JP4599818B2 - Leakage magnetic flux reduction device - Google Patents
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Description
本発明は、業務用や一般家庭用として使用される各種の電気機器に使用され、機器から発せられる漏洩磁束を低減する漏洩磁束低減装置に関するものである。 The present invention relates to a leakage magnetic flux reduction device that is used in various electric devices used for business use and general household use, and reduces leakage magnetic flux emitted from the device.
従来、交流電源を受けて動作する一般の機器としては、図10に示すように、100V50Hzまたは60Hzの交流電源1、100Vの交流電圧を印加して動作するヒータや電球、その他さまざまな種類の負荷2、3、負荷2、3のそれぞれに直列に接続されて、動作の入り切りを行うスイッチ4、5が設けられている。
Conventionally, as shown in FIG. 10, a general device that operates by receiving an AC power source is a 100 V 50 Hz or 60 Hz
銅を使用した導体11、12、13、14、15、16、17、18は、それぞれ交流電源1と負荷2、3、およびスイッチ4、5の間を接続しているものである。
以上の構成において、図11(ア)に示すように、スイッチ4をオンにすると、交流電源1の出力電圧の100Vは、負荷2にかかり、負荷2が動作するものなり、(イ)に示すように、スイッチ5をオンにすると、交流電源1の出力電圧の100Vは、負荷3にかかり、負荷3が動作するものなる。
In the above configuration, as shown in FIG. 11 (a), when the
もちろん、スイッチ4、5が同時にオンとなった場合には、負荷2、3の両方に交流電源1の電圧である100Vが印加されるものとなり、負荷2、3の両方が動作するものとなる。
Of course, when the
また、電熱線から発せられる電磁波を防ぐという目的では、電熱線の外側に絶縁層を設けて、その外側に遮蔽層を設け、遮蔽層に流れる電流の向きが電熱線に流れる電流の向きと逆となるように接続することにより、電磁波の低減を行う構成のものが示されているものであった(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の構成の機器においては、交流電源1から負荷2、3に電流が流れることにより、図11(ア)、(イ)で斜線で示したように電流が流れる経路に面積が生じ、磁束が発生することになり、かつ電流が交番電流であることから、機器の周囲に交流電源1の周波数である50Hzや60Hzの成分を含む、漏洩磁束が生ずることになる。
However, in the device having the conventional configuration, an area is generated in the path through which the current flows as shown by the hatched lines in FIGS. 11A and 11B because the current flows from the
従来の構成において、負荷2、3に流れる電流の大きさとして所定の値が必要である場合、漏洩磁束を低減するには、図11(ア)、(イ)の斜線で示した部分の面積をなるべく小さくすることになる。
In the conventional configuration, when a predetermined value is required as the magnitude of the current flowing through the
特許文献1に示されるような電熱線の代わりに抵抗の低い中心銅線を配置して使用すれば、往復の電流が中心銅線と遮蔽層に逆向きに流れるものとなり、上記の電流経路の面積はほぼ完全に零とすることができ、確かに漏洩磁束の低減効果は期待できるものとなる。
If a central copper wire having a low resistance is used instead of the heating wire as shown in
しかし、図10での負荷2、3やスイッチ4、5などの部品の配置の上での制約事項、例えばスイッチの端子位置などのため、部品の配置や向きなどが制限されてしまう場合などには、どうしても斜面で示した部分の面積を小さく抑えることができない場合も多く、面積の低減には限度があった。
However, when there are restrictions on the placement of components such as the
また、実際の電気機器では単に1個や2個の負荷をオンオフするだけでなく、非常に負
荷やスイッチの数が多く、それらが随所で分岐されたりループ状になるなど、複雑な配線で構成される場合も多く、そのような場合には、例え特許文献1に示されるような同軸状の構成であっても、遮蔽層に流れる電流が、その部分の中心銅線に流れる電流と同様に分流されない場合もあり、効果が十分上がらない場合もあった。
Also, in actual electrical equipment, not only simply turning on and off one or two loads, but also a very large number of loads and switches, which are composed of complicated wiring, such as being branched or looped everywhere In many cases, the current flowing through the shielding layer is the same as the current flowing through the central copper wire of the portion even in the coaxial configuration as shown in
そのような場合には、機器の外に発生する漏洩磁束の大きさ(測定器では漏洩磁束密度:単位はガウス、テスラなどを使用)が大きくなってしまう傾向があり、ひどい場合には周囲の機器が誤動作するなどの不具合が発生する可能性もあるという課題を有しているものであった。 In such a case, the magnitude of the leakage magnetic flux generated outside the device tends to increase (the leakage magnetic flux density (unit: uses Gauss, Tesla, etc.). There has been a problem that a malfunction such as malfunction of the device may occur.
本発明は上記課題を解決するもので、交流電源から負荷に供給される電流の経路に面積があっても、機器の外側に生ずる漏洩磁束の大きさを低く抑える漏洩磁束低減装置を実現することにより、周囲の機器の誤動作などの不具合をなくすことを目的とする。 The present invention solves the above problem, and realizes a leakage magnetic flux reduction device that suppresses the magnitude of leakage magnetic flux generated outside the device even when there is an area in the path of current supplied from an AC power source to a load. The purpose is to eliminate problems such as malfunctions of surrounding equipment.
前記課題を解決するために、本発明の漏洩磁束低減装置は、交流電源より電力の供給を受ける複数の負荷と、前記負荷に直列に接続したスイッチと、前記交流電源と負荷とを電気的に接続する分岐を有する第1の導体と、前記第1の導体と磁気結合した第2の導体とを有し、前記第2の導体は、閉回路を成し、前記第1の導体に流れる電流と逆方向に前記第2の導体の閉回路を循環して流れる電流による磁束が、前記第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消すようにした構成とすることにより、磁気結合によって流される第2の導体の電流が、第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消す動作をなし、機器の外側に生ずる漏洩磁束の大きさを低く抑え、周囲の機器の誤動作などの不具合をなくすものである。
In order to solve the above problems, a leakage magnetic flux reduction device of the present invention electrically connects a plurality of loads that receive power supply from an AC power source, a switch connected in series to the load, and the AC power source and the load. A first conductor having a branch to be connected and a second conductor magnetically coupled to the first conductor, the second conductor forming a closed circuit, and a current flowing through the first conductor and flux by the second current flowing circulating closed circuit conductors in the opposite direction, by a configuration in which the to cancel the magnetic flux generated by current flowing through the first conductor, the first flowed by
以上説明したように、本発明の漏洩磁束低減装置は、交流電源に第1の導体31によって接続した負荷と、前記第1の導体と磁気結合した第2の導体等を有し、第2の導体を閉回路状とし、第2の導体の閉回路に循環して流れる電流により、第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消して、漏洩磁束を低減させるものとなる。
As described above, the leakage magnetic flux reduction device of the present invention has a load connected to an AC power source by the
請求項1に記載の発明は、交流電源より電力の供給を受ける複数の負荷と、前記負荷に直列に接続したスイッチと、前記交流電源と負荷とを電気的に接続する分岐を有する第1の導体と、前記第1の導体と磁気結合した第2の導体とを有し、前記第2の導体は、閉回路を成し、前記第1の導体に流れる電流と逆方向に前記第2の導体の閉回路を循環して流れる電流による磁束が、前記第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消すようにした構成とすることにより、第2の導体の電流が、第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消す動作をなし、機器の外側に生ずる漏洩磁束の大きさを低く抑えるものである。
The invention according to
また、請求項2に記載の発明は、特に請求項1に記載の漏洩磁束低減装置を、トロイダル形磁性体コアを有し、第1の導体と第2の導体は前記トロイダル形磁性体コアを貫通させた構成とすることにより、第1の導体と第2の導体の磁気結合が密なものとなり、第2の導体に流れる電流による漏洩磁束の低減効果が大きいものとなる。
The invention according to
また、請求項3に記載の発明は、特に請求項1に記載の漏洩磁束低減装置を、第1の導体と第2の導体とを包む磁性体層を有した構成とすることにより、比較的簡単な構成で、第1の導体と第2の導体の磁気結合を大きくすることができ、第2の導体に流れる電流による漏洩磁束の低減効果が大きいものとなる。
In addition, the invention according to
また、請求項4に記載の発明は、特に請求項3に記載の漏洩磁束低減装置の磁性体層を、パーマロイを用いた構成とすることにより、磁性体層の透磁率が高く、よって磁性体層を薄くしても、その励磁に必要な起磁力が少なくてすむものとなり、第2の導体に流れる電流が大きく、漏洩磁束の低減効果が大きいものとなる。 According to a fourth aspect of the present invention, the magnetic layer of the leakage magnetic flux reducing device according to the third aspect is made of a permalloy, so that the magnetic layer has a high magnetic permeability. Even if the layer is made thin, the magnetomotive force required for the excitation is small, the current flowing through the second conductor is large, and the effect of reducing the leakage magnetic flux is large.
また、請求項5に記載の発明は、特に請求項1に記載の漏洩磁束低減装置を、磁気結合を有する電流トランスを有し、第1の導体と第2の導体は、それぞれ前記電流トランスの一次巻線と二次巻線に接続した構成とすることにより、一次巻線と二次巻線との磁気結合を十分に確保することができ、第2の導体に流れる電流が大きく、漏洩磁束の低減効果が大きいものとなる。
The invention according to
また、請求項6に記載の発明は、特に請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の漏洩磁束低減装置の第1の導体と第2の導体は、互いに依ってなる構成とすることにより、比較的簡単な構成で、第1の導体と第2の導体とが強く磁気結合する構成となり、漏洩磁束の低減効果を十分にあげることができる。
The invention described in
また、請求項7に記載の発明は、特に請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の漏洩磁束低減装置の第1の導体と第2の導体を、同軸状に設けた構成とすることにより、比較的簡単な構成で、第1の導体と第2の導体とが良好に磁気結合する構成となり、漏洩磁束の低減効果を十分にあげることができる。
The invention according to
次に、本発明の具体例を説明する。 Next, specific examples of the present invention will be described.
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
Example 1
FIG. 1 shows a circuit diagram of a leakage flux reducing apparatus in a first embodiment of the present invention.
図1において、100V50Hzまたは60Hzの交流電源1、100Vの交流電圧を印加して動作するヒータや電球、その他さまざまな種類の負荷2、3、負荷2、3のそれぞれに直列に接続されて、動作の入り切りを行うスイッチ4、5が設けられており、これらの構成要素については、従来の技術と同じである。
In FIG. 1, a 100 V 50 Hz or 60 Hz
本実施例においては、銅を使用した第1の導体31、32、33、34、35、36、37、38は、それぞれ交流電源1と負荷2、3、およびスイッチ4、5の間を接続している。
In this embodiment, the
第2の導体51、52、53、54、55、56、57、58は、いずれも第1の導体31、32、33、34、35、36、37、38の外側に同軸状に設けられ、かつ交流電源1の部分では、第2の導体51、55が線71によって接続され、上の部分では第2の導体51、52が線72によって接続され、負荷2の部分では線73により接続され、スイッチ4の部分では線74により接続され、下の部分では第2の導体54、55が線75によって接続することにより、閉回路状としている。
The
同様に、線75、76、77、78、79、80によって第2の導体同士が接続されていることにより、交流電源1から負荷3に電流が供給される経路に関しても、第2の導体51、56、57、58、55は閉回路状に接続されたものとなっている。
Similarly, since the second conductors are connected by the
本実施例では、鉄製のトロイダル形磁性体コア61、62、63、64、65、66、67、68を有し、第2の導体51、52、53、54、55、56、57、58は、いずれもそれぞれの中を通した構成となっている。
In the present embodiment, iron toroidal
図2は、本実施例の各部分に使用している同軸状の配線の断面を示しているものである。 FIG. 2 shows a cross section of the coaxial wiring used in each part of the present embodiment.
中心に第1の導体31を配し、その外側にはポリエチレン製の絶縁層84を設け、そのさらに外側に管状の第2の導体51が設けられ、さらにその外側に塩化ビニル製の外被部分となる絶縁層85が巻かれている構成となっている。
The
以上の構成において、本実施例の動作の説明を行う。 With the above configuration, the operation of this embodiment will be described.
スイッチ4をオンにした場合には、交流電源1の出力電圧の100Vは、負荷2にかかり、負荷2が動作するものなるが、この時仮に交流電源1の上側の端子がプラスであったとすると、第1の物体31、32、33、34、35の順に流れて、交流電源1の下側の端子に戻る経路で電流が流れるものとなり、図1に向かって時計方向の電流が流れるものとなるため、向こう向きの起磁力が発生するものとなる。
When the
ただし、本実施例では、第1の導体31、32、33、34、35との磁気結合により第2の導体51、52、53、54、55には、逆方向、すなわち反時計方向に電流が流れるものとなり、特に本実施例の場合、鉄製のトロイダル形磁性体コア61、62、63、64、65によって、各部分での第1の導体と第2の導体の磁気結合が大きいものとなるため、閉回路状となっている第2の導体を循環して流れる電流の大きさは、負荷2に流れる電流の大きさに近いものとなり、第2の導体に流れる反時計方向の電流による起磁力は、図1に向かってこちら向きとなるため、ちょうど第1の導体に流れる電流による磁束を打ち消す向きとなる。
However, in this embodiment, the
よって、発生する磁束が打ち消されるものとなり、機器の外側に漏れ出す漏洩磁束も低減できるものとなる。 Therefore, the generated magnetic flux is canceled out, and the leakage magnetic flux that leaks to the outside of the device can also be reduced.
負荷3についても、スイッチ5をオンとすることにより、電流が流れて動作するものとなるが、その電流経路についても、やはり負荷2の場合と同様に、各部の第2の導体には、その部分の第1の導体に流れる電流と対向する向きに電流が流れることになるので、やはり磁束が打ち消される動作が行われるものとなる。
The
なお、この時にはトロイダル形磁性体コア61、66、67、68、65が作用することにより、それらの部分の第1の導体と第2の導体との磁気結合が良好にとれるものとなり、上記の循環経路に負荷3に流れる電流に近い大きさの電流が流れて、磁束を打ち消すものとなる。
At this time, the toroidal
スイッチ4、5を同時にオンにした場合には、負荷2、3を同時に動作させるものとなるが、この場合にも、第1の導体32、33、34については、負荷2に供給する分の電流が流れ、第1の導体36、37、38については、負荷3に供給する分の電流が流れ、第1の導体31、35については、負荷2、3の合計分の電流が流れるものとなるが、各部分において、磁気結合により各部についてほぼ第1の導体に流れている電流に近い電流が、第2の導体にも流れ、いずれも向きが逆となるため、どの部分でも発生する磁束を打ち消す効果が発生するものとなる。
When the
なお、本実施例においては合計8個のトロイダル形磁性体コア61、62、63、64、65、66、67、68を用いたが、トロイダル形磁性体コアの数については、閉回路となっている部分について少なくとも1個あれば効果は発生するものであり、必要に応じて数を増やしてもよい。
In the present embodiment, a total of eight toroidal
図1は、2個の負荷2、3をスイッチ4、5によって、別々にオンオフできる回路構成とするために配線に分岐が存在しているが、本実施例においては、各配線部分においてトロイダル形磁性体コアが設けられていることから、配線の各部において磁気結合の作用が発生し、第2の導体に流れる電流が、その部分の第1の導体に流れる電流と、大きさがほぼ同じで逆向きとすることができることから、分岐があっても第2の導体の電流分布も、第1の導体の電流分布に近いものとなる。
In FIG. 1, there is a branch in the wiring in order to obtain a circuit configuration in which the two
また仮に第1の導体の経路にループ状の部分があったとしても、各部の磁気結合によって同様に第2の導体の電流分布が、第1の導体の電流分布に近いものとなる。 Even if there is a loop-shaped portion in the path of the first conductor, the current distribution of the second conductor is similarly close to the current distribution of the first conductor due to the magnetic coupling of each part.
よって、第1の配線の経路に係わらず、各配線部分での第1の導体と第2の導体に流れる電流の絶対値がアンバランスになることは少なくなり、よって複雑な接続の機器であっても、漏洩磁束の低減が効果的に行われるものとなる。 Therefore, regardless of the route of the first wiring, the absolute value of the current flowing through the first conductor and the second conductor in each wiring portion is less likely to be unbalanced, and thus the device is a complicated connection device. However, the leakage magnetic flux is effectively reduced.
また、本実施例においては同軸状となっている外側の導体を第2の導体としていることから、たとえば第2の導体の一カ所を大地(アース)に接続すると、第2の導体は静電シールドとしても作用し、静電ノイズも低減することができるものとなる。 Further, in this embodiment, the outer conductor that is coaxial is used as the second conductor. Therefore, for example, when one location of the second conductor is connected to the ground (earth), the second conductor is electrostatically connected. It also acts as a shield and can reduce electrostatic noise.
(実施例2)
図3は、本発明の第2の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
(Example 2)
FIG. 3 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the second embodiment of the present invention.
図3においては、実施例1と比較して、第1の導体と第2の導体の割り当てをすべて逆とし、断面図を図2に示した同軸状の構成の外側を第1の導体31、32、33、34、35、36、37、38とし、中心を第2の導体51、52、53、54、55、56、57、58としているものとなっているが、その他の部分については、実施例1と全く同じである。
In FIG. 3, compared with Example 1, all assignments of the first conductor and the second conductor are reversed, and the outer side of the coaxial configuration shown in the sectional view of FIG. 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38 and the center is the
本実施例においても、鉄製のトロイダル形磁性体コア61、62、63、64、65、66、67、68によって各部の第1の導体と第2の導体は良好な磁気結合が得られるものとなる。
Also in this example, the first conductor and the second conductor of each part can obtain good magnetic coupling by the iron toroidal
本実施例では、中心にある第2の導体で閉回路を作る構成としていることから、第2の導体同士の接続は比較的簡単になり、交流電源1、負荷2、3、スイッチ4、5などに接続する第1の導体が外側にあるので、それらの構成要素への接続がしやすく製造が楽に行えるという特徴があるものとなる。
In this embodiment, since the closed circuit is formed by the second conductor at the center, the connection between the second conductors is relatively simple, and the
なお、本実施例においても8個のトロイダル形磁性体コア61、62、63、64、65、66、67、68を用いているものとなっているが、個数をもっと増やしても良いし、、逆に例えばトロイダル形磁性体コア63、67のみとするなど少ない個数としてもかまわない。
In this embodiment, eight toroidal
また、本実施例においては、回路のすべての部分で外側を第1の導体としているが、部分によって外側を第1の導体とする部分と、中心を第1の導体とする部分というように、混ぜてもかまわない。 Further, in this embodiment, the outer part is the first conductor in all parts of the circuit, but the part that uses the part as the first conductor and the part that uses the center as the first conductor, You can mix them.
(実施例3)
図4は、本発明の第3の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
(Example 3)
FIG. 4 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the third embodiment of the present invention.
図4においては、実施例1で用いたトロイダル形磁性体コアの代わりに、第1の導体3
1、32、33、34、35、36、37、38と、第2の導体51、52、53、54、55、56、57、58とを包む磁性体層91、92、93、94、95、96、97、98を有した構成となっており、その他の構成に関しては実施例1と同等のものとなっている。
In FIG. 4, instead of the toroidal magnetic core used in Example 1, the
1, 32, 33, 34, 35, 36, 37, 38 and
図5は、本実施例の各部に使用している同軸状の配線の断面図を示している。 FIG. 5 shows a cross-sectional view of coaxial wiring used in each part of the present embodiment.
中心から順に、第1の導体31、ポリエチレン製の絶縁層84、第2の導体51、塩化ビニル製の絶縁層85が設けられているところまでは、実施例1と同様であるが、本実施例においては、さらに鉄のニッケルの合金であって、透磁率が非常に高いパーマロイ製の磁性体層91とその外側の外皮の絶縁層100を有する構成となっている。
Although it is the same as that of Example 1 to the place where the
以上のような構成により、本実施例の漏洩磁束低減装置は、非常に透磁率が高い磁性体層91、92、93、94、95、96、97、98を有していることから、薄い厚さの磁性体層であっても、第1の導体と第2の導体の間に十分な磁気結合を持たせられるものとなるので、配線の取り回しを楽に行うことができるものとなり、配線を曲げたりすることも比較的容易に行うことができるものとなる。
With the configuration as described above, the leakage magnetic flux reduction device of the present embodiment is thin because it has the
なお、本実施例においては、パーマロイ製の磁性体層を使用しているものとしているが、特にパーマロイに限らず、例えばアモルファスなどを使用したものであっても良い。 In this embodiment, it is assumed that a magnetic layer made of permalloy is used, but not limited to permalloy, for example, amorphous may be used.
また、すべての部分を磁性体層を有する構成とすることも、必ずしも必要となるというものでも無く、部分的に磁性体層を設けるというような構成のものとしてもかまわない。 Further, it is not necessarily required that all portions have a magnetic layer, and a configuration in which a magnetic layer is partially provided may be used.
(実施例4)
図6は、本発明の第4の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
Example 4
FIG. 6 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the fourth embodiment of the present invention.
図6においては、第1の導体101、102、103、104、105、106、107、108および第2の導体111、112、113、114、115、116、117、118は、いずれもビニル製の被服を有する電線を使用し、かつ2本を依りあわせた、一般にツイストペアなどと呼ばれている構成としている。
In FIG. 6, the
そして、さらにニッケル製のチューブで構成した磁性体層121、122、123、124、125、126、127、128を各部に設けている。
Further,
本実施例においては、依りあわせた電線で第1の導体と第2の導体を構成していることから、磁気結合が良好となり、よって第2の導体には十分な電流が流れるものとなり、かつその電流による磁束が第1の導体によって発生する磁束を打ち消すという効果も高いものとなる。 In this embodiment, since the first conductor and the second conductor are constituted by the interlaced wires, the magnetic coupling is good, and therefore, a sufficient current flows through the second conductor, and The effect that the magnetic flux generated by the current cancels the magnetic flux generated by the first conductor is also high.
さらに、本実施例ではニッケル製の磁性体層を巡らせていることから、第1の導体と第2の導体との磁気結合はさらに高まり、漏洩磁束を低減する効果は非常に大きいものとなる。 Further, in this embodiment, since the nickel magnetic layer is circulated, the magnetic coupling between the first conductor and the second conductor is further increased, and the effect of reducing the leakage magnetic flux is very large.
ただし、磁性体層を設けることがどうしても必要というものでもなく、第1の導体と第2の導体とを依りあわせただけでも十分な漏洩磁束低減の効果がある場合などは、磁性体層なしの構成であってもかまわない。 However, it is not absolutely necessary to provide a magnetic layer, and if there is a sufficient effect of reducing leakage magnetic flux just by combining the first conductor and the second conductor, there is no magnetic layer. It may be a configuration.
(実施例5)
図7は、本発明の第5の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
(Example 5)
FIG. 7 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the fifth embodiment of the present invention.
図7においては、EI形の積層鉄心にエナメル線を50を巻いて実現し、磁気結合を有する電流トランス131、132を設けており、第1の導体129、130を電流トランス131、132の一次巻線133、135に接続するとともに、第2の導体137、138が二次巻線134、135に接続された構成となっており、第2の導体137、138は閉回路を構成している。
In FIG. 7, an enameled wire 50 is wound around an EI-type laminated iron core, and
以上の構成において、本実施例の漏洩磁束低減装置は、負荷2に供給される電流が第1の導体129に流れると、電流トランス131の作用により、一次巻線133とほぼ同じ大きさの電流値が二次巻線134から第2の導体137に流れるものとなる。
In the above configuration, the leakage flux reducing apparatus according to the present embodiment is configured so that when the current supplied to the
ここで、第2の導体137に流れる電流は、第1の導体129とは逆周りの向きとなるため、磁束が打ち消され、漏洩磁束の低減効果が発生されるものとなる。
Here, since the current flowing through the
負荷3についても同様に、電流トランス132により、第2の導体138に電流が供給され、磁束が打ち消されるものとなる。
Similarly, for the
本実施例では、特に電流トランス131、132を用いていることから、第1の導体と第2の導体の間の磁気結合は非常に高いものが実現できるものとなり、よって高い漏洩磁束の低減効果が得られるものとなる。
In this embodiment, since the
なお、本実施例においては、一次巻線133、135と、二次巻線134、136は、いずれも50ターンのエナメル線を使用していることから、ほぼ同じ大きさで逆向きの電流が第2の導体137、138に供給される構成となっているが、一次巻線のターン数と二次巻線のターン数は同じでなくてもよく、例えば二次巻線のターン数を一次巻線のターン数より多くして、二次巻線の電流を減らすと、漏洩磁束の低減効果は若干弱くなるが、第2の導体137、138で発生する銅損を減らすことができるので、必要となる漏洩磁束の低減効果が小さくてもよい場合などには有効である。
In this embodiment, the
また、二次巻線のターン数を一次巻線のターン数よりも少なくした場合には、二次巻線に流れる電流が増すものとなるか、例えば電流トランスのコアの透磁率が低い場合などには、励磁電流がかなり必要となる場合もあり、結果的に一次巻線のアンペアターン積よりも二次巻線のアンペアターン積がかなり少なくなってしまうこともあるので、そのダウン分を補わせるという効果を持たせることも可能である。 Also, if the number of turns of the secondary winding is less than the number of turns of the primary winding, the current flowing through the secondary winding will increase or, for example, when the permeability of the core of the current transformer is low In some cases, the exciting current may be required considerably, and as a result, the ampere-turn product of the secondary winding may be considerably smaller than the ampere-turn product of the primary winding. It is also possible to have the effect of
(実施例6)
図8は、本発明の第6の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
(Example 6)
FIG. 8 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the sixth embodiment of the present invention.
図8においては、電流トランス131、132の二次巻線134、136の配線を実施例5よりも若干変化させている。
In FIG. 8, the wirings of the
図8においては、交流電源1側では、第2の導体139を1本としているため、実施例5で、第2の導体137、138に流れていた電流の合計が本実施例の第2の導体139に流れるものとなる。
In FIG. 8, on the
なお、その他の部分については、実施例5と全く同じである。 The other parts are exactly the same as in the fifth embodiment.
すなわち、第2の導体については、配線のしかたが変わっても、閉回路を持っているものであれば、その閉回路の部分に電流が流れることにより、第1の導体と反対の起磁力が生じ、磁束を打ち消し合うという効果が得られるので、漏洩磁束を低減させる効果が得ら
れるものとなる。
In other words, even if the wiring of the second conductor is changed, if the circuit has a closed circuit, a current flows through the closed circuit, so that a magnetomotive force opposite to that of the first conductor is generated. As a result, the effect of canceling out the magnetic flux can be obtained, so that the effect of reducing the leakage magnetic flux can be obtained.
(実施例7)
図9は、本発明の第7の実施例における漏洩磁束低減装置の回路図を示している。
(Example 7)
FIG. 9 shows a circuit diagram of the leakage flux reducing apparatus in the seventh embodiment of the present invention.
図9においては、実施例6の電流トランス131、132に加え、電流トランス137を設けており、電流トランス137は、一次巻線142を交流電源1に直列接続し、二次巻線143は、第2の導体144に接続して閉回路状としているものとなっている。
In FIG. 9, a
本実施例においては、特に電流トランス137が交流電源1の近くの部分に設けられていることから、交流電源1近傍での第2の導体に流れる電流が十分なものとなり、その部分からの漏洩磁束の低減がより効果的に行われるものとなる。
In the present embodiment, since the
1 交流電源
31、32、33、34、35、36、37、38、101、102、103、104、105、106、107、108、129、130 第1の導体
2、3 負荷
51、52、53、54、55、56、57、58、111、112、113、114、115、116、117、118、137、138、139 第2の導体
61、62、63、64、65、66、67、68 トロイダル形磁性体コア
91、92、93、94、95、96、97、98、121、122、123、124、125、126、127、128 磁性体層
131、132、141 電流トランス
133、135、142 一次巻線
134、136、143 二次巻線
1
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