was sufficiently agitated with a potter homogenizer (MINI DC STIRRER: EYELA), 1 ml of which was wet ashed with 5 ml of mixed acid using a test tube. After appropriately diluting with 0.1 N hydrochloric acid, the Ca and Cr concentrations were measured by atomic absorption spectrometry, and the apparent calcium absorption rate at each digestive tract site was calculated from the following equation.
[0025]
Apparent Ca absorption rate (%) at each digestive tract site = 100 × {1− (Ca: Cr in digestive tract contents) / (Ca: Cr in diet)}
The obtained results are shown in FIG. 1 (in the figure, the vertical axis indicates the apparent Ca absorption rate (%) measured by Cr.) As is apparent from the results, the apparent Ca absorption rate is the oligosaccharide. In the group fed with the feed containing, the value was significantly higher than that of the control group, and the DFAIV group showed the highest value. This enhanced absorption contributed to the ileum, cecum and colon.
[0026]
(Weight measurement of digestive tract wall and measurement of organic acid and pH of digestive tract contents)
The wet weight of the digestive tract wall was measured, and the organic acids in the digestive tract contents were measured with a capillary ion analyzer (Takuya Suzuki, Hiroshi Hara, Takanori Kasai, and Fusao Tomita, Biosci. Biotechnol. Biochem., 62 (5 ), 837-841, 1998).
In addition, the pH of the digestive tract contents was measured.
[0027]
(Measurement of calcium solubilization rate of digestive tract contents)
A part of the contents of the ileum, cecum, and colon collected as described above and centrifuged were centrifuged at 10,000 rpm for 20 minutes using an ultracentrifuge, and separated into a liquid phase and a solid phase. A part of the liquid phase was taken, deproteinized, and then diluted as appropriate. Then, the calcium concentration was measured by atomic absorption spectrometry and evaluated as solubilized calcium.
[0028]
The calculation method is as follows.
Calcium solubilization rate in digestive tract contents (%) = 100 × (Ca amount in liquid phase) / (Total Ca amount in contents)
The results obtained by measuring the weight of the digestive tract wall and measuring the organic acid, pH and calcium solubilization rate of the digestive tract contents are shown in FIG. As is apparent from the results, giving DFAIV increased the organic acid in the cecal and colon gut contents and decreased the pH while increasing the wet weight of these guts. Further, the Ca solubilization rate was high in the group fed with the diet containing DFAIV in the colon.
[0029]
Example 2
Using 400 parts by weight of crystalline glucose, 10 parts by weight of DFAIV, 7 parts by weight of citric acid, 7 parts by weight of Na-caseinate, 5 parts by weight of ascorbic acid and 3 parts by weight of hardened oil, a Ca absorption-enhanced tablet confection was produced according to a conventional method. .
[0030]
Example 3
Using 50 parts by weight of DFAIV, 20 parts by weight of purified calcium carbonate, 178 parts by weight of lactose, and 2 parts by weight of magnesium stearate, 250 mg of the mixture is filled into No. 1 capsules, and Ca containing 50 mg of DFAIV in one capsule. An enhanced absorption capsule was produced.
[0031]
【The invention's effect】
According to the present invention, when used for DFAIV, an excellent Ca absorption enhancing effect is exhibited, and it is possible to significantly promote the absorption of Ca into the body safely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing an increase in apparent calcium absorption rate by various oligosaccharides.
FIG. 2 is a graph showing the wet weight of the ileum, cecum and colon and the increase in calcium solubilization rate in each digestive tract when various oligosaccharides are given.
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