JP4569377B2 - ルータ装置及びルータ監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は端末及び端末が接続するローカルエリアネットワーク(LAN)と外部ネットワークとを接続するルータ装置とからなるネットワークシステムに関し、特に、前記ルータ装置が複数存在する場合に、データの中継を行っているルータ装置のいずれかに障害が発生した時点で、他のルータ装置にデータの中継を引き継ぐためのルータ監視方法に関する。
LANに複数のルータ装置を接続し、ルータ装置の障害発生時に予備のルータに切り替えるためのプロトコルがIETFのVRRP WGで検討されている(非特許文献1)。
VRRPは、現用系ルータ(マスタルータ)及び予備系ルータ(バックアップルータ)をLANに接続する。通常は、現用系ルータがLANと外部ネットワーク間のデータの中継を行うが、現用系ルータに障害が発生すると、予備系ルータが現用系ルータに切り替わってデータの中継を続行する。
外部ネットワークの障害時にVRRPを用いて現用系ルータから予備系ルータへ切り替えるための技術が、特許文献1において開示されている。
以下、特許文献1に開示されている従来技術について図22、23を用いて説明する。
図22に示すように、メイン(現用系)ルータ装置55は、正常時にはデータの中継を行いつつ、WAN網59の他の装置と、回線障害が発生しているかどうかを検出するための制御データの交換を行っている。
図23のように異常が発生すると、メインルータ装置55から障害発生を示す(優先度フィールドを0に設定した)VRRP広告メッセージをバックアップルータ装置61に送信する。バックアップルータ装置61は自身に予め設定された優先度(ここでは100)と、受信したVRRP広告メッセージの優先度(ここでは0)を比較し、自身の優先度の方が高いので、メインルータ装置に切り替わり、データの中継を続行する。
メイン状態においては、メインルータ装置、バックアップルータ装置のいずれも同じIPアドレス、及びL2アドレスを使用する。これにより、パーソナルコンピュータPC51は、ルータが切り替わった際に設定を変更することなく通信を続行することができる。
また、非特許文献1に記載されているように、VRRPでは一台のルータ装置がマスタルータとバックアップルータの両方の機能を同時に実現することができる。すなわち、ルータ装置が2台であれば、両方が現用系として稼動し、一方に障害が発生した場合には、他方がデータの中継を引き継ぐということが可能である。
特開2004−146989号公報 R.Hinden, "Virtual Router Redundancy Protocol for IPv6",draft−ietf−vrrp−ipv6−spec−07.txt
しかし、VRRPの場合には、LANに同時に稼動するマスタルータの数だけの優先度を各ルータ装置に設定する必要があるため、ルータの数を増減する際には、手動で設定を変更しなければならないという課題を有する。
また、優先度はバックアップルータの間で重複しないように選ばないと、マスタルータの障害発生時に複数のバックアップルータから同時にVRRP広告メッセージが送信され、一時的な輻輳が発生する可能性がある。
更に、複数のルータ装置に障害が発生した場合、メインルータとしてデータの中継を引き継ぐルータ装置が、複数のIPアドレスとL2アドレスを自身のインタフェースに設定する必要がある。これは、負荷が重いだけではなくL2のプロトコルによっては、一つのインタフェースに複数のL2アドレスを設定していると正しく動作しないものもある。
本発明は、ルータの数が増減しても、手動で設定を変更することなくルータの監視を行うことを目的とする。また、一つのインタフェースに複数のL2アドレスの設定を行う必要をなくすことで、L2プロトコルに依存することなくルータ監視を行うことも目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のルータ装置は、自身のリソースの残量に基づいて中継処理の続行が可能か、不可能か、または不可能となると予測できるか、を判断する資源状態監視部と、データの中継処理が可能である場合に、メッセージの送信間隔を示す表示送信間隔を書き込んだ中継可能メッセージをLAN内にブロードキャストし、中継処理が不能となることを予測した時点で中継不能予測メッセージをLAN内に定期的にブロードキャストする中継状態報告部と、を備えるもので、中継不能を予測した時点で他のルータに中継処理を引き継ぐように要請することができる。
また、本発明のルータ装置において、前記中継可能メッセージを他のルータから受信した場合に、前記他のルータがアクティブであるとして、自身を含むアクティブルータリストに追加するルータ情報維持部と、前記アクティブルータリストにおいて自身以外の1以上の監視対象ルータを選択し、各監視対象ルータの中継可能メッセージの表示送信間隔に既定のオフセット値を加算した値をタイムアウト時間として中継可能メッセージの監視を行うルータ監視部と、前記ルータ監視部において、各監視対象ルータの中継可能メッセージをタイムアウト時間の間に受信しなかったか、または前記監視対象ルータから前記中継不能予測メッセージを受信した場合に、前記監視対象ルータが中継不能であることを示す中継不能代理通知メッセージを送信する代理中継不能報告部と、を更に備えることにより、監視対象ルータが中継不能となった場合に、LAN内の端末や他のルータに代理で通知することができる。
また、中継不能代理通知メッセージを自身の中継可能メッセージの後に送信することで、自身が中継処理を代行することをLAN内の端末に通知することができる。
また、本発明のルータ装置において、前記ルータ監視部がタイムアウト時間の計算において中継可能メッセージの表示送信間隔に加算する既定のオフセット値は、既定の順にソートした前記アクティブルータリストにおける、自身の位置から監視対象ルータの位置までの距離に応じた値を用いることにより、同じ順にアクティブルータリストをソートしている他のルータと、監視対象ルータのタイムアウト時間が重複することを防止することができる。
また、本発明のルータ装置において、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継状態報告部が中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔を小さく設定することにより、他のルータが、自身を監視するためのタイムアウト時間を小さく設定するため、中継不能代理通知メッセージの送信を早めることができる。
また、本発明のルータ装置において、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継状態報告部が中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔よりも大きい送信間隔で中継可能メッセージを送信するように送信間隔を決定する送信間隔決定部を更に備えることにより、中継可能メッセージの送信回数を減らすことができる。
また、他のルータから自身が中継不能であることを示す中継不能代理通知メッセージを受信した際には、中継不能予測メッセージを送信することなく中継処理を引き継ぐことができる。
また、本発明のルータ装置において、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記タイムアウト時間を大きく設定することにより、監視対象ルータがリソース不足であっても、自身が中継処理を引き継ぐ可能性を小さくすることができる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、自身がデータの中継が可能である場合に、メッセージの送信間隔を示す表示送信間隔を書き込んだ中継可能メッセージをLAN内にブロードキャストするステップと、各ルータが、自身のリソースに基づいて、データの中継が不可能と判断するか、または不可能となると予測した場合に、中継不能予測メッセージをLAN内にブロードキャストするステップと、を有することにより、各ルータが中継不能を予測した時点で他のルータに中継処理を引き継ぐように要請することができる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、他のルータから受信した中継可能メッセージにより、自身を含むアクティブルータリストを作成するステップと、各ルータが、前記アクティブルータリストにおいて自身以外の1以上の監視対象ルータを選択し、監視対象ルータから受信した中継可能メッセージに書き込まれた表示送信間隔に既定のオフセット値を加算した値をタイムアウト時間として中継可能メッセージを監視するステップと、各ルータが、前記監視対象ルータからタイムアウト時間の間に中継可能メッセージを受信しなかったか、または前記監視対象ルータから前期中継不能予測メッセージを受信した場合に、前記監視対象ルータが中継不能であることを示す中継不能代理通知メッセージを送信するステップと、端末が、前記中継可能メッセージ及び中継不能代理通知メッセージを用いて、自身のデータ中継先のルータを選択するステップと、を更に有することにより、各ルータが監視しているルータが中継不能となった場合に、LAN内の端末や他のルータに代理で通知することができる。
また、各ルータが中継不能代理通知メッセージを自身の中継可能メッセージの後に送信することで、自身が中継処理を代行することをLAN内の端末に通知することができる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、LAN内の全ルータで同一の規則によりソートしたアクティブルータリストにおいて、自身の位置から監視対象ルータの位置までの距離に応じた値を前記既定のオフセット値として前記タイムアウト時間を計算するステップを更に有することにより、LAN内のルータ同士で同じ監視対象ルータに対するタイムアウト時間が重複することを防止できるため、同時に複数の中継不能代理通知メッセージが送信されることを防止できる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔を小さく設定することにより、前記各ルータを監視するルータが、リソースの残量の少ないルータのタイムアウト時間を小さく設定するため、中継不能代理通知メッセージの送信を早めることができる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継可能メッセージに書き込んだ表示送信間隔よりも大きい送信間隔で中継可能メッセージを送信することにより、リソースの残量の少ないルータが中継可能メッセージの送信する回数を減らすことができる。
また、他のルータリソースの残量が少ないルータの中継不能代理通知メッセージを送信した際には、全きりソースの残量が少ないルータが中継不能予測メッセージを送信することなく中継処理を引き継ぐことができる。
また、本発明のルータ監視方法は、各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記タイムアウト時間を大きく設定することにより、リソースの残量が少ないルータが、中継処理を引き継ぐ可能性を小さくすることができる。
本発明のルータ装置及びルータ監視方法によれば、相互に監視するルータ装置が障害を発生した際に、障害を他のルータ装置及び端末装置へ知らせる中継不能代理通知メッセージを、衝突することなく送信することができる。衝突がないことを保証できるため、障害発生からメッセージ送信までの時間を最小化でき、高速にデータの中継を引き継ぐことができる。
また、ルータ装置のバッテリが少ない場合には、他のルータ装置に中継処理を引き継がせられる可能性を高められる。一方で、他のルータ装置もバッテリが少ない場合には、引継ぎは発生せず、中継処理の負荷を分散できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるネットワークの構成を示す図である。
1はインターネット等の外部ネットワーク(WAN)、2はローカルエリアネットワーク(LAN)、3はLAN2に接続している端末、4は外部ネットワーク1とLAN2を接続し、データの中継を行うルータ、5は外部ネットワーク1に接続し、端末3と通信する端末である。
本発明の主旨は、図1のように複数のルータがデータの中継を行っているようなLAN2において一部のルータに障害が発生した際に、正常なルータから障害の発生をLAN2内の他のルータ及び端末3に通知することで、障害の発生したルータから別の正常なルータを中継先として選択し直すように指示することにある。
ただし、障害が発生した際にどのルータを新たに中継先にするかの情報は、前記の通知には含まれない。これは、定期的に送信される中継可能メッセージにより、各端末及びルータは正常なルータのリストを予め保持しているからである。従って、次にどのルータを選択するかは端末毎に異なる。
本実施の形態におけるルータ監視方法について、図3、4、及び図12乃至図14を用いて説明する。
図3はルータ4−1に障害が発生した場合のシーケンスを示す図である。
ルータ4−1乃至4−3は、中継可能メッセージ(RAメッセージ)をLAN2内にそれぞれ広告する(ステップS1)。
中継可能メッセージの構成例を図14に示す。図14はIPv6のルータ広告(Router Advertisement:RA)メッセージであり、送信元がルータであることを示す。1301は、ルータライフタイム(Router Lifetime:RL)フィールドであり、ルータとして動作可能な時間を示している。なお、RLフィールドに0を設定した場合、中継不能であることを示す。
1302は、再送タイマフィールドであり、本来は近隣到達不能検知に使用されるフィールドであるが、本実施の形態においては、RAメッセージの表示送信間隔を示すフィールドとして使用する。ただし、本フィールドを使用せず、オプションフィールドを追加してもよい。1303は送信元IPアドレスであり、RAメッセージを送信したルータのアドレスを示す。
上記の中継可能メッセージ、中継不能メッセージ以外に、本発明においては、ルータ自身が中継不能となることを予測した時点で、他のルータに通知するために、中継不能予測メッセージを送信する。
中継不能予測メッセージはRLフィールドに0より大きい特定の値を設定したRAメッセージを使用する。中継可能メッセージのRLフィールドは中継不能予測メッセージに使用する値と異なる値とする必要がある。
以下、中継不能予測メッセージのRLフィールドを1、中継可能メッセージのRLフィールドを30とするが、これ以外の値でもよい。
ただし、中継不能メッセージ及び中継不能代理通知メッセージのRLフィールドの値は0である。
端末3は、RAメッセージを受信すると、デフォルトルータリストを作成する(ステップS2)。デフォルトルータリストの構成例を図13(a)に示す。
1201はエントリの番号、1202はRAメッセージの送信元であるルータのIPアドレス、1203は同じくルータのL2アドレス(MACアドレス)、1204はルータであるかどうかを示すフラグ、1205は現在データの中継先であるデフォルトルータとして使用しているかどうかを示すフラグである。
なお、デフォルトルータリストの構成は図13(a)と異なるものでもよく、例えば異なるテーブル(近隣キャッシュ)としてルータ、ホストの同様の情報を保持し、近隣キャッシュへのポインタのリストとしてもよい。
このように、端末3は受信したRAメッセージの情報を元にデフォルトルータリストを作成し、この中からデータの中継先として一つを選択してデータを送信する。ここでは選択したルータの使用フィールド1205にYesと設定する。
次に、ルータ4−1乃至4−3は、RAメッセージを受信すると、アクティブルータリストを作成する(ステップS3)。
アクティブルータリストの構成例を図12(a)、(b)に示す。
図12(a)、(b)は、それぞれステップS3におけるルータ4−2、4−3の保持するアクティブルータリストである。1101はエントリの番号、1102はルータのIPアドレス、1103はRAメッセージの再送タイマフィールドで1302に記載された表示送信間隔、1104は当該ルータが中継不能であると判断するまでの時間を示すタイムアウト値、1105は監視対象であるかどうかを示すフラグである。アクティブルータリストは、図に示すようにIPアドレスやL2アドレス等、LAN内において重複なくルータを一意に識別可能な情報を用いてソートする。これによって、LAN内の全ルータが順番を含めて同じアクティブルータリストを共有することができる。IPアドレス1102、表示送信間隔1103、は受信したRAメッセージに記載された情報である。
監視対象とするルータは、自身のリスト上の位置から数えて既定の監視ルータ数(ここでは2)だけ選択し、フラグ1101をセットする。ここでは、リストの降順に選択し、リストの先頭に達した場合は、リストの最後を選択する。
同様にタイムアウト値1104も降順にリストをたどり、自身からのリスト上の距離×既定値(以下、監視区間と呼ぶ。ここでは0.1秒間とする)をオフセットとして表示送信間隔1103に加算した値を設定する。図12(a)の例では、ルータ4−1はルータ4−2から降順に1の距離にあるので、3+0.1×1=3.1(秒間)をタイムアウト値とし、ルータ4−3は降順に2の距離にあるので、3+0.1×2=3.2(秒間)をタイムアウト値としている。
図12(b)は、ルータ4−3の保持するアクティブルータリストであり、同様の計算により、ルータ4−1、4−2のタイムアウト値を3.2、3.1としている。
そこで、監視される対象としてのルータ4−1のタイムアウト値を比較すると、ルータ4−2(図12(a))では3.1秒間、ルータ4−3(図12(b))では3.2秒間であり、両者には監視区間(0.1秒間)の差がある。
監視区間は2台のルータの間で中継可能メッセージの監視、中継不能代理通知メッセージの送信が重複しないという条件を満たす上で、なるべく小さい値とする。
このように各ルータはアクティブルータリストの作成後、監視対象ルータから送信されるRAメッセージを監視し、タイムアウト値に示された時間内にRAメッセージが送信されないと、当該ルータに障害が発生したと判断する。
次に、ルータ4−1に中継不能予測メッセージの送信が不可能な障害が発生する(ステップS4)と、3.1秒後にルータ4−2においてタイムアウトが発生し、ルータ4−1に障害が発生したと検知される(ステップS5)。この際、ルータ4−2はルータ4−1をアクティブルータリストから削除する。
ルータ4−2は、障害が発生したルータ4−1のアドレスを送信元とし、RLフィールド1301に0を設定した中継不能代理通知メッセージ(RAメッセージ)を送信する(ステップS6)。
端末3は、ルータ4−1の中継不能代理通知を示すRAメッセージを受信すると、端末3はデフォルトルータリストからルータ4−1を削除する(ステップS7)。この時点でのデフォルトルータリストの構成を図13(b)に示す。ルータ4−1のエントリが削除され、代わりにルータ4−2の使用フラグ1204がセットされる。これにより、端末3はルータ4−1を中継先としていたデータの中継先をルータ4−2に切り替える。
また、ルータ4−3が前記RAメッセージ(ステップS6)を受信すると、アクティブルータリストからルータ4−1を削除する(ステップS8)。
次に、ルータ4−1、4−2に障害が発生した場合について図4を用いて説明する。
ステップS1〜ステップS3までは、図3の処理と同じである。
ルータ4−1及びルータ4−2に障害が発生する(ステップS4、S9)と、ルータ4−3に前記ルータからのRAメッセージが届かなくなる。
ルータ4−3がルータ4−2から最後のRAメッセージを受信してから3.1秒間経過すると、ルータ4−2に障害が発生したことを検知する(ステップS10)。
また、ルータ4−1からの最後のRAメッセージを受信してから3.2秒間経過すると、ルータ4−1に障害が発生したことを検知する(ステップS12)。
いずれの場合においても、障害の検知後、代理でLTフィールド1301に0をセットしたRAメッセージ(中継不能代理通知メッセージ)をルータ4−1、4−2の代理で送信する(ステップS11、S13)。端末3はこれらを受信後、デフォルトルータリストからルータ4−1、4−2を削除する(ステップS14)。これにより、端末3はデータの中継先としてルータ4−3を選択する。
上記のようにルータ4−2、4−3はそれぞれ異なるタイムアウト値でルータ4−1を監視しているので、ルータ4−1に障害が発生した際には、ルータ4−2からの中継不能代理通知メッセージのみが送信される。
更にルータ4−2にも障害が発生した場合には、ルータ4−3から中継不能代理通知メッセージが送信される。
前記二通りの場合の差は0.1秒間であり、複数のルータに同時に障害が発生した場合に、一台でも正常なルータがあれば、高速に中継先を切り替えることができる。
次に、本発明のルータ装置の構成について図2を用いて説明する。
図2において、401は外部ネットワーク1の接続点となるアクセスルータや基地局、アクセスポイント等と接続するための物理層処理及びデータリンク層処理を行う外部ネットワークインタフェース、403はLAN2に接続されている端末装置3及び他のルータとの通信における物理層処理及びデータリンク層処理を行う内部ネットワークインタフェース、402は各インタフェースから受信したパケットの中継または送受信処理を行うIP及びIPよりも上位層(TCP、UDP、ICMP)の処理を行うパケット送受信・中継処理部、404は中継可能メッセージ(RAメッセージ)の実際の送信間隔を決定する送信間隔決定部、408は中継可能メッセージ(RAメッセージ)の再送タイマフィールド1302に設定する表示送信間隔を決定する表示送信間隔決定部、415は送信間隔決定部404において決定された送信間隔に基づいて中継可能メッセージ(RAメッセージ)を送信するトリガを発生させる送信タイマ、405は中継可能または中継不能メッセージまたは中継不能予測メッセージ(RAメッセージ)を作成し、中継状態メッセージ送信部406へ送信を依頼する中継状態メッセージ作成部、406は中継状態メッセージ作成部405または中継不能代理通知メッセージ作成部409から送られたRAメッセージをパケット送受信・中継処理部402へ送り、送信を依頼する中継状態メッセージ送信部、413はバッテリ、CPU使用率、メモリ等のルータ装置のリソースを監視して、中継不能な場合に中継不能予測メッセージの作成を中継状態メッセージ作成部405へ依頼したり、リソースの状態を送信間隔決定部404、タイムアウト値計算部411、及び表示送信間隔決定部408へ通知する資源状態監視部、407は他のルータ装置から送られたRAメッセージを受信し、受信した情報をルータ情報更新部412へ通知する中継状態メッセージ受信部である。
また、412は中継状態メッセージ受信部407から伝えられた情報に基づき、ルータ情報記憶部414に情報を追加、削除、または更新し、タイムアウト値計算部411へタイムアウト値の計算を指示、及び中継可能メッセージの受信を受信タイマ410へ通知するルータ情報更新部、411はルータ情報更新部412からの指示を受けてルータ情報更新部414のタイムアウト値を計算し、更新するタイムアウト値計算部、410は各ルータから中継可能メッセージ(RAメッセージ)がルータ情報更新部414に保存されたタイムアウト値の時間内に受信されるかどうかを監視し(受信した場合には、ルータ情報更新部412から伝えられる)、受信されずにタイムアウト値の時間が経過したルータについて、中継不能代理通知メッセージ作成部409へ通知、及びルータ情報更新部412へ前記ルータの情報の削除を依頼する受信タイマ、409は受信タイマ410の通知を受けて、障害の発生したルータの中継不能代理通知メッセージ(RAメッセージ)をルータ情報記憶部414の情報により作成し、中継状態メッセージ送信部406へ送信を依頼する中継不能代理通知メッセージ作成部、414は自身を含むLAN内のルータ装置の情報であるアクティブルータリスト(図12)を保存しているルータ情報記憶部である。
なお、本発明におけるルータ装置の中継状態報告部は、中継状態メッセージ作成部405、中継状態メッセージ送信部406、資源状態監視部413、及び送信間隔決定部404、表示送信間隔決定部408、送信タイマ415からなる。
本発明におけるルータ装置のルータ情報維持部は、ルータ情報更新部412からなる。本発明におけるルータ装置のルータ監視部は、受信タイマ410、タイムアウト値計算部411からなる。
本発明におけるルータ装置の代理中継不能報告部は、中継不能代理通知メッセージ作成部409、中継状態メッセージ送信部406からなる。
なお、本実施の形態では、資源状態監視部413から通知されるリソースに関する情報は送信間隔決定部404、表示送信間隔決定部408、タイムアウト値計算部411では使用しない。送信間隔決定部404、表示送信間隔決定部408、タイムアウト値計算部411はそれぞれリソースの状態に依存しない固定値(後述)を計算に用いる。
次に、本実施の形態におけるルータ装置の動作を図5乃至14を用いて説明する。
本発明のルータ装置は、RAメッセージを受信した際に、RLフィールド1301を参照して前記RAメッセージが中継可能メッセージ、中継不能メッセージ(中継不能代理通知メッセージを含む)、中継不能予測メッセージのいずれであるかを判断し、それぞれの処理を実施する。また、前記メッセージに基づき、他のルータ装置の監視処理を実施する。前記監視処理の結果、及び自身の状態に基づいて、中継可能/不能メッセージの送信処理を実施する。
図5は本発明のルータ装置における全体処理のフローを示す図である。
中継状態メッセージ受信部407は、内部ネットワークIF403からRAメッセージを受信すると、RAメッセージの送信元アドレスフィールド1303、RLフィールド1301、再送タイマフィールド1302の情報をルータ情報更新部414へ通知する。
ルータ情報更新部414は、RL>1であれば中継可能メッセージを受信したとして(ステップS101)、中継可能メッセージ受信処理(ステップS105)を行う。
RL≦1であれば中継不能メッセージまたは中継不能予測メッセージを受信したとして(ステップS102)、中継不能/中継不能予測メッセージ受信処理(ステップS104)を行う。
RAメッセージを受信していない場合には、受信タイマ410においてルータ監視処理(ステップS103)を行う。
前記処理の終了後、中継可能/不能メッセージ送信処理を実施する(ステップS106)。
次に、中継可能メッセージ受信処理(ステップS105)、中継不能/中継不能予測メッセージ受信処理(ステップS104)及び中継可能/不能メッセージ送信処理(ステップS106)について、それぞれ説明する。
中継可能メッセージ受信処理(ステップS105)について、図6に処理フローを示し説明する。
ルータ情報更新部412は、中継状態メッセージ受信部407から通知された送信元アドレス、RL、表示送信間隔をルータ情報記憶部414に保存する(ステップS111)。新規エントリの追加の場合は、アドレスの昇順にソートする(図12の番号1101を更新する)。また、新規追加の場合は、監視対象であるかどうかを示すフラグ1105も設定する。
タイムアウト値計算部411は、RAメッセージの送信元が監視対象ルータの場合(ステップS112)、タイムアウト値の計算を行う(ステップS113)。その後、監視対象ルータのパケットが到着したことと、次のタイムアウト値を受信タイマ410に知らせる(ステップS114)。
受信タイマ410は、前記監視対象ルータのタイマをリセットし、次のタイムアウト値をセットする。
次に、タイムアウト値計算部411のタイムアウト値計算処理(ステップS113)について、図7に処理フローを示し、説明する。
まず、タイムアウト値計算部411は、下記のように各変数に値を設定する(ステップS121)。
Nにはアクティブルータリストにおける自身の番号(ルータ4−1の場合は1)、Eにはアクティブルータリストのエントリ数、i(計算中のエントリの番号)には自身よりも一つ前のエントリの番号、F(タイムアウト値計算時のオフセットを導出するための固定値)には0.1、n(自身のエントリから、現在計算中のエントリiまでの距離)には1、Mには既定の監視ルータ数を設定する。
次に、M<n(既定の監視ルータ数分の計算が終了)であれば、終了する(ステップS122)。
i<1の(エントリを辿った結果、リストの先頭に達した)場合(ステップS123)、iにE(リストの最後尾)を設定する(ステップS124)。
タイムアウト値計算部411は、エントリiのタイムアウト値(タイムアウト(i))をエントリiのルータの表示送信間隔(表示送信間隔(i)に、F*nを掛けたものを加算することで求める(ステップS125)。
次に、n、iを更新して(ステップS126)、ステップS122に戻る。
次に、中継不能/中継不能予測メッセージ受信処理(ステップS104)について、図8に処理フローを示し、説明する。
中継状態メッセージ受信部407はRLフィールドを参照してRL=0であれば中継不能メッセージ、RL=1であれば中継不能予測メッセージであると判断する(ステップS131)。
中継不能予測メッセージである場合、中継状態メッセージ受信部407はルータ情報記憶部414を参照して、監視対象ルータであるかどうかの判断を行う(ステップS132)。
監視対象である場合は、受信タイマ410に指示して、一定時間中継不能メッセージが受信されるまで待機させる(ステップS133)。
なお、中継不能メッセージを受信するまでの待機時間は、タイムアウト計算処理で使用したオフセット値から一定値を引いた値(ステップS125のF*nをF*(n−1)とする)を用いることができる。これにより、他のルータと同じ時間待機することを防止できる。また、n−1とすることにより、自身のひとつ前のエントリのルータから中継不能予測メッセージを受信した場合には、待機時間なしで次のステップS136に進む(ステップS134)。一定時間待機して中継不能メッセージを受信していない場合(ステップS134)は、受信タイマ410が中継不能代理通知メッセージ作成部409へ中継不能予測メッセージの送信元IPアドレスを通知してRL=0の中継不能代理通知メッセージを送信する(ステップS135)。
その後、ルータ情報更新部412は、該当するエントリを削除する(ステップS136)。
ステップS131において中継不能メッセージであると判断した場合には、ルータ情報記憶部414に該当するエントリがあるかどうかを調べ(ステップS137)、ある場合には該当するエントリを削除する(ステップS136)。
ルータ情報更新部412は、ルータ情報記憶部414に該当するエントリがあるか否かを調べ、該当するエントリがある場合には(ステップS131)、該当するエントリを削除する(ステップS132)。
次に、ルータ監視処理(ステップS103)について、図9に処理フローを示し説明する。
受信タイマ410は、監視対象ルータの中でRAメッセージの未受信時間がタイムアウト値に達したものがある場合には(ステップS141)、前記ルータに障害が発生したものとして、中継不能代理通知メッセージ作成部409へ前記ルータのIPアドレスを通知し、RAメッセージ(RL=0)を送信する(ステップS142)。
また、受信タイマ410は、前記障害が発生したルータの情報をルータ情報記憶部414から削除するようにルータ情報更新部412へ依頼する(ステップS143)。
次に、中継可能/不能メッセージ送信処理(ステップS106)について、図10、11に処理フローを示し、説明する。
資源状態監視部413において、リソース不足により中継処理の続行が不可能であると予測すると(ステップS151)、中継不可能通知処理を行う(ステップS157)。
ステップS151でリソース不足でない場合に、送信タイマ415が満了すると(ステップS152)、表示送信間隔決定部408において、RAメッセージの再送タイマフィールド1302に設定する表示送信間隔を決定する(ステップS153)。中継可能メッセージ(RAメッセージ)を送信した後(ステップS154)、送信間隔決定部404において中継可能メッセージを次回送信するまでの時間である送信間隔を決定し(ステップS155)、前記送信間隔が経過した際に満了するように送信タイマ415を更新する(ステップS156)。
なお、本実施の形態の表示送信間隔決定処理(ステップS153)、送信間隔決定処理(ステップS155)では、両方同じ値を使用し、この値は固定のものとする(ここでは3秒間)。
次に、中継不能通知処理(ステップS158)の処理について、図11に処理フローを示し説明する。
資源状態監視部413は、内部ネットワークIF403からのメッセージ送信が可能である場合(S201)、中継状態メッセージ作成部406へ中継不能予測メッセージの作成を依頼して送信し(ステップS202)する。
次に、資源状態監視部413は、受信タイマ410に指示して一定時間の待機の後(ステップS203)、自身の中継不能を示す中継不能代理通知メッセージを他のルータから受信したか否かを判断し(ステップS204)、受信した場合には中継処理を停止する(ステップS207)。
中継不能代理通知メッセージを受信していない場合には、中継不能予測メッセージの送信回数が既定数を超える(ステップS205)までステップS201からS204を繰り返し、その間中継不能代理通知メッセージを受信できなかった場合には、自身が中継不能であることを示す中継不能メッセージを送信(ステップS206)して、中継処理を停止する(ステップS207)。
ここで送信する中継不能メッセージは、送信元アドレス1303に自身のアドレス、RLフィールド1301に0をセットしたRAメッセージを使用する。
また、中継不能代理通知メッセージは、中継不能メッセージと同じ内容であり、他のルータから送信されるものである。
以上説明したように、ルータ装置はリソース不足の際、可能な限り自身から中継不能メッセージを送信し、中継処理を停止するようにしたものである。また、送信が不可能な場合も同様である。中継処理または送信処理を停止する際は、他のルータ装置によるルータ監視処理において、中継不能代理通知メッセージを送信することにより、端末及びルータ装置に前記ルータの中継停止を通知するようにしたものである。
これにより、ルータの数等の事前の設定等を行うことなく、ルータの監視を行い、一部のルータが中継処理を停止した場合においても、端末の通信を継続させることが出来る。また、複数のルータが停止した場合であっても一台でも中継処理可能なルータがあれば、中継処理を続行することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のルータ装置において、リソース不足による中継停止が予測された時点で、他のルータ装置に中継処理を引き継げるようにタイムアウト値、表示送信間隔を設定する点で、実施の形態1と異なる。本実施の形態2におけるルータ装置の構成は実施の形態1(図2)と同様である。
以下では、ルータ装置の動作について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図18は本実施の形態におけるタイムアウト値計算処理のフローを示す図である。実施の形態1におけるタイムアウト値計算処理(図7)と異なる点を太線で示している。
初期設定において、N、E、i、F、n、M(実施の形態1と同様)に加えて、Rに0を設定する(ステップS161)。
Rは自身のリソースの量に応じて変更する値であり、他のルータの中継可能メッセージを監視する際のタイムアウト値に加算する。このため、Rの値が大きいほどタイムアウト値も大きくなるため、引継ぎ処理を行うまでの時間が長くなる。
自身のリソースが少ない場合には、他のルータの中継処理を引き継ぐことをなるべく抑制することで、リソースがなくなった場合の影響を小さくする。
資源状態監視部413において、リソースが既定の閾値を下回った場合(ステップS162)、Rに2を設定する(ステップS163)。
各エントリのタイムアウト値計算において、タイムアウト(i)にRを加算する(ステップS164)。
このように、リソースが少ない場合には、中継不能代理通知メッセージを送信するまでの時間が長くなり、リソースが十分あるルータ装置が他にある場合には、前記他のルータ装置が中継不能代理通知メッセージを送信する可能性が高くなる。
次に、本実施の形態における中継不能メッセージ受信処理について、図18に処理フローを示し、説明する。
実施の形態1における中継不能/中継不能予測メッセージ受信処理(図8)と異なる点を太線で示している。
中継不能メッセージを受信すると、前記メッセージの送信元ルータがルータ情報記憶部414にエントリされている場合(ステップS131)、エントリが自身であるかどうかを確認する(ステップS171)。
エントリが自身である場合、資源状態監視部413においてリソースを確認し、リソースが閾値を下回っている場合(ステップS172)、中継処理を停止する(ステップS173)。
これにより、自身を送信元とした中継不能代理通知メッセージを他のルータ装置が送信して来た場合に、前記他のルータ装置、またはその他のリソースが十分なルータ装置に中継処理を引き継ぐことができる。
次に、本実施の形態における表示送信間隔決定処理について、図20に示す処理フローを用いて説明する。
実施の形態1においては、リソースの状態に関わらず、表示送信間隔を一定値3(秒間)としていた。
資源状態監視部413においてリソースを確認し、リソースが閾値を下回っている場合(ステップS191)、表示送信間隔を1とし(ステップS193)、リソースが閾値以上の場合には表示送信間隔を3とする(ステップS192)。前記閾値は、中継処理を続行可能な値としておくことが望ましい。
一方、中継可能メッセージを実際に送信する間隔である送信間隔は、一定値3(秒間)であるにも拘らず、リソース不足の際には表示送信間隔は1(秒間)となる。このため、他にリソースが十分なルータ装置が同じLANに存在する場合には、前記他のルータ装置から中継不能代理通知メッセージが送信される。この中継不能代理通知メッセージを受信すると、中継不能メッセージ受信処理(図19)において中継処理が停止される(ステップS173)。ところが、他のルータ装置のリソースも不足している場合には、タイムアウト値計算処理(図18)において、タイムアウト値が大きく設定されており(ここでは3+F*n)、中継不能代理通知メッセージが送信される可能性が低い。
次に、本実施の形態におけるルータ装置のルータ監視方法を図15乃至17を用いて説明する。図15乃至17のいずれにおいても、ルータ4−1におけるリソース(ここではバッテリ)が閾値を下回っているものとする。また、図16においては、更にルータ4−2、図17においてはルータ4−2、4−3のバッテリが閾値を下回っている。
まず、図15のシーケンスを説明する。
ルータ4−1乃至4−3から中継可能メッセージ(RAメッセージ)がマルチキャスト送信される(ステップS1)。端末3において、デフォルトルータリスト(ステップS2)、各ルータにおいてアクティブルータリスト(ステップS3)が完成される。
次に、ルータ4−1において、バッテリ量が閾値を下回ったため(ステップS15)、ルータ4−1が送信する中継可能メッセージの表示送信間隔は1(秒間)にセットされる(ステップS16)。
ルータ4−1は、実際に中継可能メッセージを送信する送信間隔を3(秒間)としているため、1.1秒間経過しても中継可能メッセージは送信しない。従って、1.1秒後ルータ4−2はルータ4−1に障害が発生したと判断し(ステップS17)、中継不能代理通知メッセージを送信する(ステップS18)。
これを受信した端末3、ルータ4−3はそれぞれデフォルトルータリスト、アクティブルータリストからルータ4−1を削除する(ステップS19、S21)。
また、ルータ4−1はルータ4−2からの中継不能代理通知メッセージを受信すると、中継処理を停止する(ステップS20、S173)。
次に、図16のシーケンスを説明する。
ルータ4−1のバッテリ残量が閾値を下回ったため(ステップS15)、表示送信間隔に1(秒間)をセットした中継可能メッセージがルータ4−1から送信される(ステップS16)が、ここではルータ4−2においてもバッテリ残量が閾値を下回っている(ステップS22)。
この場合、ルータ4−2はルータ4−1のタイムアウト値を
表示送信間隔(1秒間)+F(=0.1)*n(=1)+R(=2)=3.1秒間
とするため、1.1秒間経過しても中継不能代理通知メッセージの送信は行わない。
一方、ルータ4−3ではバッテリ不足が発生していないので、1.2秒後にルータ4−1に障害が発生したと判断し(ステップS23)、中継不能代理通知メッセージを送信する(ステップS24)。
これを受信した端末3、ルータ4−2はそれぞれデフォルトルータリスト、アクティブルータリストからルータ4−1を削除する(ステップS25、S26)。
また、ルータ4−1はルータ4−3からの中継不能代理通知メッセージを受信すると、中継処理を停止する(ステップS20、S173)。
最後に、図17のシーケンスを説明する。
ここでは、ルータ4−1乃至4−3の全てのバッテリ残量が閾値を下回っている(ステップS15、S22、S27)。従って、ルータ4−1のタイムアウト値は、ルータ4−2においては3.1秒間、ルータ4−3においては3.2秒間と計算される。
これにより、ルータ4−1が中継不能となるまで、表示送信間隔が1秒間とセットされた中継可能メッセージがルータ4−1から3秒間隔で送信されることになる(ステップS16、S28)。
以上説明したように、本発明の実施の形態2は、表示送信間隔を実際の送信間隔よりも小さく設定することにより、近い将来に中継処理を停止することを予想したルータが、他のルータに中継処理を引き継ぐことを期待することができる。一方、他のルータも同じく中継処理を停止することを予想している場合には、中継処理の引継ぎは発生しない。
このように、バッテリ不足等のルータの中継処理を事前に他のルータに引き継がせることで、突然の中継処理停止による通信の中断を防止することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3は、実施の形態2と異なり、リソースが不足した場合に実際に中継可能メッセージを送信する送信間隔を変更するようにしたものである。
以下、実施の形態2と異なる点について説明する。
本実施の形態においては、実施の形態2と同様に、表示送信間隔決定処理(ステップS153)において、固定値を設定する(ここでは3(秒間))。
タイムアウト値計算処理(図18)、中継不能メッセージ受信処理(図19)は実施の形態2と同様である。
本実施の形態における送信間隔決定処理について説明する。
図21は、本実施の形態における送信間隔決定処理(ステップS155)を示すフロー図である。
資源状態監視部413においてリソースを確認し、リソースが閾値を下回っている場合(ステップS191)、送信間隔を5にセットし(ステップS193)、閾値以上である場合には送信間隔を3にセットする(ステップS192)。
表示送信間隔を3(秒間)としているのに対して、リソース不足の場合に送信間隔を5にセットすると、他のルータ装置から中継不能代理通知メッセージが送信される可能性がある。ただし、実施の形態2と同様に他のルータ装置においてもリソースが不足している場合には、タイムアウト値が大きくセットされるため、中継不能代理通知メッセージが送信されること無く、次の中継可能メッセージを送信することになる。
以上説明したように、本発明の実施の形態3は、実際の送信間隔を表示送信間隔よりも大きく設定することにより、近い将来に中継処理を停止することを予想したルータが、他のルータに中継処理を引き継ぐことを期待することができる。
本発明にかかるルータ監視方法及びルータ装置は、複数のルータ装置によりLANと外部ネットワークを接続する冗長化を実現するものであり、バッテリ駆動の複数のルータ装置による移動可能なLAN等への応用も可能である。
本発明の実施の形態におけるネットワークシステムの構成図 本発明の実施の形態におけるルータ装置の構成図 本発明の実施の形態1におけるルータ4−1に障害が発生した場合のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態1におけるルータ4−1、4−2に障害が発生した場合のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態におけるルータ装置の全体処理のフローを示す図 本発明の実施の形態におけるルータ装置の中継可能メッセージ受信処理のフローを示す図 本発明の実施の形態1におけるルータ装置のタイムアウト値計算処理のフローを示す図 本発明の実施の形態1におけるルータ装置の中継不能/中継不能予測メッセージ受信処理のフローを示す図 本発明の実施の形態におけるルータ装置のルータ監視処理のフローを示す図 本発明の実施の形態におけるルータ装置の中継可能/不能メッセージ送信処理のフローを示す図 本発明の実施の形態におけるルータ装置の中継不可能通知処理のフローを示す図 (a)本発明の実施の形態におけるルータ4−2のアクティブルータリストの構成を示す図(b)本発明の実施の形態におけるルータ4−3のアクティブルータリストの構成を示す図 (a)本発明の実施の形態におけるルータ4−1、ルータ4−2、ルータ4−3の中継可能メッセージを受信した時点での端末3のデフォルトルータリストの構成を示す図(b)本発明の実施の形態におけるルータ4−1の中継不能代理通知メッセージを受信した時点での端末3のデフォルトルータリストの構成を示す図 本発明の実施の形態におけるルータ広告メッセージの構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるルータ4−1のバッテリ残量が閾値を下回った場合のルータ監視方法のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態2におけるルータ4−1、4−2のバッテリ残量が閾値を下回った場合のルータ監視方法のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態2におけるルータ4−1、4−2、4−3のバッテリ残量が閾値を下回った場合のルータ監視方法のシーケンスを示す図 本発明の実施の形態2乃至3におけるルータ装置のタイムアウト値計算処理のフローを示す図 本発明の実施の形態2乃至3におけるルータ装置の中継不能メッセージ受信処理のフローを示す図 本発明の実施の形態2におけるルータ装置の表示送信間隔決定処理のフローを示す図 本発明の実施の形態3におけるルータ装置の送信間隔決定処理のフローを示す図 従来技術における正常時のデータ中継経路を示す図 従来技術における異常時のデータ中継経路を示す図
符号の説明
1 グローバルネットワーク
2 ローカルエリアネットワーク
3,5 端末
4−1乃至4−3 ルータ装置
51 PC
55 メインルータ装置
61 バックアップルータ装置
53 LAN回線
57,63 WAN回線
59,65 WAN網
401 外部ネットワークインタフェース
402 パケット送受信・中継処理部
403 内部ネットワークインタフェース
404 送信間隔決定部
405 中継状態メッセージ作成部
406 中継状態メッセージ送信部
407 中継状態メッセージ受信部
408 表示送信間隔決定部
409 中継不能代理通知メッセージ作成部
410 受信タイマ
411 タイムアウト値計算部
412 ルータ情報更新部
413 資源状態監視部
414 ルータ情報記憶部
415 送信タイマ

Claims (10)

  1. 1以上の端末及び複数のルータを含むローカルエリアネットワークと外部ネットワーク間のデータの中継を行うルータ装置であって、
    自身のリソースの残量に基づいて中継処理の続行が可能か、不可能か、または不可能となると予測できるか、を判断する資源状態監視部と、
    データの中継処理が可能である場合に、メッセージの送信間隔を示す表示送信間隔を書き込んだ中継可能メッセージを前記ローカルエリアネットワーク内にブロードキャストし、中継処理が不能となることを予測した時点で中継不能予測メッセージを前記ローカルエリアネットワークにブロードキャストする中継状態報告部と、
    前記中継可能メッセージを他のルータから受信した場合に、前記他のルータがアクティブであるとして、自身を含むアクティブルータリストに追加するルータ情報維持部と、
    前記アクティブルータリストにおいて自身以外の1以上の監視対象ルータを選択し、各監視対象ルータの中継可能メッセージの表示送信間隔に既定のオフセット値を加算した値をタイムアウト時間として中継可能メッセージの監視を行うルータ監視部と、
    前記ルータ監視部において、各監視対象ルータの中継可能メッセージをタイムアウト時間の間に受信しなかったか、または前記監視対象ルータから前記中継不能予測メッセージを受信した場合に、前記監視対象ルータが中継不能であることを示す中継不能代理通知メッセージを送信する代理中継不能報告部と、を備え、
    前記ルータ監視部がタイムアウト時間の計算において中継可能メッセージの表示送信間隔に加算する既定のオフセット値は、既定の順にソートした前記アクティブルータリストにおける自身の位置から監視対象ルータの位置までの距離に応じた値を設定するルータ装置。
  2. 前記中継状態報告部は、自身のリソースの残量が少ない場合には、中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔を小さく設定する請求項1に記載のルータ装置。
  3. 前記中継状態報告部は、自身のリソースの残量が少ない場合には、中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔よりも大きい送信間隔で中継可能メッセージを送信するように送信間隔を決定する請求項1乃至のいずれかに記載のルータ装置。
  4. 前記ルータ監視部は、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記タイムアウト時間を大きく設定する請求項1乃至のいずれかに記載のルータ装置。
  5. 1以上の端末及び複数のルータを含むローカルエリアネットワークにおけるルータ監視方法であって、
    各ルータが、自身がデータの中継が可能である場合に、メッセージの送信間隔を示す表示送信間隔を書き込んだ中継可能メッセージを前記ローカルエリアネットワーク内にブロードキャストするステップと、
    各ルータが、自身のリソースに基づいて、データの中継が不可能となると予測した場合に、中継不能予測メッセージを前記ローカルエリアネットワーク内にブロードキャストするステップと、
    各ルータが、他のルータから受信した中継可能メッセージにより、自身を含むアクティブルータリストを作成するステップと、
    各ルータが、前記アクティブルータリストにおいて自身以外の1以上の監視対象ルータを選択し、監視対象ルータから受信した中継可能メッセージに書き込まれた表示送信間隔に既定のオフセット値を加算した値をタイムアウト時間として中継可能メッセージを監視するステップと、
    各ルータが、前記監視対象ルータからタイムアウト時間の間に中継可能メッセージを受信しなかったか、または前記監視対象ルータから前記中継不能予測メッセージを受信した場合に、前記監視対象ルータが中継不能であることを示す中継不能代理通知メッセージを送信するステップと、
    各ルータが、前記ローカルエリアネットワーク内の全ルータで同一の規則によりソートしたアクティブルータリストにおいて、自身の位置から監視対象ルータの位置までの距離に応じた値を前記既定のオフセット値として前記タイムアウト時間を計算するステップと、
    を有するルータ監視方法。
  6. 各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔を小さく設定する請求項に記載のルータ監視方法。
  7. 各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継可能メッセージに書き込んだ表示送信間隔よりも大きい送信間隔で中継可能メッセージを送信する請求項5乃至6のいずれかに記載のルータ監視方法。
  8. 各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記中継可能メッセージに書き込む表示送信間隔よりも大きい送信間隔で中継可能メッセージを送信する請求項5乃至7のいずれかに記載のルータ監視方法。
  9. 各ルータが、自身のリソースの残量が少ない場合に、前記タイムアウト時間を大きく設定する請求項5乃至8のいずれかに記載のルータ監視方法。
  10. 端末が、前記中継可能メッセージ及び中継不能代理通知メッセージを用いて、自身のデータ中継先のルータを選択する請求項に記載のルータ監視方法。
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