JP4559413B2 - 吸収物品における添加剤のためのキャリア - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一つの吸収体、及びキャリアから放出されるように配置される少なくとも一つの添加剤を含有するキャリアを与えられた、衛生ナプキン、パンティライナー、タンポン、おむつ又は失禁パッドの如き吸収物品に関する。
吸収物品に添加剤を与えることは一般的である。極めて多くの場合において、かかる添加剤は皮膚に移行されることを意図される。添加剤は例えば皮膚を潤滑したり乾燥から保護するための油、又は月経血、尿、糞便物などからの不快な臭気を減らすために意図される臭気抑制剤であってもよい。感染を防止するため又はそれらに対する体の防御を強化するために抗炎症化合物の如き薬剤を添加することも知られている。
吸収製品に添加剤を添加するために多数の様々な解決策がある。それらの方法の一つは表面層又は吸収体に添加剤を極く簡単に添加することである。添加剤は使用中に放出されるために例えば吸収物品上へ噴出、噴射、印刷又は分散されることができる。添加剤がその自然な状態の形で直接添加されることができない場合には、それは溶液、分散体又は乳剤の形で適用されることができる。
添加剤が皮膚に移行されることを意図される場合には、添加剤を製品に直接適用することは添加剤の大部分が吸収物品に残り、皮膚に全く到達しないという欠点がある。それゆえ添加剤からの利益は低く、もし添加剤が高価であるなら製品も高価になる。また、もし添加剤が湿分又は空気に対して敏感でありかつ水又は酸素によって分解されるか又は破壊されるなら、これは製品を保管する際に問題を生じる場合もある。保管で起こりうる別の問題は添加剤が濃度勾配の結果として移行し、その結果として添加剤の濃度が意図した接触及び反応領域において低下されることである。
これらの問題の幾つかは添加剤のためのキャリアを使用することによって克服されることができる。この明細書では、キャリアは製品が使用されるまで添加剤を保存する機能を有する材料を意味する。使用中、添加剤は皮膚に放出され、反応及び/又は移行される。キャリアの幾つかの一般的な機能は添加剤を保存中保護し、使用者の皮膚への添加剤の放出及び/又は添加剤の移行中助け、それを制御することである。
キャリアのための幾つかの例はWO 92/13577に示され、その公報ではワックス又は植物油の如き接着特性を有するキャリアが添加剤(この場合は乳酸菌)のためのキャリアとして使用されることが提案されている。US 5968025はまた、ワックスが添加剤のためのキャリアとしてどのように使用されるかを開示する。
キャリアを製造するために様々な種類のフィルムを使用することが一般的である。US 4790836では、液体透過性表面層に適用される水溶性フィルムが使用される。添加剤はこれらの層の間に配置され、水溶性層が湿めり溶解するときに放出される。
キャリアはしばしば表面層上に位置されるが、代替的に吸収体上に又は吸収物品中の中間層に位置されることができる。キャリアへの添加剤の添加又は適用に関する限り、極めて多くの様々な方法がある。一つの方法は添加剤をキャリア層に極く簡単に適用してキャリア層に添加剤が機械的又は化学的に結合することである。別の方法はキャリア/添加剤からなる複合物を製造してこれを吸収物品上又は中に添加することである。
公知のキャリアは吸収物品における望ましくない移行に関して改良をもたらすが、これらのキャリアはなお欠点を有する。例えば、乳酸菌の如き湿分感受性添加剤での問題は従来公知の技術によって満足のいく方法で解決されない。
正しい状態で添加剤を放出できるキャリアは結果として添加剤のより有効な利用をもたらす。添加剤の放出及び移行を制御することはますます重要になっている。それはキャリアの特性を要求する複雑な機能であり、添加剤の化学的及び物理的特性に及び添加剤がどこにどんな目的のために使用されるかに依存する。放出を制御しかつシミュレートする多数の様々な方法がある。もし添加剤が表面層上に位置されるなら、それらはしばしば機械的機構、例えば圧力及び剪断力の結果として放出され、それらの力は添加剤を表面から押し出すか又はそれを極めて簡単にこすり落とす。このプロセスはしばしば使用されたキャリアが温度とともに粘度を変化することと組み合わせて起こる。キャリアはより流動性になり、このようにして皮膚への添加剤の移行が促進される。かかる場合において、キャリアはしばしば添加剤とともに皮膚に移行される。上述の特許US 4790836では、放出は液体溶解性層が溶解する結果として起こる。特許出願US 2002/022427では、表面層は適用された応力の結果として破壊し、添加剤の放出のためのダクトが開放される。WO 01/47567は添加剤が繊維に直接適用され、それは繊維材料、例えば不織層に形成されることを示す。添加剤は繊維又は不織層から放出され、移動及び高温の結果として拡散しはじめる。
どの添加剤が放出されるかによって、キャリアのために様々な条件がある。最近、衛生ナプキン及びタンポンにおいて乳酸菌又は他の乳酸生成微生物を使用することに多大な関心が寄せられている。乳酸菌は女性の性器において自然に発生し、性器における感染に対する防御の役割を持つ。乳酸菌を加えることによって、身体の自身の良好な細菌叢が強化される。衛生製品における乳酸菌での主要な問題の一つは保存中に湿分を避けることである。乳酸菌を含有する製品はもし製品における水活性が約0.2〜0.8であるなら破壊される。この範囲内では、水の供給は乳酸菌において代謝が起こるために十分であるが、少なすぎるとそれらが増殖することができない。乳酸菌はもしそれらが湿分から保護されないなら過剰に活性な代謝の結果として死ぬだろう。上で示された範囲は通常の室内環境での保存中に製品において優勢であることが期待されうる条件に相当する。
本発明は、月経血、尿及び糞便物の如き体液の吸収のために意図され、かつ装着者の股に位置されるように設計された吸収物品を提供する。本発明による物品は添加剤を保存及び放出するための効果的なシステムを提供する。本発明はまた、上述のような吸収製品において敏感な添加剤を保存する問題の解決策を提供することを目的とする。本発明は湿分に敏感な添加剤を保存できることに関して特に好適である。本発明はまた、保存及び使用中に吸収物品中への添加剤の移行の低下に寄与し、このようにして添加剤からの有効な利益を実現する。本発明はまた、使用中の添加剤の制御された放出を提供することを目的とする。本発明によれば、これらの問題はポリシロキサンゲルを含むキャリアを使用することによって解決される。
この出願では、ポリシロキサンゲルは、ポリシロキサンが架橋され、かつ三次元ネットワークを形成し、それが疎水性物質、又は大部分が疎水性である物質で膨潤され、かつ油ゲルを形成するという構造を意味する。使用されることができる疎水性物質は例えばパラフィン油の如き鉱物油、及びオリーブ油の如き植物油である。大部分が疎水性であるが親水性基を有する物質は例えばモノ−、ジ−及びトリグリセリド、脂肪酸、脂肪アルコール及びエステルを含む。添加され、このようにして三次元ネットワークを膨潤する物質の本質的特徴はそれがネットワークと相互作用しうることである。
おむつ及び衛生ナプキンにおける添加剤のためのキャリアとしてポリシロキサンを使用することは多数の点で有利である。第一に、ポリシロキサンは皮膚接触を伴う製品に従来使用されている良く知られた物質である。それゆえキャリアとしてポリシロキサンを使用することは直接的な健康上のリスクと関連することはない。また、ポリシロキサンは柔らかさ及び変形特性に関する限り、主に架橋度を制御することによって適応することが容易であることも真実である。キャリアとしての機能がワックスが溶融し添加剤とともに放出されるというワックスとは対照的に、ポリシロキサンゲルは無傷のまま維持されることができる。それゆえポリシロキサンゲルは添加剤が放出されずに高温で保存されてもずっと良好に持ちこたえる。さらに、ポリシロキサンは湿分又は空気に対して敏感でかつそれらと反応しうる添加剤のキャリアとしての大きな可能性を持つことがわかった。その疎水性構造によって、ポリシロキサンゲルは空気の湿分に対して有効な保護を与える。酸素感受性成分のためのキャリアの保護に関する限り、ポリシロキサンゲルの気体透過性は膨潤したポリシロキサンゲルを作るために使用される物質の選択によって影響されることができる。それにもかかわらず衛生ナプキン、おむつ及び同種物品のキャリアとしてのポリシロキサンでの問題であると考えられるものは、まさにその疎水性であり、それが添加剤放出後であってもその構造を保持することである。それゆえポリシロキサンを与えられた表面層の部分は液体を吸収することに対して抵抗性があり、液体を吸収物品中へ浸透させることができない。
おむつなどのためにポリシロキサンを使用することは例えば外傷用医薬材料にポリシロキサンを使用することとは異なる。本発明によってカバーされる物品はかなりの量の液体及び他の体放出物を受容して吸収することを意図される。それゆえ極めて良好な吸収能力を保持すると同時にポリシロキサンゲルが正しい位置で十分な量の添加剤を放出することができるように適用されなければならないことに関して問題がある。この問題は下記の図示例に記載されるように十分に開放されたポリシロキサンゲル構造を設計し小さな領域においてポリシロキサンキャリアを濃縮することによって解決されることができる。良好な吸収能力を与えるために、キャリアはX−Y平面において吸収体の面積の30%未満、好ましくは15%未満、最も好ましくは5%未満を構成する吸収体のX−Y平面における範囲を有するべきである。この関連において、吸収体のX−Y平面はそれが平坦な表面上に広げられたときの物品の主要な平面を意味する。それゆえ物品をX−Y平面に対して直角に、即ちZ方向に見たときにポリシロキサンキャリアによってカバーされる吸収体の面積は吸収体中への液体受け入れ時のポリシロキサンキャリアの効果を最小にするために制限されるべきである。ポリシロキサンキャリアは吸収体の表面上に、液体透過性カバー層の表面上に、又は吸収体の内側に配置されることができる。Z方向における異なる位置づけの組み合わせも考えられ、それはそのときX−Y平面における表面の投影された被覆面積である。
ポリシロキサンは種々の極めて異なる使用面積を有する。例えば、それらはエラストマー又は潤滑油として使用される。架橋されたポリシロキサンの弾性構造はまた、それらがばんそうこう及び他の外傷用医療材料を粘着するのに良く適していることに導く。それらはさらに、スペースシャトルの下側上の断熱パネルとして及びヘアケア製品又はベビーローションに使用される。
ポリシロキサンは幾分不正確にシリコーンとして言及されることが多い。なぜならばポリシロキサン鎖はケイ素からなると最初考えられていた。しかしながら、実際の構造は、ケイ素(Si)と酸素(O)原子が交互になり、ケイ素原子に様々な置換基が結合されるようなものからなる(下記参照)。それにもかかわらず、“シリコーン”はポリシロキサンに対する最も一般的なありふれた名称として残る。
Figure 0004559413
最も一般的な置換基(R)はメチレン基であり、そのときポリジメチルシロキサン(PDMS)が形成される。R基は全体として有機又は無機の置換基からなることができる。置換基はポリシロキサンの物理的及び化学的特性に影響を与え、様々な置換基が例えばポリシロキサンの弾性及び接着能力を改変するために使用されることができる。PDMSゲルは別として、メチレン基がキャリアとして水素、アルキル、フェニル又は他の有機官能基によって置換されるゲルを使用することが特に重要である。ポリシロキサン鎖中の末端基はまた、ポリシロキサンが有する特性に関して役割を果たし、これらのうちシラノール、ビニル、アルコキシ及び水素が本使用領域において特に重要である。
ポリシロキサンの特性はまた、架橋度によってかなりの程度決定される。シリコーン油は例えば架橋されていないポリシロキサン、即ち特定の分子量を有する個々のポリシロキサン鎖からなるが、ばんそうこうは例えば無限の分子量を有する架橋されたポリシロキサン鎖を含む。ポリシロキサンはラジカル重合によって又は触媒化されたヒドロシラン化によって三次元ネットワークに硬化されることができる。三次元ネットワークは無限の分子量を有し、乾燥(非膨潤)形態でシリコーンマトリックスと呼ばれることができる。前述したように、マトリックスは少なくとも部分的に疎水性の添加剤(例えば鉱物又は植物油)中で膨潤することができる。この関連において、油ゲルが形成される。油ゲルはまた、少なくとも部分的に疎水性の添加剤の存在下で実施されることができるシロキサン鎖の間の架橋反応によって形成されることができる。どの添加剤がキャリアに使用されるかによって、それは油が添加されるのと関連して又は後でのいずれかで添加されることができる。様々な架橋反応を使用してこれらが異なる時間長さの間継続できることによって、架橋度及び関連する特性、例えば架橋ネットワークのメッシュサイズを制御及び変更することができる。架橋度はポリシロキサンゲルがキャリアとして使用される添加剤に従って適応され、かくしてマトリックスと放出される添加剤の間に最適な相互作用が達成される。メッシュは添加剤がゲルから放出されることができるために十分に大きくなければならないが、同時にネットワークが保存中添加剤を有する疎水性化剤を保持できるように小さくなければならない。それゆえ三次元ネットワークにおけるメッシュサイズは添加剤の放出速度のために重要である。
主鎖の長さ、置換基及び様々な種類の末端基の選択、架橋反応の制御及び三次元ネットワークを膨潤するための疎水性液体の選択に関してポリシロキサンを適応することによって、ゲルの特性を測定することができる。架橋されたポリシロキサンネットワークの極性とゲルを膨潤するために使用される液体の極性の間の関係は添加剤の放出速度のために極めて重要である。どのタイプの添加剤が放出されるか、及び添加剤が有する化学的及び物理的特性によって、ゲルを特定の条件に対して形成し仕立てることができる。キャリアが設計されるときに考慮される特に重要な特性は添加剤の水溶性、即ち添加剤が疎水性、親水性又は両親媒性であるかどうかである。
放出機構は添加剤の目的に適応されるべきである。例えば、冷却剤は温度に反応することができる。皮膚を潤滑する油は物品と皮膚の間の大きな剪断力に反応することができ、臭気抑制剤は液体の吸収に反応することができる。ゲルの特性を変更することによって、それは特に使用される添加剤のために適応されることができる。
本発明によるシロキサンゲルキャリアとともに使用するために適切である多数の異なるタイプの添加剤がある。細胞/細菌又は同種の微生物は将来の衛生物品における大きな可能性を持つことが期待される。これらは主に感染に対する体の自然な防御を強化するために使用されることを意図されるが、それらが例えば臭気抑制剤として使用されることも考えられる。ローション又は油はアロエベラのような植物抽出物又はミネラル、ビタミンのような物質又は他のスキンケア剤のようにスキンケア剤として添加されることができる。ここで関連する添加剤は三次元ポリシロキサンネットワークを膨潤するために使用される液体と一致させることができる。それゆえ同物質は活性物質の機能とポリシロキサンネットワークと一緒のゲルフォーマの機能の両方を遂行する。
ポリシロキサンキャリアを使用することによって、水感受性添加剤の保存にかなりの改良が達成される。なぜならばポリシロキサンは保存中効果的な湿分バリヤーを与えるからである。ポリシロキサンゲルはまた、ポリシロキサンが空気透過性を低下する疎水性液で膨潤されることによって空気中の酸素に対する保護として機能することができる。キャリアとしてポリシロキサンゲルを使用する別の利点は、それが温度に対して比較的敏感でなく、吸収物品の輸送又は保存中に頻繁になる通常の室温より十分上の温度で添加剤を保存できることである。ポリシロキサンゲルはまた、弾性であり、それゆえ機械的破壊又は延伸力に対して抵抗性である。さらに、その弾性特性は物品中の他の弾性体を置換又は補足するために利用されることができ、このようにして物品に所望の弾性特性を達成することができる。
図面の記述
本発明は添付図面に示された図面を参照して以下により詳細に記載されるだろう。
図1a〜gは衛生ナプキンの液体透過性表面層に様々なパターンで適用された本発明によるキャリアを有する衛生ナプキンを示す。
図2は吸収物品を横断面で示す。
図3a〜eは吸収物品上の様々な場所に配置された添加剤を含有するキャリアを示す。
図4はキャリアを横断面で示し、その架橋度はZ方向、即ち厚さ方向に変化する。
図5は表面層上にキャリアを有する吸収物品を示し、それは保護層を与えられる。
図1a〜gはどのようにポリシロキサンゲルが適用されるかの様々な例を示す。図では、ポリシロキサンゲルキャリア102のレイアウトは衛生ナプキン101の液体透過性表面層上に例示される。キャリアを位置決めする際、その目的はキャリアがその添加剤(単数又は複数)を効果的な方法で放出すると同時に吸収を妨げるのをできるだけ少なくするような方法でキャリアが位置決めされなければならない。添加剤の目的はどのようにポリシロキサンゲルが各種の添加剤が吸収されるように吸収物品上に配置されるかにおいて重要な役割を果たす。添加剤を有するキャリアは表面層が衛生ナプキンに取り付けられる前に表面層に適用されるか又は表面層が衛生ナプキンに取り付けられた後に表面層に適用されることができる。
図1aは表面層103上にレイアウトされた四つのポリシロキサンストランドの形でキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。ストランドの数はもちろん図に示されたものより多く又は少なくすることができる。ストランドは例えば5〜20cmの長さであり、好ましくは約10cm長さ、0.2〜2cm幅、好ましくは0.5cm幅である。厚さは例えば3cm未満である。寸法決定はもちろん吸収物品のサイズ、及びどの添加剤が放出されるかに依存する。
図1bは表面層103に適用された細いストランドによって形成された螺旋又は波の形でキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。ストランドは3cm以下の直径で丸められることができ又は楕円横断面で平坦にされることができる。
図1cは表面層103上に均一に分布される長い繊維状糸の形でキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。長い繊維状糸の形でキャリア102を製造することはもしキャリア102が衛生ナプキンを作り上げる層の一つ、例えば表面層103と組み合わされるなら特に有利であることができる。それゆえポリシロキサン繊維から部分的に作られた不織布を考えることができる。かかる混合の場合には、ポリシロキサンの弾性特性はまた、形成された複合材料において所望の材料特性を達成するために利用されることができる。
図1d及び1eはドットの不連続パターンの形で表面層103に適用されたキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。図1eから表面層全体が均一に分布された小さなドットによってカバーされていることが見られる。あるいは、これらのドットは表面層の特定の部分に集中させることもできる。図1dでは、キャリア102はわずかに大きなドットの形で表面層103に適用され、衛生ナプキン101の表面層の大部分は添加剤を適用することが最も重要であると考えられる領域にカバーされる。また、ドットは表面全体にわたって均一に分布させることも考えられる。ドットはもちろんサイズ及び形状の両方で変化することができる。ドットのサイズ又は形状は本発明にとって特に重要でないが、それらの面積は通常0.01cm〜1cmである。
図1fはネットの形で表面層103に適用されるキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。図1fは衛生ナプキン101の表面層全体にわたって広がるネットを示すが、表面層の一部だけをネットによってカバーさせることももちろん代替的に考えられる。
図1gは有孔ゲルの形で表面層103に適用されるキャリア102を有する衛生ナプキン101を示す。図1gは衛生ナプキンの表面層の一部だけをカバーする有孔ゲルを示すが、ゲルが表面層全体にわたって広がることももちろん代替的に考えられる。
図1a〜gはどのようにキャリアが衛生ナプキンの表面層に適用されうるかを例示する。キャリアを適用するこれらの様々な方法はパンティライナー、おむつ、失禁パッドなどのために使用されることができることも明らかである。同じパターンはタンポンのために使用されることもできる。
一つの同じ製品においてこれらの異なる形状及び方式のキャリアの組み合わせ、例えばドットからなる不連続ストランド、ドットを伴う有孔ゲル、又は異なる形状及びサイズのドットのパターンを使用することがもちろん考えられる。
図2は吸収物品201を横断面で示す。吸収物品201は液体透過性表面層203、液体不透過性下部層206及びそれらの間の吸収層205からなる。液体を吸収層205に取り込み分散するために受容及び分散層204が存在するのも一般的である。かかる受容及び分散層204は通常、表面層203と吸収層205の間に位置されるが、表面層203上に位置されることができるか又は表面層203又は吸収層205に一体化されることができる。記載された層は様々な層からなることができ、例えば吸収層205は受容層205a、分配層205b及び保持層205cに分割されることができる。
示された図1a〜gの例によるキャリア102が表面層203上の代わりに吸収物品201を作り上げる層203−206又は他の層の幾つかの間に位置されることができる場合がもちろんある。別の可能性はキャリア102を層203−206の一つ又は幾つかと混合し、かくしてこれらがポリシロキサンを含有する複合材料からなることである。添加剤の意図した機能によって、キャリア102を位置づける様々な方法が様々な方法に好適である。もし添加剤が皮膚又は粘膜に作用するか又は移行することを意図されるなら、ほとんどの場合においてキャリア102を皮膚又は粘膜と直接接触するように位置させることが有利である。もし添加剤が吸収された液と反応することを意図するなら、キャリア102は液体の大部分と接触するように位置させるべきである。これは表面層203又は受容及び分散層204に液体を受容する部分にキャリア102を集中することによって達成されることができる。しかしながら、これはポリシロキサンゲルが吸収に関して不活性点を表わすので特定の欠点を生じうる。キャリア102を受容及び分散層204の下に位置させること及びキャリア102を吸収層205上に均一に分布させることによって、キャリア102から放出される添加剤は吸収された液体の大部分と接触して反応することができる。キャリア102はX−Y平面に関して及びZ方向において添加剤ができるだけ十分に利用されるような方法で位置されなければならない。添加剤の機能によって、キャリア102を位置させるために最も好適な場所は変化する。一つの同じ製品において異なる場所に、製品の平面及びその深さ方向の両方において一種以上の異なるキャリアを位置させることももちろん考えられる。キャリア(単数又は複数)はそのとき同じ添加剤又は異なる添加剤を放出するように設計されることができる。また、異なる領域内に異なる濃度の添加剤を有するキャリアを配置することができる。
図3a〜eはキャリアの適用のために適切な様々な場所を示す。
図3aは側部漏出に対して保護する弾性の直立バリヤー308に又はそれに隣接して付着されるキャリア302を有するおむつ307を示す。この図示例の好適な添加剤は摩擦を和らげるのを助けるある種の油又はスキンケア剤である。
図3bは装着者に面する側上の側部パネル309に付着されるキャリア302を有するおむつ307を示す。この場合においても、摩擦を和らげる油又はスキンケア剤が好適な添加剤である。
図3cは中央部分(股)から後方へ表面層303上にキャリア302を与えられたおむつ307を示す。この場合において、最も好適な添加剤は皮膚刺激を和らげるある種のスキンケア剤である。
図3dは衛生ナプキン301の縁上に位置されたキャリア302を有する衛生ナプキン301を示す。
図3eはネット状構造の形でキャリア302を与えられたタンポン310を示す。タンポン310に対してかかる構造を使用することは特に有利であると思われる。なぜならば液体が吸収されタンポン310が膨潤するときにネットは圧力を受け、その結果として添加剤の放出が改良されるからである。
男性又は女性用の軽失禁パッドの如き他の同種の製品ももちろん考えられ、このパッドは添加剤のためのキャリアとしてポリシロキサンゲルを与えられる。
図4は架橋度がZ方向、即ち厚さ方向に変化するキャリア402を示す概略図である。この変化は吸収体405への下方への拡散が減少されるように吸収体からの方向の放出を案内することを意図される。それゆえゲルのメッシュサイズは装着者との接触表面に向かうZ方向に増大する。その意図は一方向にだけ放出されうるように物質の放出を向けることである。添加剤が例えば衛生ナプキンから放出され装着者に移行される場合には、ポリシロキサンゲルは図4に示されたように架橋される。メッシュサイズ勾配は図4bに示されるように連続であるか又は図4aに示されるように異なるメッシュサイズを有する異なる層からなることができる。
図5は表面層503上にキャリア502を有する衛生ナプキン501を示し、そのキャリアは保護層511を与えられている。前記保護層は衛生ナプキンの保管及び輸送中の添加剤の移行を防止することを意図され、添加剤の放出を可能にするために使用前に除去される。
衛生ナプキンの液体透過性表面層に様々なパターンで適用された本発明によるキャリアを有する衛生ナプキンを示す。 衛生ナプキンの液体透過性表面層に様々なパターンで適用された本発明によるキャリアを有する衛生ナプキンを示す。 衛生ナプキンの液体透過性表面層に様々なパターンで適用された本発明によるキャリアを有する衛生ナプキンを示す。 吸収物品を横断面で示す。 吸収物品上の様々な場所に配置された添加剤を含有するキャリアを示す。 吸収物品上の様々な場所に配置された添加剤を含有するキャリアを示す。 キャリアを横断面です。 表面層上にキャリアを有する吸収物品を示す。

Claims (16)

  1. 衛生ナプキン、パンティライナー、タンポン、おむつ又は失禁パッドの如き吸収物品であって、その物品が装着者の股領域に位置されることを意図され、かつ使用中皮膚及び/又は粘膜と接触することを意図される表面を有し、その物品が少なくとも一つの吸収体(205)、及びキャリア(102)から放出されることを意図される少なくとも一つの添加剤を含有するキャリア(102)を含む場合において、キャリア(102)がポリシロキサンゲルを含み、それが架橋されかつ三次元ネットワークを形成し、その三次元ネットワークが疎水性物質、又は大部分が疎水性である物質によって膨潤されることを特徴とする吸収物品。
  2. キャリア(102)がX−Y平面において吸収体(205)の面積の30%未満を構成する吸収体のX−Y平面における範囲を有することを特徴とする請求項1に記載の吸収物品。
  3. キャリア(102)がX−Y平面において吸収体(205)の面積の15%未満を構成する吸収体のX−Y平面における範囲を有することを特徴とする請求項2に記載の吸収物品。
  4. キャリア(102)がX−Y平面において吸収体(205)の面積の5%未満を構成する吸収体のX−Y平面における範囲を有することを特徴とする請求項3に記載の吸収物品。
  5. 放出される添加剤が乳酸菌を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の吸収物品。
  6. 放出される添加剤が油、ローション、摩擦防止剤、臭気抑制剤、冷却剤又は植物抽出物から選択される少なくとも一種の活性物質を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の吸収物品。
  7. 添加剤がまた、三次元ポリシロキサンネットワークを膨潤するための薬剤を構成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の吸収物品。
  8. ポリシロキサンゲル(102)が緩く架橋されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の吸収物品。
  9. メッシュが少なくとも1マイクロメートルのサイズを有するようにポリシロキサンゲルが架橋されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の吸収物品。
  10. 添加剤を放出することを意図されるゲルの表面に向かう方向で、ポリシロキサンゲル(402)の架橋度が減少し、従ってそのメッシュサイズが増大することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の吸収物品。
  11. ポリシロキサンゲル(102)がネット、有孔ゲル、格子パターン又はストランドの形で吸収物品に適用されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の吸収物品。
  12. ポリシロキサンゲル(102)による添加剤の放出が拡散、圧力、熱、移動、液体又は湿分、摩擦力、剪断力又はこれらの組み合わせによって活性化されることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の吸収物品。
  13. 使用中皮膚に面するポリシロキサンゲル(502)の表面が脱着可能な保護層(511)によってカバーされることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の吸収物品。
  14. ポリシロキサンゲルが接着剤と混合されることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の吸収物品。
  15. ポリシロキサンゲルが吸収体(205)と及び/又は吸収物品中の表面層又は分散層と混合されることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の吸収物品。
  16. ポリシロキサンゲルが架橋されかつ三次元ネットワークを形成し、その三次元ネットワークが疎水性物質、又は大部分が疎水性である物質に膨潤され、そのポリシロキサンゲルが添加剤を与えられ、前記ポリシロキサンゲルがおむつ、失禁パッド、衛生ナプキン、パンティライナー又はタンポンの如き吸収物品に付着され、その物品が装着者の股領域に位置されることを意図されること、及び添加剤が吸収物品の使用中ポリシロキサンゲルから放出されるように配置されることを特徴とするポリシロキサンゲルの使用法
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