JP4560931B2 - ホログラム反射板およびこの反射板を用いた液晶表示装置 - Google Patents

ホログラム反射板およびこの反射板を用いた液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型液晶表示装置およびこの装置に用いるホログラム反射板に関し、特に、従来より明るい表示が可能であると共に、審美性、装飾性を向上したホログラム反射板、およびこれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
反射型液晶表示装置は、液晶パネルの背面側に反射層を有する構成で、バックライトを用いず、観察者側からの光を用い、反射層からの反射光を表示光として視覚するタイプの表示装置である。
近年では、前記表示装置において、単なる金属反射層に代わり、ホログラムを反射層として用いることが試みられている。このホログラムを反射層として採用することにより、視覚領域や反射方向を特定することができ、金属反射層に比較して、特定の方向へ明るい表示をすることが可能となる。
【0003】
このホログラム反射板を用いた表示装置として、例えば体積位相反射ホログラムを用いた反射型液晶表示装置は、特表平8−505716号に示されている。
ホログラム反射板を構成するホログラムが体積位相反射型ホログラムの場合、その波長選択性により反射回折する波長幅が狭いことから、反射光が単色の波長(色)を持つ。この波長は、ホログラムの膜厚方向の干渉縞の間隔により決定される。
しかし、前記膜厚を制御することが困難であることから、波長を特定することが難しく、反射光の色調を制御することが難しい問題があった。
【0004】
さらに、再生波長の異なる体積位相反射型ホログラムを多数枚重ねることで、所望の再生波長、特に白色を反射するようにした試みもあるが、材料が多量に要するうえ、製造工程も多くなり、生産性が悪いものとなってしまう。
【0005】
また、ホログラム反射板を構成するホログラムとして、体積位相透過型ホログラムもしくは表面レリーフ型ホログラムを用い、そのホログラム反射板からの反射光を表示光として利用した反射型液晶表示装置については、例えば、特許第2854986号に示されている。
【0006】
前記特許に記載された発明は、体積位相透過型ホログラム、もしくは表面レリーフ型ホログラムからの反射板として用いた場合、白色化(色消し)のために特定の視覚領域に反射光が拡散するように、色分散した光を重ね合わせて白色に観察できるようにしている。
【0007】
しかし、重ね合わせる光を多くして、より白色に近い色合いとするためには、広い範囲に視覚領域に拡散させなければならず、視覚領域を広くすることで反射光の明るさが低下してしまうという問題がある。特に表面レリーフ型ホログラムでの回折効率は、体積位相透過型ホログラムと比較すると低いため、明るさの低下が著しい。
【0008】
また、用途により、審美性、装飾性を必要とし、特定の色、特に中間色による表示光での視覚効果を必要とする場合がある。このような場合、視覚領域の範囲を狭くすることで、分光された純粋な色(色度図上でのスペクトル軌跡上の色)での反射光となる。しかし、上下方向の観察できる範囲が狭くなり、観察する方向に応じて表示される色が大きく変化して視覚される問題もある。
【0009】
このように、これまでのホログラム反射板では、分光された純粋な色以外で、所望の中間調の色で明るい反射光であり、かつ観察できる範囲が広い反射光を作り出すことは困難であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、金属反射層に代えてホログラムを反射層とし、明るい表示が実現でき、しかも、所望の色調での表示光を得ることが可能なホログラム反射板、およびこのホログラム反射板を用いた反射型液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1または2に記載の発明は、入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
前記ホログラムが背面に反射層を有する体積位相透過型ホログラムであり、かつ、ホログラムの出射光の方向を制御して、反射光の色調を所望の色に制御可能としたことを特徴とする、ホログラム反射板である。
【0012】
請求項に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンにフレネルレンズを隣接配置し、面上に配光分布を所望の形状で集光し、形成されたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0013】
請求項に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンに複数のレンチキュラーレンズを直交するように隣接配置し、面上に配光分布を所望の形状で集光し、形成されたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0014】
請求項1または2に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、前記拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0015】
請求項に記載の発明は、前記ホログラムと反射層とを粘着層を介して積層一体化し、当該ホログラム反射板のホログラム側に偏光層を備え、さらに液晶パネルと第2の偏光層をこの順で一体化したことを特徴とする液晶表示装置である。
【0016】
請求項4または5に記載の発明は、
入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
前記ホログラムが、背面に反射層を有する表面レリーフ型ホログラムであり、かつ、ホログラムの出射光の方向を制御して、反射光の色調を所望の色に制御可能としたことを特徴とする、ホログラム反射板である。
【0017】
請求項に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンにフレネルレンズを隣接配置し、面上に配光分布を所望の形状で集光し、形成されたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0018】
請求項に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンに複数のレンチキュラーレンズを直交するように隣接配置し、面上に配光分布を所望の形状で集光し、形成されたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0019】
請求項4または5に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムが、ホログラム露光記録時に、前記拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0020】
請求項に記載の発明は、さらに、
前記ホログラムの反射層と反対側の表面に偏光層を設けたことを特徴とするホログラム反射板である。
【0021】
請求項に記載の発明は、さらに、
液晶パネルの観察者と反対面(背面)にホログラム反射板の偏光層が位置するように一体化したことを特徴とする液晶表示装置である
【0022】
<作用>
ホログラムの露光記録時に、拡散スクリーンにフレネルレンズを隣接して配置し、または、レンチキュラーレンズを直交するように隣接して配置することで、ホログラム面上に配光分布を所望の形状で集光することができ、ホログラムに拡散スクリーンのからの光を有効に記録することができるので、反射光を明るくできる。
【0023】
また、拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光と直角に、かつ、ホログラム反射板に平行である方向を長辺とするストライプ状の形状とすることにより、ホログラム観察時に、前記ストライプ状の欠く開口からの回折光の色分散が合成され、ホログラム反射板全体としては、分光された純粋な色(色度図上でのスペクトル軌跡上の色)ではなく、中間調の色を反射するものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すもので、ホログラム反射板を作成する際の、体積位相透過型ホログラムを撮影する光学系を示す説明図である。
レーザー1から発振されたレーザービームは、ミラー2により反射し、ビームスプリッター3により2方向に分岐される。
【0025】
分岐された1方のレーザービームR1は、ミラー4により反射し、レンズ5により球面波に広げられ、入射角度選択性を持たせたい角度θ1で参照光6として、感光材料7に照射される。
また、もう一方のレーザービームR2は、ミラー8で反射し、レンズ9により球面波に広げられ、フレネルレンズ10に入射する。
【0026】
フレネルレンズ10は、感光材料7のホログラムを記録する領域に所望の形状で集光する焦点距離を持つように配置され、かつ、フレネルレンズ10に隣接して、クロスレンチ11(レンチキュラーレンズの方向が直交するように配置したレンズ)が配置されている。このクロスレンチ11は、感光材料7に集光した領域を、方形に集光するようにする。そして、クロスレンチ11に隣接して、例えばノングレアガラスからなる拡散板12が配置されている。
ここで、拡散板12としてノングレアガラスを用いた場合、通常の拡散板と比較して拡散性が小さいため、フレネルレンズ10とクロスレンチ11により、感光材料7の面上に集光するような波面として照射され、回折指向性を持たせたい角度θ2で物体光13として方形に集光する。
【0027】
ここで、フレネルレンズ10とクロスレンチ11で、拡散板12がない状態で集光した場合は、感光材料7の面上に、クロスレンチ11の強度分布により、明るさ斑の縞が記録されてしまうが、ノングレアガラスからなる拡散板12を挿入することで、この強度分布が平均化され、全面の明るさが均一化となる。
【0028】
図2は、従来から一般的に行われているホログラム反射板の作成方法を示すもので、ホログラムと拡散板スクリーンの位置関係を示す説明図である。
感光材料21に、参照光22を照射すると共に、スクリーン距離23の位置に配置した拡散板スクリーン24からの物体光25を照射し、これらの干渉縞を記録する。
【0029】
ここで、感光材料21に記録したホログラムの横方向の視覚領域は、拡散板スクリーン24の横視覚領域26で決定され、縦方向の視覚領域は、拡散板スクリーン24の横視覚領域27で決定される。
前記ホログラムの反射光の色合いは、縦方向の視覚領域27で決定する。
【0030】
また、ホログラムの明るさは、一般に回折する範囲に反比例し、ある一点で観察した場合、広い範囲に回折した方が、狭い範囲に回折した場合より、明るさは暗いものとなる。このことから、感光材料21に記録したホログラムの明るさは、横方向の視覚領域26と縦方向の視覚領域27による視覚領域の面積により決定される。
【0031】
図3は、本発明のホログラム反射板を作製する際の、ホログラムと拡散板スクリーンの位置関係を示す説明図である。
感光材料31に参照光32を照射すると共に、スクリーン距離33の位置に配置した拡散板スクリーン34からの物体光35を照射し、干渉縞を記録する。
【0032】
ここで、拡散板スクリーン34には、遮蔽マスク36が配置され、この遮蔽マスク36により作られる開口37と、開口38の部分からの物体光のみが、物体光35として感光材料31に照射され、参照光32との干渉縞として記録される。
この開口37と開口38は、参照光32と垂直な直線、かつ、感光材料31に平行である直線方向(観察者から見て横方向)を長辺とする、水平方向にストライプ状の形状とする。
【0033】
図4は、本発明のホログラム反射板からの再生光の再生状態を側面から見た図である。ホログラム40は、図3における遮蔽マスク36を用いて、物体光35と参照光32を、感光材料に記録した体積位相透過型ホログラムで、背面に金属反射層41を配置したものである。
【0034】
ホログラム40の観察部分43に、白色照明42を照射することにより、金属反射層41により反射した白色光が、ホログラム40で拡散し、色分散範囲44と色分散範囲45の範囲に色分散される。
【0035】
色分散範囲44に広がる光は、図3における開口37により記録された干渉縞で回折された光で、開口37の位置を中心にスペクトル分光されて、色分散範囲44の範囲に拡散する。
色分散範囲45に広がる光は、図3における開口38により記録された干渉縞で回折された光で、開口38の位置を中心にスペクトル分光されて、色分散範囲45の範囲に拡散する。
【0036】
ここで、観察位置46からこのホログラム40の観察部分43を観察すると、色分散範囲44と色分散範囲45のスペクトル分光の位置が異なる色を観察することとなり、各範囲に分光された2つの再生色による加法混色の再生色となる。
つまり、ホログラム40の再生色は、開口37と開口38の縦方向(開口の短辺方向)の位置と、開口の短辺方向の大きさにより決定される。
【0037】
このように、各開口からの回折光の色分散が合成され、ホログラム反射板全体としては、分光された純粋な色(色度図上でのスペクトル軌跡上の色)ではなく、中間調の色を反射するものとなる。
【0038】
また、ホログラム40の全体の明るさとしては、拡散スクリーン34の全面を用いて作製した場合(遮蔽マスク36を用いない)と比較して、遮蔽マスクにより記録する面積を狭くしたことにより、より明るい反射光を得ることができる。
【0039】
なお、遮蔽マスクにおける開口を、前述のように2本でなく、多数の開口からなる遮蔽マスクを用いることによって、上下方向の視覚領域を広くすることができ、明るい反射光を得ることができる。
【0040】
図5は、本発明の一実施例を示すものであり、ホログラム層57は、図4におけるホログラム40である。金属反射層59は、図4における金属反射層41であり、粘着層58により、ホログラム層57に貼着される。
【0041】
ホログラム層57の金属反射層59と反対面に、偏光層55を粘着層56により貼着し、さらに粘着層54を設ける。金属反射層59から、粘着層54までを、ホログラム反射板51とする。
さらに、このホログラム反射板51に、偏光層552設けた液晶パネル53を、粘着層54で貼着し、液晶表示装置とする。
【0042】
<実施形態2>
図6は、本発明のホログラム反射板として、表面レリーフ型ホログラムを用いた具体例である。
【0043】
表面レリーフ型ホログラムであるホログラム層67は、図1に示した体積位相透過型ホログラムを用いた反射板と同様の撮影光学系により作製される。
ただし、ホログラムの干渉縞が、ホログラム表面の凹凸として記録される、表面レリーフ型として記録する。
【0044】
拡散スクリーンに配置する遮蔽マスクとしては、開口部と遮蔽部の面積が、等しいものを用いる。これにより拡散スクリーンの面積が半分となり、体積位相透過型ホログラムより、回折効率が低い表面レリーフ型ホログラムの再生光を明るくすることができる。
【0045】
感光材料としては、フォトレジストを用い、表面レリーフとして記録したフォトレジストからエンボススタンパーを作製し、樹脂にエンボス成形し、ホログラム層67を作製する。
【0046】
ホログラム層67は、ポリエステル、アセテート、ポリカーボネート等の材料に、回折格子パターン形成層として、例えば、酸価を有したアクリル系樹脂、ニトロセルロス系樹脂を主成分とし、その厚さを0.5〜2μmの範囲とし、バーコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート法などのソルベントコート法、あるいは、スクリーン印刷法等の既知の塗布方法により形成後、乾燥して樹脂層を形成する。
【0047】
光反射層としては、ホログラム層67の表面上に、金属反射層66が蒸着形成されており、かつ、このレリーフ形状と同形状となるようにする。
反射性金属材料としては、Al、Cr、Au、Agなどが適当であるあ。
偏光層62を設けた液晶パネル63に、粘着層64により、偏光層65を貼着し、さらに、金属反射層66側が、偏光層65に面するようにホログラム層67を配置する。
【0048】
ここで、金属反射層66を、粘着層により貼着すると、レリーフ表面凹凸に粘着剤が入り、屈折率の差がなくなることで、ホログラムの再生光が暗くなってしまう。このため、粘着層を用いず近傍に配置する構成とした。
【0049】
<実施形態3>
図7は、本発明のホログラム反射板に、表面レリーフ型ホログラムを用いた例を示す説明図である。
【0050】
表面レリーフ型ホログラムであるホログラム層77は、図1に示した体積位相透過ホログラムを用いた反射板と同様の撮影光学系で表面レリーフ型として記録する。
拡散スクリーンに配置する遮蔽マスクとしては、実施形態2と同様に開口部と遮蔽部の面積が等しいものを用いることで、再生光を明るくすることができる。
【0051】
光反射層としては、ホログラム層77の表面上に金属反射層78が蒸着形成されており、かつ、このレリーフ形状と同形となるようにする。
偏光層72を設けた液晶パネル73に、粘着層74により偏光層75を貼着する。さらに、金属反射層78側が偏光層75と反対の面になるように、ホログラム層77を粘着層76で偏光層75に貼着する。
【0052】
ホログラム層77の材料としては、透明で、等方性のプラスチック材料、例えば、トリアセテートセルロースなどが適当である。
【0053】
【発明の効果】
本発明により、単なる金属反射層に代えて、ホログラムを反射層として使用する、反射型液晶表示装置にあって、明るい表示を実現でき、所望の色調での表示光を得ることができる、審美性、装飾性を向上したホログラム反射板が得られる。
【0054】
反射光の色調を制御することが難しい、体積位相反射型ホログラムを反射板として用いた反射型液晶表示装置に対して、本発明のホログラム反射板を用いた反射型液晶表示装置によれば、所望の中間調の明るい背景色とすることができる。
【0055】
また、表面レリーフホログラムを反射板として用いた反射型液晶表示装置では、その輝度が低いという問題があったが、本発明のホログラム反射板を用いた反射型液晶表示装置によって、分光された純粋な色以外で、所望の中間調の色で、かつ、観察できる範囲が広く明るい背景色を作りだすことが実現することができる。
【0056】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラム反射板を作製する際の、体積位相透過型ホログラムを撮影する光学系の一実施例を示す説明図。
【図2】一般的なホログラム反射板を作製する際の、ホログラムと拡散板スクリーンの位置関係を示す説明図。
【図3】本発明のホログラム反射板を作製する際の、ホログラムと拡散板スクリーンの位置関係を示す説明図。
【図4】本発明のホログラム反射板からの再生光の再生状態を側面から見た説明図。
【図5】本発明のホログラム反射板の一実施例を示す断面図。
【図6】本発明のホログラム反射板の他の実施例を示す断面図。
【図7】本発明のホログラム反射板の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…レーザー
2、4、8…ミラー
3…ビームスプリッター
5、9…レンズ
6、22、32…参照光
7、21、31…感光材料
10…フレネルレンズ
11…クロスレンチ
12…拡散板
13、25、35…物体光
23、33…スクリーン距離
24、34…拡散板スクリーン
26…横視覚領域
27…縦視覚領域
36…遮蔽マスク
37、38…開口
40…ホログラム
41…金属反射層
42…白色照明光
43…観察部分
44、45…色分散範囲
46…視点
51…ホログラム反射板
52、55、62、65、72、75…偏光層
53、63、73…液晶パネル
54、56、58、64、74、76…粘着層
57、67、77…ホログラム層
59、66、78…金属反射層

Claims (7)

  1. 入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
    前記ホログラムが、背面に反射層を有する体積位相透過型ホログラムであり、かつ、
    当該ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンにフレネルレンズを隣接配置し、ホログラム面上に配光分布を集光して形成し、当該拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板。
  2. 入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
    前記ホログラムが、背面に反射層を有する体積位相透過型ホログラムであり、かつ、
    当該ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンに複数のレンチキュラーレンズを直交するように隣接配置し、ホログラム面上に配光分布を集光して形成し、当該拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板。
  3. 請求項1または2に記載のホログラム反射板であって、当該ホログラムと反射層とを粘着層を介して積層一体化し、当該ホログラム反射板のホログラム側に偏光層を備え、さらに液晶パネルと第2の偏光層をこの順で一体化したことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
    前記ホログラムが、背面に反射層を有する表面レリーフ型ホログラムであり、かつ、
    当該ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンにフレネルレンズを隣接配置し、面上に配光分布を集光して形成し、当該拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板。
  5. 入射光を所定方向、および所定範囲に反射して表示パターンを形成するために用いられる、ホログラムを備えた反射板において、
    前記ホログラムが、背面に反射層を有する表面レリーフ型ホログラムであり、かつ、
    当該ホログラムが、ホログラム露光記録時に、拡散スクリーンに複数のレンチキュラーレンズを直交するように隣接配置し、面上に配光分布を集光して形成し、当該拡散スクリーンの開口を、ホログラム反射板に垂直でない入射光に対して直角な直線で、かつ、ホログラム反射板に平行である直線方向を長辺とするストライプ形状としたことを特徴とするホログラム反射板。
  6. 前記ホログラムの反射層と反対側の表面に偏光層を設けたことを特徴とする、請求項4または5に記載のホログラム反射板。
  7. 液晶パネルの観察者と反対面(背面)に、請求項に記載のホログラム反射板の偏光層が位置するように一体化したことを特徴とする液晶表示装置。
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