JP4567242B2 - Construction machine swivel frame - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土砂等の掘削作業を行う油圧ショベル等に用いて好適な建設機械の旋回フレームに関し、特に、上部旋回体の旋回半径を小さくするようにした建設機械の旋回フレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成され、該作業装置を作動させることによって土砂等の掘削作業を行うものである。
【0003】
そして、このような油圧ショベルの上部旋回体は、下部走行体上に旋回輪を介して取付けられる旋回フレームと、該旋回フレームの前部左側に設けられ運転室を画成するキャブと、該キャブの後側に位置して前記旋回フレームに設けられ内部に原動機および油圧ポンプ等を収容した建屋カバーと、該建屋カバーの後側に位置して前記旋回フレームに設けられ前記作業装置に対する重量バランスをとるカウンタウエイトとにより構成されている。
【0004】
また、一般に標準機と呼ばれる中型の油圧ショベルは、骨組み構造をなす旋回フレームを有し、この旋回フレームは、下部走行体上に旋回輪を介して取付けられ前端側が作業装置用の取付ブラケット部となり後端側が前記カウンタウエイトを取付けるためのウエイト取付部となったセンタフレームと、該センタフレームの左,右両側に複数の張出ビームを介して溶接により接合され前,後方向に延びる左サイドフレーム,右サイドフレームとから構成されている(例えば、実開昭62−103867号公報等)。
【0005】
そして、このような標準機の旋回フレームは、センタフレームと左,右のサイドフレームとにより骨組み構造をなす構成としているため、頑丈な構造を有し剛性を高めることができる。しかし、その反面で前,後方向の寸法が長くなり、センタフレームのウエイト取付部に設けたカウンタウエイトが下部走行体の履帯から大きく張出すことになる。
【0006】
このため、標準機の油圧ショベルは、市街地等の作業スペースの狭い現場で掘削作業を行う場合に、上部旋回体を下部走行体上で旋回駆動すると、カウンタウエイトの後端側が周囲の障害物等に衝突する可能性が生じる。また、これによってオペレータの負担が増大することになり、市街地等の狭い現場で掘削作業を行うには不向きとされる傾向にある。
【0007】
一方、小型の油圧ショベルにあっては、小型の作業装置を採用し、この作業装置を折畳んだ状態ではカウンタウエイトと共に作業装置を、下部走行体の車幅内に収める構成とした所謂車幅内小旋回式油圧ショベルが知られている。また、作業性能を損なわないように作業装置は標準機に近いものを用い、カウンタウエイトをキャブ側に近付けるようにして旋回フレームの前,後方向寸法(全長)を短くした所謂後方小旋回式油圧ショベルも知られている(例えば、特開2000−257114号公報等)。
【0008】
そして、このような小旋回式油圧ショベルは、上部旋回体の旋回フレームを、比較的厚い鋼板等を用いて略円板状に形成した底板と、該底板上に立設され前,後方向に延びた左,右の縦板とにより構成し、該各縦板の前部側には作業装置用の取付ブラケット部を一体に設ける構成としている。
【0009】
また、前記底板の後部側には、予め一定の曲率で円弧状に湾曲させて形成したカウンタウエイトを底板に取付ける構成としている。そして、この場合のカウンタウエイトは、例えば下部走行体の車幅に対して約1.2倍(120%)以内の円内に収容できるようにし、市街地等の狭い作業現場にあっても、上部旋回体の旋回動作時にカウンタウエイトの後端側が周囲の障害物に接触するのを避ける構成としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による小旋回式油圧ショベルは、旋回フレームの前部左側に設けるキャブを、後端側に設けるカウンタウエイトと共に下部走行体の車幅に対し、例えば1.2倍以内の円内に収めるため、キャブとしては所謂ラウンドキャブ(前部左側が円弧状に湾曲したキャブ)を採用し、旋回フレームの底板も前記円の内側に収まるように略円板状をなす構成としている。
【0011】
このため、従来技術の小旋回式油圧ショベルは、狭い作業現場等でも上部旋回体の旋回時にキャブの前側角部、カウンタウエイトの後端側が周囲の障害物に接触するのを避けることができ、オペレータの負担を軽減できるという利点があるものの、下記のような欠点がある。
【0012】
即ち、上部旋回体の旋回フレームを、1枚の鋼板からなる略円板状の底板を用いて形成しているので、1枚板からなる底板は旋回フレーム全体の強度を保つ上で板厚の厚い鋼板を用いる必要があり、これによってフレーム全体の重量が増加し、材料費も嵩むという問題がある。
【0013】
また、1枚板からなる底板の外周縁側には別体のバンパーを取付け、油圧ショベルの外観形状を高める等の対策を施している。しかし、このバンパーはプレス成形品であるために強度が低く、バンパーを底板に取付けるため別途取付ブラケットを追加して設ける必要が生じる等の問題がある。
【0014】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、骨組み構造をなすフレームとすることにより、センタフレームの底板等を薄肉の板材で形成でき、全体の重量を軽減してコストを低減できると共に、キャブも含めて上部旋回体の旋回半径を確実に小さくすることができ、狭い作業現場でもオペレータの負担を軽減できるようにした建設機械の旋回フレームを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明による建設機械の旋回フレームは、下部走行体上に旋回可能に搭載され前部側に作業装置が俯仰動可能に取付けられ後部側にはカウンタウエイトが取付けられるセンタフレームと、該センタフレームの左側に設けられ前,後方向に延びる左サイドフレームと、前記センタフレームの右側に設けられ前,後方向に延びる右サイドフレームとを備え、前記左サイドフレームと右サイドフレームのうち一方のサイドフレームは、キャブを下側から支持するためにキャブ支持用の前フレームとキャブ支持用の後フレームとを介して前記センタフレームに接合しているものである。
【0016】
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記センタフレームは、前,後方向に所定の長さ寸法をもって延びた底板と、該底板に立設され前部側に前記作業装置が俯仰動可能にピン結合される取付ブラケット部を有する左,右の縦板とから形成され、前記キャブを下側から支持する前記一方のサイドフレームは、前,後方向に直線状に延び、その後端部が前記後フレームにより前記センタフレームに接合されるストレート筒部と、該ストレート筒部の前側に位置し予め決められた旋回半径Rの円内に収めるため円弧状に湾曲した湾曲筒部とからなる中空のフレーム材により形成され、前記前フレームと後フレームとの間に位置して前記一方のサイドフレームと前記センタフレームの前記底板との間を渡し板により接合する構成としたことにある。
【0017】
このように構成することにより、例えばキャブの左側前部を旋回半径Rの円内に収めるように湾曲させた所謂ラウンドキャブを採用した場合に、このラウンドキャブに合わせてサイドフレームの前部側を、円弧状に湾曲した湾曲筒部として曲げることができ、上部旋回体の旋回半径Rを小さくできると共に、カウンタウエイトおよびキャブを含めて旋回フレーム全体を旋回半径Rの円内に収めることができる。そして、旋回フレームをセンタフレームと左サイドフレーム,右サイドフレームとにより骨組み構造に形成でき、旋回フレームの小型、軽量化を図ることができる。
【0018】
しかも、サイドフレームは、前,後方向に直線状に延び、その後端部が前記後フレームにより前記センタフレームに接合されるストレート筒部と、該ストレート筒部の前側に位置し予め決められた旋回半径Rの円内に収めるため円弧状に湾曲した湾曲筒部とからなる中空のフレーム材により形成され、前記前フレームと後フレームとの間に位置して前記一方のサイドフレームと前記センタフレームの前記底板との間を渡し板により接合する構成としている。これにより、例えば断面D字形のD形フレームを中空のフレーム材として用いることができ、この中空のフレーム材からなるサイドフレームをラウンドキャブに合わせて円弧状に湾曲した形状に形成できる。
【0019】
また、請求項2の発明によると、一方のサイドフレームは湾曲筒部がキャブ支持用の前フレームに接合される構成としている。これにより、前記サイドフレームの前部側に位置する湾曲筒部をラウンドキャブに合わせて湾曲させ、旋回半径Rの円内に収めることができる。
【0020】
一方、請求項3の発明は、キャブ支持用の前フレームと一方のサイドフレームとの接合部には、両者の端部に嵌合して溶接される溶接継手部材を設ける構成としている。この場合には、溶接継手部材の両端側をキャブ支持用の前フレームと前記サイドフレームとにそれぞれ嵌合した状態で、両者の間を溶接継手部材の上から溶接することにより高強度に接合することができる。
【0021】
また、請求項4の発明によると、キャブ支持用の前フレームはキャブ支持用の後フレームよりも短尺に形成してなる構成としている。
【0022】
これにより、ラウンドキャブの形状に合わせてキャブ支持用の前フレームをキャブ支持用の後フレームよりも短く形成でき、これらの前,後フレームの寸法差分だけ一方のサイドフレームのフレーム材を曲げ加工した状態で、フレーム材の前側と後側をそれぞれキャブ支持用の前フレームと後フレームとに接合することができる。
【0023】
そして、請求項5の発明は、サイドフレームを単一のフレーム材により構成している。これにより、サイドフレームを単一のフレーム材を用いて形成することができる。
【0024】
また、請求項6の発明によると、一方のサイドフレームは、キャブ支持用の後フレームに接合され前,後方向に直線状に延びた前記ストレート筒部を構成する第1のフレーム材と、該第1のフレーム材の前端側に接合され円弧状に湾曲して前側へと延びた前記湾曲筒部を構成する第2のフレーム材と、該第2のフレーム材の前端側をキャブ支持用の前フレームに連結するため該キャブ支持ビームと第2のフレーム材との間に設けられ該第2のフレーム材よりも大なる曲率で湾曲した第3のフレーム材とから構成している。
【0025】
この場合には、第1,第2,第3のフレーム材を前,後方向等で互いに接合することにより一方のサイドフレームを形成でき、第2のフレーム材の前端側は大なる曲率で湾曲した第3のフレーム材を用いてキャブ支持用の前フレームに接合することができる。
【0026】
さらに、請求項7の発明によると、一方のサイドフレームとキャブ支持用の前フレームとを単一のフレーム材を用いて一体形成する構成としている。これにより、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとを単一のフレーム材を用いて形成することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械の旋回フレームを、小旋回式油圧ショベルの旋回フレームとして用いた場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0028】
ここで、図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は油圧ショベルの下部走行体で、該下部走行体1は、図2に示す如く左,右の履帯1A,1Aを走行用の油圧モータ(図示せず)等で駆動することにより、作業現場等を路上走行するものである。そして、下部走行体1は履帯1A,1A間が車幅Wなる寸法をもって構成されている。
【0029】
2は該下部走行体1上に旋回輪3等を介して旋回可能に搭載された上部旋回体で、該上部旋回体2は、後述の旋回フレーム11と、図2に示す如く旋回フレーム11の前部左側に搭載され、運転室を画成するキャブ4と、該キャブ4の後側に位置して旋回フレーム11に設けられ、内部に原動機および油圧ポンプ(図示せず)等を収容した建屋カバー5と、該建屋カバー5の後側に位置して旋回フレーム11に設けられ、後述の作業装置10に対する重量バランスをとるカウンタウエイト6とにより構成されている。
【0030】
ここで、キャブ4は、図1、図2に示すように前部左側にドア4Aが開閉可能に設けられ、このドア4Aと周囲のドア枠部4B等が前側へと斜めに傾いて円弧状に湾曲した所謂ラウンドキャブとして形成されている。そして、このキャブ4はドア4Aおよびドア枠部4B等を、上部旋回体2の旋回中心Oに対して旋回半径Rの仮想円7内に収める構成となっている。
【0031】
また、カウンタウエイト6についても、図2に示すように後面側が円弧形状をなして形成され、旋回半径Rの仮想円7内に収める構成となっている。そして、この場合の旋回半径Rは、下部走行体1の車幅Wに対して、下記の数1の式を満たす関係に設定されている。
【0032】
【数1】
D=(2×R)≦(1.2×W)
【0033】
即ち、旋回半径Rの仮想円7は、下部走行体1の車幅Wに対して1.2倍(120%)以内の直径Dを有し、上部旋回体2はキャブ4およびカウンタウエイト6を、このような仮想円7内に収めることにより、所謂小旋回式の油圧ショベルを実現しているものである。
【0034】
また、上部旋回体2には、図2に示すように作業装置10を挟んでキャブ4とは反対側となる右側部位に燃料タンク8、作動油タンク9等が配置され、これら燃料タンク8、作動油タンク9等も旋回半径Rの仮想円7内に収納されているものである。
【0035】
10は上部旋回体2の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置で、該作業装置10はブーム10A、アームおよびバケット(いずれも図示せず)等からなり、このバケットによって土砂等の掘削作業を行うものである。そして、作業装置10のブーム10Aは、基端側が後述する縦板14,15の取付ブラケット部14A,15A間に回動可能に取付けられ、ブームシリンダ10Bにより上,下に俯仰動されるものである。
【0036】
また、作業装置10は、図1に示すブーム10Aを上向きに大きく仰動させた状態で、前記アームおよびバケットを折り畳むように回動させることにより小旋回姿勢となり、この小旋回姿勢では図2に示す旋回半径Rの仮想円7内に収められるものである。
【0037】
なお、作業装置10のブーム10Aが取付けられる後述の縦板14,15は、図2に示すように上部旋回体2の旋回中心Oに対して一定寸法だけ右側にオフセットした位置に配設されている。これにより、ラウンドキャブからなるキャブ4は、上部旋回体2の左側前部に大きな取付スペースをもって配設され、キャブ4内のオペレータに対する居住性や操作性を高める構成となっている。
【0038】
11は上部旋回体2のフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム11は、図3、図4に示すように中央部に位置して前,後方向に延びる後述のセンタフレーム12と、後述の左サイドフレーム21、右サイドフレーム30等とから構成されている。
【0039】
そして、これらのセンタフレーム12、左サイドフレーム21および右サイドフレーム30はそれぞれ骨組み構造をなすことにより、旋回フレーム11を軽量化しつつ十分な剛性を確保できるものである。また、旋回フレーム11は、左サイドフレーム21を後述の如く円弧状に湾曲した形状とすることにより、全体が図3に示す旋回半径Rの仮想円7内に収められるものである。
【0040】
12は旋回フレーム11の中央部分を構成するセンタフレームで、該センタフレーム12は、厚肉の鋼板等から図3、図4に示す如く略長方形状に形成され、前,後方向に所定の長さ寸法をもって延びた底板13と、該底板13の上面側に溶接手段を用いて立設され、底板13に対応する長さ寸法をもって前,後方向に延びた左,右の縦板14,15とにより構成されている。
【0041】
そして、これらの縦板14,15の前部側は、作業装置10のブーム10Aが俯仰動可能にピン結合される取付ブラケット部14A,15Aとなり、これらの取付ブラケット部14A,15A間には、該取付ブラケット部14A,15Aの曲げ強度等を高めるために補強板16等が溶接により接合されている。
【0042】
また、縦板14,15の前部側には補強板16の前面側に位置してシリンダ用のブラケット部14B,15Bが設けられ、これらのブラケット部14B,15Bには、図1に示すブームシリンダ10Bの基端側が回動可能にピン結合されるものである。
【0043】
17,18は縦板14,15の後部側に設けられた左,右のウエイト取付部を示し、該ウエイト取付部17,18は、取付ブラケット部14A,15Aよりも後側に位置する縦板14,15の後部上面側に溶接して設けられたフランジ板17A,18A等を含んで構成されている。そして、ウエイト取付部17,18は、縦板14,15の後端側まで延びるフランジ板17A,18Aにより、縦板14,15の後端側で底板13と共に断面I字状(Iフランジ構造)をなし、高い剛性をもって形成されている。
【0044】
そして、これらのウエイト取付部17,18には、図1、図2に示したカウンタウエイト6が上側から載置され、この状態でカウンタウエイト6は、ボルト等を用いてウエイト取付部17,18に対し着脱可能に取付けられるものである。また、縦板14,15の後端側には底板13上に位置して補強板19が接合され、該補強板19はウエイト取付部17,18間を強固に連結するものである。
【0045】
20,20,…は縦板14,15間に位置して底板13の後部側に設けられたエンジンマウントで、該各エンジンマウント20は、図3に示すように合計4個配設されている。そして、図2に示す建屋カバー5内に収容されるディーゼルエンジン等の原動機(図示せず)は、縦板14,15上のフランジ板17A,18Aを左,右方向に跨ぐように配設され、その下面側が各エンジンマウント20上にボルト等を用いて固定されるものである。
【0046】
21は旋回フレーム11の一部を構成する左サイドフレームで、該左サイドフレーム21は、図3、図4に示すようにセンタフレーム12の左側に後述するキャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27等を介して設けられ、これらの前フレーム22および後フレーム27と共にキャブ4を下側から支持するものである。
【0047】
ここで、左サイドフレーム21は、図6に示すキャブ支持用の前フレーム22と同様に、中空のフレーム材(例えば、断面D字形のD形フレーム、断面三角形または逆三角形の角形フレーム、断面四角形の角形フレーム等)を用いて形成され、図3に示すように前,後方向に直線状に延びる後部側のストレート筒部21Aと、該ストレート筒部21Aの前側に位置し前記仮想円7の径方向内側へと円弧状に湾曲した湾曲筒部21Bと、該湾曲筒部21Bの前端側に一体形成された連結筒部21Cとにより構成されている。
【0048】
そして、左サイドフレーム21の連結筒部21Cは、湾曲筒部21Bの前端側をキャブ支持用の前フレーム22の端部側に向けて略L字状に屈曲させることにより形成され、前フレーム22の端部に対し突合わせた状態で後述の接合部23により結合されている。
【0049】
22は左サイドフレーム21の連結筒部21Cに接合部23を介して接合された張出ビームとしてのキャブ支持用の前フレームで、該キャブ支持用の前フレーム22は、図6に例示するように断面D字形の中空フレーム材を用いて形成され、キャブ4の前部下側に位置して左,右方向に延びるものである。
【0050】
そして、キャブ支持用の前フレーム22の右端側には、センタフレーム12の縦板14に沿って後方へと延びる連結アーム24が一体に設けられ、該連結アーム24によりキャブ支持用の前フレーム22は、センタフレーム12の底板13と縦板14の前部側とに溶接等の手段を用いて固着されている。
【0051】
25は左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレーム22との接合部23に設けられた溶接継手部材としての継手筒で、該継手筒25は、図5、図6に示すように例えば断面D字形の短尺筒体として形成され、その一端側は左サイドフレーム21の連結筒部21C内に嵌合して溶接等により固定されている。
【0052】
また、継手筒25は、他端側が連結筒部21Cから一定長さをもって突出し、この突出端側は前フレーム22の端部内周に対し図6に示す矢印の方向に嵌合される。そして、継手筒25を嵌合した状態で連結筒部21Cと前フレーム22との衝合端側を突合わせ溶接することにより接合部23を形成し、この接合部23によって左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレーム22とは一体に接合されるものである。
【0053】
26はキャブ支持用の前フレーム22と後フレーム27との間に位置して左サイドフレーム21に設けられた渡し板で、該渡し板26は一端側(左端側)が左サイドフレーム21に接合され、他端側(右端側)がセンタフレーム12の底板13に接合されている。
【0054】
27は左サイドフレーム21のストレート筒部21Aをセンタフレーム12に接合する張出ビームとしてのキャブ支持用の後フレームで、該キャブ支持用の後フレーム27は、例えば平板状の鋼板を略コ字形状にプレス成形することにより形成され、ストレート筒部21Aの後端側をセンタフレーム12の底板13と縦板14とに溶接により接合するものである。
【0055】
また、キャブ支持用の後フレーム27はキャブ支持用の前フレーム22と平行に左,右方向に延び、そのフレーム長さは、前フレーム22の方が後フレーム27よりも短くなっている。そして、左サイドフレーム21は、キャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27の寸法差(フレーム長さの差)分だけ円弧状に湾曲されているものである。
【0056】
また、これらのキャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27のうち前フレーム22には、左,右に離間して前側のキャブマウント28A,28Bが設けられ、後フレーム27には、左,右に離間して後側のキャブマウント28C,28Dが設けられている。そして、これらのキャブマウント28A,28B,28C,28D上には、図1、図2に示すキャブ4が防振ゴム(図示せず)等を介して搭載されるものである。
【0057】
29は左サイドフレーム21の後方に位置してキャブ支持用の後フレーム27とセンタフレーム12との間に設けられた左後部プレートで、該左後部プレート29は、後述の右後部プレート36と共に図1、図2に示す建屋カバー5を下側から支持するものである。
【0058】
30はセンタフレーム12の右側に後述の張出ビーム31,32,33を介して設けられた右サイドフレームで、該右サイドフレーム30は、例えば断面D字形状をなす中空のフレーム材を用いて形成され、図3、図4に示す如く旋回フレーム11の右側に位置して前,後方向に延びるものである。
【0059】
31,32,33は右サイドフレーム30をセンタフレーム12に接合した3本の張出ビームで、該張出ビーム31〜33は、右サイドフレーム30とセンタフレーム12との間を前,後に離間して左,右方向に延びている。そして、前側の張出ビーム31には、連結板34と乗降用のステップ35とが溶接により接合され、張出ビーム31は連結板34を介してセンタフレーム12の底板13と縦板15とに接合されている。
【0060】
また、中間の張出ビーム32および後側の張出ビーム33も、右サイドフレーム30とセンタフレーム12の底板13、縦板15との間に溶接により接合され、これらの張出ビーム32,33上には、図2に示す燃料タンク8、作動油タンク9等がボルト等を用いて設置されるものである。
【0061】
36は右サイドフレーム30の後方に位置して張出ビーム33とセンタフレーム12との間に設けられた右後部プレートで、該右後部プレート36は、左後部プレート29と共に旋回フレーム11の後部側に位置し、図1、図2に示す建屋カバー5を下側から支持するものである。
【0062】
本実施の形態による後方小旋回式油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、次に、旋回フレーム11の組立方法について説明する。
【0063】
まず、センタフレーム12の組立工程では、図4に示す如く厚肉の鋼板等から略長方形状に形成された底板13に対して、その上面側に左,右の縦板14,15をそれぞれ溶接し、該縦板14,15の前部側には、作業装置10のブーム10Aをピン結合するための取付ブラケット部14A,15Aを溶接手段等により設ける。
【0064】
この場合、これらの取付ブラケット部14A,15A間には補強板16等を溶接し、該取付ブラケット部14A,15Aの曲げ強度等を高めるようにする。また、縦板14,15の前部側には補強板16の前面側に位置してシリンダ用のブラケット部14B,15Bが設けられ、これらのブラケット部14B,15Bには、図1に示すブームシリンダ10Bの基端側を回動可能にピン結合できるようにする。
【0065】
また、縦板14,15の後部側には、取付ブラケット部14A,15Aよりも後側に位置する部分にフランジ板17A,18Aを溶接し、該フランジ板17A,18Aを縦板14,15の後端側まで延ばすことにより、縦板14,15の後端側に断面I字状(Iフランジ構造)をなすウエイト取付部17,18を設ける。さらに、縦板14,15の後端側には底板13上に位置して補強板19を溶接し、該補強板19によりウエイト取付部17,18間を強固に連結しておく。
【0066】
一方、左サイドフレーム21を組立てる左サイドフレーム組立工程は、前記センタフレーム12とは異なる組立ラインを用いて行うものである。この場合、左サイドフレーム21としては、図3、図4に示すように円弧状に湾曲した中空のフレーム材を用いる。
【0067】
そして、左サイドフレーム21の前端側に位置する連結筒部21Cには、図6に示す如く継手筒25の一端側を予め嵌合して溶接等により固定し、この状態で継手筒25の他端側をキャブ支持用の前フレーム22の端部に嵌合する。次に、継手筒25が嵌合された連結筒部21Cと前フレーム22との衝合端側を突合わせ溶接することにより接合部23を形成し、この接合部23によって左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレーム22とを一体に接合する。
【0068】
また、左サイドフレーム21の後端側にはキャブ支持用の後フレーム27と左後部プレート29とを溶接し、左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレーム22、後フレーム27等とによりキャブ4を下側から支持するキャブ支持体を構成する。そして、このキャブ支持体の前,後、左,右に位置する角隅側にはキャブ4用のキャブマウント28A,28B,28C,28Dを溶接等により設けるようにする。
【0069】
一方、右サイドフレーム30を組立てる右サイドフレーム組立工程も、前記センタフレーム12、サイドフレーム21とは異なる組立ラインを用いて行う。この場合、右サイドフレーム30には、その前端側に前側の張出ビーム31を溶接して設け、該張出ビーム31には連結板34と乗降用のステップ35等とを溶接により接合する。また、サイドフレーム30の中間部には張出ビーム32を溶接し、後端部側には後側の張出ビーム33と右後部プレート36とを溶接する。
【0070】
次に、フレーム組合せ工程では、例えばセンタフレーム12の組立ライン等に前述の如く組立てられた左サイドフレーム21、右サイドフレーム30を搬送して、これらのサイドフレーム21,30を、図4に示す如くセンタフレーム12の左,右両側に組合せるようにする。
【0071】
そして、左サイドフレーム21にキャブ支持用の前フレーム22を介して設けた連結アーム24と、キャブ支持用の後フレーム27および左後部プレート29等とを、センタフレーム12の底板13と縦板14とに溶接することにより、これらをセンタフレーム12に対して一体に接合する。
【0072】
また、右サイドフレーム21についても、図4に示す如く張出ビーム31,32,33、右後部プレート36等をセンタフレーム12の底板13と縦板15とに溶接することにより、センタフレーム12に対して一体に接合する。
【0073】
かくして、本実施の形態による旋回フレーム11は、センタフレーム12と左サイドフレーム21、右サイドフレーム30とにより骨組み構造をなして組立てられ、サイドフレーム21,30等は筒状の中空フレーム材を用いているので、従来技術で述べた旋回フレームのように1枚の底板を用いて全体の強度を確保する必要がなくなる。
【0074】
そして、旋回フレーム11全体の軽量化を図ることができると共に、骨組み構造を用いることにより、旋回フレーム11全体の強度を効率的に高めることができる。また、旋回フレーム11全体の材料費も削減でき、コストダウンも図ることができる。
【0075】
また、このように組立てた旋回フレーム11を用いて、図1ないし図3に示す如く小旋回式の油圧ショベルを製造することができる。そして、当該油圧ショベルは、旋回フレーム11の後端側にウエイト取付部17,18を介して搭載したカウンタウエイト6を、図2に示すように直径Dが車幅Wの1.2倍以内となる旋回半径Rの仮想円7内に収めることができる。
【0076】
また、左サイドフレーム21については、図3に示すように後部側のストレート筒部21Aと、円弧状に湾曲した湾曲筒部21Bおよび連結筒部21Cとにより構成し、該連結筒部21Cをキャブ支持用の前フレーム22に対し突合わせた状態で接合部23により結合している。
【0077】
このため、所謂ラウンドキャブからなるキャブ4に合わせて左サイドフレーム21の前部側を湾曲させ、上部旋回体2全体の旋回半径Rを小さくできると共に、キャブ4およびカウンタウエイト6を含めて旋回フレーム11全体を旋回半径Rの仮想円7内に収めることができる。
【0078】
これにより、市街地等の狭い作業現場にあっても、キャブ4内のオペレータは上部旋回体2の旋回操作時に、カウンタウエイト6の後端側が周囲の障害物等に衝突する可能性を確実に減らすことができ、キャブ4の後方側に位置するカウンタウエイト6に対して特別な注意を払う必要がなくなる。
【0079】
さらに、左サイドフレーム21の連結筒部21Cとキャブ支持用の前フレーム22との接合部23には、両者の端部に嵌合して溶接される継手筒25を設けているので、左サイドフレーム21とキャブ支持用の前フレーム22との接合強度を継手筒25により向上でき、両者の間を接合部23により十分な強度をもって一体化することができる。
【0080】
従って、本実施の形態によれば、旋回フレーム11のセンタフレーム12と左サイドフレーム21、右サイドフレーム30とを別々に独立して組立てることにより、旋回フレーム11全体の組立作業を効率的に行うことができ、作業性を向上できる。
【0081】
また、左サイドフレーム21は円弧状に湾曲した中空のフレーム材で形成し、この上にラウンドキャブからなるキャブ4を設置できると共に、旋回フレーム11の全長寸法を短くして上部旋回体2の旋回半径Rを小さくすることができ、キャブ4と共にカウンタウエイト6の後端側を車幅Wに対し1.2倍以内の仮想円7内に収めることができる。
【0082】
これにより、狭い作業現場で上部旋回体2を旋回動作させるときでも、ラウンドキャブからなるキャブ4と共にカウンタウエイト6が周囲の障害物等に接触するのを容易に防止でき、旋回操作時等におけるオペレータの負担を確実に軽減することができる。
【0083】
また、小旋回式油圧ショベルの旋回フレーム11にも、例えば中空のD形フレームからなる左サイドフレーム21、右サイドフレーム30を用いることによって、センタフレーム12の底板13を小型、軽量化でき、図3に示す旋回輪3の外径よりも僅かに大きい幅寸法をもって底板13を形成できる。
【0084】
このため、センタフレーム12の底板13を、旋回輪3に対して取付可能な範囲まで小さくできると共に、左サイドフレーム21、右サイドフレーム30は梁構造にして軽量化を図ることができ、旋回フレーム11全体の重量を軽減してコストの削減化も図ることができる。
【0085】
次に、図7ないし図9は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0086】
しかし、本実施の形態の特徴は、左サイドフレーム41を、キャブ支持用の後フレーム27に接合され前,後方向に直線状に延びたストレート筒部を構成する第1のフレーム材42と、該第1のフレーム材42の前端側に接合部43の位置で接合され円弧状に湾曲して前側へと延びた湾曲筒部を構成する第2のフレーム材44と、該第2のフレーム材44よりも大なる曲率で湾曲した第3のフレーム材としての連結部材45とにより3つの部材から構成したことにある。
【0087】
ここで、これらの第1,第2のフレーム材42,44および連結部材45も、第1の実施の形態で述べた左サイドフレーム21と同様に中空筒体として形成されている。この場合、第2のフレーム材44は、図9に示すように予め円弧状に湾曲させた断面C字状、D字状または略コ字形状をなす曲げ板44Aと、平板状の板材を円弧状に湾曲させて形成した合せ板44Bとを矢印の方向で互いに重ね合わせ、これらの曲げ板44Aと合せ板44Bとを中空筒体として組合わせ溶接することにより構成されている。
【0088】
また、フレーム材44の前端側は、図8に示すように接合部46により連結部材45に突合わせ溶接されている。そして、連結部材45は、フレーム材44に対して略L字状に屈曲した状態で該フレーム材44をキャブ支持用の前フレーム22に連結するため接合部47によりキャブ支持用の前フレーム22の端部に突合わせ溶接されている。
【0089】
一方、フレーム材42,44間の接合部43には溶接継手部材としての継手筒48が設けられ、フレーム材44と連結部材45との間の接合部46には継手筒49が設けられている。また、連結部材45とキャブ支持用の前フレーム22との間にも継手筒50が設けられ、これらの継手筒48,49,50は、第1の実施の形態で述べた継手筒25とほぼ同様に構成されるものである。
【0090】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施の形態では、左サイドフレーム41を第1,第2のフレーム材42,44と連結部材45との3部材に分割する構成としているので、例えば第1のフレーム材42には従来技術と同様の中空フレーム材を用いることができる。
【0091】
そして、第2のフレーム材44は、例えば予め円弧状に湾曲させた2枚の板材(例えば、図9に示す曲げ板44Aと合せ板44B)を、後加工で中空筒体として組合わせ溶接することによって形成でき、第2のフレーム材44の製作を容易に行うことができる。また、連結部材45についても、第2のフレーム材44と同様に形成でき、中空筒体を後加工で強制的に曲げ加工する必要がなくなる。
【0092】
また、継手筒48をフレーム材42,44間に嵌合した状態でフレーム材42,44の衝合端側を突合わせ溶接することにより接合部43を形成でき、他の接合部46,47についても、継手筒49,50を用いて突合わせ溶接を行うことにより良好に形成することができる。
【0093】
なお、前記第2の実施の形態では、第2のフレーム材44は、曲げ板44Aと合せ板44Bとからなる2枚の板材を、後加工で中空筒体として組合わせ溶接することにより形成するものとして述べたが、これに替えて、例えば第1の実施の形態で述べた左サイドフレーム21と同様に、直線状に延びる中空筒体を後加工で円弧状に曲げる構成としてもよい。
【0094】
次に、図10は本発明の第3の実施の形態を示し、本実施の形態では第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、左サイドフレーム61をキャブ支持用の前フレーム62と一緒にフレーム材63を用いて形成する構成としたことにある。
【0095】
ここで、フレーム材63は、第1の実施の形態で述べた左サイドフレーム21とほぼ同様に中空フレーム材を用いて形成され、その長さ方向途中部分が図10に示めすように湾曲部63Aとなっている。そして、フレーム材63は湾曲部63Aよりも後方に延びた一側部分63Bが左サイドフレーム61の一部を構成している。また、フレーム材63は、湾曲部63Aの位置からキャブマウント28Bの位置に向けて右方向に延びる他側部分63Cが前フレーム62の一部を構成している。
【0096】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施の形態では、左サイドフレーム61とキャブ支持用の前フレーム62とをフレーム材63を用いて連結する構成としているので、フレーム材63の一側部分63Bにより左サイドフレーム61の一部を構成でき、フレーム材63の他側部分63Cにより前フレーム62の一部を構成することができる。
【0097】
なお、前記第3の実施の形態では、左サイドフレーム61とキャブ支持用の前フレーム62とをフレーム材63を用いて連結するものとして述べたが、これに替えて、単一のフレーム材を用いて左サイドフレーム61とキャブ支持用の前フレーム62とを一体形成する構成としてもよい。
【0098】
また、前記第1の実施の形態では、左サイドフレーム21を単一のフレーム材により形成するものとして述べたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば2つ以上の部材を用いて左サイドフレームを構成してもよい。そして、左サイドフレームを2部材で構成する場合には、例えば第2の実施の形態で述べた第1,第2のフレーム材42,44を同一部材で形成し、連結部材45を別部材とする構成としてもよい。
【0099】
また、前記各実施の形態では、建設機械として小旋回式油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の油圧ショベルまたは油圧クレーン等の上部旋回体を備えた建設機械の旋回フレームに適用してもよく、旋回フレーム全体を車幅の1.2倍(120%)以内の仮想円内に収める型式とした小旋回式の建設機械であれば、種々の建設機械にも適用できるものである。
【0100】
また、前記各実施の形態では、キャブ4の左側前部(ドア4A等)を旋回半径Rの仮想円7内に収めるように湾曲させた所謂ラウンドキャブを用いる場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば標準機と呼ばれる中型の建設機械とほぼ同様のキャブを旋回フレーム11のキャブ支持用の前フレーム22(62)、後フレーム27等の上に搭載してもよい。
【0101】
さらに、キャブとしては必ずしも乗降用のドアが設けられた形式のものに限らず、例えば運転席の上方を部分的に覆うようにしたキャノピーと呼ばれる形式のものを採用してもよいことは勿論である。
【0102】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1に記載の発明によれば、キャブを下側から支持する一方のサイドフレームを、前,後方向に直線状に延び、その後端部が後フレームにより前記センタフレームに接合されるストレート筒部と、該ストレート筒部の前側に位置し予め決められた旋回半径Rの円内に収めるため円弧状に湾曲した湾曲筒部とからなる中空のフレーム材により形成され、前フレームと後フレームとの間に位置して前記一方のサイドフレームと前記センタフレームの前記底板との間を渡し板により接合する構成としたので、例えばキャブの左側前部を旋回半径Rの円内に収めるように湾曲させた所謂ラウンドキャブを採用した場合に、このラウンドキャブに合わせてサイドフレームの前部側を曲げることができ、上部旋回体の旋回半径Rを小さくできると共に、カウンタウエイトおよびキャブを含めて旋回フレーム全体を旋回半径Rの円内に収めることができ、狭い作業現場でもオペレータの負担を軽減できる。そして、旋回フレームをセンタフレームと左サイドフレーム,右サイドフレームとにより骨組み構造に形成でき、旋回フレームの小型、軽量化を図ることができる。
【0103】
しかも、前記サイドフレームは中空のフレーム材を円弧状に湾曲させることにより形成しているので、例えば中空のフレーム材をラウンドキャブに合わせて円弧状に湾曲させてサイドフレームを形成でき、上部旋回体の旋回半径Rを小さくすることができる。
【0104】
また、請求項2に記載の発明によると、一方のサイドフレームはキャブ支持用の前フレームに接合される構成としているので、前記サイドフレームの前部側をラウンドキャブに合わせて湾曲させて旋回半径Rの円内に収めることができ、上部旋回体の旋回半径Rを小さくできる。
【0105】
一方、請求項3に記載の発明は、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとの接合部には、両者の端部に嵌合して溶接される溶接継手部材を設ける構成としているので、溶接継手部材の両端側をキャブ支持用の前フレームと一方のサイドフレームとにそれぞれ嵌合した状態で両者を突合わせ溶接して結合でき、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとを溶接等の手段により高強度に接合することができる。
【0106】
また、請求項4に記載の発明によると、キャブ支持用の前フレームは後フレームよりも短尺に形成する構成としているので、ラウンドキャブの形状に合わせてキャブ支持用の前フレームを後フレームよりも短く形成し、これらの前フレームと後フレームとの寸法差分だけ一方のサイドフレームのフレーム材を円弧状に湾曲させた状態で、フレーム材の前側と後側をそれぞれ前フレームと後フレームとに接合することができる。
【0107】
そして、請求項5に記載の発明は、一方のサイドフレームを単一のフレーム材により構成しているので、サイドフレームを単一のフレーム材を用いて形成でき、サイドフレームの強度を高めることができる。
【0108】
また、請求項6に記載の発明は、一方のサイドフレームを、前,後方向に直線状に延びた第1のフレーム材と、円弧状に湾曲して前側へと延びた第2のフレーム材と、該第2のフレーム材の前端側をキャブ支持用の前フレームに連結する第3のフレームとにより構成しているため、第1,第2,第3のフレーム材を前,後方向等で互いに接合することによりサイドフレームを形成でき、第2のフレーム材の前端側は大なる曲率で湾曲した第3のフレーム材を用いてキャブ支持用の前フレームに接合することができる。そして、このサイドフレームを3部材で構成することにより、各部材の製作、加工を容易に行うことができる。
【0109】
さらに、請求項7に記載の発明によると、一方のサイドフレームとキャブ支持用の前フレームとは単一のフレーム材を用いて一体形成する構成としているので、キャブ支持用の前フレームとサイドフレームとを単一のフレーム材を用いて高強度に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による旋回フレームが適用された小旋回式油圧ショベルを示す外観図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルの平面図である。
【図3】図1に示す旋回フレームの平面図である。
【図4】図3に示す旋回フレームの斜視図である。
【図5】図3中の左サイドフレームとキャブ支持用の前フレームとの接合部を拡大して示す断面図である。
【図6】図5中の左サイドフレームをキャブ支持用の前フレームに対して嵌合する状態を示す分解斜視図である。
【図7】第2の実施の形態による旋回フレームを示す斜視図である。
【図8】図7中の左サイドフレームおよびキャブ支持用の前フレーム等を拡大して示す断面図である。
【図9】図7に示す第2のフレーム材の分解斜視図である。
【図10】第3の実施の形態による旋回フレームを示す平面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 旋回輪
4 キャブ
5 建屋カバー
6 カウンタウエイト
7 仮想円
10 作業装置
11 旋回フレーム
12 センタフレーム
13 底板
14,15 縦板
14A,15A 取付ブラケット部
17,18 ウエイト取付部
21,41,61 左サイドフレーム
22,62 キャブ支持用の前フレーム
23,43,46,47 接合部
25,48,49,50 継手筒(溶接継手部材)
27 キャブ支持用の後フレーム
30 右サイドフレーム
31,32,33 張出ビーム
42 第1のフレーム材
44 第2のフレーム材
45 連結部材(第3のフレーム材)
63 フレーム材
63A 湾曲部
D 直径
O 旋回中心
R 旋回半径
W 車幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a swivel frame for a construction machine suitable for use in, for example, a hydraulic excavator that performs excavation work such as earth and sand, and more particularly to a swivel frame for a construction machine in which a swivel radius of an upper swing body is reduced.
[0002]
[Prior art]
In general, a construction machine such as a hydraulic excavator includes a lower traveling body, an upper revolving body that is turnably mounted on the lower traveling body, and a working device that is provided on the front portion of the upper revolving body so as to be able to move up and down. The excavation work such as earth and sand is performed by operating the working device.
[0003]
An upper swing body of such a hydraulic excavator includes a swing frame that is attached to the lower traveling body via a swing wheel, a cab that is provided on the left side of the front portion of the swing frame and that defines a cab, and the cab A building cover located on the rear side and provided on the revolving frame and containing a prime mover and a hydraulic pump, and a weight balance on the work device provided on the revolving frame located on the rear side of the building cover. Counter weight.
[0004]
A medium-sized hydraulic excavator, generally called a standard machine, has a revolving frame having a framework structure. This revolving frame is mounted on a lower traveling body via a revolving wheel, and a front end side serves as a mounting bracket portion for a working device. A center frame whose rear end is a weight mounting portion for mounting the counterweight, and a left side frame that is joined to the left and right sides of the center frame by welding via a plurality of extending beams and extends in the front and rear directions , And a right side frame (for example, Japanese Utility Model Publication No. 62-103867).
[0005]
And since the turning frame of such a standard machine is configured to form a frame structure by the center frame and the left and right side frames, it has a sturdy structure and can increase rigidity. However, on the other hand, the front and rear dimensions become longer, and the counterweight provided at the weight mounting portion of the center frame greatly protrudes from the crawler belt of the lower traveling body.
[0006]
For this reason, when excavation work is performed in a small work space such as an urban area, the standard hydraulic excavator is designed to turn the upper swinging body on the lower traveling body, and the rear end side of the counterweight is an obstacle around it. There is a possibility of collision. In addition, this increases the burden on the operator, and tends to be unsuitable for excavation work in a narrow site such as an urban area.
[0007]
On the other hand, a small hydraulic excavator employs a small working device, and when the working device is folded, the so-called vehicle width is configured such that the working device is housed within the vehicle width of the lower traveling body together with the counterweight. An inner and small turning hydraulic excavator is known. In addition, a so-called rear small swivel hydraulic system is used in which the work device is similar to a standard machine so that the work performance is not impaired, and the front and rear dimensions (full length) of the swivel frame are shortened by bringing the counterweight closer to the cab. An excavator is also known (for example, JP 2000-257114 A).
[0008]
Such a small swivel excavator includes a bottom plate in which a swivel frame of an upper swing body is formed in a substantially disc shape using a relatively thick steel plate and the like, and is erected on the bottom plate in front and rear directions. It is comprised by the extended left and right vertical board, and it is set as the structure which integrally provides the attachment bracket part for working apparatuses in the front part side of each vertical board.
[0009]
Further, a counterweight, which is previously curved in a circular arc shape with a certain curvature, is attached to the bottom plate on the rear side of the bottom plate. The counterweight in this case can be accommodated within a circle within about 1.2 times (120%) of the vehicle width of the lower traveling body, for example, even in a narrow work site such as an urban area. The rear end side of the counterweight is prevented from coming into contact with surrounding obstacles during the turning operation of the turning body.
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the above-described conventional small turning hydraulic excavator has a cab provided on the left side of the front part of the turning frame, together with a counterweight provided on the rear end side, for example, a circle within 1.2 times the vehicle width of the lower traveling body. In order to fit inside, a so-called round cab (cab whose front left side is curved in an arc shape) is adopted as the cab, and the bottom plate of the revolving frame is formed in a substantially disc shape so as to fit inside the circle.
[0011]
For this reason, the small swivel excavator of the prior art can avoid the front corner of the cab and the rear end side of the counterweight from coming into contact with surrounding obstacles when turning the upper swing body even in a narrow work site, etc. Although there is an advantage that the burden on the operator can be reduced, there are the following disadvantages.
[0012]
That is, since the revolving frame of the upper revolving body is formed by using a substantially disc-shaped bottom plate made of a single steel plate, the bottom plate made of a single plate has a plate thickness for maintaining the strength of the entire revolving frame. It is necessary to use a thick steel plate, which increases the weight of the entire frame and increases the material cost.
[0013]
In addition, a separate bumper is attached to the outer peripheral side of the bottom plate made of a single plate to take measures such as enhancing the external shape of the excavator. However, since this bumper is a press-molded product, its strength is low, and there is a problem that an additional mounting bracket needs to be additionally provided to attach the bumper to the bottom plate.
[0014]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object of the present invention is to form a frame having a frame structure so that the bottom plate of the center frame can be formed of a thin plate material, thereby reducing the overall weight. To provide a swivel frame for a construction machine that can reduce costs and can surely reduce the swivel radius of the upper swivel body including the cab, thereby reducing the burden on the operator even in a narrow work site. is there.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems, the turning frame of the construction machine according to the present invention is mounted on the lower traveling body so as to be capable of turning, and the working device is attached to the front side so as to be able to move up and down, and the counterweight is attached to the rear side. A center frame; a left side frame provided on the left side of the center frame and extending in the front and rear directions; and a right side frame provided on the right side of the center frame and extending in the front and rear directions. One side frame of the side frames is joined to the center frame via a front frame for supporting the cab and a rear frame for supporting the cab in order to support the cab from below.
[0016]
The characteristics of the configuration adopted by the invention of
[0017]
By adopting such a configuration, for example, when a so-called round cab in which the left front part of the cab is curved so as to fit within a circle having a turning radius R is adopted, the front part side of the side frame is adjusted in accordance with the round cab. As a curved cylindrical part curved in an arc shape The turning frame R can be bent, the turning radius R of the upper turning body can be reduced, and the entire turning frame including the counterweight and the cab can be accommodated in a circle of the turning radius R. Then, the turning frame can be formed into a frame structure by the center frame, the left side frame, and the right side frame, and the turning frame can be reduced in size and weight.
[0018]
Moreover The side frame A straight cylindrical portion that extends linearly in the front and rear directions, and a rear end portion of which is joined to the center frame by the rear frame, and a circle having a predetermined turning radius R that is located on the front side of the straight cylindrical portion To fit in Curved in an arc Hollow frame material comprising a curved tube portion Formed by And a structure that is located between the front frame and the rear frame and that joins between the one side frame and the bottom plate of the center frame by a transfer plate; is doing. Thus, for example, a D-shaped frame with a D-shaped cross section Hollow This can be used as a frame material Hollow A side frame made of a frame material can be formed into an arcuate shape in accordance with the round cab.
[0019]
[0020]
Meanwhile, claims 3 The present invention includes a front frame for supporting a cab and One At the joint with the side frame, a welded joint member that is fitted and welded to both ends is provided. In this case, both ends of the welded joint member are connected to the front frame for cab support. Said In a state of being fitted to the side frames, the two can be joined together with high strength by welding from above the weld joint member.
[0021]
[0022]
As a result, the front frame for supporting the cab can be formed shorter than the rear frame for supporting the cab according to the shape of the round cab, and only the dimensional difference between these front and rear frames One With the frame material of the side frame bent, the front side and the rear side of the frame material can be joined to the front frame and the rear frame for supporting the cab, respectively.
[0023]
And claims 5 In the present invention, the side frame is formed of a single frame material. Thereby, a side frame can be formed using a single frame material.
[0024]
[0025]
In this case, the first, second, and third frame members are joined together in the front and rear directions. One A side frame can be formed, and the front end side of the second frame material can be joined to the front frame for supporting the cab using a third frame material curved with a large curvature.
[0026]
And claims 7 According to the invention One Side frame When Front frame for cab support Single Using frame material Togetherness It is set as the structure to form. As a result, the front frame and side frame for supporting the cab are combined into a single frame. Material Can be formed.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a case in which a turning frame of a construction machine according to an embodiment of the present invention is used as a turning frame of a small turning type hydraulic excavator will be described as an example and described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0028]
Here, FIG. 1 to FIG. 6 show a first embodiment of the present invention. In the figure,
[0029]
[0030]
Here, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0031]
Further, the
[0032]
[Expression 1]
D = (2 × R) ≦ (1.2 × W)
[0033]
That is, the virtual circle 7 with the turning radius R has a diameter D within 1.2 times (120%) of the vehicle width W of the
[0034]
Further, as shown in FIG. 2, the upper revolving
[0035]
[0036]
Further, the working
[0037]
Note that
[0038]
[0039]
The
[0040]
[0041]
And the front part side of these
[0042]
Further,
[0043]
[0044]
The
[0045]
.. Are engine mounts located between the
[0046]
[0047]
Here, the
[0048]
The connecting
[0049]
[0050]
A connecting
[0051]
[0052]
Further, the other end of the
[0053]
A
[0054]
[0055]
The
[0056]
Further, of the
[0057]
A left
[0058]
[0059]
[0060]
Further, the
[0061]
[0062]
The rear small swivel excavator according to the present embodiment has the above-described configuration, and the assembly method of the
[0063]
First, in the process of assembling the
[0064]
In this case, a reinforcing
[0065]
Further, on the rear side of the
[0066]
On the other hand, the left side frame assembly process for assembling the
[0067]
Then, as shown in FIG. 6, one end side of the
[0068]
Further, the
[0069]
On the other hand, the right side frame assembly process for assembling the
[0070]
Next, in the frame combining step, for example, the
[0071]
Then, the connecting
[0072]
Further, the
[0073]
Thus, the revolving
[0074]
And while being able to achieve weight reduction of the
[0075]
Further, by using the revolving
[0076]
Further, as shown in FIG. 3, the
[0077]
For this reason, the front side of the
[0078]
Thereby, even in a narrow work site such as an urban area, the operator in the
[0079]
Further, the joint 23 between the connecting
[0080]
Therefore, according to the present embodiment, the
[0081]
Further, the
[0082]
This makes it possible to easily prevent the
[0083]
Further, the
[0084]
Therefore, the
[0085]
Next, FIG. 7 to FIG. 9 show a second embodiment of the present invention. In the present embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. Shall.
[0086]
However, the feature of this embodiment is that the
[0087]
Here, the first and
[0088]
Further, the front end side of the
[0089]
On the other hand, a
[0090]
Thus, in the present embodiment configured as described above, it is possible to obtain substantially the same operation and effect as in the first embodiment. In particular, in the present embodiment, the
[0091]
The
[0092]
Further, the
[0093]
In the second embodiment, the
[0094]
Next, FIG. 10 shows a third embodiment of the present invention. In this embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted. . However, the present embodiment is characterized in that the
[0095]
Here, the
[0096]
Thus, even in the present embodiment configured as described above, it is possible to obtain substantially the same operational effects as those of the first embodiment. In particular, in the present embodiment, the
[0097]
In the third embodiment, the
[0098]
In the first embodiment, the
[0099]
In each of the above-described embodiments, the small-slewing hydraulic excavator has been described as an example of the construction machine. It may be applied to a turning frame of a construction machine equipped with a small turning type construction machine that is a model that fits the entire turning frame in a virtual circle within 1.2 times (120%) of the vehicle width. It can be applied to various construction machines.
[0100]
In each of the above-described embodiments, the case where a so-called round cab in which the left front portion (the
[0101]
Further, the cab is not necessarily limited to a type provided with a door for getting on and off, and for example, a type called a canopy partially covering the upper part of the driver's seat may be adopted. is there.
[0102]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the first aspect of the invention, the cab is supported from the lower side. One Side frame, A straight tube portion that extends linearly in the front and rear directions, and a rear end portion of which is joined to the center frame by a rear frame, and a front side of the straight tube portion. To fit within a circle with a predetermined turning radius R A hollow consisting of a curved cylindrical part curved in an arc shape Frame material By Formation And is positioned between the front frame and the rear frame, and the one side frame and the bottom plate of the center frame are joined by a transfer plate. For example, when a so-called round cab in which the left front portion of the cab is curved so as to fit within a circle with a turning radius R is adopted, the front side of the side frame is bent in accordance with the round cab. Thus, the turning radius R of the upper turning body can be reduced, and the entire turning frame including the counterweight and the cab can be accommodated in a circle having the turning radius R, thereby reducing the burden on the operator even in a narrow work site. Then, the turning frame can be formed into a frame structure by the center frame, the left side frame, and the right side frame, and the turning frame can be reduced in size and weight.
[0103]
Moreover , Said Since the side frame is formed by curving a hollow frame material in an arc shape, for example, the side frame can be formed by curving the hollow frame material in an arc shape according to the round cab, and the turning radius of the upper swing body R can be reduced.
[0104]
[0105]
Meanwhile, claims 3 In the invention described in the above, the joint portion between the front frame for supporting the cab and the side frame is provided with a welded joint member that is fitted and welded to both end portions. The front frame for cab support and One The two can be butt-welded and joined to each side frame, and the front frame for supporting the cab and the side frame can be joined with high strength by means such as welding.
[0106]
[0107]
And claims 5 The invention described in One Since the side frame is composed of a single frame material, the side frame can be formed using a single frame material, and the strength of the side frame can be increased.
[0108]
[0109]
And claims 7 According to the invention described in One Side frame When Front frame for cab support Is a single unit using a single frame material Because it is configured to form, the front frame and side frame for cab support Simply Forming with high strength using one frame material But it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view showing a small swing hydraulic excavator to which a swing frame according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view of the hydraulic excavator shown in FIG.
FIG. 3 is a plan view of the revolving frame shown in FIG.
4 is a perspective view of a turning frame shown in FIG. 3. FIG.
5 is an enlarged cross-sectional view showing a joint portion between a left side frame and a cab supporting front frame in FIG. 3;
6 is an exploded perspective view showing a state in which the left side frame in FIG. 5 is fitted to a front frame for supporting a cab. FIG.
FIG. 7 is a perspective view showing a turning frame according to a second embodiment.
8 is an enlarged cross-sectional view of a left side frame, a cab supporting front frame, and the like in FIG.
9 is an exploded perspective view of the second frame member shown in FIG. 7. FIG.
FIG. 10 is a plan view showing a turning frame according to a third embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Lower traveling body
2 Upper swing body
3 Turning wheel
4 Cab
5 Building cover
6 Counterweight
7 virtual circle
10 Working device
11 Rotating frame
12 Center frame
13 Bottom plate
14,15 Vertical plate
14A, 15A Mounting bracket
17, 18 Weight mounting part
21, 41, 61 Left side frame
22, 62 Front frame for cab support
23, 43, 46, 47 Joint
25, 48, 49, 50 Joint tube (welded joint member)
27 Rear frame for cab support
30 Right side frame
31, 32, 33 Overhang beam
42 First frame material
44 Second frame material
45 Connecting member (third frame material)
63 Frame material
63A Curved part
D Diameter
O Turning center
R turning radius
W car width
Claims (7)
前記センタフレームは、前,後方向に所定の長さ寸法をもって延びた底板と、該底板に立設され前部側に前記作業装置が俯仰動可能にピン結合される取付ブラケット部を有する左,右の縦板とから形成され、
前記キャブを下側から支持する前記一方のサイドフレームは、前,後方向に直線状に延び、その後端部が前記後フレームにより前記センタフレームに接合されるストレート筒部と、該ストレート筒部の前側に位置し予め決められた旋回半径Rの円内に収めるため円弧状に湾曲した湾曲筒部とからなる中空のフレーム材により形成され、
前記前フレームと後フレームとの間に位置して前記一方のサイドフレームと前記センタフレームの前記底板との間を渡し板により接合する構成としたことを特徴とする建設機械の旋回フレーム。A center frame which is mounted on the lower traveling body so as to be pivotable, a work device is mounted on the front side so as to be able to move up and down, and a counterweight is mounted on the rear side. A left side frame and a right side frame provided on the right side of the center frame and extending in the front and rear directions, and one of the left side frame and the right side frame supports the cab from below. In the turning frame of the construction machine, which is joined to the center frame via the front frame for supporting the cab and the rear frame for supporting the cab,
The center frame has a bottom plate extending with a predetermined length in the front and rear directions, and a left having a mounting bracket portion that is erected on the bottom plate and is pin-coupled to the front portion so that the working device can be raised and lowered Formed from the right vertical plate,
The one side frame that supports the cab from the lower side extends linearly in the front and rear directions, and a rear end portion of the side tube is joined to the center frame by the rear frame. It is formed by a hollow frame material composed of a curved cylindrical portion that is curved in an arc shape so as to be placed in a circle having a predetermined turning radius R located on the front side ,
Revolving frame of a construction machine is characterized in that a you joined configuration by the transfer plate between said bottom plate of said center frame and said one side frame is located between the rear frame and the front frame.
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