JP4569362B2 - 周波数変換装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムにおける周波数変換に関し、特にマルチキャリア信号をシングルキャリア信号に変換する過程で行う周波数変換術に関する。
非特許文献1には、マルチビーム衛星通信システムについて記載がされている。非特許文献1によると、マルチビーム衛星通信システムの基地局と通信衛星間の、いわゆる、フィーダリンクに対しては、ビーム多重方式とクラスタ多重方式を適用可能である。ここで、ビーム多重化方式とは、同一周波数帯域のキャリアを同一周波数軸上で並べたマルチキャリア信号をフィーダリンクに適用する方式である。
通信衛星からユーザ局への、いわゆる、サービスリンクにシングルキャリア信号を使用する場合、通信衛星には、マルチキャリア信号を入力として、マルチキャリア信号のキャリア数と同数のシングルキャリア信号に周波数変換を行う周波数変換装置を搭載する必要がある。
図1は、マルチキャリア信号を入力信号として、マルチキャリア信号のキャリア数と同数で、それぞれが同一の搬送波周波数を有するシングルキャリア信号に変換を行う周波数変換装置を説明する図である。
図1(a)に示すように、従来技術による周波数変換装置は、分配部1と、周波数変換部7と、フィルタ4とを有する。
周波数変換装置の入力端子5から入力される、図1(b)に示すキャリア数がn(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を、分配部1はn個に分配して、それぞれを周波数変換部7に入力する。
周波数変換部7は、入力信号の周波数を、他の周波数に変換して出力する機能を有する。図2は、周波数変換部7のブロック図である。図2に示すように周波数変換部7は、ミキサ2と、局部発振器3とを有し、ミキサ2は、周波数変換部7の入力信号と、局部発振器3が出力する正弦波信号を乗算して、周波数変換部7の入力信号の周波数と、局部発振器3が出力する正弦波信号の周波数の差又は和の周波数を有する信号の出力を行う。
各キャリアの間隔をΔfとすると、各周波数変換部7の局部発振器の周波数をΔfだけずらすことで、1番目の周波数変換部7が出力するマルチキャリア信号のキャリアc1が位置する周波数に、n番目の周波数変換部7が出力するマルチキャリア信号のキャリアcnが位置するように周波数変換を行うことができる。
各周波数変換部7で上述したように周波数変換された信号は、フィルタ4で濾波され、図1(c)に示す同一搬送波周波数のシングルキャリア信号c1〜cnを、それぞれの出力端子6から出力することができる。
中須賀 好典、三次 仁、上羽 正純、"将来移動体衛星通信システムにおける衛星搭載帯域可変フィルタ規模に関する一検討"、電子情報通信学会総合大会、B−3−15、pp343、2004年
上述したように、従来技術による周波数変換装置においてはマルチキャリ数と同数の局部発振器3を必要とするため、周波数変換装置の回路規模はキャリア数に比例して大きくなり、それに応じて重量や、消費電力も増大してしまう。しかしながら、マルチビーム衛星通信システムにおいて、基地局から通信衛星へのフィーダリンクにマルチキャリア信号を、通信衛星からユーザ局へのサービスリンクにシングルキャリア信号を使用する場合、通信衛星が搭載する周波数変換装置の重量や、消費電力は低い程好ましい。
従って、本発明は、従来の周波数変換装置よりも、使用する局部発振器3を削減した周波数変換装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明における周波数変換装置によれば、
搬送波周波数が等間隔で、キャリア数がn(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を入力端子から入力し、マルチキャリ信号の1番目からn番目のキャリアを、n個の同一搬送波周波数のシングルキャリア信号に変換して出力端子から出力する周波数変換装置であって、入力端子から入力される信号をm個(m<n:mは2以上の自然数)に分配して出力する第1の分配手段と、第1の分配手段からのm個の信号をそれぞれ周波数変換して出力する第1の周波数変換手段と、第1の周波数変換手段からのm個の信号それぞれを、s個(sはn/m以上の自然数)に分配して出力する第2の分配手段と、第2の分配手段からのs×m個の信号のうち、n個の信号をそれぞれ周波数変換して、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアの搬送波周波数がそれぞれ第1の周波数で同一である、n個のマルチキャリア信号を出力する第2の周波数変換手段と、所定の周波数帯域を通過帯域とし、第2の周波数変換手段からのn個の信号それぞれ濾波して出力端子に出力するフィルタ手段とを有し、第1の周波数変換手段は、m個の第1のミキサと、各第1のミキサに対応して設けられ、対応する第1のミキサに周波数変換のための信号をそれぞれ供給するm個の第1の局部発振器とを備え、該m個の第1の局部発振器の発振周波数は、搬送波周波数の間隔のt倍(tは2以上、n−3以下の整数)ずつずらした値であり、第2の周波数変換手段は、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアのそれぞれに対応するn個の第2のミキサと、p個(pはn−m−1以の自然数)の第2の局部発振器とを備え、1つの第2の局部発振器と、1つ以上の第2のミキサとを組み合わせてp個のミキサ組が設けられており、各第2のミキサは、第2の分配手段からのs×m個の信号のうちのいずれか1つの信号を、同じミキサ組の第2の局部発振器からの信号で周波数変換して、対応するキャリアの搬送波周波数が前記第1の周波数であるマルチキャリア信号を出力し、第2のミキサが周波数変換する信号に含まれる、該第2のミキサに対応するキャリアの搬送波周波数は、同一ミキサ組内において総て同一であることを特徴とする。
本発明の周波数変換装置における他の実施形態によれば、
1以上の第1の局部発振器が、第2のミキサにも周波数変換のための信号を供給することも好ましい。
また、本発明の周波数変換装置における他の実施形態によれば、
第1の分配手段、第1の周波数変換手段及び/又は第2の分配手段は、その出力信号の不要周波数成分を除去する手段も備えることが好ましい。
更に、本発明の周波数変換装置における他の実施形態によれば、
搬送波周波数が等間隔で、キャリア数がn(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を入力端子から入力し、マルチキャリ信号の1番目からn番目のキャリアを、n個の同一搬送波周波数のシングルキャリア信号に変換して出力端子から出力する周波数変換装置であって、入力端子から入力される信号をm個(m<n:mは2以上の自然数)に分配して出力する第1の分配手段と、第1の分配手段からのm個の信号をそれぞれ周波数変換して出力する第1の周波数変換手段と、第1の周波数変換手段からのm個の信号を入力とし、入力された信号それぞれを分配して周波数変換を行う構成を複数回繰り返して、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアの搬送波周波数がそれぞれ同一である、n個のマルチキャリア信号を出力する分配変換手段と、所定の周波数帯域を通過帯域とし、分配変換手段からのn個の信号をそれぞれ濾波して出力端子に出力するフィルタ手段とを有し、第1の周波数変換手段は、m個の第1のミキサと、各第1のミキサに対応して設けられ、対応する第1のミキサに周波数変換のための信号をそれぞれ供給するm個の第1の局部発振器とを備え、該m個の第1の局部発振器の発振周波数は、搬送波周波数の間隔のt倍(tは2以上、n−3以下の整数)ずつずらした値であり、分配変換手段は、入力された信号をそれぞれ分配する第2の分配手段と、第2の分配手段からの信号を周波数変換して出力する第2のミキサと、第2のミキサに周波数変換のための信号を供給する第2の局部発振器とを含む構成を複数段接続したものであり、分配変換手段に含まれる総ての段の第2の局部発振器の合計はp個(pはn−m−1以下の自然数)であり、各段において、1つの第2の局部発振器と、1つ以上の第2のミキサとを組み合わせてミキサ組が設けられており、各第2のミキサは、同じ段の第2の分配手段からの信号のうちのいずれか1つの信号を、同じミキサ組の第2の局部発振器からの信号で周波数変換するものであることを特徴とする。
本発明における周波数変換方法によれば、
前記周波数変換装置による周波数変換方法であって、
出力端子から、n以下のシングルキャリア信号を入力して、入力端子からマルチキャリア信号を出力することを特徴とする。
ミキサに供給する周波数変換のための信号を共用することが可能となり、必要となる局部発振器の数を削減できる。本発明は、衛星搭載用の周波数変換装置といった、重量・消費電力の削減が、特に望まれる機器に適したものである。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明による周波数変換装置の第1実施形態のブロック図である。図3によると、本発明による周波数変換装置は、1段目の分配部11と、1段目のミキサ21と、1段目の局部発振器31と、2段目の分配部12と、2段目のミキサ22、2段目の局部発振器32と、フィルタ4とを有する。
図1(b)は、入力端子5から入力されるキャリア数n(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を示し、各搬送波周波数は等間隔に配置され、その間隔をΔfであるものとする。
分配部11は、入力端子5から入力されるマルチキャリア信号を、m(2≦m<n)個に、好ましくはn−3以下で分配し、m個のマルチキャリア信号のそれぞれを、ミキサ21に入力する。
m個のミキサ21は、それぞれ、対応する局部発振器31を有し、対応する局部発振器31からの正弦波信号と、分配部11から入力されるマルチキャリア信号を乗算して、和又は差成分を取り出すことで周波数変換を行う。ここで、i番目(i=1〜mの整数)の局部発振器31の発振周波数は、第1番目の局部発振器31の発振周波数に対して、Δf×t×i(2≦t≦n-3)だけ正又は負側にずらした値とする。
上述した発振周波数を使用することにより、各ミキサ21から出力されるマルチキャリア信号は、順にΔf×tづつ周波数がずれた信号となる。図4は、t=3とした場合のミキサ21が出力するマルチキャリア信号を示す図である。図4の(a)は、1番目のミキサ21の出力信号であり、(b)は、2番目のミキサ21の出力信号であり、(c)は、m番目のミキサ21の出力信号である。図4に示すように、1番目のミキサ21が出力するマルチキャリア信号のk番目のキャリアCk(1≦k≦n)と、i番目のミキサ21が出力するマルチキャリア信号の(i−1)×t+k番目のキャリアとは同一周波数となる。
各ミキサ21から出力されるマルチキャリア信号は、それぞれ、2段目の分配部12に入力され、各分配部12は、入力されるマルチキャリア信号を、s(n/m≦s≦n−3)個に分配し、結果として得られるm×s個のマルチキャリア信号のうち、n個を、それぞれ、ミキサ22に入力する。
n個のミキサ22は、局部発振器32から入力される信号を用いて、分配部12からのマルチキャリア信号の周波数を変換する。このとき、n個のミキサ22から出力されるマルチキャリア信号は、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアが同一周波数となるように周波数変換される。各ミキサ22の出力は、対応するフィルタ4に入力される。n個のフィルタ4の通過帯域は、それぞれ同一であり、前記同一周波数に配置された1番目からn番目のキャリアの周波数帯域である。各フィルタ4は、入力されるマルチキャリア信号から所定周波数、つまり前記通過帯域の1のキャリアのみを濾波してシングルキャリア信号を出力する。
このとき各ミキサ22に正弦波を供給する局部発振器32は、ミキサ22毎に設ける必要はなく、1の局部発振器32が複数のミキサ22に、同一周波数の正弦波信号を供給して、同一搬送波周波数を有するシングルキャリア信号を取り出すことができる。
図5は、本発明の周波数変換の過程を説明する図である。ここでは、マルチキャリア数nを16としている。尚、従来技術においては、局部発振器が16個必要である。
(a)は、分配部11でm=4個に分配し、ミキサ21において、t=4、すなわち、1番目のマルチキャリア信号を基準として4キャリアに相当する周波数帯域ずつ移動した4つのマルチキャリア信号を得て、それぞれを分配部12の入力とし、分配部12においてs=4個に分配して、計16個のマルチキャリア信号を得る場合の周波数変換を説明する図である。尚、s=4より、各分配部12の出力信号は、シングルキャリア信号を取り出すために4回だけ使用できる。(a)の例で、1番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC1と、2番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC5と、3番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC9と、4番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC13とは、同一周波数であるため、所定の周波数のシングルキャリア信号を得るためには、同一の正弦波信号と乗算すればよく、従って1の局部発信器32をC1、5、9、13の周波数変換のために設ければよい。同様に、C2、6、10、14と、C3,7,11,15と、C4、8、12、16とにも、それぞれ、1の局部発振器を設ければ良い。従って、1段目のミキサ21のために局部発振器31を4個、2段目のミキサ22のために局部発振器32を4個、全体で8個設ければ良く、従来の16個の半分となる。
(b)は、分配部11でm=4個に分配し、ミキサ21において、t=3、すなわち、1番目のマルチキャリア信号を基準として3キャリアに相当する周波数帯域ずつ移動した4つのマルチキャリア信号を得て、それぞれを分配部12の入力とし、分配部12においてs=4個に分配して、計16個のマルチキャリア信号を得る場合の周波数変換を説明する図である。尚、s=4より、各分配部12の出力信号は、シングルキャリア信号を取り出すために4回だけ使用できる。(b)の例で、1番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC2と、2番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC5とは、同一周波数であるため、所定の周波数のシングルキャリア信号を得るためには、同一の正弦波信号と乗算すればよく、また、1番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC3と、2番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC6と、3番目の分配部12の出力マルチキャリア信号のC9とは、同一周波数であるため、所定の周波数のシングルキャリア信号を得るためには、同一の正弦波信号と乗算すればよい。その他も同様であり、結局、C2、5と、C3、6、9と、C4、7、10、13と、C8、11、14と、C12、15には、それぞれ、1の局部発振器32を設ければ良く、残りのC1と、C16とを合わせて、2段目のミキサ22には、合計で7個の局部発振器32を設ければ良く、1段目の局部発振器31の4個と合わせ、合計で11個となり、従来技術の16個より減らすことができる。
(c)は、分配部11でm=3個に分配し、ミキサ21において、t=6、すなわち、1番目のマルチキャリア信号を基準として6キャリアに相当する周波数帯域ずつ移動した3つのマルチキャリア信号を得て、それぞれを分配部12の入力とし、分配部12においてs=6個に分配して、計18個のマルチキャリア信号を得る場合の周波数変換を説明する図である。尚、s=6より、各分配部12の出力信号は、シングルキャリア信号を取り出すために6回だけ使用できる。上述したのと同様の考え方により、2段目のミキサ22には、合計で6個の局部発振器32を設ければ良く、1段目の局部発振器31の3個と合わせ、合計で9個となり、従来技術の16個より減らすことができる。
キャリア数がnで、第1段目の分配数をmとする場合、例えば、第1段目の周波数変換が出力する各マルチキャリア信号の相対的なずれt及び第2段目の分配数sを、n/mを切り上げた整数とすると、必要な局部発振器31はm個で、局部発振器32はs個となる(図5の(a)及び(c))。また、mをnの平方根を切り上げ又は切り下げた整数とすると、必要な局部発振器31及び32の合計は、凡そnの平方根の2倍で最小となる(図5の(a))。しかし、それ以外の組み合せであっても従来技術より局部発振器数を削減可能である(図5の(b))。
図6は、実施形態1による局部発振器の削減効果を説明する図である。図6の横軸は、従来の周波数変換部7の重量・消費電力における局部発振器の占める割合であり、縦軸は、従来の周端数変換装置の重量・消費電力に対する本発明による周波数変換装置の割合を示す。例えば、従来の周波数変換装置の重量・消費電力における局部発振器の割合が半分を占めていれば、実施形態1の構成により約3割削減することが可能となる。
尚、図3において、m個の1段目のミキサ21と、ミキサ21に対応して設けられる1段目の局部発振器31が、1段目の周波数変換手段を構成し、n個の2段目のミキサ22と、n−m−1個以下の2段目の局部発振器32が2段目の周波数変換手段を構成し、1段目の分配部11が1段目の分配手段を構成し、m個の2段目の分配部12が2段目の分配手段を構成し、n個のフィルタ4がフィルタ手段を構成する。
図7は、本発明による周波数変換装置の第2実施形態のブロック図である。図3に示す第1実施形態と比較すると、1以上の1段目の局部発振器31を、ミキサ22での周波数変換のためにも使用する構成としたものである。これにより、必要な局部発振器の総数を、第1実施形態での局部発振器の総数より、ミキサ22に正弦波の供給を行う局部発振器31の数だけ減らすことが可能となる。
図8は、本発明による周波数変換装置の第3実施形態のブロック図である。図3に示す第1実施形態と比較すると、1段目のミキサ21と2段目の分配部12との間に、不要な周波数成分を除去するためにフィルタ4を設けている点で異なる。フィルタによりミキサ22での非線形性による他キャリアからの干渉成分を抑制でき、また、不要な信号成分の除去により扱う電力が小さくなるため消費電力の低減効果もある。尚、フィルタの配置位置は、図に示す1段目のミキサ21と2段目の分配部12との間以外にも、1段目の分配部11の後や、2段目の分配部12の後ろ、あるいは、それらの併用であっても良い。
図9は、本発明による周波数変換装置の第4実施形態のブロック図である。本実施形態は、図3に示す第1実施形態における2段目のミキサ22の後段に、更に、3段目の分配部13と、ミキサ23と、ミキサ23に正弦波信号を供給する局部発振器33を設けたものである。本構成は、キャリア数が増大して、第1実施形態の構成の動作帯域を超えてしまうような、周波数帯域の入力信号を処理する場合に有効となる。尚、ミキサ及び局部発振器から構成される分配して変換する構成の段数は3段以上であってもよい。
本実施形態では、m個の1段目のミキサ21からの信号に対して、分配部での分配後にミキサによる周波数変換を行う構成を多段接続して、最後段に位置するミキサは、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアが同一周波数となるn個のマルチキャリア信号を出力する。
以上、入力信号をマルチキャリア信号とし、同一搬送波周波数のシングルキャリア信号を出力する例で説明を行ってきたが、本発明による周波数変換装置は、可逆性が成り立つため、複数の同一搬送波周波数のシングルキャリア信号を、出力端子6側から入力して、周波数軸上で等間隔に配置された、1のマルチキャリア信号を入力端子5から取り出すことも可能である。
従来技術による周波数変換装置及び入出力信号を示す図である。 周波数変換部のブロック図である。 本発明による周波数変換装置の第1実施形態のブロック図である。 t=3とした場合のミキサが出力するマルチキャリア信号を示す図である。 本発明の周波数変換の過程を説明する図である。 実施形態1による局部発振器の削減効果を説明する図である。 本発明による周波数変換装置の第2実施形態のブロック図である。 本発明による周波数変換装置の第3実施形態のブロック図である。 本発明による周波数変換装置の第4実施形態のブロック図である。
符号の説明
1、11、12、13 分配部
2、21、22、23 ミキサ
3、31、32、33 局部発振器
4 フィルタ
5 入力端子
6 出力端子
7 周波数変換部

Claims (5)

  1. 搬送波周波数が等間隔で、キャリア数がn(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を入力端子から入力し、マルチキャリ信号の1番目からn番目のキャリアを、n個の同一搬送波周波数のシングルキャリア信号に変換して出力端子から出力する周波数変換装置であって、
    入力端子から入力される信号をm個(m<n:mは2以上の自然数)に分配して出力する第1の分配手段と、
    第1の分配手段からのm個の信号をそれぞれ周波数変換して出力する第1の周波数変換手段と、
    第1の周波数変換手段からのm個の信号それぞれを、s個(sはn/m以上の自然数)に分配して出力する第2の分配手段と、
    第2の分配手段からのs×m個の信号のうち、n個の信号をそれぞれ周波数変換して、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアの搬送波周波数がそれぞれ第1の周波数で同一である、n個のマルチキャリア信号を出力する第2の周波数変換手段と、
    所定の周波数帯域を通過帯域とし、第2の周波数変換手段からのn個の信号それぞれ濾波して出力端子に出力するフィルタ手段と、
    を有し、
    第1の周波数変換手段は、m個の第1のミキサと、各第1のミキサに対応して設けられ、対応する第1のミキサに周波数変換のための信号をそれぞれ供給するm個の第1の局部発振器とを備え、該m個の第1の局部発振器の発振周波数は、搬送波周波数の間隔のt倍(tは2以上、n−3以下の整数)ずつずらした値であり、
    第2の周波数変換手段は、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアのそれぞれに対応するn個の第2のミキサと、p個(pはn−m−1以の自然数)の第2の局部発振器とを備え、1つの第2の局部発振器と、1つ以上の第2のミキサとを組み合わせてp個のミキサ組が設けられており、各第2のミキサは、第2の分配手段からのs×m個の信号のうちのいずれか1つの信号を、同じミキサ組の第2の局部発振器からの信号で周波数変換して、対応するキャリアの搬送波周波数が前記第1の周波数であるマルチキャリア信号を出力し、第2のミキサが周波数変換する信号に含まれる、該第2のミキサに対応するキャリアの搬送波周波数は、同一ミキサ組内において総て同一であること、
    を特徴とする周波数変換装置。
  2. 1以上の第1の局部発振器が、第2のミキサにも周波数変換のための信号を供給することを特徴とする請求項1に記載の周波数変換装置。
  3. 第1の分配手段、第1の周波数変換手段及び/又は第2の分配手段は、その出力信号の不要周波数成分を除去する手段も備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の周波数変換装置。
  4. 搬送波周波数が等間隔で、キャリア数がn(nは2以上の自然数)のマルチキャリア信号を入力端子から入力し、マルチキャリ信号の1番目からn番目のキャリアを、n個の同一搬送波周波数のシングルキャリア信号に変換して出力端子から出力する周波数変換装置であって、
    入力端子から入力される信号をm個(m<n:mは2以上の自然数)に分配して出力する第1の分配手段と、
    第1の分配手段からのm個の信号をそれぞれ周波数変換して出力する第1の周波数変換手段と、
    第1の周波数変換手段からのm個の信号を入力とし、入力された信号それぞれを分配して周波数変換を行う構成を複数回繰り返して、マルチキャリア信号の1番目からn番目のキャリアの搬送波周波数がそれぞれ同一である、n個のマルチキャリア信号を出力する分配変換手段と、
    所定の周波数帯域を通過帯域とし、分配変換手段からのn個の信号をそれぞれ濾波して出力端子に出力するフィルタ手段と、
    を有し、
    第1の周波数変換手段は、m個の第1のミキサと、各第1のミキサに対応して設けられ、対応する第1のミキサに周波数変換のための信号をそれぞれ供給するm個の第1の局部発振器とを備え、該m個の第1の局部発振器の発振周波数は、搬送波周波数の間隔のt倍(tは2以上、n−3以下の整数)ずつずらした値であり、
    分配変換手段は、入力された信号をそれぞれ分配する第2の分配手段と、第2の分配手段からの信号を周波数変換して出力する第2のミキサと、第2のミキサに周波数変換のための信号を供給する第2の局部発振器とを含む構成を複数段接続したものであり、
    分配変換手段に含まれる総ての段の第2の局部発振器の合計はp個(pはn−m−1以下の自然数)であり、各段において、1つの第2の局部発振器と、1つ以上の第2のミキサとを組み合わせてミキサ組が設けられており、各第2のミキサは、同じ段の第2の分配手段からの信号のうちのいずれか1つの信号を、同じミキサ組の第2の局部発振器からの信号で周波数変換するものであること、
    を特徴とする周波数変換装置。
  5. 請求項1から4に記載の周波数変換装置による周波数変換方法であって、
    出力端子から、n以下のシングルキャリア信号を入力して、入力端子からマルチキャリア信号を出力することを特徴とする周波数変換方法。
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