JP4595688B2 - レジスト材料の製造方法およびレジスト材料ならびに露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レジスト材料の製造方法およびレジスト材料ならびに露光方法に関し、特に、極紫外線を用いた露光に用いるレジスト材料の製造方法およびレジスト材料ならびに露光方法に関する。
例えば半導体の分野においては、半導体素子の高集積化に伴い、例えば0.045μm以下の極微細パターンの加工を可能にする新たなプロセス技術の確立が急務となっている。
微細パターンの加工には、いわゆるリソグラフィの技術が不可欠であり、露光波長の短波長化により光学的な解像度を向上し極微細加工に対応するために、従来の水銀ランプやエキシマレーザによる紫外線に加えて、波長7nm〜16nm付近の極紫外線(EUV: Extreme ultraviolet)を用いた新しい露光技術の開発が精力的に進められている。
通常、レジスト材料を構成する高分子材料には、炭化水素を基本骨格とする有機材料が用いられている。加えて、露光解像特性を発現するために酸素原子の存在が不可欠である。高分子材料の中で、照射光に起因して何らかの化学反応を起こし、照射部と未照射部の物性値の変化をもたらしてレジスト特性発現の起因となる部分は、エステル基、フェノール基、アルコール基、カルボキシル基等、必ず酸素を含む基である。すなわち、レジスト層を構成する高分子材料は、炭素原子及び酸素原子を数多く含有する。
一方、上述したような極紫外線を照射光としてレジスト層を露光する場合、極紫外線の波長領域においては、炭素原子および酸素原子の光学的な吸収が大きいため、通常のレジスト材料では照射した光がレジスト層の下部にまで到達し難い。特に、酸素原子一原子当たりの極紫外線の光学的な吸収は、炭素原子の約3倍と非常に大きくレジスト層の光透過率を低下する原因となる。
このため、レジスト層の光透過率を向上させるために、レジスト材料中の高分子材料を構成する酸素原子の含有比率を相対的に少なくなるように規定した露光方法が報告されている(例えば、特許文献1参照)。また、レジスト層の膜厚を100nmより薄くすることで極紫外線の光透過率を向上させることも行われている。
特開2002−40660号公報
しかし、特許文献1に記載された酸素原子の含有比率を少なくしたレジスト材料でも、極紫外線の波長域におけるレジスト層の光透過率は十分ではない。このため、断面矩形の良好な形状の微細なレジストパターンを作製することが難しく、レジストパターンの断面がテーパー状になり易い。このようなレジストパターンの形状悪化は極微細加工の大きな妨げとなる。また、レジスト層の膜厚を100nmよりも薄くすると、レジストパターンのエッチング耐性が不十分になる、という問題もある。
本発明は、かかる問題点を改善するために提案されたものであり、極紫外線の波長域におけるレジスト層の光透過率を向上させることが可能なレジスト材料の製造方法およびレジスト材料ならびに露光方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のレジスト材料の製造方法は、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料にシリコン原子を含有させることを特徴としている。
このようなレジスト材料の製造方法によれば、通常のレジスト材料に多く含有される酸素原子および炭素原子よりも極紫外線の光学的な吸収が低いシリコン原子をレジスト材料中に含有させるため、極紫外線を照射した際のレジスト層の光吸収が抑制される。そして、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料にシリコン原子を含有させることで、膜厚が100nm以上であっても極紫外線の光透過率が約80%以上となるようにレジスト層を形成することが可能となる。
また、本発明のレジスト材料は、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料にシリコン原子が含有されていることを特徴としている。
このようなレジスト材料は、上述したようなレジスト材料の製造方法により製造される。
さらに、本発明の露光方法は、次のような工程を順次行うことを特徴としている。まず、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、シリコン原子を含有させたレジスト材料を基板上に塗布して、レジスト層を形成する工程を行う。次に、極紫外線を照射してレジスト層を露光する工程を行う。その後、露光後のレジスト層を現像してパターンニングする工程を行うことを特徴としている。
このような露光方法によれば、上述したように製造されたレジスト材料を用いることから、膜厚が100nm以上であっても極紫外線の光透過率が約80%以上となるようにレジスト層を形成することが可能となる。このため、極紫外線を照射してレジスト層を露光する際、レジスト層の下部まで極紫外線が確実に到達する。これにより、レジストパターンの形状悪化が防止される。
本発明のレジスト材料の製造方法およびレジスト材料ならびに露光方法によれば、極紫外線の波長域におけるレジスト層の光透過率を向上させることができ、レジストパターンの形状悪化を防止することができる。したがって、レジストパターンの加工精度を向上させることができるため、これまで以上の極微細加工が可能となる。
以下、本発明を実施の形態を詳細に説明する。
<レジスト材料の製造方法およびレジスト材料>
本発明のレジスト材料は、極紫外線を照射光とする露光方法に用いられるものであり、レジスト材料にシリコン原子を所定の比率で含有させるものである。
ここで、通常のレジスト材料に多く含有される酸素(O)原子および炭素(C)原子の波長13nm付近の光吸収断面積は、7.97×104cm2/gm及び2.94×104cm2/gmであるのに対し、シリコン(Si)原子の光吸収断面積は7.12×103cm2/gmである(Henke他、Atomic Data and Nuclear Data Tables 1993年, vol.54, p.181参照)。
シリコン原子の光吸収断面積は、酸素原子の約1/11、炭素原子の約1/4と大変小さい。これにより、レジスト材料中にシリコン原子を含有させることで、極紫外線を用いて露光する際のレジスト層の光吸収が抑制される。
本発明の特徴的な構成は、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料中にシリコン原子を含有させることである。これにより、このレジスト材料を塗布して形成するレジスト層の膜厚が100nm以上であっても、極紫外線の光透過率は約80%以上を示す。
ここでは、レジスト材料を構成する高分子材料中にシリコン原子を導入することとする。この場合、線吸収係数が1.7433μm-1以下となるシリコン原子含有比率φSiおよび高分子材料の密度ρを満たす条件を、Henke他、Atomic Data and Nuclear Data Tables 1993年, vol.54, p.181に記載の吸収断面積により求めると、下記式(2)のようになる。よって、下記式(2)を満たすようにシリコン原子含有比率φSiと高分子材料の密度ρを設定することが好ましい。ただし、下記式(2)におけるシリコン原子含有比率φSiは高分子材料中の全原子数に対するシリコン原子数の比率であり、ρはg/cm3の単位で示される高分子材料の密度である。
Figure 0004595688
ここで、上記式(2)について説明すると、炭素原子、酸素原子、水素(H)原子のみで形成された高分子材料の線吸収係数は2.51ρμm-1であり、この高分子材料を構成する上記原子のうち1つがシリコン原子に置換された場合に低下する線吸収係数は0.9923ρμm-1である。上記式(2)によれば、シリコン原子含有比率φSiが大きくなるに従い、高分子材料の線吸収係数は低下する。さらに、シリコン原子は炭素原子、酸素原子、水素原子と比較して占有体積が大きいため、シリコン原子含有比率φSiが大きくなるに従い、高分子材料の密度が低下し、高分子材料の線吸収係数も低下する。
ここで、シリコン原子含有比率φSiは、0.33以下であることとする。レジスト材料を構成する高分子材料中に、0.33以下の含有率でシリコン原子を含有させることにより、レジスト材料のリソグラフィ特性を低下させることなく、レジスト層の光透過率を向上させることができるため、好ましい。
上記シリコン原子は、高分子材料の側鎖に導入してもよく、高分子材料の基本骨格自体に導入してもよい。高分子材料の側鎖にシリコン原子を導入する場合には、例えばシリコン原子非含有の高分子材料の側鎖にシリコン原子含有基を導入する。シリコン原子非含有の高分子材料の例として、ノボラック樹脂、ポリヒドロキシスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリシクロオレフィン樹脂等が挙げられる。
シリコン原子含有基は、側鎖の終端に導入してもよく、この場合には、例えば、SiH3基、Si25基、OSiH3基、OSi25基、シルセスキオキサン基等からなるシリコン原子含有基を導入可能である。また、側鎖の主骨格部分に、−SiH2−基、−Si(OH)2−基、−SiMe2−基等の2価のシリコン原子含有基を導入してもよい。
また、基本骨格自体にシリコン原子を導入する場合には、エステル基もしくはフェノール基を有するシロキサン樹脂、シルセスキオキサン樹脂からなるシリコン原子含有の高分子材料を用いてもよく、上述したシリコン原子非含有の高分子材料の基本骨格にシリコン原子含有基が導入されたものを用いてもよい。
さらに、上述した高分子材料は、ベンゼン環等の芳香族環を含むことが好ましく、芳香族環を含んだ高分子材料を用いてレジスト材料を構成することで、後工程でこのレジスト材料により形成されたレジストパターンをエッチングに用いる際に、エッチング耐性を向上させることができる。
上述したような高分子材料と、例えば光酸発生剤、発生した酸の拡散を制御するクエンチャー成分、界面活性剤等のその他の添加剤とを溶剤中に溶解させて、感光性を有するレジスト材料を製造する。
このようなレジスト材料の製造方法およびこれにより得られるレジスト材料によれば、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料中にシリコン原子を含有させることで、膜厚が100nm以上であっても極紫外線の光透過率が80%以上となるようにレジスト層を形成することが可能となる。
なお、ここでは、レジスト材料を構成する高分子材料中にシリコン原子を導入する例について説明したが、本発明は極紫外線を照射した際のレジスト層の線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料中にシリコン原子が含有されていればよく、添加剤として、シリコン化合物をレジスト材料中に含有させてもよい。
<露光方法>
次いで、本発明のレジスト材料を用いた露光方法について説明する。まず、本発明の露光方法に用いる露光装置を図1に示す。ここでは、縮小投影光学系を利用した露光装置を用いる。この図に示すように、この露光装置1は、露光光である極紫外線を照射する光源10と、光源10に対向配置され、光源10から照射された光を反射させる反射型マスク20が装着される動作ステージ21と、反射型マスク20で反射させた光を反射させる縮小投影光学系となる反射光学系30と被処理基板40を装着する動作ステージ41とを備えている。
光源10は、図示しない蓄積リングからの放射光、又は図示しないプラズマX線源などから発生した極紫外線2(波長13nm)を、動作ステージ21に装着された反射型マスク20に向けて照射するように構成されている。
また、この光源10にマスク装着面を対向配置される動作ステージ21は、反射型マスク20をマスク装着面に保持可能に構成されている。反射型マスク20には、ここでの図示を省略した基板上に、例えば数nmのモリブデン(Mo)とシリコンが交互に積層され、各々が40層程度である多層膜からなる反射層22が形成されている。この反射層22は13nm近傍の極紫外線を68%と非常に高い反射率で反射させる。
この反射層22上には、例えばタンタル(Ta)等の極紫外線吸収体からなる吸収層23がパターン加工されている。ここで、この吸収層23の表面が吸収面23aとなり、パターン加工された吸収層23の開口部から露出された面が反射面22aとなる。ここでは、反射面22aと吸収面23aとでラインアンドスペースのピッチが300nmのマスクパターンを形成することとし、吸収面23aと反射面22aとのコントラストが1000以上確保できるように、吸収層23の膜厚を100nmとする。
また、縮小投影用の反射光学系30は、上記反射層と同様に、同じくモリブデンとシリコンとが交互に積層され、各々が40層程度である多層膜で構成された反射ミラーを複数枚備えている。反射光学系30は、反射型マスク20に形成されたマスクパターンを1/5倍に縮小して、動作ステージ41に装着された被処理基板40に投影するように構成されている。
さらに、動作ステージ41はレジスト層が形成された状態の被処理基板40を装着するものであり、XY方向(水平方向)に移動自在に構成されることとする。
次に、上述したような露光装置1を用いた露光方法について説明する。まず、例えばスピンコート法により、上述したようなレジスト材料を例えばシリコン基板からなる下地基板42上に塗布する。その後、プリベーク処理を行うことで、溶剤を揮発させて、レジスト層43を形成する。この際、このレジスト層43には、極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、シリコン原子が含有されているため、極紫外線の光透過率を約80%以上とすることが可能となる。ただし、この場合には、レジスト材料を構成する高分子材料以外の添加剤の光吸収は無視できる程度であることとする。
このレジスト層43は、128nm以下の膜厚で形成することが好ましい。これにより、レジスト層43の光透過率を確実に約80%以上とすることができる。また、レジスト層43の膜厚を128nm以下とすることで、32nmよりも微細なパターンを形成する際に、アスペクト比が4より大きくなることが防止されるため、パターン倒れを防ぐことができる。
また、上記レジスト層43の膜厚は、100nm以上であることが好ましい。100nm以上の膜厚でレジスト層43を形成することで、後工程で、このレジスト層43により形成されたレジストパターンを用いて下地基板42のエッチングを行う際に、レジストパターンのエッチング耐性を確実に向上させることができる。
このようにして形成された被処理基板40を、上方にレジスト層43を向けた状態で、動作ステージ41上に装着する。一方、動作ステージ21のマスク装着面に反射面22aおよび吸収面23aを光源10側に向けた状態で、反射型マスク20を装着する。
この状態で光源10から反射型マスク20に向けて波長13nmの極紫外線2を照射すると、反射面22aと吸収面23aとで光強度差が生じる。そして、この光強度差の情報が反射光学系30に到達する。極紫外線2はこの反射光学系30を通り、動作ステージ41上に装着された被処理基板40に到達し、領域Aのレジスト層43が露光される。
この際、レジスト層43は極紫外線2の光透過率が約80%以上となるように形成されているため、極紫外線2がレジスト層43の下部まで確実に到達する。この結果、反射型マスク20に形成されたマスクパターンがレジスト層43に1/5の倍率で転写される。
この露光の際、照射する極紫外線2の波長は、12nm以上16nm以下であることが好ましく、12.5nm以上14nm以下であることがさらに好ましい。この範囲の波長を用いることで、解像度の高い露光が可能となる。
その後、動作ステージ41をXY方向に移動させることで、所定範囲の領域に、極紫外線2を照射しつつ被処理基板40の全域に渡って走査する。続いて、露光後のレジスト層43を、現像することで、図2に示すように、反射型マスク20に形成されたマスクパターンが1/5の倍率で転写されたレジストパターン43’を形成する。尚、化学反応の促進の為、露光後で、かつ現像前に、レジスト層43を加温してもよい。その後、このレジストパターン43’用いたエッチングにより、下地基板42を加工する。この際、レジストパターン43’の膜厚は100nm以上であることから、エッチング耐性も十分備えている。
このような露光方法によれば、膜厚が100nm以上であっても極紫外線2の光透過率が約80%以上となるようにレジスト層43を形成することが可能となる。これにより、極紫外線2を用いてレジスト層43を露光する際、レジスト層43の下部まで極紫外線を確実に到達させることができるため、レジスト層43を現像してパターンニングすることで、レジストパターン43’の形状悪化が防止される。したがって、レジストパターン43’の加工精度を向上させることができ、これまで以上の極微細加工が可能となる。
また、本実施形態ではレジスト層43の膜厚が100nm以上であることから、レジストパターン43’のエッチング耐性を確実に向上させることができる。したがって、下地基板42をエッチングにより加工する際、レジストパターン43’がパターン形状を維持できるため、下地基板42の加工精度を向上させることができる。
本発明のレジスト材料を用いた露光方法の実施例について、具体的に説明する。
(実施例1)
下記構造式(1)で示すように、ポリエチレン樹脂を基本骨格とし、側鎖が−O−(SiHMe−CH23−SiMe2であるシリコン原子含有基が導入された高分子材料を用意した。
Figure 0004595688
この高分子材料のシリコン原子含有比率φSiは0.095、密度ρは0.72g/cm3であり、下記数式(3)を満たしている。そして、この高分子材料とともに重量比で3%のTris(4-methylphenyl)sulfonium trifluoromethansulfonateからなる光酸発生剤と他の添加剤とを溶剤中に溶解させることでレジスト材料を調製した。
Figure 0004595688
(実施例2)
下記構造式(2)で示すように、ポリエチレン樹脂を基本骨格とし、側鎖が−O−(SiHMe−CH210−SiMe2であるシリコン原子含有基が導入された高分子材料を用意した。
Figure 0004595688
この高分子材料のシリコン原子含有比率φSiは0.105、密度ρは0.71g/cm3であり、上記数式(3)を満たしている。そして、実施例1と同様に、この高分子材料とともに重量比で3%の光酸発生剤と他の添加剤とを溶剤中に溶解させることでレジスト材料を調製した。
(比較例1)
上述した実施例1、2の比較例として、ポリメチルメタクリレートからなる高分子材料を用意した。この高分子材料のシリコン含有比率φSiは0、密度ρは1.275g/cm3であり、上記数式(3)を満たしていない。そして、実施例1と同様に、この高分子材料とともに、重量比で3%の光酸発生剤と他の添加剤とを溶剤中に溶解させることでレジスト材料を調製した。
(比較例2)
下記構造式(3)で示すように、ポリエチレン樹脂を基本骨格とし、側鎖が−O−(SiHMe−OH)であるシリコン原子含有基が導入された高分子材料を用意した。
Figure 0004595688
この高分子材料のシリコン原子含有比率φSiは0.071、密度ρは1.05g/cm3であり、高分子材料中にシリコン原子は含有されているものの、上述した数式(3)を満たしていない。そして、実施例1と同様に、この高分子材料とともに重量比で3%の光酸発生剤と他の添加剤とを溶剤中に溶解させることでレジスト材料を調製した。
そして、実施例1、2および比較例1、2のレジスト材料を、例えばスピンコート法により、シリコン基板上に塗布し、レジスト層を120nmの膜厚で形成した。レジスト材料の塗布には、スピンコーター兼ディベロッパー(機種名:Mark8、東京エレクトロン製)を使用した。この際、実施例1、2のレジスト材料を用いて形成されたレジスト層は光透過率80%以上を示し、比較例1、2のレジスト材料を用いて形成されたレジスト層は光透過率が80%よりも低いことが確認された。
次いで、実施形態で説明した露光装置1に導入し、波長13nmの極紫外線2を照射光として約50mJ/cm2の露光量でレジスト層の露光を行った。その後、現像することで、ピッチが60nmのラインアンドスペースのレジストパターンを形成した。
実施例1、2および比較例1、2のレジスト材料を用いて形成した各レジストパターンについてレジストパターンの断面を走査型電子顕微鏡(機種名:S4500、日立製作所社製)を用いて観察するとともに、オプティカルスキャテッドメトリー(機種名:SCD100、KLA−テンコール社製)を用いて50μm×50μmの範囲の散乱光の分布による加工形状の精度を測定した。
その結果、実施例1、2のレジスト材料を用いて形成したレジストパターンは断面矩形状に形成されており、良好なパターン形状を示すことが確認された。一方、比較例1、2のレジスト材料を用いて形成した各レジストパターンについては、断面がテーパー形状であり、加工精度が低いことが確認された。
本発明の露光方法に用いる露光装置を説明するための構成図である。 本発明の露光方法を説明するための断面図である。
符号の説明
2…極紫外線、42…下地基板、43…レジスト層、43’…レジストパターン

Claims (6)

  1. 極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料にシリコン原子を含有させる
    ことを特徴とするレジスト材料の製造方法。
  2. 請求項1記載のレジスト材料の製造方法において、
    前記レジスト材料を構成する高分子材料に前記シリコン原子を導入し、
    下記式(1)を満たすように、前記高分子材料中のシリコン原子含有比率(φSi)および前記高分子材料の密度ρを設定する
    ことを特徴とするレジスト材料の製造方法。
    Figure 0004595688
  3. 極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、レジスト材料にシリコン原子が含有されている
    ことを特徴とするレジスト材料。
  4. 極紫外線波長域での線吸収係数が1.7433μm-1以下となるように、シリコン原子を含有させたレジスト材料を、基板上に塗布してレジスト層を形成する工程と、
    極紫外線を照射して前記レジスト層を露光する工程と、
    露光後の前記レジスト層を現像してパターンニングする工程とを有する
    ことを特徴とする露光方法。
  5. 請求項4記載の露光方法において、
    前記極紫外線の波長が12nm以上、16nm以下である
    ことを特徴とする露光方法。
  6. 請求項4記載の露光方法において、
    前記レジスト層の膜厚は、100nm以上、128nm以下である
    ことを特徴とする露光方法。

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