JP4566449B2

JP4566449B2 - Water jet propulsion boat

Info

Publication number: JP4566449B2
Application number: JP2001144666A
Authority: JP
Inventors: 敏幸服部; 俊彰井端; 健一大塚; 聡中辻
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 2001-05-15
Filing date: 2001-05-15
Publication date: 2010-10-20
Anticipated expiration: 2021-05-15
Also published as: JP2002337786A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水ジェット推進艇に関する。
【０００２】
【従来の技術】
水ジェット推進艇は、艇底の水導入口から導入した水をジェット推進機によって艇体後方に噴射しながら水面上を高速で滑走するものである。
【０００３】
上記のような水ジェット推進艇には、操縦用シートより前方位置に後方確認用ミラーが設けられたタイプがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記ミラーは、水ジェット推進艇が水面上を高速で滑走することから、滑走時の振動でぶれて見えにくくなることがあった。
【０００５】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、滑走時の振動でぶれにくい後方確認用ミラーを有する水ジェット推進艇を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、艇底の水導入口から導入した水を艇体後方に噴射する水ジェット推進機を備えた水ジェット推進艇において、
操縦用シートより前方位置に後方確認用ミラーが設けられ、このミラーの取付け基部は、デッキ部材の上方を覆うバウカバーの取付け用穴に遊嵌されて、ミラー底面とバウカバー外面との間にシール用パッキンが介在された状態で、上記デッキ部材に固定された剛性ブラケットにボルト止めされていることを特徴とする水ジェット推進艇を提供するものである。
【０００７】
本発明によれば、後方確認用ミラーの取付け基部をバウカバーの取付け用穴に遊嵌して、ミラー底面とバウカバー外面との間にシール用パッキンを介在した状態で、デッキ部材に固定した剛性ブラケットにボルト止めするようにしたから、振動しやすいバウカバーにミラーを取付けるのではなく、デッキ部材の剛性ブラケットに取付けるので、滑走時の振動でぶれにくくなって見えやすくなる。また、バウカバーに取付ける時のような振動防止用の補強対策も不要となる。
【０００８】
請求項２のように、上記剛性ブラケットに、上記バウカバーがボルト止めされていると、バウカバーに近い位置で剛性ブラケットにボルト止めできるので、バウカバーをデッキ部材に取付ける時のような長い取付け足部をバウカバーに設ける必要がなくなる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【００１０】
図１および図２に示すように、水ジェット推進艇１は、ハル部材２とデッキ部材３とがその周縁部で接合されて艇体４が構成されて、この艇体４の内部の前後方向のほぼ中央位置に形成されたエンジンルームにはエンジン５が搭載され、このエンジン５の前方には燃料タンク６が設置され、このエンジン５の後方にはジェット推進機が設置されている。
【００１１】
上記デッキ部材３の両側にはフートステップ３ａがそれぞれ形成される一方、デッキ部材３の前上部にはバウカバー１０が設けられ、このバウカバー１０の前部にはバウハッチ１１が取付けられるとともに、後部には操舵ハンドル１２が設けられている。
【００１２】
上記デッキ部材３の後上部にはシート台１３が設けられ、このシート台１３の上部には前後方向の跨座式シート１４（Ａ，Ｂ）が着脱可能に取付けられて、このシート台１３の上面には、跨座式シート１４（Ａ，Ｂ）を取外したときに、上記エンジンルーム内のエンジン５を点検するために開口１３ａが形成されている。
【００１３】
上記エンジン５のクランク軸には固定減速比を備えた変速手段とカップリングを介してインペラ軸が連結され、このインペラ軸には、上記ジェット推進機のインペラハウジングに収容されたインペラが取付けられ、このインペラハウジングの後端部に噴射ノズル１９ａが設けられ、この噴射ノズル１９ａにディフレクター１９ｂが取付けられている。
【００１４】
そして、エンジン５でジェット推進機のインペラが駆動されると、船底の水導入口２ａから吸引された水が水導入ダクト２ｂからインペラハウジングに導入されて、インペラで発生した噴流が噴射ノズル１９ａから後方に噴射されることにより艇体４が推進されるとともに、跨座式シート１４（Ａ，Ｂ）に跨った乗員が操舵ハンドル１２を操作して噴射ノズル１９ａのディフレクター１９ｂを左右に揺動させることにより旋回されるようになる。
【００１５】
上記デッキ部材３の前上部に設けられたバウカバー１０は、図３（ａ）に示すように、サイドカバー２２とセンターカバー２３とを有して、センターカバー２３の両側部２３ａには、上記シート１４（Ａ，Ｂ）より前方の左右対称位置に、シート１４（Ａ，Ｂ）に跨った操縦者が後方を確認するためのミラー２４がそれぞれ設けられている。上記サイドカバー２２とセンターカバー２３および上記デッキ部材３はいずれもＦＲＰ製である。
【００１６】
図３（ａ）は左舷側のミラー２４であり、このミラー２４の位置に対応したデッキ部材３の上部平面部３ｂには、金属製のＬ字状剛性ブラケット２５の基部２５ａがボルト・ナット２６で固定されるとともに、この剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂは、上記センターカバー２３の側部２３ａの内面に沿って立ち上がっている。
【００１７】
上記ミラー２４の取付け基部２４ａには、雌ねじ２４ｂを有するボス部２４ｃが一体形成されるとともに、上記センターカバー２３の側部２３ａには、このミラー２４のボス部２４ｃを外方から遊嵌する取付け穴２３ｂが形成されている。
【００１８】
上記ミラー２４のボス部２４ｃには、取付け基部２４ａの底面に当接するシール用パッキン２７が挿入されて、ボス部２４ｃを取付け穴２３ｂに遊嵌させたときに、取付け基部２４ａの底面とセンターカバー２３の側部２３ａの外面との間にパッキン２７が介在するようになる。
【００１９】
上記ミラー２４のボス部２４ｃは、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂの上部外面に対向するよう内方に延在して、この上部外面への当接位置よりも若干短めに設定されている。
【００２０】
そして、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂの上部に形成したボルト用穴２５ｃにボルト２８を挿入して、ミラー２４のボス部２４ｃの雌ねじ２４ｂにねじ込むことにより、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂにミラー２４のボス部２４ｃがボルト止めされるようになる。なお、ミラー２４のボス部２４ｃにボルトをインサートモールドし、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂのボルト用穴２５ｃに挿入して、ナット止めするようにしても良い。
【００２１】
このとき、ミラー２４のボス部２４ｃは、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂの上部外面への当接位置よりも若干短めに設定されていることから、ボルト止めすることで剛性ブラケット２５側へ引き込まれるようになるので、取付け基部２４ａの底面のパッキン２７がセンターカバー２３の側部２３ａの外面に水密に密着するようになる。
【００２２】
上記サイドカバー２２の上部内面にはセンターカバー２３の側部２３ａの下部外面に当接するよう内方に突出した突出部２２ａが一体形成され、この突出部２２ａには雌ねじ２２ｂが形成されている。
【００２３】
そして、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂの下部に形成したボルト用穴２５ｄとセンターカバー２３の下部に形成したボルト用穴２３ｃとにボルト２９を挿入して、サイドカバー２２の突出部２２ａの雌ねじ２２ｂにねじ込むことにより、剛性ブラケット２５の立ち上がり部２５ｂにセンターカバー２３の下部とサイドカバー２２の上部がボルト止めされるようになる。
【００２４】
なお、図３（ａ）では左舷側のミラー２４を図示したが、右舷側のミラー２４も同じ構造であるので図示は省略する。
【００２５】
因みに、従来では、図３（ｂ）に示すように、ミラー２４´をセンターカバー２３にボルト２８で直接取付けている。
【００２６】
上記のようなミラー取付け構造であれば、ミラー２４の取付け基部２４ａをセンターカバー２３の両側部２３ａの取付け用穴２３ｂに遊嵌して、取付け基部２４ａの底面と両側部２３ａの外面との間にパッキン２７を介在した状態で、デッキ部材３に固定した剛性ブラケット２５にボルト２８で固定することにより、従来のように、振動しやすいセンターカバー２３にミラー２４´をボルト２８で直接取付けるのではなく、デッキ部材３の剛性ブラケット２５に取付けるので、滑走時の振動でぶれにくくなって見えやすくなる。また、センターカバー２３にボルト２８で直接取付ける時のような振動防止用の補強対策も不要となる。
【００２７】
さらに、剛性ブラケット２５にサイドカバー２２とセンターカバー２３をボルト２８，２９で固定することにより、各カバー２２，２３に近い位置で剛性ブラケット２５にボルト止めできるので、各カバー２２，２３をデッキ部材３に取付ける時のような長い取付け足部を各カバー２２，２３に設ける必要がなくなる。
【００２８】
図１および図２に示すように、上記跨座式シート１４（Ａ，Ｂ）の前部には物入れ３０が設けられている。
【００２９】
上記物入れ３０は、図４に詳細に示すように、上面が開口したボックス状に形成されて、この物入れ３０の下部は、上記デッキ部材３にボルト・ナット３１で固定されるとともに、上面開口３０ａの前側には、ヒンジ軸３２で上下方向に開閉可能な蓋３３が取付けられ、この蓋３３の閉止時の上面は、上記跨座式シート１４（Ａ，Ｂ）の上面と揃うようになっている。この蓋３３の内面には、蓋３３の閉止時に上面開口３０ａの上端部に当接して、物入れ３０を水密に密閉するパッキン３４が取付けられている。
【００３０】
上記蓋３３はスプリング３５で開き方向に付勢されるとともに、上記ヒンジ軸３２にはグリスを封入したダンパー３６が設けられて、このダンパー３６により蓋３３がゆっくりと開くようになる。
【００３１】
また、物入れ３０の上面開口３０ａの後側には、前後スライド式のロックつまみ３７が設けられ、このロックつまみ３７の爪３７ａが蓋３３のロック穴３３ａに係合して、蓋３３を閉止位置にロックするとともに、ロックつまみ３７を後方にスライドさせると、爪３７ａがロック穴３３ａから外れることにより、蓋３３がスプリング３５の付勢力でダンパー３６によりゆっくりと開かれるようになる。
【００３２】
上記物入れ３０の上面開口３０ａ内には内向き段部３０ａが形成され、この内向き段部３０ａに着脱式のカップホルダー３８が落とし込まれている。このカップホルダー３８には、ペットボトル３９等を差し込むための穴３８ａが形成されている。なお、カップホルダー３８を取り外せば、全体を物入れ３０として利用できるようになる。
【００３３】
上記のような物入れ構造であれば、蓋３３がダンパー３６によりゆっくりと開くようになるから、高級感がでるようになるとともに、物入れ３０にカップホルダー３８を落とし込めば、ペットボトル３９等を差し込むことができ、蓋３３を閉じておけば、横転時等でもペットボトル３９等が抜け出すおそれもなくなる。
【００３４】
図１および図２に示すように、上記シート台１３の上面の開口１３ａは、シート台１３の前後方向に長く形成されて、エンジン５を組み込みやすくしている。そして、エンジン５の組み込み後に、開口１３ａを左右方向に橋架するブリッジ（ビームデッキ）４０を着脱可能に取付けて補強するとともに、エンジン５の真上部分はエンジン５の点検用の前側開口１３ａ−１とし、後側開口１３ａ−２には物入れ４１を着脱可能に落とし込んでいる。なお、開口１３ａにブリッジ４０を着脱可能に取付けるのは、ブリッジ４０を取外して、その下方に位置するエンジン構成部品の点検を容易にするためである。
【００３５】
上記ブリッジ４０は、図５および図６に詳細に示すように、上記シート台１３の上面の横幅と同じ幅に形成されて、上記跨座式シート１４のフロントシート１４（Ａ）とリアシート１４（Ｂ）の下面の境部分に配置されている。
【００３６】
上記開口１３ａの左右の内縁部１３ｃには、ブリッジ４０を載置するために内方に膨出させた膨出部１３ｂがそれぞれ形成され、この膨出部１３ｂに載置されたブリッジ４０は、その左右の側部４０ａがボルト・ナット４２で膨出部１３ｂに着脱可能に固定されている。
【００３７】
上記ブリッジ４０の上面の前部には、フロントシート１４（Ａ）の後部位置決め穴を上方から差し込んで係止するためのステイ４３がナット４５で固定されるとともに、このブリッジ４０の上面の後部には、リアシート１４（Ｂ）の前部位置決めブラケットを後方から差し込んで係止するためのステイ４４がナット４５で固定されている。
【００３８】
上記ブリッジ４０の側部４０ａの下面には、上記開口１３ａの膨出部１３ｂとほぼ同じ形状のシール用パッキン４６がそれぞれ焼付けて固定され、このパッキン４６が膨出部１３ｂの上面に水密に当接するようになる。
【００３９】
図７（ａ）に詳細に示すように、上記パッキン４６の上面には、上記ブリッジ４０の側部４０ａの各ボルト挿通穴４０ｂに隙間ｔを隔てて嵌入する突出部４６ａが形成され、この突出部４６ａに上記ボルト・ナット４２のボルトが水密に挿通されている。
【００４０】
また、上記パッキン４６には、ブリッジ４０の側部４０ａの上面と揃う外側縁部４６ｂが形成されるとともに、図５に示したように、ブリッジ４０の側部４０ａの上面と揃う前・後縁部４６ｃが形成されている。
【００４１】
上記パッキン４６の前・後縁部４６ｃは、図７（ｂ）に詳細に示すように、上記跨座式シート１４のフロントシート１４（Ａ）とリアシート１４（Ｂ）の下面のシール用パッキン４７が段差無くシート台１３の内縁部１３ｃの上面に当接するよう前方または後方の傾斜状に形成されている。
【００４２】
因みに、従来では、図７（ｃ）に示すように、開口１３ａの左右の内縁部１３ｃに上ブリッジ４０（Ａ）と下ブリッジ４０（Ｂ）をサンドイッチ状にボルト・ナット４２で固定するとともに、開口１３ａの内縁部の上面と上ブリッジ４０（Ａ）との間にシール用パッキン４６を挟み込んでいる。
【００４３】
上記のようなブリッジ構造であれば、従来では、開口１３ａの内縁部１３ｃの上面と上ブリッジ４０（Ａ）との間にパッキン４６を挟み込んだだけであったから、跨座式シート１４からの荷重やシート台１３からの撓みが作用した場合に、パッキン４６がずれたり切れたりしてシール性に問題があったが、上記実施形態では、ブリッジ４０の側部４０ａにパッキン４６を焼付けて固定したから、荷重や撓みでずれたり切れたりすることがなくなる。
【００４４】
また、従来では、開口１３ａの内縁部１３ｃに、上ブリッジ４０（Ａ）と下ブリッジ４０（Ｂ）をサンドイッチ状にボルト・ナット４２でリジッドに固定していたから、荷重や撓みが作用した場合に、開口１３ａの内縁部１３ｃが破損しやすいという問題があったが、上記実施形態では、ブリッジ４０の側部４０ａの各ボルト挿通穴４０ｂに隙間ｔを隔てて嵌入する突出部４６ａをパッキン４６に形成して、ボルト・ナット４２を浮かせたような状態で固定しているから、荷重や撓みがパッキン４６で吸収されるので、開口１３ａの内縁部１３ｃが破損しにくくなる。
【００４５】
さらに、上記実施形態では、ブリッジ４０の側部４０ａをボルト・ナット４２で開口１３ａの内縁部１３ｃの膨出部１３ｂに直接固定したから、従来のサンドイッチ状の固定と比べて取付け位置精度が格段に向上する。
【００４６】
さらにまた、上記実施形態では、パッキン４６の前・後縁部４６ｃを前方または後方の傾斜状に形成したから、跨座式シート１４のフロントシート１４（Ａ）とリアシート１４（Ｂ）の下面のパッキン４７が段差無くシート台１３の内縁部１３ｃの上面に当接するようになるので、隙間が生じなくなってシート台１３と跨座式シート１４との隙間から海水等がエンジンルームに浸入するおそれがなくなる。
【００４７】
図１に示すように、艇体４のハル部材２のトランサム部２ｃには、トレーラー等に止めるためにロープを引っ掛けるスターンアイ５０が設けられている。
【００４８】
図８に詳細に示すように、上記ハル部材２のトランサム部２ｃの内面には、上記エンジン５のエンジンマウントを取付けるハルライナー５１が後方に延長された状態で立ち上げられて、接着剤５２により接着されることにより、トランサム部２ｃの板厚ｔを厚くしている。
【００４９】
上記スターンアイ５０は、Ｕ字状に形成されて、接着されたトランサム部２ｃとハルライナー５１及びプレート（ワッシャ）５３の各貫通穴５４に外方から両端ボルト部５０ａを貫通させて、内方からナット５５をねじ込むことにより固定されている。
【００５０】
上記のようなスターンアイ構造であれば、スターンアイ５０の取付け部分は、ハル部材２のトランサム部２ｃにハルライナー５１が接着剤５２で接着された２重構造になるから、強度がアップしてスターンアイ５０の取付け信頼性が向上するようになる。また、ハルライナー５１を利用できるから、補強部品を別に設ける必要もなくなる。
【００５１】
図１および図２に示すように、上記エンジン５の排気管６０は、エンジン５の右舷側の排気マニホールドから前方に延在しながら、エンジン５の前方でＵターンして、エンジン５の左舷側を後方に延在して左舷側のウォーターロック６１に連結されている。
【００５２】
図９に詳細に示すように、上記排気管６０は、ウォーターロック６１から上記ジェット推進機を収納するポンプ室６２の上方の排気レゾネータ６６を介して右舷側に回り込みながら、ポンプ室６２の右舷側側壁６２ａに連結されている。そして、エンジン５からの排気ガスは、図９（ａ）に矢印で示すように、ウォーターロック６１から排気レゾネータ６６を介しポンプ室６２内に排出するようになっている。
【００５３】
図１０および図１１（ａ）（ｂ）に詳細に示すように、上記ポンプ室６２の右舷側側壁６２ａには排気用穴６２ｂが形成され、この排気用穴６２の外面には排気騒音防止弁６３が配置されて、この排気騒音防止弁６３は、図１１（ａ）に示したように、放射状に多数のスリット６３ａが形成されたゴム板で構成されている。
【００５４】
そして、この排気騒音防止弁６３の外周部６３ｂが上記ポンプ室６２の右舷側側壁６２ａと排気管６０のフランジ部６０ａとの間に挟み込まれた状態で、排気管６０のフランジ部６０ａがポンプ室６２の右舷側側壁６２ａに複数本のボルト・ナット６４で固定されている。なお、図１０において、６５はポンプ室６２の下方を覆う船底板である。
【００５５】
因みに、従来では、図１１（ｃ）に示すように、排気管６０のフランジ部６０ａを右舷側側壁６２ａの排気用穴６２ｂの内面に当てがい、排気騒音防止弁６３の外周部６３ｂを排気用穴６２ｂの外面に当てがうとともに、この外周部６３ｂにプレート（ワッシャ）６７を当てがった状態で、排気管６０のフランジ部６０ａをポンプ室６２の右舷側側壁６２ａに複数本のボルト・ナット６４で固定している。
【００５６】
上記のような排気騒音防止弁構造であれば、従来では、ゴム板の排気騒音防止弁６３の外周部６３ｂを右舷側側壁６２ａの外面に当てがっていたから、ボルト・ナット６４で固定するためには硬質のプレート（ワッシャ）６７を必要としたが、上記実施形態では、ゴム板の排気騒音防止弁６３の外周部６３ｂを右舷側側壁６２ａと排気管６０のフランジ部６０ａとの間に挟み込んだから、ボルト・ナット６４で固定する際に従来のような硬質のプレート（ワッシャ）６７が不要になる。
【００５７】
図１および図２に示すように、上記艇体４のハル部材２とデッキ部材３との接合部には、防舷材として、船尾側にスターンガンネル７０が取付けられ、両舷側にサイドガンネル７１が取付けられ、船首側にバウガンネル７２が取付けられている。上記スターンガンネル７０とサイドガンネル７１は、押し出し樹脂成形物でも良いが、バウガンネル７２は、バンパー機能、つまり衝撃吸収機能を持たせるのが好ましい。
【００５８】
図１２（ａ）に詳細に示すように、バウガンネル７２は、外側は衝撃吸収のために柔らかい樹脂７２ａ、内側は取付けのために硬い樹脂７２ｂの二色成形物で構成されている。そして、内側の硬い樹脂７２ｂには、ブラケット部７２ｃが一体形成されて、このブラケット部７２ｃが上記船首側のハル部材２とデッキ部材３との接合部にボルト７３で固定されている。上記バウガンネル７２は、デザイン上から固定用ボルト７３の位置よりも上方に高さＬ１で大きく立ち上げたいという要望がある。
【００５９】
因みに、従来では、図１２（ｂ）に示すように、バウガンネル７２´はゴム系成形物で構成して、ハル部材２とデッキ部材３との接合部にボルト・ナット７４で固定している。
【００６０】
上記のようなバウガンネル構造であれば、従来のバウガンネル７２´はゴム系成形物であったから、固定用ボルト・ナット７４の位置よりも上方に高さＬ１で大きく立ち上げようとすると（二点鎖線ａ参照）、撓みやすい上端７２ｄ´が矢印ｂの方向に開きやすくなるのを防止する必要があるが、上記実施形態では、外側は柔らかい樹脂７２ａ、内側は硬い樹脂７２ｂの二色成形物であるから、固定用ボルト７３の位置よりも上方に高さＬ１で大きく立ち上げても、硬い樹脂７２ｂによって柔らかい樹脂７２ａの撓みが阻止されるので、上端７２ｄが開きにくくなる。また、外側の柔らかい樹脂７２ａによって内側の硬い樹脂７２ｂの成形時のひけを隠すこともできる。
【００６１】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明は、後方確認用ミラーの取付け基部をバウカバーの取付け用穴に遊嵌して、ミラー底面とバウカバー外面との間にシール用パッキンを介在した状態で、デッキ部材に固定した剛性ブラケットにボルト止めするようにしたから、振動しやすいバウカバーにミラーを取付けるのではなく、デッキ部材の剛性ブラケットに取付けるので、滑走時の振動でぶれにくくなって見えやすくなる。また、バウカバーに取付ける時のような振動防止用の補強対策も不要となる。
【００６２】
さらに、剛性ブラケットにバウカバーをボルト止めすると（請求項２）、バウカバーに近い位置で剛性ブラケットにボルト止めできるので、バウカバーをデッキ部材に取付ける時のような長い取付け足部をバウカバーに設ける必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】水ジェット推進艇の側面図である。
【図２】水ジェット推進艇の平面図である。
【図３】ミラー取り付け構造であり、（ａ）は正面断面図、（ｂ）は従来の正面断面図である。
【図４】物入れ構造の側面断面図である。
【図５】ブリッジ構造の平面図である。
【図６】図５のＡ−Ａ線断面図である。
【図７】（ａ）はボルト・ナット部分の断面図、（ｂ）はシール用パッキン部分の断面図、（ｃ）は従来のブリッジ構造の断面図である。
【図８】バウアイ構造の断面図である。
【図９】船尾側の排気レイアウトであり、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図である。
【図１０】排気騒音防止弁構造の側面図である。
【図１１】（ａ）は排気騒音防止弁の正面図、（ｂ）は取付け部分の断面図、（ｃ）は従来の取付け部分の断面図である。
【図１２】（ａ）はバウガンネル構造の断面図、（ｂ）は従来のバウガンネル構造の断面図である。
【符号の説明】
１水ジェット推進艇
２ａ水導入口
３デッキ部材
１０バウカバー
１４跨座式シート
２４後方確認用ミラー
２４ａ取付け基部
２２サイドカバー（バウカバー）
２３センターカバー（バウカバー）
２３ｂ取付け孔
２５剛性ブラケット
２７シール用パッキン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a water jet propulsion boat.
[0002]
[Prior art]
The water jet propulsion boat slides on the water surface at high speed while jetting water introduced from the water inlet at the bottom of the boat to the rear of the hull by a jet propulsion device.
[0003]
Among the water jet propulsion boats described above, there is a type in which a rear confirmation mirror is provided at a position ahead of the control seat.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Since the water jet propulsion boat slides on the surface of the water at high speed, the mirror may be difficult to see due to vibration during sliding.
[0005]
The present invention has been made to solve the above-described conventional problems, and an object of the present invention is to provide a water jet propulsion boat having a rear confirmation mirror that is less likely to be shaken by vibration during sliding.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides a water jet propulsion boat provided with a water jet propulsion device that injects water introduced from a water introduction port at the bottom of a boat to the rear of the hull.
A rear confirmation mirror is provided in front of the control seat, and the mounting base of this mirror is loosely fitted in the mounting hole of the bow cover that covers the top of the deck member, and serves as a seal between the mirror bottom surface and the outer surface of the bow cover. The present invention provides a water jet propulsion watercraft which is bolted to a rigid bracket fixed to the deck member with a packing interposed.
[0007]
According to the present invention, the rigid bracket fixed to the deck member with the mounting base of the rear confirmation mirror loosely fitted in the mounting hole of the bow cover and the sealing packing interposed between the mirror bottom surface and the outer surface of the bow cover. Since the mirror is not attached to the bow cover that is likely to vibrate but is attached to the rigid bracket of the deck member, it is less likely to be shaken by the vibration during the sliding and becomes easier to see. In addition, a reinforcing measure for preventing vibration as in the case of mounting on the bow cover becomes unnecessary.
[0008]
If the bow cover is bolted to the rigid bracket as in claim 2, the rigid bracket can be bolted to the rigid bracket at a position close to the bow cover, so that a long mounting foot as when the bow cover is attached to the deck member is provided. Eliminating the need for a bow cover.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2, the water jet propulsion watercraft 1 includes a hull member 2 and a deck member 3 that are joined at the periphery thereof to form a hull 4. An engine room 5 is mounted in an engine room formed at a substantially central position, a fuel tank 6 is installed in front of the engine 5, and a jet propulsion machine is installed in the rear of the engine 5.
[0011]
Foot steps 3a are formed on both sides of the deck member 3, respectively, while a bow cover 10 is provided at the front upper part of the deck member 3, and a bow hatch 11 is attached to the front part of the bow cover 10 and at the rear part. A steering handle 12 is provided.
[0012]
A seat base 13 is provided at the rear upper part of the deck member 3, and a straddle-type seat 14 (A, B) in the front-rear direction is detachably attached to the upper part of the seat base 13. An opening 13a is formed on the upper surface to inspect the engine 5 in the engine room when the straddle seat 14 (A, B) is removed.
[0013]
An impeller shaft is coupled to the crankshaft of the engine 5 through a coupling with a transmission having a fixed reduction ratio, and an impeller housed in the impeller housing of the jet propulsion unit is attached to the impeller shaft. An injection nozzle 19a is provided at the rear end of the impeller housing, and a deflector 19b is attached to the injection nozzle 19a.
[0014]
When the impeller of the jet propulsion device is driven by the engine 5, water sucked from the water introduction port 2a at the bottom of the ship is introduced from the water introduction duct 2b into the impeller housing, and the jet generated by the impeller is discharged from the injection nozzle 19a. The hull 4 is propelled by being jetted backward, and an occupant straddling the straddle-type seat 14 (A, B) operates the steering handle 12 to swing the deflector 19b of the jet nozzle 19a from side to side. It comes to turn by this.
[0015]
As shown in FIG. 3A, the bow cover 10 provided at the front upper part of the deck member 3 includes a side cover 22 and a center cover 23, and the sheet 23 is provided on both side portions 23 a of the center cover 23. Mirrors 24 are provided at left and right symmetrical positions in front of 14 (A, B) so that the driver straddling the seat 14 (A, B) can confirm the rear. The side cover 22, the center cover 23, and the deck member 3 are all made of FRP.
[0016]
FIG. 3A shows a port side mirror 24, and a base portion 25 a of a metal L-shaped rigid bracket 25 is connected to a bolt / nut 26 on an upper flat portion 3 b of the deck member 3 corresponding to the position of the mirror 24. The rising portion 25b of the rigid bracket 25 rises along the inner surface of the side portion 23a of the center cover 23.
[0017]
A boss 24c having an internal thread 24b is integrally formed on the mounting base 24a of the mirror 24, and the boss 24c of the mirror 24 is loosely fitted to the side 23a of the center cover 23 from the outside. A hole 23b is formed.
[0018]
When the sealing packing 27 that contacts the bottom surface of the mounting base 24a is inserted into the boss portion 24c of the mirror 24 and the boss portion 24c is loosely fitted into the mounting hole 23b, the bottom surface of the mounting base 24a and the center cover are covered. The packing 27 is interposed between the outer surface of the side portion 23 a of the 23.
[0019]
The boss 24c of the mirror 24 extends inward so as to face the upper outer surface of the rising portion 25b of the rigid bracket 25, and is set slightly shorter than the contact position with the upper outer surface.
[0020]
Then, the bolt 24 is inserted into the bolt hole 25 c formed in the upper portion of the rising portion 25 b of the rigid bracket 25 and screwed into the female screw 24 b of the boss portion 24 c of the mirror 24, whereby the mirror 24 is inserted into the rising portion 25 b of the rigid bracket 25. The boss portion 24c is bolted. Note that a bolt may be insert-molded into the boss portion 24c of the mirror 24, and inserted into the bolt hole 25c of the rising portion 25b of the rigid bracket 25 to be nut-fastened.
[0021]
At this time, since the boss portion 24c of the mirror 24 is set slightly shorter than the contact position of the rising portion 25b of the rigid bracket 25 with the upper outer surface, it is pulled into the rigid bracket 25 side by bolting. As a result, the packing 27 on the bottom surface of the mounting base portion 24a comes into close contact with the outer surface of the side portion 23a of the center cover 23 in a watertight manner.
[0022]
A projecting portion 22a projecting inward so as to contact the lower outer surface of the side portion 23a of the center cover 23 is integrally formed on the upper inner surface of the side cover 22, and a female screw 22b is formed on the projecting portion 22a.
[0023]
Then, the bolt 29 is inserted into the bolt hole 25d formed in the lower portion of the rising portion 25b of the rigid bracket 25 and the bolt hole 23c formed in the lower portion of the center cover 23, and the female screw 22b of the protruding portion 22a of the side cover 22 is inserted. By screwing in, the lower part of the center cover 23 and the upper part of the side cover 22 are bolted to the rising part 25b of the rigid bracket 25.
[0024]
Although the port side mirror 24 is shown in FIG. 3A, the starboard side mirror 24 also has the same structure, and is not shown.
[0025]
Incidentally, conventionally, as shown in FIG. 3B, the mirror 24 ′ is directly attached to the center cover 23 with a bolt 28.
[0026]
In the case of the mirror mounting structure as described above, the mounting base 24a of the mirror 24 is loosely fitted into the mounting holes 23b of the both side portions 23a of the center cover 23 so that the space between the bottom surface of the mounting base 24a and the outer surface of the both side portions 23a. By attaching the mirror 24 ′ directly to the center cover 23, which is easy to vibrate, with the bolt 28, the bolt 24 is fixed to the rigid bracket 25 fixed to the deck member 3 with the packing 27 interposed therebetween. Since it is attached to the rigid bracket 25 of the deck member 3, it is less likely to be shaken by vibration during sliding and is easily visible. In addition, a reinforcing measure for preventing vibration as in the case where the bolt is directly attached to the center cover 23 is not required.
[0027]
Further, by fixing the side cover 22 and the center cover 23 to the rigid bracket 25 with the bolts 28 and 29, the cover can be bolted to the rigid bracket 25 at a position close to the covers 22 and 23. Therefore, it is not necessary to provide long covers for the covers 22 and 23 as in the case of attaching to the cover 3.
[0028]
As shown in FIGS. 1 and 2, a container 30 is provided at the front of the straddle-type seat 14 (A, B).
[0029]
As shown in detail in FIG. 4, the container case 30 is formed in a box shape having an open top surface, and a lower portion of the container case 30 is fixed to the deck member 3 with bolts and nuts 31 and an upper surface opening 30a. A lid 33 that can be opened and closed in the vertical direction by a hinge shaft 32 is attached to the front side, and the upper surface when the lid 33 is closed is aligned with the upper surface of the straddle-type seat 14 (A, B). Yes. A packing 34 is attached to the inner surface of the lid 33 so as to contact the upper end of the upper surface opening 30a when the lid 33 is closed and to seal the container 30 in a watertight manner.
[0030]
The lid 33 is urged in the opening direction by a spring 35, and a damper 36 filled with grease is provided on the hinge shaft 32. The damper 36 slowly opens the lid 33.
[0031]
Further, a rear slide slide type lock knob 37 is provided on the rear side of the upper surface opening 30a of the container 30, and the claw 37a of the lock knob 37 engages with the lock hole 33a of the cover 33, so that the cover 33 is closed. When the lock knob 37 is slid rearward, the claw 37a is removed from the lock hole 33a, so that the lid 33 is slowly opened by the damper 36 by the urging force of the spring 35.
[0032]
An inwardly stepped portion 30a is formed in the upper surface opening 30a of the container 30, and a detachable cup holder 38 is dropped into the inwardly stepped portion 30a. The cup holder 38 is formed with a hole 38a for inserting a plastic bottle 39 and the like. If the cup holder 38 is removed, the whole can be used as the container 30.
[0033]
With the container structure as described above, the lid 33 is slowly opened by the damper 36, so that a high-class feeling can be obtained, and if the cup holder 38 is dropped into the container 30, a plastic bottle 39 or the like is inserted. If the lid 33 is closed, there is no risk of the PET bottle 39 etc. coming out even when it rolls over.
[0034]
As shown in FIGS. 1 and 2, the opening 13 a on the upper surface of the seat base 13 is formed long in the front-rear direction of the seat base 13 so that the engine 5 can be easily incorporated. After the engine 5 is assembled, a bridge (beam deck) 40 that bridges the opening 13a in the left-right direction is detachably attached and reinforced, and a portion directly above the engine 5 is a front opening 13a-1 for inspection of the engine 5. And the container 41 is dropped in the rear side opening 13a-2 so that attachment or detachment is possible. The reason why the bridge 40 is detachably attached to the opening 13a is to remove the bridge 40 and facilitate inspection of engine components located below the bridge 40.
[0035]
As shown in detail in FIGS. 5 and 6, the bridge 40 is formed to have the same width as the lateral width of the upper surface of the seat base 13, and the front seat 14 (A) and the rear seat 14 ( It is arranged at the boundary part of the lower surface of B).
[0036]
The left and right inner edge portions 13c of the opening 13a are respectively formed with bulged portions 13b bulged inward to place the bridge 40, and the bridge 40 placed on the bulged portion 13b The left and right side portions 40a are detachably fixed to the bulging portion 13b by bolts and nuts 42.
[0037]
A stay 43 for inserting and locking the rear positioning hole of the front seat 14 (A) from above is fixed to the front portion of the upper surface of the bridge 40 with a nut 45, and on the rear portion of the upper surface of the bridge 40. A stay 44 for inserting and locking the front positioning bracket of the rear seat 14 (B) from the rear is fixed by a nut 45.
[0038]
A seal packing 46 having substantially the same shape as the bulging portion 13b of the opening 13a is baked and fixed to the lower surface of the side portion 40a of the bridge 40, and the packing 46 is applied to the upper surface of the bulging portion 13b in a watertight manner. Get in touch.
[0039]
As shown in detail in FIG. 7A, on the upper surface of the packing 46, there are formed protrusions 46a that fit into the bolt insertion holes 40b of the side portions 40a of the bridge 40 with a gap t therebetween. The bolts and nuts 42 are inserted into the portion 46a in a watertight manner.
[0040]
The packing 46 is formed with an outer edge 46b that is aligned with the upper surface of the side portion 40a of the bridge 40, and as shown in FIG. 5, the front and rear edges are aligned with the upper surface of the side portion 40a of the bridge 40. A portion 46c is formed.
[0041]
As shown in detail in FIG. 7B, the front and rear edge portions 46c of the packing 46 are provided with a seal packing 47 on the lower surface of the front seat 14 (A) and the rear seat 14 (B) of the straddle-type seat 14, respectively. Is formed in a forward or backward inclined shape so as to contact the upper surface of the inner edge portion 13c of the seat base 13 without a step.
[0042]
Incidentally, conventionally, as shown in FIG. 7 (c), the upper bridge 40 (A) and the lower bridge 40 (B) are fixed to the left and right inner edge portions 13c of the opening 13a in a sandwich shape with bolts and nuts 42, A seal packing 46 is sandwiched between the upper surface of the inner edge portion of the opening 13a and the upper bridge 40 (A).
[0043]
In the case of the bridge structure as described above, conventionally, the packing 46 is only sandwiched between the upper surface of the inner edge portion 13c of the opening 13a and the upper bridge 40 (A). In the above embodiment, the packing 46 is baked and fixed to the side portion 40a of the bridge 40. However, in the above-described embodiment, the packing 46 is displaced or cut when the bending from the seat base 13 acts. Therefore, it will not be displaced or cut by load or deflection.
[0044]
Further, conventionally, since the upper bridge 40 (A) and the lower bridge 40 (B) are rigidly fixed to the inner edge portion 13 c of the opening 13 a with bolts and nuts 42 in a sandwich shape, when a load or deflection is applied, Although there was a problem that the inner edge portion 13c of the opening 13a was easily damaged, in the above-described embodiment, the projecting portion 46a that fits into each bolt insertion hole 40b of the side portion 40a of the bridge 40 with a gap t is formed in the packing 46. Since the bolts and nuts 42 are fixed in a floating state, the load and the deflection are absorbed by the packing 46, so that the inner edge portion 13c of the opening 13a is hardly damaged.
[0045]
Further, in the above embodiment, since the side portion 40a of the bridge 40 is directly fixed to the bulging portion 13b of the inner edge portion 13c of the opening 13a by the bolt and nut 42, the mounting position accuracy is remarkably higher than that of the conventional sandwich-type fixing. To improve.
[0046]
Furthermore, in the above-described embodiment, the front and rear edge portions 46c of the packing 46 are formed to be inclined forward or backward, so that the front seat 14 (A) of the straddle seat 14 and the lower surface of the rear seat 14 (B) are formed. Since the packing 47 comes into contact with the upper surface of the inner edge portion 13c of the seat base 13 without a step, there is no possibility that a gap is generated and seawater or the like may enter the engine room from the gap between the seat base 13 and the straddle seat 14. Disappear.
[0047]
As shown in FIG. 1, the transom portion 2c of the hull member 2 of the hull 4 is provided with a stern eye 50 for hooking a rope to stop it on a trailer or the like.
[0048]
As shown in detail in FIG. 8, on the inner surface of the transom portion 2 c of the hull member 2, a hull liner 51 for mounting the engine mount of the engine 5 is raised in a rearward extended state, and is bonded by an adhesive 52. By bonding, the plate thickness t of the transom portion 2c is increased.
[0049]
The stern eye 50 is formed in a U-shape, and the transom portion 2c, the hull liner 51, and the through holes 54 of the plate (washer) 53 are passed through the both end bolt portions 50a from the outside to the inside. It is fixed by screwing in the nut 55.
[0050]
With the stern eye structure as described above, the mounting portion of the stern eye 50 has a double structure in which the hull liner 51 is bonded to the transom portion 2c of the hull member 2 with the adhesive 52. The mounting reliability of the stern eye 50 is improved. Further, since the hull liner 51 can be used, it is not necessary to provide a reinforcing component separately.
[0051]
As shown in FIGS. 1 and 2, the exhaust pipe 60 of the engine 5 extends forward from the exhaust manifold on the starboard side of the engine 5, makes a U-turn in front of the engine 5, and Is connected to a water lock 61 on the port side.
[0052]
As shown in detail in FIG. 9, the exhaust pipe 60 wraps around the starboard side of the pump chamber 62 from the water lock 61 via the exhaust resonator 66 above the pump chamber 62 that houses the jet propulsion unit. It is connected to the side wall 62a. The exhaust gas from the engine 5 is discharged from the water lock 61 into the pump chamber 62 through the exhaust resonator 66 as indicated by an arrow in FIG.
[0053]
As shown in detail in FIGS. 10 and 11 (a) and 11 (b), an exhaust hole 62b is formed in the starboard side wall 62a of the pump chamber 62, and an exhaust noise prevention valve is formed on the outer surface of the exhaust hole 62. As shown in FIG. 11A, the exhaust noise prevention valve 63 is composed of a rubber plate in which a large number of slits 63a are radially formed.
[0054]
The flange portion 60a of the exhaust pipe 60 is in the pump chamber in a state where the outer peripheral portion 63b of the exhaust noise prevention valve 63 is sandwiched between the starboard side wall 62a of the pump chamber 62 and the flange portion 60a of the exhaust pipe 60. A plurality of bolts and nuts 64 are fixed to the starboard side wall 62a of 62. In FIG. 10, reference numeral 65 denotes a ship bottom plate that covers the lower part of the pump chamber 62.
[0055]
Incidentally, conventionally, as shown in FIG. 11 (c), the flange portion 60a of the exhaust pipe 60 is applied to the inner surface of the exhaust hole 62b of the starboard side wall 62a, and the outer peripheral portion 63b of the exhaust noise prevention valve 63 is used for exhaust. The flange portion 60a of the exhaust pipe 60 is placed on the starboard side wall 62a of the pump chamber 62 with a plurality of bolts, while being applied to the outer surface of the hole 62b and a plate (washer) 67 applied to the outer peripheral portion 63b. It is fixed with a nut 64.
[0056]
In the conventional exhaust noise prevention valve structure, the outer peripheral portion 63b of the rubber plate exhaust noise prevention valve 63 is applied to the outer surface of the starboard side wall 62a. Requires a hard plate (washer) 67, but in the above embodiment, the outer peripheral portion 63b of the exhaust noise prevention valve 63 of the rubber plate is sandwiched between the starboard side wall 62a and the flange portion 60a of the exhaust pipe 60. When fixing with the bolts and nuts 64, the conventional hard plate (washer) 67 becomes unnecessary.
[0057]
As shown in FIGS. 1 and 2, a stern gunnel 70 is attached to the stern side of the hull member 2 and the deck member 3 of the hull 4 as a fender, and side gunnels 71 are provided on both sides. Is attached, and a bow gunnel 72 is attached to the bow side. The stern gunnel 70 and the side gunnel 71 may be extruded resin molded products, but the bow gunnel 72 preferably has a bumper function, that is, an impact absorbing function.
[0058]
As shown in detail in FIG. 12 (a), the baugannel 72 is composed of a two-color molded product of a soft resin 72a on the outside for shock absorption and a hard resin 72b on the inside for mounting. A bracket portion 72c is integrally formed on the inner hard resin 72b, and the bracket portion 72c is fixed to the joint portion between the hull member 2 and the deck member 3 on the bow side with a bolt 73. There is a demand that the baugannel 72 rises from the design at a height L1 above the position of the fixing bolt 73.
[0059]
Incidentally, conventionally, as shown in FIG. 12 (b), the baugannel 72 ′ is formed of a rubber-based molded product and is fixed to the joint portion between the hull member 2 and the deck member 3 with bolts and nuts 74.
[0060]
In the case of the above-described bowgannel structure, the conventional bowgannel 72 'is a rubber-based molded product. Therefore, when the bolts and nuts 74 are fixed to rise upward from the position of the fixing bolts and nuts 74 (two-dot chain line). a), it is necessary to prevent the flexible upper end 72d 'from easily opening in the direction of the arrow b, but in the above embodiment, the outer side is a two-color molded product of the soft resin 72a and the inner side is the hard resin 72b. Therefore, even if the height of the fixing bolt 73 is increased to a level higher than the position of the fixing bolt 73, the soft resin 72a is prevented from being bent by the hard resin 72b, so that the upper end 72d is difficult to open. In addition, sink marks when molding the inner hard resin 72b can be hidden by the outer soft resin 72a.
[0061]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, the present invention is such that the mounting base of the rear confirmation mirror is loosely fitted into the mounting hole of the bow cover, and the sealing packing is interposed between the bottom surface of the mirror and the outer surface of the bow cover. Because it is bolted to the rigid bracket fixed to the deck member, it is not attached to the mirror on the bow cover that tends to vibrate, but it is attached to the rigid bracket of the deck member, making it difficult to shake due to vibration during sliding and making it easier to see . In addition, a reinforcing measure for preventing vibration as in the case of mounting on the bow cover becomes unnecessary.
[0062]
Further, when the bow cover is bolted to the rigid bracket (Claim 2), it can be bolted to the rigid bracket at a position close to the bow cover, so that it is not necessary to provide a long mounting foot on the bow cover as when the bow cover is attached to the deck member. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a water jet propulsion boat.
FIG. 2 is a plan view of a water jet propulsion boat.
3A and 3B show a mirror mounting structure, where FIG. 3A is a front sectional view and FIG. 3B is a conventional sectional front view.
FIG. 4 is a side sectional view of the container structure.
FIG. 5 is a plan view of a bridge structure.
6 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
7A is a cross-sectional view of a bolt / nut portion, FIG. 7B is a cross-sectional view of a seal packing portion, and FIG. 7C is a cross-sectional view of a conventional bridge structure.
FIG. 8 is a sectional view of a bow eye structure.
FIG. 9 is an exhaust layout on the stern side, where (a) is a plan view and (b) is a front view.
FIG. 10 is a side view of the exhaust noise prevention valve structure.
11A is a front view of an exhaust noise prevention valve, FIG. 11B is a cross-sectional view of a mounting portion, and FIG. 11C is a cross-sectional view of a conventional mounting portion.
12A is a cross-sectional view of a Baugannel structure, and FIG. 12B is a cross-sectional view of a conventional Baugannel structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Water jet propulsion boat 2a Water inlet 3 Deck member 10 Bow cover 14 Stretch type seat 24 Rear confirmation mirror 24a Mounting base 22 Side cover (bow cover)
23 Center cover (bow cover)
23b Mounting hole 25 Rigid bracket 27 Seal packing

Claims

In a water jet propulsion boat equipped with a water jet propulsion device that injects water introduced from the water inlet at the bottom of the boat to the rear of the hull
A rear confirmation mirror is provided in front of the control seat, and the mounting base of this mirror is loosely fitted into the mounting hole of the bow cover that covers the top of the deck member, and serves as a seal between the mirror bottom and the outer surface of the bow cover. A water jet propulsion boat characterized by being bolted to a rigid bracket fixed to the deck member with a packing interposed.

The water jet propulsion boat according to claim 1, wherein the bow cover is bolted to the rigid bracket.