JP4562237B2 - 過充填防止装置用着脱機構および過充填防止装置の離脱方法ならびに過充填防止装置の組付方法 - Google Patents

過充填防止装置用着脱機構および過充填防止装置の離脱方法ならびに過充填防止装置の組付方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、液化石油ガス(LPG)らの高圧液化ガスを貯蔵する貯蔵容器に装着される過充填防止装置であって、この過充填防止装置の着脱の際に適用される過充填防止装置用着脱機構および過充填防止装置の離脱方法ならびに過充填防止装置の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
貯蔵容器に、LPGなどの高圧液化ガスを充填する場合、充填度合いによっては充填後に温度が上昇すると貯蔵容器内の圧力(ガス圧)が異常に高まり、容器がその圧力により変形したりする事態を生じる恐れがあるので、高圧液化ガスの充填は、充填完了時に貯蔵容器内に多少の未充填空間が残るように80〜85%程度に行われ、高圧液化ガスを過充填しないようにして安全を図っている。
【0003】
ところで、前記したように未充填空間を残して高圧液化ガスを充填するために、一般的には貯蔵容器に過充填防止装置を取り付け、この過充填防止装置により貯蔵容器への高圧液化ガスの充填量を制御している。この種の過充填防止装置としては、例えば、図7に示した構造のものがある。
【0004】
図7に示した例では、貯蔵容器1の充填用開口部2に取り付ける過充填防止装置100は、貯蔵容器1内の液化ガスの液面と共に上下するフロート3を貯蔵容器1内に設置してある。そして、このフロート3の上下動によって液化ガスの充填量を調節し、貯蔵容器1内に所要の未充填空間が残るような充填を可能にしている。
【0005】
図7において、図示しない外部タンクから供給される液化ガスは、外部タンクと接続する接続口101を介してパイプ部4,弁本体部5と遊動弁6および背圧弁7とからなるバルブ8を経て、貯蔵容器1内に充填して貯蔵される。
【0006】
貯蔵容器1内への液化ガスの充填が進み、貯蔵容器1内の液化ガスの液面が所定の位置(高さ)まで上昇すると、該液面の移動と共に上昇するフロート3は、軸支部3aを支点に反時計方向に回動して、バルブ8を構成する背圧弁7の一端から離反する。このため、スプリングにより外方に付勢されている背圧弁7が、下降して弁孔9を閉塞し、差圧により遊動弁6が上方に移動して弁座部10を閉じてバルブ8を閉塞し、これにより貯蔵容器1内への液化ガスの過充填を遮断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、過充填防止装置100においては、メンテナンス上、貯蔵容器1からの取り外しの必要性が生じたとしても、不用意な取り外しは、貯蔵容器1内が高圧であるため危険を伴うため、貯蔵容器1内の液化ガスを一旦抜いた後でなければ取り外しを行うことができず、このためメンテナンス作業が大掛かりで大変面倒なものとなっている。
【0008】
そこで、この発明は、貯蔵容器からガス抜きすることなく過充填防止装置の着脱を、安全で、かつ容易に行うことができ、ひいてはメンテナンス作業の容易化を図ることができる過充填防止装置用着脱機構および過充填防止装置の離脱方法ならびに過充填防止装置の組付方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、液化ガスを充填する貯蔵容器の充填用開口部に取付けられ、該貯蔵容器への液化ガスの過充填を防止する過充填防止装置の着脱治具であって、
前記過充填防止装置が、
前記充填用開口部の貯蔵容器内の内端に一端を接続固定すると共に、他端を開放して貯蔵容器内に設けたパイプ部と、前記パイプ部と外部とを連通する液化ガス通路が設けられると共に、該液化ガス通路に開閉弁を備え、前記充填用開口部に外方より嵌入させて充填用開口部に着脱可能に締結された弁本体部と、前記パイプ部内に配置されると共に、前記開閉弁に連係して前記液化ガスの液面との関係で該開閉弁の開閉を制御するフロートと、前記パイプ部を軸方向に貫通すると共に、前記弁本体部側に付勢されて軸方向移動可能に取り付けられ、一端に前記パイプ部の他端を閉塞する弁体を設けると共に、他端を前記充填用開口部に取り付けられた弁本体部に突き当てて前記弁体を付勢力に抗して前記パイプ部の他端から、前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入深さよりも短い距離だけ離反させた状態で取り付けられた第1操作桿とを備えて構成されており、
前記着脱治具が、
前記充填用開口部に外方から着脱可能に取り付けられる基板と、前記貯蔵容器から外部に露出した前記弁本体部に対向配置され支柱を介して前記基板に着脱可能に取り付けられる受圧板と、この受圧板に中央部分を螺合させて軸方向に進退可能に取り付けられ、一端に、前記弁本体部に当接して前記充填用開口部に対する締結解除後の内圧による前記弁本体部の浮き上がりを阻止する抑え部が設けられると共に、他端に回動部材が着脱可能に取り付けられた第2操作桿とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0010】
このため、請求項1の発明では、着脱治具を充填用開口部に組み付けることにより、着脱治具の抑え部で、過充填防止装置の弁本体部を外方から抑えることができる。この状態では、弁本体部に貯蔵容器内の内圧が作用しているにも拘わらず、弁本体部の締結を解除しても、弁本体部の充填用開口部への嵌入状態を維持することができる。
【0011】
さらに、この状態で第2操作桿を後退させると、この後退に追従して弁本体部が、貯蔵容器内の内圧の作用で充填用開口部から抜け出してくる。この弁本体部の抜け出しは、第1操作桿の付勢方向への移動を伴う。そして、弁本体部の抜け出しの過程で、充填用開口部に接続するパイプ部の他端が、第1操作桿の一端に設けられた弁体により閉塞される。これにより、パイプ部と貯蔵容器の内部との連通が遮断される。
【0012】
そしてさらに、弁本体部の開閉弁を開放して、弁本体部内の液化ガス通路およびパイプ部内の液化ガスを外部に放出して、同部分を大気圧にすることができる。これにより着脱治具を充填用開口部から取り外し、かつ弁本体部およびフロートを充填用開口部から離脱させることができる。
【0013】
また、過充填防止装置の組み付けは、同じ着脱治具を用いて前述した手順の逆の手順を辿って大略行われる。
【0014】
すなわち、フロートをパイプ部内に配置すると共に、弁本体部を、第1操作桿の他端に触れないように充填用開口部に浅く嵌入させる。このとき弁本体部内の開閉弁は、閉状態にある。その後、抑え部を弁本体部に当接させて着脱治具を充填用開口部に組み付ける。
【0015】
この着脱治具の組み付け後、前記弁本体部と前記貯蔵容器に設けられた均圧弁とを高圧ホースで接続して、前記貯蔵容器の内圧と、弁本体部および前記パイプ部の内圧を同じにする。
【0016】
この状態で着脱治具の第2操作桿を前進させると、弁本体部は、抑え部で押されて充填用開口部に深く嵌入する。この嵌入過程で、弁本体部が、第1操作桿の他端に突き当たり、第1操作桿を付勢力に抗して移動させる。この第1操作桿の移動で、弁体がパイプ部の他端から離反し、これによりパイプ部の他端を開放する。
【0017】
弁本体部を深く嵌入させた後は、弁本体部を充填用開口部に締結し、かつ着脱治具を充填用開口部から離脱させて、過充填防止装置の組み付けを完了する。
【0018】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入部分には、該嵌入部分の根元部から、前記パイプ部の他端と前記弁体との離反距離よりも深い部位に、前記充填用開口部との間を密封するOリングが設けられていることを特徴とする。
【0019】
このため、請求項2の発明では、弁本体部の充填用開口部からの抜け出しの過程で、パイプ部の他端を弁体で閉塞するまでは、Oリングにより、貯蔵容器内の液化ガスの洩れをシールすることができる。
【0020】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入部分には、前記Oリングよりも前記根元部寄りの部位に、前記弁体が前記パイプ部の他端を閉塞したことを示す目印を設けたことを特徴とする。
【0021】
このため、請求項3の発明では、弁本体部の充填用開口部からの抜け出しの過程で、目印を視認することにより、パイプ部の他端の弁体による閉塞を確認することができる。
【0022】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、前記充填用開口部の外周には、環状溝が形成されており、前記基板は、前記環状溝に係合して相互に締結される分割片で構成されていることを特徴とする。
【0023】
このため、請求項4の発明では、分割片からなる基板を、環状溝に係合させて相互に締結することにより、着脱治具を充填用開口部に容易に、かつ貯蔵容器内の内圧に抗して確実に組み付けることができる。
【0024】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、前記着脱治具は、前記弁本体部のフランジ部を透通して前記受圧板と前記充填用開口部との間に着脱可能に連係して、前記弁本体部の相対回動を阻止すると共に、その移動を案内するストッパーシャフトを備えて構成されていることを特徴とする。
【0025】
このため、請求項5の発明では、ストッパーシャフトを、弁本体部のフランジ部を透通させて受圧板と充填用開口部との間に連係させることによって、着脱時の弁本体部の相対回動を阻止することができると共に、その移動姿勢を水平に保つことができ、これによって過充填防止装置の着脱操作の安定化を図ることができる。
【0026】
また、請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の離脱方法であって、
前記弁本体部が嵌入されて締結されている前記充填用開口部に、外方から基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して受圧板を取付け、かつ第2操作桿を前進させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させて前記着脱治具を組み付ける着脱治具組付け工程と、
前記抑え部を当接させた前記弁本体部の、前記充填用開口部への締結を解除する弁本体部締結解除工程と、
前記第2操作桿を後退させて、締結を解除された前記弁本体部を前記貯蔵容器の内圧により前記充填用開口部から抜き出すと共に、前記第1操作桿を付勢方向に移動させて前記弁体で前記パイプ部の他端を閉塞するパイプ部閉塞工程と、
前記液化ガス通路に備えた前記開閉弁を開放して、他端を前記弁体で閉塞した前記パイプ部および前記液化ガス通路内の液化ガスを外部に放出させて、前記パイプ部および前記液化ガス通路内を大気圧にする液化ガス放出工程と、
前記パイプ部内を大気圧にした後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
前記着脱治具を取り外した後、前記弁本体部および前記フロートを前記充填用開口部から離脱させる弁本体部離脱工程と、
からなることを特徴とする。
【0027】
このため、請求項6の発明では、着脱治具組付け工程で、着脱治具を充填用開口部に組み付け、その後弁本体部締結解除工程で、弁本体部と充填用開口部との締結を解除する。この締結解除後の弁本体部は、着脱治具の抑え部で抑えられているので、貯蔵容器の内圧にも拘わらず、解除位置に保持される。
【0028】
その後、パイプ部閉塞工程で第2操作桿を後退させると、弁本体部と第1操作桿とが同一方向に移動し、この移動で弁本体部が充填用開口部から抜き出されると共に、第1操作桿の弁体がパイプ部の他端を閉塞する。この弁体の閉塞により、パイプ部と貯蔵容器の内部とが遮断する。この遮断状態で、次の液化ガス放出工程を実行し、パイプ部および液化ガス通路内を大気圧にする。
【0029】
さらに次に、着脱治具取り外し工程で、着脱治具を充填用開口部から離脱させる。このとき、先の液化ガス放出工程で、パイプ部および液化ガス通路内を大気圧にしてあるので、危険を伴うことがない。
【0030】
その後、弁本体部離脱工程で、弁本体部およびフロートを充填用開口部から離脱させる。この弁本体部離脱工程では、弁本体部は、充填用開口部に対して浅い嵌合状態となっているので、充填用開口部から容易に離脱させることができる。
【0031】
また、請求項7の発明は、請求項5に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の離脱方法であって、
前記弁本体部が嵌入されて締結されている前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を前進させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させると共に、前記ストッパーシャフトを前記弁本体部のフランジ部を透通させて前記受圧板と前記充填用開口部との間に連係させる着脱治具組付け工程と、
前記抑え部を当接させた前記弁本体部の、前記充填用開口部への締結を解除する弁本体部締結解除工程と、
前記第2操作桿を後退させて、締結を解除された前記弁本体部を前記貯蔵容器の内圧により前記充填用開口部から抜き出すと共に、前記第1操作桿を付勢方向に移動させて前記弁体で前記パイプ部の他端を閉塞するパイプ部閉塞工程と、
前記液化ガス通路に備えた前記開閉弁を開放して、他端を前記弁体で閉塞した前記パイプ部および前記液化ガス通路内の液化ガスを外部に放出させて、前記パイプ部および前記液化ガス通路内を大気圧にする液化ガス放出工程と、
前記パイプ部内を大気圧にした後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
前記着脱治具を取り外した後、前記弁本体部および前記フロートを前記充填用開口部から離脱させる弁本体部離脱工程と、
からなることを特徴とする。
【0032】
このため、請求項7の発明では、着脱治具組付け工程で、ストッパーシャフトを、弁本体部のフランジ部を挿通させて受圧板と充填用開口部との間に連係させる点が相違するだけで、他の工程は、請求項6の発明と同様に構成されている。
そして、請求項7の発明では、前記した相違により、着脱治具組付け工程の次工程である弁本体部締結解除工程以降の各工程では、弁本体部が、ストッパーシャフトにより、相対回動を阻止されると共に、その移動姿勢を水平に保つことができるので、離脱操作の一層の効率化を図ることができる。
【0033】
また、請求項8の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の組付方法であって、
前記フロートを前記パイプ部内に配置すると共に、前記弁本体部を、前記第1操作桿の他端に触れないように前記充填用開口部に浅く嵌入させる弁本体部セット工程と、
前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を後退させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部に当接させる着脱治具組付け工程と、
前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部と前記貯蔵容器に設けられた均圧弁とを高圧ホースで接続して、前記貯蔵容器の内圧と、弁本体部および前記パイプ部の内圧を同じにした後、前記均圧弁および前記弁本体部を閉塞すると共に、前記高圧ホースを取り外す均圧工程と、
前記均圧工程の後、前記第2操作桿を前進させて前記弁本体部を前記充填用開口部に深く嵌入させると共に、前記第1操作桿を付勢方向と反対方向に移動させて前記パイプ部の他端を閉塞している前記弁体を離反させて前記パイプ部を開放するパイプ部開放工程と、
前記第2操作桿の前進の最終段で、前記弁本体部を前記充填用開口部に締結する弁本体部取付工程と、
前記弁本体部を締結した後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
からなることを特徴とする。
【0034】
このため、請求項8の発明では、弁本体部セット工程で、弁本体部を充填用開口部に浅く嵌入させる。この状態では充填用開口部は、弁本体部で閉塞されて外部と遮断されており、かつパイプ部は、その他端を弁体で閉塞されて貯蔵容器の内部と遮断されている。
【0035】
その後、着脱治具組付け工程で、充填用開口部に着脱治具を組み付ける。この組み付けで、弁本体部は、着脱治具の抑え部で押さえられて充填用開口部からの抜け落ちが阻止されている。
【0036】
その後、均圧工程で、貯蔵容器の内圧と、弁本体部およびパイプ部の内圧を同じにする。このとき弁本体部は、着脱治具の抑え部で抑えられているので、貯蔵容器の内圧にも拘わらず、セット位置に保持される。また、弁本体部およびパイプ部の内部を、貯蔵容器の内圧と同じにすることにより、次工程以降の第1操作桿にかかる荷重を軽減することができる。
【0037】
その後、パイプ部開放工程で、弁本体部を充填用開口部に深く嵌入させると共に、第1操作桿を介して弁体をパイプ部の他端から離反させて、パイプ部を開放し、次いで弁本体部取付工程で、弁本体部を充填用開口部に締結し、しかる後、着脱治具取り外し工程で、充填用開口部から着脱治具を取り外して弁本体部の取付を完了する。
【0038】
また、請求項9の発明は、請求項5に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の組付方法であって、
前記フロートを前記パイプ部内に配置すると共に、前記弁本体部を、前記第1操作桿の他端に触れないように前記充填用開口部に浅く嵌入させる弁本体部セット工程と、
前記弁本体部が浅く嵌入されている前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を後退させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させると共に、前記ストッパーシャフトを弁本体部のフランジ部を挿通させて前記受圧板と前記充填用開口部との間に連係させる着脱治具組付け工程と、
前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部と前記貯蔵容器に設けられた均圧弁とを高圧ホースで接続して、前記貯蔵容器の内圧と、弁本体部および前記パイプ部の内圧を同じにした後、前記均圧弁および前記弁本体部を閉塞すると共に、前記高圧ホースを取り外す均圧工程と、
前記均圧工程の後前記第2操作桿を前進させて前記弁本体部を前記充填用開口部に深く嵌入させると共に、前記第1操作桿を付勢方向と反対方向に移動させて前記パイプ部の他端を閉塞している前記弁体を離反させて前記パイプ部の他端を開放するパイプ部開放工程と、
前記第2操作桿の前進の最終段で、前記弁本体部を前記充填用開口部に締結する弁本体部取付工程と、
前記弁本体部を締結した後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
からなることを特徴とする。
【0039】
このため、請求項9の発明では、着脱治具組付け工程で、ストッパーシャフトを、弁本体部のフランジ部を挿通させて受圧板と充填用開口部との間に連係させる点が相違するだけで、他の工程は、請求項8の発明と同様に構成されている。
そして、請求項9の発明では、前記した相違により、着脱治具組付け工程の次工程である均圧工程以降の各工程では、弁本体部が、ストッパーシャフトにより、相対回動を阻止されると共に、その移動姿勢を水平に保つことができるので、組付操作の一層の効率化を図ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0041】
図1は、本発明の一実施形態としての過充填防止装置用着脱機構11(以下、単に、着脱治具11という)を適用したことを想定した過充填防止装置12で、着脱治具11の作動前の状態を示し、図2は、過充填防止装置12の上面図であり、図3は、着脱治具11を示し、図4は、着脱治具11を適用したことを想定した過充填防止装置12で、着脱治具11の作動後の状態を示す。
【0042】
この着脱治具11は、液化ガスを充填する貯蔵容器1の充填用開口部2に取付けられ、該貯蔵容器1への液化ガスの過充填を防止する過充填防止装置12の着脱の際に適用される。
【0043】
このとき、過充填防止装置12は、充填用開口部2の貯蔵容器1内の内端に一端4aを接続固定すると共に、他端4bを開放して貯蔵容器1内に設けたパイプ部4と、パイプ部4と外部とを連通する液化ガス通路15が設けられると共に、該液化ガス通路15に開閉弁を備え、充填用開口部2に外方より嵌入させて充填用開口部2に着脱可能に締結された弁本体部5と、パイプ部4内に配置されると共に、開閉弁に連係して液化ガスの液面との関係で該開閉弁の開閉を制御するフロート3と、パイプ部4を軸方向に貫通すると共に、弁本体部5側に付勢されて軸方向移動可能に取り付けられ、一端13aにパイプ部4の他端4bを閉塞する弁体14を設けると共に、他端13bを充填用開口部2に取り付けられた弁本体部5に突き当てて弁体14を付勢力に抗してパイプ部4の他端4bから、弁本体部5の充填用開口部2への嵌入深さD1よりも短い距離d(<嵌入深さD1)だけ離反させた状態で取り付けられた第1操作桿13とを備えて構成されている。
【0044】
弁本体部5は、開閉弁として液取入弁16,ブロー弁17,および遊動弁6とを備えて構成されており、下部に設けた円筒形状の嵌入部分5aを充填用開口部2の凹部に嵌入させると共に、図2に示すように、4個のボルト20により充填用開口部2に締結されている。
【0045】
液取入弁16は、外部タンク(図示せず)に接続する接続口16aおよび手動で回動させる操作ハンドル16bを有している。実際には、ローリー部(図示せず)からの充填ホースと接続するために、接続口16aの先端にはカップリングが取り付けられている。
【0046】
ブロー弁17は、液化ガス通路15に連通するガス放出口17aおよびこのガス放出口17aを手動で開閉する操作ハンドル17bを有している。ガス放出口17aは、通常は圧力計等の取付に利用できる。また、遊動弁6は、従来と同様に液化ガス通路15内の差圧で作動するようになっており、図示を省略してあるが、背圧弁を介して弁操作部に連結しており、かつこの弁操作部が、リンク機構18を介してフロート3に連係している。
【0047】
また、第1操作桿13は、充填用開口部2内に設けた支持体19の略中心部位に設けた筒状の案内部19aに、上下動可能に挿通させると共に、第1操作桿13の他端13bと案内部19aとに両端を当接させて第1操作桿13に外挿されたスプリング20により上方向に付勢されて取り付けられている。
【0048】
また、着脱治具11は、図3に示すように、充填用開口部2に外方から着脱可能に取り付けられる基板23と、貯蔵容器1から外部に露出した弁本体部5に対向配置され4本の支柱24を介して基板23に着脱可能に取り付けられる受圧板25と、この受圧板25に中央部分26aを螺合させて軸方向に進退可能に取り付けられ、一端26bに弁本体部5に当接する抑え部27が設けられると共に、他端に回動部材が係合する入力端部26cが設けられた第2操作桿26とを備えて構成されている。支柱24は、図3(b)に示すように、本実施形態では、一端に雄ねじ部24aを突設し、他端に雌ねじ部24bを穿設した柱体で構成されており、着脱治具11は、雄ねじ部24aを基板23のねじ孔23aに螺着させて支柱24を基板23に固定し、雌ねじ部24bに螺合するボルト32により支柱24に受圧板25を固定することにより、分解可能に組み立てられる。
【0049】
以上のように構成された過充填防止装置12およびこの過充填防止装置12に適用される着脱治具11においては、次のような過充填防止装置の離脱方法を採用することができる。
【0050】
この離脱方法は、弁本体部5が嵌入されて締結されている充填用開口部2に、外方から基板23を取付けると共に、この基板23に支柱24を介して受圧板25を取付け、かつ第2操作桿26を前進させて該第2操作桿26の一端に設けられた抑え部27を、弁本体部5に当接させる着脱治具組付け工程と、抑え部27を当接させた弁本体部5の、充填用開口部2への締結を解除する弁本体部締結解除工程と、第2操作桿26を後退させて、締結を解除された弁本体部26を貯蔵容器1の内圧により充填用開口部2から抜き出すと共に、第1操作桿13を付勢方向に移動させて弁体14でパイプ部4の他端4bを閉塞するパイプ部閉塞工程と、液化ガス通路15に備えた開閉弁(液取入弁16,ブロー弁17)を開放して、他端4bを弁体14で閉塞したパイプ部4および液化ガス通路15内の液化ガスを外部に放出させて、パイプ部4および液化ガス通路15内を大気圧にする液化ガス放出工程と、パイプ部4内を大気圧にした後、充填用開口部2から着脱治具11を取り外す着脱治具取り外し工程と、着脱治具11を取り外した後、弁本体部5およびフロート3を充填用開口部2から離脱させる弁本体部離脱工程と、からなる。
【0051】
この離脱方法では、着脱治具11を充填用開口部2に組み付けることにより、着脱治具11の抑え部27で、過充填防止装置12の弁本体部5を外方から抑えることができる(着脱治具組付け工程)。この状態では、弁本体部5に貯蔵容器1内の内圧が作用しているにも拘わらず、弁本体部5の締結(ボルト20による締結)を解除しても、弁本体部5の充填用開口部2への嵌入状態を維持することができる(弁本体部締結解除工程)。
【0052】
さらに、この状態で第2操作桿26を後退させると、この後退に追従して弁本体部5が、貯蔵容器1内の内圧の作用で充填用開口部2から抜け出してくる(パイプ部閉塞工程)。この弁本体部5の抜け出しは、第1操作桿13の付勢方向への移動を伴う。そして、弁本体部5の抜け出しの過程で、充填用開口部2に接続するパイプ部4の他端4bが、第1操作桿13の一端13aに設けられた弁体14により閉塞される。これにより、パイプ部4と貯蔵容器1の内部との連通が遮断される(図4参照)。
【0053】
そしてさらに、この状態で弁本体部5の開閉弁(液取入弁16およびブロー弁17)を開放して、弁本体部5内の液化ガス通路15およびパイプ部4内の液化ガスを外部に放出して、同部分を大気圧にすることができる(液化ガス放出工程)。これにより着脱治具11を充填用開口部2から取り外し(着脱治具取り外し工程)、かつ弁本体部4およびフロート3を充填用開口部2から離脱させることができる(弁本体部離脱工程)。着脱治具11を充填用開口部2から取り外す(着脱治具取り外し工程)ときは、先の液化ガス放出工程で、パイプ部4および液化ガス通路15内を大気圧にしてあるので、危険を伴うことがない。また、弁本体部離脱工程では、弁本体部5は、充填用開口部2に対して浅い嵌合状態となっている(図4参照)ので、充填用開口部2から容易に離脱させることができる。
【0054】
また、過充填防止装置12の組み付けは、同じ着脱治具11を用いて前述した手順の逆の手順を辿って大略行われる。
【0055】
すなわち、過充填防止装置12の組み付けは、弁本体部セット工程、着脱治具組付け工程、均圧工程、パイプ部開放工程、弁本体部取付工程、および着脱治具取り外し工程の順に従って行われる。
【0056】
このとき、弁本体部セット工程では、フロート3をパイプ部4内に配置すると共に、弁本体部5を、第1操作桿13の他端13bに触れないように充填用開口部2に浅く嵌入させる(図4の状態と同じ)。この状態では充填用開口部2は、弁本体部5で閉塞されて外部と遮断されており、かつパイプ部4は、その他端4bを弁体14で閉塞されて貯蔵容器1の内部と遮断されている。
【0057】
また、着脱治具組付け工程では、充填用開口部2に、外方から基板23を取付けると共に、この基板23に支柱24を介して受圧板25を取付け、かつ第2操作桿26を後退させて該第2操作桿26の一端に設けられた抑え部27を、充填用開口部2に浅く嵌入させた弁本体部5に当接させて、着脱治具11を組み付ける。この組み付けで、弁本体部5は、着脱治具11の抑え部27で押さえられて充填用開口部2からの抜け落ちが阻止される。
【0058】
また、均圧工程では、充填用開口部2に浅く嵌入させた弁本体部5と、貯蔵容器1に設けられた均圧弁(図示せず)とを高圧ホース(図示せず)で接続して、貯蔵容器1の内圧と、弁本体部5およびパイプ部4の内圧を同じにした後、均圧弁および弁本体部5の開閉弁を閉塞すると共に、高圧ホースを取り外す。このとき弁本体部5は、着脱治具11の抑え部27で抑えられているので、貯蔵容器1の内圧にも拘わらず、セット位置に保持される。また、弁本体部5およびパイプ部4の内部を、貯蔵容器1の内圧と同じにすることにより、次工程の第1操作桿13にかかる荷重を軽減することができる。
【0059】
なお、弁本体部5への高圧ホースの接続は、液取入弁16あるいはブロー弁17に接続されるカップリングを介して行われる。
【0060】
また、パイプ部開放工程では、均圧工程の後、第2操作桿26を前進させて弁本体部5(厳密には嵌入部分5a)を充填用開口部2に深く嵌入させると共に、第1操作桿13を付勢方向と反対方向に移動させてパイプ部4の他端4bを閉塞している弁体14を離反させてパイプ部4を開放する。このとき、第1操作桿13の移動は、前述した均圧工程において弁本体部5およびパイプ部4の内圧を調整してあるので、第1操作桿13自体に負荷する荷重を軽減して(殆ど、スプリング35のばね力相当の荷重だけで足りる)行うことができる。
【0061】
また、弁本体部取付工程では、第2操作桿26の前進の最終段で、弁本体部5を充填用開口部2に締結し、かつ着脱治具11を充填用開口部2から離脱させて、過充填防止装置12の組み付けを完了する。
【0062】
さらに、本実施形態では、弁本体部5の充填用開口部2への嵌入部分5aには、嵌入部分5aの根元部から、パイプ部4の他端4bと弁体14との離反距離dよりも深い部位D2に、充填用開口部2との間を密封するOリング30が設けられている。この構成によれば、過充填防止装置の離脱方法における弁本体部5の充填用開口部2からの抜け出しの過程で、パイプ部4の他端4bを弁体14で閉塞するまでは、Oリング30により、貯蔵容器1内の液化ガスの洩れをシールすることができる(図1および図4参照)と共に、過充填防止装置の組付方法における弁本体部セット工程で、充填用開口部2をOリング30で密封することができる。
【0063】
また、本実施形態では、弁本体部5の充填用開口部2への嵌入部分5aには、Oリング30よりも根元部寄りの部位に、弁体14がパイプ部4の他端4bを閉塞したことを示す目印を設けて構成される。この目印は、本実施形態では、環状のV溝31で構成されている。この構成によれば、過充填防止装置の離脱方法における弁本体部5の充填用開口部2からの抜け出しの過程で、V溝31を視認することにより、パイプ部4の他端4bの弁体14による閉塞を確認することができる。
【0064】
さらに、本実施形態では、充填用開口部2の外周には、図1に示すように、環状溝28が形成されており、着脱治具11の基板23は、図3に示すように、環状溝28に係合して相互に締結される分割片21,22で構成されている。このため分割片21,22は、環状溝28に沿う内縁部21a,22aと、相互に締結されるブラケット21b,22bとを有して構成される。このときの締結手段は、ボルト29である。この構成によれば、分割片21,22からなる基板23を、環状溝28に係合させて相互に締結することにより、着脱治具11を充填用開口部2に容易に、かつ貯蔵容器1内の内圧に抗して確実に組み付けることができる。
【0065】
なお、図1において、符号50は、第2操作桿26の入力端部26cに係合させて取り付けられた回動部材としてのハンドルであり、符号51は、液化ガス通路15に連通するガス案内用の内筒である。
【0066】
図5および図6は、本発明の他の実施形態としての着脱治具40を示す。この着脱治具40は、弁本体部5のフランジ部5bを透通して受圧板25と充填用開口部2との間に着脱可能に連係して、弁本体部5の相対回動を阻止すると共に、その移動を案内するストッパーシャフト41を備えて構成されている。この着脱治具40は、前述した着脱治具11と同様に、他に基板23、第2操作桿26、抑え部27、およびハンドル50を有して構成されている。
【0067】
本実施形態では、ストッパーシャフト41は、大径部42aと小径部42bとを有する段付シャフト部42と、大径部42a側の端部に設けられた六角穴付頭部43と、小径部42b側の端部に設けられたねじ部44とを備えて構成されている。
【0068】
また、受圧板25は、図6(a)に示すように、正三角形の外形を有して形成されており、中央部に、第2操作桿26の中央部分26aを螺合させるねじ孔25aを設け、各コーナ部に、受圧板25と支柱24とを締結するボルト32を挿通させるボルト挿通孔25bを設け、かつ他のスペースに、ストッパーシャフト41のシャフト部42の大径部42aを挿通させるシャフト挿通孔25cを適宜設けて構成されている。本実施形態では、シャフト挿通孔25cは、4個設けられている。
【0069】
また、基板23は、図6(b)に示すように、一端が相互に枢支される(枢支部23A)と共に、他端がボルト29により相互に締結される2個の弧状の分割片21,22により、全体がリング形状に構成されている。各分割片21,22には、支柱24の下端部を固定するねじ孔23aが各1個設けられていると共に、枢支部23Aは、支柱24の下端部をボルト60で固定することによって構成されている(図5参照)。
【0070】
さらに、図2に示すように、弁本体部5のフランジ部5bには、シャフト部42の小径部42bを挿通させるシャフト挿通孔5cが設けられており、かつ充填用開口部2には、前記シャフト挿通孔5cに対向させて、シャフト部42のねじ部44が螺合するねじ孔2aが設けられている。
【0071】
このように構成された着脱治具40は、次のようにして充填用開口部2に組み付けられる。
【0072】
まず、基板23を、ボルト29による締結を解除してリング状態を開放して、分割片21,22を充填用開口部2の環状溝28に係合させ、再びボルト29で相互に締結し、かつ3個の支柱24の内2個の支柱24の下端部を各分割片21,22のねじ孔23aに固定すると共に、1個の支柱24の下端部で枢支部23Aを構成することによって、充填用開口部2の環状溝28に固定する。
【0073】
次に、第2操作桿26、抑え部27、およびハンドル50を備えた受圧板25を、ボルト32を用いて3個の支柱24の上端に固定する。
【0074】
さらに次に、ストッパーシャフト41を、そのねじ部44を先頭にしてシャフト挿通孔25c、および5cに挿通させて、六角穴付頭部43に係合する適宜の治具を用いて回動させることにより、ねじ部44をねじ孔2aにねじ込むと共に、大径部42aをシャフト挿通孔25cに挿通係合させて、受圧板25と充填用開口部2との間に着脱可能に連係させる。これにより着脱治具40を充填用開口部2に着脱可能に組み付けることができる。本実施形態では、ストッパーシャフト41は、図6(a)に示すねじ孔25aを横切る線上に位置する2個のシャフト挿通孔25c,25cに挿通させて2個組み付けられる。
【0075】
なお、着脱治具40の充填用開口部2からの離脱は、この組み付け手順の逆の手順により固定および取付(締結)を解除することにより容易に行うことができる。
【0076】
そしてこの着脱治具40においては、次のような過充填防止装置の離脱方法および組付方法を採用することができる。
【0077】
すなわち、本実施形態における離脱方法および組付方法は、着脱治具40の組付け工程で、ストッパーシャフト41を、弁体部5のフランジ部5bを挿通させて受圧板25と充填用開口部2との間に連係させる点が相違するだけで、他の工程は着脱治具11を採用したときと同様に構成されている。
【0078】
そして、本実施形態の離脱方法および組付方法では、前記した相違により、着脱治具組付け工程以降の各工程では、弁本体部5が、ストッパーシャフト41により、相対回動を阻止されると共に、その移動姿勢を水平に保つことができるので、離脱および組付操作の一層の効率化を図ることができる。
【0079】
より詳しくは、過充填防止装置12の離脱方法におけるパイプ部閉塞工程において、第2操作桿26を後退させると、この後退に追従して弁本体部5が、貯蔵容器1内の内圧の作用で充填用開口部2から抜け出してくるが、この抜け出しは、2個のストッパーシャフト41の小径部42bに案内されるので、抜け出しの途中で、弁本体部5自体が回動したり、あるいは傾いたりすることがなくなり、作業者への負担を軽減することができる。
【0080】
過充填防止装置12の組付方法におけるパイプ部開放工程においても、前記したと同様に、弁本体部5自体が回動したり、あるいは傾いたりすることがなく、その移動姿勢を水平に保って弁本体部5を充填用開口部2に深く嵌入させることができ、これにより組付操作の一層の効率化を図ることができる。
【0081】
また、着脱治具40では、3個の支柱24を採用しているので、前述した着脱治具11(4個の支柱24を採用している)よりも支柱24の採用個数が少なくなっており、これにより作業スペースを広く確保することができ、この点でも離脱操作および組付操作の一層の効率化を図ることができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、過充填防止装置を、弁本体部の抜け出しの過程で、充填用開口部に接続するパイプ部の他端が、第1操作桿の一端に設けられた弁体により閉塞されるように構成し、かつ充填用開口部に対する弁本体部の抜き出しおよび嵌入を、着脱治具の抑え部で抑えながら行うようにしたので、貯蔵容器からガス抜きすることなく過充填防止装置の着脱を、安全で、かつ容易に行うことができ、ひいてはメンテナンス作業の容易化を図ることができる過充填防止装置用着脱機構を提供することができる。
【0083】
また、請求項2の発明によれば、弁本体部の充填用開口部からの抜け出しの過程で、パイプ部の他端を弁体で閉塞するまでは、Oリングにより、貯蔵容器内の液化ガスの洩れをシールすることができるので、請求項1の発明の効果に加えて、メンテナンス作業の安全を確保することができる。
【0084】
また、請求項3の発明によれば、弁本体部の充填用開口部からの抜け出しの過程で、目印を視認することにより、パイプ部の他端の弁体による閉塞を確認することができるので、請求項2の発明の効果に加えて、メンテナンス作業の一層の安全を確保することができる。
【0085】
また、請求項4の発明によれば、分割片からなる基板を、環状溝に係合させて相互に締結することにより、着脱治具を充填用開口部に容易に、かつ貯蔵容器内の内圧に抗して確実に組み付けることができるので、請求項1ないし3のいずれか1項の発明の効果に加えて、メンテナンス作業の一層の容易化を図ることができる。
【0086】
また、請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか1項の発明の効果に加えて、ストッパーシャフトにより、着脱時の弁本体部の相対回動を阻止することができると共に、その移動姿勢を水平に保つことができ、これによって過充填防止装置の着脱操作の安定化を図ることができる。
【0087】
また、請求項6の発明によれば、弁本体部締結解除工程では、締結解除後の弁本体部は、着脱治具の抑え部で抑えられて、貯蔵容器の内圧にも拘わらず、解除位置に保持され、かつパイプ部閉塞工程では、弁本体部が充填用開口部から抜き出されると共に、第1操作桿の弁体がパイプ部の他端を閉塞して、パイプ部と貯蔵容器の内部とを遮断するようにしたので、貯蔵容器からガス抜きすることなく過充填防止装置の離脱を、安全で、かつ容易に行うことができ、ひいてはメンテナンス作業の容易化を図ることができる過充填防止装置の離脱方法を提供することができる。
【0088】
また、請求項7の発明によれば、請求項6の発明の効果に加えて、着脱治具組付け工程で、ストッパーシャフトを、弁本体部のフランジ部を挿通させて受圧板と充填用開口部との間に連係させるようにしたので、着脱治具組付け工程の次工程である弁本体部締結解除工程以降の各工程では、弁本体部が、ストッパーシャフトにより、相対回動を阻止されると共に、その移動姿勢を水平に保つことができるので、離脱操作の一層の効率化を図ることができる。
【0089】
また、請求項8の発明によれば、均圧工程で、弁本体部およびパイプ部の内部を、貯蔵容器の内圧と同じにして、次工程以降の第1操作桿にかかる荷重を軽減することができるので、貯蔵容器からガス抜きすることなく過充填防止装置の取付を、安全で、かつ容易に行うことができ、ひいてはメンテナンス作業の容易化を図ることができる過充填防止装置の取付方法を提供することができる。
【0090】
また、請求項9の発明によれば、請求項8の発明の効果に加えて、着脱治具組付け工程で、ストッパーシャフトを、弁本体部のフランジ部を挿通させて受圧板と充填用開口部との間に連係させるようにしたので、着脱治具組付け工程の次工程以降の各工程では、弁本体部が、ストッパーシャフトにより、相対回動を阻止されると共に、その移動姿勢を水平に保つことができるので、組付操作の一層の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての過充填防止装置用着脱機構を組み付けたことを想定した過充填防止装置の部分断面図である。
【図2】図1の過充填防止装置の上面図である。
【図3】図1の過充填防止装置用着脱機構を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のbーb線に沿う断面図、(c)は底面図である。
【図4】図1の過充填防止装置用着脱機構の作動後を想定した過充填防止装置の部分断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態としての過充填防止装置用着脱機構の断面図である。
【図6】図5の過充填防止装置用着脱機構に用いられる部品の平面図で、(a)は受圧板、(b)は基板をそれぞれ示す。
【図7】従来の過充填防止装置の断面図である。
【符号の説明】
1 貯蔵容器
2 充填用開口部
3 フロート
4 パイプ部
4a 一端(パイプ部の)
4b 他端(パイプ部の)
5 弁本体部
5a 嵌入部分(弁本体部の)
5b フランジ部(弁本体部の)
6 遊動弁(開閉弁)
11 着脱治具
12 過充填防止装置
13 第1操作桿
13b 他端(第1操作桿の)
14 弁体
15 液化ガス通路
16 液取入弁
17 ブロー弁
21 分割片(基板)
22 分割片(基板)
23 基板
24 支柱
25 受圧板
26 第2操作桿
26a 中央部分
26c 入力端部
27 抑え部
28 環状溝
30 Oリング
31 V溝(目印)
41 ストッパーシャフト
50 ハンドル(回動部材)
D1 嵌入深さ(弁本体部の)
D2 深い部位(離反距離よりも)
d 離反距離

Claims (9)

  1. 液化ガスを充填する貯蔵容器の充填用開口部に取付けられ、該貯蔵容器への液化ガスの過充填を防止する過充填防止装置を、着脱治具を用いて着脱する過充填防止装置用着脱機構であって、
    前記過充填防止装置が、
    前記充填用開口部の貯蔵容器内の内端に一端を接続固定すると共に、他端を開放して貯蔵容器内に設けたパイプ部と、前記パイプ部と外部とを連通する液化ガス通路が設けられると共に、該液化ガス通路に開閉弁を備え、前記充填用開口部に外方より嵌入させて充填用開口部に着脱可能に締結された弁本体部と、前記パイプ部内に配置されると共に、前記開閉弁に連係して前記液化ガスの液面との関係で該開閉弁の開閉を制御するフロートと、前記パイプ部を軸方向に貫通すると共に、前記弁本体部側に付勢されて軸方向移動可能に取り付けられ、一端に前記パイプ部の他端を閉塞する弁体を設けると共に、他端を前記充填用開口部に取り付けられた弁本体部に突き当てて前記弁体を付勢力に抗して前記パイプ部の他端から、前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入深さよりも短い距離だけ離反させた状態で取り付けられた第1操作桿とを備えて構成されており、
    前記着脱治具が、
    前記充填用開口部に外方から着脱可能に取り付けられる基板と、前記貯蔵容器から外部に露出した前記弁本体部に対向配置され支柱を介して前記基板に着脱可能に取り付けられる受圧板と、この受圧板に中央部分を螺合させて軸方向に進退可能に取り付けられ、一端に、前記弁本体部に当接して前記充填用開口部に対する締結解除後の内圧による前記弁本体部の浮き上がりを阻止する抑え部が設けられると共に、他端に回動部材が着脱可能に取り付けられた第2操作桿とを備えて構成されていることを特徴とする過充填防止装置用着脱機構。
  2. 請求項1に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、
    前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入部分には、該嵌入部分の根元部から、前記パイプ部の他端と前記弁体との離反距離よりも深い部位に、前記充填用開口部との間を密封するOリングが設けられていることを特徴とする過充填防止装置用着脱機構。
  3. 請求項2に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、
    前記弁本体部の前記充填用開口部への嵌入部分には、前記Oリングよりも前記根元部寄りの部位に、前記弁体が前記パイプ部の他端を閉塞したことを示す目印を設けたことを特徴とする過充填防止装置用着脱機構。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、
    前記充填用開口部の外周には、環状溝が形成されており、前記基板は、前記環状溝に係合して相互に締結される分割片で構成されていることを特徴とする過充填防止装置用着脱機構。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構であって、
    前記着脱治具は、前記弁本体部のフランジ部を透通して前記受圧板と前記充填用開口部との間に着脱可能に連係して、前記弁本体部の相対回動を阻止すると共に、その移動を案内するストッパーシャフトを備えて構成されていることを特徴とする過充填防止装置用着脱機構。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の離脱方法であって、
    前記弁本体部が嵌入されて締結されている前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を前進させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させ前記着脱治具を組み付ける着脱治具組付け工程と、
    前記抑え部を当接させた前記弁本体部の、前記充填用開口部への締結を解除する弁本体部締結解除工程と、
    前記第2操作桿を後退させて、締結を解除された前記弁本体部を前記貯蔵容器の内圧により前記充填用開口部から抜き出すと共に、前記第1操作桿を付勢方向に移動させて前記弁体で前記パイプ部の他端を閉塞するパイプ部閉塞工程と、
    前記液化ガス通路に備えた前記開閉弁を開放して、他端を前記弁体で閉塞した前記パイプ部および前記液化ガス通路内の液化ガスを外部に放出させて、前記パイプ部および前記液化ガス通路内を大気圧にする液化ガス放出工程と、
    前記パイプ部内を大気圧にした後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
    前記着脱治具を取り外した後、前記弁本体部および前記フロートを前記充填用開口部から離脱させる弁本体部離脱工程と、
    からなることを特徴とする過充填防止装置の離脱方法。
  7. 請求項5に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の離脱方法であって、
    前記弁本体部が嵌入されて締結されている前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を前進させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させると共に、前記ストッパーシャフトを弁本体部のフランジ部を挿通させて前記受圧板と前記充填用開口部との間に連係させて前記着脱治具を組み付ける着脱治具組付け工程と、
    前記抑え部を当接させた前記弁本体部の、前記充填用開口部への締結を解除する弁本体部締結解除工程と、
    前記第2操作桿を後退させて、締結を解除された前記弁本体部を前記貯蔵容器の内圧により前記充填用開口部から抜き出すと共に、前記第1操作桿を付勢方向に移動させて前記弁体で前記パイプ部の他端を閉塞するパイプ部閉塞工程と、
    前記液化ガス通路に備えた前記開閉弁を開放して、他端を前記弁体で閉塞した前記パイプ部および前記液化ガス通路内の液化ガスを外部に放出させて、前記パイプ部および前記液化ガス通路内を大気圧にする液化ガス放出工程と、
    前記パイプ部内を大気圧にした後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
    前記着脱治具を取り外した後、前記弁本体部および前記フロートを前記充填用開口部から離脱させる弁本体部離脱工程と、
    からなることを特徴とする過充填防止装置の離脱方法。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の組付方法であって、
    前記フロートを前記パイプ部内に配置すると共に、前記弁本体部を、前記第1操作桿の他端に触れないように前記充填用開口部に浅く嵌入させる弁本体部セット工程と、
    前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を後退させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部に当接させて前記着脱治具を組み付ける着脱治具組付け工程と、
    前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部と前記貯蔵容器に設けられた均圧弁とを高圧ホースで接続して、前記貯蔵容器の内圧と、弁本体部および前記パイプ部の内圧を同じにした後、前記均圧弁および前記弁本体部を閉塞すると共に、前記高圧ホースを取り外す均圧工程と、
    前記均圧工程の後、前記第2操作桿を前進させて前記弁本体部を前記充填用開口部に深く嵌入させると共に、前記第1操作桿を付勢方向と反対方向に移動させて前記パイプ部の他端を閉塞している前記弁体を離反させて前記パイプ部を開放するパイプ部開放工程と、
    前記第2操作桿の前進の最終段で、前記弁本体部を前記充填用開口部に締結する弁本体部取付工程と、
    前記弁本体部を締結した後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
    からなることを特徴とする過充填防止装置の組付方法。
  9. 請求項5に記載の過充填防止装置用着脱機構を用いた過充填防止装置の組付方法であって、
    前記フロートを前記パイプ部内に配置すると共に、前記弁本体部を、前記第1操作桿の他端に触れないように前記充填用開口部に浅く嵌入させる弁本体部セット工程と、
    前記弁本体部が浅く嵌入されている前記充填用開口部に、外方から前記基板を取付けると共に、この基板に支柱を介して前記受圧板を取付け、かつ前記第2操作桿を後退させて該第2操作桿の一端に設けられた抑え部を、前記弁本体部に当接させると共に、前記ストッパーシャフトを弁本体部のフランジ部を挿通させて前記受圧板と前記充填用開口部との間に連係させて前記着脱治具を組み付ける着脱治具組付け工程と、
    前記充填用開口部に浅く嵌入させた前記弁本体部と前記貯蔵容器に設けられた均圧弁とを高圧ホースで接続して、前記貯蔵容器の内圧と、弁本体部および前記パイプ部の内圧を同じにした後、前記均圧弁および前記弁本体部を閉塞すると共に、前記高圧ホースを取り外す均圧工程と、
    前記均圧工程の後前記第2操作桿を前進させて前記弁本体部を前記充填用開口部に深く嵌入させると共に、前記第1操作桿を付勢方向と反対方向に移動させて前記パイプ部の他端を閉塞している前記弁体を離反させて前記パイプ部の他端を開放するパイプ部開放工程と、
    前記第2操作桿の前進の最終段で、前記弁本体部を前記充填用開口部に締結する弁本体部取付工程と、
    前記弁本体部を締結した後、前記充填用開口部から前記着脱治具を取り外す着脱治具取り外し工程と、
    からなることを特徴とする過充填防止装置の組付方法。
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