JP4593230B2 - 光端局装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ラマン増幅またはEDFA(エルビウム添加光ファイバ増幅器)を用いて信号光の増幅を行う光端局装置に関する。
従来、光ファイバを用いた光伝送システムにおいて、伝送路をより有効に利用するためにWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)による信号光の多重化技術が広く用いられている。この技術は、波長の違う光は互いに干渉しないという性質を利用して、光の多重化を行う。WDM光伝送システムでは、利用可能な光増幅器の増幅帯域や、光部品、光ファイバの伝送特性等の要因から、実質的に利用できる波長帯域が限られている。WDMにおける信号光間波長間隔を0.8nm以下(200GHz,100GHz等)にすることで16波以上の信号光を多重化するDWDM(Dence WDM:高密度WDM)が利用されている。
また、信号光の伝送距離は、信号光送出時の出力と伝送路で生じる損失、非線形リミット、波長分散等により定まるが、伝送路に光増幅器を備えた中継器を設けることで伝送路の損失による信号光レベルを補償し、伝送距離の伸長が可能である。光増幅器としては、希土類元素を添加した光ファイバに励起光を加えることによる増幅効果を利用する光ファイバ増幅器と、励起光によるファイバラマン効果を利用するラマン増幅器が挙げられる。
図20は、DWDM光伝送でラマン増幅を行う構成を表した図である。中継器を用いることなく伝送距離の伸長を行うための技術として、ラマン増幅用の励起光源ユニットを設け、励起光を伝送路へ挿入することで信号光の増幅を行う光伝送装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照。)。図20において、光伝送装置2000は、合分波器2001と、扱う信号光の波長(λ1〜λn)にそれぞれ対応した複数の受信器2002(2002a〜2002n)とによって構成されている。
ラマン増幅は、伝送路2010に入力した励起光の波長より100nm長い波長をピークとした波長帯に増幅が得られるラマン散乱に基づく誘導放出現象を利用した増幅技術である。DWDMは、波長間隔が0.8nm前後と極めて短いため、図20に示すように信号光(λ1〜λn)の数(n波長)より遥かに少ない数の励起光のユニット(励起光源2011および合分波器2012)を備えることですべての信号光(λ1〜λn)に対してラマン増幅を行うことができる。
特開2003−134057号公報
DWDM光伝送システムでは、利用可能な波長帯域に狭い波長間隔で信号光が多重化され、隣接波長への影響を防止するために、信号光波長の高い安定度が求められる。すなわち、波長安定性の高い高価な光学部品と、大掛かりな装置、また、それらを扱う習熟した技術者が必要となる。一方、DWDMよりも多重化する信号光の波長間隔を広く設定し、一般的に1本の光ファイバあたり8〜16波長程度の信号光を多重化するCWDM(Coarse WDM:低密度WDM)を用いることで、光学部品の価格も低く、メンテナンスが比較的容易な伝送システムを構成することができる。ただし、到達距離の伸長のためにラマン増幅を行う場合、CWDMの信号光は10nm〜60nmと信号光同士の波長間隔が長いため、増幅対象となる信号光の帯域が広くなり、DWDMの場合よりも帯域内をカバーするため、多くの数の励起光源が必要となる。したがって、ラマン増幅器ユニットの装置の大型化、励起光源のコストなど新たな問題を生じることとなる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、CWDM光伝送システムにおいて、新たに大掛かりな増幅用装置を装備することなく簡単に信号光の増幅を行うことができる光端局装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、この発明の光端局装置は、所定の波長の信号光を送受信する複数の信号光ユニットと、送出される信号光をラマン増幅するための所定波長の励起光を送出する一つあるいは複数の励起光ユニットと、一端が光伝送路に接続され、他端が前記信号光ユニットおよび前記励起光ユニットに接続され、前記信号光ユニットが送受信する信号光と、励起光ユニットから供給される励起光とを合分波する合分波器と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、信号光ユニットにより送出する信号光と、励起光ユニットから供給される励起光は、合分波器を介して合波され、伝送路に送出される。信号光は、励起光により伝送路上で発生したラマン効果により増幅される(以下ラマン増幅と呼ぶ)。
本発明にかかる光端局装置によれば、信号光と励起光を合分波器を介して合波して伝送路上に送出するため、CWDMを利用した信号光の多重化の構成において、新たに大掛かりな増幅用装置を装備することなく簡単に信号光の増幅を行うことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光端局装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。実施の形態1は、ラマン増幅を用いた信号光の増幅にかかる構成であり、実施の形態2は、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier:エルビウム添加光ファイバ増幅器)を用いた信号光の増幅にかかる構成であり、実施の形態3はラマン増幅とEDFA双方を用いた信号光の増幅にかかる構成である。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光端局装置の基本構成を示す図である。図1に示す光端局装置100は、信号光の送受信を行う送受信器101(101a〜101n)と、ラマン増幅を行うための励起光を供給する励起光源102と、合分波器103を備えた構成であり、光ファイバによる伝送路(光伝送路)104を介して信号光の送受信を行う。
合分波器103は、送受信器101から出力された波長の異なる信号光を波長多重し、伝送路104に出力し、また、伝送路104から受信したWDM光の分波を行う。なお、図中の矢印は、光の進行方向を表し、実線矢印は信号光、太線白抜き矢印は励起光を表す。図に示すように信号光と励起光を同一の光端局装置100から伝送路104へ出力しラマン増幅を行う。伝送路104である光ファイバ内には、対向する光端局装置(不図示)から送出された信号光も伝送されているので、対向する光端局装置から送出された信号光に対してもラマン増幅を行う。信号光と励起光の進行方向による増幅方法の分類については後述する。
図2は、シングルモード光ファイバの波長依存損失を表すグラフである。横軸は、光の波長(nm)を表し、縦軸は、1km当たりの損失(dB/km)を表す。CWDMでは、一般的に1300nm帯〜1600nm帯の広範囲な波長の光を使用するが、本発明にかかる実施の形態1〜実施の形態3では1400nm帯〜1600nm帯の波長を使用した光伝送システムについて説明する。
実施の形態1にかかる光端局装置が接続されるCWDM伝送システムでは、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長が用いられる。送受信器101からは上記8波長のいずれかの光が送受信されるから、合分波器103は上記の8波長の光を合分波する特性を有する。合分波器103に接続されるユニットとして、信号光ユニットもしくは励起光源ユニットのどちらかを装備し、信号光ユニットは、送信用と受信用の2つの信号光ユニットが1つの送受信器をなし、励起光ユニットは、励起光源となる。送受信器内の信号光ユニットは、送信用にはE/O(電気/光変換)部、受信用にはO/E(光/電気変換)部を備えている。
実施の形態1にかかる光端局装置は、信号光強度が十分であり、信号光を増幅する必要がない場合は、信号光ユニットによる伝送を行う一方、一部の波長について信号光強度が十分でない場合は、合分波器に励起光源ユニットを接続してラマン増幅を行うことにより、伝送を可能とすることができる構成である。
図3−1は、CWDMで多く使用される合分波器の内部構造を示す図である。図3−1に示すように合分波器103は、各光源のユニットに対応して配置されたWDMカプラ1〜WDMカプラ8(103a〜103h)と、伝送路から入力された信号光について最初に分波を行う信号WDMカプラ9(103i)により構成される。WDMカプラ1〜WDMカプラ4(103a〜103d)は、特定の波長の光を特定ポートで入力して同一ポートから出力を行う合波機能をもち、伝送路へ重ね合わせたWDM光を入力する。一方、WDMカプラ5〜WDMカプラ8(103e〜103h)は、帯域分離フィルタを備え、複数の波長を分けて出力を行う分波機能を有して伝送路から合分波器103へ入力されたWDM光のうち特定の波長の光のみを受信できる仕組みとなっている。また、WDMカプラ9(103i)は、後述する励起光源制御機能を有した光端局装置に必要な監視制御信号光の分波を行うために用いる。
図3−2は、合分波器で行われる分波を示す図である。図中の320に示すように、WDMカプラ5〜WDMカプラ8(103e〜103h)の分波機能により各ポート(Port)に波長が抽出される。送受信器101(101a〜101n)内部に設けられる受信用の信号光ユニットは、ポートごとに抽出された光を信号光として受信し、さらに、O/E部で電気信号へ変換することで受信器としての機能を果たす。
図4−1〜図4−3は、それぞれラマン増幅で行われる励起の種類を示す図である。ラマン増幅は、信号光に対する励起光の向きにより3つに分類される。図4−1に示すように、伝送路104の手前側(自光端局装置100側)で信号光と同方向となるように、励起光源401からの励起光を合波器402を介して入力する方法を前方励起という。前方励起では、信号光のもつ光SNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)を高く維持することができる。
また、図4−2に示すように、伝送路104の後方側(相手光端局装置側)で信号光と逆方向となるように、励起光源403からの励起光を合波器404を介して入力する構成を後方励起という。後方励起は、前方励起と比べ利得の飽和が起きにくく、出力を大きくすることができる。
さらに、図4−3に示すように、伝送路104の手前側と後方側にそれぞれ励起光源401,403を設け、信号光の双方向から合波器402,404を介して励起光を入力する方法を双方向励起という。双方向励起は、高出力が可能なだけでなく、前方と後方、2つの励起光の出力を加減することで、それぞれの励起方法による効果を信号光へ反映させるバランスの調整が可能となる。
図1に示した光端局装置100は、合分波器にラマン増幅のための励起光源ユニットを接続できる構成であり、装着するユニットとして信号光ユニットおよび励起光源ユニットのいずれにも使用することができるため、信号光の伝送距離を伸長する必要のないときは、信号光ユニットのみを接続し、伝送に使用してもよいし、励起光源ユニットを接続し、特定の信号光の増幅のみに利用してもよい。以下に、励起の方法や伝送距離等の目的に応じた光源およびユニット(信号光、励起光)の配置構成例を挙げ説明する。
(ラマン増幅用励起光源を接続しない場合の配置構成)
図5は、ラマン増幅用励起光源を接続しない構成を示す図である。光端局装置500および光端局装置510は、それぞれ送信用と受信用の2つの信号光ユニットからなる送受信器を4器備えた構成となる。
各送受信器の光源の波長と信号光の種類の配置は、以下のように定める。
光端局装置500に装備された送受信器
・送受信器501:1450nm(送信用)、1470nm(受信用)
・送受信器502:1490nm(送信用)、1510nm(受信用)
・送受信器503:1570nm(送信用)、1550nm(受信用)
・送受信器504:1610nm(送信用)、1590nm(受信用)
光端局装置510に装備された送受信器
・送受信器511:1470nm(送信用)、1450nm(受信用)
・送受信器512:1510nm(送信用)、1490nm(受信用)
・送受信器513:1550nm(送信用)、1570nm(受信用)
・送受信器514:1590nm(送信用)、1610nm(受信用)
上述の配置構成から、光端局装置500および光端局装置510は、送受信器501と送受信器511、送受信器502と送受信器512、送受信器503と送受信器513、送受信器504と送受信器514が対応しており、双方向光伝送路を4つ有した構成となる。
(ラマン増幅用励起光源ユニットの第1の接続構成)
図6は、ラマン増幅用励起光源ユニットの第1の接続構成を示す図である。図6の構成は、主に光端局装置に入力される信号光に対し、ラマン増幅を行う場合のユニット配置構成である。図5に示した光端局装置500内の送受信器501、送受信器502に代わり、光源に励起光ユニットを装備した励起光源601、励起光源602を備え、光端局装置510内の送受信器511、送受信器512に代わり励起光源603、励起光源604を備える。
上記構成は、光端局装置500、光端局装置510がそれぞれ送受信器のユニットを配置できるスロット(不図示)が4スロットのときの構成例であり、それぞれ2つのスロットから送受信器501、送受信器502(送受信器511、送受信器512)を取り外して励起光源601、励起光源602(励起光源603、励起光源604)を取り付けたものである。合分波器103を備えることにより、限定されたスロット数であっても送受信器を取り外して空いたスロット部分に同数の励起光源を取り付け可能である。
各励起光源の光源の種類は、以下のように定める。
光端局装置500に装備された励起光源
・励起光源601:1450nm
・励起光源602:1490nm
光端局装置510に装備された励起光源
・励起光源603:1470nm
・励起光源604:1510nm
図6に示される構成では、CWDM光伝送システムで使用される、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長のうち、1450〜1510nmの各波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1550〜1610nmの各波長を中心とした後方励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、ラマン増幅は、励起光より100nm長い波長の光を中心に増幅するため、励起光源601(1450nm)は、送受信器513の送信用信号光(1550nm)を後方励起により増幅する。励起光源602(1490nm)は、送受信器514の送信用信号光(1590nm)を後方励起により増幅する。励起光源603(1470nm)は、送受信器503の送信用信号光(1570nm)を後方励起により増幅する。励起光源604(1510nm)は、送受信器504の送信用信号光(1610nm)を後方励起により増幅する。
したがって、光端局装置500および光端局装置510は、送受信器503と送受信器513、送受信器504と送受信器514が対応した送受信器として構成している。つまり、対応した送受信器の送信用信号光の増幅が可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1450、1470、1490、1510nmの各波長は、CWDM光伝送システムで使用される波長であるため、合分波器103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。
(前方励起によるラマン増幅を行う場合の配置構成)
図7は、ラマン増幅用励起光源ユニットの第2の接続構成を示す図である。図7の構成は、前方励起によってラマン増幅を行う場合の光源およびユニット配置構成である。図5に示した送受信器501、送受信器502、送受信器511、送受信器512に代わり、光源に励起光ユニットを装備した励起光源601〜励起光源604を備える。
各励起光源の光源の種類は以下のように定める。
光端局装置500に装備された励起光源
・励起光源603:1470nm
・励起光源604:1510nm
光端局装置510に装備された励起光源
・励起光源601:1450nm
・励起光源602:1490nm
図7に示される構成では、CWDM光伝送システムで使用される、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長のうち、1450〜1510nmの各波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1550〜1610nmの各波長を中心とした前方励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、図7に示す構成では、図6と異なり、信号光と、ラマン増幅の対応となる(波長が100nm短い)励起光の光の進行方向が同方向となる配置構成となっている。励起光源603(1470nm)は、送受信器503の送信用信号光(1570nm)を前方励起により増幅する。励起光源604(1510nm)は、送受信器504の送信用信号光(1610nm)を前方励起により増幅する。励起光源601(1450nm)は、送受信器513の送信用信号光(1550nm)を前方励起により増幅する。励起光源602(1490nm)は、送受信器514の送信用信号光(1590nm)を前方励起により増幅する。したがって、光端局装置500および光端局装置510における送受信器は、図6と同様の対応を構成し、各送受信器自身の送信用信号光の増幅が可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1450、1470、1490、1510nmの各波長は、CWDM光伝送システムで使用される波長であるため、合分波器103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。
(双方向励起によるラマン増幅を行う場合の配置構成)
図8は、ラマン増幅用励起光源ユニットの第3の接続構成を示す図である。図8の構成は、双方向励起によってラマン増幅を行う場合の光源およびユニット配置構成である。図5に示した送受信器501、送受信器502、送受信器511、送受信器512に代わり、光源に励起光ユニットを装備した励起光源801および励起光源802を備えている。励起光源801と励起光源802は、1つの励起光源につき2つの励起光ユニットを装備する。
各励起光源の光源の種類は以下のように定める。
・励起光源801:1450nm、1470nm
・励起光源802:1490nm、1510nm
図8に示される構成では、CWDM光伝送システムで使用される、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長のうち、1450〜1510nmの各波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1550〜1610nmの各波長を中心とした双方向励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、図8に示すように、1つの信号光に対して同方向、逆方向2つの励起光を有する構成となり、信号光は双方向励起により増幅する。励起光源801(1450nm、1470nm)は、送受信器503の送信用信号光(1570nm)と送受信器513の送信用信号光(1550nm)をそれぞれ双方向励起により増幅する。励起光源802(1490nm、1510nm)は、送受信器504の送信用信号光(1610nm)と送受信器514の送信用信号光(1590nm)をそれぞれ双方向励起により増幅する。したがって、光端局装置500および光端局装置510は、図6および図7で説明した前方励起、後方励起のどちらか一方による増幅よりも信号光の増幅利得が大きく、伝送距離の長距離化が可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1450、1470、1490、1510nmの各波長は、CWDM光伝送システムで使用される波長であるため、合分波器103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。
(励起光ユニット数を減らしてラマン増幅を行う場合の配置構成)
図9−1は、ラマン増幅用励起光源ユニットの第4の接続構成を示す図である。励起光ユニット数を減らしてラマン増幅を行う場合の光源およびユニット配置構成を示してある。図9−2は、ラマン増幅における励起光の波長と利得の関係を表したグラフである。先にも述べたように、ラマン増幅は、励起光から100nm波長の長い波長を中心に増幅を行う。したがって、上述した光端局装置500および光端局装置510における配置構成において説明したように、励起光と信号光を1対1にせずとも、増幅したい複数の信号光の波長がラマン増幅帯域内であれば、光源の種類と配置を工夫することで、励起光源から出力する励起光の数を少なくすることができる。
図9−1に示す光端局装置900および光端局装置910は、図2のグラフで示す伝送において最も光の損失が少ない波長の帯域からCWDM光伝送システムで使用される、1430nm、1490nm、1510nm、1530nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長の光源を利用する。
各励起光源および各送受信器の光源の種類は以下のように定める。
・励起光源901:1430nm、1490nm
光端局装置900に装備された送受信器
・送受信器902:1510nm(送信用)、1530nm(受信用)
・送受信器903:1570nm(送信用)、1550nm(受信用)
・送受信器904:1610nm(送信用)、1590nm(受信用)
光端局装置910に装備された送受信器
・送受信器905:1530nm(送信用)、1510nm(受信用)
・送受信器906:1550nm(送信用)、1570nm(受信用)
・送受信器907:1590nm(送信用)、1610nm(受信用)
図9−1に示される構成では、1430nmと、1490nmの2つの波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1510〜1610nmの各波長を中心とした双方向励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、図9−2に示すように励起光源901から出力される1430nmおよび1490nmの2つの励起光ごとに信号光は励起光との波長差に応じた利得を得ることができる。実際に信号光に反映される利得は、2つの励起光の利得を重ね合わした利得であり、励起光源901(1430nm、1490nm)によって、送受信器902の送信用信号光(1510nm)、送受信器903の送信用信号光(1570nm)、送受信器904の送信用信号光(1610nm)、送受信器905の送信用信号光(1530nm)、送受信器906の送信用信号光(1550nm)、送受信器907の送信用信号光(1590nm)を双方向励起により増幅することができる。したがって、光端局装置900および光端局装置910は、送受信器902と送受信器905、送受信器903と送受信器906、送受信器904と送受信器907が送受信器として対応し、各送受信器の信号光の増幅が可能な双方向光伝送路を3つ有した構成となる。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1430nmと、1490nmの2つの波長は、CWDM光伝送システムで使用することが可能な波長であるため、合分波器103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。なお、上記構成例では1430nmと、1490nmの波長の2つの励起光を用いる構成としたが、CWDM光伝送システムにおいて使用する信号光の波長に対応させて励起光の波長および数を任意に変更することができる。
(増幅用光ファイバを実装した光端局装置)
図10は、増幅用光ファイバを実装した光端局装置を示す図である。光端局装置1000および光端局装置1010は、図5〜図8に示した光端局装置500および光端局装置510と、図9−1に示した光端局装置900および光端局装置910において、合分波器103から伝送路104へ接続する間に増幅用光ファイバ1001を実装した構成とする。増幅用光ファイバ1001としては、使用する信号波長帯を増幅可能なものであればよく、例えば、EDF(エルビウム添加光ファイバ)を使用することもできる。
図10に示される構成では、CWDM光伝送システムで使用される、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長のうち、1450〜1510nmの各波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1550〜1610nmの各波長を中心とした後方励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、励起光源601(1450nm)は、送受信器513の送信用信号光(1550nm)を後方励起により増幅する。励起光源602(1490nm)は、送受信器514の送信用信号光(1590nm)を後方励起により増幅する。励起光源603(1470nm)は、送受信器503の送信用信号光(1570nm)を後方励起により増幅する。励起光源604(1510nm)は、送受信器504の送信用信号光(1610nm)を後方励起により増幅する。したがって、送受信器503と送受信器513、送受信器504と送受信器514が送受信器として対応し、信号光の増幅が可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1450、1470、1490、1510nmの各波長は、CWDM光伝送システムで使用される波長であるため、合分波器103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。
図10における励起光源および送受信器の光源の種類と配置は、図6に示した後方励起を行う場合の配置と等しく構成されているが、図5〜図9−1の構成いずれにも活用可能である。
(励起光源制御機能を追加した構成)
図11は、励起光源制御を行う場合の光端局装置を示す図である。光端局装置1100および光端局装置1110は、図7に示した光端局装置500および光端局装置510と同様の光源の種類とユニット配置に加え、制御部1101と、監視制御信号光ユニット1102a(光端局装置500内)、1102b(光端局装置510内)とを備えた構成である。
図11に示される構成では、CWDM光伝送システムで使用される、1450nm、1470nm、1490nm、1510nm、1550nm、1570nm、1590nm、1610nmの8波長のうち、1450〜1510nmの各波長を励起光として、伝送路104に送出することで、1550〜1610nmの各波長を中心とした前方励起のラマン増幅を行うことができる。
すなわち、励起光源603(1470nm)は、送受信器503の送信用信号光(1570nm)を前方励起により増幅する。励起光源604(1510nm)は、送受信器504の送信用信号光(1610nm)を前方励起により増幅する。励起光源601(1450nm)は、送受信器513の送信用信号光(1550nm)を前方励起により増幅する。励起光源602(1490nm)は、送受信器514の送信用信号光(1590nm)を前方励起により増幅する。したがって、送受信器503と送受信器513、送受信器504と送受信器514が送受信器として対応し、信号光の増幅が可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。図11における励起光源および送受信器の光源の種類と配置は、図7に示した後方励起を行う場合の配置と等しく構成されているが、図5〜図10の構成いずれにも活用可能である。
ここで、各励起光源ユニットより出力される、1450、1470、1490、1510nmの各波長は、CWDM光伝送システムで使用される波長であるため、合分波器1103により伝送路104に送出され、励起光として作用することができる。
光端局装置1100内の監視制御信号光ユニット1102aは、図3−1に示した合分波器103内のWDMカプラ9(103i)に対応する監視制御信号分離フィルタ1104から監視制御信号を受信することで、光端局装置1110内の送受信器513および送受信器514が送信した信号光の受信レベル情報を取得することができる。この監視制御信号の光の波長帯は、主な信号光の波長帯とは異なる波長帯、例えば1300nm帯を用い、監視制御信号分離フィルタ1104はこの波長の光を分波する。合分波器1103は、図3−1に示したWDMカプラ1〜WDMカプラ8(103a〜103h)に相当する機能を有する。監視制御信号光ユニット1102aの指示により制御部1101は、受信レベル情報から、対応した送受信器503,504の送信レベルの制御を行うことで、各送受信器513,514が受信する各波長の信号光の受信レベルが等しくなるよう制御できる。
同様に、光端局装置1110内の監視制御信号光ユニット1102bは、光端局装置1100内の送受信器503および送受信器504が送信した信号光の受信レベル情報を取得することができる。監視制御信号光ユニット1102bの指示により制御部1101は、受信レベル情報から、対応した送受信器513,514の送信レベルの制御を行うことで、各送受信器503,504が受信する各波長の信号光の受信レベルが等しくなるよう制御できる。
上記信号光の受信レベルの制御は、送受信器が送信する信号光の波長に対応した波長を送出する励起光源の励起光の出力レベル(出力パワー)を調整することにより行える。励起光源が送出する励起光の出力レベルは、励起光源の温度制御により調整することもできる。励起光源の温度を制御することにより、励起光の波長を可変させ、波長毎の利得特性を変化させることができる。これにより、送受信器が受信する各波長毎の信号光の受信レベルを一定にすることができるようになる。
以上説明したように、実施の形態1にかかる光端局装置によれば、従来技術と同じ構成の光端局装置を用い、ラマン増幅の原理を生かした光源の種類の選択および信号光、励起光それぞれのユニットの配置を行うことで大掛かりな装置を新たに装備することなく信号光の増幅を行うことができる。また、光端局装置が備える送受信器の個数と、励起光源個数とを互いに調整することができる。そして、送受信器のユニットと励起光源のユニットとを予め定められた所定数のスロットに交換して装着することができ、装着した励起光源により対応する所定波長の信号光を増幅することができるようになる。
また、従来技術で述べたDWDMによる多重化を行う光端局装置の場合、光源の波長間隔は、一般的に0.8nm前後と短く、最も波長の短い光源と最も波長の長い光源の波長差であっても100nm差の設定に配置することは難しく、実施の形態1のようにラマン増幅の特徴を生かすことができない。励起光用の光源を装置内に備えたとしても、CWDMで用いる合分波器は、波長透過帯域が広いため、信号光と同じポートに入力する(同一のWDMカプラを使用する)ことはできるが、DWDMに用いる合分波器は、信号光に合わせ、透過特性を狭く設定しているため使用できない。したがって、励起光用の合分波器を新たに備える必要が生じ、光端局装置は大型化することになる。
この点、本発明は、CWDMによる多重化を前提にしているため、実施の形態1では、利用可能な光源のなかでも、光ファイバのOH(水酸基)吸収等による減衰などの伝送損失が比較的大きい短波長の光源は、増幅を行わない場合(図5に示す例)以外は、励起光として使用する。このようにCWDMの弱点を補完し、光源の種類とユニットの配置のみで伝送距離の伸長程度やch数などユーザの要請に柔軟に対応できるなど、CWDMに特化した光端局装置を得ることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、EDFAのユニットを内部に備えることで信号光の増幅を行う光端局装置について説明する。EDFAは、コア部分に希土類のエルビウム(Er)を添加した光ファイバに励起光を入力し1550nm帯の光の誘導放出を起こすことでEDF(エルビウム添加光ファイバ)部分に伝送される信号光の増幅を行う光増幅器である。したがって、増幅対象の信号光には図2の波長依存損失の少ない波長のなかから、さらに、EDFAの増幅利得帯域を考慮して1530nm〜1590nmの波長の光を用いる。また、エルビウムイオン(Er3+)のエネルギー準位により、誘導放出を起こすための励起光には1480nmもしくは980nmの波長の光を用いる。
(EDFAによる増幅を行わない場合の構成)
図12は、実施の形態2にかかる光端局装置の構成を示す図である。光端局装置1200は、送受信器1201〜送受信器1203を備え、送受信器1201は内蔵された合分波器1204を、送受信器1202および送受信器1203は、合分波器1205を用い合波・分波を行う。光端局装置1200の送受信相手となる光端局装置1210も、送受信器1211〜送受信器1213を備え、光端局装置1200と同様に、送受信器1211は、内蔵された合分波器1204を、送受信器1212および送受信器1213は、合分波器1215を用い合波・分波を行う。また、送受信器1201〜送受信器1203および送受信器1211〜送受信器1213には、送受信器1201および送受信器1211で図示したように送信用信号を送信用信号光に変換するE/O部1206と、受信用信号光を受信用信号に変換するO/E部1207が備えられている。
各送受信器の光源の種類は以下のように定める。
光端局装置1200に装備された送受信器
・送受信器1201:1470nm(送信用)、1490nm(受信用)
・送受信器1202:1530nm(送信用)、1550nm(受信用)
・送受信器1203:1570nm(送信用)、1590nm(受信用)
光端局装置1210に装備された送受信器
・送受信器1211:1490nm(送信用)、1470nm(受信用)
・送受信器1212:1550nm(送信用)、1530nm(受信用)
・送受信器1213:1590nm(送信用)、1570nm(受信用)
送受信器1201および送受信器1211に内蔵された合分波器1204は、1470nmの光と1490nmの光の合波・分波を行うWDMカプラから構成され、合分波器1205は、1530nmの光と、1550nmの光と、1570nmの光と、1590nmの光の合波・分波を行うWDMカプラから構成されている。したがって、光端局装置1200および光端局装置1210は、送受信器1201と送受信器1211、送受信器1202と送受信器1212、送受信器1203と送受信器1213が対応しており、双方向光伝送路を3つ有した構成となる。
(EDFAによる増幅を行う場合の構成)
図13は、EDFAにより信号光の増幅を行う場合の構成を示す図である。図12に示した光端局装置1200および光端局装置1210の送受信器1201および送受信器1211に代わりEDFA1300を備えた構成となる。
EDFA1300は、励起光源1301と、合分波器1302と、EDF1303から構成される。励起光源1301は、1480nmもしくは980nmの光を合分波器1302経由でEDF1303へ入力する。EDF1303には、励起光源1301からの励起光と合分波器1205からのWDM光を合分波器1302で合波を行ったWDM光(励起光+信号光)が入力され、信号波を増幅して、伝送路104へ出力する。同時に、伝送路104からEDFA1300へ入力された送受信相手の信号光も同時に増幅する。すなわち、光端局装置1200および光端局装置1210は、EDFA1300を備えることで、ポストアンプ(光端局装置からの送信用の信号光を増幅する機能:送信用アンプ)とプリアンプ(送受信相手の光端局装置から受信した信号光を増幅する機能:受信用アンプ)双方の効果を得た双方向光伝送路を3つ有した構成となる。
このように送受信器1201は、EDFA1300のユニットと交換して利用するため、予めFDFA1300による利得帯域(1530nm〜1590nm)以外の波長を信号光に設定しておく。これは、一般的に用いられているEDFAは、利得帯域が1530nm〜1610nmまでの光に帯域であり、1470nm〜1490nmにかけての帯域の増幅は未だ困難なためである。
(ポストアンプ効果、プリアンプ効果を独立して得るための光端局装置の構成)
図14−1〜図14−3は、アンプ効果を独立して行う場合の構成を示す図である。まず、図14−1を用いて、増幅を行わない場合の光端局装置の構成を説明する。光端局装置1400は、送受信器1401〜送受信器1403を備え、送受信器1401は内蔵された合分波器1404を用い、送受信器1402および送受信器1403は、合分波器1405および合分波器1406を用いて信号光の合波・分波を行う。光端局装置1400の送受信相手となる光端局装置1410も、送受信器1411〜送受信器1413を備え、光端局装置1400と同様に、送受信器1411は、内蔵された合分波器1404を用い、送受信器1412および送受信器1413は、合分波器1405および合分波器1406を用いて信号光の合波・分波を行う。
各送受信器からの送信用信号波は、合分波器1405→合分波器1404→合分波器1407の順に合波が行われ、伝送路104へ出力される。伝送路104から入力された信号光は、合分波器1407→合分波器1406の順で分波が行われ、各送受信器に受信用信号光として受信される。また、送受信器1401〜送受信器1403および送受信器1411〜送受信器1413には、送受信器1401および送受信器1411に図示したように送信用信号光にはE/O部、受信用信号光にはO/E部が設けられている。
各送受信器の光源の種類は以下のように定める。
光端局装置1400に装備された送受信器
・送受信器1401:1490nm(送信用)、1610nm(受信用)
・送受信器1402:1530nm(送信用)、1570nm(受信用)
・送受信器1403:1550nm(送信用)、1590nm(受信用)
光端局装置1410に装備された送受信器
・送受信器1411:1610nm(送信用)、1490nm(受信用)
・送受信器1412:1570nm(送信用)、1530nm(受信用)
・送受信器1413:1590nm(送信用)、1550nm(受信用)
送受信器1401に内蔵された合分波器1404は、送受信器1401からの送信用信号波と、送受信器1402および送受信器1403からの送信用信号光の合波を行うWDMカプラから構成されている。合分波器1405は、送受信器1402および送受信器1403からの送信用信号波の合波を行うWDMカプラから構成されている。合分波器1406は、合分波器1407において分波が行われた伝送路104からの受信用信号光を送受信器1401〜送受信器1403の各受信用信号光の分波を行うためのWDMカプラから構成されている。上述のように光端局装置1400および光端局装置1410は、送受信器1401と送受信器1411、送受信器1402と送受信器1412、送受信器1403と送受信器1413が対応しており、双方向光伝送路を3つ有した構成となる。
つぎに図14−2を用いて、送信用信号波を増幅するポストアンプの効果を独立して行う場合の構成について説明する。図14−1中の送受信器1401および送受信器1411をEDFA1300へ交換することで各送受信器から出力された送信用信号光は、一意的にEDFA1300へ入力され、EDF1303において増幅されることで、ポストアンプの効果を独立して行うことができる。したがって、光端局装置1400および光端局装置1410は、送信用信号光を増幅可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
最後に、図14−3を用いて、受信用信号光を増幅するプリアンプの効果を独立して行う場合の構成について説明する。ポストアンプ効果を独立させる際と同様、図14−1中の送受信器1401および送受信器1411をEDFA1300へ交換する。つぎに、各送受信器からの送信用信号を合分波器1405→合分波器1408の順で伝送路104へ出力させ、伝送路104から入力された信号光は、合分波器1408→EDFA1300→合分波器1406の順で分波が行われ、各送受信器に受信用信号光として受信される。伝送路104からの信号光を独立してEDFA1300へ入力させることで、受信用信号光のみを増幅するプリアンプの効果を独立して行うことができる。したがって、光端局装置1400および光端局装置1410は、受信用信号光を増幅可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
図12、図13に示した光端局装置1200および光端局装置1210と、図14−1〜図14−3に示した光端局装置1400および光端局装置1410は、異なる仕様を有する別装置として述べたが、光端局装置を構成する送受信器、合分波器および、EDFAは、同一のものであるため、配線の再構成が可能な仕様である場合、同一の光端局装置で光端局装置1200および光端局装置1210、光端局装置1400および光端局装置1410双方の機能を実現することも可能である。
(2波長励起法について)
図15−1は、2波長励起法を行う場合の構成を示す図である。2波長励起法とは、波長の異なる2つの励起光もしくは同波長の2つの励起光の合波を行い、増幅する光増幅法である。光端局装置1200および光端局装置1210は、図13に示す光端局装置1200および光端局装置1210と同様の構成をとり、EDFAは図13のEDFA1300に代わり、2波長励起法を行うために増幅ユニットEDFA1500が備えられている。
EDFA1500は、2つの励起光源を有する励起光源1501と、励起光の合波を行う光部品1502と、励起光と信号光の合波および伝送路104からの受信用信号光の分波を行う合分波器1503とEDF1504とを備えた構成となる。さらに、励起光源1501および光部品1502は、増幅の目的に応じ図15−2の図表に示す様な構成となる。
図15−2は、2波長と光部品の設定を表す図表である。励起光源の光源波長が1480nm、1460nmの異波長が2つの場合、光部品は、WDMカプラによる合分波器を用いる。しかしEDFの物理的性質から1460nmの光は、1480nmの光と比較するとEDFの反転分布率が下がり、その結果として1460nmの光による増幅は、通常の1550nm帯よりも利得帯域が長波長側へシフトする。したがって、励起光が1480nmのみの場合よりも幅広い利得帯域を得ることができ、1610nmの光を利得帯域にすることも可能である。
励起光源の光源波長が1480nmの同波長が2つの場合または、980nmの同波長が2つの場合、光部品は、同波長を単純に重ね合わせることにより合波を行うPBS(偏波ビームスプリッター)を用いる。2波長が重ね合わさり、励起パワーが増していることに加え、1480nmの光の場合は、高利得を得ることができる。980nmの場合は、自然放出光による雑音特性が良好であるという特徴をもつ。したがって、伝送距離と波長の品質との関係を考慮して波長と光部品の構成を選択することができる。
(光アイソレータについて)
図16−1および図16−2は、EDFAの基本構成を示す図である。一般的に光増幅を行うユニットは、図16−1に示すEDFA1610のように、光アイソレータ1614を備えている。光アイソレータ1614を備えることで、励起光源1611からの励起光が合分波器1612で信号光と合波が行われ、EDF1613に入力された際に、増幅された信号光が逆流し、信号光が、合分波器1612を経由して送受信器に入力することで光源モジュールが破損するような事態を避けることができる。
しかし、図16−2に示すように送受信器1624には、光源のモジュール保護用に光アイソレータが挿入されていること、また、EDFA1620での増幅による全利得が他の光学部品(伝送路、合分波器等)との接続点での全反射減衰量を超えなければ発振しないのでEDFA1610のような光アイソレータ1614は不要となる。例として、光学部品の接続点の全反射減衰量が40dB以上の場合、2Gain(EDFAでの全利得)≦40dB(反射減衰量)でなければ発振しないので、少なくとも利得20dB以下で使用する場合は光アイソレータ1614を必要としないことを表している。
図16−3および図16−4は、合分波器の内部構成を示す図である。EDFAの利得と反射減衰量の関係から光アイソレータが必要であって、送受信器の光源ユニットに光アイソレータが備えられていない場合でも、図16−3および図16−4に示すように、合分波器1630,1640を構成するWDMカプラ1631〜1634,1641〜1644内にアイソレータを備えることで光源モジュールの破損を防ぐことができる。
図13に示した光端局装置1200および光端局装置1210を例にして説明すると、光端局装置1200内の合分波器1205は、図16−3の合分波器1630、光端局装置1210内の合分波器1215は、図16−4の合分波器1640に対応する。光端局装置1200の送信用信号光の合波を行うためのWDMカプラ1631およびWDMカプラ1633内に光アイソレータが備えられ、光端局装置1210の送信用信号光の合波を行うためのWDMカプラ1642およびWDMカプラ1644内に光アイソレータが備えられていることになる。
以上説明したように、光アイソレータは、EDFAの利得と光部品の反射減衰量との関係で、用いるか否かを定めることができ、光アイソレータの装備が必要な場合であっても装備箇所は、光端局装置の設計やコストの面から柔軟に対応して定めることができる。
(励起光源制御について)
図17−1および図17−2は、励起光源制御を行う場合の光端局装置を示す図である。光端局装置の励起光源制御を行う方法としては、監視制御信号ユニットを備えて監視制御信号により励起光源制御を行う場合と、監視制御信号ユニットを用いることなく制御部のみで励起光源制御を行う場合とがある。
まず、図17−1を用いて、監視制御信号ユニットを備えて監視制御信号により励起光源制御を行う場合を説明する。光端局装置1200および光端局装置1210は、図13に示した光端局装置1200および光端局装置1210に制御部1700a、監視制御信号ユニット1701a(光端局装置1200内)と制御部1700b、監視制御信号ユニット1701b(光端局装置1210内)と、信号分離フィルタ1702を加えた構成となる。監視制御信号ユニット1701a,1701bは、それぞれE/O部と、O/E部と、合分波器を備えている。
光端局装置1200の制御部1700aは、以下に示すように接続され、各情報の送受信を行っている。
S1:制御部1700a→EDFA1300(励起光の制御情報)
S2:送受信器1202→制御部1700a(送受信器1202の受信レベル情報)
S3:送受信器1203→制御部1700a(送受信器1203の受信レベル情報)
S4:制御部1700a→監視制御信号ユニット1701a(送受信器1202および送受信器1203の受信レベル情報)
S5:監視制御信号ユニット1701a→制御部1700a(送受信器1212および送受信器1213の受信レベル情報)
光端局装置1210の制御部1700bは、以下に示すように接続され、各情報の送受を行っている。
S6:制御部1700b→EDFA1300(励起光の制御情報)
S7:送受信器1212→制御部1700b(送受信器1212の受信レベル情報)
S8:送受信器1213→制御部1700b(送受信器1213の受信レベル情報)
S9:制御部1700b→監視制御信号ユニット1701b(送受信器1212および送受信器1213の受信レベル情報)
S10:監視制御信号ユニット1701b→制御部1700b(送受信器1202および送受信器1203の受信レベル情報)
S4の送受信器1202および送受信器1203の受信レベル情報は、監視制御信号ユニット1701aから信号分離フィルタ1702へ送られ、信号光と合波が行われる。合波は、伝送路104を経由して光端局装置1210の信号分離フィルタ1702で分波が行われ、監視制御信号ユニット1701bで受信される。同様にS9の送受信器1212および送受信器1213の受信レベル情報も、光端局装置1200の監視制御信号ユニット1701aで受信される。各制御部は、受信した情報を基に対応する送受信器間の送受信レベル差が生じないようにEDFA1300内の励起光源の出力を調整することができる。なお、励起光の制御内容は、前述した励起光源制御(図11参照)と同じであり説明を省略する。制御部1700aおよび制御部1700bは、送信用信号光を増幅するポストアンプ機能の制御を行う。
つぎに、図17−2を用いて、監視制御信号ユニットを用いることなく制御部のみで励起光源制御を行う場合について説明する。光端局装置1200および光端局装置1210は、図17−1から監視制御信号ユニット1701と、信号分離フィルタ1702を除いた構成となる。制御部1700(1700a、1700b)からの接続と送受信される情報は、図17−1に示したS1〜S3およびS6〜S8である。
監視制御信号ユニット1701を用いることなく制御部1700(1700a、1700b)のみで励起光源制御を行う場合は、自装置内の送受信器の受信レベル情報を基に同一光端局装置内の送受信器の受信レベル差が生じないようにEDFA1300の励起光源の出力を調整する。制御部1700aおよび制御部1700bは、受信用信号光を増幅するプリアンプ機能の制御を行う。
以上説明したように、実施の形態2にかかる光端局装置によれば、従来の光端局装置の内部にEDFAのユニットを実装可能な構成にすることで、新たな増幅器を外部に装備する手間やコスト、大掛かりな追加ユニットによる光端局装置の大型化を防ぐことができる。
(実施の形態3)
図18は、実施の形態3にかかる光端局装置の基本構成を示す図である。光端局装置1800は、送受信器1201と、送受信器1202と、送受信器1203と、合分波器1205から構成される。送受信器1201は、合分波器を内蔵しており、EDFAのユニットと交換が可能である。送受信器1202および送受信器1203は、合分波器1205により合波・分波が行われる。
光端局装置1810も同様に、送受信器1211と、送受信器1212と、送受信器1213と、合分波器1215から構成され、送受信器1211は、合分波器を内蔵し、EDFAのユニットへ交換が可能であり、送受信器1212および送受信器1213は、合分波器1215により合波・分波が行われる。また、送受信器1201〜送受信器1203および送受信器1211〜送受信器1213には、送受信器1201および送受信器1211で図示したように送出用信号を送出用信号光に変換するE/O部1206と、受信用信号光を受信用信号に変換するO/E部1207が備えられている。
各送受信器の光源の種類は以下のように定める。
光端局装置1800に装備された送受信器
・送受信器1201:1470nm(送信用)、1490nm(受信用)
・送受信器1202:1530nm(送信用)、1550nm(受信用)
・送受信器1203:1570nm(送信用)、1590nm(受信用)
光端局装置1810に装備された送受信器
・送受信器1211:1490nm(送信用)、1470nm(受信用)
・送受信器1212:1550nm(送信用)、1530nm(受信用)
・送受信器1213:1590nm(送信用)、1570nm(受信用)
送受信器1201および送受信器1211に内蔵された合分波器は、1470nmの光と1490nmの光の合波・分波を行うWDMカプラから構成され、合分波器1205および1215は、1530nmの光と、1550nmの光と、1570nmの光と、1590nmの光の合波・分波を行うWDMカプラから構成されている。したがって、光端局装置1800および光端局装置1810は、送受信器1201と送受信器1211、送受信器1202と送受信器1212、送受信器1203と送受信器1213が対応しており、双方向光伝送路を3つ有した構成となる。
図19は、EDFAおよびラマン増幅による光増幅を行う場合の構成を示す図である。図18に示した光端局装置1800の送受信器1201と光端局装置1810の送受信器1211をEDFA1900に交換することで実施の形態2において説明したEDFAによる増幅と同時にラマン増幅を行うことができる。
EDFA1900は、EDF1901と、1480nmの光を励起光としてEDF1901に入力する励起光源1902と、励起光と信号光の合波・分波を行う合分波器1903とを備えた構造となっている。1480nmの励起光を用いて、EDF1901で誘導放出を起こし、1550nm帯の光に対する増幅が行われる。また、EDF1901に吸収されずに残った励起光(残留励起光)が伝送路104に送出されることにより、1580nmの光を最大利得帯域とするラマン増幅が行われる。これにより、図19の構成によれば、EDFAおよびラマン増幅を同時に行うことができる。そして、光端局装置1800および光端局装置1810は、双方向の信号光に対して増幅可能な双方向光伝送路を2つ有した構成となる。
また、励起光の波長を選択することでラマン増幅を発生させる波長の選択が可能となる。ただし、1480nmおよび980nm以外の励起光を用いる場合は、EDF1901の反転分布率の変化を考慮する必要がある。
以上説明したように、実施の形態3にかかる光端局装置によれば、光端局装置内にEDFAのユニットを備えるだけで、信号光をEDFAおよびラマン増幅することができ、信号光の波長をEDFAの利得帯域とラマン増幅の利得帯域が重複するよう設定を行うことで、大掛かりな外部増幅器を設けることなく、大幅な伝送距離の伸長効果をもたらすことができる。
(付記1)所定の波長の信号光を送受信する複数の信号光ユニットと、
送出される信号光をラマン増幅するための所定波長の励起光を送出する一つあるいは複数の励起光ユニットと、
一端が光伝送路に接続され、他端が前記信号光ユニットおよび前記励起光ユニットに接続され、前記信号光ユニットが送受信する信号光と、励起光ユニットが送出する励起光とを合分波する合分波器と、
を備えたことを特徴とする光端局装置。
(付記2)前記合分波器は、前記信号光ユニットあるいは前記励起光ユニットが接続される複数の入出力ポートと、当該入出力ポートごとに所定の帯域分離フィルタとを備え、合分波可能な波長帯域を有するWDMカプラであることを特徴とする付記1に記載の光端局装置。
(付記3)予め前記信号光ユニットあるいは前記励起光ユニットが装着される所定数の装着スロットを備え、
前記装着スロットに対して、前記信号光ユニットと、当該信号光ユニットに代えて所定数の前記励起光ユニットを装着自在なことを特徴とする付記1または2に記載の光端局装置。
(付記4)前記励起光ユニットの励起光の波長は、前記合分波器が合分波可能な波長帯域のうち短波長側に設定されたことを特徴とする付記2または3に記載の光端局装置。
(付記5)前記励起光ユニットの励起光の波長の数は、複数の前記信号光ユニットの複数の信号光の波長の数と同数となるよう設定されたことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記6)前記励起光ユニットの励起光の波長は、複数の前記信号光ユニットの複数の信号光をまとめてラマン増幅可能な波長に設定されたことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記7)前記励起光ユニットは、ラマン増幅の対象となる信号光を前方励起することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記8)前記励起光ユニットは、ラマン増幅の対象となる信号光を後方励起することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記9)前記励起光ユニットは、ラマン増幅の対象となる信号光を双方向励起することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記10)前記合分波器と、前記光伝送路との間に増幅用光ファイバを設けたことを特徴とする付記1〜9のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記11)前記合分波器が合分波可能な波長帯域が1450nm〜1610nmであり、所定波長間隔で複数の信号光を送受信する設定であり、
前記励起光ユニットは前記合分波可能な波長帯域内において短波長側の複数の波長を励起光として用い、前記信号光ユニットは長波長側の複数の波長を信号光として用い、前記励起光と前記信号光は100nmの波長間隔を有することを特徴とする付記1〜10のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記12)前記合分波器は、前記伝送路を介して相手側の光端局装置から受信した監視制御用信号光を分波するフィルタを備え、
前記監視制御用信号光に基づいて前記相手側の光端局装置における信号光の受信レベル情報を取得する監視制御信号光ユニットと、
前記受信レベル情報に基づいて、前記送受信ユニットが送信する信号光の送信レベルを制御する制御手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記1〜11のいずれか一つに記載の光端局装置。
(付記13)前記制御手段は、前記受信レベル情報に基づいて、前記励起光を送出する励起光ユニットに対する温度制御を行い前記信号光の送信レベルを制御することを特徴とする付記12に記載の光端局装置。
(付記14)所定の波長の信号光を送受信する複数の信号光ユニットと、
EDF(Erbium Doped Fiber)と、当該EDFに対して所定波長の励起光を入力する励起光源と、前記EDFと前記励起光源の間に設けられ、励起光と信号光の合分波を行う合分波器と、を有するEDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)ユニットと、
一端が前記EDFAユニットの前記合分波器に接続され、他端が複数の前記信号光ユニットに接続され、複数の前記信号光ユニットが送受信する信号光を合分波する合分波器と、
を備えたことを特徴とする光端局装置。
(付記15)前記EDFAに設けられる前記励起光源の波長は、前記信号光ユニットが送受信する信号光の波長に対応した波長に設定されたことを特徴とする付記14に記載の光端局装置。
以上のように、本発明にかかる光端局装置は、光伝送路整備の際のコストを抑え、大掛かりな設備投資を不要として信号光の増幅を行うことができ、特に、CWDM光伝送システム等の光伝送システムに適している。
実施の形態1にかかる光端局装置の基本構成を示す図である。 シングルモード光ファイバの損失の波長特性を表すグラフである。 合分波器の内部構造を示す図である。 合分波器で行われる分波を示す図である。 ラマン増幅で行われる励起の種類を示す図である。 ラマン増幅で行われる励起の種類を示す図である。 ラマン増幅で行われる励起の種類を示す図である。 ラマン増幅用の励起光源ユニットを接続しない構成を示す図である。 ラマン増幅用励起光源ユニットの第1の接続構成を示す図である。 ラマン増幅用励起光源ユニットの第2の接続構成を示す図である。 ラマン増幅用励起光源ユニットの第3の接続構成を示す図である。 ラマン増幅用励起光源ユニットの第4の接続構成を示す図である。 ラマン増幅における励起光の波長と利得の関係を表したグラフである。 増幅用光ファイバを実装した光端局装置を示す図である。 励起光源制御を行う場合の光端局装置を示す図である。 実施の形態2にかかる光端局装置の構成を示す図である。 EDFAにより信号光の増幅を行う場合の構成を示す図である。 アンプ効果を独立して行う場合の構成を示す図である。 アンプ効果を独立して行う場合の構成を示す図である。 アンプ効果を独立して行う場合の構成を示す図である。 2波長励起法を行う場合の構成を示す図である。 2波長と光部品の設定を表す図表である。 EDFAの基本構成を示す図である。 EDFAの基本構成を示す図である。 合分波器の内部構成を示す図である。 合分波器の内部構成を示す図である。 励起光源制御を行う場合の光端局装置を示す図である。 励起光源制御を行う場合の光端局装置を示す図である。 実施の形態3にかかる光端局装置の基本構成を示す図である。 EDFAおよびラマン増幅による光増幅を行う場合の構成を示す図である。 DWDM光伝送でラマン増幅を行う構成を表した図である。
符号の説明
100、500、510、900、910、1000、1010、1100、1110、1200、1210、1400、1410、1800、1810 光端局装置
101、501〜504、511〜514、902〜907、1201〜1203、1211〜1213、1401〜1403、1411〜1413、1211〜1213 送受信器
102、601〜604、801、802、901、1301、1902 励起光源
103、1103、1204、1205、1215、1302、1404、1405、1406、1407、1903 合分波器
104 伝送路
1001 増幅用光ファイバ
1101、1700a、1700b 制御部
1102a、1102b 監視制御信号光ユニット
1206 E/O部
1207 O/E部
1300、1900 EDFA
1701a、1701b 監視制御信号ユニット
1702 信号分離フィルタ
1901 EDF
2000 光伝送装置

Claims (3)

  1. 所定の波長の信号光を送受信する複数の信号光ユニットと、
    送出される信号光をラマン増幅するための所定波長の励起光を送出する一つあるいは複数の励起光ユニットと、
    一端が光伝送路に接続され、他端が前記信号光ユニットおよび前記励起光ユニットに接続され、前記信号光ユニットが送受信する信号光と、励起光ユニットから供給される励起光とを合分波する合分波器とを備え、
    前記合分波器は、前記信号光ユニットあるいは前記励起光ユニットが接続される複数の入出力ポートと、当該入出力ポートごとに所定の帯域分離フィルタとを備え、合分波可能な波長帯域を有するWDMカプラであり、
    予め前記信号光ユニットあるいは前記励起光ユニットが装着される所定数の装着スロットを備え、
    前記装着スロットに対して、前記信号光ユニットと、当該信号光ユニットに代えて所定数の前記励起光ユニットを装着自在なことを特徴とする光端局装置。
  2. 前記励起光ユニットの励起光の波長は、前記合分波器が合分波可能な波長帯域のうち短波長側に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の光端局装置。
  3. 前記励起光ユニットの励起光の波長の数は、複数の前記信号光ユニットの複数の信号光の波長の数と同数となるよう設定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の光端局装置。
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