JP4558393B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、情報処理装置に関し、特に、所定のデータサイズ単位でデータの消去及び書き込みを行う不揮発性メモリ素子の書き込み制御を行う情報処理装置に関するものである。
一般に、情報処理装置においては、データ保存のため不揮発性メモリが用いられているが、不揮発性メモリ中のデータを更新する際には、一旦不揮発性メモリ中のデータを消去した後、更新済みデータ(新たなデータ)を不揮発性メモリに書き込む必要がある。例えば、フラッシュROMでは、所定のデータサイズ単位(例えば、セクタ単位)でデータの消去を行った後、新たなデータをセクタ単位で書き込むようにしている。
ところで、上述のように、不揮発性メモリにデータ書き込みを行う際には、一旦不揮発性メモリ中のデータを消去した後、新たなデータを不揮発性メモリに書き込んでいるため、データ書込み途中で電源が切れると、不揮発性メモリはデータが消去されたままの状態となって、データが消失してしまうことがある。
特に、カーナビゲーション装置等で用いられる車載情報処理装置においては、電源として車載バッテリーが用いられている関係上、その電源電圧が不安定となる電源異常が発生する頻度が通常の商用電源に比べて高く、上記のように、不揮発性メモリ中のデータを更新する際(つまり、データ書き込み中に)、電源異常が発生すると、不揮発性メモリはデータが消去されたままの状態となってしまう。
このような不具合に対処するため、電源断を検知すると、バックアップ電源を用いて、RAMに格納されたデータを不揮発性メモリであるEEPROMのバックアップ記憶領域に保持時間内に転送するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、不揮発性メモリであるフラッシュメモリとRAMとを有する情報処理装置において,フラッシュメモリを複数のメモリ領域に区画して、フラッシュメモリの所定のメモリ領域に格納されたデータ及び/またはプログラムを書き換える際、データ及び/またはプログラムを、フラッシュメモリの所定のメモリ領域及び/またはRAMにバックアップコピーした後に、データ及び/またはプログラムを書き換えるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、電源スイッチのオフが検出されると、RAMに記憶されているデータを不揮発性メモリに記憶させた後、電源制御部を制御して主電源回路をオフして、電源スイッチのオンを検出すると、初期設定した後に不揮発性メモリに記憶されているデータをRAMの所定の領域に展開して記憶させるようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−324138号公報(第2頁〜第3頁、第1図〜第4図) 特開2000−90011公報(第5頁〜第9頁、第1図〜第7図) 特開平10−124196号公報(第3頁〜第6頁、第1図〜第3図)
ところで、従来の情報処理装置は以上のように構成されているので、電源断検知回路によって電源断があると、バックアップ電源を用いてデータを不揮発性メモリに書き込んで、不揮発性メモリがデータ消去の状態となってしまうことを防止するようにしているものの、新たにバックアップ電源を備えなければならず、コストアップの要因となってしまうという課題があった。
一方、前述のように、不揮発性メモリであるフラッシュROMでは、所定のデータサイズ単位(例えば、セクタ単位)でデータの消去を行った後、セクタ単位でデータの書き込みを行っているものの、セクタ毎にデータ書換え回数に制限(寿命)があり、例えば、更新の頻度が異なるデータを取り扱う際、セクタ毎に書換え回数に偏りが生じてしまうことがある。その結果、最も更新(書換え)頻度が高いセクタにフラッシュROMの寿命が依存してしまうということになる。
従って、例えば、車載情報処理装置等のように頻繁に電源がオンオフされるような用途に従来の情報処理装置を用いると、不揮発性メモリであるフラッシュROMの寿命が短くなってしまうという課題あった。
さらに、従来の情報処理装置では、フラッシュメモリに格納されたデータを書き換える際、データ所定のメモリ領域にバックアップコピーした後に、データを書き換えるようにして、フラッシュメモリが消去された状態となる事態を防止しているものの、データをバックアップする領域を設定しなければならず、しかも、このバックアップ領域は固定的に設定されている関係上、このバックアップ領域へのコピー回数(書き込み回数)が不可避的に多くなってしまい、その結果、不揮発性メモリであるフラッシュメモリの寿命が低下してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、不揮発性メモリの寿命が低下することなく、信頼性の高いデータ書き込み制御を行うことのできる情報処理装置を得ることを目的とする。
この発明に係る情報処理装置は、複数のメモリ領域に分割され、該メモリ領域の各々はセクタのサイズに対応するサイズを有し、情報を格納し外部装置あるいはアプリケーションソフトウェアから読み書きするための揮発性メモリと、揮発性メモリから情報がバックアップ情報としてコピーされる不揮発性メモリと、揮発性メモリから不揮発性メモリに情報をバックアップする際、不揮発性メモリに対してセクタ単位で消去動作を行った後セクタ単位で情報を不揮発性メモリにコピーするとともに、バックアップする毎に、情報が複数セクタで構成される情報の場合でも同一の値であるバックアップ回数を示す書き込み番号を付加する制御手段とを備えたものである。
この発明によれば、情報を格納し外部装置あるいはアプリケーションソフトウェアから読み書きするための揮発性メモリを複数のメモリ領域に分割し、メモリ領域の各々を不揮発性メモリのセクタサイズに対応するサイズとし、揮発性メモリから不揮発性メモリに情報をバックアップする際、メモリ領域毎に不揮発性メモリのセクタに情報をコピーするとともに、バックアップする毎に、情報が複数セクタで構成される情報の場合でも同一の値であるバックアップ回数を示す書き込み番号を付加するように構成したので、不揮発性メモリにバックアップする際(不揮発性メモリへの書き込み制御を行う際)、不揮発性メモリの寿命が低下することなく、しかも書き込み動作中に電源断が発生しても不揮発性メモリ中の情報が消去されてしまう事態を回避して信頼性の高いデータ書き込み制御を行うことができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る情報処理装置の構成を示すブロック図であり、図示の情報処理装置10は、中央処理装置(CPU:制御手段)11、及び揮発性メモリであるRAM12、不揮発性メモリであるフラッシュROM13を備え、CPU11、RAM12、及びフラッシュROM13は内部バス14によって相互に接続されている。さらに、図示の例では、情報処理装置10はインタフェース15によって外部装置16に接続されており、外部装置16によってRAM12がアクセスされて、データの書き込み読み出しが行われる。
図示の情報処理装置10では、フラッシュROM13に格納されたデータ(情報)を更新する際には、つまり、RAM12に記憶されたデータでフラッシュROMに格納されたデータを更新する際には、後述するようにして、CPU11は一旦フラッシュROM13に格納されたデータを消去した後、RAM12からデータをフラッシュROM13に書き込んでフラッシュROM13の更新を行う。
図2を参照すると、RAM12は複数のデータ領域(メモリ領域)12−1〜12−n(nは2以上の整数)に分割されており(図2においては、n=3の例が示されている)、データ領域12−1〜12−3にはデータがバックアップ対象データとして格納される。そして、これらデータ領域12−1〜12−3は後述するフラッシュROM13のセクタサイズに等しい。図示の例では、データ領域12−1にデータD1が存在し、データ領域12−2及び12−3にデータD2が存在している。つまり、データD2は一つのデータ領域よりもそのサイズが大きい。
さらに、RAM12には書き込み通し番号12aが格納されており、この書き込み通し番号12aはRAM12に格納されたデータD1〜D3のいずれかをフラッシュROM13に書き込む際、インクリメントされる(つまり、+1される)。そして、この書き込み通し番号12aは情報処理装置10が起動(オン)された際、CPU11によって後述するようにして初期化される。
図2に示すように、データ領域12−1〜12−3にはそれぞれ管理情報領域12b〜12dが存在し、各管理情報領域12b〜12dは管理情報17が格納され、管理情報17はデータ識別符号(データID)21a、データ分割番号21b、データを構成するセクタ数21c、書き込み通し番号(書き込み番号)21d、チェックコード21e、及び識別子21fを有している。
データID21aはバックアップ対象データを一意に識別するための値であり、例えば、データ領域12−1に存在するデータD1に対しては”01”か゛割り当てられ、データ領域12−2及び12−3に存在するデータD2に対しては”02”が割り当てられる。データ分割番号21bは、バックアップ対象データに対して1セクタで書き込み可能なサイズ毎に割り振った値であり、図示の例では、データD1が存在するデータ領域12−1に対しては、”00”が割り振られ、データD2が存在するデータ領域12−2及び12−3に対してはそれぞれ”00”及び”01”が割り振られる。
また、データを構成するセクタ数21cは、バックアップ対象データを記録するために必要なセクタ数を表し、図示の例では、データ領域12−1上のデータD1については、セクタ数は”01”であり、データ領域12−2及び12−3上のデータD2については、セクタ数は”02”となる。書き込み通し番号21dは、バックアップ対象データをフラッシュROM13に書き込む際、RAM12上の書き込み通し番号12aをインクリメントした後、コピーされて書き込み通し番号21dとなる。
なお、複数のデータ領域上に存在するデータについては、管理情報が複数存在することになるが、各管理情報中の書き込み通し番号21dについては、データをバックアップ対象データとしてフラッシュROM13に書き込む動作の際に同一の値が設定されることになる(つまり、書き込み通し番号21dはフラッシュROM13へのセクタ単位の書き込みではなく、データ単位の書き込み回数を示すことになる)。
チェックコード21eは、チェックコード自体を除く他の管理情報中のデータから導出される値であり、管理情報が正しく設定されているか否かを判定する際に用いられる。例えば、サムチェックコードがチェックコードとして用いられる。識別子21fは所定の固有値であり、管理情報が正常に設定されているか否かを確認するためのものである。つまり、識別子21fは管理情報が設定されているか否かを表す必要条件である。
図3を参照すると、フラッシュROM13はセクタ13−1〜13−m(mは2以上の整数)に分割されており(図3においては、m=5の例が示されている)、セクタ13−1〜13−5にはRAM12からのデータがバックアップデータとして格納される。セクタ13−1〜13−5にはそれぞれ管理情報領域13a〜13eが存在し、各管理情報領域13a〜13eは管理情報18が格納され、管理情報18は、データID22a、データ分割番号22b、データを構成するセクタ数22c、書き込み通し番号22d、チェックコード22e、及び識別子22fを有している。
これらデータID22a、データ分割番号22b、データを構成するセクタ数22c、書き込み通し番号22d、チェックコード22e、及び識別子22fは前述のデータID21a、データ分割番号21b、データを構成するセクタ数21c、書き込み通し番号21d、チェックコード21e、及び識別子21fに対応している。
つまり、RAM12からデータD1及び/又はD2をフラッシュRAM13に書き込む際には、管理情報を含めてデータD1及び/又はD2がフラッシュROM13に書き込まれることになる。例えば、データ領域12−1上のデータD1をフラッシュROM13のセクタ13−1に書き込む際には、データ領域12−1中の管理情報はセクタ13−1内の管理情報領域13aにコピーされることになる。
この結果、フラッシュROM13上に存在する管理情報18中の書き込み通し番号22dが互いに等しいセクタの数と、管理情報18中のセクタ数22cとが等しいと、管理情報18中のデータID22aで規定されるデータに欠落がないことになる。
次に動作について説明する。
図1〜図4を参照して、情報処理装置10が起動されると、CPU11ではまず、フラッシュROM13上に存在する管理情報18の全てを読み込んで、その有効・無効を判定する。有効・無効の判定に当っては、CPU11は各管理情報18中の識別子22f及びチェックコード22eを用いて各管理情報18の有効・無効を判定することになる。そして、CPU11は、有効と判定した管理情報18の内でその値が最も大きい書き込み通し番号22dを求めて(ステップST1)、その書き込み番号の値をRAM12上の書き込み通し番号12aに設定する。
次に、RAM12は揮発性メモリであるから、CPU11はフラッシュROM13上の最新データをRAM12に転送コピーする(ステップST2)。この際には、前述の有効と判定された管理情報18を備え、かつ前述の判定方法により欠落がないと判定されたデータの内書き込み通し番号22dの値が最も大きいデータを最新データとしてRAM12にコピーすることになる。
上述のようしてRAM12に最新データをコピーした後、この最新データを用いてCPU11は各種情報処理を行い、その結果がバックアップ対象データとしてRAM12に格納されることになる。つまり、アプリケーションソフトウェア又は外部装置16によってRAM12がアクセスされて、RAM12上の最新データが更新されることになり、この更新済みデータはバックアップ対象データとなる。
CPU11ではフラッシュROM13への書き込み要求が発生したか否かを監視しており(ステップST3)、書き込み要求が発生すると、CPU11ではRAM12上の書き込み通し番号12aの値を+1する(ステップST4)。なお、上記の書き込み要求はアプリケーションソフトウェア又は外部装置16からの書き込み要求であり、さらには、電源断等のハードウェアに起因するイベントである。
続いて、CPU11では、フラッシュROM13上の書換え可能なセクタを選択するため、無効な管理情報18が存在するセクタがあるか否かを調べて(フラッシュROM管理情報異常セクタあり:ステップST5)、無効な管理情報18が存在するセクタがないと(つまり、全ての管理情報18が有効であると)、前述の判定方法によりデータに欠落があると判定されるセクタ(つまり、管理情報18中の書き込み通し番号22dが互いに等しいセクタの数と、管理情報18中のセクタ数22cとが等しくない管理情報18を有するセクタ)があるか否か調べる(ステップST6)。
ステップST6において、データに欠落があると判定されるセクタが存在しない場合、CPU11では、フラッシュROM13内の管理情報18の全てを調べて、同じデータID22aかつ書き込み通し番号22dが異なる管理情報18を持つセクタの内で(つまり、フラッシュROM13に2組以上存在するデータの内で)、書き込み通し番号22dの値が最小である管理情報が存在するセクタを書換え可能セクタとして選択する(ステップST7)。
続いて、CPU11では、RAM12上に存在する書き込み通し番号12aの値を、書き込み要求があったバックアップ対象データが格納されたデータ領域中の管理情報17の書き込み通し番号21dに設定する(ステップST8)。その後、CPU11では当該バックアップ対象データを管理情報とともにフラッシュROM13中の書換え可能セクタに書き込み(ステップST9)、書き込み要求のあったバックアップ対象データの全てがフラッシュROM13に書き込まれたか否かを判定して(フラッシュROMに書き込んでいないデータあり:ステップST10)、全てが書き込まれていると、CPU11はステップST3に戻る。
一方、書き込み要求のあったバックアップ対象データが全て書き込まれていないと、さらにセクタが必要あるとして、CPU11はステップST5に戻ることになる。なお、ステップST5において、無効な管理情報が存在するセクタがあると、CPU11は当該セクタを書換え可能セクタとして、ステップST8に進むことになる。同様にして、ステップST6において、データが欠落した管理情報が存在するセクタがあると、CPU11は当該セクタを書換え可能なセクタとして、ステップST8に進むことになる。
いま、フラッシュROM13に存在する全ての管理情報18に有効なデータが存在しないものとし、RAM12上のバックアップ対象データをフラッシュROM13に書き込む書き込み要求が複数回発生したとする。まず、RAM12上のバックアップ対象データD2をフラッシュROM13に書き込む書き込み要求が発生したとする。
前述したように、CPU11は書き込み通し番号12aの値に応じてデータ領域12−2及び12−3に存在する管理情報18の書き込み通し番号21dをそれぞれ更新して、データ領域12−2上のバックアップ対象データD2をフラッシュROM13上のセクタ13−1にコピーし、データ領域12−3上のバックアップ対象データD2をセクタ13−2にコピーすることになる。
続いて、RAM12上のバックアップ対象データD1をフラッシュROM13に書き込む書き込み要求が発生したとすると、前述したように、CPU11は書き込み通し番号12aの値に応じてデータ領域12−1に存在する管理情報18の書き込み通し番号21dをそれぞれ更新して、データ領域12−1上のバックアップ対象データD1をフラッシュROM13上のセクタ13−3にコピーする。
その後、RAM12上のバックアップ対象データD1をフラッシュROM13に書き込む書き込み要求が再び発生したとすると、CPU11は書き込み通し番号12aの値に応じてデータ領域12−1に存在する管理情報18の書き込み通し番号21dをそれぞれ更新して、データ領域12−1上のバックアップ対象データD1をフラッシュROM13上のセクタ13−4にコピーする。
さらに、RAM12上のバックアップ対象データD2をフラッシュROM13に書き込む書き込み要求が発生すると、CPU11は書き込み通し番号12aの値に応じてデータ領域12−2及び12−3に存在する管理情報18の書き込み通し番号21dをそれぞれ更新して、データ領域12−2上のバックアップ対象データD2をフラッシュROM13上のセクタ13−5にコピーし、データ領域12−3上のバックアップ対象データD2をセクタ13−3にコピーすることになる。
この際には、フラッシュROM13上の最も古いデータ、つまり、書き込み通し番号22dの値が最も小さいデータは、セクタ13−1及び13−2に存在するバックアップ対象データD2であるが、フラッシュROM13上に存在するバックアップ対象データD1は一つしか存在しないため、CPU11では、次に値の小さい書き込み通し番号22dを有するバックアップ対象データD1(つまり、セクタ12−3に存在するバックアップ対象データD1)を消去して、セクタ12−3にデータ領域12−3上のバックアップ対象データD2をコピーすることになる。
上述のようにして、フラッシュROM13にRAM12からバックアップ対象データを書き込む際、少なくとも一回前の書き込み要求に応じて書き込んだバックアップ対象データがフラッシュROM13上に存在することになって、しかもRAM12からフラッシュROM13にバックアップされたデータは特定のセクタにのみ存在することはない。
従って、フラッシュROM13へのデータ書き込み中に電源断が発生しても、全てのデータが消失してしまうという事態を防止できるばかりでなく、バックアップ対象データに応じてフラッシュROM13への書き込み要求に頻度の差があっても、特定のセクタに書き込みが集中することがなく、フラッシュROMの寿命が低下することがない。
特に、車載情報処理装置のように、車載バッテリーを電源として用いる情報処理装置においては、車載情報処理装置等のように頻繁に電源がオンオフされても、特定のセクタに書き込みが集中することがないから、フラッシュROMの寿命が低下することがない。
さらに、電源断に備えて、フラッシュROM13にバックアップ対象データを二組書き込む場合と比べ(例えば、データ領域12−1上のバックアップ対象データD1をフラッシュROM13のセクタ13−1及び13−2に交代で書き込む場合と比べ)、フラッシュROM13のセクタ数を少なくできる。
以上のように、この実施の形態1によれば、揮発性メモリを複数のデータ領域に分割して、各メモリ領域がセクタサイズに対応するサイズを有し、揮発性メモリから不揮発性メモリにデータを書き込む際(バックアップする際)、メモリ領域毎に不揮発性メモリのセクタにデータをコピーするとともに、書き込む毎に書き込み回数を示す書き込み番号を付加するように構成したので、不揮発性メモリへの書き込み制御を行う際、電源断が発生しても不揮発性メモリ中の情報が消去されてしまう事態を回避して信頼性の高いデータ書き込み制御を行うことができるという効果がある。
この実施の形態1によれば、データ領域に、当該メモリ領域に格納されたデータを管理する制御情報が格納される制御情報領域を規定して、この制御情報に書き込み番号が設定されて、揮発性メモリから不揮発性メモリに情報を書き込む際、制御情報を不揮発性メモリのセクタにコピーするように構成したので、データ領域上のデータと制御情報とを容易に対応付けることができるという効果がある。
この実施の形態1によれば、制御情報には書き込み番号の他に少なくともデータを識別する識別符号、データを書き込む際に必要なセクタの数を表すセクタ数、及び制御情報の有効・無効を判定する判定情報が含まれているので、不揮発性メモリに書き込まれたデータの管理を容易に行えるという効果がある。
この実施の形態1によれば、電源がオンされると不揮発性メモリのセクタ毎に書き込み番号を調べて書き込み番号が最も大きい値のセクタに格納されたデータを最新データとして不揮発性メモリから揮発性メモリにコピーするように構成したので、電源オンの際には、書き込み番号に基づいて容易に最新のデータを揮発性メモリにコピーすることができるという効果がある。
この実施の形態1によれば、揮発性メモリから不揮発性メモリへの情報の書き込み要求要求があると、書き込み要求されたデータの書き込み番号をインクリメントした後、制御情報に応じてセクタの有効無効を判定してデータをコピーすべきセクタを書換え可能セクタとして決定するように構成したので、不揮発性メモリ上で常に最新のデータを書き込み番号から求めることができるという効果がある。
この実施の形態1によれば、無効であるセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたので、書き込みに当って有効なデータが消去されてしまうことがなく、書き込み動作中に電源断が発生しても、不揮発性メモリには常に有効なデータが残るという効果がある。
この実施の形態1によれば、書き込み番号の値が最も小さい制御情報が存在するセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたので、書き込みの際、最も古いデータが消去されることになって、書き込み動作中に電源断が発生しても、不揮発性メモリには常に最新のデータの前のデータが残るという効果がある。
この発明の実施の形態1による情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すRAMに設定されるデータ領域及び制御情報領域を説明するための図である。 図1に示すフラッシュROMに設定されるセクタ及び制御情報領域を説明するための図である。 図1に示す情報処理装置におけるフラッシュROMへのデータ書き込み制御を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 情報処理装置、11 中央処理装置(CPU)、12 RAM、12−1〜12−n データ領域(メモリ領域)、12a 書き込み通し番号、12b〜12d 管理情報領域、13 フラッシュROM、13−1〜13−m セクタ、13a〜13e 管理情報領域、14 内部バス、15 インタフェース、16 外部装置、17,18 管理情報、21a,22a データ識別符号(データID)、21b,22b データ分割番号、21c,22c セクタ数、21d,22d 書き込み通し番号、21e,22e チェックコード、21f,22f 識別子。

Claims (8)

  1. 複数のメモリ領域に分割され、該メモリ領域の各々はセクタのサイズに対応するサイズを有し、情報を格納し外部装置あるいはアプリケーションソフトウェアから読み書きするための揮発性メモリと、前記揮発性メモリから前記情報がバックアップ情報としてコピーされる不揮発性メモリと、前記揮発性メモリから前記不揮発性メモリに前記情報をバックアップする際、前記不揮発性メモリに対してセクタ単位で消去動作を行った後前記セクタ単位で前記情報を前記不揮発性メモリにコピーするとともに、前記バックアップする毎に、前記情報が複数セクタで構成される情報の場合でも同一の値であるバックアップ回数を示す書き込み番号を付加する制御手段とを備えた情報処理装置。
  2. メモリ領域には当該メモリ領域に格納された情報を管理する制御情報が格納される制御情報領域が規定され、該制御情報に請求項1記載の書き込み番号が設定され、
    制御手段は揮発性メモリから不揮発性メモリに情報をバックアップする際、前記制御情報を前記不揮発性メモリのセクタにコピーするようにしたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 制御情報には書き込み番号の他に、少なくとも情報を識別する識別符号、前記情報をバックアップする際に必要なセクタの数を表すセクタ数、及び前記制御情報の有効・無効を判定する判定情報が含まれていることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 制御手段は、電源がオンされると不揮発性メモリのセクタ毎に書き込み番号を調べて該書き込み番号が最も大きい値のセクタに格納された情報を最新情報として前記不揮発性メモリから揮発性メモリにコピーするようにしたことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 制御手段は、揮発性メモリから不揮発性メモリへの情報のバックアップ要求があると、該バックアップ要求された情報の書き込み番号をインクリメントした後、制御情報に応じてセクタの有効無効を判定して前記情報をコピーすべきセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の情報処理装置。
  6. 制御手段は、無効であるセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 制御手段は、不揮発性メモリにおいて全てのセクタが有効であると、書き込み番号の値が最も小さい制御情報が存在するセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  8. 制御手段は、不揮発性メモリにおいて全てのセクタが有効、かつ識別符号により識別される情報が複数種類存在した場合、同一の識別符号をもつ情報が2組以上存在する情報のうちで、書き込み番号の値がもっとも小さい制御情報が存在するセクタを書換え可能セクタとして決定するようにしたことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
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