JP4574522B2 - 多孔質シリカ誘導体 - Google Patents

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Description

本発明は、優れた触媒能を有する多孔質シリカ誘導体に関する。
従来より、分岐鎖に活性部位を持つデンドリマーのシリカへの固定化物は触媒としての利用が検討されている。(例えば、特許文献1参照。)
しかしながら、このような分岐鎖に活性部位を持つデンドリマーのシリカへの固定化物はある程度その目的を達成しているが、活性部位の導入が通常のシリカゲルに限定されており、高比表面積で充分に大きな細孔を持つ多孔質シリカ内部においては導入されていない為、その効果は必ずしも満足されるものではなかった。
米国特許第6288253号(第1頁〜第15頁)
本発明の目的は規則的な細孔を持ち、高比表面積を有する多孔質シリカ細孔内にアミノ化合物を導入することにより、従来にない優れた触媒活性を有する多孔質シリカ誘導体を得ることにある。
すなわち、本発明は、
(1)d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを持つX線回折パターンを有し、平均細孔径2〜8nm、細孔容量0.3〜1.5cm/g、比表面積200〜1500m/gであって、
YXNH
〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕
で表される構造を有するアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体
(2)d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを持つX線回折パターンを有し、平均細孔径2〜8nm、細孔容量0.3〜1.5cm/g、比表面積200〜1500m/gであって、
N−XYX−N−XYX−NH
〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕
で表される構造を持つアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体
(3)d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを持つX線回折パターンを有し、平均細孔径2〜8nm、細孔容量0.3〜1.5cm/g、比表面積200〜1500m/gであって、
(NXYX−NH
〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数、aは1〜4の整数を示す。〕
で表される構造を持つアミノ化合物を含有する前記(1)〜(2)いずれか記載の多孔質シリカ誘導体
(4)アミノ化合物が多孔質シリカ誘導体の細孔内にある前記(1)〜(3)いずれか記載の多孔質シリカ誘導体、
(5)アミノ基含量が0.5mmol/g〜1.5mmol/gである前記(1)〜(4)いずれか記載の多孔質シリカ誘導体
(6)前記(1)〜(5)いずれか記載の多孔質シリカ誘導体を含有する触媒
(7)前記(1)〜(5)いずれか記載の多孔質シリカ誘導体からなる触媒
(8)クネーベナーゲル縮合反応に用いることを特徴とする前記(6)〜(7)いずれか記載の触媒
に関する。
本発明により、触媒活性に優れた多孔質シリカ誘導体が得られるので、優れた触媒としての化学産業等広い分野での利用が可能である。
本発明における多孔質シリカ誘導体の平均細孔径は触媒活性の点より2〜8nmが好ましい。
本発明における多孔質シリカ誘導体の比表面積は触媒活性の点より200〜1500m/gが好ましい。
本発明における多孔質シリカ誘導体の細孔容積は触媒活性の点より0.3〜1.5cm/gが好ましい。
本発明における多孔質シリカ誘導体の細孔径、比表面積、細孔容積は公知の窒素脱吸着により算出することができる。すなわち、平均細孔径は公知のBJH法により算出することができ、比表面積は公知のBET法により算出することができ、細孔容積は公知のBJH法、t法などにより算出することができる。
本発明における多孔質シリカ誘導体は、d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを有するX線回折パターンを有していることが好ましく、d間隔が2nmより大きい位置に1つのピークを有するX線回折パターンを有していることがより好ましい。
また、本発明における多孔質シリカ誘導体は、最強のピークの50%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有していることが好ましく、最強のピークの30%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有していることが好ましく、最強のピークの20%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有していることが最も好ましい。
本発明における多孔質シリカ誘導体のd100値は触媒活性の点より2〜8nmが好ましく、3〜8nmがより好ましい。
なお、X線回折パターンやd100値はX線回折装置(RINT ULTIMA II 理学電機株式会社製)等により測定することができる。
本発明における多孔質シリカ誘導体のアミノ化合物は細孔内に存在することが好ましい。
本発明の多孔質シリカ誘導体の細孔内にアミノ化合物が導入されたことは、多孔質シリカ誘導体の細孔径、細孔容量がアミノ化合物導入前の多孔質シリカと比較して減少することから確認することができる。
本発明における多孔質シリカ誘導体のアミノ基含量は触媒活性の点より0.5〜2.5mmol/gが好ましく、0.8〜2.5mmol/gがより好ましく、1.0〜2.5mmol/gがさらに好ましく、1.2〜2.5mmol/gが最も好ましい。
なお、アミノ基含量は中和滴定により算出することができる。
本発明における多孔質シリカ誘導体のグラフティング効率(Grafting efficacy)は触媒活性の点より15%〜40%が好ましく、19%〜40%がより好ましい。
なお、グラフティング効率(Grafting efficacy)は下記式により算出することができる。
〔多孔質シリカ誘導体(g)−多孔質シリカ(g)〕/多孔質シリカ(g)×100
本発明における多孔質シリカ誘導体は種々の化学反応の触媒や吸着剤として応用が可能である。触媒として使用する場合、例えば好ましい反応として、クネーベナーゲル縮合が挙げられる。クネーベナーゲル縮合はアルデヒドまたはケトンと活性メチレン基を持つ化合物とをアミンまたはアンモニアを触媒として縮合させる反応である。アルデヒドまたはケトンと活性メチレン基と縮合物の組み合わせとして例えば、下記A、B、C、D、E、F、Gが挙げられる。
Figure 0004574522
Figure 0004574522
Figure 0004574522
Figure 0004574522
Figure 0004574522
Figure 0004574522
Figure 0004574522
本発明における多孔質シリカ誘導体の製造方法は特に限定されるものではないが、例えば図1のようなフローを経て、多孔質シリカからYXNH〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕で表される構造を持つアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体を得る事ができる。ここで、アクリル酸メチル、エチレンジアミンを添加する工程を繰り返すことによりアミノ化合物の導入率を上げることができる。
本発明における多孔質シリカは、規則的な細孔構造を持つが壁構造が非結晶質であるものと、規則的な細孔構造を持ち壁構造が結晶質であるものを指す。規則的な細孔構造を持ち壁構造が結晶質なものとして、例えばベンゼンとシリカが規則的に配列した壁構造を持つものが挙げられる。
本発明における多孔質シリカは、製造コストの点から、規則的な細孔構造を持つが壁構造が非結晶質であるものが好ましい。
本発明における多孔質シリカは、クネーベナーゲル縮合の反応効率の点から、規則的な細孔構造を持ち壁構造が結晶質であるものが好ましい。
本発明における触媒の多孔質シリカ誘導体の含有量は特に限定されるものではないが、好ましくは0.1〜100重量部%、より好ましくは1〜100重量%である。
本発明における規則的な細孔構造を持つが壁構造が非結晶質である多孔質シリカの製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、無機原料を有機原料と混合し、反応させることにより、有機原料を鋳型としてそのまわりに無機物の骨格が形成された有機原料と無機原料の複合体を形成させた後、得られた複合体から、有機原料を除去する方法が挙げられる。
本発明における規則的な細孔構造を持ち壁構造が結晶質である多孔質シリカの製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、界面活性剤の存在下にてベンゼンを含む珪素化合物を添加・混合し反応させた後、得られた複合体から界面活性剤を除去する方法が挙げられる。
無機原料は、珪素を含有する物質であれば特に限定されるものではないが、例えば、層状珪酸塩、非層状珪酸塩などの珪酸塩を含む物質および珪酸塩以外の珪素を含有する物質が挙げられる。層状珪酸塩としては、カネマイト(NaHSi・3HO)、ジ珪酸ナトリウム結晶(NaSi)、マカタイト(NaHSi・5HO)、アイラアイト(NaHSi17・XHO)、マガディアイト(NaHSi1429・XHO)、ケニヤアイト(NaHSi2041・XHO)などが挙げられ、非層状珪酸塩としては、水ガラス(珪酸ソーダ)、ガラス、無定形珪酸ナトリウム、テトラエトキシシラン(TEOS)、テトラメチルアンモニウム(TMA)シリケート、テトラエチルオルトシリケートなどのシリコンアルコキシドなどが挙げられる。また、珪酸塩以外の珪素を含有する物質としては、シリカ、シリカ酸化物、シリカ−金属複合酸化物などが挙げられる。これらは、単独でまたは2種以上を混合して用いてもよい。
ベンゼンを含む珪素化合物は、例えば1,4−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン、4,4’−ビス(トリメトキシシリル)ビフェニル等が挙げられる。
鋳型となる有機原料としては、特に限定されるものではないが、界面活性剤、高分子ポリマー等が挙げられる。界面活性剤としては、例えば陽イオン性、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤が挙げられる。これは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
陽イオン性界面活性剤としては、第1級アミン塩、第2級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム塩等が挙げられ、これらの中では第4級アンモニウム塩が好ましい。アミン塩は、アルカリ性域では分散性が不良のため、合成条件が酸性域でのみ使用されるが、第4級アンモニウム塩は、合成条件が酸性、アルカリ性のいずれの場合にも使用することができる。
第4級アンモニウム塩としては、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムブロミド、オクチルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、デシルトリメチルアンモニウムクロリド、デシルトリメチルアンモニウムブロミド、デシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクタデシルトリメチルアンモニウムブロミド、オクタデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムブロミド、ベヘニルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラデシルトリメチルアンモニウムクロリド、テトラデシルトリメチルアンモニウムブロミド、テトラデシルトリメチルアンモニウムヒドロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド等のアルキル(炭素数8〜22)トリメチルアンモニウム塩が好ましい。
陰イオン性界面活性剤としては、カルボン酸塩、硫酸エステル塩、スルホン酸塩、リン酸エステル塩等が挙げられ、なかでも、セッケン、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルキルエーテル硫酸エステル塩、硫酸化油、硫酸化脂肪酸エステル、硫酸化オレフィン、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩および高級アルコールリン酸エステル塩が好ましく、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
両性界面活性剤としては、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタイン等が好ましく、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレンラノリン酸誘導体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のエーテル型のものや、ポリオキシエチレンアルキルアミン等の含窒素型のものが好ましく、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
高分子ポリマーとしては、(ポリエチレングリコール)−ブロック−(ポリプロピレングリコール)−ブロック−(ポリエチレングリコール)等のブロック共重合体が挙げられる。
無機原料と有機原料を混合する場合、適当な溶媒を用いても良い。溶媒としては、特に限定されないが、水、アルコール等が挙げられる。
規則的な細孔構造を持つが壁構造が非結晶質である多孔質シリカにおいて、有機原料と無機原料の複合体から有機原料を除去する方法としては、複合体を濾別し、水等により洗浄、乾燥した後、好ましくは400〜800℃、より好ましくは400〜600℃で焼成する方法や、塩酸−エタノール等の有機溶媒により抽出する方法が挙げられる。
規則的な細孔構造を持ち壁構造が結晶質である多孔質シリカにおいて、界面活性剤を除去する方法としては、複合体を濾別し、塩酸−エタノール等の有機溶媒により抽出する方法が挙げられる。
図1に本発明の多孔質シリカ誘導体の概略フローを示す。
図2に本発明の多孔質シリカ誘導体の概念的模式図を示す。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
製造例1
イオン交換水300gに溶解した界面活性剤(アーカード22−80<ベヘニルトリメチルアンモニウム>ライオン株式会社製)28.8gをイオン交換水200gに溶解した水ガラス1号(富士化学株式会社製)75.8gに添加し、65℃で1時間攪拌した後、2N塩酸にてpH8.5とし、2時間反応させた。反応物をイオン交換水にて洗浄、濾過し40℃で3日間乾燥させた後550℃で焼成し多孔質シリカaを得た。
得られた多孔質シリカa:7gをトルエン60mlに添加し、これに3−アミノプロピルトリメトキシシラン7gを含むメタノール7gを滴下し、生じた混合物を混合しながら90℃で20時間還流した(窒素雰囲気下)。その後、60℃で8時間メタノールで抽出した。得られた抽出物を濾過後メタノールで洗浄し、100℃で12時間乾燥させ多孔質シリカ誘導体前駆体Aを得た。
得られた多孔質シリカ誘導体前駆体A:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含むメタノール溶液80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥を行なった。得られた粉末:5gをエチレンジアミン50mlを含む50mlメタノール溶液に添加し、25℃窒素雰囲気下にて4日間攪拌した。更に、ろ過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体A1を得た。
製造例2
製造例1で得られた多孔質シリカ誘導体A1:3gをアクリル酸メチル6gを含む,メタノール60mlに添加し、窒素雰囲気下にて55℃で4日間攪拌した。その後ろ過、メタノール洗浄し、真空乾燥を行なった。得られた粉末3gを更にエチレンジアミン溶液100mlを含むメタノール50mlを添加し、25℃にて6日間攪拌し(窒素雰囲気下)、本発明の多孔質シリカ誘導体A2を得た。
製造例3
60℃にてオクタデシルトリメチルアンモニウムクロリド16.7gを6M水酸化ナトリウム溶液400gとイオン交換水5000gの混合液に溶解させた。この溶液に1,4−ビス(トリエトキシシリル)ベンゼン200gを25℃にて添加・混合し、20分間超音波処理を行った後、25℃にて20時間攪拌を行った。その後、95℃にて20時間静置し、生じた沈殿物を濾過・乾燥し、82gの粉末を得た。この粉末10gに90gの36%HCl溶液90gを含む2500mlエタノールに添加し、70℃にて8時間攪拌して多孔質シリカbを得た。
得られた多孔質シリカb:7gをトルエン60mlに添加し、これに3−アミノプロピルトリメトキシシラン7gを含むメタノール7mlを滴下し、生じた混合物を混合しながら90℃で20時間還流した(窒素雰囲気下)。その後、60℃で8時間メタノールで抽出を行なった。得られた抽出物を濾過後メタノールで洗浄し、100℃で12時間乾燥させ多孔質シリカ誘導体前駆体Bを得た。
多孔質シリカ誘導体前駆体B:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含むメタノール溶液80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥した。得られた粉末5gをエチレンジアミン50mlとメタノール50mlの混合溶液に添加し、窒素雰囲気下にて室温25℃で4日間攪拌した。更に、ろ過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体B1を得た。
製造例4
製造例3で得られた多孔質シリカ誘導体B1:3gをアクリル酸メチル6gを含む,メタノール60mlに添加し、窒素雰囲気下にて55℃で4日間攪拌した。その後、ろ過、メタノール洗浄した。得られた粉末を更にエチレンジアミン溶液100mlを含むメタノール50mlに添加し、25℃にて6日間攪拌し(窒素雰囲気下)、本発明の多孔質シリカ誘導体B2を得た。
製造例5
製造例1で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体A:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含むメタノール溶液80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥を行なった。得られた粉末:5gをトリメチレンジアミン50mlを含む50mlメタノール溶液に添加し、25℃窒素雰囲気下にて4日間攪拌した。更に、ろ過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体D1を得た。
製造例6
製造例1で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体A:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含むメタノール溶液80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥を行なった。得られた粉末:5gをテトラメチレンジアミン50mlを含む50mlメタノール溶液に添加し、25℃窒素雰囲気下にて4日間攪拌した。更に、ろ過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体E1を得た。
製造例7
製造例1で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体A:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含むメタノール溶液80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥を行なった。得られた粉末:5gをペンタメチレンジアミン50mlを含む50mlメタノール溶液に添加し、25℃窒素雰囲気下にて4日間攪拌した。更に、ろ過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体F1を得た。
製造例8
製造例3で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体B:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含む,メタノール80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥した。得られた粉末5gを更にトリメチレンジアミン50mlとメタノール50mlの混合溶液に添加し、窒素雰囲気下にて25℃で4日間攪拌した。更に濾過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体G1を得た。
製造例9
製造例3で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体B:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含む、メタノール80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥した。得られた粉末5gを更にテトラメチレンジアミン50mlとメタノール50mlの混合溶液に添加し、窒素雰囲気下にて25℃で4日間攪拌した。更に濾過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体H1を得た。
製造例10
製造例3で得られた多孔質シリカ誘導体前駆体B:5gをアクリル酸メチル(10g、116mmol)を含む、メタノール80mlに添加し、55℃で60時間攪拌した(窒素雰囲気下)。ろ過、メタノール洗浄後真空乾燥した。得られた粉末5gを更にペンタメチレンジアミン50mlとメタノール50mlの混合溶液に添加し、窒素雰囲気下にて25℃で4日間攪拌した。更に濾過、エタノール、ジクロロメタンの順で洗浄後、真空乾燥させ本発明の多孔質シリカ誘導体I1を得た。
比較品の製造例1〜2
多孔質シリカaの代わりにシリカゲルc(Silica Gel 60、Merck製、比表面積:500m/g以下)を使用した以外は製造例1〜2と同様の方法にてシリカゲル誘導体C1、C2を得た。
多孔質シリカ誘導体A1、A2のX線回折パターンを測定した。比較の為、シリカゲル誘導体C2のX線回折パターンを測定した。結果を図3に示す。なお、X線回折パターンは全自動X線回折装置(RINT ULTIMA II 理学電機株式会社製)により測定した。
図3に示すように多孔質シリカ誘導体A1、A2のX線回折パターンはd間隔が2nmより大きい位置に1つのピークを有し、規則的な細孔構造を持つ事が確認された。また、最強のピークの20%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを示した。この時、シリカゲル誘導体C2において、d間隔が2nmより大きい位置にピークは観察されなかった。
得られた多孔質シリカ誘導体B1、B2のX線回折パターンを測定した。結果を図4に示す。
図4に示すように多孔質シリカ誘導体B1、B2のX線回折パターンはd間隔が2nmより大きい位置に1つのピークを有し、規則的な細孔構造を有する事が確認された。また、最強のピークの20%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有した。また、d間隔0.76nm、0.38nm、0.25nmのそれぞれにピークを有することから壁構造が結晶性(ベンゼンとシリカが規則的に配列した壁構造)を有することが確認された。
製造例1〜4で得られた多孔質シリカ誘導体A1、A2、B1、B2および比較品の製造例2で得られたシリカゲル誘導体C2のグラフティング効率(Grafting efficacy)、アミノ基含量を求めた。結果を表1に示す。なお、グラフティング効率(Grafting efficacy)は式:
〔多孔質シリカ誘導体(g)−多孔質シリカ(g)〕/多孔質シリカ(g)×100により算出した。また、アミノ基含量は中和滴定により算出した。アミノ基含量は多孔質シリカ誘導体1g当たりのアミノ基のmmol数で示した。
Figure 0004574522
表1に示すように多孔質シリカ誘導体A1、A2、B1、B2のグラフティング効率(Grafting efficacy)は19%〜30%の範囲にあり、アミノ基含量は0.5mmol/g〜1.5mmol/gの範囲にあった。
表1に示すように多孔質シリカaにアミノ化合物を添加、反応させた多孔質シリカ誘導体A1、A2及び多孔質シリカbにアミノ化合物を添加、反応させた多孔質シリカ誘導体B1、B2において、反応が進むにつれてグラフティング効率(Grafting efficacy)、アミノ基含量が増加したことから多孔質シリカにアミノ化合物が導入されたことが確認された。
得られた多孔質シリカ誘導体前駆体A、多孔質シリカ誘導体A1、A2の赤外線吸収スペクトルを測定した。結果を図5に示す。
図5に示すように多孔質シリカ誘導体前駆体Aは2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられた。反応に3−アミノプロピルメトキシシランを使用したことから、アミノプロピル基が多孔質シリカに導入されたことが示唆された。
また、多孔質シリカ誘導体A1は2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられ、このピークは多孔質シリカ誘導体前駆体Aよりも大きかった。さらに、3065cm−1にCO−NH伸縮振動、1640cm−1にCO−NH変角振動がみられ、1727cm−1に不斉CO−NH変角振動がみられたことから、多孔質シリカにCO−NHが導入されたことが確認された。
以上のことより、YXNH〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕で表される構造を有するアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体A1が得られたことが確認された。
図5に示すように多孔質シリカ誘導体A2は2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられ、反応に3−アミノプロピルメトキシシランを使用したことから、アミノプロピル基が多孔質シリカに導入されたことが示唆された。このピークは多孔質シリカ誘導体A1よりも大きかった。また、3065cm−1にCO−NH伸縮振動、1640cm−1にCO−NH変角振動がみられ、1727cm−1に不斉CO−NH変角振動がみられたことから、多孔質シリカにCO−NHが導入されたことが確認された。この3065cm−1、1640cm−1、1727cm−1のピークは多孔質シリカ誘導体A1より大きかった。
以上のことより、YXNH〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕で表される構造を持つアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体A2が得られたことが確認された。
得られた多孔質シリカ誘導体前駆体B、多孔質シリカ誘導体B1、B2の赤外線吸収スペクトルを測定した。結果を図6に示す。
図6に示すように多孔質シリカ誘導体前駆体Bは2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられたことからアミノプロピル基が多孔質シリカに導入されたことが確認された。
図6に示すように多孔質シリカ誘導体B1は2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられた。反応に3−アミノプロピルメトキシシランを使用したことから、アミノプロピル基が多孔質シリカに導入されたことが示唆された。このピークは多孔質シリカ誘導体前駆体Bよりも大きかった。また、3065cm−1にCO−NH伸縮振動、1640cm−1にCO−NH変角振動がみられ、1727cm−1に不斉CO−NH変角振動がみられたことから、多孔質シリカにCO−NHが導入されたことが確認された。
以上のことより、YXNH〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕で表される構造を有するアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体B1が得られたことが確認された。
図6に示すように多孔質シリカ誘導体B2は2930cm−1にC−H伸縮振動、1600−1400cm−1にC−H変角振動がみられ、アミノプロピル基が多孔質シリカに導入されたことが確認された。このピークは多孔質シリカ誘導体B1よりも大きかった。また、3065cm−1にCO−NH伸縮振動、1640cm−1にCO−NH変角振動がみられ、1727cm−1に不斉CO−NH変角振動がみられたことから、多孔質シリカにCO−NHが導入されたことが確認された。この3065cm−1、1640cm−1、1727cm−1のピークは多孔質シリカ誘導体B1より大きかった。
以上のことより、YXNH〔式中、XはC2n、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。〕で表される構造を持つアミノ化合物を含有する多孔質シリカ誘導体B2が得られたことが確認された。
多孔質シリカa、bおよび多孔質シリカ誘導体A1、A2、B1、B2のd100値、比表面積、細孔径、細孔容量を測定した。比較の為、シリカゲルc及びシリカゲル誘導体C2のd100値、比表面積、細孔径、細孔容量も同様に測定した。結果を表2に示す。
なお、比表面積、細孔径、細孔容量は公知の窒素脱吸着により算出した。より具体的には、比表面積はBET法、細孔経はBJH法、細孔容量はBJH法にて算出した。d100値は全自動X線回折装置(RINT ULTIMA II 理学電機株式会社製)により測定した。
Figure 0004574522
表2に示すように多孔質シリカ誘導体A1、A2、B1、B2のd100値は4〜6nmの範囲にあり、比表面積は300〜1500m/gの範囲にあり、細孔容積は0.3〜1.5cm/gの範囲にあった。
また、この時多孔質シリカaまたはbにアミノ化合物を添加・反応させた多孔質シリカ誘導体A1、A2またはB1、B2は、反応が進むにつれて細孔経、細孔容量が低下していることから多孔質シリカの細孔内にアミノ化合物が導入されたことが示唆された。
試験例1
三口フラスコにマロノニトリル15mmolと製造例1で得られた多孔質シリカ誘導体A1:0.1gを混合した。この混合液に窒素下にてトルエンを添加後、ベンズアルデヒド15mmolを添加し35℃で攪拌し一定時間毎にサンプリングを行った。生成されたベンジリデンマロノニトリル(C10)量はガスクロマトグラフイー(キャピラリーカラム:DB−Wax/水素イオン炎検出器)にて測定した。
試験例2
多孔質シリカ誘導体A1の代わりに多孔質シリカ誘導体A2を使用した以外は試験例1と同様に試験を行なった。
試験例3
多孔質シリカ誘導体A1の代わりにシリカゲル誘導体C2を使用した以外は試験例1と同様に試験を行なった。
試験例1〜3の結果を図7に示す。
図7に示すように60分間までの多孔質シリカ誘導体A2を触媒として使用し生成したベンジリデンマロノニトリル(C10)量は、多孔質シリカ誘導体A1と比較して増加した。この時、シリカゲル誘導体C2を触媒として使用し生成したベンジリデンマロノニトリル(C10)量は、多孔質シリカ誘導体A1、多孔質シリカ誘導体A2と比較して低かった。
また、100分間までの多孔質シリカ誘導体A2を触媒として使用したベンジリデンマロノニトリル(C10)の生成速度は、多孔質シリカ誘導体A1を使用した場合と比較して増加した。この時、シリカゲル誘導体C2を触媒として使用したベンジリデンマロノニトリル(C10)の生成速度は、多孔質シリカ誘導体A1、多孔質シリカ誘導体A2と比較して遅かった。
試験例4
多孔質シリカ誘導体A1の代わりに多孔質シリカ誘導体B1、B2を使用した以外は試験例1と同様に試験を行なった。結果を図8に示す。
図8に示すように60分間までの多孔質シリカ誘導体B2を触媒として使用したベンジリデンマロノニトリル(C10)量は、多孔質シリカ誘導体B1と比較して増加した。
また、60分間までの多孔質シリカ誘導体B2を触媒として使用したベンジリデンマロノニトリル(C10)生成速度は、多孔質シリカ誘導体B1と比較して増加した。
試験例5
試験例1〜4の結果よりTOF[ターンオーバー頻度:多孔質シリカ誘導体mmol×時間−1]を算出した。結果を表3に示す。
Figure 0004574522
表3に示すように多孔質シリカ誘導体A2を触媒として使用したクネーベナーゲル縮合のTOFは多孔質シリカ誘導体A1を触媒として使用した場合と比較して増大した。この時、シリカゲル誘導体C2を触媒として使用したクネーベナーゲル縮合のTOFは多孔質シリカ誘導体A1及び多孔質シリカ誘導体A2を使用した場合と比較して低かった。
また、表3に示すように多孔質シリカ誘導体B2を触媒として使用したクネーベナーゲル縮合のTOFは多孔質シリカ誘導体B1を触媒として使用した場合と比較して増大した。
本発明により触媒活性の優れた多孔質シリカ誘導体を提供することができ、その産業上の利用価値は大である。
本発明の多孔質シリカ誘導体の概略フローの図である。 本発明の多孔質シリカ誘導体の概念的模式図である。 X線回折パターンの測定の図である。 X線回折パターンの測定の図である。 赤外線吸収スペクトルの測定の図である。 赤外線吸収スペクトルの測定の図である。 ベンジリデンマロノニトリルの測定結果の図である。 ベンジリデンマロノニトリルの測定結果の図である。

Claims (5)

  1. d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを持ち、最強のピークの50%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有し、平均細孔径2〜8nm、細孔容量0.3〜1.5cm/g、比表面積200〜1500m/gであって、YXnNH(式中、XnはCnHn、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。)で表される構造を有するアミノ化合物構造を含有する多孔質シリカ誘導体。
  2. d間隔が2nmより大きい位置に少なくとも1つのピークを持ち、最強のピークの30%より大きい相対強度でd間隔が1nmから2nmの範囲でピークが存在しないX線回折パターンを有し、平均細孔径2〜8nm、細孔容量0.3〜1.5cm/g、比表面積200〜1500m/gであって、YXnNH(式中、XnはCnHn、YはOCNH、nは1〜5の整数を示す。)で表される構造を有するアミノ化合物構造を含有する多孔質シリカ誘導体。
  3. アミノ化合物構造が多孔質シリカ誘導体の細孔内にある請求項1または2記載の多孔質シリカ誘導体。
  4. アミノ基含量が0.5mmol/g〜2.5mmol/gである請求項1〜3いずれか記載の多孔質シリカ誘導体。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の多孔質シリカ誘導体を含有するクネーベナーゲル縮合反応に用いることを特徴とする触媒。
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