JP4572922B2 - アンテナシステムおよび車内用無線通信機 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナシステムおよび車内用無線通信機に関する。
近年、広い帯域で高性能を発揮する広帯域用アンテナが提案されている。例えば、UWB(Ultra Wide Band:超広帯域通信)による高速通信のための広帯域用アンテナとして、円錐や半球状の素子を組み合わせたバイコニカルアンテナ(特許文献1参照)やモノコーンアンテナが知られている。さらに、上記のような立体形状の広帯域用アンテナではなく、プリント基板にパターンを形成するだけで簡易に製作できる広帯域プリント基板アンテナ(特許文献2参照)も提案されている。
特開2004−129209号公報 特開2006−345038号公報
これまでの広帯域用アンテナは、指向性が必要となるような場面での使用が想定されていなかったが、今後は指向性を必要とする場面で使用されることもあり得る。例えば、車内用無線通信機において広帯域用アンテナを用いる場合、通信エリアとして想定した車室内に対しては電波を放射し、車外へは電波を放射しないことで、情報漏洩や隣接車両への混信等を防ぐことが望ましい。
広帯域用アンテナに適切な指向性を発揮させるためには、反射板を用いることが考えられる。反射板は通常アンテナからλ/4(λは使用する電波の波長)だけ離れた位置に設置する。しかし、広帯域用アンテナは広い帯域を使用する。例えば、UWBのローバンド(3.1〜4.8GHz)においては波長が96.8〜62.5mmの範囲に渡る。したがって、反射板とアンテナの間の距離を、ある波長の1/4の距離に設定しても、他の波長においては反射板がその機能を十分に発揮することができなくなってしまう。
本発明は上記点に鑑み、広帯域用アンテナの広い帯域で適切な指向性を発揮させることができる反射板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、アンテナシステムが、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と反射板(27)とを備える。この反射板(27)は、当該広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)に指向性を発揮させるための、板形状の導電性物体から成る。そしてこの板形状は、正方形の外縁(271)と正方形の内縁(272)とを有する板形状であり、前記内縁(272)の4辺のそれぞれから、その辺に対向する前記外縁(271)の一辺までの距離は、互いに等しくなっている。
一般的に、反射板(本発明の反射板に限らず一般の反射板)が有効に機能すると、アンテナモジュールから反射板への方向の反対方向に主に強い指向性が形成される。これは、アンテナモジュールがある波長の電波を放出したときまたは電波を受けたとき、反射板表面にはアンテナモジュールと逆位相の電流が流れ、指向性を形成する方向に対してはアンテナモジュールからの電波を強め、逆方向に対しては打ち消す働きをするからである。そして、反射板表面の電流経路がその電波の波長のα/4の整数倍の長さのとき、共振して電流が流れやすくなるため、強い指向性を形成する。ここで、αは、反射板の面における反射板面に平行な方向の波長短縮率である。
本発明の反射板(27)は、内縁(272)を有しているので、内縁(272)の周囲を回る電流経路が発生し得るようになる(図6参照の31、32、33参照)。内縁(272)の周囲を回るような電流経路は、内縁(272)そのものを通る経路から外縁(271)そのものを通る経路まで可能である。したがって、発生可能な電流経路長のバリエーションが幅広くなり、その結果、幅広い波長帯域において反射板(27)が有効に機能する。
また、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と反射板(27)とは、直流的に接続されていなくてもよい。広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と反射板(27)とが直流的に接続されなければ、互いに電気的に悪影響を及ぼし合う可能性が低下し、結果として、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と反射板(27)の性能が向上する。
また、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)の使用波長帯域の上限がλである場合、反射板(27)の広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)の共振方向(125、135、225、235)に沿った最大長さは、λα/2であってもよい。一般に、反射板が最適に機能するためには、反射板の上記共振方向に沿った最大実効長さは、使用する電波の波長のα/2倍以上であることが望ましい。上記のように、本発明の反射板(27)の上記共振方向に沿った長さを、使用波長帯域の上限の長さの1/2以上となっていることで、使用する全帯域において、反射板(27)が最適に機能する。
また、上記のようなアンテナシステム(2)は、車両に搭載される車内用無線通信機に用いられてもよい。この場合、反射板(27)から広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)への向きの延長線上に車室があり、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)から反射板(27)への向きの延長線上に車室がないようになっていれば、広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)から放射される電波はほぼ車室内に向かい、車外に漏れる電波は非常に少なくなる。その結果、車外への情報漏洩や隣接車両への混信等を防ぐことができる。
なお、上記特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1および図2に、本発明の実施形態に係る車内用無線通信機の基板1および基板1上に設けられたアンテナシステム2の正面図および側面図を示す。
車内用無線通信機は、例えば車載用ナビゲーション装置であり、車内の装置(例えばワイアレスUSBメモリ)と無線通信するために、アンテナシステム2を使用して電波の送受を行う。無線通信に用いる周波数帯域は、広帯域となっている。具体的には、使用周波数帯域は、UWB(Ultra Wide Band:超広帯域通信)のローバンド帯(3.1〜4.8GHz)である。
車内用無線通信機は、インストゥルメントパネル内、ダッシュボード上等の、車室内と車室外の境目付近に設けられ、基板1は、図2に示すように、その一面を車室内に向け、他方の面を車両外部に向けて設置されている。
アンテナシステム2は、この基板1の車室側表面に設けられており、アンテナモジュール100、反射板27、およびスペーサ28を有している。図3に、図1のA−A断面図を示す。
反射板27は、基板1の車室側表面に形成された銅箔のパターンである。この反射板27の形状については後述する。
アンテナモジュール100は、基板1の車室側の面と平行に対面し、基板1から離れた位置に配置されている。アンテナモジュール100と基板1との間には、樹脂性のスペーサ28が介在している。このスペーサ28のそれぞれの端部が基板1およびアンテナモジュール100に固定されている。その結果、このスペーサ28を介して、アンテナモジュール100が基板1に固定される。
[アンテナモジュール100の構成および作動]
図4に、アンテナモジュール100の正面図を示す。この図に示す通り、アンテナモジュール100は、誘電体である基板101、導体パターンであるグラウンド110、導体パターンであるアンテナエレメント120、および導体パターンであるアンテナエレメント130を有している。
グラウンド110は、基板101の一角に配置されたパターンであり、円盤を4等分した形状、すなわち90°の扇形形状を有している。したがって、グラウンド110の外周は、角度90°の開きを有する円弧、および当該円弧の各端部から円弧の回転中心までを繋ぐ2本の直線から成る。
アンテナエレメント120は、基板101上で、グラウンド110の円弧側に近接するように、図4中左上部分に配置されたパターンである。このアンテナエレメント120は、偏波面が垂直方向(すなわち、紙面上下方向)に平行となっている電波(すなわち垂直偏波)の送信および/または受信を行うためのアンテナエレメントである。図4に示す通り、アンテナエレメント120は、野球のホームベースに似た5角形形状を有している。
また、アンテナエレメント120は、その5角形の頂点のうち、グラウンド110に最も近い頂点部(すなわち、アンテナエレメント120のグラウンド110側の端部)に、
給電点121が設けられている。
したがって、図示しない車内用無線通信機の信号回路から同軸線またはマイクロストリップ線を介して給電点121に電流を供給すると、給電点121から、給電点121から最も遠い辺である底部122の方向に沿って、電流が流れることで、アンテナエレメント120は、垂直偏波の送信および/または受信を行うことができる。このように、アンテナエレメント120は、モノポール型アンテナエレメントとして機能することで、給電点121のある頂点から底部122までの長さの4/α倍の波長λ以下の波長で電波の送受信が可能となる。
換言すれば、アンテナエレメント120の偏波面に平行かつ電波の進行方向に垂直な方向(以下、偏波方向という)の長さは、アンテナモジュール100の使用帯域の下限周波数の波長λのα/4倍となる。
なお、値αは、周囲の誘電体(基板101を構成する誘電体、スペーサ28を構成する誘電体、基板1を構成する誘電体)の位置、大きさ、形状、誘電率等に起因する波長短縮率であり、位置、方向によってその値が異なる。
また、給電点121のある頂点部から伸びる2本の辺123、124は、給電点121から遠ざかるほど互いの間隔が広がっている。したがって、アンテナエレメント120の、辺123および124に挟まれる部分は、アンテナエレメント120の偏波方向(以下、共振方向ともいう。第1の偏波方向の一例に相当する)に垂直な方向の幅が、当該偏波方向に沿って給電点121から遠ざかるほど広くなるテーパー部(第1のテーパー部の一例に相当する)となっている。
そして、テーパー部の給電点121と反対側の終端から、底部122までは、アンテナエレメント120の偏波方向に垂直な方向の幅が、一定となっている。このように、アンテナエレメント120における、アンテナエレメント120の偏波方向に垂直な方向の最大幅(以下、単にアンテナエレメント120の幅という)は、底部122の幅と等しくなっている。周知の通り、モノポール型エレメントは、その幅が大きい程、使用可能周波数帯域が広がる。図4の例においては、アンテナエレメント120の幅は、αλ/4である。このようになっていることで、アンテナエレメント130の広帯域化が実現する。
アンテナエレメント130は、基板101上で、グラウンド110の円弧側に近接するように、図4中右下部分に配置されたパターンである。このアンテナエレメント130は、偏波面が水平方向(すなわち、紙面左右方向)に平行となっている電波(すなわち水平偏波)の送信および/または受信を行うためのアンテナエレメントである。図4に示す通り、アンテナエレメント130は、野球のホームベースに似た5角形形状を有している。
また、アンテナエレメント130は、その5角形の頂点のうち、グラウンド110に最も近い頂点部(すなわち、アンテナエレメント130のグラウンド110側の端部)に、給電点131が設けられている。
したがって、車内用無線通信機の信号回路から同軸線またはマイクロストリップ線を介して給電点131に電流を供給すると、給電点131から、給電点131から最も遠い辺である底部132の方向に沿って、電流が流れることで、アンテナエレメント130は、水平偏波の送信および/または受信を行うことができる。このように、アンテナエレメント130は、モノポール型アンテナエレメントとして機能することで、給電点131のある頂点から底部132までの長さの4/α倍の波長λ以下の波長で電波の送受信が可能となる。換言すれば、アンテナエレメント130の偏波方向(以下、共振方向ともいう。第2の偏波方向の一例に相当する)の長さは、アンテナモジュール100の使用帯域の下限周波数の波長λのα/4倍となる。
また、給電点131のある頂点部から伸びる2本の辺133、134は、給電点131から遠ざかるほど互いの間隔が広がっている。したがって、アンテナエレメント130の、辺133および134に挟まれる部分は、アンテナエレメント130の偏波方向に垂直な方向の幅が、当該偏波方向に沿って給電点131から遠ざかるほど広くなるテーパー部(第2のテーパー部の一例に相当する)となっている。
そして、テーパー部の給電点131と反対側の終端から、底部132までは、アンテナエレメント130の偏波方向に垂直な方向の幅が、一定となっている。このように、アンテナエレメント130における、アンテナエレメント120の偏波方向に垂直な方向の最大幅(以下、単にアンテナエレメント130の幅という)は、底部132の幅と等しくなっている。図4の例においては、アンテナエレメント130の幅は、αλ/4である。このようになっていることで、アンテナエレメント130の広帯域化が実現する。
また、このテーパー部は、給電点131からアンテナエレメント130の偏波方向に伸びた直線135に関して非線対称である。すなわち、この偏波方向線135のうち、アンテナエレメント120に近い側の部分の面積は、偏波方向線135よりもアンテナエレメント120から遠い側の部分の面積に比べて小さくなっている。
このように、アンテナエレメント120の偏波方向とアンテナエレメント130の偏波方向とが互いに垂直となっているので、基板101上のアンテナエレメント120、130を用いた偏波ダイバシティが実現する。また、これら2つのアンテナエレメント120、130は、1つのグラウンド110を共用しているので、その分、これらアンテナエレメント120、130から成るアンテナモジュール100のサイズ増大が緩和される。
また、グラウンド110の外周が、円弧状となっているので、当該外周における給電点121に最も近い位置から、当該外周に沿って、アンテナエレメント130から遠ざかる方向に離れるにつれ、アンテナエレメント120とグラウンド110との間隔が広がるようになっている。したがって、アンテナエレメント120におけるアンテナエレメント130の反対側において、グラウンド110がアンテナエレメント120から逃げるような形状となっている。これにより、不要な偏波方向におけるアンテナエレメント120の共振が抑えられる。
同様に、グラウンド110の外周が、円弧状となっているので、当該外周における給電点131に最も近い位置から、当該外周に沿って、アンテナエレメント120から遠ざかる方向に離れるにつれ、アンテナエレメント130とグラウンド110との間隔が広がるようになっている。したがって、アンテナエレメント130におけるアンテナエレメント120の反対側において、グラウンド110がアンテナエレメント130から逃げるような形状となっている。これにより、不要な偏波方向におけるアンテナエレメント130の共振が抑えられる。このように、グラウンド110を扇型にして角部を無くすことによって、不要な方向での共振を防ぐことができる。
また、グラウンド110の形状は、対称線111について線対称である。さらに、アンテナエレメント120の形状とアンテナエレメント130の形状とは、当該対称線111について互いに線対称である。さらに、給電点121の位置と給電点131の位置とは、当該対称線111について互いに線対称である。このようになっていることで、グラウンド110から見てアンテナエレメント120の電気的特性とアンテナエレメント130の電気的特性が同一となる。このようになっていることで、2つのアンテナエレメント120、130において、一方の性能が他方の性能に比べて劣ってしまう要因の1つを排除することができる。
また、上述の通り、2つのアンテナエレメント120、130のそれぞれが、給電点121、131のある部分を頂点とするテーパー部を有することで、グラウンド110がアンテナエレメント120、130から逃げるように形成することが容易となる。また、2つのアンテナエレメント120、130間の間隔を広くすることができるので、2つのアンテナエレメント120、130間で相互に悪影響を及ぼし合う可能性が低下する。
テーパーについては、より具体的には、アンテナエレメント120のテーパー部とアンテナエレメント130のテーパー部との間隔140が、グラウンド110から遠ざかるにつれて拡大するようになっている。このようになっていることで、2つのアンテナエレメント間で相互に悪影響を及ぼし合う可能性がさらに低下する。
なお、アンテナエレメント120、130の幅を大きくすると、広帯域化には寄与するが、アンテナエレメント120とアンテナエレメント130との間の間隔140が短くなると、両者が互いに電気的に結合してしまい、ダイバシティの性能が悪化する可能性がある。
そのため、アンテナエレメント120のテーパー部は、給電点121からアンテナエレメント120の偏波方向に伸びた直線125に関して非線対称となっている。すなわち、この偏波方向線125のうち、アンテナエレメント130に近い側の部分の面積は、偏波方向線125よりもアンテナエレメント130から遠い側の部分の面積に比べて小さくなっている。
また同様に、アンテナエレメント130のテーパー部は、給電点131からアンテナエレメント130の偏波方向に伸びた直線135に関して非線対称となっている。すなわち、この偏波方向線135のうち、アンテナエレメント120に近い側の部分の面積は、偏波方向線135よりもアンテナエレメント120から遠い側の部分の面積に比べて小さくなっている。
このように、アンテナエレメント120、130の形状を左右非対称とすることで、2つのアンテナエレメント120間の距離140は確保しつつ、アンテナエレメント120の幅を確保することができる。したがって、アンテナモジュール100の放射性能の低下を抑えつつ、アンテナモジュール100の広帯域化を実現することができる。
[反射板27の構成および作動]
図5に、基板1上に形成された反射板27の正面図を示す。この図に示すように、反射板27の板形状は、正方形の外縁271および正方形の内縁272を有する形状となっている。具体的には、外縁271を有する正方形の銅箔の中央部にスリットを入れて隙間を設けることで、上記のような内縁272が形成される。
通常、反射板(本実施形態の反射板27に限らず一般の反射板)が有効に機能すると、アンテナモジュールから反射板への方向の反対方向に主に強い指向性が形成される。これは、アンテナモジュール100が波長λの電波を放出したときまたは電波を受けたとき、反射板表面にはアンテナモジュールと逆位相の電流が流れ、指向性を形成する方向に対してはアンテナモジュールからの電波を強め、逆方向に対しては打ち消す働きをするからである。そして、反射板表面の電流経路がその電波の波長のα/4の整数倍の長さのとき、共振して電流が流れやすくなるため、強い指向性を形成する。ここで、αは、反射板の面における反射板面に平行な方向の波長短縮率である。
本実施形態の反射板27は、通常の(すなわち内縁を有さない)平板の反射板とは異なり、内縁272を有するようなトポロジーを有しているので、図6に示すように、内縁272によってできた隙間を迂回して内縁272の周囲を回る電流経路が発生し得るようになる。内縁272の周囲を回るような電流経路は、外縁271そのものを通る経路31、外縁271と内縁272から等距離の位置を通る経路32、内縁272そのものを通る経路33等、多数が可能である。
したがって、発生可能な電流経路長のバリエーションが幅広くなり、その結果、本実施系の使用周波数帯域(UWBのローバンド)に渡って反射板27が有効に機能する。つまり、UWBのローバンドのどの周波数で放射、受信を行っても、その周波数に対応する波長のαN/4倍(ただし、Nは整数)の長さの電流経路が生成可能である。
また、反射板27の図5における紙面縦方向の長さは、λα/2以上となっている。ここでλは、アンテナモジュール100の使用波長帯域の上限である。この紙面縦方向は、アンテナエレメント120の共振方向125に一致する。また、反射板27の紙面真横方向の長さも、λα/2以上となっている。この紙面真横方向は、アンテナエレメント130の共振方向135に一致する。
一般に、反射板が最適に機能するためには、反射板の上記共振方向125、135に沿った最大実効長さは、使用する電波の波長のα/2倍以上であることが望ましい。上記のように、本実施携帯の反射板27の上記共振方向125、135に沿った長さが、使用波長帯域の上限λの長さのα/2倍以上(具体的には最もコンパクトに作成できるα/2倍)となっていることで、使用する全帯域において、反射板が最適に機能する。
また、アンテナモジュール100と反射板27とは、直流的に接続されていない。アンテナモジュール100と反射板27とが直流的に接続されなければ、互いに電気的に悪影響を及ぼし合う可能性が低下し、結果として、アンテナモジュール100と反射板27の性能が向上する。
図7に、本実施形態のアンテナシステム2の水平面内の指向性のシミュレーション結果を示す。ただし、反射板の長さ:37.6mm、内縁の正方形の一辺(換言すればスリットの一辺)の長さ:18mm、アンテナエレメントの長さ:15mm、グラウンドの半径:15mm、反射板とアンテナモジュールとの間の距離:12mm、基板厚さ:0.8mm、基板材の誘電率:4、スペーサの形状:基板に平行な断面が10mmの正方形となる四角柱、スペーサの誘電率:2.8とする。紙面右方向が、車室方向であり、実線51、52、53は、それぞれローバンドの3つのチャネルF1(3432±264MHz)、F2(3960±264MHz)、F3(4488±264MHz)の周波数における指向性を示している。この場合は、外縁271の辺から内縁272の辺までの距離がλα/6(ただし、最長波長λ=87.4mm:3432MHzとする)となる。
この図7からもわかるように、本実施形態のアンテナシステム2は、UWBローバンドの広い領域で正面方向(すなわち、車室の方向)への強い指向性を実現することができる。したがって、その結果、車外への情報漏洩や隣接車両への混信等を防ぐことができる。
上述した通り、外縁271から内縁272までの距離が増大することによる効果は、発生可能な電流経路長のバリエーションを広げる方向に働く。発明者のシミュレーションによれば、外縁271の辺から内縁272の辺までの距離(外縁271の辺から内縁272の辺までの最短距離、代表的距離の一例に相当する)は、λα/8以上が望ましい。
図8に、図7のシミュレーションの条件に対して、内縁の正方形の大きさだけを25mmに変化させた場合のシミュレーション結果を示す。なお、実線61、62、63は、それぞれローバンドの3つのチャネルF1(3432±264MHz)、F2(3960±264MHz)、F3(4488±264MHz)の周波数における指向性を示している。
この場合は、外縁271の辺から内縁272の辺までの距離がλα/10となる。この図に示すように、外縁271の辺から内縁272の辺までの距離がλα/10まで短くなると、反射板の反射板としての機能が低下する。
なお、逆に内縁272の大きさが極端に(例えば外縁の1/100程度に)小さくなり過ぎた場合には、発生し得る電流の経路が内縁272がない場合とあまり変わらなくなってしまい、内縁272の存在による効果が低減してしまう。
なお、本実施形態の反射板27の外縁271、内縁272の形状は、正方形のみならず、図9に示すように、円形であってもよい。また、図10に示すように、外縁271が正方形、内縁272が正三角形となっていてもよい。また、図11に示すように、外縁271が正方形、内縁272が複雑な形状となっていてもよい。また、図12に示すように、外縁271が円形、内縁272が正方形となっていてもよい。また、図13に示すように、外縁271が角が丸まった正方形、内縁272が正方形となっていてもよい。
なお、図9、図12のような例においては、反射板27のアンテナモジュール100の共振方向125、135に沿った最大長さが、λα/2(ただし、αは反射板27の表面における共振方向125、135に沿った方向の波長短縮率)以上となっていれば、反射板27はより有効に機能する。
(第2実施形態)
以下、次に、本発明の第2実施形態について説明する。図14に、本実施形態に係るアンテナモジュール200の平面図を示す。なお、本実施形態におけるアンテナモジュール200、基板201、グラウンド210、対称線211、アンテナエレメント220、給電点221、底部222、テーパー部側面223、テーパー部側面224、偏波方向線225、アンテナエレメント230、給電点231、底部232、テーパー部側面233、テーパー部側面234、偏波方向線235、エレメント間隔240が、それぞれ第1実施形態におけるアンテナモジュール100、基板101、グラウンド110、対称線111、アンテナエレメント120、給電点121、底部122、テーパー部側面123、テーパー部側面124、偏波方向線125、アンテナエレメント130、給電点131、底部132、テーパー部側面133、テーパー部側面134、偏波方向線135、エレメント間隔140に対応する要素となっている。
本実施形態のアンテナモジュール200が第1実施形態のアンテナモジュール100と異なっている点は2点である。1つは、第1実施形態におけるアンテナエレメント120、130における底部122、132の幅がαλ/4であったのに対し、本実施形態のアンテナエレメント220、230における底部222、232の幅がαλ/3となっていることである。もう1つは、第1実施形態におけるアンテナエレメント120、130は偏波方向線125、135について左右非対称であったのに対し、本実施形態におけるアンテナエレメント220、230は偏波方向線225、235について左右対称であることである。
このようになっていても、第1実施形態の効果のうち、2つのアンテナエレメントのそれぞれが左右非対称であることに起因する効果以外の効果が達成される。ただし、広帯域化の程度は第1実施形態と異なる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図15に、本実施形態に係るアンテナモジュール300の平面図を示す。なお、本実施形態におけるアンテナモジュール300、基板301、グラウンド310、対称線311、アンテナエレメント320、給電点321、底部322、テーパー部側面323、テーパー部側面324、偏波方向線325、アンテナエレメント330、給電点331、底部332、テーパー部側面333、テーパー部側面334、偏波方向線335、エレメント間隔340が、それぞれ第1実施形態におけるアンテナモジュール100、基板101、グラウンド110、対称線111、アンテナエレメント120、給電点121、底部122、テーパー部側面123、テーパー部側面124、偏波方向線125、アンテナエレメント130、給電点131、底部132、テーパー部側面133、テーパー部側面134、偏波方向線135、エレメント間隔140に対応する要素となっている。
本実施形態のアンテナモジュール300が第1実施形態のアンテナモジュール100と異なっている点は2点である。1つは、第1実施形態におけるアンテナエレメント120、130における底部122、132の幅がαλ/4であったのに対し、本実施形態のアンテナエレメント320、330における底部322、332の幅がαλ/60となっていることである。もう1つは、第1実施形態におけるアンテナエレメント120、130は偏波方向線125、135について左右非対称であったのに対し、本実施形態におけるアンテナエレメント320、330は偏波方向線325、335について左右対称であることである。
このようになっていても、第1実施形態の効果のうち、2つのアンテナエレメントのそれぞれが左右非対称であることに起因する効果以外の効果が達成される。ただし、広帯域化の程度は第1実施形態と異なる。
図16に、第1〜第3実施形態および他の例におけるアンテナモジュールのVSWR−周波数特性を、グラフにて示す。グラフ中、線21が本実施形態のアンテナモジュール300の特性を示し、線22が第2実施形態に対して両アンテナモジュールの幅をαλ/6に変更した場合のアンテナモジュールを示し、線23が第2実施形態に対して両アンテナモジュールの幅をαλ/4に変更した場合のアンテナモジュールを示し、線24が第2実施形態のアンテナモジュール200の特性を示し、線25が第1実施施形態のアンテナモジュール100の特性を示している。また、縦軸がVSWR(電圧定在波比)の値に対応し、横軸が周波数(GHz単位)に対応する。ある周波数におけるVSWRの値が低いほど、その周波数におけるアンテナモジュールの作動がより良好になることを意味する。
線25に示す通り、第1実施形態のアンテナモジュール100は、4GHz〜10GHzの周波数帯域のほぼすべてにおいて、VSWRが2以下となっている。また、線24に示す通り、第2実施形態のアンテナモジュール200は、4GHz〜6GHz帯の多くでVSWRが2以上2.5以下となっているが、それ以外のほとんどの帯域ではVSWRが2以下となっている。
このように、第1実施形態のアンテナモジュール100は、第2実施形態のアンテナモジュール200に比べてアンテナエレメントの幅が狭くなっているにもかかわらず、より広い周波数帯域で2以下のVSWRを実現している。これは、第1実施形態のアンテナモジュール100においては、各アンテナエレメントを左右非対称とすることで、各アンテナエレメント間の間隔を広げており、その結果、両アンテナエレメント間の結合の悪影響が小さくなるからである。また、両アンテナエレメント間の結合の悪影響が小さくなることで、それらの指向性が正面方向に保たれるという効果も得られる。
また、線23に示す通り、アンテナエレメントを左右対称とし、かつ、アンテナエレメントの幅をαλ/4とした例においても、4〜10GHz体のVSWRの値は2前後となるので、この例のアンテナモジュールをこの帯域内で良好に使用することができる。
これらのことから、アンテナエレメントの幅は、両者が近づきすぎて結合しない程度に幅を広くするという観点から、αλ/4〜αλ/3が望ましいと考えられる。
また、線22に示す通り、アンテナエレメントを左右対称とし、かつ、アンテナエレメントの幅をαλ/6とした例においても、4〜10GHz体のVSWRの値は3前後となるので、この例のアンテナモジュールをこの帯域内で使用することは可能である。したがって、アンテナエレメントの幅がαλ/6以上であれば、アンテナモジュールの広帯域化が実現する。
また、線21に示す通り、アンテナエレメントを左右対称とし、かつ、アンテナエレメントの幅をαλ/60とした例においては、4GHz付近の帯域でのみ良好に作動する。このような例においても、偏波ダイバシティは実現できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の各発明特定事項の機能を実現し得る種々の形態を包含するものである。
例えば、スペーサ28は、内縁272の内側で基板1に固定されているが、反射板27に固定されていてもよい。
また、反射板27の材質は、銅箔である必要はなく、導電性の板状物であればどのようなものでもよい。
また、上記実施形態においては、使用周波数帯域はUWBのローバンドであったが、ハイバンド(7〜10.6GHz)を使用周波数帯域とすることも、上述のλを7GHzに対応する値に読み替えることで可能である。また、UWBに限らず、各種広帯域に用いることができる。
また、上記の各実施形態においては、グラウンドの外周のうち、2つのアンテナエレメントに面する側の形状は、円弧形状であった。しかし、グラウンドが、アンテナエレメントから逃げるような形状となるためには、必ずしもその外周が円弧状となっていなくてもよい。
例えば、グラウンドの外周のうち、2つのアンテナエレメントに面する側の形状は、円弧形状上の複数の点を直線で繋ぎ合わせた多角形外周形状となっていてもよい。すなわち、グラウンドの外周は、当該外周における第1(または第2)の給電点に最も近い位置から、第2(または第1)のアンテナエレメントから遠ざかる方向に離れるにつれ、第1(または第2)のアンテナエレメントとの間隔が広がるように、形成されており、かつ、当該外周における第2の給電点に最も近い位置から、第1(または第2)のアンテナエレメントから遠ざかる方向に離れるにつれ、第2(または第1)のアンテナエレメントとの間隔が広がるように、形成されていれば足りる。
また、第1〜第3実施形態においては、アンテナエレメントはホームベース形状を有していたが、アンテナエレメントの形状はこのようなものに限られるわけではない。例えば、アンテナモジュールは、図17に示すような、三角形のアンテナエレメント520を有するようになっていてもよい。また、図18、図19に示すように、アンテナモジュールのテーパー部分の辺は、曲線であってもよい。なお、点521、621、721は、それぞれ給電点であり、線525、526、527は、給電点から偏波方向に伸びる線である。
また、上記の実施形態においては、基板上に設けられた2つのアンテナエレメントの偏波方向が互いに垂直となるように、各アンテナエレメントの向きが決められている。しかし、偏波ダイバシティを実現するためには、2つのアンテナエレメントの偏波方向の成す角は、必ずしも90°である必要はない。2つのアンテナエレメントの偏波方向の成す角が0°以上でありさえすれば、偏波ダイバシティは実現可能である。
また、広帯域用アンテナモジュールとしては、偏波ダイバシティを実現しないものを用いてもよい。このような片偏波アンテナとしては、例えば、特許文献2に記載のアンテナがある。
本発明の実施形態に係る基板1およびアンテナシステム2の構成を示す正面図である。 基板1およびアンテナシステム2の構成を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 第1実施形態に係るアンテナモジュール100の正面図である。 反射板27の正面図である。 反射板27上の電流経路を例示する図である。 第1実施形態のアンテナシステム2の水平面内の指向性のシミュレーション結果を示すグラフである。 アンテナシステムの水平面内の指向性のシミュレーション結果を示すグラフである。 反射板27の他の形状を示す正面図である。 反射板27の他の形状を示す正面図である。 反射板27の他の形状を示す正面図である。 反射板27の他の形状を示す正面図である。 反射板27の他の形状を示す正面図である。 第2実施形態に係るアンテナモジュール100の平面図である。 第3実施形態に係るアンテナモジュール100の平面図である。 第1〜第3実施形態および他の例におけるアンテナモジュールのVSWR−周波数特性を示すグラフである。 アンテナエレメント120の変形例を示す図である。 アンテナエレメント120の変形例を示す図である。 アンテナエレメント120の変形例を示す図である。
符号の説明
21…左右対称・幅λ/60の特性、22…左右対称・幅λ/6の特性、23…左右対称・幅λ/4の特性、24…左右対称・幅λ/3の特性、25…左右非対称・幅λ/4の特性、100、200、300…アンテナモジュール、101、201、301…基板、110、210、310…グラウンド、111、211、311…対称線、120、130、220、230、320、330、520、620、720…アンテナエレメント、121、131、221、231、321、331、521、621、721…給電点、122、132、222、232、322、332…底部、123、124、133、134、223、224、233、234、323、324、333、334…テーパー部側面、125、135、225、235、325、335、525、625、725…偏波方向線、140、240、340…エレメント間隔。

Claims (4)

  1. 広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と、
    前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)に指向性を発揮させるための、板形状の導電性物体から成る反射板(27)と、を備えたアンテナシステムであって、
    前記反射板(27)の前記板形状は、正方形の外縁(271)と正方形の内縁(272)とを有する板形状であり、
    前記内縁(272)の4辺のそれぞれから、その辺に対向する前記外縁(271)の一辺までの距離は、互いに等しくなっていることを特徴とするアンテナシステム。
  2. 前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)と前記反射板(27)とは、直流的に接続されていないことを特徴とする請求項1に記載のアンテナシステム。
  3. 前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)は、波長λを上限とする波長帯域において使用されるものであり、
    前記反射板(27)の前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)の共振方向(125、135、225、235)に沿った最大長さは、λα/2(ただし、αは誘電体による波長短縮率)以上であることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナシステム。
  4. 車両に搭載される車内用無線通信機であって、
    請求項1ないし3のいずれか1つに記載のアンテナシステム(2)を備え、
    前記アンテナシステム(2)の前記反射板(27)から前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)への向きの延長線上に車室があり、前記広帯域用アンテナモジュール(100、200、300)から前記反射板(27)への向きの延長線上に前記車室がないことを特徴とする車内用無線通信機。
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