JP4549925B2 - ノード装置およびルーティング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ノード装置およびルーティング方法に関するものであり、特に、他のノード装置とともに配置されたネットワーク内を流れるデータの中継伝送制御処理を行うノード装置およびそのルーティング方法に関するものである。
昨今、GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)と呼ばれるプロトコルが注目されるとともに、その利用が促進されている。このGMPLSは、IPネットワークで用いられるデータ転送技術の一つであるMPLSの概念を、光ファイバや波長、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)等の様々なネットワークに適用できるように拡張したプロトコルである。
このため、GMPLSネットワークにおけるルーティングプロトコルとしては、OSPF(Open Shortest Path First)やIS−IS(Intermediate System to Intermediate System)などの従来のリンクステート型ルーティングプロトコルを拡張したものが一般的に使用されている。なお、この種のルーティングプロトコルに基づいて、GMPLSネットワーク内のファイバリンクや波長リンク、SDHリンク等のリンクトポロジを収集するようにした文献が存在する(例えば、非特許文献1,2)。
しかし、GMPLS拡張を行ったOSPFやIS−ISなどのルーティングプロトコルでは、GMPLSネットワーク内のノード装置間のリンクのトポロジやリソース使用状況などについては収集可能であるが、GMPLSネットワーク内で設定された光パスや波長パス、SDHパスの経路等のパスに関する情報を収集することはできない。なお、光パスの始点ノード装置が、パスの端点や中継ノード装置の情報をルーティングプロトコルにより広告することで、ネットワーク内のパスに関する情報を収集する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−234824号公報 D.Katz, K.Kompella and D.Yeung, "Traffic Engineering (TE) Extension to OSPF Version 2", RFC3630, September 2003. K.Kompella and Y.Rekhter, "OSPF Extensions in Support of Generalized Multi−Protocol Label Switching", draft−ccamp−ospf−gmpls−extensions−12.txt, October 2003.
上述のように、非特許文献1,2などに示される従来のGMPLS拡張を行ったリンクステート型ルーティングプロトコルでは、ネットワーク内に設定されたパスの情報を得ることができないといった問題点があった。
一方、従来の特許文献1などに示されるような、パスの始点ノード装置がパスの経路情報を広告する方法では、始点ノード装置がパス設定のためのシグナリング時に当該パスの経路情報を得ることができない場合には、経路情報を広告することができず、ルーティングプロトコルに基づく経路情報を取得することができないといった問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、始点ノード装置がパス設定のためのシグナリング時にその経路の情報を入手していない場合であっても、所定のルーティングプロトコルに基づいてネットワーク内に設定されたパス情報を収集することができるノード装置および、当該ノード装置におけるルーティング方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるノード装置は、他のノード装置とともにネットワークを構成し、該ネットワーク内を流れるデータの中継伝送制御処理を行うノード装置において、自ノード装置に接続されるリンク情報を所定第1のプロトコルに基づいて他ノード装置に広告するリンク情報広告手段と、自ノード装置と所定ノード装置との間のパスを設定するためのパス設定情報を所定第2のプロトコルに基づいて所定ノード装置を含む他ノード装置に伝達するパス設定情報伝達手段と、前記リンク情報を含む所定の情報が保持されるデータベースと、を備え、前記自ノード装置のリンク情報広告手段は、前記所定ノード装置との間に設定されていたパス設定情報が設定、削除または更新される際に、該所定ノード装置との間のパスを一意に識別するためのパス識別子を前記リンク情報として前記他ノード装置へ広告することを特徴とする。
本発明にかかるノード装置によれば、自ノード装置に接続されるリンク情報が他ノード装置に広告され、自ノード装置と所定ノード装置との間のパスを設定するためのパス設定情報が所定ノード装置を含む他ノード装置に伝達され、所定ノード装置との間に設定されていたパス設定情報が設定、削除または更新される際に、所定ノード装置との間のパスを一意に識別すするためのパス識別子がリンク情報として他ノード装置へ広告されるので、始点ノード装置となるノード装置がパス設定のためのシグナリング時にその経路の情報を入手していない場合であっても、ネットワーク内に設定されたパス情報を収集することができるという効果が得られる。
以下に、本発明にかかるノード装置および当該ノード装置におけるルーティング方法に関する実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の各実施の形態に共通なネットワークシステムの構成を示す図である。同図に示すネットワークシステムでは、複数のノード装置であるノード装置1〜7が備えられ、これらのノード装置1〜7の所定の装置同士が所定のリンク(例えば、ファァイバリンク、波長リンク、SDHリンクなど)11〜17のいずれかと接続されている。具体的には、リンク11はノード装置1,2間に接続され、リンク12はノード装置2,3間に接続され、リンク13はノード装置3,4間に接続され、リンク14はノード装置4,5間に接続され、リンク15はノード装置1,6間に接続され、リンク16はノード装置6,7間に接続され、リンク17はノード装置7,5間に接続されている。
図2は、各実施の形態に共通な図1に示されたノード装置の構成を示す図である。なお、同図には、ノード装置に接続されるリンクの構成も併せて示している。
図2において、ノード装置1は、データトラフィックを転送するデータ転送部21と、制御用データの処理およびデータ転送部21の制御を行う制御部22と、制御部22により収集されたネットワーク内のトポロジ情報および各リンクのリソース使用状況を格納したトラフィックエンジニアリングデータベース23と、を備えている。また、データ転送部21には、隣接ノード装置からのデータトラフィックを中継伝送するためのデータプレーンリンク24,25が接続され、制御部22には、隣接ノード装置からの制御用データを伝送するための制御プレーンリンク26,27が接続されている。なお、ノード装置1以外のノード装置2〜7についても、ノード装置1と同様に構成される。
つぎに、図1に示すネットワーク上に配置された図2に示す構成のノード装置の動作について図1および図2を参照して説明する。なお、以下の説明では、ネットワークシステム内で使用されるルーティングプロトコルとして、リンクステート型ルーティングプロトコルであるOSPFにGMPLS拡張が施されたOSPF−TEを使用するものとして説明するが、OSPF−TE以外のルーティングプロトコルを用いてもよいことは勿論である。
ノード装置1〜7の各ノード装置は、自ノード装置に接続されたデータプレーンリンク24,25の状態をOSPF−TEにより、制御プレーンリンク26,27を使用して他ノード装置に広告する。OSPF−TEにより収集された情報が、ノード装置1〜7の各ノード装置に具備されるトラフィックエンジニアリングデータベース23に格納される。なお、OSPF−TEにより、全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容は同期し、全ノード装置がネットワーク内の全てのデータプレーンリンクのトポロジ、リソース使用状況等を得ることができる。
つぎに、トラフィックエンジニアリングデータベースについて説明する。図3は、ノード装置に具備されるトラフィックエンジニアリングデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。ここで、図3に示されている記号の意味について、図1に示したネットワーク構成に照らし合わせて説明する。
ノード装置1〜7は、それぞれ図示しないポートを有している。具体的には、ノード装置1はポートP12およびポートP16を有し、ノード装置2はポートP21およびポートP23を有し、ノード装置3はポートP32およびポートP34を有し、ノード装置4はポートP43およびポートP45を有し、ノード装置5はポートP54およびポートP56を有し、ノード装置6はポートP61およびポートP67を有し、ノード装置7はポートP75およびポートP76を有している。
また、リンク11〜17の各データプレーンリンクは、それぞれ図1に示される構成に従って所定のノード装置との間に接続される。具体的には、リンク11はノード装置1のポートP12およびノード装置2のポートP21に接続され、リンク12はノード装置2のポートP23およびノード装置3のポートP32に接続され、リンク13はノード装置3のポートP34およびノード装置4のポートP43に接続され、リンク14はノード装置4のポートP45およびノード装置5のポートP54に接続され、リンク15はノード装置1のポートP16およびノード装置6のポートP61に接続され、リンク16はノード装置6のポートP67およびノード装置7のポートP76に接続され、リンク17はノード装置7のポートP75およびノード装置5のポートP57に接続される。さらに、リンク11〜17のそれぞれのコストは、C11、C12、C13、C14、C15、C16およびC17であり、最大帯域は全て10Gbpsであるとする。
ネットワークシステム内に設定されたパスがまだ存在しない状態では、ノード装置1〜7の各ノード装置が保有するトラフィックエンジニアリングデータベース23には、例えば図3に示されるようなデータが格納される。
図3に示されるような状態において、例えばノード装置1とノード装置5との間に、経路がノード装置1−ノード装置2−ノード装置3−ノード装置4−ノード装置5であり、帯域が1Gbpsのパスを設定する場合を考える。パス設定のためのシグナリングプロトコルとしては、例えばRSVP−TEやCR−LDP等のプロトコルを用いることができる。これらのプロトコルを用いて帯域1Gbpsのパスを設定するとき、当該パスの経路に沿ってシグナリング処理が行われることで、当該パスの経路上にあるリンク11,12,13および14の各データプレーンリンクの空き帯域が10Gbpsから9Gbpsに更新される。
なお、上記の説明ではパス設定のためのシグナリングプロトコルとして、例えばRSVP−TEやCR−LDP等のプロトコルを使用するものとして説明したが、これらのプロトコル以外の同種のプロトコルを用いてもよいことは勿論である。
上記では、パス設定のためのシグナリングプロトコルに基づいて所定のパスに所定の帯域が割り当てられる例について説明したが、新たな帯域が割り当てられた場合、パスの経路上に位置するノード装置では、自身に接続されているデータプレーンリンクの状態が変化する。したがって、これらのノード装置は、自身に接続されているデータプレーンリンクの状態の変化を他のノード装置に伝達する必要がある。
ところで、GMPLSのルーティングプロトコルの一つであるOSPFやその拡張であるOSPF−TEでは、ネットワークのトポロジや、リソースの使用状況を把握することができるが、OSPFやOSPF−TEは、元々パケットベースのルーティングプロトコルであり、リンクの情報はサポートしているものの、GMPLSにおけるパスの情報はサポートしてない。このため、これらのプロトコルでは、ネットワーク上に存在するパスの情報を得ることができない。
一方、GMPLSでは、ルーティングプロトコルに併せて所定の情報を追加することができるようになっている。そこで、本実施の形態では、ルーティングプロトコルによりネットワーク内のノード装置のリンク情報を交換する際に、パス識別情報を追加することにより、各ノード装置がネットワーク内のパスの情報を取得できるようにするものである。なお、この手法を用いれば、上記課題の項でも説明したように、例えば設定パスの始点に位置するノード装置がパス設定のためのシグナリング時にその経路の情報を入手していない場合であっても、他のノード装置から広告された経路の情報に基づいてネットワーク内に設定されたパス情報を収集することができる。なお、以下、その幾つかの具体例について、図4〜図7の図面を参照して説明する。
図4は、自ノード装置に接続されているデータプレーンリンクの状態の変化を広告するためのフォーマットの一例(Opaque LSA:Link−State Advertisement)を示す図であり、図5は、図3の状態から1Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表である。なお、Opaque LSAは、OSPF−TEのType10として定義されている。
図4に示すように、ノード装置に接続されるデータプレーンリンクの状態はOpaque LSAに含まれるリンクTLVにより表すことができる。なお、リンクTLVは当該データプレーンリンクの情報を格納する複数のsub−TLVを含ませることができる。ノード装置1〜5は、図4に示されたフォーマットに従って、自ノード装置に接続されたデータプレーンリンクの状態の変化を広告する。このとき、sub−TLVのひとつであるパス情報sub−TLVに、パス設定のためのシグナリングメッセージより取得したパス識別子を格納する。パス識別子の値は、ネットワークシステム内に設定されたパスを一意に特定するための識別子であり、ネットワークシステム内でパス毎にユニークな値とする。ネットワークシステム内でのユニークなパス識別子の割当てを実現する手段としては、例えば始点ノード装置のIDと始点ノード装置におけるユニークな識別子の組等を用いることができる。
図4の状態から、全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容が更新され同期すると、ノード装置1〜7の各ノード装置が保有するトラフィックエンジニアリングデータベース23には図5に示されるようなデータが保持される。
図6は、図5に示した図表から同一のパス識別子を有する情報を抽出した図表である。各ノード装置は、トラフィックエンジニアリングデータベース23から抽出された同一のパス識別子を有するリンク情報に基づいてネットワークシステムに設定されていたパスの経路情報を把握することができる。図6に示す例では、ノード装置1〜7の各ノード装置において、ネットワークシステム内にノード装置1のポートP12−ノード装置2のポートP21−ノード装置2のポートP23−ノード装置3のポートP32−ノード装置3のポートP34−ノード装置4のポートP43−ノード装置4のポートP45−ノード装置5のポートP54を経由するLSP101のパスが設定されていることを把握することができる。なお、このとき把握されたパスの経路情報は、新規パス設定時の経路選択情報として利用することもできる。
つぎに、ノード装置2とノード装置6との間に、経路がノード装置2−ノード装置1−ノード装置6であり、帯域が2Gbpsのパスを設定する場合を考える。この場合、ノード装置1とノード装置5との間のパスの設定時と同様に、当該パスの設定により、リンク11,15のデータプレーンリンクの情報が更新されるため、当該データプレーンリンクが接続されたノード装置1,2,6は、図4に示されたフォーマットに従って、自ノード装置に接続されたデータプレーンリンクの状態の変化を広告する。この状態において、OSPF−TEにより全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容が更新され同期すると、ノード装置1〜7の各ノード装置が保有するトラフィックエンジニアリングデータベース23は図7に示されるようなデータに更新される。
この場合についても、トラフィックエンジニアリングデータベース23から抽出された同一のパス識別子を有するリンク情報に基づいてネットワークシステムに設定されていたパスの経路情報を把握することができる。図7の場合には、図6に示されたラベル識別子LSP101のパスに加えて、ノード装置2のポートP21−ノード装置1のポートP12−ノード装置1のポートP16−ノード装置6のポートP61を経由するLSP201のパスが設定されていることを把握することができる。
以上説明したように、この実施の形態のノード装置およびルーティング方法によれば、パス設定時にデータプレーンリンクの情報を、例えばOSPF−TEを用いて広告する際に、設定されたパスの識別子を付与することで、パスの経路上にないノード装置やパスの経路上であっても当該パス全体の経路をシグナリングメッセージより得ることができないノード装置を含む、ネットワークシステム内全てのノード装置がネットワークシステム内に設定された全てのパスの経路を得ることが可能となる。
なお、上記の説明では、新たなパスが設定される場合の動作について説明したが、使用されないパスを削除する場合については、例えば削除するパスの識別子を広告するようにしてもよいし、あるいは一定期間更新されないパスを自動的に削除するようにしてもよい。
また、データプレーンリンクの情報に加えて、設定されたパスの識別子を付加することで、例えば、以下に示すような機能を実現することができる。
(1)ルーティングプロトコルに基づいてトラフィックエンジニアリングデータベースを同期させ、あるいはネットワークシステム内の所定のノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベースを取得することにより、例えばネットワーク管理装置からネットワークシステム内に設定されたパスの経路情報を取得することができる。
(2)新規パス設定時に、既設定済みのパスとリソースを共有する経路あるいは共有しない経路のいずかを選択することができる。
(3)複数レイヤに跨るトラフィックエンジニアリングにおいて、他のレイヤにおいて設定済みのパスの経路情報を当該レイヤのトラフィックエンジニアリングに使用することができる。
なお、この実施の形態では、GMPLSネットワークへの適用を示したが、リンクステート型のルーティングプロトコルおよび設定するパスの経路に沿ってシグナリング処理が行われるようなリングプロトコルを用いるネットワークシステムにも同様に適用可能である。
実施の形態2.
実施の形態1では、パス設定時にデータプレーンリンクの情報に加えて、設定されたパス識別子を付加するようにしていたが、この実施の形態では、パス識別子に加えて、当該パス設定のためのシグナリングメッセージより取得した情報を広告するところに特徴がある。なお、この実施の形態におけるネットワーク構成、ノード装置の構成および動作については、実施の形態1と同様である。
図8は、自ノード装置に接続されているデータプレーンリンクの状態の変化を広告するための実施の形態2にかかるフォーマットの一例を示す図である。図4に示した実施の形態1にかかるフォーマットと比較すると、パス識別子の情報に加えて、設定パスの使用帯域、エンコーディングタイプ、スイッチングタイプが付加されている。
ノード装置1〜7の各ノード装置は、パス設定の際に、当該パスの設定により自ノード装置に接続されたデータプレーンリンクの状態の変化を広告する。その際、自ノード装置は、図8に示されたフォーマットに従って、当該パスの使用帯域、エンコーディングタイプおよびスイッチングタイプを広告し、全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容が更新されて同期がとられる。各ノード装置は、実施の形態1のときと同様に、自身に保持されているトラフィックエンジニアリングデータベース23から、同一のパス識別子を持つリンクを抽出することで、ネットワーク内に設定されたパスの経路および当該パスの使用帯域、エンコーディングタイプ、スイッチングタイプを把握することができる。
以上説明したように、この実施の形態のノード装置およびルーティング方法によれば、パス設定時にデータプレーンリンクの情報を、例えばOSPF−TEを用いて広告する際に、設定されたパスの識別子に加えて当該パスにかかる付加情報を付与することで、パスの経路上にないノード装置やパスの経路上であっても当該パス全体の経路をシグナリングメッセージより得ることができないノード装置を含む、ネットワークシステム内全てのノード装置がネットワークシステム内に設定された全てのパスの経路および当該パスにかかる情報を得ることが可能となる。
なお、上記の説明では、パスの情報として使用帯域、エンコーディングタイプおよびスイッチングタイプを使用した場合について説明したが、その一部の情報であってもよく、またプロテクションパスにおける現用パス・予備パスの種別等、それ以外のシグナリングメッセージより取得可能な情報であってもよい。
また、上記の説明では、パス設定時の動作について説明したが、パス削除時の動作についても、実施の形態1と同様な処理を行えばよい。
さらに、実施の形態1と同様に、GMPLSネットワーク以外の、例えばリングプロトコルを用いるネットワークシステムにも適用可能である。
実施の形態3.
実施の形態1では、パス設定時にデータプレーンリンクの情報に加えて、設定されたリンク情報としてのパス識別子を付加するようにしていたが、この実施の形態では、パス設定時にデータプレーンリンクの情報に加えて、当該パスに含まれる(当該パスを経由する)ノード装置の情報としてのパス識別子を付加するところに特徴がある。なお、ネットワーク構成、ノード装置の構成については、実施の形態1,2と同様であり、以下の説明では、ノード装置1とノード装置5との間に、実施の形態1と同様に、経路がノード装置1−ノード装置2−ノード装置3−ノード装置4−ノード装置5であり、帯域が1Gbpsのパスが設定されているものとして説明する。
図9は、自ノード装置の状態の変化を広告するための実施の形態3にかかるフォーマットの一例(Opaque LSA:Link−State Advertisement)を示す図である。また、図10は、図3の状態から1Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表であり、図5に示す図表と比較して、ノード装置のノード番号とパス識別子との対応関係を示す図表が別に設けられている点が異なる。
図9に示すように、ノード装置の状態はOpaque LSAに含まれるルータアドレスTLVにより表すことができる。なお、ルータアドレスTLVは当該データプレーンリンクの情報を格納する複数のsub−TLVを含ませることができる。ノード装置1〜5は、図9に示されたフォーマットに従って、自ノード装置の状態の変化を広告する。このとき、sub−TLVのひとつであるパス情報sub−TLVに、パス設定のためのシグナリングメッセージより取得したパス識別子を格納する。パス識別子の値は、ネットワークシステム内に設定されたパスを一意に特定するための識別子であり、ネットワークシステム内でパス毎にユニークな値とする。ネットワークシステム内でのユニークなパス識別子の割当てを実現する手段としては、例えば始点ノード装置のIDと始点ノード装置におけるユニークな識別子の組等を用いることができる。
全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容が更新され同期すると、ノード装置1〜7の各ノード装置が保有するトラフィックエンジニアリングデータベース23には図10に示されるようなデータが保持される。
つぎに、ノード装置2とノード装置6との間に、経路がノード装置2−ノード装置1−ノード装置6であり、帯域が2Gbpsのパスを設定する場合を考える。この場合、ノード装置1とノード装置5との間のパスの設定時と同様に、当該パスの設定により、リンク11,15のデータプレーンリンクの情報が更新されるため、当該データプレーンリンクが接続されたノード装置1,2,6は、図9に示されたフォーマットに従って、自ノード装置の状態の変化を広告する。この状態において、OSPF−TEにより全てのノード装置のトラフィックエンジニアリングデータベース23の内容が更新され同期すると、ノード装置1〜7の各ノード装置が保有するトラフィックエンジニアリングデータベース23は図11に示されるようなデータに更新される。
各ノード装置は、トラフィックエンジニアリングデータベース23から抽出された同一のパス識別子を有するノード装置の情報に基づいてネットワークシステムに設定されていたパスの経路情報を把握することができる。図11に示す例では、同図の上段に示す図表と下段に示す図表とを参照することにより、ネットワークシステム内のノード装置1〜7の各ノード装置において、ノード装置1、ノード装置2、ノード装置3、ノード装置4およびノード装置5を経由するLSP101と、ノード装置1、ノード装置2およびノード装置6を経由するLSP201の2つのパスが設定されていることを把握することができる。なお、このとき把握されたパスの経路情報は、新規パス設定時の経路選択情報として利用することもできる。
以上説明したように、この実施の形態のノード装置およびルーティング方法によれば、パス設定時にノード装置の情報をOSPF−TEを用いて広告する際に、設定されたパスの識別子を付与することで、パスの経路上にないノード装置や、パスの経路上にあってもシグナリングメッセージからノード装置の情報を得ることができないノード装置を含む全てのノード装置がネットワークシステム内に設定された全てのパスの経由するノード装置の情報を得ることが可能となる。
なお、上記の説明では、パス設定時の動作について説明したが、パス削除時の動作についても、実施の形態1,2と同様な処理を行えばよい。
また、実施の形態1,2と同様に、GMPLSネットワーク以外の、例えばリングプロトコルを用いるネットワークシステムにも適用可能である。
以上のように、本発明にかかるノード装置およびルーティング方法は、ルーティングプロトコルや、シグナリングプロトコルが用いられるネットワークに広く適用することができ、特に、GMPLSネットワークにおけるノード装置およびルーティング方法として好適である。
本発明の各実施の形態に共通なネットワークシステムの構成を示す図である。 各実施の形態に共通な図1に示されたノード装置の構成を示す図である。 ノード装置に具備されるトラフィックエンジニアリングデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。 自ノード装置に接続されているデータプレーンリンクの状態の変化を広告するための実施の形態1にかかるフォーマットの一例を示す図である。 図3の状態から1Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表である。 図5に示した図表から同一のパス識別子を有する情報を抽出した図表である。 図5の状態からさらに2Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表である。 自ノード装置に接続されているデータプレーンリンクの状態の変化を広告するための実施の形態2にかかるフォーマットの一例を示す図である。 自ノード装置の状態の変化を広告するための実施の形態3にかかるフォーマットの一例を示す図である。 図3の状態から1Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表である。 図10の状態からさらに2Gbpsの帯域のパスが設定された後のトラフィックエンジニアリングデータベースの状態を示す図表である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7 ノード装置
11,12,13,14,15,16,17 リンク
21 データ転送部
22 制御部
23 トラフィックエンジニアリングデータベース
24,25 データプレーンリンク
26,27 制御プレーンリンク

Claims (10)

  1. 他のノード装置と共にネットワークを構成し、該ネットワーク内を流れるデータの中継伝送制御処理を行うノード装置において、
    自ノード装置と所定ノード装置との間のパスを設定するためのパス設定情報を、該所定ノード装置を含む他ノード装置に伝達するパス設定情報伝達手段と、
    前記自ノード装置と前記所定ノード装置との間にパス設定情報を設定する際、または、前記自ノード装置と前記所定ノード装置との間に設定されていたパス設定情報を削除または更新する際に、該所定ノード装置との間のパスを一意に識別するためのパス識別子を前記自ノード装置に接続されるリンク情報に含めて前記他ノード装置へ広告するリンク情報広告手段と、
    各ノード装置間のリンクを一意に識別する情報と前記パス識別子とを関連づけて管理することができるデータベースと、
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  2. 前記データベースから抽出した同一のパス識別子を有するリンク情報に基づいて前記ネットワーク内に設定されていたパスの経路情報取得することを特徴とする請求項1に記載のノード装置。
  3. 前記ネットワークに設定されていたパスの経路情報を、新規パス設定時の経路選択情報として利用することを特徴とする請求項2に記載のノード装置。
  4. 前記自ノード装置のリンク情報広告手段は、前記自ノード装置と前記所定ノード装置との間にパス設定情報を設定する際、または、前記所定ノード装置との間に設定されていたパス設定情報を削除または更新する際に、該所定ノード装置との間のパスにかかる属性情報を前記リンク情報として他ノード装置へ広告することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のノード装置。
  5. 前記データベースから抽出した同一のパス識別子を有するパスの属性情報に基づいて前記ネットワークに設定されていたパスの属性取得することを特徴とする請求項4に記載のノード装置。
  6. 他のノード装置とともにネットワークを構成し、該ネットワーク内を流れるデータの中継伝送制御処理を行うノード装置において、
    自ノード装置と所定ノード装置との間のパスを設定するためのパス設定情報を、該所定ノード装置を含む他ノード装置に伝達するパス設定情報伝達手段と、
    前記自ノード装置と前記所定ノード装置との間にパス設定情報を設定する際、または、前記自ノード装置と前記所定ノード装置との間に設定されていたパス設定情報を削除または更新する際に、該所定ノード装置との間のパスに含まれるノード装置の状態変化を表す情報としてパス識別子前記他ノード装置へ広告するリンク情報広告手段と、
    各ノード装置間のリンクを一意に識別する情報と前記パス識別子とを関連づけて管理することができるデータベースと、
    自ノード装置に接続されるリンク情報を所定第1のプロトコルに基づいて他ノード装置に広告するリンク情報広告手段と、
    前記リンク情報を含む所定の情報が保持されるデータベースと、
    を備えたことを特徴とするノード装置。
  7. 前記データベースから抽出した同一のパス識別子を有するノード装置情報に基づいて前記ネットワーク内に設定されていたパスに含まれるノード装置の情報取得することを特徴とする請求項6に記載のノード装置。
  8. 前記ネットワークに設定されていたパスの経路情報を、新規パス設定時の経路選択情報として利用することを特徴とする請求項7に記載のノード装置。
  9. 所定のリンクを介して接続された複数のノード装置を含むネットワークシステムにおけるルーティング方法において、
    前記各ノード装置には、該各ノード装置間のリンクを一意に識別する情報と、該各ノード装置間に設定されるパスを一意に識別するためのパス識別子とを関連づけて管理することができるデータベースが設けられており、
    自ノード装置は、自身と他ノード装置との間に設定されていたパス、または、他ノード装置間に設定されていたパスを更新または削除する際に、該パスにかかるパス識別子を追加、削除または変更すると共に、該パス識別子の追加、削除または変更情報を他ノード装置に広告することを特徴とするルーティング方法。
  10. 所定のリンクを介して接続された複数のノード装置を含むネットワークシステムにおけるルーティング方法において、
    前記各ノード装置には、該各ノード装置間のリンクを一意に識別する情報と、該各ノード装置の状態変化を表す情報としてのパス識別子とを関連づけて管理することができるデータベースが設けられており、
    自ノード装置は、自身と他ノード装置との間に設定されていたパス、または、他ノード装置間に設定されていたパスを更新または削除する際に、該パスにかかるパス識別子を追加、削除または変更すると共に、該パス識別子の追加、削除または変更情報を他ノード装置に広告することを特徴とするルーティング方法。
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