JP4572149B2 - スピンドルモータの軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薄型ハードディスクに使用するスピンドルモータの軸受装置に関する。
従来、ハードディスクに使用するスピンドルモータの軸受として、ボールベアリングが使用されていたが、近年ハードディスクの小型化,薄型化に伴う記憶密度の上昇要求により、軸負荷は大きいがNRRO(非同期位置ズレ)の少ない流体動圧軸受が使用されるにいたっている。
従来の流体動圧軸受によるスピンドルモータの代表的な形状を図5に表す。
基台1aの中央に突設したスリーブ2aにスラスト板3aを下端に固着したシャフト4aを回転自在に設け、このシャフト4aにハブ5aを一体的に設けて所望のディスクDを着脱自在ないしは着脱不能に固着すると共に、サスペンション6a,6aを介して磁気ヘッド7a,7aを前記ディスクDの両面に相対向させて接離自在に配設して構成される。8aはハブ5aの外周に設けたロータ磁石、9aは基台1a上に固着したヨークステータ、10aはコイル、11aは磁気シールド、12aはカバーをそれぞれ示す。
そして、この種の従来のスピンドルモータでは、流体動圧機構として、例えばヘリングボーン構造のラジアル方向の流体動圧発生機構Xaが、シャフト4aとスリーブ2aの挿通箇所の双方ないしは一方に形成させると共に、同様にスラスト板3aとスリーブ2bの摺接箇所の双方ないし一方にアキシャル方向の流体動圧発生機構Yaが形成されている。
特開2004−84866号公報
この種の従来のスピンドルモータでは、磁気ヘッド7a,7aと2本用いているので、これを1本としてディスク片面のみの読み書きとすることにより、薄型化を図ることが考えられるが、このような場合、1本の磁気ヘッド7aを働かせるサスペンション6aが、ディスクDの片面に力を加え、軸倒し方向の力が働き、シャフト4aとスリーブ2aの中心軸の平行度が阻害されてNRROの発生が不可避である。
さらに、流体動圧機構が、ラジアル方向とアキシャル方向の両方向に流体動圧発生機構Xa,Yaとして2箇所設けられているため、シャフト4aとスリーブ2aの寸法を可能な範囲で長くすることにより、シャフト4aとスリーブ2aの中心軸平行度を保つ必要があったため、これが薄型化への妨げとなっていた。
さらに、アキシャル方向を規制しているスラスト板3aのアキシャル方向流体動圧発生機構Yaにより軸の倒し方向の力を受けることは、流体動圧による回転負荷が増大するだけでなく、シャフト4aとスリーブ2aの中心軸平行度のずれが発生し、ラジアル方向のNRROの増大が発生した。
本発明は、叙上の点に着目して成されたもので、薄型ハードディスクに使用するスピンドルモータの軸受において、ラジアル方向のガイドとして流体動圧軸受を用い、アキシャル方向ガイドとしてボールベアリング構造を用いた一種のハイブリッド構造の軸受装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を備えることにより、上記課題を解決できるものである。
(1)薄型ハードディスクに使用するスピンドルモータの軸受装置であって、ラジアル方向のガイドとして流体動圧軸受を設け、アキシャル方向のガイドとしてボールベアリングを設けると共に、前記アキシャル方向のガイドは、基台のボール支持部のボールガイドにより軸を中心として等角度に配置された鋼球を、ハブに設けられた対応回転面により挟み込まれるように配置され、前記基台の中央に設けられた磁石により該基台と高透磁性材のハブを磁気吸引させて成ることを特徴とするスピンドルモータの軸受装置。
2)基台とハブは、その隙間外周付近に流体を掻き込む機構が設けられて成ることを特徴とする前記(1)記載のスピンドルモータの軸受装置。
本発明によれば、ラジアル方向のガイドには流体動圧軸受構成を用い、アキシャル方向のガイドとしてボールベアリング構成として形成したので、1本の磁気ヘッドによるディスク片面のみの読み書きとして回転中心軸倒し方向の力を受け止めでき、シャフトとこのシャフトを挿通した軸孔(スリーブ)の中心軸平行度を保持し、かつ3mm以下の薄型のハードディスクに使用可能なスピンドルモータを提供できる。
以下に、本発明を図面と共に説明する。
図1は、本発明に係るスピンドルモータの軸受装置の一実施例を示す拡大断面説明図である。
1は基台、2は前記基台の中央に設けたシャフト、3はシャフト2の外周に設けた鋼球などのボール4を抱持する内外のボールガイド5,6を配設するボール支持部、7は前記内外のボールガイド5,6を収納する円溝、8は、前記シャフト2の中心に配設した磁石、9はシャフト2およびボール支持部3に被嵌されシャフト2を中心に回転する高透磁性材のハブを示し、さらにこのハブ9にはディスクDが取付けられ、このディスクDに対し、テンション10の磁気ヘッド11が接離自在に配設してある。12はシャフト2に被嵌されるハブ9の軸孔(スリーブ)を示し、ラジアル方向の位置決めが行われ、シャフト2の外周と軸孔12の相対向する周面のいずれか一方または双方にヘリングボーン構造の流体動圧発生機構Xが形成され、ディスクDの回転中心の安定化が図られる。
13,13は、前記ボール4の上下面に当接する箇所に設けた超硬合金または硬質セラミックより成り、高硬度、高精度平面を有するリングを示し、図に示すように、シャフト2の外周のボール支持部3に設け、円溝7の底面およびハブ9の軸孔12の外方でボール4の頂面と当接する相対向する対応回転面14に配設ないし埋設してある。
なお、15はハブの外周に設けたロータ磁石、16はヨークステータ、17はコイルを示し、図示ではインナーロータ構造となっているが、ヨークステータ16を内側にしたアウターロータ構造として形成しても良い。
さらに、18は磁気シールド、19はカバー、20は基台1とハブ9の隙間外周部のスパイラル溝でオイル掻き込み機構をそれぞれ示す。
叙上の構成に基づいて、作用を説明する。
基台1に設けられたシャフト2の中心には、磁石8が設けられているので、高透磁性材のハブ9は吸引力を受け、かつボール4の挟み力を得てアキシャル方向の規制を行えると共に、回転中心軸倒れの規制も受ける。
そして、基台1とハブ9との隙間はオイルで満たして置くことができるので、流体動圧発生とボール接触面即ち、両リング13,13の潤滑が有効に行われる。
さらに、アキシャル方向のNRROは、磁気記憶度密度を阻害する大きな要因ではないため、アキシャル方向の規制をボール4へのハブ9平面の押し付けで行うことによる問題発生はない。
アキシャル方向の規制をボール4へのハブ9平面、即ち対応回転面14の押し付けで行うことにより、スラスト面が剛性を持って固定され、シャフト2と軸孔12の中心軸の平行度は部品の出来具合で固定されるが、シャフト2が太く、高さ(丈)が径に対して低い(短い)ことで、シャフト2と軸孔12の中心軸平行度を保つ機能がない代りに、同一の平行度ズレ角度におけるラジアル方向の中心位置ズレ寸法が小さくなり、シャフト2と軸孔12の中心軸平行度ズレによるラジアル方向のNRROの発生確率がすくなくなる。
そして、ボール4の接触面のラジアル方向のNRROへの影響は、高硬度高精度平面を持つ一対のリング13,13により最小限に抑えられる。
図2は、本発明の他の実施例を示す拡大断面説明図である。
この実施例は、シャフト構成がハブ9Aの中央に設けた点と、この新たなシャフト2Aの構成により、基台1の中央にシャフト2Aを嵌挿させた軸孔12Aと、この軸孔12Aの構成によりこの軸孔12Aの外周に環状に突出したボール支持部3Aを設けた点とにおいて、前記第一実施例と異なるのみで、その他はすべて第一実施例と同一である。
従って、第一実施例と同一箇所は同一符号で示し説明の重複を避ける。
この実施例も同一の作用、効果を奏する。
本発明の一実施例を示す概略拡大説明断面図 本発明の他の実施例を示す概略拡大説明断面図 ボールとガイドリングの拡大平面図 ボール挟み込み部分の拡大断面図 従来例を示す概略拡大説明断面図
符号の説明
1 基台
2、2A シャフト
3、3A ボール支持部
4 ボール(鋼球に相当)
5、6 内外のボールガイド
8 磁石
9、9A ハブ
12、12A 軸孔
13 リング
14 対応回転面
15 ロータ磁石
16 ヨークステータ
17 コイル
18 磁気シールド
19 カバー
20 オイル掻き込み機構
D ディスク
X ラジアル方向の流体動圧発生機構

Claims (2)

  1. 薄型ハードディスクに使用するスピンドルモータの軸受装置であって、ラジアル方向のガイドとして流体動圧軸受を設け、アキシャル方向のガイドとしてボールベアリングを設けると共に、前記アキシャル方向のガイドは、基台のボール支持部のボールガイドにより軸を中心として等角度に配置された鋼球を、ハブに設けられた対応回転面により挟み込まれるように配置され、前記基台の中央に設けられた磁石により該基台と高透磁性材のハブを磁気吸引させて成ることを特徴とするスピンドルモータの軸受装置。
  2. 基台とハブは、その隙間外周付近に流体を掻き込む機構が設けられて成ることを特徴とする請求項1記載のスピンドルモータの軸受装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001135014A (ja) * 1999-11-09 2001-05-18 Hitachi Ltd スピンドルモータとそれを用いた磁気ディスク装置
JP2003204652A (ja) * 2002-01-09 2003-07-18 Sanyo Electric Co Ltd モータ装置

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