JP4584508B2 - 倒立顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステージ上に置いた標本を、ステージ下側から対物レンズにより拡大観察する倒立顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ステージ上に載置した標本を下側から観察する倒立顕微鏡の代表的な構成として、特開平8−94940号公報に開示されるものが知られている。すなわち、かかる倒立顕微鏡は、標本を載置するステージが顕微鏡本体に固定され、このステージの下方に、標本を拡大観察するための対物レンズ、この対物レンズを選択的に光路に挿入するためのレボルバおよび光源からの照明光の波長を選択的に標本側に折り返すための各種の光学素子を有し、これらの光学素子を選択的に光路中に挿脱して光学系を切換える光学系切換え装置などが配置されている。そして、これら対物レンズ、レボルバおよび光学系切換え装置は、顕微鏡本体の外部より切換えなどの各種操作が可能になっており、これらの操作を行うために顕微鏡本体のステージ固定部に開口部が設けられている。
【0003】
ところが、一般に顕微鏡本体の前面側は、顕微鏡観察のための光路が配置されるため、対物レンズ、レボルバおよび光学系切換え装置の操作を行う開口部は、顕微鏡本体の正面から見て左右側面に開けられているのが通常である。このため、光学系切換え装置に設けられている現在光路中に挿入されている光学素子を示す表示などは、顕微鏡本体の左右側面の開口部を覗き込んで確認するようになり、このため、観察者は、標本観察の姿勢から体を大きく移動させなければならず、確認作業が煩わしいという問題があった。
【0004】
このような問題を解決する手段として、特開平6−331879号公報に開示されるように、光路上に挿入された光学素子に対応するバーコードをバーコードスキャナにより読み取り、この読取りにより得られる識別情報をディスプレイに表示することにより、光路中に挿入されている光学素子を確認できるようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように構成したものは、光路中に挿入された光学素子がバーコードスキャナにより電気的に識別されるため、専用のバーコードスキャナが必要になるなど構成が複雑となるとともに、光学素子の識別情報を表示するためのディスプレイも別途必要になるため、価格的に高価になってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、光路上に挿入された光学素子の確認を容易にして迅速な切換えを可能とし、さらに価格的にも安価にできる倒立顕微鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、顕微鏡本体と、標本を設置するステージと、前記ステージと前記顕微鏡本体との間にあって前記ステージを前記顕微鏡本体に固定する前記顕微鏡本体の前側固定部と後側固定部、又は複数の支柱と、前記ステージの下側から前記標本を観察する対物レンズと、前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記ステージより高い位置に設けられた接眼レンズで観察する観察光学系と、前記対物レンズと前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記対物レンズの光軸に沿って斜め方向に反射する反射ミラーとの間に設置され、複数の光学素子を切換え可能な光学素子切換え装置と、を有する倒立顕微鏡において、前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子のうち、前記観察光学系の光路中にある光学素子の種類を表示する表示部と、前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記表示部を上方から視認するための第1の開口部と、前記顕微鏡本体の前側に設けた前記ステージの切欠部と、前記顕微鏡本体の前記前側固定部の前面中央部又は前記複数の支柱のうちの前記顕微鏡本体の前面側の支柱同士の間と、の少なくとも一方に設けた第2の開口部とを具備し、前記第1の開口部と前記第2の開口部の各々の大きさを、前記接眼レンズの上側近傍から前記第1の開口部と前記第2の開口部を通して前記表示部が目視可能となる大きさに設定したことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明は、顕微鏡本体と、標本を設置するステージと、前記ステージと前記顕微鏡本体との間にあって前記ステージを前記顕微鏡本体に固定する前記顕微鏡本体の前側固定部と後側固定部、又は複数の支柱と、前記ステージの下側から前記標本を観察する対物レンズと、前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記対物レンズの光軸に沿って斜め上方向に反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された標本像をリレー光学系によりリレーされた後に観察する、前記ステージより高い位置に設けられる観察鏡筒に設けられた接眼レンズと、前記対物レンズと前記反射ミラーとの間に設置され、複数の光学素子を切換え可能な光学素子切換え装置と、を有する倒立顕微鏡において、前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子のうち、前記対物レンズの光軸上にある光学素子の種類を表示する表示部と、前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記表示部を上方から視認するための第1の開口部と、前記顕微鏡本体の前側に設けた前記ステージの切欠部と、前記顕微鏡本体の前記前側固定部の前面中央部又は前記複数の支柱のうちの前記顕微鏡本体の前面側の支柱同士の間と、の少なくとも一方に設けた第2の開口部とを具備し、前記第1の開口部と前記第2の開口部の各々の大きさを、前記接眼レンズの上側近傍から前記第1の開口部と前記第2の開口部を通して前記表示部を目視可能となる大きさに設定したことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記表示部の表示は数字であり、前記数字と前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子の名称または種類とを対応付けする複数の表示板を、前記顕微鏡本体の前側部分に設けたことを特徴としている。
【0009】
この結果、本発明によれば、観察者は、顕微鏡観察状態での目の位置を僅かに移動させるだけで、光路中に挿入されている光学素子を確認でき、また、この時点でどの程度の切換え操作を行えば所望する光学素子を光路中に挿入できるかを容易に確認できるので、観察条件の変更に伴う光学素子の切換えを迅速に行うことができる。また、光学素子に対応する表示部を確認するだけの簡単な構成なので、価格的にも安価にできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0011】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用される倒立顕微鏡の概略構成を示している。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1の前側固定部1aと後側固定部1b上には、ステージ3が配置され、このステージ3上に標本2が載置されている。
【0012】
4はハロゲンランプ水銀等による落射照明光源で、この落射照明光源4からの光束は、顕微鏡本体1に導かれ、ダイクロイックミラー5により反射され、対物レンズ6を介して標本2に照射される。この場合、対物レンズ6は、レボルバー7に複数保持され択一的に光軸14上に配置される。
【0013】
そして、標本2からの反射光は、観察光学系を構成するダイクロイックミラー5を透過し、結像レンズ8により対物レンズ6とともに標本2の拡大像が形成され、反射ミラー9により斜め上方向に反射され、リレー光学系10によってリレーされた後に観察鏡筒11に取り付けられた接眼レンズ12に入射して、観察者の目に到達し観察される。
【0014】
この場合、複数の対物レンズ6を保持したレボルバー7は、保持部13により顕微鏡本体1に保持されている。この保持部13は、図示しない焦準ハンドル操作によりレボルバー7を光軸14に沿って上下動させて、ステージ3上の標本2と対物レンズ6との相対距離を変化させ、標本2のピント合わせを可能にしている。また、ダイクロイックミラー5は、対物レンズ6と反射ミラー9との間に配置された光学素子切換え装置15に設けられている。この光学素子切換え装置15は、ダイクロイックミラー5を含む光学素子24(詳細は後述する)を複数個有していて、これら各種の光学素子24を選択的に上述の観察光学系の光軸14と落射照明光源4からの光路の交点に配置させるようになっている。
【0015】
なお、図面中、16は、透過照明光源で、この透過照明光源16からの光束は、反射ミラー17で反射され、光軸14に沿って標本2に照射できるようになっている。
【0016】
図2(a)は、光学素子切換え装置15の概略構成を示している。
【0017】
図において、21は回転部材で、この回転部材21は、円板状をなすとともに、その中心部を回転軸22により顕微鏡本体1側に回転自在に支持されている。
回転部材21の回転中心部には、光学素子保持部材23が設けられている。この光学素子保持部材23は、円周方向に沿って複数のオスアリ23aが形成され、これらオスアリ23aには、光学素子24が着脱可能に設けられている。この場合、光学素子24は、例えば、顕微鏡の蛍光観察に一般的に用いられるものとして、図2(b)に示すように励起フィルタ24a、ダイクロイックミラー24b(上述したダイクロイックミラー5に該当する。)、吸収フィルタ24cから構成されている。これらの光学素子24は、回転部材21の回転操作により所望のものが図1で述べた光軸14と落射照明光源4からの光路の交点に配置されるようになっている。
【0018】
光学素子保持部材23上には、各オスアリ23a毎に光学素子24を特定するための表示部として数字23bが付されている。この場合、数字23bは、回転軸22を挟んで反対側に位置される光学素子24を表わすような位置関係で光学素子保持部材23上に付されている。
【0019】
回転部材21には、光学素子24を覆うようなカバー25が設けられている。
このカバー25は、回転軸22に対して固定されていて、カバー25の下側から回転部材21を外部より回転操作するための回転操作部21aが露出して設けられている。また、カバー25の一部には、光学素子24を交換するための開口部25aが設けられている。この開口部25aには、通常、外部から埃などが入らないようにマグネット27により蓋部26が固定されており、光学素子24を交換する際に、蓋部26を取外して開口部25aより交換を行うようにしている。
【0020】
カバー25上面には、さらに円形の開口部25bが設けられている。この開口部25bは、光学素子保持部材23上の数字23bを外部から見えるようにするためのもので、ここでは、光軸14上に配置された光学素子24を表わす数字23bが見えるようになっている。
【0021】
図3(a)は、図1に示した倒立顕微鏡を図示S矢印方向からみた図である。
【0022】
この場合、顕微鏡本体1は、前側固定部1aの前面中央部に開口部1cが設けられている。この開口部1cは、同図(b)に示すように顕微鏡本体1内部に位置される光学素子切換え装置15のカバー25の開口部25bが顕微鏡本体1の外部から見えるようにするためのもので、接眼レンズ12により標本観察している観察者が、開口部1cを通してカバー25上面の開口部25bより光軸14上に配置された光学素子24を表わす数字23bを覗き見できるようになっている。
【0023】
顕微鏡本体1の接眼レンズ12の近傍には、図3(c)に示すように第2の表示部として複数の表示板28aが設けられている。これら表示板28aは、数字23bに対応する光学素子24の名称や種類を記したもので、これら表示板28aは、それぞれ着脱可能なポケット28bに収納されている。
【0024】
このような構成によると、常時、観察者は、図1に示す目の位置Aで、接眼レンズ12を通しての通常の顕微鏡観察を行う。
【0025】
この状態から、観察条件の変更にともない光路中の光学素子24を切換えたい場合は、観察者は目の位置をBに移動し、顕微鏡本体1の前側固定部1aの開口部1cを通して光学素子切換え装置15のカバー25上面の開口部25bより光学素子24を表わす数字23bを覗き見する。
【0026】
次に、開口部25bより見える数字23bから光軸14上に位置される光学素子24を確認し、回転操作部21aを操作し回転部材21を回転させ、所望する光学素子24に対応する数字23bが開口部1cより確認できるまで操作を続ける。この場合、顕微鏡本体1の接眼レンズ12の近傍に設けられた表示板28aを合わせて利用すれば、容易に光軸14上に位置される光学素子24を確認することができる。また、各表示板28aは、光学素子24の名称や種類を示しているので、どのような種類の光学素子24が光学素子切換え装置15にセットされていて、何番の数字23bが開口部25bより見えたときに、どれだけの回転部材21を回転操作させれば所望する光学素子24が光軸14上に位置するかが一目して判断できる。
【0027】
そして、所望する光学素子24に対応する数字23bが開口部1cを通して確認できたならば、回転部材21の回転操作を終了する。これにより、新たな観察条件に最適な光学素子24を光路中に切換えることができ、観察者は、再び目の位置をAに戻すことで、接眼レンズ12を通しての通常の顕微鏡観察を行うことができる。
【0028】
従って、このようにすれば、観察者は、顕微鏡観察状態での目の位置をAからBに僅かに移動させるだけで、光路中に挿入されている光学素子24の種類などを確認でき、また、この時点でどの程度の切換え操作を行えば所望する光学素子24を光路中に挿入できるかを容易に確認できるので、観察条件の変更に伴う光学素子24の切換えを迅速に行うことができる。また、光学素子24に対応する数字23bが開口部1cを通して確認するだけの簡単な構成なので、従来の電気的手段を用いたものと比べて価格的にも安価にできる。
【0029】
なお、上述した実施の形態では、数字23bに対応する光学素子24の名称や種類を記した表示板28aを接眼レンズ12の近傍に配置した例を述べたが、顕微鏡本体1の前側固定部1aの開口部1cの端部に設けるようにしてもよい。また、光学素子保持部材23上に付された数字23bや表示板28aに記された光学素子24の名称や種類などを蛍光塗料により表示させるようにしてもよい。こうすると、暗い部屋での観察においても、これらの表示内容を確実に読み取ることができる。さらに、上述した実施の形態では、光学素子保持部材23上の表示部として数字23bを例として述べたが、光学素子24の種類など示す名称などを直接表示するようにしてもよい。こうすれば、現在光軸14上に配置されている光学素子24を直接知ることができるようになる。さらにまた、カバー25上面の開口部25bには、防塵用のガラスなどを嵌め込むようにしてもよいし、凸レンズを嵌め込むようにしてもよい。凸レンズを嵌め込んだ場合は、光学素子保持部材23上の数字23bが拡大され、これらの認識を容易にできる。
【0030】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図4、図5は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0031】
この場合、顕微鏡本体1は、ステージ3を複数の支柱31により支持するようにしている。この場合、これら複数の支柱31は、顕微鏡本体1前面側で、支柱31同士の間に隙間32ができるように配置して、この隙間32から上述したカバー25上面の開口部25bより光学素子24を表わす数字23bを覗き見できるようになっている。この場合、ステージ3に切り欠き部33を形成して隙間32と合わせた視野を広げるようにすれば、さらにカバー25上面の開口部25bを介した数字23bを見やすくできる。
【0032】
このようにしても、上述した第1の実施の形態と同様な効果を期待できる。
【0033】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。図6は、第3の実施の形態の要部の概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を付している。
【0034】
この場合、光学素子切換え装置15の回転部材21を覆うカバー25は、光学素子保持部材23上の数字23bを外部から見えるようにするための開口部34を大き目に形成し、一度に複数(図示例では3個)の数字23bを外部から見えるようにしている。このようにすると、回転部材21を回転させた場合、数字23bが増えていく方向なのか、減って行く方向なのかを一目して判断できるので、所望する光学素子24の光軸14への移動をスムーズにできる。
【0035】
また、開口部34は、第1の実施の形態で述べた円形の開口部25bの縁部に「+」「−」や「←」「→」の表示を付けることで、同様な効果を得ることができる。
【0036】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。図7は、第4の実施の形態の要部の概略構成を示している。
【0037】
この場合、光学素子切換え装置15は、固定部材36に対して可動部材37が直線方向に移動可能に設けられている。可動部材37には、移動方向に沿って複数のオスアリ37aが配置され、これらオスアリ37aに光学素子24が着脱可能に設けられている。また、可動部材37上には、各オスアリ37a毎に光学素子24を特定すための表示部として数字23bが付されている。
【0038】
可動部材37には、光学素子24を覆うようなカバー38が設けられ、このカバー38上面に、開口部38aが設けられている。この開口部38aは、可動部材37上の数字23bを外部から見えるようにするためのもので、ここでは、光軸14上に配置された光学素子24を表わす数字23bが見えるようになっている。
【0039】
このようにしても、図3で述べたように、顕微鏡本体1の前側固定部1aに設けられた開口部1cを通して顕微鏡本体1内部に位置される光学素子切換え装置15のカバー38の開口部38aを顕微鏡本体1の外部から見えるようにすれば、接眼レンズ12により標本観察している観察者は、カバー38上面の開口部38aより光学素子24を表わす数字23bを簡単に覗き見するこができる。
【0040】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0041】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、光路上に挿入された光学素子の確認を容易にして迅速な切換えを可能とし、さらに価格的にも安価にできる倒立顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる光学素子切換え装置の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図5】第2の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の要部の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体
1a…前側固定部
1b…後側固定部
1c…開口部
2…標本
3…ステージ
4…落射照明光源
5…ダイクロイックミラー
6…対物レンズ
7…レボルバー
8…結像レンズ
9…反射ミラー
10…リレー光学系
11…観察鏡筒
12…接眼レンズ
13…保持部
14…光軸
15…光学素子切換え装置
16…透過照明光源
17…反射ミラー
21…回転部材
21a…回転操作部
22…回転軸
23…光学素子保持部材
23a…オスアリ
23b…数字
24…光学素子
24a…励起フィルタ
24b…ダイクロイックミラー
24c…吸収フィルタ
25…カバー
25a…開口部
25b…開口部
26…蓋部
27…マグネット
28a…表示板
28b…ポケット
31…支柱
32…隙間
33…欠き部
34…開口部
36…固定部材
37…可動部材
37a…オスアリ
38…カバー
38a…開口部

Claims (3)

  1. 顕微鏡本体と、標本を設置するステージと、前記ステージと前記顕微鏡本体との間にあって前記ステージを前記顕微鏡本体に固定する前記顕微鏡本体の前側固定部と後側固定部、又は複数の支柱と、前記ステージの下側から前記標本を観察する対物レンズと、前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記ステージより高い位置に設けられた接眼レンズで観察する観察光学系と、前記対物レンズと前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記対物レンズの光軸に沿って斜め方向に反射する反射ミラーとの間に設置され、複数の光学素子を切換え可能な光学素子切換え装置と、を有する倒立顕微鏡において、
    前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子のうち、前記観察光学系の光路中にある光学素子の種類を表示する表示部と、
    前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記表示部を上方から視認するための第1の開口部と、
    前記顕微鏡本体の前側に設けた前記ステージの切欠部と、前記顕微鏡本体の前記前側固定部の前面中央部又は前記複数の支柱のうちの前記顕微鏡本体の前面側の支柱同士の間と、の少なくとも一方に設けた第2の開口部とを具備し、
    前記第1の開口部と前記第2の開口部の各々の大きさを、前記接眼レンズの上側近傍から前記第1の開口部と前記第2の開口部を通して前記表示部が目視可能となる大きさに設定したことを特徴とする倒立顕微鏡。
  2. 顕微鏡本体と、標本を設置するステージと、前記ステージと前記顕微鏡本体との間にあって前記ステージを前記顕微鏡本体に固定する前記顕微鏡本体の前側固定部と後側固定部、又は複数の支柱と、前記ステージの下側から前記標本を観察する対物レンズと、前記対物レンズで取り込んだ標本像を前記対物レンズの光軸に沿って斜め上方向に反射する反射ミラーと、前記反射ミラーで反射された標本像をリレー光学系によりリレーされた後に観察する、前記ステージより高い位置に設けられる観察鏡筒に設けられた接眼レンズと、前記対物レンズと前記反射ミラーとの間に設置され、複数の光学素子を切換え可能な光学素子切換え装置と、を有する倒立顕微鏡において、
    前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子のうち、前記対物レンズの光軸上にある光学素子の種類を表示する表示部と、
    前記光学素子切換え装置の上面に設けられ、前記表示部を上方から視認するための第1の開口部と、
    前記顕微鏡本体の前側に設けた前記ステージの切欠部と、前記顕微鏡本体の前記前側固定部の前面中央部又は前記複数の支柱のうちの前記顕微鏡本体の前面側の支柱同士の間と、の少なくとも一方に設けた第2の開口部とを具備し、
    前記第1の開口部と前記第2の開口部の各々の大きさを、前記接眼レンズの上側近傍から前記第1の開口部と前記第2の開口部を通して前記表示部を目視可能となる大きさに設定したことを特徴とする倒立顕微鏡。
  3. 請求項1または2の倒立顕微鏡において、
    前記表示部の表示は数字であり、前記数字と前記光学素子切換え装置に内蔵された複数の光学素子の名称または種類とを対応付けする複数の表示板を、前記顕微鏡本体の前側部分に設けたことを特徴とする倒立顕微鏡。
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