JP4572428B2 - Adhesive for dry lamination and laminate using the same - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品、飲料および医薬品等の包装材料に用いるドライラミネーション用接着剤に関するもので、特に、その接着材に由来する低分子量物質の溶出の少ないドライラミネーション用接着剤とそれを用いた包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、アルミ箔、プラスチックフィルム等の積層に際し、種々のラミネート法があるが、食品や医薬品等の包装材にはドライラミネーション法が多く使用されている。
【0003】
上記ドライラミネーション法とは、例えば第1基材としての既に成膜されたプラスチックフィルムの成膜面またはアルミニウム箔面に、接着剤溶液を塗布、乾燥直後に接着剤表面が未硬化で多少粘着性(タック)を帯びている状態時に、第2基材を加圧接着させて巻き取り、接着剤の硬化を完成させて積層する方法で、レトルトの包装材料等で耐熱性を要求される場合、包装材料の「腰」を必要とする場合あるいはトータル厚みが限定される場合などに好適に利用される。この方法のメリットは、第2基材に蒸散のための通気性が要求されず、したがって広範囲のフィルムや金属箔同志の貼り合わせに適用でき、高度な耐熱性、耐水性、耐薬品性を接着機能として発揮可能である。さらに比較的低温で成膜されたフィルムを用いることにより、第2基材であるシーラント層の特性を損なわずに積層可能で、かつ製品の寸法変化が少ないなどである。
【0004】
しかしながら、上記のようなメリットをもったドライラミネーション法により積層された包装材を使用して包装された食品や飲料は、ドライラミネーション用接着剤より溶出する低分子量物質によって味が変わったり、医薬品においては、安全性に欠けたり不衛生的となるなどの問題があった。
【0005】
その問題を解決するものとして、材料構成は変わるが、溶融押し出しラミネーション法や熱ラミネーション法などを用いることができる。しかしこれらの方法では、接着強度が足りなかったり、高価な生産設備を必要とし、さらにラミネートされるフィルム等基材(質)に制限があるなどの問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、接着剤由来の低分子量物質の溶出の少ないドライラミネーション用接着剤とそれを用いた包装材の提供にあり、その包装材で包装された食品や飲料の味が変わったりすることがなく、医薬品においては安全性に欠けたり不衛生的となることのない低溶出包装材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくとも主剤と硬化剤とからなるドライラミネーション用接着剤において、該主剤が、ポリエーテルとグリコール類およびもしくはアミン類との反応でできるレジンを、ジイソシアネート類で伸長してなるポリエーテル・ポリウレタン系レジンでなり、前記硬化剤が、トリメチロールプロパンのイソシアネート類付加体もしくはジイソシアネート類のビューレット体もしくは三量体でなることを特徴とするドライラミネーション用接着剤としたものである。
【0008】
また、請求項2の発明では、前記ポリエーテルは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ−1,2−ブチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールである請求項1記載のドライラミネーション用接着剤としたものである。
【0009】
また、請求項3の発明では、前記ジイソシアネート類は、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートである請求項1または2記載のドライラミネーション用接着剤としたものである。
【0010】
また、請求項4の発明では、前記請求項1、2または3に記載のドライラミネーション用接着剤を用いて、少なくとも2枚のフィルムをラミネートし、食品、飲料および医薬品を包装する低溶出包装体の形成用材料として用いることを特徴とする積層体としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を説明する。
まず、本発明のドライラミネーション用接着剤を用いた積層体の構成例から説明すると、例えば図1に示すように、ポリエチレンテレフタレート(以下PETと略す)フィルム等でなる第一基材(10)に本発明のドライラミネーション用接着剤でなるドライラミネーション用接着剤層(1a)を介してアルミニウム箔層(40)が施され、そのアルミニウム箔層(40)面に、シーラント層となる無延伸ポリプロピレン(以下CPPと略す)フィルム等でなる第2基材(20)を、本発明のドライラミネーション用接着剤でなるドライラミネーション用接着剤層(1a)を介して積層した積層体(5)があり、この第2基材(20)面が包装体の内側となり、食品等の内容物が触れる面である。なお、上記構成の包装材料(5)のうちのアルミニウム箔層(40)は、不透明で廃棄物の焼却処理で問題はあるが、食品、飲料および医薬品等に対する外気の酸素、水蒸気のバリア層となるものである。
【0012】
上記で得られる積層体(5)を用いて食品や医薬品等の包装体とすることによって、ドライラミネーション用接着剤層(1a)より内容物側に溶出される低分子量物質の少ない低溶出包装体とすることができる。
【0013】
また、例えば図2に示すように、PETフィルム等でなる第1基材(10)に、本発明のドライラミネーション用接着剤でなるドライラミネーション用接着剤層(1a)を介してセラミック蒸着フィルム(30)をラミネートし、さらにそのセラミック蒸着フィルム(30)のセラミック蒸着層(30b)面に、上記と同様のドライラミネーション用接着剤層(1a)を介してシーラント層となるCPPフィルム等でなる第2基材(20)をラミネーションした積層体(5)とすることもできる。なお、この構成の包装材料(5)のうちのセラミック蒸着フィルム(30)は、内容物である食品、飲料および医薬品等に対する外気の酸素、水蒸気のガスバリア層とするもので、前記事例のアルミニウム箔層(40)が不透明で、廃棄物の焼却処理に関わる環境問題があるのに対し透明で、環境に配慮された積層体(5)とするものである。また、セラミック蒸着層(30b)の材料として、SiO2 、SiOあるいはAl2 3 が一般的に用いられる。
【0014】
上記で得られる積層体(5)を用いて食品、飲料および医薬品等の包装体とすることによって、環境に配慮され、透明でガスバリア性に優れ、ドライラミネーション用接着剤層(1a)から内容物側へ、特にレトルト殺菌処理等で溶出される低分子量物質の少ない低溶出包装体とすることができる。
【0015】
次に、接着剤から溶出される低分子量物質の少ないドライラミネーション用接着剤について、説明し易いように、各成分を表1に整理して示した。
【0016】
【表1】

Figure 0004572428
【0017】
表1より、本発明のドライラミネーション用接着剤は、主剤と硬化剤からなり、まず主剤として、ポリエーテルとグリコール類およびもしくはアミン類との反応でできるレジンを、ジイソシアネート類で伸長してポリエーテル・ポリウレタン系レジンでなるもので、必要に応じて、助剤としてシランカップリング剤も添加できる。すなわち前記反応レジンは、ポリエーテルとグリコール類との反応、ポリエーテルとアミン類との反応あるいはポリエーテルとグリコール類およびアミン類との3種反応でもできるものである。
【0018】
上記ポリエーテルは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ−1,2−ブチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールであり、この中より主剤を製造するために1種類または2種類を選択する。上記グリコール類としては、例えばジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、プロパンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、3−アミノプロパンジオール、ジ−1,2−ブチレングリコールなどが挙げられ、上記アミン類としては、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが挙げられ、これらグリコール類、アミン類から主剤を製造するために1種類または2種類を選択する。このように各材料を多くても2種類以下にすることによりバイプロダクトの発生を少なくすることができ、低分子量物質の発生を防止することができる。
【0019】
また、上記ジイソシアネート類は、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ノボルネンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートがあり、これらジイソシアネート類より主剤を製造するために1種類または2種類を選択する。このように、各材料を多くても2種類以下にすることによりバイプロダクトの発生を少なくすることができ、低分子量物質の発生を防止することができる。
【0020】
次に表1より、硬化剤としては、トリメチロールプロパン類付加体で、ジイソシアネート類は単体もしくは混合体で用いる。また、硬化剤としては、ジイソシアネート類のビューレット体もしくは三量体であってもよい。そのジイソシアネート類は、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ノボルネンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートのなかから適宜選定できるものである。例えば、トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネート付加体、トリレンジイソシアネートのビューレット等とすることができる。
【0021】
以上のように主剤と硬化剤の組成を限定制限したドライラミネーション用接着剤とすることによって、低分子量物質の溶出の少ないドライラミネーション用接着剤とすることができる。
【0022】
【実施例】
次に実施例により、本発明を具体的に説明する。
〈実施例1〉
まず、下記a)〜i)の9種類の組成でなるドライラミネーション用接着剤を試作した。
a)主剤:ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、キシリレンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネート付加体。
b)主剤:ポリプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソホロンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:トリメチロールプロパンのイソホロンジイソシアネート付加体。
c)主剤:ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、イソホロンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:イソホロンジイソシアネートの三量体。
d)主剤:ポリプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、水素添加キシリレンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレット体。
e)ポリプロピレングリコール、ジエチレングリコール、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:イソホロンジイソシアネートの三量体。
f)主剤:ポリプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリエステル系レジン。硬化剤:イソホロンジイソシアネートの三量体。
g)主剤:ポリプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ジエタノールアミン、イソホロンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:トリメチロールプロパンのイソホロンジイソシアネート付加体。
h)主剤:ポリ−1,2−ブチレングリコール、プロパンシオール、トリエタノールアミン、イソホロンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:イソホロンジイソシアネートのビューレット。
i)主剤:ポリ−1,2−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレンジイソシアネートでなるポリエーテル・ポリウレタン系レジン。硬化剤:ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体。
【0023】
上記で得られたa)からi)の9種類のドライラミネーション用接着剤を、図1に示すように、第1基材(10)としての厚さ12μmのPETフィルムの片面に、グラビア法にて平均2g/m2の塗布量で塗布、乾燥し、接着剤表面がまだ粘着状態時に、その上に厚さ9μmのアルミニウム箔を積層してアルミニウム箔層(40)とし、さらにそのアルミニウム箔層(40)面に、グラビア法にて上記a)からi)の9種類のドライラミネーション用接着剤をそれぞれ平均2g/m2の塗布量で塗布、乾燥し、接着剤表面がまだ粘着状態時に、その上に厚さ60μmのCPPフィルムを第2基材(20)として加圧接着して積層体(5)を得た。
【0024】
〈実施例2〉
実施例1で得られたa)からi)の9種類のドライラミネーション用接着剤を、図2に示すように、厚さ12μmのPETフィルムにグラビア法により平均2g/m2の塗布量で塗布、乾燥し、接着剤表面がまだ粘着状態時に、その上に厚さ12μmのPETフィルムを基材フィルム(30a)としたセラミック蒸着フィルム(30)の基材フィルム(30a)面を加圧接着し、さらにセラミック蒸着フィルム(30)のAl2O3でなるセラミック蒸着層(30b)面に、上記a)からi)のドライラミネーション用接着剤をそれぞれ同様に塗布乾燥し、接着剤表面がまだ粘着状態時に、その上に厚さ厚さ60μmのCPPフィルムを第2基材(20)として加圧接着して積層体(5)を得た。
【0025】
〈実施例3〉
実施例2におけるセラミック蒸着フィルム(30)にポリビニルアルコールをマトリックスとし、アルコキシシランとの(架橋反応)ハイブリット化によるゾル・ゲルコート層(30c)を施したものとした以外は、実施例2と同様の操作により図3に示すような積層体(5)を得た。
【0026】
〈実施例4〉
実施例2におけるセラミック蒸着フィルム(30)の代わりに厚さ12μmのPETフィルムとした以外は、実施例2と同様の操作により積層体(図示せず)を得た。
【0027】
〈実施例5〉
実施例2におけるセラミック蒸着フィルム(30)の代わりに厚さ15μmのナイロン(Nyと略す)フィルムとした以外は、実施例2と同様の操作により積層体(図示せず)を得た。
【0028】
〈比較例1〉
ドライラミネーション用接着剤をポリエステル−ポリウレタン系A−515/A−50(武田薬品社製)とした以外は、実施例1と同様の材料や操作によって、図1に示すような構成の積層体(5)を得た。
【0029】
〈比較例2〉
比較例1で使用したドライラミネーション用接着剤を用いた以外は、実施例2と同様の材料と操作により図2に示すような構成の積層体(5)を得た。
【0030】
〈比較例3〉
比較例1で使用したドライラミネーション用接着剤を用いた以外は、実施例3と同様の材料と操作により図3に示すような構成の積層体(5)を得た。
【0031】
〈比較例4〉
比較例1で使用したドライラミネーション用接着剤を用いた以外は、実施例4と同様の材料と操作により積層体(図示せず)を得た。
【0032】
〈比較例5〉
比較例1で使用したドライラミネーション用接着剤を用いた以外は、実施例5と同様の材料と操作により積層体(図示せず)を得た。
【0033】
上記実施例1〜5および比較例1〜5で得られた積層体(5)をシーラント層となる第2基材(20)面を内側として130mm×170mmサイズ(シール幅10mm)の包装体(袋)とし、内容物として水を200ml封入密封し、120℃、30minの熱水・静置式レトルト殺菌処理を行った。これらの包装体の評価として、殺菌処理後、室温まで放冷し、3日間放置後、内容物である水のUV吸収スペクトルを、さらに水を有機溶媒で液−液抽出、固相抽出あるいは凍結乾燥にて濃縮した後、ガスクロマトグラフ質量分析計にて溶出された低分子量物質の測定をおこなった。その結果を実施例では表2、表3に、比較例では表4に示した。
【0034】
【表2】
Figure 0004572428
【0035】
【表3】
Figure 0004572428
【0036】
【表4】
Figure 0004572428
【0037】
上記表2および表3より、本発明の一事例であるa)からi)の組成のドライラミネーション用接着剤を使用した実施例1、2、3、4、5に対して、従来のドライラミネーション用接着剤を用いた比較例1、2、3、4、5での包装体では、低分子量物質の溶出がいずれも多くなっていた。また、第1基材(10)と第2基材(20)の間にアルミニウム箔層(40)を積層した実施例1およびセラミック蒸着フィルム(30)でなるガスバリア層を積層した実施例2、3と通常のフィルムを積層した実施例5、6を比較すると、ガスバリア層が低分子量物質溶出の低下に貢献しているものであった。
【0038】
【発明の効果】
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
すなわち、少なくとも主剤と硬化剤とからなるドライラミネーション用接着剤において、該主剤が、ポリエーテルとグリコール類およびもしくはアミン類との反応でできるレジンを、ジイソシアネート類で伸長してなるポリエーテル・ポリウレタン系レジンでなり、前記硬化剤が、トリメチロールプロパンのジイソシアネート類付加体もしくは該ジイソシアネート類のビューレット体もしくは三量体でなり、前記ポリエーテルは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ−1,2−ブチレングリコールであり、前記ジイソシアネート類は、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートであるものとし、その成分組成を限定して選定することによって、低分子量物質の溶出の少ないドライラミネーション用接着剤とすることができる。
【0039】
従って本発明のドライラミネーション用接着剤を用いて、食品や飲料の味が変わらず、医薬品の安全が確保できる低溶出包装体の如き用途として、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドライラミネーション用接着剤を用いた積層体の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図2】本発明のドライラミネーション用接着剤を用いた積層体の他の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【図3】本発明のドライラミネーション用接着剤を用いた積層体のさらに他の一実施の形態を側断面で表した説明図である。
【符号の説明】
1a‥‥ドライラミネーション用接着剤層
5‥‥積層体
10‥‥第一基材
20‥‥第二基材
30‥‥セラミック蒸着フィルム
30a‥‥セラミック蒸着フィルムの基材フィルム
30b‥‥セラミック蒸着層
30c‥‥ゾル・ゲルコート層
40‥‥アルミニウム箔層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an adhesive for dry lamination used for packaging materials such as foods, beverages and pharmaceuticals, and in particular, an adhesive for dry lamination with low elution of low molecular weight substances derived from the adhesive and packaging using the same. Regarding materials.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are various laminating methods for laminating paper, aluminum foil, plastic film, etc., but dry lamination is often used for packaging materials such as foods and pharmaceuticals.
[0003]
The dry lamination method is, for example, that an adhesive solution is applied to the film-forming surface or aluminum foil surface of a plastic film already formed as a first substrate, and the adhesive surface is uncured and somewhat sticky immediately after drying. (Tack) In a state where the second base material is pressure-bonded and wound up in a state of being (tucked), the curing of the adhesive is completed and laminated, and when heat resistance is required for a retort packaging material or the like, It is suitably used when the “waist” of the packaging material is required or when the total thickness is limited. The merit of this method is that the second substrate does not require air permeability for transpiration, so it can be applied to the bonding of a wide range of films and metal foils, adhering high heat resistance, water resistance and chemical resistance It can be demonstrated as a function. Furthermore, by using a film formed at a relatively low temperature, the film can be laminated without impairing the properties of the sealant layer as the second base material, and the dimensional change of the product is small.
[0004]
However, foods and beverages packaged using a packaging material laminated by the dry lamination method with the above merits may change in taste due to low molecular weight substances eluted from the dry lamination adhesive, Had problems such as lack of safety and unsanitary.
[0005]
In order to solve the problem, although the material structure is changed, a melt extrusion lamination method, a thermal lamination method, or the like can be used. However, these methods have problems such as insufficient adhesive strength, expensive production equipment, and restrictions on the substrate (quality) such as films to be laminated.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention solves such problems of the prior art, and the problem is to provide an adhesive for dry lamination with low elution of low molecular weight substances derived from an adhesive and a packaging material using the same. It is an object of the present invention to provide a low-elution packaging material that does not change the taste of foods and beverages packaged with the packaging material and does not lack safety or become unsanitary in pharmaceutical products.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object in the present invention, first, in the invention of claim 1, in an adhesive for dry lamination comprising at least a main agent and a curing agent, the main agent is a polyether and a glycol and / or an amine. The resin that can be obtained by the reaction is a polyether / polyurethane resin that is extended with diisocyanates, and the curing agent is an isocyanate adduct of trimethylolpropane or a burette or trimer of diisocyanates. This is an adhesive for dry lamination characterized by the following.
[0008]
Further, in the invention of claim 2, the polyether is polyethylene glycol, polypropylene glycol, poly-1,2-butylene glycol, polytetramethylene ether glycol. is there.
[0009]
In the invention of claim 3, the diisocyanates are isophorone diisocyanate, xylylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, norbornene diisocyanate, hydrogenated diphenylmethane diisocyanate. Alternatively, the adhesive for dry lamination described in 2 is used.
[0010]
Further, in the invention of claim 4, a low-elution packaging body in which at least two films are laminated using the adhesive for dry lamination according to claim 1, 2, or 3, and food, beverage and medicine are packaged. It is made into the laminated body characterized by using as a forming material.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
First, from a configuration example of a laminate using the dry lamination adhesive of the present invention, for example, as shown in FIG. 1, the first substrate (10) made of a polyethylene terephthalate (hereinafter abbreviated as PET) film or the like is used. An aluminum foil layer (40) is applied via a dry lamination adhesive layer (1a) made of the dry lamination adhesive of the present invention, and an unstretched polypropylene (sealing layer) is formed on the surface of the aluminum foil layer (40). There is a laminate (5) obtained by laminating a second substrate (20) made of a film or the like via a dry lamination adhesive layer (1a) made of the dry lamination adhesive of the present invention, This 2nd base material (20) surface becomes the inner side of a package, and is a surface which the contents, such as food, touch. In addition, the aluminum foil layer (40) of the packaging material (5) having the above structure is opaque and has a problem in the incineration treatment of waste. It will be.
[0012]
By using the laminate (5) obtained above as a package for foods, pharmaceuticals, etc., a low elution package with less low molecular weight substances eluted from the dry lamination adhesive layer (1a) to the contents side It can be.
[0013]
Further, for example, as shown in FIG. 2, a ceramic vapor-deposited film (1a) is formed on a first substrate (10) made of a PET film or the like via a dry lamination adhesive layer (1a) made of the dry lamination adhesive of the present invention. 30) is laminated, and the ceramic vapor-deposited film (30) is formed on the surface of the ceramic vapor-deposited layer (30b) with a CPP film or the like serving as a sealant layer via the dry lamination adhesive layer (1a) similar to the above. It can also be set as the laminated body (5) which laminated the 2 base material (20). In addition, the ceramic vapor deposition film (30) of the packaging material (5) having this configuration is used as a gas barrier layer of oxygen and water vapor in the outside air for food, beverages, medicines, and the like as the contents, and the aluminum foil in the above case While the layer (40) is opaque and has environmental problems related to the incineration of waste, it is transparent and environmentally friendly laminate (5). Further, as a material for the ceramic vapor deposition layer (30b), SiO 2 , SiO or Al 2 O 3 is generally used.
[0014]
By using the laminate (5) obtained above as a package for foods, beverages, pharmaceuticals, etc., it is environmentally friendly, transparent and excellent in gas barrier properties, and the contents from the adhesive layer (1a) for dry lamination It is possible to make a low elution package with a low molecular weight substance that is eluted to the side, particularly by retort sterilization.
[0015]
Next, in order to make it easy to explain the dry lamination adhesive with a small amount of low molecular weight substances eluted from the adhesive, the components are shown in Table 1.
[0016]
[Table 1]
Figure 0004572428
[0017]
From Table 1, the dry lamination adhesive of the present invention comprises a main agent and a curing agent. First, as a main agent, a resin formed by reaction of polyether with glycols and / or amines is elongated with diisocyanates to obtain a polyether. -It consists of a polyurethane resin, and a silane coupling agent can be added as an auxiliary agent as needed. That is, the reaction resin can be obtained by a reaction between a polyether and a glycol, a reaction between a polyether and an amine, or a three reaction between a polyether, a glycol and an amine.
[0018]
The polyether is polyethylene glycol, polypropylene glycol, poly-1,2-butylene glycol, or polytetramethylene ether glycol, and one or two kinds are selected from these to produce the main agent. Examples of the glycols include diethylene glycol, dipropylene glycol, ethylene glycol, propanediol, triethylene glycol, tetraethylene glycol, 1,3-butanediol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, 1, Examples include 6-hexanediol, hexylene glycol, 3-aminopropanediol, di-1,2-butylene glycol, and the amines include ethanolamine, diethanolamine, triethanolamine, and the like. In order to produce the main agent from amines, one or two types are selected. In this way, by generating at most two types of materials, it is possible to reduce the generation of bi-products and to prevent the generation of low molecular weight substances.
[0019]
The diisocyanates include isophorone diisocyanate, xylylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, nobornene diisocyanate, and hydrogenated diphenylmethane diisocyanate. Therefore, one type or two types are selected. In this way, by generating at most two types of each material, it is possible to reduce the generation of biproduct and to prevent the generation of low molecular weight substances.
[0020]
Next, from Table 1, the curing agent is a trimethylolpropane adduct, and the diisocyanate is used alone or as a mixture. Moreover, as a hardening | curing agent, the buret body or trimer of diisocyanates may be sufficient. The diisocyanates can be appropriately selected from isophorone diisocyanate, xylylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, nobornene diisocyanate, and hydrogenated diphenylmethane diisocyanate. For example, a xylylene diisocyanate adduct of trimethylolpropane, a burette of tolylene diisocyanate, and the like can be used.
[0021]
As described above, by using an adhesive for dry lamination in which the composition of the main agent and the curing agent is limited, it is possible to provide an adhesive for dry lamination with low elution of low molecular weight substances.
[0022]
【Example】
Next, an Example demonstrates this invention concretely.
<Example 1>
First, an adhesive for dry lamination having the following nine compositions a) to i) was made as an experiment.
a) Main agent: Polyether / polyurethane resin composed of polypropylene glycol, diethylene glycol and xylylene diisocyanate. Curing agent: xylylene diisocyanate adduct of trimethylolpropane.
b) Main agent: Polyether / polyurethane resin composed of polypropylene glycol, dipropylene glycol and isophorone diisocyanate. Hardener: Isophorone diisocyanate adduct of trimethylolpropane.
c) Main agent: Polyether / polyurethane resin composed of polypropylene glycol, neopentyl glycol and isophorone diisocyanate. Curing agent: trimer of isophorone diisocyanate.
d) Main agent: Polyether / polyurethane resin composed of polypropylene glycol, 1,4-butanediol and hydrogenated xylylene diisocyanate. Curing agent: burette body of hexamethylene diisocyanate.
e) Polyether / polyurethane resin composed of polypropylene glycol, diethylene glycol and hydrogenated diphenylmethane diisocyanate. Curing agent: trimer of isophorone diisocyanate.
f) Main agent: Polyether-polyester resin composed of polypropylene glycol, dipropylene glycol, dimethylolpropionic acid, hydrogenated diphenylmethane diisocyanate. Curing agent: trimer of isophorone diisocyanate.
g) Main agent: Polyether-polyurethane resin composed of polypropylene glycol, 1,6-hexanediol, diethanolamine, and isophorone diisocyanate. Hardener: Isophorone diisocyanate adduct of trimethylolpropane.
h) Main agent: Polyether-polyurethane resin composed of poly-1,2-butylene glycol, propane thiol, triethanolamine, and isophorone diisocyanate. Curing agent: isophorone diisocyanate burette.
i) Main agent: Polyether / polyurethane resin composed of poly-1,2-butylene glycol, 1,4-butanediol and hexamethylene diisocyanate. Curing agent: trimer of hexamethylene diisocyanate.
[0023]
The nine types of dry lamination adhesives a) to i) obtained above were applied to the gravure method on one side of a 12 μm thick PET film as the first substrate (10) as shown in FIG. When the adhesive surface is still sticky, an aluminum foil having a thickness of 9 μm is laminated thereon to form an aluminum foil layer (40), and the aluminum foil layer ( 40) The nine types of dry lamination adhesives a) to i) above were applied to the surface by a gravure method at an average coating amount of 2 g / m 2 and dried, and when the adhesive surface was still sticky, A CPP film having a thickness of 60 μm was pressure-bonded as the second substrate (20) to obtain a laminate (5).
[0024]
<Example 2>
The nine types of dry lamination adhesives a) to i) obtained in Example 1 were applied to a PET film having a thickness of 12 μm by a gravure method at an average coating amount of 2 g / m 2 as shown in FIG. When dried, when the adhesive surface is still in a sticky state, the substrate film (30a) surface of the ceramic vapor-deposited film (30) having a PET film having a thickness of 12 μm as the substrate film (30a) is pressure-bonded thereon, Furthermore, the dry lamination adhesives a) to i) above were similarly applied and dried on the ceramic vapor deposition layer (30b) surface made of Al2O3 of the ceramic vapor deposition film (30), and when the adhesive surface was still sticky, A CPP film having a thickness of 60 μm was pressure bonded as the second substrate (20) to obtain a laminate (5).
[0025]
<Example 3>
The same as Example 2 except that the ceramic vapor-deposited film (30) in Example 2 was obtained by applying polyvinyl alcohol as a matrix and applying a sol-gel coat layer (30c) by (crosslinking reaction) hybridization with alkoxysilane. A laminate (5) as shown in FIG. 3 was obtained by the operation.
[0026]
<Example 4>
A laminated body (not shown) was obtained in the same manner as in Example 2, except that a PET film having a thickness of 12 μm was used instead of the ceramic deposited film (30) in Example 2.
[0027]
<Example 5>
A laminate (not shown) was obtained in the same manner as in Example 2, except that a nylon (abbreviated as Ny) film having a thickness of 15 μm was used instead of the ceramic vapor-deposited film (30) in Example 2.
[0028]
<Comparative example 1>
A laminate having a structure as shown in FIG. 1 is obtained by the same materials and operations as in Example 1 except that the dry lamination adhesive is polyester-polyurethane A-515 / A-50 (manufactured by Takeda Pharmaceutical). 5) was obtained.
[0029]
<Comparative example 2>
A laminate (5) having the structure shown in FIG. 2 was obtained by the same materials and operations as in Example 2 except that the dry lamination adhesive used in Comparative Example 1 was used.
[0030]
<Comparative Example 3>
A laminate (5) having the structure shown in FIG. 3 was obtained by the same material and operation as in Example 3 except that the dry lamination adhesive used in Comparative Example 1 was used.
[0031]
<Comparative example 4>
A laminate (not shown) was obtained by the same material and operation as in Example 4 except that the dry lamination adhesive used in Comparative Example 1 was used.
[0032]
<Comparative Example 5>
A laminate (not shown) was obtained by the same material and operation as in Example 5, except that the dry lamination adhesive used in Comparative Example 1 was used.
[0033]
A package (130 mm × 170 mm size (10 mm seal width)) with the laminate (5) obtained in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 5 as the inner surface of the second substrate (20) serving as a sealant layer. The bag was sealed with 200 ml of water as the contents, and subjected to 120 ° C., 30 min hot water / static retort sterilization treatment. As an evaluation of these packaged bodies, after sterilization treatment, allowed to cool to room temperature, allowed to stand for 3 days, and then the UV absorption spectrum of the water as the contents, followed by liquid-liquid extraction, solid phase extraction or freezing of water with an organic solvent. After concentration by drying, the low molecular weight substance eluted with a gas chromatograph mass spectrometer was measured. The results are shown in Tables 2 and 3 in Examples and in Table 4 in Comparative Examples.
[0034]
[Table 2]
Figure 0004572428
[0035]
[Table 3]
Figure 0004572428
[0036]
[Table 4]
Figure 0004572428
[0037]
From Table 2 and Table 3 above, the conventional dry lamination is compared with Examples 1, 2, 3, 4, and 5 using the dry lamination adhesive having the composition of a) to i), which is an example of the present invention. In the packaging bodies in Comparative Examples 1, 2, 3, 4, and 5 using the adhesive for adhesive, the elution of low molecular weight substances was increased. Also, Example 1 in which an aluminum foil layer (40) was laminated between the first substrate (10) and the second substrate (20) and Example 2 in which a gas barrier layer made of a ceramic vapor-deposited film (30) was laminated, 3 and Examples 5 and 6 in which a normal film was laminated, the gas barrier layer contributed to the decrease in elution of low molecular weight substances.
[0038]
【The invention's effect】
Since this invention is the above structure, there exist the following effects.
That is, in a dry lamination adhesive comprising at least a main agent and a curing agent, a polyether / polyurethane system in which the main agent is obtained by extending a resin formed by reaction of a polyether with glycols and / or amines with diisocyanates. Resin, and the curing agent is a diisocyanate adduct of trimethylolpropane or a burette or trimer of the diisocyanate, and the polyether is polyethylene glycol, polypropylene glycol, poly-1,2-butylene. The diisocyanates are isophorone diisocyanate, xylylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, diphenyl meta Diisocyanate, norbornene diisocyanate, assumed to be hydrogenated diphenylmethane diisocyanate, by selecting and limiting the chemical composition, it can be eluted with less dry lamination adhesive of low molecular weight substances.
[0039]
Therefore, using the adhesive for dry lamination of the present invention, it exhibits excellent practical effects as an application such as a low-elution package that can ensure the safety of pharmaceuticals without changing the taste of food and beverages.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing, in a side cross-section, an embodiment of a laminate using the dry lamination adhesive of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory view showing another embodiment of a laminate using the dry lamination adhesive of the present invention in a side section.
FIG. 3 is a side sectional view showing still another embodiment of a laminate using the dry lamination adhesive of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1a ... Adhesive layer 5 for dry lamination ... Laminated body 10 ... 1st base material 20 ... 2nd base material 30 ... Ceramic vapor deposition film 30a ... Ceramic vapor deposition film base film 30b ... Ceramic vapor deposition layer 30c: Sol / gel coat layer 40: Aluminum foil layer

Claims (2)

少なくとも主剤と硬化剤とからなるドライラミネーション用接着剤において、
前記主剤が、レジンをジイソシアネート類で伸長してなるポリエーテル・ポリウレタン系レジンであり、
このレジンが、ポリエーテルと、グリコール類および/またはアミン類との反応でできるレジンであり、
このポリエーテルが、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ−1,2−ブチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールのいずれかであり、
前記グリコール類またはアミン類が、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、プロパンジオール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、3−アミノプロパンジオール、ジ−1,2−ブチレングルコール,エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのいずれかであり、
前記ジイソシアネート類が、イソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネートのいずれかであり
他方、前記硬化剤が、トリメチロールプロパンのイソシアネート類付加体、またはジイソシアネート類のビューレット体もしくは三量体である、
ことを特徴とするドライラミネーション用接着剤。
In an adhesive for dry lamination consisting of at least a main agent and a curing agent,
The main agent is a polyether-polyurethane resin obtained by extending a resin with a diisocyanate,
This resin is a resin that can be produced by reacting a polyether with glycols and / or amines,
This polyether is one of polyethylene glycol, polypropylene glycol, poly-1,2-butylene glycol, polytetramethylene ether glycol,
The glycols or amines are diethylene glycol, dipropylene glycol, ethylene glycol, propanediol, triethylene glycol, tetraethylene glycol, 1,3-butanediol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, 1 , 6-hexanediol, hexylene glycol, 3-aminopropanediol, di-1,2-butylene glycol, ethanolamine, diethanolamine, or triethanolamine,
The diisocyanates are any of isophorone diisocyanate, xylylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, hydrogenated xylylene diisocyanate, diphenylmethane diisocyanate, norbornene diisocyanate, hydrogenated diphenylmethane diisocyanate ,
On the other hand, the curing agent is a trimethylolpropane isocyanate adduct, or a diisocyanate burette or trimer.
This is an adhesive for dry lamination.
前記請求項1に記載のドライラミネーション用接着剤を用いて、少なくとも2枚のフィルムをラミネートし、食品、飲料および医薬品を包装する包装体の形成用材料として用いることを特徴とする積層体。  A laminate comprising at least two films laminated using the dry lamination adhesive according to claim 1 and used as a material for forming a package for packaging foods, beverages and pharmaceuticals.
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