JP4592115B1 - ファイル格納システム、サーバ装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】重複排除が見込めるファイルのみが、端末装置からサーバ装置に送信され、サーバ装置に格納される重複排除型のファイル格納システムを提供すること。
【解決手段】端末装置2からファイルの重複排除型アップロードを試行する際、ファイルの要約情報が要約情報送信手段22によって送信され、サーバ装置3の要約情報受信手段32によって受信される。その受信履歴を要約情報受信履歴格納手段33に格納する。該当ファイルが未格納のときに、要約情報受信履歴格納手段33に格納された受信履歴に基づいて、保留情報取得手段36が該当ファイルの他ユーザによる保留情報を取得し、その保留情報をサーバ装置3から端末装置2に送付する。端末装置2は、保留情報に基づいてファイル送信手段24からファイルを送信するか否かを決定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばオンラインストレージサービスに用いられるファイル格納システムに関する。
不特定多数のユーザを対象に、インターネットなどの公衆回線を介してファイルを格納するためのディスクスペースを貸し出すオンラインストレージサービスが提供されている。オンラインストレージサービスは、公衆回線へ接続可能な環境があれば利用できるため、自宅や職場等の任意の場所からファイルの保存及び読み出しを行う用途や、異なるユーザ間でファイルの受け渡しを行う用途等に活用されている。
しかしながら、現在のオンラインストレージサービスでは、ファイルの格納コストや通信コスト、および、通信時間の問題があるため、ユーザがディスクスペースに格納できるファイルの数は比較的少なく、また、ファイルサイズは数百メガバイト程度に制限される。
ところで、イントラネット等のように閉じたネットワーク内で用いられるファイルバックアップシステムでは、巨大なファイルをディスクスペースに保管する際の格納コストを低減するため、重複排除技術が採用されている。すなわち、端末装置において、ファイルやファイル断片(以下、ファイルはファイル断片を含むものとする)をハッシュ値などの要約情報と一体化して管理し、ファイルをアップロードしようとする前に、要約情報をサーバに送信する。サーバが、要約情報に対応するファイルが既にファイル格納装置に格納されていると判断すると、既に格納されたファイルにリンクを張る。これにより、端末装置からサーバへのファイルのアップロードを行うことなく、端末装置がファイルのアップロードを行ったのと同じ効果を奏するようにしている。サーバが、要約情報に対応するファイルがファイル格納装置に未格納であると判断したときにのみ、ファイルのアップロードを開始する。こうして、同一ファイルのアップロードの重複を防ぐことにより、バックアップにかかる時間や、通信資源の消費や、格納資源の消費を節約している。その結果、巨大なファイルをディスクスペースに保管可能としても、通信資源や格納資源を節約することができる。
このような重複排除技術を、公衆回線を介したオンラインストレージサービスに利用することにより、ファイルの格納コストや通信コストを低減し、通信時間を短縮して、巨大なファイルの大量保管が可能となり得る。
オンラインストレージサービスに重複排除技術を適用した従来技術としては、以下の特許文献1に記載されたものがある。
特表2004−514968号公報
このような重複排除技術を利用したストレージシステムでは、アップロードしようとしているファイルがサーバ上に格納されていなければ、すぐに通常のアップロードを行う。すなわち、該当ファイルが未格納の場合でも既格納の場合でも、サーバ装置のストレージ上で管理される。そのため、ストレージ上では、重複が排除されたファイルと、元々重複部分を含んでいなかったファイルとが混在することとなる。
しかしながら、重複排除型のストレージにおいて、格納資源や通信資源の節約効果を発揮することができるのは、実際に重複が排除されるファイルの場合のみであり、元々重複を含まないファイルに関しては、節約効果はない。ローカルに存在するストレージに格納する場合と比較すると、重複排除のできないファイルを重複排除型のオンラインストレージに格納することは、むしろ、通信コストや通信時間の増大要因となる。
そこで、本発明の課題は、要約情報の送信時にサーバにファイルが格納されていない場合には、無条件にそのファイルをサーバに送信してしまうのではなく、重複排除されることが見込めるファイルのみをサーバに送信することにより、重複排除可能なファイルのみをサーバ装置で集中管理する重複排除型のファイル格納システムを提供することにある。
本明細書において、一般的なファイル格納システムが行うように、ファイルをユーザの端末装置からサーバ装置が受信して格納し、格納した上記ファイルのアクセス権をユーザに付与することを「通常アップロード」と呼ぶ。これに対して、ユーザの端末装置からファイルの要約情報を受信し、ファイルを受信することなく、サーバ装置に格納されているファイルのアクセス権をユーザに付与することを「重複排除型アップロード」と呼ぶ。
上記課題を達成するため、本発明の側面1のファイル格納システムは、
ネットワークを介して互いに接続される端末装置とサーバ装置を含むファイル格納システムであって、
上記端末装置は、
ファイルを要約して要約情報を生成する要約情報生成手段と、
上記要約情報生成手段によって生成された要約情報を上記サーバ装置に送信する要約情報送信手段と、
上記サーバ装置から保留情報を受信する保留情報受信手段と、
上記保留情報受信手段によって受信された保留情報に基づいて、上記ファイルを上記サーバ装置に送信するファイル送信手段と、を有し、
上記サーバ装置は、
ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、まず、端末装置で要約情報生成手段によってファイルに基づいて要約情報が生成され、要約情報送信手段によってサーバ装置に送信される。サーバ装置は、要約情報受信手段によって端末装置から要約情報を受信する。この受信の履歴が、要約情報受信履歴格納手段に残される。サーバ装置は、さらに、ファイル格納手段に格納されたファイルの中から、端末装置から受け取った要約情報を検索キーとして、検索手段によってその要約情報に対応するファイルを検索する。検証結果が肯定的である場合は、端末装置を操作するユーザに対して、アクセス権付与手段によって、検索されたファイルのアクセス権が付与される。一方、検索結果が否定的である場合は、要約情報受信履歴格納手段に格納された要約情報の受信履歴に基づいて、保留情報取得手段によって、他のユーザがその要約情報に対応するファイルを格納しようとしているかどうかを表現する保留情報が取得され、保留情報送信手段によって、端末装置にその保留情報が送信される。
端末装置は、保留情報受信手段によって保留情報を受信し、その保留情報から他のユーザが該当ファイルについて重複排除型格納を行おうとしていると判断できる場合には、ファイル送信手段によって該当ファイルを通常アップロードする。一方、他のユーザが該当ファイルについて重複排除型格納を行おうとしていると判断できない場合には、該当ファイルをアップロードしない。
このように、側面1のファイル格納システムによれば、重複排除型アップロードに失敗した場合には、無条件に通常アップロードを行うのではなく、他のユーザがそのファイルを格納しようとしているか否かを示す保留情報をサーバから取得し、他のユーザがそのファイルを格納しようとしていると判断できる場合、すなわち、重複排除型の格納が見込めると判断できる場合にのみ、そのファイルを通常アップロードする。他のユーザがそのファイルを格納しようとしていると判断できない場合は、「自分はそのファイルを格納しようとしている」という意思をサーバに履歴として残したまま、アップロードを保留状態にする。自分がアップロードを保留状態にしておけば、他のユーザが重複排除型アップロードを試みて失敗したときに、自分がアップロードしようとしている旨が、保留情報としてそのユーザに伝わるため、そのユーザは通常アップロードすることになる。これにより、自分が重複排除型アップロードを再試行したときに、重複排除型アップロードが成功することになる。
一方、自分がアップロードを保留状態にしているファイルについて、他のユーザが重複排除型アップロードを試みることがなければ、そのファイルはサーバにアップロードされることはない。したがって、重複排除の見込めないファイルは、サーバ装置側で管理されることはない。
ここで、上記要約情報とは、ファイルよりも小さいデータサイズを有する情報であって、ファイルの全体を要約する情報である。すなわち、例えば、2つのファイルの間でファイルの実体の任意の1ビットが異なれば、要約情報が異なることが望ましい。さもなければ、正常ファイルに対して1ビットのみが反転した破損ファイルを、正常ファイルと同一視してしまう恐れが生じる。ファイルの全体を対象として、公知の一方向ハッシュ関数を適用すれば、ファイルの全体を要約する要約情報となる。なお、重複排除型アップロードを再試行するときには、以前生成した値を保存しておいて使い回してもよい。
ここで、上記要約情報受信履歴格納手段が格納する受信履歴とは、いつ、誰から、どのような状況でその要約情報を受信したかを表すログ情報、または、それらの履歴を縮退させた情報である。例えば、「いつ」要約情報を受信したかを表す値としては、要約情報受信手段が要約情報を受信したときの時刻をタイムスタンプとして格納すればよい。また、「誰から」要約情報を受信したかを表す値としては、送信元識別情報を格納すればよい。また、「どのような状況で」その要約情報を受信したかを表す情報としては、例えば、端末装置からその要約情報の送信が初回の送信であるか、あるいは、再試行のための送信であるかを表現するブール値を受信し、そのブール値も要約情報に関連付けて保存しておくなどしてもよい。あるいは、端末装置が要約情報を送信したときに端末装置上で設定されていたオプション値などを付加情報としてログの中に格納しておいてもよい。
ここで、上記保留情報とは、該当ファイルをアップロードする需要があるか否かを判断する材料とするために他のユーザのアップロードの保留状況を表現する情報であり、要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて取得され、端末装置に送信される情報である。例えば、その要約情報が過去に一度でも要約情報受信手段によって受信されたか否かを表すブール値でもよい。あるいは、例えば、その要約情報の過去の受信回数でもよい。あるいは、例えば、その要約情報に関連付けられて格納された送信元識別情報を、重複を除外して数え上げた個数を用いてもよい。この個数は、その時点において、そのファイルのアップロードを保留している「保留ユーザ数」といえる。
要約情報が以前に送信されたか否かのみに基づいてファイルを送信することを判断する場合、保留中のユーザが1名のみであるので、そのユーザが何らかの理由で該当ファイルのサーバでの管理をキャンセルしたときに、サーバに送信したファイルが重複排除されないファイルとなってしまう危険を伴う。ある程度のユーザによる需要が貯まってからファイルの送信を実行する方が安全である。例えば、端末装置がファイルを送信するか否かを決定するための判断基準となる閾値を10とするときは、保留ユーザ数が閾値に達した時点で、保留しているユーザが10人いることになる。この場合、10人全員が格納をキャンセルすることは考えにくく、重複していないファイルをサーバ装置で管理することになるリスクを低減することができる。
ここで、上記保留情報取得手段の取得する送信元ユーザの数は、要約情報を受信した回数に基づく延べ人数であっても良いし、重複を除外した実人数であってもよい。
また、要約情報の受信時刻を現在時刻から一定時間内の場合に限定した上で保留ユーザ数を算出してもよい。また、現在時刻と受信時刻との差によって、差が大きいほど小さくなる値によって重み付けした上で保留ユーザ数を算出してもよい。直前に要約情報を送信していたユーザは、そのファイルのサーバでの管理をキャンセルする確率が小さいと考えられるためである。
また、上記端末装置を操作するユーザと同じユーザグループに属するユーザに限定した上で保留ユーザ数を算出してもよい。その場合、関係の深いユーザ間のみで重複が排除される。
あるいは、要約情報受信手段が、要約情報と共にファイルサイズも受信し、要約情報格納手段に、付加情報としてファイルサイズも要約情報と関連付けて格納しておくことにより、ファイルサイズも考慮して保留情報を取得してもよい。大きいサイズのファイルであれば重複排除されて管理されるメリットが大きいので、ファイルを送信しやすい方向にバイアスをかけて保留情報を取得することが望ましい。
さらに、サーバ装置の保留情報取得手段によって、これらの値が所定の条件を満たすか否かを判定し、ファイルを端末からサーバ装置に送信すべきかどうかを判断して、判断した結果のブール値を保留情報としてもよい。例えば、要約情報の受信回数が閾値に到達したかどうかを判定し、到達した場合は「真」、到達していない場合は「偽」となるブール値を保留情報としてもよい。
さらに、サーバ装置の保留情報取得手段によってブール値を保留情報として取得した場合、その値が「真」のときにのみ保留情報送信手段によって端末装置に送信し、「偽」のときに何も送信しなくてもよい。あるいは、要約情報を受信した時刻では「偽」であったとしても、時間経過後、「真」になったときに保留情報送信手段によって端末装置に送信してもよい。
また、端末装置のファイル送信手段が、保留情報に基づいてサーバ装置にファイルを送信するか否かの判断は以下の通りである。保留情報がブール値をとる構成の場合は、受信した値が「真」のときにファイルを送信し、「偽」のときにはファイルを送信しない。保留情報がブール値の真の値のときにのみ送信される場合は、その保留情報を受信したタイミングでファイルを送信する。保留情報が少なくとも1つの数値のときは、その数値が所定の条件を満たすときにファイルを送信し、そうでないときには送信しない。例えば、保留情報が、アップロードを保留しているユーザ数のときは、その数がある閾値以上であればファイルを送信し、そうでなければファイルを送信しない。
なお、上記要約情報受信履歴格納手段に格納される履歴情報は、それに基づいて保留情報を得ることを目的として格納されるのであるから、履歴情報自体を縮退された形で格納し、要約情報を受信するときに格納された情報を更新してもよい。
また、上記要約情報受信履歴格納手段に格納される履歴情報は、それに基づいて保留情報を得ることを目的として格納されるのであるから、それ以降に保留情報を取得する必要がなくなる場合には、履歴を新たに格納する必要はない。例えば、要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして検索手段によってファイルを検索したとき、検索結果が肯定的であれば、既に該当ファイルが格納されているのであるから、今後、保留情報を取得する必要がなく、この要約情報の受信については履歴として残す必要はない。また、検索結果が否定的である場合でも、まず自分が送信した要約情報が受信される直前までに格納されていた要約情報の受信履歴に基づいて保留情報を取得し、それに基づいて通常アップロードを行うかどうかを判断し、通常アップロードを行わなかったときにのみ履歴情報を格納し、通常アップロードを行ったときには履歴情報を格納しなくてもよい。
本発明の側面2のファイル格納システムは、
側面1のファイル格納システムにおいて、
上記サーバ装置は、
上記要約情報受信履歴格納手段が、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信回数を格納すること、を特徴とする。
上記要約情報受信履歴格納手段に格納される履歴情報は、それに基づいて保留情報を得ることを目的として格納されるのであるから、履歴情報自体を縮退された形で表現してもよい。保留情報として要約情報の受信回数を取得する場合は、要約情報受信履歴格納手段に格納される履歴情報として、受信履歴を縮退させた受信回数という値として格納してもよい。すなわち、要約情報受信手段が要約情報を初回に受信したときに、受信回数として1を格納し、要約情報受信手段が同一の要約情報を受信するごとにその受信回数をカウントアップしていけばよい。
本発明の側面2のファイル格納システムによれば、受信履歴の詳細情報を保存しなくてもいいので、要約情報受信履歴格納手段に格納される受信履歴の情報量を小さく抑えることができる。また、保留情報取得手段は、要約情報受信履歴格納手段に格納された受信回数を、そのまま保留情報として取得すればよいので、処理コストを節約できる。
ここで、上記受信回数は、延べの受信回数でもよいし、同一送信元からの受信は1回の受信とみなす実受信回数でもよい。
本発明の側面3のファイル格納システムは、
側面1又は2のファイル格納システムにおいて、
上記サーバ装置は、
上記要約情報受信履歴格納手段が、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の送信元識別情報を格納すること、を特徴とする。
ここで、上記送信元識別情報とは、要約情報の送信元の端末装置を操作するユーザを識別する情報である。送信元識別情報としては、オンラインストレージサービスを提供する上で各ユーザにユニークに付与するユーザIDを使うことができる。或いは、送信元識別情報は、ユーザによって独占的に使用される端末装置のIPアドレス等、端末装置のユーザを一意に特定できる情報が含まれた情報であればよい。
側面3のファイル格納システムによれば、誰が該当ファイルのアップロードを保留しているかの情報も履歴として残すことができるので、受信ファイル格納手段によってファイルがファイル格納手段に格納されたときに、そのファイルを要約する要約情報に関連付けられて格納された送信元識別情報に対応するユーザに、重複排除型アップロードの再試行を促す通知をメール等で送信することができる。あるいは、誰が多くのファイルを保留しているか、または、ファイルを保留した後、再試行しない人は誰かなど、利用状況をユーザ毎に解析するための資料とすることができる。
本発明の側面4のファイル格納システムは、
側面3のファイル格納システムにおいて、
上記サーバ装置は、
上記保留情報送信手段が、
上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザの操作する端末装置にも、上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を送信すること、を特徴とする。
上記構成によれば、サーバ装置の保留情報送信手段は、直近に要約情報を受け取ったユーザの操作する端末だけでなく、上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザの操作する端末装置にも保留情報を送信する。これにより、保留中のユーザが、自動的に保留状態を解除して、該当ファイルを通常アップロードすることができる。
ここで、上記要約情報受信履歴格納手段に格納された各々の送信元識別情報に対応するユーザの操作する端末装置の保留情報受信手段は、サーバ装置から送信される保留情報を持続的に待ち構えておいても良いし、あるいは、ユーザが次回ログインするときに、前回ログアウト後の保留情報をまとめて受け取ってもよい。あるいは、保留情報受信手段は、それをクリックすれば端末からサーバへのファイル送信が開始されるURLを含んだEメールとして保留情報を受信してもよい。
側面4のファイル格納システムによれば、保留状況が変化したときに、イベントドリブンで、アップロードを保留しているユーザが自動的に再試行することができる。ユーザは、自分が要約情報を送信したときだけでなく、他のユーザが同じ要約情報を送信したときにも保留情報を受け取ることになる。
ここで、上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報が複数個格納されている場合は、その複数人のユーザが操作する端末装置に略同時に保留情報を送信することになるが、その複数人のユーザのうちの誰かがファイルを送信すればよい。したがって、端末装置のファイル送信手段がファイルを送信しようとしたときに、既に誰か別のユーザがファイルを格納していて自分はファイルを送信する必要がなくなっている場合は、通常アップロードを中止して、重複排除型アップロードを行ってもよい。
あるいは、複数人のユーザに略同時に保留情報を送信した場合、その複数人の全員または一部で分担してファイルをアップロードしてもよい。例えば、あるタイミングでN人のユーザがファイルを送信すべき状態となったときには、ファイルをN個に分割したファイル断片のうちの1つをそれぞれのユーザに割り当て、それをアップロードしてもらい、サーバ装置上でN個のファイル断片が揃った段階で、それらを結合させてファイル実体の全体をファイル格納装置に格納してもよい。
本発明の側面5のファイル格納システムは、
側面3又は4のファイル格納システムにおいて、
上記サーバ装置は、
上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを上記受信ファイル格納手段が上記ファイル格納手段に格納したときに、上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザに上記ファイルのアクセス権を付与する保留ユーザアクセス権付与手段を有すること、を特徴とする。
上記構成によれば、要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザに、該当するファイルが格納された時点で、アクセス権を自動的に付与する。従って、ファイル受信手段によって受信されたファイルを受信ファイル格納手段がファイル格納手段に格納した時点で、そのファイルの重複度(リンクカウント)が即座に複数となり、重複排除型の格納が開始される。なお、実際にアクセス権を付与する前に、一旦、個々の送信元ユーザに本当にアクセス権を付与してもよいかの確認を取るプロセスを挿入してもよい。
側面5のファイル格納システムによれば、要約情報受信履歴格納手段に送信元識別情報を格納することが、重複排除型のアップロードを「保留」するのみならず、いわば、「予約」することに相当する。したがって、端末装置がサーバ装置から受け取る保留情報は、潜在的需要ではなく顕在的需要を表しているとも言える。
本発明の側面6のサーバ装置は、
ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置であって、
ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、本発明の側面1のファイル格納システムを実現できる。
本発明の側面7のプログラムは、
コンピュータを、ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置として機能させるためのプログラムであって、
ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段として上記コンピュータを機能させることを特徴とする。
上記構成によれば、上記プログラムをコンピュータに実行させることにより、このコンピュータを上記各手段として機能させて、例えば汎用のコンピュータを用いて本発明の側面7のサーバ装置を構成し、本発明の側面1のファイル格納システムを実現できる。
本発明によれば、重複が排除されて格納される見込みのあるファイルのみを選択してサーバ装置に送信することができる。これにより、重複の排除される見込みのないファイルをサーバ装置に送信することを避けることができる。通信環境が貧弱なユーザにとっては、通信コストや通信時間の浪費を防止することができる。
第1実施形態のファイル格納システムを示す概念図である。 第1実施形態のファイル格納システムを示すブロック図である。 第2実施形態のファイル格納システムを示すブロック図である。 第2実施形態のファイル格納システムにおける処理の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のファイル格納システムを示す概念図である。本実施形態のファイル格納システム1は、ネットワークを介してユーザにオンラインストレージサービスを提供するために用いられており、複数のユーザによって操作される複数の端末装置2が、ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続されて構成される。
端末装置2は、CPU(Central Processing Unit)やキャッシュメモリ等の情報処理資源を備え、ネットワークに接続する機能を有するコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム、携帯情報端末、ゲーム機及びカーナビゲーション装置等により構成される。端末装置2は、更に、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置、通信インターフェース及びメモリインターフェース等を備える。端末装置2は、補助記憶装置から主記憶装置に読み出されたシステム情報や各種制御プログラムを、CPUが必要に応じて実行することにより、また、必要に応じて各装置及びインターフェースと協働することにより、後述の各手段として機能する。
サーバ装置3は、CPUやキャッシュメモリ等の情報処理資源を備え、ネットワークに接続する機能を有するコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータ、ワークステーション及びメインフレーム等により構成される。サーバ装置3は、更に、主記憶装置、補助記憶装置、入出力装置、通信インターフェース及びメモリインターフェース等のほか、端末装置2からアップロードされたファイルを格納するハードディスクドライブ等の大容量記憶装置を備える。サーバ装置3は、補助記憶装置から主記憶装置に読み出されたシステム情報や各種制御プログラムを、CPUが必要に応じて実行することにより、また、必要に応じて各装置及びインターフェースと協働することにより、後述の各手段として機能する。なお、サーバ装置3は、大容量記憶装置が本体と分離していてもよい。
端末装置2とサーバ装置3との間の通信は、端末装置2とサーバ装置3の通信インターフェースを介してTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。
端末装置2のユーザは、オンラインストレージサービスの利用に先立ってサービス提供者に利用申し込みを行い、サービス提供者がサービスの利用を許可すると、ユーザのID及びパスワード等の認証情報を登録する。ユーザは、所定の端末装置2でサーバ装置3に接続し、ID及びパスワードをサーバ装置3に送信する。サーバ装置3は、受信したID及びパスワードを、登録された認証情報と照合して認証を行い、認証が成功すると、端末装置2との間でファイルのアップロード及びダウンロードを行う。なお、パスワードの代わりに生体認証など他の認証方法を用いてユーザを認証してもよい。また、オンラインストレージサービスは、サービスの提供に伴ってユーザが登録手続きを行うことなく、端末装置2とサーバ装置3との間のファイルのアップロード及びダウンロードが可能な形態であってもよい。例えば、端末装置2がネットワーク4に接続する際に設定されるIPアドレスにより、端末装置2を操作するユーザを区別してもよい。オンラインストレージサービスによりサーバ装置3に格納されるファイルは、文書、画像、音楽及びプログラム等の任意のファイルが対象となる。
なお、端末装置2は、オンラインストレージサービスによって、ユーザの専用領域として提供される仮想端末装置であってもよい。そのオンラインストレージサービスは、サーバ装置3を提供するサービス提供者と同一の者が提供するサービスであってもよいし、別の者が提供するサービスであってもよい。端末装置2に相当する仮想端末装置を実現するオンラインストレージサービスを提供する者と、サーバ装置3をオンラインストレージとして提供する者が同一である場合は、ネットワーク4は、インターネットなどの公衆回線ではなく、提供業者の社内にのみアクセスを制限されたネットワークであってもよい。
図2は、第1実施形態のファイル格納システム1のうち、端末装置2とサーバ装置3を示すブロック図である。図2に示すように、端末装置2は、要約情報生成手段21と、要約情報送信手段22と、保留情報受信手段23と、ファイル送信手段24とを有する。サーバ装置3は、要約情報受信手段32と、要約情報受信履歴格納手段33と、検索手段34と、ファイル格納手段31と、アクセス権付与手段35と、保留情報取得手段36と、保留情報送信手段37と、ファイル受信手段38と、受信ファイル格納手段39とを有する。
サーバ装置3は、図2に記載の各手段の1つまたは複数の手段を実現する複数の装置が、ネットワーク4を介して接続されたシステムにより実現されていてもよい。例えば、ファイル格納手段31のみがネットワーク4を介した遠隔地に存在するファイル格納装置上にあってもよい。また、その場合、ファイル格納装置は複数あってもよい。
本実施形態のファイル格納システム1は、以下のように動作する。まず、ユーザが端末装置2の補助記憶装置に記憶された所定のファイルの重複排除型アップロードを行う場合、要約情報生成手段21により、上記ファイルに基づいてハッシュ関数のMD5によって128ビットの値を生成して、要約情報を生成する。この要約情報が、要約情報送信手段22により、ネットワーク4を通じてサーバ装置3に送信される。
サーバ装置3は、要約情報受信手段32によって要約情報を受信すると、受信した要約情報を検索キーとして検索手段34によって、その要約情報に対応するファイルがファイル格納手段31に格納されているかを検索する。なお、ファイル格納手段31には、格納されるファイルを要約して生成される要約情報、すなわち、MD5の値と関連付けられて、そのファイルが格納されている。
検索手段34の検索結果が肯定的であった場合、アクセス権付与手段35によって、検索結果のファイルのアクセス権を、端末装置2を操作するユーザへ付与する。ユーザへのファイルのアクセス権の付与は、例えば、ファイル格納手段31に格納された全てのファイルに、そのファイルのアクセス権を持つユーザのユーザ識別情報のリストを関連付けて保存しておき、そのリストにユーザ識別情報を追加することにより行う。アクセス権を付与されたユーザは、端末装置2へそのファイルをダウンロードすることが可能となる。
検索手段34の検索結果が否定的なときには、要約情報受信履歴格納手段33に格納された要約情報の受信履歴に基づいて、保留情報取得手段36によって保留情報が取得され、保留情報送信手段37によって端末装置2に送信される。
ここで、保留情報取得手段36が取得する保留情報とは、保留ユーザ数である。この場合、要約情報受信履歴格納手段33には、上記保留情報取得手段36が保留情報として保留ユーザ数を取得できるために必要な情報を格納しておく必要がある。例えば、要約情報受信履歴格納手段33に保留ユーザ数を格納し、要約情報を受信する度に、その要約情報に関連付けられて格納された保留ユーザ数を更新してもよい。同じユーザから同一の要約情報を受信したときは、同じファイルの重複排除型アップロードの再試行を目的とすると判断して、保留ユーザ数の更新処理対象から外してもよい。あるいは、要約情報を受信するごとに、タイムスタンプと送信元ユーザ識別情報と、その他付加情報を付け加えて、ログファイルに受信ログを格納してもよい。その場合でも、そのログファイルに基づいて、保留情報取得手段36は、該当する要約情報に対応するファイルのアップロードを保留しているユーザ数を抽出して、保留情報とすることができる。
端末装置2のファイル送信手段24は、サーバ装置3から保留情報受信手段23によって受信された保留情報である保留ユーザ数に基づいて、ファイルを送信するか否かを決定する。例えば、保留ユーザ数が1以上であれば、ファイルを送信することとする。自分が該当ファイルを送信した場合、その保留していたユーザが後で再試行してそのファイルのアクセス権を得ることが期待できる。
ファイルを送信するか否かを決定する保留ユーザ数の閾値は、任意の値に設定することができる。大き目の閾値を設定しておけば、結果的に重複度の高くなることが期待できるファイルのみをサーバ装置3で管理することができるようになる。
また、ファイルを送信するか否かを決定する保留ユーザ数の閾値は、サーバ装置3の保留情報取得手段36内に、ユーザ毎にオプション値として設定することができてもよい。その場合、端末装置2に送信する保留情報としては、保留ユーザ数に対して閾値処理を施した後のブール値となる。あるいは、そのブール値が「真」となるときにのみ、保留情報送信手段37が保留情報を送信してもよい。
要約情報受信履歴格納手段33には、要約情報に関連付けられて、その要約情報の受信履歴が格納される。自分の送信した要約情報に関する受信履歴を格納する前の状態に基づいて保留情報取得手段36が保留情報を取得し、その後、自分の送信した要約情報に関する受信履歴を格納する構成としてもよいし、自分の送信した要約情報に関する受信履歴をまず格納し、それも含めた情報に基づいて保留情報取得手段36が保留情報を取得する構成としてもよい。
なお、サーバ装置3のファイル格納手段31に格納されたファイルのアクセス権を得た後にも、それと同一のファイルが端末装置2に残るが、このファイルはサーバ上からダウンロードが可能となったのだから、即座に削除してもよい。あるいは、端末装置2のファイル格納容量が逼迫していないのならば、すぐに削除するのではなく、削除可能フラグを立てるだけでもよい。その場合、端末装置2のファイル格納容量が逼迫した段階で、優先的に削除することができる。あるいは、光ディスクなどの補助記憶装置上に端末装置2のバックアップを取るとき、削除可能フラグの立っていないファイルのみを選択してバックアップを取る機能を付け加えてもよい。
以上のように、本実施形態のファイル格納システム1によれば、端末装置2は、重複が排除されて格納される見込みのあるファイルのみ選択してサーバ装置3に送信することができる。これにより、重複の排除される見込みのないファイルをサーバ装置3に送信することを避けることができる。
なお、上記実施形態において、検索手段34は、保留情報取得手段36とは無関係に構成されるものとして記述したが、保留情報取得手段36が検索手段34を兼ねる構成でもよい。例えば、要約情報受信履歴格納手段33が要約情報と関連付けて格納する保留ユーザ数として、ファイルの実体がファイル格納手段31に格納されるときに、便宜的な値として−1を格納し、合わせて、ファイル格納手段31に格納されたファイルへのポインタも関連付けて格納しておくこととする。保留情報取得手段36が、保留情報として保留ユーザ数を取得するとき、まず保留ユーザ数が−1であるか否かを判定し、その値が−1であるときには既にファイルが格納されているのでアクセス権付与手段35によって合わせて格納されたポインタの指し示すファイルのアクセス権を付与し、保留ユーザ数が0以上の値であるときに、その値を保留ユーザ数と考えて保留情報送信手段37へと引き渡す。このとき、保留情報取得手段36が、検索手段34の果たすべき機能を兼ねていると言える。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態のファイル格納システムを示すブロック図である。本実施形態のファイル格納システム101は、第1実施形態のファイル格納システム1と同様のハードウェアにより構成され、端末装置2及びサーバ装置301で実行される制御プログラムが異なる。第2実施形態において、第1実施形態の構成部分と同様の構成部分には、第1実施形態における参照番号と同じ参照番号を引用して詳細な説明を省略する。
図3に示すように、第2実施形態のファイル格納システム101は、サーバ装置301の要約情報受信履歴格納手段33に、要約情報受信手段32によって受信された要約情報の送信元の識別情報を、その要約情報に関連付けて保存し、保留情報送信手段37が、直近に要約情報を受け取ったユーザに対してのみではなく、その要約情報に関連付けられて要約情報受信履歴格納手段33に格納された送信元識別情報にも保留情報を送信する。また、受信ファイル格納手段39がファイル受信手段38によって受信されたファイルをファイル格納手段31に格納するときに、要約情報受信履歴格納手段33に格納された送信元識別情報に自動的にそのファイルのアクセス権を付与する保留ユーザアクセス権付与手段351を有する。
保留ユーザアクセス権付与手段351は、受信ファイル格納手段39が受信ファイルを格納するときに、要約情報受信履歴格納手段33に、そのファイルを要約する要約情報に関連付けられて格納された送信元識別情報に対応するユーザに、自動的にそのファイルのアクセス権を付与する。これにより、ファイルの実体がアップロードされた時点から、それらのユーザによる該当ファイルの重複排除型アップロードの再試行を待つまでもなく、重複度(リンクカウント)を複数にすることができる。
以下において、あるユーザが、要約情報受信履歴格納手段33に自分の送信元識別情報を要約情報に関連付けて格納することを「重複排除型アップロードを保留する」と呼び、他のユーザが該当するファイルをアップロードすることによって、保留状態が解除されてアクセス権が付与することを、「重複排除型アップロードが完了する」と呼ぶこととする。
図4に、本実施形態のファイル格納システム101における処理の流れ図を示す。まず、端末装置2の要約情報生成手段21によって生成された要約情報が要約情報送信手段22によって送信され、サーバ装置301の要約情報受信手段32がその要約情報を受信する(401)。検索手段34によってその要約情報に該当するファイルをファイル格納手段31から検索する(402)。検索結果がある場合は、即座に重複排除型アップロードを完了させることができる(404)。
検索結果がない場合は、保留情報として要約情報受信履歴格納手段33に保存された送信元識別情報の数を保留情報取得手段36が保留情報として取得し、保留情報送信手段37によって端末装置2にその保留情報が送信される。端末装置2の保留情報受信手段23は、保留情報を受信してファイル送信手段24に受け渡す。ファイル送信手段24では、保留情報である送信元識別情報の数がN以上であるか否かを判定し(403)、「N人以上が保留中」と判断できれば該当ファイルの実体をアップロードする(406)。
サーバ装置301は、ファイル受信手段38がファイルを受け取り、そのファイルを受信ファイル格納手段39がファイル格納手段31に格納するとともに、要約情報受信履歴格納手段33に上記要約情報に関連付けられて格納された送信元識別情報をもつユーザに対して、保留ユーザアクセス権付与手段351がアクセス権をアップロードされたファイルのアクセス権を自動的に付与する。もちろん、ファイルを送信した本人にも、そのファイルのアクセス権を付与する。
一方、端末装置2のファイル送信手段24が「N人以上が保留中」と判断できない場合はファイルを送信しない。サーバ装置301の要約情報受信履歴格納手段33に送信元識別情報が、上記要約情報に関連付けられて格納される。これは、重複排除型アップロードが保留された状態である(405)。その後、他のユーザが上記要約情報と同一の要約情報を送信したときに、通常のアップロード(406)が行われたときは、保留していたユーザにもアクセス権が与えられ、保留されていた重複排除型のアップロードが完了される(407)。
ファイルを送信するか否かを決定する保留ユーザ数の閾値Nは、端末装置2にて、ユーザ毎にオプションとして自由に設定できる構成であってもよい。閾値Nを0に設定し、保留しているユーザの有無に関わらず即座にファイルを送信するユーザがいてもよい。すなわち、このユーザは、重複排除型アップロードを保留することはない。ブロードバンドの通信環境を利用できるユーザにとっては、従来の重複排除型ストレージと同じように、重複の有無に関わらずすべてのファイルをサーバ装置301で管理する方が、手間が掛からなくて好ましい場合もある。
また、閾値を無限大、または、非常に大きい値に設定することにより、ファイルを送信することを絶対に、または、滅多に行わないユーザがいてもよい。ナローバンドの通信環境を利用するユーザにとっては、その方が通信コストや通信時間の無駄を省くことができて有利である。
また、上記説明において、サーバ装置301の保留情報送信手段37は、保留情報を、上記要約情報を送信した端末装置2のみに送信したが、要約情報受信履歴格納手段33にこの要約情報に関連付けられて格納された送信元識別情報に対応するユーザの操作する複数の端末装置2に、略同時に送信してもよい。その場合、保留情報を受信したユーザのうち、閾値Nを小さめに設定しているユーザがファイルを通常アップロードすることになる。その他のユーザには、保留ユーザアクセス権付与手段351によって、自動的にアクセス権が付与される。
あるいは、複数人のユーザに略同時に保留情報を送信した場合、その複数人で分担してファイルをアップロードしてもよい。例えば、あるタイミングでN人のユーザがファイルを送信すべき状態となったときには、ファイルをK個に分割したファイル断片のうちの1つをそれぞれのユーザに割り当て、それをアップロードさせ、サーバ装置301上でK個のファイル断片が揃った段階で、それらを結合させてファイル実体の全体をファイル格納装置に格納してもよい。ここで、N=Kとしてもよいし、冗長性をもたせるため、例えば、N=A×Kとしてもよい。この場合、すべての断片について割り当てられたA人のうち誰かがアップロードすればファイル実体の全体が揃うこととなる。その場合、ファイル断片をアップロードしなかったユーザは保留ユーザアクセス権付与手段351によって、自動的にアクセス権が付与される。
以上のように、本実施形態のファイル格納システム101によれば、端末装置2は、重複が排除されて格納される見込みのあるファイルのみ選択してサーバ装置301に送信することができる。さらに、そのファイルのアクセス権が自動的に保留中のユーザにも付与されるため、他のユーザによる重複排除型アップロードの再試行を待つまでもなく、即座に重複を排除されて格納される。また、直近で要約情報を送信したユーザだけでなく、該当ファイルのアップロードを保留したユーザのうちの誰かがファイルの実体をアップロードすることも可能となる。
1,101 ファイル格納システム
2 端末装置
3,301 サーバ装置
4 ネットワーク
21 要約情報生成手段
22 要約情報送信手段
23 保留情報受信手段
24 ファイル送信手段
31 ファイル格納手段
32 要約情報受信手段
33 要約情報受信履歴格納手段
34 検索手段
35 アクセス権付与手段
36 保留情報取得手段
37 保留情報送信手段
38 ファイル受信手段
39 受信ファイル格納手段
351 保留ユーザアクセス権付与手段

Claims (7)

  1. ネットワークを介して互いに接続される端末装置とサーバ装置を含むファイル格納システムであって、
    上記端末装置は、
    ファイルを要約して要約情報を生成する要約情報生成手段と、
    上記要約情報生成手段によって生成された要約情報を上記サーバ装置に送信する要約情報送信手段と、
    上記サーバ装置から保留情報を受信する保留情報受信手段と、
    上記保留情報受信手段によって受信された保留情報に基づいて、上記ファイルを上記サーバ装置に送信するファイル送信手段と、を有し、
    上記サーバ装置は、
    ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
    上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
    上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
    上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
    上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
    上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段と、を有することを特徴とするファイル格納システム。
  2. 請求項1のファイル格納システムにおいて、
    上記サーバ装置は、
    上記要約情報受信履歴格納手段が、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信回数を格納すること、を特徴とするファイル格納システム。
  3. 請求項1又は2のファイル格納システムにおいて、
    上記サーバ装置は、
    上記要約情報受信履歴格納手段が、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の送信元識別情報を格納すること、を特徴とするファイル格納システム。
  4. 請求項3のファイル格納システムにおいて、
    上記サーバ装置は、
    上記保留情報送信手段が、
    上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザの操作する端末装置にも、上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を送信すること、を特徴とするファイル格納システム。
  5. 請求項3又は4のファイル格納システムにおいて、
    上記サーバ装置は、
    上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを上記受信ファイル格納手段が上記ファイル格納手段に格納したときに、上記要約情報受信履歴格納手段に格納された送信元識別情報に対応するユーザに上記ファイルのアクセス権を付与する保留ユーザアクセス権付与手段を有すること、を特徴とするファイル格納システム。
  6. ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置であって、
    ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
    上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
    上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
    上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
    上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
    上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。
  7. コンピュータを、ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置として機能させるためのプログラムであって、
    ファイルを、このファイルが要約されて生成された要約情報に関連付けて格納するファイル格納手段と、
    上記端末装置から要約情報を受信する要約情報受信手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けて、この要約情報の受信履歴を格納する要約情報受信履歴格納手段と、
    上記要約情報受信手段によって受信された要約情報を検索キーとして上記ファイル格納手段からファイルを検索する検索手段と、
    上記検索手段による検索結果が肯定的である場合に、上記検索手段によって検索されたファイルのアクセス権を上記端末装置のユーザに付与するアクセス権付与手段と、
    上記検索手段による検索結果が否定的である場合に、上記要約情報受信手段によって受信された要約情報に関連付けられて上記要約情報受信履歴格納手段に格納された受信履歴に基づいて保留情報を取得する保留情報取得手段と、
    上記保留情報取得手段によって取得された保留情報を上記端末装置に送信する保留情報送信手段と、
    上記端末装置からファイルを受信するファイル受信手段と、
    上記ファイル受信手段によって受信されたファイルを、上記ファイル格納手段に格納する受信ファイル格納手段として上記コンピュータを機能させるためのプログラム。
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