JP4562463B2 - 分散電磁界解析装置および分割電磁界解析方法 - Google Patents

分散電磁界解析装置および分割電磁界解析方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の計算機を用いて電磁界解析を行なう技術に関し、特に、電磁界解析計算を分割して複数の計算機に割り当てる分散電磁界解析装置、および電磁界解析を分割して行なう分割電磁界解析方法に関する。
近年、コンピュータの処理速度の向上に伴い、解析領域の電磁界解析をコンピュータに行なわせる技術が種々開発されている。このような技術の1つとして、マックスウェルの方程式を時間および空間で差分化し、解析空間の電磁界をリープフロッグアルゴリズムを用いて時間的に更新し、出力点の時間応答を得る手法であるFDTD法(Finite Difference Time Domain Method)を挙げることができる。
FDTD法による電磁界解析手法は、解析領域を格子で分割し、格子点に未知電磁界を配置するものであるが、未知電界を配置する格子と未知磁界を配置する格子とを、格子の半分の幅だけずらすYee格子という構造を取るようにしている。このとき、各未知電界には隣接する未知磁界が3次元では6つ、2次元では4つ存在する。未知磁界に隣接する未知電界についても同様である。
FDTD法は、これらの未知電界および磁界と、隣接する未知磁界および電界との間に働く関係式を電磁気学に基づくマックスウェルの方程式から導き、それを基に未知電界および磁界をあるタイムステップを単位に更新していくことで全体の電磁界挙動を求める差分法に基づく解析手法である。この解析手法においては、あるタイムステップで電界を更新し、1/2タイムステップ後に磁界を更新し、1タイムステップ後に電界を更新するというように、電界および磁界を交互に求めるものである。
このようなFDTD法を用いた並列電磁界解析システムにおいては、m台の計算機を用意して、解析領域をmブロックに分割し、各計算機をブロックに対応付けて並列計算を行なわせる。そのとき、ブロックの境界部分に1層のオーバーラップ領域を設け、1タイムステップ毎に隣接する各ブロックを担当する計算機間でオーバーラップ領域の電磁界情報を交換する。これに関連する技術として、特開2003−223426号公報および特開2004−54642号公報に開示された発明がある。
特開2003−223426号公報に開示された情報処理装置においては、第1のパーソナルコンピュータおよび第2のパーソナルコンピュータが、電界または磁界を解析するオーバラップ領域の、計算上の所定の時刻における電界の強さを演算する。そして、第1のパーソナルコンピュータは、第2のパーソナルコンピュータにオーバラップ領域の電界の強さを送信する。第1のパーソナルコンピュータは、送信と並列に、分割された領域うちの、オーバラップ領域が除外された領域の、計算上の時刻における電界の強さおよび磁界の強さを演算する。
特開2004−54642号公報に開示された回路解析システムにおいては、通信ネットワークを介して接続されている第1〜第5のコンピュータによって回路解析システムを構成し、第1および第2のコンピュータによってFDTD法による電磁界解析を行ない、第4および第5のコンピュータによってシミュレーションを行なう。解析対象となる領域を複数のサブ領域およびこれらのサブ領域間のオーバラップ領域に分割し、各サブ領域における電磁界の解析が第1および第2のコンピュータによって並列に行なわれ、各サブ領域における等価回路網のシミュレーションは、第4および第5のコンピュータによって並列に行なわれ、第3のコンピュータによって構成された制御部は、各コンピュータの同期を制御する。
特開2003−223426号公報 特開2004−54642号公報
初期状態から終了条件を満たす時刻までの解析領域全体の電磁界挙動を求める問題を主問題と呼ぶことにする。FDTD法などの時間領域における解析を行う電磁界解析装置は、与えられた主問題を解く装置である。上述した1台の計算機を用いた電磁界解析装置は、この主問題を解くために必要な計算を全て1台の計算機で行なうものである。
一方、主問題を空間方向に分割した問題を副問題と呼ぶことにすると、上記特許文献1および特許文献2は、各副問題に対して1台の計算機を割当てて並列・分散処理を行なうものであるといえる。このような電磁界解析装置においては、各計算機が遅延の小さい高速なネットワークで接続されている必要があるといった問題点があった。
また、全ての計算機が計算を同程度の時間で終えるように、解析開始時に各計算機にその能力に応じた大きさのブロックを割り当てて負荷の分散を行うため、各計算機の計算能力が計算中に変動することに弱く、計算中は計算機を占有する必要があるといった問題点もあった。さらに、解析計算中の計算機の増減にも対応できなかった。
また、1タイムステップあたり電界計算前および磁界計算前の計2回、各計算機間で電磁界情報を同期させる必要があるため、通信待ち時間による性能低下が発生するといった問題点があった。また、特許文献1に開示された改良型FDTD計算法においては、1タイムステップ毎の情報同期回数を1に削減して計算を行うことを可能にしている。しかし、この方法もあくまで遅延の比較的少ないネットワークを用いることを前提とした技術であるため、インターネット、イントラネットなどの汎用のネットワークで用いることは困難であるといった問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、システム全体の計算能力に応じた解析処理が可能な分散電磁界解析装置を提供することである。
タイムステップ数にわたる副問題の計算を非同期に行なうことが可能な分割電磁界解析方法を提供することである。
本発明のある局面に従えば、差分法に基づく電磁界解析において、解析領域の全時間応答を求める主問題が空間的および時間的に分割された複数の副問題の計算をネットワークに接続された複数の計算機に行なわせる分散電磁界解析装置であって、電磁界解析を行なうための複数の計算手段と、副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信する分散処理制御手段とを含み、分散処理制御手段は、複数の計算手段との間で通信を行なう第1の通信手段と、第1の通信手段を介して複数の計算手段から受信した当該計算手段が空き状態であるか否かを示す情報がセットされるフラグと、副問題の計算進捗状況を管理するカウンタと、フラグにセットされた情報およびカウンタの値を参照して副問題を複数の計算手段のいずれかに割り当て、第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信させる処理手段とを含み、複数の計算手段のそれぞれは、分散処理制御手段および他の計算手段との間で通信を行なう第2の通信手段と、第2の通信手段を介して受信した副問題計算に必要な情報を用いて副問題計算を行なう手段と、副問題計算の結果を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された結果を第2の通信手段を介して分散処理制御手段または他の計算手段に送信させる手段とを含み、複数の副問題は、主問題の解析領域が複数のブロックに分割され、分割された複数のブロックが所定タイムステップ数毎に分割されたものであり、所定タイムステップ数を2以上の数nとすると、計算手段は、割り当てられた副問題の計算を行なう際、副問題に対応するブロック内の電磁界情報と、当該ブロック近傍のn層のオーバラップ領域の電磁界情報とを第2の通信手段を介して受信し、当該ブロックの電磁界を計算する。
さらに好ましくは、処理手段は、副問題の計算進捗状況および複数のブロックの相関関係から計算可能な副問題を抽出し、第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信させる。
好ましくは、処理手段は、同一ブロックの時間的に連続な副問題を同一の計算手段に割り当て、第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信させる。
本発明のある局面によれば、分散処理制御手段が、副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信し、副問題のそれぞれを複数の計算手段に割り当てて解析を行なわせるので、計算手段の計算能力などが変化した場合でも、システム全体の計算能力に応じた解析処理を行なうことが可能となった。
また、複数の副問題は、主問題の解析領域が複数のブロックに分割され、分割された複数のブロックが所定タイムステップ数毎に分割されたものであるので、動的に同じブロックの副問題を異なる計算手段に移動することが可能となった。
また、処理手段が、副問題の計算進捗状況および複数のブロックの相関関係から計算可能な副問題を抽出し、第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信させるので、副問題の割り当てを容易に行なうことが可能となった。
また、処理手段が、同一ブロックの時間的に連続な副問題を同一の計算手段に割り当て、第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を複数の計算手段に送信させるので、必要な通信量や、通信待ち時間を削減することが可能となった。
また、計算手段が、割り当てられた副問題の計算を行なう際、副問題に対応するブロック内の電磁界情報と、当該ブロック近傍のn層のオーバラップ領域の電磁界情報とを第2の通信手段を介して受信し、当該ブロックの電磁界を計算するので、タイムステップ数nにわたる副問題の計算を非同期に行なうことが可能となった。
本発明の実施の形態における並列・分散電磁界解析装置(以下、単に分散電磁界解析装置とも呼ぶ。)は、ある終了条件が満たされるまでの解析領域内の電磁界を求める問題を与えられ、解析領域の初期電磁界分布と、解析領域内に存在するすべての物体の位置情報および電磁気的特性情報と、解析領域境界での境界条件とから、その結果を計算するものである。以下、この終了条件を満足するまでの電磁界を求める問題を主問題と呼ぶ。本実施の形態における分散電磁界解析装置は、主問題を何らかの方法で複数の副問題に分割し、それらを複数の計算部に割り当てて並列・分散処理するものである。
図1は、本発明の実施の形態における分散電磁界解析装置の構成例を示すブロック図である。この分散電磁界解析装置は、分散電磁界解析装置全体の制御を行なう分散処理制御部1と、副問題のそれぞれを解析する複数の計算部2−1〜2−mと、分散処理制御部1および計算部2−1〜2−mを接続するネットワーク3とを含む。
分散処理制御部1は、与えられた主問題の解析領域をブロック分割し、さらにタイムステップ数n(n>1)毎に分割して副問題を生成する。また、分散処理制御部1は、各ブロックの副問題進捗情報と、計算済みの副問題電磁界情報自身および計算済み副問題電磁界情報の存在位置を示す情報と、計算部2−1〜2−mの使用状態とを管理し、それらの情報に基づいて次に計算可能な副問題を割り出す。そして、それらの副問題を各計算部2−1〜2−mに割り当て、副問題計算に必要な情報とともに指示情報として各計算部2−1〜2−mにネットワーク3を介して送信する。
計算部2−1〜2−mは、分散処理制御部1からネットワーク3を介して受信した指示情報に基づき、副問題計算に必要な情報をネットワーク3を介して他の計算部に要求し、副問題の計算を行ない、計算終了などにより状態遷移が起こるたびに、新しい状態を分散処理制御部1に伝える。また分散処理制御部1または他の計算部からの要求により、保持している副問題の計算結果の電磁界情報またはその一部の電磁界情報を、分散処理制御部1や他の計算部にネットワーク3を介して送信する。
図2は、図1に示す分散処理制御部1の構成例を示すブロック図である。なお、計算部2−1〜2−mも同様の構成を有している。
分散処理制御部1は、コンピュータ本体31、ディスプレイ装置32、FD(Flexible Disk)34が装着されるFDドライブ33、キーボード35、マウス36、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)38が装着されるCD−ROM装置37、およびネットワーク通信装置39を含む。分散処理制御プログラムは、FD34またはCD−ROM38等の記録媒体によって供給される。分散処理制御プログラムがコンピュータ本体31によって実行されることによって、上述した副問題の生成、割り当てなどが行なわれる。また、分散処理制御プログラムは他のコンピュータより通信回線を経由し、コンピュータ本体31に供給されてもよい。
コンピュータ本体31は、CPU40、ROM(Read Only Memory)41、RAM(Random Access Memory)42およびハードディスク43を含む。CPU40は、ディスプレイ装置32、FDドライブ33、キーボード35、マウス36、CD−ROM装置37、ネットワーク通信装置39、ROM41、RAM42またはハードディスク43との間でデータを入出力しながら処理を行う。FD34またはCD−ROM38に記録された分散処理制御プログラムは、CPU40によりFDドライブ33またはCD−ROM装置37を介してハードディスク43に格納される。CPU40は、ハードディスク43から適宜分散処理制御プログラムをRAM42にロードして実行することによって、上述した副問題の生成、割り当てなどが行なわれる。
図3は、分散処理制御部1の機能的構成を示すブロック図である。この分散処理制御部1は、解析領域を複数の矩形ブロックに分割するブロック分割部11と、電磁界解析の初期化処理を行なう初期化処理部12と、副問題の計算可否を判定し、計算可能な副問題を複数の空き計算部のいずれかに割り当てる副問題処理部13と、副問題の計算指示を送信する計算指示送信部14と、計算部の登録/抹消処理を行なう計算部登録・抹消部15と、副問題計算の進捗情報を更新する進捗情報更新部16とを含む。
図4は、分散処理制御部1の処理手順を説明するためのフローチャートである。以下、2次元の場合の電磁界解析について説明するが、3次元の電磁界解析の場合も同様の手順で処理を行なうことが可能である。まず、ブロック分割部11は、与えられた解析領域を複数の矩形ブロックに分割する(S11)。
図5は、解析領域のブロック分割の一例を示す図である。図5においては、解析領域がブロック01〜14の14個のブロックに分割されている。このときの分割法は、すべてのブロックが同一サイズであってもよいし、それぞれのブロックが別々のサイズであってもよい。解析領域外との境界に吸収境界層を設ける場合には、その吸収境界層が隣接するブロックに含まれるものとして処理が行なわれる。
次に、初期化処理部12は、電磁界解析の初期化処理を行なう(S12)。具体的には、ブロック分割により得られた各ブロックを、時間方向にタイムステップ数n毎に分割した1番目の副問題を生成し、計算待ち副問題集合に追加する。また、副問題進捗情報である各ブロックの副問題計算済みカウンタを0に初期化する。
以下の説明においては、時刻の単位を1タイムステップとし、ブロック番号bの時刻(i−1)*n+1から時刻i*nまでの電界、および時刻(i−1)*n+3/2から時刻i*n+1/2の磁界を求める副問題を副問題(b,i)と表現し、副問題(b,i)をブロックbのi番目の副問題と表現する。また、副問題(b,i)の計算後のブロックbの時刻i*nの電磁界情報を副問題(b,i)の計算結果、それぞれのブロックにおける電磁界の初期状態を0番目の副問題計算結果と呼ぶものとする。
また、初期化処理部12は、ネットワーク3を介して各計算部2−1〜2−mにその状態を問い合わせ、実際に使用可能な計算部の情報を収集することによって、計算部管理情報を初期化する。計算部管理情報は、計算部IDと対応付けて、少なくとも使用中か否かを表す使用中フラグを管理する。また、初期化処理部12は、使用中フラグを全てリセットする。さらに、各計算部2−1〜2−mの計算能力、各計算部2−1〜2−m間のネットワーク距離などを管理し、副問題の割り当てに利用することも可能である。
次に、副問題処理部13は、計算待ち副問題集合の各副問題の計算可否を判定する(S13)。ここで、副問題(b,i+1)が計算可能であるためには副問題(b,i)およびブロックbのn近傍を含むブロックのi番目の副問題が計算済みである必要がある。
図6は、解析領域外と隣接していないブロックの一例を示す図である。図6に示すように解析領域外と隣接していないブロック11のi+1番目の副問題は、副問題(11,i)、副問題(07,i)、副問題(09,i)、副問題(10,i)、副問題(12,i)、副問題(13,i)、副問題(14,i)が計算済みであるときに計算可能である。
図7は、解析領域外と隣接しているブロックの一例を示す図である。図7に示すように解析領域外と隣接しているブロック01のi+1番目の副問題は、副問題(01,i)、副問題(02,i)、副問題(05,i)、副問題(08,i)、副問題(09,i)、副問題(10,i)が計算済みであるときに計算可能である。
図8は、i番目の副問題とi+1番目の副問題との相関を示す図である。この表は、解析領域に対して図5のようにブロック分割を行った場合に、各ブロックのi+1番目の副問題がi番目のどのブロックの副問題に依存するかを示している。副問題処理部13は、この表と、副問題進捗情報とを参照することで、各副問題の計算可否を判定することが可能である。
次に、副問題処理部13は、計算部管理情報の計算中フラグに基づいて空き計算部を特定し、抽出した計算可能な副問題を割り当てる(S14)。そして、割り当てが決定した計算部に対応する計算部管理情報の計算中フラグをセットする。ここで、ある副問題を複数の空き計算部のいずれに割り当てるかを決定する際に、FIFOなどの単純な仕組みを用いてもよいが、計算可能な副問題の前の副問題を計算した計算部が空き状態にある場合、同じブロックに該当する副問題をその計算部に割り当てることにより、各計算部の計算能力、ノード数、ネットワークトポロジ、通信遅延、通信量などを考慮したより効率的な割り当てができ、全体の性能向上を図ることが可能となる。
次に、計算指示送信部14は、副問題が割り当てられた計算部に副問題計算に必要な情報を送信する(S15)。副問題計算結果を分散処理制御部1自身が保持する場合は、その情報を直接指示に埋め込み、他の計算部が保持する場合は副問題計算結果の存在位置情報を指示に埋め込む。副問題計算に必要な情報を送信した後、進捗情報更新部16は、対応する副問題を計算待ち副問題集合から削除し、新たに計算中副問題集合に登録し、割り当てられた計算部の情報とともに管理する。
次に、計算部登録・抹消部15は、ネットワーク3を介して新たに計算に参加する計算部の検出処理を行なう。新たに計算に参加する計算部を検出した場合(S16,Yes)、計算部管理情報に新たにエントリを追加し、該当エントリの計算中フラグをリセットすることによって計算部を登録する(S17)。そして、ステップS14に戻って以降の処理を繰返す。
また、新たに計算に参加する計算部を検出しない場合(S16,No)、計算部2−1〜2−mによる計算終了通知の検出処理を行なう。計算終了を検出しなかった場合(S18,No)、ステップS16に戻って以降の処理を繰返す。
また、計算終了を検出した場合(S18,Yes)、進捗情報更新部16は、計算部に対応する副問題を計算中副問題集合から削除し、計算済み副問題集合に登録する。また、副問題に対応するブロックの副問題計算済みカウンタを1だけインクリメントする。このとき副問題計算結果の存在位置情報としてその副問題が割り当てられていた計算部を登録する。さらに、計算が終了した計算部に対応する計算部管理情報の計算中フラグをリセットする。
次に、副問題処理部13は、打ち切り時間、流入エネルギー値の収束などの条件に基づいて終了判定を行なう(S19)。たとえば、打ち切り時間を超える副問題がすべてのブロックについて計算済みであるか否かにより終了判定を行なう。終了と判定された場合(S19,Yes)、全体の処理を終了する。
また、終了と判定されなかった場合(S19,No)、進捗情報更新部16は、計算終了した副問題のブロックの次の副問題を計算待ち副問題集合に登録して、副問題進捗情報を更新する(S20)。
次に、計算部登録・抹消部15は、計算部からの計算終了情報にそれ以降の計算に参加しないことを表す離脱情報が含まれているか否かを判定する(S21)。離脱情報が含まれている場合(S21,Yes)、計算部登録・抹消部15は、その計算部の登録を抹消する(S22)。具体的には、副問題計算結果の存在位置情報から副問題計算結果のうち該当する計算部が保持するもので、他の副問題や、ポート応答の計算に必要なものを特定し、転送先を分散処理制御部1とした上で、該当計算部に副問題結果出力要求を送り、副問題計算結果の転送を待つ。そして、転送が終わった副問題計算結果の存在位置情報を分散処理制御部1とし、該当する全ての副問題計算結果について処理を完了した後、計算部管理情報の該当する計算部のエントリを削除する。そして、ステップS13に戻って以降の処理を繰返す。
また、離脱情報が含まれていない場合には(S21,No)、ステップS13に戻って以降の処理を繰返す。
図9は、計算部2−1〜2−mの機能的構成を示すブロック図である。この計算部2−1〜2−mは、ネットワーク3と接続されるネットワークインタフェース21と、分散処理制御部1により与えられた副問題計算を行なう解析計算部23と、副問題計算結果の電磁界情報を保持する記憶装置24と、分散処理制御部1または他の計算部からの要求により記憶装置24から副問題計算結果を読み出し、要求された形式に加工して、要求された送信先に送信する計算結果出力部22とを含む。
図10は、計算部2−1〜2−mの処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、解析計算部23は、分散処理制御部1からの指示に基づいてブロックbの副問題計算結果、および隣接するブロックの副問題計算結果を持つ計算部を割り出し、それらの計算部に計算結果転送要求を送信し、受信した情報をRAM42などに格納することによって初期化処理を行なう(S31)。分散処理制御部1から指示を受けた計算部が副問題計算結果を保持している場合には、自身に内蔵される記憶装置24から対応する情報を読み出して、RAM42などに格納する。
次に、解析計算部23は、ループカウンタjを1に初期化する(S32)。そして、時刻(i−1)*n+j−1/2の磁界情報と時刻(i−1)*n+j−1の電界情報とから、電界情報を計算して更新する(S33)。計算方法の詳細については後述する。
次に、解析計算部23は、時刻(i−1)*n+jの電界情報と時刻(i−1)*n+j−1/2の磁界情報とから磁界情報を計算して更新する(S34)。計算方法の詳細については後述する。
次に、解析計算部23は、ブロック内の全電磁界情報のうち、後にポート応答などを計算するのに必要な電磁界情報のみを記憶装置24に保存する(S35)。ポート応答の計算がブロック内のデータのみで計算可能である場合には、ポート応答を計算し、それを記憶装置24に保存する。
次に、解析計算部23は、ループカウンタjに1を加え(S36)、ループカウンタがn以下であるか否かを判定する(S37)。ループカウンタがn以下の場合(S37,Yes)、解析計算部23は、ステップS33に戻って以降の処理を繰返す。また、ループカウンタがn+1の場合(S37,No)、ステップS38に処理が進む。
ステップS38において、解析計算部23は、ブロックbの領域内、およびブロックbに隣接する外部境界の境界条件計算用データ(PML内の電磁界情報など)を記憶装置24に書き込む。
最後に、解析計算部23は、ネットワーク3を介して副問題の計算終了を分散処理制御部1に送信して(S39)、処理を終了する。
図11は、計算結果出力部22の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、計算結果出力部22は、ネットワーク3を介して分散処理制御部1または他の計算部からの副問題計算結果の送信要求を待つ(S41)。
副問題計算結果の送信要求を受けると、計算結果出力部22は、記憶装置24に保存されている副問題計算結果を要求された形式に加工する(S42)。要求される形式として、同一ブロックの次の副問題計算に用いる副問題内の全電磁界および境界条件計算用データ全て、隣接ブロックの計算に用いる部分電磁界情報、ポート応答計算などに用いる部分電磁界情報がある。電磁界情報を送信するときのネットワーク負荷を低減するために、要求された電磁界情報を圧縮する処理も行なう。他の副問題計算に用いられる形式として、可逆圧縮法、ポート応答計算などに用いる形式である可逆または不可逆圧縮法などがある。
最後に、計算結果出力部22は、計算結果を指定された転送先に転送し(S43)、ステップS41に戻って以降の処理を繰返す。
以下、本実施の形態の分散電磁界解析装置における時間方向に分割された副問題の計算方法について説明する。FDTD法では、あらかじめ媒体情報が定数として与えられているときに、あるタイムステップ単位の時刻tにおけるある電界格子点での未知電界計算に必要な情報は、その電界格子点での時刻t−1の電界の値と、その電界格子点に隣接する磁界格子点での時刻t−1/2の磁界の値だけである。
すなわち、あるブロックb内に存在する時刻t+nの電界および時刻t+n+1/2の磁界の値を求めるために必要な時刻tにおける電磁界情報は、ブロックbの電磁界情報およびブロックbに隣接したn層の電磁界情報(以下、ブロックn近傍と呼ぶ。)だけで計算可能である。
図12は、ブロック内の電磁界情報とn=1のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。縦線で塗りつぶされた部分がブロック内を示し、横線で塗りつぶされた部分がブロックn近傍を示している。
図13は、ブロック内の電磁界情報とn=2のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。また、図14は、ブロック内の電磁界情報とn=3のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。
図15および図16は、n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=1)で計算する電磁界範囲を示す図である。縦線で塗りつぶされたブロック内と斜め線で塗りつぶされた部分とが計算範囲を示している。
図17および図18は、n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=2)で計算する電磁界範囲を示す図である。また、図19および図20は、n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=3)で計算する電磁界範囲を示す図である。
このように、ループカウンタjが増加するごとに計算範囲を狭めることによって、効率的な電磁界計算が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態における分散電磁界解析装置によれば、分散処理制御部1が主問題を副問題に分割するときに、空間だけでなく時間方向にも分割を行ない、それぞれの副問題を各計算部2−1〜2−mに割り当てるようにしたので、様々な要因により解析途中で計算部数や、各計算部が解析処理に割ける計算能力などが変化した場合でも、システム全体の計算能力に応じて解析処理を進めることが可能となった。このときに同時に並列計算可能な副問題数はブロック分割数が上限となるため、使用可能な計算部数と比較してブロック分割数を大きく取ることで、計算部の計算能力を効率的に利用することが可能となる。
また、それぞれの計算部2−1〜2−mがタイムステップ数n(n>1)にわたる副問題の計算を非同期に行うことができるので、遅延の大きい社内LAN(Local Area Network)などの汎用的なネットワークで接続された計算機群で分散電磁界解析を行うことが可能となった。
また、計算部の構成と独立してブロック分割、副問題分割を行うことができ、計算負荷の大小、計算部数の増減などに応じて、動的に同じブロックの副問題を移動することが可能となった。
さらには、解析領域の空間を分割したブロック間にn層のオーバーラップ領域を設け、1タイムステップ毎に計算領域を1ずつ狭めながら解析を進めることで、ブロックのタイムステップ数nにわたる電磁界を他のブロックと独立して求めることが可能となった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態における分散電磁界解析装置の構成例を示すブロック図である。 図1に示す分散処理制御部1の構成例を示すブロック図である。 分散処理制御部1の機能的構成を示すブロック図である。 分散処理制御部1の処理手順を説明するためのフローチャートである。 解析領域のブロック分割の一例を示す図である。 解析領域外と隣接していないブロックの一例を示す図である。 解析領域外と隣接しているブロックの一例を示す図である。 i番目の副問題とi+1番目の副問題との相関を示す図である。 計算部2−1〜2−mの機能的構成を示すブロック図である。 計算部2−1〜2−mの処理手順を説明するためのフローチャートである。 計算結果出力部22の処理手順を説明するためのフローチャートである。 ブロック内の電磁界情報とn=1のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。 ブロック内の電磁界情報とn=2のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。 ブロック内の電磁界情報とn=3のときのブロックn近傍の電磁界情報とを示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=1)で計算する電磁界範囲を示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=1)で計算する電磁界範囲を示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=2)で計算する電磁界範囲を示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=2)で計算する電磁界範囲を示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=3)で計算する電磁界範囲を示す図である。 n=3のときに計算部2−1〜2−mが図10に示すループS33〜S37(ループカウンタj=3)で計算する電磁界範囲を示す図である。
符号の説明
1 分散処理制御部、2−1〜2−m 計算部、3 ネットワーク、11 ブロック分割部、12 初期化処理部、13 副問題処理部、14 計算指示送信部、15 計算部登録・抹消部、16 進捗情報更新部、21 ネットワークインタフェース、22 計算結果出力部、23 解析計算部、24 記憶装置、31 コンピュータ本体、32 ディスプレイ装置、33 FDドライブ、34 FD、35 キーボード、36 マウス、37 CD−ROM装置、38 CD−ROM、39 ネットワーク通信装置。

Claims (3)

  1. 差分法に基づく電磁界解析において、解析領域の全時間応答を求める主問題が空間的および時間的に分割された複数の副問題の計算をネットワークに接続された複数の計算機に行なわせる分散電磁界解析装置であって、
    電磁界解析を行なうための複数の計算手段と、
    副問題計算に必要な情報を前記複数の計算手段に送信する分散処理制御手段とを含み、
    前記分散処理制御手段は、前記複数の計算手段との間で通信を行なう第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段を介して前記複数の計算手段から受信した当該計算手段が空き状態であるか否かを示す情報がセットされるフラグと、
    副問題の計算進捗状況を管理するカウンタと、
    前記フラグにセットされた情報および前記カウンタの値を参照して副問題を前記複数の計算手段のいずれかに割り当て、前記第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を前記複数の計算手段に送信させる処理手段とを含み、
    前記複数の計算手段のそれぞれは、前記分散処理制御手段および他の計算手段との間で通信を行なう第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段を介して受信した副問題計算に必要な情報を用いて副問題計算を行なう手段と、
    前記副問題計算の結果を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された結果を前記第2の通信手段を介して前記分散処理制御手段または他の計算手段に送信させる手段とを含み、
    前記複数の副問題は、前記主問題の解析領域が複数のブロックに分割され、分割された複数のブロックが所定タイムステップ数毎に分割されたものであり、
    前記所定タイムステップ数を2以上の数nとすると、
    前記計算手段は、割り当てられた副問題の計算を行なう際、副問題に対応するブロック内の電磁界情報と、当該ブロック近傍のn層のオーバラップ領域の電磁界情報とを前記第2の通信手段を介して受信し、当該ブロックの電磁界を計算する、分散電磁界解析装置。
  2. 前記処理手段は、副問題の計算進捗状況および複数のブロックの相関関係から計算可能な副問題を抽出し、前記第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を前記複数の計算手段に送信させる、請求項1記載の分散電磁界解析装置。
  3. 前記処理手段は、同一ブロックの時間的に連続な副問題を同一の計算手段に割り当て、前記第1の通信手段を介して副問題計算に必要な情報を前記複数の計算手段に送信させる、請求項1記載の分散電磁界解析装置。
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