JP4589181B2 - 固定コアと摺動コアの二重コアにより磁気読取り阻止の機能を備える磁気カード式シリンダ施錠装置 - Google Patents

固定コアと摺動コアの二重コアにより磁気読取り阻止の機能を備える磁気カード式シリンダ施錠装置 Download PDF

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Description

この発明は、一般に磁気施錠装置、特に賃貸マンション、アパート、ホテル、事務所や駐車場などのドアの錠として使用するのに適しているカード磁気キーなどのキーを使用する磁気カード式シリンダ施錠装置に関する。
この種の磁気カード式施錠装置は、特にホテルや賃貸マンションなどのカードキーを複製して使用される恐れがあり、客の使用後に磁気施錠装置のコード設定を変更して、盗難防止している(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この磁気施錠装置には、磁気錠のコード設定を変更するために設定変更工具を差し込む孔が設けられおり、この孔から特殊な器具を差し込み、磁気錠を破壊して、盗難等の事故をまねくことが発生していた。これら事故を防ぐためにシールドプレートと摺動コアと一緒に移動させて差し込み孔を遮蔽する破壊阻止機構を備える磁気カード式施錠装置が本件出願人によって開発されている(例えば、特許文献2参照)。
また、これら磁気カード式錠は一般には壁やドアの内部に組み込まれるように設計されていて、キー挿入スロット或いは壁やドアの表面に衝撃を加えても、滅多に解除されることはなかったが、これら磁気錠が箱に納められて壁の表面や駐車場の入り口の柱などに取り付ける形式では、錠の頭部に衝撃を加えることが可能であり、強い打撃を加えることで磁気ピンを(軸線方向)前後に揺らすことができ、衝撃を与えながらカードキー形状のものを挿入して解錠される事故も発生していた。衝撃を加えるなどの不正解錠操作に対して対策された磁気ピンによる衝撃解錠阻止機構を備える磁気カード錠も種々開発されている(例えば、特許文献3、4参照)。
しかしながら、特許文献2に記載の破壊阻止機構を備える磁気カード式施錠装置は、図5において図示されるように、カム30とカムバネ31によりカードキー27をシールドプレート14に付勢させる構成であるので、カードキー27の保持位置精度が出難くく、カードキー27が直接に付勢されるために、抜き差しに抵抗が発生すると同時に、シールドプレート14が擦れ摩耗し易いので、それで生じた隙間に紙を挿入してカードキー27を引き抜き後も、キーの挿入状態を維持する悪戯などを引き起こすこともあった。
先行技術の磁気カード錠は、図6において図示されるように、プラスチック摺動コア17のドライブピン17bと歯車板21との連動により施開錠動作されており、外部から破壊を受けると、摺動コア17が破損して歯車板21を圧迫させ、連動状態となり施開錠ができてしまう可能性がある。また、シリンダハウジング10に振動を与えると、錠止磁石ピン28が振動により後退し、場合によっては、正規のカードキー27でなくとも、摺動コア17が下げられ、ドライブピン17bと歯車板21とが噛み合ってしまい、施開錠ができてしまう可能性がある。更に、正規のカードキー27を挿入し、摺動コア17が下げられ、カードキー27を引き抜き後に、異物等により摺動コア17が下がったままでなると、施開錠ができてしまう可能性がある。
特公昭61−35349号公報 特許出願2004−18485号 実開平1ー92476号公報のマイクロフィルム 特許出願2004−35059号
この発明の課題は、従来の磁気錠装置における衝撃解錠阻止や破壊阻止機能をより改善し、固定コアと摺動コアの二重コアを設けることにより磁気読み取り阻止機能を付加して安全で作動の確実な衝撃解錠阻止及び破壊阻止機能を有する磁気カード式施錠装置を提供することである。
この課題は、表板、板ばね、シールドプレート、非磁性カバー板、錠止め板、固定コアと摺動コア、クラッチ板、歯車板、裏板の順にシリンダハウジングとハウジングカバープレートの内に収納されていて、磁気カードキーを一対のシールドプレートと非磁性カバープレートとの間に挿入可能である施錠装置において、ボールプランジャがシールドプレートの両側面に接触するよう配置して表板に設置されており、固定コアと摺動コアには長短二種類の錠止磁石ピンを収容するために磁石ピンの長い方と同じ長さの深さを有する複数の穴が設けられていて、磁気カードキーの挿入により錠止磁石ピンが固定コアと摺動コアの穴で移動して長短の錠止磁石ピンの接触面が両コアの接触面に一致して磁石ピンの錠止機能を解除し、シールドプレートが摺動コアと一緒に下降し、このときには、ボールプランジャがシールドプレートの曲げ切欠き部に入り込みシールドプレートを保持することによって解決されて破壊阻止機能を有する磁気カード式施錠装置を提供する。
この発明の破壊阻止機能を有する磁気カード式施錠装置は、シールドプレートが摺動コアと一緒に移動でき、その上下移動によってシールドプレートの摺接部を表板のスロープカム部に摺接して、シリンダハウジングの軸線方向にリフトされてカードキーを付勢することを特徴とする。
この発明の破壊阻止機能兼衝撃解錠阻止磁機能を有する磁気カード式施錠装置は、摺動コアの下端にバネを介して設置された解除レバーと、係合穴を備えるクラッチ板と、摺動コアの背部に設けていて振り子の振動によりクラッチ板の穴に振り子突起部を係合させる振り子体とから成るエスケープ機構を備えることを特徴とする。
この発明の衝撃解錠阻止磁機能を有する磁気カード式施錠装置は、シリンダハウジングに振動を与えると、振り子体がクラッチ板から外れて、クラッチ板が歯車板との噛み合いを解除して施解錠を出来なくすることを特徴とする。
この発明の衝撃解錠阻止磁機能を有する磁気カード式施錠装置は、摺動コアの下降された状態においてカードキーを引き抜くと、解除レバーが振り子体を摺動コア内に引き込み、クラッチ板が上昇方向にもどされ、歯車板との噛み合いを解除して施解錠を出来なくすることを特徴とする。
この発明の磁気カード式施錠装置は、シリンダハウジングに設置される各種の部材、即ち表板、板ばね、シールドレート、非磁性カバー板、錠止磁石ピンを収容する固定コアと摺動コア、クラッチ板、歯車板、裏板の順にシリンダハウジングとハウジングカバープレートの内に収納される一ユニットとして収容されることを特徴とする。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、ボールプランジャがシールドプレートの両側面に接触するよう配置して表板に設置されていて、磁気カードキーの挿入により錠止磁石ピンが固定コアと摺動コアの穴で移動して長短の錠止磁石ピンの接触面が両コアの接触面に一致して磁石ピンの錠止機能を解除し、シールドプレートが摺動コアと一緒に下降し、このときには、ボールプランジャがシールドプレートの曲げ切欠き部に入り込みシールドプレートを保持することによって、シールドプレートと摺動コアが下がり切った状態で初めて施錠設定変更用工具を挿入するためにハウジングに設けられた穴がシールドプレートの穴と一致するので設定変更用工具を使用してコード設定を変更できる。下がり切るまでは、シールドプレートの穴とハウジングに設けられた穴とはずれているので、シールドプレートでハウジングに設けられた穴が塞がれるから、針金などによる悪戯が防止され、外部から摺動コアの破損も防止できる。また、シールドプレートをボールプランジャで直接保持するから、位置精度が出易い。そしてカードキーには、保持力が働かないから、抜き差しがし易く、摩耗も少ないと言う利点を有する。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、磁気カードキーの挿入により錠止磁石ピンが固定コアと摺動コアとの穴で移動して長短の錠止磁石ピンの接触面が両コアの接触面に一致して磁石ピンの錠止機能を解除するものであって、長短の錠止磁石ピン28a,bを使用して磁石ピン28の磁極の設定に変化を与えることができるから、この発明の磁気カード式施錠装置における磁極の設定を複雑にできるので、磁極読取り手段を用いた偽造カードの不正使用や不正利用を防止できる。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、シールドプレートが摺動コアと一緒に移動でき、その上下移動によってシールドプレートの摺接部を表板のスロープカム部に摺接して、シリンダハウジングの軸線方向にリフトされてカードキーを付勢することによって、シールドプレートと蓋板との隙間を零にさせて、カードキーの錠止磁石ピンとの距離を縮めて反応をし易くなる。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、解除レバーと、係合穴を備えるクラッチ板と、摺動コアの背部に設けてクラッチ板と係合させる振り子体とから成るエスケープ機構を備えていて、クラッチ板(鉄板)を設けるので、外部からの破壊を受けても、歯車板をクラッチ板で覆い、摺動コアを破壊されても、歯車板が圧迫を受けない様にした。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、微振動をシリンダハウジングに与えても、振り子体が振り子運動をしてクラッチ板から外れて、クラッチ板が歯車板との噛み合いを解除して施解錠を出来なくなる。振動対策として、高価な特殊マグネットピンを使用しなくてもすむ。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、何らかの原因により、摺動コアの下降された状態になっても、カードキーを引き抜くと、解除レバーが振り子体を摺動コア内に引き込み、クラッチ板が上昇方向にもどされ、歯車板との噛み合いを解除して施解錠を出来なくなる。
この発明の磁気カード式施錠装置によると、シリンダハウジングに設置される各種の部材、即ち表板、板ばね、シールドプレート、非磁性カバー板、長短の錠止磁石ピンを収容する二重の固定コアと摺動コア、クラッチ板、歯車板、裏板の順にシリンダハウジングとハウジングカバープレートの内に収納される一ユニットとして収容されるので、シリンダハウジング内に一方向から簡単に組み立てることができ、生産性が向上する。
この発明の磁気カード式施錠装置は、図面に記載された実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の磁気カード式施錠装置の分解組立斜視図であり、図1aは正面前側から見た分解組立斜視図であり、図1bは裏側から見た分解組立斜視図であり、図2はこの発明の磁気カード式施錠装置に固定コアと摺動コアの二重コアを採用した側面図であり、図2aはカードキーの挿入前の状態を示し、図2bはカードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示し、図3はこのこの出願人の先行発明の磁気カード式施錠装置のムービングシールドプレートの作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、図3aはカードキーの挿入前の状態を示し、図3bはカードキーの挿入途中状態を示し、図3cはカードキーの挿入して摺動コアの受け部に到達した状態を示し、図3dはカードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示し、図4はこの出願人の先行発明の磁気カード式施錠装置のエスケープ機構の作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、図4aはカードキーの挿入前の状態を示し、図4bはカードキーの挿入して摺動コアの受け部に到達した状態を示し、図3cはカードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示し、図4dはカードキーを少し引いた状態を示し、図5は従来の磁気カード式施錠装置のシールドレートの作動状態を示し、図6は従来の磁気カード式施錠装置の施開錠作動状態を示す。
図1は、この発明の磁気カード式施錠装置の分解組立斜視図であり、図1aは正面前側から見た分解組立斜視図であり、図1bは裏側から見た分解組立斜視図であり、この施錠装置のシリンダハウジング10とハウジングカバープレート24の内には、表板11、板ばね12、シールドプレート14、非磁性カバー板15、長短二種類の錠止磁石ピン28を収容する二重の固定コア16と摺動コア17、クラッチ板20、歯車板21、裏板22の順にこれらの部材を一ユニットとして収納されている。それ故に、この施錠装置では、これらの部材をシリンダハウジング10内に一方向から簡単に組み立てることができ、ボルト25によってハウジングカバープレート24を止めて一ユニットと成すので、組立ての生産性が向上できる。
図2はこの発明の磁気カード式施錠装置に固定コアと摺動コアの二重コアを採用した側面図であり、図2aはカードキーの挿入前の状態を示し、図2bはカードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示し、この発明の磁気カード式施錠装置は、簡単に構造的に見ると、この出願人の先行発明(特許出願2005−57289号)の磁気カード式施錠装置の錠止め板36を省略して二重コアを使用し、さらに不正阻止機能を強化したものであり、しかも二重の固定コア16と摺動コア17とした構成により、それら穴16dと17dには長短二種類の錠止磁石ピン28a,bが挿入されていて磁力により接合されて錠止作用している。長短の錠止磁石ピン28a,bを使用して磁石ピン28の磁極の設定に変化を与えることができるから、この発明の磁気カード式施錠装置における磁極の設定を複雑にできるので、磁極読取り手段を用いた偽造カードの不正使用や磁極検出による不正利用を防止できる。
この発明の施錠装置において、磁気カードキー27を一対のシールドプレート14と非磁性カバープレート15間に挿入可能であり、二重の固定コア16と摺動コア17には長短二種類の錠止磁石ピン28a,bを収容する複数の穴16dと17dが設けられている。これら複数の穴16dと17dの深さは長い方の錠止磁石ピン28bと同じ長さの深さを有する。磁気カードキー27の挿入により錠止磁石ピン28が二重の固定コア16と摺動コア17の穴16dと17dで移動して長短の錠止磁石ピン28a,bの接触面が両コアの接触面に一致して磁石ピン28の錠止機能を解除し、シールドプレート14が摺動コア17と一緒に下降し、このときには、ボールプランジャ13がシールドプレート14の曲げ切欠き部14aに入り込みシールドプレート14を保持する。
図3はこの出願人の先行発明(特許出願2005−57289号)の磁気カード式施錠装置のムービングシールドプレート14の作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、図3aはカードキー27の挿入前の状態を示す。図3bはカードキー27の挿入途中状態を示し、磁気カードキー27を一対のシールドプレート14と非磁性カバープレート15間に挿入すると、ムービングシールドプレート14が開かれる状態を示す。この状態では、まだ、錠止磁石ピン28はプラスチック摺動コア17から飛び出し、錠止め板36の穴に入り込んだ状態である。
図3cはカードキー27の挿入してプラスチック摺動コア17の受け部に到達した状態を示し、カードキー27の磁気と錠止磁石ピン28の磁気が照合し、錠止磁石ピン28が錠止め板16から後退して、摺動コアの孔17d内に引っ込んだ状態である。
図3dはカードキー27の挿入して摺動コア17の下降した状態を示し、上記過程において、プラスチック摺動コア17に入り込んだムービングシールドプレート14は、カードキー27と摺動コア17に追従して下降し、そのシールドプレート14の曲げ摺接部14bを表板11に設けられたスロープカム部11aに接触して移動し、(図2cxから図2dxへのように)シリンダハウジング10の軸線方向にリフトされ、カードキー27をカバー板15に近づける動作を行う。
また、その時、ムービングシールドプレート14の両側面に設けられた曲げ切欠き部14a(図3cy及び図3dy参照)にボールプランジャ13が入り込み、ムービングシールドプレート14を保持する。図3cxと図3dxはスロープカム部11aと曲げ摺接部14bの拡大図である。図3cyと図3dyはムービングシールドプレート14とボールプランジャ13の平面(左)と側面(右)の拡大図である。
カードキー27を抜くと、図3bと同様に、ムービングシールドプレート14の下端部がカバー板15の側に寄せられるために、ムービングシールドプレート14はボールプランジャ13から外れ、図3aの挿入前の状態に復帰する。
この出願人の先行発明のムービングシールドプレート14は設定工具の貫通穴14dの位置をずらして置き、正規のカードキー27の挿入により、摺動コア17が下がると同時に、追従させ、下がりきった状態で初めて、設定工具穴は同軸上の表板11の穴11d、ムービングシールドプレート14の穴14d、カバー板15の穴14dと錠止め板36の穴に一致するようになっている。
このムービングシールドプレート14が下降する時、図3cxから図3dxへのようにシリンダハウジング10の軸線方向にリフトされ、カバー板15との隙間を零にさせることによって、カードキー27の磁石ピン28との距離を縮めることにより両者を反応し易くする。
また、シールドプレート14をボールプランジャ13で直接保持するから、位置精度が出易い。そしてカードキー27には、保持力が働かないから、抜き差しがし易く、摩耗も少ない。
図4はこの出願人の先行発明の磁気カード式施錠装置のエスケープ機構の作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、図4aはカードキー27の挿入前の状態を示す。図4bはカードキー27の挿入して摺動コア17の受け部に到達した状態、シリンダハウジング10にカードキー27を挿入すると、解除レバー18が矢印方向xに押され、振り子体19の突出部19bがクラッチ板20の係合穴20aに入り込み、プラスチック摺動コア17に追従して、クラッチ板20が下降できる状態になっている。
図4cはを示し、正規のカードキー27の挿入により、摺動コア17が下がると同時に、振り子体19に引っ掛かったクラッチ板20が下がり、クラッチ板20に設けられた突起が歯車板21に噛み合った状態となる。この状態において、シリンダハウジング10を回転させると、歯車板21が連動して施開錠動作できる。
図4dはカードキー27を少し引いた状態を示し、この時に、解除レバー18がコイルばね29矢印方向xと逆に戻されるために、振り子体19が時計廻りに引かれ、クラッチ板20から外れる。その為に、クラッチ板20はコイルばね26の力により矢印方向yに(カードキー27を引き抜く方向に)戻されて、歯車板21との噛み合いが解除する。
この出願人の先行発明のエスケープ機構では、クラッチ板20(鉄板)を備えるので、外部からの破壊を受けてもクラッチ板20(鉄板)を設けることにより、歯車板21を覆い、プラスチック摺動コア17が破損されても、歯車板21が圧迫を受けないようになっている。
この出願人の先行発明のエスケープ機構では、また、微振動でも振り子運動をする振り子体19を備え、シリンダハウジング10に振動を与えると、振り子体19がクラッチ板20から外れ、そしてクラッチ板20は図4dの状態になり、歯車板21との噛み合いを解除し、施開錠をできなくする。
この出願人の先行発明のエスケープ機構では、更に、解除レバー18を備えるので、何らかの原因により、プラスチック摺動コア17が下りた状態になっても、カードキー27を引き抜くと、解除レバー18が図3bとは逆の動作をし、振り子体19を引き込み、そしてクラッチ板20は矢印方向yに戻され、歯車板21との噛み合いを解除し、施開錠をできなくする。
この発明の磁気カード式施錠装置を正面前側から見た分解組立斜視図である。 この発明の磁気カード式施錠装置を裏側から見た分解組立斜視図である。 この発明の磁気カード式施錠装置におけるカードキーの挿入前の状態を示す二重コアの側面図である。 この発明の磁気カード式施錠装置におけるカードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示す二重コアの側面図である。 この発明の磁気カード式施錠装置のムービングシールドレートの作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、カードキーの挿入前の状態を示す。 カードキーの挿入途中状態を示す。 カードキーの挿入して摺動コアの受け部に到達した状態を示し、図3cxと図3cyは図3cの部分拡大図を示す。 カードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示し、図3dxと図3dyは図3dの部分拡大図を示す。 この発明の磁気カード式施錠装置のエスケープ機構の作動状態の平断面図(左)と側断面図(右)であって、カードキーの挿入前の状態を示す。 カードキーの挿入して摺動コアの受け部に到達した状態を示す。 カードキーの挿入して摺動コアの下降した状態を示す。 カードキーを少し引いた状態を示す。 従来の磁気カード式施錠装置のシールドレートの作動状態を示す。 従来の磁気カード式施錠装置の施開錠作動状態を示す。
符号の説明
10.....シリンダハウジング
10d....シリンダハウジングの設定工具貫通穴
10A....シリンダアッセンブリー
11.....表板
11d....表板の設定工具貫通穴
12.....板ばね
13.....ボールプランジャ
14.....シールドプレート
14a....シールドプレートの曲げ切欠き部
14b....シールドプレートの曲げ突出部
14d....シールドプレートの設定工具貫通穴
15......磁性カバー板、
16......固定コア
17......摺動コア
17b.....摺動コアのドライブピン
18......解除レバー18
18a.....解除レバー18用のコイルばね
19......振り子体
19b.....振り子の突起部
20......クラッチ板
20a.....クラッチ板の係合穴
20b.....クラッチ板の突起部
21......歯車板21
22......設置裏板
23......巻きばね
24......ハウジングカバープレート
25......ボルト
26......コイルばね
27......カードキー
28......錠止磁石ピン
28a.....短い磁石ピン
28b.....長い磁石ピン
29......コイルばね
30......カム
31......カムバネ
36......錠止め板

Claims (6)

  1. 表板11、板ばね12、シールドプレート14、非磁性カバー板15、固定コア16と摺動コア17、クラッチ板20、歯車板21、裏板22の順にシリンダハウジング10とハウジングカバープレート24の内に収納されていて、磁気カードキー27を一対のシールドプレート14と非磁性カバープレート15間に挿入可能である施錠装置において、ボールプランジャ13がシールドプレート14の両側面に接触するよう配置して表板11に設置されており、固定コア16と摺動コア17には長短二種類の錠止磁石ピン28a,bを収容する複数の穴が設けられていて、磁気カードキー27の挿入により錠止磁石ピン28が固定コア16と摺動コア17の穴で移動して長短の錠止磁石ピン28の接触面が両コアの接触面に一致して磁石ピン28の錠止機能を解除し、シールドプレート14が摺動コア17と一緒に下降し、このときには、ボールプランジャ13がシールドプレート14の曲げ切欠き部14aに入り込みシールドプレート14を保持することを特徴とする磁気カード式シリンダ施錠装置。
  2. シールドプレート14は摺動コア17と一緒に移動でき、その上下移動によってシールドプレート14の摺接部14bを表板11のスロープカム部11aに摺接して、シリンダハウジング10の軸線方向にリフトされてカードキー27を付勢することを特徴とする請求項1に記載の磁気カード式シリンダ施錠装置。
  3. 摺動コア17の下端にバネを介して設置された解除レバー18と、係合穴20aを備えるクラッチ板20と、摺動コア17の背部に設けていて振り子19の振動によりクラッチ板20の穴20aに振り子突起部19bを係合させる振り子体19とから成るエスケープ機構を備えることを特徴とする請求項1或いは請求項2に記載の磁気カード式シリンダ施錠装置。
  4. 振動をシリンダハウジング10に与えると、振り子体19がクラッチ板20から外れて、クラッチ板20が歯車板21との噛み合いを解除して施解錠を出来なくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の磁気カード式シリンダ施錠装置。
  5. 摺動コア17の下降された状態においてカードキー27を引き抜くと、解除レバー18が振り子体19を摺動コア17内に引き込み、クラッチ板20が上昇方向にもどされ、歯車板21との噛み合いを解除して施解錠を出来なくすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の磁気カード式シリンダ施錠装置。
  6. シリンダハウジング10に設置される各種の部材11−22が一ユニットとして収容されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の磁気カード式シリンダ施錠装置。
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JP2006241781A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Keiden Sangyo:Kk 衝撃解錠防止や破壊阻止の機能を備える磁気カード式シリンダ施錠装置

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