JP4571680B2 - スルーアンカ - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートベルト装置に用いられ乗員拘束用ウエビングを巻き掛けて車体に支持するためのスルーアンカに関する。
車両用シートベルト装置としては、連続ウエビングを用いて三点式シートベルト装置としたものがある。
この種のシートベルト装置では、ウエビングは一端部が巻取装置に係止され、他端部がスルーアンカを通ってアンカプレートに係止されている。乗員がウエビングを装着する際には、アンカプレートとスルーアンカとの間のウエビング中間部に配設されたタングプレートをバックル装置に係合することにより、ウエビングが巻取装置から引き出されて装着状態となる。
ところで、前述の如くウエビングが巻き掛けられてこれを車体に支持するためのスルーアンカは、一般的に、金属製の本体部(金属プレート)に樹脂材を一体にモールド成形した構成となっている。これにより、金属製の本体部のエッジ部分等が被覆されて外部に露出しなくなる。さらに、このようなスルーアンカでは、巻き掛けられたウエビングとの間の摩擦を減少させてウエビングが滑り易くし、ウエビングの引き出しや巻き取りをスムースにできることが好ましい。
特開平10−95308号公報
本発明は上記事実を考慮し、寸法精度を維持できるスルーアンカを得ることが目的である。
請求項1に係る発明のスルーアンカは、乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する樹脂製の被覆部と、を備え、前記ウエビングを巻き掛けて車体に支持するためのスルーアンカにおいて、前記挿通孔の前記乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位を構成するピース自体が前記本体部に係止されて前記ピースの前記本体部板面に沿う移動が防止された状態で前記被覆部が前記ピースと共に一体にモールド成形された、ことを特徴としている。
請求項1記載のスルーアンカでは、挿通孔の乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位をピースが構成する。
ここで、ピースが本体部に係止された状態で、被覆部がピースと共に一体にモールド成形される。このため、寸法精度を維持することができる。
請求項2に係る発明のスルーアンカは、乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する樹脂製の被覆部と、を備え、前記ウエビングを巻き掛けて車体に支持するためのスルーアンカにおいて、前記挿通孔の前記乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位を構成するピースと、前記ピースに一体に設けられ、前記本体部に係止されて前記ピースの前記本体部板面に沿う移動が防止された状態で前記被覆部が前記ピースと共に一体にモールド成形された係止部と、を有することを特徴としている。
請求項2記載のスルーアンカでは、挿通孔の前記乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位をピースが構成する。
ここで、ピースに設けられた係止部が本体部に係止された状態で、被覆部がピースと共に一体にモールド成形される。このため、寸法精度を維持することができる。
以上説明した如く本発明に係るスルーアンカは、寸法精度を維持できるという優れた効果を有している。
図1には本発明の第1の実施の形態に係るスルーアンカ10の構成が正面図にて示されており、図2にはこのスルーアンカ10の断面図が示されている。
スルーアンカ10は、金属製の本体部10Aと、この本体部10Aに一体にモールド成形された樹脂製の被覆部10Bとを有している。ここで、図3にはこの本体部10Aの正面図が示されており、図4には本体部10Aの側面図が示されている。
本体部10Aの上端部近傍には、支持孔12が形成されており、図示しないボルトが層通されて車体に回動可能に支持される。また、本体部10Aの中央部には透孔13が形成されており、乗員拘束用ウエビングが挿通される実質的な挿通孔14の形成用となっている。
また、本体部10Aの透孔13の下側の長手方向周縁には、ピース20が取り付けられている。ピース20は樹脂製とされており、図5及び図6に示す如く、全体として略半円筒形に形成されており、内側一部には係止部としての一対の係止脚22が一体に突出形成されている。さらに、ピース20の表面(ウエビングが巻き掛けられ実質的な挿通孔14を構成する部位)には、クロームメッキが施されている。
このピース20は、係止脚22が本体部10Aの下端周縁に係止されることで、本体部10Aの透孔13の下側の長手方向周縁に保持されており、この状態で、透孔13の周辺に被覆部10Bがピース20と共に一体にモールド成形された構成となっている。このように透孔13周辺に一体にモールド成形された被覆部10B及びピース20によって、乗員拘束用ウエビングが挿通される実質的な挿通孔14が形成されており、乗員拘束用ウエビングは実質的にピース20に巻き掛けられる構成となっている。
なお、被覆部10B及びピース20の成形樹脂としては、例えば、ポリアセタール(POM)またはナイロンが用いられる。
ここで、このようなスルーアンカ10においては、挿通孔14のウエビング巻掛け部分に対応する部位には、樹脂製のピース20が被覆部10Bと共に一体にモールド成形されて構成されているため、ピース20を製造した後の所謂スプリングバック現象が無くなり、このピース20を被覆部10Bの樹脂材と共に一体にモールド成形しても、結果的に所定の寸法精度を維持することが容易になる。また、ピース20自体が樹脂製であるため、このピース20を被覆部10Bの樹脂材と共に一体にモールド成形する際には金型に傷を付けないように特別な注意を払う必要がなくなり、作業性が向上する。しかも、ピース20を被覆部10Bと一体にモールド成形した後においては、このピース20と被覆部10Bの熱膨張特性が近似しているため、温度変化に対して強くなり、両者の間に隙間が発生し難くなる。
また、ピース20には表面(乗員拘束用ウエビングが実質的に巻き掛けられる部位)にクロームメッキが施されているため、このピース20と乗員拘束用ウエビングとの間の摩擦が減少して乗員拘束用ウエビングが滑り易くなり、乗員拘束用ウエビングの引き出しや巻き取りをスムースに行うことができる。
さらに、スルーアンカ10の本体部10A自体は金属製であり、これをゴムやウレタン等の材料によって形成する構成ではないため、必要な強度を確保することができる。
このように、本実施の形態に係るスルーアンカ10では、強度及び乗員拘束用ウエビングの滑り性を犠牲にすることなく、所定の寸法精度を維持することが容易であり温度変化に対して強くなり、所定の性能を確保することができる。
なお、前記実施の形態においては、樹脂製とされたピース20に一対の係止脚22が一体に形成されこの係止脚22が本体部10Aに係止されて被覆部10Bと共に一体にモールド成形された構成としたが、係止脚22の形成箇所や本数はこれに限るものではない。
また、前述した実施の形態においては、金属メッキとしてクロームメッキを採用した構成として説明したが、これに限らず、金属メッキとしてニッケルメッキを採用する構成としてもよい。この場合であっても、ピース20と乗員拘束用ウエビングとの間の摩擦が減少して乗員拘束用ウエビングが滑り易くなり、乗員拘束用ウエビングの引き出しや巻き取りをスムースに行うことができる。
本発明の実施の形態に係るスルーアンカの全体構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るスルーアンカの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るスルーアンカの本体部及びピースの構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るスルーアンカの本体部及びピースの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係るスルーアンカのピースの構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るスルーアンカのピースの構成を示す側面図である。
符号の説明
10 スルーアンカ
10A 本体部
10B 被覆部
13 透孔
14 挿通孔
20 ピース
22 係止脚(係止部)

Claims (2)

  1. 乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する樹脂製の被覆部と、を備え、前記ウエビングを巻き掛けて車体に支持するためのスルーアンカにおいて、
    前記挿通孔の前記乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位を構成するピース自体が前記本体部に係止されて前記ピースの前記本体部板面に沿う移動が防止された状態で前記被覆部が前記ピースと共に一体にモールド成形された、
    ことを特徴とするスルーアンカ。
  2. 乗員拘束用ウエビングが挿通される挿通孔が形成された金属製の本体部と、前記本体部の挿通孔周辺に一体にモールド成形され当該部位を被覆する樹脂製の被覆部と、を備え、前記ウエビングを巻き掛けて車体に支持するためのスルーアンカにおいて、
    前記挿通孔の前記乗員拘束用ウエビング巻掛け部分に対応する部位を構成するピースと、
    前記ピースに一体に設けられ、前記本体部に係止されて前記ピースの前記本体部板面に沿う移動が防止された状態で前記被覆部が前記ピースと共に一体にモールド成形された係止部と、
    を有することを特徴とするスルーアンカ。
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