JP4573999B2 - 玉タンク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機から排出される排出玉を受け入れるためのタンク部を備え、該タンク部に受け入れられた該排出玉を回収樋に向けて返却する玉タンク装置に係り、さらに詳しくは、遊技機の裏面にある回路基板等の障害物と干渉せずに、その取付やタンク部の移動が可能な玉タンク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ機等の遊技機においては、アウト玉やセーフ玉等の排出玉の排出位置がそれぞれのメーカーによって異なっているため、前記玉タンク装置を設置島台に最初に取り付ける場合や、設置島台に取り付けられていた遊技機を異なるメーカーのものに交換する場合には、前記玉タンク装置において、排出玉を受け入れるタンク部の取付位置を所定方向(例えば左右方向,上下方向,及び前後方向)に適宜調節し、排出玉の排出位置に応じて受入位置を調節する必要があった。
【0003】
かかる玉タンク装置としては、例えば特開平9−155034号公報に記載されたアウト玉タンクが知られている。このアウト玉タンクは、支持用のタンク取付台に対してタンク部を移動することにより、排出玉の受入位置を左右方向及び上下方向に調節するようになっている。また、このアウト玉タンクは、タンク部が上タンク部材と下タンク部材の二部材からなり、下タンク部材に対して上タンク部材をスライド移動し、両部材の重なり部分の長さを変化させることにより、タンク部の容積を前後方向に広くしたり狭くしたりして、排出玉の受入位置を前後方向に調節するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パチンコ機の裏面には回路基板が設けられているため、前記アウト玉タンクを設置島台に最初に取り付けたり、前記タンク部を移動したりする際に、該回路基板が障害物となってタンク部の左右両端と干渉し、アウト玉タンクの取付やタンク部の移動が不可能な場合があるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、障害物(例えばパチンコ機等の遊技機の裏面にある回路基板等)と干渉せずに、その取付やタンク部の移動が可能な玉タンク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0007】
まず請求項1に係る発明は、遊技機から排出される排出玉を受け入れるためのタンク部と、該タンク部を支持する支持部とを備え、該支持部が設置島台に設置され、前記タンク部に受け入れられた排出玉を回収樋に向けて返却する玉タンク装置であって、前記タンク部は、底板、該底板の前縁に突設される前壁、及び前記底板の後縁に突設される後壁を有し、左右両側が開放されたタンク部本体と、該タンク部本体の左側に取り付けられて前記タンク部の左側壁となり、該タンク部本体に対して左右方向に移動可能な左側移動部材と、前記タンク部本体の右側に取り付けられて前記タンク部の右側壁となり、該タンク部本体に対して左右方向に移動可能な右側移動部材と、から構成され、前記タンク部本体は、前記支持部に対して左右方向に移動可能に取り付けられることを特徴とする玉タンク装置である。
【0009】
また請求項に係る発明は、請求項1に記載した玉タンク装置であって、前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、段階的に移動可能に構成されることを特徴とする玉タンク装置である。
【0010】
また請求項に係る発明は、請求項1又は2に記載した玉タンク装置であって、前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、係合部と被係合部とを係合することにより、前記タンク部本体に固定されることを特徴とする玉タンク装置である。
【0011】
また請求項に係る発明は、請求項に記載した玉タンク装置であって、前記係合部は前記左側移動部材及び前記右側移動部材に設けられる爪であり、前記被係合部は前記タンク部本体に設けられる孔又は溝であることを特徴とする玉タンク装置である。
【0012】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、前記タンク部本体における左右方向の端部から中央部に向かう方向に下り傾斜する底面を有することを特徴とする玉タンク装置である。
【0013】
また請求項6に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、内部支持脚と、該内部支持脚に外嵌される外部支持脚とからなり、前記タンク部を支持する支持脚と、該支持脚を支持する支持土台と、を備えることを特徴とする玉タンク装置である。
【0015】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、前記タンク部は、上下方向に移動可能であることを特徴とする玉タンク装置である。
【0016】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、前記タンク部は、前後方向に移動可能であることを特徴とする玉タンク装置である。
【0017】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、前記タンク部の取付位置並びに前記左側移動部材及び前記右側移動部材の取付位置を把握可能な目盛を有することを特徴とする玉タンク装置である。
【0019】
なお上記における係合部には実施の形態でいう固定用係合爪16が対応し、被係合部には固定用係合溝14又は固定用係合孔14’が対応する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る玉タンク装置には、図1及び図3に示すように、タンク部本体10と移動部材15からなるタンク部1を備える第一実施形態に係る玉タンク装置と、図2及び図4に示すように、タンク部本体10’と移動部材15’からなるタンク部1’を備える第二実施形態に係る玉タンク装置がある。両者はタンク部の構成のみが異なり、その他の構成は同一である。
【0021】
ここで図1は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す斜視図であり、図2は第二実施形態に係る玉タンク装置を表す分解斜視図であり、図3は第一実施形態に係るタンク部1を表す図であり、図4は第二実施形態に係るタンク部1’を表す図である。なお図3においては、タンク部本体10から右側の移動部材15を取り外した状態を表しており、同様に図4においては、タンク部本体10’から右側の移動部材15’を取り外した状態を表している。
【0022】
また図5は内部支持脚20を表す斜視図であり、図6は外部支持脚30を表す斜視図であり、図7は傾斜シュート13及び玉ならし部材53を表す正面図である。さらに図8は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す断面平面図であり、図9は同断面正面図であり、図10は同部分断面右側面図であり、図11(a)は左右方向移動用の目盛60と目印61,及び上下方向移動用の目盛70と目印71を表す斜視図であり、図11(b)は前後方向移動用の目盛80と目印81を表す右側面図である。
【0023】
なお以下においては、遊技機として、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機3を例に説明を行う。また図1に示すように、設置島台2におけるパチンコ機3側を前,回収樋5側を後とし、パチンコ機3の幅方向を左右方向,高さ方向を上下方向,奥行き方向を前後方向と称する。さらにタンク部1又は1’の左右方向における内向き方向を中央部側,外向き方向を端部側と称する。
【0024】
[1.玉タンク装置の構成]
まず、本発明に係る玉タンク装置の構成について説明する。玉タンク装置は、図1及び図2に示すように、パチンコ機3から排出される排出玉を受け入れるためのタンク部1又は1’を備え、タンク部1又は1’に受け入れられた排出玉を回収樋5に向けて返却するものであり、設置島台2に取り付けられて用いられる。
【0025】
ここで設置島台2は、長手方向に亘って所定の長さを有する枠体である。この設置島台2の表面側には、長手方向に亘って複数のパチンコ機3が並列して取り付けられている。このパチンコ機3の裏面における略中央には、玉排出口4が設けられており、また左右には、図3及び図4にも示すように、回路基板6が設けられている。
【0026】
設置島台2の内部におけるパチンコ機3よりも低い位置には、長手方向に亘って一本の回収樋5が傾斜状に設けられている。また設置島台2の上面における各パチンコ機3の中央背後には、タンク部1又は1’が玉排出口4に臨み、かつ障害物である回路基板6と干渉しないように、後述する支持土台40がビス等で固定されて、長手方向に亘って複数の玉タンク装置が並列して取り付けられている。なお、玉タンク装置と回収樋5の間には、後述する玉計数機50が取り付けられている。
【0027】
この設置島台2において、パチンコ玉は以下のように流動する。まずパチンコ機3の発射装置により発射されたパチンコ玉は、パチンコ機3の遊技領域に打ち込まれ、遊技領域に形成された入賞口又はアウト口に取り込まれる。次に入賞口に取り込まれた入賞玉は、景品玉を払い出すための処理を行う入賞玉処理装置を経て、パチンコ機3の玉排出口4から排出される。またアウト口に取り込まれたアウト玉は、そのままパチンコ機3の玉排出口4から排出される。
【0028】
次に玉排出口4から排出された排出玉(=入賞玉+アウト玉)は、玉タンク装置のタンク部1又は1’に受け入れられ、排出玉の数を計数する玉計数機50を経て、回収樋5に向けて返却される。最後に回収樋5により回収されたパチンコ玉は、研磨揚送装置を経て、貸玉として使用するために玉貸機に供給され、又は景品玉として使用するためにパチンコ機3に供給される。
【0029】
ここで玉タンク装置は、タンク部1又は1’自体を左右方向,上下方向,及び前後方向の三方向に移動することにより、タンク部1又は1’の位置調節が可能なものである。即ち、排出玉の排出位置である玉排出口4の位置に応じて、排出玉の受入位置であるタンク部1又は1’の取付位置を調節可能なものである。
【0030】
具体的には、玉タンク装置は、図1又は図2に示すように、主としてタンク部1又は1’,内部支持脚20,外部支持脚30,及び支持土台40の四部品を備え、そのうちの隣接する二部品間(支持土台40と外部支持脚30との間,外部支持脚30と内部支持脚20との間,及び内部支持脚20とタンク部1又は1’との間)の移動により、左右方向,上下方向,及び前後方向にタンク部1又は1’の位置調節が行われるものである。なお、これら四部品は、例えば硬質の合成樹脂等によって後述する形状に成形される。
【0031】
また第一実施形態に係る玉タンク装置は、図1及び図3に示すように、タンク部本体10に対して移動部材15を左右方向に移動することによって、タンク部1の左右方向の幅を変更可能なものであり、第二実施形態に係る玉タンク装置は、図2及び図4に示すように、タンク部本体10’に対して移動部材15’を左右方向に移動することによって、タンク部1’の左右方向の幅を変更可能なものである。即ち、これら玉タンク装置は、パチンコ機3の裏面にある回路基板6等の障害物と干渉/接触せずに、その取付やタンク部1又は1’の移動が可能なものである。以下、前記四部品の構成について説明する。
【0032】
[1−1.タンク部の構成]
タンク部1又は1’は、図1又は図2に示すように、パチンコ機3から排出される排出玉を受け入れるものであり、左右方向の幅が不変のタンク部本体10又は10’と、該タンク部本体10又は10’に対して左右方向に移動可能な移動部材15又は15’とから構成される。以下においては、まず第一実施形態に係るタンク部1及び第二実施形態に係るタンク部1’に共通の構成について説明し、次に第一実施形態に係るタンク部1に特有の構成について説明し、最後に第二実施形態に係るタンク部1’に特有の構成について説明する。
【0033】
[1−1−1.第一実施形態及び第二実施形態に共通の構成]
タンク部本体10又は10’は、ここでは正面視で皿状を呈する底板と、該底板の前縁から左右方向に亘って鉛直上向きに突設される前壁と、該底板の後縁から左右方向に亘って鉛直上向きに突設される後壁とからなり、開放された左右両側に移動部材15又は15’が各々取り付けられ、上面が開口する有底容器である。このタンク部本体10又は10’は、前記の如く硬質の合成樹脂等によって成形されているため、タンク部本体10又は10’自体の左右方向の幅は、所定の長さに固定されており不変である。
【0034】
タンク部本体10又は10’の窪んだ内部は、排出玉を受け入れる受入部10aになっている。またタンク部本体10又は10’の後壁には、後述する傾斜シュート13に連通する切欠部10bが形成されている。なおタンク部本体10又は10’の内部底面は、図9及び図10に示すように、タンク部本体10又は10’における端部から中央部に向けて下り傾斜しており、受入部10aに受け入れられた排出玉が自重によって転動し、後述する傾斜シュート13に向けてスムーズに誘導されるようになっている。またタンク部本体10又は10’の内部底面には、図示しないゴムシート等の弾性体板が敷設されており、排出玉を受け入れる際に、排出玉が跳ね上がったり衝撃音を発生したりするのを防止している。
【0035】
タンク部本体10又は10’の下面には、図9に示すように、外側から順に各二本ずつの板状の固定突片10c,10d,10eが、前後方向に亘って鉛直下向きに突設されている。ここで固定突片10c,10dには、タンク部1又は1’の前後方向の移動を司る前後被係合部が前後方向に亘って設けられている。具体的には、図11(b)にも示すように、固定突片10cに、前後被係合部を構成する側面視で長方形状の前後案内溝11が、前後方向で所定の範囲に亘って水平に穿設されている。この固定突片10cには、後述する前後方向移動用の目盛80が、前後方向に亘って水平外向きに刻設されている。また、図8にも示すように、固定突片10dに、前後被係合部を構成する平面視で鋸歯状のラック12が、前後方向に亘って水平内向きに延設されている。このラック12の歯は、等辺山形状に形成されてなる。なお固定突片10eは、後述する載置支持片24に載置支持されるものである。
【0036】
タンク部本体10又は10’の後壁には、図1又は図2に示すように、切欠部10bに連通するように、返却路である傾斜シュート13が一体に設けられている。この傾斜シュート13は、タンク部1又は1’に受け入れられた排出玉を玉計数機50に向けて返却するものであり、パチンコ玉が一つだけ通過できる幅の、右側に向けて下り傾斜の通路を有する樋である。この傾斜シュート13の傾斜端には、玉計数機50に向けて排出玉を返却する玉返却孔13aが、鉛直下向きに穿設されている。
【0037】
タンク部本体10又は10’の右側下方には、取付板52が取り付けられており、この取付板52には、玉返却孔13aに臨むように、玉計数機50が着脱自在に取り付けられている。この玉計数機50は、排出玉の数を計数するものであり、パチンコ玉が一つだけ通過できる幅の、鉛直下向きの通路を有するカウンタである。この玉計数機50の下方には、回収樋5に臨むように、通過するパチンコ玉の勢いを弱める蛇腹状の返却管51が、鉛直下向きに取り付けられている。
【0038】
傾斜シュート13の傾斜端の手前には、図7に示すように、傾斜シュート13の内部に出退するように、整列手段である玉ならし部材53が設けられている。この玉ならし部材53は、タンク部1又は1’から返却される排出玉を一列に整列するものであり、その先端部が傾斜シュート13の内部に出退できる棒材である。この玉ならし部材53の基端部には、玉ならし部材53を水平軸周りで揺動可能に軸支する軸53aが設けられており、先端部には、その先端部を傾斜シュート13の内部に突出状態に維持する重り53bが設けられており、同じく先端部には、突出状態でパチンコ玉の流動を抑止する鉤状部53cが形成されている。
【0039】
これらタンク部1又は1’,傾斜シュート13,玉ならし部材53,及び玉計数機50において、排出玉は自重によって以下のように流動する。まず図1に示すように、パチンコ機3の玉排出口4から落下して排出された排出玉は、タンク部1又は1’の受入部10aに受け入れられ、内部底面の傾斜により中央部側に向けて移動し、切欠部10bから傾斜シュート13に向けて誘導される。
【0040】
次に図9に示すように、傾斜シュート13に向けて誘導された排出玉は、傾斜シュート13の傾斜により玉ならし部材53の部位に誘導される。ここで排出玉は、平面視では一列に整列されるが、立面視では図示の如く上下二段に積み上がった状態の場合がある。このような場合において、先頭の排出玉は、実線で表す突出状態にある玉ならし部材53の鉤状部53cにより抑止されるが、排出玉の数が増えて押圧力が強まると、抑止されていた先頭の排出玉は、玉ならし部材53を仮想線で表す退避状態に揺動して、玉ならし部材53の部位を通過する。なお玉ならし部材53は、先頭の排出玉が通過した後に、重り53bにより退避状態から再び突出状態に戻り、次の排出玉を抑止する。従って排出玉は、傾斜シュート13の内部に出退する玉ならし部材53の作用により、一つずつ玉ならし部材53の部位を通過するので、立面視でも一列に整列される。
【0041】
最後に図1に示すように、一列に整列された排出玉は、傾斜シュート13の玉返却孔13aから玉計数機50に向けて返却され、玉計数機50により計数され、返却管51を経て、回収樋5に向けて返却される。即ち玉ならし部材53により排出玉が一列に整列されるので、排出玉の数を確実に計数できる。
【0042】
移動部材15又は15’は、図1〜図4に示すように、タンク部本体10又は10’に対して左右方向に移動可能なものであり、ここではタンク部本体10又は10’の開放された左右両側に、上方から嵌合するように、各々取り付けられている。この移動部材15又は15’をタンク部本体10又は10’に対して左右方向に移動させることによって、タンク部1又は1’の左右方向の幅を変更可能である。
【0043】
具体的には、移動部材15又は15’をタンク部本体10又は10’に対して中央部側に向けて移動することにより、タンク部1又は1’の左右方向の幅を縮小することができる。また移動部材15又は15’をタンク部本体10又は10’に対して端部側に向けて移動することにより、タンク部1又は1’の左右方向の幅を拡大することができる。
【0044】
この移動部材15又は15’は、ここでは平面視で矩形を呈する底板と、平面視でC字型を呈し、該底板の前縁,端部側の側縁,及び後縁から鉛直上向きに突設される側壁とからなり、上面及び中央部側の側面が開口する部材である。この移動部材15又は15’の前後方向の幅は、タンク部本体10又は10’の前壁と後壁の間隔よりもやや狭く構成されている。
【0045】
移動部材15又は15’の内部底面は、図3(b)又は図4(b)に示すように、タンク部本体10又は10’における左右方向の端部から中央部に向かう方向に下り傾斜しており、移動部材15又は15’の上に受け入れられた排出玉が自重によって転動し、移動部材15又は15’の上に滞留することなく、タンク部1又は1’の中央部側に向けてスムーズに誘導されるようになっている。なお移動部材15又は15’の内部底面の傾斜角度は、タンク部本体10又は10’の内部底面の傾斜角度と同一であることが好ましい。また移動部材15又は15’の内部底面には、図示しないゴムシート等の弾性体板が敷設されており、排出玉を受け入れる際に、排出玉が跳ね上がったり衝撃音を発生したりするのを防止している。
【0046】
[1−1−2.第一実施形態に係るタンク部1に特有の構成]
タンク部本体10は、図3(a)に示すように、平面視で長方形状を呈する底板を備える。この底板の左右方向の幅は、パチンコ機3の裏面に備えられる左右二つの回路基板6,6の間隔よりも狭く構成されている。従って、玉タンク装置を設置島台2に最初に取り付けたり、タンク部1自体を左右方向に移動する際に、タンク部本体10の左右両側に各々取り付けられる移動部材15,15の一方又は双方を、前記底板の横幅内に収まるように中央部側に向けて移動して、タンク部1の左右方向の幅を縮小すれば、タンク部1の左右両端(即ち移動部材15,15)と回路基板6とが干渉することがない。
【0047】
タンク部本体10の底板における左右両側には、被係合部の一例である各々二条の固定用係合溝14が、左右方向で所定の範囲に亘って穿設されている。この固定用係合溝14は、ここでは平面視で長方形状の溝から外側に向けて三箇所の拡大部が形成されたE字状を呈する。なお本実施形態における被係合部は固定用係合溝14には限られず、図4(a)に示す如き固定用係合孔14’であっても良い。
【0048】
また移動部材15の下面における中央部側の縁部には、図3(b)(c)に示すように、二本の弾性突片15aが、上下方向に亘って鉛直下向きに突設されている。この弾性突片15aの先端部には、係合部の一例である側面視で逆三角形状の固定用係合爪16が、水平外向きに突設されている。
【0049】
この弾性突片15aを固定用係合溝14に挿通し、弾性突片15aを固定用係合溝14の所望の拡大部に係合することにより、移動部材15が段階的に位置決めされるので、移動部材15の位置調節を容易に行うことができる。また弾性突片15aを固定用係合溝14に挿通し、固定用係合爪16をタンク部本体10の下面に係合することにより、移動部材15がタンク部本体10に固定されるので、例えば落下する排出玉の衝撃によって移動部材15が不意に移動することを防止できる。さらに弾性突片15a及び固定用係合爪16が移動部材15の下面から突設されており、タンク部1の内部には突出するものがないため、受け入れられた排出玉が妨げられることなくスムーズに移動できる。
【0050】
第一実施形態に係るタンク部1においては、図3(b)に示すように、移動部材15が、タンク部本体10の前壁,底板,及び後壁に案内されながら該底板上を左右方向に移動し、即ち最小で実線で表すように、該底板の横幅内に収まる位置まで中央部側に向けて縮小し、また最大で仮想線で表すように、タンク部本体10と移動部材15とが微少に重なり合う位置まで端部側に向けて拡大することにより、タンク部1の左右方向の幅が変更される。ここでタンク部1の左右方向の幅に関して自由度を持たせるべく、例えば一方の移動部材15を中央部側(縮小方向)に向けて移動し、他方の移動部材15を端部側(拡大方向)に向けて移動するというように、左右の移動部材15,15を各々独立して移動することもできる。
【0051】
なお図1に示すように、移動部材15の後壁及び前壁には、移動部材15の取付位置を把握可能な目盛90が左右方向に亘って刻設されており、またタンク部本体10の後壁及び前壁には、該目盛90を指す目印91が刻設されている。この目盛90は、ここでは固定用係合溝14に形成された三箇所の拡大部に対応するように、端部側から順に「小,中,大」という三段階の漢字が表示されており、移動部材15が移動できる範囲の中心位置(ここでは「中」)を把握可能な形式で表示されている。
【0052】
作業者は目盛90及び目印91が有ることにより、移動部材15の取付位置を容易かつ正確に把握できる。即ち移動部材15を目盛90及び目印91に基づいて(見ながら,触れながら等)左右方向に移動することにより、移動作業(位置調節)を行うにあたり、移動部材15の取付位置を容易かつ正確に把握でき、従って作業に必要以上の時間を要しない。なお目盛90は、必ずしも中心位置を把握可能な形式で表示される必要はない。
【0053】
[1−1−3.第二実施形態に係るタンク部1’に特有の構成]
タンク部本体10’は、図4(a)に示すように、平面視で前側の左右両端を切り欠いた凸形状を呈し、前方の幅狭部と後方の幅広部からなる底板を備え、また後壁と連続するように、該幅広部の側縁から前後方向に亘って鉛直上向きに部分的に突設される側壁を備える。即ちタンク部本体10’の左右両端は、前側の切欠部が部分的に開放され、その後側が閉鎖されている。
【0054】
ここで底板における幅狭部の左右方向の幅は、パチンコ機3の裏面に備えられる左右二つの回路基板6,6の間隔よりも狭く構成されている。従って、玉タンク装置を設置島台2に最初に取り付けたり、タンク部1’自体を左右方向に移動する際に、タンク部本体10’の左右両側に各々取り付けられる移動部材15’,15’の一方又は双方を、前記幅狭部の横幅内に収まるように中央部側に向けて移動して、タンク部1’の左右方向の幅を縮小すれば、切欠部の部分に回路基板6が位置することになるので、タンク部1’の左右両端(即ち移動部材15’,15’)と回路基板6とが干渉することがない。
【0055】
また底板における幅広部の左右方向の幅は、最大まで拡大した移動部材15’を下方から支持可能なように構成されている。従って、図4(a)(b)の仮想線で表すように、移動部材15’を最大まで拡大した場合であっても、タンク部本体10’が移動部材15’を安定して支持することができる。
【0056】
タンク部本体10’の底板における左右両側には、被係合部の一例である各々二列の固定用係合孔14’が、左右方向で所定の範囲に亘って各々三箇所穿設されている。なお本実施形態における被係合部は固定用係合孔14’には限られず、図3(a)に示す如き固定用係合溝14であっても良い。
【0057】
また移動部材15’の下面における左右方向の略中央には、図4(b)(c)に示すように、二本の弾性突片15aが、上下方向に亘って鉛直下向きに突設されている。この弾性突片15aの先端部には、係合部の一例である側面視で逆三角形状の固定用係合爪16が、水平外向きに突設されている。
【0058】
この弾性突片15aを所望の固定用係合孔14’に挿通することにより、移動部材15’が段階的に位置決めされるので、移動部材15’の位置調節を容易に行うことができる。また弾性突片15aを固定用係合孔14’に挿通し、固定用係合爪16をタンク部本体10’の下面に係合することにより、移動部材15’がタンク部本体10’に固定されるので、例えば落下する排出玉の衝撃によって移動部材15’が不意に移動することを防止できる。さらに弾性突片15a及び固定用係合爪16が移動部材15’の下面から突設されており、タンク部1’の内部には突出するものがないため、受け入れられた排出玉が妨げられることなくスムーズに移動できる。
【0059】
第二実施形態に係るタンク部1’においては、図4(b)に示すように、移動部材15’がタンク部本体10’に対して脱着されることにより左右方向に移動し、即ち最小で実線で表すように、前記幅狭部の横幅内に収まる位置まで中央部側に向けて縮小し、また最大で仮想線で表すように、前記幅広部の横幅内に収まる位置まで端部側に向けて拡大することにより、タンク部1’の左右方向の幅が変更される。ここでタンク部1’の左右方向の幅に関して自由度を持たせるべく、例えば一方の移動部材15’を中央部側(縮小方向)に向けて移動し、他方の移動部材15’を端部側(拡大方向)に向けて移動するというように、左右の移動部材15’,15’を各々独立して移動することもできる。
【0060】
この第二実施形態に係るタンク部1’においては、タンク部本体10’の前壁,底板,及び後壁と、左右の移動部材15’,15’とで囲まれた内側の空間が、排出玉を受け入れる部位として機能する。逆に図4(a)(b)に示すように、移動部材15’が中央部側(縮小方向)に向けて移動した場合に生ずる外側の空間Sは、排出玉を受け入れる部位としては機能しない。
【0061】
なお図2に示すように、タンク部本体10’の後壁及び前壁には、移動部材15’の取付位置を把握可能な目盛90’が左右方向に亘って刻設されている。なお移動部材15’における中央部側の縁部が、該目盛90’を指す目印とされている。この目盛90’は、ここでは三箇所の固定用係合孔14’に対応するように、端部側から順に「大,中,小」という三段階の漢字が表示されており、移動部材15’が移動できる範囲の中心位置(ここでは「中」)を把握可能な形式で表示されている。
【0062】
作業者は目盛90’が有ることにより、移動部材15’の取付位置を容易かつ正確に把握できる。即ち移動部材15’を目盛90’に基づいて(見ながら,触れながら等)左右方向に移動することにより、移動作業(位置調節)を行うにあたり、移動部材15’の取付位置を容易かつ正確に把握でき、従って作業に必要以上の時間を要しない。なお目盛90’は、必ずしも中心位置を把握可能な形式で表示される必要はない。
【0063】
[1−2.内部支持脚の構成]
内部支持脚20は、図2及び図5に示すように、タンク部1又は1’(即ちタンク部本体10又は10’)を支持する支持脚を構成するものであり、ここでは上面及び下面が開口した矩形の中空筒である。内部支持脚20の上部における左右の周壁には、各二つずつのL字状の弾性突片20aが、外向きに突設されている。また内部支持脚20の上部における左右の周壁において、両弾性突片20a,20aの間の部分が、板状の可撓片20bとされている。また内部支持脚20の左右の周壁において、下端から上方に向けて形成された二本の溝の間の部分が、板状の可撓片20cとされている。さらに内部支持脚20の上部における前後の周壁には、板状の載置支持片24が、水平外向きに突設されている。
【0064】
弾性突片20a及び可撓片20bには、タンク部1又は1’の前後方向の移動を司る前後係合部が設けられている。具体的には、弾性突片20aの先端部に、前後係合部を構成する正面視で三角形状の前後案内爪21が、前後案内溝11に係合するように水平外向きに突設されている。この前後案内爪21には、後述する前後方向移動用の目印81も刻設されている。また可撓片20bの先端部に、前後係合部を構成する平面視で王冠状の係合爪22が、ラック12に係合するように水平外向きに突設されている。
【0065】
可撓片20cには、タンク部1又は1’の上下方向の移動を司る上下係合部が設けられている。具体的には、可撓片20cの先端部に、上下係合部を構成する上下係合案内爪23が、後述する上下係合案内溝33に係合するように水平外向きに突設されている。この上下係合案内爪23は、後述する幅広溝33aに係合する形状、例えば基端側の幅広部23aと先端側の幅狭部23bが平面視で凸状に形成されてなる。この上下係合案内爪23には、後述する上下方向移動用の目印71も刻設されている。なお載置支持片24は、固定突片10eを載置支持するものである。
【0066】
[1−3.外部支持脚の構成]
外部支持脚30は、図2及び図6に示すように、組立時に内部支持脚20に外嵌されて、タンク部1又は1’を支持する支持脚を構成するものであり、ここでは上面が開口し正面視で凸状の上げ底を有する矩形の有底筒である。
【0067】
外部支持脚30の下部には、タンク部1又は1’の左右方向の移動を司る左右係合部が設けられている。具体的には、外部支持脚30の前後の周壁において、下端から上方に向けて形成された二本の溝の間の部分が、さらに鉛直下向きに延設されて、板状の弾性突片30aとされており、この弾性突片30aの先端部に、左右係合部を構成する側面視で逆三角形状の左右案内爪31が、後述する左右案内溝41に係合するように水平外向きに突設されている。なお外部支持脚30の前後の周壁の中央には、後述する左右方向移動用の目印61が刻設されている。また外部支持脚30の下面の中央に、一対の湾曲板状の挟持片32aが、左右方向に亘って鉛直下向きに突設されており、この挟持片32aが、左右係合部を構成する嵌合凹部32とされている。
【0068】
外部支持脚30の側部には、タンク部1又は1’の上下方向の移動を司る上下被係合部が上下方向に亘って設けられている。具体的には、外部支持脚30の左右の周壁に、上下被係合部を構成する上下係合案内溝33が、上下方向で所定の範囲に亘って垂直に穿設されている。この上下係合案内溝33は、複数(ここでは三箇所)の幅広溝33aと複数(ここでは二箇所)の幅狭溝33bが立面視で交互に連設された形状(ここでは「王」字状)に形成されてなる。なお上下係合案内溝33の近傍において、外部支持脚30の左右の周壁には、後述する上下方向移動用の目盛70が、上下方向に亘って刻設されている。
【0069】
[1−4.支持土台の構成]
支持土台40は、図2及び図8乃至図10に示すように、支持脚(即ち内部支持脚20及び外部支持脚30)を支持するものであり、ここでは上面のうち中央のみが窪んだ凹状の底を有する矩形の有底箱である。支持土台40の左右における上面には、支持土台40を設置島台2に取り付けるためのビスを挿通するビス孔40aが穿設されている。
【0070】
支持土台40の上面には、タンク部1又は1’の左右方向の移動を司る左右被係合部が左右方向に亘って設けられている。具体的には、支持土台40の前後における上面に、左右被係合部を構成する平面視で長方形状の左右案内溝41が、左右方向で所定の範囲に亘って水平に穿設されている。また支持土台40の中央における底面上に、左右被係合部を構成する嵌合凸部42が、左右方向に亘って間欠状に突設されている。この嵌合凸部42は、支持土台40の底面から鉛直上向きに間欠状に一定間隔で突設される複数(ここでは九箇所)の突起42aと、それら突起42a同士の間をつなぐ接続片42bからなる。なお左右案内溝41及び嵌合凸部42の近傍において、支持土台40の前後における上面には、後述する左右方向移動用の目盛60が、左右方向に亘って刻設されている。
【0071】
[1−5.目盛及び目印の構成]
玉タンク装置は、上記の如く、タンク部1又は1’の取付位置を把握可能な目盛60,70,80、及びその目盛を指す目印61,71,81を有する。なおこれら目盛及び目印は、設置島台2からパチンコ機3を取り外した際に、タンク部1又は1’を移動して取付位置を調節する作業者が視認できる位置に設けられるのが好ましい。
【0072】
左右方向移動用の目盛60は、図11(a)に示すように、支持土台40に表示され、タンク部1又は1’の左右方向の取付位置を把握可能なものである。具体的には、目盛60は、左右案内溝41及び嵌合凸部42の近傍において、支持土台40の前後における上面に、左右方向に亘って刻設されている。この目盛60は、ここでは複数の突起42aの位置に対応するように、左側から順に「+4,+3,+2,+1,0,−1,−2,−3,−4」という9段階の数字が表示されており、タンク部1又は1’が移動できる範囲の中心位置(ここでは「0」)を把握可能な形式で表示されている。
【0073】
一方、左右方向移動用の目印61は、図6及び図11(a)に示すように、外部支持脚30に表示され、目盛60を指すものである。具体的には、目印61は、外部支持脚30の前後の周壁の中央に、下向きの矢印として刻設されている。
【0074】
上下方向移動用の目盛70は、図6及び図11(a)に示すように、外部支持脚30に表示され、タンク部1又は1’の上下方向の取付位置を把握可能なものである。具体的には、目盛70は、上下係合案内溝33の近傍において、外部支持脚30の左右の周壁に、上下方向に亘って刻設されている。この目盛70は、ここでは複数の幅広溝33aの位置に対応するように、上側から順に「上,中,下」という3段階の漢字が表示されており、タンク部1又は1’が移動できる範囲の中心位置(ここでは「中」)を把握可能な形式で表示されている。
【0075】
一方、上下方向移動用の目印71は、図5及び図11(a)に示すように、内部支持脚20に表示され、目盛70を指すものである。具体的には、目印71は、上下係合案内爪23に、横向きの矢印として刻設されている。なお上下係合案内爪23自体を目印として用い、目印71を省略することも可能である。
【0076】
前後方向移動用の目盛80は、図11(b)に示すように、タンク部本体10又は10’に表示され、タンク部1又は1’の前後方向の取付位置を把握可能なものである。具体的には、目盛80は、タンク部本体10又は10’の下面に突設され、前後案内溝11が形成された固定突片10cの下側に、前後方向に亘って水平外向きに刻設されている。この目盛80は、ラック12の任意の歯の位置に対応するように、後側から順に「A,B,C…,J,K,L」という12段階のアルファベット文字が表示されている。
【0077】
一方、前後方向移動用の目印81は、図5及び図11(b)に示すように、内部支持脚20に表示され、目盛80を指すものである。具体的には、目印81は、パチンコ機3側の前後案内爪21に、下向きの矢印として刻設されている。
【0078】
作業者はこれら目盛60,70,80、及び目印61,71,81が有ることにより、タンク部1又は1’の取付位置を容易かつ正確に把握できる。またタンク部1又は1’を、これら目盛及び目印に基づいて(見ながら,触れながら等)所定方向に移動することにより、移動作業(位置調節)を行うにあたり、タンク部1又は1’の取付位置を容易かつ正確に把握でき、従って作業に必要以上の時間を要しない。なお目盛60,70は、必ずしも中心位置を把握可能な形式で表示される必要はなく、逆に目盛80は、中心位置を把握可能な形式で表示されるものでも良い。
【0079】
[1−6.玉タンク装置の組立]
玉タンク装置において、タンク部1又は1’,内部支持脚20,外部支持脚30,及び支持土台40の四部品は、図8乃至図10に示すように、以下のように組み立てられる。まずタンク部本体10又は10’の開放された左右両側に、移動部材15又は15’を上方から嵌合して取り付ける。具体的には、第一実施形態に係るタンク部1においては、図3に示すように、弾性突片15aを固定用係合溝14に挿通し、固定用係合爪16をタンク部本体10の下面に係合して、移動部材15を取り付ける。また第二実施形態に係るタンク部1’においては、図4に示すように、弾性突片15aを固定用係合孔14’に挿通し、固定用係合爪16をタンク部本体10’の下面に係合して、移動部材15’を取り付ける。
【0080】
また支持土台40と外部支持脚30とは、図10に示すように、支持土台40に対して外部支持脚30を押し込むと、前後の弾性突片30aが内向きに撓んだ後に元位置に復帰して、左右案内爪31が左右案内溝41に係合すると共に、嵌合凹部32が嵌合凸部42に嵌合する。これにより、支持土台40に外部支持脚30が載置支持され、上下方向及び前後方向の移動を拘束しつつ左右方向に移動可能なように、両者が組み立てられる。
【0081】
また外部支持脚30と内部支持脚20とは、図9に示すように、左右の可撓片20cを内向きに撓ませた状態で、外部支持脚30に対して内部支持脚20を押し込むと、左右の可撓片20cが元位置に復帰して、上下係合案内爪23の幅広部23aが上下係合案内溝33の幅広溝33aに係合する。これにより、外部支持脚30が内部支持脚20に外嵌され、左右方向及び前後方向の移動を拘束しつつ上下方向に移動可能なように、両者が組み立てられる。
【0082】
さらに内部支持脚20とタンク部1又は1’とは、図9に示すように、タンク部1又は1’に対して内部支持脚20を押し込むと、左右の弾性突片20aが内向きに撓んだ後に元位置に復帰して、前後案内爪21が前後案内溝11に係合すると共に、係合爪22がラック12に係合する。これにより、内部支持脚20にタンク部1又は1’が載置支持され、左右方向及び上下方向の移動を拘束しつつ前後方向に移動可能なように、両者が組み立てられる。
【0083】
以上のようにして組み立てられた玉タンク装置は、図1に示すように、タンク部1又は1’が回路基板6と干渉しないように、タンク部1又は1’自体の位置調節,及びタンク部1又は1’の左右方向の幅の変更(即ち移動部材15又は15’の位置調節)が行われた上で、支持土台40がビス等で固定されることにより、設置島台2に取り付けられる。なお前記四部品を組み立てる順序は任意である。また前記四部品の分解は組立と逆の手順で行えば良い。この玉タンク装置においては各部品が独立しているため、各部品のメンテナンスや部品交換を容易に行うことができる。
【0084】
なお各部品は、図示の如く、係合部がある方よりも被係合部がある方が長く、即ち前後の奥行きにおいて内部支持脚20よりもタンク部1又は1’の方が長く、左右の幅において外部支持脚30よりも支持土台40の方が長く構成されていれば良く、他の寸法は任意である。
【0085】
[2.玉タンク装置の作用]
次に、本発明に係る玉タンク装置の作用について説明する。以下においては、まずタンク部1又は1’自体の位置調節について説明し、次にタンク部1又は1’の左右方向の幅の変更(即ち移動部材15又は15’の位置調節)について説明し、最後に排出玉の受入について説明する。
【0086】
[2−1.タンク部自体の位置調節]
まずタンク部1又は1’自体の左右方向の位置調節は、主に図8(補助的に図9)に示すように、支持土台40に対して外部支持脚30を移動し、左右被係合部に対して左右係合部の係合位置を変更することにより行われる。具体的には、作業者が、外部支持脚30を左方向又は右方向に押動すると、挟持片32aが外向きに撓んで突起42aから外れ、挟持片32aが接続片42bを挟持しながら外部支持脚30が移動し、挟持片32aが所望の位置にある突起42aに嵌合する。
【0087】
即ち嵌合凹部32が間欠状に突設された複数の嵌合凸部42に嵌合することにより、外部支持脚30が支持土台40に固定されるので、段階的に、左右方向の位置調節が行われる。またこのとき、左右案内爪31が左右案内溝41の内部を摺動しながら外部支持脚30が移動するので、所定の範囲内で、他の方向にぶれることなく、左右方向の位置調節が行われる。さらに作業者が、左右方向移動用の目盛60及び目印61を見ながら移動作業を行うことにより、タンク部1又は1’の取付位置を把握しながら位置調節が行われる。
【0088】
またタンク部1又は1’の上下方向の位置調節は、主に図9(補助的に図10)に示すように、外部支持脚30に対して内部支持脚20を移動し、上下被係合部に対して上下係合部の係合位置を変更することにより行われる。具体的には、作業者が、幅狭部23bを摘んで左右の可撓片20cを内向きに撓ませると(仮想線参照)、幅広部23aが幅広溝33aから外れ、内部支持脚20を上方向又は下方向に移動すると、幅狭部23bが幅狭溝33bの内部を摺動しながら内部支持脚20が移動し、所望の位置で幅狭部23bの摘みを放すと、左右の可撓片20cが元位置に復帰して(実線参照)、幅広部23aが幅広溝33aに係合する。
【0089】
即ち突出状態にある上下係合案内爪23の幅広部23aが上下係合案内溝33の幅広溝33aに係合することにより、内部支持脚20が外部支持脚30に固定されるので、段階的に、上下方向の位置調節が行われる。またこのとき、上下係合案内爪23が上下係合案内溝33の内部を摺動しながら内部支持脚20が移動するので、所定の範囲内で、他の方向にぶれることなく、上下方向の位置調節が行われる。さらに作業者が、上下方向移動用の目盛70及び目印71を見ながら移動作業を行うことにより、タンク部1又は1’の取付位置を把握しながら位置調節が行われる。
【0090】
さらにタンク部1又は1’の前後方向の位置調節は、主に図10(補助的に図8)に示すように、内部支持脚20に対してタンク部本体10又は10’を移動し、前後係合部に対して前後被係合部の係合位置を変更することにより行われる。具体的には、作業者が、タンク部本体10又は10’を前方向又は後方向に押動すると、可撓片20bが内向きに撓んで係合爪22がラック12の歯から外れ、係合爪22がラック12の歯に順次係合しながらタンク部本体10又は10’が移動し、係合爪22が所望の位置にあるラック12の歯に係合する。
【0091】
即ち係合爪22が鋸歯状のラック12の歯に係合しながらタンク部本体10又は10’が移動するので、段階的に、前後方向の位置調節が行われる。なおラック12の歯が等辺山形状に形成されてなるので、前後いずれの方向にも容易にタンク部本体10又は10’を位置調節できる。またこのとき、前後案内爪21が前後案内溝11の内部を摺動しながらタンク部本体10又は10’が移動するので、所定の範囲内で、他の方向にぶれることなく、前後方向の位置調節が行われる。さらに作業者が、前後方向移動用の目盛80及び目印81を見ながら移動作業を行うことにより、タンク部1又は1’の取付位置を把握しながら位置調節が行われる。
【0092】
このような操作により、作業者は、玉タンク装置を設置島台2に最初に取り付けたり、設置島台に取り付けられていたパチンコ機3を異なるメーカーのものに交換する場合に、図8乃至図10に示すように、タンク部1又は1’自体を最大で仮想線の位置まで移動可能であり、玉排出口4の位置に合わせて左右方向,上下方向,及び前後方向の三方向をそれぞれ独立して容易に位置調節できる。このとき目盛60,70,80及び目印61,71,81に基づいて(見ながら,触れながら等)作業を行えば、所望の取付位置を容易かつ正確に把握できる。
【0093】
[2−2.タンク部の左右方向の幅の変更]
まず第一実施形態に係るタンク部1の左右方向の幅の変更、即ち移動部材15の位置調節は、主に図3に示すように、タンク部本体10に対して移動部材15を移動し、被係合部に対して係合部の係合位置を変更することにより行われる。具体的には、作業者が、固定用係合爪16を摘んで左右の弾性突片15aを内向きに撓ませると、弾性突片15aが固定用係合溝14の拡大部から外れると共に固定用係合爪16がタンク部本体10の下面から外れ、その状態で移動部材15を左右方向に移動すると、弾性突片15aが固定用係合溝14の内部を摺動しながら移動部材15が移動し、固定用係合溝14の所望の拡大部の位置で固定用係合爪16の摘みを放すと、左右の弾性突片15aが元位置に復帰して、弾性突片15aが固定用係合溝14の所望の拡大部に係合すると共に固定用係合爪16がタンク部本体10の下面に係合する。
【0094】
即ち弾性突片15aが固定用係合溝14の所望の拡大部に係合することにより、移動部材15が段階的に位置決めされるので、移動部材15の位置調節が容易に行われる。また作業者が、図1に示す目盛90及び目印91を見ながら移動作業を行うことにより、移動部材15の取付位置を把握しながら位置調節が行われる。
【0095】
次に第二実施形態に係るタンク部1’の左右方向の幅の変更、即ち移動部材15’の位置調節は、主に図4に示すように、タンク部本体10’に対して移動部材15’を移動し、被係合部に対して係合部の係合位置を変更することにより行われる。具体的には、作業者が、固定用係合爪16を摘んで左右の弾性突片15aを内向きに撓ませると、固定用係合爪16がタンク部本体10’の下面から外れ、その状態で移動部材15’を上方向に移動すると、弾性突片15aが固定用係合孔14’から抜け出して移動部材15’が離脱する。次に、作業者が、所望の固定用係合孔14’の位置で移動部材15’を下方向に移動すると、固定用係合爪16が内向きに押圧されて弾性突片15aが内向きに撓み、固定用係合爪16が固定用係合孔14’を通過すると、弾性突片15aが元位置に復帰して、固定用係合爪16がタンク部本体10’の下面に係合する。
【0096】
即ち弾性突片15aが所望の固定用係合孔14’に係合することにより、移動部材15’が段階的に位置決めされるので、移動部材15’の位置調節が容易に行われる。また作業者が、図2に示す目盛90’を見ながら移動作業を行うことにより、移動部材15’の取付位置を把握しながら位置調節が行われる。
【0097】
このような操作により、作業者は、玉タンク装置を設置島台2に最初に取り付けたり、タンク部1又は1’を移動したりする際に、図3又は図4に示すように、移動部材15又は15’を最小で実線の位置まで、また最大で仮想線の位置まで移動可能であり、回路基板6等の障害物と干渉せずに、かつ受入部10aの開口面積を可能な限り確保しながら、玉タンク装置の取付やタンク部1又は1’の移動が可能である。このとき目盛90及び目印91,又は目盛90’に基づいて(見ながら,触れながら等)作業を行えば、所望の取付位置を容易かつ正確に把握できる。
【0098】
[2−3.排出玉の受入]
上記の如く、タンク部1又は1’自体の位置が調節され、またタンク部1又は1’の左右方向の幅が変更され、さらに図1に示すように、設置島台2に取り付けられた玉タンク装置においては、パチンコ機3の玉排出口4から排出される排出玉がタンク部1又は1’により受け入れられる。
【0099】
ここで第一実施形態に係るタンク部1においては、タンク部本体10の前壁,底板,及び後壁と、左右の移動部材15,15とで囲まれた内側の空間が、排出玉を受け入れる部位として機能する。
【0100】
また第二実施形態に係るタンク部1’においては、タンク部本体10’の前壁,底板,及び後壁と、左右の移動部材15’,15’とで囲まれた内側の空間が、排出玉を受け入れる部位として機能する。逆に図4(a)(b)に示すように、移動部材15’が中央部側(縮小方向)に向けて移動した場合に生ずる外側の空間Sは、排出玉を受け入れる部位としては機能しない。即ち本発明にいうタンク部とは、排出玉が受け入れられる部位である。
【0101】
ここでタンク部本体10又は10’の内部底面は、図3(b)又は図4(b)に示すように、タンク部本体10又は10’における端部から中央部に向かう方向に皿状に下り傾斜しているので、受入部10aに受け入れられた排出玉は自重によって転動し、傾斜シュート13に向けてスムーズに誘導される。
【0102】
また移動部材15又は15’の内部底面も、タンク部本体10又は10’における端部から中央部に向かう方向に下り傾斜しているので、移動部材15又は15’の上に受け入れられた排出玉は自重によって転動し、移動部材15又は15’の上に滞留することなく、タンク部1又は1’の中央部側に向けてスムーズに誘導される。
【0103】
ここで固定用係合爪16がタンク部本体10又は10’の下面に係合することにより、移動部材15又は15’がタンク部本体10又は10’に固定されているので、例えば落下する排出玉の衝撃によって移動部材15又は15’が不意に移動することが防止される。特に第二実施形態に係る移動部材15’は、タンク部本体10’の底板における幅広部により下方から支持されているので、移動部材15’を最大まで拡大した場合であっても安定して支持される。
【0104】
さらに弾性突片15a及び固定用係合爪16が移動部材15又は15’の下面から突設されており、タンク部1又は1’の内部には突出するものがないため、受け入れられた排出玉が妨げられることなくスムーズに移動できる。
【0105】
なおタンク部1又は1’により受け入れられた排出玉は自重によって流動し、傾斜シュート13,玉計数機50,返却管51等を経て、回収樋5に向けて返却される。
【0106】
[3.その他]
最後に、遊技機はパチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機3には限られず、玉を用いて遊技を行う遊技機であれば良く、例えばアレンジボールやピンボール等の弾球遊技機でも良く、投入された玉の数によりベット数が決定されるようなスロットマシン等でも良い。
【0107】
また上記においては、タンク部1又は1’自体の位置調節や、タンク部1又は1’における左右方向の幅の変更が、それぞれ段階的に行われる形態を示したが、それらが無段階的に行われる形態であっても本発明は成立する。
【0108】
また上記においては、支持土台40が外部支持脚30を支持し、内部支持脚20がタンク部1又は1’を支持する形態を示したが、これとは逆に支持土台が内部支持脚を支持し、外部支持脚がタンク部を支持する形態であっても本発明は成立する。また各部品に設けられる係合部と被係合部が逆であっても本発明は成立する。
【0109】
また上記においては、移動部材15又は15’が底板を有する形態を示したが、例えばタンク部本体が左右方向に十分に広い底板を有し、移動部材が底板を有しない形態であっても本発明は成立する。
【0110】
また上記においては、移動部材15又は15’がタンク部本体10又は10’の左右両側に各々取り付けられる形態を示したが、移動部材が左側だけが開放されるタンク部本体の該左側,又は右側だけが開放されるタンク部本体の該右側に取り付けられ、該一つの移動部材をタンク部本体に対して移動させることによって、タンク部の左右方向の幅を変更する形態であっても本発明は成立する。
【0111】
また上記においては、タンク部本体10又は10’に対して移動部材15又は15’を移動させることによって、タンク部1又は1’の左右方向の幅を変更する形態、即ちタンク部本体10又は10’が不動である形態を示したが、これとは逆にタンク部本体を移動させることによって、タンク部の左右方向の幅を変更する形態であっても本発明は成立する。
【0112】
さらに上記においては、タンク部1又は1’がタンク部本体10又は10’と移動部材15又は15’とから構成される形態を示したが、例えばタンク部がタンク部本体を有さずに左右二つの移動部材から構成され、中央部側において互いに重なり合う二つの移動部材の一方又は双方を左右方向に移動させることによって、タンク部の左右方向の幅を変更する形態であっても本発明は成立する。
【0113】
即ち本発明に係る玉タンク装置は、タンク部が左右方向の幅を変更可能に構成されているものであれば良く、その趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態は適宜変更可能である。
【0114】
【発明の効果】
まず請求項1に係る発明によれば、タンク部が、タンク部本体と、該タンク部本体の左側に取り付けられる左側移動部材と、前記タンク部本体の右側に取り付けられる右側移動部材と、から構成され、前記タンク部本体が支持部に対して移動可能に取り付けられるので、タンク部本体を支持部に対して左右方向に移動させることによって、該タンク部本体の左右方向の位置を変更可能であると共に、タンク部本体に対して左側移動部材及び/又は右側移動部材を左右方向に移動させることによって、タンク部の左右方向の幅を変更可能である玉タンク装置を構成しているので、例えばタンク部本体を左右方向に移動すると共に、左側移動部材及び/又は右側移動部材を中央部側に向けて移動してタンク部の左右方向の幅を縮小することにより、障害物(例えばパチンコ機等の遊技機の裏面にある回路基板等)と干渉せずに、また左側移動部材及び/又は右側移動部材を端部側に向けて移動してタンク部の左右方向の幅を拡大することにより、受入部の開口面積を可能な限り確保しながら、その取付やタンク部の移動が可能であるという効果を奏する。
【0116】
また請求項に係る発明によれば、請求項1に係る発明において、左側移動部材及び右側移動部材が段階的に移動可能に構成される玉タンク装置を構成しているので、左側移動部材及び右側移動部材の位置調節を容易に行うことができるという効果を奏する。
【0117】
また請求項に係る発明によれば、請求項1又は2に係る発明において、係合部と被係合部とを係合することにより左側移動部材及び右側移動部材がタンク部本体に固定される玉タンク装置を構成しているので、例えば落下する排出玉の衝撃によって左側移動部材及び右側移動部材が不意に移動することを防止できるという効果を奏する。
【0118】
また請求項に係る発明によれば、請求項に係る発明において、係合部が左側移動部材及び右側移動部材に設けられる爪であり、被係合部がタンク部本体に設けられる孔又は溝である玉タンク装置を構成しており、タンク部の内部には突出するものがないため、受け入れられた排出玉が妨げられることなくスムーズに移動できるという効果を奏する。
【0119】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明において、左側移動部材及び右側移動部材が、タンク部本体における左右方向の端部から中央部に向かう方向に下り傾斜する底面を有する玉タンク装置を構成しているので、受け入れられた排出玉が自重によって転動し、左側移動部材及び右側移動部材の上に滞留することなく、タンク部の中央部側に向けてスムーズに誘導されるという効果を奏する。
【0120】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明において、タンク部を支持する内部支持脚及び外部支持脚からなる支持脚と、支持脚を支持する支持土台とを備える玉タンク装置を構成しており、各部品が独立しているためメンテナンスが容易であるという効果を奏する。
【0122】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つ係る発明において、タンク部が上下方向に移動可能である玉タンク装置を構成しているので、タンク部自体の上下方向の位置調節が可能であるという効果を奏する。
【0123】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明において、タンク部が前後方向に移動可能である玉タンク装置を構成しているので、タンク部自体の前後方向の位置調節が可能であるという効果を奏する。
【0124】
また請求項に係る発明によれば、請求項1〜のいずれか1つに係る発明において、タンク部の取付位置及び移動部材の取付位置を把握可能な目盛を有する玉タンク装置を構成しているので、目盛に基づいてタンク部や移動部材の位置調節を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す斜視図である。
【図2】図2は第二実施形態に係る玉タンク装置を表す分解斜視図である。
【図3】図3は第一実施形態に係るタンク部を表す図であり、(a)は平面図,(b)は断面正面図,(c)は左側面図である。
【図4】図4は第二実施形態に係るタンク部を表す図であり、(a)は平面図,(b)は断面正面図,(c)は左側面図である。
【図5】図5は内部支持脚を表す斜視図である。
【図6】図6は外部支持脚を表す斜視図である。
【図7】図7は傾斜シュート及び玉ならし部材を表す正面図である。
【図8】図8は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す断面平面図である。
【図9】図9は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す断面正面図である。
【図10】図10は第一実施形態に係る玉タンク装置を表す部分断面右側面図である。
【図11】図11(a)は左右方向移動用の目盛と目印,及び上下方向移動用の目盛と目印を表す斜視図であり、図11(b)は前後方向移動用の目盛と目印を表す右側面図である。
【符号の説明】
1…タンク部
1’…タンク部
2…設置島台
3…パチンコ機
4…玉排出口
5…回収樋
6…回路基板
10…タンク部
10’…タンク部
10a…受入部
10b…切欠部
10c…固定突片
10d…固定突片
10e…固定突片
11…前後案内溝
12…ラック
13…傾斜シュート
13a…玉返却孔
14…固定用係合溝
14’…固定用係合孔
15…移動部材
15’…移動部材
15a…弾性突片
16…固定用係合爪
20…内部支持脚
20a…弾性突片
20b…可撓片
20c…可撓片
21…前後案内爪
22…係合爪
23…上下係合案内爪
23a…幅広部
23b…幅狭部
24…載置支持片
30…外部支持脚
30a…弾性突片
31…左右案内爪
32…嵌合凹部
32a…挟持片
33…上下係合案内溝
33a…幅広溝
33b…幅狭溝
40…支持土台
40a…ビス孔
41…左右案内溝
42…嵌合凸部
42a…突起
42b…接続片
50…玉計数機
51…返却管
52…取付板
53…玉ならし部材
53a…軸
53b…重り
53c…鉤状部
60…(左右方向移動用の)目盛
61…(左右方向移動用の)目印
70…(上下方向移動用の)目盛
71…(上下方向移動用の)目印
80…(前後方向移動用の)目盛
81…(前後方向移動用の)目印
90…(左右方向幅変更用の)目盛
91…(左右方向幅変更用の)目印

Claims (9)

  1. 遊技機から排出される排出玉を受け入れるためのタンク部と、該タンク部を支持する支持部とを備え、該支持部が設置島台に設置され、前記タンク部に受け入れられた排出玉を回収樋に向けて返却する玉タンク装置であって、
    前記タンク部は、底板、該底板の前縁に突設される前壁、及び前記底板の後縁に突設される後壁を有し、左右両側が開放されたタンク部本体と、該タンク部本体の左側に取り付けられて前記タンク部の左側壁となり、該タンク部本体に対して左右方向に移動可能な左側移動部材と、前記タンク部本体の右側に取り付けられて前記タンク部の右側壁となり、該タンク部本体に対して左右方向に移動可能な右側移動部材と、から構成され、
    前記タンク部本体は、前記支持部に対して左右方向に移動可能に取り付けられることを特徴とする玉タンク装置。
  2. 請求項1に記載した玉タンク装置であって、
    前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、段階的に移動可能に構成されることを特徴とする玉タンク装置。
  3. 請求項1又は2に記載した玉タンク装置であって、
    前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、係合部と被係合部とを係合することにより、前記タンク部本体に固定されることを特徴とする玉タンク装置。
  4. 請求項に記載した玉タンク装置であって、
    前記係合部は前記左側移動部材及び前記右側移動部材に設けられる爪であり、前記被係合部は前記タンク部本体に設けられる孔又は溝であることを特徴とする玉タンク装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、
    前記左側移動部材及び前記右側移動部材は、前記タンク部本体における左右方向の端部から中央部に向かう方向に下り傾斜する底面を有することを特徴とする玉タンク装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、
    内部支持脚と、該内部支持脚に外嵌される外部支持脚とからなり、前記タンク部を支持する支持脚と、
    該支持脚を支持する支持土台と、
    を備えることを特徴とする玉タンク装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、
    前記タンク部は、上下方向に移動可能であることを特徴とする玉タンク装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、
    前記タンク部は、前後方向に移動可能であることを特徴とする玉タンク装置。
  9. 請求項1〜のいずれか1つに記載した玉タンク装置であって、
    前記タンク部の取付位置並びに前記左側移動部材及び前記右側移動部材の取付位置を把握可能な目盛を有することを特徴とする玉タンク装置。
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