JP4599662B2

JP4599662B2 - Golf club head

Info

Publication number: JP4599662B2
Application number: JP2000167797A
Authority: JP
Inventors: 秀夫島崎
Original assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Current assignee: Bridgestone Sports Co Ltd
Priority date: 2000-06-05
Filing date: 2000-06-05
Publication date: 2010-12-15
Anticipated expiration: 2020-06-05
Also published as: JP2001340501A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソール部の形状が改良された金属製ゴルフクラブヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の金属製ゴルフクラブヘッドにおいては、ヘッドの大きさに合わせて、ソールの幅が決定されることが多い。例えば、アイアンクラブにおいては、番手が大きくなるほど長さが短くなることから、スイングバランスを揃えるために番手が大きくなるほどゴルフクラブヘッドの重量が重くなるようにソール幅を大きくするように設計している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、ロングアイアンと呼ばれるロフト角の小さいゴルフクラブヘッドにおいては、ショートアイアンとスイングバランスを同じに設定するためにヘッドの体積を小さくしており、ソール幅も小さい。このため、ヘッドの重心が高くなり、ボールが上がりにくいといった問題があった。
【０００４】
この問題に鑑み、近年、ウッドとアイアンの中間のゴルフクラブヘッドである、中空部を有する金属製のゴルフクラブヘッド、所謂ユーティリティークラブヘッドを取り付けることにより、アイアンに比べてソール幅を大きく、低重心としたユーティリティークラブが開発されている。
【０００５】
しかしながら、上記ユーティリティークラブにおいては、ヘッドのソール幅が大きいため、芝が長く伸びたラフにあるゴルフボールを打つ際には、幅広のソール部に芝の抵抗を大きく受け、打ちづらいことがある。
【０００６】
本発明は、このような従来のロングアイアンの問題点を解決し、ロフト角２７°以下のゴルフクラブヘッドであっても、低重心でしかも芝の抵抗を受けにくいゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明のゴルフクラブヘッドは、金属製のゴルフクラブヘッドにおいて、該ゴルフクラブヘッドの底面のソール部として、フェース側に位置する地面に接するための第１ソール部Ｓ_１と、バック側に位置し、該第１ソール部よりも上位に形成された第２ソール部Ｓ_２とを有しており、フェースセンターにおける第１ソール部Ｓ_１のソール幅Ｗ_１が第２ソール部Ｓ_２のソール幅Ｗ_２よりも大きいゴルフクラブヘッドであって、該ゴルフクラブヘッドは、アイアンクラブのヘッドであり、Ｗ _１が１５〜２５ｍｍであり、ソール部の全体幅が２０〜３５ｍｍであり、該フェースセンターにおいて第１ソール部Ｓ_１と第２ソール部Ｓ_２との間に段差が設けられていることを特徴とするものである。
【０００８】
このような第２ソール部Ｓ_２を設けることにより、ソール幅を広げ、重心を深くすることができ、スイートスポットから外してボールを打っても、ボールの飛距離や方向が安定するようになる。また、この第２ソール部Ｓ_２が第１ソール部Ｓ_１よりも上位に位置するため、芝の抵抗を受けにくい。
【０００９】
本発明によれば、特にロフト角が２７°以下の所謂ロングアイアンにおいて、芝の抵抗を大きくすることなく、重心を下げて、良好な打撃機能を得ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明のゴルフクラブヘッドの実施の形態を詳細に説明する。
【００１１】
図１〜４は本発明の実施の形態に係るアイアンヘッドを示す図であり、図１は正面図、図２は図１のII−II線（フェースセンター位置）に沿う断面図、図３は底面図、図４は図２のソール部の拡大図である。図５は参考例に係るユーティリティークラブヘッドを示す断面図（フェースセンター位置に沿う断面図）である。
【００１２】
図１〜５に示す如く、ゴルフクラブヘッド１，２のソール部Ｓは、フェース部Ｆ側に位置し、グランドラインＧ．Ｌに接する第１ソール部Ｓ_１と、この第１ソール部Ｓ_１のバック側に位置し、グランドラインＧ．Ｌに接しない第２ソール部Ｓ_２と、面取り部Ｍとで構成され、第１ソール部Ｓ_１のソール幅（以下「第１ソール幅」と称す場合がある。）Ｗ_１が第２ソール部Ｓ_２のソール幅（以下「第２ソール幅」と称す場合がある。）Ｗ_２よりも大きい。
【００１３】
第１ソール部Ｓ_１はグランドラインＧ．Ｌに接するソール面であり、第２ソール部Ｓ_２は、第１ソール部Ｓ_１の後方のソール面である。この第２ソール部Ｓ_２は、第１ソール部Ｓ_１の直ぐ後方の段差状の斜面も含む。
【００１４】
なお、この実施の形態では、フェース部Ｆとソール部Ｓの交わるリーディングエッジ部に面取り部Ｍを設けている。これは、トップしたときにボールを傷めないようにするためである。第１ソール幅Ｗ_１はこの面取り部Ｍを除いた幅である。
【００１５】
本発明において、ゴルフクラブヘッドのソール幅は、図１に示す如く、ゴルフクラブ１を通常のライ角θ_２にセットした時の左右方向におけるフェースセンターの位置を基準として測定する。アイアンヘッド若しくは、ユーティリティークラブヘッドの場合、一般にフェース面の打球部に形成されたコルゲーション（溝部）Ｃの左右方向における幅の中心をフェースセンターＬとする。ウッドヘッドの場合は、通常のライ角にセットし、フェース角を０°とした時のＧ．Ｌ（グランドライン）との接地点をフェースセンターとする。
【００１６】
第１ソール幅Ｗ_１が第２ソール幅Ｗ_２よりも小さいと、ゴルフクラブヘッドの重心が過度に後方となり、ゴルフクラブヘッドが後方に倒れ易くなる。即ち、プレイヤーがボールを打つべくアドレスして、ゴルフクラブヘッドを地面に接地したときに、ヘッドに微妙な後退感の如き異和感が感取される。従って、本発明では、第１ソール幅Ｗ_１を第２ソール幅Ｗ_２よりも大きくしている。
【００１７】
なお、第１ソール幅Ｗ_１が広すぎると、芝の伸びたラフのボールを打つ時に芝の抵抗が大きくなる。また、ロフト角の大きいショートアイアンにおいては、ゴルフクラブヘッドを上方から打ち込むようにスイングすることがあるが、この第１ソール幅Ｗ_１が広すぎると、ソール部が地面に弾かれ、トップし易くなる。
【００１８】
このようなことから、第１ソール幅Ｗ_１は通常のアイアンヘッド１の場合１５〜２５ｍｍとする。中空部２Ａを有するユーティリティークラブヘッド２の場合２２〜３５ｍｍが好ましい。この範囲は、通常のアイアンヘッドのソール幅とほぼ同じであり、違和感無くスイングができる範囲である。
【００１９】
ソールＳの全体の幅、即ち、第１ソール幅Ｗ_１と、第２ソール幅Ｗ_２と面取り部Ｍの幅（以下「面取り幅」と称す場合がある。）Ｗ_３の合計の幅Ｗは、アイアンヘッド１の場合２０〜３５ｍｍとする。ユーティリティークラブヘッドの場合は、３０〜６０ｍｍが好ましい。
【００２０】
なお、面取り幅Ｗ_３は通常０．５〜２．０ｍｍ程度が好ましい。
【００２１】
前述したように、ロフト角２７°以下、特に２２°以下のゴルフクラブヘッドは、低重心化することが好ましいので、アイアンヘッドの場合、第２ソール幅Ｗ_２を３ｍｍ以上６ｍｍ以下にすることが好ましい。また、ユーティリティークラブヘッドの場合は、第２ソール幅Ｗ_２を１０ｍｍ以上特に１５〜２０ｍｍにすることが好ましい。
【００２２】
本発明においては、図１〜図５に示す如く、第１ソール部Ｓ_１と第２ソール部Ｓ_２との間に段差Ｄを設ける。この段差Ｄは、０．５ｍｍ以上、特に０．８ｍｍ以上であることが好ましく、また、５ｍｍ以下、特に３ｍｍ以下とするのが好ましい。
【００２３】
この段差Ｄが小さ過ぎると、第２ソール部Ｓ_２も接地するようになり、重心を深くするための第２ソール部が芝の抵抗を受けにくいようにする本発明の効果が十分には得られない。この段差Ｄが大き過ぎると見栄えが悪くなると共に、ヘッドの重心位置が高くなり、好ましくない。従って、段差Ｄは０．５〜５ｍｍ、特に０．８〜３ｍｍとするのが好ましい。
【００２４】
なお、第１ソール部Ｓ_１から第２ソール部Ｓ_２にかけての段差状の斜面と、それにひきつづく第２ソール部Ｓ_２の平坦面との境界が図４（ｂ）に示す如く明確な場合は、該境界と第１ソール部Ｓ_１との高低差を段差Ｄとする。図４（ａ）に示す如く段差面が湾曲した斜面よりなり、且つ斜面と平坦なソール面との境界が不明瞭な場合は、第１ソール部Ｓ_１から第２ソール部Ｓ_２にかけての斜面の変曲点Ｐから前後１ｍｍの点をとって、その高さの差を段差Ｄとする。更に、変曲点が分かりにくい時は、２ｍｍの幅で最も高さの差の大きいところを段差Ｄとする。
【００２５】
第２ソール部Ｓ_２は、バック側に行くに従って、Ｇ．Ｌから上方へ離れていく傾斜面状になっている方が、スイング時にバック部に引っかかりにくく、スムーズにスイングができるので好ましい。
【００２６】
ヒール側のソール部は、第１ソール部Ｓ_１より凹ませても良く、図３に示す如く、ヒール側のソール部Ｓ_３を第２ソール部Ｓ_２と同一の面に形成しても良い。このようにすると、特にラフにあるボールを打つときに芝の引っかかりが少なく、きわめてスムーズにスイングができる。
【００２７】
本発明において、スイング中に最も地面に接しやすい場所は、ソールセンターからややヒールＨよりであるため、ソールの全体幅Ｗは、トウＴ側に比べヒールＨ側で狭い方が地面に接したときの抵抗が少ないので好ましい。特に、第１ソール部Ｓ_１のソール形状については、トウＴ側に比べヒールＨ側の幅が狭い方が良い。
【００２８】
アイアンヘッドにおいては、第２ソール部Ｓ_２を延出させたことにより、ヘッドの重量が増加するので、フェース部Ｆの背面に凹部（キャビティ部）１Ａを形成した、所謂キャビティーアイアンヘッドとして重量軽減を図るのが好ましい。
【００２９】
アイアンセットのようなゴルフクラブセットの場合、通常は、３番アイアンから９番アイアンとピッチングウェッジ、サンドウェッジまでが含まれている。本発明は、フェアウェーからボールを打つクラブを適用対象としているため、３番アイアンからピッチングウェッジまでのものだけをアイアンセットとする。
【００３０】
ユーティリティークラブの場合、いろいろな組合せがあり、ロフト角も広範囲にある。参考例においては、ロフト角θ_１が１５°〜４８°の範囲において構成されるユーティリティークラブのセットをユーティリティーゴルフクラブセットとする。
【００３１】
このゴルフクラブセットにあっては、各ゴルフクラブヘッドの第１ソール幅Ｗ_１の差を２ｍｍ以下、特に１．５ｍｍ以下とすることにより、セットとして統一感を得ることができる。
【００３２】
【実施例】
以下に本発明のゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブと比較例に係るゴルフクラブとで実打試験を行った結果を挙げて、本発明の効果をより具体的に説明する。
【００３３】
［実打試験１：キャビティーアイアンセット］
＜実施例１＞
図１，２，３，４（ａ）に示す構造を有した３番アイアンからピッチングウェッジ（ＰＷ）までのゴルフクラブヘッドを、ステンレス材ＳＵＳ６３０を用いて製作した。ヘッドの後背面には深さ４ｍｍのキャビティーを設けた。第１ソール部と第２ソール部との間に０．８ｍｍの段差をつけ、ソール部のヒール側は第２ソール部と同一面になるように作成した。実施例１のアイアンヘッドの各部の仕様を下記の表１に示す。
【００３４】
各ヘッドにカーボンシャフトを取り付けてアイアンとした。各ゴルフクラブの長さは次の通りである。
３番アイアン；９９ｃｍ（３９”）
４番アイアン；９７．８ｃｍ（３８．５”）
５番アイアン；９６．５ｃｍ（３８”）
６番アイアン；９５．３ｃｍ（３７．５”）
７番アイアン；９４．０ｃｍ（３７”）
８番アイアン；９２．７ｃｍ（３６．５”）
９番アイアン；９１．５ｃｍ（３６”）
ＰＷ；９０．２ｃｍ（３５．５”）
【００３５】
【表１】

【００３６】
＜比較例１＞
比較例１として、第１ソール部のみを有したアイアンヘッドを下記の表２に示す仕様で製作し、実施例１と同じシャフトを取り付けてアイアンクラブとした。
【００３７】
【表２】

【００３８】
本発明の実施例１のクラブと比較例１のクラブとの実打結果について説明する。特に、評価が高かったのは、ロングアイアンのヘッドで、本発明の実施例１のアイアンヘッドを取り付けた３番アイアン（Ｉ＃３）は、ボールが上がりやすい。また、ラフにボールがあっても、ソール部に芝の大きな抵抗を受けにくく、スムーズにスイングすることができ、ボールを打ち出すことができた。一方、比較例１のクラブは、ややボールが上がりにくく、ラフに入ったボールは、芝の抵抗を受け、うまくラフからボールを打ち出すことができなかった。
【００３９】
また、ショートアイアン（ＰＷ）は、実施例１では、第１ソール部のソール幅が狭いため、打ち込み易く、いろいろな打ち方ができ、また、バンカーなどにボールが入った時には、逆に、第２ソール部が働き、うまく砂の上を滑るので、扱いが易しいとの評価であった。これに対し、比較例１のクラブは、少し打ち方について細工しにくいとの評価であった。
【００４０】
また、実施例１では、クラブセット全体としても、ソールの幅（第１ソールの幅）が一定しているので、ラフからボールを打ったときの感触が統一されていた。
【００４１】
［実打試験２：ユーティリティークラブセット］
＜参考例１＞
ユーティリティークラブヘッドを、ステンレスＳＵＳ６３０を用いて製作した。このユーティリティーアイアンヘッドは、図５のように中空部を有する。ユーティリティークラブヘッドの場合、中空部を設けることによって番手の小さいゴルフクラブヘッドの体積を大きくし、スウィートエリアの拡大に努めた。第１ソール部から第２ソール部にかけて１．５ｍｍの段差を設け、第２ソール部はバック側に行くに従って、上方に傾斜するようにした。
【００４２】
ユーティリティークラブは、一般にアイアンとウッドの中間のクラブとして位置づけられており、ヘッドスピードの遅い一般ゴルファーによりロングアイアンの代替として用いられている。そこで、参考例１では、２番〜４番のユーティリティーアイアンヘッドのセットを作成した。
【００４３】
参考例１のヘッドの仕様を下記表３に示す。
【００４４】
各ヘッドに次の長さのカーボンシャフトを取り付けてユーティリティークラブとした。
【００４５】
２番；１０４ｃｍ（４１インチ）
３番；１０１．５ｃｍ（４０インチ）
４番；９９ｃｍ（３９インチ）
【００４６】
【表３】

【００４７】
＜比較例２＞
第１ソール幅より第２ソール幅の広いユーティリティークラブヘッドを下記表４に示す仕様で製作し、参考例１と同じシャフトを取り付けてユーティリティークラブヘッドとした。
【００４８】
【表４】

【００４９】
＜比較例３＞
第２ソール部を設けず、第１ソール部のみからなるユーティリティークラブヘッドを下記表５に示す仕様で製作し、参考例１と同じシャフトを取り付けてユーティリティークラブヘッドとした。
【００５０】
【表５】

【００５１】
参考例１のユーティリティークラブと比較例２のユーティリティークラブとの試打比較を行った結果、アドレスした時に比較例２のユーティリティークラブは、後方にヘッドが倒れやすく、安定しにくく構えにくかった。参考例１では、ソール部が地面にしっかり座り、安定していた。
【００５２】
次いで、参考例１に示したユーティリティークラブと比較例３のユーティリティークラブとの試打比較を行った。その結果、フェアウェーよりやや芝が伸びた状態のセミラフのボールを実打した場合、参考例１のものでは、比較例３に比べソール部に受ける芝からの抵抗が少なく、ミドルアイアンを打っているように打ち易かった。また、ソールの幅が一定であるため、ソールに受ける抵抗が各クラブでほぼ同一であり、打感が統一されていた。
【００５３】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本発明によれば、ロフト角２７°以下のゴルフクラブヘッドであっても、低重心でしかも芝の抵抗を受けにくいゴルフクラブヘッドが提供される。このゴルフクラブヘッドを備えるクラブによれば、従来品よりも飛距離を伸ばすことができ、また、あらゆる状況から様々な打ち方でボールを的確に打つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のゴルフクラブヘッドの実施の形態を示す正面図である。
【図２】図１のII−II線に沿う断面図である。
【図３】図１のゴルフクラブヘッドの底面図である。
【図４】図２のヘッドの底部の拡大図である。
【図５】本発明のゴルフクラブヘッドの別の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
１，２ゴルフクラブヘッド
１Ａ凹部
２Ａ中空部
Ｆフェース部
Ｍ面取り部
Ｓソール部
Ｓ_１第１ソール部
Ｓ_２第２ソール部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a metal golf club head having an improved shape of a sole portion.
[0002]
[Prior art]
In conventional metal golf club heads, the width of the sole is often determined in accordance with the size of the head. For example, in an iron club, since the length is shortened as the count is increased, the sole width is designed to be increased so that the weight of the golf club head is increased as the count is increased in order to equalize the swing balance. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In general, in a golf club head having a small loft angle called a long iron, the head volume is reduced in order to set the same swing balance as that of the short iron, and the sole width is also small. For this reason, there is a problem that the center of gravity of the head becomes high and the ball is difficult to rise.
[0004]
In view of this problem, by attaching a so-called utility club head, a metal golf club head having a hollow portion, which is an intermediate golf club head between a wood and an iron, a sole width is increased compared to an iron, and a low center of gravity. A utility club has been developed.
[0005]
However, in the above-mentioned utility club, since the sole width of the head is large, when hitting a golf ball in the rough where the turf is elongated, the resistance of the turf is greatly received by the wide sole portion and it may be difficult to hit.
[0006]
The present invention is to solve such problems of the conventional long AIA emissions, even loft angle 27 ° or less of the golf club head, to provide a low center of gravity, yet not susceptible golf club head the resistance of the turf With the goal.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The golf club head of the present invention is a metal golf club head, which is located on the back side, as a sole portion on the bottom surface of the golf club head, a first sole portion S ₁ for contacting the ground located on the face side. , first second sole part is formed in the upper than the sole portion has a S _2, the first sole width W ₁ of the sole portion S ₁ is the second sole portion S ₂ sole width in the face center A golf club head larger than W ₂ , wherein the golf club head is an iron club head, W ₁ is 15 to 25 mm, and the overall width of the sole portion is 20 to 35 mm . A step is provided between the first sole portion S ₁ and the second sole portion S ₂ .
[0008]
By providing such a second sole portion S _2, expanding the sole width, it is possible to deepen the centroid, even hit the ball removed from the sweet spot, the flight distance and direction of the ball becomes stable . Further, the second sole portion S ₂ is for positioning the upper than the first sole portion S _1, less subject to resistance of the turf.
[0009]
According to the present invention, in particular Oite loft angle is called long AIA emissions of 27 ° or less, without increasing the resistance of the turf, lower the center of gravity, to obtain a good blow function.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a golf club head of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0011]
1 to 4 are views showing an iron head according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a front view, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II (face center position) in FIG. 4 and 4 are enlarged views of the sole portion of FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view (a cross-sectional view along the face center position) showing a utility club head according to a reference example .
[0012]
As shown in FIGS. 1 to 5, the sole portion S of the

golf club heads

1 and 2 is located on the face portion F side, and the ground line G. A first sole portion S ₁ in contact with L, and a back side of the first sole portion S ₁ . A second sole portion S ₂ which are not in contact L, and is composed of a chamfer M, first sole portion S ₁ of the sole width (hereinafter sometimes referred to as "first sole width".) W ₁ second sole The sole width of the portion S ₂ (hereinafter sometimes referred to as “second sole width”) is greater than W ₂ .
[0013]
The first sole portion S ₁ is a ground line G.P. A sole surface in contact L, and second sole portion S ₂ is a sole surface of the rear of the first sole portion S _1. The second sole portion S ₂ also includes stepped slope of the first immediately behind the sole portion S _1.
[0014]
In this embodiment, the chamfered portion M is provided at the leading edge portion where the face portion F and the sole portion S intersect. This is to prevent the ball from being damaged when it is topped. First sole width W ₁ is the width excluding the chamfered portion M.
[0015]
In the present invention, the sole width of the golf club head, as shown in FIG. 1, is measured with reference to the position of the face center in the lateral direction when set golf club 1 normal lie angle theta _2. In the case of an iron head or a utility club head, the center of the width in the left-right direction of a corrugation (groove) C generally formed in the hitting portion of the face surface is defined as a face center L. In the case of a wood head, it is set to a normal lie angle and the G. The contact point with L (ground line) is the face center.
[0016]
When the first sole width W ₁ is smaller than the second sole width W _2, the center of gravity of the golf club head is excessively becomes the rear, the golf club head is likely to fall to the rear. That is, when the player addresses to hit the ball and touches the golf club head to the ground, the head feels a sense of incongruity like a subtle retreat. Accordingly, the present invention has a first width sole W ₁ larger than the second width sole W _2.
[0017]
It should be noted that, when the first sole width W ₁ is too wide, turf of resistance is increased when the hit the rough of the ball extending the turf. Further, in a large short irons loft angle, it is possible to swing to drive the golf club head from above, when the first sole width W ₁ is too wide, the sole portion is repelled on the ground, it is easy to top Become.
[0018]
For this reason, the first sole width _{W 1} is a 15~25mm For iron head 1 normal. In the case of the utility club head 2 having the hollow portion 2A, 22 to 35 mm is preferable. This range is almost the same as the sole width of a normal iron head, and is a range where swinging can be performed without a sense of incongruity.
[0019]
Total width of the sole S, i.e., the first sole width W _1, the second sole width W ₂ and the width of the chamfered portion M (hereinafter sometimes referred to as "chamfer width".) The total width W of the W ₃ being , and 20~35mm case of a

Ian head

1. In the case of a utility club head , 30 to 60 mm is preferable.
[0020]
It should be noted that the chamfer width _{W 3} is usually about 0.5~2.0mm is preferable.
[0021]
As described above, loft angle 27 ° or less, especially 22 ° or less of the golf club head, since it is preferable to lower the center of gravity of the case of the iron head, it is preferable that the second sole width W ₂ to 3mm or more than 6mm . In the case of utility club head, it is preferable that the second sole width _{W 2} in particular more than 10 mm 15 to 20 mm.
[0022]
In the present invention, as shown in FIGS. 1 to 5, it provided the first and sole portion S ₁ a step D between the second sole portion S _2. The step D is preferably 0.5 mm or more, particularly 0.8 mm or more, and is preferably 5 mm or less, particularly 3 mm or less.
[0023]
When the level difference D is too small, also the second sole portion S ₂ will be grounded, the effect is to sufficiently obtain the present invention in which the second sole part for deep center of gravity is so less susceptible to resistance of grass I can't. If this level difference D is too large, the appearance will be worse and the center of gravity of the head will be higher, which is not preferable. Accordingly, the step D is preferably 0.5 to 5 mm, particularly preferably 0.8 to 3 mm.
[0024]
Incidentally, the stepped slope of the first sole portion S ₁ toward the second sole portion S _2, when the boundary is clear as shown in FIG. 4 (b) of the second sole portion S ₂ of the flat surface subsequent thereto is a step D the height difference between the boundary and the first sole portion S _1. Figure 4 step surface becomes more curved slope as (a), the and when the boundary is unclear in the slope and a flat sole surface, the inclined surface of the first sole portion S ₁ toward the second sole portion S ₂ A point 1 mm before and after the inflection point P is taken, and the difference in height is defined as a step D. Further, when the inflection point is difficult to understand, the step D is defined as the place where the width difference is 2 mm and the height difference is the largest.
[0025]
According to a second sole portion _{S 2} is, go to the back side, G. It is preferable that the surface has an inclined surface away from L because it is less likely to be caught by the back portion during swinging and can swing smoothly.
[0026]
Sole of the heel side may be recessed from the first sole portion S _1, as shown in FIG. 3, may be formed sole portion S ₃ of the heel side to the second sole portion S ₂ of the same surface . In this way, especially when hitting a rough ball, there is little turf trapping and swinging can be performed very smoothly.
[0027]
In the present invention, the place that is most likely to touch the ground during a swing is slightly above the heel H from the sole center, so that the overall width W of the sole is when the narrower one on the heel H side contacts the ground than the toe T side This is preferable because of its low resistance. In particular, for the first sole shape of the sole unit S _1, better width of the heel H side is narrower than the toe T side.
[0028]
In the iron head, by which is extended a second sole portion S _2, the weight of the head is increased to form a recess (cavity portion) 1A to the back of the face portion F, the weight reduction as a so-called cavity iron head It is preferable to try.
[0029]
In the case of a golf club set such as an iron set, normally, a 3rd iron to a 9th iron, a pitching wedge, and a sand wedge are included. In the present invention, since a club that hits a ball from a fairway is an application target, only those from the 3rd iron to the pitching wedge are set as an iron set.
[0030]
In the case of a utility club, there are various combinations and a wide range of loft angles. In the reference example, the loft angle theta ₁ is a utility golf club set a set of configured utility clubs in the range of 15 ° to 48 °.
[0031]
This is a golf club set, the first difference in sole width W ₁ 2 mm or less for each golf club head, in particular by a 1.5mm or less, it is possible to obtain a unity as a set.
[0032]
【Example】
The effects of the present invention will be described more specifically with reference to the results of actual hit tests using a golf club having the golf club head of the present invention and a golf club according to a comparative example.
[0033]
[Actual hit test 1: cavity iron set]
<Example 1>
Golf club heads from No. 3 iron to pitching wedge (PW) having the structure shown in FIGS. 1, 2, 3, and 4 (a) were manufactured using stainless steel SUS630. A cavity having a depth of 4 mm was provided on the rear rear surface of the head. A step of 0.8 mm was provided between the first sole portion and the second sole portion, and the heel side of the sole portion was made to be flush with the second sole portion. The specifications of each part of the iron head of Example 1 are shown in Table 1 below.
[0034]
A carbon shaft was attached to each head to make an iron. The length of each golf club is as follows.
3 iron; 99cm (39 ")
4 iron; 97.8cm (38.5 ")
5 iron; 96.5cm (38 ")
6 iron; 95.3cm (37.5 ")
7 iron; 94.0cm (37 ")
8 iron; 92.7cm (36.5 ")
9 iron; 91.5cm (36 ")
PW: 90.2 cm (35.5 ")
[0035]
[Table 1]

[0036]
<Comparative Example 1>
As Comparative Example 1, an iron head having only the first sole portion was manufactured according to the specifications shown in Table 2 below, and the same shaft as that of Example 1 was attached to form an iron club.
[0037]
[Table 2]

[0038]
The actual hit results of the club of Example 1 of the present invention and the club of Comparative Example 1 will be described. In particular, the evaluation was high for a long iron head, and the No. 3 iron (I # 3) to which the iron head of Example 1 of the present invention was attached was likely to raise the ball. Moreover, even if the ball was rough, it was difficult to receive the great resistance of the grass on the sole, and it was possible to swing smoothly and hit the ball. On the other hand, in the club of Comparative Example 1, the ball was slightly difficult to rise, and the ball that entered the rough was subjected to turf resistance and could not hit the ball well from the rough.
[0039]
Moreover, in Example 1, since the sole width | variety of a 1st sole part is narrow in Example 1, it can be driven easily and various hitting methods can be performed, and when a ball enters a bunker or the like, 2 It was evaluated that it was easy to handle because the sole part worked and slipped on the sand. On the other hand, it was evaluated that the club of Comparative Example 1 was slightly difficult to work on how to hit.
[0040]
Further, in Example 1, since the width of the sole (the width of the first sole) is constant in the entire club set, the feel when the ball is hit from the rough is unified.
[0041]
[Actual test 2: Utility club set]
< Reference Example 1>
A utility club head, was fabricated using a stainless steel SUS630. The utility iron head has a hollow portion as shown in FIG. In the case of utility club heads, the volume of the smaller golf club head was increased by providing a hollow portion, and efforts were made to expand the sweet area. A step of 1.5 mm is provided from the first sole part to the second sole part, and the second sole part is inclined upward as it goes to the back side.
[0042]
Utility clubs are generally positioned as intermediate clubs between irons and wood, and are used as substitutes for long irons by general golfers with low head speeds. Therefore, in Reference Example 1 , a set of utility iron heads of Nos. 2 to 4 was created.
[0043]
The specifications of the head of Reference Example 1 are shown in Table 3 below.
[0044]
A carbon shaft of the following length was attached to each head to form a utility club.
[0045]
2nd; 104cm (41 inches)
No. 3; 101.5cm (40 inches)
No.4; 99cm (39 inches)
[0046]
[Table 3]

[0047]
<Comparative example 2>
A utility club head having a second sole width wider than the first sole width was manufactured according to the specifications shown in Table 4 below, and the same shaft as in Reference Example 1 was attached to form a utility club head.
[0048]
[Table 4]

[0049]
<Comparative Example 3>
A utility club head consisting of only the first sole portion without the second sole portion was manufactured according to the specifications shown in Table 5 below, and the same shaft as in Reference Example 1 was attached to form a utility club head.
[0050]
[Table 5]

[0051]
As a result of a trial hit comparison between the utility club of Reference Example 1 and the utility club of Comparative Example 2, the utility club of Comparative Example 2 was difficult to stabilize because it was easily tilted backward when addressed. In Reference Example 1 , the sole portion sat satisfactorily on the ground and was stable.
[0052]
Next, a trial hit comparison between the utility club shown in Reference Example 1 and the utility club of Comparative Example 3 was performed. As a result, when hitting a semi-rough ball with the turf slightly extended from the fairway, the reference example 1 has less resistance from the turf on the sole portion than the comparative example 3, and hits a middle iron. It was easy to beat. In addition, since the width of the sole is constant, the resistance applied to the sole is almost the same in each club, and the hit feeling is unified.
[0053]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a golf club head having a low center of gravity and being less susceptible to turf resistance even with a loft angle of 27 ° or less is provided. According to the club provided with this golf club head, the flight distance can be extended as compared with the conventional product, and the ball can be hit accurately in various ways from various situations.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a golf club head of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
3 is a bottom view of the golf club head of FIG. 1. FIG.
4 is an enlarged view of a bottom portion of the head shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing another embodiment of a golf club head of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 2 Golf club head 1A Concave part 2A Hollow part F Face part M Chamfered part S Sole part S ₁ 1st sole part S ₂ 2nd sole part

Claims

In a metal golf club head,
As the sole portion of the bottom surface of the golf club head, a first sole portion S ₁ for contact with the ground located on the face side, a second sole located on the back side, which is formed in the upper than the first sole Department has a _{S 2,}
The sole width W ₁ of the first sole portion S ₁ in the face center is a large golf club head than the sole width W ₂ of the second sole portion S _2,
The golf club head is an iron club head, W ₁ is 15 to 25 mm, and the entire width of the sole portion is 20 to 35 mm.
The golf club head, wherein a step is provided between the first and sole portion S ₁ and the second sole portion S ₂ in the face center.

2. The golf club head according to claim 1, wherein the loft angle is 27 [deg.] Or less.

In Claim 1 or 2 , the curved slope is provided between the 1st sole part and the 2nd sole part,
The step is
The height of the slope at a position 1 mm away from the inflection point of the slope on the side of the horizontal face relative to the first sole portion;
A golf club head characterized by a difference in height from a slope at a position spaced 1 mm from the inflection point to the first sole portion on the horizontal back side.

In any one of claims 1 to 3, the golf club head the entire sole of the heel side of the golf club head, characterized in that it is formed by the second sole portion S ₂ in the same plane.

In any one of claims 1 to 4, a golf club head, wherein the stepped difference is 0.5 to 5 mm.