JP4549252B2 - ランプ姿勢の切換手段を具備する照明器具 - Google Patents

ランプ姿勢の切換手段を具備する照明器具 Download PDF

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Description

本発明は、一端部にのみ口金部を有する細長状のランプを装着した器具単体を長手方向に複数連ねて設置するタイプの照明器具に関する。
従来、複数の器具単体を長手方向に連ねて設置し、外見上長手方向に連続した光の帯を形成するように用いる照明器具が公知である。間接照明ではこのような照明器具がしばしば用いられ、たとえば、天井と壁の間に照明器具を設置するための懐部を設け、該懐部に照明器具を連ねて設置する。これにより、連設した照明器具に照らされて、壁面には連続した反射光の帯が形成される。
以上のような照明器具において、両端部に口金部を有するタイプのランプを使用した照明器具を連ねると、連設部分で発光しない暗部が生じるため、連続した均一な光の帯を形成することができない。また、一端部にのみ口金部を有するタイプのランプを使うと暗部の幅を小さくできるが、隣り合うランプ同士を直線的に、つまり、一方のランプの自由端を他方のランプの後端(口金部)に突き合わせるように並べると、ランプの口金部付近だけ暗部が生じる。
そこで、暗部を目立たなくしてむらのない均一な光の帯を形成するため、ランプを上下、左右等に傾斜させて配置することにより、ランプの口金部に隣のランプを覆い重ねるように構成した照明器具が提案されている。
具体的には、特許文献1に開示される照明器具においては、ランプ台を水平面に置いたときランプが自由端側を上方にして傾斜した姿勢となるように配置されている。これにより、照明器具を長手方向に連ねて設置したとき、ランプの口金部に隣のランプを覆い重ねるように構成している。
また、特許文献2に開示される照明器具においては、ランプ台を水平面に置いたとき水平に配置されるランプを、連設方向に対して左右に傾斜させることにより、ランプの口金部の前に隣のランプを覆い重ねるように構成している。
特開平5−54704号公報 特開平10−241422号公報
しかし、従来の照明器具においては、器具単体でのランプ姿勢が傾斜しているため、ランプを直線的に並べるのに必要な空間に加えて、ランプを傾斜配置するための余分な空間が必要となるため、間接照明等で省スペースを優先させたい施工条件においては不利であった。
たとえば、特許文献1に開示された照明器具では、照明器具を水平面に設置した場合、ランプを水平面に対して傾斜させて装着するために照明器具の上下幅が大きくなる。また、特許文献2に開示された照明器具では、ランプを直線的に並べる場合の約二倍の横幅が必要である。
このように、従来の構成では、十分な設置空間を確保できない場所では、照明器具を設置できず、或いは、無理に設置空間を確保しようとすると、意匠上好ましくない設計とせざるを得ない等の問題が生じていた。
そこで、本発明においては、省スペースを優先させたい施工条件にも柔軟に対応できる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
細長状の発光部を有し、かつ該発光部の長手方向の一端側に口金部を有するランプを備え、該ランプの長手方向に複数台連ねて使用される照明器具において、
ランプソケットを備えたランプ台と、
前記ランプソケットに装着支持され、前記ランプ台の長手方向に、該ランプ台の設置面に対して平行に配置される前記ランプと、
前記ランプが前記設置面に対して平行に設置される状態と前記ランプの自由端を前記設置面より離れる方向に持ち上げて前記設置面に対して傾斜して設置される状態とを切り換える切換手段と、
を具備してなることを特徴とする照明器具を提供する。
請求項2においては、前記切換手段は、前記ランプ台の連設方向ランプ自由端側を前記設置面より離れる方向に持ち上げて固定する固定部材を備えてなることを特徴とする照明器具を提供する。
請求項3においては、前記固定部材は、前記ランプ台の連設方向ランプ口金部側の端部に台状又は棚状に付設され、隣接する前記ランプ台の連設方向ランプ自由端側の端部と連結することを特徴とする照明器具を提供する。
請求項4においては、
前記ランプ台は、
本体部と、
前記ランプソケットが設けられ、前記本体部に対して着脱可能な支持台部と、で構成され、
前記ランプは、前記支持台部を前記本体部から分離して設置したとき設置面に対して平行に配置され、
前記切換手段は、前記支持台部を前記本体部から分離した状態で、前記支持台部の連設方向ランプ自由端側を前記設置面より離れる方向に持ち上げて固定する第二固定部材を備えてなることを特徴とする照明器具を提供する。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に係る照明器具においては、ランプを設置面に対して平行にして連ねる、上下幅を抑えた設置方法と、ランプを設置面に対して傾斜させて連ねる、横幅を抑えた設置方法のいずれかを選択できる。いずれの方法でもランプの口金部に隣のランプを覆い重ねることができ、外見上連続した均一な光の帯を形成することができる。したがって、設置空間の条件により有利な設置方法を選択することができるので、省スペースを優先させたい施工条件にも柔軟に対応することができる。
請求項2においては、固定部材を用いてランプ台ごとランプを傾斜させることができる。即ち、簡単な手段でランプの姿勢を切り換えることができる。
請求項3においては、ランプ台に付設された固定部材に隣のランプ台を連結するだけで、簡単にランプを設置面に対して傾斜した姿勢に切り換えることができる。また、煩雑な位置決め作業をすることなく簡単かつ正確にランプ台を等間隔に連ねることができる。
請求項4においては、支持台部を本体部から分離した状態で、ランプを設置面に対して平行にして連ねる設置方法と、ランプを設置面に対して傾斜させて連ねる設置方法のいずれかを選択することができる。いずれの方法でもランプの口金部に隣のランプを覆い重ねることができ、外見上連続した均一な光の帯を形成することができる。これにより、照明器具の設置に必要な上下幅をさらに小さくすることができる。ランプを設置面に対して平行にして連ねる方法では設置に必要な上下幅を最も抑えることができる。ランプを設置面に対して傾斜させて連ねる方法では、ランプを平行にして連ねる場合よりも横幅を抑えつつ、支持台部を本体部に取り付ける場合よりも上下幅も抑えることができる。以上のように、照明器具を設置する方法のヴァリエーションが増え、施工条件に対してより柔軟に対応することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る照明器具を2台連設した状態を示す側面図、図2は本発明に係る照明器具を2台連設した状態を示す平面図である。図3は載置台、後脚部及び前脚部の詳細を示した斜視図である。図4は照明器具を複数連設した状態を示す図である。図5は照明器具を曲線的に連結した状態を示す平面図である。図6は支持台部を本体部から分離した状態を示す側面図である。図7は第二載置台及び設置部材の詳細を示した斜視図である。図8は支持台部を分離して連設した状態を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、本発明による照明器具1は、細長状の発光部21を有し、かつ該発光部21の長手方向の一端側に口金部12を有するランプ6を備え、該ランプ6の長手方向に複数台連ねて使用される照明器具1において、ランプソケット5を備えたランプ台2と、ランプソケット5に装着支持され、前記ランプ台2の長手方向に、ランプ台2の設置面に対して平行に配置されるランプ6と、前記ランプ6が前記設置面に対して平行となる状態と前記ランプ6の自由端6aを前記設置面より離れる方向に持ち上げて前記設置面に対して傾斜する状態とを切り換える切換手段と、を具備してなる。
なお、本明細書においては、ランプ6の口金部12側に対し自由端6a側を照明器具1の前側とする。また、上下左右等の方向の説明は、特に断らないかぎり、照明器具1を水平面に設置した状態を仮定してなされる。
また、本出願において用いる「ランプ台の端部等を設置面より離れる方向に持ち上げる」という表現は、「ランプ台の端部等を地球の重力に抗した方向に持って上げる」という意味でなく、「ランプ台の端部等を照明器具1の設置される面を含む仮想平面より離れる方向へ動かす」ことを意味するものとする。本実施例では照明器具1を水平面に設置した状態を仮定して説明がなされるので、「ランプ台の端部等を設置面より離れる方向に持ち上げる」という表現は「ランプ台の端部等を(上方に)持ち上げる」と言い換えてもよい。
照明器具1の構成についてさらに詳述する。
図1、図2に示すように、本実施例におけるランプ台2は、本体部3と、該本体部3に対して着脱可能な支持台部4とで構成されている。
本体部3は前後方向に縦長の略直方体形状に構成している。本体部3は点灯回路機器10等を収納する回路ケースを兼ねており、側面部に端子台11が設けられている。
ランプ6はその一端をランプソケット5に着脱可能とされ、該ランプソケット5は支持台部4の一端に固定されている。該支持台部4は本体部3に対して着脱可能に固定されている。図3(a)に示すように、支持台部4はプレートを正面視略コの字形状に折り曲げ形成されたものであり、本体部3上に被せてネジ14・14等(図2参照)で固定するようにしている。図6、図8に示すように、ネジ14・14をはずすことにより、支持台部4は本体部3から容易に分離して使用することもできる。
また、図1、図2に示すように、ランプ台2は本体部3の前後の端部にそれぞれ設置場所に取り付けるための前脚部7及び後脚部8を有する。
図3(b)に示すように、前脚部7は、プレートを本体部3の前端底部から下方に延出した後、前方に水平に屈曲して、側面視クランク状に折り曲げ形成して先端に接地脚部7aを形成している。後述するように、該接地脚部7aには、前脚部7の前に隣接する照明器具1の載置台13や設置場所にネジ固定するためのネジ孔15・15が設けられている。また、ネジ孔15とネジ孔15との間には、接地脚部7a前端から内方(後方)へ切り込んだネジ嵌合凹部20が形成されている。該ネジ嵌合凹部20は前脚部7を設置面に取り付ける場合に、ネジ頭と設置面との間に差し込んで仮止めでき、照明器具1の取り付けを容易にできるようにしている。
図3(a)に示すように、後脚部8はプレートを本体部3の後端底部から下方に延出した後、後方に水平に屈曲して、側面視クランク状に形成し、先端に接地脚部8aを形成している。該接地脚部8aには、照明器具1を設置面にネジ固定するためのネジ孔16・16が設けられている。また、ネジ孔16とネジ孔16との間に、接地脚部8a後端から内方(前方)へ切り込んだネジ嵌合凹部19が形成され、前記同様に照明器具1を容易に取り付けられるようにしている。
図1、図2に示すように、本実施例の照明器具1においては、ランプ6として片口金蛍光灯を使用する。ランプ6は片側の端部にのみ口金部12(給電部)を有する。ランプ6の発光部21は、ランプ台2の長手方向の長さに前脚部7の前後幅を加えた程度の長さを有する。ランプ6の口金部12をランプソケット5に装着固定し、さらに発光部21をランプソケット台4に設けたランプホルダー9にはめる。図1に示す右側の照明器具1のように、照明器具1を水平面に置いたとき、ランプ6は水平な姿勢で固定される。ランプ6の自由端6aはランプ台2の前端より前方に突出している。
次にランプ6の水平配置と傾斜配置とを切り換えるための前記切換手段について説明する。
前述のように、本発明の照明器具1は、前記切換手段を具備することにより、設置面に対してランプ6が平行となる状態と、ランプ6の自由端6a側を前記設置面より離れる方向に持ち上げて設置面に対してランプ6が傾斜する状態とを切り換えて設置できる。
本実施例においては、前記切換手段は、一つのランプ台2のランプ固定端側の端部、つまり、口金部12を配置する側の後脚部8に設けて、隣接して配置するランプ台2のランプ自由端側を設置面より離れる方向に持ち上げて固定する構成としている。具体的には、図3(a)に示すように、切換手段となる載置台13はランプ台2のランプ口金部側の端部に固定する固定部13bと、隣接するランプ台2のランプ自由端側の端部を載せて固定する載置面13aを備える。
載置台13についてさらに詳述する。
載置台13はプレートを側面視において略コの字形状に折り曲げ形成しており、下側の固定部13bが後脚部8に固定される。固定部13bは側面視L字状の部分であり、該固定部13bの鉛直面の下部にネジ孔を設け、後脚部8の鉛直面にもネジ孔を設けて、両者をネジ22・22等で固定するようにしている。但し、下側の水平面にネジ孔を設けて固定部13bを接地脚部8aに固定する構成であってもかまわない。
載置台13の最上部には載置面13aが形成されている。該載置面13aには前脚部7のネジ孔15・15に対応する位置にネジ孔17・17が設けられている。図1、図2に示すように、後方に隣接する照明器具101の前脚部107を載置面13aに載せてネジで固定することにより、照明器具1・101同士を連結することができる。
このようにして照明器具1・101を連結すると、図1に示すように、載置台13に載せた後ろの照明器具101は、前側が上方に傾斜した姿勢となる。載置面13aは設置面からランプソケット5の上下幅程度の高さに設けられており、かつ、先述のようにランプ6の発光部21はランプ台2の長手方向の長さに前脚部7一つ分の前後幅を加えた程度の長さを有するので、後方に隣接するランプ106の自由端部106aが口金部12(ランプソケット5)にちょうど覆い重なる。これにより、ランプ6の口金部12に生じる暗部を目立たなくすることができる。
また、この連結方法では、煩雑な位置決め作業をすることなく簡単かつ正確にランプ台2を等間隔に連ねることができるメリットもある。
なお、図1、図3(a)に示すように、後脚部8においては、照明器具1を傾斜させて連結するときに照明器具1の重量を広い面積で支持するために、接地脚部8aの後部を照明器具1の略傾斜角度分だけ上方に傾斜させている。これにより、照明器具1を傾斜連結するとき、接地脚部8aの前記傾斜面は設置面に対して平行に密着する。
以上に説明したように、本実施例においては、照明器具1を水平面に置いたとき水平に配置されるランプ6を、ランプ台2の後端に設けた載置台13により、ランプ台2ごと傾斜させることができる。したがって、設置条件によって、照明器具1の連設方式を選択することができる。
即ち、構造上或いは美観上、設置空間の横幅を抑えることを優先させたい設置条件では、図4(a)の側面図に示すように、載置台13を用いて照明器具1・1・1・・・を上下に傾斜させて連設することができる。
一方、設置空間の上下幅を抑えることを優先させたい設置条件では、図4(b)の平面図に示すように、照明器具1・1・1・・・を水平に置き、たとえば、各器具を連設方向に対して左右に傾斜させて、ランプ6の口金部12の横に隣のランプ6の自由端部6aを覆い重ねるように連設することができる。なお、水平置きの場合、口金部12の横に隣のランプ6を覆い重ねる方法は他にもある。
また、たとえば、照明器具1を上下に傾斜させて連設している途中で、照明器具1を上下にも左右にも傾斜させることができない場所があるときは、図4(c)の側面図に示すように、照明器具1を一部だけ水平に置き、ランプ6の自由端6aを前方のランプソケット5に突き合わせるように並べて、上下幅を抑えて設置することができる。口金部12に暗部が生じるのみですむので、照明器具1を設置できない場合よりもはるかにメリットがある。
また、図3(b)に示すように、本実施例に係る照明器具1においては、前脚部7の接地脚部7aの左右角部をアール形状に形成して、隣り合う照明器具1・1を異なる方向に向けて連結するとき、前記角部が隣のランプ台2の端面に突き当たらないようにしている。これにより、図5に示すように、載置台13に各器具を連結して傾斜させた状態で、照明器具1を設置空間の曲線部に沿わせて連ねることができる。
以上のように、本発明の照明器具1においては、上述した設置方法から有利な方法を選択できるので、省スペースを優先させたい施工条件に柔軟に対応できる。
なお、照明器具1を傾斜させて連結する手段は、上述した載置台13のような固定部材を用いる構成に限られるものではない。たとえば、ランプ台2の本体部3後端の側壁から後方に突出した棚状の固定部材を設けることもできる。また、ランプ台2の後端部を段状に形成して、そこに隣のランプ台2を載せることもできる。前脚部7に係止片を設けるとともに、本体部3の後端面に隣のランプ台2の係止片を引っ掛けて固定するための係止孔を設ける構成でもよい。
また、ランプ台2の前端側(ランプ自由端側)を設置面より離れる方向に持ち上げて固定するための固定部材は、上述のようなランプ台2の後端部に付設される構成のものに限られない。たとえば、ランプ台2の下に取り付ける独立した台でもよい。また、水平設置時はランプ台2の本体部3内部に収納されていて傾斜設置するときだけ下方に延出されるスタンド等でもよい。これらの場合は、ランプ台同士を連結する必要はない。
また、以上においては、ランプ6を水平姿勢から傾斜姿勢へ切り換える切換手段として、固定部材を用いてランプ6をランプ台2ごと設置面より離れる方向に持ち上げる手段を示したが、ランプ姿勢の切り換えには他にも各種の手段がある。
たとえば、本体部3は水平に置いたままで、支持台部4のみを設置面より離れる方向に持ち上げて支持台部4ごとランプ6を傾斜させる手段でもよい。また、本体部3及び支持台部4は水平に置いたままで、ランプ6の装着角度を変更できるランプソケット5を用い、ランプ6を傾斜させるときはランプホルダー9の高さを変える手段でもよい。
次に、図6〜図8を参照して、支持台部4を本体部3から分離して使用する場合について説明する。先述のように、本実施例のランプ台2においては、支持台部4を本体部3から分離して使用することができる。図6に示すように、支持台部4は、該支持台部4を本体部3から分離して設置する場合、一端の支持台部4はランプ6が設置面に対して平行となるように配置され、その後方に長手方向に連設される支持台部104は設置面に対して平行または傾斜して配置されるように構成されている(図中、左の照明器具101の本体部3は省略)。
各支持台部4の後端部には支持台部4をネジ等により直接設置面に取り付けるための設置部材23が取り付けられる。図7に示すように、設置部材23はプレートをクランク状に折り曲げて形成している。設置部材23の上側の水平部は支持台部4への固定部23bとなっている。固定部23bは左右にネジ孔を有し、該ネジ孔を支持台部4後端部に設けたネジ孔28・28(図3(a)参照)に合わせてネジ固定される。設置部材23の下側の水平部は設置面に接地固定する接地部23aとなっている。接地部23aには該接地部23aを設置面にネジ固定するためのネジ孔24・24が設けられている。図6、図7を参照して、接地部23aは、次に説明するように、支持台部4を傾斜配置するときに、設置面に密着して支持台部4の重量を支持できるように、支持台部4の傾斜角度分だけ上方に傾斜させて形成されている。
図6に示すように、本実施例においては、ランプ姿勢を切り換えるための前記切換手段は、支持台部4を本体部3から分離した状態で、支持台部4のランプ自由端側の端部を設置面より離れる方向に持ち上げて固定する第二載置台18を備えている。
図7に示すように、第二載置台18はプレートを側面視においてクランク状に折り曲げて形成している。第二載置台18の下側の水平部は支持台部4への固定部18bとなっている。該固定部18bには左右にネジ孔が設けられており、前記部材23の取付部23b上に載せたうえ、ネジ26・26により該部材23とともに支持台部4の後端部に固定される。なお、部材23を使用しないときは、ネジ26・26によって支持台部4に直接固定される。
第二載置台18においては、該固定部18bの後端部より鉛直上方に屈曲して延伸した後、後方に屈曲して上方水平部を形成している。該水平部は隣の支持台部4の前端部を載せる載置面18aの役割を果たす。載置面18aの中央には、隣の支持台部104をネジ固定するためのネジ孔25が設けられている。支持台部4を傾斜連結する際は、後方の支持台部104の前端部を設置面より離れる方向に持ち上げて載置面18aに載せ、支持台部104の該部位に設けられたネジ孔27(図3(b)参照)をネジ孔25に合わせてネジ固定する。
図6に示すように、載置面18aはランプソケット5の上面と略同じ高さに設けられており、後方に隣接する支持台部104の前端部を第二載置台18に載せると、口金部12(ランプソケット5)に後ろのランプ106の自由端106aがちょうど覆い重なる。したがって、第二載置台18を用いてランプ106を支持台部104ごと傾斜させて連ねることにより、外見上連続した均一な光の帯を形成することができる。
図6に示すように、本実施例においては、支持台部104を分離して傾斜連結すると、ランプ106の自由端106aは本体部3上面よりも若干上方に位置する。そのため、傾斜させた照明器具101の上下幅はランプ自由端106aの設置面からの高さによって決まる。その上下幅は、図1に示した、支持台部4を本体部3に固定して水平に設置した照明器具1の上下幅よりも小さい。したがって、支持台部4を分離して傾斜連結すると、照明器具1を設置する空間の上下幅をより小さく抑えることができる。
また、図7に示すように、第二載置台18の横幅は支持台部4の横幅の半分程度に構成しているので、隣り合う支持台部4・4を、支持台部4のプレート垂直部が第二載置台18に突き当たるまでの範囲で、異なる方向に向けて連結することができる。これにより、支持台部4を分離した状態でも、図5で示したのと同様に、第二載置台18に各支持台部4を連結して傾斜させた状態で、該支持台部4を設置空間の曲線部に沿わせて連ねることができる。
また、図8(b)に示すように、支持台部4を水平置きにしても、連設方向に対して左右に傾斜させるなどして、ランプ6の口金部12に隣接するランプ6の自由端6aを覆い重ねることができる。図6に示すように、支持台部4を水平置きにすると、ランプ6を含めた支持台部4の上下幅は本体部3よりも低くなる。即ち、照明器具1の上下幅を脚部7・8を含めた本体部3の上下幅まで抑えることができるので、照明器具1を設置するのに必要な上下幅を最も小さく抑えることができる。
以上のように、ランプ台2を、本体部3と、該本体部3に対して着脱可能な支持台部4とで構成し、支持台部4を分離した状態で該支持台部4の姿勢を切り換える第二載置台18を用いることにより、照明器具1を設置する方法のヴァリエーションが増え、施工条件に対してより柔軟に対応することができる。
なお、支持台部4を傾斜固定するための第二固定部材として、本実施例の第二載置台18の他にも様々な構成のものが可能である。たとえば、支持台部4の底部に着脱できる独立したスタンド部材として構成することもできる。
また、本実施例では第二載置台18を支持台部4の傾斜固定専用のものとして示したが、前記載置台13を本体部3の後脚部8から取り外して支持台部4に付け替え、第二載置台として兼用する構成とすることもできる。この構成では支持台部4専用の第二載置台を別に用意する必要がない。また、支持台部4を設置面に固定するための前記設置部材23の役割を第二載置台に兼ねさせる構成とすることもできる。
また、ランプ姿勢の切換手段を、上述したように、支持台部4を傾斜させず、たとえばランプの装着角度を変更できるランプソケットによってランプのみ傾斜させる構成とするならば、支持台部4を本体部3から分離した状態でも本体部3に固定した状態と同じ機構でランプ姿勢を変更することができる。この構成では、支持台部4専用の第二固定部材等を用意する必要もないうえ、固定部材等を付け替えたりする手間も省ける。
以上に、ランプ台2の本体部3と支持台部4とを結合した場合と分離した場合における照明器具1の連設方法について説明した。
なお、本実施例においては、ランプ台2は本体部3と該本体部3に着脱可能な支持台部4とで構成したが、ランプ台は分割可能な構成でなくてもよい。たとえば、本実施例の本体部3のような回路ケース上に直接ランプソケットを設けてランプを装着することもできる。その他にも、本実施例の支持台部のような薄型の台のみで成るランプ台を構成することもできる。
また、ランプ台2は略直方体状のものに限らず、側面視略台形状、略半楕円状のもの等、様々な形状に構成することができる。いずれにせよ、ランプ台を水平面に置いたとき、ランプが水平に配置されるように構成されるものであればよい。ランプ姿勢の切換手段には、ランプ台の構成に適した手段を選択すればよい。
また、ランプ6としては細長状の片口金ランプであればよく、本実施例に示した片口金蛍光灯のほか、直管型白熱灯等を用いてもよい。
また、本実施例では、本発明に係る照明器具を水平面上に置いて並べるタイプのものとして例示したが、本発明に係る照明器具は他にも様々な設置条件に対応するように構成できる。たとえば、天井等に下向きに設置するように構成することもできる。或いは、壁等の鉛直面に設置するように構成することもできる。
以上に本発明に係る照明器具の実施例を示した。なお、本発明に係る照明器具は、上述した構成のものに限らず、本発明を特徴付ける思想に基づいて自由に構成することができることは当業者によって容易に理解できよう。
本発明に係る照明器具は、連続した光の帯を形成する照明器具として、室内、屋外、旅客車両内等の照明に幅広く利用することができる。
本発明に係る照明器具を2台連設した状態を示す側面図。 本発明に係る照明器具を2台連設した状態を示す平面図。 載置台、後脚部及び前脚部の詳細を示した斜視図。 照明器具を複数連設した状態を示す図。 照明器具を曲線的に連結した状態を示す平面図。 支持台部を本体部から分離した状態を示す側面図。 第二載置台及び設置部材の詳細を示した斜視図。 支持台部を分離して連設した状態を示す斜視図。
符号の説明
1 照明器具
2 ランプ台
3 本体部
4 支持台部
5 ランプソケット
6 ランプ
7 前脚部
8 後脚部
12 口金部
13 載置台
18 第二載置台

Claims (4)

  1. 細長状の発光部を有し、かつ該発光部の長手方向の一端側に口金部を有するランプを備え、該ランプの長手方向に複数台連ねて使用される照明器具において、
    ランプソケットを備えたランプ台と、
    前記ランプソケットに装着支持され、前記ランプ台の長手方向に、該ランプ台の設置面に対して平行に配置される前記ランプと、
    前記ランプが前記設置面に対して平行に設置される状態と前記ランプの自由端を前記設置面より離れる方向に持ち上げて前記設置面に対して傾斜して設置される状態とを切り換える切換手段と、
    を具備してなることを特徴とする照明器具。
  2. 前記切換手段は、前記ランプ台の連設方向ランプ自由端側を前記設置面より離れる方向に持ち上げて固定する固定部材を備えてなることを特徴とする、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記固定部材は、前記ランプ台の連設方向ランプ口金部側の端部に台状又は棚状に付設され、隣接する前記ランプ台の連設方向ランプ自由端側の端部と連結することを特徴とする、請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記ランプ台は、
    本体部と、
    前記ランプソケットが設けられ、前記本体部に対して着脱可能な支持台部と、で構成され、
    前記ランプは、前記支持台部を前記本体部から分離して設置したとき設置面に対して平行に配置され、
    前記切換手段は、前記支持台部を前記本体部から分離した状態で、前記支持台部の連設方向ランプ自由端側を前記設置面より離れる方向に持ち上げて固定する第二固定部材を備えてなることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の照明器具。
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