【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば土砂等の掘削作業を行う油圧ショベル等に好適に用いられる旋回式建設機械に関し、特に、上部旋回体の旋回半径を小さくするようにした旋回式建設機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の旋回式建設機械は、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成され、該作業装置を作動させることによって土砂等の掘削作業を行うものである。
【０００３】
そして、このような油圧ショベルの上部旋回体は、下部走行体上に旋回輪を介して取付けられる旋回フレームと、該旋回フレーム上に設けられ運転席を上方から覆うキャノピまたは内部に運転室を画成するキャブと、該キャブまたはキャノピの後側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ内部に原動機および油圧ポンプ等を収容した外装カバーと、該外装カバーの後側に位置して前記旋回フレーム上に設けられ前記作業装置に対する重量バランスをとるカウンタウエイトとにより構成されている。
【０００４】
また、このような油圧ショベルは、市街地等の狭い作業現場で掘削作業を行う場合に、上部旋回体の一部（特に、後部側のカウンタウエイト）が周囲の障害物に衝突したりするのを防ぐため、上部旋回体のカウンタウエイト等を予め決められた旋回半径の円内に収める構成とし、これに伴って旋回フレームの外周側を円弧状に形成するようにした所謂小旋回式の油圧ショベルが知られている（例えば、特開２０００−２５７１１４号公報等）。
【０００５】
そして、この種の従来技術による小旋回式の油圧ショベルには、旋回フレーム上に設けられた運転席を上方から覆うキャノピ仕様のものと、運転席を外側から完全に覆い内部に運転室を画成するキャブ仕様のものとがあり、前記キャノピ仕様のものとキャブ仕様のものとでは旋回フレームの形状を予め変更する構成としている。
【０００６】
即ち、キャノピ仕様の上部旋回体は、２本または３本の支柱（ピラー）を用いて天蓋部となるキャノピを旋回フレーム上で支持する構成であるため、例えば運転席の左前方となる位置にはピラーが存在せず、円弧形状の旋回フレームを用いても何ら支障がない。
【０００７】
しかし、キャブ仕様の上部旋回体にあっては、ほぼ四角形の箱形状をなすキャブにより運転席を外側から完全に覆う構成であるから、例えばキャブの左側前部を前記旋回半径の円内に収めるのが難しく、このために旋回フレームをキャノピ仕様のものに比較して大きな外形状に形成する必要が生じている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による油圧ショベルの上部旋回体は、旋回フレームをキャノピ仕様のものとキャブ仕様のものとで互いに異なる形状に、別仕様として形成するようにしているため、互いに同一の作業容量（能力）の油圧ショベルであっても、キャノピ仕様とキャブ仕様とでそれぞれ異なる旋回フレームを用意しておく必要があり、これによって部品点数が増加し、工程管理等が複雑化するという問題がある。
【０００９】
特に、小旋回式の油圧ショベルにあっては、キャノピ仕様の場合に旋回フレームを比較的小さな円弧形状に形成することができる。しかし、キャブ仕様の場合には、オペレータの居住性、操作性等の観点からキャブ内のスペースをある程度は確保しておく必要があるため、例えばキャブの左側前部を旋回半径の小さな円内に収めるのが難しく、旋回フレームをキャノピ仕様のものに比較して大きな外形状に形成しているのが実状である。
【００１０】
このため、キャノピ仕様とキャブ仕様とで互いに異なる形状の旋回フレームを採用せざるを得なくなり、これによって部品管理や工程管理等に余分な労力と時間を費やすという問題が生じている。
【００１１】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、旋回フレームの主要部分をキャノピ仕様とキャブ仕様とで共通化することができ、部品管理や工程管理を簡略化して容易に行うことができるようにした旋回式建設機械を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載され前側に作業装置が取付けられる上部旋回体とを備え、該上部旋回体は、旋回フレームを有し、該旋回フレームの上側には運転席を上方から覆うキャノピと内部に運転室を画成するキャブとのいずれか一方を選択的に設けてなる旋回式建設機械に適用される。
【００１３】
そして、請求項１の発明が採用する構成の特徴は、前記旋回フレームは、前記キャノピ仕様のフレームと前記キャブ仕様のフレームとに共通して用いられる共通フレームと、該共通フレームを外側からガードするため前記キャノピ仕様かキャブ仕様かに応じて該共通フレームに選択的に取付けられ、前記キャノピ仕様とキャブ仕様とで互いに異なる形状を有するガードフレームとにより構成したことにある。
【００１４】
このように構成することにより、例えばキャノピ仕様の上部旋回体は、共通フレームにキャノピ仕様のガードフレームを取付けるだけで旋回フレームを組立てることができ、この旋回フレーム上には運転席を上方から覆うキャノピを組付けることができる。また、共通フレームにキャブ仕様のガードフレームを取付けた場合にはキャブ仕様となる旋回フレームを組立てることができ、この旋回フレーム上には内部に運転室を画成するキャブを組付けることができる。
【００１５】
また、請求項２の発明によると、共通フレームは、旋回中心を基準とした円弧状をなす外形状を有し前側に作業装置が上，下方向に俯仰動可能に取付けられるオフセットブーム式の作業装置用共通フレームであり、キャノピ仕様のガードフレームは前記共通フレームの外形状に沿って円弧状に湾曲して形成し、キャブ仕様のガードフレームはキャブの外形状に沿った形状に形成する構成としている。
【００１６】
これにより、作業装置が上，下方向に俯仰動可能に取付けられるオフセットブーム式の作業装置用共通フレームにおいては、例えばキャノピ仕様の場合にガードフレーム分だけ共通フレームを予め小さく形成しておけば、ガードフレームを含めて旋回フレーム全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。また、キャブ仕様の場合には、例えばキャブが搭載されるガードフレームの左側前部を除いて旋回フレームのほぼ全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。
【００１７】
また、請求項３の発明によると、共通フレームは、その前側に作業装置が左，右方向にスイング可能でかつ上，下方向に俯仰動可能に取付けられるスイングポスト式の作業装置用共通フレームであり、該スイングポスト式の作業装置用共通フレームに取付けられるガードフレームは、オフセットブーム式の作業装置用共通フレームに取付けられるキャブ仕様のガードフレームと兼用する構成としている。
【００１８】
これにより、オフセットブーム式の作業装置用共通フレームに取付けられるキャブ仕様のガードフレームを、スイングポスト式の作業装置用共通フレームに取付けられるガードフレームにも兼用することができ、両者のガードフレームを共通部品として形成することができる。
【００１９】
また、請求項４の発明によると、共通フレームは、前部側に作業装置が設けられ後部側にカウンタウエイトが設けられるセンタフレームと、該センタフレームの左，右両側に設けられ旋回中心を基準として湾曲した左，右の円弧状枠からなる左サイドフレーム，右サイドフレームとにより構成し、ガードフレームは、少なくとも一部を前記円弧状枠からなる左サイドフレーム，右サイドフレームの外形状に沿って湾曲させる構成としている。
【００２０】
この場合には、例えばキャノピ仕様のときに、ガードフレーム分だけ左サイドフレーム，右サイドフレーム（左，右の円弧状枠）を予め小さく形成しておくことにより、ガードフレームを含めて旋回フレーム全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。また、キャブ仕様の場合には、例えばキャブが搭載されるガードフレームの左側前部を除いて旋回フレームのほぼ全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。
【００２１】
また、請求項５の発明によると、キャノピ仕様のガードフレームは、サイドフレームの外形状に沿って円弧状に湾曲した曲げ枠部と、該曲げ枠部の前端から左，右方向に延びサイドフレームの前部側に取付けられる前枠部とを有する構成としている。
【００２２】
これにより、キャノピ仕様のガードフレームは、曲げ枠部を円弧状に湾曲させて形成でき、ガードフレームの前枠部等を用いて曲げ枠部をサイドフレームに対し一体化するように取付けることができると共に、ガードフレームを用いて旋回フレーム全体の強度を高めることができる。
【００２３】
一方、請求項６の発明によると、キャブ仕様のガードフレームは、前部側が前記キャブの外形状に沿って前，後方向に延び後部側がサイドフレームに沿って円弧状に湾曲した曲げ枠部と、該曲げ枠部の前端から左，右方向に延びサイドフレームの前部側に取付けられる前枠部とを有する構成している。
【００２４】
これにより、キャブ仕様のガードフレームは、曲げ枠部の後部側をサイドフレームに沿って円弧状に湾曲させて形成でき、曲げ枠部の前部側はキャブの外形状に沿って前，後方向に延びるように形成することができる。そして、ガードフレームの前枠部等を用いて曲げ枠部をサイドフレームに対し一体化するように取付けることができ、ガードフレームを用いて旋回フレーム全体の強度を高めることができる。
【００２５】
また、請求項７の発明によると、ガードフレームは、共通フレームに対し複数箇所で締結具を用いて着脱可能に取付ける構成としている。これにより、ガードフレームを共通フレームに対し複数箇所でそれぞれ締結具を用いて着脱可能に取付けることができ、共通フレームの強度を向上できる。
【００２６】
また、請求項８の発明によると、ガードフレームは中空のパイプ材を曲げ加工することにより形成している。これにより、ガードフレームを中空構造として軽量化を図ることができると共に、曲げ加工も容易に行うことができる。
【００２７】
さらに、請求項９の発明によると、ガードフレームは横断面を非対称な形状に形成している。これにより、ガードフレームの剛性を高めることができ、かつ中空構造として軽量化を図ることができる。そして、例えば断面Ｄ字形のＤ形フレーム等を用いてガードフレームを形成することもできる。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による旋回式建設機械を、小旋回式の油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【００２９】
ここで、図１ないし図４は本発明の第１の実施の形態を示している。図中、１は建設機械である小旋回式の油圧ショベル、２は該油圧ショベル１の下部走行体で、該下部走行体２は自走可能に構成され、下部走行体２上には旋回輪３等を介して後述の上部旋回体４が旋回可能に搭載されている。
【００３０】
４は下部走行体２上に搭載されたキャノピ仕様の上部旋回体で、該キャノピ仕様の上部旋回体４は、後述の旋回フレーム２０と、旋回フレーム２０の左側部位に搭載され運転席５の上方および右側方等を部分的に覆うキャノピ６と、該キャノピ６の後側に位置して旋回フレーム２０上に設けられ、内部に原動機および油圧ポンプ（図示せず）等を収容した外装カバー７と、カウンタウエイト８等とにより構成されている。
【００３１】
この場合、キャノピ６は天蓋部６Ａを有し、該天蓋部６Ａは、図２中に二点鎖線で示すように前側に位置する１本の前ピラー６Ｂと、後側に位置して左，右に離間した２本の後ピラー６Ｃ，６Ｄとからなる合計３本の支柱（ピラー６Ｂ，６Ｃ，６Ｄ）等を用いて旋回フレーム２０上に立設されている。そして、キャノピ６の天蓋部６Ａは、図２に例示するように上部旋回体４の旋回中心Ｏを基準とした旋回半径Ｒの仮想円９内に収められる構成となっている。
【００３２】
また、カウンタウエイト８は、図１に示すように外装カバー７の後側に位置して旋回フレーム２０上に設けられ、後述の作業装置１０に対する重量バランスをとるものである。そして、カウンタウエイト８も後面側が円弧形状をなして形成され、旋回半径Ｒの仮想円９内に収められている。
【００３３】
このように、上部旋回体４はキャノピ６およびカウンタウエイト８を旋回半径Ｒの仮想円９内に収めることにより、所謂小旋回式の油圧ショベル１を実現し、市街地等の狭い作業現場でも上部旋回体４の一部（例えば、キャノピ６の天蓋部６Ａ、カウンタウエイト８等）が周囲の障害物に衝突したりするのを防ぐことができるものである。
【００３４】
１０は上部旋回体４の前部に俯仰動可能に設けられたオフセットブーム式の作業装置で、該作業装置１０は、図１に示すようにロアブーム１１、アッパブーム１２、シリンダステー１３、アーム１４およびバケット１５等により構成されている。そして、作業装置１０のロアブーム１１は、基端側が後述する縦板２４，２５の取付ブラケット２４Ａ，２５Ａ間に俯仰動可能に取付けられ、ブームシリンダ１１Ａにより上，下に俯仰動されるものである。
【００３５】
また、オフセットブーム式の作業装置１０は、ロアブーム１１を上向きに大きく仰動させた状態で、アーム１４およびバケット１５を折り畳むように回動させることにより小旋回姿勢となり、この小旋回姿勢では図２に例示する旋回半径Ｒの仮想円９内に作業装置１０全体が収められるものである。
【００３６】
なお、作業装置１０のロアブーム１１が取付けられる後述の右縦板２４、左前縦板２５は、図２に示す如く上部旋回体４の旋回中心Ｏに対して一定寸法だけ右側にオフセットした位置に配設されている。これにより、運転席５とキャノピ６は、上部旋回体４の左側部位に大きな取付スペースをもって配設され、運転席５上に座ったオペレータにとっては、キャノピ６内での良好な操作性や居住性を確保できるものである。
【００３７】
２０は上部旋回体４のフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム２０は、図２に示すように後述の旋回主フレーム２１と、この旋回主フレーム２１を左，右の外側からガードする後述の左ガードフレーム３８，右ガードフレーム４１とにより構成されるものである。
【００３８】
ここで、旋回フレーム２０の旋回主フレーム２１は、右ガードフレーム４１と共に図１に示すキャノピ仕様の上部旋回体４と後述する図５に示すキャブ仕様の上部旋回体５２とに共通して用いられ、左ガードフレーム３８のみがキャノピ仕様かキャブ仕様かに応じて取替えられるものである。
【００３９】
２１は旋回フレーム２０の主要部を構成する共通フレームとしての旋回主フレームで、該旋回主フレーム２１は、前述した作業装置１０が俯仰動可能に取付けられるオフセットブーム式の作業装置用共通フレームであり、図２、図３に示す如く中央部に位置して前，後方向に延びる後述のセンタフレーム２２と、後述の左サイドフレーム３１、右サイドフレーム３３等とから構成されている。
【００４０】
そして、これらのセンタフレーム２２、左サイドフレーム３１および右サイドフレーム３３はそれぞれ骨組み構造をなすことにより、旋回主フレーム２１を軽量化しつつ十分な剛性を確保するものである。
【００４１】
また、旋回主フレーム２１は、左サイドフレーム３１および右サイドフレーム３３を後述の如く円弧状に湾曲した形状とすることにより、後述の左ガードフレーム３８、右ガードフレーム４１を含めて全体が図２に示す旋回半径Ｒの仮想円９内に収められるものである。
【００４２】
２２は旋回主フレーム２１の中央部分を構成するセンタフレームで、該センタフレーム２２は、後述の底板２３、右縦板２４、左前縦板２５、左後縦板２６および連結板２７等により構成されている。
【００４３】
２３はセンタフレーム２２のベース板となる底板で、該底板２３は、厚肉の鋼板等から図２、図３に示す如く略長方形状に形成され、前，後方向に所定の長さ寸法をもって延びている。そして、底板２３の上面側には、前，後方向に延びた右縦板２４、左前縦板２５および左後縦板２６と、左前縦板２５の後端側に位置して右縦板２４と左後縦板２６との間を左，右方向で連結した連結板２７とが溶接手段を用いて立設されている。
【００４４】
ここで、センタフレーム２２の底板２３は、図１に示す旋回輪３の外径よりも僅かに大きい幅寸法をもって形成され、旋回輪３に対して取付可能な範囲まで底板２３の幅寸法を小さくできるものである。
【００４５】
また、右縦板２４は底板２３にほぼ対応する長さ寸法をもって前，後方向に延び、左前縦板２５と左後縦板２６は、右縦板２４とほぼ平行となって前，後に延びている。しかし、左前縦板２５と左後縦板２６は、連結板２７の位置で左，右（幅方向）に離間し、左前縦板２５は連結板２７の幅方向中間位置から底板２３の前端側へと延びている。
【００４６】
そして、この左前縦板２５は右縦板２４の前部側と共に、作業装置１０のロアブーム１１が俯仰動可能にピン結合される取付ブラケット２４Ａ，２５Ａを構成し、これらの取付ブラケット２４Ａ，２５Ａ間には、該取付ブラケット２４Ａ，２５Ａの曲げ強度等を高めるために補強用の横板２８等が溶接により接合されている。
【００４７】
また、右縦板２４と左前縦板２５の前部側には横板２８の前面側に位置してシリンダ用のブラケット部２９が設けられ、このブラケット部２９には、図１に示すブームシリンダ１１Ａの基端側が回動可能にピン結合されるものである。
【００４８】
一方、左後縦板２６は、右縦板２４との間で連結板２７を左，右方向から挟むように配設され、右縦板２４と平行に底板２３の後端側まで延びている。そして、これらの右縦板２４と左後縦板２６との後端側は、底板２３の後端部と共にウエイト取付部３０を構成し、該ウエイト取付部３０には、図１に示したカウンタウエイト８が取付ボルト（図示せず）等を用いて着脱可能に取付けられるものである。
【００４９】
３１は旋回主フレーム２１の一部を構成する左サイドフレームで、該左サイドフレーム３１は、図２に示す旋回中心Ｏを基準として円弧状に湾曲した左側の円弧状枠からなり、図４に示すように横断面が四角形状をなす角筒状の中空フレーム材を曲げ加工することにより形成されている。そして、左サイドフレーム３１は、後述の左ガードフレーム３８を図２に示す旋回半径Ｒの仮想円９内に収めるように、この仮想円９よりも予め小さい寸法に形成されているものである。
【００５０】
ここで、円弧状枠からなる左サイドフレーム３１は、図２、図３に示す如く円弧状に湾曲して前，後方向に延びる曲げ枠部３１Ａと、該曲げ枠部３１Ａの前端から右方向に屈曲して延びた前枠部３１Ｂと、曲げ枠部３１Ａの後端から右方向に屈曲して延びた後枠部３１Ｃとにより構成され、後枠部３１Ｃは前枠部３１Ｂとほぼ平行にセンタフレーム２２側へと延びている。
【００５１】
そして、左サイドフレーム３１は、前枠部３１Ｂの先端側がセンタフレーム２２の前端側で底板２３の上面と左前縦板２５の前端面とに溶接（接合）され、後枠部３１Ｃの先端側はセンタフレーム２２の後端側で底板２３の上面と左後縦板２６の左側面とに接合されている。これにより左サイドフレーム３１は、センタフレーム２２に対して強固に連結されるものである。
【００５２】
３２はセンタフレーム２２と曲げ枠部３１Ａとの間に設けた補強部材としての張出ビームで、該張出ビーム３２は、前枠部３１Ｂと後枠部３１Ｃとの間に位置して基端側が曲げ枠部３１Ａの内側面に接合され、センタフレーム２２の左後縦板２６側に向けて前枠部３１Ｂ、後枠部３１Ｃとほぼ平行に延びている。
【００５３】
そして、張出ビーム３２の先端側は、センタフレーム２２の長さ方向中間部で底板２３の上面と左後縦板２６の左側面とに接合され、これによって張出ビーム３２は、センタフレーム２２に対する左サイドフレーム３１の接合強度を増大させる。また、張出ビーム３２は、左サイドフレーム３１の前枠部３１Ｂ等と共に図１に例示した運転席５等を下側から支持するものである。
【００５４】
３３は旋回主フレーム２１の一部を構成する右サイドフレームで、該右サイドフレーム３３は、図２に示す旋回中心Ｏを基準として円弧状に湾曲した右側の円弧状枠からなり、左サイドフレーム３１と同様に横断面が四角形状をなす角筒状の中空フレーム材を曲げ加工することにより形成されている。そして、右サイドフレーム３３も、後述の右ガードフレーム４１を図２に示す旋回半径Ｒの仮想円９内に収めるように、この仮想円９よりも予め小さい寸法に形成されているものである。
【００５５】
ここで、右サイドフレーム３３は、図２、図３に示す如く円弧状に湾曲して前，後方向に延びる曲げ枠部３３Ａと、該曲げ枠部３３Ａの前端から左方向に屈曲して延びた前枠部３３Ｂと、曲げ枠部３３Ａの後端から左方向に屈曲して延びた後枠部３３Ｃとにより構成され、後枠部３３Ｃは前枠部３３Ｂとほぼ平行にセンタフレーム２２側へと延びている。
【００５６】
そして、右サイドフレーム３３は、前枠部３３Ｂの先端側がセンタフレーム２２の前端側で底板２３の上面と右縦板２４の前端面とに溶接（接合）され、後枠部３３Ｃの先端側はセンタフレーム２２の後端側で底板２３の上面と右縦板２４の右側面とに接合されている。これにより右サイドフレーム３３は、センタフレーム２２に対して強固に連結されるものである。
【００５７】
３４，３５はセンタフレーム２２と曲げ枠部３３Ａとの間に前，後に間隔をもって配設された他の補強部材としての張出ビームを示し、該張出ビーム３４，３５は、前枠部３３Ｂと後枠部３３Ｃとの間に位置して基端側が曲げ枠部３３Ａの内側面に接合され、センタフレーム２２の右縦板２４側に向けて前枠部３３Ｂ、後枠部３３Ｃとほぼ平行に延びている。
【００５８】
そして、張出ビーム３４，３５の先端側は、センタフレーム２２の長さ方向中間部で底板２３の上面と右縦板２４の右側面とに接合され、これにより張出ビーム３４，３５は、センタフレーム２２に対する右サイドフレーム３３の接合強度を増大させるものである。また、張出ビーム３４，３５は、右サイドフレーム３３の前枠部３３Ｂ、後枠部３３Ｃと共に機器取付台等を構成し、これらの上には多連弁（方向制御弁）、作動油タンク等の油圧機器（いずれも図示せず）が搭載されるものである。
【００５９】
３６Ａ〜３６Ｅは旋回主フレーム２１の下面側を覆うアンダカバーで、これらのアンダカバー３６Ａ〜３６Ｅのうちアンダカバー３６Ａは、左側の左サイドフレーム３１と底板２３との間に位置して左サイドフレーム３１の前枠部３１Ｂ、曲げ枠部３１Ａと張出ビーム３２との間に下側からボルト等を用いて固定されている。また、アンダカバー３６Ｂは、張出ビーム３２と左サイドフレーム３１の曲げ枠部３１Ａ、後枠部３１Ｃとの間に下側からボルト等を用いて固定されている。
【００６０】
一方、アンダカバー３６Ｃは、右サイドフレーム３３と底板２３との間に位置して右サイドフレーム３３の前枠部３３Ｂ、曲げ枠部３３Ａと張出ビーム３４との間に下側からボルト等を用いて固定されている。また、アンダカバー３６Ｄは、右サイドフレーム３３と底板２３との間に位置して張出ビーム３４，３５間に下側からボルト等を用いて固定され、アンダカバー３６Ｅは、張出ビーム３５と右サイドフレーム３３の曲げ枠部３３Ａ、後枠部３３Ｃとの間に下側からボルト等を用いて固定されている。
【００６１】
３７，３７，…は左サイドフレーム３１と右サイドフレーム３３にそれぞれ設けられた固定板で、該各固定板３７は、図３に示すように小さな四角形状をなす板材を用いて形成され、左サイドフレーム３１の曲げ枠部３１Ａ、前枠部３１Ｂおよび後枠部３１Ｃ上にそれぞれ間隔をもって配設されると共に、右サイドフレーム３３の曲げ枠部３３Ａ、前枠部３３Ｂおよび後枠部３３Ｃ上にもそれぞれ間隔をもって配設されている。
【００６２】
この場合、これらの固定板３７は、図４に例示するようにサイドフレーム３１（３３）の上面側に溶接手段を用いて固着され、その中心側には後述の締結ボルト４０が螺着されるねじ穴３７Ａが穿設されている。そして、後述の左ガードフレーム３８、右ガードフレーム４１は、締結ボルト４０等を用いることにより各固定板３７の位置で左サイドフレーム３１、右サイドフレーム３３に取付けられるものである。
【００６３】
３８は旋回主フレーム２１と共に旋回フレーム２０を構成するキャノピ仕様の左ガードフレームで、該左ガードフレーム３８は、後述するキャブ仕様の左ガードフレーム５７とは異なる形状を有し、キャノピ仕様に専用のガードフレームとして形成されるものである。そして、左ガードフレーム３８は、図４に示す如く横断面が略Ｄ字形状をなす筒状の中空フレーム材を、左サイドフレーム３１の外形状に沿って曲げ加工することにより形成されている。
【００６４】
ここで、左ガードフレーム３８は、図２に示す如く左サイドフレーム３１の曲げ枠部３１Ａに沿って円弧状に湾曲して前，後方向に延びた曲げ枠部３８Ａと、該曲げ枠部３８Ａの前端から右方向に折曲げられ左サイドフレーム３１の前枠部３１Ｂに沿って延びた前枠部３８Ｂと、曲げ枠部３８Ａの後端から右方向に折曲げられ左サイドフレーム３１の後枠部３１Ｃに沿って延びた後枠部３８Ｃとにより構成されている。
【００６５】
そして、左ガードフレーム３８は、後述のブラケット板３９と締結ボルト４０等を用いて左サイドフレーム３１に着脱可能に取付けられ、この状態で左ガードフレーム３８は、図２に示す如く左サイドフレーム３１を外側から取囲んでガードすると共に、左ガードフレーム３８全体が旋回半径Ｒの仮想円９内に収められるものである。
【００６６】
３９，３９，…は左ガードフレーム３８（右ガードフレーム４１）にそれぞれ設けられたブラケット板で、該各ブラケット板３９は、図４に示すように平板材をＬ字状に折曲げることにより形成され、サイドフレーム３１の固定板３７上に当接される当て板部３９Ａと、該当て板部３９Ａに対しＬ字状に屈曲して下向きに垂下されサイドフレーム３１の外側面に対面する垂下板部３９Ｂとにより構成されている。
【００６７】
そして、ブラケット板３９の垂下板部３９Ｂには、図４に例示するようにガードフレーム３８の内側面が溶接手段を用いて固着され、これにより各ブラケット板３９は、サイドフレーム３１の各固定板３７と対応する位置でガードフレーム３８に一体化されている。
【００６８】
４０，４０，…はガードフレーム３８をサイドフレーム３１に取付ける締結具としての締結ボルトで、これらの締結ボルト４０は、図４に示すようにブラケット板３９の当て板部３９Ａをサイドフレーム３１の固定板３７上に衝合した状態で、固定板３７のねじ穴３７Ａに螺着される。そして、ガードフレーム３８は、これらの締結ボルト４０によりブラケット板３９と固定板３７を介してサイドフレーム３１に複数箇所で締結されるものである。
【００６９】
４１は旋回主フレーム２１、左ガードフレーム３８と共に旋回フレーム２０を構成する右ガードフレームで、該右ガードフレーム４１は、前述した左ガードフレーム３８とほぼ同様に横断面が略Ｄ字形状をなす筒状の中空フレーム材を、右サイドフレーム３３の外形状に沿って曲げ加工することにより形成されるものである。
【００７０】
ここで、右ガードフレーム４１は、図２に示す如く右サイドフレーム３３の曲げ枠部３３Ａに沿って円弧状に湾曲して前，後方向に延びた曲げ枠部４１Ａと、該曲げ枠部４１Ａの前端から左方向に折曲げられ右サイドフレーム３３の前枠部３３Ｂに沿って延びた前枠部４１Ｂと、曲げ枠部４１Ａの後端から左方向に折曲げられ右サイドフレーム３３の後枠部３３Ｃに沿って延びた後枠部４１Ｃとにより構成されている。
【００７１】
そして、右ガードフレーム４１も前述した左ガードフレーム３８と同様に、ブラケット板３９と締結ボルト４０等を用いて右サイドフレーム３３に着脱可能に取付けられ、この状態で右ガードフレーム４１は、図２に示す如く右サイドフレーム３３を外側から取囲んでガードすると共に、右ガードフレーム４１全体が旋回半径Ｒの仮想円９内に収められるものである。
【００７２】
本実施の形態による小旋回式油圧ショベルは上述の如き構成を有するもので、次に、旋回フレーム２０の旋回主フレーム２１に左ガードフレーム３８と右ガードフレーム４１を組付ける場合の作業について説明する。
【００７３】
まず、旋回主フレーム２１は、底板２３、右縦板２４、左前縦板２５、左後縦板２６、連結板２７および横板２８等からなるセンタフレーム２２と、該センタフレーム２２の左，右両側に溶接手段等を用いて接合された左サイドフレーム３１，右サイドフレーム３３とにより構成されている。
【００７４】
そして、このような旋回主フレーム２１は、キャノピ仕様の上部旋回体４と、後述の如く第２の実施の形態で述べるキャブ仕様の上部旋回体５２とに共通して用いられるオフセットブーム式の作業装置用共通フレームを構成するものである。
【００７５】
これに対し、キャノピ仕様の上部旋回体４にあっては、左サイドフレーム３１の外側にキャノピ仕様の左ガードフレーム３８を各ブラケット板３９および締結ボルト４０等を用いて組付ける。また、右サイドフレーム３３の外側には、右ガードフレーム４１を各ブラケット板３９および締結ボルト４０等を用いて組付ける。
【００７６】
そして、このような左ガードフレーム３８により、旋回主フレーム２１の左サイドフレーム３１を外側から取囲んでガード（保護）し、右ガードフレーム４１により右サイドフレーム３３を外側から取囲んでガードするものである。
【００７７】
このため、左サイドフレーム３１を左ガードフレーム３８によって外側から補強でき、左サイドフレーム３１を現行品に比較して薄肉、軽量化して形成することが可能となる。また、左ガードフレーム３８についても、左サイドフレーム３１の外形に沿って曲げ加工しているので、両者の強度を相互に補い合うように組付けることができ、左ガードフレーム３８も薄肉、軽量化して形成することが可能となる。
【００７８】
そして、右サイドフレーム３３は右ガードフレーム４１によって補強することができ、右サイドフレーム３３を現行品に比較して薄肉、軽量化して形成することが可能となる。また、右ガードフレーム４１についても、右サイドフレーム３３の外形に沿って曲げ加工しているので、両者の強度を相互に補い合うように組付けることができ、右ガードフレーム４１も薄肉、軽量化して形成することが可能となる。
【００７９】
かくして、本実施の形態による旋回フレーム２０は、センタフレーム２２と左サイドフレーム３１、右サイドフレーム３３とにより骨組み構造をなして組立てられる旋回主フレーム２１と、該旋回主フレーム２１の左サイドフレーム３１、右サイドフレーム３３に外側から取囲むように取付けられる左ガードフレーム３８、右ガードフレーム４１とにより構成している。
【００８０】
そして、このような旋回フレーム２０は、左ガードフレーム３８を除いて旋回主フレーム２１と右ガードフレーム４１とを、キャノピ仕様の上部旋回体４と第２の実施の形態で述べるキャブ仕様の上部旋回体５２とに共通して用いる構成としている。
【００８１】
従って、本実施の形態によれば、旋回フレーム２０の主要部分をキャノピ仕様とキャブ仕様とで共通化することができ、部品点数を大幅に削減して部品管理、在庫管理を簡略化できると共に、所謂オフセットブーム式の作業装置１０を採用した小旋回式の油圧ショベル１等の製造工程における工程管理全般を容易に行うことができる。
【００８２】
また、キャノピ仕様とキャブ仕様との両方で共通フレームとなる旋回主フレーム２１を、センタフレーム２２と左サイドフレーム３１、右サイドフレーム３３とから骨組み構造をなすフレームとすることにより、センタフレーム２２の底板２３等を薄肉の板材で形成でき、全体の重量を軽減して製造コスト等を削減することができる。
【００８３】
そして、キャノピ仕様の上部旋回体４にあっては、旋回主フレーム２１、左ガードフレーム３８および右ガードフレーム４１からなる旋回フレーム２０を、比較的小さな円弧形状に形成することができ、全体を図２に示すように旋回半径Ｒの仮想円９内に収めることができる。
【００８４】
これにより、所謂小旋回式の油圧ショベル１を実現でき、市街地等の狭い作業現場にあっても、上部旋回体４の一部（例えば、キャノピ６の天蓋部６Ａ、カウンタウエイト８等）が周囲の障害物に衝突したりするのを防ぐことができ、作業上の安全性、信頼性を向上することができる。
【００８５】
さらに、左ガードフレーム３８と右ガードフレーム４１の横断面を略Ｄ字状をなす左，右で非対称な形状に形成しているので、左ガードフレーム３８と右ガードフレーム４１の剛性を高めることができ、かつ中空構造として軽量化を図ることができる。そして、例えば断面Ｄ字形のＤ形フレーム等を左ガードフレーム３８、右ガードフレーム４１として用いることもできる。
【００８６】
次に、図５および図６は本発明の第２の実施の形態を示し、本実施の形態では前記第１の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、共通フレームとなる旋回主フレーム２１を後述するキャブ仕様の旋回フレーム５６に適用する構成としたことにある。
【００８７】
図中、５１は本実施の形態で採用したキャブ仕様の建設機械である小旋回式の油圧ショベルで、該油圧ショベル５１は、前述した第１の実施の形態と同様に下部走行体２を有し、この下部走行体２上には旋回輪３等を介して後述の上部旋回体５２が旋回可能に搭載されている。
【００８８】
５２は下部走行体２上に搭載されたキャブ仕様の上部旋回体で、該キャブ仕様の上部旋回体５２は、後述の旋回フレーム５６と、旋回フレーム５６の左側部位に搭載され内部に運転室を画成するキャブ５３と、該キャブ５３の後側に位置して旋回フレーム５６上に設けられ、内部に原動機および油圧ポンプ（図示せず）等を収容した外装カバー５４と、カウンタウエイト５５等とにより構成されている。
【００８９】
この場合、上部旋回体５２の外装カバー５４、カウンタウエイト５５等は、第１の実施の形態で述べた上部旋回体４の外装カバー７、カウンタウエイト８等とほぼ同様に構成され、これらは図６に示す旋回半径Ｒの仮想円９内に収められる構成となっている。
【００９０】
しかし、キャブ５３は、図６中に二点鎖線で示すように略四角形の箱状体として形成され、前側に位置して左，右に離間した２本の前ピラー５３Ａ，５３Ｂと、後側に位置して左，右に離間した２本の後ピラー５３Ｃ，５３Ｄとからなる合計４本の支柱（ピラー５３Ａ，５３Ｂ，５３Ｃ，５３Ｄ）等を用いて旋回フレーム５６上に立設されている。
【００９１】
そして、キャブ５３の前部左側に位置する前ピラー５３Ａは、後述する左ガードフレーム５７の曲げ枠部５７Ａと前枠部５７Ｂとの角隅側に配置され、左ガードフレーム５７の前部側と共に旋回半径Ｒの仮想円９から外側に張出している。これにより、キャブ５３は、内部に搭乗したオペレータの前方視界を広く確保し、キャブ５３内での居住性、操作性を向上させるものである。
【００９２】
５６はキャブ仕様の上部旋回体５２に用いる旋回フレームで、該旋回フレーム５６は、第１の実施の形態で述べたキャノピ仕様の旋回フレーム２０とほぼ同様に構成され、図６に示す如く旋回主フレーム２１と、この旋回主フレーム２１を右側からガードする右ガードフレーム４１と、後述の左ガードフレーム５７とを有している。
【００９３】
ここで、旋回フレーム５６の旋回主フレーム２１は、右ガードフレーム４１と共に図１に示すキャノピ仕様の上部旋回体４と図５に示すキャブ仕様の上部旋回体５２とに共通して用いられ、キャブ仕様の場合には、左ガードフレーム５７のみがキャノピ仕様の左ガードフレーム３８（図２に示す）に替えて用いられるものである。
【００９４】
５７は旋回主フレーム２１と共に旋回フレーム５６を構成するキャブ仕様の左ガードフレームで、該左ガードフレーム５７は、第１の実施の形態で述べたキャノピ仕様の左ガードフレーム３８とは異なる形状を有し、キャブ仕様に専用のガードフレームとして形成されるものである。
【００９５】
そして、この場合の左ガードフレーム５７も左ガードフレーム３８と同様に、図４に示す如く横断面が略Ｄ字形状をなす筒状の中空フレーム材を、左サイドフレーム３１の外形状に沿って曲げ加工することにより形成されている。
【００９６】
しかし、左ガードフレーム５７は、図６に示す如く前部側がキャブ５３の外形状に沿って前，後方向に延び後部側が左サイドフレーム３１の曲げ枠部３１Ａに沿って円弧状に湾曲した曲げ枠部５７Ａと、該曲げ枠部５７Ａの前端から右方向に折曲げられ左サイドフレーム３１の前枠部３１Ｂに沿って延びた前枠部５７Ｂと、曲げ枠部５７Ａの後端から右方向に折曲げられ左サイドフレーム３１の後枠部３１Ｃに沿って延びた後枠部５７Ｃとにより構成されている。
【００９７】
このように左ガードフレーム５７は、曲げ枠部５７Ａと前枠部５７Ｂとの間の角隅部側が旋回半径Ｒの仮想円９から外側に張出すことにより、例えばキャブ５３の前ピラー５３Ａを下側から支持し、キャブ５３内の居住スペース（空間）を広く確保できるようにしているものである。
【００９８】
また、左ガードフレーム５７は、第１の実施の形態と同様にブラケット板３９と締結ボルト４０等を用いて左サイドフレーム３１に着脱可能に取付けられ、この状態で左ガードフレーム５７は、図６に示す如く左サイドフレーム３１を外側から取囲んでガードするものである。
【００９９】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第１の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、特に本実施の形態では、旋回フレーム５６の旋回主フレーム２１、右ガードフレーム４１を、図１に示すキャノピ仕様の旋回フレーム２０と共通して用いられる共通部品とし、左ガードフレーム５７のみをキャブ仕様に専用の部品として着脱可能に取付ける構成としている。
【０１００】
このため、本実施の形態によれば、旋回フレーム５６の主要部分をキャブ仕様とキャノピ仕様とで共通化することができ、部品点数を大幅に削減して部品管理、在庫管理を簡略化できると共に、所謂オフセットブーム式の作業装置１０を採用した小旋回式の油圧ショベル５１等の製造工程における工程管理全般を容易に行うことができる。
【０１０１】
次に、図７、図８および図９は本発明の第３の実施の形態を示し、本実施の形態では前記第２の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、キャブ仕様の左ガードフレーム５７と右ガードフレーム４１とを、後述するスイングポスト式の作業装置６９が取付けられる旋回フレーム７０のガードフレームと兼用する構成としたことにある。
【０１０２】
図中、６１はスイングポスト式の作業装置６９を用いた建設機械であるキャノピ型の小旋回式油圧ショベルで、該油圧ショベル６１は下部走行体６２を有し、該下部走行体６２上には後述の上部旋回体６４が旋回輪６３を用いて旋回可能に搭載されている。
【０１０３】
６４は下部走行体６２上に設けたキャノピ仕様の上部旋回体で、該上部旋回体６４は、後述の旋回フレーム７０を有し、この旋回フレーム７０上には、運転席６５を上方から覆うキャノピ６６、外装カバー６７およびカウンタウエイト６８等が設けられている。そして、外装カバー６７は、カウンタウエイト６８と共にエンジン、油圧ポンプ（いずれも図示せず）等が収容される機械室を画成している。
【０１０４】
この場合、キャノピ６６は天蓋部６６Ａを有し、該天蓋部６６Ａは、図８中に二点鎖線で示すように後側に位置して左，右に離間した２本の支柱からなるピラー６６Ｂ，６６Ｃ等を用いて旋回フレーム７０上に立設されている。
【０１０５】
６９は上部旋回体６４の前側に左，右方向にスイング可能でかつ上，下方向に俯仰動可能に設けられたスイングポスト式の作業装置で、該作業装置６９は、後述する旋回フレーム７０の支持ブラケット７７に連結ピン等を用いて回動可能に連結されたスイングポスト６９Ａと、該スイングポスト６９Ａの上端側に上，下方向に俯仰動可能に連結されたブーム６９Ｂと、該ブーム６９Ｂの先端側に俯仰動可能に連結されたアーム６９Ｃと、該アーム６９Ｃの先端側に回動可能に連結されたバケット６９Ｄとにより大略構成されている。
【０１０６】
そして、作業装置６９は、例えば側溝堀作業等を行うときに、旋回フレーム７０の支持ブラケット７７に対してスイングポスト６９Ａが水平方向（左，右方向）に揺動され、これにより作業装置６９全体が旋回フレーム７０に対して左，右方向にスイングされるものである。
【０１０７】
７０は上部旋回体６４のメインフレームを構成する旋回フレームで、該旋回フレーム７０は、図８に示すように後述の旋回主フレーム７１と、この旋回主フレーム７１を左，右の外側からガードする左ガードフレーム５７，右ガードフレーム４１とにより構成されるものである。
【０１０８】
ここで、旋回フレーム７０の右ガードフレーム４１および左ガードフレーム５７は、図６に示すキャブ仕様の旋回フレーム５６のガードフレーム４１，５７と同一の部材が用いられている。また、スイングポスト式の作業装置６９が設けられる旋回フレーム７０は、旋回主フレーム７１、右ガードフレーム４１および左ガードフレーム５７が図７に示すキャノピ仕様の上部旋回体６４と後述する図１０に示すキャブ仕様の上部旋回体９２とに共通して用いられるものである。
【０１０９】
７１は旋回フレーム７０の主要部を構成する旋回主フレームで、該旋回主フレーム７１は、前述したスイングポスト式の作業装置６９が取付けられるスイングポスト式の作業装置用共通フレームであり、図８、図９に示す如く中央部に位置して前，後方向に延びる後述のセンタフレーム７２と、後述の左サイドフレーム８２、右サイドフレーム８４等とから構成されている。
【０１１０】
そして、これらのセンタフレーム７２、左サイドフレーム８２および右サイドフレーム８４は骨組み構造をなすことにより、旋回フレーム７０を軽量化しつつ十分な剛性を確保するものである。また、旋回フレーム７０は、左サイドフレーム８２および右サイドフレーム８４を後述の如く円弧状に湾曲した形状とすることにより、右ガードフレーム４１と左ガードフレーム５７の後部側とが図８に例示した旋回半径Ｒの仮想円９内に収められるものである。
【０１１１】
７２は旋回フレーム７０のセンタフレームで、該センタフレーム７２は、図９に示すように後述の底板７３、左縦板７４、右縦板７５、連結板７６、支持ブラケット７７およびウエイト取付部８１等により構成されている。
【０１１２】
７３はセンタフレーム７２のベース板となる底板で、該底板７３は、図９に示すように平板状の板材により形成され、センタフレーム７２の前，後方向に延びている。そして、底板７３は、長さ方向（前，後方向）の中央部が下部走行体６２上に旋回輪６３（図７に示す）を介して旋回可能に取付けられ、これにより旋回フレーム７０は、旋回中心Ｏを中心として左，右に旋回駆動されるものである。
【０１１３】
７４，７５は底板７３の上面側に立設されて前，後方向に延びた左縦板，右縦板で、該左縦板７４と右縦板７５は、図９に示す如く旋回中心Ｏに対し左，右両側に離間して略「ハ」の字状に延びるように配設され、その前端側は後述する支持ブラケット７７の位置まで延びている。また、左縦板７４と右縦板７５は、後端側が底板７３の後端側まで延び、後述するウエイト取付部８１の一部を構成するものである。
【０１１４】
７６は左縦板７４と右縦板７５の後部側に位置して底板７３上に立設された連結板を示し、該連結板７６は、底板７３、左縦板７４および右縦板７５よりも薄肉の鋼板等を用いて形成され、底板７３の上面と左縦板７４、右縦板７５とにそれぞれ溶接手段を用いて接合されている。そして、連結板７６は、底板７３上で左縦板７４と右縦板７５との間を互いに連結するものである。
【０１１５】
７７は左縦板７４と右縦板７５の前端側に設けられた支持ブラケットで、該支持ブラケット７７は、図９に示すように後述の下板７８および上板７９等により構成され、下板７８と上板７９とを上，下方向に貫通して延びるピン穴７７Ａ，７７Ｂ等を有している。そして、支持ブラケット７７は、ピン穴７７Ａ，７７Ｂ内に挿通される上，下方向の連結ピン（図示せず）により、前述した作業装置６９のスイングポスト６９Ａを回動可能に支持するブラケット部を構成するものである。
【０１１６】
７８は底板７３の前側端部に溶接して設けられた下板で、該下板７８は、図９に示す如く略三角形の板材を用いて形成され、後述の上板７９と共に支持ブラケット７７を構成するものである。そして、下板７８は、底板７３から前方に突出し、底板７３の一部をなしている。
【０１１７】
７９は左縦板７４と右縦板７５の前部側を上側から覆うように配設された上板で、該上板７９は、図９に示す如く略三角形の板材を用いて形成され、左縦板７４と右縦板７５の前側上端に溶接手段を用いて接合されている。そして、上板７９は、下板７８と上，下で対向することにより支持ブラケット７７を下板７８と共に構成するものである。
【０１１８】
８０は支持ブラケット７７の曲げ強度等を高めるために用いた補強用の横板で、該横板８０は、図９に示すように左縦板７４、右縦板７５間に位置して上板７９と底板７３との間に配設され、その左，右両端側が左縦板７４と右縦板７５に溶接により接合されている。
【０１１９】
また、横板８０は、上板７９と底板７３との間を斜めに傾斜して延び、その上端が上板７９の後端側部位に接合され、下端側は底板７３の上面に接合されている。そして、横板８０は、左縦板７４、右縦板７５間で底板７３、下板７８と上板７９の後端側との間を中空のボックス構造をなすように閉塞し、これより支持ブラケット７７全体をボックス構造体として補強するものである。
【０１２０】
８１は底板７３と左縦板７４、右縦板７５との後端部に設けられたウエイト取付部で、該ウエイト取付部８１には、図７に示すカウンタウエイト６８がボルト等を用いて着脱可能に取付けられるものである。
【０１２１】
８２は旋回フレーム７０の一部を構成する左サイドフレームで、該左サイドフレーム８２は、第１の実施の形態で述べた左サイドフレーム３１と同様に円弧状枠等を用いて形成されている。そして、左サイドフレーム８２は、図９に示す如く円弧状に湾曲して前，後方向に延びる曲げ枠部８２Ａと、該曲げ枠部８２Ａの前端から右方向に屈曲して延びた前枠部８２Ｂと、曲げ枠部８２Ａの後端から右方向に屈曲して延びた後枠部８２Ｃとにより構成され、後枠部８２Ｃは前枠部８２Ｂとほぼ平行にセンタフレーム７２側へと延びている。
【０１２２】
そして、左サイドフレーム８２は、前枠部８２Ｂの先端側がセンタフレーム７２の前端側で底板７３の上面と左縦板７４の左側面とに溶接（接合）され、後枠部８２Ｃの先端側はセンタフレーム７２の後端側で底板７３の上面と左縦板７４の左側面とに接合されている。
【０１２３】
また、この場合の左サイドフレーム８２には、第２の実施の形態で述べた左ガードフレーム５７がブラケット板３９と締結ボルト４０等を用いて着脱可能に取付けられ、この状態で左ガードフレーム５７は、図８に示す如く左サイドフレーム８２を外側から取囲んでガードするものである。
【０１２４】
８３はセンタフレーム７２と曲げ枠部８２Ａとの間に設けた補強部材としての張出ビームで、該張出ビーム８３は、前枠部８２Ｂと後枠部８２Ｃとの間に位置して基端側が曲げ枠部８２Ａの内側面に接合され、センタフレーム７２の左縦板７４側に向けて前枠部８２Ｂ、後枠部８２Ｃとほぼ平行に延びている。
【０１２５】
そして、張出ビーム８３の先端側は、センタフレーム７２の長さ方向中間部で底板７３の上面と左縦板７４の左側面とに接合され、これによって張出ビーム８３は、センタフレーム７２に対する左サイドフレーム８２の接合強度を増大させる。また、張出ビーム８３は、左サイドフレーム８２の前枠部８２Ｂ等と共に機器取付台等を構成するものである。
【０１２６】
８４は旋回フレーム７０の一部を構成する右サイドフレームで、該右サイドフレーム８４も、第１の実施の形態で述べた右サイドフレーム３３と同様に右側の円弧状枠等を用いて構成され、曲げ枠部８４Ａ、前枠部８４Ｂおよび後枠部８４Ｃを有している。
【０１２７】
そして、右サイドフレーム８４は、前枠部８４Ｂの先端側がセンタフレーム７２の前端側で底板７３の上面と右縦板７５の右側面とに溶接（接合）され、後枠部８４Ｃの先端側はセンタフレーム７２の後端側で底板７３の上面と右縦板７５の右側面とに接合されている。
【０１２８】
また、この場合の右サイドフレーム８４には、第１の実施の形態で述べた右ガードフレーム４１がブラケット板３９と締結ボルト４０等を用いて着脱可能に取付けられ、この状態で右ガードフレーム４１は、図８に示す如く右サイドフレーム８４を外側から取囲んでガードするものである。
【０１２９】
８５，８６はセンタフレーム７２と曲げ枠部８４Ａとの間に前，後に間隔をもって配設された他の補強部材としての張出ビームを示し、該張出ビーム８５，８６は、前枠部８４Ｂと後枠部８４Ｃとの間に位置して基端側が曲げ枠部８４Ａの内側面に接合され、センタフレーム７２の右縦板７５側に向けて前枠部８４Ｂ、後枠部８４Ｃとほぼ平行に延びている。
【０１３０】
そして、張出ビーム８５，８６の先端側は、センタフレーム７２の長さ方向中間部で底板７３の上面と右縦板７５の右側面とに接合され、これにより張出ビーム８５，８６は、センタフレーム７２に対する右サイドフレーム８４の接合強度を増大させるものである。また、張出ビーム８５，８６は、右サイドフレーム８４の前枠部８４Ｂ、後枠部８４Ｃと共に機器取付台等を構成するものである。
【０１３１】
８７Ａ〜８７Ｅは旋回フレーム７０の下面側を覆うアンダカバーで、これらのアンダカバー８７Ａ〜８７Ｅは、第１の実施の形態で述べたアンダカバー３６Ａ〜３６Ｅとほぼ同様に構成され、張出ビーム８３，８５，８６等に下側からボルト等を用いて固定されるものである。
【０１３２】
かくして、このように構成される本実施の形態では、前記第２の実施の形態で述べたキャブ仕様の左ガードフレーム５７と右ガードフレーム４１を、スイングポスト式の作業装置６９が取付けられる旋回フレーム７０のガードフレーム５７，４１としても兼用することができ、両者のガードフレームを共通部品として形成することができる。
【０１３３】
このため、ガードフレーム４１，５７を、オフセットブーム式の作業装置１０を採用したキャブ仕様の上部旋回体５２と、スイングポスト式の作業装置６９を採用したキャノピ仕様の上部旋回体６４とに共通して用いることができ、部品点数を削減して部品管理、在庫管理を簡略化できると共に、製造工程における工程管理全般を容易に行うことができる。
【０１３４】
次に、図１０および図１１は本発明の第４の実施の形態を示し、本実施の形態では第３の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の特徴は、スイングポスト式の作業装置６９を用いたキャブ型の小旋回式油圧ショベル９１に旋回フレーム７０を適用したことにある。
【０１３５】
図中、９１はスイングポスト式の作業装置６９を用いた建設機械であるキャブ型の小旋回式油圧ショベルで、該油圧ショベル９１は、前記第３の実施の形態で述べた油圧ショベル６１と同様に下部走行体６２を有し、この下部走行体６２上には旋回輪６３等を介して後述の上部旋回体９２が旋回可能に搭載されている。
【０１３６】
９２は下部走行体６２上に搭載されたキャブ仕様の上部旋回体で、該キャブ仕様の上部旋回体９２は、第３の実施の形態で述べた旋回フレーム７０が共通部品として用いられ、この旋回フレーム７０上には、内部に運転室を画成するキャブ９３と、該キャブ９３の後側に位置して内部に原動機および油圧ポンプ（図示せず）等を収容した外装カバー９４と、カウンタウエイト９５等とが設けられている。
【０１３７】
この場合、上部旋回体９２の外装カバー９４、カウンタウエイト９５等は、第３の実施の形態で述べた上部旋回体６４の外装カバー６７、カウンタウエイト６８等とほぼ同様に構成され、これらは図１１に示す旋回半径Ｒの仮想円９内に収められる構成となっている。
【０１３８】
しかし、キャブ９３は、図１１中に二点鎖線で示すように略四角形の箱状体として形成され、前側に位置して左，右に離間した２本の前ピラー９３Ａ，９３Ｂと、後側に位置して左，右に離間した２本の後ピラー９３Ｃ，９３Ｄとからなる合計４本の支柱（ピラー９３Ａ，９３Ｂ，９３Ｃ，９３Ｄ）等を用いて旋回フレーム７０上に立設されている。
【０１３９】
そして、キャブ９３の前部左側に位置する前ピラー９３Ａは、左ガードフレーム５７の曲げ枠部５７Ａと前枠部５７Ｂとの角隅側に配置され、左ガードフレーム５７の前部側と共に旋回半径Ｒの仮想円９から外側に張出している。これにより、キャブ９３は、内部に搭乗したオペレータの前方視界を広く確保し、キャブ９３内での居住性、操作性を向上させるものである。
【０１４０】
かくして、このように構成される本実施の形態でも、前記第３の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。そして、本実施の形態では、ガードフレーム４１，５７を、オフセットブーム式の作業装置１０を採用したキャブ仕様の上部旋回体５２と、スイングポスト式の作業装置６９を採用したキャブ仕様の上部旋回体９２とに共通して用いることができ、部品点数を大幅に削減して部品管理、在庫管理を簡略化できると共に、製造工程における工程管理全般を容易に行うことができる。
【０１４１】
なお、前記第１の実施の形態では、図４に示すように横断面がＤ字状をなす筒状の中空フレーム材を用いて左ガードフレーム３８（右ガードフレーム４１）を形成するものとして述べた。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図１２に示す第１の変形例のように四角形状をなす角筒状の中空フレーム材を用いてガードフレーム１０１を形成してもよい。
【０１４２】
また、図１３に示す第２の変形例のように横断面が略直角三角形状で外側部分が湾曲して下向きに傾斜した非対称な形状をなす中空フレーム材によりガードフレーム１０２を形成してもよい。この場合には、ガードフレーム１０２の横断面を略三角形状で外側部分が湾曲した非対称な形状に形成しているので、ガードフレーム１０２の剛性を高めることができ、かつ中空構造として軽量化を図ることができる。
【０１４３】
また、図１４に示す第３の変形例のように横断面が略コ字形状をなすフレーム材を用いてガードフレーム１０３を形成してもよい。また、図１５に示す如き横断面が非対称な形状のガードフレーム１０４（第４の変形例）、図１６に示す如き横断面が門形状をなすガードフレーム１０５（第５の変形例）、図１７に示す如き横断面が非対称な門形状をなすガードフレーム１０６（第６の変形例）を用いて構成してもよい。
【０１４４】
一方、例えば図１８に示す第７の変形例のように、２枚の板材１０７Ａ，１０７Ｂを溶接して横断面が略Ｄ字状または略三角形状をなすように形成した中空フレーム材によりガードフレーム１０７を形成してもよい。この場合、２枚の板材１０７Ａ，１０７Ｂは、図２に例示した旋回半径Ｒの仮想円９に沿って予め円弧状に湾曲させるように曲げ加工した状態で、その後に図１８に示す如く互いに接合するのがよい。
【０１４５】
また、図１９に示す第８の変形例のように、２枚の板材１０８Ａ，１０８Ｂを溶接して横断面が略Ｄ字状または四角形状をなすように形成した中空フレーム材を用いてガードフレーム１０８を構成してもよい。さらに、図２０に示す第９の変形例のように、横断面が円形となった中空フレーム材によりガードフレーム１０９を形成する構成としてもよい。
【０１４６】
そして、これらの変形例によるガードフレーム１０１〜１０９は、第２〜第４の実施の形態でも同様に採用できるものである。
【０１４７】
また、前記第１の実施の形態では、共通フレームとなる旋回主フレーム２１がセンタフレーム２２と左，右のサイドフレーム３１，３３とにより構成される場合を例に挙げて説明した。
【０１４８】
しかし、本発明はこれに限らず、例えば特開２０００−２５７１１４号公報等に記載された油圧ショベルのように、旋回フレームの底板を旋回中心を基準とした円弧状の外形状に形成したタイプのものに、ガードフレームを追加して設ける構成としてもよい。そして、この点は第２〜第４の実施の形態についても同様である。
【０１４９】
さらに、前記各実施の形態では、建設機械として小旋回式油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の油圧ショベルまたは油圧クレーン等の旋回式建設機械に適用してもよいものである。
【０１５０】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項１に記載の発明によれば、上部旋回体の旋回フレームを、キャノピ仕様のフレームとキャブ仕様のフレームとに共通して用いられる共通フレームと、該共通フレームを外側からガードするため前記キャノピ仕様かキャブ仕様かに応じて該共通フレームに選択的に取付けられるガードフレームとにより構成しているので、旋回フレームの主要部分をキャノピ仕様とキャブ仕様とに共通した共通フレームとして形成でき、キャノピ仕様かキャブ仕様かに応じてガードフレームを取替えるだけで、キャノピ仕様の旋回フレームとキャブ仕様の旋回フレームとをそれぞれ組立てることができる。従って、旋回フレームの主要部分をキャノピ仕様とキャブ仕様とで共通化することができ、部品管理を簡略化して工程管理等を容易に行うことができる。
【０１５１】
また、請求項２に記載の発明によると、共通フレームは前側に作業装置が俯仰動可能に取付けられるオフセットブーム式の作業装置用共通フレームであり、キャノピ仕様のガードフレームは共通フレームの外形状に沿って円弧状に湾曲して形成し、キャブ仕様のガードフレームはキャブの外形状に沿った形状に形成する構成としているので、オフセットブーム式の作業装置用共通フレームにおいて、例えばキャノピ仕様の場合にはガードフレーム分だけ共通フレームを予め小さく形成しておくことにより、ガードフレームを含めて旋回フレーム全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。また、キャブ仕様の場合には、例えばキャブが搭載されるガードフレームの左側前部を除いて旋回フレームのほぼ全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。
【０１５２】
また、請求項３に記載の発明によると、共通フレームは前側に作業装置がスイング可能でかつ俯仰動可能に取付けられるスイングポスト式の作業装置用共通フレームであり、該スイングポスト式の作業装置用共通フレームに取付けられるガードフレームは、オフセットブーム式の作業装置用共通フレームに取付けられるキャブ仕様のガードフレームと兼用する構成としているので、オフセットブーム式の作業装置用共通フレームに取付けられるキャブ仕様のガードフレームを、スイングポスト式の作業装置用共通フレームに取付けられるガードフレームにも兼用することができ、両者のガードフレームを共通部品として形成することができる。
【０１５３】
また、請求項４に記載の発明は、共通フレームを、センタフレームと、該センタフレームの左，右両側に設けられた左サイドフレーム，右サイドフレームとにより構成し、ガードフレームは、少なくとも一部を左サイドフレーム，右サイドフレームの外形状に沿って湾曲させる構成としているので、旋回フレームを骨組み構造に形成でき、旋回フレームの小型、軽量化を図ることができる。そして、例えばキャノピ仕様のときにはガードフレーム分だけ左サイドフレーム，右サイドフレームを予め小さく形成しておくことにより、ガードフレームを含めて旋回フレーム全体を旋回中心を基準とした所定の旋回半径Ｒの円内に収めることができる。
【０１５４】
また、請求項５に記載の発明によると、キャノピ仕様のガードフレームは曲げ枠部および前枠部を有する構成としているので、ガードフレームの曲げ枠部を円弧状に湾曲させて形成でき、ガードフレームの前枠部等を用いて曲げ枠部をサイドフレームに対し一体化するように取付けることができる。そして、サイドフレームをガードフレームによって補強でき、サイドフレームを現行品に比較して薄肉、軽量化して形成することができると共に、ガードフレームについてもサイドフレームの外形に沿って曲げ加工しているので、両者の強度を相互に補い合うように組付けることができ、ガードフレームも薄肉、軽量化して形成することが可能となる。
【０１５５】
一方、請求項６に記載の発明によると、キャブ仕様のガードフレームは、前部側が前記キャブの外形状に沿って前，後方向に延び後部側がサイドフレームに沿って円弧状に湾曲した曲げ枠部と、サイドフレームの前部側に取付けられる前枠部とを有する構成としているので、ガードフレームの曲げ枠部の後部側をサイドフレームに沿って円弧状に湾曲させて形成でき、曲げ枠部の前部側はキャブの外形状に沿って前，後方向に延びるように形成することができる。そして、ガードフレームの前枠部等を用いて曲げ枠部をサイドフレームに対し一体化するように取付けるので、サイドフレームをガードフレームによって補強でき、サイドフレームを現行品に比較して薄肉、軽量化して形成することができると共に、ガードフレームも薄肉、軽量化して形成することが可能となる。
【０１５６】
また、請求項７に記載の発明によると、ガードフレームは、共通フレームに対し複数箇所で締結具を用いて着脱可能に取付ける構成としているので、共通フレームに対するガードフレームの組付け作業性を、締結具を用いることにより向上でき、部品管理や工程管理等を容易に行うことができる。
【０１５７】
また、請求項８に記載の発明によると、ガードフレームは中空のパイプ材を曲げ加工することにより形成しているので、ガードフレームを中空構造として軽量化を図ることができると共に、曲げ加工も容易に行うことができ、ガードフレームを旋回半径Ｒの仮想円に合わせて円弧状に湾曲した形状に形成できる。
【０１５８】
さらに、請求項９に記載の発明によると、ガードフレームは横断面を非対称な形状に形成しているので、ガードフレームの剛性を高めることができ、かつ中空構造として軽量化を図ることができる。そして、例えば断面Ｄ字形のＤ形フレーム等をガードフレームとして用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態によるキャノピ仕様の小旋回式油圧ショベルを示す外観図である。
【図２】図１中の旋回フレームを拡大して示す平面図である。
【図３】図２中の旋回主フレームを示す斜視図である。
【図４】図２中の矢示ＩＶ−ＩＶ方向からみたサイドフレームとガードフレームとの断面図である。
【図５】第２の実施の形態によるキャブ仕様の小旋回式油圧ショベルを示す外観図である。
【図６】図５中の旋回フレームを拡大して示す平面図である。
【図７】第３の実施の形態によるガードフレームが兼用されたキャノピ仕様の小旋回式油圧ショベルを示す外観図である。
【図８】図７中の旋回フレームを拡大して示す平面図である。
【図９】図８中の旋回主フレームを示す斜視図である。
【図１０】第４の実施の形態によるガードフレームが兼用されたキャブ仕様の小旋回式油圧ショベルを示す外観図である。
【図１１】図１０中の旋回フレームを拡大して示す平面図である。
【図１２】第１の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１３】第２の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１４】第３の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１５】第４の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１６】第５の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１７】第６の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１８】第７の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図１９】第８の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【図２０】第９の変形例によるガードフレームを図４とほぼ同様の位置で示す断面図である。
【符号の説明】
１，５１，６１，９１ 油圧ショベル（建設機械）
２，６２ 下部走行体
３，６３ 旋回輪
４，５２，６４，９２ 上部旋回体
５，６５ 運転席
６，６６ キャノピ
８，５５，６８，９５ カウンタウエイト
９ 仮想円
１０ オフセットブーム式の作業装置
２０，５６ 旋回フレーム
２１ 旋回主フレーム（オフセットブーム式の作業装置用共通フレーム）
２２ センタフレーム
２３ 底板
２４ 右縦板
２４Ａ，２５Ａ 取付ブラケット
２５ 左前縦板
２６ 左後縦板
３０ ウエイト取付部
３１ 左サイドフレーム
３３ 右サイドフレーム
３７ 固定板
３８ キャノピ仕様の左ガードフレーム
３８Ａ，４１Ａ，５７Ａ 曲げ枠部
３８Ｂ，４１Ｂ，５７Ｂ 前枠部
３８Ｃ，４１Ｃ，５７Ｃ 後枠部
３９ ブラケット板
４０ 締結ボルト（締結具）
４１ 右ガードフレーム
５７ キャブ仕様の左ガードフレーム
６９ スイングポスト式の作業装置
７０ 旋回フレーム
７１ 旋回主フレーム（スイングポスト式の作業装置用共通フレーム）
１０１，１０２，１０３，１０４，１０５，１０６，１０７，１０８，１０９
ガードフレーム
Ｏ 旋回中心
Ｒ 旋回半径[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a revolving construction machine suitably used for a hydraulic excavator for excavating earth and sand, for example, and more particularly to a revolving construction machine in which a revolving radius of an upper revolving unit is reduced.
[0002]
[Prior art]
Generally, a swing type construction machine such as a hydraulic excavator includes a lower traveling structure, an upper revolving structure rotatably mounted on the lower traveling structure, and a work provided to be capable of elevating at a front portion of the upper revolving structure. The excavation work of earth and sand is performed by operating the work device.
[0003]
The upper revolving unit of such a hydraulic excavator defines a revolving frame mounted on a lower traveling unit via a revolving wheel, and a canopy provided on the revolving frame and covering a driver's seat from above or a driver's cab inside. A cab to be formed, an outer cover provided on the revolving frame at the rear side of the cab or canopy and containing a motor, a hydraulic pump, and the like therein; and the revolving frame at the rear side of the outer cover. And a counter weight which is provided above and balances the weight of the working device.
[0004]
Further, such an excavator prevents a part of the upper revolving superstructure (particularly, a counterweight on the rear side) from colliding with a surrounding obstacle when performing excavation work in a narrow work site such as an urban area. In order to prevent this, a so-called small-swing hydraulic excavator in which the counterweight and the like of the upper rotating body are accommodated in a circle having a predetermined turning radius and the outer peripheral side of the turning frame is formed in an arc shape accordingly. Are known (for example, JP-A-2000-257114).
[0005]
A conventional small-swing hydraulic excavator of this type includes a canopy type that covers the driver seat provided on the revolving frame from above and a driver cab that completely covers the driver seat from the outside and defines an operator cab inside. There is a cab specification, and the configuration of the revolving frame is previously changed between the canopy specification and the cab specification.
[0006]
That is, since the upper revolving body of the canopy specification is configured to support the canopy serving as the canopy on the revolving frame using two or three pillars (pillars), for example, the upper revolving body is located at a position on the left front of the driver's seat. There is no pillar, and there is no problem even if an arc-shaped turning frame is used.
[0007]
However, in the case of the upper revolving superstructure of the cab specification, since the driver's seat is completely covered from the outside by the cab having a substantially square box shape, for example, the left front portion of the cab is contained within the circle having the revolving radius. Therefore, it is necessary to form the revolving frame into a larger outer shape than that of the canopy type.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the upper revolving structure of the hydraulic shovel according to the above-described prior art is configured so that the revolving frame is different in shape between the canopy type and the cab type, and is formed as different specifications. Even with a hydraulic excavator of (capacity), it is necessary to prepare different turning frames for the canopy specification and the cab specification, which increases the number of parts and complicates process management. .
[0009]
In particular, in the case of a small turning hydraulic excavator, the turning frame can be formed in a relatively small arc shape in the case of the canopy specification. However, in the case of the cab type, it is necessary to secure a certain amount of space in the cab from the viewpoint of operator's comfort, operability, etc., so for example, place the front left side of the cab within a circle with a small turning radius. It is difficult to store it, and the actual situation is that the turning frame is formed in a larger outer shape than that of the canopy specification.
[0010]
For this reason, it is inevitable to adopt revolving frames having different shapes for the canopy specification and the cab specification, which causes a problem that extra labor and time are required for parts management, process management, and the like.
[0011]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems of the related art, and an object of the present invention is to allow a main part of a revolving frame to be shared between a canopy specification and a cab specification, thereby simplifying parts management and process management. It is an object of the present invention to provide a swing type construction machine which can be easily and easily performed.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, the present invention includes a lower traveling body capable of self-propelling, and an upper revolving body which is mounted on the lower traveling body so as to be pivotable and has a working device attached to a front side thereof. The body has a revolving frame, and the revolving type construction machine is provided with one of a canopy that covers a driver's seat from above and a cab that defines a driver's cab inside the revolving frame. Applied.
[0013]
The first aspect of the present invention is characterized in that the revolving frame guards a common frame commonly used for the canopy-specific frame and the cab-specific frame, and guards the common frame from outside. Therefore, the guard frame is selectively attached to the common frame according to the canopy specification or the cab specification, and has a guard frame having a different shape between the canopy specification and the cab specification.
[0014]
With this configuration, for example, the upper revolving unit of the canopy specification can assemble the revolving frame simply by attaching the guard frame of the canopy specification to the common frame, and the canopy covering the driver's seat from above is provided on the revolving frame. Can be assembled. When a cab-specific guard frame is mounted on the common frame, a swivel frame that conforms to the cab specification can be assembled. A cab that defines an operator's cab can be mounted inside the swivel frame.
[0015]
According to the second aspect of the present invention, the common frame has an outer shape having an arc shape based on the center of rotation, and the working device is mounted on the front side so that the working device can be vertically moved upward and downward. A common frame for an apparatus, wherein a guard frame of a canopy specification is formed to be curved in an arc shape along an outer shape of the common frame, and a guard frame of a cab specification is formed in a shape along the outer shape of the cab. I have.
[0016]
Thereby, in the common frame for the working device of the offset boom type in which the working device is mounted so as to be able to move upward and downward, for example, in the case of the canopy specification, if the common frame is formed small by the guard frame in advance, The entire turning frame including the guard frame can be contained within a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center. In the case of the cab specification, for example, almost the entire turning frame except for the left front portion of the guard frame on which the cab is mounted can be accommodated in a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center.
[0017]
According to the third aspect of the present invention, the common frame is a swing post type working device common frame to which the working device is attached to the front side so as to be able to swing left and right and to be able to move up and down. In addition, the guard frame attached to the swing post type working device common frame is also configured as a cab specification guard frame attached to the offset boom type working device common frame.
[0018]
As a result, the cab-specific guard frame attached to the offset boom type working device common frame can also be used as the guard frame attached to the swing post type working device common frame. It can be formed as a part.
[0019]
According to the fourth aspect of the present invention, the common frame is provided with a working device on the front side and a counter weight on the rear side, and a center frame provided on both the left and right sides of the center frame with reference to the center of rotation. The left and right side frames are formed of curved left and right arc-shaped frames, and the guard frame at least partially conforms to the outer shapes of the left and right side frames formed of the arc-shaped frames. And curved.
[0020]
In this case, for example, in the case of the canopy specification, the left side frame and the right side frame (left and right arc-shaped frames) are formed in advance to be smaller by the guard frame, so that the entire turning frame including the guard frame is formed. Can be contained within a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center. In the case of the cab specification, for example, almost the entire turning frame except for the left front portion of the guard frame on which the cab is mounted can be accommodated in a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center.
[0021]
According to the invention of claim 5, the guard frame of the canopy specification has a bent frame portion curved in an arc shape along the outer shape of the side frame, and a side frame extending leftward and rightward from the front end of the bent frame portion. And a front frame portion attached to the front side of the vehicle.
[0022]
Thereby, the guard frame of the canopy specification can be formed by bending the bending frame portion into an arc shape, and can be attached so as to integrate the bending frame portion with the side frame using the front frame portion or the like of the guard frame. At the same time, the strength of the entire turning frame can be increased by using the guard frame.
[0023]
On the other hand, according to the invention of claim 6, the guard frame of the cab specification has a bending frame portion whose front portion extends in the front and rear directions along the outer shape of the cab and whose rear portion curves in an arc shape along the side frame. And a front frame portion extending leftward and rightward from the front end of the bending frame portion and attached to the front side of the side frame.
[0024]
Thus, the guard frame of the cab specification can be formed by bending the rear side of the bending frame portion into an arc shape along the side frame, and the front side of the bending frame portion is directed forward and rearward along the outer shape of the cab. Can be formed to extend. Then, the bending frame portion can be attached to the side frame so as to be integrated with the front frame portion or the like of the guard frame, and the strength of the entire turning frame can be increased using the guard frame.
[0025]
According to the invention of claim 7, the guard frame is configured to be detachably attached to the common frame at a plurality of locations using fasteners. Thus, the guard frame can be detachably attached to the common frame at a plurality of locations using the fasteners, and the strength of the common frame can be improved.
[0026]
According to the invention of claim 8, the guard frame is formed by bending a hollow pipe material. Thus, the guard frame can have a hollow structure to reduce the weight, and can be easily bent.
[0027]
According to the ninth aspect of the present invention, the guard frame has an asymmetric cross section. Thus, the rigidity of the guard frame can be increased, and the weight can be reduced as a hollow structure. The guard frame can be formed using, for example, a D-shaped frame having a D-shaped cross section.
[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example in which a swing type construction machine according to an embodiment of the present invention is applied to a small swing type hydraulic excavator will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0029]
Here, FIGS. 1 to 4 show a first embodiment of the present invention. In the drawing, reference numeral 1 denotes a small turning hydraulic excavator which is a construction machine, 2 denotes a lower traveling body of the hydraulic excavator 1, and the lower traveling body 2 is configured to be capable of self-running. An upper swing body 4 to be described later is mounted so as to be able to swing through 3 and the like.
[0030]
Reference numeral 4 denotes an upper revolving unit of a canopy specification mounted on the lower traveling body 2. The upper revolving unit 4 of the canopy specification is mounted on a later-described revolving frame 20 and on a left side portion of the revolving frame 20 and above the driver's seat 5. And a canopy 6 partially covering the right side and the like, and an outer cover 7 provided on the revolving frame 20 at the rear side of the canopy 6 and accommodating a motor, a hydraulic pump (not shown) and the like inside. , A counterweight 8 and the like.
[0031]
In this case, the canopy 6 has a canopy 6A, and the canopy 6A has one front pillar 6B located on the front side as shown by a two-dot chain line in FIG. It is erected on the revolving frame 20 using a total of three columns (pillars 6B, 6C, 6D) including two rear pillars 6C, 6D separated to the right. The canopy 6 has a canopy 6A that is accommodated in a virtual circle 9 having a turning radius R with respect to the turning center O of the upper turning body 4, as illustrated in FIG.
[0032]
The counterweight 8 is provided on the revolving frame 20 at the rear side of the outer cover 7 as shown in FIG. 1, and balances the weight of the working device 10 described later. The counterweight 8 is also formed so that the rear surface side has an arc shape, and is accommodated in an imaginary circle 9 having a turning radius R.
[0033]
As described above, the upper swing body 4 implements the so-called small swing hydraulic excavator 1 by placing the canopy 6 and the counterweight 8 in the virtual circle 9 having the swing radius R, and swings the upper swing even in a narrow work site such as an urban area. It is possible to prevent a part of the body 4 (for example, the canopy 6A of the canopy 6, the counterweight 8, etc.) from colliding with a surrounding obstacle.
[0034]
Reference numeral 10 denotes an offset boom type working device provided at the front portion of the upper revolving unit 4 so as to be able to move upward and downward. The working device 10 includes a lower boom 11, an upper boom 12, a cylinder stay 13, an arm 14, It is composed of a bucket 15 and the like. The lower end of the lower boom 11 of the working device 10 is mounted between the mounting brackets 24A and 25A of the vertical plates 24 and 25 described later so as to be able to move up and down, and is moved up and down by the boom cylinder 11A. .
[0035]
Further, the working device 10 of the offset boom type has a small turning posture by turning the arm 14 and the bucket 15 in a folded state while the lower boom 11 is largely lifted upward, and in this small turning posture, FIG. The entire working device 10 is accommodated in a virtual circle 9 having a turning radius R illustrated in FIG.
[0036]
A right vertical plate 24 and a left front vertical plate 25, to be described later, to which the lower boom 11 of the working device 10 is attached are arranged at positions offset to the right by a fixed distance with respect to the turning center O of the upper turning body 4 as shown in FIG. Is established. As a result, the driver's seat 5 and the canopy 6 are arranged with a large mounting space on the left side of the upper revolving unit 4, and for the operator sitting on the driver's seat 5, good operability and comfort in the canopy 6 are provided. Can be secured.
[0037]
Reference numeral 20 denotes a revolving frame that constitutes a frame of the upper revolving unit 4. As shown in FIG. 2, the revolving frame 20 guards the revolving main frame 21 described later and the revolving main frame 21 from the left and right outer sides. And a right guard frame 41.
[0038]
Here, the revolving main frame 21 of the revolving frame 20 is used together with the right guard frame 41 for the upper revolving superstructure 4 of the canopy specification shown in FIG. 1 and the upper revolving superstructure 52 of the cab specification shown in FIG. , Only the left guard frame 38 is replaced depending on whether it is a canopy specification or a cab specification.
[0039]
Reference numeral 21 denotes a turning main frame as a common frame constituting a main part of the turning frame 20. The turning main frame 21 is an offset boom type working device common frame to which the above-mentioned working device 10 is attached so as to be able to move up and down. As shown in FIG. 2 and FIG. 3, the center frame 22 includes a center frame 22, which will be described later, and extends in the front and rear directions.
[0040]
The center frame 22, the left side frame 31, and the right side frame 33 form a frame structure, thereby ensuring sufficient rigidity while reducing the weight of the turning main frame 21.
[0041]
In addition, the revolving main frame 21 is configured such that the left side frame 31 and the right side frame 33 are curved in an arc shape as described later, so that the entirety including a left guard frame 38 and a right guard frame 41 described later is shown in FIG. In a virtual circle 9 having a turning radius R shown in FIG.
[0042]
Reference numeral 22 denotes a center frame which forms a central portion of the turning main frame 21. The center frame 22 includes a bottom plate 23, a right vertical plate 24, a left front vertical plate 25, a left rear vertical plate 26, a connecting plate 27, and the like, which will be described later. ing.
[0043]
Reference numeral 23 denotes a bottom plate serving as a base plate of the center frame 22. The bottom plate 23 is formed from a thick steel plate or the like into a substantially rectangular shape as shown in FIGS. 2 and 3, and has a predetermined length in the front and rear directions. Extending. On the upper surface side of the bottom plate 23, a right vertical plate 24, a left front vertical plate 25 and a left rear vertical plate 26 extending in the front and rear directions, and a right vertical plate 24 positioned on the rear end side of the left front vertical plate 25. And a connecting plate 27 which connects the left and right rear vertical plates 26 in the left and right directions by using welding means.
[0044]
Here, the bottom plate 23 of the center frame 22 is formed so as to have a width slightly larger than the outer diameter of the turning wheel 3 shown in FIG. You can do it.
[0045]
The right vertical plate 24 extends in the front and rear directions with a length dimension substantially corresponding to the bottom plate 23, and the left front vertical plate 25 and the left rear vertical plate 26 extend substantially in front of and in parallel with the right vertical plate 24. ing. However, the left front vertical plate 25 and the left rear vertical plate 26 are separated to the left and right (in the width direction) at the position of the connecting plate 27, and the left front vertical plate 25 is moved from the intermediate position in the width direction of the connecting plate 27 to the front end side of the bottom plate 23. Extends to
[0046]
The left front vertical plate 25, together with the front side of the right vertical plate 24, constitute mounting brackets 24A, 25A to which the lower boom 11 of the working device 10 is pin-coupled to be able to move up and down, and between these mounting brackets 24A, 25A. In order to increase the bending strength and the like of the mounting brackets 24A and 25A, a reinforcing horizontal plate 28 and the like are joined by welding.
[0047]
In addition, a cylinder bracket 29 is provided on the front side of the right vertical plate 24 and the left front vertical plate 25 at the front side of the horizontal plate 28. The bracket portion 29 has a boom cylinder shown in FIG. The base end side of 11A is rotatably pin-connected.
[0048]
On the other hand, the left rear vertical plate 26 is disposed so as to sandwich the connecting plate 27 from the left and right directions with the right vertical plate 24, and extends parallel to the right vertical plate 24 to the rear end side of the bottom plate 23. . The rear end sides of the right vertical plate 24 and the left rear vertical plate 26 together with the rear end of the bottom plate 23 constitute a weight attachment portion 30, and the weight attachment portion 30 has a counter shown in FIG. The weight 8 is detachably attached by using an attachment bolt (not shown) or the like.
[0049]
Reference numeral 31 denotes a left side frame which constitutes a part of the turning main frame 21. The left side frame 31 is formed of an arc-shaped left-sided frame which is curved in an arc shape with reference to the turning center O shown in FIG. As shown, it is formed by bending a hollow cylindrical member having a rectangular cross section having a rectangular cross section. The left side frame 31 is formed to have a size smaller than the virtual circle 9 in advance so that a left guard frame 38 described later is accommodated in the virtual circle 9 having a turning radius R shown in FIG.
[0050]
Here, the left side frame 31 composed of an arc-shaped frame is bent in an arc shape as shown in FIGS. 2 and 3 and extends forward and backward, and a rightward direction from the front end of the bent frame 31A. The front frame portion 31B is formed by bending the front frame portion 31B and the rear frame portion 31C bent rightward from the rear end of the bent frame portion 31A, and the rear frame portion 31C is substantially parallel to the front frame portion 31B. It extends to the center frame 22 side.
[0051]
In the left side frame 31, the front end of the front frame portion 31B is welded (joined) to the upper surface of the bottom plate 23 and the front end surface of the left front vertical plate 25 at the front end side of the center frame 22, and the front end side of the rear frame portion 31C is The rear end of the center frame 22 is joined to the upper surface of the bottom plate 23 and the left side surface of the left rear vertical plate 26. Thus, the left side frame 31 is firmly connected to the center frame 22.
[0052]
Reference numeral 32 denotes an overhanging beam as a reinforcing member provided between the center frame 22 and the bending frame portion 31A. The overhanging beam 32 is located between the front frame portion 31B and the rear frame portion 31C and has a base end. The side is joined to the inner side surface of the bending frame portion 31A, and extends substantially parallel to the front frame portion 31B and the rear frame portion 31C toward the left rear vertical plate 26 side of the center frame 22.
[0053]
The distal end side of the overhanging beam 32 is joined to the upper surface of the bottom plate 23 and the left side surface of the left rear vertical plate 26 at the middle portion of the center frame 22 in the longitudinal direction. To increase the joint strength of the left side frame 31 with respect to. The overhanging beam 32 supports the driver's seat 5 and the like illustrated in FIG. 1 together with the front frame portion 31B and the like of the left side frame 31 from below.
[0054]
Reference numeral 33 denotes a right side frame which constitutes a part of the turning main frame 21. The right side frame 33 is formed of a right-sided arc-shaped frame curved in an arc shape with reference to the turning center O shown in FIG. Similar to 31, it is formed by bending a hollow cylindrical hollow frame member having a rectangular cross section. The right side frame 33 is also formed to have a smaller size than the virtual circle 9 so that a right guard frame 41 described later is accommodated in the virtual circle 9 having a turning radius R shown in FIG.
[0055]
Here, the right side frame 33 is bent in an arc shape as shown in FIGS. 2 and 3, and extends forward and backward, and a bent frame 33A is bent leftward from the front end of the bent frame 33A. The front frame 33B and the rear frame 33C bent leftward from the rear end of the bending frame 33A and extend to the center frame 22 side substantially in parallel with the front frame 33B. And extending.
[0056]
The right side frame 33 has the front end of the front frame 33B welded (joined) to the upper surface of the bottom plate 23 and the front end of the right vertical plate 24 at the front end of the center frame 22, and has the front end of the rear frame 33C. The rear end of the center frame 22 is joined to the upper surface of the bottom plate 23 and the right side surface of the right vertical plate 24. Thereby, the right side frame 33 is firmly connected to the center frame 22.
[0057]
Numerals 34 and 35 denote overhanging beams as other reinforcing members disposed between the center frame 22 and the bending frame portion 33A at front and rear intervals, and the overhanging beams 34 and 35 correspond to the front frame portion 33B. And the rear end portion 33C, the base end side is joined to the inner side surface of the bending frame portion 33A, and is substantially parallel to the front frame portion 33B and the rear frame portion 33C toward the right vertical plate 24 side of the center frame 22. Extends.
[0058]
The distal ends of the overhanging beams 34 and 35 are joined to the upper surface of the bottom plate 23 and the right side of the right vertical plate 24 at the middle portion of the center frame 22 in the longitudinal direction. This is to increase the joining strength of the right side frame 33 to the center frame 22. The overhanging beams 34 and 35 together with the front frame portion 33B and the rear frame portion 33C of the right side frame 33 constitute a device mounting base and the like, on which a multiple valve (directional control valve) and a hydraulic oil tank are provided. , Etc. (not shown).
[0059]
Reference numerals 36A to 36E denote under covers which cover the lower surface side of the turning main frame 21. Among these under covers 36A to 36E, the under cover 36A is located between the left side left frame 31 and the bottom plate 23 and the left side frame. The front frame 31B, the bending frame 31A and the overhanging beam 32 are fixed from below with bolts or the like. The under cover 36B is fixed between the overhang beam 32 and the bending frame 31A and the rear frame 31C of the left side frame 31 using bolts or the like from below.
[0060]
On the other hand, the under cover 36C is located between the right side frame 33 and the bottom plate 23, and is provided with bolts or the like from below between the front frame 33B of the right side frame 33 and the bending frame 33A and the overhanging beam 34. It is fixed using. The under cover 36D is located between the right side frame 33 and the bottom plate 23 and fixed between the overhanging beams 34 and 35 from below using bolts or the like. It is fixed between the bending frame portion 33A and the rear frame portion 33C of the right side frame 33 from below using a bolt or the like.
[0061]
Reference numerals 37, 37, ... denote fixing plates provided on the left side frame 31 and the right side frame 33, respectively. Each of the fixing plates 37 is formed using a small square plate as shown in FIG. On the bending frame portion 31A, the front frame portion 31B, and the rear frame portion 31C of the side frame 31, they are arranged at intervals, respectively, and on the bending frame portion 33A, the front frame portion 33B, and the rear frame portion 33C of the right side frame 33. Are also arranged at intervals.
[0062]
In this case, these fixing plates 37 are fixed to the upper surface side of the side frames 31 (33) by using welding means as illustrated in FIG. 4, and a fastening bolt 40 described later is screwed to the center side thereof. A screw hole 37A is formed. A left guard frame 38 and a right guard frame 41 described later are attached to the left side frame 31 and the right side frame 33 at the positions of the respective fixing plates 37 by using fastening bolts 40 and the like.
[0063]
Reference numeral 38 denotes a canopy-specific left guard frame that constitutes the revolving frame 20 together with the revolving main frame 21. The left guard frame 38 has a shape different from that of a cab-specific left guard frame 57, which will be described later. It is formed as a guard frame. The left guard frame 38 is formed by bending a hollow cylindrical frame member having a substantially D-shaped cross section along the outer shape of the left side frame 31, as shown in FIG.
[0064]
Here, as shown in FIG. 2, the left guard frame 38 is bent in an arc shape along the bending frame portion 31A of the left side frame 31 and extends forward and backward, and the bending frame portion 38A. A front frame 38B bent rightward from the front end of the left side frame 31 and extending along the front frame 31B of the left side frame 31, and a rear frame bent leftward from the rear end of the bending frame 38A. And a rear frame portion 38C extending along the portion 31C.
[0065]
The left guard frame 38 is detachably attached to the left side frame 31 by using a bracket plate 39 and fastening bolts 40, which will be described later. In this state, the left guard frame 38 is attached to the left side frame 31 as shown in FIG. Is guarded from the outside, and the entire left guard frame 38 is accommodated in the virtual circle 9 having the turning radius R.
[0066]
Are bracket plates provided on the left guard frame 38 (right guard frame 41), respectively, and each of the bracket plates 39 is formed by bending a flat plate material into an L shape as shown in FIG. A contact plate portion 39A which is in contact with the fixed plate 37 of the side frame 31; and a drooping plate which is bent in an L-shape with the corresponding plate portion 39A and is drooped downward to face the outer side surface of the side frame 31. And a portion 39B.
[0067]
As shown in FIG. 4, the inner surface of the guard frame 38 is fixed to the hanging plate portion 39B of the bracket plate 39 by using a welding means. 37 is integrated with the guard frame 38 at a position corresponding to the position.
[0068]
Reference numerals 40, 40,... Are fastening bolts as fasteners for attaching the guard frame 38 to the side frame 31. These fastening bolts 40 fix the abutment plate portion 39A of the bracket plate 39 to the side frame 31 as shown in FIG. It is screwed into the screw hole 37A of the fixed plate 37 in a state of being abutted on the plate 37. The guard frame 38 is fastened to the side frame 31 at a plurality of places by the fastening bolts 40 via the bracket plate 39 and the fixing plate 37.
[0069]
Reference numeral 41 denotes a right guard frame that constitutes the revolving frame 20 together with the revolving main frame 21 and the left guard frame 38. The right guard frame 41 has a substantially D-shaped cross section in substantially the same manner as the left guard frame 38 described above. It is formed by bending a hollow frame member along the outer shape of the right side frame 33.
[0070]
Here, the right guard frame 41 is bent in an arc shape along the bending frame portion 33A of the right side frame 33 as shown in FIG. 2 and extends forward and backward, and the bending frame portion 41A. And a front frame 41B bent leftward from the front end of the right side frame 33 and extending along the front frame 33B of the right side frame 33, and a rear frame bent rightward from the rear end of the bending frame 41A. And a rear frame portion 41C extending along the portion 33C.
[0071]
The right guard frame 41 is also detachably attached to the right side frame 33 by using the bracket plate 39 and the fastening bolts 40 in the same manner as the left guard frame 38 described above. As shown in the figure, the right side frame 33 is surrounded from outside and guarded, and the entire right guard frame 41 is accommodated in the virtual circle 9 having the turning radius R.
[0072]
The small-swing hydraulic excavator according to the present embodiment has the above-described configuration. Next, an operation when the left guard frame 38 and the right guard frame 41 are assembled to the swing main frame 21 of the swing frame 20 will be described. .
[0073]
First, the turning main frame 21 includes a center frame 22 including a bottom plate 23, a right vertical plate 24, a left front vertical plate 25, a left rear vertical plate 26, a connecting plate 27, a horizontal plate 28, and the like. It is composed of a left side frame 31 and a right side frame 33 joined to both sides using welding means or the like.
[0074]
Such a main swing frame 21 is an offset boom type work commonly used for the upper revolving superstructure 4 of the canopy specification and the upper revolving superstructure 52 of the cab specification which will be described later in a second embodiment. It constitutes a device common frame.
[0075]
On the other hand, in the case of the upper revolving superstructure 4 of the canopy specification, the left guard frame 38 of the canopy specification is attached to the outside of the left side frame 31 by using the bracket plates 39 and the fastening bolts 40. A right guard frame 41 is attached to the outside of the right side frame 33 using the bracket plates 39, the fastening bolts 40, and the like.
[0076]
The left guard frame 38 surrounds and guards (protects) the left side frame 31 of the turning main frame 21 from outside, and the right guard frame 41 surrounds and guards the right side frame 33 from outside. It is.
[0077]
For this reason, the left side frame 31 can be reinforced from the outside by the left guard frame 38, and the left side frame 31 can be formed thinner and lighter than the current product. In addition, since the left guard frame 38 is also bent along the outer shape of the left side frame 31, the left guard frame 38 can be assembled so as to complement each other, and the left guard frame 38 is also made thinner and lighter. It can be formed.
[0078]
Then, the right side frame 33 can be reinforced by the right guard frame 41, and the right side frame 33 can be formed to be thinner and lighter than the current product. In addition, since the right guard frame 41 is also bent along the outer shape of the right side frame 33, the right guard frame 41 can be assembled so as to complement the strength of each other, and the right guard frame 41 is also reduced in thickness and weight. It can be formed.
[0079]
Thus, the revolving frame 20 according to the present embodiment includes the revolving main frame 21 assembled in a frame structure by the center frame 22, the left side frame 31, and the right side frame 33, and the left side frame 31 of the revolving main frame 21. And a right guard frame 41 and a right guard frame 41 which are attached to the right side frame 33 so as to surround it from the outside.
[0080]
The revolving frame 20 includes the revolving main frame 21 and the right guard frame 41 except for the left guard frame 38, and the upper revolving unit 4 of the canopy specification and the upper revolving body of the cab specification described in the second embodiment. It is configured to be used in common with the body 52.
[0081]
Therefore, according to the present embodiment, the main part of the revolving frame 20 can be shared between the canopy specification and the cab specification, and the number of parts can be greatly reduced, and parts management and inventory management can be simplified. It is possible to easily perform the entire process management in the manufacturing process of the small turning hydraulic excavator 1 and the like employing the so-called offset boom type working device 10.
[0082]
In addition, the turning main frame 21, which is a common frame in both the canopy specification and the cab specification, is a frame having a frame structure from the center frame 22, the left side frame 31, and the right side frame 33, so that the center frame 22 The bottom plate 23 and the like can be formed of a thin plate material, so that the overall weight can be reduced and the manufacturing cost and the like can be reduced.
[0083]
In the upper revolving unit 4 of the canopy specification, the revolving frame 20 including the revolving main frame 21, the left guard frame 38, and the right guard frame 41 can be formed in a relatively small arc shape. As shown in FIG. 2, it can be contained within the virtual circle 9 having the turning radius R.
[0084]
As a result, a so-called small turning hydraulic excavator 1 can be realized, and even in a narrow work site such as an urban area, a part of the upper turning body 4 (for example, the canopy 6A of the canopy 6, the counterweight 8 and the like) is surrounded. Collision with other obstacles can be prevented, and work safety and reliability can be improved.
[0085]
Further, since the left guard frame 38 and the right guard frame 41 are formed in an asymmetrical shape on the left and right sides that form a substantially D-shaped cross section, the rigidity of the left guard frame 38 and the right guard frame 41 can be increased. It is possible to reduce the weight as a hollow structure. For example, a D-shaped frame having a D-shaped cross section can be used as the left guard frame 38 and the right guard frame 41.
[0086]
Next, FIGS. 5 and 6 show a second embodiment of the present invention. In this embodiment, the same reference numerals are given to the same components as those in the first embodiment, and the description thereof will be omitted. It shall be. However, a feature of the present embodiment resides in that the turning main frame 21 serving as a common frame is applied to a turning frame 56 of a cab specification described later.
[0087]
In the figure, reference numeral 51 denotes a small turning type hydraulic excavator which is a cab type construction machine employed in the present embodiment. The hydraulic excavator 51 has the lower traveling body 2 as in the first embodiment described above. An upper revolving structure 52 described later is revolvably mounted on the lower traveling structure 2 via the revolving wheel 3 and the like.
[0088]
Reference numeral 52 denotes a cab-specific upper revolving structure mounted on the lower traveling unit 2. The cab-specified upper revolving structure 52 is mounted on a later-described revolving frame 56 and a left side portion of the revolving frame 56 and has a cab inside. A cab 53 to be defined, an outer cover 54 provided on a revolving frame 56 at a rear side of the cab 53 and containing a motor and a hydraulic pump (not shown), a counterweight 55 and the like. It consists of.
[0089]
In this case, the outer cover 54, the counterweight 55, etc. of the upper revolving unit 52 are configured in substantially the same manner as the outer cover 7, the counterweight 8, etc. of the upper revolving unit 4 described in the first embodiment. 6 is accommodated in a virtual circle 9 having a turning radius R.
[0090]
However, the cab 53 is formed as a substantially rectangular box-like body as shown by a two-dot chain line in FIG. 6, and is provided with two front pillars 53A and 53B located on the front side and separated to the left and right, and a rear side. And four pillars (pillars 53A, 53B, 53C, 53D) composed of two rear pillars 53C, 53D spaced apart left and right, and the like, are erected on the revolving frame 56. .
[0091]
The front pillar 53A located on the front left side of the cab 53 is disposed at the corner between the bending frame 57A and the front frame 57B of the left guard frame 57, which will be described later, and together with the front side of the left guard frame 57. It protrudes outward from the virtual circle 9 having the turning radius R. As a result, the cab 53 ensures a wide field of view for the operator who has boarded the cab 53, and improves the livability and operability in the cab 53.
[0092]
Reference numeral 56 denotes a revolving frame used for the upper revolving superstructure 52 of the cab specification. The revolving frame 56 has substantially the same configuration as the revolving frame 20 of the canopy specification described in the first embodiment, and as shown in FIG. It has a frame 21, a right guard frame 41 for guarding the turning main frame 21 from the right side, and a left guard frame 57 to be described later.
[0093]
Here, the revolving main frame 21 of the revolving frame 56 is used together with the right guard frame 41 in the upper revolving superstructure 4 of the canopy specification shown in FIG. 1 and the upper revolving superstructure 52 of the cab specification shown in FIG. In the case of the specification, only the left guard frame 57 is used instead of the left guard frame 38 (shown in FIG. 2) of the canopy specification.
[0094]
Numeral 57 denotes a cab-specific left guard frame which forms a revolving frame 56 together with the revolving main frame 21. The left guard frame 57 has a shape different from that of the canopy-specific left guard frame 38 described in the first embodiment. And it is formed as a guard frame dedicated to the cab specification.
[0095]
In this case, similarly to the left guard frame 38, the left guard frame 57 is formed by forming a tubular hollow frame member having a substantially D-shaped cross section along the outer shape of the left side frame 31, as shown in FIG. It is formed by bending.
[0096]
However, as shown in FIG. 6, the left guard frame 57 has a front side extending forward and backward along the outer shape of the cab 53 and a rear side curved in an arc shape along the bending frame portion 31 </ b> A of the left side frame 31. A frame portion 57A, a front frame portion 57B bent rightward from the front end of the bending frame portion 57A and extending along the front frame portion 31B of the left side frame 31, and a rightward direction from the rear end of the bending frame portion 57A. The rear frame portion 57C is bent and extends along the rear frame portion 31C of the left side frame 31.
[0097]
As described above, the left guard frame 57 is configured such that the corner between the bending frame portion 57A and the front frame portion 57B extends outward from the virtual circle 9 having the turning radius R, thereby lowering the front pillar 53A of the cab 53, for example. It is supported from the side so that a large living space (space) in the cab 53 can be secured.
[0098]
The left guard frame 57 is detachably attached to the left side frame 31 by using the bracket plate 39 and the fastening bolts 40 in the same manner as in the first embodiment. As shown in the figure, the left side frame 31 is surrounded from outside and guarded.
[0099]
Thus, in the present embodiment configured as described above, substantially the same operation and effect as those of the first embodiment can be obtained. In the present embodiment, in particular, in the present embodiment, the turning main frame 21 of the turning frame 56, The right guard frame 41 is a common component used in common with the revolving frame 20 of the canopy specification shown in FIG. 1, and only the left guard frame 57 is detachably mounted as a dedicated component for the cab specification.
[0100]
For this reason, according to the present embodiment, the main part of the revolving frame 56 can be shared between the cab specification and the canopy specification, and the number of parts can be greatly reduced, and parts management and inventory management can be simplified. Thus, it is possible to easily perform the entire process management in the manufacturing process of the small turning hydraulic excavator 51 or the like employing the so-called offset boom type working device 10.
[0101]
Next, FIG. 7, FIG. 8 and FIG. 9 show a third embodiment of the present invention. In this embodiment, the same components as those of the second embodiment are denoted by the same reference numerals. The description is omitted. However, the feature of the present embodiment is that the left guard frame 57 and the right guard frame 41 of the cab specification are configured to also be used as the guard frame of the turning frame 70 to which the swing post type working device 69 described later is attached. It is in.
[0102]
In the figure, reference numeral 61 denotes a canopy-type small turning hydraulic excavator which is a construction machine using a swing post type working device 69. The hydraulic excavator 61 has a lower traveling body 62. An upper swing body 64 described later is mounted so as to be swingable using a swing wheel 63.
[0103]
An upper revolving body 64 of a canopy specification provided on the lower traveling body 62 has a later-described revolving frame 70 on which a driver's seat 65 is covered from above. 66, an exterior cover 67, a counterweight 68, and the like. The outer cover 67, together with the counterweight 68, defines a machine room in which an engine, a hydraulic pump (both not shown) and the like are housed.
[0104]
In this case, the canopy 66 has a canopy 66A, and the canopy 66A is located on the rear side as shown by a two-dot chain line in FIG. , 66C and the like, and is erected on the turning frame 70.
[0105]
A swing post type work device 69 is provided on the front side of the upper revolving structure 64 so as to be able to swing left and right and to be able to move up and down. The work device 69 is provided with a swing frame 70 described later. A swing post 69A rotatably connected to the support bracket 77 using a connecting pin or the like, a boom 69B connected to the upper end side of the swing post 69A so as to be able to move up and down, and a boom 69B. The arm 69C is roughly constituted by an arm 69C connected to the distal end side so as to be able to move up and down, and a bucket 69D rotatably connected to the distal end side of the arm 69C.
[0106]
In the working device 69, for example, when performing a trench work or the like, the swing post 69A is swung in the horizontal direction (left and right directions) with respect to the support bracket 77 of the revolving frame 70. Is swung left and right with respect to the turning frame 70.
[0107]
Reference numeral 70 denotes a revolving frame that constitutes a main frame of the upper revolving unit 64. As shown in FIG. 8, the revolving frame 70 guards a revolving main frame 71 to be described later and the revolving main frame 71 from the left and right outer sides. It is composed of a left guard frame 57 and a right guard frame 41.
[0108]
Here, as the right guard frame 41 and the left guard frame 57 of the revolving frame 70, the same members as the guard frames 41, 57 of the cab-specific revolving frame 56 shown in FIG. 6 are used. The turning frame 70 provided with the swing post type working device 69 has a turning main frame 71, a right guard frame 41 and a left guard frame 57, which are shown in FIG. This is commonly used with the upper revolving superstructure 92 of the cab specification.
[0109]
Reference numeral 71 denotes a turning main frame that constitutes a main part of the turning frame 70. The turning main frame 71 is a common frame for a swing post type working device to which the swing post type working device 69 described above is attached. As shown in FIG. 9, a center frame 72 which will be described later is located at the center and extends forward and backward, and a left side frame 82 and a right side frame 84 which will be described later.
[0110]
The center frame 72, the left side frame 82, and the right side frame 84 form a framed structure to secure sufficient rigidity while reducing the weight of the turning frame 70. The turning frame 70 has the left side frame 82 and the right side frame 84 curved in an arc shape as described later, so that the right guard frame 41 and the rear side of the left guard frame 57 are illustrated in FIG. It is contained within a virtual circle 9 having a turning radius R.
[0111]
Reference numeral 72 denotes a center frame of the revolving frame 70. As shown in FIG. 9, the center frame 72 includes a bottom plate 73, a left vertical plate 74, a right vertical plate 75, a connecting plate 76, a support bracket 77, a weight mounting portion 81, and the like. It consists of.
[0112]
Reference numeral 73 denotes a bottom plate serving as a base plate of the center frame 72. The bottom plate 73 is formed of a flat plate material as shown in FIG. The bottom plate 73 has a central portion in the length direction (front and rear directions) rotatably mounted on the lower traveling body 62 via a revolving wheel 63 (shown in FIG. 7). It is driven to turn left and right around the turning center O.
[0113]
Reference numerals 74 and 75 denote a left vertical plate and a right vertical plate which are erected on the upper surface side of the bottom plate 73 and extend forward and backward, respectively. The left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 are, as shown in FIG. The front bracket is disposed so as to extend substantially in the shape of a letter "C" apart from the left and right sides, and the front end thereof extends to the position of a support bracket 77 described later. The left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 have a rear end extending to the rear end of the bottom plate 73 and constitute a part of a weight mounting portion 81 described later.
[0114]
Reference numeral 76 denotes a connecting plate located on the rear side of the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 and erected on the bottom plate 73. The connecting plate 76 is formed by the bottom plate 73, the left vertical plate 74, and the right vertical plate 75. Are formed using a thin steel plate or the like, and are joined to the upper surface of the bottom plate 73 and the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 using welding means. The connecting plate 76 connects the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 to each other on the bottom plate 73.
[0115]
Reference numeral 77 denotes a support bracket provided on the front end side of the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75. The support bracket 77 includes a lower plate 78 and an upper plate 79, which will be described later, as shown in FIG. It has pin holes 77A, 77B and the like that extend through the upper plate 79 and the upper plate 79 in the upward and downward directions. The support bracket 77 is provided with an upper and lower connecting pin (not shown) that is inserted into the pin holes 77A and 77B to support a bracket portion that rotatably supports the swing post 69A of the working device 69 described above. Make up.
[0116]
Reference numeral 78 denotes a lower plate welded to the front end of the bottom plate 73. The lower plate 78 is formed by using a substantially triangular plate material as shown in FIG. Make up. The lower plate 78 projects forward from the bottom plate 73 and forms a part of the bottom plate 73.
[0117]
An upper plate 79 is provided so as to cover the front side of the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 from above, and the upper plate 79 is formed using a substantially triangular plate material as shown in FIG. The left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 are joined to the front upper ends using welding means. The upper plate 79 constitutes the support bracket 77 together with the lower plate 78 by facing the lower plate 78 above and below.
[0118]
Reference numeral 80 denotes a reinforcing horizontal plate used to increase the bending strength and the like of the support bracket 77. The horizontal plate 80 is located between the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 as shown in FIG. The left and right ends are joined to the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75 by welding.
[0119]
Further, the horizontal plate 80 extends obliquely between the upper plate 79 and the bottom plate 73, the upper end thereof is joined to the rear end portion of the upper plate 79, and the lower end side is joined to the upper surface of the bottom plate 73. I have. The horizontal plate 80 closes the bottom plate 73 between the left vertical plate 74 and the right vertical plate 75, and the space between the lower plate 78 and the rear end side of the upper plate 79 so as to form a hollow box structure. The entire bracket 77 is reinforced as a box structure.
[0120]
Reference numeral 81 denotes a weight mounting portion provided at the rear end of the bottom plate 73, the left vertical plate 74, and the right vertical plate 75, and a counter weight 68 shown in FIG. It can be mounted as possible.
[0121]
Reference numeral 82 denotes a left side frame that constitutes a part of the turning frame 70. The left side frame 82 is formed using an arc-shaped frame or the like similarly to the left side frame 31 described in the first embodiment. . The left side frame 82 is bent in an arc shape as shown in FIG. 9 and extends forward and backward, and a front frame bent rightward from the front end of the bent frame 82A and extends. 82B and a rear frame 82C bent rightward from the rear end of the bending frame 82A, and the rear frame 82C extends toward the center frame 72 substantially parallel to the front frame 82B. .
[0122]
The left side frame 82 has the front end of the front frame 82B welded (joined) to the upper surface of the bottom plate 73 and the left side of the left vertical plate 74 at the front end of the center frame 72, and has the front end of the rear frame 82C. The rear end of the center frame 72 is joined to the upper surface of the bottom plate 73 and the left side surface of the left vertical plate 74.
[0123]
In this case, the left guard frame 57 described in the second embodiment is detachably attached to the left side frame 82 using the bracket plate 39 and the fastening bolts 40, and the left guard frame 57 in this state. The guard protects the left side frame 82 from the outside as shown in FIG.
[0124]
83 is an overhanging beam as a reinforcing member provided between the center frame 72 and the bending frame portion 82A. The overhanging beam 83 is located between the front frame portion 82B and the rear frame portion 82C and has a base end. The side is joined to the inner side surface of the bending frame portion 82A, and extends substantially parallel to the front frame portion 82B and the rear frame portion 82C toward the left vertical plate 74 of the center frame 72.
[0125]
The distal end side of the overhang beam 83 is joined to the upper surface of the bottom plate 73 and the left side surface of the left vertical plate 74 at the middle portion of the center frame 72 in the length direction. The joining strength of the left side frame 82 is increased. The overhang beam 83 constitutes a device mounting base and the like together with the front frame portion 82B of the left side frame 82 and the like.
[0126]
Reference numeral 84 denotes a right side frame which constitutes a part of the turning frame 70. The right side frame 84 is also formed by using a right-sided arc-shaped frame or the like similarly to the right side frame 33 described in the first embodiment. , A bending frame portion 84A, a front frame portion 84B, and a rear frame portion 84C.
[0127]
The right side frame 84 has the front end of the front frame 84B welded (joined) to the upper surface of the bottom plate 73 and the right side of the right vertical plate 75 at the front end of the center frame 72, and has the front end of the rear frame 84C. The rear end side of the center frame 72 is joined to the upper surface of the bottom plate 73 and the right side surface of the right vertical plate 75.
[0128]
In this case, the right guard frame 41 described in the first embodiment is detachably attached to the right side frame 84 by using the bracket plate 39 and the fastening bolts 40, and the right guard frame 41 in this state. The guard guard surrounds the right side frame 84 from the outside as shown in FIG.
[0129]
Reference numerals 85 and 86 denote projecting beams as other reinforcing members disposed between the center frame 72 and the bending frame portion 84A at front and rear intervals, and the projecting beams 85 and 86 correspond to the front frame portion 84B. And the rear end portion 84C, the base end side is joined to the inner surface of the bending frame portion 84A, and is substantially parallel to the front frame portion 84B and the rear frame portion 84C toward the right vertical plate 75 side of the center frame 72. Extends.
[0130]
The distal ends of the overhanging beams 85 and 86 are joined to the upper surface of the bottom plate 73 and the right side of the right vertical plate 75 at the middle portion of the center frame 72 in the longitudinal direction. This is to increase the joining strength of the right side frame 84 to the center frame 72. The overhanging beams 85 and 86 together with the front frame portion 84B and the rear frame portion 84C of the right side frame 84 constitute a device mounting base and the like.
[0131]
Reference numerals 87A to 87E denote undercovers that cover the lower surface side of the revolving frame 70. These undercovers 87A to 87E have substantially the same configuration as the undercovers 36A to 36E described in the first embodiment. , 85, 86, etc. from below using bolts or the like.
[0132]
Thus, in the present embodiment configured as described above, the left guard frame 57 and the right guard frame 41 of the cab specification described in the second embodiment are connected to the turning frame to which the swing post type working device 69 is attached. 70 can also be used as the guard frames 57 and 41, and both guard frames can be formed as common parts.
[0133]
For this reason, the guard frames 41 and 57 are common to the cab-type upper revolving unit 52 employing the offset boom type working device 10 and the canopy-type upper revolving unit 64 employing the swing post type working device 69. It is possible to reduce the number of components, simplify component management and inventory management, and easily perform overall process management in the manufacturing process.
[0134]
Next, FIGS. 10 and 11 show a fourth embodiment of the present invention. In the present embodiment, the same components as those of the third embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. Shall be. However, a feature of the present embodiment resides in that the turning frame 70 is applied to a cab type small turning hydraulic excavator 91 using a swing post type working device 69.
[0135]
In the drawing, reference numeral 91 denotes a cab-type small turning hydraulic excavator which is a construction machine using a swing post type working device 69. The hydraulic excavator 91 is the same as the hydraulic excavator 61 described in the third embodiment. The lower traveling body 62 is provided with an upper revolving body 92, which will be described later, rotatably mounted on the lower traveling body 62 via a revolving wheel 63 or the like.
[0136]
Reference numeral 92 denotes an upper revolving unit of a cab type mounted on the lower traveling unit 62. The upper revolving unit 92 of the cab type uses the revolving frame 70 described in the third embodiment as a common component. A cab 93 defining an operator's cab therein, an exterior cover 94 located behind the cab 93 and containing a motor and a hydraulic pump (not shown), and a counterweight are provided on the frame 70. 95 etc. are provided.
[0137]
In this case, the exterior cover 94, the counterweight 95, etc. of the upper revolving unit 92 are configured substantially similarly to the exterior cover 67, the counterweight 68, etc. of the upper revolving unit 64 described in the third embodiment. The configuration is such that the virtual circle 9 having a turning radius R shown in FIG.
[0138]
However, the cab 93 is formed as a substantially rectangular box-like body as shown by a two-dot chain line in FIG. 11, and is provided with two front pillars 93A and 93B located on the front side and separated to the left and right, and a rear side. And four columns (pillars 93A, 93B, 93C, 93D) including two rear pillars 93C, 93D separated to the left and right are used to stand upright on the revolving frame 70. .
[0139]
The front pillar 93A located on the front left side of the cab 93 is disposed at the corner between the bending frame 57A and the front frame 57B of the left guard frame 57, and has a turning radius together with the front side of the left guard frame 57. It projects outward from the virtual circle 9 of R. As a result, the cab 93 secures a wide field of view for the operator who is inside the cab 93, and improves the livability and operability in the cab 93.
[0140]
Thus, in the present embodiment configured as described above, substantially the same operation and effect as those in the third embodiment can be obtained. In the present embodiment, the guard frames 41 and 57 are connected to the upper revolving unit 52 of the cab type employing the offset boom type working device 10 and the upper revolving unit of the cab type employing the swing post type working device 69. It can be used in common with the N.92, greatly reducing the number of components, simplifying component management and inventory management, and easily performing overall process management in the manufacturing process.
[0141]
In the first embodiment, it is assumed that the left guard frame 38 (the right guard frame 41) is formed by using a cylindrical hollow frame member having a D-shaped cross section as shown in FIG. Was. However, the present invention is not limited to this. For example, the guard frame 101 may be formed by using a rectangular tubular hollow frame member having a square shape as in a first modified example shown in FIG.
[0142]
Also, as in the second modification shown in FIG. 13, the guard frame 102 may be formed of a hollow frame material having an asymmetric shape in which the cross section is substantially a right triangle and the outer portion is curved downward and inclined downward. . In this case, since the cross section of the guard frame 102 is formed in a substantially triangular and asymmetric shape in which the outer portion is curved, the rigidity of the guard frame 102 can be increased, and the weight is reduced as a hollow structure. be able to.
[0143]
Alternatively, the guard frame 103 may be formed using a frame member having a substantially U-shaped cross section as in the third modification shown in FIG. Further, a guard frame 104 having an asymmetrical cross section as shown in FIG. 15 (fourth modification), a guard frame 105 having a gate shape as shown in FIG. 16 (fifth modification), and FIG. The guard frame 106 (sixth modified example) having an asymmetrical cross section as shown in FIG.
[0144]
On the other hand, for example, as in a seventh modification shown in FIG. 18, a guard frame is formed by a hollow frame member formed by welding two plate members 107A and 107B so as to form a substantially D-shaped or substantially triangular cross section. 107 may be formed. In this case, the two plate members 107A and 107B are previously bent so as to be curved in an arc shape along the virtual circle 9 having the turning radius R illustrated in FIG. 2, and then joined to each other as shown in FIG. Good to do.
[0145]
Also, as in an eighth modification shown in FIG. 19, a guard frame is formed by using a hollow frame member formed by welding two plate members 108A and 108B so as to form a substantially D-shaped or square cross section. 108 may be configured. Further, as in a ninth modification example shown in FIG. 20, the guard frame 109 may be formed by a hollow frame member having a circular cross section.
[0146]
The guard frames 101 to 109 according to these modified examples can be similarly employed in the second to fourth embodiments.
[0147]
Further, in the first embodiment, the case where the turning main frame 21 serving as the common frame includes the center frame 22 and the left and right side frames 31 and 33 has been described as an example.
[0148]
However, the present invention is not limited to this. For example, as in a hydraulic shovel described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-257114, a bottom plate of a revolving frame is formed in an arc-shaped outer shape based on a revolving center. Alternatively, a guard frame may be additionally provided. This is the same for the second to fourth embodiments.
[0149]
Furthermore, in each of the above embodiments, a small-swing hydraulic excavator has been described as an example of a construction machine. However, the present invention is not limited to this. It may be applied to machines.
[0150]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the first aspect of the present invention, the revolving frame of the upper revolving unit is provided with a common frame commonly used for the canopy-spec frame and the cab-spec frame, and A guard frame selectively attached to the common frame according to the canopy specification or the cab specification for guarding from the main frame, so that the main part of the turning frame is a common frame common to the canopy specification and the cab specification. It is possible to assemble the revolving frame of the canopy specification and the revolving frame of the cab specification only by changing the guard frame according to the canopy specification or the cab specification. Therefore, the main part of the revolving frame can be shared between the canopy specification and the cab specification, so that component management can be simplified and process management and the like can be easily performed.
[0151]
According to the second aspect of the present invention, the common frame is an offset boom type working device common frame in which the working device is attached to the front side so as to be able to move up and down, and the guard frame of the canopy specification has an outer shape of the common frame. The cab specification guard frame is formed in a shape that conforms to the outer shape of the cab, so the offset boom type working device common frame, for example, in the case of the canopy specification By forming the common frame smaller by the guard frame in advance, the entire turning frame including the guard frame can be accommodated in a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center. In the case of the cab specification, for example, almost the entire turning frame except for the left front portion of the guard frame on which the cab is mounted can be accommodated in a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center.
[0152]
According to the third aspect of the present invention, the common frame is a common frame for a swing post-type working device in which a working device is attached to the front side so as to be able to swing and elevate and move. The guard frame attached to the common frame is also used as the cab specification guard frame attached to the offset boom type working device common frame, so the cab type guard attached to the offset boom type working device common frame. The frame can also be used as a guard frame attached to a swing post type working device common frame, and both guard frames can be formed as common parts.
[0153]
According to a fourth aspect of the present invention, the common frame includes a center frame, and left and right side frames provided on both the left and right sides of the center frame. Is curved along the outer shapes of the left side frame and the right side frame, so that the revolving frame can be formed in a frame structure, and the size and weight of the revolving frame can be reduced. For example, in the case of the canopy specification, by forming the left side frame and the right side frame smaller in advance by the guard frame, the entire turning frame including the guard frame is a circle having a predetermined turning radius R based on the turning center. Can be stored inside.
[0154]
According to the fifth aspect of the present invention, since the guard frame of the canopy specification has a bent frame portion and a front frame portion, the bent frame portion of the guard frame can be formed by being curved in an arc shape. The bending frame portion can be attached to the side frame by using the front frame portion or the like. And since the side frame can be reinforced by the guard frame, the side frame can be formed thinner and lighter than the current product, and the guard frame is also bent along the outer shape of the side frame, The two members can be assembled so as to complement each other in strength, and the guard frame can be formed thin and lightweight.
[0155]
On the other hand, according to the invention as set forth in claim 6, the guard frame of the cab specification has a bending frame whose front side extends forward and rearward along the outer shape of the cab, and whose rear side curves in an arc shape along the side frame. And a front frame part attached to the front side of the side frame, so that the rear side of the bending frame part of the guard frame can be formed by bending the rear side of the guard frame into an arc along the side frame. Can be formed to extend forward and backward along the outer shape of the cab. Since the bending frame is attached to the side frame using the front frame of the guard frame, the side frame can be reinforced by the guard frame, and the side frame is thinner and lighter than the current product. And the guard frame can be formed thin and lightweight.
[0156]
According to the seventh aspect of the present invention, since the guard frame is configured to be detachably attached to the common frame at a plurality of locations using fasteners, the workability of attaching the guard frame to the common frame is reduced. By using a tool, it is possible to easily perform component management, process management, and the like.
[0157]
According to the eighth aspect of the present invention, since the guard frame is formed by bending a hollow pipe material, the guard frame can have a hollow structure so that the weight can be reduced, and the bending process is also easy. The guard frame can be formed into an arcuate shape in accordance with the virtual circle having the turning radius R.
[0158]
Further, according to the ninth aspect of the invention, since the guard frame has an asymmetrical cross section, the rigidity of the guard frame can be increased, and the weight can be reduced as a hollow structure. For example, a D-shaped frame having a D-shaped cross section can be used as the guard frame.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an external view showing a small turning hydraulic excavator of a canopy specification according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged plan view showing a turning frame in FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view showing a main turning frame in FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view of the side frame and the guard frame as viewed from the direction of arrows IV-IV in FIG. 2;
FIG. 5 is an external view showing a cab-specification small turning hydraulic excavator according to a second embodiment.
FIG. 6 is an enlarged plan view showing a turning frame in FIG. 5;
FIG. 7 is an external view showing a small-slewing hydraulic excavator of a canopy specification which also serves as a guard frame according to a third embodiment.
FIG. 8 is an enlarged plan view showing the turning frame in FIG. 7;
FIG. 9 is a perspective view showing a turning main frame in FIG. 8;
FIG. 10 is an external view showing a cab-type small-swing hydraulic excavator that also serves as a guard frame according to a fourth embodiment.
FIG. 11 is an enlarged plan view showing the turning frame in FIG. 10;
FIG. 12 is a sectional view showing a guard frame according to a first modified example at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a guard frame according to a second modification at a position substantially similar to FIG.
FIG. 14 is a sectional view showing a guard frame according to a third modified example at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 15 is a sectional view showing a guard frame according to a fourth modified example at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 16 is a sectional view showing a guard frame according to a fifth modified example at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 17 is a sectional view showing a guard frame according to a sixth modification at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 18 is a cross-sectional view showing a guard frame according to a seventh modification at a position substantially similar to that of FIG.
FIG. 19 is a sectional view showing a guard frame according to an eighth modification at a position substantially similar to that of FIG. 4;
FIG. 20 is a cross-sectional view showing a guard frame according to a ninth modification at a position substantially similar to that of FIG. 4;
[Explanation of symbols]
1,51,61,91 Hydraulic excavators (construction machinery)
2,62 Undercarriage
3,63 turning wheel
4,52,64,92 Upper revolving superstructure
5,65 Driver's seat
6,66 canopy
8,55,68,95 Counter weight
9 virtual circles
10 Work equipment of offset boom type
20,56 swivel frame
21 Revolving main frame (common frame for work equipment of offset boom type)
22 Center frame
23 Bottom plate
24 Right vertical plate
24A, 25A Mounting bracket
25 Front left vertical plate
26 Left rear vertical plate
30 Weight attachment part
31 Left side frame
33 Right side frame
37 Fixing plate
38 Left guard frame with canopy specification
38A, 41A, 57A Bending frame
38B, 41B, 57B Front frame
38C, 41C, 57C Rear frame
39 Bracket plate
40 Fastening bolts (fasteners)
41 Right guard frame
57 Left guard frame with cab specification
69 Swing post type working device
70 Swivel frame
71 Revolving main frame (common frame for swing post type work equipment)
101, 102, 103, 104, 105, 106, 107, 108, 109
Guard frame
O center of rotation
R turning radius
