JP4593746B2 - Existing piping lining device and lining method using the same - Google Patents
Existing piping lining device and lining method using the same Download PDFInfo
- Publication number
- JP4593746B2 JP4593746B2 JP2000264108A JP2000264108A JP4593746B2 JP 4593746 B2 JP4593746 B2 JP 4593746B2 JP 2000264108 A JP2000264108 A JP 2000264108A JP 2000264108 A JP2000264108 A JP 2000264108A JP 4593746 B2 JP4593746 B2 JP 4593746B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin liquid
- lining
- pipe line
- liquid supply
- lining device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、既設配管のライニング装置およびこれを用いるライニング工法に関し、さらに詳しくは、気流搬送されるライニング樹脂を用いて管路内面のライニングを行うための装置およびライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス管や上下水道に用いられる管路には、敷設区間の一部に口径の異なる管路を接続して用いる場合がある。
例えば、下水路の場合でいうと、集合住宅や地域ごとに存在する戸建ての住宅における下水路が共同排水路に接続され、共同排水路の敷設方向一端に設けられている共同排水枡などに連通するようになっている。
下水路として用いられる管路は、例えば、共同住宅の場合でいうと、各住宅からの排水管が排水立て管にそれぞれ連結され、排水立て管が共同排水路をなす共同排水管に連通させてあり、また、戸建ての住宅の場合では各戸からの排水管が共同排水管にそれぞれ連通させてある。
図10は、共同排水管Aとこれに接続されて支管をなす排水立て管や排水管(以下、排水支管という)Bとの配管状態を示す模式図であり、同図において共同排水管Aは、排水支管Bに比べて大口径のものが用いられて共同排水枡Cに向けて敷設されており、耐久性を考慮して鋼管が多用されている。
鋼管などの金属管を管路材料として用いた場合には、埋設期間が長くなると腐食等による老朽化現象が進行して管内に漏洩孔等の欠損部が生じることがある。
【0003】
従来、老朽化現象に対して欠損箇所の補修やその現象の進行を予防する予防保全の目的から、気密性を要求される上述した水道管あるいはこれ以外にガス管では、管路内面にシールチューブを内張りしたり、また樹脂液を管内面にライニングして管路のシール性を高めるようにした更生修理技術が開発されている。
樹脂液をライニングする工法として、排水管内を負圧化あるいは正圧化することでライニング樹脂を気流搬送させて管内面にライニング樹脂を塗布するようにした工法がある(例えば、本出願人の先願となる特開平11−310942号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示された公報は、共同住宅などの建造物内に配管されている排水立て管が相当する排水支管を対象として実施されることが前提となっており、この排水支管よりも口径が大きい共同排水管を対象として上記排水支管に用いられる気流搬送用の設備によりライニングを行おうとすると、気流搬送に必要な気流速度が得られず、ライニング不良が発生する虞があった。
特に、口径の二乗に比例する風量が必要となることが知られていることからも、口径が50A程度と共同排水管の口径100A程度よりも小さい排水支管に適用された気流搬送用の設備ではとうていライニングに必要な搬送風量を得ることはできない。そこで、大口径の管路を対象とする場合には、気流搬送風量が得られる設備を準備することも考えられるが、このような設備ではきわめて大がかりなものとなる虞がある。
さらに、樹脂液を塗布する場合には、例えば、周方向下部に垂れた場合にはその樹脂液が気流速度によって巻き上げられて管内面全域に行き渡ることが必要であるが、排水支管を対象とした設備によってこれよりも大口径の共同排水管を対象とした場合には、風量が同じであっても気流速度は低下する。このため、上述した樹脂液の巻き上げを得ることができないばかりか、周方向で樹脂液を均一に塗布することができなくなる。
【0005】
本発明の目的は、上記従来のライニング工法における問題に鑑み、排水支管を対象とした送風量が得られる設備を利用して排水支管よりも大口径の管路を対象とした場合に設備の変更を行うことなく、かつ、管路内周面全域に亘って均一なライニングを可能にする既設管路のライニング装置およびこれを用いるライニング工法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1記載の発明は、既設管路内面に樹脂液を塗布して更生修理するライニング装置において、上記既設管路の敷設方向一端に連結された吸引装置と、上記既設管路の敷設方向他端に連通する樹脂液供給部と、上記樹脂液供給部に一部が連通し、上記既設管路内を移動可能な樹脂液吐出部を有する樹脂液供給ホースと、上記既設管路の敷設方向他端に有する開口にて外気の流入を許容しながら上記樹脂液供給ホースを挿通支持するホース支持部材と、上記樹脂液供給ホースにおける樹脂液吐出部側を上記既設管路の断面中心に位置決めするとともに上記既設管路内の気流を阻害しない構成を備えた吐出部支持部材とを備え、上記樹脂液吐出部は、上記既設管路の周方向で所定方向に向けて指向する習性を付与されていることを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のライニング装置において、上記樹脂液吐出部は、上記樹脂液供給ホースの末端部に対し周方向に回転可能に支持され、錘が一体化されて常時、既設管路の周方向上部に向けて指向されていることを特徴としている。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のライニング装置において、上記吐出部支持部材は、不動状態で設けられた複数の螺旋羽根を備え、既設管路内の気流を旋回させて上記樹脂液吐出部を通過させることを特徴としている。
【0009】
請求項4記載の発明は、請求項1記載のライニング装置において、上記樹脂吐出部は、上記既設管路の断面中心から偏心した位置に上記樹脂液の吐出開口を備えた状態で吐出時に生起される管路内の空気からの反力によって周方向に回転する構成とされていることを特徴としている。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項1記載のライニング装置において、上記既設管路の敷設方向他端に位置するホース支持部材は、上記敷設方向他端開口の面積を変更することで外気の流入量を調整できる構成とされていることを特徴としている。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載のライニング装置において、上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを混合した状態で上記供給ホースに導入する構成とされていることを特徴としている。
【0012】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至4のうちの一つに記載のライニング装置において、上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを個別に上記供給ホース内に導入する構成とされていることを特徴としている。
【0013】
請求項8記載の発明は、請求項7記載のライニング装置において、上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを個別に収容する収容部から上記供給ホースに至る途中で両剤を混合する構成とされていることを特徴としている。
【0014】
請求項9記載の発明は、請求項1乃至7のうちの一つに記載のライニング装置において、上記供給ホースの一部は、外気と連通可能であり、その連通部の面積を変更可能であることを特徴としている。
【0015】
請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のうちの一つのライニング装置を用いて既設管路の敷設方向に沿って樹脂液吐出部を移動させながら樹脂液を塗布することを特徴としている。
【0016】
【作用】
請求項1および2記載の発明では、既設管路内に位置する供給ホースの樹脂液吐出部が既設管路の周方向で所定方向、つまり、錘を用いることによる周方向上部に向けて指向させてあることにより、樹脂液を既設管路の周方向上部から管内面に塗布することができる。これにより、既設管路内での気流速度が低下して樹脂液を巻き上げることができないような場合でも、樹脂液を管路内周面の周方向全域に亘って塗布することができる。
【0017】
請求項3記載の発明では、吐出部支持部材に螺旋羽根が設けられることにより樹脂液吐出部を通過する気流が旋回流となるので、この旋回流に乗じて樹脂液を管路内面の周方向に均一塗布することができる。
【0018】
請求項4記載の発明では、樹脂液吐出部を既設管路の断面中心から偏心させることにより吐出時に発生する反力を利用して回転させることができるので、簡単な構成により管路内面の周方向に樹脂液を均一塗布することができる。
【0019】
請求項5記載に発明では、ホース支持部材による既設管路の敷設方向他端開口の面積を変更して外気の流入量を調整できるので、既設管路内での気流速度を最適化することができる。
【0020】
請求項6記載の発明では、樹脂液供給部が主剤と硬化剤とを混合した状態で供給ホースに導入できるようになっているので、混合の手間を省くことができる。
【0021】
請求項7および8記載の発明では、主剤と硬化剤とを個別に供給あるいは供給過程で混合するようになっているので、残った主剤あるいは硬化剤もしくは両方を個別に回収して再利用することができる。
【0022】
請求項9記載の発明では、供給ホース内での外気の取り込み量を変更できるので、樹脂液供給部から導入される樹脂液の搬送速度を調整して樹脂液吐出部での噴出状態を最適化することができる。
【0023】
請求項10記載の発明では、樹脂液吐出部を管路内面の周方向で所定方向に指向させた状態で樹脂液を吐出できることで既設管路内の気流速度が遅い場合でも内面の周方向全域に亘る均一塗布が行え、しかも、既設管路内での気流速度および供給ホース内での気流速度をそれぞれ樹脂液の圧送に最適な値に設定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図示実施例により本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施例によるライニング工法の原理構成を説明するための模式図である。
同図において符号1は、図9に示した共同排水管を示している。なお、本発明では、排水管だけでなく、上水道およびガスの供給管路を対象とすることも可能である。
共同排水管1は、図示しないが、共同住宅などに配管されている排水支管が連通する管路であり、排水支管が50A程度の口径であるのに対して、100A程度の大口径を有する鋼管で構成されている。この場合の共同排水管1は、地中に埋設されて排水枡2に敷設方向一端が位置している横主管と称される管路である。
共同排水管1の敷設方向一端には吸引ポンプを用いた吸引機3が配置され、敷設方向他端には樹脂液供給部4に一部が連通して共同排水管1内を敷設方向に沿って移動可能な樹脂液供給ホース5が挿入されている。
【0025】
樹脂液供給部4は、内部に主剤と硬化剤とを予め混合した状態で収容できる空間を有し、外気と連通可能なタンクで構成され、途中に流量制御弁6を配置した可撓性材質からなる樹脂液供給ホース5の一部が連通されている。
樹脂液供給ホース5は、その延長方向途中がホース支持部材7によって支持されている。
ホース支持部材7は、図2に示すように、共同排水管1の敷設方向他端に位置する開口に被せられて固定されるキャップ部材であり、共同排水管1の断面中心に樹脂液供給ホース5を送通支持するガイド部7Aを備え、ガイド部7Aからは周方向に沿って複数の支持用リブ7Bが放射状に延長されて設けられている。このため、支持用リブ7B間には外気の流入を許容できる空間が構成されている。
【0026】
共同排水管1内に位置する樹脂液供給ホース5は、その端部近傍が吐出部支持部材8によって支持されている。
図3は、樹脂液供給ホース5の支持構造を示す図であり、同図において吐出部支持部材8は、樹脂液供給ホース5を共同排水管1の断面中心に位置決めする送通ガイド部8Aと、送通ガイド部8Aにおいて周方向に複数並設されて放射状に延長されてその延長端部が共同排水管1の内面に摺接して共同排水管1内を敷設方向に移動可能な支持脚部8Bとを備えている。吐出部支持部材8においては、複数の支持脚部8B間が、図2に示したホース支持部材7における支持用リブ7Bと同様に外気の流通を妨げない空間とされている。
【0027】
図3において、樹脂液吐出部9は、吐出部支持部材8に挿通されている樹脂液供給ホース5の端部に挿嵌された回転継ぎ手10に延長方向一端が固定されて支持されたエルボ部材で構成され、回転継ぎ手10を介して周方向に回転することができるようになっている。
回転継ぎ手10には、錘11が懸垂支持されている。このため、樹脂液吐出部材9は、錘11の重力により開口を共同排水管1の周方向上部に向けた所定方向に常時指向されるようになっている。
【0028】
本実施例は以上のような構成であるから、共同排水管1の内面更生のためにライニング処理を行う場合には、共同排水管1の敷設方向一端が吸引機3に連結される。
共同排水管1の敷設方向他端側の開口に装着されるホース支持部材7には、樹脂液供給部4に一部が連通させてある樹脂液供給ホース5が挿通される。樹脂液供給ホース5におけるホース支持部材7に挿通された側の端部は、吐出部支持部材8に挿通されたうえで回転継ぎ手10を介して樹脂液吐出部9と連結される。
樹脂液供給ホース5を共同排水管1内に挿入し、樹脂液吐出部9を共同排水管1内に位置させた状態でホース支持部材7を共同排水管1の敷設方向他端開口に装着することでライニングのための準備が完了する。
【0029】
吸引機3が作動を開始されると、共同排水管1内およびこれに連通している樹脂液供給ホース5内がそれぞれ負圧化され、樹脂液供給部4から樹脂液が引き出される。
共同排水管1内の気流速度は吸引機3の吸引圧力に依存するが、本実施例では、共同排水管1よりも小口径の排水支管を対象とした動力の吸引機3が用いられるようになっているため、共同排水管1の内部での気流速度が排水支管の場合に比べて低下する。
この状態において樹脂液供給部4から引き出された樹脂液は、樹脂液供給ホース5を介して樹脂液吐出部9から共同排水管1の周方向上部に向けて噴射されて共同排水管1の周方向上部から先に塗布される。これにより、共同排水管1内での気流速度が低下することに起因して樹脂液の巻き上げが充分に行われずに周方向全域での塗布が不完全となるような場合でも塗布開始位置が周方向上部であるので、垂れ落ちることで周方向全域に亘って塗布されることになる。さらに、樹脂液供給ホース5は、共同排水管1内で敷設方向に沿って移動することができるので、共同排水管1の一端から他端に向けて移動する過程で管路内面への樹脂液の塗布が行われる。
【0030】
本実施例によれば、樹脂液の巻き上げが発生しない場合に塗布ムラを起こしやすい位置に向けて前もって樹脂液吐出部9を樹脂液の吐出位置として指向させた状態に設定しておくだけで共同排水管内の気流速度が低下したような場合でも管内面の周方向全域に亘って均一な樹脂液の塗布が行える。これにより、共同排水管1に比べて小口径である排水支管を対象とした気流速度を得ることしかできない吸引機3を用いた場合でも、大口径の共同排水管1を対象として均一な膜厚のライニング膜を形成することができる。しかも、樹脂液供給部ではプリミックスされた樹脂液を直接樹脂液供給ホース5に導入できるので、配合制御などを行う作業が省略できる。
【0031】
次に、樹脂液吐出部に関する変形例について図4および図5により説明する。
図4に示す構成は、吐出部支持部材(便宜上、符号7’で示す)に支持されている樹脂液吐出部9を通過する気流を旋回流に変化させることを特徴としている。
図4において、吐出部支持部材8’は、共同排水管1の内面に当接して摺動させることができる支持脚部(便宜上、符号8B’で示す)を備えているが、その支持脚部8B’が、不動状態で設けられた螺旋羽根で構成されている。つまり、プロペラ状構造からなる羽根で構成され、この部分を通過する気流が旋回流に変化するようになっている。
この構成においては、共同排水管1内に位置する樹脂液供給ホース5の末端部では、支持脚部8B’を通過した気流が旋回流となって樹脂液吐出部9を通過するので、樹脂液吐出部9から噴射された樹脂液は旋回することができる。これにより、管内面の周方向全域に亘って均一に塗布することができる。
【0032】
次に、本発明の実施の形態に関する別実施例を説明する。
図6は、図1に示した構成の要部を示す図であり、同図において供給ホース5の支持部は、図(A)に示すように、共同排水管1の断面中心に供給ホース5の挿通ガイド部7Aを備えるとともに周方向で当分位置に中心から張り出した複数の支持脚部7Bを備えた支持部材7と、図6(B)に示すように、支持部材7の中心で二分されて矢印で示すように互いに接離する方向に移動可能なシャッター部材12とを備えている。
シャッター部材12が位置する共同排水管1の開口は、外気が内部に流入する部分であり、互いに接離することで共同排水管1の開口を開閉して開口面積を変化させることができ、開口面積に応じた流入空気量、換言すれば、吸引機3によって生起される吸引空気量を調整して共同排水管内の気流速度を調整できるようになっている。
【0033】
次に、本発明の実施の形態に関する別実施例を説明する。
図6は、図1に示した構成の要部を示す図であり、同図において、共同排水管1の敷設方向他端開口に装着されるホース支持部材7には、開口面積を変更可能なシャッター部材12が設けられている。
シャッター部材12は、図6中、矢印で示すように、互いに接離することで開口面積を変更することができるようになっており、開口面積を設定することで共同排水管内の気流速度を調整できる。
【0034】
一方、開口面積を変更できる構成は樹脂液供給ホース5における樹脂液供給部4の後方にも設けられている。つまり、樹脂液供給ホース5は、樹脂液供給部4の後方において外気と連通するようになっており、その連通部には調整弁13が配置されている。
【0035】
本実施例は以上のような構成であるから、シャッター部材12による開口面積の設定によって共同排水管1内の気流速度を高めることができ、また、調整弁13による開口面積の設定によって樹脂液の噴射速度を高めることができるので、共同排水管1よりも小口径の排水支管を対象とした動力を備えた吸引機3を用いた場合でも、共同排水管1内の気流速度を高めて樹脂液の搬送および巻き上げが良好に発生する状態が得られ、さらには、樹脂液の噴射圧力および噴射量を高めて噴射状態を最適化することにより塗布ムラをなくすことができる。
【0036】
次に、樹脂液供給部に関する変形例について図7乃至図9により説明する。
図7に示す構成は、主剤と硬化剤とを個別に収容する収容部(便宜上、符号4A、4Bで示す)を備えており、樹脂液供給ホース5とは導入ホース4C、4Dによって 接続されている。各導入ホース4C、4Dには、ギヤポンプ等の定容量ポンプなどが用いる供給手段4E、4Fが配置されており、所定量の樹脂液が樹脂液供給ホース5内に引き出されて混合されるようになっている。
【0037】
図8に示す構成は、主剤と硬化剤とを個別に収容している収容部4A、4Bと樹脂液供給ホース5との間に接続される導入ホース4C、4Dが途中で纏められ、その纏められた位置には混合器4Gが配置されている。
混合器4Gは、樹脂液供給ホース5に接続されており、各収容部4A、4Bからの引き出された樹脂液を混合して樹脂液供給ホース5に導入することができる。
また、図9に示す構成は、樹脂液供給ホース5を設ける代わりに、各収容部4A、4Bと混合器4Gとの間に接続されている導入ホース4C、4Dを延長して樹脂液吐出部8に対して混合器4Gを接続してある。
【0038】
図7乃至図9に示した構成では、各収容部4A、4Bにおいて各剤が残った場合には、収容部を取り外すことができるので、残った主剤や硬化剤を再利用することができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1および2記載の発明によれば、既設管路内に位置する供給ホースの樹脂液吐出部が既設管路の周方向で所定方向、つまり、錘を用いることによる周方向上部に向けて指向させてあることにより、樹脂液を既設管路の周方向上部から管内面に塗布することができる。これにより、既設管路内での気流速度が低下して樹脂液を巻き上げることができないような場合でも、樹脂液を管路内周面の周方向全域に亘って塗布することができる。この結果、排水支管の口径に比べて大口径を有して排水支管と違って気流速度が低下する共同排水管を対象とした場合でも、管路の敷設方向に沿って移動させることで管路内周面全域に亘って均一に樹脂液を塗布することができるので、排水支管を対象とした設備を大口径の共同排水管用の設備として用いることが可能になる。
【0040】
請求項3記載の発明によれば、吐出部支持部材に螺旋羽根が設けられることにより樹脂液吐出部を通過する気流が旋回流となるので、この旋回流に乗じて樹脂液を管路内面の周方向に均一塗布することができる。
【0041】
請求項4記載の発明によれば、樹脂液吐出部を既設管路の断面中心から偏心させることにより吐出時に発生する反力を利用して回転させることができるので、簡単な構成により管路内面の周方向に樹脂液を均一塗布することができる。
【0042】
請求項5記載に発明によれば、ホース支持部材による既設管路の敷設方向他端開口の面積を変更して外気の流入量を調整できるので、既設管路内での気流速度の最適化することができる。
【0043】
請求項6記載の発明によれば、樹脂液供給部が主剤と硬化剤とを混合した状態で供給ホースに導入できるようになっているので、混合の手間を省くことができる。
【0044】
請求項7および8記載の発明によれば、主剤と硬化剤とを個別に供給あるいは供給過程で混合するようになっているので、残った主剤あるいは硬化剤もしくは両方を個別に回収して再利用することができる。
【0045】
請求項9記載の発明によれば、供給ホース内での外気の取り込み量を変更できるので、樹脂液供給部から導入される樹脂液の搬送速度を調整して樹脂液吐出部での噴出状態を最適化することができる。
【0046】
請求項10記載の発明では、樹脂液吐出部を管路内面の周方向で所定方向に指向させた状態で樹脂液を吐出できることで既設管路内の気流速度が遅い場合でも内面の周方向全域に亘る均一塗布が行え、しかも、既設管路内での気流速度および供給ホース内での気流速度をそれぞれ樹脂液の圧送に最適な値に設定することができる。これにより、既設管路内を移動することにより管路内面への均一な膜厚による塗布を可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための一実施例によるライニング工法に適用される構成を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した構成における樹脂液供給ホースの支持部に関する構成を説明するための平面図である。
【図3】図1に示した構成における樹脂液吐出部の支持構造を説明するための側面図である。
【図4】図1に示した構成における樹脂液吐出部の支持構造に関する変形例を説明するための斜視図である。
【図5】図1に示した構成における樹脂液吐出部の支持構造に関する別の例を説明するための正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に関する別実施例を説明するための模式図であり、(A)は側面視的な模式図、(B)は(A)中、符号(B)で示す方向の矢視図である。
【図7】図1に示した構成における樹脂液供給部に関する変形例を説明するための模式図である。
【図8】図7に示した樹脂液供給部のさらに別の変形例を説明するための模式図である。
【図9】図7に示した樹脂液供給部のさらに他の変形例を説明するための模式図である。
【図10】口径の異なる管路が用いられる敷設状態の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 既設管路に相当する共同排水管
2 排水枡
3 吸引機
4 樹脂液供給部
4A、4B 樹脂液を構成する主剤および硬化剤の収容部
5 樹脂液供給ホース
7 ホース支持部材
8 吐出部支持部材
8B’ 螺旋羽根
9 樹脂液吐出部
10 回転継ぎ手
11 錘
12 シャッター部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a lining device for existing piping and a lining method using the same, and more particularly to a device and a lining method for lining a pipe inner surface using a lining resin that is conveyed by airflow.
[0002]
[Prior art]
Pipe lines used for gas pipes and water and sewage systems may be used by connecting pipe lines with different diameters to a part of the laid section.
For example, in the case of sewers, the sewers in apartment houses and detached houses in each region are connected to a common drainage channel and communicated to a common drainage basin provided at one end of the common drainage channel. It is supposed to be.
For example, in the case of a condominium, the pipe used as a sewer can be connected to a drainage standpipe connected to a drainage standpipe, and the drainage standpipe connected to a common drainage pipe forming a common drainage channel. In addition, in the case of a detached house, the drain pipe from each house is connected to the common drain pipe.
FIG. 10 is a schematic diagram showing a piping state between the common drain pipe A and a drainage standpipe or drain pipe (hereinafter referred to as a drain branch pipe) B connected to the common drain pipe A. In FIG. Compared with the drainage branch pipe B, those having a larger diameter are used and are laid toward the common drainage basin C, and steel pipes are frequently used in consideration of durability.
When a metal pipe such as a steel pipe is used as a pipe line material, an aging phenomenon due to corrosion or the like progresses when the embedding period becomes long, and a defective portion such as a leak hole may be generated in the pipe.
[0003]
Conventionally, the above-mentioned water pipes or other gas pipes that are required to be airtight for the purpose of repairing a defective portion against an aging phenomenon and preventive maintenance to prevent the progression of the phenomenon, a seal tube on the inner surface of the pipe is used. Rehabilitation and repair technology has been developed to improve the sealing performance of the pipe line by lining the pipe or lining the resin liquid on the pipe inner surface.
As a method of lining the resin liquid, there is a method in which the lining resin is applied to the inner surface of the pipe by causing the lining resin to be conveyed in an air flow by making negative pressure or positive pressure in the drain pipe (for example, the tip of the present applicant). Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-310942).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The gazette disclosed in the above publication is based on the premise that the drainage standpipe piped in a building such as an apartment house is a target drainage branch, and has a diameter larger than that of the drainage branch. If lining is to be carried out using the facility for airflow conveyance used in the drainage branch for a large common drainage pipe, the airflow speed necessary for airflow conveyance cannot be obtained, and there is a possibility that lining failure may occur.
In particular, since it is known that an air volume proportional to the square of the diameter is required, in the facility for airflow conveyance applied to the drainage branch pipe having a diameter of about 50A and smaller than the diameter of the joint drain pipe of about 100A. At last, it is not possible to obtain the necessary air flow for lining. Therefore, when a large-diameter pipe line is targeted, it is conceivable to prepare a facility capable of obtaining an airflow carrying air volume. However, such a facility may be extremely large.
Furthermore, when applying the resin liquid, for example, when it hangs down in the circumferential direction, it is necessary for the resin liquid to be rolled up by the air flow velocity and spread over the entire inner surface of the pipe. When a common drain pipe having a larger diameter than this is targeted depending on the equipment, the air flow speed is reduced even if the air volume is the same. For this reason, not only the above-described roll-up of the resin liquid cannot be obtained, but also the resin liquid cannot be uniformly applied in the circumferential direction.
[0005]
In view of the problems in the conventional lining method, the object of the present invention is to change the equipment when a pipe having a larger diameter than that of the drainage branch is targeted by using equipment capable of obtaining an air flow rate for the drainage branch. It is another object of the present invention to provide a lining apparatus for an existing pipe line and a lining method using the same, which can perform uniform lining over the entire inner peripheral surface of the pipe line without performing the above-described process.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, the invention according to
[0007]
According to a second aspect of the present invention, in the lining apparatus according to the first aspect, the resin liquid discharge portion is supported so as to be rotatable in the circumferential direction with respect to the end portion of the resin liquid supply hose, and a weight is integrated to be always provided. It is characterized by being directed toward the upper circumferential direction of the existing pipeline.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the lining device according to the first aspect, the discharge portion support member includes a plurality of spiral blades provided in an immobile state, and the air flow in the existing pipeline is swirled so that the resin liquid It is characterized by allowing the discharge section to pass.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the lining apparatus according to the first aspect, the resin discharge portion is generated at the time of discharge in a state where the resin liquid discharge opening is provided at a position deviated from a cross-sectional center of the existing pipe line. It is characterized by being configured to rotate in the circumferential direction by the reaction force from the air in the pipe.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in the lining device according to the first aspect, the hose support member positioned at the other end of the existing pipe line in the laying direction changes the area of the opening in the laying direction other end so that the outside air flows in. It is characterized in that the amount can be adjusted.
[0011]
A sixth aspect of the present invention is the lining apparatus according to any one of the first to fourth aspects, wherein the resin liquid supply section introduces the main agent and the curing agent into the supply hose in a mixed state. It is characterized by being.
[0012]
According to a seventh aspect of the present invention, in the lining apparatus according to any one of the first to fourth aspects, the resin liquid supply section introduces the main agent and the curing agent into the supply hose separately. It is characterized by having.
[0013]
The invention according to claim 8 is the lining device according to
[0014]
According to a ninth aspect of the present invention, in the lining device according to any one of the first to seventh aspects, a part of the supply hose can communicate with the outside air, and the area of the communication portion can be changed. It is characterized by that.
[0015]
A tenth aspect of the invention is characterized in that the resin liquid is applied while moving the resin liquid discharge portion along the laying direction of the existing pipe line by using one of the lining apparatuses according to the first to ninth aspects. .
[0016]
[Action]
According to the first and second aspects of the present invention, the resin liquid discharge portion of the supply hose located in the existing pipeline is directed in a predetermined direction in the circumferential direction of the existing pipeline, that is, toward the upper circumferential direction by using a weight. Therefore, the resin liquid can be applied to the inner surface of the pipe from the upper part in the circumferential direction of the existing pipe line. Thereby, even when the air velocity in the existing pipe line decreases and the resin liquid cannot be wound up, the resin liquid can be applied over the entire circumferential direction of the pipe inner peripheral surface.
[0017]
In the third aspect of the invention, since the spiral blades are provided on the discharge portion support member, the air flow passing through the resin liquid discharge portion becomes a swirl flow. Therefore, the resin liquid is multiplied by the swirl flow in the circumferential direction of the pipe inner surface. Can be uniformly applied.
[0018]
In the invention according to the fourth aspect, the resin liquid discharge portion can be rotated using the reaction force generated during discharge by decentering from the center of the cross section of the existing pipe line. The resin liquid can be uniformly applied in the direction.
[0019]
In the invention according to
[0020]
In the invention according to
[0021]
In the inventions according to
[0022]
In the ninth aspect of the invention, since the amount of outside air taken in the supply hose can be changed, the transport speed of the resin liquid introduced from the resin liquid supply section is adjusted to optimize the ejection state at the resin liquid discharge section. can do.
[0023]
In the invention according to
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the illustrated examples.
FIG. 1 is a schematic diagram for explaining the principle configuration of the lining method according to this embodiment.
In the figure,
Although not shown, the
A suction machine 3 using a suction pump is disposed at one end of the
[0025]
The resin
The resin
As shown in FIG. 2, the
[0026]
The resin
FIG. 3 is a view showing a support structure of the resin
[0027]
In FIG. 3, the resin
A
[0028]
Since the present embodiment is configured as described above, one end of the
A resin
The resin
[0029]
When the operation of the suction device 3 is started, the pressure in the
Although the air flow velocity in the
In this state, the resin liquid drawn out from the resin
[0030]
According to this embodiment, when the resin liquid does not roll up, the resin
[0031]
Next, a modified example related to the resin liquid discharge portion will be described with reference to FIGS.
The configuration shown in FIG. 4 is characterized in that the airflow passing through the resin
In FIG. 4, the discharge portion support member 8 ′ is provided with a support leg portion (indicated by
In this configuration, at the end of the resin
[0032]
Next, another example relating to the embodiment of the present invention will be described.
FIG. 6 is a diagram showing a main part of the configuration shown in FIG. 1, in which the support portion of the
The opening of the
[0033]
Next, another example relating to the embodiment of the present invention will be described.
FIG. 6 is a diagram showing a main part of the configuration shown in FIG. 1, in which the opening area of the
As shown by arrows in FIG. 6, the
[0034]
On the other hand, the configuration in which the opening area can be changed is also provided behind the resin
[0035]
Since the present embodiment is configured as described above, it is possible to increase the air flow velocity in the
[0036]
Next, modified examples related to the resin liquid supply unit will be described with reference to FIGS.
The configuration shown in FIG. 7 includes an accommodating portion (indicated for convenience by
[0037]
In the configuration shown in FIG. 8,
The
Further, in the configuration shown in FIG. 9, instead of providing the resin
[0038]
In the configuration shown in FIGS. 7 to 9, when each agent remains in each of the
[0039]
【The invention's effect】
According to the first and second aspects of the present invention, the resin liquid discharge portion of the supply hose located in the existing pipeline is in a predetermined direction in the circumferential direction of the existing pipeline, that is, toward the upper circumferential direction by using the weight. By being directed, the resin liquid can be applied to the inner surface of the pipe from the circumferential upper part of the existing pipe line. Thereby, even when the air velocity in the existing pipe line decreases and the resin liquid cannot be wound up, the resin liquid can be applied over the entire circumferential direction of the pipe inner peripheral surface. As a result, even when targeting joint drainage pipes that have a larger diameter than the drainage branch pipe and have a lower air velocity than the drainage branch pipe, the pipe line can be moved by moving along the pipe laying direction. Since the resin liquid can be uniformly applied over the entire inner peripheral surface, it is possible to use equipment for the drainage branch pipe as equipment for a large-diameter common drainage pipe.
[0040]
According to the third aspect of the present invention, the spiral airflow passing through the resin liquid discharge portion is provided by the spiral blades provided on the discharge portion support member, so that the swirl flow is multiplied by the resin liquid on the inner surface of the pipe line. Uniform application in the circumferential direction is possible.
[0041]
According to the fourth aspect of the present invention, the resin liquid discharge portion can be rotated by utilizing the reaction force generated during discharge by decentering from the center of the cross section of the existing pipe line. The resin liquid can be uniformly applied in the circumferential direction.
[0042]
According to the fifth aspect of the present invention, the flow rate of the outside air can be adjusted by changing the area of the other end opening in the laying direction of the existing pipe line by the hose support member, so that the air flow velocity in the existing pipe line is optimized. be able to.
[0043]
According to the invention described in
[0044]
According to the seventh and eighth aspects of the present invention, the main agent and the curing agent are individually supplied or mixed in the supply process. Therefore, the remaining main agent or the curing agent or both are individually recovered and reused. can do.
[0045]
According to the ninth aspect of the present invention, since the amount of outside air taken in the supply hose can be changed, the conveying speed of the resin liquid introduced from the resin liquid supply section is adjusted to change the ejection state at the resin liquid discharge section. Can be optimized.
[0046]
In the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram for explaining a configuration applied to a lining method according to an example for explaining an embodiment of the present invention.
2 is a plan view for explaining a configuration related to a support portion of a resin liquid supply hose in the configuration shown in FIG. 1; FIG.
3 is a side view for explaining a support structure for a resin liquid discharge portion in the configuration shown in FIG. 1; FIG.
4 is a perspective view for explaining a modification example related to a support structure for a resin liquid discharge section in the configuration shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is a front view for explaining another example related to the support structure of the resin liquid discharge section in the configuration shown in FIG. 1;
6A and 6B are schematic diagrams for explaining another example of the embodiment of the present invention, where FIG. 6A is a schematic side view, and FIG. 6B is denoted by reference numeral (B) in FIG. It is an arrow view of a direction.
7 is a schematic diagram for explaining a modified example related to a resin liquid supply unit in the configuration shown in FIG. 1; FIG.
FIG. 8 is a schematic view for explaining still another modification of the resin liquid supply unit shown in FIG.
FIG. 9 is a schematic view for explaining still another modification of the resin liquid supply unit shown in FIG.
FIG. 10 is a schematic diagram showing an example of a laying state in which pipe lines having different diameters are used.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (10)
上記既設管路の敷設方向一端に連結された吸引装置と、
上記既設管路の敷設方向他端に連通する樹脂液供給部と、
上記樹脂液供給部に一部が連通し、上記既設管路内を移動可能な樹脂液吐出部を有する樹脂液供給ホースと、
上記既設管路の敷設方向他端に有する開口にて外気の流入を許容しながら上記樹脂液供給ホースを挿通支持するホース支持部材と、
上記樹脂液供給ホースにおける樹脂液吐出部側を上記既設管路の断面中心に位置決めするとともに上記既設管路内の気流を阻害しない構成を備えた吐出部支持部材とを備え、
上記樹脂液吐出部は、上記既設管路の周方向で所定方向に向けて指向する習性を付与されていることを特徴とするライニング装置。In a lining device for rehabilitation repair by applying a resin solution to the inner surface of an existing pipeline,
A suction device connected to one end of the existing pipe line in the laying direction;
A resin liquid supply unit communicating with the other end of the existing pipe in the laying direction;
A resin liquid supply hose that partially communicates with the resin liquid supply section and has a resin liquid discharge section that is movable in the existing pipeline;
A hose support member that inserts and supports the resin liquid supply hose while allowing inflow of outside air at the opening at the other end in the laying direction of the existing pipe line,
A discharge part supporting member having a configuration that positions the resin liquid discharge part side in the resin liquid supply hose at the center of the cross section of the existing pipe line and does not hinder the air flow in the existing pipe line;
The lining device according to claim 1, wherein the resin liquid discharge section is given a habit of directing in a predetermined direction in a circumferential direction of the existing pipe line.
上記樹脂液吐出部は、上記樹脂液供給ホースの末端部に対し周方向に回転可能に支持され、錘が一体化されて常時、既設管路の周方向上部に向けて指向されていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to claim 1, wherein
The resin liquid discharge part is supported so as to be rotatable in the circumferential direction with respect to the end part of the resin liquid supply hose, and the weight is integrated and is always directed toward the upper part of the existing pipe line in the circumferential direction. A characteristic lining device.
上記吐出部支持部材は、不動状態で設けられた複数の螺旋羽根を備え、既設管路内の気流を旋回させて上記樹脂液吐出部を通過させることを特徴とするライニング装置。The lining device according to claim 1, wherein
The discharge unit supporting member includes a plurality of spiral blades provided in a non-moving state, and causes the air flow in an existing pipeline to swirl to pass through the resin liquid discharge unit.
上記樹脂吐出部は、上記既設管路の断面中心から偏心した位置に上記樹脂液の吐出開口を備えた状態で吐出時に生起される管路内の空気からの反力によって周方向に回転する構成とされていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to claim 1, wherein
The resin discharge part is configured to rotate in the circumferential direction by a reaction force from the air in the pipe line generated at the time of discharge in a state where the resin liquid discharge opening is provided at a position eccentric from the cross-sectional center of the existing pipe line. A lining device characterized by that.
上記既設管路の敷設方向他端に位置するホース支持部材は、上記敷設方向他端開口の面積を変更することで外気の流入量を調整できる構成とされていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to claim 1, wherein
The hose support member located at the other end in the laying direction of the existing pipe line is configured to be able to adjust the inflow amount of outside air by changing the area of the opening in the other end in the laying direction.
上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを混合した状態で上記供給ホースに導入する構成とされていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to one of claims 1 to 4,
The lining device according to claim 1, wherein the resin liquid supply unit is configured to be introduced into the supply hose in a state where the main agent and the curing agent are mixed.
上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを個別に上記供給ホース内に導入する構成とされていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to one of claims 1 to 4,
The lining apparatus according to claim 1, wherein the resin liquid supply unit is configured to individually introduce the main agent and the curing agent into the supply hose.
上記樹脂液供給部は、主剤と硬化剤とを個別に収容する収容部から上記供給ホースに至る途中で両剤を混合する構成とされていることを特徴とするライニング装置。The lining device according to claim 7, wherein
The lining apparatus according to claim 1, wherein the resin liquid supply unit is configured to mix both agents in the middle of the supply hose from the storage unit that individually stores the main agent and the curing agent.
上記供給ホースの一部は、外気と連通可能であり、その連通部の面積を変更可能であることを特徴とするライニング装置。The lining device according to one of claims 1 to 7,
A part of the supply hose can communicate with outside air, and the area of the communication part can be changed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000264108A JP4593746B2 (en) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Existing piping lining device and lining method using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000264108A JP4593746B2 (en) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Existing piping lining device and lining method using the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002066453A JP2002066453A (en) | 2002-03-05 |
JP4593746B2 true JP4593746B2 (en) | 2010-12-08 |
Family
ID=18751570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000264108A Expired - Lifetime JP4593746B2 (en) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | Existing piping lining device and lining method using the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4593746B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320810A (en) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Saniida:Kk | Method and system for treating inside surface of pipeline |
JP5187685B2 (en) * | 2008-04-15 | 2013-04-24 | 株式会社東京トルネード | Pipe lining tool |
JP6449031B2 (en) * | 2015-01-27 | 2019-01-09 | 株式会社ダイヘン | Thermal spray gun and thermal spray apparatus provided with the same |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528773A (en) * | 1978-08-23 | 1980-02-29 | Osaka Bosui Kensetsushiya:Kk | Coating method of inside surface of buried water supply pipe and device thereof |
JPS5676071U (en) * | 1979-11-13 | 1981-06-20 | ||
JPS58193779A (en) * | 1982-04-30 | 1983-11-11 | Hakko Co Ltd | Repairing method of inside surface of installed pipe |
JPS5997758U (en) * | 1982-12-23 | 1984-07-02 | 株式会社東芝 | sprayer |
JPS6238263A (en) * | 1985-08-09 | 1987-02-19 | Asahi Okuma Ind Co Ltd | Apparatus for painting non-circular inner surface |
JPH0199468U (en) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | ||
JPH01210073A (en) * | 1988-02-17 | 1989-08-23 | Hitachi Metals Ltd | Device for coating inner surface of exhaust-system equipment |
JPH09239307A (en) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Hakko Co Ltd | Device for coating inside of pipe and coating method using it |
JPH10118551A (en) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Tokyo Gas Co Ltd | Apparatus for coating inner surface of pipe |
JPH11310942A (en) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Toosetsu Kk | Lining construction method of existing pipe line |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000264108A patent/JP4593746B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528773A (en) * | 1978-08-23 | 1980-02-29 | Osaka Bosui Kensetsushiya:Kk | Coating method of inside surface of buried water supply pipe and device thereof |
JPS5676071U (en) * | 1979-11-13 | 1981-06-20 | ||
JPS58193779A (en) * | 1982-04-30 | 1983-11-11 | Hakko Co Ltd | Repairing method of inside surface of installed pipe |
JPS5997758U (en) * | 1982-12-23 | 1984-07-02 | 株式会社東芝 | sprayer |
JPS6238263A (en) * | 1985-08-09 | 1987-02-19 | Asahi Okuma Ind Co Ltd | Apparatus for painting non-circular inner surface |
JPH0199468U (en) * | 1987-12-21 | 1989-07-04 | ||
JPH01210073A (en) * | 1988-02-17 | 1989-08-23 | Hitachi Metals Ltd | Device for coating inner surface of exhaust-system equipment |
JPH09239307A (en) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Hakko Co Ltd | Device for coating inside of pipe and coating method using it |
JPH10118551A (en) * | 1996-10-17 | 1998-05-12 | Tokyo Gas Co Ltd | Apparatus for coating inner surface of pipe |
JPH11310942A (en) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Toosetsu Kk | Lining construction method of existing pipe line |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002066453A (en) | 2002-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101900239B (en) | Method for repairing drainage pipeline without water supply suspended | |
US6632475B1 (en) | Method of lining underground pipes and apparatus for performing the method | |
US9757766B2 (en) | Device and a method for applying a hardenable plastics coating in a tubular construction | |
US6745955B2 (en) | Spraying apparatus | |
KR101347844B1 (en) | Polyurea lining device and method | |
WO2003014613A1 (en) | A device and a method for rehabilitating conduits | |
GB2107220A (en) | Pipeline coating | |
JP4593746B2 (en) | Existing piping lining device and lining method using the same | |
TW202021783A (en) | Apparatus and method for everting lining material | |
KR101129163B1 (en) | Spray-lining apparatus for regenerating the superannuated water supply pipe | |
KR100706581B1 (en) | Shotcrete apparatus | |
KR200321707Y1 (en) | Non-digging Sewerage Mending Apparatus | |
JP2005296896A (en) | Spray apparatus and handling method of the same | |
US20210222817A1 (en) | Dry pipe rehabilitation spincaster | |
JP2001342661A (en) | Hose lifting device, drain pipe washing device using hose lifting device, drain pipe washing method, and sanitary sewage splash preventing tool | |
KR101316939B1 (en) | Water and sewage pipe laid under the ground | |
JP2007283571A (en) | Pipeline regeneration method | |
JP4301715B2 (en) | Cleaning method for existing piping | |
KR101103506B1 (en) | An Apparatus for Lining of Inner Wall of Pipes | |
JP3065780U (en) | Shaft spraying equipment | |
KR100780931B1 (en) | Lining apparatus for large size pipe line and lining method for large size pipe line | |
JP7376888B2 (en) | Pipe repair equipment | |
KR101131338B1 (en) | Apparatus for repairing pipelines and facilities having the function of mortar compressive injection and plastering and method for repairing pipelines and facilities using the same | |
JP3426499B2 (en) | Lining method of existing pipeline | |
JPH08158465A (en) | Rehabilitation method for existing pipe duct |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050616 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070328 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070613 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070613 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100907 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100916 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4593746 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |