JP4548444B2 - 符号化装置および方法、復号装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

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本発明は、符号化装置および方法、復号装置および方法、並びに記録媒体に関し、プリエコーおよびポストエコーの発生を抑圧することができる符号化装置および方法、復号装置および方法、並びに記録媒体に関する。
図1は、従来の符号化装置1および復号装置2の構成例を示している。
符号化装置1に供給された音響時系列信号SSは、振幅操作部11に入力される。
振幅操作部11は、入力された音響時系列信号SSを、符号化の単位であるブロック(固定長)毎に区分するとともに、そのブロックを複数に分割してサブブロックを生成し、そのサブブロック毎に、音響時系列信号SSの振幅を分析する。振幅操作部11は、その振幅分析結果に基づいて、ブロック内の振幅をほぼ一定にするための振幅操作において利用される振幅操作情報Gを生成する。例えば、ブロック内の音響時系列信号SSが、図2Aに示すような、局所的に発生している高周波数成分を含んでいる場合、振幅操作部11は、時刻t0において、振幅H1から振幅H2に、時刻t1において、振幅H2から振幅H1に大きく変化したことを認知し、その旨を示す振幅操作情報Gを生成する。
振幅操作部11は、生成した振幅操作情報Gを符号列生成部14に出力するとともに、その振幅操作情報Gに基づいて、音響時系列信号SSの振幅を各サブブロック毎に操作する。すなわち、振幅操作部11は、ブロック内の振幅がほぼ一定になった時系列信号GSを生成し、それを、スペクトル変換部12に出力する。
図2の例の場合、操作部11は、図2Aに示すブロック内の音響時系列信号SSに対して、時刻t0までの振幅H1、および時刻t1からの振幅H1を、振幅H2に増幅する振幅操作を行い、その結果得られた、図2Bに示すような、ブロック内の振幅がほぼ一定になった時系列信号GSを、スペクトル変換部12に出力する。
スペクトル変換部12は、MDCT(変形離散コサイン変換)等に従い、振幅操作部11からの時系列信号GSを、周波数成分であるスペクトルFに分解し、このスペクトルFを正規化/量子化部13に出力する。
正規化/量子化部13は、スペクトル変換部12からのスペクトルFを分析し、正規化情報Nを生成する。正規化/量子化部13は、生成した正規化情報Nを符号列生成部14に出力するとともに、その正規化情報Nに基づいて、スペクトルFを正規化する。
正規化/量子化部13はまた、所定の量子化情報Qを、符号列生成部14に出力するとともに、その量子化情報Qに基づいて、正規化されたスペクトルFを量子化し、その結果得られたスペクトル情報QFを符号列生成部14に出力する。
符号列生成部14は、振幅操作部11からの振幅操作情報G、並びに正規化/量子化部13からの正規化情報N、量子化情報Q、およびスペクトル情報QFを符号化して、符号列CDを生成する。生成された符号列CDは、復号装置2に供給される。
復号装置2に供給された符号列CDは、符号列分解部21に入力される。
符号列分解部21は、入力された符号列CDを、スペクトル情報QF、量子化情報Q、正規化情報N、および振幅操作情報Gに分解するとともに、スペクトル情報QF、量子化情報Q、および正規化情報Nを、逆量子化/逆正規化部21に、振幅操作情報Gを、逆振幅操作部24に出力する。
逆量子化/逆正規化部22は、符号列分解部21から入力された、スペクトル情報QFを、量子化情報Qに基づいて逆量子化し、さらに、正規化情報Nに基づいて逆正規化するとともに、その結果得られた、符号化装置1(スペクトル変換部12)で生成されたスペクトルFに対応するスペクトルF'を、逆スペクトル変換部23に出力する。
逆スペクトル変換部23は、IMDCT(Inverse MDCT:逆変形離散コサイン変換)等に従って、逆量子化/逆正規化部22からのスペクトルF'を時系列信号に逆スペクトル変換し、その結果得られた、符号化装置1(振幅操作部11)で生成された時系列信号GSに対応する時系列信号GS'を、逆振幅操作部24に出力する。
例えば、図2Bに示した時系列信号GSに対応した時系列信号GS'が生成され、逆振幅操作部24に出力される。
逆振幅操作部24は、逆スペクトル変換部23からの時系列信号GS'に対し、符号列分解部21からの振幅操作情報Gに基づく振幅操作、すなわち、符号化装置1(振幅操作部11)で行われた振幅操作の場合とは逆に振幅が操作される振幅操作を行い、その結果得られた、符号化装置1に入力された音響時系列信号SSに対応する音響時系列信号SS'を外部に出力する。
例えば、図2Aに示した音響時系列信号SSに対応した音響時系列信号SS'が生成され、外部に出力される。
このように、符号化装置1において、音響時系列信号SSの小振幅部分(例えば、図2Aの音響時系列信号SSにおける振幅H1の部分)を増幅して、ブロック内の振幅をほぼ一定にする振幅操作(例えば、図2B)を行って符号化し、復号装置2において、増幅された部分を元に戻すような振幅操作を行うようにして、符号列を復号するようにしたので、量子化雑音が小振幅の信号にマスクされないで聞こえるプリエコーおよびポストエコーの発生が抑制される。
しかしながら、例えば、ブロック内の音響時系列信号SSが、図3Bに示すような、局所的時間に発生する高周波数成分を含む、図3Aに示すような、大きな振幅H11の低周波数成分時系列信号である場合、符号化装置1(振幅操作部11)は、その音響時系列信号SSに対する振幅分析により、ブロック内の振幅は、振幅H11で一定であると検出する。
すなわち、符号化装置1では、小振幅部分を増幅する振幅操作が行われず、音響時系列信号SS(図3Aおよび図3C)と同様の時系列信号GSが生成されて、それがスペクトル変換、正規化、量子化、そして符号化されるので、また復号装置2でも、振幅を元に戻す振幅操作が行われず、符号列が復号されるので、結局、図3Dに示すような拡散された高周波数成分の量子化雑音を含む、図3Cに示すような音響時系列信号SS'が生成され、例えば、図3C中、点線で囲まれている部分で、マスキングされずにプリエコーおよびポストエコーが聞こえてしまう。
以上のように、従来の符号化装置1および復号装置2では、プリエコーおよびポストエコーの抑圧が適切に行われない課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、プリエコーおよびポストエコーの抑圧が適切に行われるように、音響時系列信号SSを符号化し、それを復号することができるようにするものである。
本発明の第1の符号化装置は、入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分手段と、ブロック内の入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成手段と、ブロック内の入力時系列信号から、波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成手段と、残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作手段と、量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化手段と、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の符号化装置は、入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分手段と、ブロック内の入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成手段と、ブロック内の入力時系列信号から、波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成手段と、残差信号を周波数成分に変換して量子化し、量子化信号を生成する量子化手段と、波形情報および量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の符号化方法は、入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分ステップと、ブロック内の入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成ステップと、ブロック内の入力時系列信号から、波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成ステップと、残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作ステップと、量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化ステップと、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体の第1のプログラムは、入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分ステップと、ブロック内の入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形信号生成ステップと、ブロック内の入力時系列信号から、波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成ステップと、残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作ステップと、量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化ステップと、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の符号化装置および符号化方法、並びに第1のプログラムにおいては、入力時系列信号が、所定の長さのブロックに区分され、ブロック内の入力時系列信号に対して所定の周波数分析が行われ、その分析結果に基づいて波形情報が生成され、ブロック内の入力時系列信号から、波形情報に基づく信号が除去されて、残差信号が生成され、残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号が生成され、量子化対象信号を量子化して、量子化信号が生成され、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号を符号化して符号列が生成される。
本発明の第1の復号装置は、符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解手段と、量子化信号を、逆量子化する逆量子化手段と、逆量子化された信号に対して、振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作手段と、波形情報に従って生成された信号と振幅操作された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の復号装置は、符号列を、波形情報および量子化信号に分解する分解手段と、量子化信号を、逆量子化して逆周波数変換を施す逆周波数変換手段と、波形情報に従って生成された信号と逆周波数変換された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明の復号方法は、符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解ステップと、量子化信号を、逆量子化する逆量子化ステップと、逆量子化された信号に対して、振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作ステップと、波形情報に従って生成された信号と振幅操作された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解ステップと、量子化信号を、逆量子化する逆量子化ステップと、逆量子化された信号に対して、振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作ステップと、波形情報に従って生成された信号と振幅操作された信号とに基づいて、符号化された時系列信号に対応する時系列信号を生成する時系列信号生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の復号装置および復号方法、並びに第2の記録媒体のプログラムにおいては、符号列が、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解され、量子化信号が、逆量子化され、逆量子化された信号に対して、振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号が生成され、波形情報に従って生成された信号と振幅操作された信号とに基づいて、符号化された時系列信号に対応する時系列信号が生成される。
本発明によれば、プリエコーおよびポストエコーの発生を抑圧することができる。
図4は、本発明を適用した符号化装置31の構成例を表している。この符号化装置31は、図1の符号化装置1の振幅操作部11の前段に、残差時系列信号生成部32が設けられている。その他の構成は、図1における場合と同様であり、以下では、その説明を適宜省略する。
残差時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)32は、入力された音響時系列信号SSを、符号化の単位であるブロック毎に分割するとともに、そのブロック毎に所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報Eを生成する。
生成部32は、生成した波形情報Eを、符号列生成部14に出力するとともに、それに基づいて生成した低周波数成分時系列信号ESを、音響時系列信号SSから差し引いて(除去して)、残差時系列信号RSを生成し、それを、振幅操作部11に出力する。すなわち、音響時系列信号SSの低周波数成分が除去されて、残差時系列信号RSとして、振幅操作部11に供給される。
振幅操作部11は、生成部32からの残差時系列信号RSの振幅を、サブブロック毎に分析し、その分析結果に基づいて、ブロック内の振幅をほぼ一定に保つための振幅操作情報Gを生成する。
振幅操作部11は、生成した振幅操作情報Gを符号列生成部14に出力するとともに、それに基づいて、残差時系列信号RSの振幅を各サブブロック毎に操作し、その結果得られた、ブロック内の振幅がほぼ一定になった時系列信号GSを、スペクトル変換部12に出力する。
符号列生成部14には、生成部32からの波形情報E、振幅操作部11からの振幅操作情報G、並びに正規化/量子化部13からの正規化情報N、量子化情報Q、およびスペクトル情報QFが供給され、符号化生成部14は、それらの情報を符号化して、符号列CDを生成する。生成された符号化CDは、後述する復号装置51(図11)に供給される。
図5は、生成部32の構成例を示している。音響時系列信号SSは、周波数分析部41および減算器43に入力される。
周波数分析部41は、図示せぬ区分部によりブロックに区分された音響時系列信号SSに対して周波数分析を行い、その分析結果に基づいて、低周波数成分時系列信号ESを生成するための波形情報Eを生成し、低周波数成分時系列信号生成部42および符号列生成部14(図4)に出力する。
低周波数成分時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)42は、周波数分析部41からの波形情報Eに基づいて、低周波数成分時系列信号ESを生成し、減算器43に出力する。
減算器43は、入力された音響時系列信号SSから、生成部42からの低周波数成分時系列信号ESを、時間軸上で差し引き、その結果得られた残差時系列信号RSを、振幅操作部11に出力する。
次に、生成部32の動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。ステップS1において、周波数分析部41は、ブロック内の音響時系列信号SSに対してFFT分析を行い、ステップS2において、その分析結果に基づいて、波形情報Eの生成に利用する周波数の範囲を決定する。
例えば、図7Aに示すような、大きな振幅の音響時系列信号SSに対して、FFT分析がなされると、図7Bに示すような分布が得られる。このとき、周波数分析部41は、その分析結果として、2つのピークが存在し、最初(第1番目)のピークと第2番目のピークの間の極小値を示す周波数がfmである分布が得られたことを検出する。周波数分析部41は、その検出結果から、0乃至周波数fm(図7B中、左右の矢印で示される範囲)を、波形情報Eの生成に利用する周波数の範囲として決定する。
ステップS3において、周波数分析部41は、式(1)を演算して、ステップS2で決定した周波数の範囲内の処理対象周波数fpの純音波形Q(t)を算出するとともに、ブロック内の音響時系列信号SSを、処理対象時系列信号x(t)として式(2)を演算し、残差成分RS(t)を算出する。
Q(t)=Ssin(2π×fp×t)−Ccos(2π×fp×t)…(1)
RS(t)=x(t)−Q(t)…(2)
式(1)中、fpは、処理対象周波数であり、純音波形のsin項の振幅であるSは、式(3)で求められる値であり、純音波形のcos項の振幅であるCは、式(4)で求められる値であり、Lは、ブロックの長さである。
Figure 0004548444
次に、ステップS4において、周波数分析部41は、式(5)を演算し、ステップS3で算出した残差成分RS(t)のエネルギー(以下、残差エネルギーと称する)Rを算出する。
Figure 0004548444
ステップS5において、周波数分析部41は、ステップS3で算出した残差成分RS(t)、そのとき利用した処理対象周波数fp、振幅S、および振幅C、並びにステップS4で算出した残差エネルギーRをそれぞれ対応付けて記憶する。
次に、ステップS6において、周波数分析部41は、すべての処理対象周波数fpの純音波形について、処理対象時系列信号x(t)に対する残差エネルギーRが算出されたか否かを判定し、すべての処理対象周波数fpの純音波形について算出されていないと判定した場合、ステップS3に戻り、次の処理対象周波数fpの純音波形についてステップS3乃至ステップS5の処理を実行する。
ステップS6で、すべての処理対象周波数fpの純音波形について、残差エネルギーRが算出されたと判定された場合、ステップS7に進み、周波数分析部41は、ステップS4で算出した(ステップS5で記憶した)残差エネルギーRのうちの最小値(以下、残差エネルギーRminと称する)を検出し、fmin、Smin、およびCminを記憶する。ここでfminは、残差エネルギーRminが算出されたときの処理対象周波数fpであり、Sminは、式(6)で求められる値であり、Cminは、式(7)で求められる値である。式(6)および式(7)中のx(t)は、” 現在のx(t)”である。
Figure 0004548444
次に、ステップS8において、周波数分析部41は、ステップS7で検出した残差エネルギーRminが、所定の閾値Wより小さいか否かを判定し、小さくないと判定した場合、ステップS9に進み、式(8)を演算し、次の処理対象時系列信号x(t)を算出する。
次のx(t)=現在のx(t)−Sminsin(2π×fmin×t)−Cminsin(2π×fmin×t)
…(8)
その後、ステップS3に戻り、周波数分析部41は、それ以降の処理を実行する。
ステップS8で、残差エネルギーRminが、閾値Wより小さいと判定された場合、ステップS10に進み、周波数分析部41は、ステップS7で記憶した図8に示すようなデータ、すなわち、処理対象周波数fn、振幅Sn、および振幅Cnを、波形情報Eとして、生成部42に出力する。
なお、周波数分析部41が行うステップS1乃至ステップS10の処理は、Wienerが提案した一般調和解析法に従ったものである。一般調和解析法は、N.Weiner, "The Fourier integral and certain of its applications", Dover Publications, Inc., (1958)に述べられている。
次に、ステップS11において、生成部42は、周波数分析部41からの波形情報Eを利用して、式(9)を演算し、低周波数成分時系列信号ES(t)を生成するとともに、それを、減算器43に出力する。
Figure 0004548444
例えば、ブロック内の音響時系列信号SSが、図7Aに示すような低周波数成分からなる信号である場合、周波数分析部41によりステップS1乃至ステップS11が実行された結果得られた波形情報Eに従えば、図9Aに示すような低周波数成分時系列信号ES(t)が生成される。
ステップS12において、減算器43は、入力された音響時系列信号SSから、生成部42からの低周波数成分時系列信号ES(t)を、時間軸上で差し引いて、残差時系列信号RS(t)を生成し、振幅操作部11に出力する。すなわち、例えば、図7Aに示す音響時系列信号SSから、図9Aに示す低周波数成分時系列信号ESを差し引き、その結果得られた、図9Bに示すような、残差時系列信号RS(t)が、操作振幅部11に出力される。
このように高周波数成分のみからなる残差時系列信号RSが振幅操作部11に供給されるので、振幅操作部11においては、残差時系列信号RSに対して、残差時系列信号RSの小振幅部分を増幅し、ブロック内の振幅がほぼ一定になるような振幅操作が行われ、その結果、図9Cに示すような、ブロック内の振幅がほぼ一定になった時系列信号GSが生成される。
なお、周波数分析部41は、ステップS5で、ステップS3乃至ステップS6の処理の繰り返し毎にデータを蓄積するが、ステップS6でYESの判断がなされ、ステップS9を経由してステップS5での処理を再び実行する場合、それまで記憶していたデータを一度消去した後、データを記憶するようになされている。
また、以上においては、処理対象周波数fn、振幅Sn、および振幅Cnが波形情報Eとして生成部42に出力されたが、式(10)および式(11)を演算して、振幅Aおよび位相Pを算出し、図10に示すように、処理対象周波数fn、振幅An、および位相Pnを波形情報Eとして生成部42に供給することもできる。なお、この場合、ステップS12において、生成部42は、式(9)に代えて、式(12)を演算し、低周波数成分時系列信号ES(t)を算出する。
Figure 0004548444
Figure 0004548444
また、以上においては、ステップS8で、残差エネルギーRminが閾値Wより小さいと判定された場合、ステップS10に進むようにしたが、すなわち、周波数分析を終了するようにしたが、残差エネルギーRminが閾値Wより小さくならなくても、例えば、残差エネルギーRminの計算を所定の回数繰り返した場合に、周波数分析を終了するようにすることもできる。
図11は、本発明を適用した、すなわち図4の符号化装置31により生成された符号列CDを復号する復号装置51の構成例を示している。この復号装置51には、図1の復号装置2の逆振幅操作部24の後段に、音響時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)52がさらに設けられている。その他の構成は、図1における場合と同様である。
復号装置51に供給された、符号化装置31で生成された符号列CDは、符号列分解部21に供給される。
符号列分解部21は、入力された符号列CDを、スペクトル情報QF、量子化情報Q、正規化情報N、振幅操作情報G、および波形情報Eに分解するとともに、スペクトル情報QF、量子化情報Q、および正規化情報Nを、逆量子化/逆正規化部22に、振幅操作情報Gを、逆振幅操作部24に、そして波形情報Eを、生成部52にそれぞれ供給する。すなわち、例えば、符号化装置31(生成部32の周波数分析部41(図5))で生成された、図9Aに示した低周波数成分時系列信号ESを生成するための波形情報Eが生成部52に供給される。
逆量子化/逆正規化部22は、符号列分解部21から入力された、スペクトル情報QFを、量子化情報Qに基づいて逆量子化し、さらに、正規化情報Nに基づいて逆正規化し、その結果得られたスペクトルF'を逆スペクトル変換部23に出力する。
逆スペクトル変換部23は、逆量子化/逆正規化部22からのスペクトルF'を時系列信号に逆スペクトル変換する。すなわち、その結果、例えば、符号化装置31(振幅操作部11)で生成された、図9Cに示した時系列信号GSに対応する時系列信号GS'が生成される。
逆スペクトル変換部23は、生成した時系列信号GS'を逆振幅操作部24に出力する。
逆振幅操作部24は、逆スペクトル変換部23からの時系列信号GS'に対し、符号列分解部21からの振幅操作情報Gに基づく振幅操作、すなわち、符号化装置31(振幅操作部11)で行われた振幅操作の場合とは逆に振幅が操作される振幅操作を行う。その結果、例えば、符号化装置31(生成部32)で生成された、図9Bに示した残差時系列信号RSに対応する残差時系列信号RS'が生成される。
逆振幅操作部24は、生成した残差時系列信号RS'を、生成部52に出力する。
生成部52は、例えば、図12に示すように構成され、符号列分解部21からの波形情報Eは、低周波数成分時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)61に入力され、逆振幅操作部24からの残差時系列信号RS'は、加算器62に供給される。
生成部61は、入力された波形情報Eに基づいて、符号化装置31(生成部32の生成部42(図5))で生成された低周波数成分時系列信号ESに対応する低周波数成分時系列信号ES'を生成し、加算器62に出力する。
加算器62は、生成部61からの低周波数成分時系列信号ES'と、逆振幅操作部24からの残差時系列信号RS'を加算する。すなわち、その結果、例えば、符号化装置31に入力された、図7Aに示した音響時系列信号SSに対応する音響時系列信号SS'が生成される。
加算器62は、生成した音響時系列信号SS'を、外部の装置に出力する。
ところで、上述した、符号化装置31(図4)では、波形情報Eが、符号列生成部14において符号化されていたが、波形情報Eを、正規化および量子化して、符号化することもできる。しかしながら、波形情報Eを、正規化、量子化して符号化すると、量子化誤差を含む、量子化された波形情報(以下、波形情報QEと称する)が復号装置51(図11)に供給されることになる。すなわち、復号装置51で、波形情報QEに基づいて低周波数成分時系列信号ES'が生成されるので、その低周波数成分時系列信号ES'は、波形情報QEに含まれた量子化誤差により、符号化装置31で生成された低周波数成分時系列信号ESと異なるようになる。すなわち、この場合、音響時系列信号SSと同等の音響時系列信号SS'を復号することができず、聴感上の問題が発生してしまうことがある。
そこで、符号化装置31を、例えば、図13に示すように、そして復号装置51を、例えば、図15に示すように構成することで、波形情報Eを量子化して符号化しても、適切な音響時系列信号SS'が生成されるようにすることができる。
図13の符号化装置31には、図4の符号化装置31の生成部32に代えて、残差時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)71が設けられている。その他の構成は、図4における場合と同様である。
生成部71は、例えば、図14に示すように構成されている。すなわち、図5の生成部32の周波数分析部41と生成部42の間に、正規化/量子化部81と逆量子化/逆正規化部82が設けられている。
正規化/量子化部81は、周波数分析部41からの波形情報Eを正規化するとともに、量子化し、その結果得られた波形情報QEを、逆量子化/逆正規化部82および符号列生成部14に出力する。
逆量子化/逆正規化部82は、正規化/量子化部81からの波形情報QEを、逆量子化するとともに、逆正規化し、その結果得られた、周波数分析部41で生成された波形情報Eに対応する波形情報E'を、生成部42に出力する。波形情報E'には、量子化誤差が含まれる。
生成部42は、逆量子化/逆正規化部82からの波形情報E'に基づいて、低周波数成分時系列信号ESを生成し、減算器43に出力する。
減算器43は、入力された音響時系列信号SSから、生成部42からの低周波数成分時系列信号ES(量子化誤差を間接的に含む)を差し引き、残差時系列信号RSを生成し、振幅操作部11に出力する。
この残差時系列信号RSが振幅操作、スペクトル変換、正規化、そして量子化され、スペクトル情報QFが生成される。生成されたスペクトル情報QFは、波形情報QE等とともに符号化され、復号装置51に供給される。
図15は、図13の符号化装置31により生成された符号列CDを復号する復号装置51の構成例を示している。この復号装置51には、図11の復号装置51の生成部52に代えて、音響時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)91が設けられている。その他の部分は、図11における場合と同様である。
符号列分解部21は、入力された、図13の符号化装置31から供給された符号列CDを、スペクトル情報QF、量子化情報Q、正規化情報N、振幅操作情報G、および波形情報QEに分解するとともに、スペクトル情報QF、量子化情報Q、および正規化情報Nを、逆量子化/逆正規化部22に、振幅操作情報Gを、逆振幅操作部24に、そして波形情報QEを、生成部91にそれぞれ供給する。
符号列分解部21により、符号列CDから分離されたスペクトル情報QFが、逆量子化、逆正規化、逆スペクトル変換、そして逆振幅操作されて残差時系列信号RS'が得られる。
生成部91は、符号列分解部21からの波形情報QEを逆量子化するとともに、逆量子化して、波形情報E'を復号する。そして生成部91は、この波形情報E'に基づいて低周波数成分時系列信号ES'を生成するとともに、それを残差時系列信号RS'に加算して、音響時系列信号SS'を生成する。
ここで生成される低周波数成分時系列信号ES'は、符号化装置31における波形情報E'に基づいて生成されるので、低周波数成分時系列信号ES'を、符号化装置と同じものとすることができる。
すなわち、符号化装置と復号装置で同じ低周波成分時系列信号を用いることができるので、適切な音響時系列信号SS'が生成される。
図16は、生成部91の構成例を示している。この生成部91には、図12の生成部52の生成部61の前段に、逆量子化/逆正規化部101が設けられている。
逆量子化/逆正規化部101は、符号列分解部21からの波形情報QEを逆量子化、逆正規化し、その結果得られた、符号化装置31で生成された波形情報Eに対応する波形情報E'を生成部61に出力する。
生成部61は、逆量子化/逆正規化部101からの波形情報E'に基づいて、低周波数成分時系列信号ES'を生成する。
また、上述した、図4の符号化装置31では、図17Aに示すような音響時系列信号SSが入力された場合、生成部32は、例えば、図17Bに示すように、時刻t1から時間Tの間(時刻t1から時刻t2まで)に入力された音響時系列信号SSを1つのブロック(ブロックA)として区分し、そして図17Cに示すように、時刻t2から時刻Tの間(時刻t2から時刻t3まで)に入力された音響時系列信号SSを1つのブロック(ブロックB)として区分するようになされていた。つまり、音響時系列信号SSは、重複しないように、区分されている。
しかしながら、上述したように、低周波数成分時系列信号ESの生成に利用する処理対象周波数fpは有限数、すなわち、その純音波形も有限数であることから、上述のように重複しないように区分された音響時系列信号SSに対する周波数分析結果によって、隣接するブロック間で不連続な低周波数成分時系列信号ESが生成される場合がある。すなわち、復号装置51で、適切な音響時系列信号SS'が生成されない場合がある。
そこで、符号化装置31を、例えば、図18に示すように、そして復号装置51を、図21に示すように構成することで、より適切な音響時系列信号SS'が生成されるようにすることができる。
図18の符号化装置31には、図4の符号化装置31の生成部32に代えて、音響時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)111が設けられている。
生成部111は、例えば、図19に示すように構成されている。すなわち、この生成部111には、図5の生成部32の周波数分析部41および生成部42の間に、波形情報保持部121が設けられている。
この場合、図示せぬ区分部により、音響時系列信号SSが、音響時系列信号SSの一部が重複するように、ブロックに区分される。
例えば、図20Aに示すような音響時系列信号SSについて、時刻t11から時間Tの間(時刻t11から時刻t13まで)に入力された音響時系列信号SSでは、ブロックAに区分され、時刻t11と時刻t13の中間の時刻である時刻t12から時間Tの間(時間t12から時間t14まで)に入力された音響時系列信号SSは、ブロックBに区分され、また時刻t12と時刻t14の中間の時刻である時刻t13から時間Tの間(時間t13から時間t15まで)に入力された音響時系列信号SSは、ブロックCに区分される。
周波数分析部41は、このように、一部が重複するように区分されたブロック内の音響時系列信号SSに対して周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報Eをそれぞれ生成し、波形情報保持部121に順次出力する。
波形情報保持部121は、周波数分析部41からの波形情報Eを、3ブロック分記憶し、それをまとめて生成部42に出力する。
具体的には、波形情報保持部121は、1ブロック分の波形情報Eが、周波数分析部41から入力されたとき、そのときまでに記憶していた3ブロック分の波形情報E(以下、波形情報保持部121に記憶されている3つの波形情報Eのうち、最も先に記憶された波形情報Eを、波形情報E1と、その次に記憶された波形情報Eを、波形情報E2と、そして最も後に記憶された波形情報Eを、波形情報E3と称する)のそれぞれを、生成部42に出力する。
そして波形情報保持部121は、保持していた波形情報E1を削除するとともに、波形情報E2として記憶していた波形情報を、波形情報E1として、波形情報E3として記憶していた波形情報Eを、波形情報E2として、そして周波数分析部41から入力された波形情報を、波形情報E3としてそれぞれ記憶する。
波形情報保持部121は、周波数分析部41から、波形情報Eが入力される度に、同様の動作を繰り返す。すなわち、生成部42には、それぞれ一部分が重複する音響時系列信号SSから生成された波形情報E1乃至E3が供給される。
生成部42は、はじめに、波形情報E1乃至E3のそれぞれに基づいて、例えば、図20B乃至図20Dに示す低周波数成分時系列信号ES1乃至ES3を生成する。
そして生成部42は、生成した低周波数成分時系列信号ES2(図20C)に、低周波数時系列信号ES2と時間軸上において重なる、低周波数成分時系列信号ES1の部分(図20Bで、実線で示されている部分)と、低周波数時系列信号ES2と時間軸上において重なる、低周波数成分時系列信号ES3の部分(図20Dで、実線で示されている部分)を足し合わせて合成し、その合成結果に、式(13)に示す窓関数W(t)をかけることで、図20Eの実線で示すような、低周波数時系列信号ESを生成し減算器43に出力する。
W(t)=0.5×(1―cos(2πt/L))…(13)
このようにして生成された低周波数成分時系列信号ESは、ブロック間で不連続にならない。
図21は、図18の符号化装置31で生成された符号列CDを復号する復号装51の構成例を示している。
この復号装置には、図11の復号装置51の生成部52に代えて、音響時系列信号生成部(以下、生成部と略称する)131が設けられている。その他の部分は、図11における場合と同様であるので、その説明は省略する。
生成部131は、例えば、図22に示すように構成されている。すなわち、生成部131には、図12の生成部61の前段に、波形情報保持部141が設けられている。
波形情報保持部141は、符号化装置31の生成部111の波形情報保持部121と同様に動作し、3ブロック分の波形情報E1乃至E3を保持するとともに、それらを生成部61に出力する。
生成部61は、符号化装置31の生成部111の生成部42と同様に動作し、波形情報保持部141から得られた3つの波形情報E1乃至E3に基づいて、低周波数成分時系列信号ES1乃至ES3をそれぞれ生成するとともに、生成した低周波数成分時系列信号ES1乃至ES3を、図20を参照して説明したように合成し、式(13)に示す窓関数W(t)をかけ、その結果得られた最終的な低周波数成分時系列信号ESを、加算器62に出力する。
また、上述した、図4の符号化装置31では、音響時系列信号SSを帯域分割することなく符号化していたが、帯域分割することで、符号化効率をより高めることができる。
そこで、符号化装置31を、例えば、図23に示すように、そして復号装置51を、例えば、図24に示すように構成することで、音響時系列信号SSを帯域分割して符号化することができる。
図23の符号化装置31は、残差時系列生成部32、振幅操作部11−1乃至11−4、スペクトル変換部12−1乃至12−4、正規化/量子化部13―1乃至13−4、および符号列生成部14、並びに生成部32の前段に設けられた帯域分割フィルタ151から構成されている。
帯域分割フィルタ151は、入力された音響時系列信号SSをたとえばPQF(Polyphase Quadrature Filter)やQMF(Quadrature Mirror Filter)を用いて4つの帯域に分割して、帯域信号FS1乃至FS4を生成し、帯域信号FS1を、生成部32に、帯域信号FS2を、振幅操作部11−2に、帯域信号FS3を、振幅操作部11−3に、そして帯域信号FS4を、振幅操作部11−4にそれぞれ出力する。
生成部32、振幅操作部11−1乃至11−4、スペクトル変換部12−1乃至12−4、正規化/量子化部13−1乃至13−4、および符号列生成部14は、図4における場合と同様に動作するので、その詳細な説明は省略するが、振幅操作部11−1は、生成部32からの残差時系列信号RSに対して振幅操作を行い、振幅操作部11−2乃至11−4は、帯域信号FS2乃至FS4に対して振幅操作を行う。
符号列生成部14には、生成部32からの波形情報E、振幅操作部11−1乃至11−4からの振幅操作情報G1乃至G4、並びに正規化/量子化部13−1乃至13−4からのスペクトル情報QF1乃至QF4、量子化情報Q1乃至Q4、および正規化情報N1乃至N4がそれぞれ供給され、符号列生成部14は、それらを順次符号化して、符号列を生成する。
図24の復号装置51は、図11の復号装置51の、1個の符号列分解部21、4個の逆量子化/逆正規化部22−1乃至22−4、4個の逆スペクトル変換部23−1乃至23−4、4個の逆振幅操作部24−1乃至24−4、および1個の生成部52、並びに1個の帯域合成フィルタ161により構成されている。
符号列分解部21は、入力された符号列CDを、4個のスペクトル情報QF1乃至QF4、4個の量子化情報Q1乃至Q4、4個の正規化情報N1乃至N4、および振幅操作情報G1乃至G4、そして1個の波形情報Eに分解し、スペクトル情報QF1乃至QF4、量子化情報Q1乃至Q4、および正規化情報N1乃至N4を、逆量子化/逆正規化部22−1乃至22−4に、4個の振幅操作情報G1乃至G4を、逆振幅操作部24−1乃至24−4に、そして波形情報Eを、生成部52に、それぞれ出力する。
逆量子化/逆正規化部22−1乃至22−4、逆スペクトル変換部23−1乃至23−4、逆振幅操作部24−1乃至24−4、および生成部52は、図11における場合と同様に動作するので、その詳細な説明は省略するが、生成部52は、音響時系列信号SS'を、逆振幅操作部24−2乃至24−4は、時系列信号GS2'乃至GS4'(それぞれ符号化装置31における帯域信号FS2乃至FS4に類似する信号)を、それぞれ帯域合成フィルタ161に出力する。
帯域合成フィルタ161は、例えばIPQF(Inverse Polyphase Quadrature Filter)やIQMF(Inverse Quadrature Filter)を用いて合成し、最終的な音響時系列信号SS'を生成して、外部の装置に出力する。
以上のように、特定の帯域信号(例えば、上述の実施例では帯域信号FS1)に対して、符号化装置31の生成部32での処理を施して、振幅操作が行われるようにし、他の帯域信号(例えば、帯域信号FS2乃至FS4)に対しては、従来のように符号化することができ、効率的に音響時系列信号SSを符号化することができる。
なお、本発明は、音声記録再生装置に適用できる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実現させることもできるが、ソフトウエアにより実現させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実現する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムがコンピュータにインストールされ、そのプログラムがコンピュータで実行されることより、上述した符号化装置31および復号装置51が機能的に実現される。
図25は、上述のような符号化装置31および復号装置51として機能するコンピュータ501の一実施の形態の構成を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)511にはバス515を介して入出力インタフェース516が接続されており、CPU511は、入出力インタフェース516を介して、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力部518から指令が入力されると、例えば、ROM(Read Only Memory)512、ハードディスク514、またはドライブ520に装着される磁気ディスク531、光ディスク532、光磁気ディスク533、若しくは半導体メモリ534などの記録媒体に格納されているプログラムを、RAM(Random Access Memory)513にロードして実行する。これにより、上述した各種の処理が行われる。さらに、CPU511は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース516を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなる表示部517に必要に応じて出力する。なお、プログラムは、ハードディスク514やROM512に予め記憶しておき、コンピュータ501と一体的にユーザに提供したり、磁気ディスク531、光ディスク532、光磁気ディスク533,半導体メモリ534等のパッケージメディアとして提供したり、衛星、ネットワーク等から通信部519を介してハードディスク514に提供することができる。
なお、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来の符号化装置及び復号装置の構成例を示すブロック図である。 振幅操作を説明する図である。 従来の符号化装置および復号装置の動作を説明する図である。 本発明を適用した符号化装置の構成例を示すブロック図である。 図4の低周波数成分時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 図4の低周波数成分時系列信号生成部の動作を説明するフローチャートである。 図6のステップS2の処理を説明する図である。 波形情報Eの例を示す図である。 本発明を適用した符号化装置の動作を説明する図である。 波形情報Eの他の例を示す図である。 本発明を適用した復号装置の構成例を示すブロック図である。 図11の音響時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した符号化装置の他の構成例を示すブロック図である。 図13の残差時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した復号装置の他の構成例を示すブロック図である。 図15の音響時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 図4の符号化装置の動作を説明する図である。 本発明を適用した符号化装置の他の構成例を示すブロック図である。 図18の残差時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 図18の符号化装置の動作を説明する図である。 本発明を適用した復号装置の他の構成例を示すブロック図である。 図21の音響時系列信号生成部の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した符号化装置の他の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した復号装置の他の構成例を示すブロック図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 振幅操作部, 12 スペクトル変換部, 13 正規化/量子化部, 14 符号列生成部, 21 符号列分解部, 22 逆量子化/逆正規化部, 23 逆スペクトル変換部, 24 逆振幅操作部, 31 符号化装置, 32 残差時系列信号生成部, 41 周波数分析部, 42 低周波数成分時系列信号生成部, 43 減算器, 51 復号装置, 52 音響時系列信号生成部, 61 低周波数成分時系列信号生成部, 62 加算器, 71 残差時系列信号生成部, 81 正規化/量子化部, 82 逆量子化/逆正規化部, 91 音響時系列信号生成部, 101 逆量子化/逆正規化部, 111 残差時系列信号生成部, 121 波形情報保持部, 131 音響時系列信号生成部, 141 波形情報保持部, 151 帯域分割フィルタ, 161 帯域合成フィルタ

Claims (8)

  1. 入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分手段と、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成手段と、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号から、前記波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成手段と、
    前記残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、前記残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作手段と、
    前記量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化手段と、
    前記波形情報、前記振幅操作情報、および前記量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成手段と
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  2. 入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分手段と、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成手段と、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号から、前記波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成手段と、
    前記残差信号を周波数成分に変換して量子化し、量子化信号を生成する量子化手段と、
    前記波形情報および前記量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成手段と
    を備えることを特徴とする符号化装置。
  3. 入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分ステップと、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形情報生成ステップと、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号から、前記波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成ステップと、
    前記残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、前記残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作ステップと、
    前記量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化ステップと、
    前記波形情報、前記振幅操作情報、および前記量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成ステップと
    を含むことを特徴とする符号化方法。
  4. 入力時系列信号を、所定の長さのブロックに区分する区分ステップと、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号に対して所定の周波数分析を行い、その分析結果に基づいて波形情報を生成する波形信号生成ステップと、
    前記ブロック内の前記入力時系列信号から、前記波形情報に基づく信号を除去して、残差信号を生成する残差信号生成ステップと、
    前記残差信号の振幅を分析し、その分析結果に基づく所定の振幅操作情報に従い、前記残差信号に対して所定の振幅操作を行って、量子化対象信号を生成する振幅操作ステップと、
    前記量子化対象信号を量子化して、量子化信号を生成する量子化ステップと、
    前記波形情報、前記振幅操作情報、および前記量子化信号を符号化して符号列を生成する符号列生成ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
  5. 時系列信号をブロック毎に符号化して生成した符号列を受け取って復号する復号装置において、
    前記符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解手段と、
    前記量子化信号を、逆量子化する逆量子化手段と、
    前記逆量子化された信号に対して、前記振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作手段と、
    前記波形情報に従って生成された信号と前記振幅操作された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成手段と
    を備えることを特徴とする復号装置。
  6. 時系列信号を符号化して生成した符号列を受け取って復号する復号装置において、
    前記符号列を、波形情報および量子化信号に分解する分解手段と、
    前記量子化信号を、逆量子化して逆周波数変換を施す逆周波数変換手段と、
    前記波形情報に従って生成された信号と前記逆周波数変換された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成手段と
    を備えることを特徴とする復号装置。
  7. 時系列信号をブロック毎に符号化して生成した符号列を受け取って復号する復号方法において、
    前記符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解ステップと、
    前記量子化信号を、逆量子化する逆量子化ステップと、
    前記逆量子化された信号に対して、前記振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作ステップと、
    前記波形情報に従って生成された信号と前記振幅操作された信号とに基づいて、時系列信号を生成する時系列信号生成ステップと
    を含むことを特徴とする復号方法。
  8. 時系列信号をブロック毎に符号化して生成した符号列を受け取って復号する復号装置を制御するコンピュータに、
    前記符号列を、波形情報、振幅操作情報、および量子化信号に分解する分解ステップと、
    前記量子化信号を、逆量子化する逆量子化ステップと、
    前記逆量子化された信号に対して、前記振幅操作情報に従い、符号化時とは逆の振幅操作を行って、振幅操作された信号を生成する逆振幅操作ステップと、
    前記波形情報に従って生成された信号と前記振幅操作された信号とに基づいて、符号化された時系列信号に対応する時系列信号を生成する時系列信号生成ステップと
    を含む処理を実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
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