JP4595892B2 - データベース管理システム構築方法、装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

データベース管理システム構築方法、装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は並列サーバ構成のデータベース管理システムを構築するデータベース管理シス
テム構築技術に関し、特に障害が発生した場合に系切り替えを行うデータベース管理システムを構築するデータベース管理システム構築技術に適用して有効な技術に関するものである。
データベース管理システムの可用性を向上する手段として、系切り替えという技術が採用されている。系切り替えとは、障害が発生したマシンの処理を別のマシンに切り替えることでシステムを回復し、障害によるサービス停止時間を短縮する技術である。
系切り替え制御を適用したデータベース管理システムでは、サービスを実行しているマ
シンごとに障害時の切り替え先となるマシンが定義され、システムが実行系(運用系)の
マシンの障害を検知すると待機系のマシンへの系切り替えを行う。この種の技術として、
例えば特許文献1に開示されているものがある。
系切り替えでは、まず実行系のリソース、例えばデータベースを格納したディスクやネ
ットワークのアドレス等、を待機系に切り替える。リソースの切り替えが完了すると、待
機系においてデータベースサーバが実行系から引き継いだデータベースのログを参照して
データベースの回復処理を実行する。データベース回復処理が完了した時点で待機系がサ
ービスの受け付けを開始して実行系となり、系切り替えが完了する。この技術は、非特許
文献1に説明されている。
複数のデータベースサーバが同一マシン上で稼動するデータベース管理システムに系切
り替えを適用する場合は、障害が発生したマシン上の複数のデータベースサーバを別々の
マシンに系を切り替える構成をとれる。障害が発生したマシンの処理を複数マシンが分担
して引き継ぎ障害中の負荷を分散することによって、切り替え先マシンの負荷上昇を抑え
る。ここで複数の切り替え対象がそれぞれどのマシンに系を切り替えるかは、ユーザが計
画を検討しシステムの初期構築時にユーザが定義ファイルに記述する。
一般的にシステムを構成するマシンのスペックは同程度のマシンを用いる。よって、負
荷を均一もしくはほぼ均一に分散することが、システム全体として最も処理効率が良い。
システムの構築では、システム上の各マシンにおけるサーバの配置等システムの情報を定
義ファイルにユーザが記述し、この定義ファイルに基づきシステムが起動する。系切り替
え構成を適用する場合には、前述の通り系切り替えの情報も併せて定義する。多くの場合
、系切り替え後の負荷のバランスは考慮していなかった。システムは系切り替え後の負荷
の全マシン間でのバランスは保障しておらず、システム構築時にユーザが系切り替え後も
全マシン間で負荷がバランスする様に設計しなければならない。
特開2001−282763号公報 Jim Gray and Andreas Reuter:"TRANSACTION PROCESSING:CONCEPT AND TECHNIQUES"、Morgan Kaufmann Publishers, 1993
システムの初期構築時には、系切り替え後のマシン間での負荷のバランスを考慮してユ
ーザが正しく設計しないと、初期起動時や障害が発生し系切り替えしたシステムの負荷バ
ランスが不均等になり、系切り替え後に特定のマシンに負荷がかたより、システム全体の
スループットが低下することがある。
本発明の目的は上記問題を解決し、初期起動時及び系切り替え後に全情報処理装置間の
負荷が均一若しくはほぼ均一となることを保障することが可能な技術を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は既存のデータベース管理システムのシステム構成を再入力する負荷
を低減させることが可能な技術を提供することにある。
本発明は、データベースを複数の格納領域に分割して格納し、それぞれの領域に対して
DB処理サーバを関連付けてデータ処理を行うデータベース管理システムを構築するデータ
ベース管理システム構築装置において、障害発生時に稼働中の情報処理装置へ均等に分散可能となるデータベース処理サーバ数を算出してデータベース管理システムを構築するものである。
本発明のデータベース管理システム構築装置では、データベース管理システムを構成す
る情報処理装置の数と、多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数とを含む入力情報を
読み込んだ後、前記読み込んだ数の情報処理装置の内で前記多重障害許容回数の各回数に
相当する情報処理装置で障害が発生した場合に、その障害の発生した情報処理装置のデー
タベース処理サーバをそれ以外の情報処理装置へ均等に分散させることが可能なデータベ
ース処理サーバの総数を算出し、データベース処理サーバとデータベース用の記憶装置の
対応を決定して、それらの情報を含むシステム構成定義ファイルを記憶装置に格納する。
次に、前記算出した総数のデータベース処理サーバを、初期稼働時や系切り替え時に稼
働可能となっている各情報処理装置に割り当てて、各データベース処理サーバを初期起動
時や系切り替え時に実行する情報処理装置を決定した後、それらの情報を設定した系切り
替え定義ファイルを記憶装置に格納する。
その後、データベース管理システムを構成する各情報処理装置へ前記格納した定義ファ
イルを通信装置により配布する。各情報処理装置では、前記配布された定義ファイルを基
にデータベース処理サーバを実行してデータベース処理を行い、障害発生時には系切り替
えを行って、障害の発生した情報処理装置で実行されていたデータベース処理サーバを系
切り替え定義ファイルに示された情報処理装置で実行する。
本発明によれば、初期起動時及び系切り替え後に全情報処理装置間の負荷が均一若しく
はほぼ均一となることを保障することが可能である。
(実施形態1)
以下に複数の情報処理装置からなるデータベース管理システムを構築する実施形態1の
データベース管理システム構築装置について説明する。
図1は本実施形態のデータベース管理システム構築装置の概要を示す図である。まず、
図1を用いて本実施形態の概要を説明する。
本実施形態に示すデータベース管理システムは、データベース管理システム構築装置で
ある設定マシン100により構築される。設定マシン100では、初期構築プログラム1
06が稼動しており、初期構築プログラム106は、システム構成決定処理部300と定
義ファイル配布処理部301を具備している。なお、本実施形態のマシンは情報処理装置
であるものとする。
システム構成決定処理部300は、入力情報107を受け付ける。この入力情報107
には、許容する障害の回数やシステム上のディスクの数等が含まれており、この入力情報
107を基にシステム構成決定処理部300が、指定された許容回数まで障害が発生して
も常に残った全マシン間で負荷が均一となるシステム構成と系切り替え定義を決定し、こ
の決定内容をシステム構成定義ファイル108と系切り替え定義ファイル109として出
力する。
システム構成定義ファイル108には、システムの構築に必要な各種設定を記述してお
り、系切り替え定義ファイル109には、系切り替えの構成及び系切り替え先の情報をD
B処理サーバ毎に記述している。そして、定義ファイル配布処理部301が、システム構
成定義ファイル108及び系切り替え定義ファイル109を各マシンに配布する。
本実施形態の設定マシン100を前記のシステム構成決定処理部300及び定義ファイ
ル配布処理部301として機能させる為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記
録され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードされて実行されるものとする。な
お前記プログラムを記録する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。また
前記プログラムを当該記録媒体から情報処理装置にインストールして使用しても良いし、
ネットワークを通じて当該記録媒体にアクセスして前記プログラムを使用するものとして
も良い。
図3は本実施形態のデータベース管理システムの概要を示す図である。図3では、構築
されるデータベース管理システムの構成例を表しており、設定マシン100は、作成した
システム構成定義ファイル108及び系切り替え定義ファイル109をマシン0(101)、マシン1(102)、マシン2(103)、マシン3(104)、マシン4(105)に配布する。
マシン0(101)、マシン1(102)、マシン2(103)、マシン3(104)、マシン4(105)では、このシステム構成定義ファイル108の定義情報に基づき、データベース処理サーバを起動してシステムを構築する。ここでいうサーバとは、プロセス群、メモリ領域等から成るデータベース処理の実行環境を指すものとし、データベース処理サーバのプログラムを実行することにより提供されるデータベース処理機能であるものとする。DB処理サーバ111〜114と対になった外部記憶装置115にはDBデータを格納している。また、DB処理サーバを配置する各マシンには系切り替え機能116が稼動しており各マシンでのDB処理サーバの稼動状況を監視し、障害発生時には系切り替え定義ファイル109の内容に従い系切り替え機能116が系を切り替える。
本実施例のデータベース管理システムのアーキテクチャは、Shared Nothingアーキテクチャであり、本システムが管理するデータベース(例えば、テーブル、インデクス)は、さまざまな手法により複数の分割テーブルおよび分割インデクスに分割され、外部記憶装置中の複数のDB格納領域に分割格納される。あるDB格納領域は決まったDB処理サーバに対応付けられており、DB処理サーバは、そのDB処理サーバに対応付けられたDB格納領域内のデータ(例えば、テーブルデータ、インデクスデータ)のみをアクセスする。
図2は本実施形態の設定マシン100の概略構成を示す図である。次に、図2を用いて
本実施形態の設定マシン100の構成を説明する。
設定マシン100は、CPU2001、主記憶装置2002、通信制御装置2003、
I/O制御装置2004、端末2005及び磁気ディスク装置等の外部記憶装置2006
を備えている。通信制御装置2003は、ネットワーク2007を経由して設定マシン1
00と他のマシンとの通信を制御する装置であり、I/O制御装置2004は、外部記憶
装置2006からのデータの読み出し/書き出しを制御する装置である。
外部記憶装置2006上には初期構築プログラム106を実現する処理プログラム20
10を格納しており、CPU2001は、主記憶装置2002に初期構築プログラム10
6をロードして実行する。また、端末2005よりユーザからの入力情報107の入力の
受け付けを行う。
図6は本実施形態のシステム構成決定処理部300の処理手順を示すフローチャートで
ある。まず、ステップ601において設定マシン100のシステム構成決定処理部300
は、端末2005及び入力装置によりユーザから入力された入力情報107を読み込み、
データベース管理システムを構成するマシンの総数、DBデータ格納用の共用ディスクの
総数・名及び多重障害許容回数を取得する。
図4は本実施形態の入力情報107の概要を示す図である。図4に示す様に入力情報1
07は、多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数、データベース管理システムを構成
するマシン数、各マシンごとのマシン名及びIPアドレス、DB処理サーバ配置用のマシ
ンの名称、DBデータ格納用のディスク数、DBデータ格納用の各ディスクの名を有して
いる。
次に、ステップ602では系切り替え後も稼動マシン間の負荷が均一となるDB処理サ
ーバ数を決定して、ステップ603ではシステムを構築可能かどうかを判定する。本実施
形態のデータベース管理システムでは、一つのDB処理サーバが一つの外部記憶装置11
5を専有するものとし、構築可否の判定は、ステップ602で算出したサーバ数と、入力
情報107より取得した情報にあるシステムのディスク数の比較により行うものとする。
サーバ数よりディスク数が少ない場合にはシステムを構築不可とし、障害マシンのDB
処理サーバを稼働マシンへ均等に分散させることができないことを出力装置により出力し
た後、ステップ604では追加が必要なディスクの数を出力装置に出力してユーザに示し
、それに対する応答を入力装置により受け付けて、ディスクの追加の可否を確認する。デ
ィスクの追加が可能な場合には、ステップ606にて必要数のディスク情報を取得する。
ステップ604でディスク追加が不可能な場合には、ステップ605で入力情報107
にあるディスク数分のDB処理サーバ数でシステムを構築するかの問い合わせを出力装置
に出力し、ユーザからの指示を入力装置により受け付ける。
ステップ605で、入力情報107にあるディスク数分のDB処理サーバ数では構築し
ないことを示す指示をユーザから受け付けた場合には、ステップ607に進み、入力情報
107より取得した多重障害許容回数の値を「1」減らす。許容する多重障害の回数を減
らした場合の方が、DB処理サーバ数を少なく、つまりディスク数をより少なくシステム
を構築できる。そしてステップ602に戻り、再びDB処理サーバ数を求める。
一方、ステップ605の処理で、入力情報107にあるディスク数分のDB処理サーバ
数で構築することを示す指示をユーザから受け付けた場合には、DB処理サーバ数は入力
情報107にあるディスク数と同数であるものとしてステップ608に進む。
ステップ608では、DB処理サーバとディスクの対応を決定してステップ609に進
み、ステップ609では、前記決定したDB処理サーバ数やDB処理サーバとディスクの
対応を含むシステム構成の情報をシステム構成定義ファイル108として外部記憶装置2
006に出力する。ステップ610では、初期起動時にDB処理サーバを実行するマシン
や、系切り替え時に系切り替え先となるマシンを設定して系切り替え順序を決定し、ステ
ップ611にて、系切り替え順序を示す情報を系切り替え定義ファイル109として外部
記憶装置2006に出力する。
図5は本実施形態のシステム構成定義ファイル108の概要を示す図である。図5に示
す様にシステム構成定義ファイル108は、DB処理サーバ数、各マシンごとのマシン名
及びIPアドレス、DBデータ格納用のディスクごとのディスク名、DB処理サーバ配置
用のマシンの名称、DB処理サーバごとのDB処理サーバ名やDB処理サーバとディスク
の対応を示す情報を有している。
図7は本実施形態のDB処理サーバ数決定処理の処理手順を示すフローチャートである。図7では、図6のフローにおけるステップ602の処理内容の詳細を表している。
まず、ステップ701では、障害マシン数iを「1」に設定して、ステップ702に進
む。ステップ702では、マシン数と障害マシン数iの差から稼働マシン数を求めた後、
障害マシン数iと稼動マシン数の最小公倍数の値S(i)を求める。そして、ステップ70
3では、最小公倍数S(i)の値を障害マシン数iで割った値T(i)を求める。
ステップ704では、障害マシン数iの値が多重障害許容回数に達したかを判定する。
達していない場合には、ステップ705に進む。ステップ705では障害マシン数iの値
を「1」増やして、ステップ702へ進む。ステップ704で傷害マシン数の値が多重障
害許容回数に達したと判定した場合には、ステップ706に進む。
ステップ706では、これまでにステップ703で求めた全T(n)の最小公倍数Xを求
める。ここでnは1から多重障害許容回数までの値である。
ステップ707では、システム上の総DB処理サーバ数の値を求める。ステップ706
で求めたXの値は1マシン当たりのサーバ数となるので、このXの値をマシン数倍する。
また、ここでDBサーバ00からDBサーバXまでのサーバ名称を各DB処理サーバに割
り当てる。
図8は本実施形態の系切り替え順序決定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図8では、図6のフローにおけるステップ610の処理内容の詳細を表している。
図10は本実施形態の系切り替え定義テーブルの概要を示す図である。ステップ801
では、図10に示す様な系切り替え定義テーブル1000を用意する。系切り替え定義テ
ーブル1000は、DB処理サーバ毎に初期配置マシンと、多重障害許容回数までの系切
り替え先のマシン名を指定するテーブルである。
ステップ802では、各DB処理サーバを初期起動時に配置するマシンを決定する。こ
こでは、ステップ602で求めたDB処理サーバ数をマシン数で分割し、分割した単位で
順にマシンを割り当てて、そのマシン名を系切り替え定義テーブル1000の初期マシン
の欄に格納する。ここで、均等に分割できない場合には、できるだけ均等に分割する。
次に、ステップ803では、マシン毎に1回目の系切り替え先を決定する。同一マシン
を初期配置マシンにしたDB処理サーバ間で、初期配置したマシン以外のマシンを均等に
割り当てて、そのマシン名を系切り替え定義テーブル1000の1回目の系切り替え先の
欄に格納し、ステップ804に進む。
そして、ステップ804からは2回目以降の系切り替え先となるマシンを決定する。ス
テップ804では、系切り替え先のマシンを決定するDB処理サーバでの配置マシンが、
これまで配置してきたマシンと同じになるDB処理サーバを全て抽出する。そしてステッ
プ805に進む。
ステップ805では、ステップ804で抽出したDB処理サーバを、これまで配置して
きた以外のマシンに均等に分割して配置させる様に、系切り替え先マシンを決定して、そ
のマシン名を系切り替え定義テーブル1000の2回目以降の系切り替え先の欄に格納し、ステップ806に進む。
ステップ806では、系切り替え先のマシンを未割り当てのDB処理サーバがあるかを
確認する。未割り当てのDB処理サーバがある場合には、ステップ804に戻り割り当て
を続ける。未割り当てのDB処理サーバが無い場合には、ステップ807へ進む。
ステップ807では、系切り替え定義テーブル1000の欄が全て埋まったかを確認す
る。埋まっていない場合には、ステップ804に戻り系切り替え先の決定を続ける。系切
り替え定義テーブル1000の項目が全て埋まった場合にはステップ808へ進み系切り
替え順決定のフローを終了する。
次に、図9の構成のデータベース管理システムを構築する場合の処理例について以下に
示す。
図9は本実施形態のシステム構築の例を示す図である。図9に示す様にマシン0(10
1)は、CPU2101、主記憶装置2102、通信制御装置2103、I/O制御装置
2104及び磁気ディスク装置等の外部記憶装置2106を備えている。外部記憶装置2
106上には、データベース管理システムの処理要求受付サーバ110を実現する処理プ
ログラム2107を格納する。処理要求受付サーバ110は、主記憶装置2102上でC
PU2101を用いて稼動する。
マシン1(102)、マシン2(103)、マシン3(104)、マシン4(105)
は、それぞれCPU2201、主記憶装置2202、通信制御装置2203、I/O制御
装置2204及び磁気ディスク装置等の外部記憶装置2700、外部記憶装置115を備
えている。外部記憶装置115は共用ディスク装置であり、マシン1(102)、マシン
2(103)、マシン3(104)、マシン4(105)それぞれからアクセスできる。
外部記憶装置115上には、本データベース管理システムにおいてアクセス対象となるデ
ータを永続的或いは一時的に格納する。外部記憶装置115は共用ディスクであり、系切
り替え機能が共用ディスクへのアクセスを制御する。
外部記憶装置2700上にはDB処理サーバを実現する処理プログラム2701を格納
する。稼動状態のDB処理サーバは、主記憶装置2202上でCPU2201を用いて稼
動する。DB処理サーバは、I/O制御装置2204により外部記憶装置115、270
0からデータの読み出し/書き出しを行い、通信制御装置2203によりネットワーク2
500で接続されたマシンとデータを送受信する。
まず、ユーザは入力情報107を入力する。以下、図6のフローに従いシステム定義を
決定する。
ステップ601に従い、設定マシン100のシステム構成決定処理部300は、入力情
報107の内容を読み込む。DB処理サーバを配置するマシンは4台、DBデータを格納
する外部記憶装置115は12台である。また、ここでは、多重障害許容回数は2回とし
た。つまり、データベース管理システムに2回障害が発生しても負荷を分散して運用を継
続できるシステムにする。
次に、ステップ602に従いサーバ数を決定する。これは、図7のフローに従って求め
る。
まず、ステップ701に従い、障害マシン数iの値を「1」とする。次にステップ70
2に従い最小公倍数S1を求める。本例では、DB処理サーバを配置するマシン数は「4
」である。よって、障害マシン数が「1」の場合、稼動マシンは「3」となり、S1は「
3」と「1」の最小公倍数となって、「3」となる。次にステップ703に進み、S1の
値「3」を障害マシン数「1」で割ってT1の値「3」を求める。
ステップ704の判定では、障害マシン数iの値は「1」であり、本例の多重障害許容
回数の値「2」に達していないので、ステップ705に進む。ステップ705では、障害
マシン数iの値を「1」増やして「2」とする。そして、再度ステップ702へ進み、最
小公倍数S2を求める。S2は、障害マシン数iの値「2」と、マシン数「4」から障害
マシン数の値「2」を差し引いた値である稼動マシン数「2」との最小公倍数なので、「
2」となる。そしてステップ703に進み、T2の値を求める。S2の値「2」を障害マ
シン数の値「2」で割るので、T2は「1」となる。そして、ステップ704に進む。
ステップ704では、多重障害許容回数の値が「2」で障害マシン数の値が「2」なの
で、判定結果は真となり、ステップ706に進む。ステップ706では、これまでにステ
ップ703で求めた全てのTの値から最小公倍数を求める。本例では、T1が「3」、T
2が「1」だったので、最小公倍数の値Xは「3」となる。
ステップ707では、Xの値をマシン数倍してシステム上の総DB処理サーバ数を求め
る。Xの値は「3」、マシン数は「4」なので、システム上の総DB処理サーバ数は「1
2」となる。
次にステップ603の判定を実施する。本構築例では、DB処理サーバ数が「12」、
ディスク数が「12」なのでシステムを構築可能である。本実施形態の場合、DB処理サ
ーバには個別にディスクを対応付ける必要があるので、ディスク数が不足する場合にはデ
ィスクの増設等が必要である。そしてステップ608に従い、各DB処理サーバと各ディ
スクの対応を決定し、ステップ609でシステム構成定義ファイル108を出力する。
次にステップ610に従い、系切り替え順序を決定する。これは図8のフローに従って
求める。
図11は本実施形態の系切り替え順序の決定例を示す図である。図11の例では、初期
起動時にDB処理サーバを配置する初期配置マシン、1回目の切り替え先のマシン、2回
目の切り替え先のマシンを決定する様子を表している。
まず、ステップ801にて系切り替え定義テーブルを用意した後、ステップ802にて
全DB処理サーバの初期配置を決定する。つまり、ステップ602で求めた12個のサー
バを4つのマシンに配置していく。各マシンに3つずつDB処理サーバを順に配して(図
11(a))、ステップ803へ進む。
ステップ803では、1回目の系切り替え先を決定する。これはいずれかのマシンに障
害が発生した場合の系切り替え先を決定すれば良いので、各マシンのDB処理サーバにお
いては、初期配置マシン以外のマシンへ順に分散させて系切り替え順を決定して(図11
(b))、ステップ804へ進む。
そしてステップ804に従い、各DB処理サーバの2回目以降の系切り替え先を決定す
る。例えば、DBサーバ00の系切り替え先を決定する場合には、DBサーバ00がこれ
までに配置されたマシン1とマシン2について、それらの組合せのマシンに配置した他の
DB処理サーバを抽出する。ここではDBサーバ03が該当する。
次にステップ805に進む。DBサーバ00とDBサーバ03を、マシン1とマシン2
以外のマシンへ分散して配置する。ここでは、DBサーバ00をマシン3へ、DBサーバ
03をマシン4へ配置する。以降ステップ806の判定に従い、各サーバの2回目の系切
り替え先を決定する(図11(c))。
本例では、多重障害許容回数を2回としているので、系切り替え順序の定義は2回目の
系切り替え先の決定で完了である。多重障害許容回数がより多く指定された場合には、ス
テップ807の判定に従い、DB処理サーバそれぞれについて同様に系切り替え先のマシ
ンを決定する。
そして、ステップ611に従い、決定内容を系切り替え定義ファイル109として出力
する。ついで、定義ファイル配布処理部301が定義ファイルをマシン0(101)、マ
シン1(102)、マシン2(103)、マシン3(104)及びマシン4(105)に
配布して、システムを構築する。
図12は本実施形態の系切り替えの例を示す図である。図12では、初期構築完了後に
系切り替えの前後にて全マシン間で負荷が均一になっている例を表している。
図12の(a)は、初期構築が完了した時点でのDB処理サーバを配置する各マシンと
各DB処理サーバを示している。この配置は、図11の系切り替え定義テーブルの初期配
置マシンの情報に基づいている。
図12の(b)は、マシン1(102)に障害が発生して系を切り替えた後のマシン構
成を示している。図11の系切り替え定義テーブルの1回目の系切り替え先の情報に基づ
き、マシン1(102)で稼動していたDB処理サーバがそれぞれマシン2(103)、
マシン3(104)、マシン4(105)で稼動している。
図12の(c)は、図7の(b)の状態からマシン2(103)に障害が発生して系を
切り替えた後のマシン構成を示している。図11の系切り替え定義テーブルの2回目の系
切り替え先の情報に基づき、マシン2(103)で稼動していたDB処理サーバがそれぞ
れマシン3(104)、マシン4(105)で稼動している。
この様に図12では、複数回の系の切り替えが発生しても常に稼動中の全マシン間で負
荷が等しいことを示している。
以上説明した様に本実施形態のデータベース管理システム構築装置によれば、障害発生
時に稼働中の情報処理装置へ均等に分散可能となるデータベース処理サーバ数を算出して
データベース管理システムを構築するので、初期起動時及び系切り替え後に全情報処理装
置間の負荷が均一若しくはほぼ均一となることを保障することが可能である。
(実施形態2)
以下に既存のシステム構成定義ファイルを入力してデータベース管理システムを構築す
る実施形態2のデータベース管理システム構築装置について説明する。
本実施形態において、系切り替え機能を適用していないデータベース処理システムに系
切り替え機能を適用する構成変更を行う場合に、そのシステム構成定義ファイル108の
情報を入力情報107として利用する処理について説明する。
図13は本実施形態の系切り替え機能非適用の構成例を示す図である。図13のデータ
ベース管理システムは、基本的に図9に示したものと同様の構成をとるが、このシステム
は系切り替え機能を非適用として構成で既に稼動している。従って、主記憶装置2202
には、DB処理サーバが稼動している。
図14は本実施形態の系切り替え機能非適用のシステムに系切り替え機能を適用させる
処理の概要を示す図である。図14に示す様に本実施形態の初期構築プログラム106は、システム構成決定処理部300aと定義ファイル配布処理部301を具備しており、システム構成決定処理部300aが系切り替え定義ファイル109を出力する。このシステム構成決定処理部300aの処理内容を図15のフローチャートに示す。
図15は本実施形態のシステム構成決定処理部300aの処理手順を示すフローチャー
トである。まずステップ1001でシステム構成決定処理部300aは、稼動していたシ
ステムの既存のシステム構成定義ファイルを読み込む。読み込んだ定義ファイルより、シ
ステム構成決定処理部300aはシステムのマシン構成やディスク構成を取得する。次に、ステップ601では、入力情報107を取得する。入力情報107の内容は、ステップ1001で読み込んだ定義情報に含まれない項目のみである。
そして、ステップ1002では、既存のシステムのDB処理サーバの構成とするか、負
荷を全マシン間で均一にする構成とするか、すなわちBES(バックエンドサーバ)数の変
更が不要であるかを判定する。これは端末2005を通してユーザから入力した指示内容
に従って判定する。そしてステップ1002で、DB処理サーバの構成を再設定すると判
定した場合にはステップ602に進み、既存の構成を使用すると判定した場合にはステッ
プ610に進む。以下、ステップ602、ステップ603、ステップ604、ステップ6
05、ステップ606、ステップ607、ステップ608、ステップ609、ステップ6
10及びステップ611は、実施形態1の処理内容と同様である。
次に、定義ファイル配布処理部301は、データベース管理システムを構成する各マシ
ンに系切り替え定義ファイル109を配布する。各マシンは、この系切り替え定義ファイ
ル109に基づいて系切り替えを行うことにより、系切り替え適用構成のシステムとなる。また、ステップ1002で負荷を全マシン間で均一にするとの判定を行い、システム構成定義ファイル108が作成されている場合には、定義ファイル配布処理部301はシステム構成定義ファイル108もシステム内の各マシンに配布する。
次に、システムが図13の様に系切り替え機能を非適用で稼動していた場合に、系切り
替え適用構成に変更する場合の具体例について説明する。
まず、ステップ1001で初期構築プログラム106は、既存のシステムのシステム構
成定義ファイルを読み込む。この情報からマシンの構成、ディスクの構成等を取得する。
本例では、DB処理サーバを配置するマシン数が「4」、ディスク数が「12」であるも
のとする。
次にステップ1002で、DB処理サーバの構成を再設定するかを決める。今回はDB
処理サーバの構成を再設定し、以下、実施形態1と同様に、多重障害許容回数を2回とし
て系切り替え定義を作成したものとすると、システム構成決定処理部300aは、システ
ム構成定義ファイル108と系切り替え定義ファイル109を作成して出力し、実施形態
1での構築例と同様に、「12」のDB処理サーバを配置する結果となる。
次に、定義ファイル配布処理部301は、システム上の各マシンにシステム構成定義フ
ァイル108と系切り替え定義ファイル109を配布する。各マシンはシステム構成定義
ファイル108に基づきDB処理サーバを起動させ、また、系切り替え定義ファイル10
9に基づき系切り替え機能を動作させ、この稼動状態は、実施形態1の場合と同様になる。
この様に本実施形態では、系切り替え機能を非適用のシステムに対して、系切り替え適
用構成に変更する際に、既存のシステム構成定義ファイル108の内容を利用できる。
以上説明した様に本実施形態のデータベース管理システム構築装置によれば、既存のシ
ステム構成定義ファイルを入力してデータベース管理システムを構築するので、既存のデ
ータベース管理システムのシステム構成を再入力する負荷を低減させることが可能である。
(実施形態3)
次に、本発明の第三の実施形態について図16を用いて説明する。
本発明を適用したデータベース構築システムの第三例は、入力値としてデータベースサーバ配置マシンを待機専用として指定することを可能にする。この場合、待機専用のマシンの数までの障害の発生では、障害発生マシンの全サーバが待機マシンに系切り替えし、この結果待機マシンの個数までは障害発生時にもシステム全体のスループットが低下せず、かつ待機マシンがない状態からの障害発生時にも残る他のマシンに系切り替えすることでシステム全体のスループット低下を極力少なくする。このシステムの初期構築を容易にする。
図16は本実施形態の処理の概要を示す図である。図16に示す様に本実施形態の初期構築プログラム106aは、システム構成決定処理部300b、定義ファイル配布処理部301、待機マシン数カウント処理部1600および系切り替え順序再定義処理部1601を具備する。系切り替え順序再定義処理部1601には、入力情報1602として各DB処理サーバがどのマシンで稼動しているかが入力値となり、出力として系切り替え定義ファイル109aが出力される。また入力情報107bには、入力情報107の情報に加えて待機マシン数を指定する値が含まれる。これ以外の部分は、図1と同様の構成である。
以下、本実施形態における処理手順のうち、実施形態1とは異なる初期構築プログラム106aの処理手順について、図17に示すフローを用いて説明する。
本図に示した処理手順は図6に示した実施形態1におけるシステム構成決定の処理手順とはステップ1701が異なっており、図6のステップ610の代わりにステップ1701を有する。
まず、実施形態1と同様にステップ601で入力情報を読み込む。以下、実施形態1と同様にステップ602にてDB処理サーバ数を決定する。また、ステップ602でDB処理サーバ数を決定する際の稼動マシン数の初期値は、入力情報107bにあるマシン数から待機専用マシン数を差し引いた値とする。実施形態1と同様に図17のフローをステップ609まで進める。
次にステップ1701に従い、系切り替え順序を決定する。ステップ1701は図18のフローに従って求める。
まずステップ1800にて系切り替え定義テーブル1000を用意する。このとき、テーブルの列数は「待機マシン数+1」とする。次にステップ1801にて全DB処理サーバの初期配置を決定する。これはステップ602で求めたDB処理サーバを各マシンに同数ずつ配置する。ステップ1802では、待機マシン数の回数分だけ系切り替え先の決定が完了しているかを判定する。1802の判定で完了していないと判定した場合には、ステップ1803に進む。ステップ1803では、順次系切り替え先を決定する。これはいずれかのマシンに障害が発生した場合の系切り替え先を決定すればよいので、待機専用マシンを系切り替え先として指定する。ステップ1802で判定結果が完了となった場合には、本フローを終了する。
以下、ステップ611は、実施形態1の処理内容と同様である。
次に、定義ファイル配布処理部301は、データベース管理システムを構成する各マシンにシステム定義ファイル108および系切り替え定義ファイル109を配布する。データベース管理システムを構成するマシンはシステム定義ファイル108に基づき稼動する。データベース処理サーバが稼動するマシンに障害が発生した場合には、系切り替え定義ファイル109に基づき系切り替えを実施しデータベース管理システムの運用を継続する。
また、データベース管理システムの稼動後、待機マシン数カウント部は、データベース管理システムで障害に備えて待機中であるマシンの数をカウントする。入力値107bにある待機マシン数を初期値として持ち、系切り替えが発生する度に値を1つ減らす。この値が0になった場合に、系切り替え順序再定義処理部1601を動作させる。この系切り替え順序再定義処理部1601の処理内容を図19のフローチャートに示す。
図19は本実施形態の系切り替え順序再定義処理部1601の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ1901で系切り替え再定義処理部1601は本ステップ実行時点での各マシンで稼動するDB処理サーバの配置情報1602を、各マシンで稼動している系切り替え機能116に問い合わせることにより取得する。ステップ1902では、障害発生時にDB処理サーバが現在稼動しているマシンからどのマシンに系切り替えするかを設定して系切り替え順序を再定義し、ステップ1903にて、系切り替え順序を示す情報を系切り替え定義ファイル109aとして出力する。
図20は本実施形態の系切り替え順序処理の処理手順を示すフローチャートである。図20では、図19にフローにおけるステップ1902の処理内容の詳細を表している。
図20に示した処理手順は、図8に示した系切り替え順序決定の処理手順とはステップ2000が異なっており、図8に示したステップ802の代わりにステップ2000を有する。
ステップ801は実施形態1の処理内容と同様に系切り替え定義テーブルを用意する。
系切り替えテーブル1000は、多重障害許容回数までの系切り替え先のマシン名を指定するテーブルである。当該処理時点では、待機マシン数の回数分だけ障害が発生し、系切り替えを実施している。よって、系切り替えテーブル1000は、多重障害許容回数から待機マシン数を差し引いた回数の系切り替えに対応するテーブルとなる。
ステップ2000では、図19のステップ1901で読み込んだ当該処理時点で各DB処理サーバが稼動しているマシン名を初期配置マシンとして決定する。
以下、ステップ803、ステップ804、ステップ805、ステップ806及びステップ807は、実施形態1の処理内容と同様である。
次に、定義ファイル配布処理部301は、データベース管理システムを構成する各マシンに系切り替え定義ファイル109aを配布する。各マシンは、今後障害が発生した場合には、この系切り替え定義ファイル109aに基づいて系切り替えを行う。
次に図9の構成のデータベース管理システムを構築する時に、待機専用マシン数を1と指定した場合の具体例について図21を用いて説明する。
まず、ユーザは入力情報107bを入力する。ここでは待機専用マシン数を「1」とし、他の入力情報は実施形態1と同様であり多重障害許容回数は「2」とする。以下、図17のフローに従いシステム定義を決定する。図17のフローに従うとシステム構成は「6」のDB処理サーバを配置する図20の(a)の様になる。また、系切り替え定義109は本具体例では系切り替え定義2100の様になる。
図21の(b)の様にマシン1(102)に障害が発生したとすると、系切り替え定義2100に従いDBサーバ00(800)およびDBサーバ01(801)は共にマシン4に系切り替えする。この時、システム全体としてスループットの低下は無い。
ここで待機マシン数カウント処理部にて待機マシンの数が1から0になることから、系切り替え順序再定義処理部1601が図19のフローに従い、系切り替え順序を再定義する。ここでは図21の(b)の各マシンでのDBサーバの配置をステップ1901で読み込み、再定義した系切り替え定義2101を出力する。
さらに図21(c)の様にマシン2(103)でも障害が発生した場合、再定義した系切り替え定義(2101)に従い、DBサーバ02(810)はマシン3(104)へ、DBサーバ03(811)はマシン4(105)へそれぞれ系切り替えする。
以上説明したように、本実施形態によれば、待機専用のマシンがある間は障害が発生してもシステム全体のスループットが低下せず、また待機専用のマシンがなくなったとしても障害発生時に残る他のマシンで運用を継続しシステム全体として最大限スループットを低下させないシステムを構築することができる。
実施形態1のデータベース管理システム構築装置の概要を示す図である。 実施形態1の設定マシン100の概略構成を示す図である。 実施形態1のデータベース管理システムの概要を示す図である。 実施形態1の入力情報107の概要を示す図である。 実施形態1のシステム構成定義ファイル108の概要を示す図である。 実施形態1のシステム構成決定処理部300の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1のDB処理サーバ数決定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1の系切り替え順序決定処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態1のシステム構築の例を示す図である。 実施形態1の系切り替え定義テーブルの概要を示す図である。 実施形態1の系切り替え順序の決定例を示す図である。 実施形態1の系切り替えの例を示す図である。 実施形態2の系切り替え機能非適用の構成例を示す図である。 実施形態2の系切り替え機能非適用のシステムに系切り替え機能を適用させる処理の概要を示す図である。 実施形態2のシステム構成決定処理部300aの処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3の待機マシン数指定時の構成例を示す図である。 実施形態3のシステム構成決定処理部300aの処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3の系切り替え順序の決定(1701)の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3の系切り替え定義決定処理部1900の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3の系切り替え順序の決定(1902)の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態3の系切り替えの例を示す図である。
符号の説明
100…設定マシン、106…初期構築プログラム、107…入力情報、108…シス
テム構成定義ファイル、109…系切り替え定義ファイル、300…システム構成決定処
理部、301…定義ファイル配布処理部、2001…CPU、2002…主記憶装置、2
003…通信制御装置、2004…I/O制御装置、2005…端末、2006…外部記
憶装置、2007…ネットワーク、2010…処理プログラム、101〜105…情報処
理装置、110…処理要求受付サーバ、111〜114…DB処理サーバ、115…外部
記憶装置、116…系切り替え機能、2101…CPU、2102…主記憶装置、210
3…通信制御装置、2104…I/O制御装置、2106…外部記憶装置、2107…処
理プログラム、2201…CPU、2202…主記憶装置、2203…通信制御装置、2
204…I/O制御装置、2500…ネットワーク、2700…外部記憶装置、2701
…処理プログラム、1000…系切り替え定義テーブル、300a…システム構成決定処
理部、106a…初期構築プログラム、107b…入力情報、300b…システム構成決定処理部、1600…待機マシン数カウント処理部、1601…系切り替え順序再定義処理部、1602…入力情報、109a…系切り替え定義ファイル、2100…系切り替え定義、2101…再定義した系切り替え定義。

Claims (11)

  1. データベースを複数の格納領域に分割して格納し、それぞれの領域に対してデータベース処理サーバを関連付けてデータ処理を行うデータベース管理システムを構築するデータベース管理システム構築方法において、
    多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数以下の各回数に対応した障害発生時に、障害の発生した情報処理装置のデータベース処理サーバをそれ以外の指定する複数の情報処理装置へ均等に分散させることが可能なデータベース処理サーバの総数と、
    そのデータベース処理サーバを実行する情報処理装置とを定義した定義ファイルを作成して記憶装置により格納するステップと、
    データベース管理システムを構成する各情報処理装置へ前記格納した定義ファイルを通
    信装置により配布するステップと
    を有することを特徴とするデータベース管理システム構築方法。
  2. 既存のシステム構成定義ファイルから情報処理装置数、各情報処理装置の名称とアドレ
    ス、データベース格納用の記憶装置数及び各記憶装置の名称を示す情報を入力して、それ
    らの情報を含む前記定義ファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載されたデー
    タベース管理システム構築方法。
  3. データベース管理システムの初期構築時にデータベースサーバを稼動させず待機専用と
    するマシンの数が入力された場合に、障害発生時に待機専用のマシンへ系切り替えする前
    記定義ファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載されたデータベース管理シス
    テム構築方法。
  4. 障害発生による系切り替えの実施により待機状態となっている待機専用のマシンがなく
    なった時に、系切り替え順序を再定義することを特徴とする請求項3に記載されたデータ
    ベース管理システム構築方法。
  5. 前記データベース処理サーバの総数よりも記憶装置の台数が少ない場合に、障害の発生
    した情報処理装置のデータベース処理サーバをそれ以外の情報処理装置へ均等に分散させ
    ることができないことを出力装置により出力することを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3または請求項4のいずれかに記載されたデータベース管理システム構築方法。
  6. 前記データベース処理サーバの総数よりも記憶装置の台数が少ない場合に、不足する記
    憶装置の追加指示を入力装置により受け付け、記憶装置の台数を前記データベース処理サ
    ーバの総数の値に変更した定義ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする請求項5
    に記載されたデータベース管理システム構築方法。
  7. 前記データベース処理サーバの総数よりも記憶装置の台数が少ない場合に、記憶装置と
    同数で構築する指示を入力装置により受け付け、データベース処理サーバの総数を記憶装
    置の台数の値に変更した定義ファイルを記憶装置に格納することを特徴とする請求項5に
    記載されたデータベース管理システム構築方法。
  8. 前記データベース処理サーバの総数よりも記憶装置の台数が少ない場合に、前記データ
    ベース処理サーバの総数が記憶装置の台数以下となるまで、多重障害許容回数を減少させ
    ることを特徴とする請求項5に記載されたデータベース管理システム構築方法。
  9. 複数の情報処理装置からなるデータベース管理システムを構築するデータベース管理シ
    ステム構築装置において、
    多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数以下の各回数に対応した障害発生時に、障害の発生した情報処理装置のデータベース処理サーバをそれ以外の情報処理装置へ均等に分散させることが可能なデータベース処理サーバの総数と、そのデータベース処理サーバを実行する情報処理装置とを定義した定義ファイルを記憶装置により格納するシステム構成決定処理部と、
    データベース管理システムを構成する各情報処理装置へ前記格納した定義ファイルを通
    信装置により配布する定義ファイル配布処理部とを備えることを特徴とするデータベース
    管理システム構築装置。
  10. 複数の情報処理装置からなるデータベース管理システムを構築するデータベース管理シ
    ステム構築方法をコンピュータに実行させる為のプログラムにおいて、
    多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数以下の各回数に対応した障害発生時に、
    障害の発生した情報処理装置のデータベース処理サーバをそれ以外の情報処理装置へ均等に分散させることが可能なデータベース処理サーバの総数と、そのデータベース処理サーバを実行する情報処理装置とを定義した定義ファイルを記憶装置により格納するステップと、
    データベース管理システムを構成する各情報処理装置へ前記格納した定義ファイルを通
    信装置により配布するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラ
    ム。
  11. 複数の情報処理装置からなるデータベース管理システムを構築するデータベース管理シ
    ステム構築方法をコンピュータに実行させる為のプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体において、
    多重障害の許容回数を示す多重障害許容回数以下の各回数に対応した障害発生時に、
    障害の発生した情報処理装置のデータベース処理サーバをそれ以外の情報処理装置へ均等に分散させることが可能なデータベース処理サーバの総数と、そのデータベース処理サーバを実行する情報処理装置とを定義した定義ファイルを記憶装置により格納するステップと、
    データベース管理システムを構成する各情報処理装置へ前記格納した定義ファイルを通
    信装置により配布するステップとをコンピュータに実行させる為のプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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