JP4560083B2 - ワイヤレス通信システムに対するアウターループ送信電力制御における信号対干渉目標の調整 - Google Patents

ワイヤレス通信システムに対するアウターループ送信電力制御における信号対干渉目標の調整 Download PDF

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Description

本発明は、一般には、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ワイヤレス通信システムにおける送信電力制御に関する。
ワイヤレス通信システムは、本技術分野において周知である。ワイヤレスシステムに対するグローバルな接続性を提供するために、規格が開発されており、および実施されている。普及した現行規格の1つは、GSM(Global System for Mobile Telecommunication)として知られている。GSMは、いわゆる第2世代移動無線システム規格(2G)とみなされ、およびGSMのあとに2Gの改訂版(2.5G)が続いた。GPRSおよびEDGEは、2.5G技術の例である。GPRSおよびEDGEは、(2G)GSMネットワークの上に比較的高速のデータサービスを提供する。2.5G規格の各々のひとつは、追加された特徴および強化により先行規格について改良しようとした。1998年1月に、欧州電気通信標準化機構(ETSI)のSMG(Special Mobile Group)は、UMTS(Universal Telecommunication System)と呼ばれる第3世代無線システムの無線アクセススキームに合意した。UMTS規格をさらに実施するために、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)が、1998年12月に組織された。3GPPは、共通の第3世代移動無線規格に取り組み続けている。
図1において、現行の3GPP仕様による典型的なUMTSシステムアーキテクチャを表す。UMTSネットワークアーキテクチャは、Iuとして知られるインターフェースにより、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)と連結しているコアネットワーク(CN)を含む。Iuは、公的に使用可能な最新の3GPP仕様書において詳細に定義されている。UTRANを構成することにより、Uuとして知られる無線インターフェースによって、3GPPにおいてユーザ装置(UE)として知られるワイヤレス送受信ユニット(WTRU:Wireless Transmit Receive Unit)を介して、ユーザにワイヤレス通信サービスを提供する。UTRANは、1つまたは2つ以上の無線ネットワーク制御装置(RNC)、および3GPPにおいてノードBとして知られる基地局を含む。RNCは、UEとのワイヤレス通信のための地理的なカバレージをひとまとめにして提供する。1つまたは2つ以上のノードBは、3GPPにおいてIubとして知られるインターフェースによって、各RNCに接続される。UTRANは、異なるRNCに接続されたノードBのいくつかのグループを含むことがある。例えば、2つのグループを、図1に表す例において示す。2つ以上のRNCがUTRANにおいて提供される場合には、RNC間通信がIurインターフェースにより実行される。
ネットワークコンポーネントに対する外部通信を、ユーザレベルについてはUuインターフェースによりノードBが実行し、およびネットワークレベルについては外部システムへの種々のCN接続によりCNが実行する。
一般に、ノードBなど、基地局の主要な機能は、基地局のネットワークとWTRUとの間の無線接続を提供することである。通常、基地局は、接続されていないWTRUに基地局のタイミングと同期をとることを可能にする共通チャネル信号を送出する。3GPPにおいて、ノードBは、UEとの物理的な無線接続を実行する。ノードBは、Iubインターフェースを通じてRNCから信号を受信する。RNCは、ノードBがUnインターフェースを通じて送信する無線信号を制御する。
CNは、情報の正しい送信先に情報をルーティングすることに対して責任がある。例えば、CNは、1つのノードBにより、UMTSが受信する音声トラフィックをUEから公衆交換電話網(PSTN)へ、またはインターネット行きのパケットデータをルーティングする。3GPPにおいて、CNは、6つの主要なコンポーネントを含む。すなわち、1)サービングGPRS(汎用パケット無線サービス)サポートノード、2)ゲートウェイGPRSサポートノード、3)境界ゲートウェイ、4)在圏ロケーションレジスタ、5)移動通信交換局、および6)関門移動通信交換局である。サービングGPRSサポートノードは、インターネットなど、パケット交換領域へのアクセスを提供する。ゲートウェイGPRSサポートノードは、他のネットワークに接続するためのゲートウェイノードである。他のオペレータのネットワークまたはインターネットに向うすべてのデータトラフィックは、ゲートウェイGPRSサポートノードを経由する。境界ゲートウェイは、ファイアウォールとして動作して、ネットワーク外からの侵入者による、ネットワーク領域内の加入者への攻撃を防ぐ。在圏ロケーションレジスタは、現在サービスを行っているネットワークの、サービスを提供するのに必要な加入者データについての「コピー」である。加入者データの情報は、移動加入者を管理するデータベースから初めに取得する。移動通信交換局は、UMTS端末からUMTSネットワークへの「回線交換」接続を管理している。関門移動通信交換局は、加入者の現在位置に基づいて、必要なルーティング機能を実行する。さらに、関門移動通信交換局は、外部ネットワークからの加入者からによる接続要求を受信かつ管理する。
一般に、RNCは、UTRANの内部の機能を制御する。さらに、RNCは、ノードBとのUnインターフェース接続によるローカルサービス部分、およびCNと外部システム、例えば、国内UMTSにおけるセル電話から発呼される国際電話との間の接続による外部サービス部分を含む、通信に対する中継サービスを提供する。
通常、RNCは、複数の基地局を監視し、ノードBがサービスを行うワイヤレス無線サービスカバレージの地理的な領域内の無線リソースを管理し、およびUnインターフェースに対する物理的な無線リソースを制御する。3GPPにおいて、RNCのIuインターフェースは、CNへの2つの接続を提供する。すなわち、1つは、パケット交換領域への接続であり、もう一方は、回線交換領域への接続である。RNCの他の重要な機能は、機密性保持および完全性防護を含む。
多数のワイヤレス通信システムにおいて、適応する送信電力制御アルゴリズムが使用される。適応する送信電力制御アルゴリズムが使用されるワイヤレス通信システムにおいて、多数の通信が、同一の無線周波数スペクトラムを共有することができる。特定の通信を受信すると、同一のスペクトラムを使用する他のすべての通信が、その特定の通信への干渉を生じる。結果として、1つの通信の送信電力レベルを増大させることは、その通信のスペクトラム内の他のすべての通信の信号品質を下げる。しかしながら、送信電力レベルをあまりにも下げてしまうと、受信機における信号対干渉比(SIR:Signal to Interferece Ratio)により測定されるような、望ましくない受信信号品質になる。
ワイヤレス通信システムに対する送信電力制御の種々の方法は、本技術分野においてよく知られている。ワイヤレス通信システムに対する開ループ電力制御送信機システムおよび閉ループ電力制御送信機システムの例を、図2および図3にそれぞれ示す。開ループ電力制御送信機システムおよび閉ループ電力制御送信機システムの目的は、フェージング伝搬チャネルおよび時間変動干渉に直面して送信電力を急速に変更することによって、遠隔地において許容可能な品質を有するデータが受信されることを保証すると同時に、送信電力を最小化することである。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の時分割複信(TDD)システムおよび周波数分割複信(FDD)システムなどの通信システムにおいて、可変速度データについての複数の共有チャネルおよび専用チャネルを、送信のために結合する。TDDシステムおよびFDDシステムなどの通信システムの背景仕様データを、3GPP TS 25.223 v3.3.0、3GPP TS 25.222 v3.2.0、および3GPP TS 25.224 v3.6において見出すことができる(例えば、非特許文献1参照。)。データ速度変化に対して、最も望ましい性能に帰着する送信電力制御の適応についての高速な方法およびシステムがある(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
3GPPのW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システムにおいて、送信電力制御を、リンク適応方法として使用する。動的な送信電力制御は、個別物理チャネル(DPCH:Dedicated Physical CHannel)の送信電力を調整することにより、最小の送信電力レベルとともにサービス品質(QoS:Quality of Service)を達成するように、従ってシステム内の干渉レベルを制限するように、DPCHに適用される。
1つのアプローチは、送信電力制御を、アウターループ送信電力制御(OLPC:Outer Loop Power Control)およびインナーループ送信電力制御(ILPC:Inner Loop Power Control)と呼ばれる、別個の処理に分割することである。一般的に、送信電力制御システムは、インナーループが開であるか閉であるかどうかしだいで、開または閉のどちらかで呼ばれる。図2および図3に表す例において説明されるような両方の型のシステムについてのアウターループは、閉ループである。図2において説明される開ループ型のシステムにおけるインナーループは、開ループである。
アウターループ送信電力制御において、特定の送信機についての送信電力レベルは、目標SIR値に基づく。受信機が送信された信号を受信すると、受信信号についての品質が測定される。送信された情報は、TB(Transport Block)の装置の中に送信され、および受信信号品質を、ブロック・エラー・レート(BLER:BLock Error Rate)ベースで監視することができる。BLERは、受信機によって評価され、通常、データの巡回冗長検査(CRC)により評価される。評価されたBLERは、チャネルについて種々の種類のデータサービスに対するQoS要件を代表する目標BLERのような、目標品質要件と比較される。測定された受信信号品質に基づいて、目標SIR調整制御信号が送信機に送信される。送信機は、調整要求に応答して目標SIRを調整する。
時分割複信(TDD)モードを利用する3GPPのW−CDMAシステムにおいて、UTRAN(SRNC−RRC)は、呼/セッション確立時に、初期の目標SIRをWTRUに設定し、およびさらに続いて、呼の存続時間中、アップリンク(UL:UpLink)のBLER測定についての監視により示されるように、WTRUの目標SIRを連続して調整する。
インナーループ送信電力制御において、受信機は、SIRなどの受信信号品質の測定値を、閾値(すなわち、目標SIR)と比較する。SIRが閾値を超える場合には、送信電力レベルを減少させるTPC(Transmit Power Command)を送信する。SIRが閾値以下である場合には、送信電力レベルを増大させるTPCを送信する。通常、TPCは、個別チャネルにおけるデータとともに、送信機へ多重送信される。受信されたTPCに応答して、送信機は、送信機の送信電力レベルを変更する。
従来、3GPPシステムにおけるアウターループ送信電力制御アルゴリズムは、各CCTrCH(Coded Composite Transport CHannel)に対して、必要とされる目標BLERに基づいて、BLERとSIRとの間に固定されたマッピングを使用して、「最も道理にかなう」個々のチャネル状態を仮定して、初期の目標SIRを設定する。一般的に、CCTrCHは、いくつかのTrCH(Transport CHannel)を多重化することによって、種々のサービスを物理的なワイヤレスチャネルにより送信するために用いられ、各サービスは、サービス自体のTrCH上にある。CCTrCHベースでBLERレベルを監視するために、RTrCH(Reference Transport CHannel)を、注目されるCCTrCH上で多重化されたTrCHの中から選択することができる。例えば、加法的白色ガウス雑音(AWGN:Additive White Gaussian Noise)チャネルを含むTrCH−1を、RTrCHのために選択することができる。なぜならば、TrCH−1を、CCTrCH上のすべてのチャネル状態の中間点としてみなすことができるからである。例えば、図4は、ゼロフォーシング(zero−forcing)マルチユーザ検出器を用いる3GPPにおいて特徴づけられる種々のチャネル状態に対して、WCDMA TDDの典型的なダウンリンクのシミュレーション結果を示す。結果は、種々の伝搬条件に対して示される。静的なチャネルを、曲線AWGNが表し、一方では、事例1から事例3までの曲線が、異なるマルチパスプロファイルを有するフェージングチャネルを表す。事例1のフェージングチャネルに対して必要な0.01のBLERにおいて、予め定められる送信電力を、約4.5dBの目標SIRから決定することができる。約4.5dBの目標SIRは、事例2のフェージングチャネルに対する目標SIRに関して5dBを超え、およびAWGNに対する目標SIRに関して12dBを超え、仮定される伝搬条件により決まる目標SIR値の大きな範囲(large span)を例示していることを補足する。
上述の例に基づいて、必要なBLERとマッピングされた目標SIRとの間の不一致は、実際のチャネル状態しだいで変化し、およびこの不一致は、特に、極めて低いBLERにおいて大きい。WTRUが目標BLERを初期の目標SIRに変更させると、チャネル状態の不一致によりエラーが発生することがある。なぜならば、目標BLERに対して必要な目標SIRが、チャネル状態により変化するからである。結果として、目標SIRの決定に対する繰り返し処理は、初期の差を含む。CRC処理に生じるのを許容することにより混合される初期の差は、必要な目標SIRへの収束によって克服しなければならない。処理全体は、目標SIRの収束に対して望ましくない遅延を生成する。
送信電力制御アルゴリズム全体は、遅延の結果として、性能の低下を被る。遅延は、送信速度単位、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)の点から示される。最小間隔は、データの1フレームであり、通常、3GPP通信システムに対して10msとして定義される。3GPPシステムにおいて、TTIは、10、20、40、または80msの長さである。
送信電力制御において、4つの主要なエラー原因がある。すなわち、1)システマチックエラー、2)ランダム測定エラー、3)CCTrCH処理エラー、および4)チャネルエラーである。システマチックエラーおよびランダム測定エラーは、SIR測定値を監視するインナーループ送信電力制御により合理的に訂正される。CCTrCH処理エラーは、アウターループ送信電力制御かインナーループ送信電力制御かのいずれかによって、コード間の相対SIR測定値を用いることにより訂正される。チャネルエラーは、チャネル状態を変化させる計り知れない時間に関連付けられる。
国際公開第02/009311号パンフレット 米国特許出願番号第09/904,001号明細書 米国特許出願番号第10/659,673号明細書 "Volume 3;Specifications of air−interface for 3G mobile system(Version 1.0,Revision 1.0)"、社団法人電波産業会(ARIB)
従って、目標SIRについての適した値を用いるために、実際のチャネル状態を決定するアウターループ送信電力制御が必要である。
送信電力制御の装置および方法を、選択可能な大きさに分けられたブロック割当における転送(forward)チャネルにおいてデータ信号を送信するワイヤレス送受信ユニット(WTRU)に提供する。WTRUは、転送チャネルを通じて受信されるデータ信号により計算された目標メトリック(target metric)の関数として、転送チャネルの送信電力調整を実行するよう構成される。個々に間隔を置いて将来配置される、転送チャネルによるWTRUからのブロック割当の一連のデータ信号が、受信される。WTRUの転送チャネルの送信電力調整に対する目標メトリックの計算は、転送チャネルにより受信される信号における予め定められたエラー状態についての検出によって行われ、目標メトリックの初期値を設定することおよびデータの各ブロック割当に対して計算される最新の目標メトリックを格納することを含む。初期値における準備時間の後、目標メトリックを、予め定められた長さの時間間隔におけるステップアップ量またはステップダウン量により変化させる。目標メトリックを、予め定められたエラー状態が直前の時間間隔において検出される場合には、ステップアップ量により増大させ、または予め定められたエラー状態が直前の時間間隔において検出されない場合には、ステップダウン量により減少させる。初期の一時的な状態レベルにおけるステップダウン量の設定は、初期のステップダウン量が少なくとも安定状態の安定状態レベルに対する予め定められたステップダウン量と同じ大きさのレベルにおいて設定されるよう、必要な信号品質またはブロック・エラー・レート(BLER)に基づくことが望ましい。ステップダウン量は、処理される時間間隔の間に検出されるエラー数に反比例する拡大縮小率(scaling factor)を有する。予め定められたエラー状態が直前の時間間隔において検出されている場合には、ステップダウン量は、ステップダウン量が安定状態の安定状態レベルに対する予め定められたステップダウン量に縮小されるまで、選択される量によって、より低いレベルに縮小される。
本発明を、本明細書においていかなる場合も同一の参照符号が同一の要素を表す図面を参照して説明する。用語の基地局、ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)およびモバイルユニットは、普通の意味において用いられる。本明細書において用いられる用語の基地局は、限定ではないが、基地局、ノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント、またはワイヤレス環境において、基地局に関連付けられるネットワークへのワイヤレスアクセスをWTRUに提供する他のインターフェース装置を含む。
本明細書において用いられる用語のWTRUは、限定ではないが、ユーザ装置(UE)、移動局、固定または移動の加入者装置、ページャ、またはワイヤレス環境において動作可能な他のあらゆる種類の装置を含む。WTRUは、電話、ビデオ電話、およびネットワーク接続を有するインターネット対応電話など、パーソナル通信装置を含む。加えて、WTRUは、同様なネットワーク性能を有するワイヤレスモデム付きのPDAおよびノートブックコンピュータなど、ポータブル・パーソナル・コンピュータ処理装置を含む。ポータブルまたは別のやり方で位置を変更できるWTRUは、モバイルユニットと呼ばれる。
実施形態を、時分割複信モードを利用する第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)のW−CDMAシステムと結合して説明するが、実施形態は、あらゆる複合型CDMA/TDMA通信システムに適用することができる。さらに加えて、実施形態は、一般に3GPPのW−CDMAの提案されたFDDモードなど、CDMAシステムに適用可能である。
3GPPなどのワイヤレスシステムに対する従来の送信電力制御方法は、いわゆるインナーループおよびアウターループを利用する。送信電力制御システムは、インナーループが開であるか閉であるかどうかしだいで、開または閉のどちらかで呼ばれる。両方の型のシステムのアウターループは、閉ループである。
図2において、「送信側」通信局10と「受信側」通信局30とを含む開ループ電力制御システムの関連部分を示す。両方の局10、30は、トランシーバ(送受信機)である。通常、1つの局は、3GPPにおいてノードBと呼ばれる基地局であり、およびもう1つの局は、3GPPにおいてユーザ装置UEと呼ばれる種類のWTRUである。平明のため、選択したコンポーネントのみを例示し、および本発明を、望ましい3GPPシステムに関して説明するが、本発明は、たとえWTRUがWTRU自体の間で通信をするアドホックなネットワーキングを実行するようなシステムでも、一般のワイヤレス通信システムへの適用を含む。送信電力制御は、過度の干渉を発生することなく複数のユーザに対して良質の信号送信を保持するのに重要である。
送信局10は、送信のためのユーザデータ信号を転送するデータライン12を含んでいる送信機11を含む。ユーザデータ信号に処理装置15の出力13からの送信電力調整を適用することにより調整される希望送信電力レベルを提供することによって、送信電力レベルを調整する。ユーザデータは、送信機11のアンテナシステム14から送信される。
送信されたユーザデータを含むワイヤレス無線信号20は、受信アンテナシステム31により受信局30が受信する。さらに、受信アンテナシステム31は、受信データの品質に影響を与える干渉無線信号21を受信するであろう。受信局30は、干渉電力測定装置32を含む。受信信号を干渉電力測定装置32に入力し、干渉電力測定装置32が測定された干渉電力データを出力する。さらに、受信局30は、データ品質測定装置34を含む。さらに、受信信号をデータ品質測定装置34に入力して、データ品質測定装置34がデータ品質信号を作成する。データ品質測定装置34は、処理装置36に連結する。処理装置36は、信号品質データを受信し、および入力37を介して受信されるユーザ定義の品質基準パラメータに基づいて、目標信号対干渉比(SIR)データを計算する。
さらに、受信局30は、干渉電力測定装置32および目標SIR生成処理装置36に連結する送信機38を含む。さらに、受信局の送信機38は、ユーザデータ、基準信号、および基準信号送信電力データ、それぞれに対する入力40、41、42を含む。受信局30は、受信局30のユーザデータ、制御関係データおよび基準信号を、関連するアンテナシステム39により送信する。
送信局10は、受信機16および関連する受信アンテナシステム17を含む。送信局の受信機16は、受信局30から送信される無線信号を受信する。受信される無線信号は、受信局のユーザデータ44と、受信局30が生成する制御信号およびデータ45とを含む。
送信局の送信機の処理装置15は、送信電力調整を計算するために、送信局の受信機16と関連付けられる。さらに、送信機11は、受信基準信号電力を測定する装置18を含む。受信基準信号電力を測定する装置18は、経路損失計算回路19と関連付けられる。
送信電力調整を計算するために、処理装置15は、受信局の目標SIR生成処理装置36が生成する目標SIRデータを伝送する目標SIRデータ入力22、受信局の干渉電力測定措置32が生成する干渉データを伝送する干渉電力データ入力23、および経路損失計算回路19の出力である経路損失信号を伝送する経路損失データ入力24からのデータを受信する。経路損失信号は、受信局30から生じる基準信号送信電力データを伝送する基準信号送信電力データ入力25、および送信機11の基準信号電力測定装置18の出力を送信する測定基準信号電力入力26により、受信されるデータから、経路損失計算回路19によって生成される。基準信号測定装置18を送信局の受信機16に関連付けることにより、受信局の送信機38から受信されるような基準信号の電力を測定する。経路損失計算回路19は、入力25が伝達する既知の基準電力信号強度と、入力26が伝達する測定受信電力強度との間の差に基づいて、経路損失を決定するのが望ましい。
干渉電力データ、基準信号電力データ、および目標SIR値は、伝搬チャネルおよび干渉の時間変動率よりも十分低い速度において、送信局10に信号送出される。「インナー」ループは、測定干渉を当てにするシステム部分である。「インナー」ループのシステムは、「開ループ」と見なされる。なぜならば、最小必要送信電力の評価がどれほど良いかを示す、伝搬チャネルおよび干渉の時間変動率と互換性のある速度におけるアルゴリズムへのフィードバックがないからである。必要送信電力レベルが急速に変化する場合、応じてシステムが応答することにより、適時、送信電力調整を変更することが出来ない。
図2の開ループ電力制御システムのアウターループに関して、遠隔受信局30では、受信データの品質を、測定装置34により評価する。デジタルデータ品質に対する代表的なメトリックは、ビット・エラー・レートおよびブロック・エラー・レートである。デジタルデータ品質に対する代表的なメトリックの計算は、時間変動する伝搬チャネルおよび干渉の時間よりも、十分長い時間を通じて蓄積されるデータを必要とする。あらゆる与えられたメトリックに対して、メトリックと受信SIRとの間には理論上の関係が存在する。メトリックを評価するのに十分なデータが遠隔受信機において蓄積されると、蓄積されたデータが、計算され、および処理装置36においての中で(希望のサービス品質を表す)希望のメトリックと比較され、次いで更新された目標SIRが出力される。更新された目標SIRは、送信機のインナーループにおいて適用される(理論上の)値が測定されたメトリックを希望の値に収束させるであろう値である。最後に、更新された目標SIRは、受信局の送信機38および送信局の受信機16によって、インナーループにおいて使用するために、送信機11に伝送される。目標SIRの更新速度は、品質統計を蓄積するのに必要な時間により、および送信電力制御が行われる送信機に対する信号速度についての実際的な限界により制限される。
図3を参照して、送信局50と受信局70とを含んでおり、閉ループ電力制御システムを用いる通信システムを説明する。
送信局50は、送信用のユーザデータ信号を転送するデータライン52を含んでいる送信機51を含む。ユーザデータ信号は、送信電力レベルを調整する処理装置55の出力53からの送信電力調整を適用することにより調整される希望送信電力レベルを与えられる。ユーザデータは、送信機51のアンテナシステム54により送信される。
送信データを含むワイヤレス無線信号60を、受信局70が受信アンテナシステム71により受信する。さらに、受信アンテナシステム71は、受信データの品質に影響を与える干渉無線信号61を受信するであろう。受信局70は、干渉電力測定装置72を含む。受信信号は、干渉電力測定装置72に入力され、干渉電力測定装置72は、測定されたSIRデータを出力する。さらに、受信局70は、データ品質測定装置73を含む。受信信号は、データ品質測定装置73に入力され、データ品質測定装置73は、データ品質信号を生成する。データ品質測定装置73は、処理装置74に連結される。処理装置74は、信号品質データを受信し、および入力75を介して受信されるユーザ定義の品質基準パラメータに基づいて、目標信号対干渉比(SIR)データを計算する。
結合器76、むしろ減算器は、干渉電力測定装置72からの測定されたSIRデータを、処理装置74からの計算された目標SIRデータと比較することにより、むしろ減算することにより、SIRエラー信号を出力する。結合器76からのSIRエラー信号は、SIRエラー信号に基づいてステップアップ/ステップダウン命令を生成する処理回路77に入力される。
さらに、受信局70は、処理回路77に連結される送信機78を含む。さらに、受信局の送信機78は、ユーザデータについての入力80を含む。受信局70は、関連するアンテナシステム79により、入力80のユーザデータおよび制御関係データを送信する。
送信局50は、受信機56および関連する受信アンテナシステム57を含む。送信局の受信機56は、受信局70から送信される無線信号を受信する。受信局70から送信される無線信号は、受信局が生成する受信局のユーザデータ84および制御データ85を含む。
送信局の送信機の処理装置55は、送信局の受信機56に関連付けられた入力58を含む。送信局の送信機の処理装置55は、入力58を介してステップアップ/ステップダウン命令信号を受信し、およびステップアップ/ステップダウン命令信号に基づいて送信電力調整を計算する。
閉ループ電力制御システムのインナーループに関して、送信局の送信機51は、遠隔受信局70により生成される高速のステップアップ命令およびステップダウン命令に基づいて、送信機51の送信電力を設定する。遠隔受信局70では、受信データのSIRは、測定装置72により測定され、および結合器76により、処理装置74が生成する目標SIR値と比較される。目標SIRは、目標SIR値によってデータが受信されることを与える(理論上の)値であり、希望のサービス品質に帰する(理論上の)値である。測定された受信SIRが目標SIRよりも小さい場合、ステップダウン命令が、受信局の送信機78および送信局の受信機56により、処理回路77によって送信機51に発信される。さもなければ、ステップアップ命令が発信される。送信電力制御システムは、閉ループと見なされる。なぜならば、時間変動する伝搬チャネルおよび干渉に対してリアルタイムで反応することができるステップアップ命令およびステップダウン命令の高速フィードバックのためである。時間変動する干渉および伝搬のために必要送信電力レベルが変更される場合、送信電力制御システムは、迅速に応答し、および応じて送信電力を調整する。
閉ループ電力制御システムのアウターループに関して、受信データ品質は、受信局70において測定装置73により評価される。デジタルデータ品質についての典型的なメトリックは、ビット・エラー・レートおよびブロック・エラー・レートである。デジタルデータ品質に対する典型的なメトリックの計算は、時間変動する伝搬チャネルおよび干渉の時間よりも十分に長い時間を通じて蓄積されるデータを必要とする。あらゆる与えられたメトリックに対して、メトリックと受信SIRとの間に理論上の関係が存在する。メトリックを評価するのに十分なデータが遠隔受信機において蓄積されると、メトリックが、処理装置74により計算されかつ(希望のサービス品質を表す)希望のメトリックと比較され、次いで更新された目標SIRが出力される。更新された目標SIRは、受信機アルゴリズムにおいて適用され、測定されたメトリックを希望の値に収束させるであろう(理論上の)値である。次いで、更新された目標SIRをインナーループにおいて使用することにより、送信局の送信電力規模を生成する処理装置55に送信され、送信機51の送信電力を制御するステップアップ/ステップダウン命令の方向を決定する。
アウターループ送信電力制御に対して、目標SIRなど、初期の目標メトリックは、図2において例示されるような開ループシステムか、図3において示されるような閉ループシステムかにおけるアウターループ送信電力制御の実装と関係なく、設定され、次いで、ワイヤレス通信の間に生じるアウター・ループ・フィードバックに基礎を置いて再計算される。従来、目標メトリックの調整は、ステップアップおよびステップダウンのインクリメントを用いて希望の目標に収束させるよう設定され、固定されたステップの方法を使用して実行される。
初期の目標SIRが設定された後、ダウンリンクのアウターループ送信電力制御処理は、データのCRCの結果に基づいて、目標SIRを調整する「ジャンプ」アルゴリズムを利用する。図5は、一般的なジャンプアルゴリズムの使用を図に示して例示する。目標SIRにおける各々のステップアップおよびステップダウンは、各TTIの最初において1度の、比較的固定されたステップサイズの調整である。CRCは、各TTIにおいて実行され、およびステップダウン調整は、エラーのないすべてのCRCに対して行われる一方、CRCエラーの検出によって、ステップアップ調整が行われるのが望ましい。
本発明の望ましい実施形態における基本ジャンプアルゴリズムを、以下により表す。k番目ブロックのCRCチェックがエラーを検出しない場合には、次の通りである。
target_SIR(k)=target_SIR(k−1)−SD (dB) 式1
CRCエラーが発生する場合には、次の通りである。
target_SIR(k)=target_SIR(k−1)+SU (dB) 式2
ただし、ステップダウンSDおよびステップアップSUは、以下の式により計算される。
SD=SStarget_BLER 式3
SU=SS−SD 式4
ただし、SSは、目標SIRへの調整に対するステップサイズであり、本発明の教示に従って、希望のステップサイズ変動と結合して以下にさらに記述する。
一般に、ダウンリンクのアウターループ送信電力制御に対して、3つの状態がある。すなわち、準備のインナーループ確定(settling)状態、一時的(transient)状態、および安定(steady)状態である。本発明にかかるダウンリンクのアウターループ送信電力制御の異なる状態間の目標SIRに対する調整に対しての例を、図6において例示する。ダウンリンクのアウターループ送信電力を調整して目標SIRを制御する方法およびシステムがある(例えば、特許文献3参照。)。
図6に示すように、目標SIRは、インナーループ確定状態中、一定に保たれるのが望ましい。インナーループ確定状態において、インナーループTPCアルゴリズムは、初期の目標SIRを変更することなく、初期システムのシステマチックエラーおよびランダム測定のエラーを訂正する。
一時的状態において、アウターループ送信電力制御アルゴリズムは、チャネル状態の不一致により発生する初期の目標SIRエラーを訂正しようと試みる。初めに、一時的状態におけるジャンプアルゴリズムは、ステップダウンの大きい大きさを用いて、目標SIRを急速に減少させる、すなわち、目標SIRを急速に減少させることによって、CRCエラーを無理に発生させるのが望ましい。安定状態において、アウターループ送信電力制御アルゴリズムは、ステップダウンの比較的小さい大きさを利用することにより目標SIRを保持しようと試みる。本例示的WTRUダウンリンクOLPCの発明の一側面は、一時的状態において初めに使用する比較的大きいステップサイズから、安定状態において利用する小さいステップサイズへ移行することである。本例示の別の側面は、予め定められた時間内にCRCエラーを発生しない場合には、安定状態におけるステップサイズを増大させることである。
一時的状態において、大きい初期ステップサイズSSTSを、例えば、目標BLERに基づいて、以下のように計算することができる。
SSTS=2log10(1/target_BLER) (dB) 式5
例えば、target_BLER=10−2の場合には、SSTS=4dBである。次いで、上記式3および式4の適用によって、一時的状態についてのステップダウンの初期値SDおよびステップアップの初期値SUは、SD=(4×10−2)=0.04dBおよびSU(4−0.04)=3.96dBである。
CRCエラーの発生を使用して、一時的状態のステップサイズが安定状態のステップサイズSSSSに収束するまで、ステップサイズにおける縮小を起動する。本例示に対して、安定状態SSSSを、以下のように計算するのが望ましい。
SSSS=0.25[log10(1/target_BLER) (dB) 式6
できれば、一時的状態におけるTTIの間にCRCエラーが発生すると、ステップサイズは、1/2に縮小させるのが望ましい。次いで、縮小されたステップサイズは、ジャンプアルゴリズムに適用される。新たなステップサイズが安定状態のステップサイズに収束するまで、本手順を繰り返す。上述の例に対して、SSTS=23*SSSSであるので、3回繰り返しの後、収束が生じる。従って、一時的状態中にCRCエラーを有する各TTIに対して、次のステップサイズを、初期のステップサイズSSTSから、1/2に縮小させるのが望ましい。ただし、nは、少なくとも1つのCRCエラーを含んでいる一時的状態の開始から、新しいステップサイズが安定状態のステップサイズに収束するまでのTTI数である。収束が生じると、安定状態に入り、およびステップサイズのさらなる縮小を生じない。
図6は、実際には上述の例に対しての、グラフ例の図を提供する。点Aにおける第1番目のCRCエラーでは、式4に従って、一時的状態のステップアップに対して、目標SIRを、約半分に増大させる(すなわち、目標SIR≒SU/2である)。さらに、CRCエラーは、ステップダウンサイズにおける調整を生じさせる。すなわち、CRCエラーなしに受信される後続の転送ブロックは、式3に従って、目標SIRにおける半分の減少に帰着する。次のCRCエラーが生じると、ステップアップサイズを、最初のステップアップサイズの4分の1(SU/4)に縮小し、目標SIRを、おおよそ最初のステップアップサイズの量の4分の1に増大させ、およびステップダウンサイズを、SU/4に調整する。本アルゴリズムは、調整されたステップアップサイズSUが、安定状態のステップアップサイズSUに等しくなるまで継続する。図6と図7との両方において示される例では、SU/8に等しい。調整されたステップアップサイズSUが安定状態のステップアップサイズSUに等しくなる点において、安定状態に入る。ステップアップおよびステップダウンのサイズは、それぞれ、SUおよびSDに固定される。一時的状態および安定状態に対して予め定められたステップサイズについての割合の値は、2であるのが望ましい。一方、式3および式4において示され、および上述の例において記述されたように、本発明の範囲内において、一時的状態および安定状態に対して予め定められたステップサイズについての割合の値を調整して、チャネル状態に合わせることができる。
安定状態への収束は、一時的状態に入ることによってCRCエラーを連続的に検出する場合、かなり早くすることができる。図7は、上述の例に対して、安定状態への収束はかなり早くすることができることを例示する。一時的状態に入った後にすぐにCRCエラーを伴う複数の転送ブロックが受信され、目標SIRにおいて一時的状態のステップアップSUによる連続的な減少に帰着している。図7に示すように、最初のCRC測定結果は、点Aにおいてエラーを示す。最初のCRC測定結果は、目標SIRにおいておおよそSU/2によるステップアップに、およびSD/2に対するステップダウンサイズの設定に帰着する。さらに、図7は、ステップアップ後の最初のCRC測定結果がエラーを示す可能性を例示する。点Bにおいて示されるようにステップアップ後の最初のCRC測定結果がエラーを示す場合では、目標SIRは、再度増大させるが、おおよそ最初のステップサイズの4分の1に増大させる(すなわち、目標SIR≒SU/4である)。この最悪の場合のシナリオを続けるために、CRCエラーは、再度、一時的状態における第3番目のTTIにおいて発生する。次の目標SIRのステップアップ調整は、おおよそ最初の値の8分の1になる(すなわち、目標SIR≒SU/8である)。ステップアップは予め定められた安定状態のステップアップSUに等しいので、一時的状態は、この点において終了し、および安定状態が開始する。従って、目標SIRを、SU=SU/8に増大させ、およびステップダウンサイズは、SD=SD/8に設定される。一般に、いずれのCRCエラーも、CRCエラーがいつ発生するかに関係なく、先行するステップアップの半分である量により目標SIRにおけるステップアップを始める。
一般に、安定状態に入った後、ステップアップおよびステップダウンのサイズは、それぞれ、SUおよびSDに保持される。通常、通信メトリックにおいて小さな変化がある場合、安定状態のアルゴリズムは、従来のジャンプアルゴリズムによる場合であるような規則正しいパターン(図示せず)において、一連の連続的なステップアップおよびステップダウンの命令を生成する。しかしながら、通信が干渉または他の要因における変化のために作動状態における早い変化にさらされている場合、安定状態のアルゴリズムの適用は、効率的でない傾向がある。従って、安定状態を、時々変更することによって、早く変化する状態にうまく対処する。
安定状態中、予め定められた監視周期がCRCエラーの発生なしに過ぎ去ると、ステップダウンサイズを、自動的に増大させるのが望ましい。例えば、図6および7において例示するように、CRCエラーのない8つのTTIの経過後、8番目以降の連続したステップダウンをSDの量の2倍にするために、ステップダウンサイズを、一時的に2倍にする。
目標SIRが収束に近いことが仮定される場合には、監視周期は、相対的に長いことが望ましい。監視周期は、連続した5/(目標BLER)個のTTIに設定されるのが望ましい。例えば、目標BLERが0.01である場合には、監視周期は、連続した500個のTTIに等しくなるだろう。ステップダウンの値2SDは、CRCエラーが発生するまで固定されたままにする。CRCエラーが発生すると、ステップダウンの値は、SDに戻される。このことは、チャネル状態において突然の改善が生じると、目標SIRの収束時間を改善するが、希望目標SIRと比較して過度の測定SIRを引き起こす。安定状態は、監視周期に等しい増加時間においてCRCエラーがないときはいつでも実行するのが望ましいこの種類の調整とともに、CCTrCH通信存続の間、継続する。
あるいはまた、予め定められた監視周期がCRCエラー発生なしに経過すると、処理は、一時的状態に戻ることによって収束時間を縮小することができ、さらにまた前と同じ方法において目標SIRが収束すると、安定状態を続けることができる。このような場合、上述の例に対して、ステップダウンの値は、上述において定義したようにSDからSDTSへ変更するであろうし、さらにまたCRCエラーが検出される安定状態の値に段階的に縮小されるであろう。
上述のアウターループアルゴリズムは、図2において例示する開ループシステムの処理装置36および図3において例示する閉ループシステムの処理装置74など、目標SIRを計算する処理装置に実装するのが望ましい。アウターループアルゴリズムの実装は、新しいTTIにおいてCRCエラーが発生するかどうかを測定し、ステップアップおよびステップダウンのサイズを適切に調整し、さらにまた個々のCRC測定結果に基づいてステップ調整を用いる。
3GPPシステムに対して、一時的状態および安定状態の両方において、RTrCHが(例えば、可変ビットレートサービスに対して)再選択され、および古いRTrCHとは異なる新しいRTrCHの目標BLERが古い目標BLERと異なる場合には、SIRのステップサイズは、新しい目標BLERに基づいて再計算される。さらに、安定状態において、監視周期は更新され、およびエラーのないブロックの現在の総数は、ゼロにリセットされる。一時的状態において、ステップサイズを再計算することに加えて、追加の調整を実行することによって、一時的状態において既に生じているかも知れない収束に対して、責任を持つ。すなわち、初めのステップアップSUまたはステップダウンSDの値を用いず、正確に言えば、検出されたCRCエラーに対する現在の調整を用いる。上述のように、分数のステップアップまたはステップダウンのサイズを、1/2倍により計算する。ただし、nは、少なくとも1つのCRCエラーを含む一時的状態の開始以降のTTI数である。例えば、RTrCH再選択前の現在のステップダウンサイズがSDTold/4である場合には、RTrCH再選択直後のステップダウンサイズは、SDTnew/4に設定されるべきであり、およびステップアップサイズは、SUTnew/4に設定されるべきである。
図8A−8Cにおいて、3GPPシステムにおけるダウンリンクのアウターループ送信電力制御に対して、望ましいアルゴリズムを実装するフローチャートを提供する。図8Aにおいて、ステージ300は、インナーループ確定状態中の望ましい手順を表す。ステップ302において、インナーループ確定時間、一時的状態のステップサイズSSTS、安定状態のステップサイズSSSS、およびTTI総数に対するパラメータを、初期化する。インナーループ確定状態は、ダウンリンクの物理チャネルの起動中において開始する。インナーループ確定状態は、性能要件に基づいて、有限の一定時間、継続する。本発明の一実施形態において、インナーループ確定時間を、時分割複信(TDD)通信に対して100msに設定する。本発明の別の実施形態において、周波数分割複信(FDD)通信に対して、インナーループ確定時間を、送信電力制御の作動周波数しだいで、10msまたは30msに設定する。インナーループ確定状態の時間中、初期の目標信号対干渉比(SIR)に対して、調整を実行しない。測定されたSIRは、インナーループ送信電力制御の結果として、目標SIRの初期値に向かって収束する。インナーループ送信電力制御は、測定されたSIRと目標SIRとの間の差に基づいて、ノードBの送信電力を上下に調整することをノードBに要求する命令を、ノードBに対して送信する。一時的状態のステップサイズSSTSおよび安定状態のステップサイズSSSSに対しての値は、それぞれ、上述の式5および6に従って初期化される。TTI総数に対する値は、零(0)に設定する。
ステップ304において、積(TTI総数TTI長)と予め定められたインナーループ確定時間との比較が、実行される。積(TTI総数TTI長)がインナーループ確定時間よりも大きい場合には、インナーループ確定状態は、完了であり、および送信電力制御アルゴリズムは、一時的状態に続く。積(TTI総数TTI長)がインナーループ確定時間以下である場合には、ステップ306において、TTI総数を、1だけインクリメントし、およびインナーループ確定状態は、別の比較のためにステップ304に戻る。従って、アルゴリズムのステージ300は、インナーループ送信電力制御が初期のシステマチックエラーおよびランダム測定のエラーを訂正することができるのに充分なTTIが経過することを保証する。
図8Bにおいて、ステージ307は、一時的状態中に行われるダウンリンクのアウターループ送信電力制御についての望ましい手順を表す。ステップ308は、図8Aの一部のフローチャートから、ステップ304の肯定的な決定によって開始される。ステップ308において、一時的状態のパラメータを、初期化する。ステップサイズは、式5に従ってSSTSに設定するのが望ましい。一時的状態のステップダウンは、目標BLER値によって計算されたステップサイズ(すなわち、SD=target_BLERSSTS)であり、および一時的状態のステップアップSUは、ステップサイズSSTSとステップダウン値SDとの差(すなわち、SU=SSTS−SD)である。
ステップ310において、ステップサイズSSTSと安定状態のステップサイズSSSSとの比較が、実行される。SSTSに対しての初期値は、ステップ302において決定されるように式5に従う。ステップ310において、ステップサイズSSTSが安定状態のステップサイズSSSSよりも大きいかどうかに関して決定が、実行される。ステップサイズSSTSが安定状態のステップサイズSSSS以下である場合には、一時的状態は、完了であり、およびアルゴリズムは、図8Cのステップ321に続く。ステップサイズSSTSが安定状態のステップサイズSSSSよりも大きい場合には、方法はステップ312に続く。ステップ312では、TTIのCRCエラー数Nが、数の上で少なくとも1であるかどうかを検査する。TTIのCRCエラー数Nが零(0)である場合には、方法は、ステップ317に続く。ステップ317では、目標SIRを、以下の式に従って減少させる。
target_SIR=current_target_SIR−SD 式7
ステップ317において、目標SIRを、少なくとも最小値minimum_DL_SIRに設定する。すなわち、目標SIRが予め定められた値minimum_DL_SIRよりも小さい場合には、目標SIRを、最小値minimum_DL_SIRに等しい値に設定する。ステップ317が完了すれば、処理は、新たに減少させた目標SIRとともにステップ310に戻る。
ステップ312に戻り、少なくとも1つのCRCエラーが現在のTTIに対して検出されている場合には、一時的状態ステップサイズSSTSを、現在のSSTS値の半分に設定する(ステップ314)。再び、ステップサイズSSTSは、安定状態のステップサイズSSSSと比較される(ステップ315)。ステップサイズSSTSが安定状態のステップサイズSSSS以下である場合には、一時的状態は、完了であり、およびアルゴリズムは、図8Cのステップ321に続く。もしそうでなければ、方法は、ステップ316に続く。ステップ316では、ステップアップ値SUおよびステップダウン値SDを、ステップ314において縮小した新しいステップサイズSSTSに対して調整し、および目標SIRを、以下の式に従って増大させる。
target_SIR=current_target_SIR+SU 式8
新しい目標SIR値を、予め定められた最大値Maximum_DL_SIR以下であることについて、検査する。新しい目標SIR値が最大値Maximum_DL_SIよりも大きいことが判明する場合には、新しい目標SIRを、最大値Maximum_DL_SIRに再設定する。一時的状態は、ステップ310に戻ること、およびステップ310またはステップ315において、一時的状態ステップサイズが安定状態のステップサイズより小さくまたは等しくなるまで、サイクルを繰り返すことによって継続される。
ステップ315に戻り、ステップサイズSSTSが安定状態のステップサイズよりも大きい場合には、目標SIRを、SU値により増大させる(ステップ316)。目標SIRに対するこの調整が、予め定められた最大値Maximum_DL_SIRを越える場合には、目標SIRを、次のTTIに対してステップ310に戻る前のMaximum_DL_SIRに設定する。
図8Cにおいて、ステージ320は、ダウンリンクのアウターループ送信電力制御についての安定状態の一部に対する望ましい手順を表す。ステップ321において、監視周期に対するTTI総数を、ゼロに初期化する。ステップ322において、CRCエラー数Nを、現在のTTIにおいて少なくとも1つのエラーが検出されたかどうかに関して検査する。少なくとも1つのエラーが検出される場合には、安定状態パラメータのステップダウンSDおよびステップアップSUを、式3および式4に従って調整する(ステップ325)。目標SIRのステップサイズを、ステップ302において決定された安定状態のステップサイズSSSSに設定する。目標SIR値を、以下の式に従って調整する。
target_SIR=current_target_SIR+SU−SD(N−N/N) 式9
ただし、Nは、現在のTTIにおける基準TrCHにより受信される転送ブロック数であり、およびNは、現在のTTIにおけるRTrCHによりCRCエラー付きで受信される転送ブロック数である。(N−N)/Nによってステップダウンの規模を縮小する目的は、目標SIRにおける絶対変動を最小化させることである。代替のアプローチは、目標SIRを、エラーにおける各ブロックに対してステップアップSUにより(すなわち、SU により)増大させる一方、エラーなしに受信される各ブロックに対してステップダウンSDにより(すなわち、SD (N−N)により)減少させることであろう。しかしながら、この代替のアプローチは、CRCエラーの検出による目標SIRにおける、より大きい全体的な変動に帰着する。なぜならば、ステップアップSUは、SDと比較してつり合って大きいからである。
さらに、ステップ325において、検出されたCRCエラーの現在の値Nを、以下のように格納する。すなわち、Last_N=Nである。格納されるエラー値Last_Nは、CRCエラーが検出されない将来のTTI処理に対して有用であり、および零による除算の演算を、ステップ326において回避する。ステップ325において、新たな目標SIR値を、値Maximum_DL_SIRよりも大きくはないことについて検査する。新たな目標SIRが最大値Maximum_DL_SIRよりも大きいことが判明する場合には、新たな目標SIRを、値Maximum_DL_SIRに再設定する。安定状態は、ステップ322に戻ることによって継続される。
ステップ322に戻り、検出されるエラーNがない場合には、監視周期を、閾値より大きいまたは等しいことについて検査する(ステップ323)。閾値は、5/(目標BLER)に等しいのが望ましい。監視周期がこの閾値よりも大きい値に到達すると、ステップ324が始まる。ステップ324において、ステップダウン値SDを、2倍にする。しかしながら、初めに監視周期は、閾値よりも小さいであろう。初めに監視周期が閾値よりも小さい場合、ステップ324を、スキップし、および目標SIRを、以下のように減少させる(ステップ326)。
target_SIR=current_target_SIR−SD(N/Last_N) 式10
この新たな目標SIR値が最小値Minimum_DL_SIRよりも小さい場合には、新たな目標SIRを、最小値Minimum_DL_SIRに設定する。さもなければ、新たな目標SIR値を、計算された値において持続する。次に、監視周期を、1だけ増加させ、およびアルゴリズムは、ステップ322に戻る。さらに、アルゴリズム320は、CCTrCHが非アクティベートになるまで繰り返される。
図5−8において例示するアルゴリズムを実装するコンポーネントを、特定用途向け集積回路(ASIC)など、単一集積回路において実装するのが望ましい。しかしながら、さらにアルゴリズムの一部を、複数の別個の集積回路において容易に実装することができる。
上述の説明は、例としてのみ3GPPシステムという状況におけるアウターループ送信電力制御に言及するが、限定としての3GPPシステムという状況において言及しない。本発明は、GSM、2G、2.5G、またはアウターループ送信電力制御の相当物を実装する他のあらゆる種類のワイヤレス通信システムを含むワイヤレス通信の他のシステムに適用可能である。本発明と一致する他の変形および変更を、本技術分野における従来の事業者が承知するであろう。
従来のUMTSネットワークのシステムアーキテクチャについての概観を例示する図である。 目標SIRメトリックによりアウターループ送信電力制御を実装するワイヤレス通信システムに対する従来の開ループ電力制御システムの概要を例示する図である。 目標SIRメトリックによりアウターループ送信電力制御を実装するワイヤレス通信システムに対する従来の閉ループ電力制御システムの概要を例示する図である。 マルチユーザ検出器を用いた種々のチャネル状態に対する、W−CDMA TDDの受信機のシミュレーションにかかる、要求BLER対目標SIRについてのグラフ表示を例示する図である。 ダウンリンクのOLPCに適用可能なジャンプアルゴリズムにかかる目標SIRの調整構想を例示する図である。 本発明の教示にかかる例示的なWTRUのダウンリンクのOLPCについての目標SIRの調整構想を例示する図である。 本発明の教示にかかる、圧縮された一時的状態を有する例示的なWTRUのダウンリンクのOLPCについての目標SIRの調整構想を例示する図である。 本発明の教示にかかる例示的なダウンリンクのOLPCアルゴリズムについての方法を例示するフローチャートである。 本発明の教示にかかる例示的なダウンリンクのOLPCアルゴリズムについての方法を例示するフローチャートである。 本発明の教示にかかる例示的なダウンリンクのOLPCアルゴリズムについての方法を例示するフローチャートである。

Claims (20)

  1. 転送チャネルにより受信されるようなデータ信号に基づいて計算された目標メトリックの関数として転送チャネルの送信電力調整を実行するよう構成され、転送チャネルにおいてデータ信号を送信するワイヤレス送受信ユニット(WTRU)の送信電力制御の方法であって、
    前記WTRUからデータ信号を受信するステップと、
    予め定められた信号品質要件に基づいて目標メトリックの初期値を設定するステップと、
    前記目標メトリックの初期値における準備時間の後、ステップアップ量がステップダウン量との定義された対応を有するよう、および検出されるエラー状態数に反比例する拡大縮小率を前記ステップダウン量が有するよう、予め定められた長さの時間間隔において前記ステップアップ量またはステップダウン量により前記目標メトリックを変更することによって、予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていることに応じて前記目標メトリックを前記ステップアップ量により増大させる、または前記予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていないことに応じて前記目標メトリックを前記ステップダウン量により減少させるステップと
    を含んでいる、前記転送チャネルにより受信される信号におけるエラー状態数の検出に基づいて前記WTRUの転送チャネルの送信電力調整についての目標メトリックを計算するステップと、
    初期のステップダウン量が安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量と少なくとも同等の大きさのレベルにおいて設定されるよう、初期の一時的状態レベルにおける初期のステップダウン量を設定し、および予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていることに応じて、前記ステップダウン量が前記安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量に縮小するまで選択された量により前記ステップダウン量をより低いレベルに縮小させるステップと
    を備えたことを特徴とする方法。
  2. 前記目標メトリックを計算するステップは、前記ステップダウン量を前記安定状態レベルに設定している間、予め定められた最初のエラー状態が予め定められた個数の時間間隔において検出されていないことに応じて、前記ステップダウン量を選択された量により増大させるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記転送チャネルにおいて送信されるデータ信号は選択可能な大きさに分けられたブロック割当において送信され、前記目標メトリックは目標信号対干渉比(SIR)であり、前記信号品質要件は目標ブロック・エラー・レート(BLER)であり、および前記予め定められたエラー状態を検出するために巡回冗長検査を実行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ステップアップ量はそれぞれのステップダウン量よりも著しく大きく、前記初期の一時的状態レベルのステップダウン量は前記安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量の2倍であり、ただしnは負でない整数であり、および前記ステップダウン量を縮小させる場合、縮小は1/2倍によることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記目標メトリックを計算するステップは、前記ステップダウン量を前記安定状態レベルに設定している間、予め定められた最初のエラー状態が予め定められた個数の時間間隔において検出されていないことに応じて、前記ステップダウン量を2倍により増大させるステップを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記WTRUがダウンリンクチャネルによりユーザ信号を送信する1つのネットワーク装置である場合のUMTS(Universal Telecommunication System)において実装され、および前記目標メトリックを計算するステップは、前記ダウンリンクチャネルを受信してアッププリンクチャネルにより前記ネットワーク装置に送信される送信電力のステップ命令を生成するWTRUによって実行されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  7. 前記WTRUがダウンリンクチャネルによりユーザ信号を送信する1つのネットワーク装置であり、および前記目標メトリックを計算するステップが前記ダウンリンクチャネルを受信するWTRUより実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. 前記WTRUがアップリンクチャネルによりユーザ信号を送信し、および前記目標メトリックを計算するステップがアップリンクチャネルを受信するネットワーク装置により実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 前記WTRUに対して開ループ送信電力制御が実装される場合、受信された目標SIRに基づいて転送チャネルの送信電力調整を前記WTRUが計算するような受信チャネルによって、前記WTRUにより計算された目標SIRを受信するステップをさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  10. 前記WTRUに対して閉ループ送信電力制御が実装される場合、
    前期計算された目標SIRの関数として送信電力のステップ命令を生成し、および受信チャネルによる前記送信電力のステップ命令を送信するステップと、
    前記受信チャネルにより送信電力のステップ命令を前記WTRUが受信し、および前記受信された送信電力のステップ命令によって、転送チャネルの送信電力調整を計算するステップと
    をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  11. 送信側ワイヤレス送受信ユニット(WTRU)が受信側のWTRUにより計算される目標メトリックの関数として転送チャネルの送信電力調整を実行するよう構成される場合、転送チャネルにおいてデータ信号を送信する送信側WTRUに対して送信電力制御を実装するWTRUであって、
    転送チャネルによって送信側WTRUからデータ信号を受信する受信機と、
    目標メトリックの初期値における準備時間の後、ステップアップ量がステップダウン量との定義された対応を有するよう、および検出されるエラー状態数に反比例する拡大縮小率を前記ステップダウン量が有するよう、予め定められた長さの時間間隔において前記ステップアップ量またはステップダウン量により前記目標メトリックを変更することによって、予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていることに応じて前記目標メトリックを前記ステップアップ量により増大させる、または前記予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていないことに応じて前記目標メトリックを前記ステップダウン量により減少させることと、
    前記初期のステップダウン量が安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量と少なくとも同等の大きさのレベルにおいて設定されるよう、初期の一時的状態レベルにおける予め定められた信号品質要件に基づいて前記ステップダウン量を設定することと、
    予め定められた最初のエラー状態が直前の時間間隔において検出されていることに応じて、前記ステップダウン量が前記安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量に縮小するまで選択された量により前記ステップダウン量をより低いレベルに縮小させることと
    を行うような目標メトリックを計算するように構成され、前記転送チャネルにより受信されるデータ信号におけるエラー状態数の検出に基づいて前記送信側WTRUにおける転送チャネルの送信電力調整を実行するために目標メトリックを計算する処理装置と
    を備えたことを特徴とするワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  12. 前記処理装置は、前記ステップダウン量を前記安定状態レベルに設定している間、予め定められたエラー状態が予め定められた個数の時間間隔において検出されていないことに応じて、前記ステップダウン量を選択された量により増大させるような目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項11に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  13. 前記転送チャネルにおいて送信されるデータ信号は選択可能な大きさに分けられたブロック割当において送信され、前記目標メトリックは目標信号対干渉比(SIR)であり、前記信号品質要件は目標ブロック・エラー・レート(BLER)であり、および前記処理装置は、受信側WTRUが前記予め定められたエラー状態を検出するために巡回冗長検査を実行するよう構成されるような目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項11に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  14. 前記処理装置は、前記ステップアップ量がそれぞれのステップダウン量よりも著しく大きく、前記初期の一時的状態レベルのステップダウン量が前記安定状態レベルについての予め定められたステップダウン量の2倍であり、ただしnが負でない整数であり、およびステップダウン量を縮小させる場合、縮小が1/2倍によるような目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  15. 前記処理装置は、前記ステップダウン量を前記安定状態レベルに設定している間、予め定められた最初のエラー状態が予め定められた個数の時間間隔において検出されていないことに応じて、前記ステップダウン量を2倍により増大させるような目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項14に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  16. 前記WTRUがダウンリンクチャネルによりユーザ信号を送信する1つのネットワーク装置である場合、前記ダウンリンクチャネルにより受信されるデータ信号において前記予め定められたエラー状態の検出に基づいて目標メトリックを計算するよう構成されるUMTS(Universal Telecommunication System)における使用のために実装されることを特徴とする請求項14に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  17. 前記送信側WTRUがダウンリンクチャネルによりユーザ信号を送信する1つのネットワーク装置である場合、前記ダウンリンクチャネルにより受信されるデータ信号において前記予め定められたエラー状態の検出に基づいて目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  18. 前記送信側WTRUがアップリンクチャネルによりユーザ信号を送信する場合、前記アップリンクチャネルにより受信されるデータ信号において前記予め定められたエラー状態の検出に基づいて目標メトリックを計算するよう構成されることを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  19. 前記送信側WTRUに対して開ループ送信電力制御が実装される場合、受信チャネルにより前記計算された目標SIRを前記送信側WTRUに送信するよう構成された送信機をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
  20. 前記送信側WTRUに対して閉ループ送信電力制御が実装される場合、前記処理装置が前記計算された目標SIRの関数として送信電力のステップ命令を生成するよう構成され、および受信チャネルにより前記送信電力のステップ命令を前記送信側WTRUに送信するよう構成された送信機をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載のワイヤレス送受信ユニット(WTRU)。
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