JP4578194B2 - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明のカラーフィルタの製造方法について説明する。本発明のカラーフィルタの製造方法は、遮光部が形成された基材上の、上記遮光部の開口部に着色層を形成する着色層形成工程と、上記遮光部の一部および上記遮光部の一部に隣接する上記着色層の一部を除去し、上記遮光部または上記着色層に生じた欠陥部およびその周辺部を除去する欠陥部除去工程と、上記欠陥部除去工程により上記遮光部および上記着色層が除去された領域に修正遮光層を形成する修正遮光層形成工程と、上記修正遮光層の一部を除去し、欠陥として検出されないような修正遮光部を形成する修正遮光部形成工程と、上記修正部形成工程により上記修正遮光層が除去された領域に修正着色層を形成する修正着色層形成工程とを有することを特徴とするものである。
以下、本発明のカラーフィルタの製造方法の各工程ごとに詳しく説明する。
まず、本発明の着色層形成工程について説明する。本発明の着色層形成工程は、遮光部が形成された基材上の、上記遮光部の開口部に着色層を形成する工程であり、着色層を形成することが可能な方法であれば、特に限定されるものではない。
次に、本発明における欠陥部除去工程について説明する。本発明における欠陥部除去工程は、遮光部の一部および上記遮光部の一部に隣接する上記着色層の一部を除去し、上記遮光部または上記着色層に生じた欠陥部およびその周辺部を除去する工程である。ここで本発明でいう欠陥部とは、着色層または遮光部を形成した際に、不純物等が付着して生じた突起や、不純物等によって着色層または遮光部が均一に形成されずに生じたいわゆる白欠陥、遮光部を形成する遮光部形成用塗工液が着色層内に付着して生じたいわゆる黒欠陥等の欠陥をいうこととする。
次に、本発明の修正遮光層形成工程について説明する。本発明の修正遮光層形成工程は、上記欠陥部除去工程により上記遮光部および上記着色層が除去された領域に修正遮光層を形成する工程であり、上記領域に修正遮光層を形成することが可能な方法であれば、その修正遮光層の形成方法等は特に限定されるものではない。
次に、本発明における修正遮光部形成工程について説明する。本発明における修正遮光部形成工程は、上記修正遮光層の一部を除去し、欠陥として検出されないような修正遮光部を形成する工程である。
次に、本発明の修正着色層形成工程について説明する。本発明の修正着色層形成工程は、上記修正部形成工程により上記修正遮光層が除去された領域に修正着色層を形成する工程であり、上記領域に修正着色層を形成することが可能な方法であれば特に限定されるものではない。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。本発明のカラーフィルタは、基材と、上記基材上に形成された遮光部と、上記遮光部の開口部に形成された着色層とを有するカラーフィルタであって、欠陥として検出されないような形状に上記遮光部が修正された修正遮光部と、上記修正遮光部に隣接する上記着色層が修正された修正着色層とを含む修正部分を有することを特徴とするものである。
まず、本発明のカラーフィルタにおける修正部分について説明する。本発明のカラーフィルタにおける修正部分は、製造時に生じた欠陥が修正された部分であって、欠陥として検出されないような形状に上記遮光部が修正された修正遮光部と、上記修正遮光部に隣接する上記着色層が修正された修正着色層とを含むものである。
次に、本発明に用いられる遮光部について説明する。本発明に用いられる遮光部は、後述する基材上に形成され、かつ後述する着色層間に設けられるものであって、上記修正遮光部を有するものであれば、特に限定されるものではない。このような遮光部としては、一般的なカラーフィルタに遮光部として用いられるもの等を用いることができる。例えば、スパッタリング法、真空蒸着法等によって、厚み1000〜2000Å程度のクロム等の金属薄膜を形成し、この薄膜をパターニングしたもの等であってもよく、また例えば樹脂バインダ中にカーボン微粒子、金属酸化物、無機顔料、有機顔料等の遮光性粒子を含有させた層をフォトリソ法、印刷法等により形成したもの等であってもよい。
次に、本発明のカラーフィルタに用いられる着色層について説明する。本発明に用いられる着色層は、上記遮光部の開口部に形成され、上記修正着色層を有するものであれば、特に限定されるものではない。このような着色層としては、通常、赤(R)、緑(G)、および青(B)の3色で形成される。またこの着色パターンの形状としては、ストライプ型、モザイク型、トライアングル型、4画素配置型等の公知の配列とすることができ、着色面積は任意に設定することができる。
次に、本発明に用いられる基材について説明する。本発明に用いられる基材としては、通常カラーフィルタに用いられるものであれば特に限定されるものではなく、例えば石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジッド材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材等を用いることができる。
次に、本発明のカラーフィルタについて説明する。本発明におけるカラーフィルタは、基材と、上記修正部分を有する着色層および遮光部とを有するものであれば特に限定されるものではなく、必要に応じて適宜、オーバーコート層や、透明電極層等を有していてもよい。このようなオーバーコート層や透明電極層等は、一般的なカラーフィルタに用いられる部材と同様とすることができるので、ここでの詳しい説明は省略する。
基材として、厚さ0.7mmのガラス基板(コーニング社製1737ガラス)を準備した。この基材を定法にしたがって洗浄した後、基材の片側全面に下記の組成を有する遮光部形成用塗工液を塗布し、乾燥後ホットプレート上で90℃に加熱(プリベーク)した。その後、所定のフォトマスクと遮光部形成用塗工液とのギャップが150μmとなるようにフォトマスクを配置し、50mJ/cm2の露光量で露光した。その後、2.5kgfの現像圧で現像した後、焼成して遮光部を形成した。
・カーボンブラック 61重量部
・感光性樹脂組成物 39重量部
・メトキシブチルアセテート 300重量部
上記感光性樹脂組成物は、下記組成を有するものである。以下の実施例について用いられる感光性樹脂組成物についても、同様である。
・アクリル樹脂 32重量部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 42重量部
・エピコート180S70(三菱油化シェル(株)社製) 18重量部
・Irg.907(チバスペシャリティケミカルズ(株)社製) 8重量部
・PR254分散液 33重量部
・感光性樹脂組成物 67重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 400重量部
・PG36/PY150分散液 34重量部
・感光性樹脂組成物 66重量部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 400重量部
・PB15:6/PV23分散液 17重量部
・感光性樹脂組成物 83重量部
・プロピレングリコールモノメチルアセテート 400重量部
2 …遮光部
3 …着色層
3´…修正着色層
4 …修正遮光層
2´、4´…修正遮光部
Claims (1)
- 遮光部が形成された基材上の、前記遮光部の開口部に着色層を形成する着色層形成工程と、
前記遮光部の一部および前記遮光部の一部に隣接する前記着色層の一部を除去し、前記遮光部または前記着色層に生じた欠陥部全ておよびその周辺部を除去する欠陥部除去工程と、
前記欠陥部除去工程により前記遮光部および前記着色層が除去された領域に修正遮光層を形成する修正遮光層形成工程と、
前記修正遮光層の一部を除去し、欠陥として検出されないような修正遮光部を形成する修正遮光部形成工程と、
前記修正遮光部形成工程により前記修正遮光層が除去された領域に修正着色層を形成する修正着色層形成工程と
を有し、
前記修正遮光部の幅は、前記欠陥部除去工程前に形成されていた前記遮光部の幅を1としたときに0.5〜1.5の範囲内となることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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